JP4991181B2 - 3次元画像処理装置、3次元画像処理方法及び3次元画像処理装置で使用される制御プログラム - Google Patents

3次元画像処理装置、3次元画像処理方法及び3次元画像処理装置で使用される制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、被検体を診断することにより得られる種々の3次元画像データを処理して表示する3次元画像処理装置、3次元画像処理方法及び3次元画像処理装置で使用される制御プログラムに関する。
従来より、被検体に関し各種診断方式により得られる画像を合成することで、被検体に対する高精度な診断を行なう技術が知られている。特に、CT(Computed Tomography)から得られる骨や臓器などの構造と、MRI(Magnetic Resonance Imaging)から得られる機能情報とを合成することで、例えば外科手術支援のための有用性が高くなることが知られている。この場合、これら2つの画像を対応付けたり、2つの画像収集時につけたマーカーを対応付けることで、2つの3次元画像の位置ずれを補正して、目的の合成情報を得るようにしている(例えば、特許文献1)。
特開平5−137711号公報。
ところが、上記手法では、2つの画像の収集を行なう場合、画像生成の原理から被検体が様々な方向で投影されることに関して、MRIやCTにより得られる2つの画像の対応付けや、マーカーを付けるための画像処理を施しているが、その画像処理は手作業を介するため、オペレータへの負荷がネックとなり、より正確な診断を短い時間で実現することは困難であった。
そこで、この発明の目的は、画像合成処理においてオペレータへの負荷を低減しつつ、より正確な診断を短い時間でかつ容易に安定して行なうことのできる3次元画像処理装置、3次元画像処理方法及び3次元画像処理装置で使用される制御プログラムを提供することにある。
この発明の3次元画像処理装置は、被検体に関し互いに診断モードが異なる複数の3次元画像のうちの1つである第1の3次元画像データとこの第1の3次元画像データとは異なる第2の3次元画像データとの位置ずれ情報を取得する第1の取得手段と、前記第2の3次元画像データと前記第1及び第2の3次元画像データとは異なる第3の3次元画像データとの位置ずれ情報を取得する第2の取得手段と、これら第1及び第2の取得手段で得られた位置ずれ情報に基づいて、前記第1の3次元画像データと前記第3の3次元画像データとの位置ずれ情報を求める演算手段とを備えるようにした。
また、この発明の3次元画像処理方法は、被検体に関し互いに診断モードが異なる複数の3次元画像のうちの1つである第1の3次元画像データとこの第1の3次元画像データとは異なる第2の3次元画像データとの位置ずれに対応する第1の位置ずれ情報を取得し、前記第2の3次元画像データと前記第1及び第2の3次元画像データとは異なる第3の3次元画像データとの位置ずれに対応する第2の位置ずれ情報を取得し、これら第1及び第2の位置ずれ情報に基づいて、前記第1の3次元画像データと前記第3の3次元画像データとの位置ずれに対応する第3の位置ずれ情報を求めるようにした。
さらに、この発明の3次元画像処理装置で使用される制御プログラムは、被検体に関し互いに診断モードが異なる複数の3次元画像のうちの1つである第1の3次元画像データとこの第1の3次元画像データとは異なる第2の3次元画像データとの第1の位置ずれ情報を取得する第1のステップと、前記第2の3次元画像データと前記第1及び第2の3次元画像データとは異なる第3の3次元画像データとの第2の位置ずれ情報を取得する第2のステップと、これら第1及び第2の位置ずれ情報に基づいて、前記第1の3次元画像データと前記第3の3次元画像データとの位置ずれ情報を求める第3のステップとを備えるようにした。
以上詳述したようにこの発明によれば、画像合成処理においてオペレータへの負荷を低減しつつ、より正確な診断を短い時間でかつ容易に安定して行なうことのできる3次元画像処理装置、3次元画像処理方法及び3次元画像処理装置で使用される制御プログラムを提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の3次元画像処理装置の第1の実施形態を示すブロック図であり、図中符号1は3次元画像処理装置で、CT装置2とMRI装置3とX線アンギオ装置4とを接続している。
3次元画像処理装置1は、マイクロコンピュータからなる制御部11と、記憶部12と、ネットワークカード13と、キーボードやマウスからなる入力デバイス14と、アフィン変換部15と、D/A(デジタル/アナログ)変換部16と、表示部17と、位置ずれ算出部18と、画像合成部19とを備えている。このうち、ネットワークカード13はCT装置2、MRI装置3及びX線アンギオ装置4に接続される。D/A変換部16には表示部17が接続される。
記憶部12は、制御部11の指示に従い、ネットワークカード13を介して入力された画像データ、合成画像データ等の各種データを記憶する。アフィン変換部15は、画像データに対して拡大処理、移動処理を行う。
位置ずれ算出部18は、記憶部12に記憶されたCT装置2のCT画像データ、MRI装置3のMRIデータ、X線アンギオ装置4のマスク3D画像データ及び3D−DSA画像データを読み出し、CT画像データとマスク3D画像データとの位置ずれ、マスク3D画像データと3D−DSA画像データとの位置ずれ、3D−DSA(Digital Subtraction Angiography)画像データとMRIデータとの位置ずれをそれぞれ検出し、これら検出した位置ずれ情報に基づいて、CT画像データとMRIデータとの位置ずれを求める。
