JP5532464B2 - 研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨装置に関する。
ガラス基板や半導体ウェハ等の研磨対象物の被研磨面を研磨加工する研磨装置として、
例えば、被研磨面が露出する状態で研磨対象物を保持する保持機構と、この保持機構に保
持された研磨対象物の被研磨面をテーブルに貼り付けられた研磨パッド等の研磨部材に押
圧させた状態でテーブルを移動させる移動機構を備え、被研磨面を研磨部材に押圧させた
状態で当該テーブルを移動させることにより、研磨対象物を研磨する構成の研磨装置が知
られている(例えば、特許文献1を参照)。また、このような研磨部材を被研磨面に押圧
し研磨部材を被研磨面に対して相対移動させることにより研磨を行う機械的研磨に加え、
研磨部材にスラリー等の研磨剤を供給して、研磨剤の化学的作用により上記研磨加工を促
進させる化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)を行う研磨装置
も周知となっている。
特許第2968784号公報
ところで、近年、研磨対象物の大型化が進行しており、これに伴い、研磨装置も大型化
している傾向がある。研磨装置が大型化すると、研磨装置の設計および製造、研磨装置の
搬送、メンテナンス、そして研磨布等の消耗品にかかるコストが増大するという課題があ
った。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、研磨対象物の大型化に伴いか
かるコストを低減可能な研磨装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る研磨装置は、研磨対象物を研磨する研磨部材と、前記研磨部材を前記研磨対象物の被研磨面に沿って移動させる移動機構(例えば、実施形態におけるXYステージ24)とを有する複数の研磨モジュールと、前記複数の研磨モジュールのそれぞれの前記移動機構の作動を制御する制御部(例えば、実施形態におけるコントローラ40)とを備え、前記制御部は、複数の前記研磨部材が一体的に移動するように前記移動機構を制御する。
本発明に係る研磨装置によれば、連結させた複数の研磨モジュールの研磨部材を研磨対
象物の被研磨面に当接させた状態で研磨モジュールの各研磨部材を連動移動させるように
制御することにより、連結させた研磨モジュールの同期制御を行うことが可能になってい
るため、研磨対象物の大きさに合わせて連結させる研磨モジュールの数を容易に変更でき
ることから、研磨対象物の大型化に伴うコストを低減させることができる。
本発明に係る研磨装置の概略構成図である。 キャリアにより固定保持されたワークを上方から見たときの平面図である。 研磨モジュールとコントローラを電気的に接続した際における、XYステージの駆動機構を示す概略構成図である。 研磨モジュールの斜視図である。 研磨モジュールを連結させた状態を示す上面図である。(a)は4台、(b)は9台の研磨モジュールを連結させたときの図である。 (a)はスラリー排出路が形成されるように構成された研磨モジュールの斜視図である。(b)前記研磨モジュールを9台連結させた状態を示す上面図である。(c)2台の研磨モジュール20間にV字溝のスラリー排出路を形成した状態を示す、研磨モジュール20間の部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明を適用した
研磨装置1の概略構成を図1に示す。本発明を適用した研磨装置1は、研磨対象物である
ワークを固定保持し、ワークの被研磨面を研磨布の研磨面に当接させた状態で研磨布を移
動させることにより、ワークの研磨加工を行う研磨装置である。研磨装置1は、搬送機構
10と、キャリア11と、スラリー供給装置15と、研磨モジュール20と、コントロー
ラ40等により構成されている。なお、以下の説明では、図1の矢印に示すように、研磨
対象物であるワーク5に対して垂直上方向をZ軸正方向とし、Z軸と直交する面をXY平
面とする。また図1の紙面上で左右方向をX方向、X方向と直交する方向をY方向とする
搬送機構10およびキャリア11は、ワーク5を固定保持した状態で搬送させるために
設けられ、キャリア11は、図1および図2に示すように、保持部材12と、枠部材13
とを有して構成される。枠部材13は、ステンレス製で、外周部が正方形の枠板状に形成
されている。保持部材12は、樹脂製で、中央に矩形の孔部を有する板状に形成され、枠
部材13の内側に取り付けられている。上記孔部はワークの形状に合わせて形成され、本
実施形態においては正方形のワーク5が正方形の孔部に嵌合されて保持されるようになっ
