JP5538454B2 - 安否確認装置及び安否確認システム - Google Patents

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Description

本発明は、生活者の安否を確認するための技術に関する。
近年、高齢化社会や核家族化の進行に伴い、一人暮らしの高齢者の数は、増加の一途をたどっている。そのため、このような独居高齢者の安否を監視する「見守りサービス」に対する需要が高まっており、種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、高齢者等の被監視者のプライバシーを損することなく安否を確認することを目的とした装置が提案されている。この装置では、冷蔵庫の扉の開閉回数を計測し、一定時間内の扉の開閉回数が設定値以下になった際に予め登録した携帯電話等の電子端末に情報を発信する。
特開2003−185315号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、既存の冷蔵庫に内蔵されている電子制御装置を利用する必要があり、その取り付け作業は容易ではない。また、冷蔵庫の電子制御装置を利用しない場合には、冷蔵庫の扉や引き出しに、その開閉を検知するためのセンサを別途取り付ける必要がある。したがって、何れの場合においても設置に手間がかかり、コストも嵩む。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、設置に手間のかからない安否確認装置及び安否確認システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る安否確認装置は、
住居内に設置された冷蔵庫の消費電力を計測する電力計測手段からの信号を入力する電力計測信号入力手段と、
前記電力計測信号入力手段により入力された前記信号が示す消費電力値と、現在時刻と、からなる電力データを生成してデータ記憶手段に保存する電力データ記録手段と、
所定のタイミングで前記データ記憶手段から過去の所定期間分の前記電力データを読み出し、読み出した前記所定期間分の電力データから、消費電力の変動量の絶対値、予め定めた第1の閾値から前記第1の閾値より大きい予め定めた第2の閾値の間にある変動時点を逐次抽出し、抽出した各変動時点に基づいて、前記冷蔵庫の圧縮器の運転時間を取得する運転時間取得手段と、
前記運転時間取得手段が取得した前記運転時間と予め定めた時間閾値とを比較することで、前記冷蔵庫に対するユーザの操作有無を判定する操作有無判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の安否確認装置は、特定の電気機器の消費電力の変動を検出して、この電気機器における断続的に運転される特定の機能部の運転に関する所定情報を取得し、取得した情報に基づいて、この電気機器に対するユーザの操作有無を判定する。したがって、電気機器に内蔵されている電子制御装置等を利用することなく、また、電気機器にセンサ等を別途取り付ける必要もなく、電気機器の操作有無を検知することができる。このため、本発明の安否確認装置は、その設置に手間がかからず、汎用性も高い。
本発明の実施の形態1に係る安否確認システムの全体構成を示す図である。 冷蔵庫が備える冷媒回路の構成を示すブロック図である。 冷蔵庫の消費電力の時間的な変動パターンについて説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態1に係る安否確認装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の安否確認装置が備えるCPUの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1における運転時間取得部の動作手順を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態1における運転時間取得部の動作手順を示すフローチャート(その2)である。 冷蔵庫における消費電力とその変動量を時系列で示したグラフである。 本発明の実施の形態2に係る安否確認システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る安否確認装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2の安否確認装置が備えるCPUの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態3の安否確認装置が備えるCPUの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態3における閾値決定部の動作手順を示すフローチャートである。 温水便座の消費電力の時間的な変動パターンについて説明するためのグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る安否確認システム1の全体構成を示す図である。この安否確認システム1は、一般的な住居70で生活する人(ユーザ80)の安否を確認するためのシステムである。本実施の形態において、安否の確認は、ユーザ80が、住居70内で、自己の意志通りに動ける状態か否かを判断することによって行われる。自己の意志通りに動けない状態とは、例えば、ユーザ80が、持病の発症により意識を失った場合や、何らかの怪我により動けなくなった場合などが該当する。