画像合成部19は、上記位置ずれ算出部18により求められた位置ずれ情報に基づいて、2種類またはそれを超える3次元画像を合成する。
次に、以上のように構成された3次元画像処理装置1による処理動作について説明する。
図2は、CT画像データとMRIデータとの合成を行なう際の各画像間の処理の様子を示す図であり、図3はCT画像データとMRIデータとの合成を行なう際の3次元画像処理装置1の制御手順を示すフローチャートである。
CT装置2は、被検体の任意の部位の3次元CT画像を収集・再構成する。この再構成された3次元CT画像データは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
MRI装置3は、被検体の任意の部位の3次元MRIを、造影剤を静脈から投与しつつ、収集・再構成する。この再構成された3次元MRIデータは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
X線アンギオ装置4は、同一患者、同一部位の画像を造影剤注入前と後で回転収集し、造影前の回転画像からマスク3D画像を再構成する。次に造影後の回転画像から造影前の回転画像を、それぞれ対応する角度ごとにSubtraction処理を行い、回転DSA画像を作成する。そして、回転DSA画像を元に3D−DSA画像を再構成する。これら2つの3D画像データは、3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
3次元画像処理装置1は、図3に示す制御処理を開始し、ステップST3aにおいて記憶部12に記憶されている3次元のCT画像(画像A1)、マスク3D画像(画像B1)、3D−DSA画像(画像C1)、MRI(画像D1)を表示部17に表示する。そして、この状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusion対象画像であるA1、D1を選択し、さらにB1とA1のRegistration、B1とC1のRegistration、C1とD1のRegistrationの設定を行なう(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1はステップST3bからステップST3cに移行して、位置ずれを算出する。具体的には、B1とA1から閾値処理で骨だけを抽出し、骨画像B2と骨画像A2とで相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。ここでは例えばB2をA2の位置に合わせるために(x1,y1,z1)のシフトと(△θx1,△θy1,△θz1)の回転が必要であったとする。すると、3次元画像処理装置1はステップST3dからステップST3eに移行して、ここで上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶する。なお、△θx1,△θy1,△θz1は、x軸,y軸,z軸周りの回転である。
次に、3次元画像処理装置1は次の対象となる画像があるか否かの判断を行う(ステップST3f)。ここでは、C1があるので上記ステップST3cに移行してB1とC1の位置ずれを算出する。この場合B1とC1は同じ回転DSA画像から再構成されており、位置ずれはないので自動的に上記ステップST3d及び上記ステップST3eの処理をスキップする(撮影した装置、撮影時間などの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1はステップST3fからステップST3cに移行して、画像C1と画像D1との位置ずれを算出する。具体的には、画像D1と画像D1から閾値処理で血管だけを抽出し、血管画像C2と血管画像D2とで相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。ここでは、例えば画像D2を画像C2の位置に合わせるために(x2,y2,z2)のシフトと(△θx2,△θy2,△θz2)の回転が必要であったとする。すると、3次元画像処理装置1はステップST3dからステップST3eに移行して、ここで上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶する。なお、△θx2,△θy2,△θz2は、x軸,y軸,z軸周りの回転である。
そして、3次元画像処理装置1はステップST3fからステップST3gに移行して、アフィン変換部15で位置ずれ補正を行なう。具体的には、画像C1,D1間に対応する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして、画像D1に対してまず(x2,y2,z2)のシフトと(△θx2,△θy2,△θz2)の回転処理を施して画像D2’を得る。
次に、3次元画像処理装置1は画像C1、画像B1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1,B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
