JP5532825B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
ケース11は合成樹脂製であって、全体として扁平な直方体形状をなしている。図3に示すように、ケース11の一方の端面(図3における左手前側の端面)には開口部14が形成されている。ケース11の開口部14には合成樹脂製の蓋部15が取り付けられ、この蓋部15により開口部14は塞がれるようになっている。蓋部15の外側面には外方に突出する第1ロック突部16が形成されている。また、ケース11において第1ロック突部16と対応する位置には、第1ロック受け部17が形成されている。第1ロック突部16に対して第1ロック受け部17が弾性的に係合(言い換えると第1ロック受け部17に形成された孔に第1ロック突部16が嵌合)することにより、蓋部15とケース11とが一体に組み付けられるようになっている(図8及び図9も参照)。
ケース11内に収容される第1回路基板12は略長方形状をなしており、プリント配線により導電路が形成されている。図21に示すように、導電路には、通電時に発熱するヒューズ50及び、それ以外の電子部品24Aが実装されている。電子部品24Aとしては、例えばリレー、半導体スイッチング素子等、必要に応じて任意の素子を用いることができる。第1回路基板12は繊維基材及び合成樹脂からなり、折り曲げ可能に構成されている。
図5に示すように、ケース11内には、第1回路基板12の板面と略平行な姿勢で、第2回路基板13が収容されている。第2回路基板13にはプリント配線により導電路が形成されている。第2回路基板13は、保持部材27に対して第1回路基板12とは反対側の位置に配された状態で、ボルト28によって、保持部材27に固定されている。図11に示すように、第2回路基板13は略長方形状をなしており、保持部材27よりも一回り小さく設定されている。図10に示すように、保持部材27には第2回路基板13を収容するための収容部31が陥没して形成されている。
図5に示すように、第1回路基板12及び第2回路基板13のうち、ケース11の開口部14とは反対側に位置する端部寄り(図5の右側)の位置には、第1回路基板12と第2回路基板13とを電気的に接続する接続基板32が取り付けられている。接続基板32は合成樹脂製であって、例えばいわゆるFPC等の折り曲げ可能な基板とされる。接続基板32は、ケース11のうち開口部14と反対側に位置する奥壁33に沿って配されている。接続基板32の図5における上下両端部は第1回路基板12及び第2回路基板13に沿って折り曲げられており、それぞれ、第1回路基板12及び第2回路基板13に接続されている。この接続基板32には導電路が形成されており、この導電路と、第1回路基板12及び第2回路基板13に形成された導電路とが接続されることにより、第1回路基板12と第2回路基板13とが電気的に接続される。
保持部材27は、合成樹脂製であって、略直方体形状をなしている。図7に示すように、保持部材27のうちケース11の開口部14と反対側(図7の上側)の端部には、ケース11の奥壁33に対してケース11の内方から当接する奥壁接触部34が、奥壁33側に突出して形成されている。また、保持部材27のうちケース11の開口部14側に位置する端部は、嵌合部18内に相手側コネクタが嵌合されたときに第1回路基板12のコネクタ接続部25と当接して、相手側コネクタの嵌合時にコネクタ端子19に加えられた力がコネクタ接続部25を介して保持部材27に伝達されるようになっている。保持部材27に伝達された力は、奥壁接触部34を介してケース11へと伝達されるようになっている。このように、本実施形態においては、相手側コネクタの嵌合時にコネクタ端子19に加えられた力をケース11で受けることができるようになっている。
図5に示すように、第1回路基板12は、その板面が、ケース11のうち図5における下側に位置する放熱壁36(ケースの壁部)の壁面に沿う姿勢でケース11内に収容されている。この放熱壁36は、通電時に第1回路基板12で発生する熱を受けて、ケース11の外部へ放散するようになっている。
図5に示すように、保持部材27は、対向壁37に対してケース11の内方(図5における下方)から当接する複数の当接部38を有する。図10に示すように、当接部38は、保持部材27のうち対向壁37と対向する壁面(図10における上面)であって、収容部31と異なる領域に設けられている。
また、図5及び図15に示すように、保持部材27には、第1回路基板12に対してケース11の内方(図5における上方)から当接して、放熱壁36側に押圧する複数の押圧部39が形成されている。この押圧部39に押圧されることにより、第1回路基板12と放熱壁36とは密着するようになっている。
図18に示すように、ケース11において、放熱壁36及び対向壁37の双方は、第1回路基板12、第2回路基板13、及び保持部材27がケース11内に収容される前の状態において、ケース11の内方に撓んだ形状となるように予め成型されている。言い換えると、放熱壁36は、第1回路基板12に向かって撓んだ形状となっている。第1回路基板12、第2回路基板13、及び保持部材27がケース11内に収容されていない状態における対向壁37と放熱壁36との間隔は、第1回路基板12を保持部材27に組み付けた状態における当接部38の先端(図19における上端縁)と第1回路基板12の外側の面12B(図19における下側の面)との間の寸法よりも小さく設定されている。
図5及び図6に示すように、第1回路基板12と保持部材27との間には空間S1が形成されている。詳細には、この空間S1は、第1回路基板12と、保持部材27の遮熱壁35との間に形成されている。言い換えると、この空間S1内に、第1回路基板12に実装されたヒューズ50及び電子部品24Aが収容されるようになっている。
続いて、本実施形態に係る電気接続箱10の製造工程の一例を説明する。なお電気接続箱10の製造工程は以下の記載に限定されるものではない。まず、図21に示すように、第1回路基板12の内側の面12Aにヒューズ50及びその他の電子部品24Aを半田付け等の公知の手法により実装する。また、コネクタ端子19をコネクタ接続部25に半田付け等の公知の手法により接続する。その後、コネクタ接続部25を折り曲げる。
続いて、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態の電気接続箱10によれば、第1回路基板12において、ヒューズ50の実装領域の裏側51を、放熱壁36に対して直接的に接触させる構成としている。つまり、ヒューズ50の実装領域の裏側51をケース11の放熱壁36に対して熱伝導可能に接触させている。このような構成とすれば、ヒューズ50通電時に、ヒューズ50から発生する熱は第1回路基板12に伝熱され、その後、第1回路基板12から熱伝導によって、ケース11の放熱壁36へと伝熱される。これにより、例えば、ヒューズ50における第1回路基板12との接続箇所(例えば、半田部52)の温度上昇を抑制でき、電気的な接続信頼性を確保することが可能となる。これは、本実施形態のようなヒューズ50をケース11内に収容した構成(ヒューズ50から発生する熱が比較的こもりやすい構成)において、特に効果的である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
11…ケース
12…第1回路基板(回路基板)
36…放熱壁(ケースの壁部)
50、70…ヒューズ
51…ヒューズの実装領域の裏側
Claims (3)
- ヒューズが表面実装された回路基板と、前記回路基板が収容されるケースと、を備えた電気接続箱であって、
前記ケース内に収容され前記回路基板を保持する保持部材を備え、
前記回路基板において、前記ヒューズの実装領域の裏側を、前記ケースの壁部を構成する放熱壁に対して熱伝導可能に接触させており、
前記ケースは、前記放熱壁と対向する対向壁を有し、
前記保持部材は、
前記対向壁に当接する当接部と、
前記回路基板を前記放熱壁側に押圧する押圧部と、を備えていることを特徴とする電気接続箱。 - 前記回路基板において、前記ヒューズの実装領域の裏側を、前記ケースの前記放熱壁に対して直接的に接触させたことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記ケースは、前記回路基板が前記ケース内に収容される前の状態において、前記ケースの壁部が前記ケースの内方に撓んだ形状に予め成型されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
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