安否確認システム1は、図1に示すように、安否確認装置10と、電力センサ20と、サーバ30と、を含んで構成される。安否確認装置10及びサーバ30は、それぞれ、インターネット等の通信網40を介して相互にデータ通信可能な構成を有する。なお、通信網40は、LAN(Local Area Network)、あるいは、公衆回線網などであってもよい。
サーバ30は、例えば、当該安否確認システム1の運営会社、あるいは、そこから委託を受けた会社などに属する監視センタ60内に設置される。サーバ30は、一般的なサーバ・コンピュータと同等のハードウェア構成を有する。即ち、サーバ30は、何れも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成される制御装置、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等から構成される外部記憶装置、通信網40を介して安否確認装置10とデータ通信を行うための通信インタフェース、キーボード,マウス,キーパッド,タッチパッドやタッチパネル等から構成される入力装置、CRTやLCD(Luquid Crystal Display)等から構成される表示装置等を備える。
サーバ30は、安否確認装置10からの安否データ(詳細は後述する)を受信すると、その内容をシステム管理者等に所定態様で提示する。
電力センサ20(電力計測手段)は、接続ケーブル21を介して安否確認装置10に接続されると共に、住居70で使用される冷蔵庫50に電力を供給する電力供給線91に接続される。本実施の形態では、電力センサ20は、電力供給線91の末端部(コンセント)に接続する電源タップに内蔵されており、冷蔵庫50の差込プラグが、この電源タップに差し込まれているものとする。電力供給線91は、商用電源と接続する電力線90から分岐されたものであり、同様に分岐された他の電力供給線には、機器A、B等が接続され、電力の供給を受けている。電力センサ20は、例えば、クランプ式の電流センサと、電圧センサとから構成される。電力センサ20は、冷蔵庫50で消費される単位時間あたりの電力を計測し、計測した電力を示す計測信号を安否確認装置10へ出力する。
冷蔵庫50は、昨今の一般家庭に設置されている家庭用冷蔵庫である。冷蔵庫50は、常時稼動しているのではなく、庫内温度に基づいて断続的に稼動する。
図2は、冷蔵庫50の冷媒回路500を機能ブロックで示した図である。冷蔵庫50は、圧縮器51、蒸発器52、膨張弁53、凝縮器54を順次接続した冷媒回路500を備える。冷蔵庫50は、内蔵する制御装置(図示せず)により冷媒回路500を運転制御することにより庫内外の熱交換を行い、これにより、庫内の温度を低温に保つ。冷蔵庫50の制御装置は、庫内に設けられた温度センサから庫内温度を計測し、庫内温度に応じて圧縮器51を断続的に稼動させる。この機能により、冷蔵庫50の食品鮮度保持能力を低下させずに圧縮器51の起動時間を減らすことができ、省エネルギー化を図っている。
また、この冷蔵庫50には、蒸発器52のフィン部分に付着した霜を溶かす霜取り機能が備えられている。冷媒回路500では、蒸発器52において、循環する冷媒温度が0℃を下回るため、食品から発する水分が蒸発器52の周囲で凍結し、フィン部分に霜が付着する。冷媒回路500では、蒸発器52で庫内外の熱交換を行うため、蒸発器52のフィン部分に霜が付着した状態では熱放出がしにくく、結果として、熱交換効率が低下し、冷蔵庫50の冷却能力は低下する。このため、霜取り機能により、蒸発器52に発生した霜をヒータ(図示せず)による熱で定期的に溶かす必要がある。
ここで、図3を参照して、冷蔵庫50の消費電力の時間的な変動パターンについて説明する。通常、深夜の時間帯では、ユーザ80は睡眠中などであり、冷蔵庫50のドアや引き出し(以下、ドア等という。)をほとんど開閉しない。このため、このような時間帯では、庫内温度は外気温による影響をほとんど受けず、ほぼ一定の温度変化で推移する。したがって、この時間帯における冷媒回路500(圧縮器51)の運転時間は概ね一定となる(即ち、大きな変化がない)。
一方、昼食等の食事を準備する時間帯等では、冷蔵庫50のドア等は頻繁に開閉されるため、庫内温度は外気温の影響を大きく受ける。したがって、庫内温度は急速に上昇し、圧縮器51の運転時間は長くなる。
そして、食事準備の時間帯を過ぎると、また冷蔵庫50のドア等はほとんど開閉されなくなり、 圧縮器51の運転時間は、大きく変化せずに推移する。
このように、冷蔵庫50のドア等が頻繁に開閉された場合と、ほとんど開閉されない場合とでは、それぞれにおいて圧縮器51の運転時間に顕著な違いが生じる。つまり、圧縮器51の運転時間を監視することで、ユーザ80により冷蔵庫50のドア等が開閉されたか否かを推定でき、これにより、ユーザ80が自己の意志通りに動ける状態か否か、即ち、ユーザ80の安否を判断することが可能となる。
安否確認装置10は、電力センサ20から出力される消費電力の時系列変動に基づいて、冷蔵庫50における冷媒回路500の圧縮器51の運転時間を監視することで、冷蔵庫50に対するユーザ80の操作有無、即ち、ユーザ80の安否を同定し、同定した結果を安否データとして監視センタ60のサーバ30へ送信する。
安否確認装置10は、図4に示すように、CPU100と、ROM101と、RAM102と、外部記憶部103と、信号I/F(インタフェース)104と、時計回路105と、表示部106と、操作部107と、ネットワークI/F(インタフェース)108と、を備える。これらの各部はバス109を介して互いに接続されている。
CPU100は、ROM101又は外部記憶部103に保存されている所定のプログラムに従ったソフトウェア処理を実行することで、安否確認装置10の全体制御を行う。ROM101は、プログラムやプログラムの実行時に使用される各種のデータを記憶する。RAM102は、CPU100によるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまりデータ)を一時的に記憶する。
外部記憶部103は、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等で構成され、プログラムや、各種のデータテーブル等を記憶する。
信号I/F104(電力計測信号入力手段)は、シリアルケーブルである接続ケーブル21と接続し、電力センサ20との間でシリアル通信を行う。時計回路105は、時刻情報を生成し、CPU100に出力する。
表示部106は、CRTや液晶モニタ等から構成され、CPU100から出力された信号に応じて、例えば、エラーコードなどの各種コードを表示する。操作部107は、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパッドやタッチパネル等から構成され、ユーザ80からの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に係る信号をCPU100に送出する。
ネットワークI/F108は、通信網40を介して、サーバ30と所定の通信方式に則ったデータ通信を行う。
CPU100は、機能的には、図5に示すように、電力データ記録部110と、運転時間取得部111と、安否確認部112と、通報部113と、を含んで構成される。これらの各機能部による機能は、CPU100が、ROM101又は外部記憶部103に記憶されている所定のプログラムを実行することで実現される。
電力データ記録部110は、電力センサ20から計測結果(消費電力を示す信号)を取得すると、当該消費電力値と、現在時刻と、からなるデータ(電力データ)を生成して、外部記憶部103に保存する。外部記憶部103には、過去所定期間(例えば、1週間)分の電力データが蓄積され、保存される。
運転時間取得部111(運転情報取得手段)は、所定期間(例えば、1日)毎に外部記憶部103から過去所定期間(例えば、1日)分の電力データを読み出す。運転時間取得部111は、読み出した所定期間分の電力データから、消費電力の変動量が予め設定した閾値(変動閾値)より大きくなった時点(変動時点)を逐次抽出し、抽出した各変動時点に基づいて、圧縮器51の運転時間を取得する。
圧縮器51は、庫内温度のフィードバックを受けて、庫内温度が一定温度以下を保つように制御されるため、ユーザ80が冷蔵庫50のドア等を開閉した場合、圧縮器51の運転時間は、開閉がない場合と比べ長くなる。このため、運転時間の変化を検出することでユーザ80によるドア等の開閉を検出することができる。なお、詳細は後述するが、圧縮器51の運転と、霜取り機能の運転(ヒータの運転)とは、双方の消費電力の大きさの違いから判別する。
図6及び7は、この運転時間取得部111の動作手順を示すフローチャートである。運転時間取得部111は、所定期間(例えば1日)毎に起動し、以下の処理を実行する。運転時間取得部111は、起動すると、先ず、外部記憶部103から、現時点から過去所定期間(例えば1日)分の電力データを読み出す(ステップS101)。運転時間取得部111は、読み出した電力データを時系列的に順次着目し、隣合う電力データとの間の消費電力の差分(変動量)を算出する(ステップS102)。運転時間取得部111は、算出した変動量をRAM102に時系列的に蓄積して保存する。
図8は、冷蔵庫50における消費電力とその変動量を時系列で示したグラフである。図8から判るように、冷蔵庫50の消費電力の変動量は、圧縮器51の運転周期毎に正のピークと負のピークが一組になって出現する。また霜取り機能によるヒータの運転では、圧縮器51の運転時に比べて、消費電力の変動量が大きくなる。そのため、圧縮器51とヒータのそれぞれの変動量の違いから、何れの運転かを識別することができる。
運転時間取得部111は、算出した消費電力の変動量を時系列的に順次用いて、ステップS103〜ステップS110の処理を行う。運転時間取得部111は、変動量の絶対値と、予め設定した第1の閾値(例えば40W)とを比較し、変動量の絶対値が第1の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。この結果、変動量の絶対値が第1の閾値以上である場合(ステップS103;YES)、冷蔵庫50(圧縮器51又はヒータ)の運転状態に変化があったものとみなされ、運転時間取得部111の処理は、ステップS104に移行する。一方、変動量の絶対値が第1の閾値未満である場合(ステップS103;NO)、冷蔵庫50の運転状態に変化はないとみなされ、運転時間取得部111の処理は、ステップS111に移行する。
ステップS104では、運転時間取得部111は、消費電力の変動量の絶対値と、予め設定した第2の閾値(例えば70W)とを比較し、変動量が第2の閾値以上であるか否かを判定する。この結果、変動量の絶対値が第2の閾値未満である場合(ステップS104;NO)、圧縮器51の運転状態に変化があったものとみなされ、運転時間取得部111の処理は、ステップS105に移行する。ステップS105では、運転時間取得部111は、消費電力の変動量が正の値であるか否かを判定する。
その結果、変動量が正の値である場合(ステップS105;YES)、運転時間取得部111は、RAM102に一時的に展開した圧縮器51用のデータテーブル(圧縮器テーブル)に、運転開始イベントとして、当該変動量に対応する時刻と、運転開始を示す情報と、を対応付けて格納する(ステップS106)。一方、変動量が正の値でない、即ち、負の値である場合(ステップS105;NO)、運転時間取得部111は、RAM102の圧縮器テーブルに、運転終了イベントとして、当該変動量に対応する時刻と、運転終了を示す情報と、を対応付けて格納する(ステップS107)。
消費電力の変動量の絶対値が第2の閾値以上である場合(ステップS104;YES)、霜取り機能(ヒータ)の運転状態に変化があったものとみなされ、運転時間取得部111の処理は、ステップS108に移行する。ステップS108では、運転時間取得部111は、消費電力の変動量が正の値であるか否かを判定する。
その結果、変動量が正の値である場合(ステップS108;YES)、運転時間取得部111は、RAM102に一時的に展開したヒータ用のデータテーブル(ヒータテーブル)に、運転開始イベントとして、当該変動量に対応する時刻と、運転開始を示す情報と、を対応付けて格納する(ステップS109)。一方、変動量が正の値でない、即ち、負の値である場合(ステップS108;NO)、運転時間取得部111は、RAM102のヒータテーブルに、運転終了イベントとして、当該変動量に対応する時刻と、運転終了を示す情報と、を対応付けて格納する(ステップS110)。
ステップS111では、運転時間取得部111は、算出した全ての変動量に対して、上記の処理を完了したか否かを判定する。全ての変動量に対して処理が完了していない場合(ステップS111;NO)、運転時間取得部111は、時系列的に次の変動量に着目し、上述したステップS103以降の処理を行う。一方、全ての変動量に対して処理が完了した場合(ステップS111;YES)、運転時間取得部111は、図7のステップS112の処理を行う。
ステップS112では、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルを参照して、格納されている全ての運転開始イベントを時系列的に順次ピックアップして、k番目の開始イベントとk+1番目の運転開始イベントとの間に運転終了イベントが存在するか否かを判定する。k番目の開始イベントとk+1番目の運転開始イベントとの間に運転終了イベントが存在しない場合(ステップS112;NO)、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルから、k番目の運転開始イベントを削除する(ステップS113)。
全ての運転開始イベントに対して、上記処理を完了すると(ステップS114;YES)、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルを再度参照して、格納されている全ての運転終了イベントを時系列的に順次ピックアップして、k番目の運転終了イベントとk+1番目の運転終了イベントとの間に運転開始イベントが存在するか否かを判定する(ステップS115)。k番目の運転終了イベントとk+1番目の運転終了イベントとの間に運転開始イベントが存在しない場合(ステップS115;NO)、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルから、k+1番目の運転終了イベントを削除する(ステップS116)。
