JP5532484B2 - 電子機器用の入力装置及び入力方法 - Google Patents

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本発明は、電子機器用の入力装置及び入力方法に関し、特に、静電容量方式のタッチセンサを備えた入力装置及びそれを用いた入力方法において、誤入力を防止する技術に関する。
従来、電子機器用の入力装置において、操作者による入力操作を静電容量方式のタッチセンサを用いて検知するタイプの入力装置がある。この種の入力装置は、最上面に位置する入力操作面を平坦面として、機能性と美観とを高度に兼ね備えつつ、高感度の入力検知が可能となる利点を有しており、近年、様々な電子機器用の入力装置として広く用いられている。
このような入力装置には、入力操作面上に、それぞれのキースイッチに対応する複数の区画(以下、単にキースイッチともいう)が設けられ、操作者の指が入力操作面上の各キースイッチに接触したことを検知して、それぞれのキースイッチに対応する出力情報を電子機器に出力するものがある。従来、このような入力装置では、図9に示すように、操作者の意図していないキースイッチが入力されてしまう誤入力が発生するという問題がある。
図9に示す入力装置は、3つのキースイッチにそれぞれ対応するタッチセンサ101、102、103と、各タッチセンサ101、102、103の静電容量変化を検知する入力情報検出回路106を含むタッチセンサシステムを有している。尚、タッチセンサ101、102、103は、各キースイッチが設けられた入力操作面(図示は省略する)の下部に設けられるものであっても、入力操作面上に設けられるものであってもよい。
図9において、操作者は、タッチセンサ101に相当するキースイッチのみに対する入力操作を行なうことを意図して、その指105を入力操作面上の該当箇所に接触させているものとする。このとき、タッチセンサシステムの感度によっては、指105が近接する他のタッチセンサ(例えば、タッチセンサ102)に対応するキースイッチにも入力操作が有ったと、誤って(すなわち、操作者の意図に反して)みなされる可能性がある。あるいは、操作者が指105を用いて特定のキースイッチの入力を意図しているときに、指105以外の操作者の体の一部(例えば、他の指または掌など)が、異なるキースイッチに実際に接触してしまうことによって、誤入力が発生する場合も考えられる。
従来、このような誤入力を防止するために、入力操作時の操作者の指の位置を想定して、実際に入力操作が行われる可能性の高い順に、予め各キースイッチに対する入力の優先順位を設定し、タッチセンサシステムで複数のキースイッチの入力操作に対応する信号が検知された場合には、最も優先順位の高いキースイッチに対する入力操作のみが行われたものと判別する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、通常、操作者が1本の指(例えば、人差し指または親指)を用いて入力操作を行い、正常の操作において、同時に2つ以上のキースイッチに対する入力操作が行われることはないことが前提となっているものである。したがって、この方法が好適に適用されるのは、例えば、リモコンや家電製品の操作パネル等の比較的少数のキースイッチを備える入力装置に対してのみである。
これに対して、比較的多数のキースイッチを備えており、操作者が(通常は両手の)複数本の指を用いて高速に入力操作を行なう場合があることが想定される入力装置(例えば、パーソナルコンピュータ用のキーボード)では、その操作性の観点から、上述したような誤入力を防止可能であることが望まれると同時に、正常の操作において、操作者が、2つ以上のキースイッチに対して意図的に、同時の入力操作を実行することが可能であることも強く望まれるものである。特許文献1に記載されたような方法では、比較的多数のキースイッチを備えた入力装置において、このような操作性を保ちつつ誤入力を防止することはできない。
そこで、本出願人は、先に、比較的多数のキースイッチを備えた入力装置において、このような操作性を保ちつつ誤入力を防止することが可能な電子機器用の入力装置及び入力方法を提案している(特許文献2参照)。
図10は、特許文献2に記載された入力装置の入力操作面14を模式的に示す図である。この入力装置では、入力操作面14上に、それぞれキースイッチに対応する複数の区画(SW00〜SW34。以下単にキースイッチという)が設けられており、それぞれのキースイッチSW00〜SW34毎にタッチセンサが設けられている。
この入力装置では、それぞれのキースイッチ毎に無効化判定領域が予め定義されており、この無効化判定領域を用いて誤入力が判別される。具体的には、無効化判定領域は、それぞれのキースイッチ毎に、そのキースイッチが操作者側から見て最も奥に位置し(以下、このキースイッチを頂点キーともいう)、かつ、頂点キーとその手前側に位置するキースイッチ群(以下、これらのキースイッチを無効化候補キーともいう)を含むように定義される。例えば、図10には、キースイッチSW01、SW02、SW03を頂点キーとするそれぞれの無効化判定領域16、15、17が示されている。
そして、この入力装置は、キースイッチがオンとなったことを示す検知情報が2つ以上のキースイッチについて同時に発生している場合、これらのキースイッチが、いずれかの無効化判定領域の頂点キーと、その無効化判定領域に含まれる無効化候補キーという関係にあるか否かを判別し、この関係にある場合には、頂点キーに対する入力操作を真と判別し、無効化候補キーに対する入力操作を偽と判別することによって、上述したような誤入力を防止するものである。
しかも、この入力装置では、キースイッチがオンとなったことを示す検知情報が2つ以上のキースイッチについて同時に発生している場合でも、これらのキースイッチが、上述した関係にない場合には、いずれのキースイッチに対する入力操作も真と判別されるため、操作者が、2つ以上のキースイッチに対して意図的に実行した入力操作を真と判別することが可能となり、操作性が良好に保たれるものである。
特開2007−317201号公報 特願2010−243630号明細書
しかしながら、図10に示すような無効化判定領域による誤入力の判別方式は、操作者が入力操作を意図したキースイッチの手前側に位置するキースイッチ群に発生し得る誤入力を防止するためには有効であるものの、操作者に対して横方向に隣接するキースイッチ間で発生し得る誤入力については、防止することができない点で改善の余地がある。
すなわち、操作者に対して横方向に隣接する2つのキースイッチには、操作者が、一方のキースイッチ(例えば、キースイッチSW02)に対して入力操作を実行する意図をもって指等を操作面上に置いた場合でも、その位置ずれ等により、他方のキースイッチ(例えば、キースイッチSW01)についてもオンを示す検知情報が発生する可能性がある。しかるに、図10に示すような無効化判定領域による誤入力の判別方式では、無効化判定領域15の頂点キーであるキースイッチSW02と、無効化判定領域16の頂点キーであるキースイッチSW01に対してオンを示す検知情報が同時に発生している場合、キースイッチSW01、SW02に対する入力操作は、いずれも真と判別されることになり、この誤入力(すなわち、操作者の意図とは異なる入力)を防止することができない。
