JP5530549B1 - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多方向操作スイッチとロータリエンコーダが一体化された入力装置において、部品点数を削減でき、薄型化を容易に行えるようにする。
【解決手段】複数の周辺固定接点とロータリエンコーダ用接点23を有するプリント配線板12と、周辺固定接点上に配置された周辺可動接点22aと、プリント配線板12上に実装され、環状の実装固定部13aと、複数の支持部13mを介して実装固定部13aに支持された軸受部13bを有するベース13’と、操作面14aと反対側に突出された軸部14bが軸受部13bに支持され、周壁部14eが周辺可動接点上に位置されたダイヤル14’と、軸部14bの先端に固定されてロータリエンコーダ用接点23と接触する接触子16aを有する接点部材16よりなり、周壁部14eの内周面に凹凸14jが周方向に配列形成され、凹凸14jと接触する突部13nを先端に有するバネ片13kがベース13’に一体形成される。
【選択図】図3

Description

この発明は多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置に関する。
この種の入力装置は例えば携帯電話機やデジタルカメラ、携帯情報端末などの機器の入力部に使用されている。図15〜17はこのような入力装置の従来例として、特許文献1に記載されている構成を示したものである。図15は入力装置を分解して各部の構成を示したものであり、図16は一部省略して内部構造を示したものである。また、図17は断面構造を示したものである。
入力装置はこの例では金属プレート11と、所定のパターンが形成され、かつその上面にスイッチが構成されたフレキシブルプリント配線板12と、ベース(特許文献1ではハウジングと称している)13と、ダイヤル(特許文献1では回転体と称している)14と、抜け止め部材15と、接点部材16と、バネ17と、センタキー(特許文献1ではボタンと称している)18とによって構成されている。
フレキシブルプリント配線板12は略円形部12aと、その略円形部12aから引き出されたケーブル部12bとよりなり、略円形部12aが方形状をなす金属プレート11上に搭載されて固定されている。略円形部12aの中央には中央スイッチ21が構成され、この中央スイッチ21を囲む円周上には周辺スイッチ22が構成されている。周辺スイッチ22は90°間隔で4つ配列されている。これら周辺スイッチ22が配列されている円周と中央スイッチ21との間にはロータリエンコーダ用接点23が円周に沿って環状に形成されている。
中央スイッチ21はフレキシブルプリント配線板12に形成された中央固定接点と、その上に配置されたドーム状をなす中央可動接点21aとよりなり、この中央可動接点21aがクリック反転することによってON/OFF動作するものとされている。同様に、周辺スイッチ22はフレキシブルプリント配線板12に形成された周辺固定接点と、その上に配置されたドーム状をなす周辺可動接点22aとよりなり、周辺可動接点22aがクリック反転することによってON/OFF動作するものとされている。中央可動接点21a上には円形のカバーシート24が被され、一方4つの周辺可動接点22a上にはリング状をなすカバーシート25が被され、これらカバーシート24,25によって中央可動接点21a及び周辺可動接点22aはそれぞれ所定の位置に位置決め固定されている。
金属プレート11の4隅にはこの入力装置の取り付け固定用の一対の穴11a及び位置決め用の穴11b,11cが形成されており、また一体化された金属プレート11、フレキシブルプリント配線板12及びカバーシート24,25にはそれらを貫通してベース13取り付け用の4つの穴26、センタキー18取り付け用の2つの穴27及びセンタキー18位置決め用の穴28が形成されている。
ベース13は環状をなし、4つの周辺スイッチ22を囲む大きさの実装固定部13aと、その実装固定部13a内の中央に位置する環状の軸受部13bと、それら実装固定部13aと軸受部13bとを連結する腕部13cとを有している。腕部13cは周方向に延伸されて形成されており、等角間隔で4つ設けられている。
実装固定部13aにはその下面側において内周面上に突出する板状の突出部13dが4つ形成され、さらにその突出部13dに続いて連結部13eがそれぞれ形成されており、これら連結部13eの上部側に各腕部13cの一端側がそれぞれ連結されている。一方、各腕部13cの他端側は軸受部13bの外周面に突出された突出部13fにそれぞれ連結されている。4つの突出部13fの先端下面側にはそれぞれプッシャ13gがさらに突出形成されている。