全ての運転開始イベントに対して、上記処理を完了すると(ステップS117;YES)、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルを参照して、格納されている運転開始・終了イベントのペアを時系列的に順次ピックアップする。そして、ヒータテーブルを参照して、当該運転開始・終了イベントの間に、ヒータの運転開始又は終了イベントが存在するか否かを判定する(ステップS118)。その結果、ヒータの運転開始又は終了イベントが存在する場合(ステップS118;YES)、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルから当該運転開始・終了イベントのペアを削除する(ステップS119)。
全ての運転開始・終了イベントのペアに対して、上記処理を完了すると(ステップS120;YES)、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルから、ヒータの運転終了イベント後の1回分の運転開始・終了イベントのペアを削除する(ステップS121)。これは、ヒータ(霜取り機能)の運転の影響により、ユーザ80がドア等を開閉していない場合でも、圧縮器51の運転時間が長くなってしまう可能性があるためである。
そして、運転時間取得部111は、圧縮器テーブルに格納されている運転開始・終了イベントのペア毎に、運転時間を算出する(ステップS122)。運転時間取得部111は、算出した各運転時間をRAM102に保存し、本処理を終了する。
安否確認部112(操作有無判定手段)は、運転時間取得111により算出された圧縮器51の各運転時間と、予め設定された閾値(時間閾値)とを比較し、閾値を超えている運転時間が存在するか否か、即ち、ユーザ80によりドア等の開閉がされたか否かを判定する。ここでの閾値として、例えば60分程度の時間が設定できる。これは、一般的な冷蔵庫において、ドア等の開閉がされない場合の圧縮器の運転時間は30分程度であるため、運転時間が60分を超えると、ドア等の開閉がされた蓋然性が極めて高くなるからである。
安否確認部112は、算出された何れの運転時間も上記の閾値を超えていない場合、異常が発生した旨を示す信号を通報部113に出力する。通報部113はかかる信号を受けると、異常が発生した旨を示す情報と当該安否確認期間(開始日時及び終了日時)等を含む安否データを生成する。そして、通報部113は、生成した安否データをネットワークI/F108を介して、監視センタ60のサーバ30に送信する。サーバ30は、安否確認装置10からの安否データを受信すると、例えば、モニタにその内容を表示する等して、システム管理者等に提示する。これにより、監視センタ60では、例えば、予め登録してあるユーザ80の家族や、かかりつけの医者等に電子メールを送信して通知したり、あるいは、ケアサービス職員に連絡して、当該ユーザ80の住居70に訪問させ、ユーザ80の安否を確認させることができる。
以上説明したように、本実施の形態の安否確認装置10によれば、冷蔵庫50の消費電力の変動を検出して、冷媒回路500(圧縮器51)の運転時間を算出し、算出した運転時間に基づいて、冷蔵庫50が開閉されたか否かを判定する。したがって、冷蔵庫50に内蔵されている電子制御装置を利用することなく、また、冷蔵庫50にセンサを別途取り付ける必要もなく冷蔵庫50の開閉を検知することができる。したがって、安否確認装置10の設置に手間がかからない。
また、冷蔵庫50の消費電力の変動の検出の際、圧縮器51の運転と、霜取り機能の運転(ヒータの運転)による消費電力の大きさの違いに着目した2つの異なる閾値(第1の閾値、第2の閾値)を使用して、両者の運転を区別する。したがって、圧縮器51の運転時間のみを判定対象として正確に抽出することができ、冷蔵庫50の開閉の検知精度の向上が図れる。
なお、安否確認部112は、時間帯や季節等で異なる閾値を用いて、冷蔵庫50のドア等の開閉を検知してもよい。一般に冷蔵庫の圧縮器の運転時間は、外気温の変化に依存する。したがって、日中や夏場など、外気温が高い場合は、庫内外で移動する熱量が多く、庫内温度は上昇しやすくなり、圧縮器の運転時間は長くなる。一方、明け方や冬場等の外気温が低い場合では、庫内外で移動する熱量は少なく、庫内温度は上昇しにくいため、圧縮器の運転時間は短くなる。このことから、例えば、日中用の閾値を夜間用の閾値より大きい値にし、また、夏場用の閾値を冬場用の閾値より大きい値に設定する。このように1日の時間帯や、季節毎に応じて設定された閾値を用いてドア等の開閉を検知することで、検知精度をより高めることが期待できる。
実施の形態2.
