JP5549175B2 - 手術機器 - Google Patents

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Description

本発明は、噴射口から流体を噴射する技術に関する。
近年では、手術の際に水や生理食塩水などの流体を加圧して術部に噴きつけることによ
り、流体の圧力によって術部を切開したり、血栓や腫瘍などの異物を除去する手術手法が
開発されている。こうした手術に用いる流体噴射装置では、ノズルの先端に設けられた噴
射口から流体が噴射されるようになっており、手術の際には、執刀医はノズルを手に取っ
て噴射口を術部に向けるとともに、噴射口から流体を噴射させることで、術部を切開した
り腫瘍などを切除することが可能である。
また、手術の際には流体を術部の正確な位置に噴射することが重要であるため、執刀医
は、通常、噴射口を術部に接近させた状態で流体を噴射する。もっとも、噴射した流体や
、術部を切開した際に出た血液などが術部の周囲に溜まると、術部が見え難くなって噴射
口を術部の正確な位置に近づけることが困難となる。そこで、噴射口の近傍に吸引ポンプ
に接続した吸引口を設けておき、噴射口を術部に近づけた際に噴射口の周囲の血液等を吸
引口から吸引して排除することにより、噴射口の周囲の視界を確保して正確な位置に流体
を噴射可能とする技術が提案されている(特許文献1)。
特開平6−90957号公報
しかし、提案されている技術では、吸引口の負圧が術部にも及んでしまうという問題が
あった。すなわち、噴射口の近傍に吸引口を設けていることから、噴射口を術部に近づけ
ると吸引口も術部に近づくので、吸引口の負圧が術部に作用してしまう。このため、負圧
によって術部が動いてしまったり、あるいは、術部が吸引口に吸い込まれて術部が傷つい
てしまう等の不都合が生じる。かといって、負圧が術部に及ばないように吸引口を噴射口
から遠ざけた位置に設けると、今度は噴射口の周囲の流体や血液等を吸引することが困難
となり、噴射口の周囲の視界を確保することが困難となってしまう。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、
流体や術部から出た血液等を吸引して噴射口の周囲の視界を確保可能としながらも、吸引
口の負圧が術部に及ぶのを回避可能とする技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の流体噴射装置は次の構成を
採用した。すなわち、
噴射口から流体を噴射する流体噴射装置であって、
前記噴射口から離れた位置に設けられ、負圧が印加される吸引口と、
前記噴射口の近傍と前記吸引口との間に設けられ、該噴射口の近傍の流体を、該流体の
表面張力によって吸い込むとともに、該吸引口に向けて移動させる流体通路と
を備えることを要旨とする。
かかる本発明の流体噴射装置では、吸引口が噴射口から離れた位置に設けられており、
吸引口と噴射口の近傍との間には、流体通路が設けられている。この流体通路は、噴射口
の近傍の流体を流体の表面張力によって吸い込むとともに、吸い込んだ流体を吸引口の方
向に移動させる。
流体の表面張力を利用して噴射口の近傍の流体を移動させてやれば、噴射口の近傍に負
圧を作用させなくても、流体を吸引口に移動させることができる。こうすれば、吸引口を
噴射口から離れた位置に設けても、噴射口の近傍の流体を吸引口で取り除くことができる
ので、吸引口を噴射口から離して吸引口の負圧が術部に作用するのを回避しながらも、噴
射口の近傍の流体を取り除いて噴射口の周囲の視界を確保することが可能となる。
尚、流体の表面張力によって流体を移動させることができるのは、次の理由による。す
なわち、流体には物体の表面に沿って広がる性質があるので(いわゆる濡れ性)、流体が
流体通路の内壁に接触すると内壁に沿って流体が広がり、流体の表面積が増加する。その
一方で、流体は表面張力によって表面積の増加を抑えようとする性質があるので、広がっ
た流体の表面を流体自身が覆うことで表面積を小さくしようとし、先に広がった方向に流
体全体が移動しようとする力が生じる。このように、表面張力に起因して流体が移動しよ