軸受部13b及び4つの腕部13cは厚さが小とされて実装固定部13aの下面より上方に浮いて位置されており、軸受部13bはいわゆるフローティング構造をなすものとされている。各突出部13dの下面にはボス13hが形成されている。
ダイヤル14は円形状の操作面14aを有し、その操作面14aと反対側(裏面側)中央には軸部14bが突出形成されている。軸部14bは大径部14cと小径部14dとよりなり、先端側の小径部14dの先端面には図17では表されていないが、ボスが3つ形成されている。操作面14aの外周には周壁部14eが形成されており、周壁部14eの外周下端側にはさらにフランジ部14fが形成されている。ダイヤル14の中央には貫通孔14gが形成されており、この貫通孔14gを囲む操作面14aの内周側部分はテーパ面14hとされ、つまりさら穴形状をなすものとされ、また外周側部分には放射状に多数の微小凸部14iが形成されている。
抜け止め部材15はドーナツ板状をなし、ダイヤル14のボスが挿入される3つの穴15aが形成されている。
接点部材16はリング形状とされ、その周方向3箇所には接触子16aが切り起こされて形成されている。また、ダイヤル14のボスが挿入される3つの穴16bが形成されている。
バネ17は一対のバネ片17aとそれらの基端をつなぐ取り付け部17bとよりなる。一対のバネ片17aの先端側にはくの字状に互い内向きに折り曲げられた折り曲げ部17cが形成されている。取り付け部17bには穴17dが形成されている。
センタキー18は押圧操作面を構成する円柱状部18aと、その下面中央に突出形成された突起18bと、円柱状部18aの下面周縁部から突出形成された一対の脚部18cとを有する。これら脚部18cは円柱状部18aの下面から突出された後、周方向に延伸され、さらに一段下がって周方向に延伸された形状とされている。一対の脚部18cの各先端下面には組み立て用のボス18dがそれぞれ突出形成され、さらに一方の脚部18cの先端下面には図15では隠れて見えないが、小径の位置決め用のボスが突出形成されている。また、円柱状部18aの下端には大径部18eが設けられている。
ベース13の連結部13eの1箇所の上面にはボス13iが形成されており、バネ17の穴17dにこのボス13iが挿入され、ボス13iの先端が熱カシメされることによって、バネ17は図16に示したようにベース13に取り付けられている。ベース13の2箇所の突出部13fにはバネ片17aの基端側に接触して、それらバネ片17aの互いに近づく方向への動きを規制するストッパ13jが一対設けられている。
ダイヤル14の軸部14bの先端側の小径部14dは、図17に示したようにベース13の軸受部13bに上方から挿入されており、小径部14dの先端には抜け止め部材15及び接点部材16が取り付けられている。この取り付けは抜け止め部材15及び接点部材16の各3つの穴15a,16bに小径部14dの先端面に形成されているボスを挿入し、ボスの先端を熱カシメすることによって行われている。これによりダイヤル14は抜け止めされて軸受部13bに回転自在に支持されている。
センタキー18はフレキシブルプリント配線板12上に取り付けられている。この取付はセンタキー18に形成されている位置決め用のボスを穴28に挿入し、組み立て用の2つのボス18dを穴27に挿入して、それらボス18dの先端を熱カシメすることによって行われている。
ダイヤル14、抜け止め部材15、接点部材16及びバネ17が取り付けられたベース13はその4つのボス13hが穴26に挿入され、ボス13hの先端が熱カシメされることによってフレキシブルプリント配線板12上に実装されている。センタキー18はダイヤル14の貫通孔14gに位置して操作面14aから突出されている。
各周辺スイッチ22の周辺可動接点22a上にはベース13のプッシャ13gが位置し、プッシャ13gの上面にはダイヤル14の周壁部14eが位置してプッシャ13gは周壁部14eと周辺可動接点22aとの間に挟まれた状態となっている。中央スイッチ21の中央可動接点21a上にはセンタキー18の突起18bが位置している。センタキー18はその大径部18eがダイヤル14によって抜け止めされている。接点部材16の3つの接触子16aは、その先端がロータリエンコーダ用接点23と接触され、これら接触子16aとロータリエンコーダ用接点23とでロータリエンコーダが構成されている。
この入力装置ではダイヤル14の操作面14aの外周部の一部が押し込まれた場合、ベース13の腕部13cが弾性変形し、軸受部13bが傾くことでダイヤル14の傾倒動作が可能とされている。ダイヤル14の傾倒により傾倒側のプッシャ13gがダイヤル14の周壁部14eによって押され、プッシャ13gによって対応する周辺スイッチ22の周辺可動接点22aが押されて、周辺スイッチ22がONとなる。