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、以下の説明で参照する図面において、実施の形態1と同様の構成部等には同一の符号を付している。図9は、本実施の形態の安否確認システム1Aの全体構成を示す図である。この安否確認システム1Aは、安否確認装置10Aと、電力センサ20と、温度センサ22と、監視センタ60に設置されたサーバ30と、を含んで構成される。ここで、電力センサ20及びサーバ30については、実施の形態1と同様である。
温度センサ22(温度計測手段)は、冷蔵庫50の近傍に設置され、冷蔵庫50の周囲の外気温度を所定の時間間隔で計測し、計測した外気温度を示す計測信号を、シリアルケーブルである接続ケーブル23を介して接続する安否確認装置10Aへ出力する。
図10に示すように、安否確認装置10Aは、CPU100Aと、ROM101と、RAM102と、外部記憶部103と、信号I/F104Aと、時計回路105と、表示部106と、操作部107と、ネットワークI/F108と、を備える。これらの各部はバス109を介して互いに接続されている。
信号I/F104A(電力計測信号入力手段、温度計測信号入力手段)は、接続ケーブル21及び23と接続し、電力センサ20及び温度センサ22それぞれとの間でシリアル通信を行う。
CPU100Aは、機能的には、図11に示すように、電力データ記録部110と、温度データ記録部114と、運転時間取得部111と、安否確認部112Aと、通報部113と、を含んで構成される。これらの各機能部による機能は、CPU100Aが、ROM101又は外部記憶部103に記憶されている所定のプログラムを実行することで実現される。
温度データ記録部114は、温度センサ22から計測結果(外気温度を示す信号)を取得すると、当該外気温度と、現在時刻と、からなるデータ(温度データ)を生成して、外部記憶部103に保存する。外部記憶部103には、過去所定期間(例えば、1週間)分の温度データが蓄積され、保存される。
安否確認部112Aは、運転時間取得111により圧縮器51の各運転時間が算出されると、それぞれの各運転期間における外気温度を外部記憶部103から読み出す。そして、安否確認部112は、外気温度で異なる閾値(時間閾値)を用いて、冷蔵庫50のドア等の開閉を検知する。この場合、例えば、外気温度が高い場合の閾値は、外気温度が低い場合の閾値よりも大きい値が設定されている。
このように本実施の形態の安否確認装置10Aでは、計測した外気温に応じた閾値を用いて、冷蔵庫50のドア等の開閉有無を判定する。したがって、冷蔵庫50の開閉の検知精度を高めることができる。
実施の形態3.
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。なお、上述した実施の形態1及び2と共通する構成部等には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の安否確認システムの構成は、実施の形態1の安否確認システム1と同様である。また、本実施の形態の安否確認装置のハードウェア構成も実施の形態1の安否確認装置10と同様である。本実施の形態の安否確認装置は、住居70の冷蔵庫50の長期間の運転時間データから、定常期間(定常に動作している期間)を推定し、推定した定常期間における運転時間に基づいて、ユーザ80によるドア等の開閉有無を判定するための閾値(時間閾値)の値を決定する。他の点については、実施の形態1の安否確認システム1と同様である。
図12は、本実施の形態の安否確認装置が備えるCPU100Bの機能的な構成を示すブロック図である。このように、CPU100Bは、閾値決定部115と、電力データ記録部110と、運転時間取得部111と、安否確認部112と、通報部113と、を含んで構成される。これらの各機能部による機能は、CPU100Bが、ROM101又は外部記憶部103に記憶されている所定のプログラムを実行することで実現される。
閾値決定部115は、所定の期間における冷蔵庫50の圧縮器51の運転時間の推移から、運転時間の変化が小さい定常期間を推定し、この定常期間における運転時間に基づいて、安否確認部112で使用される閾値の値を決定する。
図13は、この閾値決定部115の動作手順を示すフローチャートである。閾値決定部115は、所定期間(例えば7日)毎に起動し、以下の処理を実行する。閾値決定部115は、起動すると、先ず、外部記憶部103から、現時点から過去所定期間(例えば7日)分の運転時間データを読み出す(ステップS201)。なお、運転時間データは、圧縮器51の運転時間と、その開始・終了時刻とからなるデータであり、運転時間取得部111により外部記憶部103に保存されるのとする。
閾値決定部115は、読み出した運転時間データを時系列的に順次着目し、隣合う運転時間データとの間の運転時間の差分(差分時間)を算出する(ステップS202)。閾値決定部115は、算出した差分時間をRAM102に時系列的に蓄積して保存する。
次に閾値決定部115は、カウンタiを初期化(0を設定)する(ステップS203)。そして、閾値決定部115は、算出した差分時間を時系列的に順次用いて、ステップS204〜ステップS208の処理を行う。ステップS204では、閾値決定部115は、差分時間が所定時間(例えば30分)以下であるか否かを判定する。その結果、差分時間が所定時間以下の場合(ステップS204;YES)、閾値決定部115は、定常期間が継続しているとして、カウンタiをインクリメントする(ステップS205)。その後、閾値決定部115の処理はステップS209に移行する。
一方、差分時間が所定時間を超えている場合(ステップS204;NO)、閾値決定部115は、カウンタiが所定値(例えば4)以上であるか否かを判定する(ステップS206)。カウンタiが所定値未満である場合(ステップS206;NO)、閾値決定部115は、カウンタiをリセット(0を設定)する(ステップS208)。一方、カウンタiが所定値以上である場合(ステップS206;YES)、閾値決定部115は、該当期間を定常期間として登録し(ステップS207)、カウンタiをリセットする(ステップS208)。具体的には、閾値決定部115は、カウンタiが示す数値分遡った(処理済みの)差分時間に対応する運転開始時刻から、1つ前の差分時間に対応する運転終了時刻をRAM102に保存する。
ステップS209では、閾値決定部115は、算出した全ての差分時間に対して、上記の処理を完了したか否かを判定する。全ての差分時間に対して処理が完了していない場合(ステップS209;NO)、閾値決定部115は、時系列的に次の差分時間に着目し、上述したステップS204以降の処理を行う。一方、全ての差分時間に対して処理が完了した場合(ステップS209;YES)、閾値決定部115は、カウンタiが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS210)。カウンタiが所定値未満である場合(ステップS210;NO)、閾値決定部115は、ステップS212の処理を行う。
一方、カウンタiが所定値以上である場合(ステップS210;YES)、閾値決定部115は、該当期間を定常期間として登録する(ステップS211)。具体的には、閾値決定部115は、カウンタiが示す数値から1を減算した分遡った(処理済みの)差分時間に対応する運転開始時刻から、現処理対象の差分時間に対応する運転終了時刻をRAM102に保存する。
そして、閾値決定部115は、求めた定常期間の運転時間に基づいて、安否確認部12で使用される閾値の値を決定する(ステップS212)。例えば、閾値決定部115は、求めた定常期間における最大の運転時間に所定の余裕値(例えば1.5)を乗算した値を安否確認部112で使用される閾値の値として決定してもよい。あるいは、求めた定常期間における運転時間の平均に、所定の余裕値(例えば2.0)を乗算した値を閾値の値として採用してもよい。
このように本実施の形態の安否確認装置では、閾値決定部115を備え、所定期間(例えば1週間)での冷蔵庫50における圧縮器51の運転時間の変動から定常期間を推定し、推定した定常期間における運転時間に基づいて、安否確認に用いる閾値の値を決定する。冷蔵庫50の圧縮器51の運転時間は、冷蔵庫50の製造メーカや庫内の収納量などによって違いが生じる。しかしながら、上記のように、閾値決定部115により、ユーザ80の住居70に実際に設置された冷蔵庫50の定常期間における運転時間に基づいて閾値が決定されるため、冷蔵庫50の機種やユーザ80の生活状況による外乱の影響を受けずに評価することができ、より正確にユーザ80の安否を確認することができる。
なお、本発明は、上記の各実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、安否確認の対象となる電気機器として冷蔵庫を採用したが、他の電気機器を採用することも可能である。例えば、電気温水便座を採用してもよい。図14は、電気温水便座の消費電力の時間的な変動パターンを示すグラフである。一般に、電気温水便座は、概ね一定間隔でヒータを運転させることで、便座の温度が一定温度以上となるように維持している。また、電気温水便座は、便座という少スペースを短時間で暖めるため、図14に示すように、消費電力がピーク状に大きく変動する。ユーザ80によってトイレが使用されていない場合では、この消費電力のピーク間隔は概ね一定となる。しかし、電気温水便座は、ユーザ80の使用(即ち、ユーザ80の便座への着座)を検知すると、直ちにヒータを運転させ、暖め動作を開始するため、ユーザ80の使用時における消費電力のピーク間隔(図14の“k+2”)は短くなる。
以上のような電気温水便座の動作特性から、電気温水便座の消費電力のピークを検出して、ピーク間隔を求め、求めたピーク間隔に基づいて、トイレが使用されたか否かを判定することができる。具体的には、電気温水便座の消費電力が予め設定した電力閾値(例えば、500W)以上となった場合にピークを検出したものと判定する。そしてピーク間隔が予め設定した時間閾値(例えば、30分)未満となった場合にトイレが使用されたのもとして判定すればよい。このように、ユーザ80のトイレの使用状況を推定することで、ユーザ80の安否確認を行うことができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、例えば、独居高齢者の見守りサービス等に好適に採用され得る。
1、1A 安否確認システム
10、10A 安否確認装置
20 電力センサ
21、23 接続ケーブル
22 温度センサ
30 サーバ
50 冷蔵庫
51 圧縮器
52 蒸発器
53 膨張弁
54 凝縮器
90 電力線
91 電力供給線
100、100A、100B CPU
101 ROM
102 RAM
103 外部記憶部
104、104A 信号I/F
105 時計回路
106 表示部
107 操作部
108 ネットワークI/F
