JP5539553B1 - 電線の絶縁被覆補修装置 - Google Patents

電線の絶縁被覆補修装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5539553B1
JP5539553B1 JP2013018037A JP2013018037A JP5539553B1 JP 5539553 B1 JP5539553 B1 JP 5539553B1 JP 2013018037 A JP2013018037 A JP 2013018037A JP 2013018037 A JP2013018037 A JP 2013018037A JP 5539553 B1 JP5539553 B1 JP 5539553B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
electric wire
repair
nozzle
repair agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013018037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014150662A (ja
Inventor
宏典 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2013018037A priority Critical patent/JP5539553B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5539553B1 publication Critical patent/JP5539553B1/ja
Publication of JP2014150662A publication Critical patent/JP2014150662A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Terminals (AREA)

Abstract

【課題】絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を用いながらも、簡単かつ短時間のうちに絶縁被覆の損傷部分を補修できるようにすること。
【解決手段】絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を収納し、収納する補修剤に圧力を加えてノズル33から流出させるカートリッジ11を用意し、シャッタ151によってノズル33の先端を塞いでカートリッジ11からの補修剤の流出を塞き止めるようにしたうえで、開閉機構152によって補修剤の流出規制を解除する。流出規制の解除によってカートリッジ11のノズル33から流出した補修剤によって絶縁被覆の損傷部分を補修する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線の損傷した絶縁被覆を補修するのに用いる電線の絶縁被覆補修装置に関する。
高圧架線などの電線に施された絶縁被覆は、例えば樹木と接触したりすることで損傷する。損傷箇所は補修を要する。電線の絶縁被覆を補修する従来手法としては、粘着性ポリエチレンテープを巻いたり補修用カバーを装着したりすることが一般的である。
ところが粘着性ポリエチレンテープで損傷部分を補修するとなると、どうしても作業時間が長くなってしまうという問題がある。また縁線部分の補修が困難であるのも問題である。補修カバーを用いればこのような問題を解決できるが、損傷箇所が広範囲に及ぶ場合には多数の補修カバーを用意しなければならずその部品代が嵩む。
特許文献1は、このような粘着性ポリエチレンテープや補修用カバーを用いる従来の補修手法とはまったく異なる補修手法として、補修剤を用いた手法を開示している。この補修剤は、「常温で流体で電気設備の外被に付着する粘性を有し、外気に接触することにより固化または半固化し固化または半固化した状態で前記外被と同じか前記外被より低い高度を有し、前記外被より大きい低効率を有し、前記外被の耐温度特性より高い耐温度特性を有する補修剤」と規定されている(特許文献1の特許請求の範囲、段落0008など参照)。特許文献1はこのような補修剤の特性や具体例を段落0017〜0027で紹介している。
特開2010−136518号公報
特許文献1では、絶縁被覆の損傷を補修する方法として、損傷部分を下処理してから補修剤を充填する方法を開示している(特許文献1の段落0028〜0033参照)。ところがこのような方法での損傷補修は手間がかかり作業時間が長引く。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を用いながらも、簡単かつ短時間のうちに絶縁被覆の損傷部分を補修できるようにすることを目的とする。
本発明の一態様は、絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を収納し、収納する補修剤に圧力を加えてノズルから流出させるカートリッジと、電線に着脱自在に取り付けられて電線を密閉的に覆い覆った電線との間に補修空間を形成する電線ホルダと、前記カートリッジのノズルを前記補修空間に連絡させる前記電線ホルダに形成した連絡孔と、前記補修空間内で前記連絡孔を開閉し、当該連絡孔を閉じることで前記カートリッジからの補修剤の流出を塞き止めるシャッタと、前記シャッタを開閉させ、当該シャッタを開くことで当該シャッタによる補修剤の流出規制を解除する開閉機構と、を備えることによって上記課題を解決した。