操作面14aへの押す力を解除すると、周辺可動接点22aの復元力と腕部13cの弾性復元力によってダイヤル14は元の位置に復帰し、周辺スイッチ22はOFFとなる。
一方、センタキー18が押し込まれると、その一対の脚部18cが弾性変形し、突起18bによって中央スイッチ21の中央可動接点21aが押されて中央スイッチ21がONとなる。押す力が解除されると、中央可動接点21aの復元力と脚部18cの弾性復元力によってセンタキー18は元の位置に復帰し、中央スイッチはOFFとなる。
ダイヤル14が回転操作されると、ダイヤル14と共に接点部材16が回転し、その接触子16aがロータリエンコーダ用接点23上を移動する。この移動を電気的に検出することによってダイヤル14の回転が検出される。
ベース13に取り付けられているバネ17は図17では示されていないが、ダイヤル14の軸部14bの大径部14cの外周面に形成されている凹凸と接触するものとなっており、これによりダイヤル14の回転操作時に操作感触(クリック感触)が得られるものとなっている。
特許第4431177号公報
上述したように、従来の入力装置においてはダイヤル14の回転操作時の操作感触を得るための部品としてバネ17を使用するものとなっており、バネ17を必要とする分、部品点数が増えるものとなっていた。
また、バネ17はベース13上に設けられ、図17ではバネ17は示されていないが、ベース13の上面とダイヤル14の操作面14aの裏面との間の内部空間Sに配置される構造となっているため、バネ17を収容するために内部空間Sの高さが必要となり、その分、入力装置が高くなってしまい、その点で入力装置の薄型化に限界が生じていた。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、従来に比し、部品点数を削減することができ、薄型化を容易に行えるようにした入力装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置は、円周上に配列形成された複数の周辺固定接点と、前記円周の内側に前記円周に沿って環状に形成されたロータリエンコーダ用接点とを有するプリント配線板と、各周辺固定接点上に配置された周辺可動接点と、プリント配線板上に実装され、複数の周辺固定接点を囲む環状とされた実装固定部と、実装固定部内に位置し、複数の支持部を介して実装固定部に支持された環状の軸受部を有するベースと、操作面を有し、操作面と反対側の中央に突出形成された軸部が前記軸受部に支持され、周壁部が周辺可動接点上に位置されたダイヤルと、前記軸部の先端に固定されて前記軸部を前記軸受部から抜け止めすると共に、ロータリエンコーダ用接点と摺動接触する接触子を有する接点部材とよりなり、前記周壁部の内周面に凹凸が周方向に配列されて形成され、前記凹凸と接触する突部を先端に有するバネ片がベースに一体形成されているものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、バネ片は前記支持部から突出形成され、前記軸受部の外周面に沿って延伸されているものとされる。
請求項3の発明では請求項1又は2の発明において、バネ片が複数設けられているものとされる。
請求項4の発明では請求項1又は2の発明において、バネ片が少なくとも1対設けられ、対をなすバネ片は互いに逆向きに延伸されているものとされる。
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記支持部は前記軸受部の外周面に沿って延伸された腕部を有し、ダイヤルは前記腕部が弾性変形することによって前記軸受部と共に傾倒動作可能とされている。
請求項6の発明では請求項5の発明において、前記腕部の延長上に前記バネ片が形成されているものとされる。
請求項7の発明では請求項5又は6の発明において、前記支持部は周辺可動接点と同数形成され、前記各支持部に周辺可動接点を押すプッシャが形成され、プッシャは前記周壁部と周辺可動接点との間に挟まれているものとされる。
請求項8の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記軸受部の内周面は接点部材が位置する側から反対側に向かって径が拡大されてなるテーパ面とされ、前記テーパ面の存在によってダイヤルが傾倒動作可能とされている。
請求項9の発明では請求項8の発明において、周辺可動接点を押すプッシャが前記実装固定部に支持梁を介して形成され、プッシャは前記周壁部と周辺可動接点との間に挟まれているものとされる。
