JP5547464B2 - フィルムモードまたはカメラモードの検出方法 - Google Patents

フィルムモードまたはカメラモードの検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、ビデオ信号の処理に関し、より具体的にはビデオフレームシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出方法に関する。
現代のテレビジョンでは伝統的に、フィルムモードの検出を使用して、画質を改善するために受信した画像に適用する処理を決定している。それらの処理では、表示されるフレームの周波数が60Hz未満のときにテレビ画面に現れるフリッカ現象(flicker effect)を抑えるために、受信したフレームシーケンスをより高い周波数を有するフレームシーケンスに変換することが特に知られている。このために、入力周波数が50Hzの場合において、フレーム周波数を2倍にして100Hzとなるようにすることが当技術分野で知られている。この周波数の変換は、例えば、図1に示されるように入力シーケンスのフレームを複製することである。この例において、変換されるべきシーケンスは、ABCとして示される3つのフレームを含む。第1のフレームは画像Aを表し、第2のフレームは画像Bを表し、第3のフレームは画像Cを表す。複製操作は、この3フレームのシーケンスを、2倍の周波数を有する6フレームのシーケンス、AABBCCに変換することである。変換されたシーケンスの2つの第1のフレームは同一であり、画像Aを表す。同様に、続く2つのフレームは画像Bを表し、最後の2つのフレームは画像Cを表す。この複製操作により、この新しいシーケンスを表示している間はフリッカ現象を抑えることはできるが、表示された画像に動き(motion)が含まれるときはジャダ現象(judder effect)が生じる。
このジャダ現象を除去するために、従来の技術では図2に示されるように、追加されたフレームの動きを補償することが知られている。この図で図示されている例では、入力シーケンスにおいて画像Aを表している1つのフレームが、出力シーケンスでは、画像Aを表すフレームと動き補償された画像A’を表すフレームとに変換される。画像A’を生成するために、画像Aと、画像Bである次の画像との間の動きを予測し、これらの2つの画像間で予測された動きに基づいて、中間画像であるA’が作成される。同様に、画像Bを表すフレームは、出力シーケンスにおいて画像Bを表すフレームと動き補償された画像B’を表すフレームとに変換され、画像Cを表すフレームは出力シーケンスにおいて画像Cを表すフレームと動き補償された画像C’を表すフレームとに変換される。この動き補償を行う周波数の増大はフリッカ現象を抑えることを可能にしつつ、シーケンスにおける動きの変化を一定に保つことも可能にする。
しかしながら、このタイプの処理(動き補償を行う、または行わない周波数の増加)は、入力シーケンスが複製されたフレームを含まないときのみ、例えば、そのシーケンスがフィルム形式(1秒当たり24または25画像)またはカメラ形式(1秒当たり50または60画像)であるときのみ有効である。
特に、この処理は、元々はフィルム形式(1秒当たり24または25画像)の入力シーケンスが、テレビジョンに表示するために、2:2プルダウン変換型または3:2プルダウン変換型の形式変換によってテレシネストリーム(1秒当たり50または60画像)に変換されているときには適用できない。2:2プルダウン変換は、1秒当たり25画像(フィルム形式)から1秒当たり50画像(PAL/SECOM形式)にするのに使用される。この変換では各入力フレームを複製する。3:2プルダウン変換は、1秒当たり24画像(フィルム形式)から1秒当たり60画像(NTSC形式)にするのに使用される。
連続する入力フレームの各対(pair)は、次いで5つの出力フレームに変換され、3つの第1の出力フレームはその対の第1の入力フレームに等しく、他の2つの出力フレームは、その対の第2の入力フレームに等しい。以下の説明において、フィルムモードのビデオフレームシーケンスは、このタイプのビデオフレームシーケンス、すなわち元々はフィルムモードであったがスクリーンへの表示のために変換されて現在は複製されたフレームを含んでいるビデオフレームシーケンスを指し、について言及され、ビデオモードまたはカメラモードのビデオフレームシーケンスは、複製されたフレームを含まないカメラ形式のビデオフレームシーケンスを指す。
上記に関して、(複製されたフレームを含む)フィルムモードのシーケンスに対して、フリッカを減少させるために適用される処理では、フィルムモードのフレームシーケンスが(動き補償なしで)単に複製されるとき、既に複製されたフレームの複製があるので多くのジャダを発生することが容易に理解される。このジャダの問題は、追加されたフレームが動き補償されたときにも存在する。なぜなら、それらのフレームの一部について、動き予測が、一方が他方の複製である2つの等しいフレーム間で行われるためである。このため、この動き予測は意味のないものとなり、動き補償は役に立たない。
したがって、例えば、フリッカ現象を減少させる前述のような処理を適用する前に、処理されるべきフレームシーケンスのモード、すなわちフィルムモードまたはカメラモードを検出することが重要である。シーケンスのフィルムモードのタイプ(フィルムモード2:2、またはフィルムモード3:2)を判断して、該シーケンスにおいて、フィルム形式(1秒当たり24または25画像)の元のシーケンスのフレームに対応するフレームであって、そのフレーム間で動き予測および動き補償が適切に実行可能なフレームを識別することも興味深い。
