JP5546230B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、形状変形を行う情報処理装置に関し、特に対象となる形状にあうように物体の画像を変形する情報処理装置に関する。
医療の分野において、医師は、患者を撮影した医用画像をモニタに表示し、表示された医用画像を読影して、病変部の状態や経時変化を観察する。この種の医用画像を生成する装置としては、単純X線撮影装置、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)、核磁気共鳴映像装置(MRI)、核医学診断装置(SPECT、PETなど)、超音波画像診断装置(US)等が挙げられる。
例えば、乳腺科領域においては、MRIで撮影した画像上で乳房内における病変部の位置を同定したうえで、超音波画像診断装置によって当該部位の状態を観察するという手順で画像診断を行う場合がある。ここで、乳腺科における一般的な撮影プロトコルでは、伏臥位(うつ伏せの体位)でMRIの撮影を行い、仰臥位(あお向けの体位)で超音波撮影を行うことが多い。このとき医師は、撮影体位の差異に起因する乳房の変形を考慮して、伏臥位のMRI画像から得た病変部位置から仰臥位における病変部位置を推定したうえで、当該病変部の超音波撮影を行っていた。
しかし、撮影体位の差異に起因する乳房の変形は非常に大きいために、医師が推定する病変部の位置が実際とずれてしまい、本来観察したい病変部の超音波画像を描出できない、あるいは、その探索に長い時間を要してしまうという課題があった。超音波の撮影体位と同じ仰臥位でMRIを撮影すればこの課題に対処できるが、仰臥位の撮影は被検者の呼吸の影響を受けてしまうため、読影に必要な鮮明なMRI画像を得ることができないという新たな課題が生じる。
もし仮に、伏臥位で撮影したMRI画像に画像処理による変形を施して、仮想的に仰臥位で撮影したMRI画像を生成できれば、変形後のMRI画像から病変部位置を同定することで、撮影体位の差を気にすることなく病変部の超音波撮影を行うことができる。例えば、伏臥位で撮影したMRI画像を読影して当該画像上における病変部位置を得た後に、伏臥位から仰臥位への変形情報に基づいて、仮想的な仰臥位のMRI画像上における病変部位置を算出することができる。あるいは、生成した仮想的な仰臥位のMRI画像を読影することで、当該画像上における病変部位置を直接的に求めることもできる。
これを実現する方法として、例えば、非特許文献1に示す方法を用いれば、伏臥位のMRI画像を仰臥位のMRI画像と同一の形状に変形させることができる。この方法では、まず、物理シミュレーションに基づいて伏臥位のMRI画像から仮想的な仰臥位のMRI画像が生成される。次に、仮想的な仰臥位のMRI画像と、実際に仰臥位で撮影したMRI画像との変形位置合わせが、画素値の類似度に基づいて実行される。そして、以上の処理で得られた対応関係に基づいて、伏臥位のMRI画像を仰臥位のMRI画像と同一の形状に変形させる処理が実行される。
また、非特許文献2には、統計動きモデル(以下、SMM(Statistical Motion Model))を用いて変形前後の形状間の対応付けを高速に行う技術が開示されている。この技術ではまず、変形前の形状データに対する物理シミュレーションによって、対象物体の変形に係るパラメータ(以下変形パラメータと呼ぶ)を様々に設定した場合の変形形状群を取得して、その結果を主成分分析することでSMMを生成する。そして、別途取得した変形後の表面形状データと、SMMの表面部分の形状とを比較して変形の推定を行うことにより、変形前後の形状間の対応付けを行う。
T.J.Carter,C.Tanner,W.R.Crum and D.J.Hawkes,"Biomechanical model initialized non−rigid registration for image−guided breast surgery,"9th Computational Biomechanics for Medicine,9th MICCAI Conference Workshop. Y.Hu,D.Morgan,H.U.Ahmed,D.Pendse,M.Sahu,C.Allen,M.Emberton and D.Hawkes,"A statistical motion model based on biomechanical simulations,"Proc.MICCAI 2008,Part I,LNCS 5241,pp.737−744,2008.
しかし、非特許文献1に記載の方法による処理を適正に作用させるためには、対象物体の変形パラメータの正確な値を事前に取得する必要があった。すなわち、変形パラメータが不明な場合には、非特許文献1に記載の方法を適用できないという課題があった。なお、変形パラメータが未知である場合に、変形パラメータのあらゆるパターンに基づく変形を試行するというアプローチも考えられるが、多数の変形の試行には膨大な時間を要するという課題があった。
また、非特許文献2に記載の方法は、対象物体の輪郭形状だけを用いて変形の推定を行っているため、人体の乳房表面のように滑らかな曲面形状を対象とすると推定に曖昧さが残り、精度の高い変形推定が実現できないという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、対象物体の変形パラメータが未知の場合に、変形条件の違いによって生じる変形を高精度かつ高速に推定する仕組みを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための、本発明の一態様によるによる情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
第1の変形条件下の対象物体における第1の形状の情報と特徴領域の第1の位置情報とから、前記特徴領域の位置を基準とする前記第1の形状の変形をモデル化する変形形状モデル生成手段と、
第2の変形条件下の前記対象物体における第2の形状の情報と前記特徴領域に対応する第2の位置情報に基づき、前記第1の位置と前記第2の位置を合わせ前記第1の形状を前記第2の形状に前記モデルを用いて変形推定する変形推定手段と、を備える。
対象物体の変形パラメータが未知の場合であっても、変形を高精度かつ高速に推定する仕組みを提供できる。
第1実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の装置構成を示す図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る対象物体および対象物体の形状取得を説明する図である。 第1実施形態に係る重力加速度を説明する図である。 第1実施形態に係るメッシュモデルを説明する図である。 第1実施形態に係るステップS209の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面に従って本発明に係る情報処理装置及び方法の好ましい実施形態について詳説する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を示している。本実施形態に係る情報処理装置は、画像撮影装置2としてのMRI装置、および形状測定装置3としてのレーザレンジセンサと接続される。情報処理装置1は、第1の変形条件下における対象物体を画像撮影装置2で撮影することによって得た第1の3次元画像データを取得する。また、第2の変形条件下における対象物体を形状測定装置3で計測することによって得た対象物体の表面形状(以下、第2の表面形状)を取得する。そして、前記第1の3次元画像に写る対象物体の形状(以下、第1の形状)が、前記第2の変形条件下における対象物体の形状(以下、第2の形状)と略一致するように、第1の3次元画像を変形させた変形画像を生成して表示するものである。
