JP5540836B2 - 基地局、通信システム、および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局、通信システム、および通信方法に関する。
近日、無線通信のさらなるパフォーマンスの向上を達成するために、第4世代のセルラーシステム(4G)が検討されている。この4Gにおいては、リレー技術、キャリアアグリゲーション、およびCoMP(Coordinated Multiple Point transmission and reception)などの技術が注目されている。
リレー技術は、基地局(例えば、マクロセル基地局)と通信端末間の通信をリレーノードが中継する技術であり、基地局のセルエッジにおけるスループットを向上するために重要である。また、キャリアアグリゲーションは、20MHzのバンド幅を有する複数の周波数帯をまとめて扱うことにより、利用バンド幅の広域化および最大スループットの向上を実現する技術である。また、CoMPは、複数の基地局が連携して通信端末とデータ通信するための技術であり、高いデータレートで通信可能なカバレッジを拡張することが可能である。
より詳細には、CoMPは、複数の基地局が同時に1の通信端末とデータ通信する技術である。この技術によれば、データ通信に複数の基地局のブランチを利用できるので、アンテナ利得およびSINRを向上することができる。
ここで、基地局が、通信端末からのアップリンクのチャネル行列に基づいてブランチの重みを計算し、受信指向性を得たとする。この場合、ブランチの重みを送信時にも利用すれば、受信指向性と一致する送信指向性が得られるようにも思われるが、各ブランチの送信アナログ部の伝達関数および受信アナログ部の伝達関数が異なるので、実際の送信指向性は受信指向性と一致しない。
このような各ブランチの送信アナログ部の伝達関数および受信アナログ部の伝達関数の相違に起因する諸問題は、各基地局が個別にブランチキャリブレーションを行ってブランチごとのキャリブレーション係数を取得することにより解消される。なお、キャリブレーション係数は、1の基地局内の各ブランチの送信アナログ部の伝達関数と、受信アナログ部の伝達関数との比を一定にするための係数である。このようなブランチキャリブレーションについては、例えば特許文献1に記載されている。
特開2009−188546号公報 特開2007−116489号公報
しかし、上述の個別のブランチキャリブレーションでは、1の基地局内の各ブランチの送信アナログ部の伝達関数と受信アナログ部の伝達関数との比を一定にするためのキャリブレーション係数は得られるものの、複数の基地局内の全ブランチの送信アナログ部の伝達関数と受信アナログ部の伝達関数との比を一定にすることはできない。このため、各基地局が個別にブランチキャリブレーションを行うのみでは、CoMPを行う複数の基地局内の全ブランチを、ブランチキャリブレーションが完了した1の装置内の複数のブランチと等価に扱うことはできない。すなわち、複数の基地局のブランチを統合的に用いてCoMPを行う場合にアップリンクとダウンリンクの指向性を一致させることができない。
なお、各基地局が個別にブランチキャリブレーションを行えば、各基地局が個別に指向性を形成してCoMPを行うことはできるだろうが、通信の効率化を図れない場合が想定される。例えば、2のブランチを有する3つの基地局が個別にブランチキャリブレーションを行った場合、3組の2×N(Nは通信端末側のブランチ数)のMIMO通信を実現できるものの、より高スループットな6×NのMIMO通信を実現することができない。
このため、CoMPを行う複数の基地局内の全ブランチで統一的なブランチキャリブレーションを行い、複数の基地局内の全ブランチを1の装置内の複数のブランチと等価に扱えるようにすることが望まれる。
ここで、ある基地局が共にCoMP送信を行う他の基地局の組み合わせは、受信先の通信端末の位置や通信環境に応じて異なる場合が想定される。例えば、第1の基地局は、第2の基地局とCoMP送信する場合もあれば、第3の基地局とCoMP送信する場合もあり得る。
この点に関し、基地局は、共にCoMP送信を行う可能性のある全ての他の基地局と連携して統一的なブランチキャリブレーションを行えば、他の基地局の組み合わせがいずれであっても一義的に利用可能なキャリブレーション係数を取得することができる。例えば、第1の基地局は、第2の基地局および第3の基地局と同時にブランチキャリブレーションを行うことにより、第2の基地局または第3の基地局のいずれとCoMP送信する場合であっても利用可能なキャリブレーション係数を取得することができる。