フィルムモードの検出方法は従来技術において知られている。それらの方法は全て、動き予測または変位フレーム差分(DFD:Displaced Frame Difference)に基づいており、少なくとも1つのビデオフレームの完全な記憶を必要とする。フィルムモードの検出がFPGA(Field Programmable Gate Array)タイプのプログラマブル回路によって実行されるとき、該ビデオフレームを記憶するために外部メモリをFPGA回路に追加する必要がある。
本発明の目的は、少量のデータのみの記憶を必要とし、該データをFPGA回路の内部メモリに記憶することが可能なビデオフレームシーケンスのフィルムモードの検出方法を提供することである。
このような目的のために、本発明は、少なくとも3つの連続するビデオフレームを含むシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードを検出する方法に関し、その方法は、
各ビデオフレームのビデオレベルのヒストグラムを決定するステップと、
上記シーケンスのビデオフレーム毎に、該ビデオフレームのヒストグラムとその次のビデオフレームのヒストグラムとの間のヒストグラム差分(histogram difference)を表す値である、ヒストグラム差分値(histogram difference value)を計算するステップと、
上記シーケンスのビデオフレーム毎の上記ヒストグラム差分値を少なくとも1つの比較値と比較して、ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームとその次のビデオフレームとの特性差(character difference)の有無を表す値である、差分パラメータを生成するステップと、
上記シーケンスのビデオフレーム毎の差分パラメータの値によって形成されるパターンを複数の所定のパターンと比較して、ビデオフレームの上記シーケンスについて、フィルムまたはカメラであるモードを識別する、モード情報を生成するステップと
を備える。
この方法では主に、各ビデオフレームのヒストグラム差分の計算のステップには、2つのヒストグラムの記憶が要求とされる。各ヒストグラムのサイズはキロバイト程度であり、したがって、2つのヒストグラムをFPGAタイプのプログラマブル回路にローカルに格納することができる。
有利には、上記モード情報は、シーケンスのフィルムモードのタイプ、例えば、フィルムモード2:2(最初はフィルム形式であって、2:2ブルダウン変換によって変換されたシーケンス)、またはフィルムモード3:2(最初はフィルム形式であって、3:2ブルダウン変換によって変換されたシーケンス)も識別する。
有利には、モード情報は、シーケンスのビデオフレーム毎に生成され、また、該モード情報は、考慮されるビデオフレームが、複製されたビデオフレームであるか否かも識別する。
特定の実施形態によれば、現在のビデオフレームに対する上記少なくとも1つの比較値は、
その前のビデオフレームのヒストグラム差分値と、
その次のビデオフレームのヒストグラム差分値と、
所定の閾値と
を含むグループに属する値である。
特定の実施形態によれば、現在のビデオフレームのヒストグラム差分値は、
ビデオレベル毎に、現在のビデオフレームにおける該ビデオレベルの発生値とその次のビデオフレームにおける該ビデオレベルの発生値(occurrence value)との間の差分を計算して、上記ビデオレベル各々についての発生差分を生成することと、
全てのビデオレベルの発生差分の絶対値を合計して、現在のビデオフレームについてヒストグラム差分値を生成することと
によって決定される。
変形形態によれば、現在のビデオフレームのヒストグラム差分値は、
0からNの間のビデオレベルi毎、および−nからnの間のオフセット値j毎に、現在のビデオフレームにおけるビデオレベルiの発生値と次のビデオフレームにおけるビデオレベルi+jの発生値との間の差分を計算して、ビデオレベルi毎に最大2n+1の発生差分を生成することと、
ビデオレベルi毎に、上記2n+1の発生差分から、発生差分の最小の絶対値である、最小発生差分を選択することと、
全てのビデオレベルの最小発生差分を合計して、現在のビデオフレームの上記ヒストグラム差分値を生成することと
によって決定される。
この変形の実施形態は、次のビデオフレームのビデオレベルオフセットに対して現在のビデオフレームの可能なビデオレベルオフセット、またはその逆を克服することができる。
差分パラメータを生成する比較ステップを異なる方法で実現することもできる。
一実施形態によれば、ヒストグラム差分値は、ヌルでない所定の閾値と比較される。該所定の閾値は、ビデオフレームに含まれるピクセルの数と、上記ビデオフレームを割り当てる所定の最大ノイズとの関数であり、考慮されるビデオフレームのヒストグラム差分値が上記所定の閾値より大きい場合、該考慮されるビデオフレームの類似パラメータ(resemblance parameter)に第1の値、例えば値「1」が割り当てられ、そうでない場合は、第2の値、例えば値「0」が割り当てられる。その差分の第1のちは、該考慮されるビデオフレームが次のビデオフレームと異なることを示し、類似パラメータの第2の値は、該考慮されるビデオフレームが次のビデオフレームと全く同じであることを示す。この実施形態において、類似パラメータの決定は閾値に非常に依存し、閾値はその所定の最大ノイズに非常に依存している。
閾値を用いない実施形態においては、現在のビデオフレームの差分パラメータを判断するために、上記現在のビデオフレームのヒストグラム差分値を、その前のビデオフレームのヒストグラム差分値およびその次のビデオフレームのヒストグラム差分値と比較し、上記現在のビデオフレームの上記ヒストグラム差分値が、上記次のビデオフレームの上記ヒストグラム差分値より大きく、同時に上記前のビデオフレームの上記ヒストグラム差分値より大きい場合、第1の値、例えば値「1」を上記現在のビデオフレームの差分パラメータに割り当てて、そうでない場合は、第2の値、例えば値「0」を割り当てる。前述の実施形態のように、類似パラメータ値は、考慮されるビデオフレームがその次のビデオフレームと異なることを示し、第2の類似パラメータ値は、考慮されるビデオフレームがその次のビデオフレームに全く同じであることを示す。
