JP5525267B2 - 液晶表示素子、光学素子 - Google Patents
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互いの一面を向かい合わせて配置された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたプレティルト角が90°未満のモノドメイン垂直配向液晶層と、
前記第1基板の他面側に配置された第1偏光板と、
前記第2基板の他面側に配置された第2偏光板と、
前記第1基板と前記第1偏光板との間、又は前記第1基板と前記液晶層との間の何れかに配置された第1光学素子と、
前記第2基板と前記第2偏光板との間、又は前記第2基板と前記液晶層との間の何れかに配置された第2光学素子、
を含み、
前記第1偏光板と前記第2偏光板は、それぞれの吸収軸が互いに略直交し、かつ当該吸収軸のそれぞれが前記液晶層の厚さ方向の中央における液晶分子の配向方位に対して45°の角度をもって配置されており、
前記第1光学素子は、前記第1基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第1偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ当該光軸の傾斜角が前記第1基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下であり、
前記第2光学素子は、前記第2基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第2偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ当該光軸の傾斜角が前記第2基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下である、液晶表示素子である。
(2)上記した(1)の液晶表示素子は、前記第1光学素子と前記第2光学素子のそれぞれの厚さ方向のリタデーションRthが等しい、ことも好ましい。
(3)上記した(1)または(2)の液晶表示素子において、前記第1光学素子及び前記第2光学素子のそれぞれは、前記厚さ方向のリタデーションRthが110nm以上であり、かつ前記傾斜角をθとするとθ≦4943/Rthの関係を有する、ことも好ましい。
(4)上記した(2)または(3)の液晶表示素子において、前記液晶層は、リタデーションΔndが前記第1光学素子及び前記第2光学素子のそれぞれの前記厚さ方向のリタデーションRthに対してΔnd=(Rth×2+100nm)の関係にあり、前記液晶層は、前記リタデーションΔndを基準に±18000/Δnd(nm)のマージンを許容する、ことも好ましい。
(5)本発明に係る一態様の光学素子は、
第1基板及び第2基板とそれらの間に配置された液晶層とを有する液晶表示素子と組み合わせて用いられる光学素子であって、
前記液晶素子は、
互いの一面を向かい合わせて配置された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたプレティルト角が90°未満のモノドメイン垂直配向液晶層と、
前記第1基板の他面側に配置された第1偏光板と、
前記第2基板の他面側に配置された第2偏光板と、
を含み、前記第1偏光板と前記第2偏光板は、それぞれの吸収軸が互いに略直交し、かつ当該吸収軸のそれぞれが前記液晶層の厚さ方向の中央における液晶分子の配向方位に対して45°の角度をもって配置されており、
前記光学素子は、
前記第1基板と前記第1偏光板との間、又は前記第1基板と前記液晶層との間の何れかに配置される第1光学素子と、
前記第2基板と前記第2偏光板との間、又は前記第2基板と前記液晶層との間の何れかに配置される第2光学素子と、
を含み、
前記第1光学素子は、前記第1基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第1偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ当該光軸の傾斜角が前記第1基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下であり、
前記第2光学素子は、前記第2基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第2偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ光軸の傾斜角が前記第2基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下である、光学素子である。
Claims (5)
- 互いの一面を向かい合わせて配置された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたプレティルト角が90°未満のモノドメイン垂直配向液晶層と、
前記第1基板の他面側に配置された第1偏光板と、
前記第2基板の他面側に配置された第2偏光板と、
前記第1基板と前記第1偏光板との間、又は前記第1基板と前記液晶層との間の何れかに配置された第1光学素子と、
前記第2基板と前記第2偏光板との間、又は前記第2基板と前記液晶層との間の何れかに配置された第2光学素子、
を含み、
前記第1偏光板と前記第2偏光板は、それぞれの吸収軸が互いに略直交し、かつ当該吸収軸のそれぞれが前記液晶層の厚さ方向の中央における液晶分子の配向方位に対して45°の角度をもって配置されており、
前記第1光学素子は、前記第1基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第1偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ当該光軸の傾斜角が前記第1基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下であり、
前記第2光学素子は、前記第2基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第2偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ当該光軸の傾斜角が前記第2基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下である、
液晶表示素子。 - 前記第1光学素子と前記第2光学素子のそれぞれの厚さ方向のリタデーションRthが等しい、
請求項1に記載の液晶表示素子。 - 前記第1光学素子及び前記第2光学素子のそれぞれは、前記厚さ方向のリタデーションRthが110nm以上であり、かつ前記傾斜角をθとするとθ≦4943/Rthの関係を有する、
請求項1又は2に記載の液晶表示素子。 - 前記液晶層は、リタデーションΔndが前記第1光学素子及び前記第2光学素子のそれぞれの前記厚さ方向のリタデーションRthに対してΔnd=(Rth×2+100nm)の関係にあり、
前記液晶層は、前記リタデーションΔndを基準に±18000/Δnd(nm)のマージンを許容する、
請求項2又は3に記載の液晶表示素子。 - 第1基板及び第2基板とそれらの間に配置された液晶層とを有する液晶素子と組み合わせて用いられる光学素子であって、
前記液晶素子は、
互いの一面を向かい合わせて配置された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたプレティルト角が90°未満のモノドメイン垂直配向液晶層と、
前記第1基板の他面側に配置された第1偏光板と、
前記第2基板の他面側に配置された第2偏光板と、
を含み、前記第1偏光板と前記第2偏光板は、それぞれの吸収軸が互いに略直交し、かつ当該吸収軸のそれぞれが前記液晶層の厚さ方向の中央における液晶分子の配向方位に対して45°の角度をもって配置されており、
前記光学素子は、
前記第1基板と前記第1偏光板との間、又は前記第1基板と前記液晶層との間の何れかに配置される第1光学素子と、
前記第2基板と前記第2偏光板との間、又は前記第2基板と前記液晶層との間の何れかに配置される第2光学素子と、
を含み、
前記第1光学素子は、前記第1基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第1偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ当該光軸の傾斜角が前記第1基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下であり、
前記第2光学素子は、前記第2基板の一面又は他面に対して略同一の角度で傾斜し、かつ一方向に配列された複数の面を有する凹凸部と、前記凹凸部を覆って設けられており、負の一軸光学異方性を示す光学膜とを有し、光軸の傾く方位が前記第2偏光板の前記吸収軸と略直交して配置され、かつ光軸の傾斜角が前記第2基板の一面又は他面の法線方向を基準にして0°より大きく45°以下である、
光学素子。
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