JP5531123B1 - 接合装置及び接合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を適切に保持しつつ、基板同士を適切に接合する。
【解決手段】接合装置は、下面において上ウェハWを吸着保持する上チャック230と、上チャック230の下方に設けられ、上面において下ウェハWを吸着保持する下チャック231と、上チャック230の上方に設けられ、当該上チャック230を保持する上チャック保持部232と、を有する。上チャック保持部232は、上チャック230に保持された上ウェハWの中心部を押圧する押動部材260が設けられた支持部材250と、支持部材250に設けられ、上チャック230と支持部材250との間に所定の隙間が形成されるように上チャック230の位置を調節する位置調節機構251と、を有する。
【選択図】図15

Description

本発明は、基板同士を接合する接合装置、及び当該接合装置を備えた接合システムに関する。
近年、半導体デバイスの高集積化が進んでいる。高集積化した複数の半導体デバイスを水平面内で配置し、これら半導体デバイスを配線で接続して製品化する場合、配線長が増大し、それにより配線の抵抗が大きくなること、また配線遅延が大きくなることが懸念される。
そこで、半導体デバイスを3次元に積層する3次元集積技術を用いることが提案されている。この3次元集積技術においては、例えば接合システムを用いて、2枚の半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)の接合が行われる。例えば接合システムは、ウェハの接合される表面を親水化する表面親水化装置と、当該表面親水化装置で表面が親水化されたウェハ同士を接合する接合装置と、を有している。かかる接合システムでは、表面親水化装置においてウェハの表面に純水を供給して当該ウェハの表面を親水化した後、接合装置において2枚のウェハを上下に対向配置し(以下、上側のウェハを「上ウェハ」といい、下側のウェハを「下ウェハ」という。)、上チャックに吸着保持された上ウェハと下チャックに吸着保持された下ウェハとを、ファンデルワールス力及び水素結合(分子間力)によって接合する(特許文献1)。
特開2012−175043号公報
上述の特許文献1に記載された上チャックには、例えば上チャックを保持するチャック保持部が設けられている。チャック保持部は、押動部材を支持する平板形状の支持部材を有している。そしてチャック保持部は、上チャックと支持部材との間に空間が形成された状態で、上チャックを保持している。
しかしながら、上述のように上チャックと支持部材との間に空間が形成されていると、上チャックが不安定な状態となり、上チャックが傾き、上チャックの平行度が保てない場合がある。かかる場合、上チャックに保持された上ウェハの平行度も保てず、上ウェハと下ウェハを適切に接合できない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板を適切に保持しつつ、基板同士を適切に接合することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板同士を接合する接合装置であって、下面において第1の基板を吸着保持する第1のチャックと、前記第1のチャックの下方に設けられ、上面において第2の基板を吸着保持する第2のチャックと、前記第1のチャックの上方に設けられ、当該第1のチャックを保持するチャック保持部と、を有し、前記チャック保持部は、前記第1のチャックに保持された第1の基板の中心部を押圧する押動部材が設けられた支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記第1のチャックと前記支持部材との間に所定の隙間が形成されるように前記第1のチャックの位置を調節する位置調節機構と、前記第1のチャックの水平方向の移動に対するガイド部材と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、チャック保持部が位置調節機構を有しているので、第1のチャックの位置を適切に調節することができ、第1のチャックの傾斜を抑制することができる。そうすると、第1のチャックの平行度を保つことができ、当該第1のチャックに保持された第1の基板の平行度も保つことができる。しかも、第1のチャックと支持部材との間には所定の隙間が形成されているので、当該隙間によって、押動部材が第1の基板を押圧した際の反力の影響を吸収することができる。したがって、基板同士を適切に接合することができる。
前記位置調節機構は、前記第1のチャックを押圧する複数の押圧部材と、前記第1のチャックを引張る複数の引張部材と、を有していてもよい。
前記複数の押圧部材は、前記第1のチャックの外周部に等間隔で配置され、前記複数の引張部材は、前記第1のチャックの外周部に等間隔で配置されていてもよい。
前記押圧部材はマイクロメータであってもよい。
前記引張部材はバネ構造を有していてもよい。
別な観点による本発明は、前記接合装置を備えた接合システムであって、前記接合装置を備えた処理ステーションと、第1の基板、第2の基板又は第1の基板と第2の基板が接合された重合基板をそれぞれ複数保有可能で、且つ前記処理ステーションに対して第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬入出する搬入出ステーションと、を備え、前記処理ステーションは、第1の基板又は第2の基板の接合される表面を改質する表面改質装置と、前記表面改質装置で改質された第1の基板又は第2の基板の表面を親水化する表面親水化装置と、前記表面改質装置、前記表面親水化装置及び前記接合装置に対して、第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬送するための搬送領域と、を有し、前記接合装置では、前記表面親水化装置で表面が親水化された第1の基板と第2の基板を接合することを特徴としている。
本発明によれば、基板を適切に保持しつつ、基板同士を適切に接合することができる。
本実施の形態にかかる接合システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる接合システムの内部構成の概略を示す側面図である。 上ウェハと下ウェハの構成の概略を示す側面図である。 表面改質装置の構成の概略を示す縦断面図である。 イオン通過構造体の平面図である。 表面親水化装置の構成の概略を示す縦断面図である。 表面親水化装置の構成の概略を示す横断面図である。 接合装置の構成の概略を示す横断面図である。 接合装置の構成の概略を示す縦断面図である。 位置調節機構の構成の概略を示す側面図である。 反転機構の構成の概略を示す平面図である。 反転機構の構成の概略を示す側面図である。 反転機構の構成の概略を示す側面図である。 保持アームと保持部材の構成の概略を示す側面図である。 上チャック、上チャック保持部、下チャック及び下チャック保持部の構成の概略を示す縦断面図である。 上チャックを下方から見た平面図である。 下チャックを上方から見た平面図である。 ウェハ接合処理の主な工程を示すフローチャートである。 上ウェハと下ウェハの水平方向の位置を調節する様子を示す説明図である。 上ウェハと下ウェハの鉛直方向の位置を調節する様子を示す説明図である。 上ウェハの中心部と下ウェハの中心部を当接させて押圧する様子を示す説明図である。 上ウェハを下ウェハに順次当接させる様子を示す説明図である。 上ウェハの表面と下ウェハの表面を当接させた様子を示す説明図である。 上ウェハと下ウェハが接合された様子を示す説明図である。 他の実施の形態にかかる上チャック保持部の構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる上チャック保持部の構成の概略を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる上チャック保持部の構成の概略を示す平面図である。 他の実施の形態にかかる上チャック保持部の構成の概略を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる接合システム1の構成の概略を示す平面図である。図2は、接合システム1の内部構成の概略を示す側面図である。
