JP5528045B2 - ポケットティシュー包装体及びポケットティシュー - Google Patents

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本発明は、ポケットティシュー包装体及びポケットティシューに関する。
従来、包装体に設けられたミシン目を開封して当該包装体の内部に収納されたティシュペーパーを引き出すことができる携帯可能なポケットティシューとして、ローションティシュペーパーが収納されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−254012号公報
しかしながら、ローションティシュペーパーは、ローションが含浸されていない通常のティシュペーパーと比較して柔らかいため、包装体に設けられたミシン目を開封する時に、ローションティシュペーパーにも力が加わって、ローションティシュペーパーが破れてしまうことがある。また、ミシン目を開封すると、取出口からローションティシュペーパーが露出し易くなって、ローションティシュペーパーにシワやヨレが生じたり、ローションティシュペーパーが乾燥したりしてしまうことがある。
本発明の課題は、開封時に発生し易い、内部に収納されたローションティシュペーパーの破れを抑制できるとともに、開封後に発生し易い、内部に収納されたローションティシュペーパーのシワやヨレ、乾燥を抑制できるポケットティシュー包装体及び当該ポケットティシュー包装体でローションティシュペーパーを収納してなるポケットティシューを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
内部に収納された複数のローションティシュペーパーの各々が上面に形成された取出口から引き出されるポケットティシュー包装体において、
前記ポケットティシュー包装体の外層を形成する外層フィルムと、前記ポケットティシュー包装体の内層を形成する内層フィルムからなり、
前記外層フィルムは、前記内層フィルムよりも融点が高く、
前記外層フィルムの表面は、梨地処理が施され、
外層フィルムにおける内層フィルムと対向する面が印刷面となっており、
前記複数のローションティシュペーパーの積層体の下面を覆う下面部と、前記下面部に連なって前記積層体の上面の一側を覆う上面一側部と、前記下面部に連なって前記積層体の上面の前記一側に対向する他側を覆う上面他側部と、を有しており、
前記上面一側部の自由端部は、前記上面他側部の自由端部に重なった状態で、前記上面他側部の自由端部に剥離可能に熱融着されており、
前記上面一側部の自由端部を前記上面他側部の自由端部から剥離すると、前記上面一側部の自由端部と前記上面他側部の自由端部との間に前記取出口が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のポケットティシュー包装体において
前記熱融着された接着部は、破線状に断続的に配列されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載のポケットティシュー包装体において、
前記接着部同士の間隔は、1mmであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項2又は3に記載のポケットティシュー包装体において、
前記接着部の面積は、0.5mmであることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体において、
当該ポケットティシュー包装体の素材は、LLDPE(linear low-density polyethylene)であり、
前記外層フィルム及び前記内層フィルムの厚みは、15μm〜30μmであることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
請求項1〜の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体において、
前記上面一側部の自由端部が前記上面他側部の自由端部に重なった重なり部の幅は、0.8cm〜2.0cmであることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
ポケットティシューにおいて、
積層された複数のローションティシュペーパーと、
前記ローションティシュペーパーを収納する、請求項1〜の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体と、
を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、上面一側部の自由端部は、上面他側部の自由端部に重なった状態で、上面他側部の自由端部に剥離可能に接着されており、上面一側部の自由端部を上面他側部の自由端部から剥離すると、上面一側部の自由端部と上面他側部の自由端部との間に取出口が形成されるようになっている。
