JP5523292B2 - シンプロビジョニングが適用された記憶制御装置 - Google Patents

シンプロビジョニングが適用された記憶制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、シンプロビジョニングが適用された記憶制御に関する。
ホスト計算機が、第1のストレージ装置内の論理ボリュームを認識していて、その論理ボリュームにデータを書き込むようになっているケースにおいて、ホスト計算機からのデータの書込み先として、第1のストレージ装置の代わりに第2のストレージ装置が使用されることになったとする。この場合、第1のストレージ装置から第2のストレージ装置にデータを移動する必要がある。
また、シンプロビジョニング(ダイナミックプロビジョニングとも呼ばれる)が適用されたストレージ装置が知られている(特許文献1)。この種のストレージ装置は、一般に、複数の仮想ページ(仮想的な記憶領域)で構成された仮想的な論理ボリューム(以下、仮想VOL)と、複数のプールVOLで構成されたプールとを有する。プールVOLは、プールのメンバとされた論理ボリュームであり、2以上の実ページ(実体的な記憶領域)で構成されている。ストレージ装置は、仮想ページに対するデータの書込みの際に、書込み先の仮想ページが未割当ての仮想ページであれば、その仮想ページに実ページをプールから割り当て、割り当てた実ページに書込み対象のデータを書き込む。
第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へのデータ移動では、例えば、第1のストレージ装置内の論理ボリュームから第2のストレージ装置内の仮想VOLにデータを移動することが考えられる。さらに、データをページ単位で他の記憶媒体へ移動する技術も開示されている(特許文献2)。
特開2005−234820号公報 特開2005−301627号公報
しかしながら、第1のストレージ装置内の論理ボリューム(以下、外部VOL)から第2のストレージ装置内の仮想VOLにデータを移動すると、下記の問題が生じ得る。
(*)外部VOLの記憶容量が大きいと、外部VOLから仮想VOLへのデータ移動に長い時間がかかる。
この種の問題は、第2のストレージ装置の外部にあるVOL(外部VOL)から第2のストレージ装置内の仮想VOLにデータを移動することに限らず、第2のストレージ装置内の論理ボリュームから第2のストレージ装置内の仮想VOLにデータを移動することについてもあり得る。
従って、本発明の目的は、論理ボリュームからシンプロビジョニングに従う仮想ボリュームへのデータ移動にかかる時間を抑えることにある。
本発明の更なる目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
記憶制御装置が、複数の物理記憶デバイスに基づく1又は複数の論理ボリュームのうちの1以上をプールボリュームとして含んだプールに、データが格納されている第1の論理ボリュームを含め、且つ、第1の論理ボリュームを2以上の実領域に分割する。記憶制御装置は、2以上の仮想領域に分割された仮想的な論理ボリュームである第2の論理ボリュームに、第1の論理ボリュームを割り当てる。記憶制御装置は、第1の論理ボリュームにおける全てのデータを第1の論理ボリューム以外の1以上のプールボリュームに移動する第1のデータ移動処理を行い、その第1のデータ移動処理において、データの移動元の実領域の割当先の仮想領域に、その実領域に代えて、データの移動先の実領域を割り当てる。
少なくとも1つの物理記憶デバイスは、記憶制御装置の外部のストレージ装置であっても良い。また、少なくとも1つの物理記憶デバイスは、物理記憶メディア、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)であっても良い。HDDは、FC(Fibre Channel)、SAS(Serial Attached SCSI)、及びSATA(Serial Advanced Technology Attachment)のいずれに従うHDDであっても良い。
また、この記憶制御装置は、2以上の物理記憶メディアを有したストレージ装置であっても良いし、ストレージ装置に搭載されるコントローラ部であっても良いし、ストレージ装置とホストの間に介在するインテリジェントなスイッチ装置であっても良い。
本発明の一実施形態の概要を示す。 本発明の一実施形態に係るストレージシステムの構成例を示す。 メモリ22、SM37及びSM47に記憶されているプログラム及びテーブルの一例を示す。 内部VOLテーブル400の構成例を示す。 外部VOLテーブル500の構成例を示す。 ストレージ装置管理テーブル600の構成例を示す。 仮想マッピングテーブル700の構成例を示す。 プールテーブル800の構成例を示す。 性能管理テーブル900の構成例を示す。 追い出し進捗テーブル1000の構成例を示す。 再配置対象テーブル1100の構成例を示す。 本発明の一実施形態で行われる処理の全体の流れの一例を示すフローチャートである。 マッピング処理の流れを示すフローチャートである。 プール作成処理の流れを示すフローチャートである。 プールVOL登録処理の流れを示すフローチャートである。 仮想VOL登録処理の流れを示すフローチャートである。 図17Aは、モニタリング有効化処理の流れを示すフローチャートである。図17Bは、モニタリング無効化処理の流れを示すフローチャートである。 ストレージ装置単位の追い出し処理の流れを示すフローチャートである。 VOL単位の追い出し処理の流れを示すフローチャートである。 第1種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートの一部である。 第1種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートの残りである。 第2種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートの一部である。 第2種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートの残りである。 第3種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートの一部である。 第3種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートの残りである。 追い出し対象解除処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図27Aは、追い出しフラグ804の機能の一例を示す。図27Bは、フォーマット禁止フラグ803の機能の一例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
なお、以下の説明では「xxxテーブル」の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、テーブル以外のデータ構造で表現されていてもよい。データ構造に依存しないことを示すために「xxxテーブル」を「xxx情報」と呼ぶことができる。
また、以下の説明では、記憶制御装置として、ストレージ装置を例に取る。
また、以下の説明では、要素を特定するためにID(識別子)或いは番号が使用されるが、識別情報として、他種の情報(例えば名前)が使用されて良い。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又は通信インタフェース装置(例えば通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされてもよい。プログラムを主語として説明された処理は、ストレージ装置、ストレージ装置が有するコントローラ、或いは管理計算機が行う処理としても良い。また、プロセッサは、プロセッサが行う処理の一部又は全部を行うハードウェア回路を含んでも良い。コンピュータプログラムは、プログラムソースから各計算機にインストールされても良い。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は記憶メディアであっても良い。
また、以下の説明では、「日時」という言葉を用いるが、日時は日時といった情報も指し示しても良く、当然ながら時、分、秒(小数点以下の秒を含んでも良い)を指し示しても良い。
図1は、本発明の一実施形態の概要を示す。なお、以下の説明では、「ボリューム」を「VOL」と略すことがある。
シンプロビジョニングに従うストレージ装置30がある。ストレージ装置30は、プール70を有する。プール70は、1以上のプールVOLで構成されている。プールVOLは、ストレージ装置30が有する1以上の論理ボリューム(以下、内部VOL)のうちの、プール70に含まれた論理ボリュームである。プールVOLは、通常VOLであっても良いし、マップドVOLであっても良い。通常VOLは、ストレージ装置30が有する1以上の物理記憶メディア(例えばRAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)グループ)に基づく論理ボリュームである。マップドVOLは、ストレージ装置30の外部にある別のストレージ装置(以下、外部ストレージ装置)40が有する論理ボリューム(以下、外部VOL)50がマッピングされた仮想的な論理ボリュームである。
