JP5544541B2 - ネットワーク機器監視モニタ装置 - Google Patents
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Description
従来、ネットワークに接続された通信機器の監視は、同じくネットワークに接続された監視サーバによって行われていた。監視サーバに搭載された監視プログラムは、各通信機器を個別にアクセスし、監視対象情報を取得する。取得された監視対象情報は、専任のオペレータがその出力を分析して、結果を報告書にまとめる。しかしながら、通信機器毎に設けられる監視サーバや監視プログラムは、それぞれ専用品である。また、取得した監視対象情報の解析オペレータの人件費も高額になる。
また、自動的に通信障害を検出したり、その障害解析用データを収集する装置も知られている。しかし、通信障害を発生し、通信障害を検出する機能も不調な機器は、障害解析用データの収集ができない。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、ネットワークに接続された通信機器の監視対象情報を簡便に収集し解析してオペレータの負担を軽減し、ネットワークや通信機器の管理コストの削減を可能にするネットワーク機器監視モニタ装置を提供することを目的とする。
〈構成1〉
監視対象通信機器の接続されたネットワークに接続されるネットワークインタフェースと、前記監視対象通信機器から監視対象情報を取得して所定の処理を実行する演算処理装置と、取得した監視対象情報を含む制御用情報を記憶する内部記憶装置と、前記演算処理装置による演算処理の結果を表示するディスプレイと、監視対象通信機器を識別する識別情報と、監視項目と、監視対象情報の解析と判定に使用する解析判定情報とを含む監視制御情報を記憶した外部記憶装置を接続するメモリインタフェースと、監視動作を指定する情報の入力を受け付ける入出力インタフェースとを備え、前記演算処理装置は、前記入出力インタフェースを通じて受け付けた監視動作指定情報に従って、前記外部記憶装置に記憶された識別情報を読み取って、該当する監視対象通信機器から、前記監視項目により指定された監視対象情報を取得する情報取得手段と、前記外部記憶装置に記憶された解析判定情報を読み取って、取得した監視対象情報を解析する情報解析手段と、前記情報解析手段の解析結果を前記ディスプレイに表示する表示制御手段を含むことを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成1に記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記入出力インタフェースには、前記メモリインタフェースに接続された外部記憶装置に記憶された監視制御情報が、前記ディスプレイに表示されたとき、その内容を選択し変更できる操作キーが接続されていることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成2に記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記監視制御情報に含まれたアラーム閾値とアラームを解除する解除閾値とが前記ディスプレイに表示されたとき、その内容を選択し変更できる操作キーが接続されていることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成1乃至3のいずれかに記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記メモリインタフェースには、前記監視対象情報の一部または全部を蓄積する記憶媒体が装着されることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成1乃至4のいずれかに記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記表示制御手段は前記ディスプレイに対して、スクロール表示できるイベントログ情報を表示することを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成1乃至5のいずれかに記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記表示制御手段は、アラーム発生時に、前記ディスプレイに表示された画面の背景全体を警報色で点滅させることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
〈構成7〉
構成1乃至6のいずれかに記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記情報取得手段は、前記監視対象通信機器からMIB(management information base)を含む通信制御情報を収集し、MIBを収集できない前記監視対象通信機器に対して、PING(Packed Internet