JP5544082B2 - 紐状磁石 - Google Patents

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本発明は、磁気治療具等に用いられる紐状磁石に関する。
従来、永久磁石が磁気治療具として用いられており、例えば環状のバンドに永久磁石を複数個取り付けたネックタイプのものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この永久磁石は、身体の首部に装着した状態で磁気により血行を促進したり筋肉を弛緩させたりして、肩こりを治療することができる。
ところが、上記永久磁石を用いた磁気治療具は、複数の永久磁石を収納するための磁気カプセル(筒体)が必要になるため、コストが高くなるという問題や、デザインの自由度が少ないという問題があった。この問題を解消するものとして、図5に示すように、永久磁石100の素材として磁性粉を含有した可撓性を有する索条体を用い、その長手方向に沿って磁気極性の境界面101が連続的に形成されるように着磁された紐状磁石が知られている。
特開2004−147859号公報
しかしながら、上記紐状磁石にあっては、N極とS極とがそれぞれ長手方向に連続しているため、その磁極線102は紐状磁石の外周面に沿った狭い範囲にしか発生しない。このため、上記紐状磁石を磁気治療具として用いた場合、磁気を身体に深く浸透させることができないので、治療効果が低下するという新たな問題が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、広範囲に亘って磁力線を発生させることができる紐状磁石を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の紐状磁石は、磁性粉を含有しかつ可撓性を有する合成樹脂製の索条体と、この索条体の長手方向に沿って所定ピッチ毎に形成された複数の着磁部と、を備え、前記長手方向に隣接する着磁部の極性が互いに逆極性であり、隣接する着磁部の間に非着磁部が形成されていることを特徴としている。
上記発明によれば、索条体の長手方向に隣接する着磁部が互いに逆極性であるため、この隣接する着磁部間に広範囲に亘って磁力線を発生させることができる。
また、前記紐状磁石は、前記索条体の長手方向の両端部に、互いに係脱可能な一対の止め具をさらに備えていることが好ましい。
この場合には、紐状磁石を身体に簡単に巻き掛けることができ、身体のこり等のポイントに磁力線を効果的に作用させることができる。
本発明によれば、索条体の長手方向に隣接する着磁部間に広範囲に亘って磁力線を発生させることができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る紐状磁石1を示す斜視図である。この紐状磁石1は、合成樹脂製の索条体2に複数の第一着磁部3および第二着磁部4が、長手方向に沿って直列にて交互に配置されているものである。
上記索条体2は、断面円形状に形成されているとともに磁性粉を含有した可撓性を有する紐状のものである。上記第一着磁部3は、索条体2の長手方向(軸方向)に沿って磁気の極性境界面5が平面状に形成されるように着磁されている。この極性境界面5は第一着磁部3を径方向に二等分するように形成され、極性境界面5より片側(図1の上側)の半円柱部3aがN極、他側(図1の下側)の半円柱部3bはS極となるように着磁されている。
上記第二着磁部4は、索条体2の長手方向に上記極性境界面5と略同一平面上に平面状の極性境界面6が形成されるように着磁されている。この極性境界面6は第二着磁部4を径方向に二等分するように形成されているとともに、隣接する第一着磁部3の磁気極性に対して逆極性となるように着磁されている。すなわち、極性境界面6より片側(図1上側)の半円柱部4aがS極、他側(図1下側)の半円柱部4aがN極となるように着磁されている。
上記構成により、各第一着磁部3のN極から発生した磁力線J1は、当該第一着磁部3のS極だけでなく、長手方向に隣接する第二着磁部4のS極にも到達する。また、上記隣接する第二着磁部4のN極から発生した磁力線J2は、当該第二着磁部4のS極だけでなく、長手方向に隣接する第一着磁部3のS極にも到達する。上記長手方向に発生する磁力線J1およびJ2は、図1に示すように、隣接する各着磁部3,4の長手方向の中心部の間において最大の磁力線が発生する。
図2は、上記紐状磁石1の製造工程の一例を示すフロー図である。図において、まず、可撓性を有するオレフィン系ゴムと、熱可塑性合成樹脂であるエチレン系樹脂と、磁性粉であるフェライト粉末とを図示しない混合機により混合する(混合工程)。上記オレフィン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブチレン共重合体ゴム等などを挙げることができる。また、上記エチレン系樹脂は、オレフィン系ゴムとの混和性が良好であり、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂などを挙げることができる。
次に、上記混合行程にて混合された混合物を、図示しない押出成形機により押出し成形して、断面円形状の索条体2を形成する(成形工程)。
さらに、この索条体2を、着磁機(図示せず)に通して順次着磁する。この際、一定間隔毎にN極とS極とが反転するように着磁することにより、上記極性境界面5を有する第一着磁部3および上記極性境界面6を有する第二着磁部4を長手方向に沿って直列にて交互に形成する(着磁工程)。これにより、可撓性を有する紐状磁石1を製造することができる。
図3は、上記紐状磁石1の利用例を示すものであって、肩こりを治療する磁気治療具として身体の首部に環状に装着した状態を示す斜視図である。この紐状磁石1は、索条体2の両端部に止め具7が設けられている。
図4に示すように、上記止め具7は、互いに係脱可能な一対の雄止め具8と雌止め具9とを備えている。上記雄止め具8は、その先端に玉状の突起8aを有しており、雌止め具9は、その先端側に上記突起8aを回転自在に挟持する凹陥部9aを有している。上記雌止め具9の先端側は、スリット9bによって弾性的に拡開可能に2分割されている。
上記索条体2の両端部は、上記雄止め具8の突起8aを雌止め具9の凹陥部9aに押し込むことで接続され、反対に、雄止め具8と雌止め具9を互いに反対方向に引っ張るか、互いの突き合わせ面を起点として山折りもしくは谷折りすることで切離される。
また、接続された上記雄止め具8と雌止め具9は、突起8aを中心として互いにその周方向に回転自在である。これによって、接続される時に生じやすい索条体2のねじれを、接続させた状態のままで、容易に解消することができる。
図3に示すように、紐状磁石1は、身体の首部に巻き掛けた状態で、索条体2の両端に設けられた雄止め具8と雌止め具9とを嵌合させることにより、当該首部に装着される。この状態で、各第一着磁部3および第二着磁部4の磁気を肩こりのポイントに効果的に作用させることにより、血行を促進したり筋肉を弛緩させたりすることができ、その治療効果を高めることができる。しかも、隣接する第一着磁部3と第二着磁部4との間には、磁力線J1およびJ2が、両者の境界部を跨ぐように発生するため、紐状磁石1の外周面より外側の広範囲に亘って磁力線J1およびJ2を発生させることができる。このため、磁気を身体に対して深くかつ広範囲に浸透させることができる。これにより、本発明の紐状磁石1を磁気治療具として使用した場合に、その治療効果が低下するのを防止することができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、索条体2を断面円形状に形成しているが、断面多角形状や断面楕円形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、第一着磁部3と第二着磁部4とを長手方向に沿って隙間なく形成しているが、第一着磁部3と第二着磁部4との間に所定幅の非着磁部を形成してもよい。
さらに、本発明の紐状磁石1は、首部に巻き掛ける磁気治療具の他、肘、膝、腰または足首等に巻き掛ける磁気治療具として適用することができる。
また、本発明の紐状磁石1は、上記磁気治療具以外の種々の用途に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る紐状磁石の斜視図である。 上記紐状磁石の製造工程を示すフロー図である。 上記紐状磁石の利用例を示すものであって、磁気治療具として首部に装着した状態を示す斜視図である。 上記紐状磁石の止め具の斜視図である。 従来の紐状磁石の斜視図である。
符号の説明
1 紐状磁石
2 索条体
3 第一着磁部
4 第二着磁部
7 止め具

Claims (2)

  1. 磁性粉を含有しかつ可撓性を有する合成樹脂製の索条体と、
    この索条体の長手方向に沿って所定ピッチ毎に形成された複数の着磁部と、を備え、
    前記長手方向に隣接する着磁部の極性が互いに逆極性であり、
    隣接する着磁部の間に非着磁部が形成されていることを特徴とする紐状磁石。
  2. 前記索条体の長手方向の両端部に、互いに係脱可能な一対の止め具をさらに備えている請求項1に記載の紐状磁石。
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