JP2007228421A - Ipネットワーク経路診断装置およびipネットワーク経路診断システム - Google Patents

Ipネットワーク経路診断装置およびipネットワーク経路診断システム Download PDF

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Abstract

【課題】診断したい経路上のネットワーク構成が把握できていない場合でもその経路の診断を可能とし、ユーザサイトへの機器の配置は不要として、安価に経路診断が行えることを可能とするIPネットワーク経路診断装置を得ること。
【解決手段】IPネットワーク内の自装置の管理下にあるネットワーク機器間の経路について、経路の始点アドレスと終点アドレスを含む経路情報を格納する経路情報データベース13と、所定のタイミングで経路情報データベース13から経路情報を抽出し、抽出した経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器にアクセスし、そのネットワーク機器から経路情報中の終点アドレスのネットワーク機器までの経路診断を始点アドレスのネットワーク機器に実行させる経路監視指示部14と、始点アドレスのネットワーク機器からの診断結果を用いて経路情報に対応する経路が正常か否かを判定する結果評価部15と、を備える。
【選択図】 図1−2

Description

この発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークの経路状態を診断するIPネットワーク経路診断装置およびIPネットワーク経路診断システムに関するものである。
図13は、従来のネットワーク監視システムの概要を模式的に示す図である。このネットワーク監視システムは、IPネットワークに、ルータなどのネットワーク機器を介してユーザが使用するクライアントやサーバが接続され、さらに、ネットワーク機器を管理する監視装置を有する監視センタが設けられる。このネットワーク監視システムでは、監視センタに設置された監視装置から、監視センタの管理下にあるネットワーク機器のMIB(Management Information Base)を観測したり、管理下のネットワーク機器へping(Packet INternet Groper)を行ったりすることで、ネットワーク機器の状態を監視することが一般的である。しかし、図13に示されるように、ユーザが使用しているネットワークの経路と、監視センタから監視対象の機器にアクセスする経路が異なっている場合には、ユーザが不具合に直面していても、それを見逃すことがあり得る。
この問題を避けるためには、監視装置としては、単に管理下の「ネットワーク機器」の状態を見るだけでなく、ユーザが使用している「経路」の状態を監視する必要がある。このような経路を監視するための装置や方法として、通信性能計測システムが従来提案されている(たとえば、特許文献1参照)。図14は、ネットワーク通信性能計測システムの従来例を示す図である。この通信性能計測システムでは、クライアント401と、クライアント401を収容するアクセスポイント403と、サーバ404a,404bと、を有し、相互にルータ402で接続されたネットワークにおいて、クライアント401と同等の通信環境を備える性能計測装置410をアクセスポイント403に配置している。この性能計測装置410によって、サーバ404aまたはサーバ404bとの間にコネクションを確立するまでの時間や、サーバ404aまたはサーバ404bからファイルをダウンロードするために要した時間などを測定することにより、クライアント401のユーザが体感するサービス品質を正確に評価するようにしている。しかし、ネットワークのユーザ(クライアント401)やサービスを提供するサーバ402が急増している今日において、個々のクライアント401や個々のサーバ402についての通信性能を実測するために上述した性能計測装置410をそれぞれのクライアント401やサーバ402に配置することは、性能計測装置410の導入と運用にコストがかかってしまう。
そこで、図14のような追加の性能計測装置410を不要とした経路診断方法が同じ特許文献1に提案されている。図15は、この経路診断方法を実行するためのシステム構成の従来例を示す図である。このシステムでは、クライアント501とサーバ502との間の経路上に存在する分岐点ノード503とからなるネットワークシステムにおいて、分岐点ノードと通信可能な通信性能測定装置510を配置するようにしている。この方法では、通信性能測定装置510から分岐点ノード503を介してサーバ502にアクセスし、その結果の応答時間を基にして、所定の遅延モデルからクライアント501からサーバ502の経路の性能を測定している。
特許第3696806号公報
しかしながら、上記の図15に示される特許文献1の技術では、ネットワークの構成が把握されており、なおかつ所定の遅延モデルに合致することがわかっていれば、経路の性能を診断することは可能であるが、ネットワークの構成が不明の場合には、経路の性能の診断は困難であるという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、診断したい経路上のネットワーク構成が把握できていない場合でもその経路の診断を可能とし、ユーザサイトへの機器の配置は不要として、安価に経路診断が行えることを可能とするIPネットワーク経路診断装置およびIPネットワーク経路診断システムを得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置は、通信を中継する複数のネットワーク機器が接続されたIPネットワークの前記ネットワーク機器間の通信経路を診断するIPネットワーク経路診断装置であって、前記IPネットワーク内の自装置の管理下にあるネットワーク機器間の経路について、前記経路の始点アドレスと終点アドレスを含む経路情報を格