JP5542432B2 - 缶オープナ - Google Patents

Description

本発明は缶オープナ（opening device）に関し、より詳しくは、缶端部等の金属蓋またはボトルキャップに使用するオープナに関する。

引用特許０００１（下記特許文献１）には、金属容器の蓋全体を形成するオープナが開示されている。蓋のネック部分は、容器のロッキングショルダの周囲に嵌合している。プラグセクションがネック部分にヒンジ連結されかつネック部分内に折曲げられて、容器を閉鎖している。プラグセクションの通気孔が一体リングプルのラグにより閉鎖されており、該ラグは、プラグ−ネック支点とは反対側の端部においてプラグにヒンジ連結されている。

引用特許０００２（下記特許文献２）のオープナのリングプルとプラグセクションとの間のヒンジは比較的壊れ易く、プラグを開ける間またはプラグの除去を開始する前に外れてしまうことがある。また、プラグが、プラグ−ネック支点とは反対側の端部でプラグに取付けられたリングプルを引っ張ることにより簡単に除去される場合には、対向ヒンジは高い引っ張り力を必要とする。更に、オープナは、蓋のネック部分が直接固定されている缶のネック開口に特殊な構造を必要とする。缶本体の金属は非常に薄く、缶本体のネックに形成されたショルダは、蓋が開けられるときに大きい力を受け、これにより、ショルダが変形したり、再閉鎖のためのあらゆるシールを損なう虞れ、すなわち蓋全体が容器から除去されてしまう虞れがある。

引用特許０００３（下記特許文献３）には、プラスチックオープナを備えた金属缶端部が開示されており、このオープナは缶端部の開口内に管状部品を備えている。オープナの下面およびオープナが取付けられた容器の内部には引裂きストリップが設けられており、該引裂きストリップは、これと管状部品との間のスコア（刻み目）により形成されている。管状部品は缶端開口とのボアシールを形成するものであり、管状部品の周縁部は缶端開口から離れる管状部品の移動を妨げる。しかしながら、この特許は、このオープナは缶を容易に開けることができると述べているが、何らかの理由で容器を落したときまたは誤操作したときに、スコアの早期裂けまたはプラスチックオープナの歪みにより缶が不意に開いてしまうという大きい危険性があることは明白である。同様に、容器が、高い気温中で搬送されまたは維持される炭酸飲料に使用される場合には、軟質プラスチックが変形またはクリープして製品の漏洩を引起こすことがある。本発明の分野にとって最も重要な問題は、引用特許０００４（下記特許文献４）のオープナがひとたび開かれかつスコアが破断されたときに、オープナが再閉鎖されず、残留炭酸のこぼれの防止および残留炭酸の維持ができなくなってしまうことである。

米国特許第４３６９８８８号明細書 米国特許第４３６９８８８号明細書 フランス国特許第１４３４８２７号明細書（Continental Can社） フランス国特許第１４３４８２７号明細書 フランス国特許第１４３４８２７号明細書 欧州特許ＥＰ ０８２８６６３ Ｂ号明細書

本発明によれば、ベースプレートおよびタブを有するオープナであって、使用時に金属蓋パネルの孔を閉じることができ、パネルの一面にはベースプレートが設けられかつ他面にはタブが設けられ、ベースプレートおよび／またはタブが更に壁を備え、該壁がプレートまたはタブからそれぞれ垂直に延びていて、蓋の孔の周囲をシールすべく孔の縁部と締り嵌めまたは摩擦嵌めを形成する構成のオープナにおいて、
オープナが、金属蓋パネルを備えた金属蓋と組合せて使用されるとき、タブの操作がベースプレートの移動に変換され、
蓋パネルおよびオープナが、蓋パネルに対して蓋パネルと同一平面内でオープナをスライド移動させて開放および再閉鎖を行う補完構造を有していることを特徴とするオープナが提供される。

