JP5522458B2 - 電圧変換装置および電圧変換方法、太陽光発電システム、並びに管理装置 - Google Patents

電圧変換装置および電圧変換方法、太陽光発電システム、並びに管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、電圧変換装置および電圧変換方法、太陽光発電システム、並びに管理装置に関し、特に、より高出力を得られるようにした電圧変換装置および電圧変換方法、太陽光発電システム、並びに管理装置に関する。
近年、二酸化炭素の排出量削減などの地球環境についての観点から、太陽電池により発電を行う太陽光発電システムの普及が推進されている。
図10を参照して、太陽光発電システムの構成について説明する。
図10の左下には、太陽電池の構成の最小単位である太陽電池セル100が示されており、太陽電池セル100は、太陽光の照射を受けることによる光電効果によって、電力を発生する。
また、複数の太陽電池セル100が直列に接続されて太陽電池クラスタ102が構成される。図10に示す例では、太陽電池クラスタ102は、6個の太陽電池セル100乃至100により構成されており、その両端の太陽電池セル100と100とは、バイパスダイオード101を介して接続される。
そして、複数の太陽電池クラスタ102が直列に接続されて太陽電池モジュール(パネル)104が構成される。図10に示す例では、太陽電池モジュール104は、3個の太陽電池クラスタ102乃至102により構成されており、太陽電池クラスタ102乃至102それぞれが備えるバイパスダイオード101乃至101は端子箱103に収納される。
また、複数の太陽電池モジュール104が直列に接続されて太陽電池ストリング105が構成される。図10に示す例では、太陽電池ストリング105は、3個の太陽電池モジュール104乃至104により構成されている。
さらに、複数の太陽電池ストリング105が並列に接続されて太陽電池アレイ106が構成される。図10に示す例では、太陽電池アレイ106は、4個の太陽電池ストリング105乃至105により構成されている。太陽電池ストリング105乃至105は、接続箱107において接続された後、パワーコンディショナ108に接続される。
パワーコンディショナ108は、太陽電池アレイ106から出力される直流の電力を、交流の電力に変換し、負荷109に供給したり、電力会社が提供する商用の電力系統110に戻したりする。また、パワーコンディショナ108は、最大電力追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御に基づいて、太陽電池アレイ106から最大の出力を得られるような制御を行う機能を備えている。
このように構成されている太陽光発電システムでは、太陽光エネルギーを、より効率的に電力に変換することが望まれており、様々な技術が開発されている。例えば、太陽電池アレイごとにDC/DCコンバータを設け、太陽電池アレイから出力される電力の電圧および電流の検出結果に基づいて、太陽電池アレイからの出力を直流状態のままDC/DCコンバータにより最大電力追従制御を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
さらに、太陽電池ストリング単位や太陽電池モジュール単位で最大電力追従制御を行う技術も開発されている。
特開2000−112545号公報
ところで、例えば、太陽電池モジュールごとにDC/DCコンバータを設けて最大電力追従制御を行うような太陽光発電システムでは、それぞれの太陽電池モジュールから出力される電力の電圧および電流が変動することになる。このような太陽光発電システムにおいては、パワーコンディショナにおいても最大電力が得られるように制御されるため、太陽光発電システム全体として電力の電圧および電流が発振してしまい(ふらついてしまい)、発電量が確実に向上するとは限らない。従って、太陽電池モジュールごとにDC/DCコンバータが設けられた太陽光発電システムにおいては、DC/DCコンバータの出力特性を安定させて、より高出力を得られるような最適な制御を行うことが必要である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より高出力を得られるようにするものである。
本発明の電圧変換装置は、太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理手段と、少なくとも前記変換処理手段の動作状況に基づいて、前記変換処理手段の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段とを備えることを特徴とする。
本発明の電圧変換方法は、太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理を実行し、少なくとも前記変換処理の動作状況に基づいて、前記変換処理の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替えるステップを含むことを特徴とする。
かかる構成においては、太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理の動作状況に基づいて、変換処理の動作が変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替えられるので、より高出力な発電を行うことができる。
また、本発明の電圧変換装置は、他の電圧変換装置と通信して、前記他の電圧変換装置が有する変換処理手段の動作状況を取得する動作状況取得手段と、前記動作状況取得手段により取得された動作状況である出力電力量と、前記変換処理手段の動作状況である出力電力量とを比較して、前記変換処理手段における電圧の変換比率を固定させるか否かを判断して前記切替手段に通知する比較手段とをさらに備えることができる。