請求項10の発明では請求項1乃至9のいずれかの発明において、ダイヤルの中央に貫通孔が形成されて、貫通孔にセンタキーが配置され、センタキーによって押し下げ操作される中央スイッチがプリント配線板上に設けられているものとされる。
この発明によれば、ダイヤルの回転操作時の操作感触を得るためのバネ片はベースに一体形成されているため、その分、部品点数を削減することができ、コストダウンが可能となる。また、バネ片をベースと一体化したことにより、入力装置の薄型化を容易に行えるものとなる。
Aはこの発明による入力装置の実施例1の外観を示す平面図、Bはその正面図。 図1AのCC線拡大断面図。 図1Aに示した入力装置を分解して上方から見た斜視図。 図1Aに示した入力装置を分解して下方から見た斜視図。 図3におけるベースの平面図。 ベースのバネ片とダイヤルの凹凸の関係を示す図。 Aはこの発明による入力装置の実施例2の外観を示す平面図、Bはその正面図。 図7AのCC線拡大断面図。 図7Aに示した入力装置を分解して上方から見た斜視図。 図7Aに示した入力装置を分解して下方から見た斜視図。 図9におけるベースの平面図。 ベースのバネ片とダイヤルの凹凸の関係を示す図。 この発明による入力装置の実施例3におけるベースを示す平面図。 この発明による入力装置の実施例4におけるベースを示す平面図。 入力装置の従来例を示す分解斜視図。 入力装置の従来例を示す一部省略した斜視図。 入力装置の従来例を示す断面図。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による入力装置の実施例1の外観を示したものであり、図2はその断面構造を示したものである。また、図3及び4は各部に分解してそれぞれ上方及び下方から見た状態を示したものである。
この例では入力装置は金属プレート11と、所定のパターンが形成され、かつその上面にスイッチが構成されたフレキシブルプリント配線板12と、ベース13’と、ダイヤル14’と、接点部材16と、センタキー18とによって構成されている。なお、図15〜17に示した従来の入力装置と対応する部分には同一符号を付しており、その詳細な説明を省略する。
この例ではダイヤル14’の周壁部14eの内周面に周方向に配列されて凹凸14jが形成され、この凹凸14jと接触するバネ片13kがベース13’に一体形成されており、これら凹凸14jとバネ片13kによってダイヤル14’の回転操作時の操作感触を得るものとなっている。
ベース13’の軸受部13bは、図15に示した従来のベース13の軸受部13bと同様、実装固定部13aに突出形成された突出部13dに、連結部13e、腕部13c及び突出部13fよりなる支持部13mを介して支持されており、腕部13cが弾性変形することによってダイヤル14’は軸受部13bと共に傾倒動作可能とされている。
支持部13mは周辺スイッチ22(周辺可動接点22a)と同数形成されており、バネ片13kは各支持部13mから突出形成されて、この例では4つ設けられている。バネ片13kは腕部13cの延長上に位置し、軸受部13bの外周面に沿って延伸されている。なお、各支持部13mには周辺可動接点22aを押すプッシャ13gが図15に示した従来のベース13と同様、設けられている。
図5はベース13’を上から見た図であり、各バネ片13kの先端には突部13nが外周側に突出して設けられている。図6は各バネ片13kの突部13nと、ダイヤル14’の周壁部14eの内周面に形成されている凹凸14jの接触関係を示したものである。
なお、この例ではベース13’の軸受部13bに挿入されて支持されるダイヤル14’の軸部14bの抜け止めは、接点部材16によって行われるものとなっている。ダイヤル14’の軸部14bの先端側の小径部14dの先端面に形成されている3つのボス14kは接点部材16の3つの穴16bに挿入されて先端が熱カシメされ、これにより接点部材16が軸部14bの先端に固定される。
ダイヤル14’、ベース13’及びセンタキー18は樹脂製とされ、接点部材16は例えばリン青銅板を加工することによって形成され、その表面にはAuメッキが施される。金属プレート11は例えばステンレス製とされる。なお、ベース13’の構成材料にはバネ性を得る上でポリアセタール(POM)等を用いるのが好ましい。
上述したような構成を有する入力装置によれば、ダイヤル14’の回転操作時の操作感触を得るためのバネ片13kはベース13’に一体形成されているため、図15〜17に示した従来の入力装置のようにベース13とは別部品のバネ17を使用する構成に比し、部品点数を削減することができ、その分、コストダウンが可能となる。
また、従来の入力装置ではバネ17を収容するためにベース13とダイヤル14との間の内部空間Sに高さが必要であったのに対し、この例ではバネ片13kは軸受部13bの外周面に沿って延伸され、つまり軸受部13bの外周側に位置しているため、内部空間Sの高さは不要となり、よって入力装置を薄型化することができる。
図7はこの発明による入力装置の実施例2の外観を示したものであり、図8はその断面構造を示したものである。また、図9及び10は各部に分解してそれぞれ上方及び下方から見た状態を示したものである。
この例では実施例1と特にベースの形状が異なっている。軸受部13bを支持する4つの支持部13m’はそれぞれ連結部13eと突出部13fとよりなり、弾性変形する腕部13cは実施例2の支持部13m’にはない。軸受部13bの内周面は図8に示したように接点部材16が位置する側から反対側に向かって(上方に向かって)径が拡大されてなるテーパ面13pとされており、このテーパ面13pによってダイヤル14’’の軸部14bとの間にできるくさび状の隙間によりダイヤル14’’は傾倒動作可能とされている。なお、ダイヤル14’’の軸部14bにはこの例では大径部14cは設けられていない。
バネ片13kは支持部13m’から突出され、実施例1と同様、軸受部13bの外周面に沿って延伸されて形成されている。バネ片13kは軸受部13bの互いに180°をなす位置に位置する2つの支持部13m’から突出形成されており、この例では2つ設けられている。
ダイヤル14’’の周壁部14eと周辺可動接点22aとの間に挟まれて周辺可動接点22aを押すプッシャ13gは、支持部13mに設けられている実施例1と異なり、この例では支持部13m’とは別に設けられている。各プッシャ13gは実装固定部13aの内周側に突出された後、周方向に延伸された支持梁13qを介して実装固定部13aに形成されている。プッシャ13gは一対の支持梁13qによって周方向両側が支持されて変位可能とされている。
図11はベース13’’を上から見た図であり、各バネ片13kの先端には実施例1と同様、突部13nが設けられている。図12は各バネ片13kの突部13nと、ダイヤル14’’の周壁部14eの内周面に形成されている凹凸14jの接触関係を示したものである。
この実施例2の構成によれば、実施例1と同様、部品点数を削減することができ、入力装置を薄型化することができる。なお、実施例2ではベース13’’に腕部13cがない分、実施例1と比較してバネ片13kの形成領域を広くすることができ、よってバネ片13kを長くすることも可能となり、その点でバネ片13kの設計自由度が実施例1と比べ、大となる。
次に、この発明による入力装置の実施例3の構成について説明する。
図13は実施例3の入力装置におけるベース31の形状を示したものであり、他の部品は実施例1と同じである。
実施例1ではベース13’の4つのバネ片13kは周方向同じ向きに延伸されていたが、この例ではベース31に設けるバネ片13kを2つ(1対)とし、それらバネ片13kの延伸方向を周方向、互いに逆向きにしたものとなっている。
このようなバネ片13kの構成を採用すれば、ダイヤルの回転操作時の操作感触を右回転と左回転で同じにすることができる。なお、このようなバネ片13kの構成を可能とすべく、バネ片13kが形成されている一方の支持部13mは連結部13e及び腕部13cとバネ片13kとの周方向の位置関係を実施例1と逆にしている。
図14は実施例4の入力装置におけるベース32の形状を示したものであり、他の部品は実施例2と同じである。
実施例2ではベース13’’にバネ片13kが2つ設けられ、それらバネ片13kは周方向同じ向きに延伸されていたが、この例ではベース32にバネ片13kを4つ(2対)設け、対をなすバネ片13kの延伸方向を周方向、互いに逆向きにしたものとなっている。バネ片13kは互いに180°をなす位置に位置する2つの支持部13m’にそれぞれ一対設けられ、対をなすバネ片13kは支持部13m’から互いに逆向きに延伸されて形成されている。
このようなバネ片13kの構成を採用すれば、実施例3と同様、ダイヤルの回転操作時の操作感触を右回転と左回転で同じにすることができる。
以上各種実施例について説明したが、ベースに設けるバネ片13kの数は実施例に示した数に限定されない。バネ片13kの数はダイヤルに要求される回転トルク、操作感触に応じて適宜、選定され、実施例1及び2では1〜4の範囲で選定される。また、実施例4では互いに逆向きに延伸された2つのバネ片13kを対として2対(4つ)設けているが、1対としてもよい。
なお、上述した実施例では入力装置はセンタキー18を有し、センタキー18によって操作される中央スイッチ21を具備するものとなっているが、用途に応じてセンタキー18、中央スイッチ21のない構成とすることもできる。
11 金属プレート 11a,11b,11c 穴
12 フレキシブルプリント配線板 12a 略円形部
12b ケーブル部 13,13’,13’’ ベース
13a 実装固定部 13b 軸受部
13c 腕部 13d 突出部
13e 連結部 13f 突出部
13g プッシャ 13h,13i ボス
13j ストッパ 13k バネ片
13m,13m’ 支持部 13n 突部
13p テーパ面 13q 支持梁
14,14’,14’’ ダイヤル 14a 操作面
14b 軸部 14c 大径部
14d 小径部 14e 周壁部
14f フランジ部 14g 貫通孔
14h テーパ面 14i 微小凸部
14j 凹凸 14k ボス
15 抜け止め部材 15a 穴
16 接点部材 16a 接触子
16b 穴 17 バネ
17a バネ片 17b 取り付け部
17c 折り曲げ部 17d 穴
18 センタキー 18a 円柱状部
18b 突起 18c 脚部
18d ボス 18e 大径部
21 中央スイッチ 21a 中央可動接点
22 周辺スイッチ 22a 周辺可動接点
23 ロータリエンコーダ用接点 24,25 カバーシート
26,27,28 穴 31,32 ベース

Claims (10)

  1. 多方向操作スイッチとロータリエンコーダとが一体化されてなる入力装置であって、
    円周上に配列形成された複数の周辺固定接点と、前記円周の内側に前記円周に沿って環状に形成されたロータリエンコーダ用接点とを有するプリント配線板と、
    前記各周辺固定接点上に配置された周辺可動接点と、
    前記プリント配線板上に実装され、前記複数の周辺固定接点を囲む環状とされた実装固定部と、前記実装固定部内に位置し、複数の支持部を介して前記実装固定部に支持された環状の軸受部を有するベースと、
    操作面を有し、前記操作面と反対側の中央に突出形成された軸部が前記軸受部に支持され、周壁部が前記周辺可動接点上に位置されたダイヤルと、
    前記軸部の先端に固定されて前記軸部を前記軸受部から抜け止めすると共に、前記ロータリエンコーダ用接点と摺動接触する接触子を有する接点部材とよりなり、
    前記周壁部の内周面に凹凸が周方向に配列されて形成され、
    前記凹凸と接触する突部を先端に有するバネ片が前記ベースに一体形成されていることを特徴とする入力装置。
  2. 請求項1記載の入力装置において、
    前記バネ片は前記支持部から突出形成され、前記軸受部の外周面に沿って延伸されていることを特徴とする入力装置。
  3. 請求項1又は2記載の入力装置において、
    前記バネ片が複数設けられていることを特徴とする入力装置。
  4. 請求項1又は2記載の入力装置において、
    前記バネ片が少なくとも1対設けられ、対をなすバネ片は互いに逆向きに延伸されていることを特徴とする入力装置。
  5. 請求項1乃至4記載のいずれかの入力装置において、
    前記支持部は前記軸受部の外周面に沿って延伸された腕部を有し、
    前記ダイヤルは前記腕部が弾性変形することによって前記軸受部と共に傾倒動作可能とされていることを特徴とする入力装置。
  6. 請求項5記載の入力装置において、
    前記腕部の延長上に前記バネ片が形成されていることを特徴とする入力装置。
  7. 請求項5又は6記載の入力装置において、
    前記支持部は前記周辺可動接点と同数形成され、
    前記各支持部に前記周辺可動接点を押すプッシャが形成され、
    前記プッシャは前記周壁部と前記周辺可動接点との間に挟まれていることを特徴とする入力装置。
  8. 請求項1乃至4記載のいずれかの入力装置において、
    前記軸受部の内周面は前記接点部材が位置する側から反対側に向かって径が拡大されてなるテーパ面とされ、
    前記テーパ面の存在によって前記ダイヤルが傾倒動作可能とされていることを特徴とする入力装置。
  9. 請求項8記載の入力装置において、
    前記周辺可動接点を押すプッシャが前記実装固定部に支持梁を介して形成され、
    前記プッシャは前記周壁部と前記周辺可動接点との間に挟まれていることを特徴とする入力装置。
  10. 請求項1乃至9記載のいずれかの入力装置において、
    前記ダイヤルの中央に貫通孔が形成されて、前記貫通孔にセンタキーが配置され、
    前記センタキーによって押し下げ操作される中央スイッチが前記プリント配線板上に設けられていることを特徴とする入力装置。
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