本発明の別の態様は、絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を収納し、収納する補修剤に圧力を加えてノズルから流出させるカートリッジと、前記カートリッジを装着位置に受け入れて着脱自在に保持するカートリッジホルダと、前記装着位置に位置する前記カートリッジのノズルを塞ぐ閉鎖位置とこのノズルを開放する開放位置との間を変位自在に前記カートリッジホルダに設けられた開閉蓋と、前記開閉蓋を付勢して前記カートリッジの補修剤流出圧力に抗して閉鎖位置に位置付け、前記カートリッジからの補修剤の流出を塞き止める付勢部と、外部からの操作によって前記カートリッジを前記装着位置から前記ノズルの先端が前に進み前記開閉蓋を開放する前記流出位置までスライドさせ、前記開閉蓋と前記付勢部とによる補修剤の流出規制を解除するスライド機構と、を備えることによって上記課題を解決した。
本発明の一態様によれば、開閉機構によってシャッタによる補修剤の流出規制を解除することでカートリッジのノズルから補修剤を流出させることができ、したがって簡単かつ短時間のうちに絶縁被覆の損傷部分を補修することができる。
本発明の別の態様によれば、スライド機構によって開閉蓋と付勢部とによる補修剤の流出規制を解除することでカートリッジのノズルから補修剤を流出させることができ、したがって簡単かつ短時間のうちに絶縁被覆の損傷部分を補修することができる。
第1の実施の形態を示す全体の斜視図。 開閉蓋を開いた状態のカートリッジの斜視図。 開閉蓋を開いた状態のカートリッジの縦断正面図。 カートリッジの底面図。 図4におけるA−A線断面図。 カートリッジへの補修剤の充填工程を示し、(a)は開閉蓋を開いた状態、(b)はピストンを押し下げて位置保持した状態、(c)はシリンダ内に補修剤を充填した状態、(d)はシリンダ内に補修剤を充填した後に開閉蓋を閉じた状態をそれぞれ示す模式図。 電線ホルダにおけるカートリッジ保持部とシャッタとの縦断側面図。 第2の実施の形態を示す全体の斜視図。 カートリッジが装着された状態を示し、(a)はカートリッジが装着位置に位置する状態、(b)はカートリッジが流出位置に位置する状態をそれぞれ示す全体の縦断正面図。
≪第1の実施の形態≫
第1の実施の形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
(1)全体の概要
図1に示すように、本実施の形態の絶縁被覆補修装置は、カートリッジ11と電線ホルダ101とを組み合わせて構成されている。
カートリッジ11は、絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤501(図6(a)〜(d)参照)を収納し、収納する補修剤501に圧力を加えてノズル33から流出させる。補修剤501は少なくともカートリッジ11に収納されている間は流動性を維持していなければならない。ノズル33から流出させるためである。補修剤501はまた、ノズル33から流出した後は硬化しなければならない。電線の絶縁被覆を十分な強度で補修するためである。したがって補修剤501としては、一例として空気に触れることで固体化又は半固体化する接着剤を用いることができ、別の一例として熱硬化型の接着剤を用いることができる。補修剤501を塗布する電線は活線であれば熱を持つため、熱硬化型の接着剤に対して硬化のための熱を与えることができる。補修剤501は更に絶縁性も備えていなければならない。このような補修剤501には、例えばシリコンゴムを主成分とする接着剤やエポキシ樹脂を主成分とする接着剤など、既存の接着剤を用いることが可能である。
電線ホルダ101は、電線(図示せず)を密閉的に覆い覆った電線との間に補修空間RSを形成し、カートリッジ11に充填された補修剤501を補修空間RSに導き入れる。そのために電線ホルダ101は、カートリッジ11のノズル33に連絡する連絡孔131を形成している。電線ホルダ101はまた、ノズル33の先端を塞いでカートリッジ11からの補修剤501の流出を塞き止める流出規制部としてのシャッタ151を備え、シャッタ151による補修剤501の流出規制を解除する解除部としての開閉機構152を備える。
以下、カートリッジ11と電線ホルダ101との詳細を説明し、続いて作用効果について説明する。
(2)カートリッジ
図1ないし図3、図6(a)〜(d)に示すように、カートリッジ11はキャップ31を有する円筒形状のシリンダ32を主体としている。キャップ31の内周面に形成されている雌ネジ31aとシリンダ32の上部外周面に形成されている雄ネジ32aとを噛み合せることで、シリンダ32にキャップ31を取り付けることができる。
図1ないし図3、図6(a)〜(d)に示すように、キャップ31はノズル33を有している。ノズル33はノズル孔34を通じてシリンダ32の内部を外部空間に連絡させている。ノズル33の上部外周面に形成されているのは装着ネジ33aである。装着ネジ33aは電線ホルダ101にカートリッジ11を装着するに際して用いられる。その詳細については後述する。
図3及び図6(a)〜(d)に示すように、シリンダ32はピストン51をスライド自在に設けている。ピストン51はシリンダ32の内壁に沿って密着した状態でスライド移動し、ノズル33に対して進退自在である。シリンダ32はピストン付勢部としてのコイルスプリング71を収納しており、このコイルスプリング71によってピストン51をノズル33の方向に向けて付勢している。したがってシリンダ32に補修剤501を充填した場合、補修剤501はコイルスプリング71に付勢されたピストン51に押されてノズル33から流出する。