プールVOLは、2以上の実ページ(物理的な記憶領域である物理領域)で構成されている。ストレージ装置40は、仮想VOL(シンプロビジョニングに従う仮想的な論理ボリューム)を構成する2以上の仮想ページのうちのいずれか未割当ての仮想ページに属するアドレスを指定したライトコマンドを受信した場合、その仮想ページに、プール70内のいずれかの未割当ての実ページを割り当て、その実ページに、ライトコマンドに付随するデータを書き込む。
外部ストレージ装置は複数あっても良く、同様に、外部VOLも複数であっても良い。それら複数の外部VOLは、1つの外部ストレージ装置が有していても良いし、複数の外部ストレージ装置が有していても良い。プール70には、複数のマップドVOLが含まれても良い。
以下、説明を分かり易くするため、外部ストレージ装置は1つであるとし、且つ、1つの外部VOL内のデータを移動することを例に取る。
ホスト計算機10が、外部VOL50を認識しており、外部VOL50を指定したI/O(Input/Output)コマンドを外部ストレージ装置40に送信するようになっているとする。この場合、ホスト計算機10が使用するデータは、外部VOL50に格納されている。外部VOL50に格納されているデータは、例えば、図1に示す通り、データA及びデータBであるとする。データA及びデータBは、それぞれ、実ページの容量以下であるとする。
或る理由により、外部ストレージ装置40が撤去されることになったとする。「或る理由」は、例えば、外部ストレージ装置40が初めて稼働した日(以下、導入日時)から一定の期間が過ぎた、或いは、外部ストレージ装置40でエラーが発生する頻度が所定値より高くなったである。
この場合、外部VOL50内のデータをストレージ装置30に移動する必要がある。
しかし、外部VOL50から仮想VOLにデータを移動すると、外部VOL50の容量が大きいと、データ移動に長い時間がかかることになる。
そこで、本実施形態では、下記の手順で、外部VOL50からストレージ装置30へのデータ移動が完了する。なお、図中のSとはステップの略である。
(S1)ストレージ装置40が、内部VOLに外部VOL50をマッピングし、外部VOL50がマッピングされたマップドVOLをプール70に含め、マップドVOL(プールVOL3)を2以上の実ページに分割する。なお、ここでは、第1の実ページにデータAが含まれており、第2の実ページにデータBが含まれているとする。
(S2)ストレージ装置40が、プールVOL3を仮想VOL80に割り当てる。具体的には、例えば、プールVOL3と同じ記憶容量の仮想VOL80が用意され、ストレージ装置40は、仮想VOL80を構成する全ての仮想ページに、プールVOL3を構成する全ての実ページをそれぞれ割り当てる。
ストレージ装置40が、ホスト計算機10に仮想VOL80を提供する。ホスト計算機10が、外部VOL50に代えて仮想VOL80を認識する。ホスト計算機10は、外部VOL50のイメージと同じイメージを認識することになる。具体的には、ホスト計算機10は、仮想VOL80内にデータA及びBが存在することを認識する。仮想VOL80はプールVOL3を通じて外部VOL50に対応付けられているからである。但し、データA及びBは、実際には、ストレージ装置30には無く、外部VOL50に存在している。なお、この段落で説明した処理では、例えば、ストレージ装置30は、外部VOL50の識別情報(例えばLUN(Logical Unit Number))を引き継ぎ、その識別情報を仮想VOL80に割り当てることができる。この場合、ホスト計算機10は、外部VOL50に対するI/OのためのI/Oコマンドで指定したI/O先情報と同じI/O先情報を指定したI/Oコマンドを送信することで、仮想VOL80に対するI/Oを行うことができる。I/O先情報は、仮想VOL80の識別情報(例えばLUN)と、仮想VOL80におけるアドレス(例えばLBA(Logical Block Address)とを含む。
なお、(S2)では、プールVOL3のうち、有効なデータ(ホスト計算機10が使用するデータ)が格納されている実ページのみが、その実ページのアドレスに対応するアドレスに属する仮想ページ(仮想VOL80における仮想ページ)に割り当てられても良い。
ホスト計算機10は、適宜に、仮想VOL80における任意のアドレスを含んだI/O先情報を指定したI/Oコマンドを送信する。そのI/Oコマンドを、ストレージ装置30が受信する。ストレージ装置30は、そのI/Oコマンドに従い、仮想VOL80に対するI/Oを行う。具体的には、例えば、ストレージ装置30は、以下の処理、
(*)I/Oコマンドで指定されているI/O先情報が含むアドレスに属する仮想ページ(仮想VOL80における仮想ページ)を特定する、
(*)特定した仮想ページが未割当ての仮想ページであるか否かを判断する、
(*)その判断の結果が肯定的であれば、特定した仮想ページに割り当てられている実ページに対するI/Oを行う(上記(S2)において、全ての仮想ページにそれぞれ実ページが割り当てられている場合、上記判断の結果が常に肯定的となる)、
(*)その判断の結果が否定的であり、且つ、I/Oコマンドがライトコマンドであれば、特定した仮想ページに未割当ての実ページを割り当て、割り当てた実ページにデータを書き込む、
(*)その判断の結果が否定的であり、且つ、I/Oコマンドがリードコマンドであれば、所定のデータ(例えば、全ビットの値がゼロで構成されたデータであるゼロデータ)をホスト計算機10に送信する、
を行う。
(S3)ストレージ装置30は、各実ページの性能(例えば、I/O頻度(単位は例えばIOPS(I/O Per Second))、単位時間当りのデータ転送量、最終I/O日時など)を監視する。これにより、仮想VOL80に割り当てられている実ページ毎に、性能がわかる。
(S4)ストレージ装置30は、プールVOL3における割当て済み実ページ毎に、再配置先の実ページを決定する。再配置先の実ページは、プールVOL3以外のプールVOL内の実ページである。再配置先は、例えば、割当て済み実ページ(移動元実ページ)の性能に基づいて決定される。
(S5)ストレージ装置30は、プールVOL3における割当て済み実ページ毎に、その割当て済み実ページ内のデータを、決定した再配置先の実ページへと移動させる。図1の例によれば、ストレージ装置30は、データAを、外部VOL50から読み出し、そのデータAを、プールVOL2内の実ページに移動する。同様に、ストレージ装置30は、データBを、外部VOL50から読み出し、そのデータBを、プールVOL1内の実ページに移動する。
以上の一連の処理により、外部VOL50に格納されている全てのデータが、プールVOL3以外の1以上のプールVOLに追い出される。
その後、外部ストレージ装置40が撤去される。
なお、本実施形態において、撤去の対象は、外部ストレージ装置40に代えて、ストレージ装置30内の1以上の物理記憶メディア(例えばRAIDグループ)であっても良い。この場合、例えば、図1に点線で示すように、ストレージ装置30が、撤去対象の1以上の物理記憶メディアに基づく通常VOL60を、プール70に含め、その通常VOL60を仮想VOL80に割り当てても良い。このケースでは、前述した説明のうち、「外部ストレージ装置40」を「ストレージ装置30が有する1以上の物理記憶メディア」と読み替え、「外部VOL50」と「プールVOL3」との組合せを「通常VOL60」と読み替えることができる。
また、本実施形態では、ストレージ装置30は、以下の処理、
(a)物理記憶デバイス(例えば、外部ストレージ装置40、又は、1以上の物理記憶メディア)を外すことを意味するイベントを検出する、
(b)そのイベントを検出したときに、そのイベントに対応する物理記憶デバイスに基づく論理ボリューム(例えば、外部VOL、或いは、通常VOL)について、S1〜S5を行う、
を行っても良い。イベントは、例えば、下記のうちの少なくとも1つ、
(x)ストレージ装置30が、外される物理記憶デバイスの識別情報を例えば管理計算機から受信する、
(y)ストレージ装置30が、物理記憶デバイス毎に、物理記憶デバイスの寿命に関する状況を定期的にチェックしていて、そのチェックの結果として、或る物理記憶デバイスの寿命が近いことを判断する、
で良い。(y)のケースでは、「或る物理記憶デバイス」が、「外される物理記憶デバイス」である。なお、「寿命が近い」とは、例えば、物理記憶デバイスの導入時期から一定期間が経過した、或いは、物理記憶デバイスでエラーの発生頻度が所定頻度より高い、で良い。
また、本実施形態において、プール70に含められる論理ボリュームの基になる1以上の物理記憶メディア、又は、その論理ボリュームにマッピングされる外部VOLを有する外部ストレージ装置は、必ずしも、外される対象でなくても良い。例えば、単に、例えば管理計算機から指定された1以上の物理記憶メディア、或いは、外部ストレージ装置であっても良い。
以下、本実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、物理記憶メディアとして、メディアドライブ(以下、ドライブ)を例に取る。
図2は、本発明の一実施形態に係るストレージシステムの構成例を示す。
ストレージシステムは、ホスト計算機10と、管理計算機20と、ストレージ装置30と、外部ストレージ装置40とを有する。
ホスト計算機10は、データを読み書きするためのI/Oコマンドを発行する機能を有する計算機である。ホスト計算機10は、ストレージ装置30に接続される。また、ホスト計算機10は、ホストインタフェース41を介して外部ストレージ装置40に接続される。ホスト計算機10が発行したI/Oコマンドは、外部ストレージ装置40又はストレージ装置30が受信する。
管理計算機20は、ストレージ装置30及び外部ストレージ装置40を管理する機能を有する計算機である。管理計算機20は、例えば、入力装置(例えばキーボード及びマウス)21と、記憶資源(例えばメモリ)22と、出力装置(例えば表示装置)23と、それらに接続されたプロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))24とを有する。
ストレージ装置30は、通信インタフェース装置と、複数のドライブ39と、それらに接続されたコントローラとを有する。
通信インタフェース装置として、例えば、ホスト計算機10に接続されるホストインタフェース31と、管理計算機20に接続される管理インタフェース32と、外部ストレージ装置40に接続される外部ストレージインタフェース33とがある。
複数種類のドライブ39がある。具体的には、例えば、SSDと、SASに従うHDD(以下、SAS)と、SATAに従うHDD(以下、SATA)とがある。1以上の同種のドライブ39でRAIDグループが構成されて良い。そのRAIDグループを基に、論理ボリューム(通常VOL)が形成されて良い。論理ボリュームの種類及びI/O性能は、RAIDグループを構成するドライブ39の種類及びI/O性能に依存して良い。
コントローラは、例えば、記憶資源(例えば、キャッシュメモリ(CM)36と、共有メモリ(SM)37)と、ドライブインタフェース38と、スイッチ(SW)34を通じてそれらに接続されたプロセッサ35とを有する。
SW34に、複数の要素31、32、33、35、36、37及び38が接続されている。SW34は、SW34に接続されている要素間の接続を切り替える。なお、SW34に代えて、内部バス等、他種の接続部が採用されても良い。
CM36は、ドライブ39に入出力されるデータを一時的に記憶する。
SM37は、後述する種々のプログラム及びテーブルを記憶する。
ドライブインタフェース38には、複数のドライブ39が接続される。ドライブインタフェース38を通じて、CM36からドライブ39へのデータの書き込み、及び、ドライブ39からCM36へのデータの読み出しが行われる。
外部ストレージ装置40の構成の説明は、ストレージ装置30とほぼ同じで良い。すなわち、外部ストレージ装置40も、通信インタフェース装置と、複数のドライブ39と、それらに接続されたコントローラとを有して良い。通信インタフェース装置として、例えば、ホスト計算機10に接続されるホストインタフェース41と、ストレージ装置30に接続されるストレージインタフェース43とがあって良い。また、コントローラは、記憶資源(例えば、CM46と、SM47)と、ドライブインタフェース48と、SW44を通じてそれらに接続されたプロセッサ45とを有して良い。
図3は、メモリ22、SM37及びSM47に記憶されているプログラム及びテーブルの一例を示す。
管理計算機20のメモリ22には、ユーザ指示プログラム221が記憶される。ユーザ指示プログラム221は、入力装置21を介して入力された、ユーザからの指示を、ストレージ装置30に送信する。
ストレージ装置30のSM37には、テーブルとして、例えば、内部VOLテーブル400、外部VOLテーブル500、ストレージ装置管理テーブル600、仮想マッピング管理テーブル700、プールテーブル800、性能管理テーブル900、追い出し進捗テーブル1000、及び、再配置対象テーブル1100がある。また、SM37には、コンピュータプログラムとして、例えば、モニタリングプログラム3711、再配置プログラム3721、VOL管理プログラム3713、仮想管理プログラム3714、外部ストレージ装置プログラム3715、及び、追い出しプログラム3716がある。これらのプログラムは、ストレージ装置30内のプロセッサ35で実行される。
モニタリングプログラム3711は、モニタリング対象のプールVOLの各実ページの性能をモニタリングする。本実施形態では、実ページの性能は、I/O頻度(単位はIOPS(Input Output per Second))である。なお、実ページの性能としては、I/O頻度に代えて又は加えて、単位時間当りのデータ転送量など、他種の性能を採用することができる
再配置プログラム3721は、プールVOL内の実ページ内のデータを他のプールVOL内の実ページに再配置する(移動する)。
ボリューム管理プログラム3713は、ストレージ装置30が有する複数の内部ボリュームを管理する。
仮想管理プログラム3714は、仮想マッピングテーブル700を基に、実ページと仮想ページとの対応付けを管理する。
外部ストレージ装置プログラム3715は、外部VOLテーブル500を基に、外部ストレージ装置40及び外部VOLを管理する。
追い出しプログラム3716は、追い出し進捗テーブル1000及び再配置対象テーブル1100を基に、データ追い出し処理を実行する。
外部ストレージ装置40のSM47は、ストレージ装置管理プログラム471を記憶する。ストレージ装置管理プログラム471は、ストレージ装置30を管理するためのプログラムである。
図4は、内部VOLテーブル400の構成例を示す。
内部VOLテーブル400は、ストレージ装置30が有する全ての内部VOLに関する情報を有する。具体的には、例えば、内部VOLテーブル400は、内部VOL毎に、論理VOL ID401と、VOL種別402と、RAIDグループID403と、プールID404と、ドライブ種別405と、回転数406と、階層順位407と、外部VOLフラグ408と、ストレージID409とを有する。
論理VOL ID401は、内部VOLのIDである。
VOL種別402は、内部VOLの種別を示す情報である。内部VOLの種別としては、前述したように、通常VOL、仮想VOL(シンプロビジョニングに従う仮想的な論理VOL)、及びプールVOLの3種類がある。VOL種別「1」は、通常VOLを意味し、VOL種別「2」は、仮想VOLを意味し、VOL種別「3」は、プールVOLを意味する。なお、プールVOLとしては、プールのメンバとしての通常VOLがあっても良いし、マップドVOL(外部VOLがマッピングされた仮想的な論理VOL)があっても良い。また、内部VOLの種類として、プールに含まれていないマップドVOLがあっても良い。
RAIDグループID403は、内部VOLの基になっているRAIDグループのIDである。
プールID404は、仮想VOLとしての内部VOLが関連付けられているプールのID、或いは、プールVOLとしての内部VOLを含んでいるプールのIDである。
ドライブ種別405は、内部VOLの基となっているドライブ39の種類を示す情報である。
回転数406は、内部VOLの基となっているドライブの回転数を示す情報である。
階層順位407は、内部VOLを含んだ階層の順位を示す情報である。階層順位が「1」の内部VOLは、一番高い階層に含まれている内部VOLである。本実施形態では、階層順が上位である階層ほど、I/O性能の高い階層である。階層には、その階層の階層順位(換言すれば、I/O性能の範囲)に適合する内部VOLが含まれる。
外部VOLフラグ408は、内部VOLがマップドVOL(外部VOLがマッピングされた論理VOL)かどうかを示す。外部VOLフラグ「On」は、論理VOLがマップドVOLであることを意味し、外部VOLフラグ「Off」は、論理VOLがマップドVOLでは無いことを意味する。
ストレージID409は、内部VOLを有するストレージ装置のID(例えばシリアル番号)である。内部VOLがマップドVOLであれば、ストレージID409は、マップドVOLにマッピングされている外部VOLを有する外部ストレージ装置のIDである。
図5は、外部VOLテーブル500の構成例を示す。
外部VOLテーブル500は、外部VOLに関する情報を有するテーブルである。具体的には、例えば、外部VOL管理テーブル500は、外部VOL毎に、外部ストレージID501と、外部VOLID502と、外部ストレージグループ503と、論理VOLID504と、ドライブ種別505と、回転数506とを有する。
外部ストレージID501は、外部VOLを有する外部ストレージ装置40のID(例えばシリアル番号)である。
外部VOLID502は、外部VOLのIDである。
外部ストレージグループID503は、外部VOLの基になっているRAIDグループのIDである。
論理VOL ID504は、外部VOLがマッピングされているマップドVOLのIDである。
ドライブ種別505は、外部VOLの基になっているドライブ49の種別を示す情報である。
回転数506は、外部VOLの基になっているドライブ49の回転数を示す情報である。
図6は、ストレージ装置管理テーブル600の構成例を示す。
ストレージ装置管理テーブル600は、ストレージ装置30及び外部ストレージ装置40に関する情報を有する。具体的には、例えば、ストレージ装置管理テーブル600は、ストレージ装置毎に、ストレージID601と、ロケーション602と、データセンタ603と、機種604と、メーカ605と、導入日時606とを有する。
ストレージID601は、ストレージ装置30又は外部ストレージ装置40のIDである。なお、ストレージID601の欄における所定のマーク「◎」は、ストレージ装置がストレージ装置30であることを意味する。ストレージID601の欄に所定のマーク「◎」が付与されていないストレージ装置は、外部ストレージ装置40である。
ロケーション602は、ストレージ装置が設置されている場所を示す情報である。なお、ロケーション602に代えて、ストレージ装置30からの距離を表す情報が採用されても良い。
データセンタ603は、ストレージ装置を有するデータセンタの識別情報である。
機種604は、ストレージ装置の機種を示す情報である。
メーカ605は、ストレージ装置のメーカの識別情報(例えば記号)である。
導入日時606は、ストレージ装置が導入された日時を示す情報である。
図7は、仮想マッピングテーブル700の構成例を示す。
仮想マッピングテーブル700は、実ページと仮想ページとの対応関係を示す。仮想マッピングテーブル700は、プールVOL毎に存在する。
仮想マッピングテーブル700は、例えば、実ページ毎に、実ページID701と、仮想ページID702とを有する。
実ページID701は、実ページのIDである。
仮想ページID702は、実ページに割り当てられている仮想ページのIDである。仮想ページのIDは、その仮想ページを有する仮想VOLのIDを含んで良い。それにより、どの仮想VOLのどの仮想ページに実ページが割当てられているかがわかる。
図8は、プールテーブル800の構成例を示す。
プールテーブル800は、各プールVOLに関する情報を有する。具体的には、例えば、プールテーブル800は、プールVOL毎に、プールID801と、プールVOL ID802と、フォーマット禁止フラグ803と、追い出しフラグ804と、モニタリングフラグ805とを有する。
プールID801は、プールVOLを含んだプールのIDである。
プールVOL ID802は、プールVOLのIDである。
フォーマット禁止フラグ803は、プールVOLがフォーマット禁止対象であるか否かを示すフラグである。フォーマット禁止フラグ803「On」は、プールVOLがフォーマット禁止対象であること、及び、再配置処理においてプールVOLから他のプールVOLにデータが移動されないことを意味する。論理VOLがフォーマット禁止対象の場合、その論理VOLがプールに含まれても、その論理VOLはフォーマットされない。このため、その論理VOLがプールに含まれる前から有しているデータは、そのまま残る。故に、例えば、フォーマット禁止対象のマップドVOLがプールに含められて仮想VOL80に割り当てられた場合(すなわち、図1に示した(S1)及び(S2)が行われた場合)、ホスト計算機10は、仮想VOL80を指定したリードコマンドを送信することで、プールに含まれたマップドVOL内のデータ(マップドVOLにマッピングされている外部VOL内のデータ)を読み出すことができる。また、再配置処理では、フォーマット禁止フラグ803「On」のプールVOL内の実ページが、移動元の実ページの条件に適合しても、フォーマット禁止フラグ803「On」のプールVOL内の実ページが移動元の実ページとして決定されることは無い。
追い出しフラグ804は、プールVOLが追い出し対象であるか否かを示すフラグである。追い出しフラグ804「On」は、プールVOLが追い出し対象であることを意味する。追い出しフラグ804「On」のプールVOL内の実ページには、再配置処理において、他のプールVOL内の実ページからデータが移動されない。すなわち、追い出しフラグ「On」のプールVOL内の実ページは、再配置処理においてデータの再配置先とされることがない。
モニタリングフラグ805は、プールVOLがモニタリング対象か否かを示すフラグである。モニタリングフラグ805「On」は、プールVOLがモニタリング対象であることを意味する。
フォーマット禁止対象か否か、追い出し対象か否か、及び、モニタリング対象であるか否かを示す情報は、上述のようにフラグに限らず、他種の情報でも良い。
図9は、性能管理テーブル900の構成例を示す。
性能管理テーブル900は、モニタリングフラグ805「On」のプールVOLについてのモニタリングの結果を表す情報を有する。性能管理テーブル900は、モニタリングフラグ805「On」のプールVOL毎に存在する。
性能情報テーブル900は、例えば、実ページ毎に、実ページID901と、日時902と、性能903とを有する。
実ページID901は、実ページのIDである。
日時902は、実ページをモニタリングした最近の日時を示す情報である。
性能903は、実ページの性能を示す情報である。性能は、例えば、前述したようにI/O頻度(単位はIOPS)であっても良いし、I/O頻度に代えて又は加えて、単位時間当りのデータ転送量及びレスポンスタイムのうちの少なくとも1つが採用されても良い。
なお、性能は、実ページ毎にモニタリングされることに代えて、仮想ページ毎にモニタリングされても良い。すなわち、性能を示す情報は、仮想ページ毎に記録されても良い。
図10は、追い出し進捗テーブル1000の構成例を示す。
追い出し進捗テーブル1000は、追い出しフラグ804「On」のプールVOL毎に存在する。
追い出し進捗テーブル1000は、例えば、実ページ毎に、実ページID1001と、再配置先実ページID1002と、追い出し完了フラグ1003とを有する。
実ページID1001は、実ページのIDである。
再配置先実ページID1002は、実ページに格納されているデータの移動先(再配置先)となる実ページのIDである。典型的には、移動先の実ページは、移動元の実ページを有するプールVOLとは異なるプールVOL内の実ページである。具体的には、例えば、移動先の実ページは、移動元の実ページを有するプールVOLを含んだ階層とは異なる階層に含まれるプールVOL内の実ページである。
追い出し完了フラグ1003は、実ページ内のデータの移動(追い出し)が完了したか否かを示すフラグである。追い出し完了フラグ1003「On」は、データの移動が完了していることを意味し、追い出し完了フラグ1003「Off」は、データの移動が完了していないことを意味する。
図11は、再配置対象テーブル1100の構成例を示す。
再配置対象テーブル1100は、モニタリング対象のプールVOLを含んだプールにおける各実ページの優先順位を示す。再配置対象テーブル11000は、モニタリングフラグ805「On」のプールVOLを含んだプール毎に存在する。
再配置対象テーブル11000は、例えば、実ページID1101と、優先順位1102とを有する。
実ページID1101は、実ページのIDである。
優先順位1102は、実ページの優先順位を表す情報である。実ページの優先順位は、その実ページを含んだプール内の実ページ毎の性能(モニタリング結果)に基づいて付与される。実ページの優先順位は、例えば、その実ページに対応する性能904(性能管理テーブル900(図9参照)における情報)が表す性能が優れているほど、高い優先順位となる。優先順位が高いほど小さい値が付与される。
以下、本実施形態で行われる処理を説明する。
図12は、本実施形態で行われる処理の全体の流れの一例を示すフローチャートである。
ストレージ装置30は、外部VOLを内部VOLにマッピングする(S1201)。
また、ストレージ装置30は、プールを作成する(S1202)。
そして、ストレージ装置30は、外部VOLがマッピングされた内部VOL(マップドVOL)を、プールに含める(S1203)。プールに含められたマップドVOLは、フォーマット禁止対象であり、追い出し対象であり、且つモニタリング対象である。
ストレージ装置30は、仮想VOLを作成し、その仮想VOLにプール内のマップドVOLを割り当てる(S1204)。
ストレージ装置30は、仮想VOLに割り当てられたマップドVOL(プールVOL)の各実ページの性能をモニタリングする(S1205)。
ストレージ装置30は、管理計算機20から追い出し指示を受信する(S1206)。追い出し指示は、例えば、ストレージ装置のID、仮想VOL及び/又はプールVOLのID、及び、ポリシー情報を含む。ストレージIDと、仮想VOL及び/又はプールVOLのIDから、追い出し対象とするプールVOLが特定される。また、ポリシー情報を基に、追い出し対象のプールVOL内の実ページ(有効なデータを有する実ページ)毎に、移動先の実ページが決定される。ここで、「ポリシー情報」とは、移動先の実ページの決定に関するポリシーを表す情報である。ポリシー情報は、例えば、下記の情報、
(*)移動先の実ページの決定の際に参酌する実ページ属性(例えば、実ページの性能、実ページを有するストレージ装置のデータセンタ、ロケーション、或いは導入日時)
(*)移動先の実ページの属性の条件(例えば、データセンタのID、ロケーションを表す情報、或いは、ストレージ装置30内の物理記憶メディアに基づく実ページを移動先の実ページとして良いか否か)、
(*)ゼロデータを破棄するか否か、
のうちの少なくとも1つを含む。
ストレージ装置30は、ポリシー情報に従って、追い出し対象のプールVOL内の各実ページについて、データの移動先(再配置先)を決定する(S1207)。なお、ポリシー情報が、ゼロデータを破棄することを意味する情報を含んでいる場合、追い出し対象プールVOLにおける、ゼロデータのみが格納されている実ページについては、その実ページ内のゼロデータが破棄され(その実ページは、移動元とされることなく、未割当ての実ページとして管理され)、移動先の実ページは決定されない。
ストレージ装置30は、追い出し対象のプールVOL内の各移動元実ページから、その実ページについて決定した移動先の実ページに、データを移動(再配置)する(S1208)。追い出し対象のプールVOLがマップドVOLの場合、外部VOLにおける、移動元実ページに対応した領域から、移動先の実ページに、データが移動する。
追い出し対象のプールVOLから全ての有効なデータが追い出された後(各移動元実ページについてデータの移動が完了した後)、追い出し対象のプールVOLにマッピングされている外部VOLを有する外部ストレージ装置40が撤去される(S1209)。なお、追い出し対象のプールVOLが、ストレージ装置30が有する1以上のドライブ39に基づくVOLであれば、その1以上のドライブ39が撤去される。
図13は、マッピング処理の流れを示すフローチャートである。マッピング処理は、前述のS1201で行われる処理である。
ユーザ指示プログラム221は、外部ストレージ装置管理プログラム3715に、外部ストレージ装置40を認識する指示(以下、外部ストレージ認識指示)を送信する(S1301)。
外部ストレージ装置管理プログラム3715は、外部ストレージ認識指示を受信し、その指示に従い、ストレージ装置30に接続されている全ての外部ストレージ装置を特定するよう、外部ストレージ検索処理を行う(S1302)。外部ストレージ装置管理プログラム3715は、その検索処理では、所定の問合せを発行する。
その発行を受けた装置が外部ストレージ装置であれば、その外部ストレージ装置におけるストレージ装置管理プログラム471が、問合せの発行元のストレージ装置30に応答を返す(S1303)。その応答は、その応答を返す外部ストレージ装置40に関する情報(例えば、外部ストレージ装置40の識別情報、及び、外部ストレージ装置40が有する外部VOLの識別情報)を含んで良い。
応答を受けたストレージ装置30内の外部ストレージ装置管理プログラム3715は、ユーザ指示プログラム221に、外部ストレージ認識指示に対する応答を返す(S1304)。その応答は、外部ストレージ装置40が返した応答が有する情報の全て又は一部(例えば、応答を返した各外部ストレージ装置40の識別情報、及び、その外部ストレージ装置40が有する外部VOLの識別情報)を含んで良い。
ユーザ指示プログラム221は、応答を受信することにより、外部ストレージ装置40を認識する。ユーザ指示プログラム221は、外部ストレージ装置管理プログラム3715に対して、外部VOLをマッピングする指示(以下、マッピング指示)を出す(S1305)。マッピング指示は、撤去対象の外部ストレージ装置40の識別情報を含んで良い。
外部ストレージ装置管理プログラム3715は、マッピング指示を受信し、その指示に従い、その指示から特定される外部ストレージ装置40の全ての外部VOL(或いは、その指示から特定された外部VOL)を、内部VOLにマッピングする(S1306)。このS1306で、例えば、外部ストレージ装置管理プログラム3715は、下記の処理、
(*)外部VOLテーブル500(図5参照)に、新たにレコードを追加し、マッピングされた外部VOLに関する情報を、その追加したレコードに登録する、
(*)内部VOLテーブル400に、新たにレコードを追加し、マップドVOLに関する情報を、その追加したレコードに登録する、
(*)外部VOLがマッピングされた内部VOLに対応する外部VOLフラグ406(内部VOLテーブル400(図4)におけるフラグ406)を「On」に更新する、
を行う。
図14は、プール作成処理の流れを示すフローチャートである。プール作成処理は、前述のS1202で行われる処理である。
ユーザ指示プログラム221は、仮想管理プログラム3714に対してプールを作成する指示(以下、プール作成指示)を送信する(S1401)。
仮想管理プログラム3714は、プール作成指示を受信し、その指示に従い、プールテーブル800(図8参照)を更新する(S1402)。具体的には、例えば、仮想管理プログラム3714は、新たなプールに対応するレコードをプールテーブル800に追加する。なお、追加されたレコードは、プールVOLが追加されていなければブランクで良い。
図15は、プールVOL登録処理の流れを示すフローチャートである。プールVOL登録処理は、前述のS1202で行われて良い。
ユーザ指示プログラム221は、仮想管理プログラム3714に、プールにVOLを追加する指示(以下、プールVOL登録指示)を送信する(S1501)。この指示は、プールに含まれていないVOLをプールに追加する指示である。この時、プールVOL登録指示は、1以上の追加対象のVOL(図15の説明において「追加VOL」)に関する情報を含んで良い。追加VOLが、通常VOLであるかマップドVOLであるかを問わず、フォーマット禁止フラグ803を「On」に設定したい追加VOLがあれば、少なくとも1つの追加VOLについて、フォーマット禁止フラグ803を「On」とすることを意味する情報(例えば、仮想VOLとしてホストに提供することが指定された追加VOLであることを表す情報)がプールVOL登録指示に含まれて良い。また、プールVOL登録指示は、各追加VOLについて、モニタリングフラグ805を「On」とするか「Off」とするかを表す情報を含んで良い。
仮想管理プログラム3714は、プールVOL登録指示を受信し、その指示に従い、プールテーブル800(図8参照)を更新する(S1502)。この段階では、プールVOL登録指示に従う各追加VOLのレコードがプールテーブル800に追加され、各レコードに、そのレコードに対応する追加VOLの情報(プールVOL登録指示に従う情報)が登録される。これにより、追加VOLがプールVOLとなる。なお、追加VOLは2以上の実ページに分割される。また、フォーマット禁止フラグ803を「On」が指定されているVOLについては、フォーマット禁止フラグ803として「On」が登録される。なお、この段階では、プールVOL登録指示に従う全てのVOLについて、追い出しフラグ804は「Off」で良い。後述の追い出し処理が始まった場合に、追い出し対象のプールVOL(例えば、マップドVOLでありフォーマット禁止対象であるVOL)について、追い出しフラグ804が「On」にされる。また、マップドVOLに相当するVOLの追加であれば、仮想管理プログラム3714は、そのVOLについて、プールVOL登録指示でフォーマット禁止フラグ803を「On」とすることが指定されていなくても、フォーマット禁止フラグ803を「On」としても良い。
仮想管理プログラム3714は、追加されたプールVOLについて、フォーマット禁止フラグ803が「On」に設定されているかをチェックする(S1503)。フォーマット禁止フラグ803が「On」に設定されているプールVOLについて(S1503:Yes)、処理が終了する。
フォーマット禁止フラグ803が「Off」に設定されているプールVOLについて(S1503:No)、仮想管理プログラム3714は、そのプールVOLをフォーマットする指示をボリューム管理プログラム471に送信し、そのプログラム471が、その指示を受信し、その指示に従い、そのプールVOLをフォーマットする(S1504)。
図16は、仮想VOL登録処理の流れを示すフローチャートである。仮想VOL登録処理は、前述のS1204で行われて良い。
ユーザ指示プログラム221は、仮想管理プログラム3714に対し、仮想VOLを登録する指示(以下、仮想VOL登録指示)を送信する(S1601)。
仮想管理プログラム3714は、仮想VOL登録指示を受信し、その指示が、フォーマット禁止フラグ803が「On」のプールVOLを割り当てることを意味する情報を含んでいるかを判断する(S1602)。
S1602の判断の結果が肯定的の場合(S1602:Yes)、仮想管理プログラム3714は、プールVOLのIDの問合せをユーザ指示プログラム221に送信する(S1603)。
ユーザ指示プログラム221は、問合せを受信し、その問合せに対して、フォーマット禁止フラグ803が「On」に設定されているプールVOLのIDを含んだ応答を仮想管理プログラム3714に送信する(S1604)。そのIDは、例えば、ユーザから指定されたIDである。
仮想管理プログラム3714は、応答を受信し、仮想VOL登録指示に従う仮想VOLの全ての仮想ページに、受信した応答から特定されるプールVOLを構成する全ての実ページをそれぞれ割り当てる(S1606)。その際、仮想管理プログラム3714は、仮想マッピングテーブル700(図7参照)を更新する。
一方、S1602の判断の結果が否定的の場合(S1602:No)処理が終了する。この結果、データが格納されていない仮想VOLが作成されたことになる。
なお、この処理において、例えば、仮想VOL登録指示が、仮想VOLに割り当てるプールVOLのIDを含んでいて良い。この場合、仮想管理プログラム3714は、S1602〜S1604を行うことなく、S1605を行って良い。
図17Aは、モニタリング有効化処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザ指示プログラム211が、モニタリングを有効化する指示(以下、有効化指示)を仮想管理プログラム3714に送信する(S1701)。その指示は、モニタリング対象のVOLのIDを含んで良い。
仮想管理プログラム3714は、有効化指示を受信し、この指示に従い、この指示から特定されるプールVOLのモニタリングフラグ805を「On」に設定する(S1702)。
モニタリングプログラム3711は、モニタリングフラグ805が「On」のプールVOLをプールテーブル800から特定し、そのプールVOLを構成する実ページ毎の性能のモニタリングを開始する(S1703)。
モニタリングプログラム3711は、モニタリング結果に基づき、性能テーブル900(図9参照)の性能903を更新する。
図17Bは、モニタリング無効化処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザ指示プログラム211が、モニタリングを無効化する指示(以下、無効化指示)を仮想管理プログラム3714に送信する(S1711)。その指示は、モニタリングの非対象とするVOLのIDを含む。
仮想管理プログラム3714は、無効化指示を受信し、この指示に従い、この指示から特定されるプールVOLのモニタリングフラグ805を「Off」に設定する(S1712)。
モニタリングプログラム3711は、モニタリングフラグ805が「Off」のプールVOLについてモニタリングを終了する(S1713)。
図18は、ストレージ装置単位の追い出し処理の流れを示すフローチャートである。この追い出し処理は、前述のS1206〜S1208に含まれる。
ユーザ指示プログラム221は、追い出し指示を追い出しプログラム3716に送信する(S1801)。この指示は、追い出し対象(データの追い出し元(移動元))となるストレージ装置のID(例えばシリアル番号)と、再配置のポリシーに関する情報(ポリシー情報)とを含んで良い。ポリシー情報は、移動先の実ページに関する属性の条件と、移動元の実ページがゼロデータのみを格納していればその移動元の実ページについてはデータ追い出しを非実行としてゼロデータ破棄を行うかどうかとのうちの少なくとも一方を含んで良い。移動先の実ページに関する属性の条件は、例えば、下記の少なくとも1つ、
(*)移動先の実ページを、移動元の実ページの性能(IOPS)に属する実ページとするか否か(つまり、性能に基づいた再配置処理(実ページ間のデータ移動)を行うか否か)、
(*)移動先の実ページを含んだストレージ装置のメーカ、データセンタ、ロケーション、ID(例えばシリアル番号)、機種及び導入日時のうちの少なくとも1つに関する条件、
(*)移動先の実ページの基になっているドライブの種類及び/又は回転数に関する条件、
(*)ストレージ装置30を移動先とするか否か、
を表す情報を含んで良い。なお、これは、VOL単位の追い出し処理(後の図19参照)でも同様である。
追い出しプログラム3716は、追い出し指示を受信し、その指示に従い、外部VOLテーブル500(図5参照)から、追い出し対象のストレージ装置が有する全ての外部VOLを特定する(S1802)。
追い出しプログラム3716は、特定した外部VOLに対応するプールVOLの追い出しフラグ804を「On」に設定する(S1803)。以下、追い出しフラグ804の「On」のプールVOLを「追い出し対象のプールVOL」と言う。
追い出しプログラム3716は、ポリシー情報に従う再配置指示を再配置プログラム3712に送信する(S1804)。
再配置プログラム3712は、再配置指示を受信し、その指示に従い、再配置決定処理を行う(S1805)。具体的には、再配置プログラム3712は、追い出し対象のプールVOLの実ページ毎に、再配置先の実ページ(移動先の実ページ)を決定する。
そして、再配置プログラム3712は、再配置処理を行う(1806)。再配置処理では、追い出し対象のプールVOLの実ページ毎に、決定された再配置先の実ページにデータが移動される。なお、ポリシー情報が、「移動元の実ページがゼロデータのみを格納していればその移動元の実ページについてはデータ追い出しを非実行としてゼロデータ破棄を行う」ことを意味する情報を含んでいれば、移動元の実ページがゼロデータのみを格納している場合、その実ページについてデータ移動は行われない。その実ページは、データ移動が行われることなく、未割当ての実ページとして管理される。これは、追い出し対象のプールVOLがマップドVOLである場合に特に有効であると考えられる。なぜなら、仮想VOLの全ての仮想ページにそれぞれマップドVOLの実ページが割り当てられる際に、ゼロデータのみが格納されている実ページが仮想ページに割り当てられることがあり得るからである。ちなみに、仮想VOLの全ての仮想ページにそれぞれマップドVOLの実ページが割り当てられると、無駄に未割当ての実ページが消費されることになるが、次のようなメリットがあると考えられる。すなわち、プールに複数の仮想VOLが関連付けられており、他の仮想VOLに動的に実ページが割り当てられる際に、マップドVOL内の実ページが他の仮想VOLに割り当てられることを防ぐことができると考えられる。
再配置プログラム3712は、適宜に(例えば、1つの移動元実ページから1つの移動先実ページへのデータ移動が完了する都度に)、進捗情報(例えばどの移動元実ページからどの移動先実ページへのデータ移動が完了したかを表す情報)を、追い出しプログラム3716に送信する。追い出しプログラム3716は、進捗情報を受信し、その情報を基に、追い出し完了フラグ1003が「Off」の実ページについてデータ移動が完了していれば、追い出し完了フラグ1003を「On」に変更する(S1807)。
また、追い出しプログラム3716は、データ移動が完了した移動元の実ページに割り当てられている仮想ページに、移動元の実ページに代えて移動先の実ページを割り当てるよう、仮想マッピング管理テーブル700(図7参照)を更新する(S1808)。
再配置プログラム3712は、再配置処理が終了した場合、終了を表す終了情報を追い出しプログラム3716に送信する。
追い出しプログラム3716は、終了情報を受信した場合、追い出し完了通知をユーザ指示プログラム221に送信する(S1809)。
ユーザ指示プログラム221は、追い出しプログラム3716から追い出し完了通知を受信する(S1810)。
図19は、VOL単位の追い出し処理の流れを示すフローチャートである。この追い出し処理も、前述のS1206〜S1208に含まれる。
VOL単位の追い出し処理は、ストレージ装置単位の追い出し処理と基本的には同じである。具体的には、ストレージ装置単位の追い出し処理では、ストレージ装置が有する外部VOLを探す処理(S1802)があるが、VOL単位の追い出し処理では、追い出し指示が、追い出し元のプールVOLのIDを含み、そのため、S1802に相当する処理は実質不要である。従って、図19のS1901〜S1909は、図18のS1801、及びS1803〜S1810にそれぞれ対応する。
次に、再配置先決定処理(S1805、S1904)の流れを説明する。再配置先決定処理の流れは、ポリシー情報によって異なる。再配置先決定処理の流れは、大まかに、下記の3種類のケースにそれぞれ対応した3種類の流れ、
(1)ポリシー情報が、性能に基づいた再配置処理(実ページ間のデータ移動)を行うことを表す情報を含んでいるケース(第1種のケース)、
(2)ポリシー情報が、移動先の実ページを含んだストレージ装置のメーカ、データセンタ、ロケーション、ID(例えばシリアル番号)、機種及び導入日時のうちの少なくとも1つに関する条件を含んでいるケース(第2種のケース)、
(3)ポリシー情報が、移動先の実ページの基になっているドライブの種類及び/又は回転数に関する条件を含んでいるケース(第3種のケース)、
がある。
図20及び図21は、第1種のケースに従う再配置先処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下の説明において、説明を簡単にするため、追い出し対象のプールVOLを含んだプールのIDをX(Xは1以上の整数)、階層順位407をα(αは1以上の整数)、実ページの優先順位1102をZ(Zは1以上の整数)とする。また、以下の処理におけるX、α、Zの初期値は「1」である。本実施形態では、プールIDの値は、1を始めとした連番となっている。
再配置プログラム3712は、プールテーブル800を基に、プールID=Xのプールにおける、追い出しフラグ804が「On」のプールVOLを探し、見つかった追い出し対象プールVOL毎に、追い出し進捗テーブル1000を作成する(S2002)。この時、ポリシー情報が、「移動元の実ページがゼロデータのみを格納していればその移動元の実ページについてはデータ追い出しを非実行としてゼロデータ破棄を行う」ことを意味する情報を含んでおり、且つ、プールVOLが、ゼロデータのみを格納している実ページのみで構成されたプールVOLであれば、そのプールVOLについてテーブル1000は作成されない。
再配置プログラム3721は、S2002で作成した各テーブル1000に、そのテーブル1000に対応するプールVOLを構成する各実ページに関する情報を登録する(S2003)。この時、ポリシー情報が、「移動元の実ページがゼロデータのみを格納していればその移動元の実ページについてはデータ追い出しを非実行としてゼロデータ破棄を行う」ことを意味する情報を含んでいれば、ゼロデータのみを格納している実ページに関する情報は、テーブル1000に登録されない。
再配置プログラム3721は、プールID=Xのプールに対応する追い出し対象テーブル1100を作成し、そのテーブル1100に、テーブル1000に登録された実ページID毎に、レコードを追加する。再配置プログラム3721は、テーブル1100に実ページIDが登録された各実ページの性能903を特定し、性能903の値が高い実ページほど(I/O頻度が高いほど)、優先順位1102として小さい値(高い優先順位を表す値)を登録する(S2004)。
再配置プログラム3721は、S2002で見つかった1以上の追い出し対象VOLから任意に1つのVOLを選択し、選択したプールVOL(以下、選択プールVOL)について、優先順位=Zの実ページを、再配置先決定対象とする(S2005)。
再配置プログラム3721は、プールID=Xのプールに含まれ階層順位407=αの階層に含まれるVOLであって、追い出しフラグ804が「On」のプールVOLでないプールVOLを検索する(S2006)。
再配置プログラム3721は、プールID=Xに対応する仮想マッピングテーブル700を基に、S2006で見つかった1以上のプールVOLに未割当ての実ページ(空きの実ページ)があるか否かを判断する(S2007)。
S2007の判断の結果が否定的の場合(S2007:No)、再配置プログラム3721は、階層順位407=αを、α=α+1とし(S2009)、S2006を実行する。
S2007の判断の結果が肯定的の場合(S2007:Yes)、再配置プログラム3721は、S2007で見つかった実ページを、S2005で対象とされた実ページ(移動元の実ページ)の移動先として決定する(S2010)。その際、再配置プログラム3721は、選択プールVOLに対応する追い出し進捗テーブル1000に、移動元実ページに対応した再配置先実ページID1002として、決定された移動先の実ページのIDを登録し、その移動元実ページに対応したフラグ1003として、「Off」を登録する。
再配置プログラム3721は、選択プールVOL内で、再配置先を決めていない実ページがあるかどうかを判断する(S2011)。
S2011の判断の結果が肯定的の場合(S2011:Yes)、再配置プログラム3721は、優先順位=Zを、Z=Z+1として(S2008)、S2006を行う。
S2011の判断の結果が否定的の場合(S2011:No)、再配置プログラム3721は、S2002で見つかった1以上の追い出し対象VOLに未選択のプールVOLがあるか否かを判断する(S2012)。
S2012の判断の結果が肯定的の場合(S2012:Yes)、再配置プログラム3721は、S2001で見つかった1以上の追い出し対象VOLから、任意の未選択のプールVOLを選択し、その選択プールVOLについて、優先順位Z=1として(S2013)、S2006を行う。
S2012の判断の結果が否定的の場合(S2012:No)、再配置プログラム3721は、プールID=Xを、X=X+1とする(S2014)。
そして、プールID=Xのプールがあれば(S2015:Yes)、再配置プログラム3721は、そのプールについて、S2001を行う。
図20及び21によれば、I/O頻度の高い移動元の実ページについて、階層順位の高い階層内の実ページが、優先的に、移動先の実ページとして決定される。
図22及び図23は、第2種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本説明においても、説明を簡単にするため、プールID=Xとする(Xの初期値は「1」である)。
再配置プログラム3712は、S2002と同様の処理を行う(S2201)。
再配置プログラム3721は、ストレージ装置管理テーブル600を参照し(S2202)、ポリシー情報に合致するストレージ装置を検索する(S2203)。
再配置プログラム3721は、内部VOLテーブル400を参照し(S2204)、S2203で見つかったストレージ装置内のVOLにマッピングされたVOLであり、追い出しフラグ804が「On」ではないVOLを見つける(S2205)。また、このS2205で、再配置プログラム3721は、S2201で見つかった1以上の追い出し対象VOLから、任意の未選択のプールVOLを選択する(ここで選択されたプールVOLを、以下、「選択プールVOL」と言う)。
再配置プログラム3721は、S2205で見つかった外部VOLが、プールVOLにマッピングされたVOLであり、且つ、そのプールVOLを含んだプールのIDがID=Xか否かを判断する(S2206)。
S2206の判断の結果が否定的の場合(S2206:No)、再配置プログラム3721は、再度S2205を行う。
S2206の判断の結果が肯定的の場合(S2206:Yes)、再配置プログラム3721は、プールID=Xに対応した仮想マッピングテーブル700を基に、S2205で見つかった外部VOLがマッピングされたプールVOL(マップドVOL)に、未割当ての実ページがあるか否かを判断する(S2207)。
S2207の判断の結果が否定的の場合(S2207:No)、再配置プログラム3721は、再度S2205を行う。
S2207の判断の結果が肯定的の場合(S2207:Yes)、再配置プログラム3721は、S2207で見つかった実ページを、選択プールVOL内の1つの実ページ(移動元の実ページ)の移動先として決定する(S2209)。その際、再配置プログラム3721は、選択プールVOLに対応する追い出し進捗テーブル1000に、移動元実ページに対応した再配置先実ページID1002として、決定された移動先の実ページのIDを登録し、その移動元実ページに対応したフラグ1003として、「Off」を登録する。
再配置プログラム3721は、選択プールVOL内で、再配置先を決めていない実ページがあるかどうかを判断する(S2210)。
S2210の判断の結果が肯定的の場合(S2210:Yes)、再配置プログラム3721は、選択プールVOLにおいて、移動先が未決定の実ページについて、S2205を行う。
S2210の判断の結果が否定的の場合(S2210:No)、S2012〜S2015(図21参照)と同様の処理が行われる(S2211〜S2214)。
図24及び図25は、第3種のケースに従う再配置先決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。本説明においても、説明を簡単にするため、プールID=X(Xは1以上の整数)、とする(Xの初期値は「1」である)。
再配置プログラム3712は、S2201と同様の処理を行う(S2401)。
再配置プログラム3721は、内部VOLテーブル400を参照し(S2402)、ポリシー情報に合致するドライブの基になっているVOLであり、追い出しフラグ804が「On」ではないVOLを見つける(S2403)。また、このS2403で、再配置プログラム3721は、S2401で見つかった1以上の追い出し対象VOLから、任意の未選択のプールVOLを選択する(ここで選択されたプールVOLを、以下、「選択プールVOL」と言う)。
再配置プログラム3721は、S2402で見つかったVOLがプールVOLであり、且つ、そのプールVOLを含んだプールのIDがID=Xか否かを判断する(S2404)。
S2404の判断の結果が否定的の場合(S2404:No)、再配置プログラム3721は、再度S2403を行う。
S2404の判断の結果が肯定的の場合(S2404:Yes)、S2207〜S2214(図22及び図23参照)と同様の処理が行われる(S2405〜S2412)。
前述した第1種のケース〜第3種のケースに従う再配置決定処理は、追い出し処理の一部として行われる再配置決定処理(第1の再配置決定処理)に限らず、追い出し処理とは独立して行われる再配置決定処理(第2の再配置決定処理)に適用されても良い。第2の再配置決定処理でも、移動先の実ページとして、追い出しフラグ804が「On」のプールVOL内の実ページは除外される(図27A参照)。また、第2の再配置決定処理では、移動元の実ページとして、フォーマット禁止フラグ803が「On」のプールVOL内の実ページは除外される(図27B参照)。
図26は、追い出し対象解除処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ユーザ指示プログラム221は、追い出し解除フラグを解除する指示(以下、解除指示)を仮想管理プログラム3714に送信する(S2601)。解除指示は、プールVOLのIDを含む。
仮想管理プログラム3714は、解除指示を受信し、その指示に従い、その指示から特定されるプールVOL(以下、解除対象プールVOL)について、追い出しフラグ804を「Off」に、それだけなく、フォーマット禁止フラグ803も「Off」に設定する(S2602)。
VOL管理プログラム3713は、フォーマット禁止フラグ803が「Off」に変更されたプールVOL(解除対象プールVOL)をフォーマットする(S2603)。
VOL管理プログラム3713は、解除対象プールVOLをフォーマットしたことを仮想管理プログラム3714に通知する。
追い出し対象解除処理によれば、追い出しフラグ804に加えてフォーマット禁止フラグ803も「Off」とされ、解除対象プールVOLがフォーマットされる。これにより、そのプールVOL内の実ページが未割当てページとなり割当て可能な状態となる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これは、本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態のみに限定する趣旨ではない。すなわち、本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
10…ホスト計算機、20…管理計算機、30…ストレージ装置、40…外部ストレージ装置

Claims (11)

  1. 外部ストレージ装置とホスト計算機に接続されたストレージ装置であって、
    複数の物理記憶デバイスと、
    前記複数の物理記憶デバイス、前記外部ストレージ装置及び前記ホスト計算機に接続されたコントローラと
    を有し、
    前記コントローラは、前記複数の物理記憶デバイスに基づく1又は複数の論理ボリュームのうちの1以上をプールボリュームとして含んだプールを管理しており、
    各プールボリュームは、2以上の実領域に分割されており、
    前記コントローラは、
    (A)データが格納されており、かつ、前記外部ストレージ装置が提供する論理ボリュームである外部ボリュームを論理ボリュームにマッピングし、前記外部ボリュームがマッピングされた論理ボリュームである第1の論理ボリュームを、前記プールに含め、且つ、前記第1の論理ボリュームを2以上の第1実領域に分割し、
    (B)2以上の仮想領域に分割された仮想的な論理ボリュームである第2の論理ボリュームの前記2以上の仮想領域に、前記第1の論理ボリュームの前記2以上の第1実領域をそれぞれ割り当て、
    (C)前記第2の論理ボリュームを、前記ホスト計算機に提供し、
    (D)各第1実領域又は各仮想領域の性能を監視し、その監視結果である性能情報を記憶し、前記性能情報に基づき、前記第1論理ボリュームに格納されるデータの移動先となる前記第1論理ボリューム以外のプールボリュームにおける移動先実領域を決定し、
    (E)前記第1の論理ボリュームにマッピングされている前記外部ボリュームに格納された全てのデータを前記第1の論理ボリューム以外の前記1以上のプールボリュームに移動するータ移動処理を行い、前記ータ移動処理において、前記外部ボリュームにおけるデータの移動元実領域に対応した第1実領域の割当先の仮想領域に、前記第1実領域に代えて、前記移動先実領域を割り当てる、
    ストレージ装置。
  2. 請求項1記載のストレージ装置であって、
    前記性能情報は、前記第1実領域のI/O(Input or Output)頻度である、
    ストレージ装置。
  3. 請求項1記載のストレージ装置であって、
    前記性能情報は、前記第1実領域の単位時間当たりのデータ転送量である、
    ストレージ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
    前記(D)は、前記データ移動処理の一部として、又は、前記データ移動処理とは独立して行われる、
    ストレージ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
    前記第1の論理ボリュームは、フォーマット禁止対象であり、
    前記コントローラは、前記プールに論理ボリュームを含める際に、その論理ボリュームがフォーマット禁止対象でなければ、フォーマットした上でその論理ボリュームを前記プールに含めるが、前記第1の論理ボリュームは、フォーマット禁止対象であるため、前記(A)において、前記第1の論理ボリュームをフォーマットすることなくその第1の論理ボリュームを前記プールに含める、
    ストレージ装置。
  6. 請求項5記載のストレージ装置であって、
    前記コントローラは、前記第2の論理ボリュームに割り当てられるプールボリュームが、フォーマット禁止対象とされた前記第1の論理ボリュームであることを特定した場合に、前記(B)を行う、
    ストレージ装置。
  7. 請求項1記載のストレージ装置であって、
    前記コントローラは、複数の仮想的な論理ボリュームを前記プールに関連づけて管理し、
    前記複数の仮想的な論理ボリュームは、2以上の仮想領域に分割されており、
    前記複数の仮想的な論理ボリュームは、前記第2の論理ボリュームを含む、
    ストレージ装置
  8. 請求項1又は7記載のストレージ装置であって、
    前記コントローラは、前記(E)において、前記第1の論理ボリュームにおいて、無効なデータのみが格納されている実領域については、その実領域を移動元としない、
    ストレージ装置。
  9. 請求項1記載のストレージ装置であって、
    前記コントローラは、2以上の仮想領域に分割された第3の論理ボリュームを管理しており、且つ、前記第3の論理ボリュームにおける未割当ての仮想領域に対するライトに応じて、その仮想領域に未割当ての実領域を前記プールから割り当てるようになっており、
    前記コントローラは、
    (q)前記第3の論理ボリュームにおける未割当ての仮想領域に対するライトでは、前記第1の論理ボリューム以外のプールボリュームから未割当ての実領域を割り当てる、
    ストレージ装置。
  10. 請求項1記載のストレージ装置であって、
    前記ータ移動処理において、前記移動先の実領域に基づく物理記憶デバイスは、その物理記憶デバイスの位置に関する情報及び導入日時のうちの少なくとも1つが所定の条件に適合する物理記憶デバイスである、
    ストレージ装置。
  11. (A)複数の物理記憶デバイスに基づく1又は複数の論理ボリュームのうちの1以上をプールボリュームとして含んだプールに、データが格納されており、かつ、外部ストレージ装置が提供する論理ボリュームである外部ボリュームを論理ボリュームにマッピングし、前記外部ボリュームがマッピングされた論理ボリュームである第1の論理ボリュームを含め、且つ、前記第1の論理ボリュームを2以上の第1実領域に分割し、
    (B)2以上の仮想領域に分割された仮想的な論理ボリュームである第2の論理ボリュームの前記2以上の仮想領域に、前記第1の論理ボリュームの前記2以上の第1実領域をそれぞれ割り当て、
    (C)各第1実領域の性能を監視し、その監視結果である性能情報を記憶し、前記性能情報に基づき、前記第1論理ボリュームに格納されるデータの移動先となる前記第1論理ボリューム以外のプールボリュームにおける移動先実領域を決定し、
    (D)前記第1の論理ボリュームにマッピングされている前記外部ボリュームに格納された全てのデータを前記第1の論理ボリューム以外の前記1以上のプールボリュームに移動するータ移動処理を行い、前記ータ移動処理において、前記外部ボリュームにおけるデータの移動元実領域に対応した第1実領域の割当先の仮想領域に、前記第1実領域に代えて、前記移動先実領域を割り当てる、
    データ移動方法。
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