接合システム1では、図3に示すように例えば2枚の基板としてのウェハW、Wを接合する。以下、上側に配置されるウェハを、第1の基板としての「上ウェハW」といい、下側に配置されるウェハを、第2の基板としての「下ウェハW」という。また、上ウェハWが接合される接合面を「表面WU1」といい、当該表面WU1と反対側の面を「裏面WU2」という。同様に、下ウェハWが接合される接合面を「表面WL1」といい、当該表面WL1と反対側の面を「裏面WL2」という。そして、接合システム1では、上ウェハWと下ウェハWを接合して、重合基板としての重合ウェハWを形成する。
接合システム1は、図1に示すように例えば外部との間で複数のウェハW、W、複数の重合ウェハWをそれぞれ収容可能なカセットC、C、Cが搬入出される搬入出ステーション2と、ウェハW、W、重合ウェハWに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば4つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、水平方向のX方向(図1中の上下方向)に一列に並べて配置されている。これらのカセット載置板11には、接合システム1の外部に対してカセットC、C、Cを搬入出する際に、カセットC、C、Cを載置することができる。このように、搬入出ステーション2は、複数の上ウェハW、複数の下ウェハW、複数の重合ウェハWを保有可能に構成されている。なお、カセット載置板11の個数は、本実施の形態に限定されず、任意に設定することができる。また、カセットの1つを異常ウェハの回収用として用いてもよい。すなわち、種々の要因で上ウェハWと下ウェハWとの接合に異常が生じたウェハを、他の正常な重合ウェハWと分離することができるカセットである。本実施の形態においては、複数のカセットCのうち、1つのカセットCを異常ウェハの回収用として用い、他のカセットCを正常な重合ウェハWの収容用として用いている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10に隣接してウェハ搬送部20が設けられている。ウェハ搬送部20には、X方向に延伸する搬送路21上を移動自在なウェハ搬送装置22が設けられている。ウェハ搬送装置22は、鉛直方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板11上のカセットC、C、Cと、後述する処理ステーション3の第3の処理ブロックG3のトランジション装置50、51との間でウェハW、W、重合ウェハWを搬送できる。
処理ステーション3には、各種装置を備えた複数例えば3つの処理ブロックG1、G2、G3が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、第1の処理ブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、第2の処理ブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3の搬入出ステーション2側(図1のY方向負方向側)には、第3の処理ブロックG3が設けられている。
例えば第1の処理ブロックG1には、ウェハW、Wの表面WU1、WL1を改質する表面改質装置30が配置されている。本実施の形態では、表面改質装置30において、ウェハW、Wの表面WU1、WL1におけるSiOの結合を切断して単結合のSiOとすることで、その後親水化されやすくするように当該表面WU1、WL1を改質する。
例えば第2の処理ブロックG2には、例えば純水によってウェハW、Wの表面WU1、WL1を親水化すると共に当該表面WU1、WL1を洗浄する表面親水化装置40、ウェハW、Wを接合する接合装置41が、搬入出ステーション2側からこの順で水平方向のY方向に並べて配置されている。
例えば第3の処理ブロックG3には、図2に示すようにウェハW、W、重合ウェハWのトランジション装置50、51が下から順に2段に設けられている。
図1に示すように第1の処理ブロックG1〜第3の処理ブロックG3に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域60が形成されている。ウェハ搬送領域60には、例えばウェハ搬送装置61が配置されている。
ウェハ搬送装置61は、例えば鉛直方向、水平方向(Y方向、X方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置61は、ウェハ搬送領域60内を移動し、周囲の第1の処理ブロックG1、第2の処理ブロックG2及び第3の処理ブロックG3内の所定の装置にウェハW、W、重合ウェハWを搬送できる。
次に、上述した表面改質装置30の構成について説明する。表面改質装置30は、図4に示すように処理容器100を有している。処理容器100の上面は開口し、当該上面開口部に後述するラジアルラインスロットアンテナ120が配置されて、処理容器100は内部を密閉可能に構成されている。
処理容器100のウェハ搬送領域60側の側面には、ウェハW、Wの搬入出口101が形成され、当該搬入出口101にはゲートバルブ102が設けられている。
処理容器100の底面には、吸気口103が形成されている。吸気口103には、処理容器100の内部の雰囲気を所定の真空度まで減圧する吸気装置104に連通する吸気管105が接続されている。
また、処理容器100の底面には、ウェハW、Wを載置する載置台110が設けられている。載置台110は、例えば静電吸着や真空吸着によってウェハW、Wを載置することができる。載置台110には、後述するように載置台110上のウェハW、Wに照射される処理ガスのイオン(酸素イオン)によって生じるイオン電流を測定するイオン電流計111が設けられている。
載置台110には、例えば冷却媒体を流通させる温度調節機構112が内蔵されている。温度調節機構112は、冷却媒体の温度を調節する液温調節部113に接続されている。そして、液温調節部113によって冷媒媒体の温度が調節され、載置台110の温度を制御できる。この結果、載置台110上に載置されたウェハW、Wを所定の温度に維持できる。
なお、載置台110の下方には、ウェハW、Wを下方から支持し昇降させるための昇降ピン(図示せず)が設けられている。昇降ピンは、載置台110に形成された貫通孔(図示せず)を挿通し載置台110の上面から突出可能になっている。