有利には、本発明の本方法は、ビデオレベルヒストグラムの決定のステップの前に、ビデオコンテンツを平滑化(smooth)して検出におけるビデオフレーム内のノイズコンテンツの影響を減少させるために、シーケンスのビデオフレームを空間フィルタリング(spatial filtering)するステップも備える。
有利には、本発明の本方法は、差分パラメータによって形成されたパターンと所定のパターンとの比較のステップの前に、上記差分パラメータのシーケンスを時間フィルタリング(temporal filtering)するステップも備える。
特定の実施形態によれば、上記シーケンスのビデオフレーム毎に、そのビデオフレームがソースビデオフレームであるか否かを示すビットを含むモード情報を生成する。
最後に、本発明の他の目的は、前述の方法を実施する装置である。特に、本発明はまた、少なくとも3つの連続したビデオフレームを含むシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出のための装置に関し、該装置は、
ビデオフレーム毎のビデオレベルのヒストグラムを決定する第1の計算回路と、
シーケンスのビデオフレーム毎に、該ビデオフレームのヒストグラムとその次のビデオフレームのヒストグラムとの間のヒストグラム差分を表す値であるヒストグラム差分値を計算する第2の計算回路と、
シーケンスのビデオフレーム毎のヒストグラム差分値を少なくとも1つの比較値と比較して、該ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームとその次のビデオフレームとの特性差の有無を表す値である差分パラメータを生成する、第1の比較回路と、
シーケンスのビデオフレームの差分パラメータの値によって形成されるパターンを複数の所定のパターンと比較して、ビデオフレームの上記シーケンスのフィルムモードまたはカメラモードを識別するモード情報(MODE)を生成する、第2の比較回路と、
上記第1の計算回路、上記第2の計算回路、上記第1の比較回路、および上記第2の比較回路を制御する制御ユニットと
を備えることを特徴とする。
添付の図面を参照することで、本発明が良く理解され、本発明の2つの現在好適な特定の実施形態に関する以下の詳細な説明における他の目的、詳細、特性、および利点がより明確になるであろう。
表示中のフリッカ現象を減少させるためにビデオフレームのシーケンスに適用される、該シーケンスの該ビデオフレームを複製する処理を示す図である。 表示中のフリッカ現象を減少させるためにビデオフレームのシーケンスに適用される、シーケンスのビデオフレームの複製と動き補償をする処理を示す図である。 本発明の方法のステップのフローチャートである。 4つのビデオフレームのシーケンスに適用されるときの本発明の方法のステップを示す図である。 図3の方法のヒストグラム差分の計算ステップの実施形態を示す図である。 図3の方法の発生差分パラメータの生成ステップの実施形態を示す図である。 本発明の方法を実施することができる装置を示す図である。
本説明の次の部分では、ビデオフレームという用語は、画像または画像の一部(例えば、インターレース走査の場合は半分の画像)に対応するフレームを指すように使用される。このビデオフレームは、フィルムモードまたはカメラモードに関わらず、シーケンスに属することができる。
さらに、上述のように、フィルムモードのビデオフレームのシーケンスは、2:2または3:2形式変換に続いて複製された1または複数のフレームを含む、フレームシーケンスを指す。当然、2:3または3:2:3:2:2などの他の形式変換も存在するが、ここでは、3:2または2:2のフィルムモードのシーケンスの検出に限定している。ビデオモードまたはカメラモードのビデオフレームのシーケンスは、複製されたフレームを含まないカメラ形式のビデオフレームのシーケンスを指す。
最後に、ソースビデオフレームは、フィルム(1秒当たり24または25画像)を形成するビデオフレームのシーケンスからの非複製ビデオフレーム、またはビデオ形式(1秒当たり50または60画像)の非複製ビデオフレームを指す。
本発明によると、シーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出は、分析すべきシーケンスのビデオフレームに関するビデオレベルのヒストグラムの計算および比較に基づいている。
本発明の方法のステップを示すフローチャートが図3に示されている。これらのステップは、図4に表された実施形態によっても示されている。この例において、本方法は、T,T+1,T+2,T+4として示される4つの連続したビデオフレームに適用されている。
E1として示される第1のステップによれば、シーケンスのビデオフレーム毎にビデオレベルのヒストグラムが決定される。したがって、ビデオレベル毎に、考慮中のビデオフレーム内におけるその発生が決定される。ビデオレベルが8ビットで符号化されるとき、特定のビデオレベルにそれぞれ関連付けられる256の発生値が得られる。図4の例においては、4つのビデオフレームの各々のビデオレベルのヒストグラムが計算される。HT,HT+1,HT+2,HT+3として示される4つのヒストグラムが得られる。
E2として示される第2のステップによれば、考慮中のビデオフレームと次のビデオフレームのヒストグラムとの間の差分を表す値がビデオフレーム毎に計算される。ヒストグラム差分値と呼ばれるこの値は、フレームTについてDTと示され、例えば、以下により得られる。
