JP5545704B2 - 粘着テープの製造方法および粘着テープ - Google Patents

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Description

本発明は、粘着テープの製造方法に関する。より詳しくは、支持体上に、所定のパターン状に形成された粘着剤層を備える粘着テープの製造方法、および該製造方法を用いて製造される粘着テープに関する。
従来から、様々なものの固定、保護、目印、刺激などを目的として、粘着テープが用いられている。この粘着テープには、必ず粘着剤からなる粘着剤層が存在するが、貼付の目的や被着体の種類に応じて、粘着剤層の形状を工夫した様々なテープがある。例えば、身体保護、経絡の歪み矯正、ツボ刺激、痩身、筋膜や筋肉の機能回復、骨や関節の機能回復、腱位置矯正、身体マッサージ、身体保温、肩こりなどの凝り・痛み・炎症などの軽減、テーピング、美容、身体患部治療、民間療法などの分野で用いられる粘着テープは、身体に直接貼付するため、ムレやかぶれを防止するために、粘着剤層を所定の形状にパターン加工し、通気性等を確保するものもある。
また、身体に用いられる粘着テープ以外にも、例えば、仮固定や短時間の保護、または目印に用いられる粘着テープなどは、剥離性をよくするために、支持体の全面に粘着剤層を形成せず、支持体上に粘着剤層を所定の形状にパターン形成する場合もある。
具体的な一例として、例えば、特許文献1には、テープに粘着剤層を波状条に形成することにより、通気性を向上させた粘着テープが開示されている。また、特許文献2には、粘着剤層に所定の凹部パターンを形成した粘着シートが開示されている。更に、特許文献3には、テープ幅方向に延びる凹溝が、テープ長手方向に間隔を置いて複数配列されており、かつ長さが段階的に異なる凹溝がテープ長手方向に、長さが徐々に長くなっては短くなるパターン列からなる配列構成を備える身体貼着用テープが開示されている。
これらの粘着テープは、従来、以下のようにして製造されている。例えば、特許文献1に記載された粘着テープは、走行する仮基材シートの一方の面に粘着剤塗料を粘着剤塗料層となるよう塗布し、該仮基材シートの進行方向に対して垂直の方向に往復動する複数の掻き足を有する櫛にて、該粘着剤塗料層の一部を波状に掻取り除去し、仮基材シート上に残存する波状条の粘着剤塗料層を乾燥させ粘着剤層とした後に、支持体に波状条の該粘着剤層を転写することにより粘着シートを製造している。この方法は、仮基材シートに一方の面の全面に、粘着剤塗料を塗布した後、掻き足を有する櫛にて粘着剤塗料層の一部を掻取り除去する方法のため、櫛にて除去しきれない粘着剤塗料層が、転写後の粘着シートにも残存してしまい、通気性を低下させる原因となっていた。
また、例えば、特許文献2に記載された粘着シートは、所定パターンの凸部を表面に有するエンボスロールと平ロールとの間に、粘着層を有する基材フィルムまたは粘着層を有する剥離紙を供給し、少なくとも前記凸部に凹部形成補助液が介在する条件下で押圧して、前記粘着層に所定パターンの凹部を形成することにより粘着シートを製造している。この方法も特許文献1と同様、凸部により除去しきれない粘着層が、粘着シートに残存してしまい、粘着剤の残存または薄膜を生じさせ、通気性を低下させる原因となっていた。また、凸部を有するエンボスロールの作成には、高コストが予想されることから、粘着シート自体の製造コストにも増加させる問題も生じていた。
特開2006−75648号公報 特開2006−299123号公報 特開2006−175093号公報
上記のように、支持体上に粘着剤層を所定の形状にパターン形成した粘着テープの従来の製造方法では、本来粘着剤層を有さない部分への粘着剤の残存により、通気性が低下するという問題が生じていた。また、ロール型(金型やエンボスロールなど)を用いる方法では、金型作成が高コストであるために、粘着シート自体の製造コストも増加するという問題も生じていた。
そこで、本発明では、簡便な工程を経るだけで、支持体上に所定の形状の粘着剤層をパターン形成する際、粘着剤層を有さない部分に粘着剤を確実に残存させないことが可能な、粘着テープの製造方法を提供することを主目的とする。