うとする力が生じるので、この力によって流体通路内の流体を移動させることが可能であ
る。したがって流体通路は、通路内の流体をこの力によって移動させることが可能であれ
ば、どのような通路を用いてもよい。例えば、流体を重力に逆らって上方(あるいは斜め
上方)に移動させる場合には、より狭く形成された流体通路を用いるものとしてもよい。
流体を重力に逆らいながら移動させる場合、流体を移動させる力と通路内の流体に働く重
力(通路内の流体の重さ)とがつり合うまで流体を移動させることができるが、狭い通路
を用いれば通路内の流体の重さを小さくすることができるので、通路内の流体を長い距離
に亘って移動させることが可能となる。こうすれば、吸引口を噴射口からより離して設け
ることができるので、術部に負圧が作用することで種々の不都合が生じる虞をより確実に
回避することが可能となる。
また、上述した本発明の流体噴射装置では、管状部材の先端に噴射口を設けておくとと
もに、噴射口から管状部材の軸方向に離れた位置で管状部材の外側面に沿って吸引口を設
けておくものとしてもよい。そして、管状部材の先端の近傍から吸引口が設けられた位置
の間の管状部材の外側面に溝を設けておき、この溝を流体通路として用いるものとしても
よい。
こうすれば、管状部材の外側面に溝を形成するだけで流体通路を設けることができるの
で、流体噴射装置の装置構成を簡素に保つことが可能となり、更には、流体噴射装置の製
造工程を簡素化することが可能となる。また、切除した生体組織の破片などの異物が付着
した場合であっても、簡単に取り除くことができるので、流体の除去能力を維持すること
が可能となる。
また、上述した本発明の流体噴射装置では、管状部材の先端に噴射口を設けるとともに
、管状部材の軸方向に噴射口から離れた位置で管状部材の外側面に沿って吸引口を設け、
更に、管状部材の先端の近傍から吸引口に向かう複数の繊維状の部材によって流体通路を
構成するものとしてもよい。
繊維状の部材は、繊維と繊維との間に通路が形成されるので、流体を表面張力によって
引き込むとともに、吸引口に向けて移動させることが可能である。こうすれば、繊維状の
部材を設けるだけで流体通路を形成することができるので、流体噴射装置の装置構成を簡
素に保つとともに、流体噴射装置の製造工程を簡素化することが可能となる。また、多数
の繊維状の部材により多数の流体通路を形成することができるので、噴射口の近傍の流体
をより効率よく吸引口に移動させることも可能となる。
尚、繊維状の部材は、噴射口の近傍から吸引口まで流体を移動させることができれば、
どのようなものでもよい。例えば、噴射口の近傍から吸引口まで届く長い繊維が複数集ま
って形成されているものとしてもよいし、あるいは、比較的短い繊維が噴射口の近傍から
吸引口まで敷き詰められるものとしてもよい。また、繊維の方向は、噴射口の近傍と吸引
口とを結ぶ方向に限られず、例えば、管状部材の外側面から外側に向かって繊維を立設さ
せるものとしてもよい。こうした場合も、繊維と繊維との間に通路が形成されるので、流
体の表面張力によって流体を移動させることが可能である。
また、上述した本発明の流体噴射装置では、繊維状の部材の噴射口側の先端を、管状部
材の先端位置よりも突出して設けるものとしてもよい。
こうすれば、噴射口を術部に近づけた際に、繊維状の部材を術部に押し付けて密着させ
ることができるので、術部に溜まった流体を繊維状の部材によって構成される流体通路に
より確実に吸い込むことが可能となる。また、繊維状の部材で噴射口を取り囲んでおけば
、流体を噴射した際に流体が術部に当たって生じる飛沫や、術部から流れ出した血液など
が周囲に飛散する事態を回避することも可能となる。
また、本発明の流体噴射装置では、流体を噴射する構成として、次の構成を採用しても
よい。すなわち、
噴射口から流体を噴射する流体噴射装置であって、
前記流体が供給されるとともに、接続流路を介して前記噴射口に接続された流体室と、
前記流体室の容積を変更することにより、前記噴射口から該流体室内の流体を脈動状に
噴射する脈動流噴射手段と
を備えるものとしてもよい。
ここで、流体を脈動状に噴射するとは、噴射される流体の流量または流速が変動を伴っ
た状態で流体が噴射されることを意味する。この流体を脈動状に噴射する態様には、流体
の噴射と停止とを繰り返しながら噴射する間欠噴射が含まれるが、流体の流量または流速
が変動していればよいため、必ずしも間欠噴射である必要はない。このように流体を脈動
状に噴射する場合、流体の流量あるいは流速を変動させながら流体を噴射することから、
流体を一定の流量(あるいは一定の流速)で噴射する場合に比べて、噴射する流体の総量
を少なく抑えることが可能である。こうすれば、噴射口の近傍に溜まる流体の量をより少
なくすることができるので、流体を吸引口に移動させて取り除くだけで、術部の視界を十
分に確保することが可能となる。
本実施例の流体噴射装置の装置構成を示した説明図である。 本実施例の流体噴射装置に備えられた噴射機構の詳細な構成を示した説明図である。 本実施例の流体噴射装置を用いて生体の術部を切除する様子を例示した説明図である。 本実施例の流体噴射装置のノズル部および流路管の詳細な構造を示した説明図である。 本実施例の流体噴射装置を用いて術部の周囲に溜まった流体や血液を除去する様子を示した説明図である。 ノズル部の端面にも溝部を設けた変形例のノズル部をノズル部の端面方向から見た様子を示した説明図である。 ノズル部の周囲に設けたブラシとブラシとの間の流路を用いて流体を移動させる変形例のノズル部を示した説明図である。 変形例のノズル部を用いて術部に溜まった流体を取り除く様子を示した説明図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施
例を説明する。
A.流体噴射装置の装置構成:
B.本実施例のノズル部:
C.変形例:
C−1.第1変形例:
C−2.第2変形例:
A.流体噴射装置の装置構成 :
図1は、本実施例の流体噴射装置の装置構成を示した説明図である。図示されている様
に、本実施例の流体噴射装置10は、生理食塩水や薬液などの流体が貯められた流体タン
ク150と、流体タンク150から流体を吸い上げる吸上げポンプ140と、吸上げポン
プ140が吸い上げた流体を加圧して流路管120に送り出す噴射機構100などから構
成されている。噴射機構100によって加圧された流体は、流路管120を通って流路管
120の先端に設けられたノズル部130に達し、ノズル部130の先端に設けられた噴
射口132から噴射される。こうした流体噴射装置10によって噴射される流体の圧力を
用いることにより、生体の術部を切除する手術を行うことが可能である。また、手術の際
に術部を切除するためには、流体を高い圧力で噴射して切除能力を高めることが望ましい
。このため、本実施例の流体噴射装置10は、次の様な構成の噴射機構100を備えてい
る。
図2は、本実施例の流体噴射装置に備えられた噴射機構の詳細な構成を示した説明図で
ある。図2(a)に示されている様に、噴射機構100は、吸上げポンプ140によって
流体が供給される供給流路106と、吸上げポンプ140から供給された流体が充填され
る加圧室102と、加圧室102から流路管120に向かって流体が押し出される噴射流
路108などから構成されている。加圧室102には、ピエゾ素子110が膜部材(いわ
ゆるダイアフラム)112を介して接続されており、ピエゾ素子110に電圧を印加して
ピエゾ素子を伸縮させることにより、膜部材112を駆動して加圧室102内の容積を変
化させることが可能となっている。
流体を噴射する際には、まず、図2(a)に白抜きの矢印で示されている様に、ピエゾ
素子110に電圧を印加してピエゾ素子110を収縮させ、加圧室102の容積を広げる
。このとき、図中に黒色の矢印で示されている様に、吸上げポンプ140によって加圧室
102に流体が供給されるので、加圧室102の容積を広げた状態でも加圧室102の中
を流体で満たすことができる。次いで、図2(b)に白抜きの矢印で示されている様に、
ピエゾ素子110を伸長させて加圧室102を圧縮する。
加圧室102には噴射流路108と供給流路106との2つの流路が接続されているが
、これらの流路は狭く形成されているので、ピエゾ素子110で加圧室102を圧縮する
ことで加圧室102内の流体の圧力を十分に高めることができる。この圧力により、加圧
室102内の流体は噴射流路108の方向に強く押し出され、その結果、噴射流路108
に接続されたノズル部130の先から流体を高い速度で噴射することが可能となる。また
、加圧室102内の流体は噴射流路108だけでなく供給流路106にも押し出されるが
、流路への流体の流れ込み易さは流路の長さや流路の断面積等によって定まるので、供給
流路106および噴射流路108の長さや断面積を適切に設定すれば、供給流路106に
流れ込む流体の量を噴射流路108に流れ込む流体の量よりも少なく抑えることが可能で
ある。これにより、加圧室102で加圧した流体の大半を噴射流路108に押し出して噴
射流路108に接続された噴射口132から高い速度で噴射することが可能となる。
流体滴を噴射した後は、再びピエゾ素子を収縮させ(図2(a)を参照)、その後にピ
エゾ素子110を伸長させれば(図2(b)を参照)、流体滴を再び噴射することができ
る。こうした動作を繰り返すことにより、本実施例の流体噴射装置10では、高速な流体
滴繰り返し噴射することが可能となっており、高速な流体滴の高い圧力を用いることで、
生体の術部を迅速に切除することを可能としている。
図3は、本実施例の流体噴射装置を用いて生体の術部を切除する様子を例示した説明図
である。図示されている様に、術部を切除する際には、ノズル部130の先端の噴射口1
32を術部に接近させた状態で流体を噴射する。こうすることにより、術部の正確な位置
に流体を噴射して術部の正確な位置を切除することが可能である。また、流体を噴射して
術部を切除すると、噴射した流体や切除した部分から流れ出した血液などが術部に溜まっ
てしまい、術部が見え難くなって術部の正確な位置に流体を噴射することが困難となる場
合がある。このため、本実施例の流体噴射装置10は、ノズル部130に接続された吸引
ポンプ160を備えており(図1を参照)、術部に溜まった流体や血液などをノズル部1
30の吸引口から吸引して取り除くことが可能となっている。
もっとも、吸引口をノズル部130の先端などの術部に近い位置に設けた場合、前述し
た様に、負圧が術部に作用してしまうので、吸引口が術部を吸引して術部を傷つけてしま
ったり、術部が動いてしまう等の不都合が生じる虞がある。このため、吸引口は術部から
ある程度離れた位置に設けることが望ましい。とはいえ、吸引口を術部から離れた位置に
設けた場合、術部に溜まった流体や血液を効率よく吸引することが困難となる。そこで、
本実施例の流体噴射装置10では、ノズル部130を次のような構成とすることにより、
吸引口を術部から離れた位置に設けて吸引口が術部を吸い込んでしまう事態を回避可能と
しながらも、術部に溜まった流体を効率よく除去可能としている。
B.本実施例のノズル部 :
図4は、本実施例の流体噴射装置のノズル部および流路管の詳細な構造を示した説明図
である。図4(a)に示されている様に、本実施例のノズル部130には、噴射口132
が設けられた端面から流路管120に向かって、複数の溝部134が設けられている。こ
の溝部134の溝は細く形成されており、流体が付着すると、いわゆる毛細管現象によっ
て流体を溝部134内に引き込むことが可能となっている。また、ノズル部130が接続
された流路管120は、図示されている様に、噴射機構100および噴射口132に接続
された噴射流路108と、吸引ポンプ160および吸引口164に接続された吸引流路1
62の2つの流路を備えている。このうち吸引流路162は、噴射流路108の外側を取
り囲んで設けられており、このため流路管120の端(図中の左側の端)の部分では、吸
引口164が、噴射流路108に接続されたノズル部130を取り囲んだ状態で開口して
いる。すなわち、本実施例の流体噴射装置10では、噴射口132が流体を噴射する方向
とは逆の方向に噴射口132から離れた位置に、吸引口164が設けられている。
図4(b)には、ノズル部130を図4(a)に白抜きの矢印で示した方向から見た様
子が示されている。図示されている様に、噴射口132の周囲を取り囲むように溝部13
4が設けられており、また、この方向から見ると、溝部134は吸引口164に取り囲ま
れた状態となっている。そして、上述した様に、溝部134は吸引口164の位置まで延
設されているので(図4(a)を参照)、吸引ポンプ160を駆動することにより、それ
