JP5530256B2 - 空調制御モード切替方法および装置 - Google Patents

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Description

この発明は、居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法および装置に関するものである。
例えば、特許文献1に示された空気調和機の制御方法では、オフィスビルなどの居住空間において、快適性を優先する快適制御と省エネルギー(以下、省エネと略す)を優先する省エネ制御とを交互に切り替えるようにしている。
具体的には、室内温度の如何に拘わらず、例えば15分間空調機を停止させた後、30分間空調機を運転するという動作を繰り返している。これにより、図15に示すように、15分間の省エネ制御と30分間の快適制御とが交互に繰り返され、快適性をそれほど低下させることなく、エネルギーの消費量を削減することが可能となる。また、この省エネ制御と快適制御との切り替え動作によって引き起こされる室温変動が快適感を向上させる効果も期待できる。なお、図15には冷房時の動作が示されており、省エネ制御では室温が上昇し、快適制御では室温が下降する。
特開平9−292149号公報
しかしながら、上述した省エネ制御と快適制御とを予め定められた時間で交互に切り替える方法では、省エネ制御に切り替えても外気の影響などにより想定通りに室温が上昇せず、不快な方向へ居住空間の環境が変化しておらず、居住者が不快と感じていないにも拘わらず、省エネ制御から快適制御に切り替わってしまうことがある。逆に、快適制御に切り替えても、想定通り室温が低下せず、快適な方向へ居住空間の環境が変化しておらず、居住者が不快と感じているにも拘わらず、快適制御から省エネ制御に切り替わってしまうこともある。また、省エネ制御と快適制御との切替動作による室内環境の変動は、快適感を向上させることもあるが、逆に不快感を増幅させることもあり得る。
このような状況は、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境によっても異なる。このため、省エネ制御の時間と快適制御の時間とを適切に設定することは難しく、予め定められた時間で省エネ制御と快適制御とを交互に切り替える特許文献1に示された方法は、省エネ性と快適性とを常に両立させることができる方法であるとは言い難かった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、省エネ性と快適性とを常に両立させることが可能な空調制御モード切替方法および切替装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適制御と省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法において、居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得ステップと、快適制御から省エネ制御への切り替えタイミングおよび省エネ制御から快適制御への切り替えタイミングを取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定ステップとを設けたものである。
本発明において、制御モード切替タイミング決定ステップでの制御モードの切り替えタイミングの決定方式としては、種々の方式が考えられる。
請求項1に係る方式
居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と予め定められている第1の閾値(β1)とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値が第1の閾値(β1)以上となった場合を省エネ制御から快適制御への切替タイミングとし、居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と予め定められている第2の閾値(β2)とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値が第2の閾値(β2)以下となった場合を快適制御から省エネ制御への切替タイミングとする。
請求項2に係る方式
居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度と予め定められている第1の閾値(γ1)とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度が第1の閾値(γ1)以上となった場合を省エネ制御から快適制御への切替タイミングとし、居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度と予め定められている第2の閾値(γ2)とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度が第2の閾値(γ2)以下となった場合を快適制御から省エネ制御への切替タイミングとする。
請求項3に係る方式
居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値と不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度とを重み付けを施して組み合わせた指標と予め定められている第1の閾値(δ1)とを比較し、当該指標が第1の閾値(δ1)以上となった場合を省エネ制御から快適制御への切替タイミングとし、居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値と不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度とを重み付けを施して組み合わせた指標と予め定められている第2の閾値(δ2)とを比較し、当該指標が第2の閾値(δ2)以下となった場合を快適制御から省エネ制御への切替タイミングとする。
請求項4に係る方式
居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度のそれぞれを各個に定められている第1の閾値(α1,β1,γ1)と比較し、その何れか1つが第1の閾値(α1,β1,γ1)以上となった場合を省エネ制御から快適制御への切替タイミングとし、居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、快不快の指標が示す不快度の瞬時値、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度のそれぞれを各個に定められている第2の閾値(α2,β2,γ2)と比較し、その何れか1つが第2の閾値(α2,β2,γ2)以下となった場合を快適制御から省エネ制御への切替タイミングとする。
人は自らが置かれた温熱環境に適応する性質があり、一定の不快度までは許容できる。これは、熱伝達による外界と人体との熱交換がバランスするように、人が無意識のうちに調整しているためである。例えば、空調している室内環境は、時々刻々と温度や風,湿度などが微小に変化しているが、人がいつもそれを敏感に感じているわけではない。このような場合に、不快度の瞬時値そのものを空調制御モードの切り替えのための判断値として採用することが妥当なケースがある。
