JP5531124B2 - 非破壊検査方法 - Google Patents
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Description
前記コンクリート体の角部の一方側の表面位置から前記鉄筋の一方の鉄筋部を磁化させることができない場合、前記磁石の向きを前記一方の鉄筋部の長手方向に一致させるとともに、該磁石を前記角部の他方側の表面より所定距離離間した位置からその表面に向かって磁石を移動させることにより、前記一方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させ、
この後に、前記磁石の向きを前記他方の鉄筋部の長手方向に一致させ、該磁石を前記角部の他方側の表面に沿って移動させることにより、前記他方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させることを特徴とする。
請求項2の発明は、コンクリート体内に設けられる屈曲部と、この屈曲部からコンクリート体の角部の一方側の表面に沿って延びるとともにその一方側の表面から深い位置に配置される一方の鉄筋部と、前記屈曲部からコンクリート体の他方側の表面に沿って延びるとともにその他方側の表面から浅い位置に配置される他方の鉄筋部とを有する鉄筋をそのコンクリート体の外側から磁石により磁化し、この後そのコンクリート体上の磁束密度を測定することによって前記鉄筋の屈曲部の破断の有無を検出する非破壊検査方法であって、
前記磁石の向きを前記一方の鉄筋部の長手方向に一致させるとともに、該磁石を前記コンクリート体の角部の他方側の表面より所定距離離間した位置からその表面に向かって磁石を移動させることにより、前記一方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させ、
この後に、前記磁石の向きを前記他方の鉄筋部の長手方向に一致させ、該磁石を前記角部の他方側の表面に沿って移動させることにより、前記他方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させることを特徴とする。
図1において、1は例えば橋脚のコンクリート体であり、このコンクリート体1内には主鉄筋(鉄筋)2が設けられており、この主鉄筋2はコンクリート体1の角部1Kで屈曲された屈曲部2aを有している。3は補助鉄筋である。
[第2実施例]
図4は第2実施例の非破壊検査装置120の構成を示す。この非破壊検査装置120は、X方向(面と平行な方向)およびZ方向(面に垂直な方向)の磁気を検出する磁気センサ110を有する磁気検知部111と、この磁気センサ110が検出する検出信号からコンクリート体1の面1Aと平行な磁束密度とその面1Aと直交する方向(Z方向)の磁束密度とを演算して求める演算回路121と、この演算回路121が演算した磁束密度をグラフにして表示する表示部122とを備えている。
[第3実施例]
図12は第3実施例の非破壊検査装置220の構成を示す。この非破壊検査装置220は、X方向の磁気を検出する磁気センサ210Xと、Z方向の磁気を検出する磁気センサ210Zとを有する磁気検知部211と、磁気センサ210X210Zが検出する検出信号からコンクリート体1の面1Aと平行な方向(X方向)の磁束密度とその面1Aと直交する方向(Z方向)の磁束密度とを演算して求める演算回路221と、この演算回路221が演算した磁束密度をグラフにして表示する表示部222とを備えている。磁気検知部211は、この磁気検知部211の移動距離を求める距離センサ(図示せず)が組み込まれている。
[他の着磁方法1]
図13は小型の磁石ユニット305を用いて主鉄筋2の屈曲部2aを一様に磁化せる場合の例を示す。
[他の着磁方法2]
図15は、床板400があることにより、コンクリート体401の上面401Aから鉄筋402の鉄筋部402Aを着磁できない場合の着磁方法を示したものである。
401A 表面
401B 表面
402 鉄筋
402A 鉄筋部
402B 鉄筋部
402a 屈曲部
J3 磁石
Claims (4)
- コンクリート体内に設けられるとともにそのコンクリート体の表面に沿って延び且つそのコンクリート体の角部で屈曲させてある鉄筋を、そのコンクリート体の外側から磁石により磁化し、この後そのコンクリート体上の磁束密度を測定することによって前記鉄筋の屈曲部の破断の有無を検出する非破壊検査方法であって、
前記コンクリート体の角部の一方側の表面位置から前記鉄筋の一方の鉄筋部を磁化させることができない場合、前記磁石の向きを前記一方の鉄筋部の長手方向に一致させるとともに、該磁石を前記角部の他方側の表面より所定距離離間した位置からその表面に向かって磁石を移動させることにより、前記一方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させ、
この後に、前記磁石の向きを前記他方の鉄筋部の長手方向に一致させ、該磁石を前記角部の他方側の表面に沿って移動させることにより、前記他方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させることを特徴とする非破壊検査方法。 - コンクリート体内に設けられる屈曲部と、この屈曲部からコンクリート体の角部の一方側の表面に沿って延びるとともにその一方側の表面から深い位置に配置される一方の鉄筋部と、前記屈曲部からコンクリート体の他方側の表面に沿って延びるとともにその他方側の表面から浅い位置に配置される他方の鉄筋部とを有する鉄筋をそのコンクリート体の外側から磁石により磁化し、この後そのコンクリート体上の磁束密度を測定することによって前記鉄筋の屈曲部の破断の有無を検出する非破壊検査方法であって、
前記磁石の向きを前記一方の鉄筋部の長手方向に一致させるとともに、該磁石を前記コンクリート体の角部の他方側の表面より所定距離離間した位置からその表面に向かって磁石を移動させることにより、前記一方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させ、
この後に、前記磁石の向きを前記他方の鉄筋部の長手方向に一致させ、該磁石を前記角部の他方側の表面に沿って移動させることにより、前記他方の鉄筋部を長手方向に沿って磁化させることを特徴とする非破壊検査方法。 - 前記鉄筋を長手方向に沿って磁化させた後、前記コンクリート体の他方側の表面上を前記他方の鉄筋部の長手方向に沿って磁気センサを移動させて、前記鉄筋の長手方向成分の磁束密度を測定して、磁束密度のピークの有無を検出し、このピークの有無とそのピークの位置とから前記屈曲部の破断の有無を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非破壊検査方法。
- 前記鉄筋を長手方向に沿って磁化させた後、前記コンクリート体の他方側の表面上を前記他方の鉄筋部の長手方向に沿って磁気センサを移動させて、前記鉄筋の長手方向と直交する直交成分の磁束密度を測定して、磁束密度のピークの有無を検出し、このピークの有無とそのピークの位置とから前記屈曲部の破断の有無を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非破壊検査方法。
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