さらに、3次元画像処理装置1は画像B1,画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には、画像B1,A1間に対応する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして画像D2’に対してまず(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転処理を施して画像D3を得る。
以後、3次元画像処理装置1は、画像A1と画像D3を3次元空間上で合成し、図4に示すような合成画像を表示部17に表示させる(ステップST3h)。この表示部17に表示される合成画像は、例えば人間の頭骸骨を示す画像A1に、血管を示す画像D3を重ね合わせた画像となる。
これにより、CTの骨、臓器、腫瘍のような陰影情報と、MRIの機能情報を合成して表示することができる。例えば外科手術の際に手術計画を立てることに有用である。
以上のように上記第1の実施形態では、3次元画像処理装置1において、3次元のCT画像データとMRIデータとの合成処理の実行に先立ち、マスク3D画像データ及び3D−DSA画像データを利用して、3次元のCT画像データとMRIデータとの位置ずれを求め、この位置ずれ情報に基づいて3次元空間上の合成処理を行うようにしている。
従って、求められた位置ずれ情報に基づいて、3次元のCT画像データとMRIデータとの合成処理を、人手を要することなく自動的に行なうことができ、これにより正確な診断を短い時間でかつ容易に安定して行なうことができる。
また、被検体に関する3次元合成画像を表示部17に表示させるようにしているので、ユーザはその合成画像から種々の診断結果を把握することが可能となり、例えば外科手術の際に手術計画を立てることに有用となる。
(第2の実施形態)
図5は、この発明の3次元画像処理装置の第2の実施形態を示すブロック図であり、3次元画像処理装置1にCT装置2とX線アンギオ装置4とを接続している。なお、図5において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、3次元画像処理装置1は、記憶部12に記憶されている3次元のCT画像(A1)、マスク3D画像(B1)、3D−DSA画像(C1)を表示部17に表示する。そして、この状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusion対象画像である画像A1、画像C1を選択し、さらに画像B1と画像A1のRegistration、画像B1と画像C1のRegistrationの設定を行なう(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1は、まず画像B1と画像A1との位置ずれを算出する。具体的には、画像B1と画像A1から閾値処理で骨だけを抽出し、骨画像A2と骨画像B2とで相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。ここでは例えばB2をA2の位置に合わせるために(x1,y1,z1)のシフトと(△θx1,△θy1,△θz1)の回転が必要であったとする。すると、3次元画像処理装置1は上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶する。
次に、3次元画像処理装置1は画像B1と画像C1の位置ずれを算出する。この場合画像B1と画像C1は同じ回転DSA画像から再構成されており、位置ずれはないので自動的に処理をスキップする(撮影した装置、撮影時間などの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1は画像C1,画像B1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1,B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
さらに、3次元画像処理装置1は画像B1,画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には、画像B1,A1間に対応する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして画像C1に対してまず(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転処理を施して画像C2を得る。
以後、3次元画像処理装置1は、画像A1と画像C2を3次元空間上で合成し、表示部17に表示させる。
このように上記第2の実施形態にあっても、CTの骨、臓器、腫瘍のような陰影情報と、アンギオ3Dの精細な血管情報を合成して表示することができる。これにより、例えば骨、臓器、腫瘍に対する血管の関係の把握に有用となる。
また、上記第2の実施形態の変形例として、閾値処理で骨部分、血管部分を抽出し、骨部分は画像B1、軟組織は画像A1、血管は画像C1からそれぞれ抽出して合成することもできる。
(第3の実施形態)
この発明の第3の実施形態は、上記CT装置2を用いて、静脈注入で造影剤を注入する術式であるCTA(Computed Tomography Angiography)を適用するようにしたものである。この第3の実施形態について、上記図5を参照して説明する。
CT装置2は、血管の動脈、静脈に関する被検体の任意の部位の3次元CTA画像を収集・再構成する。この再構成された3次元CTA画像データは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
