JP5527419B2 - ストレージシステム - Google Patents

ストレージシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5527419B2
JP5527419B2 JP2012537502A JP2012537502A JP5527419B2 JP 5527419 B2 JP5527419 B2 JP 5527419B2 JP 2012537502 A JP2012537502 A JP 2012537502A JP 2012537502 A JP2012537502 A JP 2012537502A JP 5527419 B2 JP5527419 B2 JP 5527419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
storage area
port
server
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012537502A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012046291A1 (ja
Inventor
啓次 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2012046291A1 publication Critical patent/JPWO2012046291A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5527419B2 publication Critical patent/JP5527419B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • H04L67/1097Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for distributed storage of data in networks, e.g. transport arrangements for network file system [NFS], storage area networks [SAN] or network attached storage [NAS]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4022Coupling between buses using switching circuits, e.g. switching matrix, connection or expansion network
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0604Improving or facilitating administration, e.g. storage management
    • G06F3/0607Improving or facilitating administration, e.g. storage management by facilitating the process of upgrading existing storage systems, e.g. for improving compatibility between host and storage device
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0629Configuration or reconfiguration of storage systems
    • G06F3/0631Configuration or reconfiguration of storage systems by allocating resources to storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/067Distributed or networked storage systems, e.g. storage area networks [SAN], network attached storage [NAS]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2213/00Indexing scheme relating to interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F2213/0058Bus-related hardware virtualisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本件は、情報処理装置、スイッチ、ストレージシステム、ストレージシステム制御方法およびストレージシステム制御プログラムに関する。
従来、ストレージ装置同士およびストレージ装置とコンピュータとの間をファイバチャネル(fibre channel)やLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークで結び、高速なデータ通信を可能にしたSAN(Storage Area Network)が広く用いられている。これにより、サーバに対して、サーバおよび通信ネットワークの負担の増加や管理処理の増加を軽減しながら、サーバに対して大容量の記憶領域を提供するストレージシステムを構成することができる。
また、ストレージ装置とコンピュータとを通信ネットワークで接続したシステムに関して以下の技術が知られている。
特開2003−296037号公報 特開2009−146106号公報
ここで、SANを使用するサーバには、他のサーバとのデータの一貫性や機密性を守るために、ゾーニング(zoning)設定によるアクセス制限が設けられている。このため、SANを使用するサーバは、割り当てられているストレージ装置の記憶容量が足りなくなった場合にも、他のサーバに接続しているストレージ装置から自由にストレージの記憶容量の割り当てを受けることができない。従って、サーバに割り当てられた記憶容量を増加させるには、一度スイッチに接続しているサーバとストレージ装置間の通信を止めてゾーニング設定を変更し、他のサーバが使用しているストレージ装置から記憶領域の割り当てを受けるか、または、新たなストレージ装置を用意して、サーバに対して用意した記憶領域を割り当てるか、サーバとストレージの設定を行い資源の増設を行う必要があるという問題点がある。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置が容易に変更可能な情報処理装置、スイッチ、ストレージシステム、ストレージシステム制御方法およびストレージシステム制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために以下のようなスイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムが有する情報処理装置が提供される。この情報処理装置では、物理ポートは、ストレージ装置と通信することによりデータを送受信する。データ制御部は、物理ポート、または物理ポートに設定される仮想ポートにより、自装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行う。管理制御部は、自装置に割り当てられているストレージ装置の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて記憶領域の使用率を算出し、算出した使用率に基づいて記憶領域の割り当てを行うか否かを判定し、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、いずれの情報処理装置に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を自装置に対して割り当てると共に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより自装置に割り当てた未割り当て記憶領域と接続する。
また、上記目的を達成するために以下のような通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対してデータの読み書きを行う複数の情報処理装置との通信を中継するスイッチが提供される。このスイッチでは、第1の物理ポートは、情報処理装置と通信することによりデータを送受信する。第2の物理ポートは、ストレージ装置と通信することによりデータを送受信する。データ制御部は、第1の物理ポートまたは第1の物理ポートに設定される第1の仮想ポートにより情報処理装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行うと共に、第2の物理ポートまたは第2の物理ポートに設定される第2の仮想ポートによりストレージ装置とデータの送受信を行う。管理制御部は、情報処理装置からいずれの情報処理装置に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域の接続が要求された場合には、第1の仮想ポートおよび第2の仮想ポートにより要求した情報処理装置と未割り当て記憶領域とを接続する。
また、上記目的を達成するために以下のようなスイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムが提供される。このストレージシステムは、情報処理装置、スイッチ、ストレージ装置を有する。ストレージシステムの情報処理装置では、情報処理装置物理ポートは、ストレージ装置と通信することによりデータを送受信する。情報処理装置データ制御部は、情報処理装置物理ポート、または情報処理装置物理ポートに設定される情報処理装置仮想ポートにより、情報処理装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行う。情報処理装置管理制御部は、情報処理装置に割り当てられているストレージ装置の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて記憶領域の使用率を算出し、算出した使用率に基づいて記憶領域の割り当てを行うか否かを判定し、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、情報処理装置仮想ポートを設定し、いずれの情報処理装置に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を有するストレージ装置とスイッチとに対して、未割り当て記憶領域の割り当てを要求する。ストレージシステムのスイッチでは、第1のスイッチ物理ポートは、第1の情報処理装置物理ポートと通信回線により接続されている。第2のスイッチ物理ポートは、情報処理装置に割り当てられた未割り当て記憶領域を有するストレージ装置と通信することによりデータを送受信する。スイッチデータ制御部は、第1のスイッチ物理ポートまたは第1のスイッチ物理ポートに設定される第1のスイッチ仮想ポートにより情報処理装置とデータの送受信を行うと共に、第2のスイッチ物理ポートまたは第2のスイッチ物理ポートに設定される第2のスイッチ仮想ポートにより情報処理装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行う。スイッチ管理制御部は、情報処理装置から未割り当て記憶領域の割り当てが要求された場合には、第1のスイッチ仮想ポートおよび第2のスイッチ仮想ポートにより要求した情報処理装置と割り当てが要求された未割り当て記憶領域とを接続する。ストレージシステムのストレージ装置では、ストレージ装置物理ポートは、情報処理装置と通信することによりデータを送受信する。ストレージ装置データ制御部は、ストレージ装置物理ポートまたはストレージ装置物理ポートに設定されるストレージ装置仮想ポートにより情報処理装置とデータの送受信を行う。ストレージ装置管理制御部は、情報処理装置から未割り当て記憶領域の割り当てが要求された場合には、ストレージ装置仮想ポートを設定し、ストレージ装置仮想ポートにより割り当てが要求された未割り当て記憶領域と要求した情報処理装置とを接続する。
また、上記目的を達成するために以下のようなスイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムを制御するストレージシステム制御方法が提供される。このストレージシステム制御方法は、コンピュータが、情報処理装置に対して割り当てられているストレージ装置の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定し、割り当てを行うと判定した場合には、いずれの情報処理装置に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を情報処理装置に対して割り当てると共にストレージ装置と通信することによりデータを送受信する物理ポートに設定される仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てた未割り当て記憶領域と接続し、ストレージ装置と通信することによりデータを送受信する物理ポートまたは物理ポートに設定される仮想ポートにより情報処理装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行う。
また、上記目的を達成するために以下のようなスイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムを制御するストレージシステム制御プログラムが提供される。このストレージシステム制御プログラムは、コンピュータに、情報処理装置に対して割り当てられているストレージ装置の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定し、割り当てを行うと判定した場合には、いずれの情報処理装置に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を情報処理装置に対して割り当てると共にストレージ装置と通信することによりデータを送受信する物理ポートに設定される仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てた未割り当て記憶領域と接続し、ストレージ装置と通信することによりデータを送受信する物理ポートまたは物理ポートに設定される仮想ポートにより情報処理装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行う処理を実行させる。
開示の情報処理装置、スイッチ、ストレージシステム、ストレージシステム制御方法およびストレージシステム制御プログラムによれば、ストレージシステムの記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態の情報処理装置、スイッチ、ストレージ装置で構成するストレージシステムを示す図である。 第2の実施の形態のシステム構成を示す図である。 第2の実施の形態のサーバのハードウェア構成を示す図である。 第2の実施の形態のファイバチャネルスイッチのハードウェア構成を示す図である。 第2の実施の形態のサーバの機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態の制御テーブルを示す図である。 第2の実施の形態のゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。 第2の実施の形態のゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。 第2の実施の形態の割り当て記憶領域管理処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の割り当て記憶領域管理処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の記憶領域切り離し処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の記憶領域切り離し処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の記憶領域切り離し処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の記憶領域割り当て処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の記憶領域割り当て処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の記憶領域割り当て処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のストレージシステムで実行される空き領域の切り離しおよび未割り当て記憶領域の割り当ての判定時の処理の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態のストレージシステムで実行される空き領域の切り離し時の処理の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態のストレージシステムで実行される空き領域の切り離し時の処理の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態のストレージシステムで実行される未割り当て記憶領域の割り当て時の処理の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態のストレージシステムで実行される未割り当て記憶領域の割り当て時の処理の手順を示すシーケンス図である。 第3の実施の形態の物理ポートおよび仮想ポートによるサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。 第4の実施の形態の物理ポートおよび仮想ポートによるサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。 第5の実施の形態の物理ポートおよび仮想ポートによるサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の情報処理装置、スイッチ、ストレージ装置で構成するストレージシステムを示す図である。本実施の形態のストレージシステムは、スイッチ2を介して電気または光通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行う。本実施の形態の情報処理装置1は、データ制御部1a、物理ポート1b、管理制御部1cを有する。スイッチ2は、データ制御部2a、物理ポート2b1,2b2、管理制御部2cを有する。ストレージ装置3は、データ制御部3a、物理ポート3b、管理制御部3c、記憶領域3dを有する。