ぞれの溝部134の吸引口164に接近した部分に負圧を印加することが可能である。こ
うした構成を用い、本実施例の流体噴射装置10では、術部の周囲に溜まった流体や血液
などを次のように除去する。
図5は、本実施例の流体噴射装置を用いて術部の周囲に溜まった流体や血液を除去する
様子を示した説明図である。図示されている様に、噴射口132を術部に近づけた状態で
流体を噴射すると、術部に流体が溜まっていき、やがて溜まった流体がノズル部130の
先端に接触する。ここで、ノズル部130の先端の噴射口132の周囲には溝部134が
設けられているので、術部に溜まった流体は溝部134内に進入する。すると、溝部13
4は細い流路になっているので、図中に白抜きの矢印で示されている様に、いわゆる毛細
管現象によって溝部134内の流体が溝部134内を伝って吸引口164の方向に移動す
る。こうして毛細管現象を利用して流体を吸引口164の近傍まで移動させてやれば、吸
引ポンプ160で吸引口164の近傍に負圧を発生させることにより、移動してきた流体
を溝部134から吸い出して取り除くことが可能となる。尚、溝部134は、流体を吸引
口164により確実に導くために、吸引口164の内部まで延びていることがより好まし
い。
尚、一般に毛細管現象とは、流体が流路の壁面に密着しようとする性質(いわゆる濡れ
性)と、流体の表面張力とによって、流体が重力に逆らう方向に移動する現象を呼ぶこと
が多いが、本明細書では、重力に逆らう方向に移動する現象に限らず、濡れ性と表面張力
とによって流体が移動する現象全般を毛細管現象と呼ぶ。
この様に、本実施例の流体噴射装置10では、術部に接近するノズル部130に細い溝
部134を設けておくことにより、術部に溜まった流体を毛細管現象を利用して移動させ
ている。こうすれば、毛細管現象によって流体を自発的に吸引口164に移動させること
ができるので、吸引口164を術部から離れた場所に設けても術部の流体を取り除くこと
が可能となる。また、吸引口164は溝部134の上端の部分で開口しているので、溝部
134の上端の一部分のみに負圧が印可され、術部に接近する溝部134の下端付近には
負圧が印加されない。このため、負圧によって術部を吸い込んでしまう虞を確実に回避す
ることが可能となる。
更に、溝部134の上端の一部分のみに負圧を印加しておけば、溝部134の全体には
負圧を印加しなくても、次の理由から、溝部134内の流体を迅速に取り除くことが可能
であり、延いては、術部に溜まった流体を迅速に除去することが可能となっている。すな
わち、吸引口164が溝部134の上端の一部分に負圧を及ぼしてその部分の流体を取り
除くと、毛細管現象により、取り除かれた流体の分だけ、溝部134内の流体が吸引口1
64の方向に即座に移動する。これにより、吸引口164の負圧がおよぶ範囲の中に溝部
134内の流体が再び入るので、吸引口164は流体を再び吸引して取り除くことが可能
となる。そして、吸引口164が流体の一部を取り除けば、それに起因して溝部134内
の流体が再び吸引口164の方向に移動するので、吸引口164の方向に向かって流体が
次々と流れていく。
このように、溝部134内の流体の一部を取り除けば、それを契機として溝部134内
の流体を吸引口164の方向に向かって流れさせることが可能となる。これにより、溝部
134の一部分にのみ負圧を印加しているにもかかわらず、溝部134内の流体全体を吸
引口164で取り除くことが可能となる。そして、流れてきた流体を吸引口164で順次
取り除くことにより、溝部134内に生じた流体の流れを維持することができるので、術
部の流体を吸引口164へと次々と移動させることが可能となる。これにより、術部の流
体を迅速に除去することが可能となる。
また、流体は表面張力によって互いに結合しようとする性質があることから、上述した
毛細管現象によって吸引口164の方向に移動しようとする力だけでなく、吸引口164
に吸引された流体に引かれて吸引口164の方向に移動しようとする力も働く。すなわち
、溝部134内の流体の一部分に負圧を及ぼしてその一部分を吸引すると、溝部134内
の流体が互いに結合しようとすることから、吸引された部分に引っぱられて溝部134内