図1ないし図6(a)〜(d)に示すように、ピストン51には紐状部材としてのチェーン52が連結されている。シリンダ32には底面に真円形状のチェーン孔35が形成され、このチェーン孔35からチェーン52が外部に導き出されている。したがってシリンダ32の外部からチェーン52を引っ張れば、コイルスプリング71の付勢力に抗してピストン51を押し下げることができる。チェーン52の端部にはリング53が取り付けられている。リング53はバインド打ち器(図示せず)を引っ掛けることができる形状及び大きさに形成されている。
図4及び図5に示すように、チェーン孔35はチェーン長孔36を連絡させており、シリンダ32はその底面にチェーン長孔36を介して対向する一対のチェーンフック37を突出形成している。一対のチェーンフック37は互いに離反する方向に屈曲しており、この屈曲部分を利用してチェーン52を引っ掛けて保持することができる。チェーン52は一対のうちいずれのチェーンフック37にも引っ掛けることができる。したがってシリンダ32の外部から引っ張ったチェーン52をチェーンフック37に引っ掛けて保持すれば、コイルスプリング71の付勢力に抗してピストン51を押し下げた状態に維持し、カートリッジ11が保有している補修剤流出圧力を抑止することが可能となる(流出抑止部)。
図6(a)〜(d)はカートリッジ11への補修剤501の充填工程を示している。まずシリンダ32からキャップ31を取り外す(図6(a)参照)。次いでチェーン52を引っ張ってピストン51を押し下げる。チェーン52をフックに引っ掛けて保持することで、ピストン51は押し下げられた状態に維持される(図6(b)参照)。これによってシリンダ32の内部に補修剤501の充填空間が生まれるので、ここに補修剤501を充填する(図6(c)参照)。この状態でシリンダ32にキャップ31を取り付ければ、カートリッジ11への補修剤501の充填作業が完了する(図6(d)参照)。
(3)電線ホルダ
図1に示すように、電線ホルダ101は、円筒状の部材をその軸方向に二分割した断面半円筒形状の一対の半筒ハウジング111,112をヒンジ113で連結して開閉自在とし、これらの半筒ハウジング111,112の両端に一対の電線保持体114を設けている。電線保持体114は電線(図示せず)を挟み込む電線溝115を接合面116に形成する断面半円形状の柔軟部材である。一対の半筒ハウジング111,112が閉じられると、一方の半筒ハウジング111に設けられた一対の電線保持体114の接合面116ともう一方の半筒ハウジング111に設けられた一対の電線保持体114の接合面116とが接合し、このときに相対向する電線溝115で電線を挟んで保持することができる。そして一対の電線保持体114の間に電線を密閉的に覆う補修空間RSを形成する。
図1及び図7に示すように、一方の半筒ハウジング111は、補修空間RSを外部に連絡させる連絡孔131を形成している。連絡孔131はカートリッジ11のノズル孔34から流出する補修剤501は補修空間RSに導き入れるための孔である。半筒ハウジング111はカートリッジ11のノズル33と連絡孔131とが連絡状態を維持するように、ノズル33を着脱してカートリッジ11を保持するためのカートリッジ保持部132を外周面に形成している。カートリッジ保持部132は連絡孔131の位置で半筒ハウジング111の外周面に形成されたボスであり、内周面にノズル33に形成した装着ネジ33aに螺合する装着雌ネジ133を形成している。そこで装着雌ネジ133に装着ネジ33aをねじ込んでカートリッジ保持部132にカートリッジ11を保持させれば、カートリッジ11のノズル33のノズル孔34を電線ホルダ101の内部の補修空間RSに連絡させることができる。
図1及び図7に示すように、一方の半筒ハウジング111はシャッタ151を備えている。シャッタ151は半筒ハウジング111の内周面に沿い湾曲した板状部材であり、シャッタ開口153を備えている。半筒ハウジング111はその内周面にシャッタ151の両端を押え付ける一対の押え板154を固定しており、シャッタ151を半筒ハウジング111の内周面に沿ってスライド移動自在に保持している。このようなシャッタ151は、半筒ハウジング111の縁部から突出する位置では連絡孔131を塞ぐ。そして半筒ハウジング111の縁部まで引っ込んだ位置では連絡孔131にシャッタ開口153を対面させ、連絡孔131を開く。したがってシャッタ151は、補修空間RSの内部で連絡孔131を開閉し、カートリッジ保持部132に取り付けられたノズル33の先端を塞いでカートリッジ11からの補修剤501の流出を塞き止める流出規制部として機能する。
開閉機構152はシャッタ151による補修剤501の流出規制を解除する。このような開閉機構152は、シャッタ151の直角に折り返された端部である受圧部155ともう一方の半筒ハウジング112の縁部に取り付けられた押圧部156とによって構成されている。シャッタ151が半筒ハウジング111の縁部から突出して連絡孔131を塞いでいるとき、一対の半筒ハウジング111,112が閉じられる動作に応じてシャッタ151の受圧部155が押圧部156に押されてシャッタ151がスライド移動し、連絡孔131にシャッタ開口153を対面させて連絡孔131を開く。これが開閉機構152である。半筒ハウジング111はシャッタ151の受圧部155を段差無く位置付けるための凹部117を縁部に形成している。これによって閉じられた一対の半筒ハウジング111,112の密着性が維持される。