しかし、共にCoMP送信を行う可能性のある全ての基地局で連携してブランチキャリブレーションを行うことは困難である。その一因として、連携してブランチキャリブレーションを行うためには、全ての基地局と通信可能な基準ブランチが必要となるが、各基地局の配置関係によっては、そのような基準ブランチが存在しないことが挙げられる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、共にCoMP送信を行う他の基地局の組み合わせに応じて異なるキャリブレーション係数を利用することが可能な、新規かつ改良された基地局、通信システム、および通信方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のブランチと、他の基地局の組み合わせごとに、前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を記憶している記憶部と、前記複数のブランチから1または2以上の他の基地局とCoMP送信する場合、前記複数のブランチの各々からの送信信号に、前記1または2以上の他の基地局の組み合わせに対応するキャリブレーション係数を乗算する乗算部と、を備える基地局が提供される。
前記記憶部は、さらに、前記複数のブランチとCoMP送信する前記他の基地局の組み合わせを、CoMP送信先の通信装置ごとに記憶しており、前記基地局は、各リソースブロックに割り当てられている通信装置に対応する前記他の基地局の組み合わせに基づき、当該他の基地局の組み合わせに対応する前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を読み出す読出部をさらに備え、前記乗算部は、各リソースブロックにおける前記複数のブランチの各々からの送信信号に、前記読出部により読み出されたキャリブレーション係数を乗算してもよい。
前記他の基地局の組み合わせごとの前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数は、前記他の基地局の複数のブランチおよび前記基地局の前記複数のブランチ間のブランチキャリブレーションを同一のブランチを基準にして行うことにより得られる係数であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の基地局を備え、前記複数の基地局の各々は、複数のブランチ、他の基地局の組み合わせごとに、前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を記憶している記憶部、および、前記複数のブランチから1または2以上の他の基地局とCoMP送信する場合、前記複数のブランチの各々からの送信信号に、前記1または2以上の他の基地局の組み合わせに対応するキャリブレーション係数を乗算する乗算部、を有する通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のブランチを備え、他の基地局の組み合わせごとに、前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を記憶している基地局が、前記複数のブランチから1または2以上の他の基地局とCoMP送信する場合、前記複数のブランチの各々からの送信信号に、前記1または2以上の他の基地局の組み合わせに対応するキャリブレーション係数を乗算する、通信方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、共にCoMP送信を行う他の基地局の組み合わせに応じて異なるキャリブレーション係数を利用することができる。
本発明の実施形態による通信システム1の構成を示した説明図である。 CoMP送信を行う基地局の組み合わせの一例を示した説明図である。 基地局のブランチ構成を示した説明図である。 基地局が個別に行うブランチキャリブレーションの過程を示した説明図である。 基地局が個別に行うブランチキャリブレーションの過程を示した説明図である。 本発明の実施形態による基地局10の構成を示した機能ブロック図である。 複数の基地局が連携して行うブランチキャリブレーションの過程を示した説明図である。 複数の基地局が連携して行うブランチキャリブレーションの過程を示した説明図である。 記憶部が記憶する各CoMPセット用のキャリブレーション係数の具体例を示した説明図である。 記憶部が記憶する通信端末とCoMPセットの関係を示した説明図である。 スケジューリング情報の具体例を示した説明図である。 スケジューリング情報の具体例を示した説明図である。 本発明の実施形態による基地局10の動作を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて基地局10A、10Bおよび10Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、基地局10A、10Bおよび10Cを特に区別する必要が無い場合には、単に基地局10と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.通信システムの全体構成
2.個別ブランチキャリブレーション
3.基地局の構成
4.基地局の動作
5.まとめ
<1.通信システムの全体構成>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による通信システム1の全体構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態による通信システム1の構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による通信システム1は、複数の基地局10および通信端末20を備える。
通信端末20(UE:User Equipment)は、基地局10による管理に従い、基地局10と通信を行う。例えば、通信端末20は、基地局10により割り当てられたダウンリンク用のリソースブロックにおいて受信処理を行い、アップリンク用のリソースブロックにおいて送信処理を行う。
この通信端末20は、例えば、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、通信端末20は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの移動通信装置であってもよい。
基地局10は、カバレッジに含まれる通信端末20と通信する。例えば、基地局10Aは、基地局10Aのカバレッジに含まれる通信端末20Aと通信することができる。なお、本明細書においては、この基地局10がマクロセル基地局(eNodeB)である場合を想定して説明を進めるが、基地局10はマクロセル基地局に限定されない。例えば、基地局10は、マクロセル基地局より最大送信電力が小さいピコセル/ミクロセル基地局であってもよいし、リレーノードであってもよいし、フェムトセル基地局であってもよい。
また、各基地局10は、有線により接続されており、他の基地局10と有線通信により情報交換を行うことができる。基地局10は、この情報交換に基づき、次世代技術として期待されているCoMPを実現することができる。このCoMPは、Joint Processingと、Coordinated Scheduling and/or Beamformingに大別される。
前者のJoint Processingは、複数の基地局10が同時に1の通信端末20とデータ通信する技術である。図1に示した基地局10A、基地局10B、および基地局10Cが同時に通信端末20Aにデータ送信する例がJoint Processingに該当する。このJoint Processingによれば、データ通信に複数の基地局10のブランチ(アンテナおよびアナログ回路)を利用できるので、アンテナ利得およびSINRを向上することができる。
なお、ダウンリンクのJoint Processingを行う場合、通信端末20への送信データを、基地局10間の例えばバックホールと呼ばれる有線の通信路を利用して、複数の基地局10へ事前に分配しておく必要がある。また、アップリンクのJoint Processingは、通信端末20から複数の基地局10により受信されたデータを統合することにより行われる。
データ統合の方法としては、例えば、各基地局10による復号後のビットレベルでデータを統合する方法、各基地局10によるデコード前のソフトビットの段階でデータを統合する方法、各基地局10によるデマッピング前のデータを統合する方法などが挙げられる。各基地局10でより後段の復調処理をしてからデータを統合するほど、バックホールを介して交換されるデータ量は増加するが、性能は向上する傾向がある。
後者のCoordinated Scheduling and/or Beamformingは、データ送信は1の基地局10のみが行い、スケジューリング(各通信端末20に割り当てるリソースブロックを決定する制御)を複数の基地局10で協調して行う技術である。このCoordinated Scheduling and/or Beamformingによれば、複数の基地局10間の干渉をスケジューリング調整により容易に回避することができる。
本発明は、上記の2種類のCoMPのうち、特に前者のJoint Processingに焦点を当ててなされたものである。このJoint Processingは、Non−coferentlyなJoint Processingと、coferentlyなJoint Processingとに大別される。