納する経路情報格納手段と、所定のタイミングで、前記経路情報格納手段から経路情報を抽出し、抽出した前記経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器にアクセスし、そのネットワーク機器から前記経路情報中の終点アドレスのネットワーク機器までの経路診断を前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる経路監視指示手段と、前記始点アドレスのネットワーク機器からの診断結果を用いて、前記経路情報に対応する経路が正常か否かを判定する結果評価手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、診断したい経路上のネットワーク構成が把握できていなくても、経路の診断を行うことができるとともに、ユーザサイトやサーバに専用のネットワーク状態を監視する装置を配置する必要がない。その結果、安価なIPネットワーク経路監視装置を得ることができるという効果を有する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置およびIPネットワーク経路診断システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1−1は、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置を有するネットワーク構成を模式的に示す図であり、図1−2は、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態1の構成を模式的に示すブロック図である。図1−1に示されるように、ルータやスイッチなどのネットワーク機器2が相互に接続され、TCP(Transmission Control Protocol)/IPによって通信可能なIPネットワーク1に、IPネットワーク経路診断装置10が接続される構成となっている。ルータやスイッチなどのネットワーク機器2は、装置の設定や維持管理のためにTELNETやSSH(Secure SHell)などのようなリモートで操作するためのリモート操作機能と、PINGやTRACEROUTEなどの自身から特定の宛て先アドレスまでのネットワークの導通や応答時間を評価するための経路診断機能と、を備えている。
また、図1−2に示されるように、このIPネットワーク経路診断装置10は、通信部11と、計時部12と、経路情報データベース13と、経路監視指示部14と、結果評価部15と、制御部16と、を備える。
通信部11は、IPネットワーク1に接続されるネットワーク機器2などの他の通信装置と、TCP/IPに基づいた通信を行う。また、計時部12は、所定の時間を計時して、その計時結果を経路監視指示部14に通知する。この計時部12は、たとえばタイマなどで構成され、所定のタイミングで経路監視指示部14を起動する。また、制御部16は、IPネットワーク経路診断装置10を構成する各処理部を制御する機能を有する。
経路情報データベース13は、このIPネットワーク経路診断装置10の観測対象となる経路を示す経路情報の一覧を格納するデータベースである。経路情報は、経路の始点を構成するネットワーク機器2の始点アドレスと、終点を構成するネットワーク機器2の終点アドレスとを含むアドレス情報で構成される。この経路情報データベース13は、特許請求の範囲における経路情報格納手段に対応している。
経路監視指示部14は、計時部12からの計時結果を受けると、経路情報データベース13から経路情報を一つずつ読み取り、読取った始点アドレスのネットワーク機器2(装置)にTELNETやSSHなどでログインし、そのログインした機器から終点アドレスに対応するネットワーク機器2(装置)までの経路診断をPINGやTRACEROUTEなどを用いて順に実行する。この経路監視指示部14は、特許請求の範囲における監視指示手段に対応している。
結果評価部15は、始点アドレスに対応するネットワーク機器2によって実行された経路診断結果を取得し、経路診断判定情報を参照してその経路診断結果の評価を行う。PINGやTRACEROUTEの実行結果としては、一般的にパケットロス率や応答時間、または区間ごとの到達時間の数値が返されたり、経路に何らかの異常があり、パケットが到達できなかったときにはその旨を意味するメッセージ文字列が返されたりする。経路診断判定情報は、パケットロス率や応答時間、または区間ごとの到達時間などの数値で表される経路診断結果に対しては、予め設定した異常レベルを示す閾値を含み、メッセージ文字列で表される経路診断結果に対しては、エラーを意味するメッセージ文字列を含む。そのため、結果評価部15は、パケットロス率や応答時間、または区間ごとの到達時間などの数値で表される経路診断結果については、経路診断判定情報中の異常レベルを示す閾値と比較して経路診断結果が正常か異常かを判定し、メッセージ文字列で表される経路診断結果については、経路診断判定情報中のメッセージ文字列と比較して経路診断結果が正常か異常かを判定する。たとえば、経路診断判定情報中にエラーを意味するメッセージ文字列が格納されている場合には、そのメッセージ文字列と経路診断結果とが合致すれば、その経路診断結果は異常であると判定する。また、経路診断判定情報中にエラーを意味しないメッセージ文字列が格納されている場合には、そのメッセージ文字列と経路診断結果とが合致すれば、その経路診断結果は正常であると判定する。この結果評価部15は、特許請求の範囲における結果評価手段に対応している。
つぎに、このような構成を有するIPネットワーク経路診断装置10による経路診断方法の手順について説明する。図2−1は、IPネットワークの経路の診断処理の手順の一例を示すフローチャートであり、図2−2は、図2−1の診断処理による経路診断結果の判定処理の手順の一例を示すフローチャートであり、図3は、IPネットワーク経路診断方法の処理手順の概要を模式的に示す図である。
最初に、経路監視指示部14による経路診断処理について図2−1と図3を用いて説明する。まず、IPネットワーク経路診断装置10の経路監視指示部14は、計時部12からの信号の有無によって、所定の時間が経過したか否かを判定し(ステップS11)、計時部12からの信号がない場合(ステップS11でNoの場合)には、待ち状態となる。
ここで、計時部12は、所定の時間を計時し、たとえば前回診断処理を行ってから所定の時間が経過した場合に、経路監視指示部14に対して所定の時間が経過したことを信号として通知する。その後、経路監視指示部14は、計時部12からの信号を受信すると(ステップS11でYesの場合)、経路情報データベース13から経路情報を1つ取得する(ステップS12)。経路監視指示部14は、取得した経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器2に対して通信部11を介してリモートログインする(ステップS13)。さらに、その始点アドレスのネットワーク機器2から、経路情報中の終点アドレスに対応するネットワーク機器2に対してネットワークの導通や応答時間を評価するための経路診断を実行する(ステップS14)。そして、経路監視指示部14は、経路情報データベース13のすべての経路情報について経路診断を実行したか判定する(ステップS15)。すべての経路情報について経路診断を実行していない場合(ステップS15でNoの場合)には、ステップS12に戻り、上述した処理が繰り返し行われる。また、すべての経路情報について経路診断を実行した場合(ステップS15でYesの場合)には、経路監視指示部14による経路診断処理が終了する。
つぎに、結果評価部15による経路診断結果判定処理について図2−2と図3を用いて説明する。まず、IPネットワーク経路診断装置10の結果評価部15は、上記図2−1で経路監視指示部14によって経路診断を実行したIPネットワーク1上の始点アドレスに対応するネットワーク機器2から、通信部11を介して経路診断結果を取得する(ステップS31)。結果評価部15は、取得した経路診断結果を経路診断判定情報に基づいて、その経路が正常かを判定する(ステップS32)。
ここで、たとえば、経路診断結果に、パケットロス率や応答時間、区間ごとの到達時間などの数値が含まれる場合には、それぞれの数値を経路診断判定情報中の対応する項目の数値(以下、閾値という)と比較する。そして、経路診断結果に含まれる数値が、経路診断判定情報中の数値と比較して正常な範囲に存在する場合には、その数値は正常であると判定し、正常な範囲に存在しない場合には、その数値は異常であると判定する。また、経路診断結果に、たとえば、メッセージ文字列が含まれる場合には、そのメッセージ文字列を、経路診断判定情報に含まれるエラーを意味するメッセージ文字列と比較する。そして、経路診断結果に含まれるメッセージ文字列が、経路診断判定情報に含まれるメッセージ文字列に一致する場合には、そのメッセージ文字列は異常を示すものであると判定し、経路診断判定情報に含まれるメッセージ文字列に一致しない場合には、そのメッセージ文字列は正常であると判定する。
判定の結果、経路が正常である場合(ステップS32でYesの場合)には、その経路診断結果を送信してきたメッセージ機器に対応する経路情報の経路診断結果判定処理は終了する。一方、判定の結果、経路が異常である場合(ステップS32でNoの場合)には、結果評価部15は、その経路診断結果に対応する経路が異常であることを、ネットワーク管理者に通知し(ステップS33)、経路診断結果判定処理が終了する。
ステップS33で、ネットワーク管理者に異常を通知する手段としては、ネットワーク管理者が使用する図示しない別の管理装置に対してメッセージを送信したり、該IPネットワーク経路診断装置10の表示装置に所定の画面に表示したり、またはネットワーク管理者に異常を通知するための電子メールを送信したりするなどの公知の手段を用いることができる。
通知する内容は、経路診断の結果に他ならないが、この実施の形態1によるIPネットワーク経路診断装置10では、各種のネットワーク機器2にTELNETなどでアクセスし、PINGなどのコマンドを用いて経路診断を行うことから、たとえば以下のような内容を診断結果として、ネットワーク管理者に通知することが可能である。これらの通知によれば、それぞれ「→」以下に記載した異常が発生している可能性をネットワーク管理者に知らせることができる。
(1)ネットワーク機器2へのアクセス時に、ネットワーク機器2から応答が返ってこない。
→たとえば、TELNETでログインするためのパスワードなどが間違っているか、監視経路上またはネットワーク機器2に異常が発生したことを示す。
(2)経路診断中に、アクセスしたネットワーク機器2から強制的に切断された。
→アクセス先のネットワーク機能において、たとえば、TELNETサーバ機能が稼働していないか、この実施の形態1のシステム以外でアクセスのための機能が占有されている場合、またはこの実施の形態1に基づくシステム自体に異常が発生した場合が考えられる。
(3)ネットワーク機器2にアクセスはできたが、その後、経路診断中にネットワーク機器2から応答が返ってこない。
→診断中に、監視経路上またはネットワーク機器2に異常が発生したことを示す。
(4)閾値違反
→経路診断の結果、特定の経路での応答時間やパケットロス率などが定められた閾値を超えた。
(5)統計値との比較に基づく異常
→過去の観測結果を蓄積しておくことにより、「過去の最も悪い値より悪い値が出た」、「平均+標準偏差を超えた」、などの診断を行うことができる。この統計値としては、過去の観測結果を一律に計算してもよいが、たとえば異なる日の同じ時刻の統計、平日や休日のデータのみの統計、などのように細分化して統計計算をしておくようにしてもよい。このようにすることで、たとえば「普段は23:00頃は応答時間が短いのに今日の23:00の応答時間は長い」といったように、時刻や曜日に応じた詳細な管理も可能になる。