図1に示すように、一対の半筒ハウジング111,112は一方の半筒ハウジング112に設けられたフック171がもう一方の半筒ハウジング111に設けられた突起172に引っ掛かることで閉じた状態を維持する。フック171を突起172に引っ掛ける作業は、例えばバインド打ち器(図示せず)を171に引っ掛けて行なうことができる。したがってフック171はバインド打ち器(図示せず)を引っ掛けることができる形状及び大きさに形成されている。
図1に示すように、電線ホルダ101は絶縁棒(図示せず)を取り付けるための装着部191を備えている。装着部191は、一方の半筒ハウジング111に連結アーム192を介して固定された台座193を主体とする金属製の部材である。台座193には装着ボルト194が立てられ、この装着ボルト194には蝶ネジ195が螺合している。台座193は複数個の凸条196を放射状に形成した菊座である。したがって装着部191は、蝶ネジ195を締め付けることで台座193に絶縁棒を装着することができ、蝶ネジ195を緩めることで台座193から絶縁棒を取り外すことができる。
(4)作用効果
本実施の形態の絶縁被覆補修装置は、例えば高圧架空線の縁線に絶縁被覆の損傷が発生している場合、その部分に電線ホルダ101を装着して損傷した絶縁被覆の補修を行なうことができる。そのための作業手順を以下説明する。
まずカートリッジ11に補修剤501を充填する。このときチェーン52をチェーンフック37に引っ掛けて保持し、カートリッジ11が保有している補修剤流出圧力を抑止しておく。つまりノズル33のノズル孔34から補修剤501が流出しないようにしておくわけである。
次いでカートリッジ11を電線ホルダ101に装着する。カートリッジ11のノズル33に形成された装着ネジ33aを電線ホルダ101の連絡孔131に形成された装着雌ネジ133にねじ込むことで、電線ホルダ101にカートリッジ11を装着することができる。
次いで装着部191に絶縁棒(図示せず)を装着する。
次いで装着棒をもって補修対象となる電線の近くに開いたままの電線ホルダ101を運び、一方の半筒ハウジング111の一対の電線保持体114が有する電線溝115に電線の損傷部分を収める。そしてもう一方の半筒ハウジング112が備えるフック171に例えばバインド打ち器(図示せず)を引っ掛けてその半筒ハウジング112を回転させ、フック171を一方の半筒ハウジング111が備える突起172に引っ掛ける。これによって電線ホルダ101が電線の絶縁被覆の損傷部分を密閉的に覆った状態で電線ホルダ101が電線に取り付けられる。
電線ホルダ101が電線に取り付けられたときには、電線の絶縁被覆の損傷部分が補修空間RSの内部に位置付けられて密閉的に覆われ、半筒ハウジング112の押圧部156がシャッタ151の受圧部155を押してシャッタ151をスライド移動させる。これによりシャッタ151のシャッタ開口153が連絡孔131に対面して連絡孔131を開く。
そこで例えばバインド打ち器(図示せず)をチェーン52のリング53に引っ掛け、チェーンフック37からチェーン52を外す。これによってカートリッジ11は、コイルスプリング71がピストン51を付勢して補修剤501をノズル33のノズル孔34から流出させる。こうしてノズル33から流出した補修剤501は連絡孔131を通って電線ホルダ101の補修空間RSに流れ込み、電線の絶縁被覆の損傷部分に供給される。
別の一例として、チェーンフック37からチェーン52を取り外すのは、カートリッジ11を電線ホルダ101に装着した直後でもよい。このときにはシャッタ151が連絡孔131を閉じているので、チェーンフック37からチェーン52を取り外しても連絡孔131から補修剤501が流出することはない。このタイミングでチェーンフック37からチェーン52を取り外した場合には、電線に電線ホルダ101が取り付けられた刹那に補修剤501が連絡孔131を通って電線ホルダ101の補修空間RSに流れ込む。電線に電線ホルダ101が取り付けられた瞬間にシャッタ151が連絡孔131を開くからである。
その後、電線から電線ホルダ101を取り外す。フック171に例えばバインド打ち器(図示せず)を引っ掛けて突起172から脱落させ、フック171を備える方の半筒ハウジング112を回転させれば電線から電線ホルダ101を取り外すことができる。その前後においてチェーンフック37にチェーン52を引っ掛ければ、電線ホルダ101からカートリッジ11を取り外した際、カートリッジ11に残る補修剤501がノズル33から流出してしまう事故を防止することができる。
このように本実施の形態によれば、開閉機構152によってシャッタ151による補修剤501の流出規制を解除することでカートリッジ11のノズル33から補修剤501を流出させることができる。したがって簡単かつ短時間のうちに絶縁被覆の損傷部分を補修することができる。
本実施の形態によれば、カートリッジ11に補修剤流出圧力を抑止する流出抑止部(チェーン52とチェーンフック37)を設けたので、カートリッジ11からの意図しない補修剤501の漏れ出しを確実に防止することができる。
本実施の形態によれば、シリンダ32にスライド自在に収納したピストン51をピストン付勢部としてのコイルスプリング71で付勢するだけという簡単な構造によってカートリッジ11に補修剤流出圧力を生じさせるようにしたので、構造の簡略化やそれに伴う部品コストや組み立てコストの低廉化を実現することができる。
本実施の形態によれば、シリンダ32にノズル33を有するキャップ31を着脱自在に設けたので、補修剤501の充填作業を容易にすることができる。