したがって、静電容量方式のタッチセンサを備えた入力装置において、誤入力をさらに効果的に防止するためには、操作者に対して横方向に隣接する2つのキースイッチに対して発生する誤入力を防止可能であることが望ましく、さらに、入力装置の操作性を保ちつつこのような誤入力を防止するためには、上記のような2つ(または2つ以上)のキースイッチに対してオンを示す検知情報が発生した場合、それらの検知情報について、操作者が入力操作を意図的に実行したキースイッチの検知情報と、操作者の意図とは関わりなく発生した検知情報とを、適切な識別基準によって識別可能であることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子機器用の入力装置において、誤入力のおそれを無くし、その操作性を向上させることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、または、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)電子機器用の入力装置であって、平坦な入力操作面および該入力操作面に対する入力操作を検知する静電容量方式のタッチセンサを備える操作部と、前記操作部からの前記入力操作の検知情報が入力され、前記入力操作の真偽を判別して真と判別した場合にのみ、前記検知情報に対応する出力情報を前記電子機器に対して出力する制御回路部とを備え、前記制御回路部は、1個または複数の前記検知情報が入力された場合、前記1個または複数の検知情報に対応する座標のそれぞれに対して予め用意された無効化判定領域情報をもとに入力操作を真とする座標を特定し、特定された前記座標に対する前記検知情報が入力されている間に、該検知情報の座標に対する前記無効化判定領域内の前記検知情報に対応する座標の群集合のうち、前記入力操作が真と特定された座標以外の座標に対する前記入力操作を偽と判別するとともに、前記入力操作を真とする座標を特定するときに、複数の前記無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する前記検知情報が入力され、かつ、前記検知情報が入力された複数の前記頂点座標が隣接して連なる場合は、複数の前記頂点座標の数、複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の検出値比較情報、及び複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の入力持続時間情報をもとに、前記入力操作を真とする前記頂点座標を特定すること特徴とする入力装置(請求項1)。
ここで、本明細書において、「真」の入力操作とは、入力装置の操作者が意図的に実行した入力操作のことをいい、「偽」の入力操作とは、ユーザーが入力操作面上の特定の位置に対して「真」の入力操作を実行していないにも関わらず、操作部から制御回路部に上記特定の位置の座標に対応する検知情報が入力された場合に、その座標に対応する入力操作をいう。
また、本明細書において「座標」とは、入力装置の入力操作面上において、入力操作の対象となる特定の位置(または範囲)を指定するために使用される任意の情報を言い、入力操作面に沿って設けられる任意の適切な2次元座標から実際に読み取られる値(または、値の範囲)に相当するデータの場合を含むが、それに限定されるものではない。例えば、入力装置の入力操作面上に、それぞれ入力操作の対象となる位置を定義する複数の個別の区画が設けられている場合(典型的には、これらの区画によって、いわゆるキースイッチが定義される場合)、各区画と1対1に対応し、各区画を特定することが可能な任意の情報を、その位置の「座標」というものとする。このような座標には、例えば、各区画に与えられる整数による通し番号、あるいは、各区画に与えられる整数の組み等が含まれる。
本項に記載の入力装置は、1個または複数の検知情報が入力された場合、それらの1個または複数の検知情報に対応する座標のそれぞれに対して予め用意された無効化判定領域情報をもとに入力操作を真とする座標を特定し、特定された座標に対する検知情報が入力されている間に、その検知情報の座標に対する無効化判定領域内の検知情報に対応する座標の群集合のうち、入力操作が真と特定された座標以外の座標に対する入力操作を偽と判別する制御回路部を備えることによって、偽の入力操作を効果的に判別することが可能となり、静電容量方式のタッチセンサを用いた高感度な入力装置の操作性を向上させることができる。
さらに、本項に記載の入力装置では、偽の入力操作を効果的に判別することに加えて、上記構成により、操作者が、2箇所以上の座標に対して意図的に実行した同時の入力操作を「真」と判別することが可能となるため、特に、入力操作面上に入力操作の対象となる座標が比較的多数個設けられており、操作者が、例えば両手の複数本の指を用いて、高速に入力操作を行なう場合があることが想定される入力装置において、その操作性を顕著に向上させることができる。
特に、本項に記載の入力装置では、複数の無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する検知情報が入力され、かつ、それらの複数の頂点座標が隣接して連なる場合でも、複数の頂点座標の数、複数の頂点座標に対応する検知情報相互の検出値比較情報、及び複数の頂点座標に対応する検知情報の入力持続時間情報をもとに、入力操作を真とする頂点座標を特定することにより、誤入力をさらに効果的に防止して、入力装置の操作性を向上させるものである。
尚、本項に記載の入力装置において、「偽」の入力操作が発生する主な要因としては、操作者の指等が操作者の入力意図とは関わりなく入力操作面の特定の座標に近接または接触し、その近接または接触がタッチセンサによって検知されることが考えられる。したがって、上記無効化判定領域情報は、望ましくは、入力に際しての操作者の手、指の典型的な配置等を考慮して適切に設定されるものである。
(2)(1)項に記載の入力装置において、前記制御回路部は、入力操作面上の入力操作の対象となる位置の座標に対する前記検知情報の有無を座標毎に記憶するとともに、入力操作の対象となる位置の座標のそれぞれに対して予め用意された前記無効化判定領域情報を記憶する記憶部と、前記検知情報が入力されたことが前記記憶部に記憶されている1個または複数の座標のそれぞれに対して、予め用意された前記無効化判定領域内で入力操作を真とする座標を特定するとともに、該無効化判定領域内の前記検知情報に対応する座標の群集合のうち、前記入力操作が真と特定された座標以外の座標の前記入力操作を偽と判別するとともに、前記入力操作を真とする座標を特定するときに、複数の前記無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する前記検知情報が入力され、かつ、前記検知情報が入力された複数の前記頂点座標が隣接して連なる場合は、複数の前記頂点座標の数、複数の前記頂点座標の前記検知情報に対応する検出値比較情報、及び複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の入力持続時間情報をもとに、前記入力操作を真とする前記頂点座標を特定するデータ処理部とを備えることを特徴とする入力装置(請求項2)。
