JP2019041527A - 電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラム - Google Patents

電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラム Download PDF

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雅浩 米元
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Abstract

【課題】電力変換器の定格出力が複数存在する電源システムの稼働効率を全体として上げること。【解決手段】一実施形態に係る電源制御装置は、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得部と、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択部と、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示部とを備える。複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なる。選択部は、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。【選択図】図3

Description

本発明の一側面は、複数の蓄電装置からの電力供給を制御する電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラムに関する。
複数の蓄電装置を備える電源システムからの電力供給を制御する手法が従来から知られている。例えば特許文献1には、蓄電池と変換器の複数の組である蓄電ユニットが並列に電力系統に接続された蓄電システムが記載されている。この蓄電システムは、蓄電ユニットの運転台数を決定する電力分配決定部を備える。電力分配決定部は、変換器の変換効率が基準効率以上となるときの限界出力と充放電総電力とを比較し、充放電総電力が限界出力以上である時に、運転するすべての蓄電ユニットの出力が限界出力以上となるように運転台数を決定する。
特開2015−162917号公報
電源システムに含まれる複数の電力変換器の定格出力がすべて同じとは限らない。定格出力が互いに異なる電力変換器が電源システム内に存在する場合には、単に運転台数を求めるだけでは、その電源システムを効率的に稼働させるには不十分である可能性がある。そこで、電力変換器の定格出力が複数存在する電源システムの稼働効率を上げることが望まれている。
本発明の一側面に係る電源制御装置は、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得部と、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択部と、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示部とを備え、複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、選択部が、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。
本発明の一側面に係る電源制御方法は、電源制御装置により実行される電源制御方法であって、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得ステップと、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択ステップと、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示ステップとを含み、複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、選択ステップでは、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。
本発明の一側面に係る電源制御プログラムは、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得ステップと、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択ステップと、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示ステップとをコンピュータに実行させ、複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、選択ステップでは、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。
このような側面においては、定格出力が小さい電力変換器が、定格出力が大きい電力変換器よりも優先して稼働する。定格出力に対する出力電力の割合が大きいほど電力変換器の変換効率は大きい。したがって、放電運転させる電力変換器を、要求電力に応じて定格出力の昇順に選ぶことで、電力変換器の放電運転の効率を高め、ひいては電源システムの稼働効率を全体として上げることができる。