本実施の形態によれば、一対の半筒ハウジング111,112を閉じる動作を利用してシャッタ151に連絡孔131を開かせるので、電線ホルダ101を電線に装着するための動作とシャッタ151を開く動作とをワンアクションで完了することができ、作業性の向上を図ることができる。
本実施の形態によれば、連絡孔131にノズル33を連結した状態でカートリッジ11を着脱自在に保持するカートリッジ保持部132を電線ホルダ101に設けたので、カートリッジ11を安定状態で支持することができる。しかもカートリッジ保持部132を連絡孔131とノズル33との連結部分に設けたので、連絡孔131とノズル33との位置合わせを容易にすることができ、この部分の位置精度を高めることもできる。
本実施の形態によれば、絶縁棒(図示せず)を取り付けるための装着部191を電線ホルダ101に設けたので、間接活線作業を可能にすることができる。
≪第2の実施の形態≫
第2の実施の形態を図8及び図9(a)、(b)に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。特にカートリッジ11については第1の実施の形態と共通なので、カートリッジ11については同一符号で示し説明も省略する。
(1)構造
図8及び図9(a)、(b)に示すように、本実施の形態の絶縁被覆補修装置は、カートリッジ11とカートリッジホルダ201とを組み合わせて構成されている。カートリッジホルダ201は、ハウジング211に上面開口212と位置決め部213とを形成している。上面開口212はカートリッジ11の装着と取り外しとを行なうために形成された開口である。位置決め部213は装着したカートリッジ11のキャップ31と嵌合してカートリッジ11を位置決めする。この位置決め部213はカートリッジ11のノズル33を外部に露出させるための露出孔214を形成している。
カートリッジホルダ201は上面開口212の部分にスライダ231をスライド自在に取り付けている。スライダ231のスライド方向は位置決め部213の露出孔214に対して進退する方向である。スライダ231は伸縮性を有するバンド232を一対備えている。これらのバンド232は、一方のバンド232に設けたフック受け233にもう一方のバンドに設けたバンドフック234を引っ掛けることで連結可能である。そこでスライダ231の上に置いたカートリッジ11を一対のバンド232の連結によってスライダ231に位置固定することができる。ここにカートリッジ11をスライドさせるスライド機構SMが形成されている。
図9(a)、(b)に示すように、カートリッジホルダ201は露出孔214を開閉する開閉蓋215を有している。開閉蓋215はバネ付きヒンジ216によって回転自在に取り付けられ、通常はヒンジ216が内蔵する付勢部としてのバネの付勢力によって露出孔214を閉じている。
スライド機構SMは、カートリッジ11を装着位置SPと流出位置FPとに選択的に位置付ける。装着位置SPはカートリッジホルダ201にカートリッジ11を装着したときの位置である(図9(a)参照)。流出位置FPは、カートリッジ11のノズル33から補修剤501を流出させる位置である(図9(b)参照)。
図9(a)に示すように、装着位置SPに位置するカートリッジ11はノズル33の先端部を露出孔214に差し込み、露出孔214の外部入口と同一面内に位置付ける。この位置ではノズル33のノズル孔34が開閉蓋215に塞がれる。便宜上、このときの開閉蓋215の位置を閉鎖位置CPと呼ぶ。
図9(b)に示すように、流出位置FPに位置するカートリッジ11はノズル33の先端部を露出孔214から外部に突き出させる。この位置でノズル33のノズル孔34が開閉蓋215を開放する。便宜上、このときの開閉蓋215の位置を開放位置OPと呼ぶ。
図9(a)、(b)に示すように、ハウジング211は底面に底面開口217を形成し、スライダ231は底面開口217から操作片235を突き出している。ハウジング211は底面開口217の縁部に操作片218を突出形成している。これらの一対の操作片218,235は、カートリッジ11が装着位置SPに位置する場合には離間し、カートリッジ11が流出位置FPに位置する場合には接触する。逆に言うと、一対の操作片218,235を近接させることによってカートリッジ11を装着位置SPから流出位置FPまでスライド移動させることができるわけである。
図8及び図9(a)、(b)に示すように、カートリッジホルダ201は絶縁棒(図示せず)を取り付けるための装着部251を備えている。装着部251は、ハウジング211に連結アーム252を介して固定された台座253を主体とする金属製の部材である。台座253には装着ボルト254が立てられ、この装着ボルト254には蝶ネジ255が螺合している。台座253は複数個の凸条256を放射状に形成した菊座である。したがって装着部251は、蝶ネジ255を締め付けることで台座253に絶縁棒を装着することができ、蝶ネジ255を緩めることで台座253から絶縁棒を取り外すことができる。
(2)作用効果
本実施の形態の絶縁被覆補修装置は、例えば高圧架空線の縁線や各種の電線に絶縁被覆の損傷が発生している場合、損傷した絶縁被覆の補修を行なうことができる。そのための作業手順を以下説明する。
まずカートリッジ11に補修剤501を充填する。このときチェーン52をチェーンフック37に引っ掛けて保持し、カートリッジ11が保有している補修剤流出圧力を抑止しておく。つまりノズル33のノズル孔34から補修剤501が流出しないようにしておくわけである。
