JP5543761B2 - 自動診断のためのシステム及び方法 - Google Patents

自動診断のためのシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5543761B2
JP5543761B2 JP2009266910A JP2009266910A JP5543761B2 JP 5543761 B2 JP5543761 B2 JP 5543761B2 JP 2009266910 A JP2009266910 A JP 2009266910A JP 2009266910 A JP2009266910 A JP 2009266910A JP 5543761 B2 JP5543761 B2 JP 5543761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
type
imaging data
cta
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009266910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010125330A (ja
Inventor
ポール・リカート
ローレン・ロウナイ
サード・シロヘー
オルガ・イマズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2010125330A publication Critical patent/JP2010125330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5543761B2 publication Critical patent/JP5543761B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • G06T7/0014Biomedical image inspection using an image reference approach
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/027Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis characterised by the use of a particular data acquisition trajectory, e.g. helical or spiral
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images
    • G06T2207/10081Computed x-ray tomography [CT]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30016Brain
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30101Blood vessel; Artery; Vein; Vascular

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本テクノロジーのある種の実施形態は、血管系の病理学的状態を検出するためのシステム、方法及びコンピュータ命令を提供する。
動脈瘤は出血性発作の基本的な要因の1つであり、全発作症例の約20パーセントを占める。脳内の動脈瘤が破裂すると、脳の一部が血液で満たされ、これが頭部の組織の壊死や圧力を生じさせる可能性がある。大量出血(一般に、明瞭に視認可能な大きな動脈瘤により生じる)は死に至る可能性もある。具体的な関心対象症例の1つに、小さい動脈瘤破裂に起因する微小出血により生じる衰弱性の「痴呆」様症状がある。
動脈瘤は頭蓋内動脈の真っ直ぐな非分岐性区間で見出されることは稀である。真っ直ぐな非分岐性区間で生じる動脈瘤は、血流方向で動脈壁に沿った長手方向を向いた嚢を有し、かつ外膜表面の上側にごく最小に突き出るものとして見出されることが多い。これらの特徴をもつ動脈瘤は、先天性の嚢状タイプではなく解離性タイプである。虚血性神経障害の発症によれば、先天的嚢状動脈瘤に関連する蜘蛛膜下出血による場合と比べてより高頻度で解離性の動脈瘤の発生が予測される。
動脈瘤形成の根底にあるメカニズムは一般にはっきりしていないが、動脈瘤は動静脈奇形(「AVM」)と関連して発生することが多い。AVMは一般に、脳動脈及び脳静脈、並びに/あるいは脊髄動脈及び脊髄静脈がもつれ合った絡まりからなる。動脈や静脈の絡まりは、脳組織に対する酸素配給を効果的に制御するのに必要な細管網の交差を欠いている。
酸素組織欠乏に加えて、AVM内部の動静脈流速が速いことによって危険なほどの高血圧や血管壁脆弱を生じさせることがあり、これにより血管劣化、静脈狭窄、動脈瘤形成、その後の出血、またさらには発作につながる可能性がある。AVMは各年に発生する全出血性発作の概ね2パーセントを占めており、AVMを発症した人の約1パーセントがAVMを直接の原因として死に至る。
目下のところ、コンピュータ断層(「CT」)を用いた急性発作の診断は、非造影CT(「NCT」)撮像データを用いた脳出血の除外、CTアンギオグラフィ(「CTA」)撮像データを用いた脳動脈瘤の除外、ダイナミックCT潅流撮像データを用いた脳潅流じょう乱の評価、並びにCTA及びCT静脈造影(「CTV」)撮像データを用いたAVMの除外からなる。脳被検域が大きい場合、一般にボリュームシャトルプロトコルまたはモードによるダイナミックCT潅流スキャンが実施される。CT潅流スキャンで用いられる別の収集プロトコルは、ヘリカルシャトル及びデュアルエネルギーCTAを含む。これらダイナミックCT潅流スキャンのプロトコルは、ダイナミックCT潅流スキャンから取得されたデータからNCT、CTA及びCTVのフェーズを抽出する能力を有するため、追加的なCTA及びCTVスキャンを不要にできる可能性がある。
デュアルエネルギーCTAは、造影強調した血管系内のヨウ素をカルシウムまたは骨から分離する能力を提供しており、これによってヨウ素とカルシウムの間の信号レベルが同等である場合の曖昧さが低減される。デュアルエネルギーCTAはさらに、頭蓋内部で見られるようなビームハードニング効果を低減または排除する能力を提供する。
米国特許第7027630号 米国特許第7123760号 米国特許出願第20050147297号 米国特許出願第20050259854号 米国特許出願第20060079743号 米国特許出願第20070129627号
本テクノロジーのある種の実施形態は、血管系の病理学的状態を検出するためのシステム、方法及びコンピュータ命令を提供する。
一実施形態では本発明は、血管系の病理学的状態を検出するための方法を提供する。本方法は、血管系を示すと共にあるデータタイプを有する撮像データにアクセスする工程と、その各々が異なるデータタイプのデータを処理するような複数の検出処理から当該データタイプに対応する検出処理を選択する工程と、を含む。本方法はさらに、選択した検出処理によって当該データタイプの撮像データを処理する工程と、処理済み撮像データを血管系の病理学的状態を示す撮像データ上に重ね合わせる工程と、を含む。幾つかの実施形態ではその病理学的状態は、動脈瘤、動脈血管奇形及び血管れん縮のうちの1つを含む。