すなわち、3次元画像処理装置1は、記憶部12に記憶されている3次元のCTA画像(A1)、マスク3D画像(B1)、3D−DSA画像(C1)を表示部17に表示する。そして、この状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusion対象画像である画像A1、画像C1を選択し、さらに画像B1と画像A1のRegistration、画像B1と画像C1のRegistrationの設定を行なう(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1は、まず画像B1と画像A1との位置ずれを算出する。具体的には、画像B1と画像A1とに対して閾値処理を施して骨だけを抽出し、閾値処理により得られる骨画像B2と骨画像A2とで相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。ここでは例えば画像B2を画像A2の位置に合わせるために(x1,y1,z1)のシフトと(△θx1,△θy1,△θz1)の回転が必要であったとする。すると、3次元画像処理装置1は上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶する。
次に、3次元画像処理装置1は画像B1と画像C1の位置ずれを算出する。この場合、画像B1と画像C1は同じ回転DSA画像から再構成されており、位置ずれはないので自動的に処理をスキップする(撮影した装置、撮影時間などの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1は、画像C1,画像B1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1,B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
さらに、3次元画像処理装置1は画像B1,画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には、画像B1,A1間に対応する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして画像C1に対してまず(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転処理を施して画像C2を得る。
以後、3次元画像処理装置1は、画像A1と画像C2を3次元空間上で合成し、表示部17に表示させる。このとき、CTAの血管と3D−DSAは重なった部分と重なっていない部分が生じる。CTAでは動脈、静脈の全ての血管が描出されているが、3D−DSAでは動脈しか描出されない。従って、重なっている動脈部分と重なっていない静脈部分を色で区分して表示する。
このように上記第3の実施形態にあっては、動脈と静脈の位置関係が明瞭に描出できる。
(第4の実施形態)
図6は、この発明の3次元画像処理装置の第4の実施形態を示すブロック図であり、3次元画像処理装置1にCT装置2とMRI装置3とを接続している。なお、図6において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
CT装置2は、被検体の任意の部位の3次元CT画像を収集・再構成する。この再構成された3次元CT画像データは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
MRI装置3は、被検体の任意の部位の2種類の3次元MRI画像を収集、再構成する。一つ目の再構成画像は、解剖学的な情報を把握し易い画像(例えばT1強調画像)であり、もう一つの再構成画像は機能的な診断情報を有する画像(例えば病変部などを把握し易い画像T2強調画像、機能的な診断情報を提供するDWI、functional MRI、Perfusion MRIなど)である。これらの再構成された3次元MRI画像データは同様に3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
3次元画像処理装置1は、図3に示す制御処理を開始し、ステップST3aにおいて記憶部12に記憶されている3次元のCT画像(画像A1)、解剖学的な情報を有するMRI画像(画像B1)、機能的な情報を有するMRI画像(画像C1)を表示部17に表示する。そしてこの状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusionの対象画像であるA1、C1を選択し、さらにB1とA1のRegistration、B1とC1のRegistrationの設定を行う(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1はステップST3bからステップST3cに移行して、B1とA1との位置ずれを算出する。具体的にはB1とA1から脳実質を抽出し、脳実質画像B2とA2とで相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。ここでは例えばB2をA2の位置に合わせるために、(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転が必要であったとする。すると、3次元画像処理装置1はステップST3dからST3eに移行して、ここで上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶する。なお△θx1,△θy1,△θz1は、X軸、Y軸、Z軸周りの回転である。
但し、脳実質を抽出する方法は骨を抽出する方法よりも難易度が高い。以下にその処理について簡単に説明する。画像A1から脳実質を抽出するための処理では、第1に骨外し処理を行う。骨外しは、CTでは公知の技術である。具体的には骨の位置をCT値で同定し、骨とその外側に位置する軟組織を除去する。第2にマニュアルで頭蓋底部より下部を切り取ることにより脳実質部のみを抽出する。画像B1から脳実質を抽出するための処理では、第1にマニュアルで頭蓋底部より下部を切り取る。そして第2に脳実質を指定してリージョングローイング法で脳実質部(含む硬膜)だけを抽出する。このようにして抽出された3次元画像それぞれに対し、高周波強調フィルターをかけた結果と、さらにボクセル値によって決まる確率関数をかけることにより、B2とA2とを作成する。A2の場合は以下のように算出される。
Figure 0004991181
ここでAe(x,y,z)は脳実質部をマニュアルでラフに抽出したデータ、H(x,y,z)は高周波強調フィルター、*はコンボリューション演算子を示す。またP()は確率関数を示し、任意のCT値に対する脳実質である確率を表す。例えばCT値が-1000や1000であれば確率関数は0と、CT値が10〜20くらいであれば脳実質レベルなので確率関数は1、その周辺のCT値であれば脳実質に近いので確率関数は1に近い値をとり、その周辺から離れるに従って急激に確率関数は0に近づく。
次に、3次元画像処理装置1は次の対象となる画像があるか否かの判断を行う(ステップST3f)。ここでは、C1とB1があるので上記ステップST3cに移行して、C1とB1との位置ずれを算出する。この場合、画像C1と画像B1は同じMRI装置3で収集・再構成されており、位置ずれはないので自動的に処理をスキップする(撮影した装置、検査IDなどの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1は画像C1、B1間の位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1、B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
次に、3次元画像処理装置1は画像B1、画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像B1、A1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして画像C1に対しまず(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転処理を施して画像C2を得る。
以後、3次元画像処理装置1は、画像A1と画像C2を3次元空間上で合成し、表示部17に表示させる。なお合成表示の方法はCT画像をグレースケールで、MRI画像をカラーで表示し、それを直接合成した3次元画像もしくは断面画像を作成しても良いし、直接合成しなくても隣り合って表示し、片方の断面を移動させるともう一方も移動し、さらに片方の断面で任意の位置をポインティングするともう一方の画像で対応する位置にもポインターが表示されると言うようにしても良い。これにより、CTの骨、臓器、腫瘍のような構造的な情報と、MRIの機能情報とを関連付けて診断することができるようになり、例えば外科手術の際に手術計画を立てることに有用である。
(第5の実施形態)
この第5の実施形態について、上記図6を参照して説明する。
CT装置2は、造影剤を静脈から注入しつつ被検体の任意の部位の3次元CTA画像を収集・再構成する。この再構成された3次元CTA画像データは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
MRI装置3は、被検体の任意の部位の2種類の3次元MRI画像を収集、再構成する。一つ目の再構成画像は、血管を強調した画像であるMRA画像であり、もう一つの再構成画像は機能的な診断情報を有する画像(例えば病変部などを把握し易いMRI T2強調画像(MRI T2 weighted imaging data)、機能的な診断情報を提供するDWI、functional MRI、Perfusion MRIなど)である。これらの再構成された3次元MRI画像データは同様に3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
3次元画像処理装置1は、図3に示す制御処理を開始し、ステップST3aにおいて記憶部12に記憶されている3次元のCTA画像(画像A1)、血管情報を有するMRA画像(画像B1)、機能的な情報を有するMRI画像(画像C1)を表示部17に表示する。そしてこの状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusionの対象画像であるA1、C1を選択し、さらにB1とA1のRegistration、B1とC1のRegistrationの設定を行う(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1はステップST3bからステップST3cに移行して、B1とA1との位置ずれを算出する。具体的にはB1とA1から血管部を抽出し、血管画像B2とA2とで相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。ここでは例えばB2をA2の位置に合わせるために、(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転が必要であったとする。すると、3次元画像処理装置1はステップST3dからST3eに移行して、ここで上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶する。なお、△θx1,△θy1,△θz1は、X軸、Y軸、Z軸周りの回転である。
次に、3次元画像処理装置1は次の対象となる画像があるか否かの判断を行う(ステップST3f)。ここでは、C1とB1があるので上記ステップST3cに移行して、C1とB1との位置ずれを算出する。この場合、画像C1と画像B1は同じMRI装置3で収集・再構成されており、位置ずれはないので自動的に処理をスキップする(撮影した装置、検査IDなどの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1は画像C1、B1間の位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1、B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
次に、3次元画像処理装置1は画像B1、画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像B1、A1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして画像C1に対しまず(x1,y1,z1)のシフトと、(△θx1,△θy1,△θz1)の回転処理を施して画像C2を得る。
以後、3次元画像処理装置1は、画像A1と画像C2を3次元空間上で合成し、表示部17に表示させる。なお、合成表示の方法はCT画像をグレースケールで、MRI画像をカラーで表示し、それを直接合成した3次元画像もしくは断面画像を作成しても良いし、直接合成しなくても隣り合って表示し、片方の断面を移動させるともう一方も移動し、さらに片方の断面で任意の位置をポインティングするともう一方の画像で対応する位置にもポインターが表示されると言うようにしても良い。これにより、CTの骨、臓器、血管、腫瘍のような構造的な情報と、MRIの機能情報とを関連付けて診断することができるようになり、例えば外科手術の際に手術計画を立てることに有用である。
(第6の実施形態)
図7は、この発明の3次元画像処理装置の第6の実施形態を示すブロック図であり、3次元画像処理装置1にMRI装置3とPET(Positron Emission Tomography)−CT装置5とを接続している。なお、図7において、上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
PET−CT装置5は、悪性腫瘍の診断等を行うPET検査で得られた機能画像情報と形態情報を重ね合わせるものである。このPET−CT装置5で得られた3次元のPET画像と静脈から造影剤を注入しながら撮影・再構成したCTA画像データは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
さらに、MRI装置3は、血管の動脈、静脈に関する被検体の任意の部位の3次元MRA(Magnetic Resonance Angiography)画像と機能的な情報を有する画像を収集・再構成する。この再構成された3次元MRA画像データ(MR Angiography data)及び3次元MRIデータは3次元画像処理装置1に送信され、記憶12に記憶される。
すなわち、3次元画像処理装置1は、図8に示すように、記憶部12に記憶されている3次元のPET画像(A1)、3次元のCTA画像(B1)、3次元のMRA画像(C1)、機能画像(例えば血流(Perfusion)MRI画像)(D1)を表示部17に表示する。そして、この状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusion対象画像である画像A1、画像D1を選択し、さらに画像A1と画像B1のRegistration、画像B1と画像C1のRegistration、画像C1と画像D1のRegistrationの設定を行なう(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1は画像A1と画像B1との位置ずれを算出する。この場合、画像A1と画像B1とは同じPET−CT装置5で収集・再構成されており、位置ずれはないので、自動的に処理をスキップする(撮影した装置、検査IDなどの情報が一致している)。
次に、3次元画像処理装置1は、画像B1と画像C1との位置ずれを算出する。具体的には、画像B1と画像C1からそれぞれ血管部分を抽出した上で、相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。そして、3次元画像処理装置1は、上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶保持する。
続いて、3次元画像処理装置1は、画像C1と画像D1との位置ずれを算出する。この場合、画像C1と画像D1は同じMRI装置2で収集・再構成されており、位置ずれはないので自動的に処理をスキップする(撮影した装置、検査IDなどの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1は画像D1、C1間の位置ずれ補正を行う。具体的には画像D1、C1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
次に、3次元画像処理装置1は画像C1、画像B1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1、画像B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そしてその位置ずれデータを用いて画像D1に対し位置ずれ補正を行い、D2を得る。
さらに、3次元画像処理装置1は画像B1、画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像B1、A1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
以後、3次元画像処理装置1は、上記記憶部12に記憶された合計の位置ずれ情報に基づいて画像A1と画像D2また必要によってはさらに画像B1を3次元空間上で合成し、表示部17に表示させる。
このように上記第6の実施形態にあっては、3次元画像処理装置1において、3次元のPET−CT画像データと機能データ(例えば病変部などを把握し易いMRI T2強調画像(MRI T2 weighted imaging data)、機能的な診断情報を提供するDWI(Diffusion Weighted Imaging data)、functional MRI data、Perfusion MRI dataなど)との合成処理の実行に先立ち、3次元のCTA画像データ及び3次元のMRA画像データを利用して、3次元のPET−CT画像データと機能データとの位置ずれを求め、この位置ずれ情報に基づいて3次元空間上の合成処理を行うようにしている。
従って、PET−CT装置5により得られる悪性腫瘍等の診断情報と、MRIによる血流情報を合成して表示することができ、例えば外科手術の際に手術計画を立てることに有用となる。
なお、本実施形態では画像B1として3次元CTA画像、画像C1として3次元MRA画像を用いているが、画像B1として3次元CT画像、画像C1として解剖的な情報を把握し易い画像(例えばMRI T1強調画像(MRI T1 weighted imaging data))を用いても良い。
(第7の実施形態)
この発明の第7の実施形態は、上記CT装置2を用いて、血流CT画像データと血流MRIデータとを合成処理するようにしたものである。
すなわち、3次元画像処理装置1は、図9に示すように、記憶部12に記憶されている3次元の血流CT画像(A1)、3次元のCTA画像(B1)、3次元のMRA画像(C1)、機能データ(D1)を表示部17に表示する。
そして、この状態でユーザ(オペレータ)が入力デバイス14により[間接Fusion]ボタンを選択し、Fusion対象画像である画像A1、画像D1を選択し、さらに画像A1と画像B1のRegistration、画像B1と画像C1のRegistration、画像C1と画像D1のRegistrationの設定を行なう(GUI上で関係を線で引く)。すると、3次元画像処理装置1は、画像A1と画像B1との位置ずれを算出する。この場合、画像A1と画像B1とは同じCT装置2で収集・再構成されており、位置ずれはないので、自動的に処理をスキップする(撮影した装置、検査IDなどの情報が全く一致している)。
次に、3次元画像処理装置1は、画像B1と画像C1との位置ずれを算出する。具体的には、画像B1と画像C1から血管部分を抽出した上で、相互相関演算を行ってその値が最小となる位置ずれベクトルを求める。そして、3次元画像処理装置1は上記位置ずれ情報を記憶部12に記憶保持する。
続いて、3次元画像処理装置1は、画像C1と画像D1との位置ずれを算出する。この場合、画像C1と画像D1は同じMRI装置2で収集・再構成されており、位置ずれはないので自動的に処理をスキップする(撮影した装置、検査IDなどの情報が全く一致している)。
続いて、3次元画像処理装置1は画像D1、C1間の位置ずれ補正を行う。具体的には画像D1、C1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
次に、3次元画像処理装置1は、画像C1、画像B1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像C1、画像B1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。そして、その位置ずれデータを用いて画像D1に対し位置ずれ補正を行い、D2を得る。
さらに、3次元画像処理装置1は、画像B1、画像A1との位置ずれ補正を行う。具体的には画像B1、A1間に対する位置ずれ情報を記憶部12から入手する。ここでは記憶部12には対応する位置ずれ情報はないため、位置ずれなしとして処理をスキップする。
以後、3次元画像処理装置1は、上記記憶部12に記憶された合計の位置ずれ情報に基づいて画像A1と画像D2また必要によってはさらに画像B1を3次元空間上で合成し、表示部17に表示させる。
このように上記第7の実施形態にあっては、3次元画像処理装置1において、3次元の血流CT画像データと機能データとの合成処理の実行に先立ち、3次元のCTA画像データ及び3次元のMRA画像データを利用して、3次元の血流CT画像データと血流MRIデータとの位置ずれを求め、この位置ずれ情報に基づいて3次元空間上の合成処理を行うようにしている。
なお、本実施形態では画像B1として3次元CTA画像、画像C1として3次元MRA画像を用いているが、画像B1として3次元CT画像、画像C1として解剖的な情報を把握し易い画像(例えばMRI T1強調画像)を用いても良い。
従って、CTによる血流情報と、MRIによる機能情報を合成して表示することができ、例えば外科手術の際に手術計画を立てることに有用となる。
(その他の実施形態)
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
この発明の3次元画像処理装置の第1の実施形態を示すブロック図。 同第1の実施形態におけるCT画像データとMRIデータとの合成を行なう際の各画像間の処理の様子を説明するために示す図。 同第1の実施形態において、CT画像データとMRIデータとの合成を行なう際の3次元画像処理装置の制御手順を示すフローチャート。 同第1の実施形態における合成画像を示す図。 この発明の3次元画像処理装置の第2の実施形態を示すブロック図。 この発明の3次元画像処理装置の第4の実施形態を示すブロック図。 この発明の3次元画像処理装置の第6の実施形態を示すブロック図。 同第6の実施形態におけるPET画像データと機能データとの合成を行なう際の各画像間の処理の様子を説明するために示す図。 この発明の第7の実施形態におけるPerfusion CT画像データと機能データとの合成を行なう際の各画像間の処理の様子を説明するために示す図。
符号の説明
1…3次元画像処理装置、2…CT装置、3…MRI装置、4…X線アンギオ装置、5…PET−CT装置、11…制御部、12…記憶部、13…A/D(アナログ/デジタル)変換部、14…入力デバイス、15…アフィン変換部、16…D/A(デジタル/アナログ)変換部、17…表示部、18…位置ずれ算出部、19…画像合成部。

Claims (6)

  1. 被検体に関し互いに診断モードが異なり、放射線を検出することにより生成された3次元画像データと、この3次元画像データとは収集・再構成する装置が異なるMRI(Magnetic Resonance Imaging)形態画像データとから、共通となる前記被検体の部位を抽出し、これら共通の部位を表す部位画像データ間で相互相関演算を行って最小の位置ずれを求める第1の位置ずれ演算手段と、
    被検体に関し互いに診断モードが異なり、当該被検体に関する3次元画像を収集・再構成する装置が同一となる前記MRI形態画像データとMRI機能画像データとの位置ずれを求める第2の位置ずれ演算手段と、
    これら第1及び第2の位置ずれ演算手段で求められた位置ずれ情報に基づいて、前記3次元画像データと前記MRI機能画像データとの位置ずれを求める第3の位置ずれ演算手段とを具備したことを特徴とする3次元画像処理装置。
  2. さらに、前記第3の位置ずれ演算手段により求められた位置ずれ情報に基づいて、前記3次元画像データと前記MRI機能画像データとを合成して表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の3次元画像処理装置。
  3. 前記3次元画像データは、CT(Computed Tomography)画像データ、3次元CTA画像データ、マスク3D画像データ、3D−DSA画像データ、PET(Positron Emission Tomography)−CT画像データの少なくとも1つを表すことを特徴とする請求項記載の3次元画像処理装置。
  4. 記3次元画像データと、前記MRI機能画像データとは、異なるモダリティで撮影、再構成された画像であることを特徴とする請求項1記載の3次元画像処理装置。
  5. 被検体に関し互いに診断モードが異なり、放射線を検出することにより生成された3次元画像データと、この3次元画像データとは収集・再構成する装置が異なるMRI(Magnetic Resonance Imaging)形態画像データとから、共通となる前記被検体の部位を抽出し、これら共通の部位を表す部位画像データ間で相互相関演算を行って最小の位置ずれを求め、
    被検体に関し互いに診断モードが異なり、当該被検体に関する3次元画像を収集・再構成する装置が同一となる前記MRI形態画像データとMRI機能画像データとの位置ずれを求め、
    これら位置ずれ情報に基づいて、前記3次元画像データと前記MRI機能画像データとの位置ずれを求めることを特徴とする3次元画像処理方法。
  6. 3次元画像データの画像処理を行う3次元画像処理装置のメモリに記録される制御プログラムであって、
    被検体に関し互いに診断モードが異なり、放射線を検出することにより生成された3次元画像データと、この3次元画像データとは収集・再構成する装置が異なるMRI(Magnetic Resonance Imaging)形態画像データとから、共通となる前記被検体の部位を抽出し、これら共通の部位を表す部位画像データ間で相互相関演算を行って最小の位置ずれを求める第1のステップと、
    被検体に関し互いに診断モードが異なり、当該被検体に関する3次元画像を収集・再構成する装置が同一となる前記MRI形態画像データとMRI機能画像データとの位置ずれを求める第2のステップと、
    これら第1及び第2のステップ求められた位置ずれ情報に基づいて、前記3次元画像データと前記MRI機能画像データとの位置ずれを求める第3のステップとを具備したことを特徴とする制御プログラム。
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