Gopher)コマンドを送出して応答情報を収集し、前記収集した通信制御情報と応答情報に対して収集時刻情報を付加して記憶装置に記憶させることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成7に記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、ネットワークを転送される一定量のデータを読み取って内蔵する記憶装置に記憶する機能を有するLANアナライザが、前記監視対象通信機器を含むネットワークに接続されているとき、前記情報解析手段は、ネットワーク上のある機器から収集した情報と別の機器から収集した情報とを比較して,予め設定した一定の状態が発生したときに、前記LANアナライザに対して、前記記憶装置に新たなデータを記憶してデータを更新する動作を禁止する制御信号を発生させることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成7に記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、ネットワークを転送される一定量のデータを読み取って内蔵する記憶装置に記憶する機能を有するLANアナライザが、前記監視対象通信機器を含むネットワークに接続されているとき、前記情報解析手段は、ネットワーク上のいずれかの機器から収集した情報に含まれた特定のパラメータに閾値を設けて、そのパラメータが閾値を越えたときに、前記LANアナライザに対して、前記記憶装置に新たなデータを記憶してデータを更新する動作を禁止する制御信号を発生させることを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
構成1乃至9のいずれかに記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、前記情報取得手段は、情報を一括してし収集する複数の監視対象領域を設定し、各監視対象領域毎に情報収集条件を示す前記監視制御情報を記憶しておき、情報取得手段を起動するときに、監視制御情報を選択して、該当する監視対象領域から監視対象情報を収集することを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
外部記憶装置に、監視対象通信機器を識別する識別情報と、監視項目と、解析判定情報とを記憶させておくので、装置本体はどのネットワーク通信機器も監視対象通信機器に設定できる汎用性の高いものにすることができる。
〈構成7の効果〉
MIBを収集できない監視対象通信機器からも、ネットワーク障害の監視に必要な情報を自動的に収集できる。
〈構成8の効果〉
ネットワークに接続された複数の監視対象通信機器を同時に監視するから、ある機器から収集した情報と別の機器から収集した情報とを比較して、予め設定した一定の状態(障害の発生あるいは、危険な状態)を検出して、対処することができる。
〈構成9の効果〉
いずれかの機器から収集した情報に含まれた特定のパラメータに閾値を設けて、そのパラメータが閾値を越えたときを検出するから、障害が発生する予備的な現象を検出することもできる。
〈構成10の効果〉
情報取得手段を起動するときに読み込まれるiniファイルを複数設けて、選択してから起動できる。従って、環境の異なるネットワーク機器群を.同じ装置で、装置監視することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
この監視モニタ装置10は、IPネットワーク16に接続されて使用される。監視対象通信機器14は、IPネットワーク16に接続されている。監視モニタ装置10には、IPネットワーク16に接続されるネットワークインタフェース18が設けられている。また、監視モニタ装置10の内部には、内部記憶装置24と演算処理装置22とが設けられている。さらに、ディスプレイ26や操作キー27を接続するための入出力インタフェース40や外部記憶装置36を接続するためのメモリインタフェース38が設けられている。
図のように、監視項目30により指定された監視解析結果が、表示項目リストとして表示されている。また、例えば、各監視項目で、アラームを発生させる必要があるものについて、その閾値を表示している。この閾値は、解析判定情報32に含まれる。なお、例えば、操作キー27を操作して閾値を変更することもできる。操作キー27を操作して、外部記憶装置36に記憶された監視制御情報の内容を変更できれば、必要に応じて監視制御情報を最適化し、その後は、自動的に監視処理が実行される。
この例では、図3の画面にさらに解除閾値を追加表示している。ある閾値を越えて警報が表示されたとき、その閾値以下に戻ると警報が消える。閾値の近傍で値が変動していると、警報が頻繁に点滅を繰り返すチャタリングという現象が起きる。解除閾値を追加して、警報が消える場合の閾値をアラーム閾値より低くしておくと、安全な状態に戻ったときに警報が消える。この場合の解除閾値についても、ネットワークの状態や機器の種類により異なる。予め監視制御情報34で設計値を決めておけば、自動的に適値に設定される。さらに管理者が操作キー27を使用して最適化をすることもできる。
この図の例では、ネットワーク機器監視モニタ装置10のメモリインタフェース38にフラッシュメモリ等の記憶媒体39を装着する。この記憶媒体39に、例えば、監視モニタ装置10のOS(オペレーティングシステム)と、図1に示した内部記憶装置に記憶したデータとを記憶させるようにすることもできる。これにより、監視モニタ装置10の本体部分をハードウエアのみで構成して、生産性を高めることができる。
この図の例では、回線の状態(ステータス)とともに、イベントログ情報を表示している。イベントログ情報には、監視対象通信機器14で発生している様々な現象が時系列で表示されている。これをスクロール表示させるようにすれば、さらに詳細な状態監視と解析ができる。また、解析判定情報32を利用して情報を見やすい形で加工すると、図5に示した属性情報50を表示することもできる。
この図において、ネットワーク機器監視モニタ装置10は、該当するネットワーク機器52と通信をして、MIB54を収集する。即ち、収集される監視対象情報20(図1)をMIBとする。ネットワーク上の複数の機器から収集されたMIB54を比較解析すると、ネットワーク機器52を経由して伝送されるデータの状態と、各ネットワーク機器52が正常に動作しているかどうかという、ネットワーク機器52自体の機能を診断できる。この図中、IPスイッチ56もネットワーク機器に該当するが、ここでは、他のネットワーク機器についてだけ説明をする。