別の実施形態では本発明は、スキャナ及びプロセッサを含む診断システムを提供する。このスキャナは、血管系の病理学的状態を示す撮像データを提供すると共に、撮像データに対応するデータタイプを生成する。このプロセッサは、その各々が1つの病理学的特徴を検出するような複数の処理過程の中からそのデータタイプに従って撮像データを処理する。プロセッサは、処理済み撮像データを血管系の病理学的状態を示す撮像データ上に重ね合わせる。幾つかの実施形態ではその病理学的状態は、動脈瘤、動脈血管奇形及び血管れん縮のうちの1つを含む。
さらに別の実施形態では本発明は、処理デバイス上で実行するための命令を含んだコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。この命令は、血管系を示す撮像データを提供すると共にこの撮像データに対応するデータタイプを生成するための処理ルーチンを含む。この命令はさらに、その各々が病理学的特徴を検出しかつ処理済み撮像データを血管系の病理学的状態を示す撮像データ上に重ね合わせるように構成された複数のサブルーチンの中からそのデータタイプに従って撮像データを処理するための処理ルーチンを含む。幾つかの実施形態ではその病理学的状態は、動脈瘤、動脈血管奇形及び血管れん縮のうちの1つを含む。
本テクノロジーの実施形態に従った血管系の病理学的状態を検出するための処理過程の流れ図である。 図1の方法に基づいてデュアルエネルギーコンピュータ断層アンギオグラフィ(「CTA」)画像データを用いて血管系の病理学的状態を検出する方法の流れ図である。 本テクノロジーの実施形態により用いられる血管系を視覚表示した図である。 本テクノロジーの実施形態により用いられる図3の血管系上に重ね合わせられた病理学的状態を視覚表示した図である。 例示的な処理アルゴリズムを一覧表示したテーブルである。
上述した要約、並びに本発明のある種の実施形態に関する以下の詳細な説明は、添付の図面と共に読むことによってさらに十分な理解が得られよう。本発明の例証を目的として、図面ではある特定の実施形態を示している。しかし本発明は、添付の図面に示した配置や手段に限定するものではないことを理解すべきである。
コンピュータ断層(「CT」)撮像データは典型的には、集中して保存されたり、病院情報システム(「HIS」)や画像蓄積伝送システム(「PACS」)内に分散して保存されたりしているが、CT撮像データを用いた診断はCT撮像データのタイプ、CT撮像データの可用性(availability)、異なる診断アルゴリズム、またしたがって異なる処理システムに依存することが多い。したがって、保存された撮像データを用いて脳動脈瘤、脳病変、AVM及び血管閉塞を診断するための自動化し一体化したソフトウェア、方法及びシステムによれば、発作評価処理過程の臨床ワークフロー及び生産性を劇的に向上させかつ能率化することが可能である。
本テクノロジーのある種の実施形態は、ある解剖構造の複数の撮像データにアクセスすること、これらのデータを各データタイプに対して一意の適当なアルゴリズムを用いて前処理すること、動脈瘤、病変、AVM、血管閉塞などの病理学的状態を形状及び/またはテクスチャベースの検出アルゴリズムを用いて検出すること、並びにデータタイプのそれぞれに適した視覚化技法を用いて解剖構造を視覚化することを行う能力を提供することが可能である。例示的なデータタイプは、非造影CT(「NCT」)及びCTアンギオグラフィ(「CTA」)画像データ、ボリュームまたはヘリカルシャトル画像データ、デュアルエネルギーCTA画像データ、デュアルエネルギー単波長画像データ、その他(ただし、これらに限らない)を含む。
NCT及びCTA画像データを処理するための例示的なアルゴリズムは、解剖構造を示すと共に例えば関心対象の血管系などを包含した3次元(「3D」)NCT及び3D CTAのデータ組にアクセスすること、並びに該3D NCT及びCTAデータ組を前処理することを含む。幾つかの実施形態ではこの前処理には、3D NCT及び対応する3D CTAのデータ組を位置合わせすること、並びに3D NCTと3D CTAのデータ組の両方を用いて3D CTA画像データから骨性構造を除去することを含む。次いでこの例示的な処理アルゴリズムは、例えば動脈瘤や病変などの1つまたは複数の病理学的状態を検出する。病理学的状態の検出は一般に、骨除去した3D CTAデータを処理すること、並びにこの処理済み画像データから球形状またはテクスチャを抽出することを含む。幾つかのケースではその例示的な処理アルゴリズムは、抽出した形状を元の血管系上に重ね合わせて表示することによって解剖構造を視覚化している。これらの処理アルゴリズムの詳細については以下で検討することにする。
ボリュームまたはヘリカルシャトル画像データを処理するための例示的な一アルゴリズムは、解剖構造を示すと共に例えば関心対象の血管系を包含したCT潅流データにアクセスすること、並びに該CT潅流データを前処理することを含む。例えば前処理は、CT潅流データを位置合わせすること、並びにCT潅流データ組から4次元(「4D」)描画及び検討のためにCT潅流データを保持したままで3D NCT及び3D CTA画像データ組を抽出することを含む。前処理はさらに、3D NCTとCTAのデータ組の両方を用いて3D CTA画像データからあらゆる骨性構造を除去することを含む。この例示的なアルゴリズムはさらに、骨除去した3D CTAデータの処理を介して例えば動脈瘤や病変などの病理学的状態を検出し、この処理済みデータから球形状及び/またはテクスチャを抽出する。したがってこの例示的なアルゴリズムはさらに、例えばこの抽出した形状を血管系上に重ね合わせて造影剤(動脈及び静脈フェーズ)の時刻依存の流入及び流出を表示することによって解剖構造を視覚化する。これらの処理アルゴリズムの詳細については以下で検討することにする。
デュアルエネルギーCTA画像データを処理するための例示的な一アルゴリズムは、解剖構造を示すと共に例えば関心対象の血管系を包含したデュアルエネルギー3D CTA画像データにアクセスすること、並びに該デュアルエネルギー3D CTA画像データを前処理することを含む。幾つかのケースでは前処理は、例えばCTAデータなどのヨウ素造影強調データを石灰化や骨性構造から分離すること、並びに3D CTAデータを処理して球形状及び/またはテクスチャを抽出することを含む。したがってこの例示的なアルゴリズムはさらに、例えばこの抽出した形状を血管系上に重ね合わせて表示することによって解剖構造を視覚化する。これらの処理アルゴリズムの詳細については以下で検討することにする。
デュアルエネルギー単波長画像データを処理するための例示的な一アルゴリズムは、解剖構造を示すと共に例えば関心対象の血管系を包含したデュアルエネルギー3D CTA画像データにアクセスすること、並びに該デュアルエネルギー3D CTA画像データを前処理することを含む。幾つかのケースでは前処理は、ビームハードニング効果に起因するアーチファクトが最小となるように造影強調データ(骨が除かれたCTA)に対応する単波長エネルギー画像を抽出すること、並びに融合したカラー描画内に複数の基礎材料成分を表示することを含む。このアルゴリズムはさらに、球形状及び/またはテクスチャを抽出するためにデュアルエネルギー単波長3D CTAデータを処理し、かつ例えばこの抽出した形状を元の血管系と重ね合わせて表示することによって解剖構造を視覚化する。
