JP5525883B2 - 導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法 - Google Patents

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本発明は、導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法に関し、詳しくは、帯電防止機能を有する表面コーティングを含む表面処理などに利用することができる導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法に関する。
各種フッ素樹脂、プラスチック、ガラスなどは、耐熱性、耐候性、加工性が良好なことなどの観点から様々な用途で使用されているが、これらの材料の導電性の低さは、絶縁材料としての優位性と同時に、静電気を帯電しやすいという課題を有している。このため、例えば乾燥気体、特に、可燃性である乾燥気体を通気させる配管にこれらの材料を使用する際には、静電気除去処理を施す必要がある。もっとも簡便な方法としては、配管施工後に導電線を巻き付け、この導電線をアース接続する方法が挙げられるが、配管に導電線を十分に巻きつけることは困難である。
また、電気設備や電子応用設備の利用環境においては、電磁気的ノイズ妨害(Electro−Magnetic Interference;EMI)の対策が求められている。設備全体を筐体あるいは部屋の中に入れて放射ノイズ予防をすることが求められる場合には、内部を監視できるような透明性と、電磁波を防止できる導電性とを兼ね備えた壁材が必要とされ、この種の壁材として、良導電性繊維を透明基材に埋め込んだ電磁波シールド材が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)が、板材の厚さを薄くすることが困難である。
この対策として、フッ素樹脂、プラスチック、ガラスなどからなる材料の表面に、導電性膜をコーティングする方法が従来から行われている。導電性膜のコーティング方法としては、塗料を使用する方法が一般的に行われている。例えば、VdF−HEPコポリマー系のフッ素ゴムにグラファイトやカーボンを配合した塗料が市販されている。同じく帯電防止の観点から、光学フィルムに帯電防止膜を塗布する方法が知られている(例えば、特許文献3、4参照。)。しかしながら、薬液を用いて導電性膜を塗布するこれらの方法は、生産性が高い一方で、微細な凹凸に対して均一な膜厚の導電性膜を形成することが困難である。
一方、均一な膜厚の導電性膜を形成する方法として、真空プラズマ装置内に入れた材料上に、蒸着あるいは化学気相成長によって導電性薄膜を形成する方法が知られている。液晶パネルの透明電極に広く使用されているITO(酸化インジウム錫)などの金属系の膜は、原料が高価という課題がある。原料が安価で、かつ、導電性を有する薄膜としては、カーボン系薄膜を気相反応によって形成できることが知られている。しかしながら、従来の方法では原料ガスの利用効率や薄膜成長速度などが不十分で、生産性が低いという課題があった。
なお、カーボン系薄膜を形成する場合、原料ガス化合物としてCやCのようなパーフルオロカーボンを用いると、高安定性かつ高絶縁性の膜質が出現し、フッ素樹脂ライクな膜になりやすい。同じくCH、C、C、Cのようなハイドロフルオロカーボンを用いると、SP2結合とSP3結合との両方の結合が混在した炭素結合に若干の水素が含まれたアモルファスカーボン膜が形成される。気相成長条件にもよるが、SP3結合の要素によって、電気絶縁性、高硬度、耐摩耗性、耐薬品性などに優れる膜質が出現し、DLC(Diamond Like Carbon)と呼ばれる膜になりやすい。しかし、いずれも上記課題の解決には不適切な膜質であり、SP2結合の要素が強い、グラファイトライクな構造が求められる。
特開平5−327274号公報 特開平5−269912号公報 特開2006−195413号公報 特開2006−297914号公報
上述のように、フッ素樹脂、プラスチック、ガラスなどからなる絶縁性材料の表面に導電性膜をコーティングする方法がいくつか知られているが、薬液を用いて導電性膜を塗布する方法は、生産性が高い一方で、微細な凹凸に対して均一な膜厚の導電性膜を形成することが困難であるという問題があった。一方、気相反応を利用して均一な膜厚の導電成膜を形成する方法では、生産性が低いことが課題となっていた。
そこで本発明は、容易に分解し、かつ、緻密で高炭素比率の導電性フルオロカーボン薄膜を効率的に形成できる原料ガスを用いた導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法は、一般式CxFyHz(式中のxは2又は3、yは1〜4の整数、zは1〜5の整数を示す。)で示され、かつ、分子内に炭素−炭素の二重結合を有する化合物を少なくとも1つ以上含む原料ガスを真空プラズマ装置内で励起・分解することによって試料表面にグラファイトライク構造の導電性のフルオロカーボン膜を堆積させることを特徴としている。
さらに、本発明の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法は、前記原料ガスを励起・分解する際の真空プラズマ装置内の圧力が25〜55Paの範囲であること、前記原料ガスを励起・分解する際の前記試料表面の温度が15〜100℃の範囲であること、前記一般式中のyとzとの比がy:z=1:1〜5であることを特徴としている。

本発明の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法によれば、
分子中の炭素数が2個又は3個で、炭素−炭素の二重結合(C=C)を有する化合物を含む原料ガスを用いることにより、グラファイトライク構造のネットワークを形成し易くなり、良好な導電性を有する保護膜を得ることができる。また、化合物中にフッ素と水素とを含有することにより、フッ素及び水素が容易に排出され、化合物中のカーボンが薄膜に利用される効率が高くなるため、生産性の高い保護膜形成が可能となる。さらに、反応圧力を1〜133Paの範囲とすることでガス密度を低くし、高エネルギー電子衝撃による反応を支配的とすることができる。また、反応温度を15〜100℃の範囲とすることにより、σ結合成分が増加して導電性が低下することを回避できる。
本発明の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法を実施する装置構成の一例を示す説明図である。 実施例における排ガス分析結果を示す図である。 実施例及び比較例における薄膜の赤外線吸収スペクトルを示す図である。 比較例における排ガス分析結果を示す図である。 実施例及び比較例におけるガス分解率を示す図である。 実施例及び比較例におけるデポレートの比較を示す図である。
本発明の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法では、原料ガスとして、一般式CxFyHz(式中のxは2又は3、yは1〜4の整数、zは1〜5の整数を示す。)で示され、かつ、分子内に炭素−炭素の二重結合(C=C)を有する化合物を含むガスを使用し、この原料ガスを、薄膜を形成する対象となる試料11を配置した真空プラズマ装置12内に導入し、プラズマ処理で原料ガスを励起・分解することによって試料11の表面に緻密で高炭素比率の導電性フルオロカーボン薄膜を形成する。真空プラズマ装置12の内部は、真空排気ポンプ13の作用で所定の真空状態に保たれており、図示しない温度制御手段によって所定の温度に保持されている。
真空プラズマ装置12内での原料ガスの励起・分解は、真空プラズマ装置12内に1〜100MHzの高周波電力を印加することで、プラズマ中の電子エネルギーを4eV以上の成分が多い分布特性とすることができ、原料ガスを効率的に励起・分解させることが可能となる。さらに、1kHz〜1MHzの低周波電力を合成して印加することにより、試料11に印加されるバイアス電圧を調整することが可能となり、得られる膜の緻密性を向上させることができる。
分子内にH原子とF原子とが一対以上ある上述の原料ガスを使用することで、プラズマ処理した際に、分子内から両原子が同時に脱離する反応が進行するため、試料上に効率よく炭素を供給することができる。さらに炭素数が2個以上の化合物でこの反応を進行させた場合、分子内にはカルベン(C:)、ビラジカル(・C=C・)が生成し、π電子系の高分子炭素膜、すなわち導電性カーボン膜が形成される。
上記反応以外に、膜内にF原子が取り込まれる反応も進行するが、F原子の添加は膜の化学的安定性を高める効果があり、導電性を阻害しない範囲で導入されることが望ましい。F原子の添加量は、原料ガスの流量や反応圧力、RF電力などにより調整することが可能であるほか、水素ガス、炭化水素ガス、フッ素含有ガスを原料ガスに混合させることで調整することもできる。
プラズマ中では、原料ガス中の分子同士の重合反応も進行するが、反応圧力を1〜133Paの範囲としてガス密度を低くすることにより、高エネルギー電子衝撃による反応を支配的とすることができる。ただし、炭素数が4以上の原料ガスを用いた場合は、結合解離エネルギーが低下するため、プラズマ中の高エネルギー電子密度が低下し、高エネルギー電子衝撃による反応を支配的にすることが困難となる。
また、膜形成時の試料11の表面温度は、15〜100℃の範囲とすることが好ましい。温度を上げることで、より緻密な膜質を形成することが可能となるが、100℃を超える温度で膜形成すると、σ結合成分が増加して導電性が低下することがある。
前述のように、分子内に炭素−炭素の二重結合(C=C)を含む化合物を原料ガスとすることにより、グラファイトライク構造のネットワークを形成し易くなり、導電性を有する膜を形成することができる。さらに、気相反応であることから微細な凹凸にも均一な膜を形成することができる。これにより、プラスチック、ガラスなどの表面に導電性フルオロカーボン薄膜を形成し、静電気の発生などを防止することができる。
前記一般式CxFyHzで示される具体的なハイドロフルオロカーボンとしては、CH=CHF、CH=CF、CHF=CF、CHCH=CHF、CHCF=CH、CHFCH=CH、CHCH=CF、CHCF=CHF、CHFCH=CHF、CHFCF=CH、CHFCH=CH、CHCF=CF、CHFCF=CHF、CHFCH=CHF、CHFCF=CH、CFCH=CH、CHFCF=CF、CHFCH=CF、CHFCF=CHF、CFCH=CHF、CFCF=CHなどを挙げることができる。
プラズマ空間内において、F原子とH原子とを選択的に反応させて排気することで、より炭素比率の高いフルオロカーボン膜を堆積するという目的においては、ハイドロカーボンとフッ素含有ガス、あるいは、フルオロカーボンと水素含有ガス、という組み合わせで供給することも可能であるが、反応制御が複雑になるという欠点がある。さらに、一般的にC−F結合エネルギー(5.0eV)がC−H結合エネルギー(4.3eV)よりも高いことからわかる通り、ハイドロカーボンのH原子の一部がF原子に置き換わったハイドロフルオロカーボンは比較的生成自由エネルギーが低く、安定なガスである。また、同様にフルオロカーボンの方が、ハイドロフルオロカーボンよりも更に安定であると考えられるが、炭素−炭素の二重結合をもつCは重合成を有する不安定なガスである。すなわち、ハイドロフルオロカーボンを原料ガスとして使用することは供給面での利便性が高いことを意味する。F原子とH原子との比率を調整する場合には、異なる複数のハイドロフルオロカーボン、あるいは、ハイドロフルオロカーボンにフッ素含有ガスあるいは水素含有ガスを添加して使用することが望ましい。
実施例1
化合物としてCH=CFを使用し、真空プラズマ装置内でSi基板上に薄膜形成を行った。プロセス条件は、圧力は40Pa、ガス流量は50sccm、電源周波数は13.56MHz、高周波電源出力は300Wとした。薄膜形成プロセス中の排ガスを赤外線吸収分光装置(FT−IR)及び紫外光吸収分光装置を用いて分析した結果、CH=CFの分解率は約93%であった。FT−IRで測定した赤外線吸収スペクトル及び紫外光吸収分光装置での測定結果より、副生成物はHFと僅かなCFのみであった。
これらの結果は、F原子及びH原子がHFとして排出されていること、薄膜形成雰囲気に過剰なF原子が存在していないこと、C原子がほとんど排出されていないことを意味しており、炭素比率の高い膜を効率よく形成できていることを示している。プラズマON状態、OFF状態における赤外線吸収スペクトルの測定結果を図2に示す。
また、本条件によってSi基板上に形成された薄膜に赤外光を透過させることによって赤外線吸収スペクトルを測定した。その結果を図3に示す。比較のため、C、Cを使用して形成した薄膜の赤外線吸収スペクトルを併記しているが、それぞれ縦軸方向にオフセットを加えている。CH=CFで形成した薄膜の場合、C−F伸縮に起因する1220cm−1近傍の吸収強度が他の化合物の場合よりも弱いことがわかった。これは、排ガス分析の結果が示す、薄膜形成雰囲気に過剰なF原子が存在していないことと、よく一致している。
さらに、Cで形成した薄膜の場合には、C=CF伸縮に起因する1720cm−1近傍の吸収強度が他の化合物の場合よりも強く、CH=CFで形成した薄膜の場合には、C=CH伸縮に起因する1650cm−1近傍の吸収強度が他の化合物の場合よりも強いことがわかった。これは、炭素−炭素の二重結合を有する化合物を原料ガスとすることで、形成される薄膜中に炭素−炭素の二重結合が効率的に含まれること、適切な割合でHが含まれるCxHyFzガスを使用することでグラファイトライク構造の導電性薄膜が形成されていることを証明している。
比較例1
比較化合物としてCを使用し、真空プラズマ装置内でSi基板上に薄膜形成を行った。プロセス条件は、圧力は55Pa、ガス流量は40sccm、電源周波数は13.56MHz、高周波電源出力は300Wとした。実施例1と同様に、薄膜形成プロセス中の排ガスを赤外線吸収分光装置及び紫外光吸収分光装置を用いて分析した結果、Cの分解効率は78%程度であった。FT−IRで測定した赤外線吸収スペクトル及び紫外光吸収分光装置での測定結果より、副生成物はCF、C、C、Fなどであった。
これらの結果は、薄膜形成雰囲気に過剰なF原子が存在していること、薄膜形成に寄与せずに排出されるC原子があることを意味している。また、Cの排出は、薄膜形成雰囲気にCFが多く存在していること、すなわち、フッ素樹脂ライクな導電性を有さない薄膜が形成されていることを意味している。プラズマON状態、OFF状態における赤外線吸収スペクトルの測定結果を図4に示す。
実施例2
化合物として、実施例1のCH=CF、比較例1のCに加え、CHF、CHF、Cを使用し、真空プラズマ装置内でSi基板上に薄膜形成をそれぞれ行った。プロセス条件は、圧力は25〜55Pa、ガス流量は30〜50sccm、電源周波数は13.56MHz、高周波電源出力は200〜400Wとした。薄膜形成プロセス中の排ガスを赤外線吸収分光装置を用いて分析し、プロセス条件範囲内における各ガスの分解率を調べた。この結果を図5に示す。
この結果から、炭素数が1のCHF及びCHFの分解率が低いことがわかる。また、炭素数が4の化合物の比較では、炭素−炭素の二重結合を持つCの方が高分解率であることがわかる。CH=CFの分解率がCの分解率と同等以上であり、炭素−炭素の二重結合を持つことが高分解率、すなわち高生産性に寄与することが示唆される。なお、Cによって得られる膜は、比較例1のCの場合と同様、フッ素樹脂ライクな膜であり、導電性を有さないことから、本開発の目的には適していない。
実施例3
化合物として、実施例2と同様に、CH=CF、C、CHF、CHF、Cを使用し、真空プラズマ装置内でSi基板上に薄膜形成をそれぞれ行った。プロセス条件は、圧力は40Pa、ガス流量は40sccm、電源周波数は13.56MHz、高周波電源出力は300Wとした。薄膜形成プロセス後に、堆積膜厚の測定を行い、デポレートを調べた。この結果を図6に示す。なお、実験結果を示す図6の縦軸は、CH=CFのデポレートで規格化している。CHFとCHFとの比較より、H/F比を高くすることでデポレートが高くなっているが、これはH原子が過剰なF原子を除去することで、C原子の堆積効率が上がったことを示唆していると考えられる。
また、CとCとの比較から、化合物内のC/F比以上にデポレートの差が高くなっているが、これはCが炭素−炭素の二重結合を有していることに起因していると考えられる。すなわち、本実験結果は、H/F比の高さと炭素−炭素の二重結合の存在が、高デポレート、即ち高生産性に寄与することを示唆しているといえる。CH=CFは、H/F比が1であり、かつ、炭素−炭素の二重結合を有していることによって、Cに次ぐ高いデポレートが得られたと考えられる。なお、Cによって得られる膜は、比較例1のCの場合と同様、フッ素樹脂ライクな膜であり、導電性を有さないことから、本開発の目的には適していない。
11…試料、12…真空プラズマ装置、13…真空排気ポンプ

Claims (4)

  1. 一般式CxFyHz(式中のxは2又は3、yは1〜4の整数、zは1〜5の整数を示す。)で示され、かつ、分子内に炭素−炭素の二重結合を有する化合物を少なくとも1つ以上含む原料ガスを真空プラズマ装置内で励起・分解することによって試料表面にグラファイトライク構造の導電性のフルオロカーボン膜を堆積させることを特徴とする導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法。
  2. 前記原料ガスを励起・分解する際の真空プラズマ装置内の圧力が25〜55Paの範囲であることを特徴とする請求項1記載の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法。
  3. 前記原料ガスを励起・分解する際の前記試料表面の温度が15〜100℃の範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法。
  4. 前記一般式中のyとzとの比がy:z=1:1〜5であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の導電性フルオロカーボン薄膜の形成方法。
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