JP5537249B2 - Alスクラップの精製方法 - Google Patents
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Description
容器内にAlスクラップ溶湯を収容し、このAlスクラップ溶湯を液相線以下でかつ固相線以上の温度まで冷却させて、前記Alスクラップ溶湯内にAl晶出物(以下、「初晶」と称す)を0.7以上の固相率となるように発生させる初晶発生工程と、
前記初晶発生工程で作った初晶を含むAlスクラップ溶湯を、押し固め用の容器の上部から押し固め板を下降させて、前記初晶の集積体と濃化液相とに分離するとともに、前記押し固め板により前記初晶の集積体に第1の所定圧力を所定時間付与する分離及び圧力付与工程と、
前記分離及び圧力付与工程で第1の所定圧力を所定時間付与した後、前記第1の所定圧力を除き前記押し固め板をそのままの位置に維持する押し固め板維持工程と、
を有した第1段階の精製工程と、
前記初晶の集積体と濃化液相とに分離されて収納された容器内を前記濃化液相の融点以上でかつ前記初晶の融点以下の温度まで再加熱し、前記初晶の集積体を軟化させることで、軟化した初晶の集積体を生成するとともに、前記分離及び圧力付与工程で前記初晶の集積体内に取り残された前記濃化液相の残部(以下、「濃化部」と称す)を融解させることで、融解した濃化部を生成する再加熱工程と、
前記再加熱工程後、前記押し固め板により前記軟化した初晶の集積体に第2の所定圧力を所定時間付与することにより、前記軟化した初晶の集積体内に取り残された前記融解した濃化部を排出させる濃化部排出工程と、
を有した一連の工程を前記第1段階の精製工程の次に少なくとも1回以上行ない、Al精製体を回収する第2段階の精製工程と、
を備えたことを特徴とするAlスクラップの精製方法である。
前記押し固め用の容器の下部には、前記押し固め用の容器の直径に適合した所定の液相排出孔の有る部分と前記液相排出孔の全く無い部分とを有したスライド式底板を備え、
前記第1段階の精製工程における前記分離及び圧力付与工程と前記押し固め板維持工程を実施する場合には、前記スライド式底板の前記液相排出孔の全く無い部分が前記押し固め用の容器内に配設され、
前記第2段階の精製工程を実施する場合には、前記スライド式底板の前記所定の液相排出孔の有る部分が前記押し固め用の容器内に配設されることを特徴とする。
容器内にAlスクラップ溶湯を収容し、このAlスクラップ溶湯を液相線以下でかつ固相線以上の温度まで冷却させて、前記Alスクラップ溶湯内にAl晶出物(以下、「初晶」と称す)を0.7以上の固相率となるように発生させる初晶発生工程と、
前記初晶発生工程で作った初晶を含むAlスクラップ溶湯を、押し固め用の容器の上部から押し固め板を下降させて、前記初晶の集積体と濃化液相とに分離するとともに、前記押し固め板により前記初晶の集積体に第1の所定圧力を所定時間付与する分離及び圧力付与工程と、
前記分離及び圧力付与工程で第1の所定圧力を所定時間付与した後、前記第1の所定圧力を除き前記押し固め板をそのままの位置に維持する押し固め板維持工程と、
を有した第1段階の精製工程と、
前記初晶の集積体と濃化液相とに分離されて収納された容器内を前記濃化液相の融点以上でかつ前記初晶の融点以下の温度まで再加熱し、前記初晶の集積体を軟化させることで、軟化した初晶の集積体を生成するとともに、前記分離及び圧力付与工程で前記初晶の集積体内に取り残された前記濃化液相の残部(以下、「濃化部」と称す)を融解させることで、融解した濃化部を生成する再加熱工程と、
前記再加熱工程後、前記押し固め板により前記軟化した初晶の集積体に第2の所定圧力を所定時間付与することにより、前記軟化した初晶の集積体内に取り残された前記融解した濃化部を排出させる濃化部排出工程と、
を有した一連の工程を前記第1段階の精製工程の次に少なくとも1回以上行ない、Al精製体を回収する第2段階の精製工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係るAlスクラップの精製方法は、
容器内にAlスクラップ溶湯を収容し、このAlスクラップ溶湯を液相線以下でかつ固相線以上の温度まで冷却させて、前記Alスクラップ溶湯内にAl晶出物(以下、「初晶」と称す)を0.7以上の固相率となるように発生させる初晶発生工程と、
前記初晶発生工程で作った初晶を含むAlスクラップ溶湯を、押し固め用の容器の上部から押し固め板を下降させて、前記初晶の集積体と濃化液相とに分離するとともに、前記押し固め板により前記初晶の集積体に第1の所定圧力を所定時間付与する分離及び圧力付与工程と、