ている。このように保持部材12に固定保持されたワーク5は、搬送機構10により研磨
部材21の研磨面21s上に搬送された後、図示省略する押圧機構により研磨部材21の
研磨面21sに所定の荷重で押圧されるようになっている。
スラリー供給装置15は、図1に示すように、後に詳述するテーブル23の上面に開口
部を有しこの開口部から研磨モジュール20の内部に下方に延びて設けられているスラリ
ー供給路16を介して、研磨部材21に研磨液であるスラリーを研磨部材21の下面から
供給するようになっている。スラリーは、ワーク5の研磨を行うための研磨砥粒や分散剤
等を含んでおり、研磨砥粒の材料としては例えばセリア(CeO2)が使用される。なお
、スラリー供給路16を介して供給されたスラリーは、研磨モジュール20の外側から排
出され、排出されたスラリーは回収槽(図示せず)に回収されるようになっており、回収
されたスラリーはフィルター(図示せず)により濾過され再度使用されるようになってい
る。
コントローラ40は、図3に示すように、モータコントロール基板41とサーボアンプ
42(X軸およびY軸サーボアンプ42a,42b)等を有して構成されており、図1に
示すように、スラリー供給装置15と、後に詳述するXYステージ24に接続されている
。モータコントロール基板41は後に詳述するX軸モータ31およびY軸モータ(図示せ
ず)の駆動を制御するための制御基板であり、サーボアンプ42にX軸モータ31および
Y軸モータの制御を行うための制御信号を送信し、サーボアンプ42は、受信した制御信
号を基にX軸モータ31およびY軸モータの駆動制御を行う。こうして、XYステージ2
4の、ワーク5に対するX軸およびY軸上における位置、およびX,Y方向への移動速度
や回転速度を制御できるようになっている。また、コントローラ40から、スラリー供給
装置15に制御信号を送信することにより、研磨部材21へのスラリーの吐出量を制御す
ることが可能になっている。
研磨モジュール20は、図1および図4に示すように、研磨部材21と、シール22と
、上面に研磨部材21を設けるためのテーブル23と、テーブル23を駆動させるXYス
テージ24と、固定ベース25と、固定ピン26と、係合孔27等により構成されており
、研磨モジュール20は、Z軸正方向から見たときの形状が1辺が50cm弱の正方形とな
っている。固定ベース25は、XYステージ24の下面に設けられ、固定ベース25に対
してXYステージ24をXY面に沿って移動させることが可能になっている。固定ベース
25は、図4に示すように、直方体の形状になっており、その上面(Z軸正方向から見た
ときの面)および底面(Z軸負方向から見たときの面)が1辺50cmの正方形となってい
る。そして、固定ベース25の4つの側面(底面に対して直交する4つの面)は、後に詳
述する固定ピン26を有する2つの側面と、その固定ピン26を有する面と反対側に後に
詳述する係合孔27を有する2つの側面により構成されている。研磨部材21はテーブル
23の上面を覆うように設けられ、発泡ポリウレタン等の材料を用いて構成されており、
キャリア11により固定保持されたワーク5の被研磨面5sを研磨部材21の研磨面21
sに当接させた状態でXYステージ24をXまたはY方向に移動させることによりワーク
5の研磨加工を行うことが可能になっている。また、シール22は、研磨モジュール20
を連結する際に用いられ、研磨モジュール20を連結する際に生じる研磨部材21および
テーブル23の隙間を埋めるために用いられる。
固定ピン26は、図4(a)に示すように、固定ベース25の4つの側面のうち2つの
側面に設けられており、1つの側面に、固定ベース25の下面からの高さがh1および固
定ベース25の左端からの距離がw1の位置に1個と、下面からの高さがh2および左端
からの距離がw1の位置に1個と、下面からの高さがh1および右端からの距離がw1の
位置に1個と、下面からの高さがh2および右端からの距離がw1の位置に1個と合計4
個設けられている。また、固定ピン26が設けられている側面と反対側の2つの側面には
、他の研磨モジュール20の固定ピン26を係合させるための係合孔27が設けられてお
り、図4(b)に示すように、1つの側面に、固定ベース25の下面からの高さがh1お
よび固定ベースの左端からの距離がw1の位置に1個と、下面からの高さがh2および固
定ベース25の左端からの距離がw1の位置に1個と、下面からの高さがh1および右端
からの距離がw1の位置に1個と、下面からの高さがh2および右端からの距離がw1の
位置に1個と、固定ピン26と同様に合計4個設けられている。このように、固定ピン2
