JP5529957B2 - 計算装置への検索結果の提供 - Google Patents

Description

本発明は、計算装置への検索結果の提供に関する。

[0001]検索可能なデータベースの基本的なキーワード検索を行うことは過剰な検索結果に帰着する場合があり、その結果ユーザーは自分に最も関連する検索結果を発見するために手動でフィルタリングすることになり得る。

検索結果を手動でフィルタリングすることは、ユーザーの事情、状況又は位置に対して不適切な検索結果の発見につながり得る。さらに、検索結果を手動でフィルタリングすることは煩わしく時間のかかるものとなり、ユーザーのフラストレーションをもたらすこともある。

[0002]モバイル・コンピューティング装置に対する位置を意識した（位置を認識した、location-aware）検索結果の提供が本明細書において述べられる。例示的な１つの方法は、モバイル・コンピューティング装置から検索要求を受信することを含み、検索要求は、モバイル・コンピューティング装置の位置を識別する位置データを含む。検索要求が明示的な検索クエリーを含む場合、方法は、明示的な検索クエリーから導出される候補検索情報（candidate search information）を検索要求の位置データによって識別された位置に関連付けることを含む。方法はまた、検索要求が明示的な検索クエリーを含む場合に、モバイル・コンピューティング装置へクエリーベースの（クエリーに基づく）検索結果を送ることを含む。検索要求が黙示的な（implicit）検索クエリーを含む場合、方法はモバイル・コンピューティング装置へ位置ベースの検索結果を送ることを含む。位置ベースの検索結果は、位置データによって識別された位置に関連付けられた候補検索情報から導出される。

[0003]この概要は、詳細な説明においてさらに以下に記載されている概念の選択を単純化された形式で紹介するために提供される。この概要は、特許請求された主題の重要な特徴又は不可欠な特徴を識別するようには意図されず、特許請求された主題の範囲を限定ために使用されるようにも意図されない。さらに、特許請求された主題は、本開示の任意の部分において言及される任意の又はすべての不利益を解決する実施例に限定されない。

[0004]明示的な検索クエリーに関連するイベントの例示的な時系列についての概略図である。 [0005]黙示的な検索クエリーに関連するイベントの例示的な時系列についての概略図である。 [0006]モバイル・コンピューティング装置に検索結果を提供する例示的な方法を示すフローチャートである。 [0007]モバイル・コンピューティング装置にクエリーベースの検索結果を配信するサーバーを含むシステムの概略図である。 [0008]モバイル・コンピューティング装置に位置ベースの検索結果を配信するサーバーを含むシステムの概略図である。

[0009]現在の位置ベースのデジタル検索技術は、関心のある点の（point-of-interest）ルックアップ検索及びビジネスルックアップ検索を含む。そのような検索はいくつかのシナリオにおいて適切であるが、そのような検索方法論はすべてのシナリオにおいて所望の結果を提供しないかもしれない。以前の検索者（例えば、コミュニティ）によって行われた検索の位置データを使用することによってコミュニティの力のデータ（power of community data）を採取して、それによって新たな検索結果の質及び関連性を改善する方法が、本明細書において提供される。より詳細に以下に記載されるように、開示された検索方法論は、他者が特定の位置について重要であると考えたものに少なくとも部分的に基づく検索結果を提供することができる。

[0010]図１は、明示的な検索クエリーに関連するイベントの例示的な時系列についての概略図を示す。第１のモバイル・コンピューティング装置１００を保持した、日本料理店の前に立っているユーザーの側面図が示される。第１のモバイル・コンピューティング装置１００のディスプレイ１０４のグラフィカル・ユーザー・インターフェース１０２は、図１の右側の時刻ｔ_１、ｔ_２及びｔ_３において示される。

[0011]ｔ_１において、ユーザーに、検索結果を求めてデータベースを検索するためにテキスト入力ボックス１０６への検索キーワードの入力を促すグラフィカル・ユーザー・インターフェース１０２が提示されてもよい。ｔ_２において、ユーザーはテキスト入力ボックス１０６へキーワード「ｓｕｓｈｉ」を入力し、検索ボタン１０８を作動させる。検索ボタン１０８の作動は、タッチ入力、マウスクリック又は任意の他の適切な入力を介して生じてもよい。検索ボタン１０８の作動は、明示的な検索クエリー（例えば、ユーザーが選択した「ｓｕｓｈｉ」などの検索用語を含む）を含む検索要求をネットワーク（例えば、インターネット）を介してサーバーへ送信させてもよい。

[0012]その結果、ｔ_３において、ｓｕｓｈｉに関連するクエリーベースの検索結果への複数のリンク１１０が、ディスプレイ１０４のグラフィカル・ユーザー・インターフェース１０２上に提示される。ユーザーは、より多くの情報を求めて、（例えば、ハイパーリンクの選択によって）これらのｓｕｓｈｉ関連の検索結果のうちのいずれかを選択することができる。クエリーベースの検索結果へのリンク（例えば、「ｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃１」、「ｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃２」、「ｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃Ｎ」）は、ハイパーリンクとして概略的に示されるが、グラフィカル・ユーザー・インターフェースに表示されるクエリーベースの検索結果が、選択可能な及び選択不能なテキスト及び／又はグラフィックの任意の組み合わせであってもよいことが認識され得る。そのようなクエリーベースの検索結果は、本開示の趣旨から逸脱することなく、実質的に任意の検索エンジン技術も使用して、サーバー側で選択されてもよい。

[0013]検索要求がネットワークを介してサーバーへ送信される場合、検索要求はまた、第１のモバイル・コンピューティング装置１００及び／又はモバイル・コンピューティング装置のユーザーの位置のほか、検索要求が送信された時間（例えば、時刻、時期など）を含んでもよい。その結果、検索キーワード、検索結果及び／又は仲介検索コードは、第１のモバイル・コンピューティング装置１００の位置及び／又は検索要求が送信された時に関連付けられてもよい。このように、クエリーベースの検索結果を生成するサーバーは、その特定の位置又は近くの位置におけるモバイル・コンピューティング装置のユーザーが、通常、その時又はその時の近くにおいて、どのような種類の情報を望むかを学習することができる。その後、サーバーは、第１のモバイル・コンピューティング装置及び／又は他のモバイル・コンピューティング装置へ位置ベースの及び／又は時間ベースの検索結果を提供するために、学習した情報を使用してもよい。換言すれば、何人かのユーザーの明示的なクエリーベースの検索は、他のユーザーについての位置を意識した検索結果を提供するべくサーバーを訓練するために使用されてもよい。

[0014]ここで図２を参照すると、第２のモバイル・コンピューティング装置２００を保持する第２のユーザーの概略図が、図１に示されるものと同じ日本料理店の前に示される。ｔ_１において、例えば、モバイル・コンピューティング装置が休止しているので、第２のモバイル・コンピューティング装置２００の第２のディスプレイ２０４は、空白であるか又は暗いように見えてもよい。ｔ_２において、ユーザーは、第２のモバイル・コンピューティング装置２００を「起こし」てもよく（例えば、振ったり、ウェークアップボタンを作動させたりする）、第２のモバイル・コンピューティング装置２００は、図１に関して記載されたサーバーへ黙示的な検索クエリーを備えた第２の検索要求を自動的に送信してもよい。

[0015]黙示的な検索クエリーは、ユーザーが選択した検索語を含む必要はないが、それどころか、黙示的な検索クエリーは、検索語が暗示される第２のモバイルクライアント・ユーザーの位置及び第２の検索要求の時間を含んでもよい。すなわち、サーバーは、サーバーにおいて受信される位置情報及び／又は時間情報に基づいて検索結果を生成してもよい。次いで、たとえユーザーが検索されるべきユーザーが選択した検索語を提供しなかったとしても、サーバーはモバイル・コンピューティング装置２００へ検索結果を送ることができる。その結果、第２のモバイル・コンピューティング装置２００は、ｔ_２において、位置ベースの検索結果にアクセスするための提案されるリンク２０６（例えば、「ｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃１」、「Ｊａｐａｎ ｒｅｓｕｌｔ＃１」、「ｓａｍｕｒａｉ ｒｅｓｕｌｔ＃Ｎ」）を備えたグラフィカル・ユーザー・インターフェース２０２を表示してもよい。

[0016]ｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃１、Ｊａｐａｎ ｒｅｓｕｌｔ＃２及びｓａｍｕｒａｉ＃Ｎを含む提案されたリンク２０６は、位置ベースの検索結果であってもよい。すなわち、それらは、例えば、第２の検索要求の位置と同じ位置又は類似した位置から送信された図１の第１の検索要求から導出される候補検索情報に基づいてもよい。さらに、その位置におけるモバイル・コンピューティング装置からの多くの以前の検索要求がｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃１を生成したので、ｓｕｓｈｉ ｒｅｓｕｌｔ＃１は提案されたリンク２０６のうちの１つとして提供されてもよい。したがって、第２のモバイル・コンピューティング装置のユーザーは、最小限の情報を提供し、又は明示的な情報を提供しなかったが、第２のモバイル・コンピューティング装置のユーザーは、自分が興味を持っている可能性があるか、又は検索する可能性がある情報を提供される。

[0017]ここで図３に移ると、フローチャートは、モバイル・コンピューティング装置に検索結果を提供する例示的な方法３００を示す。方法３００はサーバーにおいてモバイル・コンピューティング装置から検索要求を受信することを含む。検索要求は、モバイル・コンピューティング装置の位置を識別する位置データを含む。位置データは、モバイル・コンピューティング装置の経度及び緯度などの正確な地理的位置を含んでもよい。他の例において、位置データによって識別される位置は、所定の空間断面積（area of space）又は道路境界によって定義される領域などの地理的なゾーンであってもよい。

[0018]３０４において、方法３００は、検索要求が明示的な検索クエリーを含むかどうかを決定することを含む。３０４において答えがはいである場合、方法３００は、３０６において明示的な検索クエリーから候補検索情報を導出することを含む。いくつかの例において、候補検索情報は、いくつかの例として、明示的な検索クエリーに含まれたキーワード及び／又はコンテキスト情報（例えば、位置データによって識別される位置に近い観光地など）を含んでもよい。検索要求に応答して生成されるクエリーベースの検索結果が、考慮されてもよいし、候補検索情報に含まれてもよい。

[0019]方法３００は、３０８において、位置データによって識別される位置に候補検索情報を関連付けることをさらに含む。方法３００はまた、検索要求の時間を示す時間データも検索要求において受信される場合に、候補検索情報を当該時間データによって識別される時間に関連付けることを含んでもよい。

[0020]３１０において、方法３００は、表示のためにモバイル・コンピューティング装置へクエリーベースの検索結果を送信することを含む。クエリーベースの検索結果は、任意の適切な検索エンジン技術を使用して、サーバーによって選択されてもよい。このシナリオにおいて、ユーザーが明示的な検索語を提供してそれらの用語が検索されることを要求したので、検索結果は、サーバーによって使用される検索技術／アルゴリズムに従って検索語から導出される。いくつかの実施例においては、しかし明示的な検索語を考慮することによって、位置情報は、結果の曖昧さを排除し（明確にし）又はそうでなければ結果を調整するために使用されてもよい。

[0021]サーバーにおいて検索要求中の位置データを受信することによって、明確にされた検索結果は、モバイル・コンピューティング装置に返すことができる。例えば、動物園にいる間に情報を求めるモバイル・コンピューティング装置のユーザーは、モバイル・コンピューティング装置のグラフィカル・ユーザー・インターフェースのテキスト入力ボックスへ「猫」と入力し、検索動作ボタンを作動させてもよい。したがって、明示的な検索クエリー及びモバイルクライアント位置として動物園を識別する位置データを含む検索要求がサーバーへ送信される。サーバーにおいて、検索結果は主として山猫に関連する検索結果を含むようにフィルタリングされてもよい。これは、動物園にいるときにモバイル・コンピューティング装置のユーザーが山猫に最も興味を持っている可能性を示すヒューリスティックス又は統計に基づいて生じてもよい。

[0022]しかしながら、モバイル・コンピューティング装置のユーザーが住居にいるときにそのような明示的な検索クエリー（例えば、「猫」について）が受信される場合、主として飼い猫に関連する検索結果を含むように、検索結果はサーバーにおいてフィルタリングされてもよい。これは、住居にいるときにモバイル・コンピューティング装置のユーザーが飼い猫に最も興味を持っている可能性の結果として生じてもよい。すなわち、位置データに基づいて、検索要求を送信するモバイル・コンピューティング装置及び／又は検索結果を生成するサーバーは、位置に基づいて検索結果を予測するか又は状況に当てはめることができる。位置データによって表される位置を識別する、モバイル・コンピューティング装置における又はサーバーにおける位置データに基づいて記載されるように、検索結果をフィルタリングすることができることが認識され得る。

[0023]モバイル・コンピューティング装置がクエリーベースの検索結果を一旦受信すると、モバイル・コンピューティング装置のユーザーは、例えば、クエリーベースの検索結果へのリンクを作動させることにより、モバイル・コンピューティング装置のディスプレイのグラフィカル・ユーザー・インターフェースとインタラクトすることができる。そのようなユーザーの振る舞い、又は入力は、モバイル・コンピューティング装置によってサーバーに報告することができる。従って、方法３００は、ステップ３１２において、（例えば、どのクエリーベースの検索結果を見ることをユーザーが決定したか、そのようなクエリーベースの検索結果に関連付けられる情報をユーザーがどれくらいの時間見たか、ユーザーが特定の結果をブックマークしたか又はそうでなければ好んだかどうかなどに基づいて、）サーバーにおけるモバイル・コンピューティング装置からクエリーベースの検索結果の使用データを受信することを含んでもよい。他の例において、ユーザーは、モバイル・コンピューティング装置のディスプレイ上のグラフィカル・ユーザー・インターフェースを介してクエリーベースの検索結果をランク付けするように促されてもよい。例えば、ユーザーは、「有用である」又は「有用でない」として、又は数値スケール（例えば、５つ星のうちの４つ星（４／５）、１０ポイントのうちの９ポイント（９／１０）など）もしくは名目上のランク付けスケール（例えば、非常によい、非常に悪いなど）を使用することにより、クエリーベースの検索結果をランク付けすることを促されてもよい。そのようなユーザーのランク付け入力はまた、ステップ３１２においてサーバーで受信される使用データに含まれてもよい。

[0024]したがって、３１４において、方法３００は、使用データ（例えば、候補検索情報がそこから導出される所与の検索結果の使用頻度）に基づいてサーバーにおいてランク付け候補検索情報を含んでもよい。このように、将来のクエリーベースの検索結果は、そのモバイル・コンピューティング装置の位置から検索要求を送信する場合に以前のユーザーがどのクエリーベースの検索結果とインタラクトしたか及び／又はどのクエリーベースの検索結果が有用であると分かったかに基づいて、モバイル・コンピューティング装置に送信するために選択することができる。例えば、候補検索情報はウェブサイトのページを含んでもよく、所定の数又は割合のモバイル・コンピューティング装置のユーザーが当該ウェブサイトのページへのリンクを受信することに応答して当該ウェブサイトのページを見ることを選択する場合、ランク付けされたウェブサイトのページのリスト内の当該ウェブサイトのページのランキングが上げられてもよい。

[0025]候補検索情報がまた、明示的な検索クエリー頻度に基づいて、サーバーにおいてランク付けされてもよいことが認識され得る。例えば、日本料理店の近くに位置する間にモバイル・コンピューティング装置から受信される所定の数の明示的な検索クエリーが、キーワード検索においてキーワード「ｓｕｓｈｉ」を含む場合、キーワード「ｓｕｓｈｉ」は、そのモバイル・コンピューティング装置の位置に関連付けられる候補検索情報のうち高くランク付けされた形式であってもよい。従って、日本料理店の前のモバイル・コンピューティング装置から送信される位置ベースの検索結果は、少なくとも１つのｓｕｓｈｉ関連の検索結果を含んでもよい。

[0026]３１４における候補検索結果のランキングはまた、以下に述べられるように、位置ベースの検索結果を導出し、それによって、サーバーの選択、又は関連する位置ベースの検索結果の生成を助けるために使用されてもよい。

[0027]３０４において答えがいいえである場合、検索要求は黙示的な検索クエリー（例えば、ユーザーによって選択された検索語又はユーザーによって入力された検索語を含まない）を含んでもよい。すなわち、ユーザーは、グラフィカル・ユーザー・インターフェースのテキスト入力ボックスにキーワードを入力せずに、モバイル・コンピューティング装置を起こし、及び／又は、検索ボタン・アクチュエータを押してもよい。その結果、方法３００は、３１６において、サーバーからモバイル・コンピューティング装置へ位置ベースの検索結果を送ることを含んでもよい。モバイル装置を起こすこと及び検索ボタン・アクチュエータを押すことは２つの例として提供されるが、本開示の趣旨から逸脱することなく、実質的に任意の選択されたイベントに応答して、位置ベースの検索要求が送信されてもよいことが理解されるべきである。

[0028]上述のように、位置ベースの検索結果は、位置データによって（例えば、所与の位置から行われた以前の検索の結果として）識別された位置に以前に関連付けられた候補検索情報から導出されてもよい。さらに、位置ベースの検索結果は、検索要求において受信された時間データによって識別される時間に関連付けられる候補検索情報から導出されてもよい。いくつかの例として、位置ベースの検索結果は、黙示的な検索クエリーとともに検索要求において送信される位置データによって識別される位置に関連付けられる、高くランク付けされた候補検索情報のリスト又はデータベースから選択されてもよい。

[0029]その後、方法３００は、３１８においてサーバーで位置ベースの検索結果の使用データを受信することを含んでもよい。ここで、使用データは、ステップ３１２に関して記載されたものに類似するかもしれないが、クエリーベースの検索とは対照的に位置ベースの検索に起因する。したがって、３２０において、方法３００は、サーバーにおいて、位置ベースの検索結果の使用データ並びに／又は以前の位置ベースの検索及び／もしくはクエリーベースの検索から蓄積された使用データに基づいて、候補検索結果をランク付けすることを含んでもよい。

[0030]位置に関連する複数の要因は、明示的又は黙示的な検索クエリーとともに検索要求において送信される位置データに含まれていてもよい。例えば、モバイル・コンピューティング装置から送信される位置データ及び／又は検索要求を受信するサーバーにおいて位置データによって識別される位置は、「田舎」、「都市」、「内部」、又は「外部」などの、装置の地理的なクラス（分類）を含んでもよい（すなわち、装置側での分類）。いくつかの実施例において、サーバーは特定の地理的なクラスに関連付けられるものとして指定された位置データを認識してもよい（すなわち、サーバー側での分類）。いくつかの実施例において、位置は、緯度及び経度、（例えば、分類なしに）地理的に推論することができるＩＰアドレスなどの生データとして報告される。すべてのそのようなケースにおいて、モバイル・コンピューティング装置の位置及び／又は事情を知ることによって、サーバーは、モバイル・コンピューティング装置へ送信された検索結果がその位置及び／又は事情について最も関連するように、位置及び／又は事情に基づいてクエリーベースの検索結果及び位置ベースの検索結果をフィルタリングしてもよい。

[0031]さらにまた、位置データは、モバイル・コンピューティング装置の向きを含んでもよい。例えば、ユーザーが博物館内にいて、ヴァン・ゴッホの絵画に向いている場合に、黙示的な検索クエリーを含む検索要求は、ユーザーのモバイル・コンピューティング装置からサーバーにおいて受信されてもよい。その後、サーバーは、モバイル・コンピューティング装置へヴァン・ゴッホに関連する位置ベースの検索結果を送信してもよい。しかしながら、ユーザーが同じ博物館の外に立っており博物館の方を向いており、サーバーが、モバイル・コンピューティング装置から黙示的な検索クエリーを含む検索要求を受信する場合、サーバーは博物館の営業時間を含む位置ベースの検索結果を返してもよい。すなわち、ユーザーの博物館に対する向きは、この例において、ユーザーがどの種類の情報に興味を持っているかもしれないかを推論するために使用されてもよい。

[0032]ユーザーが博物館の前に立っているこの例において、検索結果はまた、モバイル・コンピューティング装置の正確な位置から２ブロック離れたギャラリーに関する情報を含んでもよい。すなわち、位置データによって識別される位置は、モバイル・コンピューティング装置から受信される位置データ（例えば、「内部」対「外部」の地理的なクラス）に基づいて、サーバーにおいて拡大縮小されてもよく、検索結果は拡大縮小された位置に適切に基づいてもよい。

[0033]位置データによって識別される位置は、位置密度に基づいてさらに拡大縮小することができる。例えば、モバイル・コンピューティング装置のユーザーがニューヨーク市内を移動しており、モバイル・コンピューティング装置がサーバーへ黙示的な検索クエリーを送る場合、モバイル・コンピューティング装置から送信された位置データによって識別される位置は、半径２ブロックの範囲に拡大されてもよく、その結果、半径２ブロックの範囲における位置に関連した位置ベースの検索結果がモバイル・コンピューティング装置に返される。しかしながら、モバイル・コンピューティング装置のユーザーが田舎のアイダホを移動している場合、モバイル・コンピューティング装置から送信された位置データによって識別される位置は半径１００マイルの範囲を含むように拡大されてもよい。サーバーへ位置データを送る前にモバイル・コンピューティング装置において位置データを拡大縮小することができ、又は、位置データによって識別される位置をサーバーにおいて拡大縮小することができることが理解され得る。また、ユーザーは、ユーザー選択として特定の位置スケーリング選択（location scaling preference）（例えば、位置密度、手動スケーリングなどに基づいた自動スケーリング）を示してもよい。別の例において、半径の選択及び／又は近接性の選択は、ユーザー選択として含むことができる。

[0034]別の例として、位置データは、モバイル・コンピューティング装置が移動している移動ルートを含んでもよい。この例において、位置ベースの検索結果は、移動ルート上を移動するモバイル・コンピューティング装置に対するクエリーベース又は位置ベースの検索結果を生成するために以前に使用された候補検索情報に基づいてもよい。例えば、モバイル・コンピューティング装置のユーザーがＤ．Ｃからニューヨーク市に向かう途中である場合、モバイル・コンピューティング装置から送信される黙示的な検索クエリーを含む検索要求は、ニューヨーク市の到着目的地における交通状況に関連する位置ベースの検索結果を返してもよい。したがって、位置データは、到着位置、又は目的地の位置を含んでもよい。さらに、位置ベースの検索結果は、移動ルートに沿った人気のある目的地に基づいてもよい。例えば、ユーザーが国を横切って運転している場合、モバイル・コンピューティング装置は、移動ルートに沿った人気のある観光目的地を示す位置ベースの検索結果を返してもよい。

[0035]さらにまた、モバイル・コンピューティング装置の移動速度はモバイル・コンピューティング装置及び／又は他の受信機によって検出することができ、サーバーにおいて受信される位置データは移動速度を含んでもよい。このように、位置ベースの検索結果はタイムリーに更新することができる。別の例において、モバイル・コンピューティング装置の移動速度は、クエリーベース又は位置ベースの検索結果が目的地における推定される到着時間に基づくことができるように、サーバーにおいてモバイル・コンピューティング装置から受信される位置データに含まれてもよい。

[0036]位置ベースの検索結果のフィルタリングに使用されることに加えて、クエリーベースの検索結果をより正確にフィルタリングするために位置データを使用することができることが認識され得る。

[0037]ここで図４に移ると、モバイル・コンピューティング装置１００及びサーバー４０４を含むシステム４００の概略図が示される。図４のシステムの例示的な使用の場合のシナリオは、サーバー４０４において明示的な検索クエリー４０８を含む検索要求４１０を受信することに応答して、サーバー４０４からモバイル・コンピューティング装置１００へクエリーベースの検索結果４０６を送ることに関して図１に示される。

[0038]図５は、第２のモバイル・コンピューティング装置２００及び図４のサーバー４０４を含む第２のシステム５００の概略図である。図５のシステムの例示的な使用の場合のシナリオは、黙示的な検索クエリー５０８を含む第２の検索要求４４６に応答して、サーバー４０４からモバイル・コンピューティング装置２００へ位置ベースの検索結果４４４を送ることに関して図２に示される。

[0039]２つの独立のシステムが図１及び図２に関して記載された使用の場合のシナリオについて使用されてもよいことが認識され得るが、同様のシステムコンポーネントは図４及び図５において同じ番号を付けられる。さらに、同じモバイル・コンピューティング装置は、明示的な検索クエリーを含む検索要求、及び黙示的な検索クエリーを含む検索要求を送信することができる。

[0040]具体的には、図４は、モバイル・コンピューティング装置１００の位置を識別する位置データ４１４を決定するためにロケーター（locator）・モジュール４１２を有するモバイル・コンピューティング装置１００を含むシステム４００を示す。モバイル・コンピューティング装置１００はまた、行われるべき所望の検索を示すユーザー入力４１８に応答して検索要求４１０を自動的に生成する検索生成モジュール４１６を含む。いくつかの例において、ユーザー入力４１８は、キーワード入力及び／又は検索ボタン・アクチュエータの作動の形式であってもよい。検索要求４１０は、クエリーベースの検索結果４０６について位置データ４１４及び明示的な検索クエリー４０８を含む。

[0041]検索要求４１０は、検索要求４１０の開始の時間又は時間フレームを識別する時間データ（temporal data）４２０を含んでもよい。例えば、時間データは、特定の市の祭りを含むデータ範囲を識別してもよい。サーバーは、市の祭りの日付範囲内の日付にその検索要求から導出される候補検索情報（例えば、市の祭りに関連する候補検索情報）を関連付け、市の祭りの日付範囲の外の日付のその検索要求から導出される候補検索情報を関連付けないように構成されてもよい。

[0042]検索要求４１０はまた、ユーザーが好む地理的なゾーン又はモバイル・コンピューティング装置のユーザーの好ましい「行きつけの場所（haunt）」もしくは近所などのユーザー選択４２２を含んでもよい。このように、モバイル・コンピューティング装置の位置がユーザーに好まれる地理的なゾーンから所定の距離内にある場合、クエリーベースの検索結果４０６はユーザーに好まれる地理的なゾーンに対して調整することができる。ユーザーはまた、デフォルトのユーザーに好まれる地理的なゾーンに、常に、時々なる又は決してならないように、ユーザー選択として示してもよい。他のユーザー選択は、ユーザーが入力したユーザー選択又は推論されるユーザー選択に基づいて、ユーザーの年齢、ユーザーの関心などを含んでもよい。ユーザー選択は、サーバー４０４において検索結果をフィルタリングするために使用することができる。

[0043]検索要求４１０は、ネットワーク４２６を介して、モバイル・コンピューティング装置１００のネットワークリンク４２４によってサーバー４０４へ送信されてもよい。ネットワークリンク４２４は、ネットワーク４２６を介してサーバー４０４の位置を意識した検索サービス４２８に検索要求に４１０を送信してもよい。

[0044]サーバー４０４はサーバープロセッサー４３０を含んでもよく、位置を意識した検索サービス４２８はサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよい。位置を意識した検索サービス４２８は、検索要求４１０を受信するためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含む明示的な検索モジュール４３４を含んでもよい。明示的な検索モジュール４３４はさらに、検索要求４１０における位置データ４１４によって識別される位置に、明示的な検索クエリー４０８から導出される候補検索情報を関連付けるように、サーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよい。他の例において、明示的な検索モジュール４３４は、検索要求４１０において受信された、時間データ４２０によって識別される時間に、候補検索情報を関連付けるように、サーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含む。

[0045]更に、明示的な検索モジュール４３４は、モバイル・コンピューティング装置１００にクエリーベースの検索結果４０６を送るためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよい。モバイル・コンピューティング装置１００のネットワークリンク４２４は、モバイル・コンピューティング装置１００のディスプレイ１０４上での表示のためにクエリーベースの検索結果４０６を受信してもよい。

[0046]クエリーベースの検索結果４０６がモバイル・コンピューティング装置１００へ一旦送信されると、モバイル・コンピューティング装置１００の使用モジュール４３８は、クエリーベースの検索結果４０６の１つ以上の使用データ４４０を追跡してもよい。次いで、使用データ４４０は、位置を意識した検索サービス４２８の明示的な検索モジュール４３４へのネットワークリンク４２４を介して、モバイル・コンピューティング装置１００から送信されてもよい。

[0047]明示的な検索モジュール４３４は、使用データ４４０を受信するためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよく、結果として、将来のクエリーベースの検索結果及び将来の位置ベースの検索結果が、使用データ４４０に基づいて候補検索情報から導出することができる。

[0048]サーバー４０４はまた、図５に関して記載される、黙示的な検索モジュール４４２を含んでもよい。
[0049]図５は、位置−サーバー４０４において黙示的な検索クエリー４４８を含む第２の検索要求４４６を受信することに応答してモバイル・コンピューティング装置２００へ位置ベースの検索結果４４４を提供する、第２のシステム５００の概略図である。

[0050]ここで、モバイル・コンピューティング装置２００は、モバイル・コンピューティング装置２００の起動、モバイル・コンピューティング装置２００の検索アプリケーションの起動、検索ボタン・アクチュエータの作動、新たな位置への移動などの、所定のトリガーイベント５５０の発生に応答して、黙示的な検索クエリー５０８を含む検索要求５４６を自動的に生成する、検索生成モジュール５１６を含む。他の例において、モバイル・コンピューティング装置２００が「目覚めている」か又は電源が入れられている場合、黙示的な検索クエリーを含む検索要求は、所定の間隔又は期間で生成されてもよい。

[0051]検索要求５４６は、モバイル・コンピューティング装置２００の位置を表す位置データ４１４、及び位置ベースの検索結果５４４のための黙示的な検索クエリー５０８を含む。図５の位置データ４１４は図４の同じ位置データ４１４として表されるが、サーバーにおいて位置データによって識別される位置は同じであってもよいし類似していてもよい一方、明示的な検索クエリー及び黙示的な検索クエリーについて位置データが異なってもよいことが認識され得る。

[0052]検索要求５４６は、検索要求５４６の開始の時間又は時間フレームを表す時間データ５５２を含んでもよい。したがって、位置ベースの検索結果５４４は、時間データ５５２によって識別される時間に関連付けられた候補検索情報から導出されてもよい。このように、複数のモバイル・コンピューティング装置によって行われる検索クエリーの収集の履歴は、関連する検索結果を提供するために利用することができる。

[0053]図４に関して議論されるように、検索要求５４６はまた、ユーザーに好まれる地理的なゾーンなどのユーザー選択５２２を含んでもよい。このように、モバイル・コンピューティング装置の現在の位置がその好ましい地理的なゾーンから所定の距離内にある場合、位置ベースの検索結果はユーザーの好ましい地理的なゾーンに対して調整する（合わせる）ことができる。他のユーザー選択は、ユーザーに入力されたユーザー選択に基づくユーザーの年齢、ユーザーの関心などのほか、モバイル・コンピューティング装置とのユーザーのインタラクション（例えば、頻繁な検索クエリー、検索クエリーの種類、検索結果に対する応答など）に基づく推論されるユーザー選択を含んでもよい。

[0054]クエリーベースの検索結果及び位置ベースの検索結果は、さらに、モバイル・コンピューティング装置とのユーザーインタラクション（例えば、頻繁な検索クエリー、検索クエリーの種類、検索結果に対する応答など）などの歴史的なユーザーの振る舞いに基づいてもよい。

[0055]位置を意識した検索サービス４２８は、検索要求５４６を受信するためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含む黙示的な検索モジュール４４２を含んでもよい。黙示的な検索モジュール４４２は、モバイル・コンピューティング装置２００の位置を識別する位置データ４１４及び黙示的な検索クエリー５０８を含む検索要求５４６を受信するためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよい。黙示的な検索モジュール４４２はさらに、モバイル・コンピューティング装置２００に対する位置に関連付けられる候補検索情報から導出される位置ベースの検索結果５４４を送るためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよい。モバイル・コンピューティング装置２００のネットワークリンク５２４は、ディスプレイ２０４上での表示のために位置ベースの検索結果５４４を受信してもよく、モバイル・コンピューティング装置２００のディスプレイは、さらなるユーザーの介入なしに、位置ベースの検索結果５４４を表示してもよい。すなわち、位置ベースの検索結果５４４は、追加の装置起動ジェスチャー、検索アプリケーションの起動、ボタン・アクチュエータの作動などのさらなるユーザー入力又は追加の所定のトリガーイベントなしに、ディスプレイ２０４上に表示されてもよい。

[0056]位置ベースの検索結果５４４がモバイル・コンピューティング装置２００へ一旦送信されると、モバイル・コンピューティング装置２００の使用モジュール（usase module）５３８は、位置ベースの検索結果４４４の１つ以上の使用データ５４０を追跡してもよい。次いで、使用データ５４０は、位置を意識した検索サービス４２８へのネットワークリンク５２４を介して、モバイル・コンピューティング装置２００から送信されてもよい。ある場合には、この使用データ５４０が明示的な検索モジュール４３４に送信される。どんな場合も、位置を意識した検索サービス４２８は、使用データ５４０を受信するためにサーバープロセッサー４３０によって実行可能なコードを含んでもよく、その結果、将来のクエリーベースの及び／又は位置ベースの検索結果は、使用データ５４０に基づいて候補検索情報から導出されてもよい。

[0057]示されるように、１つのサーバーは、明示的な検索モジュール、黙示的な検索モジュールサーバー及びサーバープロセッサーを含んでもよい。他の例において、明示的な検索モジュール及び黙示的な検索モジュールは、本明細書において記載された方法及びプロセスを達成するために互いに相互運用するように構成された独立のプロセッサーを備えた独立のサーバー上に存在してもよい。さらに別の例において、１つのサーバーが、明示的な検索モジュール、黙示的な検索モジュール及びそれぞれのモジュールのコードを実行するためのプロセッサーを含んでもよい。

[0058]図４におけるクエリーベースの検索結果及び図５における位置ベースの検索結果の提供を示すシステムは、２つの異なるモバイル・コンピューティング装置を有するものとして示されるが、同一のモバイル・コンピューティング装置が、クエリーベースの検索結果及び位置ベースの検索結果を提供するために１つ以上のサーバーとインタラクトしてもよいことが認識され得る。

[0069]モバイル装置の位置を識別する位置データは、本開示の趣旨から逸脱することなく、様々な異なる形式をとってもよい。いくつかの実施例において、位置データは、ＧＰＳから得られる緯度及び経度情報を含んでもよい。いくつかの実施例において、位置データは、ＩＰアドレス、携帯電話中継塔の三角測量などを含んでもよい。精度のレベルは、モバイル装置の位置を決定するために使用される技術に依存して変化し得る。サーバーが、２つの異なる位置における２つ以上の異なるモバイル装置から受信された位置データによって位置を識別してもよいことが理解されるべきである。例えば、２つのモバイル装置が、同じレストランの前にあるが、わずかに異なる位置にあってもよい。装置の解像度がそのわずかに異なる位置を区別することができる場合、装置はわずかに異なる位置データを送信してもよい。それにもかかわらず、サーバーは、両方の位置を同じ位置の部分であるものとして解釈するように訓練されてもよく、その結果、同じ位置ベースの検索結果が両方の装置へ送信されてもよい。

[0060]本明細書において記載されたモバイル・コンピューティング装置及びサーバーが本明細書において記載されたプログラムを実行するように構成された任意の適切な計算装置であってもよいことが認識される。例えば、計算装置は、メインフレーム・コンピューター、パーソナルコンピューター、ラップトップ・コンピューター、ポータブル・データ・アシスタント（ＰＤＡ）、コンピューター対応の無線電話、ネットワーク化された計算装置又は他の適切な計算装置であってもよく、インターネットなどのコンピューターネットワークを介して互いに接続されてもよい。これらの計算装置は、通常、プロセッサー、関連する揮発性及び不揮発性のメモリーを含み、揮発性メモリーとプロセッサーの一部を使用して、不揮発性メモリーに格納されたプログラムを実行するように構成される。本明細書において使用されるとき、「プログラム」という用語は、本明細書に記載された１つ以上の計算装置によって実行されてもよく又は利用されてもよい、ソフトウェアコンポーネント又はファームウェアコンポーネントを指し、実行可能ファイル、データファイル、ライブラリー、ドライバー、スクリプト、データベースレコードなどの個々のもの又はグループを包含するように意図される。コンピューター読み取り可能な媒体がその上に格納したプログラム命令を有して提供されてもよく、計算装置によって実行されると、当該計算装置に上述の方法を実行させ、上述のシステムの動作を引き起こさせることが認識されよう。

[0061]本発明の範囲が先行する記載によってではなく添付の特許請求の範囲によって定義されるので、本明細書における実施例が例示的なものであって限定的なものでなく、特許請求の範囲の境界及び範囲内にあるすべての変更、又はそれらのそのような境界及び範囲の均等物は、したがって、特許請求の範囲によって包含されるように意図されることが理解されるべきである。

Claims (16)

1. モバイル・コンピューティング装置に検索結果を提供する方法であって、
   モバイル・コンピューティング装置から、前記モバイル・コンピューティング装置の位置を識別する自動的に生成された位置データを含む検索要求を受信するステップと、
   前記検索要求が前記モバイル・コンピューティング装置のユーザーによって入力された検索語をもつ明示的な検索クエリーを含む場合、
   前記明示的な検索クエリーから導出される候補検索情報を、前記位置データによって識別される位置に関連付けるステップ、及び
   前記モバイル・コンピューティング装置へクエリーベースの検索結果を送信するステップと、
   前記検索要求が、前記モバイル・コンピューティング装置のユーザーによる検索語の入力なしに自動的に生成されて前記検索要求の時間を含む黙示的な検索クエリーを含む場合、
   前記位置データによって識別される位置及び前記検索要求の時間に対応する時間フレームにおいて以前に実行された他の検索に関連付けられる候補検索情報から導出される位置ベースの検索結果を、前記モバイル・コンピューティング装置へ送信するステップであって、前記位置ベースの検索結果は位置密度に基づいてスケーリングされる、ステップと
   を含む方法。
2. 前記モバイル・コンピューティング装置からの前記クエリーベースの検索結果及び／又は前記位置ベースの検索結果の使用データを受信するステップと、前記使用データに基づいて前記候補検索情報をランク付けするステップとをさらに含み、前記位置ベースの検索結果は、候補検索情報のランク付けに基づいて候補検索情報から導出される請求項１に記載の方法。
3. 前記検索要求がユーザー選択を含み、前記位置ベースの検索結果がユーザー選択に基づく請求項１に記載の方法。
4. 前記ユーザー選択が少なくとも１つのユーザーが好む地理的ゾーンを含む請求項３に記載の方法。
5. 前記位置データによって識別される前記位置が地理的ゾーンである請求項１に記載の方法。
6. 前記位置データによって識別される前記位置が地理的なクラスである請求項１に記載の方法。
7. 前記位置ベースの検索結果がさらに履歴上のユーザーの振る舞いに基づく請求項１に記載の方法。
8. モバイル・コンピューティング装置の位置を識別する位置データを決定するロケーター・モジュールと、
   前記モバイル・コンピューティング装置の起動に応答して検索要求を自動的に生成する検索生成モジュールであって、前記検索要求は前記位置データ及び位置ベースの検索結果に対する黙示的な検索クエリーを自動的に含み、前記黙示的な検索クエリーは前記モバイル・コンピューティング装置のユーザーによる検索語の入力なしに自動的に生成される、検索生成モジュールと、
   ネットワークを介して前記検索要求を位置認識検索サービスへ送信し、前記位置認識検索サービスから位置ベースの検索結果を受信し、前記位置ベースの検索結果は位置密度に基づいてスケーリングされる、ネットワークリンクと、
   さらなるユーザーの介入なしに前記位置ベースの検索結果を表示するディスプレイと
   を備えるモバイル・コンピューティング装置。
9. 前記検索要求は時間データをさらに含む請求項８に記載のモバイル・コンピューティング装置。
10. 前記検索要求はユーザー選択をさらに含む請求項８に記載のモバイル・コンピューティング装置。
11. 前記ユーザー選択はユーザーが好む地理的ゾーンを含む請求項１０に記載のモバイル・コンピューティング装置。
12. 前記位置データは地理的ゾーンを含む請求項８に記載のモバイル・コンピューティング装置。
13. 前記位置データは地理的なクラスを含む請求項８に記載のモバイル・コンピューティング装置。
14. 位置ベースの検索結果の使用データを追跡する使用モジュールをさらに備え、前記ネットワークリンクは前記使用データを前記位置認識検索サービスへ送信する請求項８に記載のモバイル・コンピューティング装置。
15. プロセッサーと、
    位置認識検索サービスとを備え、前記位置認識検索サービスは、
    モバイル・コンピューティング装置の位置を識別する位置データ及び明示的な検索クエリーを自動的に含む検索要求を受信し、前記明示的な検索クエリーから導出される候補検索情報を前記位置に関連付け、前記モバイル・コンピューティング装置にクエリーベースの検索結果を送信するために、前記プロセッサーによって実行可能なコードを含む、明示的な検索モジュール、並びに、
    前記モバイル・コンピューティング装置の位置を識別する位置データ及び前記モバイル・コンピューティング装置のユーザーによる検索語の入力なしに自動的に生成される黙示的な検索クエリーを自動的に含む検索要求を受信し、前記位置及び前記検索要求の時間に対応する時間フレームにおいて以前に実行された他の検索に関連付けられる候補検索情報から導出される位置ベースの検索結果を前記モバイル・コンピューティング装置に送信するために、前記プロセッサーによって実行可能なコードを含む、黙示的な検索モジュールであって、前記位置ベースの検索結果は位置密度に基づいてスケーリングされる、黙示的な検索モジュール
    を含むサーバー。
16. 前記明示的な検索モジュールはまた、クエリーベースの検索結果及び／又は位置ベースの検索結果の使用に関する使用データを受信するために前記プロセッサーによって実行可能なコードを含み、前記位置ベースの検索結果は前記使用データに基づいて候補検索情報から導出される請求項１５に記載のサーバー。

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