図1は、本テクノロジーの実施形態に従った血管系の病理学的状態を検出するための処理過程100のための流れ図である。検出処理100はブロック104における関心対象の血管系を包含した撮像データに対するアクセスで開始される。この撮像データは一般にコンピュータ断層(「CT」)スキャナから取得しているが、他のスキャン方式によって撮像データを取得することも可能である。スキャン中に使用する技法に応じて、異なる撮像データタイプが取得される可能性がある。例示的なデータタイプは、非造影CT(「NCT」)タイプ、CTアンギオグラフィ(「CTA」)タイプ、ボリュームアキシャルシャトルタイプ、ボリュームヘリカルシャトルタイプ、ダイナミックCTAデータ、デュアルエネルギーCTAタイプ、デュアルエネルギー単波長タイプ、その他(ただし、これらに限らない)を含む。
次いで検出処理100は、ブロック108においてアクセスした撮像データのデータタイプを決定し、ブロック112においてそのデータタイプに基づいてタイプ依存の検出アルゴリズムまたは処理過程を選択し、かつブロック116においてこの選択したタイプ依存の検出アルゴリズムを用いて撮像データを処理する。幾つかの実施形態ではそのタイプ依存の検出アルゴリズムは、NCT及びCTA、ボリュームアキシャルシャトル画像データ、及びボリュームヘリカルシャトル画像データに対して剛体(rigid)位置合わせアルゴリズムを用いる。
剛体モデルベースの空間(3D/3D)位置合わせは、NCT及びCTAなどの2つの静的な断層撮像データ組を位置合わせするために実行される。ボリュームまたはヘリカルシャトルCT潅流データなどダイナミック式に収集されたデータ組に対しては、時間次元が含まれるように空間(3D/3D)位置合わせが拡張される。例示的な剛体位置合わせ法は、ランドマークベースの位置合わせ、切り出しベースの位置合わせ、ボクセルプロパティベースの位置合わせ(ただし、これらに限らない)を含む。
ランドマークベースの位置合わせは、画像データ組内における識別点からなる限定組(すなわち、ランドマーク)に基づく。このランドマークは解剖学的とする(すなわち、視認可能な解剖構造の形態をした顕著で正確に位置特定可能な点とする)ことが可能である。このランドマークはさらに、幾何学的とする(すなわち、何らかの幾何学的な特徴をもつ最大位置の軌跡上の点とする)ことも可能である。特定したランドマークの組は元の画像コンテンツと比較して疎(sparse)であり、これによって比較的高速な最適化手順に対応できる。こうしたアルゴリズムによればあるランドマークと該ランドマークの最も近くの相手方との間の平均距離(L2ノルム)、プロクラステス・メトリックス(Procrustean metrics)、反復最小(iterated minimal)ランドマーク距離などの測度が最適化される。後者の測度を最適化するためには、反復最近傍点(「iterative closest point:ICP」)アルゴリズムや派生方法が一般的である。プロクラステス最適値はArunの方法を用いて算出または決定することが可能であるが、一般の最適化技法を用いてサーチされるのがより一般的である。別の方法では、あり得る多くの変換仮定をテストすることによってランドマーク位置合わせが実行される(例えば、関連する点の各組からランダムに取り上げた3つの点を整列させることによって定式化することが可能である)。一般的な最適化方法には、準全数サーチ(quasi−exhaustive search)法、グラフマッチング法及びダイナミックプログラミング法が含まれる。
切り出しベースの位置合わせは、ランドマークベースの位置合わせを拡張したものであり、曲線、表面またはボリュームなどのより高次な構造をランドマークとして抽出することに基づく。剛体モデルベースの方式では、位置合わせしようとする両画像組から解剖学的に同一の構造が抽出され、これが整列手順の唯一の入力として使用される。例えば変形可能なモデルやChamferマッチング技法など別の位置合わせモデルも存在するが、脳神経系撮像での臨床用途では剛体モデル方式が好んで用いられる傾向がある。
ボクセルプロパティベースの位置合わせ法は、画像データのグレイ値に対して、ユーザによる事前のデータ縮退や切り出しを用いずに直接実行される。これらの方法は一般に2種類の方式に細分化される。第1の方式は、画像グレイ値コンテンツをスカラーと向きからなる代表組まで迅速に縮退させる。第2の方式は、位置合わせ処理過程の全体にわたって画像データの全部すなわちフル画像コンテンツを使用する。
主軸及びモーメントベースの方法は縮退型位置合わせ方法の例である。これらの方法では、例えば画像データの0次及び1次モーメントなどのモーメントから重心と複数の主軸が決定される。次いで重心と主軸を整列させることによって位置合わせが実行される。幾つかのケースでは、位置合わせ処理過程においてより高次のモーメントを算出して使用することもある。モーメントベースの方法はさらに、切り出したまたは2値化した画像データを入力として使用することも可能である。フル画像コンテンツを用いたボクセルプロパティベースの方法では一般に、データ縮退の要求が最小または全くないが、位置合わせ処理過程全体を通じて利用可能な情報を全部使用している。フル画像コンテンツ位置合わせに関して使用可能な例示的なパラダイムには、相互相関、フーリエ領域ベースの相互相関、位相限定相関、強度比分散の最小化、切り出し内のグレイ値分散の最小化、差分画像のヒストグラムエントロピーの最小化、ヒストグラムクラスタリング及びヒストグラム分散の最小化、相互情報の最大化、差分画像内のゼロ交差の最大化、ケプストラム(cepstral)エコーフィルタリング、オプティカルフローフィールドの決定、その他が含まれる。
ランドマーク、切り出しまたはボクセルプロパティベースの位置合わせ法のいずれを使用したとしても、その位置合わせを構成するパラメータは最適化手順を通じて決定されるのが典型的である。例示的な最適化手順には、Powellの方法、Downhill Simplex法、Brentの方法及び1次元サーチ系列、Levenberg−Marquardt最適化、Newton−Raphson反復、確率的サーチ法、グラジエント降下法、遺伝的方法、シミュレーテッドアニーリング、幾何学的ハッシュ法及び準全数サーチ方法(ただし、これらに限らない)が含まれる。収束をより迅速にし、検査すべき変換の数を削減しかつ極小値を回避するために、マルチ分解能及びマルチスケール方式がしばしば追加される。剛体位置合わせモデルでは、ICPアルゴリズムが有用となる可能性がある。
画像データを位置合わせした後、ブロック116で使用されるようなタイプ依存の検出アルゴリズムはさらに、ボリュームアキシャルシャトル画像データやボリュームヘリカルシャトル画像データを含むCT潅流データからのNCT及びCTAデータを抽出することを含む。幾つかの実施形態では、この位置合わせ済みのシャトルデータを、検出血管の時間密度曲線を用いた非造影ボリューム及び造影強調ボリュームの抽出のために使用することが可能である。ダイナミック収集の第1の(非造影)フェーズ中で収集した頭部ボリュームに対応する3D NCT画像データがCT潅流データ組から抽出される。引き続いて、造影剤のピーク動脈濃度に関連付けされたダイナミック収集フェーズを特定することによって、CT潅流画像データからCTAデータも抽出される。同様に、ピーク静脈フェーズを用いてダイナミック収集データからCT静脈造影(「CTV」)データも抽出される。
幾つかの実施形態では、ブロック116の処理過程はさらに、例えば3D NCT及びCTA画像データ、ボリュームアキシャルシャトルデータ、抽出したNCT及びCTAデータを有するボリュームヘリカルシャトルデータ向けのディジタル差分血管撮像法(「DSA」)、デュアルエネルギーCTA画像データ向けのデュアルエネルギー骨除去アルゴリズムなどの複数の骨除去アルゴリズムを含む。
骨を除去するためのディジタル差分血管撮像(「DSA」)アルゴリズムでは、NCT及び造影強調CT(「CTA」)画像データという2つの相互位置合わせデータ組が必要である。CTA画像データにおける骨マスキングは、連続ルックアップテーブル(「LUT」)に基づく。幾つかの実施形態ではそのLUTは、NCTデータ内の様々なハウンズフィールドユニット(「HU」)に関連付けされた係数Bの組を包含する。幾つかのケースにおいてBは、HUの線形関数であり、NCTデータの値が40HU未満の場合に0に等しく、かつNCTの値が120HUを超える場合にその値は約1である。CTAデータに(1−B)を乗算すること(ここでBは、LUT内の対応するNCT HUに基づいて選択される)によって骨が除去される。骨マスキング技法によれば、空間分解能、位置合わせ及びしきい値パラメータによる影響をより小さくすることができる。さらに、骨マスキング技法によれば一般にアーチファクトのより少ないよりスムーズな画像が作成される。得られた骨除去3D画像データは一般に、造影強調された血管系及び脳組織を包含する。ダイナミックボリュームアキシャルシャトルデータやボリュームヘリカルシャトルデータのケースでは、抽出したNCTデータ及び対応するCTAボリュームに対して別の時間ステップの各々の時点で上で言及したDSAアルゴリズムが適用される。
2つのピークキロボルト(「kVp」)レベルで収集されたCTAデータを基礎材料分解アルゴリズムに加え、水とヨウ素などの材料密度画像並びに単波長描画が作成される。従来の階層型(hierarchical)の骨除去アルゴリズムはしきい値をベースとしており、かつ頭部や頚部の解剖構造に関するアプリオリの知見に依拠している。このため、特に血液中のヨウ素のCT値が周囲の骨と同様である場合に骨の除去が常に厳密とはならず、切り出し誤りが生じる。デュアルエネルギー基礎材料分解を骨除去アルゴリズムと組み合わせることによって、より正確な切り出しが可能となる。この処理はヨウ素と水の基礎材料画像を取得しヨウ素を包含した構造(すなわち、血管)を正しくラベル付けするために使用可能なマスクを生成することによって実現される。
したがって、タイプ依存のアルゴリズムによればさらに、例えば動脈瘤、病変、AVMなどの1つまたは複数の病理学的状態が検出される。病理学的状態を検出するためには、骨除去したCTAデータから、あるいはボリュームアキシャルシャトル画像やボリュームヘリカルシャトル画像から、形状及びテクスチャが抽出される。幾つかの実施形態では、その内容全体を参照により本明細書に組み込むものとするFerrantらによる米国特許公開第2006/0079743号(2006年4月13日公開)に記載されているような方法を、様々な形状及びテクスチャの抽出のために使用している。
米国特許公開第2006/0079743号に記載されているようなこの抽出方法は、アプリオリの解剖学的情報を用いて異種の応答の重複を削減している。具体的には、暗黙のアイソサーフェスにおける局所曲率による定式化を用いて3D応答が決定される。曲率テンソルによって、グラジエントのヌル空間内におけるkminとkmaxなどの複数の局所曲率が決定される。この各曲率は次の式(1)を用いて決定することができる。
上式においてkは曲率であり、νはHをそのヘッシアン(Hessian)とした画像データIのグラジエントのNヌル空間内のベクトルである。式(1)の解は次のような式(2)の固有値となる。
曲率テンソル(kmin及びkmax)の応答は、kmin及びkmaxに対するしきい値、並びに関心対象の球状性と円筒状性に関するサイズ及びアスペクト比から導出したkmin対kmaxの比に基づいて球状と円筒状の応答になるように分離される。例示的な一実施形態では、比kmin/kmaxは2:1であり、最小球状直径が1mmで最大20mmとするように使用される。解剖学的対象が異なるに従って別の組み合わせによって異なる形状応答特性が得られることに留意すべきである。
確定された異種の応答は、偽応答(false response)と呼ぶことができる重複領域を有する。収集パラメータ、再構成アルゴリズム及びそのノイズ特性が異なることが、これら偽応答の主たる発生源である。偽応答を除去する方法の1つは、収集が異なることを補償するためにしきい値を微調整(tweak)することである。しきい値の微調整には一般に、起こりうる収集のすべてに対するしきい値のマッピングを生成することが必要である。しかしこうしたマッピングは一般に厄介な問題である。別の解決法は、例えば円筒状応答などの大血管に対する応答のスケールの形式をした解剖学的情報を利用し、円筒状の応答ボリュームの形態学的閉鎖(morphological closing)の使用を案出するように球状対円筒状で応答に意図的にバイアスをかけ、「閉じた」円筒状応答と球状応答の交差部にある球状応答をすべて間引くことである。
別のタイプの病理学的状態検出アルゴリズムは、DSAから取得した骨除去したCTA及びCTV画像データ、並びにボリュームまたはヘリカルシャトルデータから抽出したCTVデータと一緒に使用するための動静脈奇形(「AVM」)向けの検出処理を含む。幾つかの実施形態では、全フェーズレベル(例えば、ピーク動脈フェーズからピーク静脈フェーズまで)においてCTA及びCTV血管系の交差を決定することによってAVMが検出される。決定したこの交差は一般に、その関連する脳組織中を血液再循環が通過しないような血管の絡まり合った束を意味する。別の実施形態では、出血や梗塞に対応する病変を決定するためにテクスチャ検出アルゴリズムが使用される。テクスチャアルゴリズムは、序列型統計量(ordered statistics)を用いて抽出が可能な密度パターンのコンテキスト情報を利用する。序列型統計量を既知の値とマッチングさせることによって検出機能が提供される。
図1に戻ると、処理過程100によって画像データを処理して病理学的状態を示す関心対象のデータを取得した後、処理過程100はブロック120において処理済みデータを画像データ上に重ね合わせる工程に進み、またブロック124において例えば動脈瘤、動脈血管奇形、血管れん縮など検出された病理学的状態を指摘する。
例えばNCT及びCTA画像データ並びにデュアルエネルギーCTA画像データに関しては、動脈瘤、AVM、別の血管閉塞、梗塞または出血性病変に対応する抽出形状が視覚化のために関心対象の血管系(または、脳組織)上に重ね合わせられる。動脈瘤やAVMを伴った血管が切り出され、VR、3D MIP、並びにアキシャル、コロナル、サジタル及び斜位像を含む様々な観察像で表示される。別の例としてボリュームまたはヘリカルシャトル画像データでは、脳血管系内の造影剤の流入及び流出を示すように骨除去したCT潅流データがダイナミック表示されており、これによって動脈と静脈の両方のフェーズの視覚化が可能となる。動脈瘤、AVM、その他の血管閉塞、梗塞または出血性病変に対応する抽出形状は、関心対象の血管系(または、脳組織)上に重ね合わせられる。動脈瘤やAVMを伴った血管が切り出され、VR、3D MIP、並びにアキシャル、コロナル、サジタル及び斜位像を含む様々な観察像で表示される。
図2は、図1の方法に基づいてデュアルエネルギーコンピュータ断層アンギオグラフィ(「CTA」)画像データを用いて血管系の病理学的状態を検出する方法すなわち処理過程200の流れ図である。ブロック204において検出処理200は、CTAデータタイプを決定し終えた後に関心対象の血管系を包含するCTAデータにアクセスする。ブロック208においてCTAデータから骨性構造が除去され、また上で検討したようにブロック212において血管系の球形状が抽出される。したがって処理過程200はブロック216において画像データ上に重ね合わせられた構造を表示する。図3は検出400前の血管系を視覚表示した図であり、また図4は図3の血管系上に重ね合わせられた病理学的状態404を視覚表示した図400である。
したがってある種の実施形態は、コンピュータを用いて血管系の病理学的状態を検出するという技術的効果を提供する。ある種の実施形態は、血管系の画像データが与えられたときに該血管系の病理学的状態を検出するための自動化され一体化されたシステムが可能となるという技術的効果を提供する。このシステムは、適当な特定のタイプの診断処理過程を自動的に選択し、診断を示す得られた1つまたは複数の画像を表示する。
図5は、本テクノロジーの実施形態(例えば、図1の方法など)と共に使用される例示的な処理アルゴリズム及び対応する処理パラメータを一覧表示した表である。
ある種の実施形態は、上に記載した機能を実現するための方法、システム並びに任意のマシン読み取り可能媒体上のコンピュータプログラム成果物を企図している。ある種の実施形態は例えば、既存のコンピュータプロセッサを用いるか、本目的や別の目的のために組み込んだ特殊目的コンピュータプロセッサによるか、あるいは配線接続システム及び/またはファームウェアシステムによるか、によって実現させることができる。
ある種の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を搭載したまたは有するコンピュータ読み取り可能媒体、あるいはこの上に保存されたデータ構造を含む。こうしたコンピュータ読み取り可能媒体は、汎用または特殊目的のコンピュータあるいはプロセッサを備えた別のマシンによってアクセスを受けることができる入手可能な任意の媒体とすることができる。一例としてこうしたコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash、CD−ROMやその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置やその他の磁気記憶デバイス、あるいはコンピュータ実行可能命令またはデータ構造の形態をした所望のプログラムコードを搭載または保存するために使用可能でありかつ汎用または特殊目的のコンピュータあるいはプロセッサを備えた別のマシンによってアクセスすることが可能な別の任意の媒体を含むことがある。コンピュータ読み取り可能媒体の範囲には、上述のものの組み合わせも含む。コンピュータ実行可能命令は例えば、汎用のコンピュータ、特殊目的コンピュータ、または特殊目的処理マシンにある機能またはある機能群を実行させる命令及びデータを含む。
一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定のタスクを実行するあるいは特定の抽象データタイプを実現するようなルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、その他を含む。コンピュータ実行可能命令、対応するデータ構造、及びプログラムモジュールによって、本明細書に開示したある種の方法及びシステムの工程を実行するためのプログラムコードの例が表される。こうした実行可能命令または対応するデータ構造からなるこのシーケンスによって、これらの工程に記述された機能を実現するための対応する作業の例が表される。
本発明の実施形態は、プロセッサを有する1つまたは複数の遠隔コンピュータに対する論理接続を用いたネットワーク環境内で実施することができる。論理接続には、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)を含むことがある(ただし、ここにおける提示は一例であり限定ではない)。こうしたネットワーク環境は、事業所域内や企業域内のコンピュータネットワーク、イントラネット及びインターネットにおいて極く一般的なものであると共に、広範に異なる多種多様な通信プロトコルを用いることがある。こうしたネットワークコンピュータ処理環境が典型的には、パーソナルコンピュータ、ハンドへルド型デバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な民生用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、その他を含む多くのタイプのコンピュータシステム構成を包含することになることは当業者であれば理解されよう。本発明の実施形態はさらに、通信ネットワークを通して(有線式リンク、ワイヤレス式リンク、または有線式とワイヤレス式リンクの組み合わせのいずれかによって)リンクさせたローカルやリモートの処理デバイスによってタスクが実行されるような分散型コンピュータ処理環境で実施することもある。分散型コンピュータ処理環境では、ローカルとリモートの両方のメモリ記憶デバイスにプログラムモジュールを配置させることがある。
本発明のシステム全体またはその一部分を実現するための例示的な一システムは、処理ユニットと、システムメモリと、システムメモリを含む様々なシステム構成要素を処理ユニットに結合させるシステムバスと、を含むようなコンピュータの形態をした汎用コンピュータ処理デバイスを含むこともあり得る。このシステムメモリは、読出し専用メモリ(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことがある。このコンピュータはさらに、磁気ハードディスクに対して書き込みや読み出しをするための磁気ハードディスクドライブと、取外し可能磁気ディスクに対して書き込みや読み出しをするための磁気ディスクドライブと、CD ROMその他の光学式媒体などの取外し可能光ディスクに対して書き込みや読み出しをするための光ディスクドライブと、を含むことがある。これらのドライブ並びにその対応するコンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ実行可能命令、データ構造、プログラムモジュール及びコンピュータに関するその他のデータの不揮発性記憶を提供する。
本発明に関してある種の実施形態を参照しながら記載してきたが、本発明の趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であると共に等価物による置換が可能であることは当業者であれば理解するであろう。さらに多くの修正形態により、本発明の趣旨を逸脱することなく具体的な状況や材料を本発明の教示に適応させることができる。したがって、開示した特定の実施形態に本発明を限定しようという意図ではなく、本発明は添付の特許請求の範囲の域内に入るすべての実施形態を包含するように意図している。
100 血管系の病理学的状態を検出するための処理過程
104 関心対象の血管系を包含する撮像データにアクセスする工程
108 アクセスした撮像データのデータタイプを決定する工程
112 そのデータに基づいてタイプ依存の検出アルゴリズムまたは処理を選択する工程
116 選択したタイプ依存の検出アルゴリズムによって撮像データを処理する工程
120 処理済みデータを画像データ上に重ね合わせる工程
124 検出した病理学的状態を指示する工程
200 血管系の病理学的状態を検出するための方法または処理過程
204 関心対象の血管系を包含したCTAデータにアクセスする工程
208 CTAデータから骨性構造を除去する工程
212 血管系の球形状を抽出する工程
216 画像データ上に構造を重ね合わせる工程
300 血管系の描画
400 処理後の血管系の描画
404 血管系上に重ね合わせられた病理学的状態
500 例示的な処理アルゴリズム及び対応する処理パラメータ

Claims (10)

  1. コンピュータを用いて血管系(300)の病理学的状態(400)を検出するための方法(100、200)であって、
    血管系(300)を示すと共にあるデータタイプ(500)を有する撮像データにアクセスする工程(104、204)と、
    その各々が異なるデータタイプ(500)のデータを処理するような複数の検出処理の中から前記データタイプ(500)に対応する検出処理を自動的に選択する工程(112)であって、前記データタイプ(500)の各々が前記撮像データを収集するために使用された異なる走査技法に対応する、前記ステップと、
    前記選択した検出処理によって前記データタイプ(500)を有する撮像データを処理する工程(116、212)と、
    前記処理済み撮像データを血管系(300)の病理学的状態を示す撮像データ上に重ね合わせる工程(120、216)と、
    を含む方法(100、200)。
  2. 前記血管系(300)の病理学的状態(400)は動脈瘤、動脈血管奇形及び血管れん縮のうちの1つを含む、請求項1に記載の方法(100、200)。
  3. コンピュータ断層(「CT」)スキャナによって血管系(300)をスキャンする工程(500)をさらに含むと共に、前記データタイプ(500)は、非造影CT(「NCT」)タイプ、CTアンギオグラフィ(「CTA」)タイプ、ボリュームアキシャルシャトルタイプ、ボリュームヘリカルシャトルタイプ、ダイナミックCTAデータ、デュアルエネルギーCTAタイプ、及びデュアルエネルギー単波長タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の方法(100、200)。
  4. 前記データタイプ(500)は、対応するCTAを伴うNCTタイプ、ボリュームシャトルタイプ、及びヘリカルシャトルタイプのうちの少なくとも1つを含んでおり、かつ撮像データを処理する前記工程は、ランドマーク、切り出し及びボクセルプロパティのうちの少なくとも1つに基づいて撮像データを位置合わせする(500)工程を含む、請求項3に記載の方法(100、200)。
  5. 前記データタイプ(500)は、対応するCTAを伴うNCTタイプ、ボリュームシャトルタイプ及びヘリカルシャトルタイプのうちの少なくとも1つを含んでおり、かつ撮像データを処理する前記工程(116、212)は骨性構造を示すデータを撮像データから除去する工程(208、500)を含む、請求項3に記載の方法(100、200)。
  6. 撮像データを処理する前記工程(116、212)はさらに、球形状とテクスチャのうちの少なくとも一方を抽出する工程(500)を含む、請求項5に記載の方法(100、200)。
  7. 前記データタイプ(500)はボリュームシャトルタイプとヘリカルシャトルタイプのうちの少なくとも一方を含んでおり、かつ撮像データを処理する前記工程(116、212)は、NCT及びCTAデータ(500)を撮像データから抽出する工程を含む、請求項3乃至6のいずれかに記載の方法(100、200)。
  8. 撮像データを処理する前記工程(116、212)はさらに、
    撮像データからCT静脈造影像(「CTV」)を抽出する工程(500)と、
    CTVとCTAの交差を決定する工程(500)と、
    を含む、請求項7に記載の方法(100、200)。
  9. 血管系(300)の病理学的状態を示す撮像データを提供する(500)と共に、該撮像データに対応するデータタイプ(500)を生成するように構成されたスキャナと、
    複数の処理過程の中から前記データタイプ(500)に従って撮像データ(116、212)を処理するように構成されたプロセッサであって、該処理過程の各々は病理学的特徴を検出すると共に、該処理済み撮像データを血管系の病理学的状態を示す撮像データ上に重ね合わせるように構成されているプロセッサと、
    を備え、前記データタイプ(500)の各々が前記撮像データを収集するために使用された異なる走査技法に対応する、診断システム(500)。
  10. 前記スキャナはコンピュータ断層(「CT」)スキャナを含み、かつ前記データタイプ(500)は非造影CT(「NCT」)タイプ、CTアンギオグラフィ(「CTA」)タイプ、ボリュームアキシャルシャトルタイプ、ボリュームヘリカルシャトルタイプ、ダイナミックCTAデータ、デュアルエネルギーCTAタイプ、及びデュアルエネルギー単波長タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のシステム(500)。
JP2009266910A 2008-11-26 2009-11-25 自動診断のためのシステム及び方法 Active JP5543761B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/324,106 2008-11-26
US12/324,106 US8233684B2 (en) 2008-11-26 2008-11-26 Systems and methods for automated diagnosis

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010125330A JP2010125330A (ja) 2010-06-10
JP5543761B2 true JP5543761B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=42196307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009266910A Active JP5543761B2 (ja) 2008-11-26 2009-11-25 自動診断のためのシステム及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8233684B2 (ja)
JP (1) JP5543761B2 (ja)
DE (1) DE102009044869A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5361439B2 (ja) * 2009-02-23 2013-12-04 株式会社東芝 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
US20120099768A1 (en) * 2010-10-20 2012-04-26 Medtronic Navigation, Inc. Method and Apparatus for Reconstructing Image Projections
US9807860B2 (en) * 2010-10-20 2017-10-31 Medtronic Navigation, Inc. Gated image acquisition and patient model construction
JP5780748B2 (ja) * 2010-12-15 2015-09-16 株式会社東芝 医用画像処理装置
DE102011076855B4 (de) * 2011-06-01 2017-12-07 Siemens Healthcare Gmbh Verfahren zur funktionalen Darstellung und Lokalisierung einer arteriovenösen Fehlbildung, rotierbares Bildgebungssystem und Kombination aus einem rotierbaren Bildgebungssystem und einer Bestrahlungseinheit
JP2013017781A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Aze Ltd 医用画像抽出装置および医用画像抽出プログラム
JP6000672B2 (ja) * 2011-07-19 2016-10-05 東芝メディカルシステムズ株式会社 画像処理システム、画像保管装置及び医用画像診断装置
US20130066197A1 (en) * 2011-09-13 2013-03-14 Celine Pruvot System and method for blood vessel stenosis visualization and navigation
US8867822B2 (en) * 2011-10-14 2014-10-21 Fujifilm Corporation Model-based coronary artery calcium scoring
EP2770910B1 (en) 2011-10-24 2018-05-23 Koninklijke Philips N.V. Perfusion imaging
US20150110369A1 (en) * 2012-01-10 2015-04-23 Koninklijke Philips N.V. Image processing apparatus
JP6016403B2 (ja) * 2012-03-27 2016-10-26 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
US9324143B2 (en) 2012-09-05 2016-04-26 Mayank Goyal Systems and methods for diagnosing strokes
US9486176B2 (en) 2012-09-05 2016-11-08 Mayank Goyal Systems and methods for diagnosing strokes
US9152881B2 (en) 2012-09-13 2015-10-06 Los Alamos National Security, Llc Image fusion using sparse overcomplete feature dictionaries
US9152888B2 (en) 2012-09-13 2015-10-06 Los Alamos National Security, Llc System and method for automated object detection in an image
US9092692B2 (en) 2012-09-13 2015-07-28 Los Alamos National Security, Llc Object detection approach using generative sparse, hierarchical networks with top-down and lateral connections for combining texture/color detection and shape/contour detection
US9713452B2 (en) * 2014-03-31 2017-07-25 General Electric Company Generation of monochromatic images
IL246009B (en) 2016-06-02 2018-11-29 Ezer Haim A system and method for monitoring the condition of a cerebral aneurysm
US10489905B2 (en) 2017-07-21 2019-11-26 Canon Medical Systems Corporation Method and apparatus for presentation of medical images
CN107451995B (zh) * 2017-07-26 2020-04-21 深圳先进技术研究院 在cta图像中提取心血管方法、装置、设备及存储介质
CN110772280B (zh) * 2018-07-31 2023-05-23 佳能医疗系统株式会社 超声波诊断装置和方法以及图像处理装置和方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5588033A (en) * 1995-06-06 1996-12-24 St. Jude Children's Research Hospital Method and apparatus for three dimensional image reconstruction from multiple stereotactic or isocentric backprojections
JP3871267B2 (ja) 2000-12-22 2007-01-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 検査される物体の体積表示を有するデータセットを解析する方法
GB0205000D0 (en) 2002-03-04 2002-04-17 Isis Innovation Unsupervised data segmentation
US7421100B2 (en) * 2002-04-26 2008-09-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method, computer program and system of visualizing image data
US7123760B2 (en) 2002-11-21 2006-10-17 General Electric Company Method and apparatus for removing obstructing structures in CT imaging
DK1658011T3 (da) * 2003-07-03 2007-12-17 Cook Inc Lukkeanordning til at lukke fluidumström gennem et legemskar
US20050259854A1 (en) 2004-05-21 2005-11-24 University Of Chicago Method for detection of abnormalities in three-dimensional imaging data
US8059900B2 (en) 2004-10-08 2011-11-15 General Electric Company Method and apparatus to facilitate visualization and detection of anatomical shapes using post-processing of 3D shape filtering
US7599465B2 (en) * 2004-11-19 2009-10-06 General Electric Company Detection of thrombi in CT using energy discrimination
JP4991181B2 (ja) * 2005-05-10 2012-08-01 株式会社東芝 3次元画像処理装置、3次元画像処理方法及び3次元画像処理装置で使用される制御プログラム
US8064986B2 (en) 2005-11-23 2011-11-22 General Electric Company Method and system for displaying a cine loop formed from combined 4D volumes
JP4850511B2 (ja) * 2005-12-28 2012-01-11 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線ct装置
JP5279995B2 (ja) * 2006-08-17 2013-09-04 富士フイルム株式会社 領域確定装置
US8244015B2 (en) * 2006-11-22 2012-08-14 General Electric Company Methods and apparatus for detecting aneurysm in vasculatures
US8098914B2 (en) * 2007-03-05 2012-01-17 Siemens Aktiengesellschaft Registration of CT volumes with fluoroscopic images
JP5389345B2 (ja) * 2007-10-04 2014-01-15 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線ct装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102009044869A1 (de) 2010-09-02
JP2010125330A (ja) 2010-06-10
US20100128942A1 (en) 2010-05-27
US8233684B2 (en) 2012-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5543761B2 (ja) 自動診断のためのシステム及び方法
US8781194B2 (en) Aneurysm detection
JP4139869B2 (ja) 医用画像処理装置
Aylward et al. Intensity ridge and widths for tubular object segmentation and description
JP5209984B2 (ja) 血管画像抽出及びラベル付けのシステム及び方法
JP4950071B2 (ja) 3次元医療画像からの肺動脈樹の自動抽出の方法
Bullitt et al. Symbolic description of intracerebral vessels segmented from magnetic resonance angiograms and evaluation by comparison with X-ray angiograms
EP2059165B1 (en) Detection and localization of vascular occlusion from angiography data
EP3352135B1 (en) Method and apparatus for segmentation of blood vessels
EP2827301B1 (en) Image generation device, method, and program
JP2016116843A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP6381895B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびx線診断装置
JP4823204B2 (ja) 医用画像処理装置
JP2010279439A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
JP2007130462A (ja) 左右対称の器官系の三次元画像の評価方法、医用画像撮影システムおよびコンピュータプログラム
WO2005057498A1 (en) Method and apparatus for identifying pathology in brain images
JP2009045436A (ja) 閉塞を識別する装置及び方法
US7486812B2 (en) Shape estimates and temporal registration of lesions and nodules
JP5631339B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、眼科装置、眼科システム及びコンピュータプログラム
US20130303900A1 (en) Method and apparatus for processing of stroke ct scans
JP2011104206A (ja) 動脈瘤候補の検出支援装置および検出方法
CN112116623B (zh) 图像分割方法及装置
WO2013136750A1 (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
Hentschke et al. Detection of cerebral aneurysms in MRA, CTA and 3D-RA data sets
Prasetya et al. Detection method of cerebral aneurysm based on curvature analysis from 3D medical images

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5543761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250