coferentlyなJoint Processingは、各基地局10から通信端末20に到達するデータの位相が揃うように、各基地局10からのデータの送信タイミングを調整する方法である。一方、Non−coferentlyなJoint Processingは、各基地局10からのデータの送信タイミングを調整しないで各基地局10がデータを送信する方法である。したがって、coferentlyなJoint Processingの方がNon−coferentlyなJoint Processingにより性能が高い。しかし、coferentlyなJoint Processingを行うためには、通信端末20ごとに各基地局10の送信タイミングの調整量を算出する必要があるので、処理が煩雑になる点で不利である。
この点に関し、CoMP(Joint Processingを示す。以下同様。)送信を行う複数の基地局10内の全ブランチで連携したブランチキャリブレーションを行うことが効果的である。連携したブランチキャリブレーションを行えば、複数の基地局10内の全ブランチをブランチキャリブレーションが完了した1の装置内の複数のブランチと等価に扱えるようになるからである。このような扱いができれば、複数の基地局10のブランチを統合的に利用した場合にアップリンクとダウンリンクの指向性を一致させることができるので、通信端末20ごとに各基地局10の送信タイミングを調整する必要がなくなるからである。
ここで、ある基地局10が共にCoMP送信を行う他の基地局の組み合わせは、受信先の通信端末20の位置や通信環境に応じて異なる場合が想定される。例えば、基地局10Aは、図1に示したように基地局10Bおよび10CとCoMP送信する場合もあれば、図2に示したように基地局10Dおよび基地局10EとCoMP送信する場合もあり得る。
この点に関し、基地局10は、共にCoMP送信を行う可能性のある全ての他の基地局と連携して統一的なブランチキャリブレーションを行えば、他の基地局の組み合わせがいずれであっても一義的に利用可能なキャリブレーション係数を取得することができる。例えば、基地局10Aは、基地局10B〜10Eと連携してブランチキャリブレーションを行うことにより、基地局10B〜10EのいずれとCoMP送信する場合であっても利用可能なキャリブレーション係数を取得することができる。
しかし、共にCoMP送信を行う可能性のある全ての基地局10で連携してブランチキャリブレーションを行うことは困難である。その一因として、連携してブランチキャリブレーションを行うためには、全ての基地局10と通信可能な基準ブランチが必要となるが、各基地局10の配置関係によっては、そのような基準ブランチが存在しないことが挙げられる。例えば、図1および図2に示した例において、基地局10Bおよび基地局10Eの双方と通信可能な基準ブランチが存在しない場合、基地局10A〜10Eが連携してブランチキャリブレーションを行うことは困難である。
そこで、上述の事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態による基地局10は、共にCoMP送信を行う他の基地局の組み合わせに応じて異なるキャリブレーション係数を利用することができる。以下、本発明の実施形態を理解する上で有用な、一般的なブランチキャリブレーションについて説明した後に、本発明の実施形態による基地局10の詳細な構成を説明する。
<2.個別ブランチキャリブレーション>
以下、基地局10が個別に行う一般的なブランチキャリブレーションについて、基地局10のブランチ構成と併せて説明する。
図3は、基地局10のブランチ構成を示した説明図である。図3に示したように、基地局10のアナログ部110は、ブランチb0、ブランチb1、およびブランチb2からなる。各ブランチは、アンテナA、スイッチS、送信アナログ部Tx(DA変換部を含んでもよい。)、および受信アナログ部Rx(AD変換部を含んでもよい。)を備える。なお、図3においては、基地局10が3つのブランチを有する例を示しているが、基地局10が有するブランチの数は3つに限定されない。例えば、基地局10が有するブランチの数は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
各ブランチを構成するアンテナAは、送信時には、スイッチSにより送信アナログ部Txと接続される。そして、送信アナログ部Txは、デジタル部150から供給される送信信号にアナログ処理を施し、アナログ処理後の高周波信号をアンテナAに供給する。アンテナAは、送信アナログ部Txから供給される高周波信号を無線信号に変換して送信する。
一方、受信時には、アンテナAと受信アナログ部RxがスイッチSにより接続される。そして、アンテナAは、受信した無線信号を高周波信号に変換して受信アナログ部Rxに供給する。受信アナログ部Rxは、アンテナAから供給される高周波信号にアナログ処理を施し、アナログ処理後の受信信号をデジタル部150に供給する。
このようなアンテナA、送信アナログ部Tx、および受信アナログ部Rxは、ブランチごとに伝達関数(特性)が異なる。さらに、同一のブランチ内であっても、送信アナログ部Txと受信アナログ部Rxの伝達関数は相違する。この基地局10内の各ブランチの送信アナログ部Txの伝達関数および受信アナログ部Rxの伝達関数の相違に起因する諸問題は、基地局10が個別にブランチキャリブレーションを行うことにより解消される。以下、基地局10が個別に行うブランチキャリブレーションについて具体的に説明する。
ブランチ番号をiとし、i番目のブランチの送信アナログ部Txの伝達関数をTx(i)とし、i番目のブランチの受信アナログ部Rxの伝達関数をRx(i)とする。この場合、ブランチキャリブレーションとは、下記の数式(1)を満たす各ブランチに対するキャリブレーション係数K(i)を取得する処理に該当する。また、広義には、キャリブレーション係数K(i)を送信信号または受信信号に複素乗算する処理を含む。
Tx(0)*K(0)/Rx(0)=Tx(1)*K(1)/Rx(1)=Tx(2)*K(2)/Rx(2) (数式1)
このようなキャリブレーション係数K(i)を取得するために、まず、ブランチb0が図4に示したように無線信号を送信し、ブランチb1およびブランチb2がブランチb0から送信された無線信号を受信する。次に、図5に示したように、ブランチb1およびブランチb2が無線信号を送信し、ブランチb0がブランチb1およびブランチb2の各々から送信された無線信号を受信する。
その結果、以下のループバック伝達関数D(i,j)が測定される。なお、ループバック伝達関数D(i,j)は、送信ブランチiおよび受信ブランチjを経由する無線信号から測定される係数である。また、複数のブランチに対して無線信号を送信し、複数のブランチから無線信号を受信するブランチを基準ブランチと称する。
D(0,1)=Tx(0)*Rx(1)
D(0,2)=Tx(0)*Rx(2)
D(1,0)=Tx(1)*Rx(0)
D(2,0)=Tx(2)*Rx(0)
基地局10は、これらのループバック伝達関数D(i,j)から、以下の数式2に従ってキャリブレーション係数K(i)を取得することができる。
K(0)=1.0
K(1)=D(0,1)/D(1,0)={Rx(1)/Tx(1)}*{Tx(0)/Rx(0)}
K(2)=D(0,2)/D(2,0)={Rx(2)/Tx(2)}*{Tx(0)/Rx(0)} (数式2)
数式2を検算すると、以下の数式3に示すように、キャリブレーション条件である数式1を満たすことが確認される。
Tx(0)*K(0)/Rx(0)=Tx(0)/Rx(0)
Tx(1)*K(1)/Rx(1)=Tx(0)/Rx(0) (数式3)
Tx(2)*K(2)/Rx(2)=Tx(0)/Rx(0)
なお、数式2に示したように、0番目のブランチb0のキャリブレーション係数K(0)が1.0となっているのは、ブランチb0を基準ブランチとしてブランチキャリブレーションを行ったためである。したがって、ブランチb1を基準ブランチとしてブランチキャリブレーションを行った場合には、1番目のブランチb1のキャリブレーション係数K(1)が1.0となる。
<3.基地局の構成>
以上、本発明の実施形態を理解する上で有用な個別ブランチキャリブレーションについて説明した。続いて、図6を参照し、本発明の実施形態による基地局10の構成を詳細に説明する。
図6は、本発明の実施形態による基地局10の構成を示した機能ブロック図である。図6に示したように、本発明の実施形態による基地局10は、アナログ部110と、バックホール通信部120と、デジタル部150と、上位レイヤ部180と、記憶部190と、を備える。
バックホール通信部120は、他の基地局と有線の通信路を介して情報交換するためのインタフェースである。例えば、基地局10は、後述の連携したブランチキャリブレーションの過程で得られるループバック伝達関数を、バックホール通信部120を介して他の基地局と送受信する。
デジタル部150は、図6に示したように、AD/DA変換部152と、復調処理部160と、変調処理部170と、を含む。このデジタル部150の各構成は、ブランチごとに設けられていてもよい。
AD/DA変換部152は、アナログ部110から供給されるアナログ形式の受信信号をデジタル形式に変換し、変調処理部170から供給されるデジタル形式の送信信号をアナログ形式に変換する。
復調処理部160は、AD/DA変換部152から供給される受信信号を復調するための各種処理を行う。例えば、復調処理部160は、受信信号のフーリエ変換、デマッピング、誤り訂正などを行う。また、復調処理部160は、同期部162および伝達関数取得部164を含む。
同期部162は、受信信号に含まれる同期信号に基づいて受信信号との同期を獲得する。また、伝達関数取得部164は、連携したブランチキャリブレーションの過程で受信される無線信号に基づいて、信号の伝送経路に対応するループバック伝達関数を取得する。
また、変調処理部170は、上位レイヤ180から供給される送信信号を変調するための各種処理を行う。例えば、変調処理部170は、送信信号のマッピング、IFFT174における逆フーリエ変換、およびガードインターバルの付加などを行う。また、変調処理部170のキャリブレーション係数乗算部172(乗算部)は、キャリブレーション係数読出部186により読み出される各ブランチのキャリブレーション係数を、各ブランチからの送信信号に周波数領域で複素乗算する。
上位レイヤ部180は、キャリブレーション係数取得部182、スケジューラ184およびキャリブレーション係数読出部186を含む。
(連携ブランチキャリブレーション)
キャリブレーション係数取得部182は、基地局10が共にCoMP送信を行う他の基地局の組み合わせであるCoMPセットごとに、各ブランチのキャリブレーション係数を取得する。CoMPセットごとのキャリブレーション係数の取得方法は特に限定されない。例えば、CoMPセットごとのキャリブレーション係数は、「2.個別ブランチキャリブレーション」において説明した方法を応用して取得することができる。以下、一例として、基地局10A〜10CからなるCoMPセット用のキャリブレーション係数を取得するためのブランチキャリブレーションを説明する。
例えば、基地局10Bのブランチb2を基準ブランチとした場合、図7に示したように、まず基地局10Bのブランチb2が無線信号を送信し、基地局10Bのブランチb0およびb1と、基地局10Aおよび基地局10Cの各ブランチが無線信号を受信する。次に、基地局10Bのブランチb0およびb1と、基地局10Aおよび基地局10Cの各ブランチが無線信号を送信し、基地局10Bのブランチb2が無線信号を受信する。これにより、キャリブレーション係数の計算に必要な複数のループバック伝達関数(i,j)を、基地局10A〜10Cの伝達関数取得部164が分散的に取得することができる。
その後、基地局10A〜10Cにより分散的に取得されたループバック伝達関数を、バックホール通信を利用して1の基地局に集約させる。例えば、基地局10Bおよび基地局10Cは、取得したループバック伝達関数を基地局10Aにバックホールを介して送信する。
これにより、基地局10Aのキャリブレーション係数取得部182は、集約されたループバック伝達関数に基づき、各基地局10の各ブランチのキャリブレーション係数を取得することができる。そして、基地局10Aは、基地局10Bの各ブランチのキャリブレーション係数を基地局10Bに送信し、基地局10Cの各ブランチのキャリブレーション係数を基地局10Cに送信する。さらに、基地局10Aは、基地局10Aの各ブランチのキャリブレーション係数を記憶部190に記録する。
以上、キャリブレーション係数取得部182によるCoMPセット用のキャリブレーション係数の取得方法を説明した。キャリブレーション係数取得部182は、同様の方法により、他のCoMPセット用のキャリブレーション係数を取得することが可能である。なお、キャリブレーション係数取得部182により取得された各CoMPセット用のキャリブレーション係数は、記憶部190において図9に示すように記憶される。
図9は、記憶部190が記憶する各CoMPセット用のキャリブレーション係数の具体例を示した説明図である。図9に示したように、記憶部190は、各CoMPセット用の各ブランチのキャリブレーション係数をサブキャリアごとに記憶する。
また、記憶部190は、図10に示すように、通信端末20と、基地局10により通信端末20に適切と判断されたCoMPセットとを関連付けて記憶する。各通信端末20に適切なCoMPセットは、例えば、通信端末20から送信された無線信号の各基地局10における受信強度、または、通信端末20と各基地局10との位置関係などから判断することが可能である。
なお、図7および図8においては、CoMPセットを構成する基地局内のブランチを基準ブランチとしてブランチキャリブレーションを行う例を示したが、基準ブランチはこの例に限定されない。例えば、CoMPセットを構成する複数の基地局10は、通信端末20やリレーノードなど他の装置内のブランチを基準ブランチとしてブランチキャリブレーションを行ってもよい。
(スケジューリング)
ここで、図6を参照し、基地局10の構成の説明に戻る。基地局10のスケジューラ184は、各通信端末20に割り当てるリソースブロックを管理する。1リソースブロックは、12サブキャリアおよび7Ofdmシンボルで構成され、スケジューラ184はこのリソースブロック単位で各通信端末20にリソースを割り当てる。
例えば、スケジューラ184は、図11に示したように、リソースブロックグループ#1を通信端末20Aに割り当て、リソースブロックグループ#2を通信端末20Bに割り当て、リソースブロックグループ#3を通信端末20Cに割り当てることができる。
(キャリブレーション係数の読み出し)
キャリブレーション係数読出部186は、各リソースブロックにおいていずれのCoMPセットでCoMP送信が行われるかを判断し、判断したCoMPセット用のキャリブレーション係数を記憶部190から読み出す。そして、キャリブレーション係数読出部186は、記憶部190から読み出したキャリブレーション係数をキャリブレーション係数乗算部172に供給する。
具体的には、キャリブレーション係数読出部186は、スケジューラ184によるスケジューリング情報に基づき、各リソースブロックが割り当てられている通信端末20を特定する。続いて、キャリブレーション係数読出部186は、特定した通信端末20に対応するCoMPセットを、記憶部190に記憶されている通信端末20とCoMPセットの関係に基づいて判断する。そして、キャリブレーション係数読出部186は、特定した通信端末20に対応するCoMPセット用のキャリブレーション係数を記憶部190から読み出して、キャリブレーション係数乗算部172にキャリブレーション係数を供給する。
例えば、キャリブレーション係数読出部186は、図11に示したスケジューリング情報に基づいて、リソースブロックグループ#3が割り当てられている通信端末20Cを特定する。続いて、キャリブレーション係数読出部186は、図10に示した各通信端末20とCoMPセットの関係から、通信端末20CにはCoMPセット1が対応すると判断する。そして、キャリブレーション係数読出部186は、CoMPセット1用のキャリブレーション係数を記憶部190から読み出す。これにより、基地局10は、CoMPセット1を構成する他の基地局と共に、CoMPセット1用のキャリブレーション係数を利用して通信端末20Cに高性能なCoMP送信を行うことが可能となる。
なお、スケジューラ184は、通信端末20へのリソースブロックの割り当てに加え、CoMPセットの割り当てを行ってもよい。例えば、スケジューラ184は、図12に示したように、リソースブロックグループ#4を通信端末20Aに割り当て、リソースブロックグループ#4ではCoMPセット1でCoMP送信を行うことを設定してもよい。
この場合、キャリブレーション係数読出部186は、各リソースブロックにおいて、スケジューラ184により設定されたCoMPセットに対応するキャリブレーション係数を記憶部190から読み出せばよい。また、図12に示した通信端末20Cのように、送信先が同一の通信端末20であっても、異なるCoMPセットでCoMP送信を行ってもよい。
<4.基地局の動作>
以上、本発明の実施形態による基地局10の構成を説明した。続いて、図13を参照し、本発明の実施形態による基地局10の動作を説明する。
図13は、本発明の実施形態による基地局10の動作を示したフローチャートである。図13に示したように、基地局10は、他の基地局と連携したブランチキャリブレーションを行うことにより、各CoMPセット用のキャリブレーション係数を取得し、記憶部190に記録する(S204)。
さらに、基地局10は、他の基地局と情報交換を行い、各通信端末20に適切なCoMPセットを判断し、各通信端末20とCoMPセットの関係を記憶部190に記録する(S208)。例えば、基地局10は、通信端末20との距離が所定値以下である1または2以上の基地局、または、通信端末20から送信された無線信号の受信強度が閾値以上で1または2以上の基地局が、この通信端末20に適切なCoMPセットであると判断してもよい。
続いて、基地局10のキャリブレーション係数読出部186は、スケジューラ184によるスケジューリング情報に基づき、各リソースブロックに割り当てられている通信端末20を特定する(S212)。そして、キャリブレーション係数読出部186は、特定した通信端末20に対応するCoMPセットを、記憶部190に記憶されている通信端末とCoMPセットの関係に基づいて判断する(S216)。
さらに、キャリブレーション係数読出部186は、特定した通信端末20に対応するCoMPセット用のキャリブレーション係数を記憶部190から読み出して、読み出したキャリブレーション係数をキャリブレーション係数乗算部172に供給する(S220)。
その後、キャリブレーション係数乗算部172が、各リソースブロックにおけるブランチごとの送信信号に、キャリブレーション係数読出部186から供給されるブランチごとのキャリブレーション係数を複素乗算する(S224)。このキャリブレーション係数の複素乗算により、各ブランチの送信アナログ部および受信アナログ部の伝達関数の特性差を補償することができる。
<5.まとめ>
以上説明したように、本発明の実施形態による基地局10は、CoMP送信を行うCoMPセットに応じて異なるキャリブレーション係数を利用することができる。また、本発明の実施形態による基地局10は、シェアードチャネルにおいて異なるCoMPセットでのCoMP送信を共存して使用することができる。その結果、システム全体のスループットの向上が期待される。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の基地局10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、基地局10の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、基地局10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した基地局10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 基地局
20 通信端末
110 アナログ部
120 バックホール通信部
150 デジタル部
160 復調処理部
164 伝達関数取得部
170 変調処理部
172 キャリブレーション係数乗算部
180 上位レイヤ部
182 キャリブレーション係数取得部
184 スケジューラ
186 キャリブレーション係数読出部
190 記憶部

Claims (5)

  1. 複数のブランチと;
    他の基地局の組み合わせごとに、前記複数のブランチの各々についての異なるキャリブレーション係数を記憶し、かつ、CoMP送信先の通信装置ごとに、前記複数のブランチとCoMP送信する前記他の基地局の組み合わせを記憶している記憶部と;
    前記複数のブランチから1または2以上の他の基地局とCoMP送信する場合、各リソースブロックに割り当てられている通信装置に対応する前記他の基地局の組み合わせに基づき、当該他の基地局の組み合わせに対応する前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を読み出す読出部と;
    各リソースブロックにおける前記複数のブランチの各々からの送信信号に、前記読出部により読み出されたキャリブレーション係数を乗算する乗算部と;
    を備える、基地局。
  2. 前記各リソースブロックに割り当てられている通信装置に対応する前記他の基地局の組み合わせが変化した場合、前記変化の前と後で前記読出部により異なるキャリブレーション計数が読み出され、前記乗算部は前記変化の前と後で異なるキャリブレーション計数を乗算する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記他の基地局の組み合わせごとの前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数は、前記他の基地局の複数のブランチおよび前記基地局の前記複数のブランチ間のブランチキャリブレーションを同一のブランチを基準にして行うことにより得られる係数である、請求項2に記載の基地局。
  4. 複数の基地局を備え、
    前記複数の基地局の各々は、
    複数のブランチ、
    他の基地局の組み合わせごとに、前記複数のブランチの各々についての異なるキャリブレーション係数を記憶し、かつ、CoMP送信先の通信装置ごとに、前記複数のブランチとCoMP送信する前記他の基地局の組み合わせを記憶している記憶部、
    前記複数のブランチから1または2以上の他の基地局とCoMP送信する場合、各リソースブロックに割り当てられている通信装置に対応する前記他の基地局の組み合わせに基づき、当該他の基地局の組み合わせに対応する前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を読み出す読出部、および
    各リソースブロックにおける前記複数のブランチの各々からの送信信号に、前記読出部により読み出されたキャリブレーション係数を乗算する乗算部、
    を有する、通信システム。
  5. 複数のブランチを備え、他の基地局の組み合わせごとに、前記複数のブランチの各々についての異なるキャリブレーション係数を記憶し、かつ、CoMP送信先の通信装置ごとに、前記複数のブランチとCoMP送信する前記他の基地局の組み合わせを記憶している基地局が、
    前記複数のブランチから1または2以上の他の基地局とCoMP送信する場合、各リソースブロックに割り当てられている通信装置に対応する前記他の基地局の組み合わせに基づき、当該他の基地局の組み合わせに対応する前記複数のブランチの各々のキャリブレーション係数を読み出し、
    各リソースブロックにおける前記複数のブランチの各々からの送信信号に、読み出されたキャリブレーション係数を乗算する、通信方法。
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