JP5546149B2 - 案内情報生成装置 - Google Patents

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この発明は、例えばカーナビゲーション装置などに適用されて、運転者を案内するための案内情報を生成する案内情報生成装置に関する。
従来のカーナビゲーション装置においては、予め計算されたルートに沿ってユーザを音声で案内する音声案内は、例えば「700m先、○○交差点を、××方面へ、右折です」または「300m先、○○交差点を、××方面へ、右折です」などというように、具体的な数値を使用して行われている。このような目的地または次の進路変更地点までの距離を、数値を用いて案内するカーナビゲーション装置の場合、距離感覚に不慣れな運転者にとっては、右左折すべき地点を直感的に理解しにくいという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1は、案内要求に対して、目的地または次の進路変更地点までの残距離または推定所要時間などといった数値ではなく、例えば「まだまだ先です」とか「もう少しです」といった感覚的な表現の音声で案内することにより、運転者が直感的に理解しやすい案内を行なう車両誘導装置を開示している。
この車両誘導装置は、目的地等が与えられると誘導経路設定手段は誘導経路を自動設定する。誘導制御手段は誘導経路に沿って車両の走行を誘導する。案内要求が入力されると、案内情報生成手段内の案内生成制御手段は、自車位置と次の進路変更地点等までの位置関係に基づいて、案内対象地点までどのくらいかを示す感覚的なメッセージを生成し、音声合成出力手段を介して、例えば「もうすぐ」といった音声メッセージを出力させる。
特開平8−35847号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、運転者が直感的に理解しやすい感覚的な表現で音声案内が行われるが、ルートを熟知した同乗者が通常行うような指示語(「次の」、「あの」、「その」または「この」など)を用いて運転者に道案内する場合に比べると、直感的に理解しやすいとは言い難い。
また、「○○交差点」または「××方面」といった具体的な地名を用いた音声案内が行われても、運転者は、知らない土地を走行している場合は、音声案内の内容を理解できないという問題がある。
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、運転者が直感的に理解しやすい音声案内を行うことができる案内情報生成装置を提供することにある。
この発明は上記の課題を解決するために、地図情報を記憶する地図情報記憶部と、ルート情報を保持するルート設定部と、地図情報記憶部から読み込んだ地図情報とルート設定部から取得したルート情報とに基づき案内対象を選出し、該案内対象に至るまでの距離または時間によって異なる指示語を用いた案内情報を生成する案内情報生成部と、案内情報生成部で生成された案内情報を提示するタイミングを決定する提示タイミング決定部と、提示タイミング決定部で決定されたタイミングが到来した場合に、案内情報生成部で生成された案内情報を音声で出力する音声出力部と、天候情報または時刻情報の少なくとも1つを環境パラメータとして取得する環境パラメータ取得部とを備え、案内情報生成部は、案内対象が遠くから近くになるに連れて「次の」、「あの」、「その」および「この」の順番で使用する指示語のうち少なくとも2つの指示語を指定し当該指定された指示語を使用する案内対象に至るまでの距離または時間環境パラメータに応じて変更することを特徴とする。
この発明によれば、ドライバーに分かりやすい案内対象選出、案内対象に至るまでの距離または時間によって異なる指示語を指定し、指定された指示語を使用する案内対象に至るまでの距離または時間を環境パラメータに応じて変更するように構成したので、運転者が直感的に理解しやすい音声案内を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置の指示語指定部に格納されている指示語テーブルの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置の指示語指定部に格納されている指示語テーブルの他の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置で行われる案内情報生成処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置で行われる提示タイミング決定処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置において、既定の案内地点で4種類の指示語を用いた音声案内が行われる例を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置において行われる音声案内の出力タイミングが昼夜によって異なる例を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置において行われる音声案内の出力タイミングが天候によって異なる例を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置において行われる音声案内の出力タイミングが車速によって異なる例を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置の構成を示すブロック図である。なお、以下では、実施の形態1に係る案内情報生成装置がカーナビゲーション装置に適用されている場合について説明する。