図では、拠点Aと拠点Bとが、IPネットワーク16により接続されている。拠点Aには、IPスイッチ56とネットワーク機器52(ルーター)とが設けられている。拠点Bにも、同様に、IPスイッチ56とネットワーク機器52とが設けられている。これらの通信機器と、IPネットワーク16とが、ネットワーク機器監視モニタ装置10の監視対象とされている。また、このネットワーク上で障害を検出したときに、その障害の原因を確認するために、LANアナライザ58を設けている。
14 監視対象通信機器
16 IPネットワーク
17 回転灯
18 ネットワークインタフェース
20 監視対象情報
22 演算処理装置
24 内部記憶装置
26 ディスプレイ
27 操作キー
28 識別情報
30 監視項目
32 解析判定情報
34 監視制御情報
36 外部記憶装置
38 メモリインタフェース
39 記憶媒体
40 入出力インタフェース
42 監視動作指定情報
43 解析判定結果
44 情報取得手段
46 情報解析手段
48 表示制御手段
52 ネットワーク機器
53 ネットワーク機器
54 MIB
56 IPスイッチ
58 LANアナライザ
60 映像系端末
Claims (2)
- 監視対象通信機器の接続されたネットワークに接続されるネットワークインタフェースと、前記監視対象通信機器から監視対象情報を取得して所定の処理を実行する演算処理装置と、取得した監視対象情報を含む制御用情報を記憶する内部記憶装置と、前記演算処理装置による演算処理の結果を表示するディスプレイと、監視対象通信機器を識別してその監視対象情報を格納したメモリアドレスを示すデータを含む識別情報と、監視項目と、監視対象情報の解析と判定に使用する解析判定情報とを含む監視制御情報を記憶した外部記憶装置を接続するメモリインタフェースと、監視動作を指定する情報の入力を受け付ける入出力インタフェースとを備え、
前記演算処理装置は、前記入出力インタフェースを通じて受け付けた監視動作指定情報に従って、前記外部記憶装置に記憶された識別情報を読み取って、該当する監視対象通信機器から、前記監視項目により指定された監視対象情報を取得する情報取得手段と、前記外部記憶装置に記憶された解析判定情報を読み取って、取得した監視対象情報を解析する情報解析手段と、前記情報解析手段の解析結果を前記ディスプレイに表示する表示制御手段を含み、
前記入出力インタフェースには、前記メモリインタフェースに接続された外部記憶装置に記憶された監視制御情報が、前記ディスプレイに表示されたとき、その内容を選択し変更できる操作キーが接続されており、
前記監視制御情報に含まれて、アラーム閾値と、アラームを解除する解除閾値とが前記ディスプレイに表示されたとき、その内容を選択し変更できる操作キーが接続されており、上記解除閾値は、上記アラーム閾値を越えて警報が発せられた後、警報を消すためにアラーム閾値よりも低くしてあり、
前記表示制御手段は前記ディスプレイに対して、イベントログ情報を表示する処理を実行し、かつ、アラーム発生時に、前記ディスプレイに表示された画面の背景全体を警報色で点滅させる処理を実行し、
前記情報取得手段は、ネットワークに接続された前記監視対象通信機器の監視対象情報が記憶された特定のメモリアドレスをアクセスして、監視対象であるMIB(management information base)を含む通信制御情報を収集し、MIBを収集できない前記監視対象通信機器に対して、PING(Packed Internet Gopher)コマンドを送出して応答情報を収集し、前記収集した通信制御情報と応答情報に対して収集時刻情報を付加して記憶装置に記憶させる処理を実行し、
前記情報解析手段は、ネットワーク上の複数の機器から収集されたMIBを比較して、ネットワーク機器を経由して伝送されるデータの状態と、各ネットワーク機器が正常に動作しているかどうかというネットワーク機器自体の機能を診断して、予め設定した一定の状態が発生したときに障害の発生あるいは危険な状態を検出する処理を実行し、
ネットワークを転送される一定量のデータを読み取って内蔵する記憶装置に記憶する機能を有するLANアナライザが、前記監視対象通信機器を含むネットワークに接続されているとき、
前記情報解析手段は、ネットワーク上のある機器から収集した情報と別の機器から収集した情報とを比較して,予め設定した一定の状態が発生したときに、前記LANアナライザに対して、前記記憶装置に新たなデータを記憶してデータを更新する動作を禁止する制御信号を発生させる処理を実行し、かつ、ネットワーク上のいずれかの機器から収集した情報に含まれた特定のパラメータに閾値を設けて、そのパラメータが閾値を越えたときに、前記LANアナライザに対して、前記記憶装置に新たなデータを記憶してデータを更新する動作を禁止する制御信号を発生させる処理を実行することを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。 - 請求項1に記載のネットワーク機器監視モニタ装置において、
前記情報取得手段は、監視対象情報を収集する複数の監視対象領域を設定し、各監視対象領域毎に情報収集条件を示す前記監視制御情報を記憶しておき、情報取得手段を起動するときに、前記監視制御情報を選択して、該当する監視対象領域から前記監視対象情報を収集することを特徴とするネットワーク機器監視モニタ装置。
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