Figure 0005547464
ここで、HT(i)は、ビデオフレームTのヒストグラムHTにおけるビデオレベルiの発生値であり、HT+1(i)は、ビデオフレームT+1のヒストグラムHT+1におけるビデオレベルiの発生値である。
本例および以下の説明においては、ビデオフレームのビデオレベルは、8ビットで符号化され、0〜255の間の値を有するものとする。
したがって、ビデオレベルi毎に、現在のビデオフレームにおけるビデオレベルiの発生値HT(i)と、次のビデオフレームにおける上記ビデオレベルiの発生値HT+1(i)との間の差分が計算される。この発生値の差分HT(i)−HT+1(i)を全てのビデオレベルについて計算し、次いで、その全ての発生値の差分の絶対値を加算することにより、ビデオフレームTのヒストグラム差分の値を生成することができる。
ビデオフレームTとビデオフレームT+1のヒストグラムの内容(contents)が非常に類似する場合、または同一の場合、値DTは小さくなるか、またはヌル(null)となる。
図4の例では、ステップE2によって、ビデオフレームT,T+1,T+2について、それぞれDT,DT+1,DT+2と示される3つのヒストグラム差分値が得られる。
変形の実施形態によれば、ヒストグラム差分の値DTは、ノイズを打ち消すために別の方法で計算され、あるビデオフレームのビデオレベルを別のビデオフレームに対してオフセットする。この変形形態では、ビデオレベルi毎に、フレームTにおける発生値とフレームT+1における発生値との間の差分だけでなく、フレームTにおける発生値とフレームT+1において隣接するビデオレベルi+jの発生値との差分も計算し、最小の差分値のみを保持する。最近傍のビデオレベル(すなわち、レベルi−1とi+1)に限定すると、ヒストグラム差分は次の式によって表される。
Figure 0005547464
この変形形態を図5の例で示す。フレームTのビデオレベル102対するヒストグラム差分を計算するために、|HT(102)−HT+1(102)|,|HT(102)−HT+1(103)|および|HT(102)−HT+1(101)|を計算し、最小値を選択する。ヒストグラム差分の値DTを計算するために、上記計算と上記選択をビデオレベル毎に行い、選択した最小値を加算する。
図3において、E3として示される第3のステップによれば、現在のビデオフレームTの差分パラメータPTを減少させるために、ビデオフレーム毎に現在のビデオフレームのヒストグラム差分の値を、少なくとも1つの他のヒストグラム差分値または1つの所定の閾値と比較する。差分パラメータは、次のビデオフレームに関して現在のビデオフレームとの特性の差の有無を表す。2つのビデオフレームが異なる場合は、現在のビデオフレームの差分パラメータに、値「1」が割り当てられ、そうでない場合は、差分パラメータに値「0」が割り当てられる。
1つ以上の実施形態で、このステップE3の比較および差分パラメータの生成を行うことが可能である。
第1の実施形態によれば、ヒストグラム差分パラメータは所定の閾値S0と比較される。この値は、比較されるビデオフレームに影響を与える可能性があるノイズを考慮しなければならないので、ヌルではない。この閾値S0は考慮されるビデオフレームにおけるピクセルの数と、各ビデオフレームに影響を与える最大ノイズとの関数である。ヒストグラム差分値が閾値S0以上の場合、値「1」が差分パラメータPTに割り当てられ、ヒストグラム差分値が閾値S0より未満の場合は、値「0」が割り当てられる。この閾値S0はピクセルの数であり、例えば、ビデオフレームのピクセルの総数のパーセンテージに等しく、該パーセンテージは、そのビデオフレームにおいてノイズによって影響されるピクセルの最大数を定める。このパーセンテージは、例えば5%である。このときノイズは、そのビデオフレームのピクセルのうち最大5%に影響を与えると考えられる。HD−Ready形式(1366×768ピクセル)の画像の場合において、閾値S0は例えば、1366×768×0.05=52424.4ピクセルに等しい。
閾値を用いない第2の実施形態によれば、現在のビデオフレームのヒストグラム差分値は、次のビデオフレームおよび前のビデオフレームのヒストグラム差分値と比較される。例えば、現在のフレームTについて、次の2つの条件を満たすとき、差分パラメータPTに値「1」が割り当てられる。
・DT>DT-1
・DT>DT+1
そうでないときは、差分パラメータPTに値「0」が割り当てられる。この比較ステップは、図6では、ヒストグラム差分DT,DT+1,DT+2,DT+3,DT+4およびDT+5が計算された3:2フィルムモードのシーケンスとして示されている。ヒストグラム差分DT+1およびDT+3は、上記の2つの条件を満たしている。したがって、差分パラメータPT+1およびPT+3には、値「1」が割り当てられ、他の差分パラメータには、値「0」が割り当てられる。これにより、特性シーケンス10100が得られる。
このステップE3に関する第2の実施形態は、前の実施形態において定められるような閾値を使用しないという利点を有する。
当然、ヒストグラム差分DTのみを、ヒストグラム差分DT+1またはDT-1の一方または他方と比較し、場合によっては閾値と比較する、ステップE3に関する他の実施形態も想像される。
図3および図4を再度参照すると、本発明の方法においてE4として示される最後のステップは、処理されるビデオフレームのシーケンスがカメラモードまたはフィルムモードにあるかどうかを推定するために、ステップE3で決定されたビデオフレームの差分パラメータによって形成されるパターンを、カメラモードおよび異なるフィルムモードに対応する所定のパターンと比較する。有利には、このパターン比較は、そのシーケンスのフィルムモードのタイプ、例えば、2:2フィルムモードもしくは3:2フィルムモード、およびそのシーケンスにおけるソースビデオフレーム(非複製ビデオフレーム)の位置を決定できるようにすることができる。