6と係合孔27は固定ベース25の1つの側面の全く同じ位置に設けられており、固定ピ
ン26がある側面が互いに隣り合うように2つ、そして係合孔27が設けられている側面
が固定ピン26がある側面と反対側に2つ設けられていることから、研磨モジュール20
の係合孔27に他の研磨モジュール20の固定ピン26を係合させることにより、複数の
研磨モジュール20を連結させることが可能になっている。
また、研磨加工時には、研磨面21sの高さ(固定ベース25の下面から研磨面21s
までの距離)hを研磨モジュール20毎に全て同じにする必要があるが、固定ベース25
、XYステージ24、またはテーブル23の高さに微小な差(公差)が生じていたり、研
磨部材21が発泡ポリウレタンで構成されていることにより研磨部材21の厚さが変動し
たりする等の理由によって、研磨面21sの高さが研磨モジュール20毎に異なる場合が
ある。そこで、研磨モジュール20は、ウェハ5の研磨加工を行う前に、複数台(例えば
図5(b)に示すように9台)連結された状態で、連結された研磨部材21のZ軸正方向
から見たときの面積と同じ面積に設定され、均一な平面形状を有するダミー研磨物を研磨
加工し、この研磨加工により発泡ポリウレタン等の材料で構成された研磨部材21の研磨
面21sが平坦化されるようになっている。
XYステージ24は、研磨部材21に覆われたテーブル23を固定ベース25に対して
XY面に沿って移動させるために設けられ、図3に示すように、X軸モータ31およびY
軸モータ(図示せず)により固定ベース25に対してXYステージ24を移動させること
が可能になっている。また、X軸およびY軸モータにより移動したXYステージ24の移
動量は、X軸およびY軸リニアエンコーダ38,39で検出されるようになっており、X
軸およびY軸モータの回転量は、X軸およびY軸モータに内蔵されているX軸およびY軸
モータエンコーダ(図示せず)により検出されるようになっている。検出されたXYステ
ージ24の移動量は、X軸およびY軸エンコーダケーブル32,35を介してモータコン
トロール基板41に、そして、検出されたモータの回転量はX軸およびY軸モータエンコ
ーダケーブル34,37を介してX軸およびY軸サーボアンプ42a,42bに送信され
るようになっている。なお、X軸およびY軸モータ動力ケーブル33,36は、サーボア
ンプ42から送信された駆動指令をX軸およびY軸モータに送信するためのケーブルであ
る。また、XYステージ24は、図3に示すように歯車Gからなる移動機構(図示せず)
を介して、X軸モータ31およびY軸モータ(図示せず)と接続されており、X軸モータ
31またはY軸モータがサーボアンプ42からの駆動指令に基づいて駆動したときに、X
軸およびY軸方向に移動するようになっている。
X軸およびY軸リニアエンコーダ38,39は、XYステージ24のX方向およびY方
向への実移動量を所定時間毎(例えば、10ms毎)に検出し、また、X軸およびY軸モ
ータに内蔵されたX軸およびY軸モータエンコーダが、X軸モータ31およびY軸モータ
の実回転量を所定時間毎(例えば、10ms毎)に検出するようになっている。なお、図
3においては、1台のコントローラ40と、コントローラ40に接続された1台の研磨モ
ジュール20のみ示しているが、実際には、複数台の研磨モジュール20が連結されたと
きには、1台のコントローラ40に複数台の研磨モジュール20が接続されるようになっ
ている。
以上のような構成の研磨装置1において、スラリー供給装置15によりZ軸負方向から
研磨部材21に向かってスラリーが供給された状態で、キャリア11により保持されたワ
ーク5の被研磨面5sが研磨部材21の研磨面21sに当接されるとともにXYステージ
24がXY方向に移動することによりワーク5の研磨加工が行われるようになっている。
よって、例えば1辺の長さが50cmより小さい正方形のワークの研磨加工を行う場合は、
上述した研磨モジュール20を1台だけ用いて研磨加工を行うことが可能である。しかし
、例えば70cm×70cmの正方形のワークの研磨加工を行う場合は、研磨モジュール20
単体では研磨加工を行うことはできず、図5(a)のように4台連結させる必要がある。
さらに、例えば120cm×120cmの大きな正方形のワークの研磨加工を行う場合は、図
5(b)のように9台連結させなければ研磨加工を実行することはできない。
上記のように、大型のワークの研磨加工を行う際には、研磨モジュール20を複数台連
結させて、研磨モジュール20を連結させた後に研磨加工を行う。具体的には、係合孔2
7が設けられている研磨モジュール20の側面に対して、他の固定ピン26が設けられて
いる研磨モジュール20の側面を対向させて、上記係合孔27に上記固定ピン26を係合
させ各研磨モジュール20の固定ベース25の側面を接合させる。このように、係合孔2
7が設けられている側面に固定ピン26が設けられている側面を係合させることにより、
研磨モジュール20を連結させていく。
上記のように連結された研磨モジュール20を用いて研磨加工を行う方法について以下
で説明する。まず、オペレータが図示省略する入出力装置を操作することにより、ダミー
研磨物がキャリア11により固定保持され、固定保持されたダミー研磨物が搬送機構10
により搬送される。そして、押圧機構(図示せず)によりダミー研磨物が研磨面21sに
押圧され、押圧された状態でXYステージ24を稼動させる。このように、ダミー研磨物
の研磨を行うことにより研磨面21sの高さが均一化される。
研磨面21sの高さを均一化させた後、キャリア11により固定保持されたワークが搬
送機構10により研磨面21sの上面に搬送され、押圧機構(図示せず)によりワークの
被研磨面が研磨部材21の研磨面21sに押圧される。その状態でモータコントロール基
板41から、X軸およびY軸サーボアンプ42a,42bに研磨モジュール20毎に同じ
移動量の指令値が出力され、当該指令値に基づいてX軸モータ31およびY軸モータが駆
動し、XYステージ24がXY方向に移動することにより被研磨面の研磨加工が行われる
。ここで、本実施形態における歯車Gからなる移動機構(図示せず)を介したXYステー
ジ24では、モータコントロール基板41から各研磨モジュール20に出力される指令値
が同一でも、ギア間の遊びにより研磨モジュール20毎に全く同じ量だけ移動しなくなる
問題が発生する場合がある。
上記のような問題に対し、本実施形態における研磨装置1では、X軸およびY軸モータ
に内蔵され、モータの回転量を検出可能なX軸およびY軸モータエンコーダ(図示せず)
がモータの実回転量を検出するとともに、XYステージ24に取り付けられたX軸および
Y軸リニアエンコーダ38,39がX軸およびY軸方向の実移動量を検出し、検出された
XYステージ24の実移動量はモータコントロール基板41に、検出された実回転量はサ
ーボアンプ42a,42bに送信される。モータコントロール基板41は、上記の指令値
に応じた移動量と検出された実移動量を研磨モジュール20毎に比較し、指令値に応じた
移動量と実移動量に差異がある研磨モジュール20に対して、指令値を補正し補正後の指
令値をサーボアンプ42a,42bに送信し、XYステージ24の移動量およびX軸モー
タ31およびY軸モータの回転量の補正を行う。このように、XYステージ24の移動量
およびモータの回転量を補正しながら各研磨モジュール20のXYステージ24を移動さ
せるようなフィードバック制御を行うため、研磨モジュール20毎に移動量が異なるよう
な事態をなくすことができ、複数の研磨モジュール20の協調制御を確実に行うことがで
きる。
以上、上述した本実施形態に係る研磨装置1においては、例えば、図5に示すように、
大きなワークを研磨する際には、被研磨物の大きさに応じた数の研磨モジュール20を組
み合わせ、組み合わせた研磨モジュール20を協調制御させることが可能になる。これに
より、大きなワークの研磨加工を行う際にも、各種サイズのワークの研磨加工に対応させ
ることができ、研磨装置自体に係る設計、製造、メンテナンスのコスト、そして、研磨布
等の消耗品にかかるコストを低減させることができる。また、複数の研磨モジュール20
を組み合わせることにより、研磨装置の大きさを研磨物の大きさに最適な大きさにするこ
とができるので、研磨布等の消耗品にかかるコストを低減することができる。
なお、本実施形態に係る研磨装置1においては、上方(Z軸正方向)から見たときの形
状が1辺が50cmの正方形である研磨モジュール20の例について説明したが、研磨モジ
ュール20の大きさおよび形状はこれに限定されるものではない。
また、本実施形態においては、スラリーを研磨部材21の下方から上方(Z軸負方向か
らZ軸正方向)に供給する例について説明したが、スラリーの供給方法についてはこれに
限られることなく、例えば、研磨部材21の上方から下方(Z軸正方向からZ軸負方向)
にスラリーノズル等を介して供給するようにしてもよい。
そして、本実施形態においては、研磨部材21に供給されたスラリーは研磨モジュール
20の外側から排出され、排出されたスラリーを下方で回収する例について説明したが、
スラリーの回収方法はこれに限定されることはなく、例えば、図6(a)に示すように、
Z軸上方向から見たときのシール22aの面積を、研磨部材21より若干大きくし、図6