この案内情報生成装置は、地図情報記憶部1、ルート設定部2、環境パラメータ取得部3、案内情報生成部4、状況パラメータ取得部5、提示タイミング決定部6および音声出力部7を備えている。
地図情報記憶部1は、地図情報を記憶している。この地図情報記憶部1に記憶されている地図情報は、ルート設定部2、案内情報生成部4および提示タイミング決定部6によって読み出される。
ルート設定部2は、外部から指示された出発地から目的地までの最適なルートを、地図情報記憶部1から読み出した地図情報に基づいて計算し、この計算したルートおよびルートに関連する情報(交差点、信号機および施設などの情報)をルート情報として保持する。このルート設定部2に保持されているルート情報は、案内情報生成部4および提示タイミング決定部6によって読み出される。
環境パラメータ取得部3は、周囲環境を表す環境パラメータを取得して案内情報生成部4に送る。この環境パラメータ取得部3は、天候取得部11および時刻取得部12を備えている。
天候取得部11は、例えばワイパースイッチのON/OFF状態を調べ、雨が降っているか晴れているかという天候情報を取得する。この天候取得部11で取得された天候情報は、環境パラメータの一部として案内情報生成部4に送られる。なお、天候情報は、通信を利用して、ネットワーク上の天気情報サイト(いずれも図示は省略する)から取得するように構成することもできる。
時刻取得部12は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS信号を受信し、この受信したGPS信号に含まれる現在時刻を抽出して調べることにより、昼であるか夜であるかといった時刻情報を取得する。この時刻取得部12で取得された時刻情報は、環境パラメータの他の一部として案内情報生成部4に送られる。なお、時刻取得部12は、ヘッドライトスイッチのON/OFF状態を判断し、昼であるか夜であるかといった時刻情報を取得するように構成することもできる。
案内情報生成部4は、指示語指定部21、案内対象指定部22、案内地点決定部23、案内文生成部24および発話管理部25を備えている。指示語指定部21は、案内対象までの残距離に応じた指示語、つまり、人の感覚にあった「次の」、「あの」、「その」および「この」といった指示語を指定する。
この指示語指定部21は、図2に示すような、案内対象に到着するまでの残距離と指示語とを対応させた指示語テーブル21aを格納している。この指示語テーブル21aは、例えば、曲がるべき交差点の300m手前で発話する案内文には「次の」、150m手前で発話する案内文には「あの」、100m手前で発話する案内文には「その」、50m手前で発話する案内文には「この」という指示語をそれぞれ使用すべき旨を規定している。なお、指示語テーブル21a内の数値は一例であり、残距離と指示語との関係は任意に決定することができる。この指示語指定部21で指定された指示語は、案内文生成部24に送られる。
また、指示語テーブル21aには、図3に示すように、案内対象に到着するまでの残時間に対応する指示語を格納することもできる。ここで「残時間」とは、仮に現在のスピードのままで案内対象に到達する場合に要するであろう予想時間である。図3に示す指示語テーブル21aは、例えば、曲がるべき交差点に到着する30秒前で発話する案内文には「次の」、20秒手前で発話する案内文には「あの」、10秒手前で発話する案内文には「その」、5秒手前で発話する案内文には「この」という指示語をそれぞれ使用すべき旨を規定している。なお、図3に示す指示語テーブル21a内の数値は一例であり、残時間と指示語との関係は任意に決定することができる。
案内対象指定部22は、地図情報記憶部1から読み込んだ地図情報を参照し、ルート設定部2から取得したルート情報によって示されるルート上の曲がるべき地点に信号機があれば「信号機」を案内対象として指定し、施設があれば「施設」を案内対象として指定し、信号機または施設などといった目印として使用できるものがなければ「交差点」を案内対象として指定する。この案内対象指定部22で指定された案内対象は、案内文生成部24に送られる。
案内地点決定部23は、地図情報記憶部1から読み込んだ地図情報を参照し、環境パラメータ取得部3から送られてくる環境パラメータに応じて、発話の地点またはタイミングを前後にずらした案内地点を決定する。例えば、案内地点決定部23は、夜間の雨の日は見通しが悪いため、通常の発話の地点から30m手前を案内地点として決定し、または、通常の発話のタイミングから5秒早いタイミングを案内地点として決定する。この案内地点決定部23で決定された案内地点は、案内文生成部24に送られる。
案内文生成部24は、指示語指定部21から送られてくる指示語および案内対象指定部22から送られてくる案内対象を含む案内文を生成する。このとき、案内文生成部24は、案内に必要な指示語の種類と発話の回数を決め、少なくとも2種類以上の指示語を使用した案内文を生成する。この案内文生成部24は、生成した案内文に、案内地点決定部23から送られてくる案内地点を付加して発話管理部25に送る。
発話管理部25は、案内文生成部24から送られてくる案内文および案内地点を一括して管理する。この発話管理部25で管理されている案内文および案内地点は、提示タイミング決定部6によって読み出される。
状況パラメータ取得部5は、自車の周囲の状況を表す状況パラメータを取得して提示タイミング決定部6に送る。この状況パラメータ取得部5は、自車位置検出部31およびスピード検出部32を備えている。
自車位置検出部31は、例えばGPS衛星からのGPS信号を受信し、この受信したGPS信号に含まれる現在位置を抽出して現在位置を検出する。この自車位置検出部31で検出された現在位置を表す現在位置データは、状況パラメータの一部として提示タイミング決定部6に送られる。なお、自車位置検出部31は、ジャイロおよび車速センサ(いずれも図示は省略する)を用いた自律航法によって自車位置を検出するように構成することもできる。
スピード検出部32は、車速センサ(図示は省略する)から送られてくる車速パルスなどを用いて自車が走行している速度を検出する。このスピード検出部32で検出された速度を表す速度データは、状況パラメータの他の一部として提示タイミング決定部6に送られる。
提示タイミング決定部6は、状況依存タイミング決定部41およびタイミング管理部42を備えている。状況依存タイミング決定部41は、地図情報記憶部1から読み込んだ地図情報を参照し、状況パラメータ取得部5から状況パラメータとして送られてくる現在位置データおよび速度データに基づいて、ルート設定部2から取得したルート情報によって示されるルート上の曲がるべき地点までの残距離または残時間を常に計測しており、この計測した残距離または残時間に応じて、案内文を発話する発話タイミングを決定する。この状況依存タイミング決定部41で決定された発話タイミングは、タイミング管理部42に送られる。
タイミング管理部42は、状況依存タイミング決定部41から送られてきた発話タイミングが、案内情報生成部4の発話管理部25から読み出した案内文に付加された案内地点に対応する場合に、その案内文を音声出力部7に送る。音声出力部7は、提示タイミング決定部6のタイミング管理部42から送られてくる案内文に応じた音声を出力する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置の動作を、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。図4に示すフローチャートは、案内情報生成装置で実行されるメイン処理を示している。
メイン処理では、まず、ルート計算が行われる(ステップST11)。すなわち、ルート設定部2は、地図情報記憶部1に記憶されている地図情報を参照して、外部から指示された出発地(例えば、自車位置検出部31で検出された現在位置)から目的地までの最適なルートを計算し、この計算したルートおよびルートに関連する情報(交差点、信号機および施設などの情報)をルート情報として保持する。
次いで、案内情報生成処理が行われる(ステップST12)。すなわち、案内情報生成部4は、地図情報記憶部1に記憶されている地図情報、ステップST11で計算されてルート設定部2に保持されているルート情報および環境パラメータ取得部3で取得された環境パラメータを入力し、これらに基づいて案内文を生成する。このステップST12で行われる案内情報生成処理の詳細は、後述する。
次いで、提示タイミング決定処理が行われる(ステップST13)。提示タイミング決定部6は、状況パラメータ取得部5から送られてくる状況パラメータに応じて、案内情報生成部4から案内文を取得し、音声出力部7に送る。この提示タイミング決定処理の詳細は、後述する。
次いで、音声が出力される(ステップST14)。すなわち、音声出力部7は、提示タイミング決定部6から送られてくる案内文を音声で出力する。以上により、案内情報生成装置のメイン処理は終了する。
次いで、上記ステップST12で行われる案内情報生成処理の詳細を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
案内情報生成処理では、まず、地図情報およびルート情報が取得される(ステップST21)。すなわち、案内情報生成部4は、地図情報記憶部1から地図情報を取得するとともに、ルート設定部2からルート情報を取得して内部に一時記憶する。
次いで、案内対象と指示語の選出が行われる(ステップST22)。すなわち、案内対象指定部22は、ステップST21で取得したルート情報を参照し、案内文に使用する案内対象、すなわち「交差点」、「信号機」または「施設」などを選出し、案内文生成部24に送る。また、指示語指定部21は、ステップST21で取得したルート情報と、自己の内部に格納している指示語テーブル(図2または図3参照)とを照合し、案内文に用いる指示語、つまり「次の」、「あの」、「その」または「この」を選出し、案内文生成部24に送る。
次いで、環境パラメータが取得される(ステップST23)。すなわち、案内地点決定部23は、環境パラメータ取得部3から環境パラメータを取得する。より詳しくは、案内地点決定部23は、環境パラメータ取得部3の天候取得部11から天候情報を取得するとともに、時刻取得部12から時刻情報を取得する。
次いで、時間帯は「夜」であるか「昼」であるかが調べられる(ステップST24)。すなわち、案内地点決定部23は、ステップST23で取得した時刻情報を参照し、現在は「夜」であるか「昼」であるかを調べる。このステップST24において、「昼」であることが判断されると、シーケンスはステップST26に進む。
一方、ステップST24において、「夜」であることが判断されると、案内文を出力するタイミングを5秒だけ早くする処理が行われる(ステップST25)。すなわち、案内地点決定部23は、案内文を出力するタイミングとして、既定の案内地点から5秒だけ早くした地点を案内文生成部24に送る。なお、「5秒」は一例であり、これ以外の値を用いることもできる。また、残時間を変更するのではなく、残距離を変更するように構成することもできる。その後、シーケンスはステップST26に進む。
ステップST26においては、天候は「雨」であるか「晴れ」であるかが調べられる。すなわち、案内地点決定部23は、ステップST23で取得した天候情報を参照し、現在は「雨」であるか「晴れ」であるかを調べる。このステップST26において、「晴れ」であることが判断されると、シーケンスはステップST28に進む。
一方、ステップST26において、「雨」であることが判断されると、案内文を出力するタイミングを5秒だけ早くする処理が行われる(ステップST27)。すなわち、案内地点決定部23は、案内文を出力するタイミングとして、既定の案内地点から5秒だけ早くした地点を案内文生成部24に送る。なお、「5秒」は一例であり、これ以外の値を用いることもできる。また、残時間を変更するのではなく、残距離を変更するように構成することもできる。その後、シーケンスはステップST28に進む。
ステップST28においては、案内地点の決定が行われる。すなわち、案内地点決定部23は、時刻と天候に考慮して、案内文を出力するタイミング、つまり案内地点を決定する。すなわち、「昼」かつ「晴れ」であれば既定の案内地点が、「夜」かつ「晴れ」または「昼」かつ「雨」であれは既定の案内地点を5秒だけ早くした地点、「夜」かつ「雨」であれば既定の案内地点を10秒だけ早くした地点が、最終的な案内地点として決定される。
次いで、案内文生成が行われる(ステップST29)。すなわち、案内文生成部24は、ステップST22で選出された案内文に使用する案内対象物「信号機」、「交差点」または「施設」などを入力するとともに、案内文の指示語「次の」、「あの」、「その」または「この」を入力し、これらを含む案内文を生成する。このとき、案内文生成部24は、近い地点から「次の」、「あの」、「その」および「この」の順番に、2種類以上の指示語を使用する。そして、この生成した案内文に、ステップST28で決定された案内地点を付加して発話管理部25に送る。
発話管理部25は、案内文生成部24から送られてくる案内文および案内地点を入力し、一括して管理する。この発話管理部25で管理されている案内文および案内地点は、ステップST13で行われる提示タイミング決定処理で参照される。その後、シーケンスは、メイン処理にリターンする。
次いで、上記ステップST13で行われる提示タイミング決定処理の詳細を、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
提示タイミング決定処理では、まず、地図情報およびルート情報が取得される(ステップST31)。すなわち、提示タイミング決定部6は、地図情報記憶部1から地図情報を取得するとともに、ルート設定部2からルート情報を取得して内部に一時記憶する。
次いで、現在位置と車速が取得される(ステップST32)。すなわち、提示タイミング決定部6の状況依存タイミング決定部41は、状況パラメータ取得部5の自車位置検出部31から現在位置データを取得するとともに、スピード検出部32から速度データを取得する。
次いで、状況にあわせて発話タイミングが決定される(ステップST33)。すなわち、状況依存タイミング決定部41は、地図情報記憶部1から読み込んだ地図情報を参照し、ステップST32において状況パラメータ取得部5から取得した現在位置データおよび速度データに基づいて、ルート設定部2から取得したルート情報によって示されるルート上の曲がるべき地点までの残距離または残時間を常に計測し、この計測した残距離または残時間に応じて、案内文を発話する発話タイミングを決定する。この状況依存タイミング決定部41で決定された発話タイミングは、タイミング管理部42に送られる。
次いで、発話タイミングが到来したかどうかが調べられる(ステップST34)。すなわち、タイミング管理部42は、案内情報生成部4の発話管理部25から取得した案内文に付加された案内地点と、状況依存タイミング決定部41から送られてくる発話タイミングとを照合することにより、発話タイミングが到来したかどうかを調べる。このステップST34において、発話タイミングが到来していないことが判断されると、このステップST34を繰り返し実行しながら待機する。
一方、ステップST34において、発話タイミングが到来したことが判断されると、案内情報生成部4の発話管理部25から取得した案内文が音声出力部7に送られ、その後、シーケンスはメイン処理にリターンする。これにより、メイン処理のステップST14において、案内文が音声で出力される。
以上のように構成される案内情報生成装置が適用されたカーナビゲーション装置において、案内対象および指示語を用いた音声案内が行われる様子を説明する。図7は、既定の案内地点で4種類の指示語を用いた音声案内が行われる様子示している。すなわち、自車に近い地点から「次の信号を左に曲がります。」、「あの信号を左に曲がります。」、「その信号を左に曲がります。」および「この信号を左に曲がります。」といった順番で、音声案内が行われる。
図8は、音声案内の出力タイミングが昼夜によって異なる例を示しており、図8(a)は、「昼」は既定の案内地点で音声案内が行われ、図8(b)は、「夜」は「昼」より早いタイミング、つまり案内対象(信号機)までの残距離が大きい時点で音声案内が行われる様子を示している。
図9は、音声案内の出力タイミングが天候によって異なる例を示しており、図9(a)は、「晴れ」の場合は既定の案内地点で音声案内が行われ、図9(b)は、「雨」の場合は「晴れ」の場合より早いタイミング、つまり案内対象(信号機)までの残距離が大きい時点で音声案内が行われる様子を示している。
なお、上述した実施の形態1に係る案内情報生成装置では、昼夜および天候に応じて音声案内の出力タイミングを変更するように構成したが、音声案内の出力タイミングを車速に応じて変更するように構成することもできる。この場合、環境パラメータ取得部3は、スピード検出部32で検出された速度データを環境パラメータとして案内地点決定部23に送るように構成できる。
図10は、音声案内の出力タイミングが車速によって異なる例を示しており、図10(a)は、車速が「約30km/h」の場合は既定の案内地点で音声案内が行われ、図10(b)は、車速が「約50km/h」の場合は「約30km/h」の場合より早いタイミング、つまり案内対象(信号機)までの残距離が大きい時点で音声案内が行われる様子を示している。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る案内情報生成装置によれば、ドライバーに分かりやすい案内対象に至るまでの距離または時間によって、「次の」、「あの」、「その」および「この」といった異なる指示語を連続的に用いた音声で案内するように構成したので、運転者が直感的に理解しやすい音声案内を行うことができる。
1 地図情報記憶部、2 ルート設定部、3 環境パラメータ取得部、4 案内情報生成部、5 状況パラメータ取得部、6 提示タイミング決定部、7 音声出力部、11 天候取得部、12 時刻取得部、21 指示語指定部、21a 指示語テーブル、22 案内対象指定部、23 案内地点決定部、24 案内文生成部、25 発話管理部、31 自車位置検出部、32 スピード検出部、41 状況依存タイミング決定部、42 タイミング管理部。

Claims (3)

  1. 地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    ルート情報を保持するルート設定部と、
    前記地図情報記憶部から読み込んだ地図情報と前記ルート設定部から取得したルート情報とに基づき案内対象を選出し、該案内対象に至るまでの距離または時間によって異なる指示語を用いた案内情報を生成する案内情報生成部と、
    前記案内情報生成部で生成された案内情報を提示するタイミングを決定する提示タイミング決定部と、
    前記提示タイミング決定部で決定されたタイミングが到来した場合に、前記案内情報生成部で生成された案内情報を音声で出力する音声出力部と、
    天候情報または時刻情報の少なくとも1つを環境パラメータとして取得する環境パラメータ取得部とを備え、
    前記案内情報生成部は、前記案内対象が遠くから近くになるに連れて「次の」、「あの」、「その」および「この」の順番で使用する指示語のうち少なくとも2つの指示語を指定し当該指定された指示語を使用する案内対象に至るまでの距離または時間前記環境パラメータに応じて変更することを特徴とする案内情報生成装置。
  2. 自車位置データまたは速度データの少なくとも1つを状況パラメータとして取得する状況パラメータ取得部を備え、
    前記提示タイミング決定部は、前記状況パラメータ取得部で取得された状況パラメータに応じて案内情報を提示するタイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の案内情報生成装置。
  3. 前記案内情報生成部で生成される案内情報に用いられる案内対象は、「信号機」、「施設」または「交差点」を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の案内情報生成装置。
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