本発明によれば、ベースプレートおよびタブを有し、該タブがノーズと遠位端のハンドルとを備え、オープナは、使用時に金属蓋パネルの孔を閉じることができ、パネルの一面にはベースプレートが設けられかつ他面にはタブが設けられ、ベースプレートおよび／またはタブが更に壁を備え、該壁がプレートまたはタブからそれぞれ垂直に延びていて、蓋の孔の周囲をシールすべく孔の縁部と締り嵌めまたは摩擦嵌めを形成する構成のオープナにおいて、オープナが、金属蓋パネルを備えた金属蓋と組合せて使用されるとき、タブの操作がベースプレートの移動に変換され、蓋パネルおよびオープナが、蓋パネルに対してオープナを移動させて開放または再閉鎖を行う補完構造を有していることを特徴とするオープナが提供される。

従来技術の缶端部
引用特許０００５（上記特許文献５）は、再閉鎖可能ではなくかつ最初に開いた後は炭酸を維持することはできない。従来技術のオープナおよび缶端パネルは、蓋パネルの再閉鎖を妨げることなく協働して開くことができる補完構造を備えていない。本発明のオープナの補完構造は、好ましくは、蓋パネルのカムプロファイルおよびベースプレートのカムフォロワを有している。或いは、補完構造は、蓋パネル上の１つ以上のレールおよびベースプレート上の１つ以上の溝、または蓋パネル上の１つ以上の溝およびベースプレート上の１つ以上のレールを有している。蓋パネルが飲料缶の端部であるとき、カムプロファイルは、チャック壁およびシームに隣接するカウンターシンクのような周方向ビードの下面により形成できる。

本発明の好ましい実施形態では、ベースプレートは蓋パネルの下面と協働してシールを形成し、該面シールは、蓋がその閉位置にあるときに付勢される。なぜならば、蓋が再閉鎖されると容器内の製品から圧力が発生して再付勢されるからである。フランジは、ベースプレート壁と孔との間のシールが、この面シールを付勢する力を付与するときの高い内部缶圧力で特に有効である。

理想的には、ベースプレートは、該ベースプレートから垂直に離れる方向に延びているボタンを備えている。また、タブはリベット孔を備え、ボタンをリベット孔内にかしめてリベットを形成することにより、パネルの一面上にベースプレートが配置されかつ他面上にタブが配置されるようにしてベースプレートに固定される。ベースプレートとタブとを一体に連結するのに、他の固定構造を用いることができる。

一実施形態では、タブは、ベースプレートまたは蓋パネルの補完通気孔を通って延びることができるピンを有している。これにより、ベースプレート壁と蓋パネルの孔との間の第一シールを解放する前に缶の内容物を通気させることができる。

タブは、通気および／または再閉鎖を行う１つ以上のヒンジを有している。一実施形態では、タブは、その前部、中間部および側部でヒンジ連結され、これにより、缶を開く間にベースプレートの後縁部が蓋パネルから離れるように下方に移動し、かつ再閉鎖の間に後縁部がレベルアップしてボアシールと再係合する。

金属蓋とオープナとの組合せは、カムフォロワとして機能する構造およびカムとして機能する構造、またはカムとして機能する構造およびカムフォロワとして機能する構造を有するタブプロファイルを使用できる。例えば、蓋は、カムとして機能するチャック壁を備えた缶端部で形成できる。

本発明のオープナは、タブを孔に通しかつベースプレート壁によりボアシールを形成することにより、単一コンポーネントとして作ることができる。或いは、ベースプレートおよびタブを別のコンポーネンツで作ることもできる。

本発明の他の態様によれば、蓋とオープナとの組合せを形成する方法が提供され、この方法は、タブ部分およびベースプレート部分を備えたワンピースオープナを形成し、オープナのタブ部分を蓋パネルの孔に挿通し、孔の縁部とベースプレートの壁とを係合させて、ベースプレートが蓋パネルの下面およびパネルの上方のタブコンポーネント上に座合するように構成する。この方法には、蓋の孔の下面にベースプレートを配向しかつ孔の上方にタブコンポーネントを配向する段階と、オープナのボタンをタブコンポーネントのリベット孔に挿通して蓋パネルをこれらの間に捕捉する段階と、ボタンを押し潰しかつかしめてリベットを形成しかつオープナを蓋上に固定する段階とを設けることができる。

上記配向段階は、ベースプレートの可撓壁を蓋の孔に挿通して孔をシールすることにより達成される。蓋パネルの下面と協働するベースプレートのフランジとの間には、付加シーリングが設けられる。

金属蓋は、通常再閉鎖されない缶端部、キャップまたは他の蓋で形成できる。

以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を単なる例示として説明する。
図１〜図８には、金属缶の端部２０に取付けられた本発明の第一実施形態によるオープナが示されている。オープナはプラスチック材料で作られるが、これは本質的なことではなく、例えばタブのようなオープナの１つ以上のコンポーネンツは金属で作ることができる。缶端部２０は蓋パネル２１を有し、該蓋パネル２１には孔が形成されている。図示の実施形態では、孔の縁２２がカールされていて、金属の切断縁が露出されないようにしている。プラスチック材料からなるオープナは、タブ１を備えた上方部品すなわち頂プレートと、孔との「シルクハット（top hat）」シールを形成するベースプレート１０とを有している。

図１において、オープナはその閉位置にあるところが示されており、タブ１は缶端部の蓋パネルの上面上に横たわっている。任意であるが、タブ１からはピン２が垂下しており、該ピン２は、蓋パネル２１の通気孔２３と係合することにより保持具として使用される。任意であるが、この通気孔２３は、缶内の製品（すなわち内部圧力）、缶端部として選択される金属の厚さおよび可撓性等の特性、およびカーリング等により通気孔の周囲に金属が露出することを防止する可能性に基いて定められる。タブ１は、第一ヒンジ３と、第二ヒンジ４（図１〜図８の実施形態）とを有し、これらのヒンジの作用については後で詳述する。

ベースプレート１０の主要機能は、ベースプレートのシーリングプレート１３と蓋パネル２１の下面との間に軸線方向の面シールを形成することにある。この面シールは、可撓壁１２（該可撓壁１２は、シーリングプレート１３の周囲から僅かに内方に間隔を隔てている）と、蓋パネル２１の孔のカール縁２２との間の横方向ボアシールによりトリガされる。ベースプレート１０は、該ベースプレートと一体に形成されたリベット１１によりタブ１に固定されている。

図２には、蓋パネル２１にヒンジ連結された不正開封痕跡表示具５（破断された状態が示されている）を備えたオープナが示されている。図３に示すように、容器の通気は、第一ヒンジ３でヒンジ連結されたタブ１を更に持上げたときに通気孔２３により可能になる。このような通気により、缶本体内の内部圧力が解放され、蓋パネル２１の下面に対してシーリングプレート１３を座合させる力を低減させる。

缶端部２０が取付けられた缶を開けるには、使用者は、タブ１を矢印（図４）の方向に押下げる。この力により、ベースプレート１０が第二ヒンジ４でヒンジ運動し、孔から離れて図４に示す離脱位置に移動する。タブ１により蓋パネル２１を横切るように引っ張ると、蓋がスライドされ、これにより缶端部２０が開かれて、図５に示すように注ぎ／分配孔２５が露出される。

缶の再閉鎖は、上記段階を逆に行うことにより達成される。最初に、缶オープナのベースプレート１０が孔２５の直ぐ下に位置するまで、缶オープナ全体がスライドされる。タブ１を押下げると、ベースプレート１０が上方に移動しかつ孔２５の縁部と再係合して孔を閉じる。不正開封痕跡表示具５は既に破断されているので、該表示具５は図２の位置に留まり、従って容器が少なくとも１回は開かれたことを示している。

再閉鎖可能な缶端部２０の組付け段階は、図６〜図８の組付け段階から理解されよう。図６には、組付け前に配向される別々のコンポーネンツの相対位置が示されている。より詳しくは、リベット１１を形成するボタン１４が、タブ１の異形リベット孔１５の直ぐ下に配置される。孔１５は、ボタン１４の直径に等しい直径をもつ下方の円筒状部分と、リベットをかしめる上方部分とを有している。

タブ１のピン２は、缶端部２０の蓋パネル２１の通気孔２３の直ぐ上に配置される。注ぎ／分配孔２５の周囲のカール２２が図６に明瞭に示されており、通気孔２３の周囲の部分的カールも見ることができる。

図７では、オープナの２つの部品が一体化されかつボタン１４がリベット孔１５内に挿入されている。ピン２は通気孔２３と係合している。最後に、リベット１１がかしめにより形成され、このかしめ加工では、図８の矢印の方向に加えられる圧力により、ボタン１４がリベット孔１５の大きい方の直径部分内に押し潰される。

図１〜図８の実施形態は、オープナの開位置と閉位置との間で往復動するスライディング作用を用いている。特許請求の範囲により定められた本発明の範囲内で、他の往復動作用も明白である。例えば図９および図１０の実施形態では、ベースプレート１０および蓋パネル２１が補完カム２８、２９を有しており、ベースプレート１０を回転させると、蓋パネル２１のカムプロファイル２９に沿ってカムフォロワ２８が移動され、孔２５が開かれる。ベースプレート１０を横方向にスライドさせることにより、他のカムを作動させることもできる。

図１１〜図２１には、カムオープナの他の一実施形態が示されている。

図１１は図１と同様であり、缶端蓋パネル２１の下のベースプレートすなわちシーリングプレート１０が示されている。図６〜図８に関連して説明したのと同じ方法で１対のリベット１１を形成するため、ベースプレート１０が頂プレート１にかしめられる。１対のリベット１１は、タブ（頂プレート）１をシーリングプレートに固定する第一リベットを形成する。図１３に最も良く示すように、リベット１１は、弦（chord）の中心の回りに配置された２つ以上のリベットで構成できる。或いは、本発明の範囲内で、弦の中心の単一リベット、弦の両端部のリベット、またはベースプレート１０とタブ１との間の単一の長い連結部も可能である。連結手段としてリベットが好ましいが、本発明の範囲内で、ベースプレートとタブとを固定または接合する他の方法も可能である。

この実施形態では、ベースプレート１０上の第二支柱が頂プレートと係合しかつ不正開封痕跡表示リベット６にかしめられている。蓋を開けるとタブ１がリベット６から離脱し、これにより不正開封痕跡が形成される。孔７はカウンターシンク（皿穴）で形成され、蓋がその完全閉位置にある間は、リベット頭部がカウンターシンク内に配置される。蓋を開けるべくタブ１が持上げられるとき、リベット頭部６が孔を通して引っ張られる（図１４参照）。蓋を最初に開けた後は、注ぎ孔を再閉鎖すべくオープナを移動させた場合でも、リベット６がカウンターシンク内に再挿入されることはない。このようにリベット６がカウンターシンク７内に配置されないため、不正開封痕跡は明白である。

図示されてはいないが、孔７の少なくとも一部をウェブに設けて、他の形式の不正開封痕跡を薄いウェブにより形成することができる。この場合、蓋がその完全閉位置にある間は、リベットはウェブ内またはウェブの上方に配置され、蓋を開けるとウェブは破断される。

缶端部２０は蓋パネル２１を有し、該蓋パネル２１は周方向カウンターシンク３１、チャック壁３２およびシーミングパネル３３内に延びている。図面では、シーミングパネル３３はその完全カール位置にあるところが概略的に示されており、これは、蓋を缶本体に結合する二重シームの部分を形成するときのものである。尚、参照番号３３は、シーミングパネルおよび図面中のシームの両方に使用される。

ここで図１２を参照すると、カムフォロワ３８は、ベースプレート１０の「方形化（squared-off）」部分により形成されている。カウンターシンク３１は、タブおよびベースプレート（両者はリベット１１により一体に固定されている）を回転させるとベースプレートを徐々に下降させ、蓋が固定された容器内からガス圧を通気させる補助をなすように、カムプロファイルを形成している。通気および注ぎは、単一孔を通して行われる。

他のカムフォロワおよびカムプロファイルを形成するのに、オープナ／缶端部の他の構造を使用できる。例えば図１３（図１３には、缶端部２０が飲料缶本体にシームされたところが示されている）に示すように、タブ１にはカムフォロワ８（図１４）を形成するプロファイルが設けられており、チャック壁角度がカムプロファイル３２を形成している。図面のチャック壁３１は約４５°の角度で傾斜している。この例に使用されている缶端部２０は、引用特許０００６（上記特許文献６）に開示された形式のものであり、４０〜６０°のチャック壁角度を有しているが、本発明の範囲内において、より直立した小さい角度も可能である。図１３のタブ１の形状は、缶を開けるには時計回り方向の回転が必要であることを使用者に示唆している。

図１４〜図１６には、不正開封痕跡手段の操作および通気作用が示されている。図１４に最も良く示すように、タブ１は不正開封痕跡表示リベット６から離脱されかつ回転され、タブ１の頂部のカムフォロワ８はチャック壁３２に従動する。同時に、ベースプレート１０のカムフォロワ３８はカウンターシンク３１に従動しかつ通気通路を創成する。図１５の下面図には、タブ１およびベースプレート１０がこれらの通気位置にあるところが示されている。

タブ１のカムフォロワ８はシーム３３上でチャック壁３２に従動し、これによりタブ１は開位置に移動する（図１７）。開操作中のオープナの中心点の移動は、図１８中の太い矢印により示されている。注ぎ孔２５を蓋パネルの縁部に近付けることにより、カム作用が補助される。フロントリベット１１は、細い「スパイラル」線により示された経路１６に従動する。

オープナをその開位置に維持するため、ベースプレート１０上のラグ１７が、図１９に示すように、分配孔２５の縁部上にクリップ止めされる。タブを持上げると、ベースプレートが傾動されるためこのラグ１７が離脱され、次にオープナが孔２４内にスライドして戻る。

本発明のオープナは、タブを持上げることにより、ベースプレートの壁と蓋パネルの孔の縁部２２とを締り嵌めにより再係合させて再閉鎖させるのに特に適している。より詳しくは、ベースプレートは、次に蓋パネルの下面に接触して、面シールを再確立する。この面シールは、再閉鎖された缶内の製品の残留炭酸により更に補助される。すなわち、本発明のオープナを再閉鎖させてボアシールおよび面シールの両シールを再確立することにより、残留炭酸が維持され、ベースプレートをその閉位置に維持する圧力を発生させることができる。再閉鎖された容器は、たとえこれを傾けても、容器内のいかなる残留飲料もこぼれることはない。

本発明によるカムプロファイルは、図１１〜図２１に示すようなカウンターシンクおよびチャック壁／シームの両者、図９および図１０に示すような別の構造、またはベースプレートの面または蓋の面のいずれかの単一カムにより形成できる。

以上、本発明を金属缶について説明したが、本発明のオープナは、例えばボトルキャップのような他の金属蓋の閉鎖および再閉鎖に使用することもできる。

本発明のオープナが取付けられた蓋が閉位置にあるところを示す側断面図である。 不正開封痕跡表示タブが破壊された後の状態を示す、図１と同様な側断面図である。 蓋が取付けられた容器の通気後の状態を示す、図１および図２と同様な側断面図である。 ベースプレートを解放した後の状態を示す、図１〜図３と同様な側断面図である。 開いた後の状態を示す、図１〜図４と同様な側断面図である。 缶端部にオープナを組付けた状態を示す側断面図である。 缶端部にオープナを組付けた状態を示す側断面図である。 缶端部にオープナを組付けた状態を示す側断面図である。 カムプロファイルを有する缶端部を示す下面図である。 図９の缶端部を示す側断面図である。

本発明のオープナの第二実施形態が取付けられた蓋が閉位置にあるところを示す側断面図である。 図１１の蓋を示す下面図である。 図１１および図１２の蓋が取付けられた缶本体を示す斜視図である。 通気中の図１１の蓋を示す側断面図である。 図１４の蓋を示す下面図である。 缶本体に取付けられた図１４および図１５の蓋を示す斜視図である。 蓋を開けている間の缶本体および蓋を示す種々の図面である。 オープナの開運動を示す概略平面図である。 オープナがその開位置にあるところを示す側面図である。 オープナの再閉鎖中の蓋を示す側面図である。

符号の説明

１ タブ
３ 第一ヒンジ
４ 第二ヒンジ
不正開封痕跡表示タブ
１０ ベースプレート
１１ リベット
２１ 蓋パネル
２３ 通気孔
２５ 注ぎ／分配孔
２８、２９ 補完カム面

Claims (11)

1. ベースプレート（１０）およびタブ（１）を有するオープナであって、使用時に金属蓋パネル（２１）の孔を閉じることができ、パネル（２１）の一面にはベースプレート（１０）が設けられかつ他面にはタブ（１）が設けられ、ベースプレートおよび／またはタブが更に壁（１２）を備え、該壁（１２）がプレートまたはタブからそれぞれ垂直に延びていて、蓋の孔の周囲をシールすべく孔の縁部と締り嵌めまたは摩擦嵌めを形成する構成のオープナにおいて、
   オープナが、金属蓋パネルを備えた金属蓋と組合せて使用されるとき、タブ（１）の操作がベースプレート（１０）の移動に変換され、
   蓋パネルおよびオープナが、蓋パネルに対して蓋パネルと同一平面内でオープナをスライド移動させて開放および再閉鎖を行う補完構造を有していることを特徴とするオープナ。
2. 前記補完構造は、蓋パネルの第一カムプロファイル（２９）およびベースプレートの第一カムフォロワ（２８）を有していることを特徴とする請求項１記載のオープナ。
3. 前記補完構造は、蓋パネル上の１つ以上のレールおよびベースプレート上の１つ以上の溝、または蓋パネル上の１つ以上の溝およびベースプレート上の１つ以上のレールを有していることを特徴とする請求項１記載のオープナ。
4. 前記ベースプレートは蓋パネルの下面と協働してシールを形成し、該シールは、蓋がその閉位置にあるときに内部圧力が発生すると付勢されることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項記載のオープナ。
5. 前記シールは、蓋が再閉鎖されると再び付勢されることを特徴とする請求項４記載のオープナ。
6. 前記ベースプレート（１０）は、該ベースプレート（１０）から垂直に離れる方向に延びているボタン（１４）を備え、タブ（１）はリベット孔（１５）を備え、タブ（１）は、ボタン（１４）をリベット孔（１５）内にかしめてリベット（１１）を形成することにより、パネル（２１）の一面上にはベースプレート（１０）が配置されかつ他面上にはタブ（１）が配置されるようにしてベースプレート（１０）に固定されることを特徴とする請求項１から５のいずれか１項記載のオープナ。
7. 前記タブは、ベースプレートまたは蓋パネルの補完通気孔を通って延びることができるピンを有していることを特徴とする請求項１から６のいずれか１項記載のオープナ。
8. 前記タブは、通気および／または再閉鎖を行う１つ以上のヒンジを有していることを特徴とする請求項１から７のいずれか１項記載のオープナ。
9. 請求項１から８のいずれか１項記載の金属蓋とオープナとの組合せ。
10. タブプロファイルを更に有し、該タブプロファイルは、第二カムフォロワとして機能する構造および第二カムとして機能する蓋の補完構造、または第二カムとして機能する構造および第二カムフォロワとして機能する蓋の補完構造を有することを特徴とする請求項９記載の組合せ。
11. 前記蓋は、第二カムとして機能するチャック壁を備えた缶端部であることを特徴とする請求項１０記載の組合せ。

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