JP5542190B2 - 船舶の摩擦抵抗低減装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船体と海水との摩擦抵抗を低減させることの可能な船舶の摩擦抵抗低減装置に関する。
航行中の船舶は、船底部の没水表面に海水の摩擦抵抗を受けている。特に大型船の場合は、船体抵抗の大部分が船底部における海水の相対流により生じる摩擦抵抗で占められている。そこで、船舶の航行時に、船底面を気泡流で覆うことにより、船体と海水との接触部分における摩擦抵抗を低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された船舶は、推進エンジンから構成される主機関を備えている。また、主機関に圧縮空気を供給する過給機が設けられており、過給機は、主機関から排出される排気ガスの運動エネルギにより駆動されるように構成されている。過給機から主機関のシリンダに至る経路には給気管が設けられており、給気管に給気バイパス管が接続されている。また、給気バイパス管に送気管が接続されており、送気管は噴射口に接続されている。噴射口は船底に設けられている。噴射口は、船底の前部で平面中心線を中心として対称的に配置されている。さらに、特許文献1には、噴射口を船底の前部に設けることは、噴射した空気により形成される気泡を、船底の全体に亘って滞在させる目的からであると記載されている。
特開2010−228679号公報
しかしながら、特許文献1に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置のように、船底に噴射口を設けると、船体の強度が低下する問題があった。
本発明の目的は、船体の強度が低下することを抑制できる、船舶の摩擦抵抗低減装置を提供することにある。
本発明(請求項1)は、船体の船底から海中へ空気を噴射して、前記船体と海水との間の摩擦抵抗を低減するように構成された船舶の摩擦抵抗低減装置であって、前記船体の航行方向に沿って設けられた複数の船倉と、前記複数の船倉同士を仕切り、かつ、前記船体の航行方向に沿って配置された複数の隔壁と、前記船底に設けられ、かつ、前記海中へ空気を噴射する噴射口とを有し、前記噴射口が、前記船体の航行方向で最も前方に配置されている前記隔壁の下に配置されており、電動モータにより駆動されて圧縮空気を吐出する流体機械と、前記船体の航行方向で最も前方に配置されている前記船倉よりも前に設けられ、かつ、前記流体機械を収容した収容室とを備え、前記流体機械から吐出された圧縮空気が、前記噴射口に供給される構成であることを特徴とする。
本発明(請求項2)は、前記船体に推進力を与えるエンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスにより駆動され、かつ、圧縮空気を吐出して前記エンジンに供給する過給機とを備え、前記過給機から吐出された圧縮空気の一部が、前記噴射口に供給される構成であることを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記複数の船倉と前記船体との間に設けられ、かつ、海水を貯留及び排出できるタンクを有することを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記タンクは、前記船体の甲板の下方から船底に亘って高さ方向に配置されたバラストタンクを含むことを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記タンクは、前記船体の上下方向で異なる高さに配置されたトップサイドタンク及びホッパータンクを含むことを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記タンクは、前記船体の船底の上側に配置されたホッパータンクを含むことを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記タンクに配置されていることを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記隔壁が前記船体の前後方向に凹凸となるように屈曲されて凹部が形成されており、前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記凹部に配置されていることを特徴とする。
本発明(請求項)は、前記船体の内面に設けられ、かつ、前記船体の上下方向に延ばされ、かつ、前記船体の航行方向に沿って設けられた複数のホールドフレームを有し、前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記ホールドフレーム同士の間に配置されていることを特徴とする。
本発明(請求項1)は、前記トップサイドタンクと前記ホッパータンクとを接続するコネクショントランクが設けられており、前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記コネクショントランクの内部に配置されていることを特徴とする。