処理容器100の上面開口部には、プラズマ生成用のマイクロ波を供給するラジアルラインスロットアンテナ120(RLSA:Radial Line Slot Antenna)が設けられている。ラジアルラインスロットアンテナ120は、下面が開口したアンテナ本体121を備えている。アンテナ本体121の内部には、例えば冷却媒体を流通させる流通路(図示せず)が設けられている。
アンテナ本体121の下面の開口部には、複数のスロットが形成され、アンテナとして機能するスロット板122が設けられている。スロット板122の材料には、導電性を有する材料、たとえば銅、アルミニウム、ニッケル等が用いられる。アンテナ本体121内のスロット板122の上部には、遅相板123が設けられている。遅相板123の材料には、低損失誘電体材料、例えば石英、アルミナ、窒化アルミニウム等が用いられる。
アンテナ本体121及びスロット板122の下方には、マイクロ波透過板124が設けられている。マイクロ波透過板124は、例えばOリング等のシール材(図示せず)を介して、処理容器100の内部を塞ぐように配置されている。マイクロ波透過板124の材料には、誘電体、例えば石英やAl等が用いられる。
アンテナ本体121の上部には、マイクロ波発振装置125に通じる同軸導波管126が接続されている。マイクロ波発振装置125は、処理容器100の外部に設置されており、ラジアルラインスロットアンテナ120に対し、所定周波数、例えば2.45GHzのマイクロ波を発振できる。
かかる構成により、マイクロ波発振装置125から発振されたマイクロ波は、ラジアルラインスロットアンテナ120内に伝搬され、遅相板123で圧縮され短波長化され、スロット板122で円偏波を発生させた後、マイクロ波透過板124を透過して処理容器100内に向けて放射される。
処理容器100の側面には、当該処理容器100内に処理ガスとしての酸素ガスを供給するガス供給管130が接続されている。ガス供給管130は、後述するイオン通過構造体140の上方に配置され、処理容器100内のプラズマ生成領域R1に酸素ガスを供給する。また、ガス供給管130には、内部に酸素ガスを貯留するガス供給源131に連通している。ガス供給管130には、酸素ガスの流れを制御するバルブや流量調節部等を含む供給機器群132が設けられている。
処理容器100内の載置台110とラジアルラインスロットアンテナ120との間には、イオン通過構造体140が設けられている。すなわち、イオン通過構造体140は、処理容器100の内部を、ガス供給管130から供給された酸素ガスをラジアルラインスロットアンテナ120から放射されたマイクロ波によってプラズマ化するプラズマ生成領域R1と、プラズマ生成領域R1で生成された酸素イオンを用いて載置台110上のウェハW、Wの表面WU1、WL1を改質する処理領域R2に区画するように設けられている。
イオン通過構造体140は、一対の電極141、142を有している。以下、上部に配置された電極を「上部電極141」といい、下部に配置された電極を「下部電極142」という場合がある。一対の電極141、142間には、当該一対の電極141、142を電気的に絶縁する絶縁材143が設けられている。
各電極141、142は、図4及び図5に示すように平面視においてウェハW、Wの径よりも大きい円形状を有している。また、各電極141、142には、プラズマ生成領域R1から処理領域R2に酸素イオンが通過する開口部144が複数形成されている。これら複数の開口部144は、例えば格子状に配置されている。なお、複数の開口部144の形状や配置は、本実施の形態に限定されず、任意に設定することができる。
ここで、各開口部144の寸法は、例えばラジアルラインスロットアンテナ120から放射されるマイクロ波の波長よりも短く設定されるのが好ましい。こうすることによって、ラジアルラインスロットアンテナ120から供給されたマイクロ波がイオン通過構造体140で反射され、マイクロ波の処理領域R2への進入を抑制できる。この結果、載置台110上のウェハW、Wがマイクロ波に直接曝されることがなく、マイクロ波によるウェハW、Wの損傷を防止できる。
イオン通過構造体140には、一対の電極141、142間に所定の電圧を印加する電源145が接続されている。この電源145によって印加される所定の電圧は、後述する制御部300によって制御され、最大電圧は例えば1KeVである。また、イオン通過構造体140には、一対の電極141、142間を流れる電流を測定する電流計146が接続されている。
次に、上述した表面親水化装置40の構成について説明する。表面親水化装置40は、図6に示すように内部を密閉可能な処理容器150を有している。処理容器150のウェハ搬送領域60側の側面には、図7に示すようにウェハW、Wの搬入出口151が形成され、当該搬入出口151には開閉シャッタ152が設けられている。
処理容器150内の中央部には、図6に示すようにウェハW、Wを保持して回転させるスピンチャック160が設けられている。スピンチャック160は、水平な上面を有し、当該上面には、例えばウェハW、Wを吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口からの吸引により、ウェハW、Wをスピンチャック160上に吸着保持できる。
スピンチャック160は、例えばモータなどを備えたチャック駆動部161を有し、そのチャック駆動部161により所定の速度に回転できる。また、チャック駆動部161には、例えばシリンダなどの昇降駆動源が設けられており、スピンチャック160は昇降自在になっている。
スピンチャック160の周囲には、ウェハW、Wから飛散又は落下する液体を受け止め、回収するカップ162が設けられている。カップ162の下面には、回収した液体を排出する排出管163と、カップ162内の雰囲気を真空引きして排気する排気管164が接続されている。
図7に示すようにカップ162のX方向負方向(図7の下方向)側には、Y方向(図7の左右方向)に沿って延伸するレール170が形成されている。レール170は、例えばカップ162のY方向負方向(図7の左方向)側の外方からY方向正方向(図7の右方向)側の外方まで形成されている。レール170には、例えばノズルアーム171とスクラブアーム172が取り付けられている。
ノズルアーム171には、図6及び図7に示すようにウェハW、Wに純水を供給する純水ノズル173が支持されている。ノズルアーム171は、図7に示すノズル駆動部174により、レール170上を移動自在である。これにより、純水ノズル173は、カップ162のY方向正方向側の外方に設置された待機部175からカップ162内のウェハW、Wの中心部上方まで移動でき、さらに当該ウェハW、W上をウェハW、Wの径方向に移動できる。また、ノズルアーム171は、ノズル駆動部174によって昇降自在であり、純水ノズル173の高さを調節できる。
純水ノズル173には、図6に示すように当該純水ノズル173に純水を供給する供給管176が接続されている。供給管176は、内部に純水を貯留する純水供給源177に連通している。また、供給管176には、純水の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む供給機器群178が設けられている。
スクラブアーム172には、スクラブ洗浄具180が支持されている。スクラブ洗浄具180の先端部には、例えば複数の糸状やスポンジ状のブラシ180aが設けられている。スクラブアーム172は、図7に示す洗浄具駆動部181によってレール170上を移動自在であり、スクラブ洗浄具180を、カップ162のY方向負方向側の外方からカップ162内のウェハW、Wの中心部上方まで移動させることができる。また、洗浄具駆動部181によって、スクラブアーム172は昇降自在であり、スクラブ洗浄具180の高さを調節できる。