次いでカートリッジ11をカートリッジホルダ201に装着する。スライダ231にカートリッジ11を載せてバンド232で止めるわけである。このときカートリッジ11のノズル33を露出孔214に挿入して開閉蓋215に突き当てた状態でカートリッジ11を位置決めする。これによってカートリッジ11は装着位置SPに位置付けられる(図9(a)参照)。
次いで装着部251に絶縁棒(図示せず)を装着する。
次いで装着棒をもって補修対象となる電線の近くにカートリッジホルダ201を運び、補修対象となる絶縁被覆の損傷部分に開閉蓋215を対面させる。
この状態のまま、例えば絶縁ヤットコで一対の操作片218,235を挟み込んで近接させる。これによりスライダ231がスライドしてカートリッジ11が装着位置SPから流出位置FPにスライド移動する。するとカートリッジ11のノズル33に押されて開閉蓋215が開放される。
そこで例えばバインド打ち器(図示せず)をチェーン52のリング53に引っ掛け、チェーンフック37からチェーン52を外す。これによってカートリッジ11は、コイルスプリング71がピストン51を付勢して補修剤501をノズル33のノズル孔34から流出させる。こうしてノズル33から流出した補修剤501を電線の絶縁被覆の損傷部分に供給することができる。
別の一例として、チェーンフック37からチェーン52を取り外すのは、カートリッジ11をカートリッジホルダ201に装着した直後でもよい。このときには開閉蓋215が露出孔214を閉じているので、チェーンフック37からチェーン52を取り外しても補修剤501が流出することはない。このタイミングでチェーンフック37からチェーン52を取り外した場合には、絶縁ヤットコで一対の操作片218,235を挟み込んで近接させた刹那に補修剤501がカートリッジ11のノズル33が有するノズル孔34から流出する。一対の操作片218,235が近接した瞬間に開閉蓋215が開くからである。
このように本実施の形態によれば、ヒンジ216が内蔵するバネに付勢されて閉じる開閉蓋215による補修剤501の流出規制をスライド機構SMが解除することでカートリッジ11のノズル33から補修剤501を流出させることができる。したがって簡単かつ短時間のうちに絶縁被覆の損傷部分を補修することができる。
本実施の形態によれば、一対の操作片218,235を近接させるだけでカートリッジ11を装着位置SPから流出位置FPにスライド移動させることができるので、間接活線作業を可能にすることができる。
本実施の形態によれば、絶縁棒(図示せず)を取り付けるための装着部251をハウジング211に設けたので、間接活線作業を可能にすることができる。
11 カートリッジ
31 キャップ
32 シリンダ
33 ノズル
37 チェーンフック(流出抑止部)
51 ピストン
52 チェーン(紐状部材、流出抑止部)
71 コイルスプリング(ピストン付勢部)
101 電線ホルダ
131 連絡孔
132 カートリッジ保持部
151 シャッタ(流出規制部)
152 開閉機構(解除部)
191 装着部
201 カートリッジホルダ
215 開閉蓋
216 ヒンジ(付勢部)
218 操作片
235 操作片
251 装着部
501 補修剤
RS 補修空間
CP 閉鎖位置
OP 開放位置
SP 装着位置
FP 流出位置
SM スライド機構

Claims (11)

  1. 絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を収納し、収納する補修剤に圧力を加えてノズルから流出させるカートリッジと、
    電線に着脱自在に取り付けられて電線を密閉的に覆い覆った電線との間に補修空間を形成する電線ホルダと、
    前記カートリッジのノズルを前記補修空間に連絡させる前記電線ホルダに形成した連絡孔と、
    前記補修空間内で前記連絡孔を開閉し、当該連絡孔を閉じることで前記カートリッジからの補修剤の流出を塞き止めるシャッタと、
    前記シャッタを開閉させ、当該シャッタを開くことで当該シャッタによる補修剤の流出規制を解除する開閉機構と、
    を備えることを特徴とする電線の絶縁被覆補修装置。
  2. 前記電線ホルダは、電線を挟み込む形状に二分割されて開閉自在であり、
    前記シャッタは、スライド動作に応じて前記連絡孔を開閉し、
    前記開閉機構は、前記電線ホルダが閉じられる動作にしたがい前記シャッタをスライドさせて前記連絡孔を開く、
    ことを特徴とする請求項に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  3. 前記電線ホルダは、前記連絡孔に前記ノズルを連結した状態で前記カートリッジを着脱自在に保持するカートリッジ保持部を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  4. 前記電線ホルダは、絶縁棒を取り付けるための装着部を備える、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  5. 絶縁性と接着性とを有する流体であって空気中で硬化する補修剤を収納し、収納する補修剤に圧力を加えてノズルから流出させるカートリッジと、
    前記カートリッジを装着位置に受け入れて着脱自在に保持するカートリッジホルダと、
    前記装着位置に位置する前記カートリッジのノズルを塞ぐ閉鎖位置とこのノズルを開放する開放位置との間を変位自在に前記カートリッジホルダに設けられた開閉蓋と、
    前記開閉蓋を付勢して前記カートリッジの補修剤流出圧力に抗して閉鎖位置に位置付け、前記カートリッジからの補修剤の流出を塞き止める付勢部と、