(3)(2)項に記載の入力装置において、前記データ処理部は、前記検出値比較情報をもとに、前記検知情報が入力された3個以下の前記頂点座標のうち、前記検知情報の検出値の評価が最も低い頂点座標を除く残りの頂点座標に対する入力操作を真と判別することを特徴とする入力装置(請求項3)。
(4)(3)項に記載の入力装置において、前記データ処理部は、前記入力持続時間情報をもとに、前記検知情報の検出値の評価が最も低い頂点座標の前記検知情報の入力持続時間が所定時間以上経過した場合、当該頂点座標に対する入力操作を真と判別することを特徴とする入力装置(請求項4)。
(5)(2)〜(4)項に記載の入力装置において、予め定義された1つまたは複数の特殊位置に対応する座標以外の座標のそれぞれに対して予め用意された前記無効化判定領域は、前記予め定義された1つまたは複数の特殊位置に対応する座標を含まないように定義されることを特徴とする入力装置(請求項5)。
(6)平坦な入力操作面および該入力操作面に対する入力操作を検知する静電容量方式のタッチセンサを備える操作部と、該操作部からの前記入力操作の検知情報が入力される制御回路部とを備える、電子機器用の入力装置のための入力方法であって、前記操作部から入力される前記検知情報に対応する前記入力操作の真偽を判別するステップと、前記入力操作が真と判別された場合にのみ、前記検知情報に対応する出力情報を前記電子機器に対して出力するステップとを含んでおり、前記操作部から入力される前記検知情報に対応する前記入力操作の真偽を判別するステップは、1個または複数の前記検知情報が入力された場合、前記1個または複数の検知情報に対応する座標のそれぞれに対して予め用意された無効化判定領域情報をもとに入力操作を真とする座標を特定し、特定された前記座標に対する前記検知情報が入力されている間に、該検知情報の座標に対する前記無効化判定領域内の前記検知情報に対応する座標の群集合のうち、前記入力操作が真と特定された座標以外の座標に対する前記入力操作を偽と判別するとともに、前記入力操作を真とする座標を特定するときに、複数の前記無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する前記検知情報が入力され、かつ、前記検知情報が入力された複数の前記頂点座標が隣接して連なる場合は、複数の前記頂点座標の数、複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の検出値比較情報、及び複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の入力持続時間情報をもとに、前記入力操作を真とする前記頂点座標を特定することを特徴とする入力方法(請求項6)。
本発明はこのように構成したので、静電容量方式のタッチセンサを備えた、電子機器用の入力装置において、誤入力のおそれを無くし、操作性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る入力装置の要部を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置において、無効化判定領域の一例を模式的に示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法のうち、入力操作の無効化判定領域内部での真偽判別手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法のうち、無効化判定領域の頂点キーに対する入力操作の真偽判別手順の一例を示すフローチャートである。 図4に示すフローチャートにおいて、検知情報が入力された頂点キーが2つの場合の真偽判別手順を詳細に示すフローチャートである。 図4に示すフローチャートにおいて、検知情報が入力された頂点キーが3つの場合の真偽判別手順を詳細に示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、検知情報の検出値の評価方法の第1例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、検知情報の検出値の評価方法の第2例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、検知情報の検出値の評価方法の第3例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、検知情報の検出値の評価方法の第4例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、入力持続時間の判定方法の第1例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、入力持続時間の判定方法の第2例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、入力持続時間の判定方法の第3例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、入力持続時間の判定方法の第4例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置の機能及びその入力方法において、入力持続時間の判定方法の第5例を示す図である。 タッチセンサを備える従来の入力装置において、誤入力の発生の態様を模式的に示す図である。 本出願人による先の特許出願における入力装置において、無効化判定領域の一例を模式的に示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態における入力装置10は、電子機器6用の入力装置であって、平坦な入力操作面(図示は省略する)および入力操作面に対する入力操作を検知する静電容量方式のタッチセンサ7を備える操作部1と、操作部1からの入力操作の検知情報が入力される制御回路部2とを備えており、この制御回路部2は、後述するように、検知情報が入力された入力操作の真偽を判別して真と判別した場合にのみ、その検知情報に対応する出力情報を電子機器6に対して出力するように構成されている。
ここで、本実施形態における入力装置10では、図2に模式的に示すように、入力操作面14上に、それぞれキースイッチに対応する複数の区画(SW00〜SW34。以下単にキースイッチという)が設けられており、タッチセンサ7は、それぞれのキースイッチSW00〜SW34毎に設けられるものとする。例えば、各タッチセンサ7は、それぞれのキースイッチSW00〜SW34の直下に配置されるように、入力操作面の下部に配置される基板上に設けられるものであってもよい。
入力装置10の操作者は、入力操作面14上の各キースイッチSW00〜SW34を指等により触れることにより、入力操作を実行する。そして、操作部1は、それぞれのキースイッチSW00〜SW34に対する入力操作によって、対応するタッチセンサ7に生じる静電容量の変化を検出して、入力操作の発生を示す検知情報を制御回路部2に出力する入力情報検出回路3を備えている。
したがって、入力装置10の場合、入力操作面14上の入力操作の対象となる位置とは、具体的には、各キースイッチSW00〜SW34を意味するものであり、その座標を特定することは、(例えば、整数の組み00〜34等により)各キースイッチを特定することに相当する。
また、入力装置10は、制御回路部2から、まず、入力操作の発生を検出するキースイッチを指定するための情報が入力情報検出回路3に対して出力され、入力情報検出回路3は、この情報によって指定されたキースイッチに対する検知情報を制御回路部2に出力するものとし、これによって、制御回路部2は、操作部1から入力される検知情報について、その検知情報に対応する入力操作が行われたキースイッチを識別する。
但し、本発明に係る入力装置は、操作部1から制御回路部2に入力される検知情報について、制御回路部2が、その検知情報に対応する入力操作が行われた入力操作面上の位置(例えば、その位置に対応するキースイッチ)を識別可能である限り、任意の適切な構成とすることができる。
また、入力装置10において、入力情報検出回路3から制御回路部2に入力される検知情報には、キースイッチに対する入力操作の有無を指定する情報だけでなく、タッチセンサ7から入力情報検出回路3に入力され、(必要な場合、適切な処理が施された後)、入力情報検出回路3が備える閾値と比較されて、キースイッチに対する入力操作の有無を判別するための検出値自体に関する情報も含まれるものである。
入力装置10において、制御回路部2は、その機能ブロックとして、記憶部5及びデータ処理部4を含んでおり、次に、これら各機能ブロックの機能、並びに、本実施形態における入力装置10における入力方法について説明する。
まず、入力装置10には、それぞれのキースイッチ毎に無効化判定領域が予め定義されており、入力装置10は、この無効化判定領域を用いて、それぞれの無効化判定領域内における入力操作の真偽を判別することを一つの特徴とする。具体的には、無効化判定領域は、それぞれのキースイッチ毎に、そのキースイッチが操作者側から見て最も奥側に位置し(以下、このキースイッチを頂点キー(本実施形態における頂点座標に相当する)ともいう)、かつ、頂点キーとその手前側に位置するキースイッチ群(以下、これらのキースイッチを無効化候補キーともいう)を含むように定義される。例えば、図2には、キースイッチSW01、SW02を頂点キーとするそれぞれの無効化判定領域16、15が示されている。
また、入力装置10は、操作者から見て横方向に隣接して連なる複数の頂点キー(例えばSW01、SW02)に対する入力操作の検知情報が制御回路部2に入力された場合に、それらの入力操作の真偽を判別することを更なる特徴とするものであるが、この特徴については後述し、まず、図3に基づいて、頂点キーに対する入力操作が真と確定している状態での、無効化判定領域内の入力操作の真偽判別の方法について説明する。
入力装置10において、その記憶部5には、入力操作面14上の入力操作の対象となる位置の座標に対する検知情報(すなわち、本実施形態の場合、各キースイッチに対する検知情報)の有無が、座標毎に(すなわち、本実施形態の場合、キースイッチ毎に)記憶されている。この態様は、例えば、図3のフローチャートのステップS2、S5にそれぞれ対応する表T2、T4として、模式的に示されている。
例えば、図3のステップS2に対応する表T2では、各キースイッチは(X,Y)の組みで指定され、表T2中の数値1は、対応するキースイッチに対する検知情報が制御回路部2に入力された(すなわち、入力情報検出回路3においてこのキースイッチに対する入力操作が行われたと判別された)ことを示している(以下、キースイッチON状態ともいう)。また、数値0は、対応するキースイッチに対する検出情報が制御回路部2に入力されていない(以下、キースイッチOFF状態ともいう)ことを示す。具体的には、表T2は、座標(1、2)に対するキースイッチ(以下、SW12と記す。他のキースイッチについても同様)及びキースイッチSW23がON状態であり、他のキースイッチがオフ状態である状況が、記憶部5に記憶されていることを示している。
さらに、制御回路部2の記憶部5には、入力操作の対象となる位置の座標(すなわち、本実施形態の場合、各キースイッチ)のそれぞれに対して定義される無効化判定領域に対応して、全キースイッチに対して、それぞれのキースイッチに対する無効化判定領域を定義するための情報(例えば、その無効化判定領域に含まれる頂点キー及び無効化候補キーを特定するための情報)が記憶されている。
ここで、図3に示すフローチャートに示す各ステップについて説明すれば、次の通りである。まず、入力装置10において、データ処理部4は、操作部1からキースイッチに対する検知情報が新たに入力されたか否かを判別し(ステップS1)、入力されていない場合(No)、今回の処理手順は終了する。ステップS1において、キースイッチが検出された(すなわち、キースイッチに対する新たな検知情報が入力された)場合(Yes)、データ処理部4は、該当のキースイッチの状態として記憶部5中の対応する箇所に数値1を格納した後、記憶部5中の表T2に対応するデータ内で、群集合の頂点キーを探索する(ステップS2)。
ここで、図3に示す例では、ステップS1において、キースイッチSW23が検出されたものとする。また、群集合とは、記憶部5中の表T2に対応するデータにおいて、数値1が格納されたキースイッチの集合をいう。そして、特定の無効化判定領域内において、群集合の頂点キー探索するステップ(ステップS2)は、具体的には、キースイッチSW23を含んでいる複数の無効化判定領域から、記憶部5中の表T2に対応するデータにおいて、頂点キーに対して数値1が格納された無効化判定領域と、その頂点キーを探索するものである。この例では、表T2に示すように、頂点キーとして(後述する方法により真と判定された後の)キースイッチSW12が検出され、この場合の(表T2上の)無効化判定領域Aは、キースイッチSW12、SW21、SW22、SW23を含むものである。
次いで、データ処理部4は、ステップS2で探索された頂点キーSW12に対する無効化判定領域A内の群集合に、特殊位置に対応するキースイッチが含まれるか否かを判別する(ステップS3)。そして、特殊位置に対応するキースイッチが含まれない場合(No)、データ処理部4は、この無効化判定領域A内の群集合のうち、入力操作が真と判別される頂点キーSW12以外のキースイッチ(すなわち、無効化候補キー。この例の場合、キースイッチSW23)に対する入力操作を偽と判別し、該当のキースイッチに対する入力操作を無効とする(ステップS4)。すなわち、データ処理部4は、表T4に示すように、記憶部5のデータ中の入力操作が無効とされたキースイッチ(キースイッチSW23)に対応する箇所に、数値0を格納する。
次いで、データ処理部4は、記憶部5に記憶されている各キースイッチのON/OFF状態に応じて、電子機器6に対する出力情報(キー出力)を出力する(スッテプS5)。この例の場合、ステップS4において、キースイッチS23に対応する入力操作が偽と判別され、記憶部4には、キースイッチS23はOFF状態として記憶されているため、キースイッチS23に対応する出力情報は出力されない。
また、ステップS3において、ステップS2で探索された頂点キーSW12に対する無効化判定領域A内の群集合に、特殊位置に対応するキースイッチが含まれると判別された場合(Yes)、その特殊位置に対応するキースイッチに対する入力操作は、偽と判別されることなく、入力手順は、直接ステップS5に移行する。これは、無効化判定領域の定義の観点から言えば、任意の無効化判定領域は、特殊位置に対応するキースイッチを頂点キーとして含む場合を除いて、特殊位置に対応するキースイッチを含まないように定義されるものである。
このような特殊位置に対応するキースイッチとして定義することが好ましいキースイッチは、例えば入力装置としてパーソナルコンピュータ用のキーボードを想定した場合の、Ctrlキー、Altキー、Shiftキー、Fnキーのように、そのキースイッチと他のキースイッチに対して同時に入力操作を行なうことに対して、何らかの特別な機能が定義されているキースイッチである。
尚、図2に示すような無効化判定領域(例えば、15)は、一般に、操作者が入力装置10を使用する場合、特に、入力操作面14の操作者側から(例えば、入力操作面14の手前に手首を固定するなどして)両手の複数の指を使用して入力操作を実行する場合に、キースイッチ(例えば、SW02)に対して意図的な入力操作を行うことに伴い、キースイッチSW02に対して手前側(操作者側)に配置されたキースイッチSW11〜SW13、SW21〜SW23、SW31〜SW33等に、誤入力が発生し易いことを考慮して定義されたものである。
また、図3の表T2、T4に示す無効化判定領域Aは、SW12を頂点キーとして、図2に示す無効化判定領域15、16と同様の技術思想の下に設定されることを想定したものであるが、この無効化判定領域Aの形状が図2に示す無効化判定領域と類似の凸形状をしているのは、単に説明の便宜のためであって、記憶部5中のデータのビット配列のパターンである無効化判定領域Aが、必ずしも入力操作面14上に定義される無効化判定領域15の形状に対応する必要はないことは言うまでもない。
また、図2に示す無効化判定領域15の定義は、好ましい一例を示すものに過ぎず、本発明において、操作者側から見て最も奥側に位置するキースイッチを頂点キーとする限り、無効化判定領域の形状及び範囲等は、誤入力が発生する実際の状況に応じて適切に定義することができる。
次に、図4〜図6等に基づいて、検知情報が入力された複数の頂点キーが隣接して連なる場合の、それらの頂点キーに対する入力操作の真偽判別について説明する。
図4において、まず、データ処理部4は、制御回路部2に検知情報が入力された(すなわち、入力情報検出回路3においてタッチセンサ7の検出値が閾値を超えた)頂点キーであって、操作者に対して横方向に隣接する位置関係にある頂点キーが2個以上あるか否かを判別する。このような条件を満たす頂点キーが2個以上ない場合(No)、後述する2キー用タイマーを停止し(ステップS17)、次いで、後述する3キー用タイマーを停止する(ステップS18)。次いで、データ処理部4は、ステップS19において、検知情報が入力された頂点キーが1個あるか否かを判別し、このような頂点キーがある場合(Yes)、その頂点キーに対応する入力操作を真と判別し、(例えば、記憶部5への対応するON状態の保存(図3の表T2、T4参照)等の必要な処理を実行した後)、処理手順は、ステップS11に戻る。また、ステップS19において、検知情報が入力された頂点キーがないと判別された場合(No)、処理手順は、直接、テップS11に戻る。
一方、ステップS11において、上記の条件を満たす頂点キーが2個以上あると判別された場合(Yes)、データ処理部4は、さらに、上記の条件を満たす頂点キーが3個あるか否かを判別し(ステップS12)、ない場合(No)には、後述する3キー用タイマーを停止し(ステップS15)、検知情報が入力された隣接する頂点キーが2個ある場合の処理(Function01)を実行する(ステップS16)。そして、Function01の終了後、処理手順は、ステップS11に戻る。また、ステップS12において、上記の条件を満たす頂点キーが3個あると判別された場合(Yes)、後述する2キー用タイマーを停止し(ステップS13)、検知情報が入力された隣接する頂点キーが3個ある場合の処理(Function02)を実行する(ステップS14)。そして、Function02の終了後、処理手順は、ステップS11に戻る。
ここで、図5に基づいて、上記条件を満たす2個の頂点キーをSW01、SW02として、Function01の処理手順を説明する。まず、データ処理部4は、2キー用タイマーにより計時された入力持続時間(詳細については後述する)が、所定時間以上であるか否かを判別し(ステップS141)、所定時間未満の場合(No)、2個の頂点キーSW01、SW02の検出値(すなわち、入力情報検出回路3において閾値と比較される信号値)の評価を実施する(ステップS142)。
図7A〜図7Dに基づいて、この評価の例を説明すれば、次の通りである。図7Aは、2つの頂点キーSW01、SW02の検出値とこの2キーに共通の閾値との差分値V01、V02との大小比較により、検出値の比較を実施する例である。この例では、検出値比較情報として、差分値V01、V02が大きい方の頂点キー(例えば、SW01)に高い評価が与えられ、小さい方の頂点キー(例えば、SW02)に低い評価が与えられる。図7Bは、一旦、差分値V01、V02との大小を仮判定し、その結果、大きい方の差分値(例えば、V01)に所定の値Vαを加算して、再び、V01+VαとV02の大小を比較し、その比較の結果、検出値比較情報として、大きい方の頂点キー(例えば、SW01)に高い評価を与え、小さい方の頂点キー(例えば、SW02)に低い評価を与えるものである。
ここで、図7Bに示す検出値の評価方法は、チャタリングを防止するために好ましい方法であり、図7Bに示す方法以外にも、仮判定において小さいと判定された差分値から所定の値を減算して再判定を実施するものであってもよく、あるいは、仮判定の後、大きいと判別された差分値に、その差分値に応じた所定の係数を乗算することによって(または、小さいと判別された差分値を、その差分値に応じた所定の係数で除算することによって)、再判定を実施するものであってもよい。さらに、図7A及び図7Bに示す検出値の評価において、大小比較は、検出値と共通の閾値との差分値ではなく、検出値の絶対値を用いるものであってもよい。
また、入力装置10は、入力操作面14の設計仕様および/または各キースイッチが担う機能等に応じて、各キースイッチに応じて個別の閾値を有するものであってもよく、図7C及び図7Dに示す例は、頂点キーSW01、SW02に対して異なる閾値が設定されている場合の、検出値の評価方法を示す図である。図7C及び図7Dに示す方法は、検出値と閾値との差分値として、それぞれ固有の閾値からの差分値V01a、V02aが用いられることを除いて、それぞれ図7A及び図7Bに示す評価方法と同様のものである。
次いで、データ処理部4は、ステップS142における検出値の評価の結果や監視分類が前回のものと同じかどうかを判定し(ステップS143)、異なると判定された場合(No)、ステップS142において高い評価を与えた方の頂点キーのみを有効として真と判別し(ステップS144)、低い評価を与えた方の頂点キーを監視対象として設定する(ステップS145)。次いで、データ処理部4は、2キー用タイマーを開始し(ステップS146)、その後、図4に示す元の処理手順に復帰する。
尚、この例では、ステップS144及びステップS145において、ステップS142に示す監視分類(1)の場合には、頂点キーSW01が真と判別され、頂点キーSW02が監視対象に設定される。また、ステップS142に示す監視分類(2)の場合には、頂点キーSW02が真と判別され、頂点キーSW01が監視対象に設定される。
また、ステップS142における検出値の評価の結果、その検出値比較情報に基づいて真と判別された頂点キーに対しては、記憶部5への対応するON状態の保存(図3の表T2、T4参照)等の必要な処理が実行される。
また、ステップS141において、2キー用タイマーによって計時される入力持続時間が、所定時間以上の場合(Yes)、データ処理部4は、制御回路部2に検知情報が入力された2個の頂点キーを両方とも有効として真と判別し(ステップS147)、(必要な所定の処理を実行して)、図4に示す元の処理手順に復帰する。
一方、ステップ143において、ステップS142における検出値の評価の結果や監視分類が前回と同じであると判定された場合(Yes)には、図4に示す元の処理手順に復帰する。
ここで、図8A及び図8Bに基づいて、入力持続時間に基づく2個の頂点キーの真偽判別について、詳述する。図8A及び図8Bは、頂点キーSW01、SW02の2キーが略同時に入力操作される場合の検出値のタイムチャートである。図8Aでは、時刻T1において、頂点キーSW01に閾値を超える検出値(差分値V01)が発生し、その後、時刻T2において、頂点キーSW02に閾値を超える検出値(差分値V02<V01)が発生している。したがって、時間T1−T2では、1個の頂点キーSW01の検知情報のみが制御回路部2に入力されている状態であり、データ処理部4は、図4に示す処理手順のステップS11の判別後、ステップS17〜S20の手順を実行し、頂点キーSW01を真と判別する。
その後、時刻T2において、頂点キーSW02に閾値を超える検出値が発生すると、データ処理部は、図4及び図5に示すFunction01を実行し、時刻T2後、最初にFunction01が実行されたときに、2キー用タイマーによる計時が開始される。ここで、図8Aに示す例の場合、V01>V02であるため、時間T2−T3において、頂点キーSW01は引き続き真と判別され、一方頂点キーSW02は監視対象に設定される(その入力操作は偽と判別された状態となる)。
そして、図8Aに示す例では、頂点キーSW02の検出値(及び頂点キーSW01の検出値)は、時間T2−T3(所定時間t1の経過期間中)において常時閾値を超えた状態にあるため、時刻T3の後(所定時間t1の経過後)、図5に示すステップS147において、両方の頂点キーSW01、SW02が真と判別される。
また、図8Bに示す例は、時刻T2において頂点キーSW02に発生する検出値の閾値との差分値V02bが、頂点キーSW01の検出値の閾値との差分値V01bよりも大きいことが、図8Aに示す例と相違するものであり、この相違に応じて、時間T2−T3において、頂点キーSW02が真と判別され、頂点キーSW01が偽と判別される(監視対象として設定される)ものである。
図8A及び図8Bに示す例において、時刻T2から時刻T3より前の期間で2個の頂点キーSW01、SW02に発生する各検出値の閾値からの差分値の大小関係に変化が生じた場合には(図5のステップS143のNo)、その時刻から再度、2キー用タイマーによる計時を開始する。
次に、図4のスッテプS12において、上記の条件を満たす頂点キーが3個あると判別された場合(ステップS12のYes)に実行される処理(Function02)について、図6に基づいて説明する。
ここで、上記条件を満たす3個の頂点キーをSW01、SW02、SW03とする。Function02の処理手順において、データ処理部4は、3キー用タイマーにより計時された入力持続時間(詳細については後述する)が、所定時間以上であるか否かを判別し(ステップS161)、所定時間未満の場合(No)、3個の頂点キーSW01、SW02、SW03の検出値(すなわち、入力情報検出回路3において閾値と比較される信号値)の評価を実施する(ステップS162)。
ステップS162における検出値の評価方法は、検出値と閾値との差分値(または検出値の絶対値)の大小比較の対象が3つになり、これらの3つの差分値(または検出値)に対して、大きい方から順に高い評価が与えられる点を除いて、図7A〜図7Dに基づいて説明した評価方法と同様のものである。
次いで、データ処理部4は、ステップS162における検出値の評価の結果や監視分類が前回のものと同じかどうかを判定し(ステップS163)、異なると判定された場合(No)、ステップS162において与えた評価の高い方から順に2つの頂点キーのみを有効として真と判別し(ステップS164)、最も低い評価を与えた頂点キーを監視対象として設定する(ステップS165)。次いで、データ処理部4は、3キー用タイマーを開始し(ステップS166)、その後、図4に示す元の処理手順に復帰する。
尚、この例では、ステップS164及びステップS165において、監視分類及びそれぞれの監視分類における監視対象は、ステップS162に示す(1)〜(6)の6通りが存在する。
また、ステップS162における検出値の評価の結果、その検出値比較情報に基づいて真と判別された頂点キーに対しては、任意の適切なタイミングで、記憶部5への対応するON状態の保存(図3の表T2、T4参照)等の必要な処理が実行される。
また、ステップS161において、3キー用タイマーによって計時される入力持続時間が、所定時間以上の場合(Yes)、データ処理部4は、制御回路部2に検知情報が入力された3個の頂点キーを全て有効として真と判別し(ステップS167)、(必要な所定の処理を実行して)、図4に示す元の処理手順に復帰する。
一方、ステップS163において、ステップS162における検出値の評価の結果や監視分類が前回と同じであると判定された場合(Yes)には、図4に示す元の処理手順に復帰する。
ここで、図8C〜図8Eに基づいて、入力持続時間に基づく3個の頂点キーの真偽判別について、詳述する。図8C〜図8Eは、頂点キーSW01、SW02、SW03の3キーが略同時に入力操作される場合の検出値のタイムチャートの例である。図8Cでは、時刻T1において、頂点キーSW01に閾値を超える検出値(差分値V01c)が発生し、その後、時刻T2において、頂点キーSW02に閾値を超える検出値(差分値V01c<V02c)が発生し、その後、時刻T3において、頂点キーSW03に閾値を超える検出値(差分値V03c。但し、V01c<V03c<V02c)が発生している。
ここで、図8Cにおいて、時間T1−T3の状態は、上述した2個の頂点キーの真偽判別の手順を実行している(例えば、検出値のタイムチャートは図8Bに相当する)ため、その説明は省略する。その後、時刻T3において、頂点キーSW03に閾値を超える検出値が発生すると、データ処理部は、図4及び図5に示すFunction02を実行し、時刻T3後、最初にFunction01が実行されたときに、3キー用タイマーによる計時が開始される。ここで、図8Cに示す例の場合、V01c<V03c<V02cであるため、図6のステップS162の監視分類(4)に相当し、時間T2−T3において、監視対象である頂点キーSW01は偽と判別され、監視対象以外の頂点キーSW02、SW03は、真と判別される。
そして、図8Cに示す例では、頂点キーSW03の検出値(及び、頂点キーSW01、SW02の検出値)は、時間T3−T4(所定時間t1の経過期間中)において常時閾値を超えた状態にあるため、時刻T4の後(所定時間t1の経過後)、図6に示すステップS167において、全ての頂点キーSW01、SW02、SW03が真と判別される。
また、図8Dに示す例は、3個の頂点キーSW01、SW02、SW03に発生する各検出値の閾値からの差分値V01d、V02d、V03dが、V02d<V03d<V01dの大小関係を満たす場合である(すなわち、図6のステップS162に示す監視分類(2)に相当する)点が、図8Cに示す例と相違するものであり、この相違に応じて、時間T1−T2は、図8Aのタイムチャートに相当し、また、時間T3−T4において、監視対象である頂点キーSW02が偽と判別され、監視対象以外の頂点キーSW01、SW03が真と判別されるものである。
図8C及び図8Dに示す例において、時刻T3から時刻T4より前の期間で3個の頂点キーSW01、SW02、SW03に発生する各検出値の閾値からの差分値の大小関係に変化が生じた場合(図6のステップS163のNo)には、その時刻から再度3キー用タイマーによる計時を開始する。
図8Eに示す例において、時刻T3から時刻T4より前の期間で3個の頂点キーSW01、SW02、SW03に発生する各検出値の閾値からの差分値の大小関係に変化が生じた場合(図6のステップS163のNo)には、その時刻から再度3キー用タイマーによる計時を開始し、時刻T4から時刻T5より前の期間で2個の頂点キーSW02、SW03に発生する各検出値の閾値からの差分値の大小関係に変化が生じた場合(図5のステップS143のNo)には、その時刻から再度2キー用タイマーによる計時を開始する。
そして、図8Eには、時刻T1において、頂点キーSW01に閾値を超える検出値が発生した後、頂点キーSW03に閾値を超える検出値が発生した時刻T3を過ぎて時刻T4までは、図8Dと同一であり、但し、時刻T4において、頂点キーSW01における閾値を超える検出値の発生が停止した場合の例が示されている。
この場合、時刻T4以後の2つの頂点キーSW02、SW03の真偽判別は、図4に示す処理手順のうち、時刻T4以後に最初に実行されるステップS11、S12の判別を経て、ステップS15及びステップS16が実行されることにより、上述したFunction01によって、図8Eに示すように実行される。
尚、図8Eに示す時刻T4において、頂点キーSW01ではなく、頂点キーSW02の閾値を超える検出値の発生が停止した場合には、頂点キーSW01と頂点キーSW03の隣接キーの関係は解消されるため、各頂点キーSW01、SW03の処理手順は、図4に示すステップS17〜S20の手順により、ともに真と判別されるものである。
また、本実施形態における入力装置10において、2キー用タイマー及び3キー用タイマーで経時される入力持続時間と比較される所定時間は、任意の適切な時間に設定可能であるが、例えば、100msec程度とすることができる。さらに、入力装置10において、2キー用タイマー及び3キー用タイマーは、2つまたは3つの頂点キーのうち最後に閾値を超えた検出値の発生時から計時を始めるものであるが、これによって、2キー用タイマー及び3キー用タイマーによって計時される入力持続時間が所定時間以上であれば、検出値の評価が最も低い頂点キーの入力持続時間が、該当の複数の頂点キーのいずれであっても、その頂点キーの入力持続時間が所定時間以上となることは言うまでもない。
また、入力装置10において、制御回路部2は、中央演算処理装置、メモリ、入出力回路等を備えた周知のマイクロコンピュータシステムとして構成されるものであってもよい。その際、制御回路部2がその構成要素として備える記憶部2及びデータ処理部4は、上述したその機能を果たす限り、任意のハードウェアまたはソフトウェア、またはその組み合わせにより実装することができる。この場合、2キー用タイマー及び3キー用タイマーは、例えば、このようなマイクロコンピュータシステムが備える周知のタイマーまたはカウンター等により実装されるものであってもよい。あるいは、2キー用タイマー及び3キー用タイマーは、タッチセンサ7の走査に伴って入力情報検出回路3に繰り返し取得される該当頂点キーの検出値の取得回数をカウントすることにより、その入力持続時間を計時する計時手段として構成されるものであってもよい。
以上のように、本実施形態における入力装置10及びその入力方法によれば、偽の入力操作を効果的に判別することが可能となり、静電容量方式のタッチセンサを用いた高感度な入力装置の操作性を向上させることができる。加えて、本実施形態における入力装置10及びその入力方法では、操作者が、2つ以上のキースイッチに対して意図的に実行した同時の入力操作を「真」と判別することが可能となる。例えば、図3の表T2に示した無効化判定領域Aの場合、キースイッチSW23に対する入力操作に対して、キースイッチSW12、SW13、SW14以外のキースイッチがON状態であっても、キースイッチSW23に対する入力操作が偽と判別されることはない。
これによって、特に、入力操作面上に比較的多数のキースイッチが設けられており、操作者が、例えば両手の複数本の指を用いて、高速に入力操作を行なう場合があることが想定される入力装置(例えば、パーソナルコンピュータ用のキーボート)において、その操作性を顕著に向上させるものである。
加えて、入力装置10では、図4〜図6に示す真偽判別により、無効化判定領域の頂点キーであって、かつ、操作者に対して横方向に隣接する複数の頂点キーに対する入力操作の真偽を判別することも可能になり、誤入力をさらに効果的に防止して、入力装置の操作性を向上させるものである。
尚、入力装置10のこの機能及び入力装置10を用いた入力方法における頂点キー同士の真偽判別方法は、その方法に対応して想定される操作者の動作によって限定されるものではないが、一般的には、隣接する複数のキースイッチに同時に発生した検出値について、操作者が入力を意図するキースイッチの方が、(対応するタッチセンサの近くに指等を配置している可能性が高いため)検出値が大きい可能性が高く、かつ、隣接する複数のキースイッチに同時に発生する検出値に大小の差があっても、ある程度長時間検出値の発生が持続する場合、操作者は、それらの複数のキースイッチに対して意図的に入力操作を実行している可能性が高いという知見に基づき、真の入力操作と偽の入力操作とを適切に判別可能としたものである。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述した構成に限定されるものではない。例えば、本発明に係る入力装置は、入力操作面上における入力操作の位置を連続的に検知する静電容量方式のタッチセンサを備え、入力操作の対象となる特定の位置(または範囲)は、入力操作面に沿って設けられる任意の適切な2次元座標から実際に読み取られる値(または、値の範囲)に相当するデータによって定義されるものであってもよい。
また、入力情報検出回路3は、タッチセンサ7からの検出値を増幅する増幅手段(図示は省略する)と、増幅後の検出値を所定の閾値と比較する比較手段(図示は省略する)とを有し、増幅後の検出値が所定の閾値以上である場合に、制御回路部2に対して検知情報を出力するものであってもよく、その場合、図7C及び図7Dに示すような個別閾値の設定の替りに、個別の増幅率が設定されるものであってもよい。
また、本実施形態では、入力情報検出回路3は、操作部1が備えるものとして説明したが、本発明に係る入力装置は、必ずしも、入力情報検出回路3を操作部1に備える必要はなく、操作部1の外部に構成されていてもよい。
1:操作部、2:制御回路部、3:入力情報検出回路、4:データ処理部、5:記憶部、6:電子機器、7:タッチセンサ、10:入力装置、14:入力操作面、15、16、17:無効化判定領域

Claims (6)

  1. 電子機器用の入力装置であって、平坦な入力操作面および該入力操作面に対する入力操作を検知する静電容量方式のタッチセンサを備える操作部と、前記操作部からの前記入力操作の検知情報が入力され、前記入力操作の真偽を判別して真と判別した場合にのみ、前記検知情報に対応する出力情報を前記電子機器に対して出力する制御回路部とを備え、
    前記制御回路部は、1個または複数の前記検知情報が入力された場合、前記1個または複数の検知情報に対応する座標のそれぞれに対して予め用意された無効化判定領域情報をもとに入力操作を真とする座標を特定し、特定された前記座標に対する前記検知情報が入力されている間に、該検知情報の座標に対する前記無効化判定領域内の前記検知情報に対応する座標の群集合のうち、前記入力操作が真と特定された座標以外の座標に対する前記入力操作を偽と判別するとともに、
    前記入力操作を真とする座標を特定するときに、複数の前記無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する前記検知情報が入力され、かつ、前記検知情報が入力された複数の前記頂点座標が隣接して連なる場合は、複数の前記頂点座標の数、複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の検出値比較情報、及び複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の入力持続時間情報をもとに、前記入力操作を真とする前記頂点座標を特定すること特徴とする入力装置。
  2. 前記制御回路部は、入力操作面上の入力操作の対象となる位置の座標に対する前記検知情報の有無を座標毎に記憶するとともに、入力操作の対象となる位置の座標のそれぞれに対して予め用意された前記無効化判定領域情報を記憶する記憶部と、前記検知情報が入力されたことが前記記憶部に記憶されている1個または複数の座標のそれぞれに対して、予め用意された前記無効化判定領域内で入力操作を真とする座標を特定するとともに、該無効化判定領域内の前記検知情報に対応する座標の群集合のうち、前記入力操作が真と特定された座標以外の座標の前記入力操作を偽と判別するとともに、前記入力操作を真とする座標を特定するときに、複数の前記無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する前記検知情報が入力され、かつ、前記検知情報が入力された複数の前記頂点座標が隣接して連なる場合は、複数の前記頂点座標の数、複数の前記頂点座標の前記検知情報に対応する検出値比較情報、及び複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の入力持続時間情報をもとに、前記入力操作を真とする前記頂点座標を特定するデータ処理部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記データ処理部は、前記検出値比較情報をもとに、前記検知情報が入力された3個以下の前記頂点座標のうち、前記検知情報の検出値の評価が最も低い頂点座標を除く残りの頂点座標に対する入力操作を真と判別することを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記データ処理部は、前記入力持続時間情報をもとに、前記検知情報の検出値の評価が最も低い頂点座標の前記検知情報の入力持続時間が所定時間以上経過した場合、当該頂点座標に対する入力操作を真と判別することを特徴とする請求項3に記載の入力装置
  5. 予め定義された1つまたは複数の特殊位置に対応する座標以外の座標のそれぞれに対して予め用意された前記無効化判定領域は、前記予め定義された1つまたは複数の特殊位置に対応する座標を含まないように定義されることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 平坦な入力操作面および該入力操作面に対する入力操作を検知する静電容量方式のタッチセンサを備える操作部と、該操作部からの前記入力操作の検知情報が入力される制御回路部とを備える、電子機器用の入力装置のための入力方法であって、
    前記操作部から入力される前記検知情報に対応する前記入力操作の真偽を判別するステップと、前記入力操作が真と判別された場合にのみ、前記検知情報に対応する出力情報を前記電子機器に対して出力するステップとを含んでおり、
    前記操作部から入力される前記検知情報に対応する前記入力操作の真偽を判別するステップは、1個または複数の前記検知情報が入力された場合、前記1個または複数の検知情報に対応する座標のそれぞれに対して予め用意された無効化判定領域情報をもとに入力操作を真とする座標を特定し、特定された前記座標に対する前記検知情報が入力されている間に、該検知情報の座標に対する前記無効化判定領域内の前記検知情報に対応する座標の群集合のうち、前記入力操作が真と特定された座標以外の座標に対する前記入力操作を偽と判別するとともに、
    前記入力操作を真とする座標を特定するときに、複数の前記無効化判定領域内の、操作者側から見て最も奥側の位置に相当する頂点座標に対する前記検知情報が入力され、かつ、前記検知情報が入力された複数の前記頂点座標が隣接して連なる場合は、複数の前記頂点座標の数、複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の検出値比較情報、及び複数の前記頂点座標に対応する前記検知情報の入力持続時間情報をもとに、前記入力操作を真とする前記頂点座標を特定することを特徴とする入力方法。
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