人の感度(熱的疲労)は熱伝達による外界と人体との熱交換の量に左右される。このため、熱の人体への蓄積という観点から見ると、時間による不快度の瞬時値の積算値を空調制御モードの切り替えのための判断値として採用することが妥当なケースがある。このようなケースを想定した場合の方式が請求項1に係る方式である。
人体は、熱伝達によって外界と人体との熱交換がバランスするよう調整されているため、室内環境の変動に対して異なる感度を示すことがある。例えば、室内環境が急激に改善した場合に、その改善の程度(それまで経験していた室内環境との差)が重視され、室内環境の瞬時計測値で判断されるよりも快適に感じることがある。逆に、室内環境が急激に悪化した場合には、より不快に感じることがある。これは、定常状態で平衡を保っていた熱伝達による外界と人体との熱交換の関係が、非定常な温熱環境において一時的に不均等になることによって、人の感覚が崩れるために起こるものである。このような場合に、室内環境の変動の程度を空調制御モードの切り替えのための判断値として採用することが妥当なケースがある。このようなケースを想定した場合の方式が請求項2に係る方式である。
このように、省エネ制御と快適制御とを切り替える空調制御において、居住者が感じる快不快の感覚を考慮することで、快適度を過度に犠牲にすることなく、省エネ効果を向上させることが可能になる。もちろん、この特性は固定されたものではなく、建物室内状況や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などにより変化することがある。居住者にとっては、複数の特性を有していて、その特性の強さが作業や好み、建物室内状況、季節などの外部環境などの要因により変化する場合もある。したがって、これらに対応して、切り替えのための判断値を重み付けを施して組み合わせたり、現在の状況に最も適した切り替えのための判断値が用いられるなどすることが望ましい。このようなケースを想定した場合の方式が請求項3や請求項4に係る方式である。
本発明では、居住空間において人が感じる快不快の指標を取得するが、この快不快の指標は計測値として連続的に取得される指標としてもよいし、居住者からの申告値として任意に取得される指標であってもよい。
また、本発明において、快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切り替えは、空調機の運転/停止を指示したり、居住空間に対する目標温度設定値を変更するなどして実現することが可能である。例えば、冷房時においては、目標温度設定値を上げることによって省エネ制御とされ、目標温度設定値を下げることによって快適制御とされる。
また、本発明は、空調制御モード切替方法としてではなく、空調制御モード切替装置として実現することも可能である。
本発明によれば、居住空間において人が感じる快不快の指標を取得するようにし、快適制御から省エネ制御への切り替えタイミングおよび省エネ制御から快適制御への切り替えタイミングを取得される快不快の指標に基づいて決定するようにしたので、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、快適制御と省エネ制御との間の空調制御のモードの切替タイミングを居住者が感じる快不快の感覚を考慮した適切なタイミングとし、省エネ性と快適性とを常に両立させることが可能となる。
本発明に係る空調制御モード切替装置の一実施の形態を用いた空調制御システムの概略を示す図である。 この空調制御システムにおいて方式1(実施の形態1)を採用した空調制御モード切替装置の機能ブロック図である。 方式1を採用した空調制御モード切替装置における制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートである。 方式1を採用した空調制御モード切替装置において空調制御モードが切り替えられる様子を説明するための図である。 方式2(実施の形態2)を採用した空調制御モード切替装置の機能ブロック図である。 方式2を採用した空調制御モード切替装置における制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートである。 方式2を採用した空調制御モード切替装置において空調制御モードが切り替えられる様子を説明するための図である。 方式3(実施の形態3)を採用した空調制御モード切替装置の機能ブロック図である。 方式3を採用した空調制御モード切替装置における制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートである。 方式3を採用した空調制御モード切替装置における空調制御モードが切り替えられる様子を説明するための図である。 方式4(実施の形態4)を採用した空調制御モード切替装置の機能ブロック図である。 方式4を採用した空調制御モード切替装置における制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートである。 方式5(実施の形態5)を採用した空調制御モード切替装置の機能ブロック図である。 方式5を採用した空調制御モード切替装置における制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートである。 特許文献1に示された快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切り替え動作を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る空調制御モード切替装置の一実施の形態を用いた空調制御システムの概略を示す図である。
同図において、1は居住空間、2は居住空間1に調和空気を供給する空調機、3は空調機1への冷温水の供給量を制御するコントローラ、4は空調機1への冷温水の供給通路に設けられた冷温水バルブ、5は居住空間1内の温度を室温として検出する室温センサ、6は居住空間1内のPMV(予測平均温感:Predicted Mean Vote)を検出する室内環境センサ、7は本発明に係る空調制御モード切替装置である。
この空調制御システムにおいて、コントローラ3は、室温センサ5が検出する居住空間1内の室温tpvを設定温度(目標温度設定値)tspに一致させるように、冷温水バルブ4を介する空調機1への冷温水の供給量を制御することにより、空調機2からの居住空間1への給気の温度を調整する。また、室内環境センサ6は、居住空間1内のPMVを検出し、このPMVの計測値(瞬時値)を空調制御モード切替装置7へ送る。
空調制御モード切替装置7は、室内環境センサ6からのPMVの計測値を入力とし、このPMVの計測値から算出される快不快指標に基づいて快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切り替えタイミングを決定し、省エネ切替信号(快適制御から省エネ制御への切替信号)および快適切替信号(省エネ制御から快適制御への切替信号)をコントローラ3へ送る。
コントローラ3は、空調制御モード切替装置7から省エネ切替信号が送られてくると、目標温度設定値tspを省エネ方向に変更し、空調制御モード切替装置7から快適切替信号が送られてくると、目標温度設定値tspを快適方向に変更する。例えば、冷房の場合、省エネ切替信号が送られてくれば目標温度設定値tspを上げ、快適切替信号が送られてくれば目標温度設定値tspを下げて元の設定値に戻す。