情報処理装置1のデータ制御部1aは、物理ポート1bまたは物理ポート1bに設定される仮想ポートにより情報処理装置1に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置3とデータの送受信を行う。
物理ポート1bは、物理ポート2b1と電気または光通信回線で接続されており、ストレージ装置3と通信することによりデータを送受信する。また、物理ポート1bには、管理制御部1cによりスイッチ2を介してストレージ装置3と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。物理ポート1bと物理ポート1bに設定される仮想ポートとは、論理的に互いに独立して個別の通信を行う。物理ポート1bで通信されるデータは、設定される仮想ポートにより設定された仮想ポートの接続先(例えば、ストレージ装置3の情報処理装置1に割り当てられた未割り当て記憶領域)で送受信されることはない。また、設定される仮想ポートで通信されるデータは、物理ポート2b1の接続先(例えば、他のストレージ装置(図示省略)の記憶領域やストレージ装置3の情報処理装置1に割り当てられた未割り当ての記憶領域以外の記憶領域)で送受信されることはない。以下の物理ポート2b1,2b2,3bおよびそれぞれに設定される仮想ポートも同様である。
管理制御部1cは、割り当てられているストレージ装置3の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定する。
管理制御部1cは、割り当てを行うと判定した場合には、いずれの情報処理装置1に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を情報処理装置1に対して割り当てると共に物理ポート1bに仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てられた未割り当て記憶領域と接続する。設定された仮想ポートは、情報処理装置1と未割り当て記憶領域とを排他的に接続するように設定される。すなわち、設定された仮想ポートおよび情報処理装置1に割り当てられた未割り当て記憶領域に対しては、ストレージシステムが有する他の情報処理装置(図示省略)や他のストレージ装置がアクセスすることはできない。
スイッチ2のデータ制御部2aは、物理ポート2b1または物理ポート2b1に設定される仮想ポートにより情報処理装置1に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置3とデータの送受信を行うと共に、物理ポート2b2または物理ポート2b2に設定される仮想ポートによりストレージ装置3とデータの送受信を行う。
物理ポート2b1は、物理ポート1bと電気または光通信回線で接続されており、情報処理装置1と通信することによりデータを送受信する。また、物理ポート2b1には、管理制御部2cにより情報処理装置1と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。物理ポート2b2は、物理ポート3bと電気または光通信回線で接続されており、ストレージ装置3と通信することによりデータを送受信する。また、物理ポート2b2には、管理制御部2cによりストレージ装置3と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。スイッチ2は、物理ポート2b1,2b2およびそれぞれに設定される仮想ポートやその他の図示しない物理ポートおよび仮想ポートにより、情報処理装置1およびストレージ装置3等のストレージシステムが有する装置間のデータの送受信を中継する。
管理制御部2cは、情報処理装置1から未割り当て記憶領域の接続が要求された場合には、物理ポート2b1に設定される仮想ポートおよび物理ポート2b2に設定される仮想ポートにより要求した情報処理装置1と未割り当て記憶領域とを接続する。
ストレージ装置3のデータ制御部3aは、物理ポート3bまたは物理ポート3bに設定される仮想ポートにより情報処理装置1とデータの送受信を行う。
物理ポート3bは、物理ポート2b2と電気または光通信回線で接続されており、情報処理装置1と通信することによりデータを送受信する。物理ポート3bには、スイッチ2を介して管理制御部3cにより情報処理装置1と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。
管理制御部3cは、情報処理装置1から未割り当て記憶領域の割り当てが要求された場合には、仮想ポートを設定し、仮想ポートにより割り当てが要求された未割り当て記憶領域と要求した情報処理装置1とを接続する。
記憶領域3dは、データ制御部3aの制御によりデータを読み書き可能な記憶領域である。記憶領域3dは、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリやその他のデータを読み書き可能な記憶装置の記憶領域とすることができる。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。半導体メモリには、揮発性半導体メモリであるRAM、Flash SSD(Solid State Drive)等の書き込み可能な不揮発性半導体メモリ等がある。また、記憶領域3dは、複数のストレージを有するRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)やJBOD(Just a Bunch Of Disks)であってもよい。
このように、情報処理装置1では、管理制御部1cは、割り当てられているストレージ装置3の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定する。管理制御部1cは、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージ装置3の記憶領域3dが有する未割り当て記憶領域を情報処理装置1に対して割り当てると共に物理ポート1bに仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てたストレージ装置3の未割り当て記憶領域と接続する。これにより、情報処理装置1に割り当てられている記憶容量が不足した場合に、新しくストレージ装置を用意することなく、また、ストレージシステムの各装置の通信動作を止めることもなく、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図1に示した情報処理装置1の、ストレージシステムの記憶領域の配置の変更を行う機能をサーバ100に適用した実施の形態を、第2の実施の形態として説明する。
図2は、第2の実施の形態のシステム構成を示す図である。図2に示すストレージシステムは、複数(例えば、2個)のサーバ100,100a、少なくとも1個(例えば、1個)のファイバチャネルスイッチ200、複数(例えば、2個)のストレージ装置300,300a、少なくとも1個(例えば、1個)の管理端末装置400を有する。
サーバ100,100a、ファイバチャネルスイッチ200、ストレージ装置300,300a、管理端末装置400は、それぞれ互いにLAN500を介して、ストレージシステムを制御する制御データを通信可能に接続されている。また、サーバ100,100a、ファイバチャネルスイッチ200、ストレージ装置300,300aは、それぞれ互いにファイバチャネル600を介して、サーバ100,100aで使用されると共にストレージ装置300,300aに記憶されるユーザデータを通信可能に接続されている。
サーバ100,100aには、ファイバチャネル600を通じてストレージ装置300,300aが接続されている。サーバ100,100aには、ストレージ装置300,300aの記憶領域が排他的に割り当てられている。すなわち、サーバ100は、サーバ100に割り当てられている記憶領域にアクセスすることができる一方、サーバ100aに割り当てられている記憶領域にアクセスすることはできない。同様に、サーバ100aは、サーバ100aに割り当てられている記憶領域にアクセスすることができる一方、サーバ100に割り当てられている記憶領域にアクセスすることはできない。サーバ100,100aは、割り当てられているストレージ装置300,300aの記憶領域にアクセスしてユーザデータを書き込み、また割り当てられている記憶領域にアクセスして書き込まれているユーザデータを読み出すことができる。サーバ100,100aは、それぞれ割り当てられている記憶領域に記憶されているデータを自ら使用してもよい。また、サーバ100,100aに接続されたクライアント(図示省略)の要求に応じて記憶領域に記憶されているデータへのアクセスを代行してもよい。また、サーバ100,100aは、それぞれ物理ポートを有すると共に必要に応じて仮想ポートを設定可能である。
ファイバチャネルスイッチ200は、サーバ100,100aから送信されたデータおよびストレージ装置300,300aから送信されたデータを中継するスイッチである。また、ファイバチャネルスイッチ200は、物理ポートを有すると共に必要に応じて仮想ポートを設定可能である。ファイバチャネルスイッチ200は、物理ポートおよび仮想ポートを用いて、サーバ100,100aと、ストレージ装置300,300aとの間にゾーニングを行ってゾーンを設定することにより、サーバ100,100aのいずれか一方と、ストレージ装置300,300aの記憶領域の一部または全部とを排他的に接続する。
ストレージ装置300,300aは、それぞれ記憶デバイス310,310aを有すると共にファイバチャネルスイッチ200およびファイバチャネル600を介してサーバ100,100aから送信されたデータをそれぞれ記憶デバイス310,310aが有する記憶領域に記憶する。ストレージ装置300,300aは、記憶デバイス310,310aの記憶領域をサーバに対して割り当てることができる。また、ストレージ装置300,300aは、それぞれ記憶デバイス310,310aの記憶領域を分割することができると共に、分割された記憶領域のそれぞれを異なるサーバに対して割り当てることもできる。また、記憶領域に対しては、割り当てられたサーバ以外のサーバがアクセスすることはできない。また、ストレージ装置300,300aは、それぞれ物理ポートを有すると共に必要に応じて仮想ポートを設定可能である。記憶デバイス310,310aは、ハードディスクドライブであり、サーバ100,100aから送信されたシステムのユーザデータを記憶する。また、記憶デバイス310,310aは、ハードディスクドライブ以外の磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリやその他のデータを読み書き可能な記憶装置の記憶領域としてもよい。磁気記憶装置には、フレキシブルディスク、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO等がある。半導体メモリには、揮発性半導体メモリであるRAM、Flash SSD等の書き込み可能な不揮発性半導体メモリ等がある。
管理端末装置400は、ストレージシステムの管理者が操作するコンピュータである。ストレージシステムの管理者は、管理端末装置400を操作して、サーバ100,100a、ファイバチャネルスイッチ200、ストレージ装置300,300aにアクセスし、運用に必要な各種設定を行うことができる。
なお、本実施の形態のストレージシステムは、ファイバチャネルでユーザデータの送受信を行うと共に、ファイバチャネルスイッチ200でストレージシステム内のデータの転送を行うが、これに限らず、例えばiSCSI(Internet Small Computer System Interface)等のその他の通信方式でユーザデータの送受信を行ってもよい。
図3は、第2の実施の形態のサーバのハードウェア構成を示す図である。サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス110を介してRAM102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
バス110に接続されている周辺機器としては、ハードディスクドライブ103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、光学ドライブ装置106、ホストバスアダプタ(host bus adapter)107、サービスプロセッサ108がある。
HDD103は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、サーバ100の二次記憶装置として使用される。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。モニタ11としては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置等がある。
入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号をCPU101に送信する。なお、マウス13は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等がある。
光学ドライブ装置106は、レーザ光等を利用して、光ディスク14に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク14は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク14には、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RW等がある。
ホストバスアダプタ107は、ファイバチャネル600に接続されている。ホストバスアダプタ107は、ファイバチャネルスイッチ200およびファイバチャネル600を介して、CPU101とストレージ装置300,300aとの間でユーザデータの送受信を行う。
サービスプロセッサ108は、CPU101やサーバ100のOSとは独立して動作し、サーバ100およびストレージシステムの制御を行うプロセッサである。サービスプロセッサ108には、LANポート109が接続されている。サービスプロセッサ108は、LANポート109を介してコマンドや制御データを送受信することにより、サーバ100およびストレージシステムの制御を行う。
LANポート109は、LAN500に接続されている。LANポート109は、LAN500を介して、サービスプロセッサ108とファイバチャネルスイッチ200またはストレージ装置300,300aとの間でコマンドや制御データの送受信を行う。なお、本実施の形態では、サービスプロセッサ108は、LANポート109を介したLAN通信によりコマンドや制御データの送受信を行うが、これに限らず、ファイバチャネルや他の通信方式でコマンドや制御データの送受信を行ってもよい。この場合、サーバ100は、LANポート109に代えてコマンドや制御データの送受信を行う通信方式に対応する通信インタフェースを使用する。
なお、図3にはサーバ100のハードウェア構成を示したが、サーバ100a、管理端末装置400も同様のハードウェア構成である。以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
図4は、第2の実施の形態のファイバチャネルスイッチのハードウェア構成を示す図である。ファイバチャネルスイッチ200は、CPU201、ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202d、スイッチカード203、テーブル記憶メモリ204、ポート監視部205、LANポート206、サービスプロセッサ207、バス208を有している。
CPU201は、ファイバチャネルスイッチ200全体を制御している。CPU201は、プログラムによる処理を実行する。CPU201は、図示しないメモリに保持されたデータを用いて、同じくメモリに保持されたストレージシステム内のデータの転送に関するプログラムを実行する。