(b)に示すように、複数の研磨モジュール20を連結させたときに隙間17が形成され
るようにし、この隙間17をスラリー排出路としてもよい。また、スラリー排出路の交点
にZ軸方向に貫通させたスラリー排出孔18を設け、このスラリー排出孔18から下方に
スラリーを排出するようにしてもよい。さらに、図6(c)の部分断面図のように、研磨
部材21を面取りしてスラリー供給路がV字溝になるようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、複数の研磨モジュール20を連結させるための連結手
段として固定ピン26及び係合孔を用いる例について説明したが、他の連結手段を用いて
もよい。また、研磨モジュール20を連結させるときに研磨部材21の高さを合わせるた
め、固定ピン26および係合孔の高さを全て同じにするとともにダミー研磨物を用いて研
磨面21sの高さを均一化する例について説明したが、これに限られず、例えば、テーブ
ル23を上下方向に微調整可能な上下位置調整機構を設け、この上下位置調整機構により
研磨モジュール20間の研磨部材21の高さを微調整できるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、ワーク5の被研磨面の形状が四角形である例について説明した
が、四角形に限定されるものではなく、例えば、円形のワークを研磨する際にも本発明に
係る研磨装置1を適用することができる。なお、この際には、孔部が円形になっている保
持部材を用いてワークを固定保持するようにすればよい。
1 研磨装置
5 ワーク(研磨対象物)
11 キャリア(対象物保持機構)
15 スラリー供給装置(研磨液供給装置)
20 研磨モジュール
21 研磨部材
22 シール(モジュール連結手段)
24 XYステージ(研磨部材移動機構)
25 固定ベース(ベース部材)
26 固定ピン(モジュール連結手段)
27 係合孔(モジュール連結手段)
38 X軸リニアエンコーダ(移動量検出手段)
39 Y軸リニアエンコーダ(移動量検出手段)
40 コントローラ(制御機構)

Claims (9)

  1. 研磨対象物を研磨する研磨部材と、前記研磨部材を前記研磨対象物の被研磨面に沿って移動させる移動機構とを有する複数の研磨モジュールと、
    前記複数の研磨モジュールのそれぞれの前記移動機構の作動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、複数の前記研磨部材が一体的に移動するように前記移動機構を制御する研磨装置。
  2. 前記複数の研磨モジュールは、前記複数の研磨部材の少なくとも二つの少なくとも一部が前記研磨対象物に同時に当接するように配置されている請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記複数の研磨モジュールは、複数の前記研磨部材の研磨面が同一平面上に位置するように配置される請求項1または2に記載の研磨装置。
  4. 前記研磨部材の研磨面の高さを調整する調整機構を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の研磨装置。
  5. 前記複数の研磨部材のそれぞれの移動量を検出する移動量検出手段を備え、
    前記制御部は、前記移動量検出手段により検出された前記移動量が目標移動量と異なるとき、検出された前記移動量が前記目標移動量になるように補正すべく前記駆動部を制御する請求項1から4のいずれか一項に記載の研磨装置。
  6. 前記複数の研磨モジュールを連結させる連結手段を備える請求項1から5のいずれか一項に記載の研磨装置。
  7. 前記複数の研磨モジュールは、それぞれ互いに隣り合う前記研磨部材間の隙間を埋めるシール部材を備える請求項1から6のいずれか一項に記載の研磨装置。
  8. 前記研磨部材に研磨液を供給する研磨液供給装置を備え、
    前記複数の研磨部材の間には、前記研磨液を排出する排出部が設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載の研磨装置。
  9. 前記複数の研磨部材の研磨面を平坦化させるための平坦面を有する平坦化手段を備え、
    前記制御部は、前記複数の研磨部材の前記研磨面をそれぞれ前記平坦化手段の平坦面に当接させた状態で、前記複数の研磨部材が前記平坦面に沿って移動するように前記移動機構を制御する請求項1から8のいずれか一項に記載の研磨装置。
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