(6)診断のための制限時間を超過した。
→診断を行う制限時間を設けておき、その時間内に所定の診断結果が得られなかった場合を示す。この場合には、経路監視指示部14が経路診断を行った時間を結果評価部15が把握している必要がある。
また、観測結果を時系列でデータベースに蓄積しておけば、ネットワーク管理者やユーザに対して応答時間やパケットロス率などの推移をグラフなどで開示することも可能となる。
なお、上述した経路診断処理と経路診断結果評価処理は、必ずしも図1−2に示されるように1つの装置上で実行される必要はない。図4は、IPネットワーク経路診断システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。このIPネットワーク経路診断システムは、経路診断処理を実行する経路監視指示装置50と、経路診断結果を評価する結果評価装置60とが、IPネットワーク1に接続される構成を有している。ここで、経路監視指示装置50は、図1−2のIPネットワーク経路診断装置10の通信部11、計時部12、経路監視指示部14、経路情報データベース13および制御部16に対応する通信部51、計時部52、経路情報データベース53、経路監視指示部54および制御部55を備え、図2−1のフローチャートに示される経路診断処理を行う装置である。また、結果評価装置50は、図1−2のIPネットワーク経路診断装置10の通信部11、結果評価部15および制御部16に対応する通信部61、結果評価部62および制御部63を備え、図2−2のフローチャートに示される経路診断結果判定処理を行う装置である。このように、経路診断と経路診断結果判定を行う装置を別々に設けたシステム構成としても、上述した処理を同様に実行することができる。
この実施の形態1によれば、診断したい経路上のネットワーク構成が把握できていなくても、経路の診断を行うことができるとともに、ユーザサイトやサーバに専用のネットワーク状態を監視する装置を配置する必要がない。その結果、安価なIPネットワーク経路監視装置を得ることができるという効果を有する。
実施の形態2.
図5は、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態2の概略構成を模式的に示すブロック図である。この実施の形態2のIPネットワーク経路診断装置10Aでは、実施の形態1の経路監視指示部14を、計時部12から起動されて定期的に経路情報を読み取る経路情報読取部17と、経路情報読取部17によって読み取られた経路情報を受けて、実施の形態1と同様にIPネットワーク1を構成するネットワーク機器2にアクセスして経路の診断を行う複数の経路監視指示部14A,14B,14C,・・・とに、分割して備えることを特徴とする。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
経路情報読取部17は、計時部12によって所定の時間になった信号を受信すると起動し、経路情報データベース13から1つの経路情報を取得して、複数の経路監視指示部14A,14B,14C,・・・から1つの経路監視指示部14に渡す機能を有する。また、経路監視指示部14に経路情報を渡すと、経路情報データベース13からつぎの経路情報を取得し、複数ある経路監視指示部14A,14B,14C,・・・のうちの他の1つの経路監視指示部14にその経路情報を渡す処理を行う。この経路情報読取部17は、特許請求の範囲における経路情報読取機能に対応している。
経路監視指示部14A,14B,14C,・・・は複数設けられ、経路情報読取部17から経路情報を取得すると、取得した始点アドレスのネットワーク機器2(装置)にTELNETやSSHなどでログインし、そのログインした機器から終点アドレスが対応するネットワーク機器2(装置)までの経路診断をPINGやTRACEROUTEなどを用いて実行する機能を有する。この経路監視指示部14A,14B,14C,・・・は、特許請求の範囲における経路監視指示機能に対応する。
ここで、経路診断処理について説明すると、経路情報読取部17は、経路情報データベース13から1つの経路情報を読み取ったら直ちに1つの経路監視指示部14Aを起動し、その処理を待たずに経路情報データベース13中のつぎの経路情報を読み取り、同様に他の経路監視指示部14Bを起動する。つまり、経路監視指示部14A,14B,14C,・・・は同時に複数起動されて、複数の経路の診断を同時に(並列に)行うことが可能である。なお、この実施の形態2におけるIPネットワーク経路診断装置の処理内容は、実施の形態1で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
通常、PINGやTRACEROUTEにより診断を行うには、所定の時間を待ち時間として、宛先の機器からの応答を待つ。そのため、診断経路に異常があるときには診断に時間がかかることになる。しかし、この実施の形態2のように、経路情報を読み取る経路情報読取部17と、経路診断を行う複数の経路監視指示部14A,14B,14C,・・・とを設けることによって、複数の経路診断を並列に行うことができる。
この実施の形態2によれば、経路診断は並列に行われるので、一部の診断経路の異常によって診断処理が滞ることなく、診断処理を進めることができ、実施の形態1の効果に加えて、単位時間内により多くの経路の診断を実行することができるという効果を有する。
なお、この実施の形態2の場合にも、実施の形態1と同様に、経路情報読取部17、経路監視指示部14A,14B,14C,・・・および結果評価部15をそれぞれ異なる装置に分割して、IPネットワーク経路診断システムを構成することもできる。この場合には、経路監視指示装置では、複数の経路の診断を実行することができるように、経路監視指示部を同時に複数実行可能とした構成とする必要がある。
実施の形態3.
上述した実施の形態1,2では、経路診断の基礎となるデータをネットワーク機器2に実装されている機能を用いて取得していた。しかし、実際には、ネットワーク機器2の機種ごとの実装の違いにより、使用できる機能やその使い方に違いがある。たとえば、機種AにはSSHが実装されているが機種BにはSSHが実装されていない、または、機種Cも機種DもPINGを備えているが、機種Cは実行結果として応答時間とパケットロス率を返すが、機種Dはパケットロス率のみを返す、などの状態が考えられる。このようなネットワーク機器2の機種の違いを吸収する方法を、この実施の形態3では説明する。
図6は、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態3の構成を模式的に示すブロック図である。このIPネットワーク経路診断装置10Bは、図5のIPネットワーク経路診断装置10Aにおいて、機種情報データベース19が設けられ、複数の経路監視指示部15A,15B,15C,・・・に代えて複数の機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・が設けられる構成を有している。なお、実施の形態1,2と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
機種情報データベース19は、経路情報を構成する始点アドレスに対応するネットワーク機器2の種別を示す機種情報を有しており、経路情報データベース13中の経路情報を構成する始点アドレスとその始点アドレスに対応するネットワーク機器2の種別との対応付けを管理する機器種別管理情報と、ネットワーク機器2の種別とその種別用に使用することができる機種別経路監視指示部18(の名称)との対応付けを管理する機器種別−経路監視指示部対応付け情報と、を含む。
経路情報読取部17は、計時部12によって所定の時間になった信号を受信すると起動し、経路情報データベース13から1つの経路情報を取得した後、経路情報に含まれる始点アドレスに対応するネットワーク機器2の機器種別を機種情報データベース19の機器種別管理情報から取得し、さらに、取得したその機器種別に使用できる機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・を機種情報データベース19の機器種別−経路監視指示部対応付け情報から取得して、取得した機種別経路監視指示部18に、取得した経路情報を渡す機能を有する。この経路情報読取部17は、特許請求の範囲における経路情報読取機能に対応している。
機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・は、経路情報データベース13に格納される経路情報中の始点アドレスを構成するネットワーク機器2の機器種別に応じた数だけ設けられる。機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・は、担当する機器種別ごとに実行する診断処理が異なる以外は、実施の形態2の図5の経路監視指示部15A,15B,15C,・・・と同一である。たとえば、上記したように、機器種別経路監視指示部18Aは、SSHが実装されている機種のネットワーク機器2に対して使用され、機器種別経路監視部18Bは、SSHが実装されていない機種のネットワーク機器2に対して使用され、・・・、というようにネットワーク機器2の機器種別ごとに設けられている。この機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・は、特許請求の範囲における経路監視指示手段または経路監視指示機能に対応している。
ここで、このIPネットワーク経路診断装置の経路情報読取部における経路情報の読取処理の手順の一例について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。まず、IPネットワーク経路診断装置10Bの経路情報読取部17は、計時部12からの信号の有無によって、所定の時間が経過したか否かを判定し(ステップS51)、計時部12からの信号がない場合(ステップS51でNoの場合)には、待ち状態となる。
ここで、計時部12は、所定の時間を計時し、たとえば前回診断処理を行ってから所定の時間が経過した場合に、経路情報読取部17に対して所定の時間が経過したことを信号として通知する。その後、経路情報読取部17は、計時部12からの信号を受信すると(ステップS51でYesの場合)、経路情報データベース13から経路情報を1つ取得する(ステップS52)。
ついで、経路情報読取部17は、経路情報中の始点アドレスに対応するネットワーク機器2の機器種別を、機種情報データベース19の機器種別管理情報から取得する(ステップS53)。また、経路情報読取部17は、取得したネットワーク機器2の機器種別に対応する機種別経路監視指示部18を機種情報データベース19の機器種別−経路監視指示部対応付け情報から取得する(ステップS54)。その後、経路情報読取部17は、取得した機種別経路監視指示部18に対して、ステップS52で取得した経路情報を渡す(ステップS55)。これにより、送信先の機種別経路監視指示部18が起動される。
そして、経路情報読取部17は、経路情報データベース13のすべての経路情報を読み取ったかを判定し(ステップS56)、すべての経路情報を読み取っていない場合(ステップS56でNoの場合)には、ステップS52へ戻り、上述した処理が繰り返し実行され、すべての経路情報を読み取った場合(ステップS56でYesの場合)には経路情報読取処理が終了する。
この実施の形態3によれば、経路情報読取部17は、経路情報を読み取ると、その経路情報の始点アドレスに対応する機器種別から、機種情報データベース19を用いて機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・を取得して、その機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・を起動するようにしたので、IPネットワーク1を構成するネットワーク機器2の機種が多数存在しても、それぞれの機種に対応した経路診断を実行することができるという効果を有する。
なお、この実施の形態3は、上述した実施の形態2と組み合わせて実施することも可能である。つまり、機器種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・の種類ごとに複数設けるように構成することもできる。また、実施の形態1,2で述べたように、経路情報読取部17、機種別経路監視指示部18A,18B,18C,・・・および結果評価部15をそれぞれ異なる装置に分割して、IPネットワーク経路診断システムを構成することもできる。この場合には、機種別経路監視指示装置には、複数の機種に対して経路診断を実行することができるように、機種別経路監視指示部が複数設けられる構成とする必要がある。
実施の形態4.
この実施の形態4では、上述した実施の形態1〜3における診断結果判定処理において、所定の宛て先に複数のパケットを送信した応答状況によって診断結果を判定する場合を説明する。具体的には、所定の宛て先に複数のパケットを送信し、その応答状況によって経路の診断を行うPINGのようなコマンドを使用する場合である。
図8は、複数パケットを送信した応答状況によって経路の診断および判定を行う処理手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、たとえば、複数のパケットを送り、その応答によって判断する場合には、一般には、送信したパケットの個数と応答があったパケットの個数との比率が、予め定められた閾値を超える場合には異常と診断する場合を例に挙げて説明する。
まず、経路監視指示部14または経路情報読取部17は、経路情報データベース13から経路情報を読み取る(ステップS71)。その後、経路監視指示部14は、経路情報に含まれる始点アドレスに対応するネットワーク機器2に対してリモートログインする。ここで、経路監視指示部14は、経路情報に含まれる終点アドレスに対応するネットワーク機器2を宛て先とする所定の個数のパケットを送信したか否かを判定する(ステップS72)。所定の個数のパケットを送信していない場合(ステップS72でNoの場合)には、終点アドレスを宛て先とするパケットを1個送信する(ステップS73)。
その後、始点アドレスのネットワーク機器2は、終点アドレスのネットワーク機器2から送信したパケットに対する応答を待つ。IPネットワーク経路診断装置10の経路監視指示部14は、通信部11を介して、終点アドレスのネットワーク機器2からの応答が有るか否かを判定する(ステップS74)。終点アドレスのネットワーク機器2からの応答が有る場合(ステップS74でYesの場合)には、ステップS72に戻る。一方、終点アドレスのネットワーク機器2からの応答がない場合(ステップS74でNoの場合)には、失敗回数をカウントする(ステップS75)。そして、この失敗回数が所定の値より大きくなったか否かを判定する(ステップS76)。
判定の結果、失敗回数が所定値以下の場合(ステップ76でNoの場合)には、ステップS72へと戻る。一方、失敗回数が所定値より大きい場合(ステップS76でYesの場合)には、最終判断を行う。この最終判断とは、たとえば、上述したように、送信パケットの個数と応答パケットの個数の比率が所定の値を超えた場合に、始点アドレスのネットワーク機器2が設定した数のパケットを送らなくても、異常判定を行うことをいう。より具体的には、「10個のパケットを送り、そのうち応答があるパケットが8個以下であれば異常と診断する」といった基準である場合には、経路診断の途中でも3個の失敗を検出すれば、あとの7個のパケットを始点アドレスのネットワーク機器2から終点アドレスのネットワーク機器2へと実際に送信しなくても異常と診断することができる。つまり、ステップS76で、失敗回数が所定値を超えた場合(ステップS76でYesの場合)には、結果評価部15によって、経路診断処理を打ち切り最終的な判断を行うようにしている。その後、経路診断・判定処理が終了する。
一方、ステップS72で所定の個数のパケットを送信済みの場合(ステップS72でYesの場合)にも、ステップS77へと処理が行き、その内容に基づいて結果評価部15による経路診断結果評価処理が行われた後、経路診断・判定処理が終了する。
なお、この実施の形態4では、「応答がない」場合に限り異常と診断するように説明したが、これは一例であり、所定の時間を越えて応答があった場合も異常とみなすなど、監視の基準に応じて判断基準を定めることで、種々の監視に適用することができる。
この実施の形態4によれば、異常と判断される経路については、異常診断を行うためのパケットの送出数を減らすこととなり、一つの経路あたりの診断時間を減らすことができる。その結果、単位時間当たりで診断可能な経路数を増やすことができるという効果を有する。
実施の形態5.
図9は、この発明にかかるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態5の概略構成を示すブロック図である。このIPネットワーク経路診断装置10Cは、図1のIPネットワーク経路診断装置10Cにおいて、経路異常と判定された場合に追加でその経路について診断する項目を含む追加診断情報が格納される追加診断情報格納部20と、結果評価部15の診断結果に基づいて、追加診断情報から行うべき追加診断を実行する追加診断部21と、をさらに備える。なお、実施の形態1の図1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略している。
追加診断情報格納部20は、結果評価部15による診断結果が予め定められた条件に合致する場合に追加の診断を行うための情報を示す追加確認定義データベース211と、追加の診断を行うためのプログラムからなる追加プログラム群212からなる。この追加診断情報格納部20は、特許請求の範囲における追加診断情報格納手段に対応する。図10は、追加診断情報格納部に格納される情報の構成を模式的に示す図である。追加診断情報格納部20は、上述したように、追加確認定義データベース211と追加プログラム群212とからなる。追加確認定義データベース211は、特定の経路で異常が発見されたときに、追加で何を行うかを規定するための一覧表である。図10の例では、追加確認定義データベース211には、異常が発生した経路の名称である「経路名」、異常の内容を示す「異常種別」、追加で診断する内容を示す「追加確認名称」を含む追加確認定義情報が格納される。なお、「追加確認名称」は追加で診断するプログラム群中のプログラム名で診断する内容が格納される。
追加プログラム群212は、追加確認定義データベース211に格納される追加確認定義情報に該当する診断結果が得られた場合に、実行するプログラムが格納される。プログラムの種類としては、MIB確認プログラムやログ確認プログラム、tracerouteプログラムなどを例示することができるが、必要に応じて作りこむこととなる。
追加診断部21は、結果評価部15で得られた異常を示す診断内容とその経路の組み合わせに対応する追加確認定義情報が、追加診断情報格納部20の追加確認定義データベース211に存在するか検索し、存在する場合にその「追加確認名称」に含まれる内容に応じた追加プログラムを追加プログラム群212から取得して、その経路の始点アドレスのネットワーク機器に対して追加診断を行う。この追加診断部21は、特許請求の範囲における追加診断手段に対応する。