    外部からの操作によって前記カートリッジを前記装着位置から前記ノズルの先端が前に進み前記開閉蓋を開放する前記流出位置までスライドさせ、前記開閉蓋と前記付勢部とによる補修剤の流出規制を解除するスライド機構と、
    を備えることを特徴とする電線の絶縁被覆補修装置。
  6. 前記スライド機構は、前記カートリッジホルダの側と前記カートリッジの側とにそれぞれ連結して近接させることで前記カートリッジを前記装着位置から前記流出位置までスライドさせる一対の操作片を備える、ことを特徴とする請求項に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  7. 前記カートリッジホルダは、絶縁棒を取り付けるための装着部を備える、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  8. 前記カートリッジは、補修剤流出圧力を抑止する流出抑止部を備える、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  9. 前記カートリッジは、
    補修剤を収納して前記ノズルに連絡するシリンダと、
    前記シリンダ内に前記ノズルに対して進退自在に取り付けられたピストンと、
    前記ピストンを前記ノズルの方向に付勢するピストン付勢部と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  10. 前記カートリッジは、前記ピストンに連結する紐状部材を前記シリンダに引っ掛けて保持することで補修剤流出圧力を抑止する流出抑止部を備える、ことを特徴とする請求項に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
  11. 前記カートリッジは、前記シリンダに開閉自在のキャップを設け、このキャップに前記ノズルを設けている、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の電線の絶縁被覆補修装置。
JP2013018037A 2013-02-01 2013-02-01 電線の絶縁被覆補修装置 Expired - Fee Related JP5539553B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018037A JP5539553B1 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 電線の絶縁被覆補修装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018037A JP5539553B1 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 電線の絶縁被覆補修装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5539553B1 true JP5539553B1 (ja) 2014-07-02
JP2014150662A JP2014150662A (ja) 2014-08-21

Family

ID=51409444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013018037A Expired - Fee Related JP5539553B1 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 電線の絶縁被覆補修装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5539553B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108390308A (zh) * 2018-04-20 2018-08-10 贵州首为电线电缆有限公司 家用电线检修装置
CN108899818A (zh) * 2018-07-26 2018-11-27 国网山东省电力公司烟台供电公司 一种破损绝缘导线带电修补装置
CN110265917A (zh) * 2019-06-24 2019-09-20 赵吉有 一种电缆快速修补器
CN112782359A (zh) * 2020-12-28 2021-05-11 浙江华鑫实业有限公司 一种通讯零配件全自动检测系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169765A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Polymer Systems:Kk 吐出ガン
JP2000210613A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Kunio Muneishi カ―トリッジ式グリ―スガン
JP2006051185A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Kawasumi Lab Inc 生体材料接着装置及び接着材料接着装置
JP2008148390A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The 鳥類忌避剤注出用ガン