テーブル記憶メモリ204は、複数のテーブルを記憶している。テーブル記憶メモリ204に記憶されるテーブルには、ストレージシステムで構成されているゾーンの構成を管理するテーブル、データの転送先を決定するためのテーブル、データの転送先を示す情報を格納するテーブル、図6において後述する制御情報を記憶するテーブル等の制御データを記憶するテーブルが含まれる。
バス208には、CPU201、ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202d、スイッチカード203、テーブル記憶メモリ204、ポート監視部205、LANポート206、サービスプロセッサ207が接続されている。
ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dは、それぞれ1個または複数個(例えば、4個)のファイバチャネルの通信ポートを有している。それぞれの通信ポートには、1つのファイバチャネルの物理リンクを接続できる。ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dは、それぞれ固有のノードWWN(World Wide Name)が割り当てられていると共に、それぞれのポートに固有のポートWWNが割り当てられている。WWNは、ファイバチャネルによる通信で用いられる装置に対して、装置単位またはポート単位で割り当てられる固有の8Byteのアドレスである。ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dは、それぞれの通信ポートを監視してユーザデータのフレームを取得する。なお、ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dは、複数の通信ポートに同時にフレームが到来した場合に備えて、フレームを一時的に保持するバッファを内部に有している。そして、ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dは、取得したフレームをスイッチカード203に送る。
スイッチカード203は、フレームの宛先を示すテーブルを有している。スイッチカード203は、テーブルに、受信したフレームの送信元アドレスと、そのフレームが到来した通信ポートまたは論理リンクの識別情報とを対応付けて記憶している。このテーブルの内容は、事前に静的に設定されたものである。
そして、スイッチカード203は、ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dのいずれかからフレームを受け取ると、テーブルを参照して、そのフレームの転送先を決定する。ここで、決定した転送先が仮想ポートである場合、スイッチカード203は、テーブル記憶メモリ204に記憶されたテーブルを参照して、転送に使用する具体的なホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dおよび通信ポートを決定する。その後、スイッチカード203は、フレームを、決定したホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dに送る。
フレームを受け取ったホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dは、受け取ったフレームを、決定された通信ポートから送信先に送出する。
ポート監視部205は、ホストバスアダプタ202a,202b,202c,202dの通信ポートを監視し、通信ポートや接続されている通信経路の異常や故障の発生を検出する。
サービスプロセッサ207は、LANポート206を介して、管理者が使用する管理端末装置400やサーバ100,100aから送信されるコマンドや制御データを受信するとともに、コマンドに対する実行結果を管理端末装置400に応答する。
なお、本実施の形態のストレージシステムは、ファイバチャネルでユーザデータの送受信を行うと共に、ファイバチャネルスイッチ200でストレージシステム内のデータの転送を行うが、これに限らず、例えばiSCSI等のその他の通信方式でユーザデータの送受信を行ってもよい。この場合、ストレージシステムは、ファイバチャネルスイッチ200に代えてユーザデータの送受信を行う通信方式に対応するスイッチを使用する。
図5は、第2の実施の形態のサーバの機能を示すブロック図である。本実施の形態のストレージシステムは、ファイバチャネルスイッチ200を介して電気または光通信回線で接続されたストレージ装置300を含む図示しない複数のストレージ装置が有する記憶領域に対してサーバ100を含む図示しない複数のサーバがデータの読み書きを行う。本実施の形態のサーバ100は、サーバデータ制御部111、ファイバチャネル物理ポート112、サーバ管理制御部113、LANポート114を有する。ファイバチャネルスイッチ200は、スイッチデータ制御部211、ファイバチャネル物理ポート212a,212b、スイッチ管理制御部213、LANポート214を有する。ストレージ装置300は、ストレージ装置データ制御部311、ファイバチャネル物理ポート312、ストレージ装置管理制御部313、LANポート314を有する。
サーバ100のサーバデータ制御部111は、ファイバチャネル物理ポート112またはファイバチャネル物理ポート112に設定される仮想ポートによりサーバ100に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置300とデータの送受信を行う。
ファイバチャネル物理ポート112は、ファイバチャネル物理ポート212aと電気または光通信回線で接続されており、ストレージ装置300と通信することによりデータを送受信する。また、ファイバチャネル物理ポート112には、サーバ管理制御部113によりファイバチャネルスイッチ200を介してストレージ装置300と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。ファイバチャネル物理ポート112とファイバチャネル物理ポート112に設定される仮想ポートとは、論理的に互いに独立して個別の通信を行う。ファイバチャネル物理ポート112で通信されるデータは、設定される仮想ポートにより設定された仮想ポートの接続先(例えば、ストレージ装置300のサーバ100に割り当てられた未割り当て記憶領域)で送受信されることはない。また、設定される仮想ポートで通信されるデータは、ファイバチャネル物理ポート212aの接続先(例えば、他のストレージ装置(図示省略)の記憶領域やストレージ装置300のサーバ100に割り当てられた未割り当ての記憶領域以外の記憶領域)で送受信されることはない。以下のファイバチャネル物理ポート212a,212b,312およびそれぞれに設定される仮想ポートも同様である。
サーバ管理制御部113は、割り当てられているストレージ装置300の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出する。次に、サーバ管理制御部113は、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定する。
サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、いずれのサーバ100に対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域をサーバ100に対して割り当てると共にファイバチャネル物理ポート112に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てた未割り当て記憶領域と接続する。ファイバチャネル物理ポート112に設定された仮想ポートは、サーバ100と未割り当て記憶領域とを排他的に接続するように設定される。すなわち、設定された仮想ポートおよびサーバ100に割り当てられた未割り当て記憶領域に対しては、ストレージシステムが有する他のサーバ(図示省略)や他のストレージ装置がアクセスすることはできない。
ここで、サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージシステムの各ストレージ装置に対して、各ストレージ装置が有する未割り当て記憶領域の量を示す情報を有する制御情報を要求する。次に、サーバ管理制御部113は、要求に基づいて各ストレージ装置から送信された制御情報に基づいて最大の未割り当て記憶領域を有するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)を決定し、決定したストレージ装置300の未割り当て記憶領域をサーバ100に対して割り当てると共に仮想ポートを設定する。次に、サーバ管理制御部113は、サーバ100に対して割り当てる未割り当て記憶領域を有するストレージ装置300に対してストレージ装置300が設定する仮想ポートを示す情報を有する制御情報を要求し、設定した仮想ポートと制御情報に基づいてストレージ装置300の仮想ポートとを接続することにより、割り当てた未割り当て記憶領域と接続する。
また、サーバ管理制御部113は、算出した使用率に基づいて切り離しを行うか否かを判定する。切り離しを行うと判定した場合には、サーバ100に対して割り当てられている記憶領域における空き領域の一部または全部を他のサーバに割り当て可能に切り離して未割り当て記憶領域とする。
LANポート114は、LANポート214およびLANポート314とLAN500
によって互いに接続されており、サーバ100およびストレージ装置300との間で制御情報等の制御データを送受信する。サーバ管理制御部113は、LANポート114によりファイバチャネルスイッチ200およびストレージ装置300と制御情報を送受信することにより、サーバ100に対する未割り当て記憶領域の割り当ておよび接続を行う。
制御情報記憶部151は、ファイバチャネルスイッチ200およびストレージ装置300との間で送受信され、サーバ100における割り当ておよび切り離しを制御する制御情報を記憶する。制御情報は、各ストレージ装置が有する未割り当て記憶領域の量を示す情報およびストレージシステムの各装置が設定する仮想ポートを示す情報等を有し、詳しくは図6において後述する。
ここで、サーバ100aは、サーバ100と同一の構成を有するため説明を省略する。
ファイバチャネルスイッチ200は、サーバ100とストレージ装置300との間でデータを中継すると共に割り当ての制御を行う。
スイッチデータ制御部211は、ファイバチャネル物理ポート212aまたはファイバチャネル物理ポート212aに設定される仮想ポートによりサーバ100に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置300とデータの送受信を行うと共に、ファイバチャネル物理ポート212bまたはファイバチャネル物理ポート212bに設定される仮想ポートによりストレージ装置300とデータの送受信を行う。
ファイバチャネル物理ポート212aは、ファイバチャネル物理ポート112と電気または光通信回線で接続されており、サーバ100と通信することによりデータを送受信する。また、ファイバチャネル物理ポート212aには、スイッチ管理制御部213によりサーバ100と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。ファイバチャネル物理ポート212bは、ファイバチャネル物理ポート312と電気または光通信回線で接続されており、ストレージ装置300と通信することによりデータを送受信する。また、ファイバチャネル物理ポート212bには、スイッチ管理制御部213によりストレージ装置300と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。ファイバチャネルスイッチ200は、ファイバチャネル物理ポート212a,212bおよびそれぞれに設定される仮想ポートやその他の図示しない物理ポートおよび仮想ポートにより、サーバ100およびストレージ装置300等のストレージシステムが有する装置間のデータの送受信を中継する。
スイッチ管理制御部213は、サーバ100から未割り当て記憶領域の接続が要求された場合には、ファイバチャネル物理ポート212aに設定される仮想ポートおよびファイバチャネル物理ポート212bに設定される仮想ポートにより要求したサーバ100と未割り当て記憶領域とを接続する。
LANポート214は、LANポート114およびLANポート314とLAN500によって互いに接続されており、サーバ100およびファイバチャネルスイッチ200との間でストレージシステムを制御する制御情報等の制御データを送受信する。
制御情報記憶部251は、サーバ100およびストレージ装置300との間で送受信される制御情報を記憶する。
ストレージ装置300のストレージ装置データ制御部311は、ファイバチャネル物理ポート312またはファイバチャネル物理ポート312に設定される仮想ポートによりサーバ100とデータの送受信を行う。
ファイバチャネル物理ポート312は、ファイバチャネル物理ポート212bと電気または光通信回線で接続されており、サーバ100と通信することによりデータを送受信する。ファイバチャネル物理ポート312には、ファイバチャネルスイッチ200を介してストレージ装置管理制御部313によりサーバ100と通信することによりデータを送受信する仮想ポートが設定される。
ストレージ装置管理制御部313は、サーバ100から未割り当て記憶領域の割り当てが要求された場合には、仮想ポートを設定し、仮想ポートにより割り当てが要求された未割り当て記憶領域と要求したサーバ100とを接続する。
LANポート314は、LANポート114およびLANポート214とLAN500によって互いに接続されており、サーバ100およびストレージ装置300の間でストレージシステムを制御する制御情報等の制御データを送受信する。
制御情報記憶部351は、サーバ100およびファイバチャネルスイッチ200との間で送受信される制御情報を記憶する。
ストレージ装置300は、ストレージ装置データ制御部311の制御によりデータを読み書き可能な記憶領域を有する。ストレージ装置300が有する記憶領域は、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリやその他のデータを読み書き可能な記憶装置の記憶領域とすることができる。磁気記憶装置には、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO等がある。半導体メモリには、揮発性半導体メモリであるRAM、Flash SSD等の書き込み可能な不揮発性半導体メモリ等がある。また、記憶領域は、複数のストレージを有するRAIDやJBODであってもよい。
ここで、ストレージ装置300aは、ストレージ装置300と同一の構成を有するため説明を省略する。
なお、本実施の形態のサーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、いずれのサーバに対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域をサーバ100に対して割り当てる。しかし、これに限らず、サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージシステムのストレージ装置において他のサーバに対して割り当てられている記憶領域における空き領域の一部または全部をサーバ100に割り当て可能に切り離して未割り当て記憶領域とすることを要求し、未割り当て記憶領域をサーバ100に対して割り当てると共に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てた未割り当て記憶領域と接続してもよい。
図6は、第2の実施の形態の制御テーブルを示す図である。図6に示す制御テーブル151aは、サーバ100が有する制御情報記憶部151に記憶されている。制御テーブル151aは、ストレージシステムで設定されているゾーン設定に関する情報を示す制御情報を記憶するテーブルである。制御情報は、ストレージシステムの状況の変化に応じてサーバデータ制御部111により更新される。また、サーバ100は、制御情報に基づいてストレージシステムのゾーンの設定を行う。
制御テーブル151aには、項目として“ゾーンID”、“サーバID”、“サーバSVPアドレス”、“ストレージSVPアドレス”、“スイッチSVPアドレス”、“サーバ物理ポートID”、“サーバ物理ポートWWN”、“サーバ仮想ポートID”、“サーバ仮想ポートWWN”、“ストレージ物理ポートID”、“ストレージ物理ポートWWN”、“ストレージ仮想ポートID”、“ストレージ仮想ポートWWN”、“サーバ割り当て容量”、“サーバ使用量”、“ストレージ空き容量”、“スイッチ物理ポートIDゾーニング情報”、“スイッチ仮想ポートIDゾーニング情報”が設けられている。制御テーブル151aにおいて、各項目の横方向に並べられた情報同士が制御情報として互いに関連付けられている。本実施の形態の制御情報は、サーバ毎に設定される。
ゾーンIDは、ゾーン(例えば、ゾーン1)をストレージシステムにおいて一意に特定可能に割り当てられている符号である。
サーバIDは、サーバ(例えば、サーバ100)をストレージシステムにおいて一意に特定可能に割り当てられている符号である。
サーバSVPアドレスは、サーバ(例えば、サーバ100)のサービスプロセッサ(例えば、サービスプロセッサ108)に接続されるLANポート(例えば、LANポート109)に対して設定されているIPアドレスである。