情報処理装置1は、さらに以下に説明する機能により構成されている。
第1画像取得部100は、画像撮影装置2が対象物体を第1の変形条件下で撮影した第1の3次元画像(原画像)を取得し、第1形状取得部101、第1特徴領域位置取得部102、および変形画像生成部110へ送信する。
第1形状取得部101は、第1画像取得部100が取得した第1の3次元画像を処理して第1の変形条件下における対象物体の形状(第1の形状)に関する情報を抽出し、第1の形状を記述する形状モデル(以下、第1の形状モデル)を生成する。そして、生成した第1の形状モデルを、第1特徴領域位置取得部102へ送信する。
第1特徴領域位置取得部102は、第1画像取得部100が取得した第1の3次元画像を処理して、第1の変形条件下における対象物体に係る所定の特徴領域を1個抽出する。そして、その位置(以下、第1の位置)に関する第1の位置情報を、第1の形状モデルに組みこむ処理を実行する。そして、特徴領域に関する情報を付加した第1の形状モデルを、変形形状群生成部104、変位ベクトル算出部109、および変形画像生成部110へ送信する。
仮想変形パラメータ取得部103は、対象物体の変形パラメータがとり得る値を仮想的に設定した仮想変形パラメータを後に説明する方法でn組取得して、変形形状群生成部104へ送信する。ここで、対象物体の変形パラメータとは、例えば、対象物体の変形に係る性質を定める材料力学的な物理量(例えば弾性係数など)や、第1及び第2の変形条件下において対象物体に作用する外力に関する情報などである。
変形形状群生成部104は、仮想変形パラメータ取得部103から受信する複数の仮想変形パラメータの夫々に基づいて、第1の形状モデルに物理シミュレーションを施す。そして、第1の形状を変形させた複数の変形形状(以下、変形形状群)を生成し、関連付けられた特徴領域位置の変位を算出する。さらに、複数の変形形状の夫々を、特徴領域位置を基準とした座標系に変換する。すなわち変形形状間で特徴領域位置が一致するように座標変換する。そして、これらの情報を変形形状モデル生成部105へ送信する。
変形形状モデル生成部105は、前記変形形状群に基づいて、第2の変形条件下において対象物体がとり得る様々な変形形状を近似表現可能な変形形状モデルを生成し、変形成分推定部108へ送信する。
第2形状取得部106は、形状測定装置3から、対象物体の第2の形状の一部に関する情報として、第2の変形条件下における対象物体の表面形状(第2の表面形状)に関する情報を取得する。本実施形態では、物体表面上に密に配置した点群の位置を表す3次元座標の集合からなるレンジデータが、対象物体の表面形状として形状測定装置3から供給されるものとする。
第2特徴領域位置取得部107は、第2形状取得部106が取得した第2の表面形状(レンジデータ)に基づいて、対象物体の特徴領域の位置(第2の位置)を抽出し、第2の位置情報を変形推定部109へ送信する。
変形成分推定部108は、第2形状取得部106が取得した第2の表面形状および、第2特徴領域位置取得部107が抽出した第2の位置に基づいて、前記変形形状モデルで第2の形状を記述するための変形成分推定値を算出する。そして、その推定値を、変位ベクトル算出部109へ送信する。
変位ベクトル算出部109は、前記変形成分推定値に基づいて、前記第1の形状モデルを前記第2の形状へと変形させる変位ベクトルを算出し、変形画像生成部110へ送信する。
変形画像生成部110は、前記第1の形状モデルと、前記変位ベクトルに基づいて、前記第1の3次元画像を第2の形状へと変形させた第2の3次元画像(変形画像)を生成し、画像表示部111へ送信する。
画像表示部111は、前記第2の3次元画像を表示する。
図2は、第1実施形態に係る情報処理装置及びそれと接続される装置の構成を示す図である。情報処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などで実現することができ、中央演算処理装置(CPU)10、主メモリ11、磁気ディスク12、表示メモリ13、モニタ14、マウス15、キーボード16を有する。
CPU10は、主として情報処理装置1の各構成要素の動作を制御する。主メモリ11は、CPU10が実行する制御プログラムを格納したり、CPU10によるプログラム実行時の作業領域を提供したりする。磁気ディスク12は、オペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライバ、後述する変形推定処理等を行うためのプログラムを含む各種アプリケーションソフト等を格納する。表示メモリ13は、モニタ14のための表示用データを一時記憶する。モニタ14は、例えばCRTモニタや液晶モニタ等であり、表示メモリ13からのデータに基づいて画像を表示する。マウス15及びキーボード16はユーザによるポインティング入力及び文字等の入力をそれぞれ行う。上記各構成要素は共通バス17により互いに通信可能に接続されている。
情報処理装置1は、イーサネット(登録商標)等によるLAN(ローカルエリアネットワーク)を介して形状測定装置3と接続されており、形状測定装置3から対象物体の表面形状を取得できる。また、情報処理装置1は、イーサネット(登録商標)等によるLAN(ローカルエリアネットワーク)を介して画像撮影装置2と接続されており、画像撮影装置2から画像データを取得できる。なお、本発明の形態はこれに限定されず、これらの機器との接続は、例えば、USBやIEEE1394等の他のインターフェイスを介して行ってもよい。また、これらのデータを管理するデータサーバから、LAN等を介して必要なデータを読み込む構成であってもよい。また、情報処理装置1に記憶装置、例えばFDD、CD−RWドライブ、MOドライブ、ZIPドライブ等を接続し、それらのドライブから必要なデータを読み込むようにしてもよい。
本実施形態に係る情報処理装置1は、第1の変形条件下における対象物体の形状から、第2の変形条件下における対象物体の形状への変形を推定し、それに基づいて第1の3次元画像を変形して表示する。すなわち、第1の3次元画像に変形処理を施して、第2の変形条件下における3次元画像を仮想的に生成して表示することに相当する。
本実施形態では、人体の乳房を対象物体とする場合を例として説明する。本実施形態における第1の変形条件は、重力方向に対して乳房がうつ伏せ(伏臥位)の状態であるものとする。また第2の変形条件は、重力方向に対して乳房があお向け(仰臥位)であるものとする。すなわち、第1の変形条件と第2の変形条件では乳房に作用する重力の方向が異なることを意味している。この条件が互いに異なるため、第1の形状と、第2の形状との間には変形が生じる。本実施形態に係る情報処理装置1は、第1の変形条件と第2の変形条件の夫々における対象物体に作用する重力方向の差異と、対象物体の弾性係数(ヤング率、ポアソン比)とが未知の変形パラメータであるとして、変形位置合わせを実行する。
次に、本実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理を、図3のフローチャートを用いて詳しく説明する。
以下では、図4の(a)に示すような、変形しない胸壁面401に接続されている乳房400を撮影する場合を例として、夫々の処理の説明を行う。なお乳房400上には乳頭402があるものとする。図4においては、図示の都合上、乳房400、胸壁面401、乳頭402が2次元平面上の物体であるかのように示しているが、本実施形態でこれらは3次元的な形状を持つものとし、同図はその断面を表しているものとする。
本実施形態では、ヤング率、ポアソン比はそれぞれスカラー量とし、それぞれp、pと表記する。また、重力加速度の差異は乳房400に働く重力加速度の3次元のベクトル量pであり、その各成分をpgx、pgy、pgzとする。すなわち、本実施形態における乳房400の変形パラメータpは、数1に示す5次元ベクトルによって記述される。
Figure 0005546230