本発明の一側面によれば、電力変換器の定格出力が複数存在する電源システムの稼働効率を全体として上げることができる。
電源システムの構成の一例を模式的に示す図である。 電力変換器の変換効率の一例を示すグラフである。 実施形態に係る統括コントローラ(電源制御装置)の機能構成を示す図である。 電力変換器情報の一例を示す図である。 実施形態に係る統括コントローラ(電源制御装置)の動作を示すフローチャートである。 電力変換器の選択の一例を示す図である。 電力変換器の選択の別の例を示す図である。 実施形態に係る電源制御プログラムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[電源システムの全体構成]
実施形態に係る電源制御装置は、再生可能エネルギーを利用して生成された電気を管理する電源システム1の一部として機能する機器である。電源制御装置について説明する前に、電源システムの全体像を説明する。
電源システム1は、例えば家庭、オフィス、工場、農場等の様々な場所で利用され得る。家庭用の電源システム1の一例として家庭用エネルギー管理システム(HEMS)が挙げられる。
図1は、電源システム1の構成の一例を模式的に示す図である。電源システム1は、少なくとも一つの発電装置10と、複数の蓄電装置20と、複数の電力変換器30とを備える。電源システム1は、発電装置10により生成された電力、または蓄電装置20から出力された電力を負荷2に供給することができる。負荷とは、電力を消費する1台以上の機器または装置の集合であり、例えば、1台以上の家庭用または業務用の様々な電気機器の集合である。電源システム1と負荷2との間には、両者間の電路を接続または遮断するためのコンタクタ3が設けられる。電源システム1と負荷2とがコンタクタ3により接続された場合には、電源システム1は負荷2に向けて電力を供給することができる。
発電装置10は、再生可能エネルギーを利用して発電を行う装置である。発電方法は限定されず、したがって発電装置10の種類も限定されない。例えば、発電装置10は太陽光発電機、風力発電機等であってもよい。
蓄電装置20は、発電装置10により生成された電気を化学エネルギーに変えて蓄える装置であり、充放電が可能である。蓄電装置20は、発電装置10によって生成された直流電力の変動を平準化するためにも用いられ得る。蓄電装置20の例として鉛蓄電池等の蓄電池が挙げられる。蓄電装置20はバッテリ・コントロール・ユニット(Battery Control Unit:BCU)などの制御機能を含んでもよい。
電力変換器30は、交流電力と直流電力との間の双方向または片方向の変換を行う装置である。各電力変換器30は、直流電流が流れるDC(Direct Current)バスに接続するDC端子と、交流電流が流れるAC(Alternating Current)バスに接続するAC端子とを有する。電力変換器30は、例えばパワーコンディショニングシステム(Power Conditioning System:PCS)またはインバータであり得る。
電力変換器30は、DCバスを介して、対応する蓄電装置20と電気的に接続し、その蓄電装置20の充放電を制御する。電力変換器30は、充電モードでは、発電装置10から流れてきた電気を蓄電装置20に蓄え、放電モードでは、蓄電装置20を放電させて外部に電力を供給し、停止状態では充放電を行わない。電源システム1は複数の蓄電装置20と複数の電力変換器30とを備えるので、電源システム1は、蓄電装置20および電力変換器30の複数の組を備える。この組は蓄電ユニットということもできる。図1の例では電源システム1は3組の蓄電装置20および電力変換器30(3個の蓄電ユニット)を備えるが、その組数は複数であればいくつでもよい。
図1に示す例では、電源システム1は、発電装置10の余剰電力を用いて湯を沸かすヒートポンプユニット80を備える。しかし、このヒートポンプユニット80は必須の構成要素ではなく、省略されてもよい。
図1に示す例では、電源システム1を構成する装置および機器は、複数のコンテナ90に分けられて収容された形態で設けられる。このコンテナ90を利用することで、例えば、電源システム1に蓄電装置20および電力変換器30を容易に増設することができる。図1は、コンテナ90A、90B、90Cが既設であり、コンテナ90Dが増設可能であることを示す。しかし、コンテナ90の利用は必須ではなく、電源システム1は任意の手法で構築されてよい。
発電装置10、蓄電装置20、および電力変換器30のそれぞれの個数は限定されない。例えば、発電装置10の個数は1でも3以上でもよい。蓄電装置20および電力変換器30のそれぞれの個数は、複数であればいくつでもよい。
電源システム1内の装置間の電気的接続について説明する。以下では、説明の便宜を図るために、図1に示す2台の発電装置10を発電装置10A、10Bとして区別し、3台の蓄電装置20を蓄電装置20A、20B、20Cとして区別し、4台の電力変換器30を電力変換器30A、30B、30C、30Dとして区別する。