かかる構成においては、他の電圧変換装置と通信して、他の電圧変換装置が有する変換処理手段の動作状況が取得され、その取得された動作状況である出力電力量と、変換処理手段の動作状況である出力電力量とを比較して、変換処理手段における電圧の変換比率を固定させるか否かが判断されるので、最も出力の大きな変換処理手段を変換比率固定することにより、より高出力を得ることができる。
また、本発明の太陽光発電システムは、太陽光により発電された電力の電圧を変換する電圧変換装置が、太陽電池モジュールごとに設けられており、前記電圧変換装置は、前記電圧を変換する処理を実行する変換処理手段と、少なくとも前記変換処理手段の動作状況に基づいて、前記変換処理手段の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段とを有することを特徴とする。
かかる構成においては、太陽光により発電された電力の電圧を変換する電圧変換装置が、太陽電池モジュールごとに設けられており、電圧を変換する処理を実行する変換処理の動作状況に基づいて、変換処理の動作が変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替えられるので、より高出力を得ることができる。
また、本発明の管理装置は、太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理手段と、少なくとも前記変換処理手段の動作状況に基づいて、前記変換処理手段の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段とを有する複数の電圧変換装置と通信して、全ての前記電圧変換装置が有する前記変換処理手段の動作状況を取得する動作状況取得手段と、前記動作状況取得手段により取得された動作状況である出力電力量を比較して、前記変換処理手段における電圧の変換比率を固定させる前記電圧変換装置を決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
かかる構成においては、複数の電圧変換装置と通信して、全ての電圧変換装置が有する変換処理手段の動作状況が取得され、取得された動作状況である出力電力量を比較して、変換処理手段における電圧の変換比率を固定させる電圧変換装置が決定されるので、より高出力を得ることができる。
本発明の電圧変換装置および電圧変換方法、太陽光発電システム、並びに管理装置によれば、より高出力を得ることができる。
本発明を適用した太陽光発電システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 出力変換機の構成例を示すブロック図である。 制御部の構成例を示すブロック図である。 DC/DC変換部の動作を切り替える処理を説明するフローチャートである。 制御部の他の構成例を示すブロック図である。 制御部における処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した太陽光発電システムの他の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 管理ユニットの構成例を示すブロック図である。 出力変換機に対して動作の変更を指示する処理を説明するフローチャートである。 太陽光発電システムの構成について説明する図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した太陽光発電システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
図1において、太陽光発電システム11は、パワーコンディショナ12と太陽電池ストリング13とが接続されて構成されており、太陽電池ストリング13で発電されてパワーコンディショナ12において交流に変換された電力が負荷や電力系統(図10参照)に供給される。なお、図1の太陽光発電システム11では、1つの太陽電池ストリング13がパワーコンディショナ12に接続された構成となっているが、図10を参照して説明したように、パワーコンディショナ12には、複数の太陽電池ストリングが並列に接続されており、それらの図示は省略されている。
パワーコンディショナ12は、太陽電池ストリング13から出力される電力を、図示しない負荷に供給可能なように調整して出力する。
太陽電池ストリング13では、8個の出力変換機21−1乃至21−8が直列に接続されており、出力変換機21−1乃至21−8に太陽電池モジュール22−1乃至22−8がそれぞれ接続されている。また、直列に接続された両端の出力変換機22−1および出力変換機22−8がパワーコンディショナ12に接続されている。なお、出力変換機21−1乃至21−8はそれぞれ同様に構成されており、以下、適宜、出力変換機21−1乃至21−8を区別する必要がない場合には出力変換機21と称し、図2を参照して後述するように出力変換機21−1乃至21−8の内部構成についても同様とする。また、太陽電池モジュール22−1乃至22−8についても同様に、太陽電池モジュール22と称する。
このように、太陽光発電システム11は、太陽電池モジュール22ごとに出力変換機21が設けられた構成となっている。そして、太陽電池モジュール22が太陽光の照射に応じて出力する直流の電力が、電圧変換装置である出力変換機21により所定の電圧の直流の電力に変換されて、パワーコンディショナ12に供給される。
図2を参照して、出力変換機21の構成について説明する。図2には、太陽電池ストリング13の一部分(出力変換機21−1乃至21−3および太陽電池モジュール22−1乃至22−3)が示されている。
図2に示すように、出力変換機21は、DC/DC変換部31、電圧検出部32、電流検出部33、電力線通信部34、および制御部35を備えて構成される。
DC/DC変換部31(変換処理手段)の入力側の端子には太陽電池モジュール22が接続されており、太陽電池モジュール22により発電された直流の電力がDC/DC変換部31に供給され、DC/DC変換部31は、太陽電池モジュール22から出力される電力の電圧を、制御部35の制御に従った変換比率の電圧に変換する。また、DC/DC変換部31の出力側の端子には、パワーコンディショナ12に直接または間接的に接続される電力線が接続されており、DC/DC変換部31は、変換後の電圧の電力を、その電力線に出力する。
電圧検出部32は、太陽電池モジュール22からDC/DC変換部31に供給される電力の電圧、即ち、太陽電池モジュール22とDC/DC変換部31とを接続する2本の配線間の電圧を検出し、その電圧値を示す信号を制御部35に供給する。
電流検出部33は、太陽電池モジュール22からDC/DC変換部31に供給される電力の電流を検出し、その電流値を示す信号を制御部35に供給する。例えば、電流検出部33は、太陽電池モジュール22とDC/DC変換部31とを接続する配線に配置された抵抗(図示せず)の両端の電圧を測定することにより電流を求めることができる。
電力線通信部34は、パワーコンディショナ12への電力の供給に使用される電力線を介して、他の出力変換機21の制御部35と通信を行うための通信部である。なお、本実施の形態では、電力線通信により通信が行われるが、電力線通信以外の手段で通信が行われてもよい。
制御部35には、DC/DC変換部31に供給される電力の電圧値および電流値を示す信号が、電圧検出部32および電流検出部33からそれぞれ供給される。また、制御部35には、DC/DC変換部31の出力側の電力線が接続されており、制御部35は、DC/DC変換部31から出力される電力の電圧および電流を測定する。そして、制御部35は、DC/DC変換部31に入力される電力の電圧および電流と、DC/DC変換部31から出力される電力の電圧および電流とに基づいて、DC/DC変換部31の出力が最大となるDuty値を探索し、そのDuty値で動作するようにDC/DC変換部31を制御(最大動作点制御)する。また、制御部35は、必要に応じて、電力線通信部34を介して他の出力変換機21の制御部35と通信を行う。
このように出力変換機21は構成されており、出力変換機21−1乃至21−8それぞれにおいて最大の出力が得られるような制御が行われる。そのため、出力変換機21−1乃至21−8それぞれからは異なる電圧の電力が出力され、パワーコンディショナ12には、それらの電圧を加算した電圧値の電力が供給される。
このように、出力変換機21−1乃至21−8それぞれにおいて最大動作点制御が行われるような構成において、パワーコンディショナ12においても最大動作点制御が行われると、太陽光発電システム全体として電力が発振してしまい、発電が不安定になる。
そこで、太陽光発電システム11では、出力変換機21−1乃至21−8の制御部35同士が通信を行い、最も出力電力量(発電量)の大きな出力変換機21では、DC/DC変換部31の変換比率を一定の比率に固定(または、Duty値を100に設定)する処理が太陽電池ストリング13ごとに行われる。これにより、DC/DC変換部31の変換比率を固定した出力変換機21の出力特性が、他の出力変換機21の出力特性を収束させる基準となり、出力変換機21−1乃至21−8およびパワーコンディショナ12の動作が安定する。
次に、図3は、互いに通信を行ってDC/DC変換部31の動作を切り替えることができる制御部35の構成例を示すブロック図である。
図3において、制御部35は、受信部41、送信部42、タイマ43、検出部44、申告判断部45、比較部46、および指令部47を備えて構成される。
受信部41は、電力線通信部34(図2)を介して、他の出力変換機21の制御部35から送信されてくる信号を受信する。例えば、受信部41は、他の出力変換機21の制御部35が、その出力変換機21の出力電力量を申告する信号を送信すると、その信号を受信して比較部46に供給したり、申告があった旨を申告判断部45に通知する。即ち、受信部41は、他の出力変換機21の制御部35から送信されてくる、出力変換機21が有するDC/DC変換部31の動作状況の1つを表す出力電力量を取得する動作状況取得手段である。
送信部42は、電力線通信部34を介して、他の出力変換機21の制御部35に対して信号を送信する。例えば、送信部42は、申告判断部45から自身の出力変換機21の出力電力量が供給されると、その出力電力量と自身の出力変換機21の識別番号とが含まれる情報を示す信号を送信して、出力電力量を申告する。
タイマ43は、時刻の計時を行い、出力電力量の申告を行う時刻になると、その時刻になった旨を申告判断部45に通知する。例えば、太陽光発電システム11においては、10秒ごとや1分ごとなど、出力変換機21−1乃至21−8どうしで出力電力量の申告を行う時間が設定されている。
検出部44は、図2の電圧検出部32および電流検出部33を介して、DC/DC変換部31に入力される電力の電圧値および電流値を取得するとともに、DC/DC変換部31の出力側に接続されている電力線を介して、DC/DC変換部31から出力される電力の電圧値および電流値を取得する。そして、検出部44は、DC/DC変換部31に入力される電力の電圧値および電流値と、DC/DC変換部31から出力される電力の電圧値および電流値を指令部47に供給する。
また、検出部44は、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化(急上昇および急降下)した場合、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化した旨を申告判断部45に通知する。また、検出部44は、申告判断部45からの要求に応じて、DC/DC変換部31の出力電力量を申告判断部45に通知する。
申告判断部45は、出力変換機21の出力電力量の申告を行うか否かを判断する。例えば、申告判断部45は、出力電力量の申告を行う時刻になった旨がタイマ43から通知された場合、出力電力量の申告を行うと判断する。また、さらに、申告判断部45は、他の出力変換機21から出力電力量の申告があった旨が受信部41から通知された場合、または、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化した旨が検出部44から通知された場合にも、出力電力量の申告を行うと判断する。
そして、申告判断部45は、出力電力量の申告を行うと判断した場合、検出部44を介してDC/DC変換部31の出力電力量を取得して送信部42に供給し、他の出力変換機21の制御部35に対して、DC/DC変換部31の出力電力量を申告する信号を送信させる。また、申告判断部45は、取得したDC/DC変換部31の出力電力量を比較部46に供給する。
比較部46には、他の出力変換機21の制御部35から送信されてくる、その出力変換機21のDC/DC変換部31の出力電力量が受信部41から供給される。そして、比較部46は、申告判断部45から供給される自身のDC/DC変換部31の出力電力量と、受信部41から供給される他の出力変換機21のDC/DC変換部31の出力電力量とを比較する比較手段である。比較部46は、比較を行った結果、自身のDC/DC変換部31の出力電力量が最大である場合には、自身のDC/DC変換部31における変換比率を固定する旨を指令部47に通知して、動作を切り替える。なお、DC/DC変換部31の変換比率が既に固定されている場合には、比較部46は、その指令を出力せず、DC/DC変換部31の変換比率を固定したままの動作が継続される。
一方、比較部46は、比較を行った結果、自身のDC/DC変換部31の出力電力量が最大でない場合、即ち、自身のDC/DC変換部31よりも大きな出力電力量である他の出力変換機21のDC/DC変換部31がある場合、自身のDC/DC変換部31において最大電力点追従制御を行う旨を指令部47に通知して、動作を切り替える。なお、DC/DC変換部31において最大電力点追従制御が既に行われている場合には、比較部46は、その指令を出力せず、DC/DC変換部31では最大電力点追従制御で動作が継続される。
指令部47は、DC/DC変換部31が最大電力点追従制御に従った出力を行うための適切な変換比率を指示する指令を出力したり、DC/DC変換部31の変換比率を固定するための指令を出力する。即ち、指令部47は、比較部46からの通知に従って、DC/DC変換部31の動作を、変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段である。
例えば、指令部47は、DC/DC変換部31において最大電力点追従制御を行っている場合に、比較部46から変換比率を固定する旨が通知されたとき、DC/DC変換部31の変換比率を固定するための指令を出力する。一方、指令部47は、DC/DC変換部31において変換比率が固定されている場合に、比較部46から最大電力点追従制御を行う旨が通知されたとき、DC/DC変換部31に対して、検出部44により検出された電圧値および電流値に基づいて、最大電力点追従制御に従った出力を行うための適切な変換比率を指示する指令の出力を開始する。
次に、図4は、制御部35が、DC/DC変換部31の動作を切り替える処理を説明するフローチャートである。
例えば、太陽光の照射に応じて太陽電池モジュール22からDC/DC変換部31による変換に必要な電力量以上の発電量が出力されると処理が開始され、ステップS11において、申告判断部45は、タイマ43に従って、DC/DC変換部31の出力電力量を申告する時刻となったか否かを判定する。例えば、タイマ43は、前回の申告が行われてからの時刻を計時しており、出力電力量の申告を行う時間が経過したとき、その旨を申告判断部45に通知する。
ステップS11において、DC/DC変換部31の出力電力量を申告する時刻となっていないと判定された場合、処理はステップS12に進み、申告判断部45は、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化したか否かを判定する。例えば、申告判断部45は、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化した旨が検出部44から通知された場合、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化したと判定する。
ステップS12において、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化していないと判定された場合、処理はステップS13に進み、申告判断部45は、他の出力変換機21から出力電力量の申告があったか否かを判定する。例えば、他の出力変換機21においてDC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化した場合、その出力変換機21から出力電力量が申告され、受信部41が申告があった旨を申告判断部45に通知すると、申告判断部45は、他の出力変換機21から出力電力量の申告があったと判定する。
ステップS13において、申告判断部45が、他の出力変換機21から出力電力量の申告がなかったと判定した場合、処理はステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS11でDC/DC変換部31の出力電力量を申告する時刻となったと判定された場合、ステップS12でDC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化したと判定された場合、または、ステップS13で他の出力変換機21から出力電力量の申告があったと判定された場合、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、申告判断部45は、検出部44に介してDC/DC変換部31から出力されている電力の電圧値および電流値を取得し、DC/DC変換部31の出力電力量を求めて比較部46に通知する。また、申告判断部45は、求めた出力電力量を送信部42に供給し、送信部42は、その出力電力量と自身の出力変換機21の識別番号とが含まれる情報を示す信号を、太陽電池ストリング13を構成する他の全ての出力変換機21に対して送信して、出力電力量を通知する。
ステップS15において、受信部41は、他の出力変換機21の制御部35から送信されてくる出力電力量を申告する情報を取得し、他の出力変換機21のDC/DC変換部31の出力電力量を比較部46に供給して、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、比較部46は、ステップS15で供給された他の出力変換機21のDC/DC変換部31の出力電力量と、ステップS14で申告判断部45が求めた自身のDC/DC変換部31の出力電力量とを比較する。
ステップS16の処理後、処理はステップS17に進み、比較部46は、ステップS16での比較の結果、自身のDC/DC変換部31の出力電力量が最大であるか否かを判定する。
ステップS17において、自身のDC/DC変換部31の出力電力量が最大であると判定された場合、処理はステップS18に進み、比較部46は、DC/DC変換部31における変換比率を固定する旨を指令部47に通知する。これに応じて、指令部47は、変換比率を固定するための指令をDC/DC変換部31に出力する。
一方、ステップS17において、自身のDC/DC変換部31の出力電力量が最大でないと判定された場合、処理はステップS19に進み、比較部46は、最大電力点追従制御を行う旨を指令部47に通知する。これに応じて、指令部47は、最大電力点追従制御に従った出力を行うための適切な変換比率を指示する指令を出力する。
ステップS18またはS19の処理後、処理はステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。なお、例えば、太陽電池モジュール22への太陽光の照射量が低下し、DC/DC変換部31による変換可能な電力量以下の発電量となった場合、処理は終了される。
以上のように、DC/DC変換部31の出力電力量が最大である出力変換機21での変換比率が固定されるので、その出力変換機21の出力特性が収束基準となり、出力変換機21−1乃至21−8全体として出力される電力の電圧および電流が安定する。これにより、太陽光発電システム11全体として発電量を増加させることができる。即ち、太陽光発電システム11が、より高出力で発電することができる。
なお、図4のフローチャートでは、DC/DC変換部31の出力電力量が最大である出力変換機21だけが変換比率を固定するとしたが、その1つの出力変換機21だけでなく、出力特性が類似している複数の出力変換機21において変換比率を固定してもよい。例えば、DC/DC変換部31の出力電力量が大きな上位グループ、つまり、DC/DC変換部31の出力電力量が最大のものから所定台数(例えば、3台)までの出力変換機21の変換比率を固定したり、DC/DC変換部31の出力電力量の最大値から数%以内である出力変換機21の変換比率を固定してもよい。このように出力特性が類似している複数の出力変換機21において変換比率を固定することで、出力変換機21−1乃至21−8全体としてより安定するとともに、安定化するまでの時間を短縮することができる。
例えば、図5は、互いに通信を行ってDC/DC変換部31の動作を切り替えることができる制御部の他の構成例を示すブロック図である。
図5において、制御部35’は、受信部41、送信部42、検出部44、指令部47、および動作判断部48を備えて構成される。制御部35’は、受信部41、送信部42、検出部44、指令部47を備える点で、図3の制御部35と共通しており、それらの詳細な説明は省略する。
動作判断部48は、検出部44から供給されるDC/DC変換部31から出力される電力の電圧値および電流値と、設計時に設定された太陽電池モジュール22の最大出力電力量とに基づいて、DC/DC変換部31のDuty値を常に算出しており、一定の基準時間以上、Duty値が基準値(例えば、90)以上である場合、DC/DC変換部31の変換比率を固定する処理を行う。このとき、動作判断部48は、送信部42を介して、他の出力変換機21に対して変換比率を固定する旨を通知し、その通知を受け取ったというレスポンスを受信部41が受信すると、DC/DC変換部31における変換比率を固定する旨を指令部47に通知する。即ち、動作判断部48は、DC/DC変換部31のDuty値と一定の基準時間に基づいて、DC/DC変換部31の変換比率を固定させるか否かを判断する判断手段であり、送信部42は、その旨を他の出力変換機21に対して通知する通知手段である。また、DC/DC変換部31のDuty値が基準値以上である期間は、出力変換機21が有するDC/DC変換部31の動作状況の1つを表すものである。
また、自身のDC/DC変換部31の変換比率を固定しているときに、他の出力変換機21の制御部35から変換比率を固定する旨の通知を受信部41が受信すると、動作判断部48は、その通知を受け取ったというレスポンスを送信させるとともに、自身のDC/DC変換部31において最大電力点追従制御を行う旨を指令部47に通知する。
次に、図6は、制御部35’における処理を説明するフローチャートである。
例えば、太陽光の照射に応じて太陽電池モジュール22が所定の最低発電量以上の電力を出力すると処理が開始され、ステップS21において、動作判断部48は、自身のDC/DC変換部31の変換比率を固定するか否かを判定する。例えば、動作判断部48は、DC/DC変換部31のDuty値が基準値(例えば、90)以上である期間が、一定の基準時間以上である場合、自身のDC/DC変換部31の変換比率を固定すると判定する。
ステップS21において、動作判断部48が、自身のDC/DC変換部31の変換比率を固定すると判定するまで処理は待機され、自身のDC/DC変換部31の変換比率を固定すると判定した場合、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、動作判断部48は、変換比率を固定する旨を送信部42に通知し、送信部42は、自身の出力変換機21の識別番号を含めて、変換比率を固定する通知を、太陽電池ストリング13を構成する他の全ての出力変換機21に対して送信する。
ステップS22の処理後、処理はステップS23に進み、受信部41は、ステップS22で送信した通知に対して送信されてくるレスポンスを受信して、動作判断部48に供給する。そして、他の全ての出力変換機21からのレスポンスが動作判断部48に供給されると、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、動作判断部48は、DC/DC変換部31における変換比率を固定する旨を指令部47に通知する。これに応じて、指令部47は、変換比率を固定するための指令をDC/DC変換部31に出力して、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、動作判断部48は、他の出力変換機21の制御部35が変換比率を固定する通知を送信して、受信部41が通知を受信したか否かを判定し、受信部41が通知を受信したと判定するまで処理を待機する。
ステップS25において、受信部41が通知を受信したと判定されると、処理はステップS26に進み、動作判断部48は、送信部42を介して、その通知に対するレスポンスを送信させ、処理はステップS27に進む。
ステップS27において、動作判断部48は、最大電力点追従制御を行う旨を指令部47に通知する。これに応じて、指令部47は、最大電力点追従制御に従った出力を行うための適切な変換比率を指示する指令の出力を開始し、処理はステップS21に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のような処理により、DC/DC変換部31の出力電力量が最大である出力変換機21での変換比率を固定し、その出力変換機21の出力特性を収束基準とすることで、出力変換機21−1乃至21−8全体として出力される電力の電圧および電流が安定し、発電量を増加させることができる。
また、他の全ての出力変換機21から送信されてくるレスポンスを受信した後に、DC/DC変換部31における変換比率を固定するように処理を行うことで、確実に通信が行われたことが確認され、より安定的な処理を行うことができる。
なお、複数のDC/DC変換部31において略同時に変換比率を固定する処理が行われ、その動作が重なると、変換比率の固定と変動とが繰り返されることになる。従って、例えば、DC/DC変換部31の変換比率を固定してから一定時間内(例えば、数秒程度)は、他の出力変換機21から変換比率を固定する旨が通知されても、自身のDC/DC変換部31の変換比率を固定したままとすることで、そのような繰り返しを回避することができる。
さらに、動作判断部48は、DC/DC変換部31のDuty値に基づいて変換比率を固定するか否かを判定する他、例えば、DC/DC変換部31の入出力の電圧比率または電流比率に基づいて判定したり、DC/DC変換部31の変換損失が一定値以上であるか否かに基づいて判定してもよい。また、変換比率の固定とは、例えば、Duty値を90以上の一定値にすることを含むものとする。
次に、図7は、本発明を適用した太陽光発電システムの他の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図7において、太陽光発電システム11’は、パワーコンディショナ12、太陽電池ストリング13、および管理ユニット14を備えて構成されている。なお、太陽光発電システム11’は、パワーコンディショナ12と太陽電池ストリング13とが接続されて構成されている点で、図1の太陽光発電システム11と同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。一方、太陽光発電システム11’は、管理ユニット14を備える点で、図1の太陽光発電システム11と異なっている。
管理ユニット14は、太陽電池ストリング13の出力変換機21−1乃至21−8と通信を行い、それぞれの状態を考慮して、最大電力点追従制御を行う処理と、変換効率を固定する処理とのいずれかに切り替えるように指示する。
例えば、管理ユニット14と出力変換機21−1乃至21−8それぞれの制御部35(図2)とは信号線を介して接続されており、制御部35は、現在のDC/DC変換部31からの出力電力量を示す信号を管理ユニット14に供給する。なお、管理ユニット14と制御部35とは信号線を介して通信を行う他、例えば、パワーコンディショナ12に電力を供給する電力線を介して通信を行ったり、無線により通信を行ってもよい。
図8を参照して、管理ユニット14の構成例について説明する。
図8において、管理ユニット14は、通信部51、タイマ52、要求判断部53、比較部54、および指令部55を備えて構成される。
通信部51は、出力変換機21−1乃至21−8それぞれの制御部35と通信を行う。通信部51は、制御部35との通信により、出力変換機21−1乃至21−8それぞれのDC/DC変換部31の出力電力量を取得し、比較部54に供給する。即ち、通信部51は、出力変換機が有するDC/DC変換部31の動作状況の1つを表す出力電力量を取得する動作状況取得手段である。
タイマ52は、時刻の計時を行い、出力電力量を要求する時刻になると、その時刻になった旨を要求判断部53に通知する。例えば、太陽光発電システム11’においては、10秒ごとや1分ごとなど、出力変換機21−1乃至21−8から出力電力量を取得する時間が設定されている。
要求判断部53は、出力変換機21−1乃至21−8に対して出力電力量を要求するか否かを判断し、出力電力量を要求する場合には、通信部51に対して、出力電力量を要求する通知を送信させる。例えば、要求判断部53は、タイマ52から出力電力量を要求する時刻になった旨が通知された場合、出力変換機21−1乃至21−8に対して出力電力量を要求すると判断する。また、要求判断部53は、いずれかの出力変換機21から出力電力量が送信されてきた場合、出力電力量を送信してきた出力変換機21以外の出力変換機21に対して、出力電力量を要求すると判断する。
比較部54には、通信部51が受信した全ての出力変換機21の出力電力量が供給され、比較部54は、それらの出力電力量を比較し、最大の出力電力量となっている出力変換機21が、前回の処理と同一の出力変換機21でない場合、新しく最大の出力電力量となった出力変換機21の識別番号(出力電力量とともに送信されてくる識別番号)を指令部55に通知する。即ち、比較部54は、新しく最大の出力電力量となった出力変換機21を、電圧の変換比率を固定させるものとして決定する決定手段である。
指令部55は、比較部54からの通知に従って、新しく最大の出力電力量となった出力変換機21に対して変換比率を固定するように動作を変更する指令を送信するとともに、前回の処理において最大の出力電力量であった出力変換機21に対して最大電力点追従制御を行うように動作を変更する指令を送信する。
次に、図9は、管理ユニット14が、出力変換機21−1乃至21−8に対して動作の変更を指示する処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、要求判断部53は、タイマ52からの通知に従って、出力電力量を要求する時刻になったか否かを判定する。
ステップS31において、出力電力量を要求する時刻になっていないと判定された場合、処理はステップS32に進み、要求判断部53は、いずれかの出力変換機21から出力電力量が送信されてきたか否かを判定する。
ステップS32において、要求判断部53が、出力電力量が送信されてきていないと判定した場合、処理はステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。一方、ステップS31において、要求判断部53が、出力電力量を要求する時刻になったと判定した場合、または、ステップS32において、出力電力量が送信されてきたと判定した場合、処理はステップS33に進む。ここで、出力変換機21からは、管理ユニット14からの要求(後述のステップS33)に応じて出力電力量が送信される他、例えば、DC/DC変換部31に入力される電力が急激に変化したことが感知された場合に、出力変換機21の自らの判断によって、出力電力量が送信される。即ち、ステップS32では、電力の急激な変化に応じて出力変換機21が出力電力量を送信した場合に、出力電力量が送信されてきたと判定される。
ステップS33において、要求判断部53は、通信部51を介して、出力変換機21に出力電力量を要求する通知を送信する。なお、ステップS31で出力電力量を要求する時刻になったと判定した場合には、全ての出力変換機21に出力電力量を要求する通知を送信し、ステップS32で出力電力量が送信されてきたと判定した場合には、その出力電力量を送信してきた出力変換機21以外の出力変換機21に出力電力量を要求する通知を送信する。そして、通信部51は、その通知に応じて、出力変換機21から送信されている出力電力量を示す情報を受信して、比較部54に供給し、処理はステップS34に進む。
ステップS34において、比較部54は、ステップS33で供給された出力電力量を比較し、ステップS35において、出力変換機21の動作を変更する必要があるか否かを判定する。例えば、比較部54は、最大の出力電力量であった出力変換機21が直前の処理から変更している場合、出力変換機21の動作を変更する必要があると判定する。
ステップS35において、出力変換機21の動作を変更する必要があると判定された場合、処理はステップS36に進み、比較部54は、新たに最大の出力電力量となった出力変換機21の識別番号を指令部55に通知する。これに応じて、指令部55は、通信部51を介して、その識別番号で識別される出力変換機21、即ち、新たに最大の出力電力量となった出力変換機21に対して変換比率を固定するように動作を変更する指令を送信する。また、指令部55は、前回の処理において最大の出力電力量であった出力変換機21、即ち、変換比率を固定している出力変換機21に対して最大電力点追従制御を行うように動作を変更する指令を送信する。
ステップS36の処理後、または、ステップS35で出力変換機21の動作を変更する必要がないと判定された場合、処理はステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のように、管理ユニット14において、出力変換機21−1乃至21−8それぞれのDC/DC変換部31の出力電力量を比較して処理を切り替える指令を送信することで、出力変換機21−1乃至21−8それぞれにおいて、出力電力量を比較する処理を行うよりも、全体としての処理量を削減することができる。これにより、最大電力点追従制御を行う処理と変換効率を固定する処理との切り替えを安定して動作させることができ、発電量を増加させることができる。
なお、管理ユニット14が、DC/DC変換部31の出力電力量が最大である出力変換機21だけが変換比率を固定する他、DC/DC変換部31の出力電力量が大きな上位グループである出力変換機21の変換比率を固定してもよい。
なお、上述のフローチャートを参照して説明した各処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、各制御部は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory))などを備えて構成されており、ROMまたはフラッシュメモリに記憶されているプログラムをRAMにロードして実行することで、電力システム11の各部を制御する。なお、CPUが実行するプログラムは、あらかじめROMおよびフラッシュメモリに記憶されているものの他、適宜、フラッシュメモリにダウンロードして更新することができる。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 太陽光発電システム
12 パワーコンディショナ
13 太陽電池ストリング
14 管理ユニット
21 出力変換機
22 太陽電池モジュール
31 DC/DC変換部
32 電圧検出部
33 電流検出部
34 電力線通信部
35 制御部

Claims (7)

  1. 太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理手段と、
    少なくとも前記変換処理手段の動作状況に基づいて、前記変換処理手段の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段と
    を備えることを特徴とする電圧変換装置。
  2. 他の電圧変換装置と通信して、前記他の電圧変換装置が有する変換処理手段の動作状況を取得する動作状況取得手段と、
    前記動作状況取得手段により取得された動作状況である出力電力量と、前記変換処理手段の動作状況である出力電力量とを比較して、前記変換処理手段における電圧の変換比率を固定させるか否かを判断して前記切替手段に通知する比較手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧変換装置。
  3. 前記比較手段は、前記変換処理手段の動作状況である出力電力量が最大である場合、前記変換処理手段における電圧の変換比率を固定させると判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧変換装置。
  4. 前記変換処理手段の動作状況として、前記変換処理手段のDuty値が基準値以上である期間が一定の時間以上である場合、前記変換処理手段における電圧の変換比率を固定させると判断して前記切替手段に通知する判断手段と、
    他の電圧変換装置に対して、変換比率を固定させる旨を通知する通知手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧変換装置。
  5. 太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理を実行し、
    少なくとも前記変換処理の動作状況に基づいて、前記変換処理の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える
    ステップを含むことを特徴とする電圧変換方法。
  6. 太陽光により発電された電力の電圧を変換する電圧変換装置が、太陽電池モジュールごとに設けられており、
    前記電圧変換装置は、
    前記電圧を変換する処理を実行する変換処理手段と、
    少なくとも前記変換処理手段の動作状況に基づいて、前記変換処理手段の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段と
    を有する
    ことを特徴とする太陽光発電システム。
  7. 太陽光により発電された電力の電圧を変換する処理を実行する変換処理手段と、少なくとも前記変換処理手段の動作状況に基づいて、前記変換処理手段の動作を変換比率固定または最大電力点追従制御のいずれかに切り替える切替手段とを有する複数の電圧変換装置と通信して、全ての前記電圧変換装置が有する前記変換処理手段の動作状況を取得する動作状況取得手段と、
    前記動作状況取得手段により取得された動作状況である出力電力量を比較して、前記変換処理手段における電圧の変換比率を固定させる前記電圧変換装置を決定する決定手段と
    を備えることを特徴とする管理装置。
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