なお、PMVは、ファンガー(Fanger)氏によって提案されたもので、同氏により発表された快適方程式により、快適度を7段階(+3:非常に暑い、+2:暑い、+1:暖かい、0:中立、−1:涼しい、−2:寒い、−3:非常に寒い)で表現したもので、PMVが0の時が快適となる。室内環境センサ6は、居住空間1の温度、相対湿度、平均放射温度、気流速度、人間の活動量、着衣量の6つの要素を組み合わせてPMVを算出し、その算出した値をPMVの計測値とする。
空調制御モード切替装置7は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、本実施の形態特有の機能として空調制御モード切替機能を有している。以下、この空調制御モード切替装置7が有する空調制御モード切替機能について、各種の方式を例にとって説明する。なお、以下の説明では、本発明の権利範囲に含まれないものも実施の形態として記載されているが、ここでは全て実施の形態として説明する。
〔方式1:実施の形態1〕
図2に方式1を採用した空調制御モード切替装置7の機能ブロック図を示す。この方式1を採用した空調制御モード切替装置7(7A)は、室内環境センサ6からのPMVの計測値(瞬時値)を下記の(1)式に代入して居住空間1の快不快指標として不快度の瞬時値PVを求める快不快指標算出部7A1と、快不快指標算出部7A1からの不快度の瞬時値PVと予め定められている第1の閾値α1と第2の閾値α2(α1>α2)と自己が決定している現在の空調制御モードとから快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングを決定する制御モード切替タイミング決定部7A2とを備えている。
PV=|PMV|/3 (ただし、0≦|PMV|≦3) ・・・・(1)
この(1)式により、不快度の瞬時値PVは、0≦PV≦1に正規化される。また、不快度の瞬時値PVは、不快度が高いほど大きな数値になり、不快度が低いほど小さな数値になる。
また、この空調制御モード切替装置7Aにおいて、快不快指標算出部7A1が本発明でいう快不快指標取得手段に相当し、制御モード切替タイミング決定部7A2が制御モード切替タイミング決定手段に相当する。
図3に制御モード切替タイミング決定部7A2が実行する制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートを示す。制御モード切替タイミング決定部7A2は、自己が決定している現在の空調制御モードに基づいて、居住空間1に対して適用されている現在の空調制御モードが省エネ制御であるのか快適制御であるのかをチェックする(ステップS101)。
〔省エネ制御から快適制御への切替〕
今、図4に示すt1点において、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向に変更され、省エネ制御が開始されたとする。この省エネ制御により、空調機1からの給気の温度が省エネ方向へ変化し、快不快指標算出部7A1で算出される不快度の瞬時値PVが大きくなる。
制御モード切替タイミング決定部7A2は、現在の空調制御モードが省エネ制御である場合(ステップS101の「省エネ制御」)、所定時間経過する毎に不快指標算出部7A1からの不快度の瞬時値PVをチェックし(ステップS102)、不快度の瞬時値PVが第1の閾値α1以上となると(ステップS102のYES、図4に示すt2点(パターンI))、省エネ制御から快適制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ快適切替信号を送る(ステップS103)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが快適方向へ変更され、快適制御が開始される。
〔快適制御から省エネ制御への切替〕
快適制御が開始されると、空調機1からの給気の温度が快適方向へ変化し、快不快指標算出部7A1で算出される不快度の瞬時値PVが小さくなる。
制御モード切替タイミング決定部7A2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合(ステップS101の「快適制御」)、所定時間経過する毎に快不快指標算出部7A1からの不快度の瞬時値PVをチェックし(ステップS104)、不快度の瞬時値PVが第2の閾値α2以下となると(ステップS104のYES、図4に示すt3点(パターンI))、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS105)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
このようにして、方式1では、不快度の瞬時値PVに基づいて空調制御モードの切り替えが行われ、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングが居住者が感じる快不快の感覚を考慮した適切なタイミングとされ、省エネ性と快適性との両立が常に図れるものとなる。
図4には不快度の瞬時値PVの変化パターンを数種類示している。例えば、図4に示すパターンIのように不快度の瞬時値PVが変化する場合には、省エネ制御開始からts1時間経過後の早いタイミングで省エネ制御から快適制御へ切り替えられる。これに対し、パターンII,IIIのように不快度の瞬時値PVが変化する場合には、省エネ制御開始からts2,ts3時間経過後の遅いタイミングで省エネ制御から快適制御へ切り替えられる。このようにして、外気の影響などにより、予め想定された通りに不快さが変化しない場合でも、快適性を過度に犠牲にすることなく、省エネ効果の向上が図られるものとなる。
〔方式2:実施の形態2〕
上述した方式1では、不快度の瞬時値PVが瞬間的に変動した場合、それに敏感に反応して空調制御モードが切り替えられてしまうことがある。そこで、方式2では、人の熱的疲労が時間に伴って蓄積されることに着目し、不快度を積算した値を利用して空調制御モードの切り替えを行うようにする。
図5に方式2を採用した空調制御モード切替装置7の機能ブロック図を示す。この方式2を採用した空調制御モード切替装置7(7B)は、室内環境センサ6からのPMVの計測値(瞬時値)を上記の(1)式に代入して居住空間1の快不快指標として不快度の瞬時値PVを求める快不快指標算出部7B1と、所定時間経過する毎にその時点(Tn)から規定時間ta遡った時点(Tn’)までの不快度の瞬時値PVを積算し、その規定時間ta内の不快度の瞬時値PVの積算値TP(TP=ΣPV)と予め定められている第1の閾値β1と第2の閾値β2(β1>β2)と自己が決定している現在の空調制御モードとから快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングを決定する制御モード切替タイミング決定部7B2とを備えている。
なお、制御モード切替タイミング決定部7B2において、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算は快不快指標積算部7B21で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPと閾値β1,β2とを比較しての空調制御モードの切替タイミングの決定は制御モード切替判断部7B22で行う。
また、この空調制御モード切替装置7Bにおいて、快不快指標算出部7B1が本発明でいう快不快指標取得手段に相当し、制御モード切替タイミング決定部7B2が制御モード切替タイミング決定手段に相当する。
図6に制御モード切替タイミング決定部7B2が実行する制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートを示す。制御モード切替タイミング決定部7B2は、自己が決定している現在の空調制御モードに基づいて、居住空間1に対して適用されている現在の空調制御モードが省エネ制御であるのか快適制御であるのかをチェックする(ステップS201)。
〔省エネ制御から快適制御への切替〕
今、図7(a)に示すt1点において、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向に変更され、省エネ制御が開始されたとする。この省エネ制御により、空調機1からの給気の温度が省エネ方向へ変化し、快不快指標算出部7B1で算出される不快度の瞬時値PVが大きくなる。
制御モード切替タイミング決定部7B2は、現在の空調制御モードが省エネ制御である場合(ステップS201の「省エネ制御」)、所定時間経過する毎にその時点における不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPをチェックし(ステップS202)、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPが第1の閾値β1以上となると(ステップS202のYES)、省エネ制御から快適制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ快適切替信号を送る(ステップS203)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが快適方向へ変更され、快適制御が開始される。
〔快適制御から省エネ制御への切替〕
快適制御が開始されると(図7(b)に示すt2点)、空調機1からの給気の温度が快適方向へ変化し、快不快指標算出部7B1で算出される不快度の瞬時値PVが小さくなる。
制御モード切替タイミング決定部7B2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合(ステップS201の「快適制御」)、所定時間経過する毎にその時点における不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPをチェックし(ステップS204)、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPが第2の閾値β2以下となると(ステップS204のYES)、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS205)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
このようにして、方式2では、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPに基づいて空調制御モードの切り替えが行われ、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングが居住者が感じる快不快の感覚を考慮した適切なタイミングとされ、省エネ性と快適性との両立が常に図れるものとなる。
〔方式3:実施の形態3〕
室内環境の変動によって、快適感を向上させることもあるが、逆に不快感を増幅させることもあり得る。また、人は、室内環境が急激に悪化した場合には、その悪化の程度(以前の環境との差)の方が重視され、室内環境の瞬時計測値で判断されるよりも不快に感じることがある。逆に、急激に改善した場合には、改善の程度(以前の環境との差)が重視され、瞬時計測値よりも快適に感じることがある。そこで、方式3では、人の快不快が室内環境の変動に左右されることに着目し、不快度の変動の程度を利用して空調制御モードの切り替えを行うようにする。
図8に方式3を採用した空調制御モード切替装置7の機能ブロック図を示す。この方式3を採用した空調制御モード切替装置7(7C)は、室内環境センサ6からのPMVの計測値(瞬時値)を上記の(1)式に代入して居住空間1の快不快指標として不快度の瞬時値PVを求める快不快指標算出部7C1と、所定時間経過する毎にその時点(Tn)から規定時間tb遡った時点(Tn’)までの間の不快度の瞬時値PVの不快方向への変動の程度R(R=(PVn−PVn’)/tb、PVn:Tnにおける不快度の瞬時値、PVn’:Tn’における不快度の瞬時値)を算出し、その不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rと予め定められている第1の閾値γ1(正の値)と第2の閾値γ2(負の値、γ1>γ2)と自己が決定している現在の空調制御モードとから快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングを決定する制御モード切替タイミング決定部7C2とを備えている。
なお、制御モード切替タイミング決定部7C2において、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動Rの算出は快不快指標変動算出部7C21で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動Rと閾値γ1,γ2とを比較しての空調制御モードの切替タイミングの決定は制御モード切替判断部7C22で行う。
この空調制御モード切替装置7Cにおいて、快不快指標算出部7C1が本発明でいう快不快指標取得手段に相当し、制御モード切替タイミング決定部7C2が制御モード切替タイミング決定手段に相当する。
図9に制御モード切替タイミング決定部7C2が実行する制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートを示す。制御モード切替タイミング決定部7C2は、自己が決定している現在の空調制御モードに基づいて、居住空間1に対して適用されている現在の空調制御モードが省エネ制御であるのか快適制御であるのかをチェックする(ステップS301)。
〔省エネ制御から快適制御への切替〕
今、図10(a)に示すt1点において、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向に変更され、省エネ制御が開始されたとする。この省エネ制御により、空調機1からの給気の温度が省エネ方向へ変化し、快不快指標算出部7C1で算出される不快度の瞬時値PVが大きくなる。
制御モード切替タイミング決定部7C2は、現在の空調制御モードが省エネ制御である場合(ステップS301の「省エネ制御」)、所定時間経過する毎にその時点における不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rをチェックし(ステップS302)、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rが第1の閾値γ1以上となると(ステップS302のYES)、省エネ制御から快適制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ快適切替信号を送る(ステップS303)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが快適方向へ変更され、快適制御が開始される。
〔快適制御から省エネ制御への切替〕
快適制御が開始されると(図10(b)に示すt2点)、空調機1からの給気の温度が快適方向へ変化し、快不快指標算出部7C1で算出される不快度の瞬時値PVが小さくなる。
制御モード切替タイミング決定部7C2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合(ステップS301の「快適制御」)、所定時間経過する毎にその時点における不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rをチェックし(ステップS304)、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rが第2の閾値γ2以下となると(ステップS304のYES)、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS305)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
なお、制御モード切替タイミング決定部7C2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rが第2の閾値γ2以下とならなくても(ステップS304のNO)、その状態が予め定められた規定時間u続くと(ステップS302のYES)、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS305)。このような場合にも、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
このようにして、方式3では、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rに基づいて空調制御モードの切り替えが行われ、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングが居住者が感じる快不快の感覚を考慮した適切なタイミングとされ、省エネ性と快適性との両立が常に図れるものとなる。
図10(a)には不快度の瞬時値PVの変化パターンを数種類示している。例えば、図10(a)に示すパターンIのように不快度の瞬時値PVが変化する場合には、省エネ制御開始後の早いタイミングで省エネ制御から快適制御へ切り替えられる。これに対し、パターンIIのように不快度の瞬時値PVの変動が最初は緩やかで、途中で環境が急激に悪化するような場合には、その急激に悪化した時点で省エネ制御から快適制御へ切り替えられる。
図10(b)にも不快度の瞬時値PVの変化パターンを数種類示している。例えば、図10(b)に示すパターンIIIのように、快適制御開始後、すぐに環境が急激に改善される場合には、その時点で快適制御から省エネ制御へ切り替えられる。これに対し、パターンIVのように不快度の瞬時値PVの変動が最初は緩やかで、途中で急に改善される場合には、その時点で快適制御から省エネ制御へ切り替えられる。また、パターンVのように、不快度の瞬時値PVの変動がずっと緩やかな場合には、快適制御開始から規定時間uが経過した時点で、すなわち居住者が快適環境に規定時間u暴露された状態になった時点で、快適制御から省エネ制御へ切り替えられる。
なお、この例では、快適制御開始後、不快度の瞬時値PVの変動がずっと緩やかな場合、規定時間uが経過した時点を省エネ制御に切り替える条件としているが、この条件は規定時間uに限るものではない。
〔方式4:実施の形態4〕
図11に方式4を採用した空調制御モード切替装置7の機能ブロック図を示す。この方式4を採用した空調制御モード切替装置7(7D)は、室内環境センサ6からのPMVの計測値(瞬時値)を上記の(1)式に代入して居住空間1の快不快指標として不快度の瞬時値PVを求める快不快指標算出部7D1と、不快度の瞬時値PVと不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPと不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rとを重み付けを施して組み合わせた指標Xと予め定められている第1の閾値δ1と第2閾値δ2(δ1>δ2)と自己が決定している現在の空調制御モードとから快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングを決定する制御モード切替タイミング決定部7D2とを備えている。
なお、制御モード切替タイミング決定部7D2において、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算は快不快指標積算部7D21で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rの算出は快不快指標変動算出部7D22で行う。また、不快度の瞬時値PVへの補正係数W1を用いての重み付けを第1の重み付け部7D23で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPへの補正係数W2を用いての重み付けを第2の重み付け部7D24で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rへの補正係数W3を用いての重み付けを第3の重み付け部7D25で行い、この重み付けが施された不快度の瞬時値PV(W1・PV)と積算値TP(W2・TP)と変動の程度R(W3・R)とを組み合わせた指標X(X=W1・PV+W2・TP+W3・R)の算出を組み合わせ指標算出部7D26で行い、この算出された指標(以下、組み合わせ指標と呼ぶ)Xと閾値δ1,δ2とを比較しての空調制御モードの切替タイミングの決定を制御モード切替判断部7D27で行う。
この空調制御モード切替装置7Dにおいて、快不快指標算出部7D1が本発明でいう快不快指標取得手段に相当し、制御モード切替タイミング決定部7D2が制御モード切替タイミング決定手段に相当する。
図12に制御モード切替タイミング決定部7D2が実行する制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートを示す。制御モード切替タイミング決定部7D2は、自己が決定している現在の空調制御モードに基づいて、居住空間1に対して適用されている現在の空調制御モードが省エネ制御であるのか快適制御であるのかをチェックする(ステップS401)。
今、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向に変更され、省エネ制御が開始されたとする。この省エネ制御により、空調機1からの給気の温度が省エネ方向へ変化し、快不快指標算出部7B1で算出される不快度の瞬時値PVが大きくなる。
制御モード切替タイミング決定部7D2は、現在の空調制御モードが省エネ制御である場合(ステップS401の「省エネ制御」)、所定時間経過する毎にその時点における組み合わせ指標Xをチェックし(ステップS402)、組み合わせ指標Xが第1の閾値δ1以上となると(ステップS402のYES)、省エネ制御から快適制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ快適切替信号を送る(ステップS403)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが快適方向へ変更され、快適制御が開始される。
〔快適制御から省エネ制御への切替〕
快適制御が開始されると、空調機1からの給気の温度が快適方向へ変化し、快不快指標算出部7B1で算出される不快度の瞬時値PVが小さくなる。
制御モード切替タイミング決定部7D2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合(ステップS401の「快適制御」)、所定時間経過する毎にその時点における組み合わせ指標Xをチェックし(ステップS404)、組み合わせ指標Xが第2の閾値δ2以下となると(ステップS404のYES)、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS405)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
このようにして、方式4では、不快度の瞬時値PVと不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPと不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rとを重み付けを施して組み合わせた指標X(X=W1・PV+W2・TP+W3・R )に基づいて空調制御モードの切り替えが行われ、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングが居住者が感じる快不快の感覚を考慮した適切なタイミングとされ、省エネ性と快適性との両立が常に図れるものとなる。なお、重み付けとされる補正係数W1,W2,W3は、作業や好み、建物室内状況、季節などの外部環境などの要因に応じて適宜調整してもよい。
〔方式5:実施の形態5〕
図13に方式5を採用した空調制御モード切替装置7の機能ブロック図を示す。この方式5を採用した空調制御モード切替装置7(7E)は、室内環境センサ6からのPMVの計測値(瞬時値)を上記の(1)式に代入して居住空間1の快不快指標として不快度の瞬時値PVを求める快不快指標算出部7E1と、不快度の瞬時値PVと不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPと不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rと予め定められている第1の閾値α1,β1,γ1と第2の閾値α2(α1>α2),β2(β1>β2),γ2(γ1>γ2)と自己が決定している現在の空調制御モードとから快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングを決定する制御モード切替タイミング決定部7E2とを備えている。
なお、制御モード切替タイミング決定部7E2において、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算は快不快指標積算部7E21で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rの算出は快不快指標変動算出部7E22で行う。また、不快度の瞬時値PVと閾値α1,α2とを比較しての空調制御モードの切替タイミングの決定を第1の制御モード切替判断部7E23で行い、規定時間tb内の不快度の瞬時値PVの積算値TPと閾値β1,β2とを比較しての空調制御モードの切替タイミングの決定を第2の制御モード切替判断部7E24で行い、不快度の瞬時値PVの規定時間内の不快方向への変動Rと閾値γ1,γ2とを比較しての空調制御モードの切替タイミングの決定を第3の制御モード切替判断部7E25で行う。また、第1の制御モード切替判断部7E23、第2の制御モード切替判断部7E24および第3の制御モード切替判断部7E25で決定される空調制御モードの切替タイミングを制御モード総合切替判断部7E26へ送り、制御モード総合切替判断部7E26において、これら空調制御モードの切替タイミングのうち最も早いタイミングで送られてきた空調制御モードの切替タイミングを実際に使用する空調制御モードの切替タイミングとする。
この空調制御モード切替装置7Eにおいて、快不快指標算出部7E1が本発明でいう快不快指標取得手段に相当し、制御モード切替タイミング決定部7E2が制御モード切替タイミング決定手段に相当する。
図14に制御モード切替タイミング決定部7E2が実行する制御モード切替タイミング決定処理のフローチャートを示す。制御モード切替タイミング決定部7E2は、自己が決定している現在の空調制御モードに基づいて、居住空間1に対して適用されている現在の空調制御モードが省エネ制御であるのか快適制御であるのかをチェックする(ステップS501)。
今、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向に変更され、省エネ制御が開始されたとする。この省エネ制御により、空調機1からの給気の温度が省エネ方向へ変化し、快不快指標算出部7E1で算出される不快度の瞬時値PVが大きくなる。
制御モード切替タイミング決定部7E2は、現在の空調制御モードが省エネ制御である場合(ステップS501の「省エネ制御」)、所定時間経過する毎にその時点における不快度の瞬時値PV、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TP、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rを順次チェックする(ステップS502,S503,S504)。
ここで、制御モード切替タイミング決定部7E2は、その何れか1つが各個に定められている閾値α1,β1,γ1以上となった時点で(ステップS502,S503,S504のYES)、省エネ制御から快適制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ快適切替信号を送る(ステップS505)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが快適方向へ変更され、快適制御が開始される
〔快適制御から省エネ制御への切替〕
快適制御が開始されると、空調機1からの給気の温度が快適方向へ変化し、快不快指標算出部7E1で算出される不快度の瞬時値PVが小さくなる。
制御モード切替タイミング決定部7E2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合(ステップS501の「快適制御」)、所定時間経過する毎にその時点における不快度の瞬時値PV、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TP、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rを順次チェックする(ステップS506,S507,S508)。
ここで、制御モード切替タイミング決定部7E2は、その何れか1つが各個に定められている閾値α2,β2,γ2以下となった時点で(ステップS506,S507,S508のYES)、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS509)。これにより、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
なお、制御モード切替タイミング決定部7E2は、現在の空調制御モードが快適制御である場合、不快度の瞬時値PV、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TP、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rの何れもが各個に定められている閾値α2,β2,γ2以下とならず(ステップS506,S507,S508のNO)、その状態が予め定められた規定時間u続くと(ステップS510のYES)、快適制御から省エネ制御への切替タイミングと判断し、コントローラ3へ省エネ切替信号を送る(ステップS509)。このような場合にも、コントローラ3における目標温度設定値tspが省エネ方向へ変更され、省エネ制御が開始される。
このようにして、方式5では、不快度の瞬時値PV、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TP、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rの何れか1つに基づいて空調制御モードの切り替えが行われ、建物特性や居住者の作業や好み、季節などの外部環境などに応じて、快適制御と省エネ制御との間の空調制御モードの切替タイミングが居住者が感じる快不快の感覚を考慮した適切なタイミングとされ、省エネ性と快適性との両立が常に図れるものとなる。
なお、この例では、不快度の瞬時値PV、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TP、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度Rの3つを用いたが、これら3つの指標のうちの2つのみを用いるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜5では、快不快指標をPMVより求めるようにしたが、PPD(予測不快者率:Predicted Percentage of Dissatisfied)より求めるようにしたり、室内温度や室内湿度、作用温度より求めるようにすることも可能である。また、独自の瞬時評価式を導入し、快不快指標を求めるようにしてもよい。また、居住者に対するアンケート結果や居住者からの申告値を快不快指標として採用するようにしてもよい。いずれにしろ、不快度が高いほど大きな値となり、不快度が低いほど小さな値となるように快不快指標を適宜設計すれば、実施し易くなる。
居住者に対するアンケート結果や居住者からの申告値を快不快指標として採用する場合は、例えば個人のパーソナルコンピュータ(個人PC)から、ウェブや社内情報インフラを通じて、快適さに関わる項目(温冷感や満足度、仕事のしやすさなど)に対して申告値Qを入力してもらい、下記(2)式で示すように、その申告値Qの合計値を在室者数(申告者数)Nで除して快適指標Pとして取得するなどするとよい。
P=ΣQ/N・・・・(2)
このとき、たとえば5段階評価をしてもらうと、「1:満足、2:やや満足、3:どちらともいえない、4:やや不満、5:不満」などの項目を設定値し、不快度が高いほどQ値が大きくなるように設計するとよい。この場合も、不快度の瞬時値PVが0≦PV≦1に正規化されるようにするのが好ましく、これにより実施の形態4(方式4)での重み付け(補正係数)が利用し易くなる。
また、上述した実施の形態2や実施の形態4,5では、不快度の瞬時値PVの規定時間ta内の積算値TPをTP=ΣPVとして求めるようにしているが、本質は規定時間における不快度の積算を考慮した数値化手法とすることであり、この数式はその一例に過ぎず、適宜設計し得るものである。
また、上述した実施の形態3や実施の形態4,5では、不快度の瞬時値PVの規定時間tb内の不快方向への変動の程度RをR=(PVn−PVn’)/tbとして求めるようにしているが、本質は規定時間における不快度の変化の程度を考慮した数値化手法とすることであり、この数式はその一例に過ぎず、適宜設計し得るものである。
また、上述した実施の形態1〜5では、コントローラ3における目標温度設定値tspを変更することによって省エネ制御と快適制御との間の空調制御モードの切り替えを実現するようにしているが、コントローラ2に対して空調機2の運転/停止を指示することによって省エネ制御と快適制御との間の空調制御モードの切り替えを実現するようにしてもよい。また、省エネ制御と快適制御との間の空調制御モードの切り替えは、目標温度設定値tspの変更や空調機2の運転/停止に限られるものではなく、各種の方式を採用してもよいことは言うまでもない。
本発明の空調制御モード切替方法および装置は、居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適制御と省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法および装置として、オフィスビルなどの居住空間に対して適用することが可能である。
1…居住空間、2…空調機、3…コントローラ、4…冷温水バルブ、5…室温センサ、6…室内環境センサ、7(7A〜7E)…空調制御モード切替装置、7A1〜7E1…快不快指標算出部、7A2〜7E2…制御モード切替タイミング決定部、7B21…快不快指標積算部、7B22…制御モード切替判断部、7C21…快不快指標変動算出部、7C22…制御モード切替判断部、7D21…快不快指標積算部、7D22…快不快指標変動算出部、7D23…第1の重み付け部、7D24…第2の重み付け部、7D25…第3の重み付け部、7D26…組み合わせ指標算出部、7D27…制御モード切替判断部、7E21…快不快指標積算部、7E22…快不快指標変動算出部、7E23…第1の制御モード切替判断部、7E24…第2の制御モード切替判断部、7E25…第3の制御モード切替判断部、7E2…制御モード総合切替判断部。

Claims (6)

  1. 居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法において、
    前記居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得ステップと、
    前記快適制御から前記省エネ制御への切り替えタイミングおよび前記省エネ制御から前記快適制御への切り替えタイミングを前記取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定ステップとを備え、
    前記制御モード切替タイミング決定ステップは、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と予め定められている第1の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値が第1の閾値以上となった場合を前記省エネ制御から前記快適制御への切替タイミングとし、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と予め定められている第2の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値が第2の閾値以下となった場合を前記快適制御から前記省エネ制御への切替タイミングとする
    ことを特徴とする空調制御モード切替方法。
  2. 居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法において、
    前記居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得ステップと、
    前記快適制御から前記省エネ制御への切り替えタイミングおよび前記省エネ制御から前記快適制御への切り替えタイミングを前記取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定ステップとを備え、
    前記制御モード切替タイミング決定ステップは、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度と予め定められている第1の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度が第1の閾値以上となった場合を前記省エネ制御から前記快適制御への切替タイミングとし、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度と予め定められている第2の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度が第2の閾値以下となった場合を前記快適制御から前記省エネ制御への切替タイミングとする
    ことを特徴とする空調制御モード切替方法。
  3. 居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法において、
    前記居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得ステップと、
    前記快適制御から前記省エネ制御への切り替えタイミングおよび前記省エネ制御から前記快適制御への切り替えタイミングを前記取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定ステップとを備え、
    前記制御モード切替タイミング決定ステップは、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値と不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度とを重み付けを施して組み合わせた指標と予め定められている第1の閾値とを比較し、当該指標が第1の閾値以上となった場合を前記省エネ制御から前記快適制御への切替タイミングとし、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値と不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度とを重み付けを施して組み合わせた指標と予め定められている第2の閾値とを比較し、当該指標が第2の閾値以下となった場合を前記快適制御から前記省エネ制御への切替タイミングとする
    ことを特徴とする空調制御モード切替方法。
  4. 居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替方法において、
    前記居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得ステップと、
    前記快適制御から前記省エネ制御への切り替えタイミングおよび前記省エネ制御から前記快適制御への切り替えタイミングを前記取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定ステップとを備え、
    前記制御モード切替タイミング決定ステップは、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度のそれぞれを各個に定められている第1の閾値と比較し、その何れか1つが第1の閾値以上となった場合を前記省エネ制御から前記快適制御への切替タイミングとし、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度のそれぞれを各個に定められている第2の閾値と比較し、その何れか1つが第2の閾値以下となった場合を前記快適制御から前記省エネ制御への切替タイミングとする
    ことを特徴とする空調制御モード切替方法。
  5. 居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替装置において、
    前記居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得手段と、
    前記快適制御から前記省エネ制御への切り替えタイミングおよび前記省エネ制御から前記快適制御への切り替えタイミングを前記取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定手段とを備え、
    前記制御モード切替タイミング決定手段は、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と予め定められている第1の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値が第1の閾値以上となった場合を前記省エネ制御から前記快適制御への切替タイミングとし、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の積算値と予め定められている第2の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の積算値が第2の閾値以下となった場合を前記快適制御から前記省エネ制御への切替タイミングとする
    ことを特徴とする空調制御モード切替装置
  6. 居住空間に対して適用する空調制御のモードを快適性を優先する快適制御と省エネルギーを優先する省エネ制御との間で切り替える空調制御モード切替装置において、
    前記居住空間において人が感じる快不快の指標を取得する快不快指標取得手段と、
    前記快適制御から前記省エネ制御への切り替えタイミングおよび前記省エネ制御から前記快適制御への切り替えタイミングを前記取得される快不快の指標に基づいて決定する制御モード切替タイミング決定手段とを備え、
    前記制御モード切替タイミング決定手段は、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが省エネ制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度と予め定められている第1の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度が第1の閾値以上となった場合を前記省エネ制御から前記快適制御への切替タイミングとし、
    前記居住空間に対して適用されている現在の空調制御のモードが快適制御である場合、前記快不快の指標が示す不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度と予め定められている第2の閾値とを比較し、不快度の瞬時値の規定時間内の不快方向への変動の程度が第2の閾値以下となった場合を前記快適制御から前記省エネ制御への切替タイミングとする
    ことを特徴とする空調制御モード切替装置
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