前記分離及び圧力付与工程で第1の所定圧力を所定時間付与した後、前記第1の所定圧力を除き前記押し固め板をそのままの位置に維持する押し固め板維持工程と、
を有した第1段階の精製工程と、
前記初晶の集積体と濃化液相とに分離されて収納された容器内を前記濃化液相の融点以上でかつ前記初晶の融点以下の温度まで再加熱し、前記初晶の集積体を軟化させることで、軟化した初晶の集積体を生成するとともに、前記分離及び圧力付与工程で前記初晶の集積体内に取り残された前記濃化液相の残部(以下、「濃化部」と称す)を融解させることで、融解した濃化部を生成する再加熱工程と、
前記再加熱工程後、前記押し固め板により前記軟化した初晶の集積体に第2の所定圧力を所定時間付与することにより、前記軟化した初晶の集積体内に取り残された前記融解した濃化部を排出させる濃化部排出工程と、
を有した一連の工程を前記第1段階の精製工程の次に少なくとも1回以上行ない、Al精製体を回収する第2段階の精製工程と、
を備えたことを特徴とする。
Si除去率=(初期Alスクラップ溶湯のSi濃度−圧搾された初晶の集積体のSi濃度)/初期Alスクラップ溶湯のSi濃度×100 … (1)
Al回収率=圧搾された初晶の集積体の体積/初期Alスクラップ溶湯の体積×100
… (2)
2 ヒータ
3 黒鉛製容器
4 Alスクラップ溶湯
5 圧搾用スタンプ
6 押し固め板
10 初晶
11 濃化液相
11a、11b 濃化部
12 初晶の集積体
13 押し固め用の容器
14 スライド式底板
14a 液相排出孔
14b 押し固め用の容器13の内径に相当する円
Claims (5)
- 容器内にAlスクラップ溶湯を収容し、このAlスクラップ溶湯を液相線以下でかつ固相線以上の温度まで冷却させて、前記Alスクラップ溶湯内にAl晶出物(以下、「初晶」と称す)を0.7以上の固相率となるように発生させる初晶発生工程と、
前記初晶発生工程で作った初晶を含むAlスクラップ溶湯を、押し固め用の容器の上部から押し固め板を下降させて、前記初晶の集積体と濃化液相とに分離するとともに、前記押し固め板により前記初晶の集積体に第1の所定圧力を所定時間付与する分離及び圧力付与工程と、
前記分離及び圧力付与工程で第1の所定圧力を所定時間付与した後、前記第1の所定圧力を除き前記押し固め板をそのままの位置に維持する押し固め板維持工程と、
を有した第1段階の精製工程と、
前記初晶の集積体と濃化液相とに分離されて収納された容器内を前記濃化液相の融点以上でかつ前記初晶の融点以下の温度まで再加熱し、前記初晶の集積体を軟化させることで、軟化した初晶の集積体を生成するとともに、前記分離及び圧力付与工程で前記初晶の集積体内に取り残された前記濃化液相の残部(以下、「濃化部」と称す)を融解させることで、融解した濃化部を生成する再加熱工程と、
前記再加熱工程後、前記押し固め板により前記軟化した初晶の集積体に第2の所定圧力を所定時間付与することにより、前記軟化した初晶の集積体内に取り残された前記融解した濃化部を排出させる濃化部排出工程と、
を有した一連の工程を前記第1段階の精製工程の次に少なくとも1回以上行ない、Al精製体を回収する第2段階の精製工程と、
を備えたことを特徴とするAlスクラップの精製方法。 - 前記押し固め用の容器の下部には、前記押し固め用の容器の直径に適合した所定の液相排出孔の有る部分と前記液相排出孔の全く無い部分とを有したスライド式底板を備え、
前記第1段階の精製工程における前記分離及び圧力付与工程と前記押し固め板維持工程を実施する場合には、前記スライド式底板の前記液相排出孔の全く無い部分が前記押し固め用の容器内に配設され、
前記第2段階の精製工程を実施する場合には、前記スライド式底板の前記所定の液相排出孔の有る部分が前記押し固め用の容器内に配設されることを特徴とする請求項1に記載のAlスクラップの精製方法。 - 前記押し固め板には、所定の液相排出孔を有したことを特徴とする請求項1または2に記載のAlスクラップの精製方法。
- 前記第1の所定圧力は、1MPa以上であり、かつ、この第1の所定圧力を付与する所定時間は3〜5分であり、前記第2の所定圧力は、4MPa以上であり、かつ、この第2の所定圧力を付与する所定時間は3〜5分であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のAlスクラップの精製方法。
- 前記Alスクラップは、共晶系合金であり、共晶温度での固溶限以上かつ共晶組成以下のSi濃度であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のAlスクラップの精製方法。
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