したがって、内部に収納されたローションティシュペーパーに力を加えることなく開封することができるとともに、開封後は上面一側部の自由端部が上面他側部の自由端部を覆って蓋の役割を果たすため、開封時に発生し易い、内部に収納されたローションティシュペーパーの破れを抑制できるとともに、開封後に発生し易い、内部に収納されたローションティシュペーパーのシワやヨレ、乾燥を抑制できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、上面一側部の自由端部は、上面他側部の自由端部に熱融着され、当該熱融着された接着部は、破線状に断続的に配列されている。
したがって、上面一側部の自由端部を、上面他側部の自由端部から簡単に剥離することができるとともに、剥離したい領域のみを剥離することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、接着部同士の間隔は、1mmである。
したがって、適度な力で、ポケットティシュー包装体に破れが生じることなく、開封することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、接着部の面積は、0.5mmである。
したがって、適度な力で、ポケットティシュー包装体に破れが生じることなく、開封することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、外層フィルムは、内層フィルムよりも融点が高い。
したがって、内層フィルムのみが融解する温度を与えて熱融着すると、上面一側部の自由端部の内層フィルムが融解して、上面他側部の自由端部に上面一側部の自由端部がラミネートされたようになるため、上面一側部の自由端部を、上面他側部の自由端部から簡単かつきれいに剥離することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、外層フィルムの表面は、梨地処理が施されている。
したがって、上面他側部の自由端部の外表面(外層フィルムの表面)にラミネートされた上面一側部の自由端部を、上面他側部の自由端部から簡単かつきれいに剥離することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、ポケットティシュー包装体の素材は、LLDPEであり、外層フィルム及び内層フィルムの厚みは、15μm〜30μmである。
したがって、ポケットティシュー包装体が破れ難く、接着が自然に剥がれてしまうおそれもなく、かつ柔らかいため、好適である。
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、上面一側部の自由端部が上面他側部の自由端部に重なった重なり部の幅は、0.8cm〜2.0cmである。
したがって、開封後、上面一側部の自由端部が蓋として十分に機能するとともに、蓋(上面一側部の自由端部)が邪魔になり過ぎることなく、内部に収納されたローションティシュペーパーを容易に引き出すことができる。
請求項9記載の発明によれば、ポケットティシューは、積層された複数のローションティシュペーパーと、ローションティシュペーパーを収納する、請求項1〜7の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体と、を備えている。
したがって、請求項1〜7と同様の効果を得ることができる。
本実施形態のポケットティシューの一例を示す平面斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 図1のポケットティシューを開封した状態の一例を示す平面斜視図である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
なお、以下の説明では、ポケットティシュー1の厚み方向を上下方向とし、ポケットティシュー1の上面の一側を前側、他側を後側とし、上下方向及び前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
本実施形態のポケットティシュー1は、例えば、図1に示すように、左右方向に長尺な略直方体形状に形成されており、図2に示すように、積層された複数のローションティシュペーパー2と、ローションティシュペーパー2を包装するポケットティシュー包装体3(以下「包装体3」と言う)と、を備えて構成される。
包装体3の上面には、例えば、図3に示すように、取出口1aが形成されるようになっており、取出口1aを通して内部に収納されたローションティシュペーパー2の各々を引き出すことができるようになっている。
ローションティシュペーパー2は、例えば、原紙に対して所定の割合で保湿系薬剤を主とする薬液を含浸させてなる保湿ティシュペーパーである。
ここで、保湿系薬剤としては、一般的に使用されているものであれば任意であるが、具体的には、例えば、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類、グルコール系薬剤及びその誘導体、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィンなどが挙げられる。これらは単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これにグリシン、アスパラギン酸、アルギニン、アラニン、シスチン、システィン等のアミノ酸、アロエエキス、アマチャエキス、アシタバエキス、カリンエキス、キュウリエキス、スギナエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ヘチマエキス、ユリエキス、レンゲソウエキス等の植物抽出エキス、オリーブ油、ホホバ油、ローズヒップ油、アーモンド油、ユーカリ油、アボカド油、ツバキ油、大豆油、サフラワー油、ゴマ油、月見草油等の植物油、ビタミン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、キトサン、尿素、ハチミツ、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミド、スクワラン、ワセリンなどを配合することができる。
また、原紙としては、通常ティッシュペーパーとして使用されるものであれば任意であるが、肌触りが良好であって、柔軟性を有するとともに、所要の強度及び吸収性を有するものが好ましい。
包装体3は、例えば、図2に示すように、当該包装体3の外層を形成する外層フィルム31と、外層フィルム31よりもローションティシュペーパー2側に配置され、当該包装体3の内層を形成する内層フィルム32と、からなり、外層フィルム31における内層フィルム32と対向する面が印刷面33となっている。
外層フィルム31及び内層フィルム32としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂からなるフィルムが挙げられるが、柔軟性等の観点からLLDPEからなるフィルムが好ましい。すなわち、包装体3の素材としてはLLDPEが好ましい。
ここで、外層フィルム31は、内層フィルム32よりも融点が高くなるよう設定されていることとする。
また、包装体3は、ローションティシュペーパー2,…の積層体の下面を覆う下面部3aと、下面部3aに連なってローションティシュペーパー2,…の積層体の上面の一側(前側)を覆う上面一側部3bと、下面部3aに連なってローションティシュペーパー2,…の積層体の上面の当該一側に対向する他側(後側)を覆う上面他側部3cと、を有している。
上面一側部3bの自由端部は、ローションティシュペーパー2,…の積層体の上面における前後方向略中央で、上面他側部3cの自由端部に重なって、重なり部1bを形成しており、後述するように、上面一側部3bの自由端部を上面他側部3cの自由端部から剥離すると、上面一側部3bの自由端部と上面他側部3cの自由端部との間(重なり部1b)に取出口1aが形成されるようになっている。
包装体3は、上面一側部3bの自由端部が上面他側部3cの自由端部に重なった状態(重なり部1bが形成された状態)で、左右両端部が熱融着等で接着されて封止されている。すなわち、上面他側部3cの左端部及び右端部はそれぞれ下面部3aの左端部及び右端部と接着されているとともに、上面一側部3bの自由端部を除く部分の左端部及び右端部はそれぞれ下面部3aの左端部及び右端部と接着されている。なお、後述するように、上面一側部3bの自由端部の左端部及び右端部はそれぞれ上面他側部3cの自由端部の左端部及び右端部に剥離可能に接着されている。
また、包装体3は、重なり部1bが形成された状態で、上面一側部3bの自由端部が、上面他側部3cの自由端部に左端部から右端部にかけて剥離可能に接着されている。そして、上面一側部3bの自由端部を摘まんで、上面一側部3bの自由端部を上面他側部3cの自由端部から剥離すると、例えば、図3に示すように、上面一側部3bの自由端部と上面他側部3cの自由端部との間に取出口1aが形成されるようになっている。
具体的には、上面一側部3bの自由端部は、上面他側部3cの自由端部に熱融着されている。なお、当該熱融着の際、外層フィルム31は内層フィルム32よりも融点が高くなるよう設定されているため、内層フィルム32のみが融解する温度を与えることが好ましい。これにより、上面一側部3bの自由端部の内層フィルム32が融解して、上面他側部3cの自由端部の外表面に、上面一側部3bの自由端部がラミネートされたようになるため、上面一側部3bの自由端部を、上面他側部3cの自由端部から簡単かつきれいに剥離することができる。
ここで、当該熱融着された接着部1c,…は、例えば、図1に示すように、破線状(ドット状)に断続的に配列されていることとする。これにより、上面一側部3bの自由端部を、上面他側部3cの自由端部から簡単に剥離することができるとともに、剥離したい領域(例えば、開封に最適な領域(具体的には、例えば、内部に収納されたローションティシュペーパー2の引き出しに十分な領域))のみを剥離することができる。
なお、接着部1c,1c同士の間隔は、0.5mmより大きく1.5mmより小さいことが好ましく、1mmであることがより好ましい。これは、接着部1c,1c同士の間隔が0.5mm以下だと、剥離し易くなって、例えばポケットやカバンに入れた際に他のものと擦れるだけで簡単に剥離してしまい、1.5mm以上だと、剥離し難くなって、例えば無理に剥離しようとすると包装体3に破れが生じてしまうからである。
また、各接着部1cの面積は、0.3mmより大きく1.5mmより小さいことが好ましく、0.5mmであることがより好ましい。これは、接着部1cの面積が0.3mm以下だと、接着が弱くなり、1.5mm以上だと、剥離し難くなって、例えば無理に剥離しようとすると包装体3に破れが生じてしまうからである。
また、外層フィルム31の表面は、梨地処理が施されていることとする。これにより、上面他側部3cの自由端部の外表面(外層フィルム31の表面)にラミネートされた上面一側部3bの自由端部を、上面他側部3cの自由端部から簡単かつきれいに剥離することができる。
また、上面一側部3bの自由端部が上面他側部3cの自由端部に重なった重なり部1bの幅は、0.7cmより長く2.5cmより短いことが好ましく、0.8cm〜2.0cmであることがより好ましい。これは、重なり部1bの幅が0.7cm以下だと、上面一側部3bの自由端部が蓋として機能し難くなり、2.5cm以上だと、上面一側部3bの自由端部が邪魔になって、内部に収納されたローションティシュペーパー2が引き出し難くなるからである。
また、外層フィルム31及び内層フィルム32の厚みはそれぞれ、10μmより厚く40μmより薄いことが好ましく、15μm〜30μmであることがより好ましい。これは、10μm以下だと、包装体3が破れ易くなり、40μm以上だと、包装体3が厚すぎて接着(熱融着)が自然に剥がれてしまうおそれがあるからである。
以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3は、ローションティシュペーパー2,…の積層体の下面を覆う下面部3aと、下面部3aに連なってローションティシュペーパー2,…の積層体の上面の一側を覆う上面一側部3bと、下面部3aに連なってローションティシュペーパー2,…の積層体の上面の一側に対向する他側を覆う上面他側部3cと、を有しており、上面一側部3bの自由端部は、上面他側部3cの自由端部に重なった状態で、上面他側部3cの自由端部に剥離可能に接着されており、上面一側部3bの自由端部を上面他側部3cの自由端部から剥離すると、上面一側部3bの自由端部と上面他側部3cの自由端部との間に取出口1aが形成されるようになっている。
したがって、内部に収納されたローションティシュペーパー2に力を加えることなく開封することができるとともに、開封後は上面一側部3bの自由端部が上面他側部3cの自由端部を覆って蓋の役割を果たすため、開封時に発生し易い、内部に収納されたローションティシュペーパー2の破れを抑制できるとともに、開封後に発生し易い、内部に収納されたローションティシュペーパー2にシワやヨレ、乾燥を抑制できる。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、上面一側部3bの自由端部は、上面他側部3cの自由端部に熱融着され、当該熱融着された接着部1c,…は、破線状(ドット状)に断続的に配列されている。
したがって、上面一側部3bの自由端部を、上面他側部3cの自由端部から簡単に剥離することができるとともに、剥離したい領域のみを剥離することができる。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、接着部1c,1c同士の間隔は、1mmである。
したがって、適度な力で、包装体3に破れが生じることなく、開封することができる。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、各接着部1cの面積は、0.5mmである。
したがって、適度な力で、包装体3に破れが生じることなく、開封することができる。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、当該包装体3の外層を形成する外層フィルム31と、当該包装体3の内層を形成する内層フィルム32と、からなり、外層フィルム31は、内層フィルム32よりも融点が高くなるよう設定されている。
したがって、内層フィルム32のみが融解する温度を与えて熱融着すると、上面一側部3bの自由端部の内層フィルム32が融解して、上面他側部3cの自由端部に上面一側部3bの自由端部がラミネートされたようになるため、上面一側部3bの自由端部を、上面他側部3cの自由端部から簡単かつきれいに剥離することができる。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、外層フィルム31の表面は、梨地処理が施されている。
したがって、上面他側部3cの自由端部の外表面(外層フィルム31の表面)にラミネートされた上面一側部3bの自由端部を、上面他側部3cの自由端部から簡単かつきれいに剥離することができる。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、当該包装体3の素材は、LLDPEであり、外層フィルム31及び内層フィルム32の厚みは、15μm〜30μmである。
したがって、包装体3が破れ難く、接着(熱融着)が自然に剥がれてしまうおそれもなく、かつ柔らかいため、好適である。
また、以上説明した本実施形態におけるポケットティシュー1及び包装体3によれば、包装体3において、上面一側部3bの自由端部が上面他側部3cの自由端部に重なった重なり部1bの幅は、0.8cm〜2.0cmである。
したがって、開封後、上面一側部3bの自由端部が蓋として十分に機能するとともに、蓋(上面一側部3bの自由端部)が邪魔になり過ぎることなく、内部に収納されたローションティシュペーパー2を容易に引き出すことができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
各接着部1cの形状は図1等に示すような円形状に限ることはなく任意である
た、ポケットティシュー1は、左右方向に長尺な略直方体形状に形成されたものに限ることはなく、例えば、左右方向の長さ及び前後方向の長さが同一の略直方体形状に形成されたものであっても良い。
1 ポケットティシュー
1a 取出口
1b 重なり部
1c 接着部
2 ローションティシュペーパー
3 包装体(ポケットティシュー包装体)
3a 下面部
3b 上面一側部
3c 上面他側部
31 外層フィルム
32 内層フィルム

Claims (7)

  1. 内部に収納された複数のローションティシュペーパーの各々が上面に形成された取出口から引き出されるポケットティシュー包装体において、
    前記ポケットティシュー包装体の外層を形成する外層フィルムと、前記ポケットティシュー包装体の内層を形成する内層フィルムからなり、
    前記外層フィルムは、前記内層フィルムよりも融点が高く、
    前記外層フィルムの表面は、梨地処理が施され、
    外層フィルムにおける内層フィルムと対向する面が印刷面となっており、
    前記複数のローションティシュペーパーの積層体の下面を覆う下面部と、前記下面部に連なって前記積層体の上面の一側を覆う上面一側部と、前記下面部に連なって前記積層体の上面の前記一側に対向する他側を覆う上面他側部と、を有しており、
    前記上面一側部の自由端部は、前記上面他側部の自由端部に重なった状態で、前記上面他側部の自由端部に剥離可能に熱融着されており、
    前記上面一側部の自由端部を前記上面他側部の自由端部から剥離すると、前記上面一側部の自由端部と前記上面他側部の自由端部との間に前記取出口が形成されることを特徴とするポケットティシュー包装体。
  2. 請求項1に記載のポケットティシュー包装体において
    前記熱融着された接着部は、破線状に断続的に配列されていることを特徴とするポケットティシュー包装体。
  3. 請求項2に記載のポケットティシュー包装体において、
    前記接着部同士の間隔は、1mmであることを特徴とするポケットティシュー包装体。
  4. 請求項2又は3に記載のポケットティシュー包装体において、
    前記接着部の面積は、0.5mmであることを特徴とするポケットティシュー包装体。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体において、
    当該ポケットティシュー包装体の素材は、LLDPEであり、
    前記外層フィルム及び前記内層フィルムの厚みは、15μm〜30μmであることを特徴とするポケットティシュー包装体。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体において、
    前記上面一側部の自由端部が前記上面他側部の自由端部に重なった重なり部の幅は、0.8cm〜2.0cmであることを特徴とするポケットティシュー包装体。
  7. 積層された複数のローションティシュペーパーと、
    前記ローションティシュペーパーを収納する、請求項1〜の何れか一項に記載のポケットティシュー包装体と、
    を備えることを特徴とするポケットティシュー。
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