ストレージSVPアドレスは、サーバと同一のゾーンに属するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)のサービスプロセッサ(図示省略)に接続されるLANポート(図示省略)に対して設定されているIPアドレスである。例えば、ストレージ装置300のストレージSVPアドレスは、“Y1.Y1.Y1”であるものとし、ストレージ装置300aのストレージSVPアドレスは、“y1.y1.y1”であるものとする。図6の例は、サーバ100は、物理ポートによるゾーニングでストレージ装置300aと接続されていると共に、仮想ポートによるゾーニングでストレージ装置300と接続されているものとする。
スイッチSVPアドレスは、サーバと同一のゾーンに設定されているファイバチャネルスイッチ(例えば、ファイバチャネルスイッチ200)のサービスプロセッサ(例えば、サービスプロセッサ207)に接続されるLANポート(例えば、LANポート206)に対して設定されているIPアドレスである。
サーバ物理ポートIDは、物理ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するサーバの物理ポートに対して、ストレージシステムにおいて一意に特定可能に割り当てられているポートIDである。
サーバ物理ポートWWNは、物理ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するサーバの物理ポートに対して固有に割り当てられている符号である。
ここで、サーバに対して物理ポートによるゾーンが複数設定されている場合には、物理ポートによるゾーンの個数分、制御情報にサーバ物理ポートIDおよびサーバ物理ポートWWNが設定される。
サーバ仮想ポートIDは、仮想ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するサーバの仮想ポートに対して、ストレージシステムにおいて一意に特定可能に割り当てられているポートIDである(例えば、ファイバチャネルであれば、NPIV(N Port ID Virtualization)を仮想ポートIDとして用いる)。
サーバ仮想ポートWWNは、仮想ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するサーバの仮想ポートに対して固有に割り当てられている符号である。
ここで、サーバに対して仮想ポートによるゾーンが複数設定されている場合には、仮想ポートによるゾーンの個数分、制御情報にサーバ仮想ポートIDおよびサーバ仮想ポートWWNが設定される。
ストレージ物理ポートIDは、サーバ(例えば、サーバ100)に対して物理ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300a)の物理ポートに対して、ストレージシステムにおいて一意に特定可能に割り当てられているポートIDである。
ストレージ物理ポートWWNは、サーバ(例えば、サーバ100)に対して物理ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300a)の物理ポートに対して固有に割り当てられている符号である。
ここで、サーバに対して物理ポートによるゾーンが複数設定されている場合には、物理ポートによるゾーンの個数分、制御情報にストレージ物理ポートIDおよびストレージ物理ポートWWNが設定される。
ストレージ仮想ポートIDは、サーバ(例えば、サーバ100)に対して仮想ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300a)の仮想ポートに対して、ストレージシステムにおいて一意に特定可能に割り当てられているポートIDである(例えば、ファイバチャネルであれば、NPIVを仮想ポートIDとして用いる)。
ストレージ仮想ポートWWNは、サーバ(例えば、サーバ100)に対して仮想ポートによるゾーニングで設定されたゾーンを構成するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300a)の仮想ポートに対して固有に割り当てられている符号である。
ここで、サーバに対して仮想ポートによるゾーンが複数設定されている場合には、仮想ポートによるゾーンの個数分、制御情報にストレージ仮想ポートIDおよびストレージ仮想ポートWWNが設定される。
サーバ割り当て容量は、サーバに対して物理ポートによるゾーンおよび仮想ポートによるゾーンで割り当てられているストレージ装置が有する記憶領域の記憶容量の合計をGByteで示す情報である。
サーバ使用量は、サーバに対して物理ポートによるゾーンおよび仮想ポートによるゾーンで割り当てられているストレージ装置が有する記憶デバイスの記憶領域の記憶容量のうち、実際に使用しておりデータが書き込まれている記憶容量をGByteで示す情報である。
ストレージ空き容量は、ストレージシステムの各ストレージ装置が有する記憶デバイスの記憶領域の空き容量をGByteで示す情報である。
スイッチ物理ポートIDゾーニング情報は、物理ポートによるゾーンを構成する物理ポートを示す情報である。スイッチ物理ポートIDゾーニング情報は、物理ポートによるゾーンで使用される、サーバの物理ポート、ファイバチャネルスイッチの物理ポート、ストレージ装置の物理ポートが示される。このように、スイッチ物理ポートIDゾーニング情報により、物理ポートを用いて制御情報が示すサーバが属するゾーンが特定される。
スイッチ仮想ポートIDゾーニング情報は、仮想ポートによるゾーンを構成する仮想ポートを示す情報である。スイッチ仮想ポートIDゾーニング情報は、仮想ポートによるゾーンで使用される、サーバの仮想ポート、ファイバチャネルスイッチの仮想ポート、ストレージ装置の仮想ポートが示される。このように、スイッチ仮想ポートIDゾーニング情報により、仮想ポートを用いて制御情報が示すサーバが属するゾーンが特定される。
なお、図6にはサーバ100が有する制御情報記憶部151に記憶されている制御テーブル151aを示したが、サーバ100aが有する制御情報記憶部(図示省略)、ファイバチャネルスイッチ200が有する制御情報記憶部251、ストレージ装置300が有する制御情報記憶部351、ストレージ装置300aが有する制御情報記憶部(図示省略)、管理端末装置400が有する制御情報記憶部も同様の制御情報を記憶している。サーバ100a、ファイバチャネルスイッチ200、ストレージ装置300,300a、管理端末装置400も、サーバ100と同様に、ストレージシステムの状況の変化に応じて制御情報を更新すると共に、制御情報に基づいてストレージシステムのゾーンの設定を行う。
図7および図8は、第2の実施の形態のゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。図7に、物理ポートによるゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す。図8に、物理ポートによるゾーンおよび仮想ポートによるゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す。
まず、図7に従って、本実施の形態のストレージシステムにおける物理ポートによるゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を説明する。
図7に示すように、サーバ100は、物理ポート1071、サービスプロセッサ108を有する。サーバ100aは、物理ポート1071a、サービスプロセッサ108aを有する。ファイバチャネルスイッチ200は、物理ポート2021,2022,2023,2024、サービスプロセッサ207を有する。ストレージ装置300は、物理ポート3071、ストレージ装置300およびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ308、記憶デバイス310を有する。ストレージ装置300aは、物理ポート3071a、ストレージ装置300aおよびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ308a、記憶デバイス310aを有する。
また、物理ポート1071は、ファイバチャネル600により物理ポート2021と接続されている。物理ポート1071aは、ファイバチャネル600により物理ポート2022と接続されている。物理ポート3071は、ファイバチャネル600により物理ポート2024と接続されている。物理ポート3071aは、ファイバチャネル600により物理ポート2023と接続されている。サービスプロセッサ108,108a,207,308,308a、管理端末装置400は、LAN500により接続されている。
また、記憶デバイス310,310aは、例えば、それぞれ1000GByteの記憶容量を有する記憶領域を有するものとする。記憶デバイス310aは、記憶領域がすべて使用されており、空き容量がないものとする。記憶デバイス310は、記憶領域のうち400GByteが使用されており、空き領域が600GByteあるものとする。また、空き領域は、サーバ100aと接続されているが使用されていないものとする。
ここでは、図7に示すように、サーバ100は、物理ポート1071により、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2021,2023およびストレージ装置300aの物理ポート3071aを介して、ストレージ装置300aが有する記憶デバイス310aに接続されており、ゾーン0が設定されているものとする。また、サーバ100に対して記憶デバイス310aのすべての記憶領域が割り当てられているものとする。また、サーバ100aは、物理ポート1071aにより、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2022,2024およびストレージ装置300の物理ポート3071を介して、ストレージ装置300が有する記憶デバイス310に接続されており、ゾーン1が設定されているものとする。
次に、図8に従って、本実施の形態のストレージシステムにおける仮想ポートによるゾーンに基づくサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を説明する。
図8では、サーバ100にファイバチャネルの仮想ポート1072が設定されているものとする。また、ファイバチャネルスイッチ200にファイバチャネルの仮想ポート2025,2026が設定されているものとする。また、ストレージ装置300にファイバチャネルの仮想ポート3072が設定されているものとする。
また、図8では、サーバ100に割り当てられているストレージの使用量が多いため、詳しくは図9において後述する新たな記憶領域の割り当てを受けるための所定の条件を満たしたものとする。また、空き領域は、図7の時点ではサーバ100aと接続されていたが、サーバ100aのストレージの使用量が少ないために切り離され未割り当て記憶領域となったものとする。また、これらに基づき、図7の物理ポートによるゾーン0,1に加えて、サーバ100は、仮想ポート1072により、ファイバチャネルスイッチ200の仮想ポート2025,2026およびストレージ装置300の仮想ポート3072を介して、図7の時点ではサーバ100aと接続されていたが切り離されたストレージ装置300が有する記憶デバイス310の未割り当て記憶領域に接続されており、ゾーン2が設定されているものとする。これにより、記憶デバイス310の空き領域は、ゾーン1で接続されていたサーバ100aと切り離された後、ゾーン2でサーバ100と接続される。また、サーバ100に対して記憶デバイス310aのすべての記憶領域および記憶デバイス310の未割り当て記憶領域が割り当てられているものとする。
また、サーバ100aは、図7と同様に、物理ポート1071aにより、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2022,2024およびストレージ装置300の物理ポート3071を介して、ストレージ装置300が有する記憶デバイス310に接続されており、ゾーン1が設定されているものとする。
このようにサーバ100aと物理ポートによるゾーン1で接続されていた記憶デバイス310の空き領域が、サーバ100aと切り離されると共に仮想ポートによるゾーン2でサーバ100と接続され、サーバ100に割り当てられているので、サーバ100aに割り当てられていた空き領域をサーバ100に新たに割り当てることが可能になる。
図9および図10は、第2の実施の形態の割り当て記憶領域管理処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態のサーバ100,100aは、サーバ100に割り当てられているストレージ装置300,300aの記憶領域の記憶容量および記憶領域の使用量を取得して記憶領域の使用率を算出し、使用率に応じて記憶領域の一部を切り離し、または新たに記憶領域の割り当てを受ける。本実施の形態のサーバ100,100aは、稼働中に所定の期間毎または任意の契機で、サーバ毎に割り当て記憶容量管理処理を実行する。以下では、図9および図10に示す割り当て記憶容量管理処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。ここでは、まずサーバ100において割り当て記憶容量管理処理の実行が開始されたものとする。
[ステップS11]サーバ管理制御部113は、サーバ100に割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)から、サーバ100に割り当てられている記憶領域における使用量を取得する。
[ステップS12]サーバ管理制御部113は、サーバ100に割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置300,300aから、サーバ100に割り当てられている記憶領域の記憶容量を取得する。
[ステップS13]サーバ管理制御部113は、ステップS11で取得した使用量をステップS12で取得した記憶容量で除すことにより使用率を算出する。
[ステップS14]サーバ管理制御部113は、ステップS13で算出した使用率が所定の下限の値(例えば、50%)未満であるか否かを判定する。使用率が所定の下限の値未満であれば(ステップS14 YES)、処理はステップS15に進められる。一方、使用率が所定の下限の値以上であれば(ステップS14 NO)、処理はステップS16に進められる。
[ステップS15]サーバ管理制御部113は、割り当てられているストレージ装置(例えば、ストレージ装置300a)の記憶デバイス(例えば、記憶デバイス310a)の使用していない記憶領域の一部を切り離す記憶領域切り離し処理(図11から図13において後述)を実行する。その後、処理はステップS21に進められる。
[ステップS16]サーバ管理制御部113は、ステップS13で算出した使用率が所定の上限の値(例えば、80%)以上であるか否かを判定する。使用率が所定の上限の値以上であれば(ステップS16 YES)、処理はステップS17に進められる。一方、使用率が所定の上限の値未満であれば(ステップS16 NO)、処理は終了する。
[ステップS17]サーバ管理制御部113は、新たなストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)の記憶デバイス(例えば、記憶デバイス310)の切り離されている記憶領域の割り当てを受ける記憶領域割り当て処理(図14から図16において後述)を実行する。その後、処理はステップS21に進められる。
[ステップS21]サーバ管理制御部113は、ステップS15またはステップS17で変更された、サーバ100に割り当てられているストレージ装置300,300aの記憶領域について設定を変更して再認識を行う。その後、処理は終了する。なお、サーバ100で割り当て記憶容量管理処理が完了すると、続いてサーバ100aで割り当て記憶容量管理処理の実行が開始される。以降、ストレージシステムのすべてのサーバで順次、割り当て記憶容量管理処理が実行される。
なお、本実施の形態の割り当て記憶容量管理処理では、ステップS11で記憶領域の使用量を取得した後に、ステップS12で割り当てられている記憶容量を取得するが、これに限らず、割り当てられている記憶容量を取得した後に、記憶領域の使用量を取得してもよい。
図11から図13は、第2の実施の形態の記憶領域切り離し処理の手順を示すフローチャートである。図11から図13に示す記憶領域切り離し処理は、図9および図10において前述した割り当て記憶容量管理処理のサブルーチンである。本実施の形態のサーバ100,100aは、割り当て記憶容量管理処理のステップS15で記憶領域切り離し処理を呼び出して実行する。以下では、図11から図13に示す記憶領域切り離し処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS31]サーバ管理制御部113は、サーバ100に接続されている記憶領域を有するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)に対して、各ストレージ装置の割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報を要求する。ここで、割り当て記憶領域は、そのストレージ装置の記憶領域のうちいずれかのサーバに対して既に当てられている記憶領域である。
[ステップS32]サーバ管理制御部113は、ステップS31の要求に基づくストレージ装置300,300aからの応答である割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報を受信して、各ストレージ装置の割り当て記憶領域の空き記憶容量を収集する。
[ステップS33]サーバ管理制御部113は、ステップS32で収集したストレージ装置300,300aの割り当て記憶領域の空き記憶容量を示す情報に基づいて、ストレージ装置300,300aの割り当て記憶領域の空き記憶容量を確認する。
[ステップS34]サーバ管理制御部113は、ステップS33で確認したストレージ装置300,300aのうち、割り当て記憶領域の空き記憶容量が最大のストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)を選択する。その後、処理はステップS41に進められる。
[ステップS41]サーバ管理制御部113は、ステップS34で選択したストレージ装置の割り当て記憶領域の空き記憶領域から所定の使用率となるための記憶容量を指示するか否かを判定する。所定の使用率となるための記憶容量を指示するのであれば(ステップS41 YES)、処理はステップS42に進められる。一方、所定の使用率となるための記憶容量を指示しないのであれば(ステップS41 NO)、処理はステップS44に進められる。
[ステップS42]サーバ管理制御部113は、ステップS34で選択したストレージ装置300に対して、割り当て記憶領域の切り離す記憶容量を算出する。割り当て記憶領域の切り離す記憶容量は、使用量を所定の使用率で除し、その値をすべての割り当て記憶領域の記憶容量から引くことにより算出する。
すなわち、割り当て記憶領域の記憶容量=Z、所定の使用率=R、使用されている記憶容量=U、記憶領域の切り離す容量=Yとし、Y=Z−U/Rで算出する。
ただし、算出した記憶容量が、空き記憶領域の記憶容量を超える場合は、空き記憶領域の記憶容量を、算出した記憶容量とする。
[ステップS43]サーバ管理制御部113は、ステップS42で算出した記憶容量の空き記憶領域の切り離しを、選択したストレージ装置に対して要求する。
[ステップS44]サーバ管理制御部113は、ステップS34で選択したストレージ装置300に対して、割り当て記憶領域の空き記憶領域の切り離しを要求する。
[ステップS45]サーバ管理制御部113は、ステップS43またはステップS44の要求に基づくストレージ装置300からの割り当て記憶領域の空き記憶領域の切り離しの応答を受信することにより、割り当て記憶領域の空き記憶領域が切り離されたことを確認する。その後、処理はステップS51に進められる。
[ステップS51]サーバ管理制御部113は、ステップS34で選択したストレージ装置300の割り当て記憶領域を確認する。
[ステップS52]サーバ管理制御部113は、ステップS51で確認したストレージ装置300の割り当て記憶領域が、0であるか否かを判定する。ストレージ装置300の割り当て記憶領域が0であれば(ステップS52 YES)、処理はステップS53に進められる。一方、ストレージ装置300の割り当て記憶領域が0でなければ(ステップS52 NO)、処理は復帰する。
[ステップS53]サーバ管理制御部113は、選択したストレージ装置300との接続に用いる仮想ポートによるゾーン(例えば、ゾーン2)のゾーニングの解除をファイバチャネルスイッチ200に通知する。
[ステップS54]サーバ管理制御部113は、ステップS34で選択したストレージ装置300に対して割り当てている仮想ポート(例えば、仮想ポート3072)を解除する。サーバ装置の仮想ポート(例えば、仮想ポート1072)は、別の仮想ポートとの接続に用いられていない場合には、サーバの仮想ポートも解除する。これにより、切り離された空き領域が、未割り当て記憶領域となる。その後、処理は復帰する。
図14から図16は、第2の実施の形態の記憶領域割り当て処理の手順を示すフローチャートである。図14から図16に示す記憶領域割り当て処理は、図9および図10において前述した割り当て記憶容量管理処理のサブルーチンである。本実施の形態のサーバ100,100aは、割り当て記憶容量管理処理のステップS17で記憶領域割り当て処理を呼び出して実行する。以下では、図14から図16に示す記憶領域割り当て処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]サーバ管理制御部113は、サーバ100に接続されている記憶領域を有するストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)に対して、各ストレージ装置の未割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報を要求する。
[ステップS62]サーバ管理制御部113は、ステップS61の要求に基づくストレージ装置300,300aからの応答である未割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報を受信して、各ストレージ装置の未割り当て記憶領域の記憶容量を収集する。
[ステップS63]サーバ管理制御部113は、ステップS62で収集したストレージ装置300,300aの未割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報に基づいて、ストレージ装置300,300aの未割り当て記憶領域の記憶容量を確認する。
[ステップS64]サーバ管理制御部113は、ステップS63で確認したストレージ装置300,300aのうち、未割り当て記憶領域の記憶容量が最大のストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)を選択する。その後、処理はステップS71に進められる。
[ステップS71]サーバ管理制御部113は、ステップS64で選択したストレージ装置300の未割り当て記憶領域から所定の使用率となるための容量を指示するか否かを判定する。所定の使用率となるための記憶容量を指示するのであれば(ステップS71 YES)、処理はステップS72に進められる。一方、所定の使用率となるための記憶容量を指示しないのであれば(ステップS71 NO)、処理はステップS74に進められる。
[ステップS72]サーバ管理制御部113は、ステップS64で選択したストレージ装置300に対して、未割り当て記憶領域の割り当て容量を算出する。未割り当て記憶領域の割り当て容量は、使用量を所定の使用率で除し、その値から割り当て済みの記憶領域の記憶容量を引くことにより算出する。
すなわち、未割り当て記憶領域の記憶容量=X、所定の使用率=R、使用されている記憶容量=U、割り当て済みの記憶領域の記憶容量=Dとし、X=U/R−Dで算出する。
ただし、算出した記憶容量が選択したストレージ装置300の未割り当て記憶領域を超える場合は、その未割り当て領域の記憶容量を、算出した記憶容量とする。
[ステップS73]サーバ管理制御部113は、ステップS72で算出した未割り当て記憶領域の割り当て容量を選択したストレージ装置に対して要求する。
[ステップS74]サーバ管理制御部113は、ステップS64で選択したストレージ装置300に対して、未割り当て記憶領域の割り当てを要求する。
[ステップS75]サーバ管理制御部113は、ステップS73またはステップS74の要求に基づくストレージ装置300からの未割り当て記憶領域の割り当ての応答を受信することにより、未割り当て記憶領域の割り当てが可能であることを確認する。その後、処理はステップS81に進められる。
[ステップS81]サーバ管理制御部113は、ステップS64で選択したストレージ装置300のステップS75で確認した未割り当て記憶領域に対して仮想ポート(例えば、仮想ポート1072)を割り当てる。
[ステップS82]サーバ管理制御部113は、ステップS81で割り当てた仮想ポート1072を示す情報をファイバチャネルスイッチ200に通知し、仮想ポートによるゾーン(例えば、ゾーン2)のゾーニングの設定を行う。その後、処理は復帰する。
なお、本実施の形態のサーバ管理制御部113は、記憶領域割り当て処理において、未割り当て記憶領域が最大のストレージ装置に対して、未割り当て記憶領域のサーバ100に対する割り当てを要求する。しかし、これに限らず、サーバ管理制御部113は、記憶領域割り当て処理において、その時点で他のサーバに割り当てられている空き記憶領域が最大のストレージ装置に対して、空き記憶領域の接続しているサーバの切り離しおよび空き記憶領域のサーバ100に対する割り当てを要求してもよい。これにより、他のサーバにおける記憶領域切り離し処理の完了を待たずにサーバ100の記憶領域を増加させることができる。
図17は、第2の実施の形態のストレージシステムで実行される空き領域の切り離しおよび未割り当て記憶領域の割り当ての判定時の処理の手順を示すシーケンス図である。本実施の形態のサーバ100では、割り当てられている記憶領域の使用率を算出し、算出した使用率に基づいて空き領域の切り離しおよび未割り当て記憶領域の割り当てを行うか否かの判定が行われる。以下に、図17に従って、本実施の形態のサーバ100において実行される、空き領域の切り離しおよび未割り当て記憶領域の割り当ての判定時の処理について説明する。
[ステップS111]サーバ管理制御部113は、サーバデータ制御部111に対して使用率の算出を通知する。
[ステップS112]サーバデータ制御部111は、ステップS111で通知された使用率の算出の通知を受信すると、サーバ管理制御部113に対してサーバ100のストレージの使用量および接続しているストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)のWWNを通知する。
[ステップS113]サーバ管理制御部113は、ステップS112で通知された接続しているストレージ装置300,300aのWWNに基づいて、ストレージ装置300,300aに対してサーバ100に割り当てられている記憶領域の記憶容量を示す情報を要求する。
[ステップS114]ストレージ装置300は、ステップS113で通知されたサーバ100に割り当てられているストレージ装置300の記憶領域の記憶容量を示す情報の要求を受信すると、サーバ100に割り当てられているストレージ装置300の記憶デバイス310の記憶領域の記憶容量をサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS114a]ストレージ装置300aは、ステップS113で通知されたサーバ100に割り当てられているストレージ装置300aの記憶領域の記憶容量を示す情報の要求を受信すると、サーバ100に割り当てられているストレージ装置300aの記憶デバイス310aの記憶領域の記憶容量をサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS115]サーバ管理制御部113は、サーバ100に割り当てられている記憶領域の記憶容量およびステップS112で取得したストレージの使用量に基づいて、使用率を算出する。
[ステップS116]サーバ管理制御部113は、ステップS115で算出した使用率に基づいて、空き領域の切り離しおよび未割り当て記憶領域の割り当てを行うか否かの判定を行う。
図9および図10で前述したように、ステップS116の判定の結果、使用率が所定の上限の値以上であった場合には、サーバ100に対して未割り当て記憶領域の割り当てが行われる。また、使用率が所定の下限の値未満であった場合には、サーバ100に対して割り当てられている空き領域の切り離しが行われる。また、使用率が所定の上限の値未満であって所定の下限の値以上であった場合には、割り当ておよび切り離しのいずれも行われない。
図18および図19は、第2の実施の形態のストレージシステムで実行される空き領域の切り離し時の処理の手順を示すシーケンス図である。本実施の形態のサーバ100では、算出した使用率に基づいて空き領域の切り離しを行うと判定された場合には、サーバ100に割り当てられている空き領域の切り離しが行われる。以下に、図18および図19に従って、本実施の形態のサーバ100において実行される、空き領域の切り離し時の処理について説明する。
[ステップS211]サーバ管理制御部113は、サーバ100に接続されているストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)に対して各ストレージ装置の割り当て記憶領域の空き記憶容量を示す情報を要求する。
[ステップS212]ストレージ装置300は、ステップS211で通知された、割り当て記憶領域の空き記憶容量を示す情報の要求を受信すると、ストレージ装置300の記憶デバイス310の割り当て記憶領域の空き記憶容量をサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS212a]ストレージ装置300aは、ステップS211で通知された、割り当て記憶領域の空き記憶容量を示す情報の要求を受信すると、ストレージ装置300aの記憶デバイス310aの割り当て記憶領域の空き記憶容量をサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS213]サーバ管理制御部113は、ステップS212,S212aで通知されたストレージ装置300,300aの割り当て記憶領域の空き記憶容量に基づいて、割り当て記憶領域の空き記憶容量が最大のストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)を選択する。
[ステップS214]サーバ管理制御部113は、ステップS213で選択したストレージ装置300に対して割り当て記憶領域の空き記憶領域の切り離しを要求する。所定の使用率となるための空き記憶領域の容量を指定する場合は、その容量の割り当て記憶領域の切り離しを要求する。
[ステップS221]ストレージ装置300は、ステップS214で通知された割り当て記憶領域の空き記憶領域の切り離しの要求を受信すると、サーバ100に対する割り当て記憶領域の空き記憶領域を切り離す。
[ステップS222]ストレージ装置300は、サーバ100に対して割り当て記憶領域の空き記憶領域の切り離しが完了すると、サーバ管理制御部113に対して空き記憶領域の切り離しの完了を通知する。これにより、切り離された空き領域は未割り当て記憶領域となる。
[ステップS223]サーバ管理制御部113は、ステップS213で選択したストレージ装置300の割り当て記憶領域の容量を確認する。サーバ100の割り当て記憶領域容量が0であれば、ステップS224の処理に進められる。サーバ100の割り当て記憶領域容量が0でなければ、ステップS226の処理に進められる。
[ステップS224]サーバ管理制御部113は、ファイバチャネルスイッチ200に対して、サーバ100とステップS213で選択したストレージ装置300の割り当て記憶領域との接続に用いている仮想ポート間のゾーニングの解除を通知する。
[ステップS225]サーバ管理制御部113は、サーバ100とステップS213で選択したストレージ装置300の割り当て記憶領域との接続に用いている仮想ポートの解除をサーバデータ制御部111およびストレージ装置300に対して指示する。
[ステップS226]サーバ管理制御部113は、サーバデータ制御部111に対してサーバ100に割り当てられている記憶領域の再認識を指示する。
[ステップS227]サーバデータ制御部111は、ステップS226で通知されたサーバ100に割り当てられている記憶領域の再認識の指示を受信すると、サーバ100に割り当てられているストレージ装置の記憶領域(例えば、ストレージ装置300の記憶デバイス310の記憶領域およびストレージ装置300aの記憶デバイス310aの記憶領域)を再認識する。これにより、ステップS222で切り離された未割り当て記憶領域がサーバデータ制御部111に解除され、すべてのサーバから割り当て可能になる。
図20および図21は、第2の実施の形態のストレージシステムで実行される未割り当て記憶領域の割り当て時の処理の手順を示すシーケンス図である。本実施の形態のサーバ100では、算出した使用率に基づいて未割り当て記憶領域の割り当てを行うと判定された場合には、サーバ100に対して未割り当て記憶領域の割り当てが行われる。以下に、図20および図21に従って、本実施の形態のサーバ100において実行される、未割り当て記憶領域の割り当て時の処理について説明する。
[ステップS311]サーバ管理制御部113は、サーバ100に接続されているストレージ装置(例えば、ストレージ装置300,300a)に対して各ストレージ装置の未割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報を要求する。
[ステップS312]ストレージ装置300は、ステップS311で通知された、未割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報の要求を受信すると、ストレージ装置300の記憶デバイス310の切り離されている記憶領域の記憶容量をサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS312a]ストレージ装置300aは、ステップS311で通知された、未割り当て記憶領域の記憶容量を示す情報の要求を受信すると、ストレージ装置300aの記憶デバイス310aの未割り当て記憶領域の記憶容量をサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS313]サーバ管理制御部113は、ステップS312,S312aで通知されたストレージ装置300,300aの未割り当て記憶領域の記憶容量に基づいて、切り離されている空き容量が最大のストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)を選択する。
[ステップS314]サーバ管理制御部113は、ステップS313で選択したストレージ装置300に対して未割り当て記憶領域の割り当てを要求する。所定の使用率となるための記憶領域の容量を指定する場合は、その容量の未割り当て記憶領域の割り当てを要求する。
[ステップS315]ストレージ装置300は、ステップS314で通知された未割り当て記憶領域の割り当ての要求を受信すると、未割り当て記憶領域のサーバ100に対する割り当てが可能であれば、サーバ100に対して未割り当て記憶領域の割り当てが可能である旨の応答を通知する。
[ステップS321]サーバ管理制御部113は、ステップS315で通知された未割り当て記憶領域の割り当てが可能である旨の応答を受信すると、サーバデータ制御部111およびストレージ装置300に対して仮想ポートの割り当てを指示する。
[ステップS322]サーバデータ制御部111は、ステップS321で通知された仮想ポートの割り当ての指示を受信すると、サーバ100に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートのサーバ仮想ポートIDおよびサーバ仮想ポートWWNをサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS323]ストレージ装置300は、ステップS321で通知された仮想ポートの割り当ての指示を受信すると、ストレージ装置300に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートのストレージ仮想ポートIDおよびストレージ仮想ポートWWNをサーバ管理制御部113に対して通知する。
[ステップS324]サーバ管理制御部113は、ステップS322で通知されたサーバ仮想ポートIDおよびサーバ仮想ポートWWNならびにステップS323で通知されたストレージ仮想ポートIDおよびストレージ仮想ポートWWNを取得すると、設定されたサーバ100およびストレージ装置300の仮想ポート間のゾーニングを、ファイバチャネルスイッチ200に対して指示する。
[ステップS325]ファイバチャネルスイッチ200は、ステップS324の仮想ポート間のゾーニングの指示を受信すると、ファイバチャネルスイッチ200にサーバ100およびストレージ装置300の仮想ポート間のゾーニングを設定し、サーバ管理制御部113に対してゾーニング設定の完了を通知する。
[ステップS326]サーバ管理制御部113は、サーバデータ制御部111に対してサーバ100に割り当てられている記憶領域の再認識を指示する。
[ステップS327]サーバデータ制御部111は、ステップS326で通知されたサーバ100に割り当てられている記憶領域の再認識の指示を受信すると、サーバ100に割り当てられているストレージ装置の記憶領域(例えば、ストレージ装置300の記憶デバイス310の記憶領域およびストレージ装置300aの記憶デバイス310aの記憶領域)を再認識する。
このように、第2の実施の形態のサーバ100では、サーバ管理制御部113は、割り当てられているストレージ装置300の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定する。サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージ装置300の未割り当て記憶領域をサーバ100に対して割り当てると共にファイバチャネル物理ポート112に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより割り当てたストレージ装置300の未割り当て記憶領域と接続する。これにより、サーバ100に割り当てられている記憶容量が不足した場合に、新しくストレージ装置を用意することなく、また、ストレージシステムの各装置の通信動作を止めることもなく、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
また、サーバ管理制御部113は、算出した使用率に基づいて切り離しを行うか否かを判定し、切り離しを行うと判定した場合には、サーバ100に対して割り当てられている記憶領域における空き領域の一部または全部を他のサーバに割り当て可能に切り離して未割り当て記憶領域とする。これにより、サーバ100に割り当てられている記憶容量が余剰している場合に、余剰している記憶領域が他のサーバが使用可能に解放されるので、新しくストレージ装置を用意することなく、また、ストレージシステムの各装置の通信動作を止めることもなく、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
また、サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージシステムの各ストレージ装置に対して他のサーバに対して割り当てられている記憶領域における空き領域の一部または全部をサーバ100に割り当て可能に切り離して未割り当て記憶領域とすることを要求し、未割り当て記憶領域をサーバ100に対して割り当てると共に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートにより前記割り当てた未割り当て記憶領域と接続する。これにより、サーバ100に割り当てられている記憶容量が不足した場合に、他のサーバで未だ切り離されていない空き領域について切り離して未割り当て記憶領域とすることを要求できるので、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
また、サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージシステムの各ストレージ装置に対して、各ストレージ装置が有する未割り当て記憶領域の量を示す情報を有する制御情報を要求し、制御情報に基づいて最大の未割り当て記憶領域を有するストレージ装置を決定する。これにより、記憶領域が最も使用されていないストレージ装置から記憶領域の割り当てを受けることで、ストレージシステムの記憶領域の使用効率を増加させることができる。
また、サーバ管理制御部113は、割り当てを行うと判定した場合には、サーバ100に対して割り当てる未割り当て記憶領域を有するストレージ装置に対してストレージ装置が設定する仮想ポートを示す情報を有する制御情報を要求し、サーバ100側で設定した仮想ポートと、制御情報に基づいてストレージ装置側で設定された仮想ポートとを接続することにより割り当てた未割り当て記憶領域と接続する。これにより、ストレージ装置から送信された制御情報に基づいて、サーバ100と割り当てられた記憶領域との間で仮想ポートによるゾーンを設定することが可能になる。
また、サーバ管理制御部113は、LANポート114を介して割り当てた記憶領域を有するストレージ装置と情報を送受信する。これにより、ストレージシステムにおいてファイバチャネル600でデータ通信が行われ、LAN500で制御情報の送受信を行われる場合に、割り当ておよび切り離しの制御が行われる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。
図22は、第3の実施の形態の物理ポートおよび仮想ポートによるサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。本実施の形態のストレージシステムは、図22に示すように、サーバ700,700a、ファイバチャネルスイッチ200、ストレージ装置300,300a、管理端末装置400を有する。
本実施の形態では、サーバ700でバーチャルマシン(VM:Virtual Machine)731,732が動作していると共にサーバ700a上でバーチャルマシン731aが動作している。ここで、同一のサーバ(例えば、サーバ700)上で動作するバーチャルマシン同士(例えば、バーチャルマシン731,732)において、通信に使用するポート(物理ポートおよび仮想ポート)および使用するストレージ装置300,300aの記憶領域は個別に設定され、互いに他のバーチャルマシンのポートおよび記憶領域を使用できない。すなわち、他のバーチャルマシンのポートにより送受信されるデータや他のバーチャルマシンに割り当てられている記憶領域のデータを取得することはできない。他のサーバや他のサーバ上で動作するバーチャルマシンとの間も同様である。
本実施の形態では、バーチャルマシン731,732,731aが、それぞれ第2の実施の形態のサーバデータ制御部111の機能を有しており、図9および図10において前述した割り当て記憶容量管理処理、図11から図13において前述した記憶領域切り離し処理、図14から図16において前述した記憶領域割り当て処理を実行し、ストレージ装置300,300aの記憶領域とデータの送受信を行う。
また、本実施の形態では、サーバ700,700a上でそれぞれハイパーバイザ(hypervisor)708,708aが動作しており、バーチャルマシン731,732,731aを動作させると共に、第2の実施の形態のサービスプロセッサ108,108aと同様、バーチャルマシン731,732,731aとストレージ装置300,300aとの接続を制御する。ハイパーバイザ708,708aは、第2の実施の形態のサーバ管理制御部113の機能を有している。ハイパーバイザ708は、バーチャルマシン731,732に対するストレージ装置300,300aの記憶領域の切り離しおよび割り当てを制御する。ハイパーバイザ708aは、バーチャルマシン731aに対するストレージ装置300,300aの記憶領域の切り離しおよび割り当てを制御する。
サーバ700は、物理ポート7071、ハイパーバイザ708を有する。また、サーバ700には、仮想ポート7072が設定されている。ハイパーバイザ708は、バーチャルマシン731,732をサーバ700上に構築すると共にバーチャルマシン731,732およびストレージシステムの制御を行う制御プログラムである。また、ハイパーバイザ708は、バーチャルマシン731,732上で個別にOSを動作させることができる。ハイパーバイザ708は、サーバ100のハードウェア上で直接動作してもよく、サーバ100のOS上で動作してもよい。サーバ700aは、物理ポート7071a、ハイパーバイザ708aを有する。サーバ700,700aは、それぞれ複数のバーチャルマシンを動作可能である。
ハイパーバイザ708は、バーチャルマシン731,732に対して割り当てられているストレージ装置300,300aの記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当ておよび切り離しを行うか否かを判定する。
ハイパーバイザ708は、例えば、バーチャルマシン732に対して割り当てを行うと判定した場合には、いずれのサーバおよびバーチャルマシンに対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域をバーチャルマシン732に対して割り当てると共に仮想ポート7072を設定し、設定した仮想ポート7072によりバーチャルマシン732と割り当てたストレージ装置300の未割り当て記憶領域とを接続する。
バーチャルマシン731は、物理ポート7071により、バーチャルマシン731に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置300aとゾーン0によるデータの送受信を行う。バーチャルマシン732は、仮想ポート7072により、バーチャルマシン732に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置300とゾーン2によるデータの送受信を行う。
ファイバチャネルスイッチ200は、物理ポート2021,2022,2023,2024、サービスプロセッサ207を有する。また、ファイバチャネルスイッチ200には、仮想ポート2025,2026が設定されている。
ストレージ装置300は、物理ポート3071、ストレージ装置300およびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ308、記憶デバイス310を有する。また、ストレージ装置300には、仮想ポート3072が設定されている。ストレージ装置300aは、物理ポート3071a、ストレージ装置300aおよびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ308a、記憶デバイス310aを有する。
また、物理ポート7071は、ファイバチャネル600により物理ポート2021と接続されている。物理ポート7071aは、ファイバチャネル600により物理ポート2022と接続されている。物理ポート3071は、ファイバチャネル600により物理ポート2024と接続されている。物理ポート3071aは、ファイバチャネル600により物理ポート2023と接続されている。ハイパーバイザ708,708a、サービスプロセッサ207,308,308a、管理端末装置400は、LAN500により接続されている。
また、図22に示すように、サーバ700は、物理ポート7071により、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2021,2023およびストレージ装置300aの物理ポート3071aを介して、ストレージ装置300aが有する記憶デバイス310aに接続されており、ゾーン0が設定されているものとする。また、サーバ700に対して記憶デバイス310aのすべての記憶領域が割り当てられているものとする。また、サーバ700aは、物理ポート7071aにより、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2022,2024およびストレージ装置300の物理ポート3071を介して、ストレージ装置300が有する記憶デバイス310に接続されており、ゾーン1が設定されているものとする。また、サーバ700は、仮想ポート7072により、ファイバチャネルスイッチ200の仮想ポート2025,2026およびストレージ装置300の仮想ポート3072を介して、ストレージ装置300が有する記憶デバイス310の未割り当て記憶領域に接続され、ゾーン2が設定されたものとする。
以下に、本実施の形態のストレージシステムの動作を説明する。ここで、予めハイパーバイザ708,708a、サービスプロセッサ207,308,308aは、ストレージシステムの各装置の状態を示す制御情報を取得しているものとする。
まず、ハイパーバイザ708,708aは、各バーチャルマシン731,732,731aにおけるストレージ装置300,300aの記憶領域の使用状況を確認する。
次に、ハイパーバイザ708は、サーバ700にバーチャルマシン732を追加したものとする。ここで、サーバ700に割り当て可能な未割り当て記憶領域がないかまたは不足している場合には、ハイパーバイザ708は、記憶領域の使用量が50%以下であるストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)のサービスプロセッサ(例えば、サービスプロセッサ308)に対して空き記憶領域の切り離しを要求する。
サービスプロセッサ308は、切り離しの要求を受信すると、空き記憶領域のうちの50%を、割り当てられているサーバ(例えば、サーバ700a)から切り離して未割り当て記憶領域とし、仮想ポート3072を設定する。
ハイパーバイザ708は、ストレージ装置300の未割り当て記憶領域と接続する仮想ポート7072をバーチャルマシン732が使用可能に設定し、設定した仮想ポート7072の情報を有する制御情報をサービスプロセッサ207に送信する。
サービスプロセッサ207は、送信された制御情報を受信すると、仮想ポート2025,2026を設定し、仮想ポート7072,2025,2026,3072にゾーニングを行い、ゾーン2を設定する。
次に、ハイパーバイザ708は、バーチャルマシン732に割り当てられたストレージ装置300の記憶領域を認識する指示をバーチャルマシン732に送信する。これにより、バーチャルマシン732は、割り当てられた記憶領域が使用可能になる。
このように、第3の実施の形態のサーバ700では、ハイパーバイザ708は、割り当てられているストレージ装置300の記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定する。ハイパーバイザ708は、割り当てを行うと判定した場合には、ストレージ装置300の未割り当て記憶領域をバーチャルマシン732に対して割り当てると共に仮想ポート7072を設定し、設定した仮想ポート7072により割り当てたストレージ装置300の未割り当て記憶領域と接続する。これにより、バーチャルマシン732に割り当てられている記憶容量が不足した場合に、新しくストレージ装置を用意することなく、また、ストレージシステムの各装置の通信動作を止めることもなく、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。
図23は、第4の実施の形態の物理ポートおよび仮想ポートによるサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。本実施の形態のストレージシステムは、図23に示すように、サーバ900,900a、ファイバチャネルスイッチ200、ストレージ装置300,300a、管理端末装置800を有する。
本実施の形態では、管理端末装置800が制御部801、通信部802を有する。そして制御部801は、第2の実施の形態のサーバ管理制御部113の機能を有しており、図9および図10において前述した割り当て記憶容量管理処理、図11から図13において前述した記憶領域切り離し処理、図14から図16において前述した記憶領域割り当て処理を実行し、サーバ900,900aに対するストレージ装置300,300aの記憶領域の切り離しおよび割り当てを制御する。
サーバ900は、物理ポート9071、サービスプロセッサ908を有する。また、サーバ900には、制御部801の制御に基づいて仮想ポート9072が設定されている。サービスプロセッサ908は、サービスプロセッサ908に接続された図示しないLANポートおよび通信部802により、LAN500を介して制御情報を送受信することで、制御部801による制御に基づいてサーバ900に対するストレージ装置300の未割り当て記憶領域の割り当てを受ける。サーバ900aは、物理ポート9071a、サービスプロセッサ908aを有する。
ファイバチャネルスイッチ200は、物理ポート2021,2022,2023,2024、サービスプロセッサ207を有する。また、ファイバチャネルスイッチ200には、仮想ポート2025,2026が設定されている。
ストレージ装置300は、物理ポート3071、ストレージ装置300およびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ308、記憶デバイス310を有する。また、ストレージ装置300には、仮想ポート3072が設定されている。ストレージ装置300aは、物理ポート3071a、ストレージ装置300aおよびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ308a、記憶デバイス310aを有する。
また、物理ポート9071は、ファイバチャネル600により物理ポート2021と接続されている。物理ポート9071aは、ファイバチャネル600により物理ポート2022と接続されている。物理ポート3071は、ファイバチャネル600により物理ポート2024と接続されている。物理ポート3071aは、ファイバチャネル600により物理ポート2023と接続されている。サービスプロセッサ908,908a、サービスプロセッサ207,308,308a、通信部802は、LAN500により接続されている。
また、図23に示すように、サーバ900は、物理ポート9071により、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2021,2023およびストレージ装置300aの物理ポート3071aを介して、ストレージ装置300aが有する記憶デバイス310aに接続されており、ゾーン0が設定されているものとする。また、サーバ900に対して記憶デバイス310aのすべての記憶領域が割り当てられているものとする。また、サーバ900aは、物理ポート9071aにより、ファイバチャネルスイッチ200の物理ポート2022,2024およびストレージ装置300の物理ポート3071を介して、ストレージ装置300が有する記憶デバイス310に接続されており、ゾーン1が設定されているものとする。
制御部801は、第2の実施の形態のサーバ管理制御部113と同様、サーバ900,900aに対して割り当てられているストレージ装置300,300aの記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいてサーバ900,900aに対して割り当ておよび切り離しを行うか否かを判定する。
制御部801は、例えば、サーバ900に対して割り当てを行うと判定した場合には、いずれのサーバ900,900aに対しても割り当てられていないストレージ装置300の未割り当て記憶領域をサーバ900に対して割り当てると共に仮想ポート9072,2025,2026,3072を設定し、設定した仮想ポート9072,2025,2026,3072によりサーバ900と割り当てたストレージ装置300の未割り当て記憶領域とを接続する制御を行う。
上記制御部801の制御によって、サーバ900は、仮想ポート9072により、ファイバチャネルスイッチ200の仮想ポート2025,2026およびストレージ装置300の仮想ポート3072を介して、ストレージ装置300が有する記憶デバイス310の未割り当て記憶領域に接続され、ゾーン2が設定されたものとする。
以下に、本実施の形態のストレージシステムの動作を説明する。ここで、予め制御部801は、ストレージシステムの各装置の状態を示す制御情報を取得しているものとする。
まず、制御部801は、サーバ900,900aにおけるストレージ装置300,300aの記憶領域の使用状況を確認する。
ここで、管理端末装置800が管理者から容量変更の指示を受け付けた場合、または、サーバ900で記憶領域の余裕が不足している場合において、割り当て可能な未割り当て記憶領域がないかまたは不足しているときには、制御部801は、記憶領域の使用量が50%以下であるストレージ装置(例えば、ストレージ装置300)のサービスプロセッサ(例えば、サービスプロセッサ308)に対して空き記憶領域の切り離しを要求する。
サービスプロセッサ308は、切り離しの要求を受信すると、空き記憶領域のうちの50%を、割り当てられているサーバ(例えば、サーバ900a)から切り離して未割り当て記憶領域とし、仮想ポート3072を設定する。
制御部801は、サービスプロセッサ908に対して、ストレージ装置300の未割り当て記憶領域と接続する仮想ポート9072をサーバ900が使用可能に設定させると共に、設定した仮想ポート9072の情報を有する制御情報をサービスプロセッサ207に対して送信させる。
サービスプロセッサ207は、送信された制御情報を受信すると、仮想ポート2025,2026を設定し、仮想ポート9072,2025,2026,3072にゾーニングを行い、ゾーン2を設定する。
次に、制御部801は、サーバ900に割り当てられたストレージ装置300の記憶領域を認識する指示をサーバ900に送信する。これにより、サーバ900は、割り当てられた記憶領域が使用可能になる。
このように、第4の実施の形態の管理端末装置800では、制御部801は、サーバ900,900aに対して割り当てられているストレージ装置300,300aの記憶領域の記憶容量と記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、算出した使用率に基づいて割り当ておよび切り離しを行うか否かを判定する。制御部801は、割り当てを行うと判定した場合には、未割り当て記憶領域をサーバ900に対して割り当てると共に仮想ポートを設定し、設定した仮想ポートによりサーバ900と割り当てた未割り当て記憶領域とを接続する制御を行う。これにより、管理端末装置800を使用して、サーバ900に割り当てられている記憶容量が不足した場合に、新しくストレージ装置を用意することなく、また、ストレージシステムの各装置の通信動作を止めることもなく、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。
図24は、第5の実施の形態の物理ポートおよび仮想ポートによるサーバとストレージ装置の記憶領域との接続を示す図である。本実施の形態のストレージシステムは、図24に示すように、サーバ1100,1100a、CEE(コンバージド・エンハンスド・イーサネット(登録商標):Converged Enhanced Ethernet)スイッチ1200、ストレージ装置1300,1300a、管理端末装置400を有する。
本実施の形態では、サーバ1100,1100a、CEEスイッチ1200、ストレージ装置1300,1300aを接続するCEE1600が、1つの物理ポートでLAN通信とファイバチャネル通信が可能なCEEとなっている。CEEでのファイバチャネル通信は、FCoE(ファイバチャネル・オーバ・イーサネット(登録商標):Fibre Channel over Ethernet)プロトコルを使い、ファイバチャネルデータの送受信を行う。これにより、ストレージシステムの各装置の間においてCEE1600で、データおよび制御信号の送受信が可能である。サービスプロセッサ1108,1108aは、第2の実施の形態のサーバ管理制御部113の機能を有しており、図9および図10において前述した割り当て記憶容量管理処理、図11から図13において前述した記憶領域切り離し処理、図14から図16において前述した記憶領域割り当て処理を実行し、サーバ1100,1100aに対するストレージ装置1300,1300aの記憶領域の切り離しおよび割り当てを制御する。
サーバ1100は、物理ポート11071、サービスプロセッサ1108を有する。また、サーバ1100には、仮想ポート11072が設定されている。サービスプロセッサ1108は、サービスプロセッサ1108に接続された物理ポート11071により、CEE1600を介してストレージシステムの他の装置と制御情報を送受信することで、サーバ1100に対するストレージ装置1300の未割り当て記憶領域の割り当ての制御を行う。サーバ1100aは、物理ポート11071a、サービスプロセッサ1108aを有する。
CEEスイッチ1200は、物理ポート12021,12022,12023,12024、サービスプロセッサ1207を有する。また、CEEスイッチ1200には、仮想ポート12025,12026が設定されている。
ストレージ装置1300は、物理ポート13071、ストレージ装置1300およびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ1308、記憶デバイス1310を有する。また、ストレージ装置1300には、仮想ポート13072が設定されている。ストレージ装置1300aは、物理ポート13071a、ストレージ装置1300aおよびストレージシステムの制御を行うサービスプロセッサ1308a、記憶デバイス1310aを有する。
また、物理ポート11071は、CEE1600により物理ポート12021と接続されている。物理ポート11071aは、CEE1600により物理ポート12022と接続されている。物理ポート13071は、CEE1600により物理ポート12024と接続されている。物理ポート13071aは、CEE1600により物理ポート12023と接続されている。サービスプロセッサ1108,1108a,1207,1308,1308aは、物理ポート11071,11071a,12021,12022,12023,12024,13071,13071aを介してCEE1600により接続されている。
また、図24に示すように、サーバ1100は、物理ポート11071により、CEEスイッチ1200の物理ポート12021,12023およびストレージ装置1300aの物理ポート13071aを介して、ストレージ装置1300aが有する記憶デバイス1310aに接続されており、ゾーン0が設定されているものとする。また、サーバ1100に対して記憶デバイス1310aのすべての記憶領域が割り当てられているものとする。また、サーバ1100aは、物理ポート11071aにより、CEEスイッチ1200の物理ポート12022,12024およびストレージ装置1300の物理ポート13071を介して、ストレージ装置1300が有する記憶デバイス1310に接続されており、ゾーン1が設定されているものとする。
サーバ1100は、仮想ポート11072により、CEEスイッチ1200の仮想ポート12025,12026およびストレージ装置1300の仮想ポート13072を介して、ストレージ装置1300が有する記憶デバイス1310の未割り当て記憶領域に接続され、ゾーン2が設定されたものとする。
以下に、本実施の形態のストレージシステムの動作を説明する。ここで、予めサービスプロセッサ1108,1108a,1207,1308,1308aは、ストレージシステムの各装置の状態を示す制御情報を取得しているものとする。
まず、サービスプロセッサ1108,1108aは、各サーバ1100,1100aにおけるストレージ装置1300,1300aの記憶領域の使用状況を確認する。
ここで、サーバ1100で記憶領域の余裕が不足している場合において、割り当て可能な未割り当て記憶領域がないかまたは不足しているときには、サービスプロセッサ1108は、記憶領域の使用量が50%以下であるストレージ装置(例えば、ストレージ装置1300)のサービスプロセッサ(例えば、サービスプロセッサ1308)に対して空き記憶領域の切り離しを要求する。
サービスプロセッサ1308は、切り離しの要求を受信すると、空き記憶領域のうちの50%を、割り当てられているサーバ(例えば、サーバ1100a)から切り離して未割り当て記憶領域とし、仮想ポート13072を設定する。
サービスプロセッサ1108は、ストレージ装置1300の未割り当て記憶領域と接続する仮想ポート11072をサーバ1100が使用可能に設定し、設定した仮想ポート11072の情報を有する制御情報をサービスプロセッサ1207に送信する。
サービスプロセッサ1207は、送信された制御情報を受信すると、仮想ポート12025,12026を設定し、仮想ポート11072,12025,12026,13072にゾーニングを行い、ゾーン2を設定する。
次に、サービスプロセッサ1108は、サーバ1100に割り当てられたストレージ装置1300の記憶領域を認識する指示をサーバ1100に送信する。これにより、サーバ1100は、割り当てられた記憶領域が使用可能になる。
このように、第5の実施の形態のサーバ1100では、物理ポート13071aまたは仮想ポート13072によって、CEEスイッチ1200、ストレージ装置1300a,1300と制御情報を送受信することにより、サーバ1100に対する未割り当て記憶領域の割り当てを行う。これにより、データと制御信号とで電気または光通信回線を共用している場合にも、サーバ1100に割り当てられている記憶容量が不足した場合に、新しくストレージ装置を用意することなく、また、ストレージシステムの各装置の通信動作を止めることもなく、ストレージシステムの各装置の記憶資源の配置を容易に変更することが可能となる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サーバ100,700,900,1100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO等がある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現することもできる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、開示の技術は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 情報処理装置
1a データ制御部
1b 物理ポート
1c 管理制御部
2 スイッチ
2a データ制御部
2b1,b2 物理ポート
2c 管理制御部
3 ストレージ装置
3a データ制御部
3b 物理ポート
3c 管理制御部
3d 記憶領域

Claims (9)

  1. スイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムが有する情報処理装置において、
    前記スイッチと通信することによりデータを送受信する第1の物理ポートと、
    前記第1の物理ポート、または前記第1の物理ポートに設定される第1の仮想ポートにより、自装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行うデータ制御部と、
    前記自装置に第1のストレージ装置内の記憶領域が割り当てられており、前記第1の物理ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第2の物理ポートと、前記第1のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の物理ポートとの間のゾーニングが、前記スイッチに設定されているときに、前記第1のストレージ装置の記憶領域の記憶容量と該記憶領域の使用量とに基づいて該記憶領域の使用率を算出し、該使用率に基づいて記憶領域の割り当てを行うか否かを判定し、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、前記複数のストレージ装置のうちの前記第1のストレージ装置とは別のストレージ装置内の記憶領域のうち、前記複数の情報処理装置のいずれに対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を前記自装置に対して割り当て、前記第1の物理ポートに前記第1の仮想ポートを設定し、前記スイッチに、前記第1の仮想ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第2の仮想ポートと、該未割り当て記憶領域を有する第2のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の仮想ポートとの間のゾーニングを指示し、前記第1の仮想ポートにより該未割り当て記憶領域と接続する管理制御部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記管理制御部は、
    前記算出した使用率に基づいて記憶領域の切り離しを行うか否かを判定し、
    前記切り離しを行うと判定した場合には、前記自装置に対して割り当てられている記憶領域における空き領域の一部または全部を他の情報処理装置に割り当て可能に切り離して未割り当て記憶領域とする、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記管理制御部は、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、他の情報処理装置に対して割り当てられている前記第2のストレージ装置内の記憶領域における空き領域の一部または全部を切り離して未割り当て記憶領域とすることを要求し、該未割り当て記憶領域を前記自装置に対して割り当てると共に前記第1の仮想ポートを設定し、前記第1の仮想ポートにより前記自装置に割り当てた該未割り当て記憶領域と接続する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記管理制御部は、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、前記複数のストレージ装置それぞれに対して、ストレージ装置が有する未割り当て記憶領域の量を示す情報を有する制御情報を要求し、該制御情報に基づいて最大の未割り当て記憶領域を有するストレージ装置を前記第2のストレージ装置に決定し、前記第2のストレージ装置の未割り当て記憶領域を前記自装置に対して割り当てると共に前記第1の仮想ポートを設定し、前記第1の仮想ポートにより該未割り当て記憶領域と接続することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記管理制御部は、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、未割り当て記憶領域を前記自装置に対して割り当てると共に前記第1の仮想ポートを設定し、該未割り当て記憶領域を有する前記第2のストレージ装置に対して前記第2のストレージ装置が設定する第4の仮想ポートを示す情報を有する制御情報を要求し、前記第1の仮想ポートと該制御情報に基づいて前記第2のストレージ装置の前記第4の仮想ポートとを接続することにより該未割り当て記憶領域と接続することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対してデータの読み書きを行う複数の情報処理装置との通信を中継するスイッチにおいて、
    情報処理装置と通信することによりデータを送受信する第1の物理ポートと、
    第1のストレージ装置と通信することによりデータを送受信する第2の物理ポートと、
    第2のストレージ装置と通信することによりデータを送受信する第3の物理ポートと、
    前記第1の物理ポートまたは前記第1の物理ポートに設定される第1の仮想ポートによる前記情報処理装置とのデータの送受信、前記第2の物理ポートによる前記第1のストレージ装置との間のデータ送受信、及び前記第の物理ポートに設定される第2の仮想ポートによる前記第2のストレージ装置とのデータの送受信を行うデータ制御部と、
    前記情報処理装置に前記第1のストレージ装置内の記憶領域が割り当てられており、前記第1の物理ポートと前記第2の物理ポートとの間のゾーニングが設定されているときに、前記情報処理装置から、前記第1の仮想ポートと前記第2の仮想ポートとの間のゾーニングが指示された場合には、前記第1の仮想ポートと前記第2の仮想ポートとの間のゾーニングを行い、前記情報処理装置と、前記第2のストレージ装置内の記憶領域とを接続する管理制御部と、
    を有することを特徴とするスイッチ。
  7. スイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムにおいて、
    情報処理装置は、
    前記スイッチと通信することによりデータを送受信する第1の物理ポートと、
    前記第1の物理ポート、または前記第1の物理ポートに設定される第1の仮想ポートにより、前記情報処理装置に対して割り当てられている記憶領域を有するストレージ装置とデータの送受信を行う第1のデータ制御部と、
    前記情報処理装置に第1のストレージ装置内の記憶領域が割り当てられており、前記第1の物理ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の物理ポートと、前記第1のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第4の物理ポートとの間のゾーニングが、前記スイッチに設定されているときに、前記第1のストレージ装置の記憶領域の記憶容量と該記憶領域の使用量とに基づいて該記憶領域の使用率を算出し、該使用率に基づいて記憶領域の割り当てを行うか否かを判定し、記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、前記第1の物理ポートに前記第1の仮想ポートを設定し、前記複数のストレージ装置のうちの前記第1のストレージ装置とは別のストレージ装置内の記憶領域のうち、前記複数の情報処理装置のいずれに対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を有する第2のストレージ装置に対して、該未割り当て記憶領域に接続するための第2の仮想ポートの設定を指示し、前記スイッチに、前記第1の仮想ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の仮想ポートと、前記第2のストレージ装置の前記第2の仮想ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第4の仮想ポートとの間のゾーニングを指示する第1の管理制御部と、
    を有し、
    前記第2のストレージ装置は、
    前記スイッチと通信することによりデータを送受信する第2の物理ポートと、
    前記第2の物理ポートまたは前記第2の物理ポートに設定される前記第2の仮想ポートにより前記情報処理装置とデータの送受信を行う第2のデータ制御部と、
    前記情報処理装置から前記第2のストレージ装置内の未割り当て記憶領域に接続するための前記第2の仮想ポートの設定が指示された場合には、前記第2の物理ポートに前記第2の仮想ポートを設定し、前記第2の仮想ポートにより該未割り当て記憶領域と前記スイッチとを接続する第2の管理制御部と、
    を有し、
    前記スイッチは、
    前記情報処理装置の前記第1の物理ポートと接続されている前記第3の物理ポートと、
    前記第1のストレージ装置と接続されている前記第4の物理ポートと、
    前記第2のストレージ装置の前記第2の物理ポートと接続されている第5の物理ポートと、
    前記第3の物理ポートまたは前記第3の物理ポートに設定される前記第3の仮想ポートによ前記情報処理装置とデータの送受信、前記第4の物理ポートによる前記第1のストレージ装置との間のデータ送受信、及び前記第の物理ポートに設定される前記第4の仮想ポートによ前記第2のストレージ装置とデータの送受信を行う第3のデータ制御部と、
    前記情報処理装置に前記第1のストレージ装置内の記憶領域が割り当てられており、前記第3の物理ポートと前記第4の物理ポートとの間のゾーニングが設定されているときに、前記情報処理装置から、前記第3の仮想ポートと前記第4の仮想ポートとの間のゾーニングが指示された場合には、前記第3の仮想ポートと前記第4の仮想ポートとの間のゾーニングを行い、前記情報処理装置と前記第2のストレージ装置内の未割り当て記憶領域とを接続する第3の管理制御部と、
    を有する、
    ことを特徴とするストレージシステム。
  8. スイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムを制御するストレージシステム制御方法において、
    情報処理装置が、
    前記情報処理装置に第1のストレージ装置内の記憶領域が割り当てられており、前記情報処理装置内の第1の物理ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第2の物理ポートと、前記第1のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の物理ポートとの間のゾーニングが、前記スイッチに設定されているときに、前記第1のストレージ装置の記憶領域の記憶容量と該記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、
    該使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定し、
    記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、前記複数のストレージ装置のうちの前記第1のストレージ装置とは別のストレージ装置内の記憶領域のうち、前記複数の情報処理装置のいずれに対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を前記情報処理装置に対して割り当て、
    前記第1の物理ポートに第1の仮想ポートを設定し、
    前記スイッチに、前記第1の仮想ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第2の仮想ポートと、該未割り当て記憶領域を有する第2のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の仮想ポートとの間のゾーニングを指示し、
    前記第1の仮想ポートにより該未割り当て記憶領域と接続し、
    前記第1の仮想ポートにより、該未割り当て記憶領域を有する前記第2のストレージ装置とデータの送受信を行う、
    ことを特徴とするストレージシステム制御方法。
  9. スイッチを介して通信回線で接続された複数のストレージ装置が有する記憶領域に対して複数の情報処理装置がデータの読み書きを行うストレージシステムを制御するストレージシステム制御プログラムにおいて、
    情報処理装置に、
    前記情報処理装置に第1のストレージ装置内の記憶領域が割り当てられており、前記情報処理装置内の第1の物理ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第2の物理ポートと、前記第1のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の物理ポートとの間のゾーニングが、前記スイッチに設定されているときに、前記第1のストレージ装置の記憶領域の記憶容量と該記憶領域の使用量とに基づいて使用率を算出し、
    該使用率に基づいて割り当てを行うか否かを判定し、
    記憶領域の割り当てを行うと判定した場合には、前記複数のストレージ装置のうちの前記第1のストレージ装置とは別のストレージ装置内の記憶領域のうち、前記複数の情報処理装置のいずれに対しても割り当てられていない未割り当て記憶領域を前記情報処理装置に対して割り当て、
    前記第1の物理ポートに第1の仮想ポートを設定し、
    前記スイッチに、前記第1の仮想ポートとデータの送受信を行う前記スイッチ内の第2の仮想ポートと、該未割り当て記憶領域を有する第2のストレージ装置とデータの送受信を行う前記スイッチ内の第3の仮想ポートとの間のゾーニングを指示し、
    前記第1の仮想ポートにより該未割り当て記憶領域と接続し、
    前記第1の仮想ポートにより、該未割り当て記憶領域を有する前記第2のストレージ装置とデータの送受信を行う、
    処理を実行させることを特徴とするストレージシステム制御プログラム。
JP2012537502A 2010-10-04 2010-10-04 ストレージシステム Expired - Fee Related JP5527419B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/067375 WO2012046291A1 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 ストレージシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012046291A1 JPWO2012046291A1 (ja) 2014-02-24
JP5527419B2 true JP5527419B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=45927313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012537502A Expired - Fee Related JP5527419B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 ストレージシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20130212209A1 (ja)
JP (1) JP5527419B2 (ja)
WO (1) WO2012046291A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045369A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 富士通株式会社 スイッチ装置、制御プログラム及びゾーニング設定方法
US20180213462A1 (en) * 2015-08-03 2018-07-26 Nec Corporation Transmission device, transmission control method, and recording medium
US11729116B2 (en) * 2020-03-10 2023-08-15 Dell Products L.P. Violation detection and isolation of endpoint devices in soft zoning environment

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005011208A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Hitachi Ltd ボリュームサイズ変更装置および変更方法
JP4684864B2 (ja) * 2005-11-16 2011-05-18 株式会社日立製作所 記憶装置システム及び記憶制御方法
US8281305B2 (en) * 2008-10-17 2012-10-02 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for resource provisioning
JP5243991B2 (ja) * 2009-02-18 2013-07-24 株式会社日立製作所 ストレージシステム、容量管理方法、および管理計算機
US8397092B2 (en) * 2010-03-24 2013-03-12 Emulex Design & Manufacturing Corporation Power management for input/output devices by creating a virtual port for redirecting traffic

Also Published As

Publication number Publication date
US20130212209A1 (en) 2013-08-15
WO2012046291A1 (ja) 2012-04-12
JPWO2012046291A1 (ja) 2014-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101107899B1 (ko) 동적인 물리적 및 가상 다중경로 i/o
JP4733399B2 (ja) 計算機システム、計算機、ストレージ装置及び管理端末
JP4295184B2 (ja) 仮想計算機システム
US8244924B2 (en) Discovery and configuration of device configurations
KR100644011B1 (ko) 저장 도메인 관리 시스템
JP4310070B2 (ja) ストレージシステムの運用管理方式
US20140101279A1 (en) System management method, and computer system
JP2005216151A (ja) 資源運用管理システム及び資源運用管理方法
US20110271073A1 (en) Computer system and control method of the same
JP2007133854A (ja) リソース割り当てのためのコンピュータ化されたシステムと方法
US20120284435A1 (en) Zone group manager virtual phy
JP2010003061A (ja) 計算機システム及びそのi/o構成変更方法
JP2007148812A (ja) ストレージシステム及びその負荷分散方法
US20120054460A1 (en) Method and system for storage system migration
US8949562B2 (en) Storage system and method of controlling storage system
JP5527419B2 (ja) ストレージシステム
JP4837495B2 (ja) 記憶システム及びデータ管理移行方法
CN110034951A (zh) iSCSI目标器的故障切换方法及iSCSI主目标器
US20130081012A1 (en) Storage drive virtualization
CN104461951A (zh) 动态管理物理和虚拟多路径i/o的方法及系统
Guendert The IBM System z9, FICON/FCP Intermix and Node Port ID Virtualization (NPIV)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5527419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees