JP5529338B2 - 通信ネットワークにおける接続確立のための装置及び方法 - Google Patents

通信ネットワークにおける接続確立のための装置及び方法 Download PDF

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Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2010年4月7日に出願された「Apparatus and Methods of Connection Establishment in a Communications Network」と題する仮出願第61/321,798号の優先権を主張する。
本開示は、一般に、ワイヤレス通信のための装置及び方法に関する。より詳細には、本開示は、通信ネットワークにおける接続確立に関する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、及びブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、及び時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
これら多元接続技術は、異なるワイヤレス機器が都市、国家、地域、更には地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。別の電気通信規格の一例は、Long Term Evolution(LTE)である。LTEは、第三世代パートナシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project(3GPP))によって公表されたユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunications System(UMTS))モバイル規格の拡張セットである。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
接続を確立するための装置及び方法が開示される。一態様によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための方法が、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することと、共通接続をATに対応するネットワーク識別子に(例えば、IPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)に)関連付けることと、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子コンテキストを削除すること(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除すること)と、ATへの呼に基づいて、共通接続を介して、及び(コンテキストが削除された)ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することとを含む。一例では、上記呼を搬送するためのATに対応するネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが、上記メッセージに対する応答に基づく。
別の態様によれば、アクセス端末(AT)において接続を確立するための方法が、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うことと、登録セッションに基づいてATに対応するネットワーク識別子を取得することと、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除することと、ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信することと、上記メッセージに基づいて、上記呼を搬送するためのATに対応する固有の接続を確立することとを含む。
別の態様によれば、接続を確立するための装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリは、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することと、共通接続をATに対応するネットワーク識別子に関連付けることと、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除することと、ATへの呼に基づいて、共通接続を介して、及びネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することとを実行するための、プロセッサによって実行可能なプログラムコードを含んでいる。一例では、上記呼を搬送するためのATに対応するネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが、上記メッセージに対する応答に基づく。
別の態様によれば、接続を確立するための装置がプロセッサとメモリとを備え、メモリは、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うことと、登録セッションに基づいてアクセス端末(AT)に対応するネットワーク識別子を取得することと、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除することと、ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信することと、上記メッセージに基づいて、上記呼を搬送するためのATに対応する固有の接続を確立することとを実行するための、プロセッサによって実行可能なプログラムコードを含んでいる。
別の態様によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための装置が、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約するための手段と、共通接続をATに対応するネットワーク識別子に関連付けるための手段と、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除するための手段と、ATへの呼に基づいて、共通接続を介して、及びネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信するための手段とを含む。一例では、上記呼を搬送するためのATに対応するネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが、上記メッセージに対する応答に基づく。
別の態様によれば、アクセス端末(AT)において接続を確立するための装置が、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うための手段と、登録セッションに基づいてATに対応するネットワーク識別子を取得するための手段と、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除するための手段と、ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信するための手段と、上記メッセージに基づいて、上記呼を搬送するためのATに対応する固有の接続を確立するための手段とを含む。
別の態様によれば、コンピュータプログラム製品が、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することをコンピュータに行わせるためのコードと、共通接続をATに対応するネットワーク識別子に関連付けることをコンピュータに行わせるためのコードと、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除することをコンピュータに行わせるためのコードと、ATへの呼に基づいて、共通接続を介して、及びネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することをコンピュータに行わせるためのコードとを含むコンピュータ可読媒体を含む。一例では、上記呼を搬送するためのATに対応するネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが、上記メッセージに対する応答に基づく。
別の態様によれば、コンピュータプログラム製品が、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うことをコンピュータに行わせるためのコードと、登録セッションに基づいてATに対応するネットワーク識別子を取得することをコンピュータに行わせるためのコードと、ネットワーク識別子を維持しながらATのためのネットワーク識別子関係のコンテキスト(例えば、インターネットプロトコル(IP)関係のコンテキスト)を削除することをコンピュータに行わせるためのコードと、ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信することをコンピュータに行わせるためのコードと、上記メッセージに基づいて、上記呼を搬送するためのATに対応する固有の接続を確立することをコンピュータに行わせるためのコードとを含むコンピュータ可読媒体を含む。
本開示の利点は、リソースを温存することと、効率的なネットワークリソース利用を可能にすることとを含み得る。
様々な態様が例として図示され説明される、以下の発明を実施するための形態から、当業者には他の態様が容易に明らかになることを理解されたい。図面及び発明を実施するための形態は、本質的に例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものと見なされるべきではない。
ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための例示的な概略図。 図1のワイヤレス通信ネットワークの1つ又は複数の構成要素を表す通信機器の例示的な概略図。 ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための例示的な流れ図。 アクセス端末(AT)において接続を確立するための例示的な流れ図。 アクセス端末(AT)と、アクセスノード(AN)と、パケットデータサービングノード(PDSN)と、ホームエージェント/ローカルモビリティエージェント(HA/LMA)とを用いた従来技術のモバイル着信データ呼の一例を示す図。 現在のデータセッションモデルの一例を示す図。 2つの異なるデータセッションモデルオプションがあるM2Mサービスのための例示的なデータセッションモデルを示す図。 ウェイクアップメッセージのための識別子を導出するための3つの異なるフォーマットの例を示す図。 PMIPv6を使用したデータ登録のオプション1の例示的なシーケンス図。 PMIPv6を使用したデータ登録のオプション2の例示的なシーケンス図。 MIP6を使用したデータセッション登録の例示的なシーケンス図。 セットアップ中のM2Mシグナリングプロトコル構造の例示的なシーケンス図。 コンテキストを確立するためのM2Mシグナリングプロトコル構造の例示的なシーケンス図。 ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための例示的な機器を示す図。 アクセス端末(AT)において接続を確立するための例示的な機器を示す図。 ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するのに好適な例示的な機器を示す図。 ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するのに好適な例示的な機器を示す図。 2端末システム、例えば、アクセスノード/アクセス端末の一例を示すブロック図。 複数のアクセス端末をサポートするワイヤレス通信ネットワークの一例を示す図。
添付の図面とともに以下に示す発明を実施するための形態は、本開示の様々な態様を説明するものであり、本開示が実施され得る唯一の態様を表すものではない。本開示で説明する各態様は、本開示の例又は説明として与えるものにすぎず、必ずしも他の態様よりも好適である又は有利であると解釈すべきではない。発明を実施するための形態は、本開示の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、本開示はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。場合によっては、本開示の概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造及び機器をブロック図の形式で示す。頭字語及び他の記述的専門用語は、単に便宜のために及び明瞭にするためにのみ使用され得、本開示の範囲を限定するものではない。
説明を簡単にするために、方法を一連の行為として図示し説明するが、幾つかの行為は、1つ又は複数の態様によれば、本明細書で図示し説明する順序とは異なる順序で、及び/又は他の行為と同時に行われ得るので、方法は行為の順序によって限定されないことを理解し、諒解されたい。例えば、方法は、状態図など、一連の相互に関係する状態又はイベントとして代替的に表現され得ることを、当業者は理解し、諒解するであろう。更に、1つ又は複数の態様による方法を実装するために、図示の全ての行為が必要とされるとは限らない。
本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用され得る。「ネットワーク」及び「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA)及び低チップレート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95及びIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、及びGSMは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。Long Term Evolution(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS及びLTEは、「三世代パートナシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「三世代パートナシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術及び規格は当技術分野で知られている。
モバイルワイヤレス通信は、アクセス端末(AT)又はユーザ機器(UE)が呼を発信又は受信するためにワイヤレス通信ネットワークと対話することに関与する。ATによって発信される呼はモバイル発信呼(mobile originated call)と呼ばれ、ATによって受信される呼はモバイル着信呼(mobile terminated call)と呼ばれる。
呼を行うか又は受信するために、ATとワイヤレス通信ネットワークとの間に接続が確立される必要がある。そのような接続を確立する際に、ATとワイヤレス通信ネットワークとの間の接続を定義する経路に関与する様々なエンティティにおいてATコンテキストが作成される。例えば、一例では、接続経路は、少なくとも、AT、無線アクセスネットワーク構成要素、パケットデータサービングノード(PDSN)又はゲートウェイ構成要素、及びモビリティ構成要素などの1つ又は複数のコアインターネットプロトコル(IP)ネットワーク構成要素を含み得る。呼が行われるとき、接続経路は、別の通信機器、例えば、(呼発信者としても知られる)呼発信者ゲートウェイ構成要素14又は呼受信者を更に含み得る。これらのエンティティの各々の間の接続のタイプは異なることがあり、従って、経路における接続の各々に対応する別個のAT固有コンテキストがあり得る。各別個のAT固有コンテキストは、AT毎コンテキストと呼ばれることもある。各AT固有コンテキストは、接続経路のそれぞれの1つ又は複数の部分をサポートする、例えば、それぞれのプロトコルレイヤに関連付けられた、属性及び/又は特性を定義する様々なパラメータを備える。
一例では、アクセス端末が電源投入されると、接続が確立され、接続経路における接続エンティティの各々は、ATが電源切断されるまで、その接続のためのATのためのAT毎コンテキストを維持する。呼が進行中でないときでも、接続エンティティは上記接続のためのリソースを予約する。例えば、呼、例えばモバイル着信呼を受信するために、現在のアーキテクチャ及びプロトコルでは、ATとワイヤレス通信ネットワークとの間にセッションがセットアップされることを必要とする。呼が頻繁に行われるとき、例えばデータ到着間時間が小さいときは、複数のAT毎コンテキストのモデルは正当である。しかしながら、呼がまれに行われるときは、ワイヤレス通信ネットワークにおいてAT毎コンテキスト及び/又はリソースを予約することに関与するモデルは、極めて費用がかかり、非効率的であり得る。
一態様では、本開示は、通信ネットワーク中のリソースを温存するためにアクセス端末(AT)と1つ以上のネットワーク要素とにおいて1つ以上のAT固有コンテキストを削除しながら、通信ネットワーク中のATに対応するネットワーク識別子が、ATに到達するために維持され、使用されることを可能にすることを開示する。例えば、幾つかの態様では、ネットワーク識別子に関連付けられたインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストが削除され得る。他の態様では、IP関係のコンテキスト及びデータリンクレイヤコンテキストが削除され得る。更に他の態様では、IP関係のコンテキスト、データリンクレイヤコンテキスト及び無線リンクレイヤコンテキストが削除され得る。これらのコンテキストの各々に関連付けられた、アクティブな接続などのAT固有ネットワークリソースを維持するのではなく、ATに対応するネットワーク識別子がそれに関連付けられる共通接続リソースが含まれ得る。従って、ATへのモバイル着信呼について、通信ネットワークは、呼を搬送するためのAT固有コンテキストを有する接続の確立を開始するようにATをトリガするために、ネットワーク識別子に基づいて又はそれを使用して、ATに連絡するために共通接続リソースを利用することが可能になる。
限定的と解釈されるべきでない1つの例示的な使用事例では、本開示は、複数の呼を受信するATと比較して比較的大きいデータ到着間時間を有するAT、又は特に複数のATをサポートする通信ネットワークにおいて、効率的なネットワークリソース利用を可能にする。例えば、比較的大きいデータ到着間時間は、限定はしないが、1日に1回、又は週に数回、又は月に数回のモバイル着信呼を含み得る。例えば、マシンツーマシン(M2M)通信は増加することが予想されるので、M2M通信をサポートする通信ネットワークは本開示から恩恵を受け得る。例えば、M2M通信は、1つ以上の器具などにおけるエネルギー消費を管理するためのスマートグリッド技術において、個人の状態を監視する機器などの健康状態監視適用例において、或いは1つ以上のリモート機器、又はリモート機器のネットワークが、マネージャ、ホスト、サーバ、ハブ又はコントローラ機器を用いて通信ネットワーク中から通信をまれに受信する他の適用例において、利用され得る。
図1に、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための例示的な概略図を示す。図1を参照すると、一態様では、ワイヤレス通信ネットワーク10は、AT16を識別するために、ネットワーク識別子12が取得され、(呼発信者としても知られる)呼発信者ゲートウェイ構成要素14に登録されることを可能にする。更に、ワイヤレス通信ネットワーク10は、AT16がアクティブな呼又はデータ接続中にないとき、1つ以上のネットワーク要素20及び/又はAT16が、1つ以上のAT固有コンテキスト又はリソース22を削除することを可能にする。
一例では、ワイヤレス通信ネットワーク10は、ネットワーク識別子12に関連付けられた、間接共通接続26及び28又は直接共通接続30など、1つ以上の共通接続24を予約し得る。従って、ワイヤレス通信ネットワーク10は、AT16へのモバイル着信呼36をサポートするためのAT16に対応するAT固有接続34を確立するようにAT16に通知するために、呼発信者ゲートウェイ構成要素14がネットワーク識別子12を使用して又はそれに基づいて1つ以上の共通接続24を介してメッセージ32を送信することを可能にする。
例えば、AT固有接続34は、接続34の1つ以上の部分をサポートするセッションにおいて使用するための、例えば、それぞれのプロトコルレイヤに関連付けられた、属性及び/又は特性、サービス品質(QoS)詳細、セキュリティキー、プロトコルデータを定義する、様々なパラメータなど、複数のAT固有コンテキスト又はリソース22を有し得る。一態様では、ワイヤレス通信ネットワーク10は、比較的まれなモバイル着信呼、又は言い換えれば、比較的まれなデータ到着間時間を有する、複数のアクセス端末を扱うために、効率的にスケーリングされ得る。従って、ワイヤレス通信ネットワーク10は、AT16にモバイル着信呼を搬送するためのAT固有リソースとの接続を確立するためにAT16が連絡されることを依然として可能にしながら、AT16がアクティブな呼又はデータ接続中にないときに接続とAT固有コンテキスト及びリソースとを削除することによって、ネットワークリソースを効率的に利用する。
一態様では、AT16は、ワイヤレス通信ネットワーク10との通信を確立するように構成されたAT接続マネージャ構成要素38を含み得る。上記のように、通信ネットワーク10は1つ又は複数のネットワーク要素20を含み得る。
例えば、それに限定されないが、Evolution-Data Optimized(EVDO)技術の用語を使用すると、AT接続マネージャ38は、(無線アクセスネットワーク(RAN)としても知られる)アクセスノード(AN)42とのエア又はワイヤレスリンク40を含む接続を確立し得、接続経路は、パケットデータサービングノード(PDSN)44、(ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)、又はホームエージェント/ローカルモビリティアンカーの組合せ(HA/LMA)などの)モビリティ要素46を更に含み得る。更に、モバイル着信呼の場合、接続経路は、コントローラ、(M2Mゲートウェイとしても知られる)M2Mサーバなど、呼発信者ゲートウェイ構成要素14を更に含み得る。この例ではEVDO用語が使用されるが、説明する態様は他の電気通信技術又は規格に適用され得ることを理解されたい。
接続確立プロセス中に、AT接続マネージャ38は、呼発信者ゲートウェイ構成要素14へのネットワーク識別子12の登録を開始するように更に構成され得、それにより、呼発信者ゲートウェイ構成要素14は、確立されたAT固有接続なしにAT16に連絡することが可能になる。
呼確立プロセス中に、AT接続マネージャ38は、ATコンテキストマネージャ構成要素48と協働して動作して、ワイヤレス通信ネットワーク10とのアクティブな呼又はデータ接続中に使用するための1つ以上のAT固有コンテキスト22を確立し、維持し得る。
一態様では、アクティブな呼が存在しないときの登録後の期間中に、AT接続マネージャ38は、ATコンテキストマネージャ48と協働して動作して、1つ以上のAT固有コンテキスト22の全部又は何らかの部分を削除しながらネットワーク識別子12を維持し得る。例えば、呼発信者ゲートウェイ構成要素14への登録後に、幾つかの態様では、ATコンテキストマネージャ48は、ネットワーク識別子12に関連付けられたインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除する。他の態様では、ATコンテキストマネージャ48は、IP関係のコンテキストと、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)コンテキストなどのデータリンクレイヤコンテキストとを削除する。更に他の態様では、ATコンテキストマネージャ48は、IP関係のコンテキストと、データリンクレイヤコンテキストと、限定はしないが高速パケットデータコンテキストなどの無線リンクレイヤコンテキストとを削除する。
更に、登録後の期間中に、AT接続マネージャ38は、メッセージ32を検出するためにアクセスノード42とのエアリンク40を、例えば、周期的に、監視するように構成される。メッセージ32を検出すると、AT接続マネージャ38は、1つ以上のAT固有コンテキスト22を有するAT固有接続34を作成するための接続確立プロセスを開始するように構成される。
その上、幾つかの態様では、AT接続マネージャ38は、新しいアクセスノードによってサービスされる新しいエリアにAT16が移動するとき、ネットワーク識別子12を更新するように構成され得る。例えば、一態様では、AT接続マネージャ38は、ネットワーク識別子12を特定のAN42に関連付け得、従って、新しいサービングANの通信構成要素から通知を受信すると、AT接続マネージャ38は、更新されたネットワーク識別子を取得することと、更新されたネットワーク識別子を呼発信者ゲートウェイ構成要素14に登録することとを行うための新しい接続確立プロセスを開始するようにトリガされ得る。
一態様では、1つ以上のネットワーク要素20の各々又は何らかの組合せは、AT16との、ネットワーク要素20のうちの他のネットワーク要素との、又は呼発信者ゲートウェイ構成要素14との、通信を確立するように構成されたネットワーク接続マネージャ構成要素50を含み得る。
呼確立プロセス中に、各ネットワーク接続マネージャ50は、対応するネットワークコンテキストマネージャ構成要素52と協働して動作して、ワイヤレス通信ネットワーク10とのアクティブな呼又はデータ接続中に使用するための、それぞれのネットワーク要素20における1つ又は複数のAT固有コンテキスト22を確立し、維持し得る。
幾つかの態様では、AT16とのアクティブな呼が存在しないときの登録後の期間中に、ネットワーク要素20のうちの1つに位置する1つのネットワーク接続マネージャ50は、対応するネットワークコンテキストマネージャ52と協働して動作して、1つ以上のAT固有コンテキスト22の全部又は何らかの部分を削除しながらネットワーク識別子12を維持し得る。例えば、呼発信者ゲートウェイ構成要素14へのAT16の登録後に、全てのネットワークコンテキストマネージャ52は、ネットワーク識別子12に関連付けられたインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除し得る。他の態様では、全てのネットワークコンテキストマネージャ52は、IP関係のコンテキストと、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)コンテキストなどのデータリンクレイヤコンテキストとを削除し得る。更に他の態様では、全てのネットワークコンテキストマネージャ52は、IP関係のコンテキストと、データリンクレイヤコンテキストと、限定はしないが高速パケットデータコンテキストなどの無線リンクレイヤコンテキストとを削除し得る。また、幾つかの態様では、ネットワーク接続マネージャ50は、共通接続24に関連するネットワーク識別子12でアドレッシングされた通信を共通接続24を介してダイレクトすることを知るために、ネットワーク識別子12を維持し得る。
更に、登録後の期間中に、各ネットワーク接続マネージャ50は、メッセージ32を検出するために、共通接続24、又は呼発信者ゲートウェイ構成要素14への別個の接続を監視するように構成される。メッセージ32を検出すると、それぞれのネットワーク接続マネージャ50は、AT16にAT16へのモバイル着信呼に気づかせるために、メッセージ32の変換有りで又は無しで、メッセージ32をネットワーク要素20のうちの次の1つに又はAT16に送信するように構成される。幾つかの態様では、それぞれのネットワーク接続マネージャ50は、メッセージ32を特定のサブネット中のAT16にアドレッシングするためのユニキャストアクセス端末識別子(UATI)などの端末識別子をネットワーク識別子12の代わりに使用することによって、メッセージ32を変換し得る。別の態様では、ネットワーク接続マネージャは、ATを識別するための識別子としてURLを使用してATをページングし得る。更に別の態様では、ネットワーク接続マネージャは、ATを識別するための識別子としてIPアドレスを使用してATをページングし得る。
その上、少なくとも1つのネットワーク要素20は、ネットワーク識別子12を生成するように構成されたアドレス生成器構成要素54を含むか、又はそれと通信していることがある。例えば、アドレス生成器構成要素54は、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)を実行して、IPアドレスの形態のネットワーク識別子12を生成し得る。
一態様では、呼発信者ゲートウェイ構成要素14は、各AT16と対応するネットワーク識別子12との間の関連付けを記憶するためのAT識別子マネージャ構成要素56を含み得る。更に、幾つかの態様では、AT識別子マネージャ56は、更に、1つ以上のネットワーク要素20、又は共通接続24、又はUATIなどの端末識別子、又はそれらの任意の組合せを、各AT16及び対応するネットワーク識別子12に関連付け得る。
一態様では、呼発信者ゲートウェイ構成要素14は、それぞれのAT16へのモバイル着信呼60(図示せず)を受信又は生成するように構成された呼マネージャ58を含み得る。また、モバイル着信呼60を検出又は生成することに基づいて、呼マネージャ58は、モバイル着信呼60をAT16に通知するためのメッセージ32を生成することと、それにより、モバイル着信呼60をサポートするためのAT固有接続34を開始するようにAT16をトリガすることとを行うように構成される。例えば、呼マネージャ58は、AT識別子マネージャ56と協働して動作して、それぞれのAT16に関連付けられたそれぞれのネットワーク識別子12を取得し、また、ネットワーク識別子12に基づいてワイヤレス通信ネットワーク10上でメッセージをダイレクトし得る。例えば、幾つかの態様では、メッセージ32はネットワーク識別子12を含み得、他の態様では、呼マネージャ58は、ネットワーク識別子12をUATIなどの端末識別子にマッピングし、端末識別子をメッセージ32中に含め得る。
一例では、M2M使用事例において、本明細書で説明する機能は、AT16上のM2Mクライアント構成要素、アプリケーション又はモジュールと、各ネットワーク要素20上のM2Mネットワーク構成要素、アプリケーション又はモジュールと、M2Mサーバを含み得る、呼発信者ゲートウェイ構成要素14上のM2Mサーバ構成要素、アプリケーション又はモジュールとによって実行又は管理され得る。
図2は、図1のワイヤレス通信ネットワークの1つ又は複数の構成要素を表す通信機器の例示的な概略図である。図2を参照すると、一態様では、(図1に示す)AT16、ネットワーク要素20、又は呼発信者ゲートウェイ構成要素14のいずれか1つ又は任意の組合せが通信機器60によって表され得る。通信機器60は、本明細書で説明する構成要素及び機能のうちの1つ以上に関連する処理機能を実行するためのプロセッサ62を含む。プロセッサ62は、単一のプロセッサ、又はプロセッサ若しくはマルチコアプロセッサの複数のセットを含み得る。更に、プロセッサ62は、統合処理システム及び/又は分散処理システムとして実装され得る。例えば、プロセッサ62は、接続マネージャ、コンテンツマネージャ、アドレス生成器、ネットワーク識別子マネージャ、及び呼マネージャ構成要素に関して本明細書で説明する機能、或いは本明細書で説明する他の構成要素又は機能を実行するように構成された1つ以上の処理ユニットを含み得る。
一例では、通信機器60は、プロセッサ62によって実行されているアプリケーション又は構成要素のローカルバージョンを記憶するなどのためのメモリ64を含む。メモリ64は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、又はそれらの任意の組合せなど、コンピュータが使用できるどんなタイプのメモリをも含み得る。例えば、メモリ64は、説明する接続マネージャ、コンテンツマネージャ、アドレス生成器、ネットワーク識別子マネージャ、及び呼マネージャ構成要素、或いは本明細書で説明する他の構成要素又は機能のためのソフトウェア、コンピュータ実行可能コードなどのローカルバージョンを記憶し得る。
一態様では、通信機器60は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はサービスを利用して、1つ以上のエンティティ又は構成要素との通信を確立し、維持することを行う通信構成要素66を含む。通信構成要素66は、通信機器60上の構成要素間、及び通信機器60と、通信ネットワーク上に位置する機器及び/或いは通信機器60に直列又はローカルに接続された機器などの外部機器との間の通信を伝え得る。例えば、通信構成要素66は、1つ又は複数のバスを含み得、外部機器とインターフェースするように動作可能な、それぞれ送信機及び受信機、又はトランシーバに関連し、それらを含む、送信チェーン構成要素及び受信チェーン構成要素を更に含み得る。例えば、通信構成要素66は、接続の確立又はリリース、コンテキストの確立又は削除、通知メッセージ又はページなどに関係する通信、或いは本明細書で説明する他の通信関係のメッセージを送信又は受信し得る。
一例では、通信機器60は、データストア(データ記憶装置)68を含み、データストア68は、本明細書で説明する態様に関連して採用される情報、データベース、構成要素及び/又はプログラムの大容量ストレージを与えるためのハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組合せであり得る。例えば、データストア68は、プロセッサ62によって現在実行されていないアプリケーション又は構成要素のためのデータリポジトリであり得る。例えば、データストア68は、説明する接続マネージャ、コンテンツマネージャ、アドレス生成器、ネットワーク識別子マネージャ、及び呼マネージャ構成要素、或いは本明細書で説明する他の構成要素又は機能のためのソフトウェア、コンピュータ実行可能コードなどの大容量ストレージバージョンを含み得る。
通信機器60は、通信機器60のユーザから入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するように更に動作可能な、ユーザインターフェース構成要素70を含み得る。ユーザインターフェース構成要素70は、限定はしないが、キーボード、ナンバーパッド、マウス、タッチセンシティブ表示器、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、ボイス認識構成要素、ユーザから入力を受信することが可能な他の機構、又はそれらの任意の組合せを含む、1つ以上の入力装置を含み得る。更に、ユーザインターフェース構成要素70は、限定はしないが、表示器、スピーカー、触覚フィードバック機構、プリンタ、出力をユーザに提示することが可能な他の機構、又はそれらの任意の組合せを含む、1つ以上の出力装置を含み得る。一態様では、ユーザインターフェース構成要素70は、AT、ネットワーク要素及び/又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちのいずれかのユーザへの情報を受信及び提示するために、又は上記ユーザからの情報を受信及び送信するために利用され得る。
一例では、通信機器60は、1つ以上の機能構成要素72を含み得る。例えば、アクセス端末の態様では、機能構成要素72は、AT接続マネージャ38及び/又はATコンテキストマネージャ48の態様を含み得る。更に、例えば、ネットワーク要素の態様では、機能構成要素72は、ネットワーク接続マネージャ50、ネットワークコンテキストマネージャ52、及び/又はアドレス生成器54の態様を含み得る。更に、例えば、呼発信者ゲートウェイ構成要素の態様では、機能構成要素72は、AT識別子マネージャ56及び/又は呼マネージャ58の態様を含み得る。
図3は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための例示的な流れ図300である。ブロック310において、2つ以上のアクセス端末が使用する共通接続を(例えば、ネットワーク側通信要素間で)予約する。例えば、非限定的な一態様では、共通A10接続が、無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノードとの間に確立され得、共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルが、パケットデータサービングノード(PDSN)と、限定はしないが、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)、呼発信者ゲートウェイ構成要素、又はそれらの任意の組合せなど、別のIPネットワーク側要素との間に確立され得る。そのような共通接続は、確立されたAT固有コンテキストを有しないATに関連付けられた通信のために予約され得る。別の態様では、無線アクセスネットワーク(RAN)要素を、ホームエージェント、ローカルモビリティアンカー、呼発信者又はゲートウェイ、或いはそれらの任意の組合せなど、別のIPネットワーク側要素と直接接続し、それによりPDSN要素をバイパスするために、IP−in−IPトンネルが確立され得る。一例では、共通接続は、AN、PDSN又は両方によって予約される。
ブロック320において、共通接続をワイヤレス通信ネットワーク中のアクセス端末に対応するネットワーク識別子に関連付ける。一例では、上記関連付けは、アクセス端末による登録セッションに基づく。一例では、ATは、ワイヤレス通信ネットワーク中のATを識別するためのネットワーク識別子を取得するために、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション及び/又はIPネットワークレイヤセッションを確立する。また、一例では、取得されたネットワーク識別子を、限定はしないが、呼発信者ゲートウェイ又はM2Mサーバのうちの1つ又は複数など、ATに連絡することを望むエンティティに登録する。
ブロック330において、ネットワーク識別子を維持しながらアクセス端末(AT)のためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除する。1つの変形体では、アクセス端末(AT)に対応するインターネットプロトコル(IP)アドレスを維持しながらアクセス端末のためのIP関係のコンテキスト及びPPPコンテキストを削除する。一例では、ATは登録セッションに関連付けられる。例えば、ネットワークリソースを温存するために、1つ以上のネットワークエンティティにおいて少なくともIP関係のコンテキストが削除される。他の態様では、PPPセッション(例えば、データリンクレイヤセッション)とIPネットワークレイヤセッションとに対応する複数のAT固有コンテキストが削除される。更に別の態様では、全てのAT固有コンテキストが削除される。一例では、ネットワーク識別子はIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である。
ブロック340において、アクセス端末(AT)への呼に基づいて、共通接続を介して、及びアクセス端末(AT)に対応するネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信する。一例では、ネットワーク識別子に基づいてウェイクアップメッセージがATに送信される。例えば、アクセスノードは、エアインターフェースにおいてIPアドレスを使用してATをページングし得る。更に別の態様では、ウェイクアップメッセージは、ネットワーク識別子、並びにATへの経路におけるネットワーク要素のネットワーク固有アドレスを識別する、階層メッセージであり得る。別の例では、上記メッセージはネットワーク識別子を含み得、1つ以上のネットワーク要素は、それぞれのネットワーク要素がネットワーク識別子をユニキャストアクセス端末識別子(UATI)などの機器固有識別子に変換することを可能にするマッピングを含み得る。更に他の態様では、第1のホップネットワーク要素は、例えば、ホームエージェント、ローカルモビリティアンカー、呼発信者ゲートウェイ構成要素、ゲートウェイ、又はそれらの任意の組合せ、又はM2Mサーバから、ATへの経路上の第1のネットワーク要素は、上記メッセージが機器固有識別子を用いて初めに送信され得るようなマッピングを含み得る。
ブロック350において、上記メッセージに対する応答に基づいて、上記呼を搬送するためのアクセス端末(AT)に対応する固有の接続を確立する。一例では、上記メッセージに対する応答に基づいて、上記呼を搬送するためのATに対応するネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストを確立する。例えば、ネットワーク要素は、ATと通信して、モバイル又はAT着信呼を搬送するための接続を定義する無線リンクレイヤ、データリンクレイヤ及び/又はIPネットワークレイヤセッションなど、AT固有セッションを確立し得る。一例では、流れ図300は、限定はしないが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージなど、上記メッセージのための階層IPアドレスを構築することを更に含む。また、例えば、上記ページは、ネットワーク識別子としてIPアドレス、ユニバーサルリソースロケータ(URL)又はネットワークアドレス識別子(NAI)を用いたエアインターフェースページングを使用し得る。一例では、上記固有の接続はANによって確立される。
一例では、流れ図300は、上記メッセージのデータパケットヘッダ中のIPアドレスからユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出することを更に含む。
図4は、アクセス端末(AT)において接続を確立するための例示的な流れ図400である。ブロック410において、通信ネットワークとの登録セッションを行う。一例では、通信ネットワークはワイヤレス通信ネットワークである。ATは、1つ以上のネットワーク要素と通信して、通信ネットワークとの接続を定義する無線リンクレイヤ、データリンクレイヤ及び/又はIPネットワークレイヤセッションなど、AT固有セッションを確立し得る。
ブロック420において、登録セッションに基づいて通信ネットワーク中のアクセス端末に対応するネットワーク識別子を取得する。確立された接続に基づいて、ATは、通信がATにアドレッシングされることを可能にするために、通信ネットワーク中のATを識別する、IPアドレス、又はURLなど、ネットワーク識別子を取得し得る。ネットワーク識別子を取得した後に、ATは、ホームエージェント、ローカルモビリティアンカー、呼発信者又はゲートウェイ、M2Mサーバ又はM2Mゲートウェイ、或いはそれらの任意の組合せなど、ATに連絡することを望むいずれかのエンティティへのネットワーク識別子の登録を開始し得る。
ブロック430において、ネットワーク識別子を維持しながらアクセス端末(AT)のためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除する。1つの変形体では、インターネットプロトコル(IP)アドレスを維持しながらアクセス端末(AT)のためのIP関係のコンテキストを削除する。一例では、ATは登録セッションに関連付けられる。AT(及びネットワーク)リソースを温存するために、一態様では、少なくともIP関係のコンテキストが削除される。他の態様では、PPPセッション(例えば、データリンクレイヤセッション)とIPネットワークレイヤセッションとに対応する複数のAT固有コンテキストが削除される。更に別の態様では、全てのAT固有コンテキストが削除される。
ブロック440において、アクセス端末(AT)に宛てられた呼を示すメッセージを受信する。一例では、上記メッセージはウェイクアップメッセージを含み得る。一例では、呼は通信のためのセッションである。ブロック450において、上記メッセージに基づいて、上記呼を搬送するためのアクセス端末に対応する固有の接続を確立する。一例では、上記固有の接続は上記メッセージに基づいて確立される。一態様では、上記接続は、AT固有接続、及び対応するセッション/コンテキストを含み得る。
本開示によれば、マシンツーマシン(M2M)サービスのための幾つかの考えられるデータ転送モデルが使用され得る。本明細書で開示する例示的なモデルは排他的なものではないことと、本開示の趣旨及び範囲に影響を及ぼすことなく他のモデルが使用され得ることとを、当業者なら理解されよう。第1の例では、モデルは、「プッシュ」データ又はサーバ要求がない、AT主導型データ転送のみを含む。例えば、第1の例示的なモデルは、毎月動作するメーター示度報告生成器などの機器主導型報告機器を含み得る。第2の例では、モデルは、ワイヤレスネットワークからの「プッシュ」サービス及びサービス要求がある、AT主導型データ転送とネットワーク主導型データ転送の両方を含む。一態様では、第2の例示的なモデルでは、数秒から数分程度の応答時間が許容でき得る場合、応答時間はあまり重要でないことがある。例えば、第2の例示的なモデルは、ホーム機器(例えば、加熱器、空気調節など)のスマートグリッド制御など、データ間隔間時間が大きい(例えば、数時間又は数日程度)場合を含み得る。第3の例示的なモデルでは、第2の例示的なモデルの場合のようにAT主導型データ転送とネットワーク主導型データ転送の両方があり得、ただし、時間的制約がより多く、データ間隔間時間がより短い(例えば、数分程度)。例えば、第3の例示的なモデルは、病状を監視するための医療機器を含み得る。
図5に、アクセス端末(AT)と、アクセスノード(AN)と、パケットデータサービングノード(PDSN)と、ホームエージェント/ローカルモビリティエージェント(HA/LMA)とを用いた従来技術のモバイル着信データ呼の一例を示す。ATに到達しようとする存続期間(lifetime)全体にわたってAT固有コンテキストがAN、PDSN及びHA/LMAにおいて維持される。例えば、高速パケットデータ(HRPD)セッションがATとANとの間で維持され得、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションがATとPDSNとの間で維持され得、IPセッションがATとHA/LMAとの間で維持され得る。
一態様では、マシンツーマシン(M2M)機器のための使用事例は、ボイスオーバIP(VoIP)呼、電子メールプッシュなどの、現在の機器のための使用事例とは異なる動作概念を提示する。一例では、現在の機器の使用事例は、ネットワークリソース需要がより高い場合、うまくスケーリングしない。表1で、2つの使用事例について動作概念の差を比較する。
Figure 0005529338
図6に、アクセス端末(AT)と、アクセスノード(AN)と、パケットデータサービングノード(PDSN)と、ホームエージェント/ローカルモビリティエージェント(HA/LMA)と、マシンツーマシン(M2M)サーバと、許可−認証−アカウンティング(AAA)モジュールと、ポリシー課金及びルール機能(PCRF:policy charging and rules function)ユニットとを用いた現在のデータセッションモデルの一例を示す。他の構成要素が含まれ得ること、或いは図示する構成要素の一部は、本開示の趣旨及び範囲に影響を及ぼすことなく、別のデータセッションモデルでは必要でないか又は使用されないことがあることを、当業者なら理解されよう。一態様では、全データセッション(即ち、ATが到達可能である期間)全体にわたってAT毎コンテキストが様々なネットワーク要素の間で割り振られ、維持される。例えば、呼間隔間時間が極めて長いとき、及び応答時間があまり重要でないとき、AT毎コンテキストを維持することは非効率的であり得る。一例では、AT固有コンテキストを用いた現在のデータセッションモデルは、この非効率のため、うまくスケーリングしないことがある。
別の態様では、M2Mサービスについての幾つかの望ましい要件があり得る。例えば、AT16がアクティブなデータセッション中にないとき、ネットワーク要素において最小のAT毎コンテキスト情報を保つことが望ましいことがある。例えば、ワイヤレスアグリゲーションポイントの使用について、呼発信者ゲートウェイ構成要素又はM2Mサーバによってアドレッシング可能な複数のM2M機器が、M2Mサーバと通信するためのバックホールとして単一のワイヤレス機器又はATを共有することを可能にすることが望ましいことがある。一例では、M2Mサーバは、ワイヤレスアグリゲーションポイントに対して透過的なM2M機器を直接アドレッシングすることが可能であり得る。例えば、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)とインターネットプロトコルバージョン4(IPv4)の両方をサポートすることが望ましいことがある。M2M機器のためにIPv6のみを使用することが望ましいことがあるが、IPv4とIPv6の両方のアドレッシングが許されることがある。
図7に、2つの異なるデータセッションモデルオプションがあるM2Mサービスのための例示的なデータセッションモデルを示す。第1のモデルオプション(オプション1)では、AT毎コンテキストがAT、AN及びM2Mサーバにおいてのみ割り振られ、PPPセッションが維持されない。一例では、ANは、ウェイクアップメッセージモードでIPアドレスを使用して、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出する。例えば、PDSNは、A10属性としてATのIPアドレス又はユニキャストアクセス端末識別子(UATI)をANに送る。一態様では、A10属性はインターフェースパラメータである。別の態様では、共通A10/モバイルIPトンネルがウェイクアップメッセージのために予約される。
オプション1では、(図1に示す)AT毎コンテキスト22が、AT16、AN42及び(この場合、M2Mサーバとしても知られる)呼発信者ゲートウェイ構成要素14においてのみ割当てられる。例えば、PPPセッションは維持されないが、無線リンクレイヤ、例えばHRPDセッションは維持される。例えば、AN42は、(ウェイクアップメッセージなどの)メッセージ32中のネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)を使用して、AT16のユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出する。例えば、PDSN44は、ネットワーク識別子12を(例えば、A10メッセージ属性としてAT16のIPアドレスをAN42に)送る。更に、メッセージ32のためにワイヤレス通信ネットワーク10において共通接続24が予約され得る。例えば、共通接続24は、AN42とPDSN44との間のA10接続、及びPDSN44とモビリティ要素46(例えば、ホームエージェント/ローカルモビリティエージェント(HA/LMA))との間のモバイルIP(MIP)トンネルを含み得る。
一例では、以下の7つのステップがオプション1を要約する。ステップ1〜3は、IPアドレスを取得することと、そのIPアドレスをM2Mサーバ/ゲートウェイに登録することとを行うための、ATのためのデータセッション登録に関係する。ステップ4〜7は、AT着信データ呼又は接続を確立することに関係する。
1. ATが(例えば電源投入時に)データセッションを開始し、HRPDセッション及びPPPセッションがセットアップされ、その後にIPアドレス割振りが続く。
2. 割当てられたIPアドレスがM2Mサーバに登録される
3. PPPセッションがクローズされ、IPアドレスがAT及びM2Mサーバにおいて維持される。PPPセッションに関連付けられていたIPアドレスは、次に共通MIPトンネルと「共通A10」とに関連付けられる。ANが、そのIPアドレスを、エアインターフェースにおいて使用されるべきUATIにマッピングする。
4. M2Mサーバが、ステップ1において割当てられたIPアドレスを用いてウェイクアップメッセージをATに送り、そのメッセージを送るために共通MIPトンネルが使用される
5. PSDNが「共通A10」を使用してウェイクアップメッセージをANに送る
6. ANが、IPアドレスを使用して、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出し、ATをページングする
7. ATがPPPセッションをセットアップし、データ転送が開始する
一態様では、ステップ1において、ATは、例えば、電源投入時に、データセッション(例えば、接続)を開始し、無線リンクレイヤコンテキスト(例えば、HRPDコンテキスト)と、データレイヤリンク及びIPレイヤコンテンツ(例えば、PPPコンテキスト)とを含むAT固有コンテキストを確立する。また、ステップ1において、ネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)が取得される。ステップ2において、ネットワーク識別子12はM2Mサーバに登録される。ステップ3において、PPPセッションがクローズされ、それにより、AT16及びM2Mサーバにおいてネットワーク識別子12を維持しながら、並びに無線リンクレイヤAT固有コンテキスト(例えば、HRPDコンテキスト)を維持しながら、対応するAT固有コンテキストが削除される
ステップ4において、M2Mサーバは、共通接続24(例えば、MIPトンネル)を介してネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)を使用してメッセージ32(例えば、ウェイクアップメッセージ)をAT16に送る。ステップ5において、PDSN44は、共通接続24(例えば、A10接続)を使用してメッセージ32をAN42に送る。ステップ6において、AN42は、メッセージ32中のネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)を使用して、AT16のユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出し、AT16をページングする。一例では、UATIは、AN42において維持されるネットワーク識別子と端末識別子とのマッピングに基づいて導出される。ステップ7において、AT16は、AT着信呼をサポートするための、AT固有コンテキストを有する固有の接続(例えば、PPPセッション)を確立する。この後に、データ転送が続く。
図8に、ウェイクアップメッセージのための識別子を導出するための3つの異なるフォーマットの例を示す。3つのフォーマットのうちのいずれも、ウェイクアップメッセージをATにダイレクトするために使用され得る。例えば、オプション1aでは、ウェイクアップメッセージは、図示のように複数のフィールドをもつ階層フォーマットを含む。上記識別子は、機器のロケーションと無線レベル識別子とに基づいて暗黙的に導出され得る。オプション1aは、いずれかのネットワーク要素が、あるネットワーク識別子を別のネットワーク識別子に関連付けるマッピングを維持する必要を、回避する。別の例では、オプション1bは、ユニキャストアクセス端末識別子(UATI)とのIPアドレスのマッピングがANにおいて維持される機構を含む。別の例では、オプション1cは、UATIとのIPアドレスのマッピングがPDSNにおいて維持される機構を含む。
一態様では、オプション1aは、ATのためのアドレス割振りプロシージャを使用するIPv6モードを使用する。一例では、上記割振りプロシージャは、IPアドレスフィールドにおける以下の情報を含む、IPv6アドレッシング方式におけるフォーマットを定義する。
・ IPv6プレフィックス(xビット):PDSNを識別する
・ AN ID:yビット
・ ANカラーコード:8ビット
・ AN UATI:24ビット
一例では、x=64ビットであり(例えばIPv6/64プレフィックス)、y=32ビットである(例えばAN ID=AN IPv4アドレス)。別の例では、1x/UMTSシステムについて、UATIの代わりに国際モバイル加入者識別情報(IMSI)又は一時的モバイル加入者識別情報(TMSI)が使用され得る。別の態様では、ウェイクアップメッセージのルーティングについて、M2MサーバはIPv6プレフィックスに基づいて(例えば、シンプルIPを使用して)PDSNに送る。PDSNは、AN IDに基づいてA10パケットをANに送る(例えば、A10パケットは汎用ルーティングカプセル化(GRE:generic routing encapsulation)属性においてカラーコード+UATIを含んでいる)。一例では、ANは、カラーコード+UATIを使用して、ATをページングする。
一態様では、オプション1bは、(ANにおける)UATIとのIPアドレスのマッピングを使用する。一例では、オプション1bは、IPv4及び/又はIPv6のいずれかのアドレスを使用し得る。別の例では、オプション1bは、シンプルIP、プロキシモバイルIP(PMIP)又はクライアントモバイルIP(CMIP)を使用し得る。一態様では、データセッション登録プロシージャは、以下の特徴のうちの1つ以上を含む。
・ AT(即ち、ワイヤレス機器)のために、パケットデータサービングノード(PDSN)によって(シンプルIPの場合)、又はローカルモビリティアンカー(LMA)によって(PMIPの場合)、又はホームエージェント(HA)によって(クライアントモバイルIPの場合)、一意のIPv6プレフィックス/IPv4アドレスが割り当てられる
・ IPv4アドレスの場合、IPv4アドレス空間を節約するためにプライベートIPv4アドレスが割り振られ得る。例えば、プライベートIPv4アドレスが使用される場合、プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレス+ポート番号に変換するためにネットワークアドレス変換(NAT)がPDSN/LMA/HAにおいて使用される
・ PDSNが、ATのIPv6プレフィックス/IPv4アドレスを、ATがそれに関連付けられるANにマッピングする、エントリを追加する
・ PDSNが、A11セッション更新においてAT IPアドレスをANに送り、ANが、AP IPv6プレフィックス/IPv4アドレスをATのUATIにマッピングする、マッピングエントリを追加する
・ ATが、IPv6アドレス又はIPv4+ポート番号を使用してM2MサーバとともにM2M登録を実行する
・ PPPセッションがクローズされ、割当てられたIPアドレスが保持される
一態様では、PPP接続がクローズされた後でもIPアドレスを保存するためのオプションは以下のとおりである。(1)M2MゲートウェイがHA/LMAと統合され、IPアドレスを保存/リリースするためにM2M登録/登録解除が使用される。(2)M2Mゲートウェイが、M2M機器のためのIPアドレスM2Mを割り当てるために動的ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバをホスティングし、一例では、PDSN/HA/LMAは、PPPセッションセットアップ/アドレス割振りプロシージャがM2M機器によって実行されるとき、IPアドレスを取得するためにM2Mゲートウェイに連絡する。(3)PDSN/HAは、IPアドレスがリリースされるべきでないことを許可−認証−アカウンティング(AAA)モジュールに示す。別の態様では、ドメインネームシステム(DNS)サーバが、依然として、IPアドレスマッピングのためのエントリを維持する。
別の例では、AT着信データ呼について、ウェイクアップメッセージのルーティングは以下のうちの1つ以上を含み得る。
・ シンプルIP/PMIP/CMIPの場合、M2MサーバがウェイクアップメッセージをPDSN/LMA/HAに送る(即ち、PMIP/CMIPの場合、LMA/HAが「共通MIPトンネル」を使用してそのメッセージをPDSNにルーティングする)
・ PDSNが、「IPアドレスと共通A10とのマッピング」に基づいてウェイクアップメッセージを適切なANにルーティングする
・ PDSNが、A10属性においてATのIPアドレスを送った場合、ANは、マッピングするためにA10属性において送られたATのIPアドレスをATのユニキャストアクセス端末識別子(UATI)にマッピングする
・ ANがUATIを使用してATをページングする
別の態様では、IPv6アドレスの場合、(64ビットの)IPv6プレフィックスがATに割り当てられる。ワイヤレス機器又はAT、例えばワイヤレスアグリゲーションポイントに接続された各M2M機器について一意のインターフェースIDが生成される。一例では、M2M機器は、M2M登録のためにフルIPv6アドレス(即ち、ATのプレフィックス+一意のインターフェースID)を使用する。別の態様では、IPv4アドレスの場合、IPアドレス空間を温存するためにプライベートIPアドレスが使用され得る。一例では、ATは、ネットワークアドレス変換(NAT)機能を含むか又はそれにアクセスし、IPアドレスとポート番号の両方が機器登録のためにM2Mサーバによって使用される。
別の態様では、データセッション登録プロシージャについて、機能は、以下の差を除いて、前に説明したものと同様であり得る。
・ ANが、PPPセッションセットアップ中にATの128ビットUATIをPDSNに送る(例えば、128ビットUATIはAN識別情報をも有することになる)
・ PDSNが、UATIとIPアドレスとのマッピングを保つ
別の態様では、AT着信データ呼(ウェイクアップメッセージのルーティング)について、機能は、以下の差を除いて、前に説明したものと同様であり得る。
・ PDSNが、「IPアドレスとUATIとのマッピング」に基づいてウェイクアップメッセージを適切なANにルーティングする
・ PDSNが、A10属性におけるUATIをANに送り、UATIは、ATをページングするためにANによって使用される
図9に、PMIPv6を使用したデータ登録のオプション1の例示的なシーケンス図を示す。図9は、アクセス端末(AT)と、アクセスノード(AN)と、パケットデータサービングノード(PDSN)と、ローカルモビリティエージェント(LMA)との間のプロセス及びシグナリング交換を示している。別の態様では、共通A10/MIPトンネルが、ATへのウェイクアップメッセージのために予約される。
オプション1によるデータセッション登録の一例は、AT16(図1参照)と、AN42と、PDSN44と、HA/LMA46との間で交換される様々なアクション又はメッセージを含む。ステップ1において、共通接続24がメッセージ32のために予約される。ステップ2において、無線リンクレイヤセッション及び対応するAT固有コンテキストが確立される。ステップ3〜8において、データリンクレイヤセッション及びIPネットワークレイヤセッション及び対応するAT固有コンテキストが(例えば、PPPセッションセットアップにおいて)確立される。ステップ3において、「SN−str」という用語は、パケットデータサービスネットワーク宛てのHRPDストリームを表す。ステップ5において、ネットワーク識別子(例えば、IPアドレス)を共通接続24に関連付けることと、PPPセッションがリリースされる場合でもネットワーク識別子を維持することとをネットワーク要素に示すために、特殊インジケータ(例えば、特殊ネットワークアドレス識別子(NAI)又は特殊シグナリングオプション)が利用される。また、ステップ8において、PBU/PBAは、プロキシバインディング更新(proxy binding update)/プロキシバインディング確認(proxy binding acknowledgement)を表す。従って、ステップ9及び10において、PDSN及びHA/LMAは、ネットワーク識別子を、それぞれ、それらの対応する共通接続24に(例えば、それぞれ、共通A10接続及び共通MIPトンネルに)関連付ける。場合によっては、オプション1bに関して、ステップ11において、ネットワーク識別子を更新するためにセッション更新メッセージが使用され、その結果、ステップ12において、ANは、ネットワーク識別子をUATIなどの端末識別子にマッピングする。ステップ13において、AT固有PPPセッション及びMIPトンネルがリリースされ、従ってネットワークリソースが解放される。
オプション1に従ってAT着信呼を搬送するための接続を確立することの一例は、HA/LMAがメッセージ32(例えば、ウェイクアップメッセージ)を受信する、ステップ14を含み、ステップ15及び16において、メッセージ32は共通接続24(例えば、共通MIPトンネル及び共通A10接続)上で送信される。更に、ステップ18において、AN42はAT16をページングする。また、ステップ17は、場合によってはオプション1bの機構を用いて行われ得、しかもまた、場合によっては、PDSN44は、オプション1cの機構を用いてステップ16とステップ17との間でネットワーク識別子を端末識別子にマッピングし得る。更に、各ネットワーク要素(例えば、AN42、PDSN44、HA/LMA46)が複数のAT16及び/又はM2M機器をサポートし得ることを理解されたい。従って、各ネットワーク要素は、受信したメッセージ中のアドレスを次のネットワーク要素に相関させるマッピングを有し得、それにより、各ネットワーク要素は、そのメッセージがどの次のネットワーク要素に送信されるべきかを判断することが可能になり得る。
ステップ19〜21に進むと、上記ページに基づいて、AT16は、対応するAT固有コンテキストを有するAT固有接続を確立することを開始し、ステップ22においてデータ転送が実行される。その後、ステップ23では、ステップ13までフローを戻り、AT固有PPPセッション及びMIPトンネルがリリースされ、ネットワークリソースが解放される。
一例では、モビリティ(例えば、AN間モビリティ)について、ターゲットAN及びPDSNがコンテキストセットアップを含み得る。ATは、新しいサブネットに移動するとき、HRPD/PPPセッションをセットアップし得る。例えば、ANカバレージのエッジにあるとき、新しいターゲット上でのセットアップ間のピンポン効果を回避するために、タイマーが、PDSNによって定義され、IP制御プロトコルベンダー固有オプション(IPCP VSO:IP control protocol vendor specific option)又はLCPベンダー固有パケット又はいずれかのリンクレイヤシグナリングを介して通信され得る。別の例では、ソースAN及びPDSNがクリーンアッププロシージャを含み得る。例えば、ANのためのコンテキストクリーンアップがあり得、その場合、AN間ハンドオフ中に、PDSNが、(IPアドレスエントリが記憶されている場合)IPアドレスエントリをクリーンアップするためにA11セッション更新メッセージを古いANに送る。例えば、PDSNのためのコンテキストクリーンアップがあり得、これは、タイマーベースであり得、IPv6アドレスの関連付けを解除するために(共通トンネル上の)基本レートインターフェース(BRI)を使用し得、及び/又はATがHRPDセッションをクローズし、ATが新しいPDSNにおいて新しいANに移動するときにANによってA10/A11接続を削除し得る。
例えば、M2Mサービス登録解除について、M2Mサーバからの登録解除後にIPアドレスがリリースされ得る。例えば、M2Mサーバ主導型登録解除では、M2Mサーバからの登録解除後にIPアドレスがリリースされ得る。一例では、M2Mサーバ主導型登録解除について、M2Mサーバ又はローカルモビリティアンカー(LMA)は、IPアドレスのリリースを開始するために共通MIP/A10トンネルを使用してM2M:登録解除メッセージをATに送り得る。別の例では、AT主導型登録解除について、AT中のM2Mクライアントアプリケーションが、登録解除するためにM2Mサーバにシグナリングし得、IPアドレスリリースプロシージャが実行され得る(例えば、新しいVSOをIP制御プロトコル(IPCP)中に追加し、新しい情報要素をプロキシバインディング更新/プロキシバインディング確認(PBU/PBA)メッセージ中に追加する)。
一態様では、オプション1は、モビリティの考慮事項、例えば、AN間モビリティ及びM2Mサーバ登録解除の考慮事項を含み得る。AT16は、ターゲットANによってサービスされる新しいエリア又はサブネット中に移動するとき、ターゲットAN及びPDSN上で新しいコンテキストセットアップを開始するように構成され得る。一態様では、AT又はANは、ATが2つのANのカバレージエリアのエッジにあるときなどに、新しいターゲットセットアッププロシージャを開始するのを繰り返すことを回避するために、PDSNによって定義され得るタイマーを備え得る。更に、PDSNなど、要素のうちの1つ又は複数は、ANコンテキストクリーンアップ機能を含み得る。例えば、AN間ハンドオフプロシージャ中に、PDSNは、ネットワーク識別子がANによって記憶されている場合、ネットワーク識別子のクリーンアップ又は削除をトリガするためにセッション更新メッセージを古いANに送り得る。更に、1つ以上のネットワーク要素は、PDSNコンテキストクリーンアップ機能を含み得る。例えば、PDSNコンテキストクリーンアップは、(例えば、AT呼アクティビティがない)ある時間期間後にクリーンアッププロシージャが自動的に開始されるように、タイマーベースであり得る。ネットワーク識別子(例えば、IPv6アドレス)の関連付けを解除するためにバインディング取消しメッセージ(例えば、基本レートインターフェース(BRI))が(例えば、共通トンネル上で)送られ得る。更に、ATが、無線リンクレイヤセッション(例えば、HRPDセッション)をクローズし、新しいPDSNにおける新しいANに移動するとき、ANはPDSNコンテキスト削除(例えば、A10/A11削除)を実行し得る。
M2Mサーバ登録解除機能は、M2MサーバからのAT登録解除後にネットワーク識別子(例えば、IPアドレス)をリリースする。一態様では、登録解除はM2Mサーバ主導型であり得る。別の態様では、登録解除はAT主導型であり得る。M2M登録解除のときに、機器に関連付けられたIPアドレスは削除される。
一例では、エアインターフェースについて、より大きいスリープ持続時間をオプションとして可能にするための新しいページングサイクルがあり得る。相互運用性仕様(IOS:interoperability specification)について、a)専用共通A10インターフェースがあり得、b)ATのIPアドレス又はUATIを含む、新しいA10属性があり得(例えば、オプション1a、1b又は1cの場合)、c)ATのためのUATIに関してPDSNを更新するための追加された(ANからPDSNへの)A11シグナリングがあり得(オプション1cの場合)、及び/或いはd)ATのIPアドレスに関してANを更新するための追加された(PDSNからANへの)A11シグナリングがあり得る。別の例では、PDSNについて、専用MIPトンネル、専用A10接続、特殊ネットワークアクセス識別子(NAI)(オプション)、及び/又はAN間境界におけるピンポン効果を回避するためにヒステリシスタイマーを受け渡すためのIPCP中のベンダー固有オプションがあり得る。別の例では、ローカルモビリティアンカー(LMA)について、LMAと統合されたM2Mアプリケーションサーバがあり得、又はAT毎M2M登録/登録解除プロシージャがあり得る。
第2のモデルオプション(オプション2)では、AT毎コンテキストがAT及びM2Mサーバにおいてのみ割り振られ、HRPDセッション及びPPPセッションが維持されない。一例では、ATを起動するためにIPアドレスに基づくページングプロシージャが使用され得る。一態様では、PDSNは、A10属性としてATのIPアドレスをANに送る。別の態様では、共通A10/モバイルIPトンネルがウェイクアップメッセージのために予約される。
オプション2では、(図1に示す)AT毎コンテキスト22が、AT16及び(この場合、M2Mサーバとしても知られる)呼発信者ゲートウェイ構成要素14においてのみ割当てられる。例えば、PPPセッションと無線リンクレイヤ(例えば、HRPDセッション)の両方が維持されない。例えば、メッセージ32は、AT16を起動するためのIPアドレスベースのページングを含む。例えば、パケットデータサービングノード(PDSN)44は、A10メッセージ属性としてAT16のIPアドレスをAN42に送る。また、メッセージ32のために共通接続24が予約され得る。例えば、共通接続24は、AN42とPDSN44との間のA10接続、及びPDSN44とモビリティ要素46(例えば、ホームエージェント/ローカルモビリティエージェント(HA/LMA))との間のモバイルIP(MIP)トンネルを含み得る。
一例では、オプション2は以下のステップによって要約され得る。ステップ1〜3は、IPアドレスを取得することと、そのIPアドレスをM2Mサーバ/ゲートウェイに登録することとを行うための、ATのためのデータセッション登録に関係する。ステップ4〜7は、AT着信データ呼又は接続を確立することに関係する。
1. ATがデータセッションを開始し、IPv6アドレスが割当てられる
2. 割当てられたIPアドレスがM2Mサーバに登録される
3. PPPセッション及びHRPDセッションがクローズされ、IPアドレスがAT及びM2Mサーバ/ゲートウェイにおいて維持される
4. M2Mサーバが、割当てられたIPアドレスを用いてウェイクアップメッセージをATに送り、ウェイクアップメッセージを送るために共通MIPトンネルが使用される
5. PSDNが共通A10接続を使用してウェイクアップメッセージをANに送る
6. ANが、例えば、ATのグループをアドレッシングする特殊アクセス端末識別子/モバイルアクセス端末識別子(ATI/MATI)を使用して、IPページメッセージをATに送る。特殊ATI/MATIは多くのATによって受信され得る。ページメッセージ中の特殊インジケータは、ATを識別するためにIPアドレスが使用されることをATに示し得、これは、そのページがそのATを対象とするかどうかを判断するために、ATによって検査される必要があり得る。別の態様では、HRPDエアインターフェースにおいてATを識別するためにURLがページメッセージ中に含まれ得る。
7. ATが、高速パケットデータ(HRPD)セッション及びポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションをセットアップし、データ転送が開始する
ステップ1において、ATは、例えば、電源投入時に、データセッション(例えば、接続)を開始して、無線リンクレイヤコンテキスト(例えば、HRPDコンテキスト)、データレイヤリンク、及びIPレイヤコンテンツ(例えば、PPPコンテキスト)を含む、AT固有コンテキストを確立する。また、ステップ1において、ネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)が割当てられる。ステップ2において、ネットワーク識別子12はM2Mサーバに登録される。ステップ3において、PPPセッションと無線リンクレイヤセッション(例えば、HRPD)が両方クローズされ、それにより、AT16及びM2Mサーバにおいてネットワーク識別子12を維持しながら、対応するAT固有コンテキストが削除される。一例では、無線リンクレイヤAT固有コンテキスト(例えば、HRPDコンテキスト)を維持する、オプション1に関する本開示とは反対に、AT固有コンテキストは維持されない。
ステップ4において、M2Mサーバは、共通接続24(例えば、MIPトンネル)を介してネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)を使用してメッセージ32(例えば、ウェイクアップメッセージ)をAT16に送る。ステップ5において、PDSN44は、共通接続24(例えば、A10接続)を使用してメッセージ32をAN42に送る。ステップ6において、AN42は、メッセージ32中のネットワーク識別子12(例えば、IPアドレス)を使用して、IPページメッセージを送る。IPページメッセージは、場合によっては、IPアドレスの一部をそのページ中に含めるために、特殊UATI、モバイルATI(MATI)又はブロードキャストATI(BATI)を含み得る。ステップ7において、AT16は、AT着信呼をサポートするための、AT固有コンテキストを有する無線リンクレイヤ(例えば、HRPDセッション及びPPPセッション)を確立するなど、固有の接続を確立し、データ転送が後に続く。
図10に、PMIPv6を使用したデータ登録のオプション2の例示的なシーケンス図を示す。図10は、アクセス端末(AT)と、アクセスノード(AN)と、パケットデータサービングノード(PDSN)と、ローカルモビリティエージェント(LMA)との間のプロセス及びシグナリング交換を示している。別の態様では、共通A10/MIPトンネルが、ATへのウェイクアップメッセージのために予約される。
一例は、AT16と、AN42と、PDSN44と、HA/LMA46との間で交換される様々なアクション又はメッセージを含む。一例では、ステップ1〜11は、オプション1におけるステップ1〜11と同じである。ステップ12は、オプション1におけるステップ13に対応する。場合によっては、ステップ11は、セッションを更新するために実行され得る。一態様では、ステップ11において、セッション更新は、ウェイクアップメッセージを受信するとANがどの(送受信基地局(BTS)としても知られる)基地局をページングすべきかを知ることになるように、ATがそれと通信しているそれぞれのセクタのセクタ識別子をANがネットワーク識別子(例えば、IPアドレス)に関連付けることを含み得る。更に、ステップ13において、オプション2は、無線リンクレイヤコンテキスト(例えば、HRPDセッション)がリリースされるという点でオプション1とは異なる。ANにおけるUATIとのネットワーク識別子(例えば、IPアドレス)のマッピングはない。代わりに、IPベースのページングが利用される。
ステップ14〜17及び21〜24は、本質的に、それぞれオプション1におけるステップ14〜16、18及び20〜23に対応する。ただし、オプション2は、幾つかの点でオプション1とは異なる。例えば、オプション2では、ステップ17において、ネットワーク識別子に基づくページ(network identifier-based page)(例えば、IPアドレスベースのページ)がATに送られる。場合によっては、上記ページは特殊UATI/MATIを含み得る。別のオプションでは、ステップ18を参照すると、ANは、ANに関連付けられた全てのBTSを上記ページでいっぱいにするのではなく、選択されたBTSにおいてATを選択的にページングするために、ステップ11において記憶されたATに関連付けられたセクタ情報を判断し得る。オプションとして、ステップ18は、ステップ16とステップ17との間で実行され得る。ステップ19において、前の無線リンクレイヤコンテキストがステップ13においてリリースされたので、無線リンクレイヤコンテキスト(例えば、HRPDセッション)を確立する。更に、ステップ20〜22において、データリンクレイヤ及びIPコンテキスト(例えば、PPPセッション)が再セットアップされる。その後、ステップ23において、データ転送が行われる。ステップ24において、ステップ12に戻り、データリンクレイヤ及びIPコンテキスト(例えば、PPPセッション)がリリースされる。ステップ13において、無線リンクレイヤコンテキスト(例えば、HRPDセッション)もリリースされる。
一例では、IPv4又はIPv6のいずれかのアドレスが使用され得る。別の例では、シンプルIP、プロキシモバイルIP又はクライアントモバイルIPのうちの1つが、可能なプロトコルとして使用され得る。別の例では、HRPDセッション及びUATIがIPアドレス割振りプロシージャ後にリリースされることを除いてオプション1bと同様の、データセッション登録プロシージャが使用され得る。更に別の例では、ANが、A10属性において取得されたIPアドレスを使用してATをページングし得ることと、ATが、IPアドレスを用いてそのページを受信することに応答してHRPDセッションをセットアップし得ることとを除いてオプション1bと同様の、ウェイクアップメッセージのルーティングを用いたAT着信データ呼を使用する。
別の態様では、モビリティの考慮事項(例えばATがAN境界を越えて移動すること)について、ATがIPアドレスをサブネットに関連付け、ATが新しいサブネットに移動するときにATがHRPD/PPPセッションをセットアップし得る、コンテキスト転送を含む。例えば、ピンポン効果を回避するために、タイマーが、PDSNによって定義され、IP制御プロトコルベンダー固有オプション(IPCP VSO)を介して通信され得る。別の例では、(例えば、モビリティ中に)クリーンアッププロシージャを含む。クリーンアッププロシージャは、AT中のM2MクライアントアプリケーションがLMA中のM2Mサーバにシグナリングして登録解除し、IPアドレスがリリースされる、M2M登録解除/IPアドレスリリースを含み得る。また、VSOをIPCP中に追加し、新しい情報要素をプロキシバインディング更新/プロキシバインディング確認(PBU/PBA)中に追加する。別の例では、クリーンアッププロシージャはANコンテキストクリーンアップを含み得、その場合、AN間ハンドオフ/M2M登録解除中に、PDSNが、(例えば、IPv6が記憶されている場合)IPv6をクリーンアップするために(共通A10接続のための)A11セッション更新メッセージを古いANに送る。別の例では、クリーンアッププロシージャはPDSNコンテキストクリーンアップを含み得、これは、タイマーベースであり、IPv6アドレスの関連付けを解除するために(例えば、共通トンネル上の)基本レートインターフェース(BRI)を含む。別の態様では、M2Mサーバ又はLMAによるIPアドレス取消しを含み、その場合、M2Mサーバ又はLMAが、共通モバイルIP(MIP)/A10トンネルを使用してM2M:登録解除メッセージをATに送る。
オプション2に関して、システム要素への幾つかのシステム影響が生じ得る。一例では、エアインターフェースは、ANがIPページメッセージをサポートすることが可能であることを示すニュースビットを送信する。IPページメッセージは、IPアドレスの一部を含むために、特殊ユニキャスト/マルチキャスト/ブロードキャストAT識別子(UATI/MATI/BATI)の随意の拡張を含み得る。一例では、ビット数を更に低減するために、IPアドレスのビットの最後の番号がIPv6プレフィックス又はIPv4アドレスのいずれかのために使用され得る。また、より長いスリープ持続時間を可能にするための新しいページングサイクルが使用され得る。
別の例では、相互運用性仕様(IOS)について、専用共通A10接続が使用され得、ATのためのIPアドレスを含む新しいA10属性が追加され得る。
別の例では、パケットデータサービングノード(PDSN)について、専用MIPトンネルが使用され得、場合によっては特殊ネットワークアクセス識別子(NAI)が使用され得る。別の例では、AN間境界におけるピンポン効果を回避するためにヒステリシスタイマーを受け渡すためのIPCP中のVSOも使用され得る。別の例では、ローカルモビリティアンカー(LMA)について、M2MアプリケーションサーバがLMAと統合され得る。
別の態様では、モバイルIPバージョン6/デュアルスタック(DS)モバイルIPバージョン6(MIPv6/DSMIP6)ベースのソリューションについて、高速パケットデータ(HRPD)がMIPv6を使用しないことがある。一例では、幾つかのHRPDベンダーはIPv6モビリティのためにPMIP6を選択する。以下の提案されるソリューションは、MIPv6/DSMIP6が展開される場合に使用され得る。
図11に、MIP6を使用したデータセッション登録の例示的なシーケンス図を示す。データセッション登録と、AT着信呼を搬送するための接続を確立することとの方法が示されている。
図12に、セットアップ中のM2Mシグナリングプロトコル構造の例示的なシーケンス図を示す。図12には、セットアップ又は登録中に互いとインターフェースする様々な構成要素におけるプロトコルレイヤが示されている。一例では、PPP/MIPを使用してAT毎IP登録コンテキストが確立される。一例では、IPアドレスがM2Mレイヤにおいて保たれる。一例では、PPP/MIPコンテキスト及びHRPDセッションが後でリリースされ得る。
図13に、コンテキストを確立するためのM2Mシグナリングプロトコル構造の例示的なシーケンス図を示す。図13には、AT着信接続確立中に参照される、コンテキストを確立するために互いとインターフェースする様々な構成要素におけるプロトコルレイヤが示されている。一例では、PPP/MIPを使用してAT毎IP登録コンテキストが確立される。一例では、IPアドレスがM2Mレイヤにおいて保たれる。一態様では、HRPDセッションが維持されない場合、M2Mレイヤにおいて維持されるIPアドレスは、HRPDエアインターフェースによってATをページングするために使用され得る。別の態様では、HRPDセッションが維持される場合、ANは、IPアドレスをUATIにマッピングし、UATIを使用してATをページングする。
別の例では、例えば、オプション1及びオプション2において説明したような、前に説明したアーキテクチャは、ANとHA/LMAとの間の直接接続を含むように修正され得る。一態様では、この随意の修正は直接共通接続30に対応する。そのような態様では、直接共通接続がPDSN44をバイパスするので、PDSN44において前に維持されていたコンテキストは除去され得る。更に、一態様では、直接共通接続30は、限定はしないが、IP−in−IPトンネルを含み得る。従って、この態様では、呼発信者/ゲートウェイ14又はM2Mサーバからの第1のIPノード又はホップは、AT固有コンテキストの少なくとも一部分を維持し得、直接共通接続30はホップの第2のIPノード(例えば、AN42)につながり、これもAT固有コンテキストの少なくとも一部分を維持する。
別の態様では、ネットワーク識別子(例えば、IPアドレス)を維持する代わりに、又はネットワーク識別子が存在しない場合、本開示は、AT16をページングするためにAT16又はUEに対応するネットワークアドレス識別子(NAI)がAN42によって使用されるように、修正され得る。
別の態様では、本明細書で説明するオプションは、限定はしないが、ウェイクアップメッセージ、M2M登録解除メッセージ、及び/又はM2M登録メッセージを含む、1つ以上のM2Mメッセージを含み得る。更に、一態様では、M2Mメッセージフォーマットは、ATネットワーク識別子を識別する第1のフィールドと、ATに関連付けられたグループ識別子であって、M2M機器のクラスを識別するグループ識別子を識別する第2のフィールドと、M2Mメッセージのタイプを識別するためのオプションコード(オペコード)又はメッセージ識別子(メッセージID)を識別する第3のフィールドとを含み得る。例えば、M2M登録解除メッセージは、M2M登録がリリースされるべきであるとき、ATとM2Mサーバとの間で交換され得る。別の例では、(ATからM2Mサーバへの)M2M登録メッセージは、AT毎バインディングがリリースされた後でもIPアドレスを保持するためにATとM2Mサーバとの間で交換され得る。
別の態様では、本開示は、1x−SMSなどのショートメッセージサービスを使用してATをページングすることと比較して有利であり得、なぜなら、SMSベースのページングの使用により、それぞれの機器のための国際モバイル加入者識別情報(IMSI)を取得することが更に必要となり、IMSIリソースが限られることがあるからである。更に、本開示は、SMSページングと比較して有利であり得、なぜなら、SMSページは負荷に応じて遅れることがあり、ショートメッセージサービスセンター(SMSC)にしばしば負荷がかかりすぎるからである。一例では、モバイルオペレータは、パケットデータが利用可能なときはいつでもIPマルチメディアサブシステム(IMS)ベースの又はIPベースのSMSを使用するために移動していることがある。
図14に、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための例示的な機器1400を示す。機器1400は、通信機器として、或いは通信機器内で使用するためのプロセッサ又は同様の機器として構成され得る。図示のように、機器1400は、プロセッサ、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含み得る。
図示のように、機器1400は、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約するための電気構成要素1410を含み得る。機器1400は、共通接続をアクセス端末に対応するネットワーク識別子に関連付けるための電気構成要素1420を含み得る。一例では、上記関連付けは、アクセス端末による登録セッションに基づく。一例では、ATは、ワイヤレス通信ネットワーク中のATを識別するためのネットワーク識別子を取得するために、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション及び/又はIPネットワークレイヤセッションを確立する。また、一例では、取得されたネットワーク識別子を、限定はしないが、呼発信者ゲートウェイ又はM2Mサーバのうちの1つ又は複数など、ATに連絡することを望むエンティティに登録する。機器1400は、ネットワーク識別子を維持しながらアクセス端末(AT)のためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除するための電気構成要素1430を含み得る。1つの変形体では、電気構成要素1430は、アクセス端末(AT)に対応するインターネットプロトコル(IP)アドレスを維持しながらアクセス端末のためのIP関係のコンテキスト及びPPPコンテキストを削除するように構成され得る。機器1400は、アクセス端末(AT)への呼に基づいて、共通接続を介して、及びネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信するための電気構成要素1440を含み得る。機器1400は、上記メッセージに対する応答に基づいて、上記呼を搬送するためのアクセス端末(AT)に対応する固有の接続を確立するための電気構成要素1450を含み得る。一例では、電気構成要素1450は、上記メッセージに対する応答に基づいて、上記呼を搬送するためのATに対応するネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストを確立するように構成される。
機器1400は、場合によっては、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサモジュール1402を含み得る。一態様では、機器1400は、プロセッサとしてではなく、通信ネットワークエンティティとして構成され得る。そのような場合、プロセッサ1402は、バス1404又は同様の通信結合を介して電気構成要素1410〜1450と動作可能に通信し得る。プロセッサ1402は、電気構成要素1410〜1450によって実行されるプロセス又は機能の開始とスケジューリングとを実施し得る。
関係する態様では、機器1400はトランシーバモジュール1406を含み得る。トランシーバモジュール1406の代わりに又はトランシーバモジュール1406とともに、スタンドアロン受信機及び/又はスタンドアロン送信機が使用され得る。さらなる関係する態様では、機器1400は、場合によっては、例えば、メモリモジュール1408など、情報を記憶するためのモジュールを含み得る。メモリモジュール1408は、コンピュータ可読媒体を含み得、バス1404などを介して機器1400の他の構成要素に動作可能に結合され得る。メモリモジュール1408は、電気構成要素1410〜1450、及びそれらの副構成要素、又はプロセッサ1402、又は本明細書で開示する方法のプロセス及び挙動を実施するための、コンピュータ可読コード、命令及び/又はデータを記憶するように適応され得る。メモリモジュール1408は、電気構成要素1410〜1450に関連する機能を実行するためのコード/命令を保持し得る。メモリモジュール1408の外部にあるものとして示されているが、電気構成要素1410〜1450はメモリモジュール1408の内部に存在し得ることを理解されたい。
図15に、アクセス端末(AT)において接続を確立するための例示的な機器1500を示す。機器1500は、通信機器として、或いは通信機器内で使用するためのプロセッサ又は同様の機器として構成され得る。図示のように、機器1500は、プロセッサ、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組合せ(例えば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含み得る。
図示のように、機器1500は、通信ネットワークとの登録セッションを行うための電気構成要素1510を含み得る。機器1500は、登録セッションに基づいて通信ネットワーク中のアクセス端末に対応するネットワーク識別子を取得するための電気構成要素1520を含み得る。機器1500は、ネットワーク識別子を維持しながらアクセス端末(AT)のためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除するための電気構成要素1530を含み得る。1つの変形体では、電気構成要素1530は、ネットワーク識別子を維持しながらアクセス端末(AT)のためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除するように構成され得る。機器1500は、アクセス端末(AT)に宛てられた呼を示すメッセージを受信するための電気構成要素1540を含み得る。機器1500は、上記メッセージに基づいて、上記呼を搬送するためのアクセス端末に対応する固有の接続を確立するための電気構成要素1550を含み得る。
機器1500は、場合によっては、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサモジュール1502を含み得る。一態様では、機器1500は、プロセッサとしてではなく、通信ネットワークエンティティとして構成され得る。そのような場合、プロセッサ1502は、バス1504又は同様の通信結合を介して電気構成要素1510〜1550と動作可能に通信し得る。プロセッサ1502は、電気構成要素1510〜1550によって実行されるプロセス又は機能の開始とスケジューリングとを実施し得る。
関係する態様では、機器1500はトランシーバモジュール1506を含み得る。トランシーバモジュール1506の代わりに又はトランシーバモジュール1506とともに、スタンドアロン受信機及び/又はスタンドアロン送信機が使用され得る。さらなる関係する態様では、機器1500は、場合によっては、例えば、メモリモジュール1508など、情報を記憶するためのモジュールを含み得る。メモリモジュール1508は、コンピュータ可読媒体を含み得、バス1504などを介して機器1500の他の構成要素に動作可能に結合され得る。メモリモジュール1508は、電気構成要素1510〜1550、及びそれらの副構成要素、又はプロセッサ1502、又は本明細書で開示する方法のプロセス及び挙動を実施するための、コンピュータ可読コード、命令及び/又はデータを記憶するように適応され得る。メモリモジュール1508は、電気構成要素1510〜1550に関連する機能を実行するためのコード/命令を保持し得る。メモリモジュール1508の外部にあるものとして示されているが、電気構成要素1510〜1550はメモリモジュール1508の内部に存在し得ることを理解されたい。
図3及び図4の例示的な流れ図において開示するステップは、本開示の範囲及び趣旨から逸脱することなくそれらの順序において交換され得ることを当業者ならば理解されよう。また、流れ図に示すステップは排他的なものではなく、本開示の範囲及び趣旨に影響を及ぼすことなく他のステップを含めるか或いは例示的な流れ図のステップのうちの1つ又は複数を削除し得ることを当業者ならば理解されよう。
更に、本明細書で開示する例に関して説明する様々な例示的な構成要素、論理ブロック、モジュール、回路、及び/又はアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、ファームウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの組合せとして実装され得ることを当業者ならば諒解されよう。ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及び/又はアルゴリズムステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ファームウェアとして実装するか、又はソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例及び全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲又は趣旨からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
例えば、ハードウェア実装の場合、処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理装置(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書で説明する機能を実行するように設計された他の電子ユニット、又はそれらの組合せの中で実装され得る。ソフトウェアの場合、実装は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)を介し得る。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサユニットによって実行され得る。更に、本明細書で説明する様々な例示的な流れ図、論理ブロック、モジュール、及び/又はアルゴリズムステップは、当技術分野で知られている任意のコンピュータ可読媒体上で搬送されるか又は当技術分野で知られている任意のコンピュータプログラム製品に実装されたコンピュータ可読命令としてもコード化され得る。一態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
1つ以上の例では、本明細書で説明するステップ又は機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つ以上の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、或いはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ又は他の磁気記憶装置、或いは命令又はデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送又は記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)及びブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
図16に、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するのに好適な例示的な機器1600を示す。一態様では、機器1600は、ブロック1610、1620、1630、1640及び1650において本明細書で説明するようにワイヤレス通信システムにおいて接続を確立することの異なる態様を与えるように構成された1つ以上のモジュールを備える少なくとも1つのプロセッサによって実装される。例えば、各モジュールはハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の組合せを含む。一態様では、機器1600は、少なくとも1つのプロセッサと通信している少なくとも1つのメモリによっても実装される。
図17に、ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するのに好適な例示的な機器1700を示す。一態様では、機器1700は、ブロック1710、1720、1730、1740及び1750において本明細書で説明するようにワイヤレス通信システムにおいて接続を確立することの異なる態様を与えるように構成された1つ又は複数のモジュールを備える少なくとも1つのプロセッサによって実装される。例えば、各モジュールはハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の組合せを含む。一態様では、機器1700は、少なくとも1つのプロセッサと通信している少なくとも1つのメモリによっても実装される。
図18は、2端末システム、例えば、アクセスノード/アクセス端末1800の一例を示すブロック図である。図1に示す例示的なアクセスノード/アクセス端末1800は、FDMA環境、OFDMA環境、CDMA環境、WCDMA環境、TDMA環境、SDMA環境又は任意の他の好適なワイヤレス環境において実装され得ることを当業者ならば理解されよう。
アクセスノード/アクセス端末1800は、アクセスノード1802(例えば、基地局)とアクセス端末(例えば、ワイヤレス通信機器)とを含む。ダウンリンクレッグにおいて、アクセスノード1802(例えば、基地局)は、トラフィックデータを受け付け、フォーマットし、コーディングし、インターリーブし、変調し(又はシンボルマッピングし)、変調シンボル(例えば、データシンボル)を与える、送信(TX)データプロセッサA1810を含む。TXデータプロセッサA1810はシンボル変調器A1820と通信している。シンボル変調器A1820は、データシンボルとダウンリンクパイロットシンボルとを受け付け、処理し、シンボルのストリームを与える。一態様では、トラフィックデータを変調(又はシンボルマッピング)し、変調シンボル(例えば、データシンボル)を与えるのはシンボル変調器A1820である。一態様では、シンボル変調器A1820は、構成情報を提供するプロセッサA1880と通信している。シンボル変調器A1820は送信機ユニット(TMTR)A1830と通信している。シンボル変調器A1820は、データシンボルとダウンリンクパイロットシンボルとを多重化し、それらを送信機ユニットA1830に与える。
送信されるべき各シンボルは、データシンボル、ダウンリンクパイロットシンボル又は信号値0であり得る。ダウンリンクパイロットシンボルは、各シンボル期間中に連続的に送られ得る。一態様では、ダウンリンクパイロットシンボルは周波数分割多重化(FDM)される。別の態様では、ダウンリンクパイロットシンボルは直交周波数分割多重化(OFDM)される。更に別の態様では、ダウンリンクパイロットシンボルは符号分割多重化(CDM)される。一態様では、送信機ユニットA1830は、シンボルのストリームを受信し、1つ又は複数のアナログ信号に変換し、更に、そのアナログ信号を調整して、例えば、増幅、フィルタ処理及び/又は周波数アップコンバートして、ワイヤレス送信に好適なアナログダウンリンク信号を生成する。次いで、アナログダウンリンク信号はアンテナ1840を通して送信される。
ダウンリンクレッグにおいて、アクセス端末(AT)1803は、アナログダウンリンク信号を受信し、そのアナログダウンリンク信号を受信機ユニット(RCVR)B1825に入力するためのアンテナ1815を含む。一態様では、受信機ユニットB1825は、アナログダウンリンク信号を調整して、例えば、フィルタ処理、増幅、及び周波数ダウンコンバートして、第1の「調整された」信号にする。次いで、この第1の「調整された」信号はサンプリングされる。受信機ユニットB1825はシンボル復調器B1835と通信している。シンボル復調器B1835は、受信機ユニットB1825から出力された第1の「調整」及び「サンプリング」された信号(例えば、データシンボル)を復調する。代替形態は、シンボル復調器B1835中にサンプリングプロセスを実装することであることを当業者ならば理解されよう。シンボル復調器B1835はプロセッサB1845と通信している。プロセッサB1845は、シンボル復調器B1835からダウンリンクパイロットシンボルを受信し、そのダウンリンクパイロットシンボルに対してチャネル推定を実行する。一態様では、チャネル推定は、現在の伝搬環境を特徴付けるプロセスである。シンボル復調器B1835は、プロセッサB1845からダウンリンクレッグの周波数応答推定値を受信する。シンボル復調器B1835は、データシンボルに対してデータ復調を実行して、ダウンリンク経路上のデータシンボル推定値を取得する。ダウンリンク経路上のデータシンボル推定値は、送信されたデータシンボルの推定値である。シンボル復調器B1835はまた、RXデータプロセッサB1855と通信している。
RXデータプロセッサB1855は、シンボル復調器B1835からダウンリンク経路上のデータシンボル推定値を受信し、例えば、そのダウンリンク経路上のデータシンボル推定値を復調(即ち、シンボルデマッピング)、デインターリーブ及び/又は復号して、トラフィックデータを復元する。一態様では、シンボル復調器B1835及びRXデータプロセッサB1855による処理は、それぞれシンボル変調器A1820及びTXデータプロセッサA1810による処理を補足するものである。
アップリンクレッグにおいて、AT1803はTXデータプロセッサB1865を含む。TXデータプロセッサB1865は、トラフィックデータを受け付け、処理して、データシンボルを出力する。TXデータプロセッサB1865はシンボル変調器D1875と通信している。シンボル変調器D1875は、データシンボルを受け付け、アップリンクパイロットシンボルと多重化し、変調を実行し、シンボルのストリームを与える。一態様では、シンボル変調器D1875は、構成情報を提供するプロセッサB1845と通信している。シンボル変調器D1875は送信機ユニットB1885と通信している。
送信されるべき各シンボルは、データシンボル、アップリンクパイロットシンボル又は信号値0であり得る。アップリンクパイロットシンボルは、各シンボル期間中に連続的に送られ得る。一態様では、アップリンクパイロットシンボルは周波数分割多重化(FDM)される。別の態様では、アップリンクパイロットシンボルは直交周波数分割多重化(OFDM)される。更に別の態様では、アップリンクパイロットシンボルは符号分割多重化(CDM)される。一態様では、送信機ユニットB1885は、シンボルのストリームを受信し、1つ又は複数のアナログ信号に変換し、更に、そのアナログ信号を調整して、例えば、増幅、フィルタ処理及び/又は周波数アップコンバートして、ワイヤレス送信に好適なアナログアップリンク信号を生成する。次いで、アナログアップリンク信号はアンテナ1815を通して送信される。
AT1803からのアナログアップリンク信号は、アンテナ1840によって受信され、受信機ユニットA1850によって処理されて、サンプルが得られる。一態様では、受信機ユニットA1850は、アナログアップリンク信号を調整して、例えば、フィルタ処理、増幅、及び周波数ダウンコンバートして、第2の「調整された」信号にする。次いで、この第2の「調整された」信号はサンプリングされる。受信機ユニットA1850はシンボル復調器C1860と通信している。代替形態は、シンボル復調器C1860中にサンプリングプロセスを実装することであることを当業者ならば理解されよう。シンボル復調器C1860は、データシンボルに対してデータ復調を実行して、アップリンク経路上のデータシンボル推定値を取得し、次いで、アップリンクパイロットシンボルと、アップリンク経路上のデータシンボル推定値とをRXデータプロセッサA1870に与える。アップリンク経路上のデータシンボル推定値は、送信されたデータシンボルの推定値である。RXデータプロセッサA1870は、アップリンク経路上のデータシンボル推定値を処理して、アクセス端末1803によって送信されたトラフィックデータを復元する。シンボル復調器C1860はまた、プロセッサA1880と通信している。プロセッサA1880は、アップリンクレッグ上で送信しているアクティブ端末ごとにチャネル推定を実行する。一態様では、複数の端末が、パイロットサブバンドセットがインターレースされ得るパイロットサブバンドのそれぞれの割り当てられたセット上で、アップリンクレッグ上で同時にパイロットシンボルを送信し得る。
プロセッサA1880及びプロセッサB1845は、それぞれアクセスノード1802(例えば、基地局)及びAT1803における動作を指示(即ち、制御、調整又は管理など)する。一態様では、プロセッサA1880及びプロセッサB1845の一方又は両方は、プログラムコード及び/又はデータを記憶するための1つ以上のメモリユニット(図示せず)に結合される。一態様では、プロセッサA1880又はプロセッサB1845の一方又は両方は、それぞれアップリンクレッグ及びダウンリンクレッグについて周波数応答推定値及びインパルス応答推定値を導出するための計算を実行する。
一態様では、アクセスノード/アクセス端末1800は多元接続システムである。多元接続システム(例えば、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、空間分割多元接続(SDMA)など)の場合、複数の端末がアップリンクレッグ上で同時に送信し、複数のATへのアクセスが可能になる。一態様では、多元接続システムの場合、パイロットサブバンドは異なる端末の間で共有され得る。各端末のパイロットサブバンドが(場合によってはバンドエッジを除いて)動作帯域全体にわたる場合、チャネル推定技法が使用される。そのようなパイロットサブバンド構造は、端末ごとに周波数ダイバーシティを得るために望ましい。
図19に、複数のアクセス端末をサポートするワイヤレス通信ネットワーク1900の一例を示す。図19では、参照番号1992A〜1992Gはセルを指し、参照番号1998A〜1998Gは(基地局(BS)、ノードB、eノードBとしても知られる)アクセスノードを指す。参照番号1996A〜1996Jは(ユーザ機器(UE)、ユーザ機器などとしても知られる)アクセス端末を指す。セルサイズは変動し得る。ワイヤレス通信ネットワーク1900中で送信をスケジュールするために、様々なアルゴリズム及び方法のうちのいずれかが使用され得る。ワイヤレス通信ネットワーク1900は、幾つかのセル1992A〜1992Gのための通信を可能にし、各セルは、それぞれ対応するアクセスノード1998A〜1998Gによってサービスされる。
本開示の範囲及び趣旨は、限定はしないが、UMTS、WCDMA、GSM、GSM/GPRS/EDGE、LTE、IS−95、CDMA2000、EVDO又はUMBなどを含む、他のワイヤレスシステムによって採用される無線アクセス技術の他の例による影響を受けないことを当業者なら理解されよう。
本開示で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関係のエンティティを含むものとする。例えば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティング機器上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティング機器の両方が構成要素であり得る。1つ以上の構成要素がプロセス及び/又は実行スレッド内に常駐し得、1つの構成要素が1つのコンピュータ上に配置され得、及び/又は2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。更に、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行し得る。これらの構成要素は、ローカルシステム内の、分散型システム内の、及び/又は他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク上の、別の構成要素と信号を介して対話する1つの構成要素からのデータなど、1つ以上のデータパケットを有する信号によるなど、ローカルプロセス及び/又はリモートプロセスを介して通信し得る。
更に、本明細書では、ワイヤード端末又はワイヤレス端末とすることができる端末に関する様々な態様について説明する。端末は、システム、機器、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル機器、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信機器、ユーザエージェント、ユーザ機器、又はユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルド機器、コンピューティング機器、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理装置であり得る。更に、本明細書では基地局に関する様々な態様について説明する。基地局は、(1つ又は複数の)ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、eノードB、又は何らかの他の同様の用語で呼ばれることもある。
開示する態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施又は使用できるように与えたものである。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための方法であって、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することと、前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けることと、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除することと、前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することと、含む、方法。
[2] 無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノード(PDSN)との間に前記共通接続を確立することを更に備える、[1に記載の方法。
[3] 前記共通接続が、パケットデータサービングノード(PDSN)とIPネットワーク側要素との間に確立された共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルである、[1]に記載の方法。
[4] 前記IPネットワーク側要素が、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちの1つである、[3]に記載の方法。
[5] 前記関連付けるステップが、前記ATによる登録セッションに基づいて実行される、[4]に記載の方法。
[6] 前記登録セッションが、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション又はIPネットワークレイヤセッションのうちの1つである、[5]に記載の方法。
[7] ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除することを更に備える、[1]に記載の方法。
[8] 前記メッセージが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージのうちの1つである、[1]に記載の方法。
[9] 前記ウェイクアップメッセージ、前記ページ又は前記階層メッセージのうちの1つ以上のための階層IPアドレスを構築することを更に備える、[8]に記載の方法。
[10] 前記ページが、前記ネットワーク識別子としてIPアドレス、ユニバーサルリソースロケータ(URL)又はネットワークアドレス識別子(NAI)を用いたエアインターフェースページングを使用する、[8]に記載の方法。
[11] 前記メッセージのデータパケットヘッダ中のIPアドレスからユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出することを更に備える、[1]に記載の方法。
[12] 前記メッセージが、前記ネットワーク識別子を機器固有識別子に変換するためのマッピングに関する情報を含む、[1]に記載の方法。
[13] 前記機器固有識別子がユニキャストアクセス端末識別子(UATI)である、[12]に記載の方法。
[14] 前記呼を搬送するための前記ATに対応する前記ネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが確立され、前記メッセージに対する応答に基づく、[1]に記載の方法。
[15] 前記ネットワーク識別子がIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である、[1]に記載の方法。
[16] アクセス端末(AT)において接続を確立するための方法であって、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うことと、前記登録セッションに基づいて前記ATに対応するネットワーク識別子を取得することと、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除することと、前記ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信することと、前記メッセージに基づいて、前記呼を搬送するための前記ATに対応する固有の接続を確立することと
を備える、方法。
[17] 前記ネットワーク識別子の登録を開始することを更に備える、[16]に記載の方法。
[18] 前記ネットワーク識別子がIPアドレスである、[17]に記載の方法。
[19] ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除することを更に含む、[16]に記載の方法。
[20] 前記メッセージがウェイクアップメッセージである、[16]に記載の方法。
[21] プロセッサとメモリとを備える、接続を確立するための装置であって、前記メモリは、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することと、前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けることと、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除することと、前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することと、を実行するための、前記プロセッサによって実行可能なプログラムコードを含む、装置。
[22] 前記メモリが、無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノード(PDSN)との間に前記共通接続を確立するためのプログラムコードを更に備える、[21]に記載の装置。
[23] 前記共通接続が、パケットデータサービングノード(PDSN)とIPネットワーク側要素との間に確立された共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルである、[21]に記載の装置。
[24] 前記IPネットワーク側要素が、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちの1つである、[23]に記載の装置。
[25] 前記メモリが、前記ATによる登録セッションに基づいて前記関連付けるステップを実行するためのプログラムコードを更に備え、前記登録セッションが、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション又はIPネットワークレイヤセッションのうちの1つである、[24]に記載の装置。
[26] 前記メモリが、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除するためのプログラムコードを更に含む、[21]に記載の装置。
[27] 前記メッセージが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージのうちの1つである、[21]に記載の装置。
[28] 前記メッセージが、前記ネットワーク識別子を機器固有識別子に変換するためのマッピングに関する情報を含む、[21]に記載の装置。
[29] 前記機器固有識別子がユニキャストアクセス端末識別子(UATI)である、[28]に記載の装置。
[30] 前記呼を搬送するための前記ATに対応する前記ネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが確立され、前記メッセージに対する応答に基づく、[21]に記載の装置。
[31] 前記ネットワーク識別子がIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である、[21]に記載の装置。
[32] プロセッサとメモリとを備える、接続を確立するための装置であって、前記メモリは、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うことと、前記登録セッションに基づいてアクセス端末(AT)に対応するネットワーク識別子を取得することと、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除することと、前記ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信することと、前記メッセージに基づいて、前記呼を搬送するための前記ATに対応する固有の接続を確立することと、を実行するための、前記プロセッサによって実行可能なプログラムコードを含んでいる、
装置。
[33] 前記メモリが、前記ネットワーク識別子の登録を開始するためのプログラムコードを更に備える、[32]に記載の装置。
[34] 前記ネットワーク識別子がIPアドレスである、[33]に記載の装置。
[35] 前記メモリが、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除するためのプログラムコードを更に含む、[32]に記載の装置。
[36] ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための装置であって、2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約するための手段と、前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けるための手段と、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除するための手段と、前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信するための手段であって、前記呼を搬送するための前記ATに対応する固有の接続が、前記メッセージに対する応答に基づく、送信するための手段と、を備える、装置。
[37] 無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノード(PDSN)との間に前記共通接続を確立するための手段を更に備える、[36]に記載の装置。
[38] 前記共通接続が、パケットデータサービングノード(PDSN)とIPネットワーク側要素との間に確立された共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルである、[36]に記載の装置。
[39] 前記IPネットワーク側要素が、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちの1つである、[38]に記載の装置。
[40] 前記関連付けるステップが、前記ATによる登録セッションに基づいて実行され、前記登録セッションが、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション又はIPネットワークレイヤセッションのうちの1つである、[39]に記載の装置。
[41] ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除するための手段を更に備える、[36]に記載の装置。
[42] 前記メッセージが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージのうちの1つであり、前記メッセージが、前記ネットワーク識別子を機器固有識別子に変換するためのマッピングに関する情報を含む、[36]に記載の装置。
[43] 前記機器固有識別子がユニキャストアクセス端末識別子(UATI)である、[42]に記載の装置。
[44] 前記ネットワーク識別子がIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である、[36]に記載の装置。
[45] アクセス端末(AT)において接続を確立するための装置であって、ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うための手段と、前記登録セッションに基づいて前記ATに対応するネットワーク識別子を取得するための手段と、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除するための手段と、前記ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信するための手段と、前記メッセージに基づいて、前記呼を搬送するための前記ATに対応する固有の接続を確立するための手段と
を備える、装置。
[46] 前記ネットワーク識別子の登録を開始するための手段を更に備える、[45]に記載の装置。
[47] 前記ネットワーク識別子がIPアドレスである、[46]に記載の装置。
[48] ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除するための手段を更に備える、[45]に記載の装置。
[49] 2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することをコンピュータに行わせるためのコードと、前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けることを前記コンピュータに行わせるためのコードと、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、を含むコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[50] ワイヤレス通信ネットワークとの登録セッションを行うことをコンピュータに行わせるためのコードと、前記登録セッションに基づいてATに対応するネットワーク識別子を取得することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、前記ATに宛てられた呼を示すメッセージを受信することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、前記メッセージに基づいて、前記呼を搬送するための前記ATに対応する固有の接続を確立することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、を含むコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。

Claims (36)

  1. ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための方法であって、
    2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することと、
    前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けることと、
    前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのネットワーク識別子関係のコンテキストを削除することと、
    前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することと、
    含む、方法。
  2. 無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノード(PDSN)との間に前記共通接続を確立することを更に備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記共通接続が、パケットデータサービングノード(PDSN)とIPネットワーク側要素との間に確立された共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記IPネットワーク側要素が、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちの1つである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記関連付けるステップが、前記ATによる登録セッションに基づいて実行される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記登録セッションが、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション又はIPネットワークレイヤセッションのうちの1つである、請求項5に記載の方法。
  7. ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除することを更に備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記メッセージが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ウェイクアップメッセージ、前記ページ又は前記階層メッセージのうちの1つ又は複数のための階層IPアドレスを構築することを更に備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ページが、前記ネットワーク識別子としてIPアドレス、ユニバーサルリソースロケータ(URL)又はネットワークアドレス識別子(NAI)を用いたエアインターフェースページングを使用する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記メッセージのデータパケットヘッダ中に含まれるIPアドレスからユニキャストアクセス端末識別子(UATI)を導出することを更に備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記メッセージが、前記ネットワーク識別子をデバイス固有識別子に変換するためのマッピングに関する情報を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記デバイス固有識別子がユニキャストアクセス端末識別子(UATI)である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記呼を搬送するための前記ATに対応する前記ネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが確立され、前記メッセージに対する応答に基づく、請求項1に記載の方法。
  15. 前記ネットワーク識別子がIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である、請求項1に記載の方法。
  16. プロセッサとメモリとを備える、接続を確立するための装置であって、前記メモリは、
    2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することと、
    前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けることと、
    前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除することと、
    前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することと、
    実行するための、前記プロセッサによって実行可能なプログラムコードを含んでいる、
    装置。
  17. 前記メモリが、無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノード(PDSN)との間に前記共通接続を確立するためのプログラムコードを更に備える、請求項16に記載の装置。
  18. 前記共通接続が、パケットデータサービングノード(PDSN)とIPネットワーク側要素との間に確立された共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルである、請求項16に記載の装置。
  19. 前記IPネットワーク側要素が、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちの1つである、請求項18に記載の装置。
  20. 前記メモリが、前記ATによる登録セッションに基づいて前記関連付けるステップを実行するためのプログラムコードを更に備え、前記登録セッションが、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション又はIPネットワークレイヤセッションのうちの1つである、請求項19に記載の装置。
  21. 前記メモリが、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除するためのプログラムコードを更に備える、請求項16に記載の装置。
  22. 前記メッセージが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージのうちの1つである、請求項16に記載の装置。
  23. 前記メッセージが、前記ネットワーク識別子をデバイス固有識別子に変換するためのマッピングに関する情報を含む、請求項16に記載の装置。
  24. 前記デバイス固有識別子がユニキャストアクセス端末識別子(UATI)である、請求項23に記載の装置。
  25. 前記呼を搬送するための前記ATに対応する前記ネットワーク識別子のための固有の接続及びコンテキストが確立され、前記メッセージに対する応答に基づく、請求項16に記載の装置。
  26. 前記ネットワーク識別子がIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である、請求項16に記載の装置。
  27. ワイヤレス通信ネットワークにおいて接続を確立するための装置であって、
    1つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約するための手段と、
    前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けるための手段と、
    前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除するための手段と、
    前記共通接続を介して、前記ATへの呼に基づいて、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信するための手段と、前記呼を搬送するための前記ATに対応する固有の接続が、前記メッセージに対する応答に基づいている
    を備える、装置。
  28. 無線アクセスネットワーク(RAN)要素とパケットデータ交換ノード(PDSN)との間に前記共通接続を確立するための手段を更に備える、請求項27に記載の装置。
  29. 前記共通接続が、パケットデータサービングノード(PDSN)とIPネットワーク側要素との間に確立された共通モバイルインターネットプロトコル(MIP)トンネルである、請求項27に記載の装置。
  30. 前記IPネットワーク側要素が、ホームエージェント(HA)、ローカルモビリティアンカー(LMA)又は呼発信者ゲートウェイ構成要素のうちの1つである、請求項29に記載の装置。
  31. 前記関連付けるステップが、前記ATによる登録セッションに基づいて実行され、前記登録セッションが、無線リンクレイヤセッション、データリンクレイヤセッション又はIPネットワークレイヤセッションのうちの1つである、請求項30に記載の装置。
  32. ポイントツーポイントプロトコル(PPP)セッションに対応するAT固有コンテキストを削除するための手段を更に備える、請求項27に記載の装置。
  33. 前記メッセージが、ウェイクアップメッセージ、ページ又は階層メッセージのうちの1つであり、前記メッセージが、前記ネットワーク識別子をデバイス固有識別子に変換するためのマッピングに関する情報を含む、請求項27に記載の装置。
  34. 前記デバイス固有識別子がユニキャストアクセス端末識別子(UATI)である、請求項33に記載の装置。
  35. 前記ネットワーク識別子がIPアドレス又はユニバーサルリソースロケータ(URL)である、請求項27に記載の装置。
  36. 2つ以上のアクセス端末(AT)が使用する共通接続を予約することをコンピュータに行わせるためのコードと、
    前記共通接続を前記ATに対応するネットワーク識別子に関連付けることを前記コンピュータに行わせるためのコードと、
    前記ネットワーク識別子を維持しながら前記ATのためのインターネットプロトコル(IP)関係のコンテキストを削除することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、
    前記ATへの呼に基づいて、前記共通接続を介して、及び前記ネットワーク識別子に基づいて、メッセージを送信することを前記コンピュータに行わせるためのコードと、
    含むコンピュータ可読記憶媒体。
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