本願発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究した結果、所定の形態を有するシートを用いることにより、粘着剤層を有さない部分に粘着剤を確実に残存させない技術を見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明では、まず、支持体上に、粘着剤層によりパターンが形成された粘着テープの製造方法であって、
前記粘着剤層を有さない部分と同一の形状の貫通孔を有するシートの第1面に、粘着剤を塗布する粘着剤塗布工程と、
前記シートの第1面と逆面である第2面に、前記貫通孔内に入り込んだ前記粘着剤および/または前記第2面に漏れだした前記粘着剤を粘着させ、後に剥がされることによって前記粘着剤の除去を可能とする粘着剤除去シートを積層させる粘着剤除去シート第1積層工程と、
前記粘着剤塗布工程および前記粘着剤除去シート第1積層工程を少なくとも経た後に、前記シートの第1面に支持体を積層させ、該支持体に粘着剤を転写する粘着剤転写工程と、
を少なくとも行う粘着テープの製造方法を提供する。
本発明に係る製造方法では、前記貫通孔を有するシートに粘着剤を塗布するため、シートの第1面の全面に粘着剤を塗布しても、貫通孔の部分は粘着剤の残存を確実に防ぐことができる。
本発明に係る製造方法においては、前記粘着剤転写工程を行った後に、前記シートを前記支持体から剥離するシート剥離工程を更に行うこともできる。
ただし、このシート剥離工程を行わずに、前記シートを、前記粘着テープの剥離シートとして用いることも可能である。
本発明に係る製造方法においては、予め前記貫通孔を有するシートを用いることも可能であるが、前記粘着剤塗布工程を行う前に、シートに前記貫通孔を形成する貫通孔形成工程を更に行っても良い。
また、本発明に係る製造方法においては、前記粘着剤塗布工程および前記粘着剤除去シート第1積層工程を少なくとも経た後に、前記粘着剤除去シートを前記シートから剥離する粘着剤除去シート剥離工程を更に行うことも可能である。
該粘着剤除去シート剥離工程を行う場合、前記粘着剤除去シート剥離工程を経た後に、前記剥離シートの第2面に、粘着剤除去シートを積層させる粘着剤除去シート第2積層工程を更に行うことも可能である。
本発明では、次に、一面に、粘着剤層によりパターンが形成された支持体と、
前記粘着剤層に積層され、前記粘着剤層を有さない部分と同一の形状の貫通孔を有する剥離シートと、
該剥離シートに積層された前記貫通孔内に入り込んだ前記粘着剤および/または前記第2面に漏れだした前記粘着剤を粘着させ、後に剥がされることによって前記粘着剤の除去を可能とする粘着剤除去シートと、
を少なくとも備える粘着テープを提供する。
本発明に係る粘着テープに用いる各部材を形成する素材は特に限定されないが、本発明では特に、前記支持体は、伸縮性のある素材から形成されることが好ましい。
本発明に係る製造方法は、非常に簡便な工程を経るだけで、支持体上にパターン形成された粘着剤層以外の部分に粘着剤が残存せず、通気性が良好な粘着テープを製造することができる。
本発明に係る製造方法のフロー図である。 本発明に係る製造方法で製造される粘着テープにおける支持体13の粘着剤層11側から視た正面模式図である。 本発明に係る製造方法に用いる粘着テープの製造装置100の一例を示す模式図である。 本発明に係る製造方法の各工程におけるシート15、粘着剤A、粘着剤除去シート16a、および支持体13の一例を示す断面模式図である。 本発明に係る製造方法の各工程におけるシート15、粘着剤A、粘着剤除去シート16a、および支持体13の図4とは異なる一例を示す断面模式図である。 本発明に係る製造方法に用いる粘着テープの製造装置100の図3とは異なる一例を示す模式図である。 本発明に係る製造方法に用いる粘着テープの製造装置100の図3および図6とは異なる一例を示す模式図である。 本発明に係る製造方法に用いる粘着テープの製造装置100の図3、図6および図7とは異なる一例を示す模式図である。 本発明に係る製造方法に用いる粘着テープの製造装置100の図3、図6、図7および図8とは異なる一例を示す模式図である。 本発明に係る粘着テープ10の一実施形態を示す断面模式図である。 本発明に係る粘着テープ10の一実施形態を粘着剤除去シート16側から視た正面模式図である。 本発明に係る粘着テープにおける支持体13の一実施形態の粘着剤層11側から視た正面模式図である。 本発明に係る粘着テープにおける支持体13の図12とは異なる実施形態の粘着剤層11側から視た正面模式図である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<粘着テープの製造方法>
図1は、本発明に係る粘着テープ10の製造方法のフロー図であり、図2は、本発明に係る製造方法で製造される粘着テープ10における支持体13の粘着剤層11側から視た正面模式図であり、図3は、本発明に係る製造方法に用いる粘着テープ10の製造装置100の一例を示す模式図である。
本発明に係る粘着テープ10の製造方法は、図2に示すような支持体13上に、粘着剤層11と非粘着剤層12によりパターンが形成された粘着テープ10の製造方法であって、(I)粘着剤塗布工程と、(II)粘着剤除去シート第1積層工程と、(III)粘着剤転写工程と、を少なくとも行う方法である。また、必要に応じて、(IV)シート剥離工程、(V)貫通孔形成工程、(VI)粘着剤除去シート剥離工程、(VII)粘着剤除去シート第2積層工程、を行うことも可能である。以下、それぞれの工程について、詳細に説明する。
(I)粘着剤塗布工程
粘着剤塗布工程(I)は、シート15に粘着剤を塗布する工程である。粘着剤を塗布するシート15としては、前記非粘着剤層12と同一の形状の貫通孔14を有するシート15を用いる。シート15は、予め前記貫通孔14を備えるものを用いてもよいし、貫通孔14のないシート15に、後述する(V)貫通孔形成工程を経ることで貫通孔14を形成したものを用いてもよい。
シート15へ粘着剤を塗布する具体的方法は特に限定されず、公知のあらゆる塗布方法を自由に選択して用いることができる。例えば、図3に示すような製造装置100を用いて、ヘッド101からシート15の第1面に粘着剤を吐出したり、図示しないが刷毛やヘラによりシート15の第1面に粘着剤を塗着したりすることにより行うことが可能である。
(II)粘着剤除去シート第1積層工程
粘着剤除去シート第1積層工程(II)は、前記シート15の第1面と逆面である第2面、つまりシート15の粘着剤層11を有さない面に、粘着剤除去シート16aを積層させる工程である。この粘着剤除去シート第1積層工程(II)は、図1に示すように、前記粘着剤塗布工程(I)後に行っても、前記粘着剤塗布工程(I)前に行っても、本発明の効果を発揮することが可能である。
前記粘着剤塗布工程(I)では、貫通孔14を有するシート15の第1面に粘着剤を塗布するため、粘着剤が貫通孔14へ入り込んだり、粘着剤が貫通孔14を通じてシート15の第2面に洩れ出したりする場合がある。この貫通孔14に入り込んだりシート15の第2面に漏れ出したりした粘着剤を、粘着剤除去シート16aをシート15の第2面に予め積層させておくか若しくは前記粘着剤塗布工程後に積層させることにより、除去することが可能である。
より具体的に図4を用いて説明する。図4は、本発明に係る製造方法の各工程におけるシート15、粘着剤A、粘着剤除去シート16a、および支持体13の様子を示す断面模式図である。例えば、前記図3に示すような製造装置100を用いて、ヘッド101からシート15の第1面側151(図面向かって上部側)へ向かって粘着剤を塗布した場合(図4(a)参照)、図4(b)に示すように粘着剤Aが貫通孔14に入り込んだり、粘着剤Aが貫通孔14を通じてシート15の第2面152(図面向かって下部側)に洩れ出したりする場合がある。この状態で後述する粘着剤転写工程(III)による支持体13へ粘着剤の転写を行うと、支持体13上の非粘着剤層12が所望の形状に形成されず、通気性の低下や粘着力の変化等を招いてしまう場合がある。
そこで、図4(c)に示すように、シート15の第2面152(図面向かって下部側)から粘着剤除去シート16aを積層させることで、貫通孔14に入り込んだりシート15の第2面152に漏れ出したりした粘着剤Aを、粘着剤除去シート16aに粘着させることができる。そして、粘着テープの貼付時若しくは後述する(VI)粘着剤除去シート剥離工程において、図4(d)に示すように、シート15から粘着剤除去シート16aを剥離することで、貫通孔14に入り込んだりシート15の第2面152に漏れ出したりした粘着剤Aが確実に除去できる。そのため、シート15の第1面151上の貫通孔14以外の部分にのみ、粘着剤Aをパターン形成することが可能である。そして、この状態で後述する粘着剤転写工程(III)による支持体13へ粘着剤の転写を行えば(図4(e)(f)参照)、貫通孔14内に入り込んだ粘着剤Aが、支持体13に転写されるのを防止することができ、その結果、支持体13上の非粘着剤層12が確保され、通気性の低下や粘着力の変化を防止することができる。
(III)粘着剤転写工程
粘着剤転写工程(III)は、前記シート15の第1面151に支持体13を積層させ、支持体13に粘着剤Aを転写する工程である。シート15の貫通孔14に入り込んだ粘着剤Aは、前記(II)粘着剤除去シート第1積層工程を経ることにより粘着剤除去シート16aに粘着されシート15から除去される。そのため、シート15の第1面151には、貫通孔14以外の部分のみに粘着剤Aが塗布された状態になっている(図4(d)参照)。このシート15の第1面151に支持体13を積層させ、支持体13に粘着剤Aを転写することにより、支持体13上に粘着剤層11と非粘着剤層12からなるパターンを形成することができる。
より具体的に説明すると、例えば、図3に示すように、粘着剤塗布工程(I)と粘着剤除去シート第1積層工程(II)を経たシート15を、必要に応じて乾燥炉102を通過させることにより、シート15の第1面151に塗布された粘着剤Aを乾燥させた後、シート15の第1面151(図面向かって上部側)から支持体13を積層させ(図4(e)参照)、対向する一対のローラ103などによりプレスすることで、シート15上の粘着剤Aを支持体13に転写することができる(図4(f)参照)。
また、例えば、図示しないが、粘着剤塗布工程(I)と粘着剤除去シート第1積層工程(II)を経たシート15を、シート15の第1面151(図面向かって上部側)から支持体13を積層させ(図4(e)参照)、必要に応じて乾燥炉102を通過させることにより、シート15の第1面151と支持体に挟持された粘着剤Aを乾燥させた後、対向する一対のローラ103などによりプレスすることで、シート15上の粘着剤Aを支持体13に転写することができる(図4(f)参照)。
なお、図4では、シート15から粘着剤除去シート16aを剥離した後に、シート15に支持体14を積層させているが、本発明ではこれに限定されない。例えば、図5(d)(e)に示すように、シート15に粘着剤除去シート16aを積層させたまま、シート15の第1面151に支持体13を積層させ、支持体13に粘着剤Aを転写し、その後、シート15ごと粘着除去シート16を剥離することで(図5(f)参照)、本発明の目的を達成することも可能である。
(IV)シート剥離工程
シート剥離工程(IV)は、粘着剤転写工程(III)を行った後に、支持体14からシート15を剥離する工程である(図1および図6参照)。本発明に係る製造方法に用いるシート15は、シート剥離工程(IV)を行わない場合には、粘着テープ10の剥離シート15’として用いることができるが、シート剥離工程(IV)を行うことにより、シート15を、粘着テープ10の製造に何度も繰り返し用いることも可能である。
シート15を形成する素材は、特に限定されず、従来、粘着テープの分野で使用されているあらゆる素材や、粘着テープ製造工程で使用されているあらゆる素材を自由に選択して用いることができる。例えば、紙、合成樹脂フィルム、発泡シート、シリコン、ゴム、金属箔、木材、ガラス繊維、またはこれらをポリ4フッ化エチレンフッ素樹脂(テフロン(登録商標))加工したもの、などを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
シート剥離工程(IV)を行う場合、シート15を何度も繰り返し用いるためには、前記のいずれかの素材からなるシートを、ポリ4フッ化エチレンフッ素樹脂(テフロン(登録商標))で表面加工したものが特に好ましい。
シート剥離工程(IV)を行わず、シート15を、粘着テープ10の剥離シート15’として用いる場合には、紙、合成樹脂フィルム、発泡シートなどからなるシートを用いることが好ましい。
シート剥離工程(IV)を行う場合、図6に示すように、シート剥離工程(IV)後に、流通や保存時における粘着剤層11を保護するために、剥離シート15’を積層させてもよい。この場合の剥離シート15’は、貫通孔14を備えるものであっても、貫通孔14を備えない通常用いられる形状の剥離シートであってもよい。また、剥離シート15’は、前記シート15と同一のシートを用いてもよいし、例えば、前記シート15より薄い素材からなるシートなどのように、異なる素材からなるシートを用いてもよい。
(V)貫通孔形成工程
貫通孔形成工程(V)は、シート15に貫通孔14を形成する工程である。本発明に係る製造方法に必須の工程ではないが、粘着剤塗布工程(I)の前に行うことで(図1および図7参照)、貫通孔14を有さないシート15でも本発明の製造方法に用いることが可能となる。
貫通孔14の形成方法は、特に限定されず、公知のあらゆる方法を自由に選択して用いることができる。例えば、図7に示すように、シート15がパターン加工機104を通過する際に、平板やロール型の金型、パンチャー、刃、レーザー、などを用いて所定の形状に切り抜くことにより、シート15に貫通孔14を形成することができる。
(VI)粘着剤除去シート剥離工程
粘着剤除去シート剥離工程(VI)は、粘着剤除去シート第1積層工程(II)を経た後に、前記粘着剤除去シート16aを前記シート15から剥離する工程である。本発明に係る製造方法に必須の工程ではないが、粘着剤除去シート第1積層工程(II)を経た後に、粘着剤除去シート剥離工程(VI)を行うことで(図1および図8参照)、貫通孔14に入り込んだりシート15の第2面に漏れ出したりした粘着剤Aを、より確実にシート15から除去することが可能である。そして、貫通孔14内に入り込んだ粘着剤Aが、支持体13に転写されるのを防止することができ、その結果、支持体13上の非粘着剤層が確保され、通気性の低下や粘着力の変化を防止することができる。
例えば、図8に示すように、貫通孔14に入り込んだりシート15の第2面152に漏れ出したりした粘着剤Aを、粘着剤除去シート第1積層工程(II)を行うことにより、粘着剤除去シート16aに粘着させた後、粘着剤除去シート16aを巻き取ることにより行うことができる。
なお、図8では、粘着剤除去シート第1積層工程(II)を経た直後に、粘着剤除去シート剥離工程(VI)を行っているが、本発明ではこれに限定されない。少なくとも粘着剤除去シート第1積層工程(II)を経た後であれば、例えば、図1に示すように、粘着剤転写工程(III)の後に粘着剤除去シート剥離工程(VI)を行うことも自由である。
また、本発明に係る製造方法では、粘着剤除去シート剥離工程(VI)を経た後に、図8に示すようなローラ105などを用いて、シート15の貫通孔14に入り込んだりシート15の第2面に漏れ出したりした粘着剤Aを、更に確実にシート15から除去することも可能である。
(VII)粘着剤除去シート第2積層工程
粘着剤除去シート第2積層工程(VII)は、前記粘着剤除去シート剥離工程(VI)を経た後に、前記シート15の第2面152に、粘着剤除去シート16bを積層させる工程である。粘着剤除去シート第2積層工程(VII)で用いる粘着剤除去シート16bは、前記粘着剤除去シート第1積層工程(II)で用いる粘着剤除去シート16aと同一のシートを用いてもよいし、例えば、前記粘着剤除去シート第1積層工程(II)で用いる粘着剤除去シート16aより薄い素材からなるシートなどのように、異なる素材からなるシートを用いてもよい。本発明にかかる製造方法に必須の工程ではないが、前記粘着剤除去シート剥離工程(VI)を行う場合、粘着剤除去シート第2積層工程(VII)を行うことにより(図1および図9参照)、特に、前記シート15を剥離シート15’として機能させる場合に、以下のような効果を奏することができる。
本発明に係る製造方法に用いるシート15は、貫通孔14を備えているため、シート15を剥離シート15’として用いる場合、粘着テープの製造過程や流通過程において、粘着剤Aが経時的に流動してしまい、粘着剤Aが貫通孔14へ入り込んだり、粘着剤Aが貫通孔14を通じて剥離シート15’の第2面152に洩れ出したりする場合がある。このように、粘着テープの製造過程や流通過程において、貫通孔14に入り込んだり剥離シート15’の第2面152に漏れ出したりした粘着剤Aを、粘着剤除去シート第2積層工程(VII)を行うことで、粘着剤除去シート16bに粘着させることができる。そして、被着体への粘着テープ貼付時に、剥離シート15’ごと粘着剤除去シート16bを剥離することで、貫通孔14内に入り込んだ粘着剤Aが、支持体13に転写されるのを防止することができる。その結果、支持体13上の非粘着剤層が確保され、通気性の低下や粘着力の変化を防止することができる。
また、剥離シート15’の第2面152に粘着剤除去シート16bを積層することで、粘着テープ10をロール状に巻いた状態や積層した状態で流通または保存する場合、剥離シート15’の第2面152に漏れ出した粘着剤Aが支持体13に付着し、粘着テープ10同士の結着してしまうことを防止することも可能である。
更に、本発明に係る粘着テープ10のシート15には、貫通孔14が備えられているため、シート15を剥離シート15’として用いる場合、被着体の形状等に合わせて粘着テープ10を切断して用いる場合などは特に、貼付時に剥離シート15’の屑が増加したり、切断された剥離シート15’を各々剥離しなければならないという煩雑さが増加する場合がある。しかし、粘着剤除去シート16bを剥離シート15’に積層することで、貼付時に剥離シート15’の屑が増加するのを防止でき、また、粘着剤除去シート16bごと剥離シート15’を一度に剥離することができるため、貼付時の煩雑さも軽減することが可能である。
なお、図9では、粘着剤転写工程(III)を経た後に、粘着剤除去シート第2積層工程(VII)を行っているが、本発明においては、これに限定されない。少なくとも粘着剤除去シート剥離工程(VI)を経た後であれば、例えば、図1に示すように粘着剤転写工程(III)の前に粘着剤除去シート第2積層工程(VII)を行うことも、粘着剤転写工程(III)と同時に粘着剤除去シート第2積層工程(VII)を行うことも自由である。
以上説明した本発明に係る製造方法を用いて製造した粘着テープは、本発明に係る製造方法を用いて製造されていれば、流通段階の最終形態は特に限定されない。例えば、必要な前記各工程を経た後、貫通孔14を備えるシート15を支持体13から剥離し、通常用いられている剥離シート’に張り替えた状態で流通させることも可能である。
<粘着テープ>
図10は、本発明に係る粘着テープ10の一実施形態を示す断面模式図であり、図11は、本発明に係る粘着テープ10の粘着剤除去シート16側から視た正面模式図である。本発明に係る粘着テープ10は、大別して、支持体13と、剥離シート15’と、粘着剤除去シート16と、を備えている。
本発明に係る粘着テープ10は、後述する特徴を有する支持体13、剥離シート15’、粘着剤除去シート16を少なくとも備えていれば、その形態は特に限定されず、自由な形態に形成することが可能である。例えば、三角形、四角形、菱形、五角形、六角形等の多角形、円形、楕円形、又はこれらの形状を組み合わせたシート状の形態、特定の方向に連続的に形成したテープ状、ロール状の形態、などが挙げられる。また、貼付する被着体の形状に合わせて立体的に形成したり、切り込みや切抜きなどを設けたりするなど、自由に設計することができる。以下、各構成について、それぞれ詳細に説明する。
(1)支持体13
本発明に係る粘着テープ10の支持体13は、一面に、粘着剤層11と非粘着剤層12からなるパターンが形成されている。一面全体が粘着剤層11で覆われることなく非粘着剤層12を備えるために、被着体に粘着テープ10を貼付した際、通気性を確保することができる。また、粘着剤層11と非粘着剤層12との割合を調整することで、被着体の種類や貼付の目的に合わせて、粘着力を調節することも可能である。
粘着剤層11と非粘着剤層12からなるパターンの形状は、特に限定されず、粘着テープ10の形態、被着体の種類、貼付の目的などに合わせて、自由に設計することができる。例えば、図2に示すパターンに限らず、図12や図13に示すパターンや、三角形、四角形、菱形、五角形、六角形等の多角形、円形、楕円形、又はこれらの形状を組み合わせたパターン、波状、ジグザグ状、千鳥状、格子状、などのパターンを挙げることができる。
支持体13を形成する材料は、特に限定されず、従来、粘着テープの分野で使用されているあらゆる素材を自由に選択して用いることができる。例えば、綿布のような織布、不織布、編布、紙、合成樹脂フィルム、発泡シート、高分子シート、などを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明においては特に、被着体への順応性の観点から、柔軟性、伸縮性を有する素材が好ましい。また、本発明に係る粘着テープを生体用として用いる場合には、皮膚呼吸を妨げ、ムレなどを防止するために、通気性を有する素材が好ましい。
粘着剤層11を形成する粘着剤の種類も特に限定されず、公知の粘着テープに用いることができる粘着剤を自由に選択して用いることができる。例えば、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、ウレタン系、ビニルエーテル系、シリコーン系、水系、エマルジョン系、UV系、などの粘着剤を用いることができる。
(2)剥離シート15’
本発明に係る粘着テープ10の剥離シート15’は、前記支持体13の粘着剤層11に積層され、前記非粘着剤層12と同一の形状の貫通孔14を有する。貫通孔14の形状は、前記非粘着剤層12と同一の形状であれば特に限定されず、非粘着剤層12の形状に合わせて自由に設計することができる。例えば、図11に示す形状に限らず、図12や図13に示す非粘着剤層12と同一の形状や、三角形、四角形、菱形、五角形、六角形等の多角形、円形、楕円形、又はこれらの形状を組み合わせた形状、波状、ジグザグ状、千鳥状、格子状、などの形状を挙げることができる。
剥離シート15’を形成する材料は、特に限定されず、従来、粘着テープの分野で使用されているあらゆる素材を自由に選択して用いることができる。例えば、紙、合成樹脂フィルム、発泡シート、などを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。また、粘着剤層11に積層する面をシリコーン処理することにより、貼付時の剥離性を高めることも可能である。
(3)粘着剤除去シート16
本発明に係る粘着テープ10は、剥離シート15’に粘着剤除去シート16が積層されていることを一つの特徴とする。本発明に係る粘着テープ10の剥離シート15’には、貫通孔14が備えられているため、粘着テープ10の製造過程や流通過程において、粘着剤層を形成する粘着剤Aが経時的に流動してしまい、粘着剤Aが貫通孔14へ入り込んだり、粘着剤Aが貫通孔14を通じて剥離シート15’の第2面152へ洩れ出したりする場合がある。このように、粘着テープ10の製造過程や流通過程において、貫通孔14に入り込んだり剥離シート15’の第2面152に漏れ出したりした粘着剤Aを、粘着剤除去シート16を設けることで、粘着剤除去シート16に粘着剤Aを粘着させ、被着体への粘着テープ10貼付時に、剥離シート15’ごと粘着剤除去シート16を剥離することで、貫通孔14内に入り込んだ粘着剤Aが、支持体13に転写されるのを防止することができる。その結果、支持体13上の非粘着剤層が確保され、通気性の低下や粘着力の変化、皮膚を掴む力の偏りなどを防止することができる。
また、剥離シート15’の第2面152に粘着剤除去シート16を積層することで、粘着テープ10をロール状に巻いた状態や積層した状態で流通または保存する場合、剥離シート15’の第2面152に漏れ出した粘着剤Aによる粘着テープ10同士の結着を防止することも可能である。
更に、本発明に係る粘着テープ10の剥離シート15’には、貫通孔14が備えられているため、被着体の形状等に合わせて粘着テープ10を切断して用いる場合などは特に、貼付時に剥離シート15’の屑が増加したり、切断された剥離シート15’を各々剥離しなければならないという煩雑さが増加する場合がある。しかし、粘着剤除去シート16を剥離シート15’に積層することで、貼付時に剥離シート15’の屑が増加するのを防止でき、また、粘着剤除去シート16ごと剥離シート15’を一度に剥離することができるため、貼付時の煩雑さも軽減することが可能である。
粘着剤除去シート16を形成する材料は、特に限定されず、従来、粘着テープの分野で使用されているあらゆる素材を自由に選択して用いることができる。例えば、紙、合成樹脂フィルム、発泡シート、高分子シート、などを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明においては特に、貫通孔14内への粘着剤Aの流動の状況を確認する観点、および意匠性の観点から、粘着剤除去シート16を形成する材料は、透視性を有する素材が好ましい。
以上説明した本発明に係る粘着テープ10の用途は特に限定されず、粘着テープを用いるあらゆる分野で本発明に係る粘着テープ10を好適に用いることができる。本発明に係る粘着テープは、支持体13上に粘着剤Aが全く残存しない非粘着剤層12が確実に備えられているため、通気性が確実に確保され、また、粘着力の調節も容易である。そのため、特に、生体を被着体とする場合に好適に用いることができる。
本発明に係る製造方法を用いて製造した粘着テープは、支持体13上に粘着剤Aが全く残存しない非粘着剤層12が確実に備えられているため、通気性が確実に確保され、また、粘着力の調節も容易である。そのため、粘着テープを用いるあらゆる分野で好適に用いることができる。
特に、医療分野、整体、経絡の歪み矯正、ツボ刺激、痩身、筋膜や筋肉の機能回復、骨や関節の機能回復、腱位置矯正、身体マッサージ、身体保温、身体保護、肩こりなどの凝り、痛み、炎症などの軽減、テーピング、美容分野、身体患部治療などに広く利用することができる。
I 粘着剤塗布工程
II 粘着剤除去シート第1積層工程
III 粘着剤転写工程
IV シート剥離工程
V 貫通孔形成工程
VI 粘着剤除去シート剥離工程
VII 粘着剤除去シート第2積層工程
10 粘着テープ
11 粘着剤層
12 非粘着剤層
13 支持体
14 貫通孔
15 シート
15’ 剥離シート
16、16a、16b 粘着剤除去シート
100 粘着シート製造装置
101 ヘッド
102 乾燥炉
103、105 ローラ
104 パターン加工機
151 第1面
152 第2面

Claims (8)

  1. 支持体上に、粘着剤層によりパターンが形成された粘着テープの製造方法であって、
    前記粘着剤層を有さない部分と同一の形状の貫通孔を有するシートの第1面に、粘着剤を塗布する粘着剤塗布工程と、
    前記シートの第1面と逆面である第2面に、前記貫通孔内に入り込んだ前記粘着剤および/または前記第2面に漏れだした前記粘着剤を粘着させ、後に剥がされることによって前記粘着剤の除去を可能とする粘着剤除去シートを積層させる粘着剤除去シート第1積層工程と、
    前記粘着剤塗布工程および前記粘着剤除去シート第1積層工程を少なくとも経た後に、前記シートの第1面に支持体を積層させ、該支持体に粘着剤を転写する粘着剤転写工程と、
    を少なくとも行う粘着テープの製造方法。
  2. 前記粘着剤転写工程を行った後に、前記シートを前記支持体から剥離するシート剥離工程を更に行う請求項1記載の粘着テープの製造方法。
  3. 前記シートは、前記粘着テープの剥離シートとして機能する請求項1記載の粘着テープの製造方法。
  4. 前記粘着剤塗布工程を行う前に、前記シートに前記貫通孔を形成する貫通孔形成工程を更に行う請求項1から3のいずれか一項に記載の粘着テープの製造方法。
  5. 前記粘着剤塗布工程および前記粘着剤除去シート第1積層工程を少なくとも経た後に、前記粘着剤除去シートを前記シートから剥離する粘着剤除去シート剥離工程を更に行う請求項1から4のいずれか一項に記載の粘着テープの製造方法。
  6. 前記粘着剤除去シート剥離工程を経た後に、前記シートの第2面に、粘着剤除去シートを積層させる粘着剤除去シート第2積層工程を更に行う請求項5記載の粘着テープの製造方法。
  7. 一面に、粘着剤層によりパターンが形成された支持体と、
    前記粘着剤層に積層され、前記粘着剤層を有さない部分と同一の形状の貫通孔を有する剥離シートと、
    該剥離シートに積層された前記貫通孔内に入り込んだ前記粘着剤および/または前記第2面に漏れだした前記粘着剤を粘着させ、後に剥がされることによって前記粘着剤の除去を可能とする粘着剤除去シートと、
    を少なくとも備える粘着テープ。
  8. 前記支持体は、伸縮性のある素材から形成された請求項7記載の粘着テープ。
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