なお、以上の構成では、純水ノズル173とスクラブ洗浄具180が別々のアームに支持されていたが、同じアームに支持されていてもよい。また、純水ノズル173を省略して、スクラブ洗浄具180から純水を供給するようにしてもよい。さらに、カップ162を省略して、処理容器150の底面に液体を排出する排出管と、処理容器150内の雰囲気を排気する排気管を接続してもよい。また、以上の構成の表面親水化装置40において、帯電防止用のイオナイザ(図示せず)を設けてもよい。
次に、上述した接合装置41の構成について説明する。接合装置41は、図8に示すように内部を密閉可能な処理容器190を有している。処理容器190のウェハ搬送領域60側の側面には、ウェハW、W、重合ウェハWの搬入出口191が形成され、当該搬入出口191には開閉シャッタ192が設けられている。
処理容器190の内部は、内壁193によって、搬送領域T1と処理領域T2に区画されている。上述した搬入出口191は、搬送領域T1における処理容器190の側面に形成されている。また、内壁193にも、ウェハW、W、重合ウェハWの搬入出口194が形成されている。
搬送領域T1のX方向正方向側には、ウェハW、W、重合ウェハWを一時的に載置するためのトランジション200が設けられている。トランジション200は、例えば2段に形成され、ウェハW、W、重合ウェハWのいずれか2つを同時に載置することができる。
搬送領域T1には、ウェハ搬送機構201が設けられている。ウェハ搬送機構201は、図8及び図9に示すように例えば鉛直方向、水平方向(Y方向、X方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。そして、ウェハ搬送機構201は、搬送領域T1内、又は搬送領域T1と処理領域T2との間でウェハW、W、重合ウェハWを搬送できる。
搬送領域T1のX方向負方向側には、ウェハW、Wの水平方向の向きを調節する位置調節機構210が設けられている。位置調節機構210は、図10に示すように基台211と、ウェハW、Wを吸着保持して回転させる保持部212と、ウェハW、Wのノッチ部の位置を検出する検出部213と、を有している。そして、位置調節機構210では、保持部212に吸着保持されたウェハW、Wを回転させながら検出部213でウェハW、Wのノッチ部の位置を検出することで、当該ノッチ部の位置を調節してウェハW、Wの水平方向の向きを調節している。
また、搬送領域T1には、上ウェハWの表裏面を反転させる反転機構220が設けられている。反転機構220は、図11〜図13に示すように上ウェハWを保持する保持アーム221を有している。保持アーム221は、水平方向(図11及び図12中のY方向)に延伸している。また保持アーム221には、上ウェハWを保持する保持部材222が例えば4箇所に設けられている。保持部材222は、図14に示すように保持アーム221に対して水平方向に移動可能に構成されている。また保持部材222の側面には、上ウェハWの外周部を保持するための切り欠き223が形成されている。そして、これら保持部材222は、上ウェハWを挟み込んで保持することができる。
保持アーム221は、図11〜図13に示すように例えばモータなどを備えた第1の駆動部224に支持されている。この第1の駆動部224によって、保持アーム221は水平軸周りに回動自在である。また保持アーム221は、第1の駆動部224を中心に回動自在であると共に、水平方向(図11及び図12中のY方向)に移動自在である。第1の駆動部224の下方には、例えばモータなどを備えた第2の駆動部225が設けられている。この第2の駆動部225によって、第1の駆動部224は鉛直方向に延伸する支持柱226に沿って鉛直方向に移動できる。このように第1の駆動部224と第2の駆動部225によって、保持部材222に保持された上ウェハWは、水平軸周りに回動できると共に鉛直方向及び水平方向に移動できる。また、保持部材222に保持された上ウェハWは、第1の駆動部224を中心に回動して、位置調節機構210から後述する上チャック230との間を移動できる。
処理領域T2には、図8及び図9に示すように上ウェハWを下面で吸着保持する第1のチャックとしての上チャック230と、下ウェハWを上面で載置して吸着保持する第2のチャックとしての下チャック231とが設けられている。下チャック231は、上チャック230の下方に設けられ、上チャック230と対向配置可能に構成されている。すなわち、上チャック230に保持された上ウェハWと下チャック231に保持された下ウェハWは対向して配置可能となっている。
上チャック230は、図9に示すように上チャック保持部232に保持されている。上チャック保持部232の上方には、支持柱233を介して上チャック駆動部234が設けられている。この上チャック駆動部234により、上チャック230は水平方向に移動自在になっている。
下チャック231は、下チャック保持部235に保持されている。この下チャック保持部235は下チャック231を真空引きして吸着保持し、これによって下チャック231の鉛直方向の歪みが抑制され、下チャック231の上面の平面度が小さくなる。下チャック保持部235の下方には、シャフト236を介して下チャック駆動部237が設けられている。この下チャック駆動部237により、下チャック231は鉛直方向に昇降自在、且つ水平方向に移動自在になっている。また、下チャック駆動部237によって、下チャック231は鉛直軸周りに回転自在になっている。また、下チャック保持部235の下方には、下ウェハWを下方から支持し昇降させるための昇降ピン(図示せず)が設けられている。昇降ピンは、下チャック231(下チャック保持部235)に形成された後述する貫通孔277を挿通し、下チャック231の上面から突出可能になっている。
上チャック230には、図15及び図16に示すようにピンチャック方式が採用されている。上チャック230は、平面視において少なくとも上ウェハWより小さい径を有する本体部240を有している。本体部240の下面には、上ウェハWの裏面WU2に接触する複数のピン241が設けられている。ピン241は、径寸法が例えば0.1mm〜1mmであり、高さが例えば数十μm〜数百μmである。複数のピン241は、例えば2mmの間隔で均一に配置されている。また本体部240の下面には、上ウェハWの裏面WU2の外周部を支持する外壁部242が設けられている。外壁部242は、複数のピン241の外側に環状に設けられている。外壁部242は、壁厚が例えば0.2mm〜2mmである。
本体部240の下面には、外壁部242の内側の領域243(以下、吸引領域243という場合がある。)において、上ウェハWを真空引きするための吸引口244が形成されている。吸引口244は、例えば吸引領域243の外周部に2箇所に形成されている。吸引口244には、本体部240の内部に設けられた吸引管245が接続されている。さらに吸引管245には、継手を介して真空ポンプ246が接続されている。
そして、上ウェハW、本体部240及び外壁部242に囲まれて形成された吸引領域243を吸引口244から真空引きし、吸引領域243を減圧する。このとき、吸引領域243の外部の雰囲気が大気圧であるため、上ウェハWは減圧された分だけ大気圧によって吸引領域243側に押され、上チャック230に上ウェハWが吸着保持される。
かかる場合、複数のピン241の高さが均一なので、上チャック230の下面の平面度を小さくすることができる。このように上チャック230の下面を平坦にして(下面の平面度を小さくして)、上チャック230に保持された上ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができる。また上ウェハWの裏面WU2は複数のピン241に支持されているので、上チャック230による上ウェハWの真空引きを解除する際、当該上ウェハWが上チャック230から剥がれ易くなる。
本体部240の中心部には、当該本体部240を厚み方向に貫通する貫通孔247が形成されている。この本体部240の中心部は、上チャック230に吸着保持される上ウェハWの中心部に対応している。そして貫通孔247には、後述する押動部材260の押動ピン261が挿通するようになっている。
上チャック230を保持する上述した上チャック保持部232は、後述する押動部材260が設けられた支持部材250と、支持部材250に設けられ、上チャック230と支持部材250との間に所定の隙間、例えば1mmの隙間が形成されるように上チャック230の位置を調節する位置調節機構251とを有している。位置調節機構251は複数、例えば3つ設けられ、複数の位置調節機構251は上チャック230の外周部に等間隔に配置されている。各位置調節機構251は、上チャック230を鉛直下方に押圧し、また上チャック230を鉛直上方に引張ることができ、すなわち上チャック230を鉛直方向に移動させることができる。そして位置調節機構251によって、上チャック230の傾斜が抑制され、当該上チャック230の平行度が保たれる。
支持部材250の上面には、上ウェハWの中心部を押圧する押動部材260が設けられている。押動部材260は、シリンダ構造を有し、押動ピン261と、当該押動ピン261が昇降する際のガイドとなる外筒262とを有している。押動ピン261は、例えばモータを内蔵した駆動部(図示せず)によって、貫通孔247を挿通して鉛直方向に昇降自在になっている。そして、押動部材260は、後述するウェハW、Wの接合時に、上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部とを当接させて押圧することができる。
上チャック230には、下ウェハWの表面WL1を撮像する上部撮像部材263が設けられている。上部撮像部材263には、例えば広角型のCCDカメラが用いられる。なお、上部撮像部材263は、上チャック230上に設けられていてもよい。
下チャック231には、図15及び図17に示すように上チャック230と同様にピンチャック方式が採用されている。下チャック231は、平面視において少なくとも下ウェハWより大きい径を有する本体部270を有している。本体部270の上面には、下ウェハWの裏面WL2に接触する複数のピン271が設けられている。ピン271は、径寸法が例えば0.1mm〜1mmであり、高さが例えば数十μm〜数百μmである。複数のピン271は、例えば1mmの間隔で均一に配置されている。また本体部270の上面には、下ウェハWの裏面WL2の外周部を支持する外壁部272が設けられている。外壁部272は、複数のピン271の外側に環状に設けられている。外壁部272は、壁厚が例えば0.2mm〜2mmである。
本体部270の上面には、外壁部272の内側の領域273(以下、吸引領域273という場合がある。)において、下ウェハWを真空引きするための吸引口274が複数形成されている。吸引口274には、本体部240の内部に設けられた吸引管275が接続されている。吸引管275は、例えば2本設けられている。さらに吸引管275には、真空ポンプ276が接続されている。
そして、下ウェハW、本体部270及び外壁部272に囲まれて形成された吸引領域273を吸引口274から真空引きし、吸引領域273を減圧する。このとき、吸引領域273の外部の雰囲気が大気圧であるため、下ウェハWは減圧された分だけ大気圧によって吸引領域273側に押され、下チャック231に下ウェハWが吸着保持される。
かかる場合、複数のピン271の高さが均一なので、下チャック231の上面の平面度を小さくすることができる。また例えば処理容器190内にパーティクルが存在する場合でも、隣り合うピン271の間隔が適切であるため、下チャック231の上面にパーティクルが存在するのを抑制することができる。このように下チャック231の上面を平坦にして(上面の平面度を小さくして)、下チャック231に保持された下ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができる。また下ウェハWの裏面WL2は複数のピン271に支持されているので、下チャック231による下ウェハWの真空引きを解除する際、当該下ウェハWが下チャック231から剥がれ易くなる。
本体部270の中心部付近には、当該本体部270を厚み方向に貫通する貫通孔277が例えば3箇所に形成されている。そして貫通孔277には、下チャック保持部235の下方に設けられた昇降ピンが挿通するようになっている。
本体部270の外周部には、ウェハW、W、重合ウェハWが下チャック231から飛び出したり、滑落するのを防止するガイド部材280が設けられている。ガイド部材280は、本体部270の外周部に複数個所、例えば4箇所に等間隔に設けられている。
下チャック231には、図15に示すように上ウェハWの表面WU1を撮像する下部撮像部材281が設けられている。下部撮像部材281には、例えば広角型のCCDカメラが用いられる。なお、下部撮像部材281は、下チャック231上に設けられていてもよい。
以上の接合システム1には、図1に示すように制御部300が設けられている。制御部300は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、接合システム1におけるウェハW、W、重合ウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、接合システム1における後述のウェハ接合処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部300にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された接合システム1を用いて行われるウェハW、Wの接合処理方法について説明する。図18は、かかるウェハ接合処理の主な工程の例を示すフローチャートである。
先ず、複数枚の上ウェハWを収容したカセットC、複数枚の下ウェハWを収容したカセットC、及び空のカセットCが、搬入出ステーション2の所定のカセット載置板11に載置される。その後、ウェハ搬送装置22によりカセットC内の上ウェハWが取り出され、処理ステーション3の第3の処理ブロックG3のトランジション装置50に搬送される。
次に上ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって第1の処理ブロックG1の表面改質装置30に搬送される。表面改質装置30に搬入された上ウェハWは、ウェハ搬送装置61から載置台110の上面に受け渡され載置される。その後、ウェハ搬送装置61が表面改質装置30から退出し、ゲートバルブ102が閉じられる。なお、載置台110に載置された上ウェハWは、温度調節機構112によって所定の温度、例えば25℃〜30℃に維持される。
その後、吸気装置104を作動させ、吸気口103を介して処理容器100の内部の雰囲気が所定の真空度、例えば67Pa〜333Pa(0.5Torr〜2.5Torr)まで減圧される。そして、後述するように上ウェハWを処理中、処理容器100内の雰囲気は上記所定の真空度に維持される。
その後、ガス供給管130から処理容器100内のプラズマ生成領域R1に向けて、酸素ガスが供給される。また、ラジアルラインスロットアンテナ120からプラズマ生成領域R1に向けて、例えば2.45GHzのマイクロ波が放射される。このマイクロ波の放射によって、プラズマ生成領域R1内において酸素ガスが励起されてプラズマ化され、例えば酸素ガスがイオン化する。このとき、下方に進行するマイクロ波は、イオン通過構造体140で反射し、プラズマ生成領域R1内に留まる。この結果、プラズマ生成領域R1内には、高密度のプラズマが生成される。
続いて、イオン通過構造体140において、電源145により一対の電極141、142に所定の電圧を印加する。そうすると、この一対の電極141、142によって、プラズマ生成領域R1で生成された酸素イオンのみが、イオン通過構造体140の開口部144を通過して処理領域R2に流入する。
このとき、制御部300によって、一対の電極141、142間に印加され電圧を制御することで、当該一対の電極141、142を通過する酸素イオンに付与されるエネルギーが制御される。この酸素イオンに付与されるエネルギーは、上ウェハWの表面WU1のSiOの二重結合を切断して単結合のSiOとするのに十分なエネルギーであって、当該表面WU1が損傷しないエネルギーに設定される。
またこのとき、電流計146によって一対の電極141、142間を流れる電流の電流値を測定する。この測定された電流値に基づいて、イオン通過構造体140を通過する酸素イオンの通過量が把握される。そして、制御部300では、把握された酸素イオンの通過量に基づいて、当該通過量が所定の値になるように、ガス供給管130からの酸素ガスの供給量や、一対の電極141、142間の電圧等、種々のパラメータを制御する。
その後、処理領域R2に導入された酸素イオンは、載置台110上の上ウェハWの表面WU1に照射されて注入される。そして、照射された酸素イオンによって、表面WU1におけるSiOの二重結合が切断されて単結合のSiOとなる。また、この表面WU1の改質には酸素イオンが用いられているため、上ウェハWの表面WU1に照射された酸素イオン自体がSiOの結合に寄与する。こうして、上ウェハWの表面WU1が改質される(図18の工程S1)。
このとき、イオン電流計111によって、上ウェハWの表面WU1に照射された酸素イオンによって生じるイオン電流の電流値を測定する。この測定された電流値に基づいて、上ウェハWの表面WU1に照射される酸素イオンの照射量が把握される。そして、制御部300では、把握された酸素イオンの照射量に基づいて、当該照射量が所定の値になるように、ガス供給管130からの酸素ガスの供給量や、一対の電極141、142間の電圧等、種々のパラメータを制御する。
次に上ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって第2の処理ブロックG2の表面親水化装置40に搬送される。表面親水化装置40に搬入された上ウェハWは、ウェハ搬送装置61からスピンチャック160に受け渡され吸着保持される。
続いて、ノズルアーム171によって待機部175の純水ノズル173を上ウェハWの中心部の上方まで移動させると共に、スクラブアーム172によってスクラブ洗浄具180を上ウェハW上に移動させる。その後、スピンチャック160によって上ウェハWを回転させながら、純水ノズル173から上ウェハW上に純水を供給する。そうすると、表面改質装置30において改質された上ウェハWの表面WU1に水酸基(シラノール基)が付着して当該表面WU1が親水化される。また、純水ノズル173からの純水とスクラブ洗浄具180によって、上ウェハWの表面WU1が洗浄される(図18の工程S2)。
次に上ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって第2の処理ブロックG2の接合装置41に搬送される。接合装置41に搬入された上ウェハWは、トランジション200を介してウェハ搬送機構201により位置調節機構210に搬送される。そして位置調節機構210によって、上ウェハWの水平方向の向きが調節される(図18の工程S3)。
その後、位置調節機構210から反転機構220の保持アーム221に上ウェハWが受け渡される。続いて搬送領域T1において、保持アーム221を反転させることにより、上ウェハWの表裏面が反転される(図18の工程S4)。すなわち、上ウェハWの表面WU1が下方に向けられる。
その後、反転機構220の保持アーム221が、第1の駆動部224を中心に回動して上チャック230の下方に移動する。そして、反転機構220から上チャック230に上ウェハWが受け渡される。上ウェハWは、上チャック230にその裏面WU2が吸着保持される(図18の工程S5)。具体的には、真空ポンプ246を作動させ、吸引領域243を吸引口244から真空引きし、上ウェハWが上チャック230に吸着保持される。このとき、上チャック230がピンチャック構造を有しているので、上チャック230の鉛直方向の歪みが抑制され、上チャック230の下面が平坦になっている。また位置調節機構251によって、上チャック230の傾斜が抑制され、当該上チャック230の平行度が保たれている。このため、当該上チャック230に保持された上ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができ、上ウェハWの平行度を保つことができる。なお上ウェハWは、後述する下ウェハWが接合装置41に搬送されるまで上チャック230で待機する。
上ウェハWに上述した工程S1〜S5の処理が行われている間、当該上ウェハWに続いて下ウェハWの処理が行われる。先ず、ウェハ搬送装置22によりカセットC内の下ウェハWが取り出され、処理ステーション3のトランジション装置50に搬送される。
次に下ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって表面改質装置30に搬送され、下ウェハWの表面WL1が改質される(図18の工程S6)。なお、工程S6における下ウェハWの表面WL1の改質は、上述した工程S1と同様である。
その後、下ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって表面親水化装置40に搬送され、下ウェハWの表面WL1が親水化されると共に当該表面WL1が洗浄される(図18の工程S7)。なお、工程S7における下ウェハWの表面WL1の親水化及び洗浄は、上述した工程S2と同様であるので詳細な説明を省略する。
その後、下ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって接合装置41に搬送される。接合装置41に搬入された下ウェハWは、トランジション200を介してウェハ搬送機構201により位置調節機構210に搬送される。そして位置調節機構210によって、下ウェハWの水平方向の向きが調節される(図18の工程S8)。
その後、下ウェハWは、ウェハ搬送機構201によって下チャック231に搬送され、下チャック231に吸着保持される(図18の工程S9)。具体的には、真空ポンプ276を作動させ、吸引領域273を吸引口274から真空引きし、下ウェハWが下チャック231に吸着保持される。このとき、下チャック231の上面が平坦になっているので、下チャック231に保持された下ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができる。
次に、上チャック230に保持された上ウェハWと下チャック231に保持された下ウェハWとの水平方向の位置調節を行う。図19に示すように下ウェハWの表面WL1には予め定められた複数、例えば4点以上の基準点Aが形成され、同様に上ウェハWの表面WU1には予め定められた複数、例えば4点以上の基準点Bが形成されている。これら基準点A、Bとしては、例えばウェハW、W上に形成された所定のパターンがそれぞれ用いられる。そして、上部撮像部材263を水平方向に移動させ、下ウェハWの表面WL1が撮像される。また、下部撮像部材281を水平方向に移動させ、上ウェハWの表面WU1が撮像される。その後、上部撮像部材263が撮像した画像に表示される下ウェハWの基準点Aの位置と、下部撮像部材281が撮像した画像に表示される上ウェハWの基準点Bの位置とが合致するように、下チャック231によって下ウェハWの水平方向の位置(水平方向の向きを含む)が調節される。すなわち、下チャック駆動部237によって、下チャック231を水平方向に移動させて、下ウェハWの水平方向の位置が調節される。こうして上ウェハWと下ウェハWとの水平方向の位置が調節される(図18の工程S10)。なお、上部撮像部材263と下部撮像部材281を移動させる代わりに、下チャック231を移動させてもよい。
なお、ウェハW、Wの水平方向きは、工程S3、S8において位置調節機構210によって調節されているが、工程S10において微調節が行われる。また、本実施の形態の工程S10では、基準点A、Bとして、ウェハW、W上に形成された所定のパターンを用いていたが、その他の基準点を用いることもできる。例えばウェハW、Wの外周部とノッチ部を基準点として用いることができる。
その後、下チャック駆動部237によって、図20に示すように下チャック231を上昇させ、下ウェハWを所定の位置に配置する。このとき、下ウェハWの表面WL1と上ウェハWの表面WU1との間の間隔が所定の距離、例えば80μm〜200μmになるように下ウェハWを配置する。こうして上ウェハWと下ウェハWとの鉛直方向の位置が調節される(図18の工程S11)。
その後、図21に示すように押動部材260の押動ピン261を下降させることによって、上ウェハWの中心部を押圧しながら当該上ウェハWを下降させる。このとき、押動ピン261には、上ウェハWがない状態で当該押動ピン261が70μm移動するような荷重、例えば200gがかけられる。そして、押動部材260によって、上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部を当接させて押圧する(図18の工程S12)。このとき、上チャック230と支持部材250との間には所定の隙間が形成されているので、当該隙間によって、押動部材260が上ウェハWを押圧した際の反力の影響を吸収することができる。また上チャック230の吸引口244は吸引領域243の外周部に形成されているので、押動部材260で上ウェハWの中心部を押圧する際にも、上チャック230によって上ウェハWの外周部を保持することができる。
そうすると、押圧された上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部との間で接合が開始する(図21中の太線部)。すなわち、上ウェハWの表面WU1と下ウェハWの表面WL1はそれぞれ工程S1、S6において改質されているため、先ず、表面WU1、WL1間にファンデルワールス力(分子間力)が生じ、当該表面WU1、WL1同士が接合される。さらに、上ウェハWの表面WU1と下ウェハWの表面WL1はそれぞれ工程S2、S7において親水化されているため、表面WU1、WL1間の親水基が水素結合し(分子間力)、表面WU1、WL1同士が強固に接合される。
その後、図22に示すように押動部材260によって上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部を押圧した状態で真空ポンプ246の作動を停止して、吸引領域243における上ウェハWの真空引きを停止する。そうすると、上ウェハWが下ウェハW上に落下する。このとき、上ウェハWの裏面WU2は複数のピン241に支持されているので、上チャック230による上ウェハWの真空引きを解除した際、当該上ウェハWが上チャック230から剥がれ易くなっている。そして上ウェハWの中心部から外周部に向けて、上ウェハWの真空引きを停止し、上ウェハWが下ウェハW上に順次落下して当接し、上述した表面WU1、WL1間のファンデルワールス力と水素結合による接合が順次拡がる。こうして、図23に示すように上ウェハWの表面WU1と下ウェハWの表面WL1が全面で当接し、上ウェハWと下ウェハWが接合される(図18の工程S13)。
その後、図24に示すように押動部材260の押動ピン261を上チャック230まで上昇させる。また、真空ポンプ276の作動を停止し、吸引領域273における下ウェハWの真空引きを停止して、下チャック231による下ウェハWの吸着保持を停止する。このとき、下ウェハWの裏面WL2は複数のピン271に支持されているので、下チャック231による下ウェハWの真空引きを解除した際、当該下ウェハWが下チャック231から剥がれ易くなっている。
上ウェハWと下ウェハWが接合された重合ウェハWは、ウェハ搬送装置61によってトランジション装置51に搬送され、その後搬入出ステーション2のウェハ搬送装置22によって所定のカセット載置板11のカセットCに搬送される。こうして、一連のウェハW、Wの接合処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、上チャック保持部232が位置調節機構251を有しているので、上チャック230の位置を適切に調節することができ、上チャック230の傾斜を抑制することができる。そうすると、上チャック230の平行度を保つことができ、当該上チャック230に保持された上ウェハWの平行度も保つことができる。しかも、上チャック230と支持部材250との間には所定の隙間が形成されているので、当該隙間によって、押動部材260が上ウェハWを押圧した際の反力の影響を吸収することができる。したがって、上ウェハWと下ウェハWを適切に接合することができる。
また接合システム1は、接合装置41に加えて、ウェハW、Wの表面WU1、WL1を改質する表面改質装置30と、表面WU1、WL1を親水化すると共に当該表面WU1、WL1を洗浄する表面親水化装置40も備えているので、一のシステム内でウェハW、Wの接合を効率よく行うことができる。したがって、ウェハ接合処理のスループットをより向上させることができる。
以上の実施の形態の接合装置41において、図25に示すように上チャック保持部232は、上チャック230の水平方向の移動に対するガイド部材400を有していてもよい。ガイド部材400は、上チャック保持部232の支持部材250の外周部であって、上チャック230の本体部240の外側に設けられている。またガイド部材400は、複数箇所、例えば3箇所に等間隔に設けられている。
ここで上チャック保持部232は、複数の位置調節機構251によって上チャック230を直接保持している。すなわち上チャック230は位置調節機構251に吊り下げられた状態で保持されているため、水平方向に移動する場合がある。かかる場合でも、ガイド部材400によって上チャック230の水平方向の移動が抑制され、上チャック230が水平方向に適切な位置に配置される。したがって、当該上チャック230に保持された上ウェハWも水平方向に適切な位置に配置することができ、上ウェハWと下ウェハWをより適切に接合することができる。
以上の実施の形態の上チャック保持部232は位置調節機構251を有していたが、上チャック保持部232の位置調節機構は、当該位置調節機構251に代えて、図26に示すように上チャック230を鉛直下方に押圧する押圧部材410と、鉛直上方に引張る引張部材420と、を有していてもよい。押圧部材410の構造は、上チャック230を押圧する構造であれば特に限定されないが、押圧部材410には例えばマイクロメータが用いられる。また引張部材420の構造も、上チャック230を引張る構造であれば特に限定されないが、引張部材420は例えばバネ構造を有している。
押圧部材410は、図27及び図28に示すように上チャック230(本体部240)の外周部に等間隔に複数箇所、例えば3箇所に配置されている。同様に引張部材420も、上チャック230(本体部240)の外周部に等間隔に複数箇所、例えば3箇所に配置されている。複数の押圧部材410と複数の引張部材420は、それぞれ上チャック230と同心円状に設けられている。また複数の押圧部材410は複数の引張部材420の外側に配置されている。なお、これら複数の押圧部材410と複数の引張部材420の配置は本実施の形態に限定されず、任意に設定することができる。
かかる場合、押圧部材410によって上チャック230を鉛直下方に押圧しつつ、引張部材420によって上チャック230を鉛直上方に引張ることにより、上チャック230の位置を適切に調節することができる。しかも、これら押圧部材410と引張部材420はそれぞれ上チャック230の外周部に複数設けられているので、上チャック230の位置をより適切に調節することができる。このため、上チャック230の傾斜を抑制することができ、上チャック230の平行度を保つことができる。したがって、当該上チャック230に保持された上ウェハWの平行度も保つことができ、上ウェハWと下ウェハWを適切に接合することができる。
また押圧部材410と引張部材420は、それぞれ上チャック230を鉛直方向の一方向に移動させられればよく、その構造を単純化することができる。したがって、接合装置41の製造コストを低廉化することができる。
なお本実施の形態において上チャック230は、ウェハW、Wの接合の際に当該上チャック230が振動するのを抑制するため、できるだけ軽量化するのが好ましい。例えば上チャック230の上面の一部を切り欠いて溝を形成して軽量化してもよい。
以上の実施の形態で述べたとおり、ウェハW、Wの鉛直方向の歪みを抑制し、接合された重合ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができる。このように鉛直方向の歪みを抑制することは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサのウェハのウェハやBSIモデル(Back Side Illumination)のウェハに有用である。
以上の実施の形態では、下チャック駆動部237によって下チャック231が鉛直方向に昇降自在且つ水平方向に移動自在になっていたが、上チャック230を鉛直方向に昇降自在に構成してもよい。また、上チャック230と下チャック231の両方が、鉛直方向に昇降自在且つ水平方向に移動自在に構成されていてもよい。
以上の実施の形態の接合システム1において、接合装置41でウェハW、Wを接合した後、さらに接合された重合ウェハWを所定の温度で加熱してもよい。重合ウェハWにかかる加熱処理を行うことで、接合界面をより強固に結合させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
1 接合システム
2 搬入出ステーション
3 処理ステーション
30 表面改質装置
40 表面親水化装置
41 接合装置
60 ウェハ搬送領域
230 上チャック
231 下チャック
232 上チャック保持部
250 支持部材
251 位置調節機構
260 押動部材
300 制御部
400 ガイド部材
410 押圧部材
420 引張部材
上ウェハ
下ウェハ
重合ウェハ

Claims (6)

  1. 基板同士を接合する接合装置であって、
    下面において第1の基板を吸着保持する第1のチャックと、
    前記第1のチャックの下方に設けられ、上面において第2の基板を吸着保持する第2のチャックと、
    前記第1のチャックの上方に設けられ、当該第1のチャックを保持するチャック保持部と、を有し、
    前記チャック保持部は、
    前記第1のチャックに保持された第1の基板の中心部を押圧する押動部材が設けられた支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記第1のチャックと前記支持部材との間に所定の隙間が形成されるように前記第1のチャックの位置を調節する位置調節機構と
    前記第1のチャックの水平方向の移動に対するガイド部材と、を有することを特徴とする、接合装置。
  2. 前記位置調節機構は、
    前記第1のチャックを押圧する複数の押圧部材と、
    前記第1のチャックを引張る複数の引張部材と、を有することを特徴とする、請求項1に記載の接合装置。
  3. 前記複数の押圧部材は、前記第1のチャックの外周部に等間隔で配置され、
    前記複数の引張部材は、前記第1のチャックの外周部に等間隔で配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の接合装置。
  4. 前記押圧部材はマイクロメータであることを特徴とする、請求項2又は3に記載の接合装置。
  5. 前記引張部材はバネ構造を有することを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の接合装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の接合装置を備えた接合システムであって、
    前記接合装置を備えた処理ステーションと、
    第1の基板、第2の基板又は第1の基板と第2の基板が接合された重合基板をそれぞれ複数保有可能で、且つ前記処理ステーションに対して第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬入出する搬入出ステーションと、を備え、
    前記処理ステーションは、
    第1の基板又は第2の基板の接合される表面を改質する表面改質装置と、
    前記表面改質装置で改質された第1の基板又は第2の基板の表面を親水化する表面親水化装置と、
    前記表面改質装置、前記表面親水化装置及び前記接合装置に対して、第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬送するための搬送領域と、を有し、
    前記接合装置では、前記表面親水化装置で表面が親水化された第1の基板と第2の基板を接合することを特徴とする、接合システム。
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