の流体全体に吸引口164の方向に引き寄せられる力が及ぶ。そして、溝部134内の流
体全体が吸引口164に引き寄せられると、今度は、術部にたまった流体が、溝部134
内の流体に引っぱられて溝部134内に引き込まれる。
このように、溝部134の上端の一部分に負圧を印加すれば、流体が互いに結合しよう
とする性質により、溝部134内の流体全体に負圧を及ぼすことが可能であり、更には、
溝部134内の流体を介して、術部に溜まった流体に間接的に負圧を及ぼすことが可能と
なる。こうして術部の流体を毛細管現象により移動させることに加えて、溝部134を介
して術部の流体に間接的に負圧を及ぼすことによって、術部に溜まった流体を迅速に移動
させて吸引口164で迅速に除去することが可能となる。
もちろん、こうした毛細管現象によって移動しようとする性質や、表面張力によって結
合しようとする性質は、流体のみが有する性質なので、術部自体が吸引口164に引き寄
せられてしまうことはない。こうした流体のみが有する性質を利用することにより、本実
施例の流体噴射装置10では、術部を吸引してしまう虞を確実に回避しながらも、術部に
溜まった流体を迅速に除去可能としている。
更に、本実施例の流体噴射装置10では、噴射口132を取り囲むように溝部134を
設けていることから(図4を参照)、術部に溜まった流体を効率良く溝部134内に取り
込むことが可能となっている。すなわち、術部に溜まる流体は、噴射口132から噴射さ
れた流体や、切除された部分から流出した血液や体液なので、噴射口132を中心に周囲
に広がりながら溜まっていく。そこで、噴射口132の周囲を溝部134で取り囲んでお
けば、流体が周囲に広がる際に流体を溝部134内に取り込むことができる。これにより
、術部に溜まった流体を溝部134内に確実に取り込むことが可能となり、その結果、術
部の流体や血液などをより確実に吸引口164に移動させて迅速に取り除くことが可能と
なる。
以上に説明した様に、本実施例の流体噴射装置10では、噴射口132の近傍から吸引
口164までの間に溝部134を設けておくことにより、術部に溜まった流体を、毛細管
現象を利用して吸引口164まで移動させている。このため、吸引口164が術部から離
れていても、術部に溜まった流体を吸引口164によって除去することが可能となってい
る。また、流体が表面張力によって互いに結合しようとする性質を利用することで、術部
の流体に間接的に負圧を印加して、流体を吸引口164に移動させている。もちろん、毛
細管現象によって移動しようとする性質や、表面張力によって互いに結合しようとする性
質は流体のみが持つ性質なので、こうした流体固有の性質を用いれば、術部自体を吸引し
てしまう虞はない。そして、吸引口164に移動した流体を吸引口164で吸引すること
により、術部に溜まった流体を次々と取り除くことが可能となっている。これにより、術
部を吸い込んで術部を傷つけてしまう虞を回避可能としながらも、術部の流体を迅速に除
去して術部の視界を確実に確保することを可能としている。
尚、本実施例の流体噴射装置10では、前述した様に、加圧室102を圧縮することに
よって流体を高い速度で噴射することが可能となっている(図2を参照)。このため、流
体を連続して噴射しなくても十分な切除能力を得ることが可能であり、延いては、流体を
連続して噴射するのではなく、流体を脈動状に噴射することで、流体の総量を少なく抑え
ることも可能である。こうすれば、術部に溜まる流体をより少なく抑えることができるの
で、術部の流体を溝部134によって吸引口164に移動させて取り除くだけで、術部の
視界を十分に確保することが可能となる。尚、本実施例では、流体を脈動状に噴射すると
は、流体の流れる方向は一定でありながらも、流体の流量あるいは流速が周期的または不
定期な変動を伴った状態で流体が噴射されることを意味する。このように流体を脈動状に
噴射する場合、流体の流量あるいは流速を変動させながら流体を噴射することから、流体
を一定の流量あるいは一定の流速で噴射する場合に比べて、噴射する流体の総量を少なく
抑えることが可能である。このため、術部に溜まる流体を溝部134によって吸引口16
4に移動させて取り除くだけで、術部の視界を十分に確保することが可能となる。
C.変形例 :
以下では、前述した実施例の変形例について説明する。尚、以下の変形例では、上述し
た実施例と同様の構成部分については実施例と同様の符号を付し、また、同様の構成部分
については詳細な説明を省略する。
C−1.第1変形例 :
前述した実施例では、ノズル部130の側面に溝部134が設けられているものとして
説明した(図4を参照)。しかし、ノズル部130の側面に加えて、ノズル部130の端
面にも溝部を設けることとしてもよい。
図6は、ノズル部の端面にも溝部を設けた変形例のノズル部を、ノズル部の端面方向か
ら見た様子を示した説明図である。図示されている様に、変形例のノズル部130では、
噴射口132が設けられた端面に細い端面溝136が設けられており、また、これらの端
面溝136は、ノズル部130の側面に設けられた溝部134に接続されている。噴射口
132を術部に接近させた際には、ノズル部130の端面が術部に最も接近するので(図
5を参照)、このように端面に端面溝136を設けておけば、術部に溜まった流体を、端
面溝136を介して溝部134に確実に取り込むことが可能となる。また、端面溝136
は術部に溜まった流体に対して広く開口しているので、溜まった流体を効率よく取り込む
ことが可能である。更に、術部に溜まる流体は、噴射口132を中心として周囲に広がり
ながら溜まることから、端面溝136を噴射口132の近傍まで延設しておけば、流体が
術部に僅かでも溜まれば、溜まった流体を直ちに端面溝136に取り込んで取り除くこと
ができる。このため、僅かな量の流体であっても取り除くことが可能であり、その結果、
術部の視界をより確実に確保することが可能となる。
C−2.第2変形例 :
前述した実施例の流体噴射装置では、ノズル部130の周囲に溝部134を設けておき
、溝部134によって流体を吸引口164に移動させるものとして説明した。しかし、ノ
ズル部130の周囲に多数のブラシを設けておき、ブラシとブラシとの間に形成される流
路によって流体を吸引口164に移動させるものとしてもよい。
図7は、ノズル部の周囲に設けたブラシとブラシとの間の流路を用いて流体を移動させ
る変形例のノズル部を示した説明図である。図7(a)に図示されている様に、変形例の
ノズル部130では、ノズル部130の周囲に多数のブラシ138が設けられており、図
7(a)に白抜きの矢印で示した方向から見ると、これらのブラシ138は噴射口132
を取り囲んだ状態となっている(図7(b)を参照)。また、図7(a)に示されている
様に、ブラシ138は、先端部分が噴射口132の位置よりも前方(図7(a)の左側の
方向)に突出した状態で設けられている。更に、各ブラシ138のもう一方の端は、流路
管120の端面に設けられた吸引口164に接続されており、ブラシ138の端の部分に
吸引口164の負圧を印加することが可能となっている。尚、変形例のノズル部において
も、噴射口132が流体を噴射する方向とは逆の方向に噴射口132から離れた位置に、
吸引口164が設けられている。
図8は、変形例のノズル部を用いて術部に溜まった流体を取り除く様子を示した説明図
である。ノズル部130にブラシ138を設けた場合、ブラシ138とブラシ138との
間の隙間が微細な流路になるので、図中に白抜きの矢印で示されている様に、術部に溜ま
った流体を毛細管現象によって吸引口164の方向に移動させることができる。また、ブ
ラシ138を柔らかい部材で形成しておくことにより、図示されている様に、ブラシ13
8の先端を術部に押し付けることで、ブラシ138の先端部分を術部の周囲に広げること
ができる。こうすると、ブラシ138とブラシ138との間にブラシ138の側面から流
体を取り込むことができるので、流体を取り込む部分の面積を大きくして流体を効率よく
取り込むことが可能となる。
更に、術部に押し付けられて曲げられたブラシ138は、弾性力によって元の形状に戻
ろうとするので、その力によってブラシ138を術部に確実に密着させることができる。
このため、術部の流体を逃がさずにブラシ138とブラシ138との間に確実に取り込む
ことが可能となる。加えて、ブラシ138で噴射口132の周囲を取り囲むとともに、ブ
ラシ138を術部に密着させてやれば、流体が術部に当たる際に生じる流体の飛沫や、術
部から噴出する血液の飛沫などが周囲に飛び散るのを防ぐことができるので、術部の周囲
の視界をより確実に確保することが可能となる。
尚、ブラシ138の先端は適度に丸まっているものとしてもよい。こうすれば、ブラシ
138を術部に押し付けた際に、ブラシ138の先端で術部を傷つけてしまう虞をより確
実に回避することが可能となる。
また、ブラシ138がノズル部130の側面に当接する部分を、ノズル部130の側面
に固着することとしても良い。こうすれば、ブラシ138が吸引口164から吸引されて
しまうことを防ぐことが可能となる。また、こうすれば、ブラシ138が外側に広がるの
を抑制することができるので、ノズル部130の先端から吸引口164までの間に亘って
、ブラシ138とブラシ138との間隔を狭い状態で維持することが可能となり、その結
果、術部に溜まった流体を効率よく吸引口164に移動させることが可能となり、術部の
周囲の視野をより良好に保つことが可能となる。
このようなブラシを用いた変形例に対し、ノズル部130の側面に溝部134を設けた
前述の実施例では、ノズル部130に溝を形成するだけでよいので、ノズル部130をよ
り容易に製造することが可能である。また、ブラシ等の部材を新たに備える必要がないの
で、装置構成を簡素に保つことも可能である。
以上、本実施例の流体噴射装置について説明したが、本発明は上記すべての実施例およ
び変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施
することが可能である。例えば、本実施例では流体を脈動状に噴射するものとして説明し
たが、流体を脈動状に噴射する態様に限られず、どのような態様で噴射してもよい。いず
れの態様で流体を噴射した場合も、術部に溜まった流体を溝部134によって移動させる
ことができるので、吸引口を術部から離れた位置に設けることで術部に負圧が作用するの
を回避しつつも、術部の流体を吸引口で取り除いて術部の視界を確保することが可能とな
る。
10…流体噴射装置、 100…噴射機構、 102…加圧室、
106…供給流路、 108…噴射流路、 110…ピエゾ素子、
112…膜部材、 120…流路管、 130…ノズル部、
132…噴射口、 134…溝部、 136…端面溝、
138…ブラシ、 140…吸上げポンプ、 150…流体タンク、
160…吸引ポンプ、 162…吸引流路、 164…吸引口

Claims (7)

  1. 噴射口から流体を噴射して生体組織を切開または切除するための手術機器であって、
    前記噴射口を有する管状部材と、
    前記管状部材の外側に配置された流路管と、
    前記管状部材に形成された溝と、
    前記溝と前記管状部材と前記流路管との間に形成された吸引口と、
    前記吸引口が前記噴射管の先端より後退した位置に配置された手術機器
  2. 請求項1に記載の手術機器であって、
    前記溝は、前記噴射口の近傍から前記流路管の内部までの間に設けられた手術機器
  3. 請求項1または請求項2の記載の手術機器であって、
    前記溝は、前記噴射口を取り囲むように設けられた手術機器
  4. 噴射口から流体を噴射して生体組織を切開または切除するための手術機器であって、
    前記噴射口を有する管状部材と、
    前記管状部材の外側に配置された流路管と、
    前記管状部材に設けられた複数の繊維状部材と、
    前記繊維状部材と前記流路管との間に形成された吸引口と、を備えた手術機器
  5. 請求項4に記載の手術機器であって、
    前記繊維状部材は、弾性を有する部材である手術機器
  6. 請求項4または請求項5に記載の手術機器であって、
    前記繊維状部材は、先端が半球形状である手術機器
  7. 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の手術機器であって、
    前記繊維状部材は、前記噴射口よりも噴射する方向に向かって突出した位置に先端が設けられた手術機器
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