109 バス
110 電力データ記録部
111 運転時間取得部
112、112A 安否確認部
113 通報部
114 温度データ記録部
115 閾値決定部
500 冷媒回路

Claims (9)

  1. 住居内に設置された冷蔵庫の消費電力を計測する電力計測手段からの信号を入力する電力計測信号入力手段と、
    前記電力計測信号入力手段により入力された前記信号が示す消費電力値と、現在時刻と、からなる電力データを生成してデータ記憶手段に保存する電力データ記録手段と、
    所定のタイミングで前記データ記憶手段から過去の所定期間分の前記電力データを読み出し、読み出した前記所定期間分の電力データから、消費電力の変動量の絶対値、予め定めた第1の閾値から前記第1の閾値より大きい予め定めた第2の閾値の間にある変動時点を逐次抽出し、抽出した各変動時点に基づいて、前記冷蔵庫の圧縮器の運転時間を取得する運転時間取得手段と、
    前記運転時間取得手段が取得した前記運転時間と予め定めた時間閾値とを比較することで、前記冷蔵庫に対するユーザの操作有無を判定する操作有無判定手段と、を備える、
    ことを特徴とする安否確認装置。
  2. 前記運転時間取得手段は、前記変動時点における前記変動量が正の値の場合、前記変動時点が前記圧縮器の運転開始時点であると判定し、前記変動時点における前記変動量が負の値の場合、前記変動時点が前記圧縮器の運転終了時点であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の安否確認装置。
  3. 前記第1の閾値は前記圧縮機の消費電力に基づいて予め定められ、前記第2の閾値は前記冷蔵庫のヒータの消費電力に基づいて予め定められる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の安否確認装置。
  4. 前記時間閾値は、時間帯又は季節毎に対応するよう複数用意され、
    前記操作有無判定手段は、前記運転時間に対応する運転期間が属する時間帯又は現在の季節に応じた前記時間閾値を選択して使用する、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の安否確認装置。
  5. 前記冷蔵庫の周囲温度を計測する温度計測手段からの信号を入力する温度計測信号入力手段と、
    前記温度計測信号入力手段により入力された前記信号が示す周囲温度と、現在時刻と、からなる温度データを生成して前記データ記憶手段に保存する温度データ記録手段と、をさらに備え、
    前記時間閾値は、前記周囲温度に対応するよう複数用意され、
    前記操作有無判定手段は、前記運転時間に対応する運転期間における前記周囲温度に応じた前記時間閾値を選択して使用する、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の安否確認装置。
  6. 所定の期間における前記圧縮器の運転時間の推移から、定常動作期間を推定し、前記定常動作期間における前記運転時間に基づいて前記時間閾値の値を決定する閾値決定手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の安否確認装置。
  7. 住居内に設置された冷蔵庫の消費電力を計測する電力計測手段と、安否確認装置と、前記安否確認装置と所定のネットワークを介してデータ通信を行うサーバと、から構成される安否確認システムであって、
    前記安否確認装置は、
    前記電力計測手段からの信号を入力する電力計測信号入力手段と、
    前記電力計測信号入力手段により入力された前記信号が示す消費電力値と、現在時刻と、からなる電力データを生成してデータ記憶手段に保存する電力データ記録手段と、
    所定のタイミングで前記データ記憶手段から過去の所定期間分の前記電力データを読み出し、読み出した前記所定期間分の電力データから、消費電力の変動量の絶対値、予め定めた第1の閾値から前記第1の閾値より大きい予め定めた第2の閾値の間にある変動時点を逐次抽出し、抽出した各変動時点に基づいて、前記冷蔵庫の圧縮器の運転時間を取得する運転時間取得手段と、
    前記運転時間取得手段が取得した前記運転時間と予め定めた時間閾値とを比較することで、前記冷蔵庫に対するユーザの操作有無を判定する操作有無判定手段と、
    前記操作有無判定手段により前記所定期間において前記冷蔵庫に対するユーザの操作がなされていないと判定された場合、その旨を所定の通信方式により前記サーバに通知する通知手段と、を備える、
    ことを特徴とする安否確認システム。
  8. 前記運転時間取得手段は、前記変動時点における前記変動量が正の値の場合、前記変動時点が前記圧縮器の運転開始時点であると判定し、前記変動時点における前記変動量が負の値の場合、前記変動時点が前記圧縮器の運転終了時点であると判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の安否確認システム。
  9. 前記第1の閾値は前記圧縮機の消費電力に基づいて予め定められ、前記第2の閾値は前記冷蔵庫のヒータの消費電力に基づいて予め定められる、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の安否確認システム。
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