ここで、以下の説明を円滑に行うために、重力加速度の差異pの意味について、図5を用いて詳しく説明する。図5は、重力加速度により対象物体の任意の局所領域が受ける力のベクトルを示すベクトル図である。ここでは図示の都合上、2次元のベクトル図を用いて説明するが、本実施形態におけるpは3次元のベクトルであるため、この図による説明を3次元に拡張して適用するものとする。
図5において、第1の重力条件500は、第1の変形条件で対象物体に働く重力加速度のベクトルをあらわしている。図5では第1の重力条件500をベクトル図の原点におき、後に説明する無重力条件501および第2の重力条件502を、第1の重力条件500との相対ベクトルとして表記する。
無重力条件501は、第1の重力条件500を基準としたときの、無重力状態の重力加速度のベクトルのとり得る値を示したものである。ここで、無重力条件501の重力加速度ベクトルの絶対値は、地球上での重力加速度の大きさとして一意に決められる。ここでは、その絶対値をgとする。ただし、そのベクトルの方向は定まらない。したがって、図5における無重力状態の力のベクトルのとり得る値は、第1の重力条件500を中心とした半径gの円周上のいずれかの点である。
第2の重力条件502は、第2の変形条件で対象物体に加わる重力加速度ベクトルのとり得る値を示したものである。第2の変形条件で対象物体に加わる重力加速度ベクトルは、無重力状態を基準とすると、その絶対値は前記同様にgとなる。ただし、そのベクトルの方向は定まらない。したがって、無重力状態を基準としたベクトル図で表現したとすると、無重力状態を原点とした半径gの円上のいずれかのベクトルをとり得る。一方、図5のように第1の重力条件を基準とした場合には、第2の変形条件において対象物体に加わる重力加速度ベクトルは、無重力条件501の円周上の任意の点を中心として半径gの円を描いたときの、その円周上のベクトルをとり得る。したがって、図5において第2の重力条件は、第1の重力条件を中心とした半径2gの円内のいずれかのベクトルをとり得る。したがって、本実施形態における外力に関する3次元ベクトル量pは、絶対値が2g以下の任意の3次元ベクトル量をとり得ることになる。
(S200)
ステップS200において、第1画像取得部100は、画像撮影装置2が乳房400を第1の変形条件下で撮影することによって得られるMRI画像を、第1の3次元画像(原画像)として取得する。ここで、図4の(b)は、第1画像取得部100が取得する第1の3次元画像の一例を示している。第1の3次元画像403の情報は撮影範囲の3次元空間内で定義される撮影画像の輝度の関数として数2のように記述されるものとする。
Figure 0005546230
ここで、x、y、zは撮影範囲の3次元空間内における位置座標を意味し、撮影装置または撮影画像を基準とした直交する座標系(以下、MRI座標系)において、原点からx[mm]、y[mm]、z[mm]だけ並進した位置を表すものとする。
(S201)
ステップS201において、第1形状取得部101は、ステップS200で取得した第1の画像403を処理することで、第1の変形条件下における乳房400の形状を表す第1の形状モデルを生成する。この処理について図4を用いて詳しく説明する。
まず、第1形状取得部101は、第1の3次元画像403(図4の(b))に対して輪郭抽出の処理を行うことで、図4の(c)に示す輪郭形状404を得る。輪郭抽出の処理とは、第1の3次元画像403における乳房400の内部と外部の境界である輪郭を求める処理である。この処理の具体的な方法としては、第1の3次元画像403の輝度値の空間勾配を算出して、それに閾値処理を施すなどの方法で輪郭形状404を求めることができる。これ以外にも、第1の3次元画像403における乳房400の内部と外部の輝度値のヒストグラムや輝度値のパターン(テクスチャ)の違いに基づいて画像の領域分割を行い、その領域の境界を輪郭形状404として求めることもできる。輪郭形状404を求める処理は上記のいずれかの方法、またはこれらを組み合わせた方法、またはこれ以外のいかなる方法で実行してもよい。
次に、第1形状取得部101は、輪郭形状404を適当な間隔で区切り、図4の(d)に示す輪郭ノード群405を配置する。輪郭ノード群405は、個々の輪郭ノードが夫々、3次元位置座標の情報を持つ。ここではm’個の輪郭ノードにより輪郭ノード群405が構成されるものとし、その夫々の位置座標を、3次元位置座標ベクトルs1i(1≦i≦m’)と表記する。
次に、第1形状取得部101は、この輪郭ノード群405の中で、乳房400が胸壁面401と接する位置に対応するノード群を固定ノード群406とする。例えば、領域分割処理によって胸壁面401の領域を検出・認識して、当該領域の近傍のノード(当該領域からの距離が予め定めた閾値以内のノード)のうちの連続するノード群を固定ノード群406と判別する。そして、固定ノード群406とそれ以外のノード群(以下、表面ノード群)との識別が可能なように、必要な情報を記録する。
次に、第1形状取得部101は、上記の処理で得た輪郭ノード群405に関する情報を用いて、第1の形状モデルを生成する。本実施形態では、以下に説明するメッシュモデルを用いて、第1の形状モデルを表現する。以下、第1形状取得部101が行うメッシュモデルの生成処理を、図6を用いて説明する。図6において、輪郭ノード群405と固定ノード群406は、図4で説明したものと同一である。まず、第1形状取得部101は、輪郭ノード群405に囲まれた領域内に内部ノード群700を生成する。このとき内部ノード群700は、輪郭ノード群405で囲まれた領域内を、例えば等間隔に分割した分割位置に配置すればよい。ただし本発明の実施において、内部ノード群700はいかなる方法で配置してもよい。さらに、第1形状取得部101は、輪郭ノード群405および内部ノード群406の接続に関する情報を生成する。ノード群の接続に関する情報の生成は、前記ノード群に対してドロネー分割を適用するなどの方法で実現できる。以上の処理により生成された輪郭ノード群および内部ノード群の接続に関する情報を表すデータのことを、以下ではメッシュモデルと呼ぶ。また、メッシュモデルを構成するノードの夫々に、上記で得た夫々のノードの位置情報を付与したもの(すなわち、第1の変形条件下における乳房400の形状を表すように、該メッシュモデルを形成したもの)を、第1の形状モデルと呼ぶ。以下の説明では、生成した内部ノード群700の夫々の位置座標を、3次元位置座標ベクトルs1i(m’+1≦i≦m)によって表記する(mはメッシュモデルのノード総数)。そして、数3に示すように、輪郭ノード群405と内部ノード群700を合わせた全てのノードの位置座標を縦に並べた3×m次元ベクトルsによって、第1の形状モデルを構成するノード群の位置情報を表現する。
Figure 0005546230
なお、以上の処理によって生成される第1の形状モデルは各部に送信され、以降の処理で利用されるものとする。
(S202)
ステップS202において、第1特徴領域位置取得部102は、ステップS200で取得した第1の画像403を処理し、乳房400の表面上に存在する所定の特徴領域を抽出する。この特徴領域としては、例えば乳頭402を用いることが好適である。また、第1の画像403を撮像する際に、MRIで撮影可能な複数のマーカ(図4には不図示)を被検体の表面に貼り付けておいて、これを特徴領域として用いてもよい。以下の説明では、この特徴領域の位置を表す座標値をv=(x1、1、)と表記し、以後、これを第1の位置と呼ぶ。
さらに、ステップS202において、第1特徴領域位置取得部102は、上記の処理で取得した第1の位置に関する情報を、第1の形状モデルに組みこむ処理を実行する。具体的には、第1の特徴領域に関して、第1の形状モデルを構成する表面ノード群の中から、その位置が特徴領域位置vに最も近接するノードを探索し、当該特徴領域を表すノード(以下、特徴領域ノード)として設定する。すなわち、特徴領域を表す特徴領域ノードとして当該ノードのインデックスnを記録するとともに、その位置s1nをvによって置換する。つまり、数4に示す関係となる。
Figure 0005546230
例えば、図4の(b)に示す乳頭402を抽出した場合に、乳頭402の位置に最も近接するノードが乳頭ノード407(図4の(d))として設定される。そして、乳頭ノード407の位置情報が、本ステップで抽出した乳頭402の位置によって置き換えられる。
(S203)
ステップS203において、仮想変形パラメータ取得部103は、変形パラメータがとり得る値を仮想的に組み合わせた仮想変形パラメータを複数取得する。本実施形態では、n個の仮想変形パラメータp(1≦k≦n)を取得する場合を例として説明する。
仮想変形パラメータpは、変形パラメータの各成分値がとり得る範囲を適当な間隔で分割して、それらの全ての組み合わせを得ることによって生成する。このとき、各成分が対象物体の変形に与える影響の大きさなどに応じて、分割の細かさを変更する。例えば、仮想変形パラメータpのうちp、pに関しては、とりうる範囲を1000<p<4000 [kPa],0<p<0.5とし、pgx,pgy,pgzに関してはpgx +pgy +pgz ≦(2g)を満たす範囲とする。そして、例えばpは変形に与える影響が大きいものとして前記範囲を30[kPa]づつ10分割し、pは変形に与える影響が比較的に小さいものとして前記範囲を0.1づつ5分割する。またpgx,pgy,pgz関しては、夫々−2gから+2gまでの範囲を5分割した組み合わせのうち前記範囲に関する条件を満たす組み合わせを設定する。
(S204)
ステップS204において、変形形状群生成部104は、ステップS203で取得した変形パラメータの複数の仮説(仮想変形パラメータ)の夫々に基づいて、第1の形状モデルに変形を施した変形形状群を生成する処理を実行する。変形形状算出部104が行う前記処理は、例えば有限要素法を用いた物理シミュレーションによって実現できる。
まず、仮想変形パラメータp(1≦k≦n)の夫々を仮定して、第1の形状モデルに対して有限要素法に基づく物理シミュレーションを施すことで、メッシュモデルを構成する夫々のノードの変位ベクトルdki(1≦k≦n, 1≦i≦m)を算出する。そして、数5に示す計算を実行することで、第1の形状モデルのノードの位置s1i(1≦i≦m)に、変位ベクトルdki(1≦k≦n, 1≦i≦m)に基づく変位を施す。これにより、夫々のノードの変位後の位置sdki(1≦k≦n,1≦i≦m)を算出する。
Figure 0005546230
なお、ステップS202の処理で述べたように、メッシュモデルを構成するノードの中には特徴領域を表す特徴領域ノードが含まれている。したがって、上記の処理を行うことで、仮想変形パラメータp(1≦k≦n)の夫々を仮定した場合の、特徴領域の変位後の位置vdk(=sdkn)も推定される。
さらに、特徴領域の変位後の座標値が3次元空間の所定の基準点に移動するように、数5で得たsdkiを並進させる処理を施し、全てのsdkiを更新する。本実施形態では、具体的な一例として、前記所定の基準点として原点を用いる場合について説明する。この場合、数5で得た各ノードの位置sdkiから、特徴領域の位置sdknを減ずる処理を実行する。この減算処理により、全てのノードは−sdknだけ平行移動して、特徴領域ノードは全ての変形形状で原点に位置するようになる。すなわち、全ての変形形状が、特徴領域位置を基準とした座標系に変換される。なお、本発明の実施における前記所定の基準点は必ずしも原点を用いる必要は無く、任意の点を基準点として用いることができる。
最後に、夫々の仮想変形パラメータp(1≦k≦n)に関して、全ノードの位置座標sdki(1≦i≦m)を縦に並べた3×m次元ベクトルsdkを生成する。そして、ベクトルsdkによって、当該仮想変形パラメータpを仮定した場合に第1の形状が変形するであろう形状(すなわち変形形状)を表現する。
以上で示したステップS204の処理を行うことで、変形形状群生成部104は、特徴領域の位置が原点で一致するような変形形状群sdk(1≦k≦n)を生成する。なお、本実施形態では有限要素法に基づく物理シミュレーションを用いて変形形状に関する情報を生成する一実施形態について説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば差分法や有限差分法などに基づく物理シミュレーションを用いて対象物体の変形形状を算出することもできる。またMPS法などのメッシュフリー手法を用いれば、メッシュモデルを用いずに変形形状を算出することもできる。ステップS204の処理は、仮想変形パラメータの夫々に基づく変形形状の算出ができる方法であれば、前記に示した方法以外のいかなる方法を用いて行ってもよい。
(S205)
ステップS205において、変形形状モデル生成部105は、ステップS204で求めた複数の変形形状に関する情報sdk(1≦k≦n)に基づいて、対象物体の変形を近似表現する変形形状モデルを生成する。
変形形状モデルの生成方法には様々な方法を用いることができるが、例えば非特許文献2に開示されているSMM(Statistical Motion Model)を用いることができる。この方法によれば、変形形状群sdk(1≦k≦n)に対して主成分分析を施すことで、複数の固有変形成分を抽出し、その固有変形成分の線形和によって対象物体の変形を近似表現することができる。この方法の具体的な処理について説明する。
まず、ステップS204で求めた複数の変形形状に関する情報sdk(1≦k≦n)から、平均形状sd_aveを数6により算出する。
Figure 0005546230
次に、sdk(1≦k≦n)から平均形状sd_aveを引いた正規化変形形状群sdk’(1≦k≦n)を算出する。そして、sdk’(1≦k≦n)の分散共分散行列を求め、その行列の固有値分解を行い、固有値λ(1≦i≦n)および固有ベクトルe(1≦i≦n)を得る。ここで、nは算出する固有ベクトルの数であり、固有値の累積寄与率がある閾値を超えるように選択する。なお、以下では必要に応じて、固有ベクトルeを固有変形成分と呼ぶ。
なお、数7に示すように、以上の処理により得たsd_aveおよびeを線形結合することで、夫々の変形形状sdk(1≦k≦n)を近似表現することができる。
Figure 0005546230
ここで、cki(1≦i≦n)は、k番目の変形形状sdkを表すための線形結合の係数である。
以上の処理により取得した平均形状sd_aveおよび固有変形成分e(1≦i≦n)を、乳房400の変形形状モデルと呼ぶ。変形形状モデルは、第2の変形条件下における乳房400の形状sをsd_aveとeの線形結合によって表現するためのものである。次式に示す係数c(1≦i≦n)の値を調整することで、第2の変形条件下において乳房400がとり得るであろう任意の形状sを記述できる。
Figure 0005546230
なお、ステップS202の処理で述べたように、メッシュモデルを構成するノードの中には特徴領域を表す特徴領域ノードが含まれている。したがって、上記の線形結合により、第2の変形条件下において乳房400上の特徴領域がとり得るであろう位置v(=sdn)も表現される。しかし、ステップS204の処理の内容から明らかなように、変形形状群における特徴領域の位置は全て原点と一致し、各変形形状間において変動しない。したがって、特徴領域と対応する平均形状sd_aveおよび固有変形成分eにおける要素の値は、共にゼロとなり、上記線形結合の係数の大小に関わらず、常に原点を示すことになる。なお、以下では必要に応じて、形状sを構成する各ノードの位置座標をsdi(1≦i≦m)、特徴領域ノードの位置座標をvと表記する。
(S207)
ステップS207において、第2形状取得部106は、形状計測装置3から、乳房400の第2の形状の一部に関する情報として、第2の変形条件下における乳房400の表面形状(第2の表面形状)を表すレンジデータを取得する処理を実行する。ここでレンジデータは、物体表面上に密に配置したm個の点群の、形状計測装置3によって定義される座標系(以下、レンジセンサ座標系)における位置を表す3次元座標の集合s2j(1≦j≦m)によって構成される。
(S208)
ステップS208において、第2特徴領域位置取得部107は、ステップS202において第1の位置を取得した乳房400に係る所定の特徴領域について、第2の変形条件下における特徴領域の位置(第2の位置)を取得する処理を実行する。この処理は、例えば、ステップS207で得た第2の表面形状から、突起部などの特徴的な形状の部位を抽出することで実行される。以下では、第2の位置を表す座標値をv=(x2、2、)と表記する。
(S209)
ステップS209において、変形成分推定部108は、変形形状モデルによる形状表現(すなわち数8のs)が、乳房400の第2の形状sを最も適切に表すような、線形結合の係数の組c(1≦i≦n)を推定する。すなわち、線形結合の係数の組を推定することで、乳房400の第2の形状sを推定する。なお、本ステップで求める線形結合の係数の組をn次元ベクトルcestで表記し、以下ではこれを変形成分推定値と呼ぶ。
この処理は以下の手順で実行される。まずステップS208で取得した第2の位置vが原点に位置するように、第2の表面形状を表す座標群s2j(1≦j≦m)を並進させる。これにより、ステップS205で生成した変形形状モデルによって記述する特徴領域ノードと第2の位置vを一致させる。そして、上記特徴領域を中心とした回転の推定値Rと上記変形成分推定値cestの最適化を行う。ここで回転の推定値Rとは回転による座標変換を表す3×3行列を意味する。以下、変形成分推定部108の具体的な処理を、図7に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
(S1100)<第2の表面形状の座標変換>
ステップS1100において、変形成分推定部108は、ステップS207で得た第2の表面形状を表す座標群s2j(1≦j≦m)を、特徴領域位置を基準とした座標系に変換する。すなわち、ステップS208で取得した第2の位置vに基づいて、第2の表面形状を表す座標群s2j(1≦j≦m)を並進した座標群s2j’(1≦j≦m)を、数9に示す計算により算出する。
Figure 0005546230
(S1101)<推定値の初期化>
ステップS1100において、変形成分推定部108は、変形成分推定値cestおよび回転の推定値Rの初期化を行う。この初期化は、例えばcestをゼロベクトルとし、Rを単位行列とすることができる。
(S1102)<変形形状の生成>
ステップS1101において、変形成分推定部108は、現在の変形成分推定値cestに基づいて、数10の計算を行うことで、推定変形形状sd_estを生成する。
Figure 0005546230
ただし、ci_estはcestのi番目の成分を表す。
次に、変形成分推定部108は、ステップS1100で得た座標群s2j’(1≦j≦m)とステップS1102で得た推定変形形状sd_estとを最も整合させる回転Rを推定する。例えば、以下に示す一連の処理(ステップS1103からステップS1106)によって、ICP(Iterative Closest Point)アルゴリズム等によるRの更新を行う。
(S1103)<表面形状の座標変換>
ステップS1103において、変形成分推定部108は、現在の回転の推定値Rに基づいて、ステップS1100で得た座標群s2j’(1≦j≦m)に回転を施した座標群s2j_rotate(1≦j≦m)を、数11に示す計算により算出する。
Figure 0005546230
(S1104)<最近傍探索>
ステップS1104において、変形成分推定部108は、ステップS1102で得た推定変形形状sd_estを構成する表面ノードの中から、ステップS1103で得た座標群s2j_rotate(1≦j≦m)の夫々に最も距離が近接するノードを探索して選択する。そして、選択したノード(以下、sdj_est’(1≦j≦m)と表記する)を、s2j’(1≦j≦m)の夫々の対応点として記憶する。
(S1105)<座標変換(回転R)の更新>
ステップS1105において、変形成分推定部108は、座標群s2j’(1≦j≦m)と推定変形形状sd_estとを最も整合させる回転Rを推定する。すなわち、ステップS1104で得たs2j’(1≦j≦m)とsdj_est’(1≦j≦m)との対応点間の距離の平均値を求める数12を評価関数として、評価値dを最小化するRを算出する。
Figure 0005546230
なお、複数の対応点を用いて座標系変換を求める方法は周知であるので、詳細な説明は省略する。
(S1106)<収束判定>
ステップS1106において、変形成分推定部108は、回転Rを更新する処理の収束判定を行う。例えば、まず始めに、ステップS1105で算出した評価値dと、前の反復処理の際にステップS1105で算出した評価値dとの差Δdを算出する。そして、差Δdが予め設定した閾値よりも小さい場合には、ステップS1107に処理を進め、そうでない場合には、ステップS1103に処理を戻して回転Rの更新を反復する。すなわち、ステップS1103からステップS1105までの処理を、ステップS1106での収束判定が肯定されるまで反復実行する。
上記の方法により回転の推定値Rは更新され、以後の処理は更新後のRに基づいて実行される。
(S1107)<第2の表面形状の剛体変換>
ステップS1107において、変形成分推定部108は、ステップS1103と同様な処理を実行する。すなわち、ステップS1106で得た回転の推定値Rに基づいて、座標群s2j’(1≦j≦m)に回転を施した座標群s2j_rotate(1≦j≦m)を、数11に示す計算により算出する。
(S1108)<最近傍探索>
ステップS1108において、変形成分推定部108は、ステップS1104と同様な処理を実行する。すなわち、推定変形形状sd_estを構成する表面ノードの中から、ステップS1107で得た座標群s2j_rotate(1≦j≦m)の夫々に最も距離が近接するノードを探索することで、s2j’(1≦j≦m)とsdj_est’(1≦j≦m)とを対応づける処理を実行する。
(S1109)<推定値の更新>
ステップS1109において、変形成分推定部108は、ステップS1108で対応付けられた点間の誤差評価値d’が小さくなるように、変形成分推定値cestを更新する処理を実行する。このとき、誤差評価値d’としては、例えば対応付けられた各点間のユークリッド距離の平均値を用いることができ、その場合は数13に示す計算により得ることができる。
Figure 0005546230
これ以外にも、例えば各形状の輪郭面における法線方向も考慮して算出するようにしてもよい。このcestの更新処理は、一般的に知られた非線形な最適化問題を解くことで実行することができる。その具体的な方法として例えば貪欲法を用いることができる。この場合、現在のcestのある要素を微小に増加あるいは減少させた新たな係数を生成し、その係数によって(数10を用いて)変形形状を生成する。そして、その変形形状に関して数13の評価値d’を算出する。その値が元のcestに基づく評価値d’よりも小さくなる場合には、cestの当該要素の値を更新する。この処理を、cestの各要素に対して独立に実行することで、対応点間の距離が小さくなるようにcestを更新できる。さらに、上記の処理を繰り返して実行するようにして、より最適に近いcestを求めるようにしてもよい。最適化の方法はこれ以外にも、一般的に知られた非線形最適化手法の如何なるものを用いてもよい。例えば、最急降下法やニュートン法などを用いることができる。
上記の方法によりcestは更新され、以後の処理は更新後のcestに基づいて実行される。
(S1110)<終了判定>