基本的には、2つの連続する差分パラメータPTおよびPT+1から形成されるパターンは、カメラモードのシーケンスとフィルムモードのシーケンスとを区別するのに十分である。パターン11はカメラモードに対応し、パターン01または10はフィルムモードに対応する。好適な実施形態によれば、該パターンは、フィルムモードの異なるタイプ間の区別のために、より多くのまたは連続した差分パラメータを備える。少なくとも6つの連続する差分パラメータが、3:2フィルムモードと2:2フィルムモードとの間を明確に区別するために必要である。
下記の表では、それぞれが6つの連続する差分パラメータ値を備えた、8つの所定のパターンが定義されている。パターンNo1は、カメラモードに関係する。パターンNo2およびNo3は、2:2フィルムモードに関係し、2:2フィルムモードを特徴付ける基本パターン01の繰り返しから形成される。パターンNo4〜No8は、3:2フィルムモードに関係し、3:2フィルムモードを特徴付ける基本パターン10010の繰り返しから形成される。
Figure 0005547464
この表において、パターンNo1は、カメラモードのビデオフレームのシーケンスに関連し、該シーケンスの各ビデオフレームは、異なるソースビデオフレームに関連し、差分パラメータが決定された6つのビデオフレームは、6つの異なるソースビデオフレームに関連する。したがって該シーケンスを、各文字が特定のソースビデオフレームを表すABCDEFと書くことができる。
パターンNo2は、第1のビデオフレームが第2のビデオフレームと等しい、2:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:AABBCC)。
パターンNo3は、第1のフレームが第2のフレームと異なる、2:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:ABBCCD)。
パターンNo4は、3つの第1のビデオフレームが等しい、3:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:AAABBC)。
パターンNo5は、第2、第3、および第4のビデオフレームが等しい、3:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:ABBBCC)。
パターンNo6は、第3、第4、および第5のビデオフレームが等しい、3:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:AABBBC)。
パターンNo7は、第4、第5、および第6のビデオフレームが等しい、3:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:ABBCCC)。
パターンNo8は、第5の、第6、および第7のビデオフレームが等しい、3:2フィルムモードのビデオフレームのシーケンスに関連する(シーケンス:AABBCC)。
したがって、パターンNo3〜No8は3:2フィルムモードに関連し、このモードの基本パターン10100の特性は、1パターンから他のパターンに1フレームだけオフセットされている。
以上のように、カメラモードとフィルムモードとの間の区別は、3つの連続するビデオフレームからわかる。ステップE3の第1の実施形態が用いられる(ヒストグラム差分と閾値S0との比較)場合は、この3つのビデオフレームにより、2つのヒストグラム差分と2つの差分パラメータとを計算することが可能になる。ステップE3の第2の実施形態が用いられる場合は、この区別は追加のビデオフレームを必要とする。
したがって、2:2フィルムモード(シーケンスNo3)と3:2フィルムモード(シーケンスNo8)との間の区別は、7つの連続したビデオフレームからわかる。ステップE3の第1の実施形態が用いられる(ヒストグラム差分と閾値S0との比較)場合は、この7つのビデオフレームにより、6つのヒストグラム差分と、6つの差分パラメータとを計算することが可能になる。ステップE3の第2の実施形態が用いられる場合、この区別は追加のビデオフレームを必要とする。
好ましくは、差分パラメータの決定は、高ビデオフレーム数、すなわち少なくとも20の連続するビデオフレームに対して実行される。次いで、時間フィルタリングを、差分パラメータによって形成されたパターンに適用して、基本パターン(2:2フィルムモードの10、および3:2フィルムモードの10100)の繰り返しをさらに明確に明らかにし、ステップE4を実行する前にノイズによるエラーを抑えるようにシーケンスを修正することができる。
ステップE4の結果として、図4にモード(MODE)として示されるモード情報が得られ、シーケンスのカメラモードまたはフィルムモードが識別される。有利な実施形態によれば、モード情報はフィルムモードのタイプも識別する。この情報は、例えば、2ビットで構成される。フィルムモードおよびカメラモード、並びにフィルムモードのタイプは次の方法で識別される。
Figure 0005547464
好適な実施形態によれば、モード情報MODEは、処理されたシーケンスのビデオフレーム毎に配信され、該モード情報は、処理されたビデオフレームがソースビデオフレームであるか、または複製されたビデオフレームであるか否かを示す、追加ビットMODE[3]を備える。
Figure 0005547464
TがフレームTとフレームT+1との間のヒストグラム差分である、本明細書で詳細に説明された実施形態では、ソースビデオフレーム(MODE[3]=1)は、0に等しい差分パラメータPTを有するビデオフレームTであり、該フレームは、1に等しい差分パラメータPT-1を有するビデオフレームT−1に先行されている。他のビデオフレームは、複製されたビデオフレーム(MODE[3]=0)である。
有利には、本方法の開始時に空間フィルタリングが、ビデオフレームに適用されて、該ビデオフレームのコンテンツを平滑化し、シーケンスのモードの判断の処理におけるノイズの影響を減少させる。
本方法は、ビデオレベルの2つのヒストグラムの記憶と所定のシーケンスの記憶のみを必要とする。2つのヒストグラムを記憶するために必要とされるメモリのリソースは、次の通りである。
・HD−Ready形式(1366×768)
−ヒストグラムクラス当たりの最大ピクセル数=1366×768=1049088または21ビット
−ヒストグラムにおいて265ビデオレベル、または256クラス
−メモリサイズ=2×21×256=10752ビット
・HD−Ready形式(1920×1080)
−ヒストグラムクラス当たりの最大ピクセル数=1920×1080=2073600または21ビット
−ヒストグラムにおいて265ビデオレベルまたは256クラス
−メモリサイズ=2×21×256=10752ビット
したがって、標準FPGA回路のメモリリソースで十分である。
本発明は、上述の方法を実行することが可能な図7の参照符号10で示される装置にも関連する。図7において、図示されているモジュールは機能ユニットであり、物理的に区分可能なユニットに対応するものであっても、対応しないものであってもよい。例えば、これらのモジュールまたは該モジュールの一部を、一緒に単一のコンポーネントにグループ化することができ、または同一のソフトウエアの機能を構成することもできる。反対に、一部のモジュールが別個の物理的なエンティティで構成されることもある。装置10は、装置への入力時にビデオフレームのビデオコンテンツを平滑化する空間フィルタ100と、本発明の方法のステップE1に従ってビデオフレームのヒストグラムを計算して記憶する、ヒストグラム計算および記憶回路110と、本発明の方法のステップE2に従って回路110に記憶されたヒストグラムから、ビデオフレーム毎にヒストグラム差分を決定する、ヒストグラム差分計算回路120と、本発明の方法のステップE3に従ってヒストグラム差分から差分パラメータを決定する第1の比較回路130と、回路130によって生成された差分パラメータのシーケンスを時間的にフィルタリングする時間フィルタ140と、差分パラメータを所定のパターンと比較してモード情報MODEを配信する第2の比較回路150と、回路100〜150のセットを制御する制御ユニット160とを備える。
本発明を異なる特定の実施形態に関して説明したが、本発明は、これらに制限されることはなく、本発明の範囲内にあるときには、これらとの組合せで説明した手段の技術的な全ての等価物を備えることもできることは明らかである。
(付記1)
少なくとも3つの連続したビデオフレームを備えたシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出のための方法であって、
前記ビデオフレーム毎のビデオレベルのヒストグラムを決定するステップ(E1)と、
前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームのヒストグラムと次のビデオフレームのヒストグラムとの間のヒストグラム差分を表す値である、ヒストグラム差分値を計算するステップ(E2)と、
前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎の前記ヒストグラム差分値を少なくとも1つの比較値と比較して(E3)、前記ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームと次のビデオフレームとの特性差の有無を表す値である差分パラメータを生成するステップと、
前記シーケンスの前記ビデオフレームの差分パラメータの値によって形成されるパターンを複数の所定のパターンと比較して(E4)、ビデオフレームの前記シーケンスについてフィルムモードまたはカメラモードを識別するモード情報(MODE)を生成するステップと
を備えることを特徴とする方法。
(付記2)
現在のビデオフレームに対する前記少なくとも1つの比較値は、
その前のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値と、
その次のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値と、
所定の閾値と
を含むグループに属することを特徴とする付記1記載の方法。
(付記3)
現在のビデオフレームについて前記ヒストグラム差分値を計算するために(E2)、
ビデオレベル毎に、前記現在のビデオフレームにおける該ビデオレベルの発生値とその次のビデオフレームにおける該ビデオレベルの発生値との間の差分を計算して、ビデオレベル毎に発生差分を生成するステップと、
全てのビデオレベルの発生差分の絶対値を合計して、前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を生成するステップと
を実行することを特徴とする付記1または2記載の方法。
(付記4)
現在のビデオフレームについて前記ヒストグラム差分値を計算するために(E2)、
0とNとの間のビデオレベルi毎および−nとnとの間のオフセット値j毎に、前記現在のビデオフレームにおける前記ビデオレベルiの発生値と次のビデオフレームにおける前記ビデオレベルi+jの発生値との間の差分を計算して、前記ビデオレベルi毎に多くとも2n+1の発生差分を生成するステップと、
ビデオレベルi毎に、発生差分の最小の絶対値である最小発生差分を、前記2n+1の発生差分から選択するステップと、
全てのビデオレベルの前記最小発生差分を合計して、前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を生成するステップと
を実行することを特徴とする付記1または2記載の方法。
(付記5)
現在のビデオフレームについて前記差分パラメータを生成するために(E3)、
前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を所定の非ヌル値の閾値(S0)と比較するステップと、
前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値が前記閾値より大きい場合、第1の値(「1」)を前記現在のビデオフレームの前記差分パラメータに割り当て、そうでない場合、第2の値(「0」)を前記現在のビデオフレームの前記差分パラメータに割り当てるステップと
を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の方法。
(付記6)
現在のビデオフレームについて前記差分パラメータを生成するために(E3)、
前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を、その前のビデオフレームのヒストグラム差分値およびその次のビデオフレームのヒストグラム差分値と比較するステップと、
前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値が前記次のビデオフレームのヒストグラム差分値と前記前のビデオフレームのヒストグラム差分値の両方より大きい場合、第1の値(「1」)を前記現在のビデオフレームの前記差分パラメータに割り当て、そうでない場合、第2の値(「0」)を前記現在のビデオフレームの前記差分パラメータに割り当てるステップと
を実行することを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の方法。
(付記7)
ビデオレベルのヒストグラムを決定するステップ(E1)の前に、前記シーケンスのビデオフレームを空間フィルタリングするステップをさらに備えることを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の方法。
(付記8)
前記差分パラメータによって形成される前記パターンを前記複数の所定のパターンと比較するステップ(E4)の前に、前記差分パラメータのパターンを時間フィルタリングするステップをさらに備えることを特徴とする付記1乃至7のいずれかに記載の方法。
(付記9)
前記モード情報は、ビデオフレームの前記シーケンスのフィルムモードのタイプを識別することを特徴とする付記1乃至8のいずれかに記載の方法。
(付記10)
モード情報(MODE)が前記シーケンスのビデオフレーム毎に生成され、該モード情報は、前記ビデオフレームがソースビデオフレームであるか否かを示すビットを含むことを特徴とする付記1乃至9のいずれかに記載の方法。
(付記11)
少なくとも3つの連続したビデオフレームを備えたシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出のための装置であって、
前記ビデオフレーム毎のビデオレベルのヒストグラムを決定する第1の計算回路(110)と、
前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームのヒストグラムと次のビデオフレームのヒストグラムとの間のヒストグラム差分を表す値であるヒストグラム差分値を計算する第2の計算回路(120)と、
前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎の前記ヒストグラム差分値を少なくとも1つの比較値と比較して、前記ビデオフレーム毎に、前記ビデオフレームと次のビデオフレームとの特性差の有無を表す値である差分パラメータを生成する、第1の比較回路(130)と、
前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎の差分パラメータの値によって形成されるパターンを複数の所定のパターンと比較して、ビデオフレームの前記シーケンスのフィルムモードまたはカメラモードを識別するモード情報(MODE)を生成する、第2の比較回路(140)と、
前記第1の計算回路、前記第2の計算回路、前記第1の比較回路、および前記第2の比較回路を制御する制御ユニット(160)と
を備えたことを特徴とする装置。

Claims (9)

  1. 少なくとも3つの連続したビデオフレームを備えたシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出のための方法であって、
    前記ビデオフレーム毎のビデオレベルのヒストグラムを決定するステップと、
    前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームのヒストグラムと次のビデオフレームのヒストグラムとの間のヒストグラム差分を表す値である、ヒストグラム差分値を計算するステップであって
    0とNとの間のビデオレベルi毎および−nとnとの間のオフセット値j毎に、現在のビデオフレームにおける前記ビデオレベルiの発生値と次のビデオフレームにおける前記ビデオレベルi+jの発生値との間の差分を計算して、前記ビデオレベルi毎に多くとも2n+1の発生差分を生成するステップと、
    ビデオレベルi毎に、発生差分の最小の絶対値である最小発生差分を、前記2n+1の発生差分から選択するステップと、
    全てのビデオレベルの前記最小発生差分を合計して、前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を生成するステップとにより前記ヒストグラム差分値を計算するステップと、
    前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎の前記ヒストグラム差分値を少なくとも1つの比較値と比較して、前記ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームと次のビデオフレームとの特性差の有無を表す値である差分パラメータを生成するステップと、
    前記シーケンスの前記ビデオフレームの差分パラメータの値によって形成されるパターンを複数の所定のパターンと比較して、ビデオフレームの前記シーケンスについてフィルムモードまたはカメラモードを識別するモード情報を生成するステップと
    を備える、前記方法。
  2. 現在のビデオフレームに対する前記少なくとも1つの比較値は、前記現在のビデオフレームに含まれるピクセルの数と前記現在のビデオフレームに関連する所定の最大ノイズとの関数である所定の閾値に対応し、前記現在のビデオフレームに関連する差分の前記パラメータは、前記現在のビデオフレームのヒストグラム差分値が前記所定の閾値よりも大きい場合に、第1の値をとり、前記現在のビデオフレームのヒストグラム差分値が前記所定の閾値よりも小さい場合に、第2の値をとる、請求項1記載の方法。
  3. 現在のビデオフレームに対して、前記少なくとも1つの比較値は、前記現在のビデオフレームに先行するビデオフレームのヒストグラム差分値および前記現在のビデオフレームに続くビデオフレームのヒストグラム差分値に対応し、前記現在のビデオフレームに関連する差分のパラメータは、前記現在のビデオフレームのヒストグラム差分値が前記現在のビデオフレームに先行するビデオフレームのヒストグラム差分値および前記現在のビデオフレームに続くビデオフレームのヒストグラム差分値の両方よりも大きい場合に、第1の値をとり、他の場合は、前記現在のビデオフレームに関連する差分のパラメータは、第2の値をとる、請求項1記載の方法。
  4. 現在のビデオフレームについて前記差分パラメータを生成するために、
    前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を所定の非ヌル値の閾値と比較するステップと、
    前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値が前記閾値より大きい場合、第1の値を前記現在のビデオフレームの前記差分パラメータに割り当て、そうでない場合、第2の値を前記現在のビデオフレームの前記差分パラメータに割り当てるステップと
    を実行する請求項1乃至のいずれかに記載の方法。
  5. ビデオレベルのヒストグラムを決定するステップの前に、前記シーケンスのビデオフレームを空間フィルタリングするステップをさらに備える請求項1乃至のいずれかに記載の方法。
  6. 前記差分パラメータによって形成される前記パターンを前記複数の所定のパターンと比較するステップの前に、前記差分パラメータのパターンを時間フィルタリングするステップをさらに備える請求項1乃至のいずれかに記載の方法。
  7. 前記モード情報は、ビデオフレームの前記シーケンスのフィルムモードのタイプを識別する請求項1乃至のいずれかに記載の方法。
  8. モード情報が前記シーケンスのビデオフレーム毎に生成され、該モード情報は、前記ビデオフレームがソースビデオフレームであるか否かを示すビットさらにを含み、ソースビデオフレームは、前記第2の値と等しい値の差分パラメータを有するビデオフレームである、請求項2または3に記載の方法。
  9. 少なくとも3つの連続したビデオフレームを備えたシーケンスのフィルムモードまたはカメラモードの検出のための装置であって、
    前記ビデオフレーム毎のビデオレベルのヒストグラムを決定する第1の計算回路と
    前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎に、該ビデオフレームのヒストグラムと次のビデオフレームのヒストグラムとの間のヒストグラム差分を表す値であるヒストグラム差分値を計算する第2の計算回路であって、前記ヒストグラム差分値は、
    0とNとの間のビデオレベルi毎および−nとnとの間のオフセット値j毎に、現在のビデオフレームにおける前記ビデオレベルiの発生値と次のビデオフレームにおける前記ビデオレベルi+jの発生値との間の差分を計算して、前記ビデオレベルi毎に多くとも2n+1の発生差分を生成することと、
    ビデオレベルi毎に、発生差分の最小の絶対値である最小発生差分を、前記2n+1の発生差分から選択することと、
    全てのビデオレベルの前記最小発生差分を合計して、前記現在のビデオフレームの前記ヒストグラム差分値を生成することとにより算出される、第2の計算回路と、
    前記シーケンスの前記ビデオフレーム毎の前記ヒストグラム差分値を少なくとも1つの比較値と比較して、前記ビデオフレーム毎に、前記ビデオフレームと次のビデオフレームとの特性差の有無を表す値である差分パラメータを生成する、第1の比較回路と
    前記シーケンスの前記ビデオフレームの差分パラメータの値によって形成されるパターンを複数の所定のパターンと比較して、ビデオフレームの前記シーケンスのフィルムモードまたはカメラモードを識別するモード情報を生成する、第2の比較回路と
    前記第1の計算回路、前記第2の計算回路、前記第1の比較回路、および前記第2の比較回路を制御する制御ユニットと
    を備えた、前記装置。
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