つぎに、結果評価部によって経路診断の結果が異常と判定された後の追加診断処理の一例について、図11のフローチャートを参照しながら説明する。まず、追加診断部21は、結果評価部15から異常の診断結果を取得すると(ステップS91)、その診断結果に対応する経路情報データベース13から経路情報を抽出し、その経路情報から経路名を取得する(ステップS92)。図12は、経路情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。この例では、経路情報は、経路名と、送信元アドレス(始点アドレスに対応する)と、宛て先アドレス(終点アドレスに対応する)とを含む構成となっている。
ついで、追加診断部21は、取得した経路名とステップS91で取得した診断結果の異常内容の組合せに対応する追加確認定義情報が追加確認定義データベース211中に存在するか検索し(ステップS93)、取得した経路名と異常内容の組合せが存在しない場合(ステップS93でNoの場合)には、追加診断を行わずに処理が終了する。一方、取得した経路名と異常内容の組合せに対応する追加確認定義情報が存在する場合(ステップS93でYesの場合)には、その組合せに対応する追加確認名称を追加確認定義データベース211から抽出し(ステップS94)、追加確認名称に記載された内容を、追加確認プログラム群内の追加確認プログラムを用いて実行する(ステップS95)。そして、追加確認プログラムを用いて実行した追加診断結果を得て(ステップS96)、追加診断処理が終了する。
なお、上述した説明では、追加診断部21と追加診断情報格納部20を、実施の形態1のIPネットワーク経路診断装置10Cに設けた場合を例示したが、実施の形態2,3のIPネットワーク経路診断装置10Cに設けてもよい。また、この実施の形態5の場合にも、実施の形態1〜3で述べたように、経路監視指示部14、結果評価部15および追加診断部21をそれぞれ異なる装置に分割して、IPネットワーク経路診断システムを構成することもできる。
この実施の形態5によれば、たとえば診断結果が閾値違反であったときに、CPU使用率などの該当するネットワーク機器2についての追加の診断情報をさらに得て、該当するネットワーク機器2が高負荷状態にあったかどうかを判断するなどの経路異常のより詳細な診断が可能となるという効果を有する。
以上のように、本発明にかかるIPネットワーク経路診断装置は、複数のネットワーク機器が相互に接続されたIPネットワークにおける経路の診断に有用である。
この発明によるIPネットワーク経路診断装置を有するネットワーク構成を模式的に示す図である。 この発明によるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態1の構成を模式的に示すブロック図である。 IPネットワークの経路の診断処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図2−1の診断処理による経路診断結果の判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 IPネットワーク経路診断方法の処理手順の概要を模式的に示す図である。 IPネットワーク経路診断システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。 この発明によるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態2の概略構成を模式的に示すブロック図である。 この発明によるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態3の構成を模式的に示すブロック図である。 経路情報の読取処理の手順の一例を示すフローチャートである。 複数パケットを送信した応答状況によって経路の診断および判定を行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 この発明によるIPネットワーク経路診断装置の実施の形態5の概略構成を示すブロック図である。 追加診断情報格納部に格納される情報の構成を模式的に示す図である。 経路診断の結果が異常と判定された後の追加診断処理の一例を示すフローチャートである。 経路情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 従来のネットワーク監視システムの概要を模式的に示す図である。 ネットワーク通信性能計測システムの従来例を示す図である。 この経路診断方法を実行するためのシステム構成の従来例を示す図である。
符号の説明
1 IPネットワーク
2 ネットワーク機器
10,10A,10B,10C IPネットワーク経路診断装置
11,51,61 通信部
12,52 計時部
13,53 経路情報データベース
14,14A,14B,14C,54 経路監視指示部
15,62 結果評価部
16,55,63 制御部
17 経路情報読取部
19 機種情報データベース
18A,18B,18C 機種別経路監視指示部
20 追加診断情報格納部
21 追加診断部
50 経路監視指示装置
60 結果評価装置
211 追加確認定義データベース
212 追加プログラム群

Claims (10)

  1. 通信を中継する複数のネットワーク機器が接続されたIPネットワークの前記ネットワーク機器間の通信経路を診断するIPネットワーク経路診断装置であって、
    前記IPネットワーク内の自装置の管理下にあるネットワーク機器間の経路について、前記経路の始点アドレスと終点アドレスを含む経路情報を格納する経路情報格納手段と、
    所定のタイミングで、前記経路情報格納手段から経路情報を抽出し、抽出した前記経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器にアクセスし、そのネットワーク機器から前記経路情報中の終点アドレスのネットワーク機器までの経路診断を前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる経路監視指示手段と、
    前記始点アドレスのネットワーク機器からの診断結果を用いて、前記経路情報に対応する経路が正常か否かを判定する結果評価手段と、
    を備えることを特徴とするIPネットワーク経路診断装置。
  2. 前記経路監視指示手段は、前記経路情報格納手段の前記経路情報に含まれる始点アドレスのネットワーク機器が実行可能な経路診断の種類に応じて複数設けられることを特徴とする請求項1に記載のIPネットワーク経路診断装置。
  3. 前記経路監視指示手段は、
    所定のタイミングで、前記経路情報格納手段から経路情報を読み取る経路情報読取機能と、
    前記経路情報読取手段によって読み取られた前記経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器にアクセスし、そのネットワーク機器から前記経路情報中の終点アドレスのネットワーク機器までの経路診断を前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる複数の経路監視指示機能と、
    を備え、
    前記経路情報読取機能は、読み取られた前記経路情報を複数の前記経路監視指示機能中の1つの経路監視指示機能に渡した後、前記経路情報格納手段中の他の経路情報の読み取りを実行することを特徴とする請求項1に記載のIPネットワーク経路診断装置。
  4. 前記経路監視指示機能は、前記経路情報格納手段の前記経路情報に含まれる始点アドレスのネットワーク機器が実行可能な経路診断の種類に応じて複数設けられることを特徴とする請求項3に記載のIPネットワーク経路診断装置。
  5. 前記経路監視指示手段は、終点アドレスのネットワーク機器にパケットを送信し、そのパケットに対する応答の数または応答するまでの時間を用いて異常か否かの判定を行う場合に、異常な応答の回数である失敗回数をカウントし、
    前記結果評価手段は、前記失敗回数が経路診断の実行途中で所定の回数以上になった場合に異常と判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のIPネットワーク経路診断装置。
  6. 自装置の管理下にある経路についての異常の内容とその異常の内容に対して行う追加診断内容を含む追加確認定義情報と、前記追加診断内容を実行するための追加確認プログラムと、を格納する追加診断情報格納手段と、
    前記結果評価手段によって、前記経路情報に対応する経路が異常である場合に、異常と判定された経路と異常の内容の組み合わせに対応する追加診断内容を用いて、前記追加診断情報格納手段内の追加確認定義情報から抽出し、その追加診断内容に応じた追加確認プログラムを前記追加診断情報格納手段から取得して、前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる追加診断手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のIPネットワーク経路診断装置。
  7. 通信を中継する複数のネットワーク機器が接続されたIPネットワークの前記ネットワーク機器間の通信経路を診断するIPネットワーク経路診断システムであって、
    所定のタイミングで、前記IPネットワーク内の自装置の管理下にあるネットワーク機器間の経路について前記経路の始点アドレスと終点アドレスを含む経路情報を抽出し、抽出した前記経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器にアクセスし、そのネットワーク機器から前記経路情報中の終点アドレスのネットワーク機器までの経路診断を前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる経路監視指示手段を備える経路監視指示装置と、
    前記始点アドレスのネットワーク機器からの診断結果を用いて、前記経路情報に対応する経路が正常か否かを判定する結果評価装置と、
    を備えることを特徴とするIPネットワーク経路診断システム。
  8. 通信を中継する複数のネットワーク機器が接続されたIPネットワークの前記ネットワーク機器間の通信経路を診断するIPネットワーク経路診断システムであって、
    所定のタイミングで、前記IPネットワーク内の自装置の管理下にあるネットワーク機器間の経路について前記経路の始点アドレスと終点アドレスを含む経路情報を読み出して経路監視指示装置に送信する経路情報読取装置と、
    前記経路情報読取装置からの前記経路情報中の始点アドレスのネットワーク機器にアクセスし、そのネットワーク機器から前記経路情報中の終点アドレスのネットワーク機器までの経路診断を前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる経路監視指示手段を複数備える経路監視指示装置と、
    前記始点アドレスのネットワーク機器からの診断結果を用いて、前記経路情報に対応する経路が正常か否かを判定する結果評価装置と、
    を備えることを特徴とするIPネットワーク経路診断システム。
  9. 前記経路監視指示装置の前記経路監視指示手段は、前記経路情報格納手段の前記経路情報に含まれる始点アドレスのネットワーク機器が実行可能な経路診断の種類に応じて複数設けられることを特徴とする請求項7または8に記載のIPネットワーク経路診断システム。
  10. 自装置の管理下にある経路についての異常の内容とその異常の内容に対して行う追加診断内容を含む追加確認定義情報と、前記追加診断内容を実行するための追加確認プログラムと、を格納する追加診断情報格納手段と、
    前記結果評価手段によって、前記経路情報に対応する経路が異常である場合に、異常と判定された経路と異常の内容の組み合わせに対応する追加診断内容を、前記追加診断情報格納手段内の追加確認定義情報から抽出し、その追加診断内容に応じた追加確認プログラムを前記追加診断情報格納手段から取得して、前記始点アドレスのネットワーク機器に実行させる追加診断手段と、
    を有する追加診断装置をさらに備えることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載のIPネットワーク経路診断システム。
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