JP2010136518A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電気設備の補修方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169765A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Polymer Systems:Kk 吐出ガン
JP2000210613A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Kunio Muneishi カ―トリッジ式グリ―スガン
JP2006051185A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Kawasumi Lab Inc 生体材料接着装置及び接着材料接着装置
JP2008148390A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The 鳥類忌避剤注出用ガン
JP2010136518A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電気設備の補修方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108390308A (zh) * 2018-04-20 2018-08-10 贵州首为电线电缆有限公司 家用电线检修装置
CN108899818A (zh) * 2018-07-26 2018-11-27 国网山东省电力公司烟台供电公司 一种破损绝缘导线带电修补装置
CN108899818B (zh) * 2018-07-26 2024-05-17 国网山东省电力公司烟台供电公司 一种破损绝缘导线带电修补装置
CN110265917A (zh) * 2019-06-24 2019-09-20 赵吉有 一种电缆快速修补器
CN112782359A (zh) * 2020-12-28 2021-05-11 浙江华鑫实业有限公司 一种通讯零配件全自动检测系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014150662A (ja) 2014-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5539553B1 (ja) 電線の絶縁被覆補修装置
EP2514563A1 (en) Spring actuated link clamp
EP3085624A3 (en) Soft cover release mechanism for evacuation slides
BRPI0823047A8 (pt) Aparelhos de ferramental, e de moldagem, molde, e, método para fabricar um pneumático usando o aparelho de ferramental
JP2011141532A5 (ja)
MX2020004311A (es) Aparato de conexion para sellar cable y caja de terminales de comunicaciones.
US20170173762A1 (en) System for clamping a part and method for sealing the inner casing of a low pressure rectifier of a turbomachine
US20090045227A1 (en) Extendable applicator for flowable materials
CN107848099A (zh) 冲孔工具系统
CN201632821U (zh) 散热片装配器具
TW201505611A (zh) 手機裝卸裝置
JP2009103314A (ja) 活線作業用工具の固定装置
CN207321331U (zh) 一种自拍杆
KR20130005136U (ko) 실리콘 도포 장치
TWI694754B (zh) 安裝治具
CN217044831U (zh) 一种卡带枪校准机构辅助装置
ES2693453T3 (es) Aparato de sujeción con insertos de mordaza que se cambian rápidamente, métodos para la sujeción de una pieza de trabajo y máquina para conformación por estirado con un aparato de este tipo
CN203356916U (zh) 一种截止阀的焊接工装
CN215410170U (zh) 一种消防灭火机器人用的密封条结构
JP3086934U (ja) 管継手装置の係脱操作部保護装置
CN207574569U (zh) 一种口罩治具
CN220066713U (zh) 一种钳夹式电缆安全挂钩
CN218236723U (zh) 多功能云台
KR101797855B1 (ko) 스웨이징 머신 및 그 스웨이징 머신의 작동방법
TWI608908B (zh) 夾持裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5539553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140430

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees