JP5547012B2 - 電波受信装置及び信号分析方法 - Google Patents

電波受信装置及び信号分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5547012B2
JP5547012B2 JP2010211375A JP2010211375A JP5547012B2 JP 5547012 B2 JP5547012 B2 JP 5547012B2 JP 2010211375 A JP2010211375 A JP 2010211375A JP 2010211375 A JP2010211375 A JP 2010211375A JP 5547012 B2 JP5547012 B2 JP 5547012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
detection
receiver
band
designated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010211375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012070099A (ja
Inventor
賢司 篠田
直樹 保坂
維明 岡崎
裕之 蜂須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010211375A priority Critical patent/JP5547012B2/ja
Publication of JP2012070099A publication Critical patent/JP2012070099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5547012B2 publication Critical patent/JP5547012B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明の実施形態は、飛しょう体に搭載され、受信した電波から目標を検出する電波受信装置及びその装置で用いられる信号分析方法に関する。
一般に存在する電波を検出し、検出した電波から周波数等の諸元を求めようとする場合、受信帯域の異なるアンテナ及び受信器を複数用意し、それぞれを並列に処理する方法がある。
ところで、飛しょう体に搭載される電波受信装置は、受信用の広帯域アンテナと、受信帯域を変更可能な受信部と、信号処理部とを備える。この種の電波受信装置では、受信した電波の波源の数及び周波数等を求めようとする場合、受信した電波の帯域を受信部により絞り、帯域を絞った電波に対して信号処理部で分析処理を行う。このような構成により、電波受信装置は、到来する電波の周波数帯域と受信部の受信帯域とが一致すれば、電波を連続して検出することが可能である。
しかしながら、送信元から周波数ホッピング信号が送信される場合、周波数ホッピング信号の周波数帯域と受信部の受信帯域とが一致しない場合がある。このような場合、従来の電波受信装置では、電波を継続して検出することが困難である。ここで、周波数ホッピング信号とは、所望の電波受信装置以外に電波を探知されないように、電波の送信側で送信周波数を短時間でランダムに変化された信号のことである。
なお、受信帯域の帯域幅を広く設定することで、周波数ホッピング信号に対応する方法も考えられる。しかしながら、帯域幅が広い分だけ分析時の処理が増え、電波の分析に時間がかかる。飛しょう体に搭載される電波受信装置では、運用時間の短縮が望まれるため、処理時間が増大する方法は好ましくない。
特開平10−89897号公報
以上のように、飛しょう体に搭載させる従来の電波受信装置では、処理時間を増大させずに、周波数ホッピング信号を検出することが困難であった。
そこで、目的は、処理時間を増大させずに、周波数ホッピング信号を検出することが可能な電波受信装置及びこの装置で用いられる信号分析方法を提供することにある。
実施形態によれば、電波受信装置は、アンテナ、RF受信器、分割フィルタ、IF受信器及び検出処理器を具備する。アンテナは、電波を受信する。RF受信器は、前記アンテナで受信した受信信号を、周波数ホッピング信号を含むと想定される指定広帯域により絞り、前記絞った受信信号をIF帯のIF信号へ変換する。分割フィルタは、前記RF受信器で帯域が絞られたRF信号に対して振幅検波を行い、広帯域検波結果を生成する。IF受信器は、前記RF受信器からのIF信号を、前記IF信号を分割した帯域のうち指定された指定狭帯域により絞り、前記絞ったIF信号に対して振幅検波及び位相検波を行って狭帯域検波結果を生成する。検出処理器は、前記高帯域検波結果をビデオ積分することで前記受信信号に対する第1の検出処理を行い、前記狭帯域検波結果に対してFFTを行うことで、前記受信信号に対する第2の検出処理を行う。
実施形態に係る電波受信装置を搭載した飛しょう体の構成を示す図である。 図1の電波受信装置の機能構成を示すブロック図である。 図2の分割フィルタの機能構成を示すブロック図である。 受信信号に周波数ホッピング信号が含まれる場合に、図2の検出処理器から信号分析処理器へ出力される検出結果の図を示す。 受信信号に周波数ホッピング信号が含まれない場合に、図2の検出処理器から信号分析処理器へ出力される検出結果の図を示す。 図2の電波受信装置の受信部が広帯域検波結果及び狭帯域検波結果を信号処理部へ出力する際のシーケンス図の一例を示す図である。 図2の電波受信装置の信号処理部が信号分析動作を行う際のフローチャートの一例を示す図である。 図2の電波受信装置の信号処理部が信号分析動作を行う際のフローチャートのその他の例を示す図である。 図2の分割フィルタの機能構成のその他の例を示すブロック図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る電波受信装置11を搭載した飛しょう体の構成を示す模式図である。図1に示す飛しょう体は、誘導装置10及び操舵装置20を具備する。
誘導装置10は、電波受信装置11及び目標追随装置12を備える。電波受信装置11は、電波を受信し、受信した電波から目標を検出する。目標追随装置12は、検出した目標を追随するように誘導信号を生成し、誘導信号を操舵装置20へ出力する。
操舵装置20は、誘導装置10からの誘導信号に従って飛しょう体を目標の方向へ飛しょうさせるように、飛しょう体の姿勢を制御する。
図2は、本実施形態に係る電波受信装置11の機能構成を示すブロック図である。
図2に示す電波受信装置11は、受信用広帯域アンテナ111、受信部112及び信号処理部113を備える。
広帯域アンテナ111は、例えばUHF〜ミリ波帯の広い周波数帯域で目標からの電波を常時受信する。広帯域アンテナ111は、受信した電波を受信信号として受信部112へ出力する。
受信部112は、RF受信器1121、分割フィルタ1122、IF受信器1123及び制御部1124を備える。
RF受信器1121は、広帯域アンテナ111からの受信信号の帯域を、制御部1124により指定される指定広帯域に従って絞る。RF受信器1121は、帯域を絞った受信信号(RF信号)を分割フィルタ1122へ出力する。また、RF受信器1121は、帯域を絞った受信信号をIF帯のIF信号へ変換する。RF受信器1121は、IF信号をIF受信器1123へ出力する。なお、指定広帯域については、制御部1124で詳述する。
図3は、本実施形態に係る電波受信装置11の分割フィルタ1122の機能構成を示すブロック図である。図3に示す分割フィルタ1122は、分配器11221、フィルタ11222−1〜11222−4及び検波器11223−1〜11223−4を備える。
分配器11221は、RF受信器1121からのRF信号を4つに分配し、それぞれをフィルタ11222−1〜11222−4へ出力する。
フィルタ11222−1〜11222−4は、それぞれに通過帯域A〜Dが設定されており、分配器11221からのIF信号のうち、設定された通過帯域の信号のみを通過させる。ここで、通過帯域A〜Dは、RF受信器1121からのRF信号の帯域を4分割した帯域のうち、制御部1124により指定されたものである。フィルタ11222−1〜11222−4の通過帯域A〜Dを通過した通過信号A〜Dは、検波器11223−1〜11223−4へそれぞれ供給される。
検波器11223−1〜11223−4は、フィルタ11222−1〜11222−4からの通過信号A〜Dに対して振幅検波する。ここで、位相検波をするには高速のデータサンプリングが必要となるため、検波器11223−1〜11223−4では、振幅検波のみが行なわれる。検波器11223−1〜11223−4は、それぞれの振幅検波により得られた広帯域検波結果A〜Dを信号処理部113へ出力する。
IF受信器1123は、RF受信器1121からのIF信号の帯域を、制御部1124により指定される指定狭帯域に従って絞る。IF受信器1123は、帯域を絞ったIF信号に対して振幅検波及び位相検波する。そして、IF受信器1123は、振幅検波及び位相検波により得られた狭帯域検波結果を信号処理部113へ出力する。なお、指定狭帯域については、制御部1124で詳述する。
制御部1124は、指定広帯域をRF受信器1121に対して指定する。ここで、指定広帯域は、広帯域アンテナ111の周波数帯域を所定の帯域幅で分割した帯域のうちから指定される。このとき、所定の帯域幅は、周波数ホッピング信号が帯域内に含まれるように比較的広く設定される。制御部1124は、新たな指定広帯域を指定する旨の指示が外部から入力された場合、その指示に従い、新たな指定広帯域をRF受信器1121に対して指定する。
また、制御部1124は、RF受信器1121に対して指定する指定広帯域に基づいて、通過帯域A〜Dをフィルタ11222−1〜11222−4に対して指定する。制御部1124は、新たな指定広帯域を指定するタイミングで、この指定広帯域に応じた新たな通過帯域A〜Dを指定する。
また、制御部1124は、指定狭帯域をIF受信器1123に対して指定する。ここで、指定狭帯域は、RF受信器1121からのIF信号の周波数帯域を所定の帯域幅で分割した帯域のうちから設定される。このとき、所定の帯域幅は、電波に含まれる信号の周波数をサンプリング定理に基づいて一意に求めることが可能なように比較的狭く設定される。制御部1124は、新たな指定狭帯域を指定する旨の指示が外部から入力された場合、その指示に従い、新たな指定狭帯域をIF受信器1123に対して指定する。
信号処理部113は、信号変換器1131、検出処理器1132及び信号分析処理器1133を備える。
信号変換器1131は、分割フィルタ1122からの広帯域検波結果A〜Dをそれぞれアナログ−デジタル変換し、広帯域デジタル信号A〜Dとして検出処理器1132へ出力する。また、信号変換器1131は、IF受信器1123からの狭帯域検波結果をアナログ−デジタル変換し、狭帯域デジタル信号として検出処理器1132へ出力する。
検出処理器1132は、信号変換器1131からの広帯域デジタル信号Aを予め設定された数だけ蓄積すると、蓄積した広帯域デジタル信号Aに対してビデオ積分を行う。検出処理器1132は、広帯域デジタル信号Aに対するビデオ積分の積分値Aが予め設定された第1の閾値を超えるか否かを判断する。検出処理器1132は、積分値Aが第1の閾値を超える場合、通過帯域Aで受信信号を検出したと判断する。検出処理器1132は、通過帯域Aでの検出結果を記憶する。
また、検出処理器1132は、信号変換器1131からの広帯域デジタル信号B〜Dに対しても、広帯域デジタル信号Aと同様の処理を行い、通過帯域B〜Dで受信信号を検出したか否かを判断する。そして、検出処理器1132は、通過帯域B〜Dでの検出結果を記憶する。
また、検出処理器1132は、信号変換器1131からの狭帯域デジタル信号を予め設定された数だけ蓄積すると、蓄積した狭帯域デジタル信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)を行う。検出処理器1132は、FFTの振幅値が予め設定される第2の閾値を超えるか否かを判断する。検出処理器1132は、FFTの振幅値が第2の閾値を超える場合、指定狭帯域で受信信号を検出したと判断する。そして、検出処理器1132は、指定狭帯域での検出結果を記憶する。なお、第1及び第2の閾値は同一の値であっても、異なる値であっても構わない。
検出処理器1132は、通過帯域A〜D及び指定狭帯域での受信信号の検出処理が予め設定された回数だけ繰り返されたか否かを判断する。検出処理器1132は、検出処理が予め設定された回数だけ繰り返された場合、記憶された検出結果を信号分析処理器1133へ出力する。ここで、予め設定された回数とは、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれていることが認識できる程度の回数を示す。
信号分析処理器1133は、検出処理器1132からの検出結果に基づいて受信信号に周波数ホッピング信号が含まれているか否かを判断する。
図4は、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれる場合に、検出処理器1132から信号分析処理器1133へ出力される検出結果の概念図を示す。図4によれば、指定狭帯域で受信信号が検出されると共に、指定広帯域の通過帯域A〜Dで受信信号が検出される。信号分析処理器1133は、図4に示すように、指定狭帯域で継続して受信信号が検出されず、かつ、通過帯域A〜Dでランダムに受信信号が検出された場合、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれると判定する。
図5は、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれない場合に、検出処理器1132から信号分析処理器1133へ出力される検出結果の概念図を示す。図5によれば、指定狭帯域で受信信号が検出されると共に、指定広帯域の通過帯域Bのみで受信信号が検出される。信号分析処理器1133は、図5に示すように、指定狭帯域で継続して受信信号が検出される場合、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれないと判定する。
次に、以上のように構成された電波受信装置11による信号分析動作を図6及び図7を用いて詳細に説明する。
図6は、本実施形態に係る電波受信装置11の受信部112が広帯域検波結果A〜D及び狭帯域検波結果を信号処理部113へ出力する際のシーケンス図の一例を示す図である。
まず、RF受信器1121及びIF受信器1123は、制御部1124により指定広帯域及び指定狭帯域がそれぞれ指定される。また、フィルタ11222−1〜11222−4は、制御部1124により通過帯域A〜Dが指定広帯域に基づいて指定される。
アンテナ111で電波が受信されると、受信信号がRF受信器1121へ供給される。RF受信器1121は、制御部1124からの指定広帯域に従って受信信号の帯域を絞り(シーケンスS61)、帯域を絞った受信信号をRF信号として分割フィルタ1122へ出力する。RF受信器1121は、帯域を絞った受信信号をIF信号に変換し(シーケンスS62)、IF受信器1123へ出力する。
分割フィルタ1122は、RF受信器1121からのRF信号を4つに分配し(シーケンスS63)、それぞれの帯域を通過帯域Aのフィルタ11222−1、…、通過帯域Dのフィルタ11222−4で絞る(シーケンスS64)。分割フィルタ1122は、フィルタ11222−1〜11222−4からの通過信号に対して振幅検波を行い、振幅検波の結果得られた広帯域検波結果A〜Dを信号処理部113へ出力する(シーケンスS65)。
IF受信器1123は、制御部1124により指定される指定狭帯域に従ってIF信号の帯域を絞る(シーケンスS66)。IF受信器1123は、帯域を絞ったIF信号に対して位相検波及び振幅検波を行う(シーケンスS67)。位相検波及び振幅検波により取得された狭帯域検波結果は、信号処理部113へ出力される。受信部112は、アンテナ111からの受信信号に対して、シーケンスS61〜S67の処理を繰り返し、広帯域検波結果A〜D及び狭帯域検波結果を信号分析処理器1133へ出力する。
制御部1124は、新たな指定広帯域を指定する旨の指示が外部から入力された場合、その指示に従い、RF受信器1121に対して新たな指定広帯域を指定する。また、制御部1124は、新たな指定狭帯域を指定する旨の指示が外部から入力された場合、その指示に従い、IF受信器1123に対して新たな指定狭帯域を指定する。指定広帯域又は指定狭帯域が新たに指定された場合、シーケンスS61〜S67の処理が繰り返され、信号処理部113へ広帯域検波結果A〜D及び狭帯域検波結果が出力される。
図7は、本実施形態に係る電波受信装置11の信号処理部113が信号分析動作を行う際のフローチャートの一例を示す図である。
まず、信号変換器1131は、広帯域検波結果A〜Dを検波器11223−1〜11223−4から受信し、狭帯域検波結果をIF受信器1123から受信する。信号変換器1131は、広帯域検波結果A〜Dを広帯域デジタル信号A〜Dへ変換し、狭帯域検波結果を狭帯域デジタル信号へ変換する(ステップS71)。
検出処理器1132は、ビデオ積分をするのに必要な数の広帯域デジタル信号A〜Dが供給されると、広帯域デジタル信号A〜Dに対してビデオ積分を行う。また、検出処理器1132は、FFTするのに必要な数の狭帯域デジタル信号が供給されると、狭帯域デジタル信号に対してFFTを行う(ステップS72)。
検出処理器1132は、ビデオ積分の積分値A〜Dが第1の閾値を超えるか否かを判断し、超える場合、検出処理器1132は、通過帯域A〜Dで受信信号を検出したと判断する。また、検出処理器1132は、FFTの振幅値が第2の閾値を超えるか否かを判断する。超える場合、検出処理器1132は、指定狭帯域で受信信号を検出したと判断する(ステップS73)。検出処理器1132は、通過帯域A〜D及び指定狭帯域での検出結果を記憶する。
続いて、検出処理器1132は、通過帯域A〜D及び指定狭帯域での検出処理が予め設定された回数だけ繰り返されたか否かを判断する(ステップS74)。通過帯域A〜D及び指定狭帯域での検出処理が予め設定された回数繰り返された場合(ステップS74のYes)、検出処理器1132は、記憶する検出結果を信号分析処理器1133へ出力する。通過帯域A〜D及び指定狭帯域での検出処理が予め設定された回数繰り返されていない場合(ステップS74のNo)、繰返し回数がその回数に達するまで、ステップS71〜S74の処理が繰り返される。
信号分析処理器1133は、検出処理器1132からの検出結果に基づいて、指定狭帯域で受信信号が継続的に検出されたか否かを判断する(ステップS75)。図5に示すように指定狭帯域で受信信号が継続して検出された場合(ステップS75のYes)、信号分析処理器1133は、受信信号に周波数ホッピング信号は含まれないと判断し(ステップS76)、処理を終了する。図4に示すように指定狭帯域で受信信号が継続して検出されていない場合(ステップS75のNo)、信号分析処理器1133は、受信信号が通過帯域A〜Dのいずれで検出されたかを確認する(ステップS77)。
信号分析処理器1133は、ステップS77において受信信号がいずれの通過帯域で検出されたかを確認すると、受信信号が検出された帯域がランダムに変化しているか否かを判断する(ステップS78)。受信信号が検出された帯域がランダムに変化している場合(ステップS78のYes)、信号分析処理器1133は、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれていると判断し(ステップS79)、処理を終了させる。受信信号が検出された帯域がランダムに変化していない場合(ステップS78のNo)、処理をステップS76へ移行する。
以上のように、上記実施形態では、指定広帯域により帯域を絞った受信信号を分割フィルタ1122で振幅検波し、指定狭帯域により帯域を絞ったIF信号をIF受信器1123で振幅検波及び位相検波するようにしている。このように、位相検波を行うのは、指定狭帯域により帯域を絞ったIF信号についてのみである。このため、広帯域での位相検波を行う必要がなく、分割フィルタ1122での処理量が抑えられることとなる。これにより、電波受信装置11は、処理時間の短縮を図ることが可能となる。
また、上記実施形態では、広帯域検波結果についてのビデオ積分による検出結果と、狭帯域検波結果についてのFFTによる検出結果とを参照して受信信号を検出するようにしている。従来では、狭帯域系の非同調期間では受信信号が検出されないため、受信信号が非同調期間に入ってしまうと、追尾ロストであるのか、再度受信可能なのかを判断できなかった。本実施形態では、受信信号が狭帯域系の非同調期間に入ってしまっても、広帯域系で受信信号が検出されている間は、追尾継続可否の判断が可能となる。つまり、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれている場合であっても、受信信号を検出することが可能となる。
また、上記実施形態では、指定広帯域を4つの帯域A〜Dに分割し、受信信号がいずれの帯域で受信されたのかを確認するようにしている。これにより、受信信号の帯域がランダムに変化しているか否かを確認することが可能となるため、受信信号に周波数ホッピング信号が含まれているか否かを判断することが可能となる。また、これらの処理は信号処理部113で行われるため、大掛かりなハードウェア構成は不要である。つまり、電波受信装置11は、飛しょう体に適した小さいハードウェア規模で、上記の処理を実現することが可能である。
したがって、本実施形態に係る電波受信装置11によれば、処理時間を増大させずに、周波数ホッピング信号を継続して検出することができる。
なお、上記実施形態では、分割フィルタ1122で指定広帯域を4つに分配する例について説明したが、分配数は4つに限定される訳ではない。
また、上記実施形態では、信号処理部113は、図7に示すフローチャートに従って信号分析動作を行う例を説明した。しかしながら、信号処理部113の動作はこれに限定される訳ではない。
例えば、図8に示すように、信号分析処理器1133は、受信信号を検出した帯域が1箇所以下であるか否かを判断する(ステップS81)。受信信号を検出した帯域が1箇所以下である場合(ステップS81のYes)、信号分析処理器1133は、受信信号を検出した帯域の情報を参照し、指定狭帯域を再調整する必要がある旨の信号を外部へ出力する(ステップS82)。受信信号を検出した帯域が2箇所以上である場合(ステップS81のNo)、信号分析処理器1133は、処理をステップS76へ移行する。
外部への信号に応じて、制御部1124により新たな指定狭帯域がIF受信器1123に対して指定された場合、図6及び図8に示す処理が再度繰り返されることとなる。このように、指定狭帯域を変更することにより、指定狭帯域で検出する場合が増えるため、追跡継続の可否を判断する上でより有効である。
また、上記実施形態では、分割フィルタ1122が図3に示す機能構成を有する場合を例に説明した。しかしながら、分割フィルタ1122の機能構成は図3に示すものに限定される訳ではない。例えば、分割フィルタ1122は、図9に示すように、スイッチ11224を備えていても構わない。スイッチ11224は、検波器11223−1〜11223−4から広帯域検波結果A〜Dを受け取り、制御部1124のからの切替信号に従い、いずれかの広帯域検波結果を信号処理部113へ出力する。このとき、制御部1124は、スイッチ11224が広帯域検波結果A〜Dを所定のタイミング及び順序で信号処理部113へ出力するように切替信号を生成する。なお、広帯域検波結果A〜Dが出力されるタイミング及び順序については、何らかの制限がある訳ではない。
このように、分割フィルタ1122がスイッチ11224を備えることで、受信部112と信号処理部113との接続線を減らすことが可能となる。つまり、電波受信装置11内のハードウェア規模を抑えることが可能となる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…誘導装置
11…電波受信装置
111…受信用広帯域アンテナ
112…受信部
1121…RF受信器
1122…分割フィルタ
11221…分配器
11222−1〜11222−4…フィルタ
11223−1〜11223−4…検波器
11224…スイッチ
1123…IF受信器
1124…制御部
113…信号処理部
1131…信号変換器
1132…検出処理器
1133…信号分析処理器
12…目標追随装置
20…操舵装置

Claims (8)

  1. 電波を受信するアンテナと、
    前記アンテナで受信した受信信号を、周波数ホッピング信号を含むと想定される指定広帯域により絞り、前記絞った受信信号をIF帯のIF信号へ変換するRF受信器と、
    前記RF受信器で帯域が絞られたRF信号に対して振幅検波を行い、広帯域検波結果を生成する分割フィルタと、
    前記RF受信器からのIF信号を、前記IF信号を分割した帯域のうち指定された指定狭帯域により絞り、前記絞ったIF信号に対して振幅検波及び位相検波を行って狭帯域検波結果を生成するIF受信器と、
    前記帯域検波結果をビデオ積分することで前記受信信号に対する第1の検出処理を行い、前記狭帯域検波結果に対してFFT(Fast Fourier Transform)を行うことで、前記受信信号に対する第2の検出処理を行う検出処理器と
    を具備することを特徴とする電波受信装置。
  2. 前記検出処理器での第1及び第2の検出処理の結果を参照し、前記受信信号に周波数ホッピング信号が含まれているか否かを判断する信号分析処理器をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
  3. 前記分割フィルタは、
    前記RF受信器からのRF信号を複数の接続線へ分配する分配部と、
    前記複数の接続線とそれぞれ接続し、それぞれに前記RF信号を分割した帯域のうちいずれかが通過帯域として指定されており、前記分配部からのRF信号のうち前記通過帯域を通過した通過信号を出力する複数のフィルタと、
    前記複数のフィルタからの前記通過信号に対して振幅検波を行い、前記通過信号毎に広帯域検波結果を生成する検波器とを備え、
    前記信号分析処理器は、
    前記第2の検出処理により、前記指定狭帯域に前記受信信号が継続して検出された場合、前記受信信号に周波数ホッピング信号が含まれないと判断し、
    前記第2の検出結果により、前記指定狭帯域に前記受信信号が継続して検出されず、かつ、前記第1の検出処理により、前記複数の通過帯域で前記受信信号がランダムに検出された場合、前記受信信号に周波数ホッピング信号が含まれると判断することを特徴とする請求項2記載の電波受信装置。
  4. 前記指定狭帯域の幅は、前記IF信号の周波数を一意に求めることが可能な程度の幅であることを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
  5. 前記分割フィルタは、前記検波器で生成された前記通過信号毎の広帯域検波結果を指示に従ったタイミング及び順序で出力するスイッチをさらに備えることを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
  6. アンテナにより、電波を受信し、
    RF受信器により、前記アンテナで受信した受信信号を、周波数ホッピング信号を含むと想定される指定広帯域により絞り、
    前記RF受信器により、前記絞った受信信号をIF帯のIF信号へ変換し、
    分割フィルタにより、前記RF受信器で帯域が絞られたRF信号に対して振幅検波を行い、広帯域検波結果を生成し、
    IF受信器により、前記RF受信器からのIF信号を、前記IF信号を分割した帯域のうち指定された指定狭帯域により絞り、
    前記IF受信器により、前記絞ったIF信号に対して振幅検波及び位相検波を行って狭帯域検波結果を生成し、
    検出処理器により、前記帯域検波結果をビデオ積分することで前記受信信号に対する第1の検出処理を行い、
    前記検出処理器により、前記狭帯域検波結果に対してFFT(Fast Fourier Transform)を行うことで、前記受信信号に対する第2の検出処理を行うことを特徴とする信号分析方法。
  7. 信号分析処理器により、前記検出処理器での第1及び第2の検出処理の結果を参照して前記受信信号に周波数ホッピング信号が含まれているか否かを判断することを特徴とする請求項6記載の信号分析方法。
  8. 前記分割フィルタは、
    分配部により、前記RF受信器からのRF信号を複数の接続線へ分配し、
    前記RF信号を分割した帯域のうちいずれかが通過帯域として指定される複数のフィルタにより、前記分配部から複数の接続線へ分配されたRF信号のうち前記通過帯域を通過した通過信号を出力し、
    検波器により、前記複数のフィルタからの前記通過信号に対して振幅検波を行い、前記通過信号毎に広帯域検波結果を生成し、
    前記信号分析処理器は、
    前記第2の検出処理により、前記指定狭帯域に前記受信信号が継続して検出された場合、前記受信信号に周波数ホッピング信号が含まれないと判断し、
    前記第2の検出結果により、前記指定狭帯域に前記受信信号が継続して検出されず、かつ、前記第1の検出処理により、前記複数の通過帯域で前記受信信号がランダムに検出された場合、前記受信信号に周波数ホッピング信号が含まれると判断することを特徴とする請求項7記載の信号分析方法。
JP2010211375A 2010-09-21 2010-09-21 電波受信装置及び信号分析方法 Expired - Fee Related JP5547012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211375A JP5547012B2 (ja) 2010-09-21 2010-09-21 電波受信装置及び信号分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211375A JP5547012B2 (ja) 2010-09-21 2010-09-21 電波受信装置及び信号分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012070099A JP2012070099A (ja) 2012-04-05
JP5547012B2 true JP5547012B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=46166859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010211375A Expired - Fee Related JP5547012B2 (ja) 2010-09-21 2010-09-21 電波受信装置及び信号分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5547012B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2992506B1 (fr) * 2012-06-25 2014-06-20 Sigfox Wireless Procede d'authentification de paquets de donnees recus par une station d'un systeme de telecommunications numerique

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03206734A (ja) * 1990-01-08 1991-09-10 Nec Corp 受信装置
JPH0727857A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP3677142B2 (ja) * 1997-06-26 2005-07-27 株式会社東芝 同期検波器
JPH11251969A (ja) * 1998-02-27 1999-09-17 Kokusai Electric Co Ltd 周波数ホッピングスペクトラム拡散方式の受信装置
JP4639007B2 (ja) * 2001-07-26 2011-02-23 パナソニック株式会社 無線通信装置
GB0214621D0 (en) * 2002-06-25 2002-08-07 Koninkl Philips Electronics Nv Signal receiver
JP4345378B2 (ja) * 2002-06-28 2009-10-14 ブラザー工業株式会社 通信システム、通信システムの質問器及び応答器
JP5631674B2 (ja) * 2010-09-13 2014-11-26 株式会社東芝 電波受信装置及び信号分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012070099A (ja) 2012-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100039098A1 (en) System for extraction and analysis of significant radioelectric signals
KR101376556B1 (ko) 사이클로스테이션너리 툴박스를 이용하여 잡음에 삽입된텔레비전 신호의 존재 검출
JP7078731B2 (ja) 車両の複数のセンサを動作させるための方法および装置
US9930680B2 (en) Interference identifying device, wireless communication apparatus, and interference identifying method
JP5925911B2 (ja) 適応サンプル量子化のためのシステムおよび方法
JP2014106058A (ja) 探知測距装置及び干渉信号特定方法
US9813094B2 (en) Wideband receiver
JP2013096908A (ja) 車載用のレーダ装置、車載用のレーダ方法および車載用のレーダプログラム
US10505770B2 (en) Reception signal processing device, radar, and object detection method
JP2008164479A (ja) パルス諸元検出装置
JP5637756B2 (ja) レーダ装置、位置速度検出方法、及びプログラム
JP5547012B2 (ja) 電波受信装置及び信号分析方法
JP4809395B2 (ja) 無線通信装置および干渉電力低減方法
US8199053B2 (en) Three dimensional RF search system
RU2572083C1 (ru) Способ и устройство (варианты) создания преднамеренных помех
US10768274B2 (en) Built-in sensor for intercepting radioelectric COM/RAD emissions
CA3097635A1 (en) Packet correlator for a radio transmission system
JP5631674B2 (ja) 電波受信装置及び信号分析方法
JP2001108741A (ja) 送受信装置および送受信方法
JP2007240445A (ja) レーダ装置
US11330394B2 (en) Early warning method and device based on WIFI signal strength disturbance, and storage medium
JP6139987B2 (ja) 通信システム、制御装置、制御方法、及びプログラム
KR101784607B1 (ko) 다중 레이더 시스템에서의 간섭 신호 제거 장치 및 방법
KR101684175B1 (ko) 메모리를 효율적으로 사용하는 레이더 신호 처리 장치 및 방법
KR100657539B1 (ko) 자체 동조형 방향 탐지 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130128

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131225

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140514

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees