JP5539794B2 - 振動抑制装置 - Google Patents
振動抑制装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5539794B2 JP5539794B2 JP2010141841A JP2010141841A JP5539794B2 JP 5539794 B2 JP5539794 B2 JP 5539794B2 JP 2010141841 A JP2010141841 A JP 2010141841A JP 2010141841 A JP2010141841 A JP 2010141841A JP 5539794 B2 JP5539794 B2 JP 5539794B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- threshold value
- frequency domain
- frequency
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000001629 suppression Effects 0.000 title claims description 18
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 46
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 24
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
Description
なお、本発明でいう「実加工」とは、工具が実際にワークに接触して切削等を行う状態を示す。
また、実加工前において閾値変更手段により閾値が新たに変更設定されたとしても、表示手段に、当該変更された新たな閾値が第1演算手段の演算結果と関連づけられた状態で表示されるため、作業者は実加工時に閾値がどのように設定されているかを容易に把握することができる。また、「びびり振動」の発生を示す最大加速度が検出されたにも拘わらず、閾値が高く変更設定されすぎて検出できないような事態を容易に見つけ出すことができる。したがって、使い勝手の一層の向上を図ることができ、ひいては「びびり振動」を効果的に抑制することができる。
さらに、表示手段に、変更前の元の閾値についても表示するため、作業者が閾値の状況をより詳しく把握することができる。
振動抑制装置10は、回転軸ハウジング1にC軸周りで回転可能に備えられた回転軸3に生じる「びびり振動」を抑制するためのものであって、回転中の回転軸3に生じる振動に伴う特性値である時間領域の振動加速度(時間軸上の振動加速度を意味する)を検出するための振動センサ2a〜2cと、該振動センサ2a〜2cによる検出値を解析して「びびり振動」の発生の有無を判断し、その判断結果に基づいて回転軸3の回転速度を制御する制御装置5とを備えてなる。
まず、入力装置12を介して、びびり振動の発生の検出に係る閾値や工具刃数等といった工具情報、加工条件等といった加工情報を入力し、記憶装置13に記憶させる(S1)。その後、プログラム指令等により回転軸3への回転指令がなされて回転が開始されるとともに(S2)、回転中に常時検出される振動センサ2a〜2cにおける時間領域の振動加速度のフーリエ解析を行い(S3)、図6に示すような、回転軸3の周波数と、その周波数における回転軸3の周波数領域の振動加速度(周波数軸上の振動加速度)との関係を解析する。また、その解析結果と記憶装置13に記憶されている閾値とを関連付けて表示装置15に表示する。その後、回転軸3の回転が実加工の開始前において定常状態になると(S4でYES)、図6に示す関係のうち、周波数領域の振動加速度の最大値(最大加速度)とその周波数(同図の振動6)を取得する(S5)。この実加工前に取得される最大加速度は、びびり振動ではなく回転系の共振周波数の影響等に起因する振動である。
そして、以上のような「びびり振動」の検出、及び回転軸3の回転速度の制御を加工が終了する(S16でYES)まで継続する。尚、振動抑制装置10は「びびり振動」発生なしと判断しているものの、作業者によって「びびり振動」の発生が確認される場合も考えられる。この場合、作業者はS12で表示装置15に表示されている解析結果や閾値を確認するとともに、S7で閾値が変更されているような場合には再び閾値を下げる等、閾値を入力装置12により変更して対応することができる。
k値=k’値の整数部 ・・・(2)
最適回転速度=60×びびり周波数/(工具刃数×k値) ・・(3)
ここで、演算式(1)、(3)における「工具刃数」は、S1で作業者により入力される。また、演算式(1)における「回転速度」とは、「びびり振動」が発生している状態での回転速度(変更前の回転速度)のことである。さらに、演算式(1)、(3)における「びびり周波数」とは、S12で取得される周波数である。
また、上記実施形態では、振動センサにより回転軸の振動加速度を検出するよう構成しているが、振動による回転軸の変位や音圧を検出し、当該変位や音圧にもとづいて最適回転速度を算出するように構成することも可能である。
加えて、上記実施形態では、工作機械の回転軸における振動を検出する構成としているが、回転しない側(固定側)の振動を検出し、最適回転速度を算出するように構成してもよいし、工具を回転させるマシニングセンタに限らず、ワークを回転させる旋盤等といった工作機械にも適用可能である。尚、検出手段の設置位置や設置数等を、工作機械の種類、大きさ等に応じて適宜変更してもよいことは言うまでもない。
Claims (1)
- 工具又はワークを回転させるための回転軸を備えた工作機械において、前記回転軸の回転に伴う時間領域の振動を検出する検出手段と、前記時間領域の振動にもとづき、前記回転軸の周波数と、その周波数における周波数領域の振動加速度とを演算する第1演算手段と、前記周波数領域の振動加速度と所定の閾値とを比較し、前記周波数領域の振動加速度が前記所定の閾値を超えると、前記周波数を用いて最適回転速度を算出する第2演算手段とを備えており、前記回転軸を回転させた際に生じるびびり振動を抑制する振動抑制装置であって、
前記第1演算手段の演算結果と前記閾値とを関連づけた状態で表示する表示手段を設ける一方、
実加工前に前記回転軸を定常状態となるまで回転させた際に、周波数領域の振動加速度と前記所定の閾値とを比較し、前記周波数領域の振動加速度が前記所定の閾値を超えると、当該周波数領域の振動加速度を新たな閾値として変更設定する閾値変更手段を設け、
前記第2演算手段が、実加工中において、変更設定された前記新たな閾値と周波数領域の振動加速度とを比較し、
前記表示手段が、実加工中における前記第1演算手段の演算結果と前記新たな閾値とを関連づけた状態で表示するとともに、変更前の前記閾値についても、実加工中における前記第1演算手段の演算結果に関連づけた状態で前記新たな閾値と共に表示することを特徴とする振動抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010141841A JP5539794B2 (ja) | 2010-06-22 | 2010-06-22 | 振動抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010141841A JP5539794B2 (ja) | 2010-06-22 | 2010-06-22 | 振動抑制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012006094A JP2012006094A (ja) | 2012-01-12 |
JP5539794B2 true JP5539794B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=45537259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010141841A Expired - Fee Related JP5539794B2 (ja) | 2010-06-22 | 2010-06-22 | 振動抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5539794B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4056771B2 (ja) * | 2002-03-19 | 2008-03-05 | 株式会社ジェイテクト | 工作機械の検査装置 |
JP5155090B2 (ja) * | 2008-10-09 | 2013-02-27 | オークマ株式会社 | 工作機械の振動判定方法及び振動抑制装置 |
-
2010
- 2010-06-22 JP JP2010141841A patent/JP5539794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012006094A (ja) | 2012-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4582660B2 (ja) | 工作機械の振動抑制装置 | |
JP4777960B2 (ja) | 振動抑制装置 | |
JP5525411B2 (ja) | 振動抑制方法及び振動抑制装置 | |
JP4743646B2 (ja) | 工作機械の振動抑制装置 | |
JP5686760B2 (ja) | 振動判別方法、及び振動判別装置 | |
US9211624B2 (en) | Vibration determination method and vibration determination device | |
JP5622626B2 (ja) | 回転速度表示装置 | |
JP5734131B2 (ja) | 回転速度表示装置 | |
JP2008290188A (ja) | 振動抑制装置 | |
JP4891150B2 (ja) | 工作機械の振動抑制装置 | |
JP4582661B2 (ja) | 工作機械の振動抑制装置 | |
JP6302794B2 (ja) | 回転速度表示方法 | |
JP5226484B2 (ja) | びびり振動抑制方法 | |
JP5631779B2 (ja) | 工作機械の振動抑制方法及び装置 | |
JP5155090B2 (ja) | 工作機械の振動判定方法及び振動抑制装置 | |
JP5660850B2 (ja) | 振動表示装置 | |
JP2012047707A (ja) | 振動検出装置、振動抑制装置、および、振動情報表示装置 | |
JP5385067B2 (ja) | 回転速度演算装置 | |
JP5587707B2 (ja) | 振動抑制装置 | |
JP5674491B2 (ja) | 振動判定装置 | |
JP5539794B2 (ja) | 振動抑制装置 | |
JP5767931B2 (ja) | 工作機械の振動抑制方法および振動抑制装置 | |
JP4995115B2 (ja) | 振動抑制方法及び装置 | |
JP5853437B2 (ja) | びびり振動検出方法 | |
JP5631758B2 (ja) | 振動抑制装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5539794 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140501 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |