JP5528824B2 - バリ取り洗浄装置及びバリ取り洗浄方法 - Google Patents

バリ取り洗浄装置及びバリ取り洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、管体のバリを切除して洗浄するバリ取り洗浄装置及びバリ取り洗浄方法に関する。
下記特許文献1には、ゴムなどの弾性成形体のバリに対して、直径0.1mm〜3mmの合成樹脂からなる研掃材と平均粒径10〜500μmの金属粉との混合研掃材を、所定の圧力で噴射することにより、弾性成形体のバリを除去する方法が開示されている(特許文献1を参照)。
特開2002−1662号公報
しかしながら、上記のようなバリの除去方法を管体の裁断時に発生したバリを除去する場合に適用すると、管体のバリに研掃材と金属粉との混合研掃材を噴射したときに、管体の内部に研掃材や金属粉が残る可能性があり、改善の余地がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、管体の裁断時に発生したバリを切除して管体を洗浄することができるバリ取り洗浄装置及びバリ取り洗浄方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るバリ取り洗浄装置は、裁断された管体を保持する保持部材と、バリを切除するバリ取り治具と、前記バリ取り治具を前記管体の軸方向に沿って前記管体と相対的に移動させ、前記管体の裁断部に発生したバリと摺擦させる移動手段と、前記管体の内部に配置され、前記管体にエアを噴射することで、前記バリ取り治具によって切除されたバリを除去すると共に前記管体をエアにより洗浄するエア噴射手段と、を有し、前記エア噴射手段は、前記バリ取り治具から前記管体の内部へ延びるパイプであり、前記パイプには、前記バリ取り治具へ向かってエアを噴射する噴射口が形成されているものである。
請求項1に記載の発明によれば、裁断された管体を保持部材で保持し、移動手段によりバリ取り治具を管体の軸方向に沿って管体と相対的に移動させる。その際、移動手段によりバリ取り治具を管体の裁断部に発生したバリと摺擦させることで、バリが切除される。管体の内部にはエア噴射手段が配置されており、エア噴射手段によって管体にエアを噴射することで、バリ取り治具によって切除されたバリを除去すると共に管体をエアにより洗浄する。これによって、裁断された管体の裁断部に発生したバリを切除して管体を洗浄することができる。
また、エア噴射手段はバリ取り治具から管体の内部へ延びるパイプであり、パイプの噴射口からバリ取り治具へ向かってエアが噴射されることで、バリ取り治具によって切除されたバリが除去される(吹き飛ばされる)と共に、管体の内部がエアにより洗浄される。このため、切除されたバリが管体の内部に残ることが防止される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバリ取り洗浄装置において、前記バリ取り治具は、円錐形状であり、外周面が前記管体の裁断部の内周側角部に押し付けられ、前記外周面には、所定間隔で環状溝が形成されているものである。
請求項2に記載の発明によれば、バリ取り治具は、円錐形状であり、バリ取り治具の外周面が管体の裁断部の内周側角部に押し付けられる。バリ取り治具の外周面には、所定間隔で環状溝が形成されており、環状溝が管体の裁断部の内周側角部に発生したバリと摺擦されることで、バリがより効果的に切除される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のバリ取り洗浄装置において、前記パイプには、前記バリ取り治具から離れる方向に徐々に小径となる切り欠き部が形成されており、前記切り欠き部の小径側の半径方向に沿った壁部に前記噴射口が設けられているものである。
請求項3に記載の発明によれば、パイプには、バリ取り治具から離れる方向に徐々に小径となる切り欠き部が形成されており、切り欠き部の小径側の半径方向に沿った壁部に噴射口が設けられている。これにより、パイプの噴射口からバリ取り治具へ向かってエアが噴射されることで、バリ取り治具によって切除されたバリが除去される(吹き飛ばされる)と共に、管体の内部がエアにより洗浄される。
請求項4に記載の発明に係るバリ取り洗浄方法は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のバリ取り洗浄装置を用いたバリ取り洗浄方法であって、裁断された管体を保持部材で保持する保持工程と、前記バリ取り治具を前記管体の軸方向に沿って前記管体と相対的に移動させ、前記バリ取り治具を前記管体の裁断部に発生したバリと摺擦させて前記バリを切除するバリ切除工程と、前記管体の裁断部から前記バリ取り治具を離間させ、前記管体の内部に配置された前記エア噴射手段を構成する前記パイプの前記噴射口から前記バリ取り治具へ向かってエアを噴射して、前記バリ取り治具によって切除されたバリを除去すると共に前記管体をエアにより洗浄する洗浄工程と、を有するものである。
請求項4に記載の発明によれば、裁断された管体を保持部材で保持した状態で、バリ取り治具を管体の軸方向に沿って管体と相対的に移動させ、バリ取り治具を管体の裁断部に発生したバリと摺擦させることで、バリを切除する。さらに、管体の裁断部からバリ取り治具を離間させ、管体の内部に配置されたエア噴射手段を構成するパイプの噴射口からバリ取り治具へ向かってエアを噴射することで、バリ取り治具によって切除されたバリを除去すると共に管体をエアにより洗浄する。これによって、裁断された管体に裁断部に発生したバリを切除して管体を洗浄することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のバリ取り洗浄方法において、前記バリ切除工程と前記洗浄工程とを複数回繰り返して行うものである。
請求項5に記載の発明によれば、バリ切除工程と洗浄工程とを複数回繰り返して行うことにより、管体に裁断部に発生したバリをより確実に除去することができる。
本発明によれば、管体の裁断時に発生したバリを切除して管体を洗浄することができる。
本発明の一実施形態に係るバリ取り洗浄装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバリ取り洗浄装置を示す側面図である。 バリ取り洗浄装置のパイプに設けられたノズルの半裁断面図である。 バリ取り洗浄装置により管体のバリを切除して管体を洗浄する工程を示す部分側面図である。 バリ取り洗浄装置により管体のバリを切除して管体を洗浄する工程を示す部分側面図である。 バリ取り洗浄装置により管体のバリを切除して管体を洗浄する工程を示す部分側面図である。 バリ取り洗浄装置により管体のバリを切除して管体を洗浄する工程を示す部分側面図である。 バリ取り治具によりバリを切除する過程を示す拡大断面図である。 バリ取り治具によりバリを切除する過程を示す拡大断面図である。 バリ取り治具によりバリを切除する過程を示す拡大断面図である。 バリ取り治具によりバリを切除する過程を示す拡大断面図である。 バリ取り治具によりバリを切除する過程を示す拡大断面図である。 バリ取り洗浄装置により管体のバリを切除して管体を洗浄する工程を示す部分側面図である。
以下、本発明のバリ取り洗浄装置における実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態であるバリ取り洗浄装置10が斜視図にて示されている。また、図2には、このバリ取り洗浄装置10が側面図にて示されている。
これらの図に示されるように、バリ取り洗浄装置10は、管体としてのゴム製のホース50を保持する保持部材12と、ホース50の裁断部50Aに発生したバリを切除するバリ取り治具14と、を備えている。ホース50は図示しない裁断装置によって予め裁断部50Aで裁断されたものである。
保持部材12は、ホース50の裁断部50Aと反対側の端部50Bが挿入される筒状部12Aを備えており、筒状部12Aの内部には、ホース50の半径方向に移動してホース50の周面を把持する複数のグリップ12B(図3参照)が配設されている。グリップ12Bの内周面にはゴム製の弾性体が装着されている。筒状部12Aの軸方向の一端部(バリ取り治具14と反対側の端部)には、筒状部12A内に挿入されたホース50をガイドするガイド部材12Cが配設されている。
バリ取り洗浄装置10には、水平方向に沿って支持板16が設けられており、支持板16には、保持部材12に保持されたホース50の軸方向と直交する方向にガイド板18が立設されている。ガイド板18の上部側には、略半円状の凹状部18Aが設けられており、ホース50の端部50Bが保持部材12に保持された状態で、ホース50の裁断部50A側の端部がガイド板18の凹状部18Aにガイドされるようになっている。
バリ取り治具14は、金属製の円錐状部材(コーン)からなり、外周面に円周方向に沿って複数の環状溝14Aがほぼ等間隔で設けられている(図7参照)。バリ取り治具14は、後述するシリンダ30により軸方向の前後に移動し、複数の環状溝14A及び環状溝14A間の凸部14Bがホース50の裁断部50Aのバリ52と摺擦することで、バリ52を切除するようになっている。環状溝14Aと凸部14Bの幅は、例えば0.25mm〜1.5mmに設定されている。
バリ取り治具14には、その中心軸を貫通するようにエア噴射手段としての円筒状のパイプ20が設けられている。パイプ20の一端部20Aは、ガイド板18の凹状部18Aを通って保持部材12と対向する位置へ延びている。パイプ20の一端部20Aの外周面側には、ホース50が挿入(外挿)されるようになっている。
パイプ20の一端部20Aの外周面には、パイプ20内から所定の圧力でエアを噴射する噴射口としての複数のノズル22が設けられている。図2A及び図2Bに示されるように、パイプ20には、バリ取り治具14から離れる方向に徐々に小径となる切り欠き部20Cが形成されており、切り欠き部20Cの先端側の端面(半径方向に沿った壁部)にノズル22が設けられている。これによって、ノズル22は、バリ取り治具14へ向かってエアを噴射するようになっている。言い換えると、ノズル22は、パイプ20に外挿されたホース50の裁断部50Aの方向にエアを噴射するようになっている。ノズル22からホース50の裁断部50Aの方向にエアを噴射することで、バリ取り治具14によって切除されたバリ52(図7参照)を除去する(吹き飛ばす)と共にホース50の内部をエアにより洗浄するようになっている。ノズル22の数は、例えば2個に設定されており、ノズル22の径は、例えば5〜10mmに設定されている。ノズル22から噴射されるエアの流量は、例えば150l/min以上に設定されている。
パイプ20の保持部材12と反対側の他端部20Bには、パイプ20内にエアを送り込むためのホース24が連結されている。ホース24の上流側には、図示しないエア吹き込み装置が設けられており、エア吹き込み装置によりホース24を介してパイプ20内にエアが導入されるようになっている。
支持板16には、パイプ20の他端部20Bの軸方向と直交する方向に沿って2枚の板を貼り合わせたガイド板26が立設されている。ガイド板26の上部側には、パイプ20の他端部20Bが挿通される凹部26Aが設けられている。凹部26Aの下端部は、パイプ20の外周面に沿って略半円状に形成されており、パイプ20の外径よりも凹部26Aの幅が若干大きく形成されている。これによって、パイプ20の他端部20Bが軸方向に移動可能にガイドされるようになっている。
バリ取り治具14の大径部側(パイプ20の他端部20B側)の端面14Cには、上下方向に沿って板状部材28が固着されている。板状部材28の上部側には、パイプ20の他端部20Bが貫通される凹部28Aが設けられている。板状部材28は、接着又は図示しない取付具等によりバリ取り治具14の端面14C及びパイプ20に固着されている。支持板16には、矩形状の開口部16Aが設けられており、板状部材28が支持板16の開口部16Aに挿通されている。板状部材28の幅は、開口部16Aの幅(パイプ20の軸方向と直交する方向の幅)よりも若干短く形成されており、板状部材28が開口部16A内をパイプ20の軸方向に沿って移動可能となっている。
支持板16の下方側には、移動手段としてのシリンダ30が図示しない取付具によって取付けられており、シリンダ30のロッド30Aが板状部材28の下部に連結されている。ロッド30Aの進退により板状部材28に固定支持されたバリ取り治具14及びパイプ20が軸方向に移動可能となっている。その際、パイプ20の他端部20Bがガイド板26の凹部26Aにガイドされた状態でパイプ20が軸方向に移動するようになっている。
支持板16には、バリ取り治具14の板状部材28と近接する位置(バリ取り治具14とガイド板26との間)に、ホース50がパイプ20の一端部20Aの外周面側のバリ取り位置に挿入されたことを検出するセンサ34が設けられている。このセンサ34によりホース50がバリ取り位置に挿入されたことが検出されると、シリンダ30の駆動が可能となり、バリ取り治具14が自動で軸方向の前後(ホース50の裁断部50Aに対して前進する方向と後退する方向)に移動するようになっている。
次に、本実施形態のバリ取り洗浄装置10の作用であって、ホース50のバリ取り洗浄方法について説明する。
ホース50を図示しない裁断装置によって裁断した後、図3に示されるように、ホース50を保持部材12の筒状部12A内に挿入すると共に、ホース50の内部にパイプ20を挿通させ、ホース50の裁断部50Aをバリ取り治具14に当接させる。そして、図4に示されるように、保持部材12の複数のグリップ12Bが半径方向内側に移動してホース50の周面を把持することで、ホース50が保持部材12に固定支持される(保持工程)。
この状態で、バリ取り治具14がホース50の裁断部50Aの内周側角部に発生したバリ52(図7参照)と摺擦すると、バリ52が切除される(バリ切除工程)。なお、バリ切除工程については後に詳述する。
次いで、図5に示されるように、シリンダ30のロッド30A(図2参照)が伸びることによりバリ取り治具14がホース50の裁断部50Aと離れる方向に移動(矢印A方向に後退)し、バリ取り治具14に連結されたパイプ20も軸方向に移動する。このとき、パイプ20のノズル22からエアがホース50の裁断部50Aの方向(矢印B方向)に噴射される。これによって、バリ取り治具14によって切除されたバリ52(図7参照)がエアにより除去される(吹き飛ばされる)と共に、ホース50の内部がエアにより洗浄される(洗浄工程)。
次いで、図6に示されるように、シリンダ30のロッド30A(図2参照)が縮むことによりバリ取り治具14がホース50の裁断部50Aと接触する方向に移動(矢印C方向に前進)し、バリ取り治具14に連結されたパイプ20も軸方向に移動する。バリ取り治具14がホース50の裁断部50Aと接触する方向に移動したときは(図6に示す状態)、エアの逆流を防止するため、ノズル22からエアを噴射しない。そして、バリ取り治具14がホース50の裁断部50Aに押し付けられた後、図5に示されるように、シリンダ30のロッド30A(図2参照)が伸びることによりバリ取り治具14がホース50の裁断部50Aと離れる方向に移動(矢印A方向に後退)する。
その際、図7A〜図7Eに示されるように、バリ取り治具14が軸方向の前後に移動し(矢印C方向及び矢印A方向に前進、後退し)、バリ取り治具14の環状溝14A及び凸部14Bがホース50の裁断部50Aのバリ52と摺擦することで、バリ52が切除される(バリ切除工程)。より詳細に説明すると、裁断されたゴム製のホース50は、内径が若干小さくなっており、内周面の先端が半径方向内側にリップ状に突出したリップ部51となっている。このリップ部51がバリ取り治具14の周面の環状溝14Aに押し付けられてバリ52が取り除かれる場合と、リップ部51がバリ取り治具14の凸部14Bを2〜3個通過し、通過時にバリ52が凸部14Bに押し付けられてバリ52が取れる場合と、リップ部51がホース50の内側に入り込み、その後のバリ取り治具14の後退時のゴムの反発でバリ52が取り除かれる場合などがある。
図5に示されるように、バリ取り治具14がホース50の裁断部50Aと離れる方向に移動(矢印A方向に後退)すると、パイプ20のノズル22からエアがホース50の裁断部50Aの方向(矢印B方向)に噴射される。これによって、バリ取り治具14によって切除されたバリ52がエアにより除去される(吹き飛ばされる)と共に、ホース50の内部がエアにより洗浄される(洗浄工程)。
バリ取り治具14が軸方向に前進、後退することで、図6に示されるようなバリ切除工程と図5に示されるような洗浄工程が複数回繰り返される。例えば、バリ取り治具14を軸方向に6回往復移動させることで、バリ切除工程と洗浄工程とが繰り返される。
その後、図8に示されるように、保持部材12の複数のグリップ12Bが半径方向外側に移動してホース50の周面から離れることで、保持部材12によるホース50の保持が解除され、ホース50が取り外し可能となる。
このようなバリ取り洗浄装置10では、ホース50の裁断部50Aに発生したバリ52を切除してホース50の内部をエアにより洗浄することができる。
さらに、ノズル22からエアをホース50の裁断部50Aに向けて噴射することで、バリ取り治具14で切除されたバリ52が吹き飛ばされ、バリ52がホース50の内部に残ることが防止される。
次に、本実施形態のバリ取り洗浄装置10のバリ取り機能を評価した結果について説明する。
バリ取り治具14としては、環状溝14Aの幅を0.5mm、環状溝14Aの深さを0.5mm、環状溝14Aのピッチを1.0mmに設定した。また、ノズル22の径は7.0mm、エアによるブロー圧は0.5MPa、ブロー時間は0.3秒で6回行った。ゴム製のホース50として、サンプル数24本を評価した。24本のホース50のバリ箇所の総数は37箇所であったホース50のバリ箇所は予めマーキングし、バリ取り洗浄テストを行った後、マーキングしたバリ箇所が除去されたか否かを目視により観察した。
バリ取り洗浄装置10を用いて24本のホース50のバリ取り洗浄テストを行ったところ、バリ箇所数は0となり、バリ取り効果が高いことが確認された。
なお、上記実施形態におけるノズル22の個数、大きさ、形状や位置等は、実施形態に限定されるものではなく、変更することができる。
なお、上記実施形態では、バリ取り治具14の端面14C側のパイプ20の他端部20Bからエアを導入してノズル22からエアを噴射しているが、これに限定されず、保持部材12側のパイプ20の一端部20Aからエアを導入する構成としてもよい。
なお、上記実施形態では、管体としてゴム製のホース50が用いられているが、これに限定されず、樹脂製の管体や金属製の管体を用いてもよい。樹脂製の管体や金属製の管体の場合でも、バリ取り洗浄装置10により管体の裁断部に発生したバリを除去して管体の内部をエアにより洗浄することができる。
10 バリ取り洗浄装置
12 保持部材
14 バリ取り治具
14A 環状溝
20 パイプ(エア噴射手段)
22 ノズル(噴射口)
28 板状部材(移動手段)
30 シリンダ(移動手段)
50 ホース(管体)
50A 裁断部
52 バリ

Claims (5)

  1. 裁断された管体を保持する保持部材と、
    バリを切除するバリ取り治具と、
    前記バリ取り治具を前記管体の軸方向に沿って前記管体と相対的に移動させ、前記管体の裁断部に発生したバリと摺擦させる移動手段と、
    前記管体の内部に配置され、前記管体にエアを噴射することで、前記バリ取り治具によって切除されたバリを除去すると共に前記管体をエアにより洗浄するエア噴射手段と、
    を有し、
    前記エア噴射手段は、前記バリ取り治具から前記管体の内部へ延びるパイプであり、前記パイプには、前記バリ取り治具へ向かってエアを噴射する噴射口が形成されているバリ取り洗浄装置。
  2. 前記バリ取り治具は、円錐形状であり、外周面が前記管体の裁断部の内周側角部に押し付けられ、
    前記外周面には、所定間隔で環状溝が形成されている請求項1に記載のバリ取り洗浄装置。
  3. 前記パイプには、前記バリ取り治具から離れる方向に徐々に小径となる切り欠き部が形成されており、前記切り欠き部の小径側の半径方向に沿った壁部に前記噴射口が設けられている請求項1又は請求項2に記載のバリ取り洗浄装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のバリ取り洗浄装置を用いたバリ取り洗浄方法であって、
    裁断された管体を保持部材で保持する保持工程と、
    前記バリ取り治具を前記管体の軸方向に沿って前記管体と相対的に移動させ、前記バリ取り治具を前記管体の裁断部に発生したバリと摺擦させて前記バリを切除するバリ切除工程と、
    前記管体の裁断部から前記バリ取り治具を離間させ、前記管体の内部に配置された前記エア噴射手段を構成する前記パイプの前記噴射口から前記バリ取り治具へ向かってエアを噴射して、前記バリ取り治具によって切除されたバリを除去すると共に前記管体をエアにより洗浄する洗浄工程と、
    を有するバリ取り洗浄方法。
  5. 前記バリ切除工程と前記洗浄工程とを複数回繰り返して行う請求項4に記載のバリ取り洗浄方法。
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