JP5534495B2 - 高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法 - Google Patents

高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法 Download PDF

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本発明は、例えばディーゼル内燃機関における燃料の供給路等として配設使用される、比較的細径からなる厚肉細径鋼管による高圧燃料噴射管の製造時において、該高圧燃料噴射管に高圧の内圧を付与する時の接続頭部のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法に関する。
従来、この種の高圧燃料噴射管としては、例えば図5に示すように、比較的細径からなる厚肉細径鋼管21の接続端部に、球面状のシート面23と、該シート面23から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部25と、前記シート面23に連なって前記環状フランジ部25まで先端に向って先細りとなる円錐面24とから形成された接続頭部22を有するものが知られている(特許文献1の図4参照)。図中、26は接続頭部のプレス成形により生じたポケットである。
このような構造の高圧燃料噴射管は、その製造時において耐圧検査等の内圧付与作業が行われる。この耐圧検査等には、例えば内圧疲労強度を向上させるために行われるオートフレッテージ処理がある。このオートフレッテージ処理を含めた高圧燃料噴射管の耐圧検査等は、該高圧燃料噴射管の接続頭部をシールした状態で当該管内に高圧を付与して行われるのが一般的である。
従来行われている高圧燃料噴射管の耐圧検査方法としては、例えば図6に示す方法が知られている(特許文献2参照)。この方法は、開口部に円錐状の面32を有する円筒部31が形成された相手部材30と、この相手部材30の前記円筒部31に内挿された、高圧燃料噴射管33の接続頭部34の端面にほぼ平行に対向する端面36に高圧燃料噴射管33の開口部を囲むように管軸と同軸的に形成された環状突起37を有する中間部材35と、前記高圧燃料噴射管33の接続頭部34を前記相手部材30に押圧するためのキャップナット38とから構成された押圧装置を用いて行う方法である。すなわち、この方法は、高圧燃料噴射管33の接続頭部34のシール面39以外の端面36を、相手部材30に組込んだ中間部材35の環状突起37に圧接させてシールする方法である。
特開2001−280217号 ドイツ特許DE 195 31 743 C1号
しかしながら、前記した従来の押圧装置による高圧燃料噴射管のシール方法は、高圧燃料噴射管の接続頭部のシート面以外の面にてシールしているが、接続頭部のシート面に対して変形を防止するための処置や対策がなされていないため、オートフレッテージ処理のように5000MPaを超える高圧となると漏れを防止するために中間部材の環状突起を高圧燃料噴射管の接続頭部端面に強くかつ深く押し込む必要があり、その結果、相手部材側の円錐状面と接続頭部のシート面との間に隙間が形成されていることにより接続頭部のシート面が全く拘束されていないため変形してシート面形状に狂いを生じたり、前記隙間に異物が侵入してシート面に疵をつけるおそれがあった。
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、オートフレッテージ処理等を施す際にシート面の変形やシート面の疵を防止し得る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法を提案しようとするものである。
本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法は、シート面が形成された接続頭部を有する高圧燃料噴射管の内部へ高圧を付与する際のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法であって、前記接続頭部の首下部背面をステーブロックに当接させ、かつ少なくとも前記シート面形状と略合致する凹部形状を呈したシート面変形防止面を有するとともに軸芯に管軸方向の貫孔を有するシート面変形防止部材の前記シート面変形防止面を前記シート面に当接させて、当該シート面変形防止部材にてシールする高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法において、前記シート面変形防止部材に内挿され、端部にコーン状突起を有するシールプラグの前記コーン状突起を前記接続頭部端面開口部に挿入、押圧してシールすることを特徴とするものである。
上記本発明のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法における前記シート面変形防止部材としてはスリーブ状のものを用いることができる。また、前記高圧燃料噴射管の内部へ高圧を付与する際には、前記シート面変形防止部材および/またはステーブロックで前記シート面を軸方向に押圧することを好ましい態様とするものである。またさらに、本発明のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法は、前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面とシート面との間に前記シート面を保護するための軟質金属を介在させたり、あるいは前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面に前記シート面を保護するための軟質金属層を設けることを好ましい態様とするものである。
なお、本発明のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法においては、前記シート面変形防止部材の前記シート面変形防止面を、前記シート面に連なる円錐面と略合致する凹部形状としてもよい。
本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法は、シート面変形防止部材とシールプラグの両方を用いる方法であり、シールはシールプラグで行い、シート面変形防止部材はシート面の変形のみを防止するか、またはシート面変形防止部材もシート面の変形防止機能だけでなくシール機能を持たすことができる。そして、このような機能を有する本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法は、例えば5,000〜10,000MPaにも達するオートフレッテージ圧付与時にシート面がスリーブ状のシート面変形防止部材のシート面変形防止面と当接していることにより拘束されているので、シールプラグと高圧燃料噴射管の接続頭部とが大きな軸力で相互に押圧され、かつ高圧燃料噴射管内に高圧のオートフレッテージ圧が付与されても該シート面の変形を防止することが可能である。また、スリーブ状のシート面変形防止部材をシート面に当接、好ましくは管軸方向に押圧し、高圧燃料噴射管接続頭部のポケットの底部に存在する皺疵に軸力を付与することにより、オートフレッテージ処理に伴う皺疵の深さの進行と接続頭部開口部の拡開の防止が可能である。さらに、高圧燃料噴射管への高内圧付与時に接続頭部端面開口部にシールプラグの当該コーン状突起を挿入、押圧しても、あるいは該コーン状突起の挿入、押圧により該コーン状突起との開口部当接面が変形してもシート面がスリーブ状のシート面変形防止部材のシート面変形防止面と当接して拘束されているのでシート面が変形することはない。また、本発明のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法においては、シート面変形防止部材のシート面変形防止面を、シート面に連なる円錐面と略合致する凹部形状とすることにより、高内圧付与時におけるシート面との当接・押圧作用が安定する。さらにまた、前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面とシート面との間に前記シート面を保護するための軟質金属を介在させたり、あるいは前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面に前記シート面を保護するための軟質金属層を設けることにより、シート面をよりいっそう確実に保護することができる。
したがって、本発明方法によれば、高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理等時におけるシート面の変形やシート面の疵を防止できるのみならず、シールの安定性、信頼性を確保できるという優れた効果を奏する。
図1は本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法の参考例を示す縦断面図、図2は第1実施例を示す縦断面図、図3は第2実施例を示す縦断面図、図3は同じく第3実施例を示す縦断面図であり、1A、1B、1Cは高圧燃料噴射管、2A、2B、2Cはシート面変形防止部材、2A−1、2B−1、2C−1はシート面変形防止面、3A、3B、3Cはシールプラグ、4A、4B、4Cはステーブロック、7は軟質金属である。
すなわち、図1に示す高圧燃料噴射管のシール方法(参考例)は、シート面変形防止部材のみでシールとシート面の変形防止の両作用を同時に得るシール方法を例示したもので、比較的細径からなる厚肉細径鋼管1A−1の接続端部に、球面状のシート面1A−3と、該シート面1A−3から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部1A−4と、前記シート面1A−3に連なって前記環状フランジ部1A−4まで先端に向って先細りとなる円錐面1A−5とから形成された接続頭部1A−2が形成され、該接続頭部1A−2の内周面にポケット1A−6を有する高圧燃料噴射管1Aの前記接続頭部1A−2の環状フランジ部1A−4の背面をステーブロック4Aに当接させ、さらに前記シート面1A−3との対向面に該シート面1A−3の形状と略合致する凹部形状を呈する円弧状のシート面変形防止面2A−1を有しかつ軸芯に管軸方向の貫孔2A−2を有するスリ−ブ状のシート面変形防止部材2Aの前記円弧状のシート面変形防止面2A−1を前記シート面1A−3に当接させた状態で、前記シート面変形防止部材2Aおよび/またはステーブロック4Aを管軸方向に押圧して該シート面変形防止部材2Aのシート面変形防止面2A−1をシート面1A−3に圧接させてシールする方式である。
このシール方式の場合は、シート面変形防止部材2Aの貫孔2A−2よりオートフレッテージ圧が高圧燃料噴射管1Aに付与されるが、この時シート面1A−3がシート面変形防止部材2Aの円弧状のシート面変形防止面2A−1により拘束されているので、該シート面1A−3が変形することはほとんどなく、また、シート面変形防止部材2Aおよび/または高圧燃料噴射管1Aが管軸方向に押圧されることにより高圧のシールに必要な面圧を得、また高圧燃料噴射管接続頭部1A−2のポケット1A−6の底部に存在する皺疵(図示せず)に軸力が付与される結果、オートフレッテージ処理に伴う皺疵の深さの進行と接続頭部開口部1A−7の拡開が防止される。
図2に示す高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法(第1実施例)は、シート面変形防止部材とシールプラグの両方を用いてシールする方法を例示したもので、この方法は、基本的にはシールはシールプラグで行い、シート面変形防止部材はシート面の変形を防止する方法であり、前記と同様の高圧燃料噴射管1Bの内部へ高圧を付与する際に、高圧燃料噴射管1Bの接続頭部1B−2の端面開口部1B−7との対向面にコーン状突起3A−2を有するシールプラグ3Aを前記と同様のスリーブ状のシート面変形防止部材2Bに内挿させておくとともに、該シールプラグ3Aの前記コーン状突起3A−2を前記接続頭部端面開口部1B−7に挿入、押圧してシールする方式である。
すなわち、前記図1に示すものと同様、比較的細径からなる厚肉細径鋼管1B−1の接続端部に、球面状のシート面1B−3と、該シート面1B−3から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部1B−4と、前記シート面1B−3に連なって前記環状フランジ部1B−4まで先端に向って先細りとなる円錐面1B−5とから形成され、内周面にポケット1B−6を有する接続頭部1B−2を備えた高圧燃料噴射管1Bの前記接続頭部1B−2の環状フランジ部1B−4の背面をステーブロック4Bに当接させ、さらに前記シート面1B−3との対向面に該シート面1B−3の形状と略合致する凹部形状を呈する円弧状のシート面変形防止面2B−1を有しかつ軸芯に管軸方向の貫孔2B−2を有するスリ−ブ状のシート面変形防止部材2Bの前記円弧状のシート面変形防止面2B−1を前記シート面1B−3に当接させ、次いで、前記接続頭部1B−2の端面開口部1B−7との対向面にコーン状突起3A−2を有するシールプラグ3Aを前記シート面変形防止部材2Bの貫孔2B−2に内挿させておくとともに、シート面変形防止部材2Bおよびシールプラグ3Aを押圧し、あるいはシート面変形防止部材2Bおよびシールプラグ3Aを固定した状態でステーブロック4Bにて高圧燃料噴射管1Bを押圧し、またはシート面変形防止部材2Bおよびシールプラグ3Aと、ステーブロック4Bを相互に押圧してシールプラグ3Aのコーン状突起3A−2を前記接続頭部端面開口部1B−7に挿入、押圧してシールする方式である。
このシール方式の場合は、シールプラグ3Aの貫孔3A−1よりオートフレッテージ圧が高圧燃料噴射管1Bに付与されるが、この時シート面1B−3がシート面変形防止部材2Bの円弧状シート面変形防止面2B−1により拘束されているので、シールプラグ3Aの前記コーン状突起3A−2を接続頭部開口部1B−7に挿入、押圧して該接続頭部開口部1B−7に拡開力が作用しても該シート面1B−3が変形することはほとんどなく、また、本実施例においてもシート面変形防止部材2Bおよび/または高圧燃料噴射管1Bが管軸方向に押圧されることにより、高圧燃料噴射管接続頭部1B−2のポケット1B−6の底部に存在する皺疵(図示せず)に軸力が付与される結果、オートフレッテージ処理に伴う皺疵の深さの進行と接続頭部開口部1B−7の拡開が防止される。
図3に示す高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法(第2実施例)は、前記図2のシール方法と同様、シート面変形防止部材とシールプラグの両方を用いてシールする方法であり、接続頭部のシート面1C−3および該シート面に連なる円錐面1C−5と略合致する凹部形状となしたシート面変形防止面2C−1を有するシート面変形防止部材2Cと、シールプラグ3Bを用いてシールする方法を例示したもので、比較的細径からなる厚肉細径鋼管1C−1の接続端部に、球面状のシート面1C−3と、該シート面1C−3から軸芯方向に間隔をおいて設けた環状フランジ部1C−4と、前記シート面1C−3に連なって前記環状フランジ部1C−4まで先端に向って先細りとなる円錐面1C−5と、前記環状フランジ部1C−4の背面に形成された凸状の球面1C−6とからなる接続頭部1C−2が形成され、該接続頭部1C−2の内周面にポケット1C−7を有する高圧燃料噴射管1Cの前記接続頭部1C−2の環状フランジ部1C−4の背面の凸状の球面1C−6をステーブロック4Cに当接させ、さらに前記接続頭部1C−2のシート面1C−3および該シート面に連なる円錐面1C−5との対向面に該シート面1C−3および該シート面に連なる円錐面1C−5と略合致する凹部形状となしたシート面変形防止面2C−1を有しかつ軸芯に管軸方向の貫孔2C−2を有するスリ−ブ状のシート面変形防止部材2Cの前記シート面変形防止面2C−1を前記シート面1C−3および該シート面に連なる円錐面1C−5に当接させ、次いで、前記接続頭部1C−2の端面開口部1C−8との対向面をコーン状突起3B−2となしたシールプラグ3Bを前記シート面変形防止部材2Cの貫孔2C−2に内挿させておくとともに、シート面変形防止部材2Cおよびシールプラグ3Bを押圧し、あるいはシート面変形防止部材2Cおよびシールプラグ3Bを固定した状態でステーブロック4Cにて高圧燃料噴射管1Cを押圧し、またはシート面変形防止部材2Cおよびシールプラグ3Bと、ステーブロック4Cを相互に押圧してシールプラグ3Bのコーン状突起3B−2を前記接続頭部端面開口部1C−7に挿入、押圧してシールする方式である。
このシール方式の場合は、シールプラグ3Bの貫孔3B−1よりオートフレッテージ圧が高圧燃料噴射管1Cに付与されるが、この時シート面1C−3および該シート面に連なる円錐面1C−5がシート面変形防止部材2Cのシート面変形防止面2C−1により拘束されているので、シールプラグ3Bの前記コーン状突起3B−2を接続頭部開口部1C−8に挿入、押圧して該接続頭部開口部1C−8に拡開力が作用しても該シート面1C−3が変形することはほとんどなく、また、本実施例においてもシート面変形防止部材2Cおよび/または高圧燃料噴射管1Cが管軸方向に押圧されることにより、高圧燃料噴射管接続頭部1C−2のポケット1C−7の底部に存在する皺疵(図示せず)に軸力が付与される結果、オートフレッテージ処理に伴う皺疵の深さの進行と接続頭部開口部1C−8の拡開が防止される。
また、図4に示す高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法(第3実施例)は、接続頭部のシート面を保護するために前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面に軟質金属層を設けてシールする方法の一例として、前記図2に示すシール方法に適用した場合を示したもので、この場合は、スリ−ブ状のシート面変形防止部材2Bの前記シート面1B−3との対向面に形成した、シート面1B−3の形状と略合致する凹部形状を呈する前記円弧状のシート面変形防止面2B−1に軟質金属7を被着してシート面変形防止部材2Bを前記シート面1B−3に当接させる。前記円弧状のシート面変形防止面2B−1に軟質金属7を被着する方法としては、めっきや溶射等を用いることができる。なお、軟質金属としては、軟鉄、Cu、Sn、Al、Bi、Sb等の金属およびこれらの合金を用いることができる。
本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法は、例えばオートフレッテージ圧付与時等にシート面がスリーブ状のシート面変形防止部材のシート面変形防止面と当接していることにより拘束されているので、接続頭部に対しシールプラグで押圧や拡開力が作用しても、また高圧燃料噴射管内に高圧のオートフレッテージ圧が付与されても該シート面の変形を防止することが可能であり、また、高圧燃料噴射管接続頭部のポケットの底部に存在する皺疵に軸力が付与されることにより、オートフレッテージ処理に伴う皺疵の深さの進行と接続頭部開口部の拡開の防止が可能であり、さらに、高圧燃料噴射管への高内圧付与時におけるシート面の変形を防止することができ、その上、高内圧付与時におけるシート面との当接・押圧作用が安定するのみならず、シート面変形防止部材のシート面変形防止面とシート面との間に介在させる軟質金属や軟質金属層によりシート面をよりいっそう確実に保護することができるという優れた効果を奏する。したがって、本発明方法によれば、高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理等時におけるシート面の変形やシート面の疵を防止できるのみならず、シールの安定性、信頼性を確保でき、特にディーゼル内燃機関における高圧燃料噴射管の内圧疲労強度の向上と内燃機関の性能向上に大きく寄与する。
本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法の参考例を示す縦断面図である。 本発明に係る高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法の第1実施例を示す縦断面図である。 同じく第2実施例を示す縦断面図である。 同じく第3実施例を示す縦断面図である。 従来の高圧燃料噴射管の接続頭部の一例を示す縦断面図である。 従来の高圧燃料噴射管のシール方法の一例を示す縦断面図である。
1A、1B、1C 高圧燃料噴射管
2A、2B、2C シート面変形防止部材
2A−1、2B−1、2C−1 シート面変形防止面
3A、3B、3C シールプラグ
4A、4B、4C ステーブロック
7 軟質金属

Claims (4)

  1. シート面が形成された接続頭部を有する高圧燃料噴射管の内部へ高圧を付与する際のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法であって、前記接続頭部の首下部背面をステーブロックに当接させ、かつ少なくとも前記シート面形状と略合致する凹部形状を呈したシート面変形防止面を有するとともに軸芯に管軸方向の貫孔を有するシート面変形防止部材の前記シート面変形防止面を前記シート面に当接させて、当該シート面変形防止部材にてシールする高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法において、前記シート面変形防止部材に内挿され、端部にコーン状突起を有するシールプラグの前記コーン状突起を前記接続頭部端面開口部に挿入、押圧してシールすることを特徴とする高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法。
  2. 前記シート面変形防止部材の前記シート面変形防止面が、前記シート面に連なる円錐面と略合致する凹部形状となしていることを特徴とする請求項1に記載の高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法。
  3. 前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面とシート面との間に前記シート面を保護するための軟質金属を介在させることを特徴とする請求項1又は2に記載の高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法。
  4. 前記シート面変形防止部材のシート面変形防止面に前記シート面を保護するための軟質金属層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の高圧燃料噴射管のオートフレッテージ処理を含めた耐圧検査におけるシール方法。
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