本発明(請求項1)によれば、船倉同士を仕切る隔壁の下に噴射口が設けられているため、船体の強度が低下することを抑制できる。また、流体機械から噴射口に至る圧縮空気の供給経路の長さを、なるべく短くすることができる。
本発明(請求項2)によれば、過給機から吐出された圧縮空気が噴射口に供給される。したがって、噴射口に供給する圧縮空気を吐出する機構を、専用に設けずに済む。
本発明(請求項3〜6のいずれか1項)によれば、上記と同様の効果を得られる。
本発明(請求項7〜10のいずれか1項)によれば、荷役の作業効率が損なわれないようにすることが可能となる。
本発明の船舶を示す側面図である。 本発明の船舶を示す平面図である。 本発明の船舶を示す底面図である。 本発明の船舶の一例であるダブルハル型の船舶を、右舷から左舷に沿って切断した断面図である。 図4に示す船舶の要部を示す部分的な側面断面図である。 本発明の船舶の一例であるシングルハル型の船舶を、右舷から左舷に沿って切断した断面図である。 本発明の船舶における通気管の配置例を示す平面断面図である。 本発明の船舶における通気管の他の配置例を示す平面断面図である。 本発明の船舶の一例であるシングルハル型の船舶を、右舷から左舷に沿って切断した断面図である。 本発明の船舶における通気管の更に他の配置例を示す平面断面図である。 図11における通気管の配置例を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態の船舶を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1に例示した船舶10は、梱包されていない荷物がばら積みされるばら積み船である。梱包されていない荷物には、例えば、鉄鉱石、石炭、木材チップ等が含まれる。なお、荷物は便宜上、図示されておらず、ばら積船は通称、バルクキャリヤと呼ばれる。船舶10は外壁となる船体11を有しており、船体11の後部にはブリッジ(すなわち、制御室)12が設けられている。船体11は、両側に配置された側壁11aと、側壁11aの下端を連続する船底21とを有する。また、船体11におるブリッジ12よりも前方にはほぼ水平に甲板13が設けられている。さらに、ブリッジ12の下方にはエンジンルーム14が設けられている。エンジンルーム14にはエンジン15が設けられており、エンジン15の出力軸と動力伝達可能に接続された推進軸16の後端にスクリュー17が取り付けられている。エンジン15は船体に推進力を与える駆動力源である。出力軸は、便宜上、図示していない。スクリュー17は船体11の外部に配置されている。エンジン15は、内燃機関及び外燃機関を含む。内燃機関は、機関の内部で燃料を燃焼させて発生する熱エネルギを運動エネルギに変換する動力装置であり、例えば、2ストローク型のディーゼルエンジンを用いることができる。これに対して、外燃機関は、機関内部にある気体を機関外部の熱源で加熱・冷却して膨張・収縮させることにより、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する動力装置であり、例えば、蒸気タービンを用いることができる。エンジン15により発生した動力がスクリュー17に伝達されて推進力が発生する。
また、エンジン15には過給機18が取り付けられている。過給機18は、タービン及びコンプレッサを有しており、タービン及びコンプレッサが一体回転するように連結されている。タービン及びコンプレッサは図示していない。タービンは、エンジン15の排気ガスの排出経路に設けられており、タービンは、排気ガスの運動エネルギにより回転する。コンプレッサは、エンジン15の燃焼室に接続された吸気系統に設けられている。コンプレッサは、圧縮空気をエンジン15の燃焼室に送り込み、燃焼室に存在している燃焼ガスを追い出す掃気が行われる。なお、船舶用エンジンに用いられる過給機の構造は、特開2010−228679号公報等に記載されているように周知技術であるため、図示を省略する。
一方、船体11の内部においてエンジンルーム14よりも前方には、船倉(カーゴホールド)19が複数設けられている。複数の船倉19は船舶10の前後方向、つまり、航行方向に沿って設けられている。また、甲板13には、各船倉19に連通するハッチ(開口部)20がそれぞれ設けられている。ハッチ20を通り船倉19への荷物の積み込み及び積み降ろしが行われる。さらに、各船倉19は船底21の上方に設けられた空間であり、船底21と船倉19との間には床板22が設けられている。床板22はほぼ水平に設けられており、床板22は船倉19の床板を兼ねている。さらに、各船倉19同士の間に隔壁(つまり、バルクヘッド)23が設けられている。隔壁23は船倉19同士を仕切る要素である。隔壁23は、船体11の航行方向に沿って複数配置されている。各隔壁23は、船舶10の幅方向に沿って設けられた板状の構造物であり、隔壁23はほぼ垂直に立てられている。さらに、複数の船倉19のうち、最も後部に位置する船倉19とエンジンルーム14との間にも隔壁24が設けられている。
次に、本発明の船舶10の一例であるダブルハル型の船舶10を図4及び図5に基づいて説明する。船体11の内部には、床板22に連続して甲板13まで延ばされた内壁70が設けられている。図4及び図5のように、内壁70と側壁11aとの間、及び床板22と船底21との間に亘り、バラストタンク27が設けられている。また、最前部に位置する船倉19の前方にはフォアピークタンク27dが設けられている。バラストタンク27及びフォアピークタンク27dは、船体11の見掛け上の重量を調整し、海水Aに浮かぶ船体11のバランスを調整するために設けられた空間である。バラストタンク27及びフォアピークタンク27d内に海水を供給して貯留したり、海水を排出できるように構成されている。このように、図4に示す船舶10は、外壁としての船体11の内部に内壁70を設けて二重構造となっている。
このようにして、図1に示す船倉19のうち、中央に位置する3つの船倉19は、隔壁23及び内壁70により取り囲まれた空間である。つまり、複数の船倉19のうち、最後部に位置する船倉19は、内壁70及び隔壁24により取り囲まれた空間である。さらに、複数の船倉19のうち、最前部に位置する船倉19の前方には前壁26が設けられている。つまり、複数の船倉19のうち、最前部に位置する船倉19は、内壁70及び隔壁23及び前壁26により取り囲まれた空間である。
さらに、図1に示す船舶10には、船体11の最前部、即ち、船首11bにはボースンストア28が設けられている。ボースンストア28は、最前部の船倉19よりも前であり、かつ、フォアピークタンク27dの上方に配置されている。ボースンストア28は、船舶備品等を保管する倉庫として利用される。
本実施形態の船舶10は、船体11と海水Aとの接触部分の摩擦抵抗を低減する摩擦抵抗低減装置を有する。以下、摩擦抵抗低減装置を具体的に説明する。まず、エンジン15に接続された吸気系統のうち、過給機18とエンジン15の燃焼室との間に接続されたバイパス管29が設けられている。バイパス管29はボースンストア28の内部に到達している。また、ボースンストア28には、他の通気管31,32,33,34の一端が設けられている。さらに、ボースンストア28には2台のブロワ30a,30bが設けられている。通気管31,32,33,34の一端は、それぞれブロワ30a,30bに接続されている。また、ボースンストア28には、ブロワ30a,30bをそれぞれ単独で駆動・停止する電動モータが設けられている。この電動モータは、便宜上、図示していない。さらに、各ブロワ30a,30bから吐出された圧縮空気を、通気管31,32,33,34に供給するバルブが設けられている。さらに、バイパス管29に供給された圧縮空気を、通気管31,32,33,34に別々に供給する他のバルブが設けられている。これらのバルブは、便宜上、図示していない。
一方、前記通気管31,32,33,34の他端は、船体11の内部に配管されている。具体的に説明すると、通気管31,32,33,34の長さ方向の一部は、図4のようにバラストタンク27内に配置されている。さらに、図5に示すように、通気管31,32,33,34の他端は、複数の隔壁23のうち、最も船首11bに近い位置に配置されている隔壁23の真下まで到達している。また、図5のように、通気管31,32,33,34の端部は、床板22の下方に位置している。すなわち、床板22と船底21との間の空間に、通気管31,32,33,34の端部が位置している。具体的に説明すると、船体11の前後方向で、最前部に位置する隔壁23の真下にボイドスペース64が形成されている。船体11の前後方向で最前部に位置する船倉19を、図5では、便宜上、船倉19aと記す。また、船倉19aの後方に位置する船倉19を、図5では、便宜上、船倉19bと記す。ボイドスペース64は、床板22と船底21との間に形成された空間である。ボイドスペース64は、船体11の幅方向に沿ってほぼ直線形状に設けられている。すなわち、船体11を平面視すると、最前部に位置する隔壁23の真下に、ボイドスペース64が設けられている。船体11の平面視において、ボイドスペース64の回りには仕切り壁65が設けられている。つまり、バラストタンク27とボイドスペース64とが仕切り壁65により流体密に隔てられている。なお、船体11及び内壁70は、金属材料、例えば、鋼、鉄等により構成されている。
また、図5に示すように、船底21を厚さ方向に貫通する噴射口66が設けられている。噴射口66は、単数または複数設けられている。そして、通気管31,32,33,34の端部は、噴射口66の上方に配置されている。このように、過給機18から吐出された圧縮空気の一部、または、ブロワ30a,30bから吐出された圧縮空気が、通気管31,32,33,34のうちの少なくとも1つを通り、噴射口66に供給されるように構成されている。
次に、本実施形態の船舶10においては、エンジン15に燃料が供給され、かつ、吸気系統を経由して空気が吸入されて、その混合気が燃焼室で燃焼して、推進軸16が回転する。推進軸16に伝達された動力でスクリュー17が回転し、船舶10が航行する。エンジン15から排出される排気ガスの運動エネルギにより、過給機18のタービンが回転し、コンプレッサで空気が圧縮されてエンジン15の燃焼室に供給される。
さらに、船舶10が航行するにあたり、船体11の外表面と、海水Aとの接触部分の摩擦抵抗を低減する作用を説明する。過給機18から吐出された圧縮空気の一部は、バイパス管29に供給される。ここで、噴射口66から空気を海水A中へ噴射(排出)しない第1モードが選択されていると、前記したバルブが全て閉じられる。
これに対して、過給機18で圧縮された空気の一部を噴射口66から噴射し、ブロワ30a,30bを停止する第2モードが選択された場合を説明する。この場合は、バルブの開閉が制御され、バイパス管29に供給された圧縮空気が、複数の通気管31,32,33,34の少なくとも1つを経て噴射口66から噴射され、その空気は海中Aで気泡となる。
一方、過給機18で圧縮された空気の一部を噴射口66から噴射し、ブロワ30a,30bで圧縮された空気を噴射口66から噴射する第3モードが選択された場合を説明する。この場合は、各バルブの開閉が制御されて、バイパス管29に供給された圧縮空気、及びブロワ30aから吐出された圧縮空気が、通気管31,32,33,34の少なくとも1つを通り、噴射口66から噴射される。
さらに、ブロワ30a,30bで圧縮された空気を噴射口66から噴射し、かつ、過給機18で圧縮された空気を噴射口66から噴射しない第4モードが選択された場合を説明する。この場合は、各バルブの開閉が制御されてブロワ30a,30bから吐出された圧縮空気が通気管31,32,33,34の少なくとも1つへ供給される。なお、バイパス管29の圧縮空気は、通気管31,32,33,34のいずれにも供給されない。このようにして、圧縮空気が噴射口66から噴射される。
上記のように、第2モード〜第4モードが選択されると、噴射口66から空気が噴射されて海水A中で気泡(微細気泡)Bが発生する。そして、船体11が航行するため気泡Bは船底21に沿って船尾11c側へ移動する。このため、船体11の外表面と海水Aとの接触面積が狭められ、船体11と海水Aとの接触部分の摩擦抵抗が低減される。すなわち、空気潤滑により船体11と海水Aとの摩擦抵抗が低減されている。その結果、船舶10の目標速度に対して、エンジン15で発生する出力を低減することができ、エンジン15における燃料消費量を低減することができる。また、水平方向の平面内で、隔壁23の配置領域と、噴射口66の配置領域とが、少なくとも一部で重なっている。したがって、船底21の強度が低下することを隔壁23の剛性で補うことができる。より具体的に説明すると、図2において、船首11bから船尾11cに沿った方向における船体11の曲げ強度が低下することを防止できる。
また、噴射口66は、船体11におけるなるべく船首11bに近い箇所の船底21に設けられているため、気泡Bと船底21との接触面積をなるべく広くすることができる。したがって、船体11と海水Aとの接触部分の摩擦抵抗を低減効果が向上する。
さらに、図1の例では、空気を圧縮するブロワ30a,30bが、ボースンストア28に設けられている。このため、ブロワ30a,30bで圧縮された空気が通る通気管31,32,33,34の長さをなるべく短くすることができる。また、圧縮空気の運動エネルギの損失を抑制できる。さらに、図1の例では、元々設けられているボースンストア28を利用して、ブロワ30a,30bを設けているため、ブロワ30a,30bを配置するスペースを専用で設けずに済む。
さらに、通気管31,32,33,34の一部は、バラストタンク27及びボイドスペース64内に配置されている。このため、船倉19における荷役の作業効率が損なわれないようにすることが可能となる。
次に、本発明の船舶10の第2実施例を、図6及び図7に基づいて説明する。図6に示す船舶10は、シングルハル構造の船舶である。具体的に説明すると、甲板13から側壁11aに亘って上側傾斜壁71aが設けられている。そして、上側傾斜壁71aと甲板13と側壁11aとの間に、三角形状のトップサイドタンク27aが設けられている。また、床板22の両端と側壁11aとをそれぞれ連続する下側傾斜壁71bが設けられている。そして、下側傾斜壁71bと船底21と側壁11aとの間に、三角形状のホッパータンク27bが設けられている。すなわち、船体11の高さ方向で、トップサイドタンク27aの下方にホッパータンク27bが設けられている。トップサイドタンク27a及びホッパータンク27bの役割は、バラストタンク27の役割と同じである。
さらに、ホッパータンク27bとトップサイドタンク27aとを接続するコネクションパイプ73が設けられている。また、上側傾斜壁71aと下側傾斜壁71bとを接続するホールドフレーム11dが設けられている。ホールドフレーム11dは、船体11の前後方向に沿って複数設けられている。さらに、ホールドフレーム11dは板形状であり、上下方向に縦長に配置されている。そして、図7のように、ホールドフレーム11d同士の間に、コネクションパイプ73が配置されている。さらに、ホールドフレーム11d同士の間の空間には、通気管31,32,33,34が配置されている。図7では、通気管が便宜上、1本だけ示されている。また、図7では、通気管31,32,33,34が全て同じ個所に配置されているが、通気管31,32,33,34をそれぞれ1本づつ異なる箇所に配置してもよい。さらに、図7では、コネクションパイプ73と通気管31,32,33,34とが、同じホールドフレーム11d同士の間に配置されているが、異なるホールドフレーム11d同士の間に配置されていてもよい。そして、通気管31,32,33,34は、トップサイドタンク27a、ホッパータンク27bに亘って配置されている。船舶10の第2実施例におけるその他の構成は、船舶10の第1実施例の構成と同じである。船舶10の第2実施例においても、船舶10の第1実施例と同様の効果を得られる。また、ホールドフレーム11d同士の間に通気管31,32,33,34が配置されているため、船倉19における荷役の作業効率が損なわれないようにすることが可能となる。
さらに、図6に示す構造の船舶10において、通気管31,32,33,34の他の配置例を、図8に基づいて説明する。図8においては、コネクショントランク72が設けられている。コネクショントランク72は、前記上側傾斜壁71aと下側傾斜壁71bとの間に設けられている。コネクショントランク72は金属材料により構成されており、船体11の平面断面で、隔壁23の長さ方向の両端に配置されている。すなわち、船体11の前後方向で、隔壁23と同じ位置にコネクショントランク72が設けられている。
コネクショントランク72の平面断面形状はコ字形であり、そのコネクショントランク72の内部に空間72aが形成されている。空間72aは、船倉19とは液密に隔てられており、空間72aによりトップサイドタンク27aとホッパータンク27bとがつながっている。つまり、空間72a内には海水が入る。そして、空間72a内に、通気管31,32,33,34が配置されている。図8に示すように、通気管31,32,33,34をコネクショントランク72の空間72aに設けた例でも、船倉19における荷役の作業効率が損なわれないようにすることが可能となる。
さらに、船舶10の第3実施例を図9に基づいて説明する。図9に示す船舶10はシングルハル型の船舶であり、ホッパータンク27bを備えており、トップサイドタンクは備えていない。図9に示す船舶10には、例えば、図10及び図11に示すようにして、通気管31,32,33,34を配置することができる。図10に示す水平方向の平面断面内で、隔壁23は船体11の前後方向に交互に凹凸となる波形形状(コルゲート)を有している。そして、図10及び図11のように、隔壁23の一方に形成された凹部23aに通気管31,32,33,34が垂直方向に取り回されている。図10及び図11においては、便宜上、1箇所の凹部23aに1本の通気管を配置し、その通気管に符号31,32,33,34を付してある。実際には、4本の通気管31,32,33,34をそれぞれ単独で異なる凹部23aに配置してもよい。あるいは、2本の通気管31,32を同じ凹部23aに配置し、かつ、2本の通気管33,34を同じ凹部23aに配置してもよい。船舶10の第3実施例の他の構成は、船舶10の第1実施例の構成と同じである。船舶10の第3実施例においても、船舶10の第1実施例と同様の効果を得られる。また、船舶10の第3実施例においては、隔壁23の凹部23aに通気管31,32,33,34を配置しているため、船倉19における荷役の作業効率が損なわれないようにすることが可能となる。
なお、図6に示す構造の船舶10においても、船倉19同士の間に隔壁が設けられている。このため、図10及び図11に示す通気管31,32,33,34の配置構造を、図6に示す船舶10に用いることも可能である。また、図9に示すシングルハル型の船舶10に、図7に示すホールドフレーム11dが複数設けられていれば、図7に示す通気管31,32,33,34の配置構造を、図9に示す船舶10に用いることも可能である。
本実施形態において説明した構成と、本発明の構成との対応関係を説明する。ボースンストア28が、本発明の収容室に相当し、ブロワ30a,30bが、本発明の流体機械に相当する。バイパス管29及び通気管31,32,33,34が、本発明の第1通気管に相当し、通気管31,32,33,34が、本発明の第2通気管に相当する。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明において、空気を圧縮する流体機械は、圧縮機、送風機を含む。また、送風機は、ファン、ブロワを含む。また、本発明の船舶は、ブロワの数が1台である構造、ブロワの数が3台以上である構造を含む。さらに、本発明の船舶は、過給機から吐出された圧縮空気が通る第1通気管と、流体機械から吐出された圧縮空気が通る第2通気管とが共通である構造を含む。さらに、本発明の船舶は、過給機から吐出された圧縮空気が通る第1通気管と、流体機械から吐出された圧縮空気が通る第2通気管とが、別部材である構造を含む。
さらに、本発明の船舶は、噴射口に供給する圧縮空気を吐出する流体機械として、過給機またはブロワの何れか一方を設けた船舶を含む。また、過給機に接続された通気管は、ボースンストアを経由することなく、直接、ボイドスペースに向けて配管することも可能である。本発明の船舶は、ブロワを配置するブロワルームを、ボースンストアの下方に専用で設けた構造の船舶を含む。
さらにまた、本発明の船舶は、コンテナを荷物として運搬するコンテナ船、液体貨物を運搬する船舶を含む。液体貨物を運搬する船舶は、原油を運搬する原油タンカー、重油、軽油、灯油等の石油精製品を運搬するプロダクトタンカー、ベンゼン、トルエン、アルコール類等の液体化学製品を運ぶケミカルタンカー、液化天然ガスを運搬するLNG船、プロパンやブタン等を液化した液化石油ガスを運搬するLPG船を含む。
11 船体
19(19a,19b) 船倉
21 船底
23 隔壁
66 噴射口
A 海水

Claims (10)

  1. 船体の船底から海中へ空気を噴射して、前記船体と海水との間の摩擦抵抗を低減するように構成された船舶の摩擦抵抗低減装置であって、
    前記船体の航行方向に沿って設けられた複数の船倉と、
    前記複数の船倉同士を仕切り、かつ、前記船体の航行方向に沿って配置された複数の隔壁と、
    前記船底に設けられ、かつ、前記海中へ空気を噴射する噴射口とを有し、
    前記噴射口が、前記船体の航行方向で最も前方に配置されている前記隔壁の下に配置されており、
    電動モータにより駆動されて圧縮空気を吐出する流体機械と、
    前記船体の航行方向で最も前方に配置されている前記船倉よりも前に設けられ、かつ、前記流体機械を収容した収容室とを備え、
    前記流体機械から吐出された圧縮空気が、前記噴射口に供給される構成であることを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  2. 請求項1に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記船体に推進力を与えるエンジンと、
    前記エンジンから排出される排気ガスにより駆動され、かつ、圧縮空気を吐出して前記エンジンに供給する過給機とを備え、
    前記過給機から吐出された圧縮空気の一部が、前記噴射口に供給される構成であることを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  3. 請求項2に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記複数の船倉と前記船体との間に設けられ、かつ、海水を貯留及び排出できるタンクを有することを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  4. 請求項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記タンクは、前記船体の甲板の下方から船底に亘って高さ方向に配置されたバラストタンクを含むことを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  5. 請求項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記タンクは、前記船体の上下方向で異なる高さに配置されたトップサイドタンク及びホッパータンクを含むことを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  6. 請求項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記タンクは、前記船体の船底の上側に配置されたホッパータンクを含むことを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記タンクに配置されていることを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  8. 請求項〜7のいずれか1項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記隔壁が前記船体の前後方向に凹凸となるように屈曲されて凹部が形成されており、
    前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記凹部に配置されていることを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  9. 請求項3、5、6、7のいずれか1項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記船体の内面に設けられ、かつ、前記船体の上下方向に延ばされ、かつ、前記船体の航行方向に沿って設けられた複数のホールドフレームを有し、
    前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記ホールドフレーム同士の間に配置されていることを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
  10. 請求項に記載された船舶の摩擦抵抗低減装置において、
    前記トップサイドタンクと前記ホッパータンクとを接続するコネクショントランクが設けられており、
    前記噴射口に供給される圧縮空気が通る通気管の一部が、前記コネクショントランクの内部に配置されていることを特徴とする船舶の摩擦抵抗低減装置。
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