ステップS1110において、変形成分推定部108は、ステップS209の処理の終了判定を行う。例えば、まず始めに、ステップS1109で更新された変形成分推定値cestに基づいて、数13の評価値d’を算出する。そして、評価値d’に基づいて、以後に行う処理の切り変えを行う。例えば、評価値d’が予め設定した閾値よりも小さい場合には、本処理(すなわち、ステップS209の処理)を終了するようにし、そうでない場合には、ステップS1102に処理を戻して、変形成分推定値cestの更新処理を継続する。すなわち、ステップS1102からステップS1105までの処理を、ステップS1105での終了判定が否定される限り繰り返す。
以上に説明したステップS209の処理により、変形成分推定部108は、特徴領域を中心とした回転の推定値Rおよび変形成分推定値cestを算出する処理を実行する。
(S210)
ステップS210において、変位ベクトル算出部109は、ステップS209で算出したcestに基づいて数10の計算を行い、乳房400の第2の形状の推定値s2_estを得る。そして、第1の形状モデルの各ノードを第2の形状に変形させるための変位ベクトルd(1≦i≦m)を、数14を用いて算出する。
Figure 0005546230
ここで、s1iは、第1の形状モデルにおけるi番目のノードの3次元位置座標ベクトルを示している。また、s2i_estは、第2の形状の推定値s2_estが示すi番目のノードの3次元位置座標ベクトルであり、s2_estの3(i−1)+1、3(i−1)+2、3(i−1)+3番目の要素がこれに相当する。
(S211)
ステップS211において、変形画像生成部110は、ステップS200で取得した第1の3次元画像に変形を施し、変形後の乳房400の形状が第2の形状と同様であるような第2の3次元画像(変形画像)を生成する。この変形は、ステップS201で生成した第1の形状モデルと、ステップS210で算出した各ノードの変位ベクトルd(1≦i≦m)に基づいて、公知の画像変形手法によって実行される。
(S212)
ステップS212において、画像表示部111は、ステップS211で生成した第2の3次元画像をモニタ14などに表示する。
以上に説明したように、本実施形態における情報処理装置1によれば、特徴領域位置を基準とした座標系に基づいて変形の推定を行うことで、特徴領域位置が一致することを保証しながら、簡便な計算で変形パラメータを推定できる。その結果、対象物体の変形パラメータが未知の場合に、第2の変形条件下における対象物体の形状に略一致するように変形させた変形画像を高速かつ高精度に生成して表示することができる。
(変形例1−1)<SMMの代わりに正規化変形形状を基底とするモデル>
本実施形態では、ステップS205で変形形状モデル生成部105が行う処理として、SMMを用いる方法を例として説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば、正規化変形形状群sdk’をそのままeとして用いて、以後の処理を実行するようにできる。この方法によれば、より簡易な処理で変形形状モデルを生成できる効果がある。またステップS205の処理としては、この方法に限らず、ステップS204で求めた複数の変形形状に関する情報sdk(1≦k≦n)に基づいて、対象物体の変形を近似表現する変形形状モデルを生成する処理であれば、どのような処理であってもよい。
(変形例1−2)<両方の入力が3D画像の場合>
本実施形態では形状測定装置3としてレンジセンサを用いていたが、形状測定装置3として画像撮影装置2を用いてもよい。
この場合、第2の条件下における対象物体を画像撮影装置2によって撮影して3次元画像データ(第2の3次元画像データ)を得る。そして、第2形状取得部106は、ステップS207の処理において、画像撮影装置2から第2の3次元画像データを取得し、この画像から第2の変形条件下における対象物体の表面形状(すなわち、座標群s2j)を抽出する。また、第2特徴領域位置取得部107は、ステップS208の処理において、第1特徴領域位置取得部102と同様な処理により、第2の3次元画像データから第2の位置(すなわち、座標値v)を取得する。
この場合、対象物体の特徴領域は対象物体の内部にあってもよい。例えば、物体内部において解剖学的に特徴を有する部位や腫瘤等を特徴領域としてもよい。このとき、第1特徴領域位置取得部102は、ステップS202の処理において、物体内部の特徴領域を抽出する処理を実行する。例えば、第1の3次元画像403の輝度値が周囲よりも高いような特徴を持つ領域を抽出するようにし、その位置を第1の位置とする。なお、物体内部の特徴領域に対応する特徴領域ノードは、内部ノード群406の中から選択する。ステップS208における第2特徴領域位置取得部107の処理も同様である。
これらの方法によれば、第1の変形条件下で取得した3次元画像と第2の変形条件下で取得した3次元画像との位置合わせを行うことができる。なお、形状測定装置3として、画像撮影装置2とは異なるMRI装置や、X線CT装置等の他の3次元画像撮影装置を用いてもよいことはいうまでもない。
(変形例1−3)<MRI/US位置合わせ>
また、第1の変形条件下で取得したMRI画像と第2の変形条件下で取得した超音波画像との位置合わせを行うことが目的の場合には、形状測定装置3として、位置センサを取り付けた超音波プローブを持つ超音波撮影装置を用いてもよい。
特徴領域が物体表面上に存在する場合、第2形状取得部106は、ステップS207の処理において、被検体に接触させた超音波プローブを操作者が操作して得たプローブ先端位置の集合を、第2の変形条件下における物体の表面形状(座標群s2j)として取得する。また、操作者が超音波プローブを特徴領域に接触さた際のプローブ先端位置を、第2の位置(座標値v)として取得する。
一方、特徴領域が物体内部に存在する場合には、第2形状取得部106は、ステップS207の処理において、被検体に接触させた超音波プローブを操作者が操作して撮影した超音波画像群と、夫々の超音波画像を撮影した際のプローブ位置を取得する。また、このときのプローブ先端位置の集合を、第2の変形条件下における物体の表面形状(座標群s2j)として取得する。そして、第2特徴領域位置取得部107は、ステップS208の処理において、ステップS207で得た超音波画像群の中から、物体内部の特徴領域を抽出する。そして、超音波画像上における該対応領域の座標と、該超音波画像を撮像した際のプローブ位置とを利用して、形状測定装置3が基準とする座標系における特徴領域の3次元位置を算出し、その位置を第2の位置(座標値v)とする。
(変形例1−4)<特徴領域の取得方法のバリエーション>
本実施形態では、形状測定装置3で計測した被検体のレンジデータを用いて第2の位置を取得していたが、第2の位置を取得可能な方法であれば、本発明の実施はこれに限らない。例えば、磁気式の位置センサなどを備えることで先端部位置を計測可能なペン型の指示デバイス(スタイラス)を乳頭やマーカ等の特徴領域に接触させ、この接触点の位置を第2の位置として直接的に計測してもよい。
また、本実施形態では、ステップS202で第1特徴領域位置取得部102が行う処理として、第1の3次元画像を処理することで第1の位置を求める場合を例として説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば、マウス15やキーボード16などによってユーザの操作に基づいて、第1の位置を取得するようにしてもよい。これによれば、第1の3次元画像からの特徴領域を抽出する処理を省略できるため、より確実に(画像処理の安定性の制約を受けずに)本発明を実施することができる効果がある。この場合、第1特徴領域位置取得部102は、第1の3次元画像をモニタ14などに表示してユーザに提示し、ユーザがその画像を視認しながら、その画像上に特徴領域に関する情報を設定できるようにすることが望ましい。
また、第2特徴領域位置取得部107も同様に、マウス15やキーボード16などによってユーザの操作に基づいて、第2の位置を取得するようにしてもよく、前記同様の効果が期待できる。
(変形例1−5)<仮想変形パラメータの設定方法>
ステップS203の処理における仮想変形パラメータに関する前記の範囲、分割数などは具体的な実施の一例に過ぎず、本発明の実施はこれに限らない。また、ステップS203の処理は、後段の処理に必要な仮想変形パラメータpを取得できる方法であれば、いかなる方法で行ってもよい。例えば、マウス15やキーボード16等からなるユーザインタフェースを介してユーザがpの値を入力し、仮想変形パラメータ取得部103がそれを取得する構成であってもよい。これ以外にも、各パラメータの範囲や分割の細かさなどをユーザが入力し、仮想変形パラメータ取得部103がその指示に基づいてpの値を自動的に生成する構成であってもよい。また、磁気ディスク12などにpに関する情報をあらかじめ記録しておいて、仮想変形パラメータ取得部103がそれを取得できるようにしてもよい。
(変形例1−6)<MRI以外>
本実施形態では画像撮影装置2としてMRI装置を用いる場合を例として説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば、X線CT装置、超音波画像診断装置、核医学装置などを用いることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、対象物体から1個の特徴領域を抽出して、それに基づいて処理を実行する場合について説明した。それに対し、第2の実施形態では複数の特徴領域を抽出することで、より高効率・高精度に処理を実行する場合について説明する。なお、本実施形態は、第1の実施形態の第1特徴領域位置取得部102,変形形状群生成部104,第2特徴領域位置取得部106および変形成分推定部108の処理を一部変更したものである。それ以外の機能については第1の実施形態と同様の内容であるため、説明を省略する。
本実施形態に係る情報処理装置の機能構成は、第1の実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を示す図1と同様である。
本実施形態に係る情報処理装置の全体の処理フローは図3で説明した第1の実施形態の処理フローと同様である。ただし、本実施形態では、ステップS202,ステップS204,ステップS208およびステップS209で実行する処理の内容の一部が第1の実施形態とは異なるため、以下ではこれについて詳しく説明する。以下、具体的に2組の特徴領域を用いる場合、例えば、MRIで撮影された両乳房が対象物体であって、左右の乳頭を特徴領域として用いる場合を例として説明する。
(S202)
ステップS202において、第1特徴領域位置取得部102は、対象物体の表面上に存在する複数の特徴領域(すなわち左右の乳頭)を、第1の実施形態と同様にして抽出し、その位置を取得する処理を実行する。以下では、取得した特徴領域の位置を表す座標値をv1h(1≦h≦2)と表記し、以後、これを第1の位置と呼ぶ。
さらに、上記の処理で取得した第1の位置に関する情報を、第1の形状モデルに組みこむ処理を実行する。具体的には、第1の特徴領域の夫々に関して、第1の形状モデルを構成する表面ノード群の中から、その位置が特徴領域位置v1h(1≦h≦2)に最も近接するノードを探索し、当該特徴領域を表すノード(以下、特徴領域ノード)として設定する。すなわち、特徴領域を表す特徴領域ノードとして当該ノードのインデックスn(1≦h≦2)を記録するとともに、その位置s1nhをv1hによって置換する。
(S204)
ステップS204において、変形形状群生成部104は、第1の実施形態と同様の物理シミュレーションによる変形を施した夫々の変形形状に対して、変位後の2個の特徴領域位置(sdkn1,sdkn2と表記する)を基準とした座標系へと座標変換を施す。ここで、変位後の2個の特徴領域位置を基準とした座標系とは、例えば、当該特徴領域の中点s(すなわち、(sdkn1+sdkn2)/2)を原点として、さらに、特徴領域間を結ぶ直線(sdkn1からsdkn2に向かう直線l)を所定の空間軸(例えばx軸)と定義するような座標系である。この座標系への座標変換は、例えば、前記中点sが原点となるように全てのノードを−sだけ平行移動した後に、直線lが所定の空間軸と一致するように、直線lと所定の空間軸とがなす平面と直交して原点を通る軸まわりの回転を施せばよい。
(S208)
ステップS208において、第2特徴領域位置取得部107は、特徴領域の夫々に関して第2の位置を取得する処理を実行する。ここで、第2の位置を表す座標値をv2h(1≦h≦2)と表記する。
(S209)
ステップS209における処理は、第1の実施形態と同様に図7を用いて説明できる。この図においてステップS1100,S1105およびS1109の処理は第1の実施形態と一部処理の内容が異なるため、その差異を説明する。それ以外の処理の内容は第1の実施形態と同様の処理の内容であるため説明を省略する。
(S1100)
ステップS1100において、変形成分推定部108は、ステップS207で得た第2の表面形状を表す座標群s2jを、ステップS208で取得した2個の第2の位置v2hを基準とした座標系に変換する。この座標変換は、上記特徴領域を結ぶ直線の中点が原点に移動する並進tを施した後に、特徴領域間を結ぶ直線が前記所定の空間軸と一致するような回転R’を施す剛体変換である。また、第2の位置v2hの夫々にも同様の座標変換を施し、座標変換後の第2の位置v2h’を算出する。
(S1105)
ステップS1103において、変形成分推定部108は、第1の実施形態と同様の処理を実行して、座標群s2j’と推定変形形状sd_estとを最も整合させる回転Rを推定する。ただし、回転Rの推定は、前記所定の空間軸(すなわち、2個の特徴領域間を結ぶ直線)を回転軸とした回転成分に限定して推定を行う。
(S1109)
ステップS1109において、変形成分推定部108は、第1の実施形態と同様の処理を実行する。なお、誤差評価値d’の算出方法として、数13に示した計算結果に、特徴領域の対応点間における距離(すなわち、Σ|vdh_est−R・v2h’|)を所定の重みで誤差評価値d’に加えてもよい。ここで、vdh_estは、ステップS1102で生成した推定変形形状sd_est中における、夫々の特徴領域ノードの位置座標を表している。
以上に説明した第2の実施形態における情報処理装置1によれば、2組の特徴領域が略一致することを拘束条件とすることができるため、第1の実施形態に係る効果に加えて、さらに効率的に処理を実行することができる効果がある。具体的には第1の実施形態のステップS209における回転Rの最適化処理の探索空間が3自由度であるのに対して、本変形例によれば1自由度の探索空間に限定できる効果がある。
(変形例2−1)<特徴領域が3個>
本実施形態では、2組の特徴領域を取得する場合を例として説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば、3組の特徴領域を基準とした座標系で変形形状モデルを生成して、ステップS209ではそれらの特徴領域を基準とした座標系で変形位置合わせを実行するようにできる。
この場合、ステップS204の処理において、変形形状群生成部104は、物理シミュレーションによる変形を施した夫々の変形形状に対して、変位後の3個の特徴領域位置を基準とした座標系へと座標変換を施す。この座標変換は、例えば当該特徴領域の重心位置が原点に、全特徴領域が所定の平面(例えばx−y平面)上に、さらに前記特徴領域の中の所定の1つが所定の軸(例えばx軸)上に移動するような剛体変換である。
また、ステップS1100の処理において、変形成分推定部108は、ステップS207で得た第2の表面形状を表す座標群s2jを、ステップS208で取得した3個の第2の位置を基準とした座標系に変換する。この座標変換は、上記3個の特徴領域の重心位置が原点に移動する並進tを施した後に、特徴領域を互いに結んで作られる平面が前記所定の空間平面と一致し、前記所定の特徴領域が前記所定の軸上に位置するような回転R’を施す剛体変換である。
また、ステップS1103からステップS1106までの処理による回転Rの推定は、不要であるので省略できる。
以上に説明した方法によれば、3組の特徴領域が略一致することを拘束条件とすることができるため、第2の実施形態に係る効果に加えて、さらに効率的に処理を実行することができる効果がある。具体的には第1の実施形態のステップS209における回転Rの最適化処理を省略できる効果がある。
(変形例2−2)<特徴領域が4個以上>
本実施形態では、2組の特徴領域を用いる場合を例として説明し、またその変形例2−1では3組の特徴領域を用いる場合を例として説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば、4組以上の特徴領域を基準とした座標系で変形形状モデルを生成して、ステップS209ではそれらの特徴領域を基準とした座標系で変形位置合わせを実行するようにできる。
この場合、ステップS204の処理において、変形形状群生成部104は、物理シミュレーションによる変形を施した夫々の変形形状に対して、変位後の4個以上の特徴領域位置を基準とした座標系へと座標変換を施す。この座標変換は、例えば、第1の変形条件下における前記4個以上の特徴領域位置(v1h)を基準位置とし、その基準位置の夫々に対して前記変形を施した変形形状における対応する夫々の前記特徴領域の位置を略一致の状態にする剛体変換とすることができる。このとき、第1の変形条件下における特徴領域位置と変形を施した変形形状における対応する夫々の特徴領域との間の距離の総和が最小となることをもって前記略一致の状態とすることもできる。また、前記基準位置の重心と各特徴領域とを結ぶベクトルの角度の差の総和が最小となることをもって前記略一致の状態とすることもできる。
また、ステップS1100の処理において、変形成分推定部108は、ステップS207で得た第2の表面形状を表す座標群s2jを、ステップS208で取得した4個以上の第2の特徴領域位置を基準とした座標系に変換する。この座標変換は例えば、第1の変形条件下における前記4個以上の特徴領域の位置を基準位置とし、その基準位置に対して前記第2の位置を略一致させる剛体変換とすることができる。
また、ステップS1103の処理における回転Rの推定は、不要であるので省略できる。
以上に説明した方法によれば、4組以上の特徴領域が略一致することを拘束条件とすることができるため、第2の実施形態に係る効果に加えて、さらに効率的に処理を実行することができる効果がある。具体的には第1の実施形態のステップS207における回転Rの最適化処理を省略することができる効果がある。また、上記方法は4組以上の特徴領域を取得した場合に限らず、例えば特徴領域が2組および3組の場合においても同様にして実行することができる。
(変形例2−3)<特徴領域が複数の場合には「第2の表面形状」を使わなくてもよい>
本実施形態では特徴領域の組を取得して、こらの特徴領域位置を基準とした座標系を利用して、第2の表面形状と前記変形形状モデルとの位置合わせを行う場合を例として説明したが、本発明の実施はこれに限らない。例えば、第2の表面形状を用いずに、第2の位置だけを利用して前記変形形状モデルとの位置合わせを行うようにできる。
この場合、ステップS1103からステップS1108の処理を省略することができる。またステップS1109では、第2の表面形状を用いずに、特徴領域の対応点間における距離の総和だけに基づいて、変形成分推定値を更新するようにできる。またステップS1110では、前記距離の総和だけに基づいて繰り返し処理の終了判定を行うようにできる。
以上に説明した方法によれば、複数の特徴領域の組を取得する本発明の実施において、変形成分推定値の算出の処理を、より簡易に実行でき、処理を効率化・高速化できる効果がある。
(変形例2−4)<特徴領域が1〜4個以上>
本実施形態およびその変形例2−1から変形例2−3および第1の実施形態では、予め定めされた特徴領域の組の数に応じた好適な処理方法の例について説明したが、本発明の実施はこれらの何れかの形態であることに限定されない。例えばステップS202およびステップS208で取得する特徴領域の組の数をユーザの指示によって切り替えられるようにし、その数に応じて前記の処理を切り替えて実行する仕組みを持つようにしても良い。これによれば、取得した特徴領域の組の数に基づいて好適な処理方法を選択して実行することが可能となり、ユーザの利便性を向上させる効果がある。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な情報処理装置の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
1 情報処理装置
100 第1画像取得部
101 第1形状取得部
102 第1特徴領域位置取得部
103 仮想変形パラメータ取得部
104 変形形状群生成部
105 変形形状モデル生成部
106 第2形状取得部
107 第2特徴領域位置取得部
108 変形成分推定部
109 変位ベクトル算出部
110 変形画像生成部
111 画像表示部
2 画像撮影装置
3 形状測定装置

Claims (7)

  1. 対象物体に関する複数の変形条件下における変形形状群を生成する変形形状群生成手段と、
    前記変形形状群の夫々における特徴点の位置に基づいて前記変形形状群を位置合わせする位置合わせ手段と、
    前記位置合わせされた変形形状群に基づいて、前記複数の変形条件下における前記対象物体の複数の変形形状を表す変形形状モデルを生成する変形形状モデル生成手段と、
    前記変形形状モデルを用いて、所望の変形条件下における前記対象物体の変形を推定する変形推定手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記位置合わせ手段は、前記特徴点が二つである場合には、二つの特徴点の位置を結ぶ直線の中点を一致させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記位置合わせ手段は、前記特徴点が三つである場合には、三つの特徴点の重心を一致させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記変形形状モデル生成手段は、前記特徴点が複数である場合には、特徴点の位置の変形を変形形状モデルとして生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記対象物体は人体の乳房であり、前記対象物体の特徴点は少なくとも人体の乳頭を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記対象物体はMRIで撮像されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 対象物体に関する複数の変形条件下における変形形状群を生成する変形形状群生成手段と、
    対象物体に関する複数の変形形状群を、該変形形状群間で共通する解剖学的特徴の位置に基づいて位置合わせする位置合わせ手段と、
    前記位置合わせされた変形形状群に基づいて、前記複数の変形条件下における前記対象物体の複数の変形形状を表す変形形状モデルを生成する変形形状モデル生成手段と、
    前記変形形状モデルを用いて、所望の変形条件下における前記対象物体の変形を推定する変形推定手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
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