電源システム1は、コンタクタ3を介して負荷2と接続しかつコンテナ90間を横断するACバス40を備える。発電装置10AはDCバス51を介して電力変換器30AのDC端子と接続し、電力変換器30AのAC端子はACバス40と接続する。蓄電装置20AはDCバス52を介して電力変換器30BのDC端子と接続し、電力変換器30BのAC端子はACバス40と接続する。電力変換器30Cは、発電装置10Bおよび蓄電装置20Bの双方と接続するハイブリッド型(例えばハイブリッドインバータ)である。発電装置10BはDCバス53を介して電力変換器30Cの第1DC端子と接続する。蓄電装置20BはDCバス54を介して電力変換器30Cの第2DC端子と接続する。電力変換器30CのAC端子はACバス40と接続する。蓄電装置20CはDCバス55を介して電力変換器30DのDC端子と接続し、電力変換器30DのAC端子はACバス40と接続する。ヒートポンプユニット80はACバス40と接続する。
電源システム1内の装置および機器は、階層的に構成された複数のコントローラにより制御される。個々のコントローラは、プロセッサ、メモリ、および通信インタフェースを備えるコンピュータ(例えばマイクロコンピュータ)である。プロセッサは例えばCPUであり、メモリは例えばフラッシュメモリで構成されるが、コントローラを構成するハードウェア装置の種類はこれらに限定されず、任意に選択されてよい。コントローラの各機能は、プロセッサが、メモリに格納されているプログラムを実行することで実現される。例えば、プロセッサは、メモリから読み出したデータまたは通信インタフェースを介して受信したデータに対して所定の演算を実行し、その演算結果を他のコントローラまたは装置に出力することで、該他のコントローラまたは装置を制御する。あるいは、プロセッサは受信したデータまたは演算結果をメモリに格納する。
電源システム1内のコントローラ群は、一つの統括コントローラ100と、複数のヘッドローカルコントローラ210と、複数のローカルコントローラ220とで構成される。統括コントローラ100は電源システム1の全体を統括的に制御する。ヘッドローカルコントローラ210は、一つの機器グループを統括的に制御する。図1の例では、ヘッドローカルコントローラ210は各コンテナ90に一つずつ設けられ、各ヘッドローカルコントローラ210はコンテナ90内の機器を統括的に制御する。ローカルコントローラ220は一または複数の機器を直接に制御する。これらのコントローラはいずれも、1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数のコンピュータの集合(すなわち分散システム)で構成されてもよい。
これらのコントローラは通信線140を介して互いに通信可能に接続される。統括コントローラ100はさらに、通信線140を介してコンタクタ3に接続する。個々のローカルコントローラ220は、対応する機器と通信線140を介して通信可能に接続される。通信線140は無線または有線でもよいし、無線および有線の混合であってもよい。
[電力変換器]
電力変換器30(図1の例では電力変換器30B、30C、30D)のそれぞれは蓄電装置20と直接に接続する。複数の電力変換器30のうち少なくとも二つの電力変換器30の間で、定格出力が互いに異なる。言い換えると、電源システム1内のある一つの電力変換器30の定格出力は、他の電力変換器30のうち少なくとも一つの定格出力と異なる。すなわち、電源システム1には電力変換器30について複数種類の定格出力が存在する。ここで、定格出力とは、電力変換器30が安定して出力できる最大電力(最大の充電電力および放電電力)である。すべての電力変換器30の間で定格出力が互いに異なってもよい。あるいは、電源システム1が3台以上の電力変換器30を備える場合において、一部の電力変換器30の間で定格出力が同じであってもよい。例えば、電源システム1が3台の電力変換器30(図1の例では電力変換器30B、30C、30D)を備える場合には、3台の電力変換器30のそれぞれが他の電力変換器30とは異なる定格出力を有してもよい。あるいは、2台の電力変換器30が同じ定格出力を有し、残りの1台の電力変換器が別の定格出力を有してもよい。
個々の電力変換器30の定格出力は任意の手法で決めてよく、例えば、負荷2の電力消費量を考慮して決められてもよい。あるいは、個々の定格出力は、負荷2の電力消費量に加えて、市場からの入手の容易性を考慮して決められてもよい。
あるいは、個々の定格出力は、負荷2の電力消費量に加えて、電力変換器30の変換効率(運転効率)に基づいて決められてもよい。一般に、電力変換器30の運転は、交流と直流との間の電力の変換効率が所定の閾値以上になるように制御される。この変換効率の閾値を基準効率という。また、変換効率が該閾値以上になる場合の電力変換器30の出力電力の下限値を限界出力という。したがって、限界出力は、基準効率に対応する出力電力である。定格出力に対する限界出力の比率を限界出力比というとすると、この限界出力比は基準効率に対応する。電力変換器30の出力電力がこの限界出力以上であれば電力変換器30の変換効率(運転効率)は基準効率を満たし、出力電力が限界出力未満であると変換効率は基準効率を満たさない。図2は電力変換器30の変換効率の一例を示すグラフである。横軸は定格出力に対する出力電力の比率(%)を示し、縦軸は電力の変換効率(%)を示す。このグラフは、基準効率ηが85%であり限界出力比ρが20%であることを表す。
例えば、複数の電力変換器30に共通の限界出力比に基づいて個々の電力変換器30の定格出力を以下のように決めることができる。複数の電力変換器30の中で最小の定格出力Pr,1を有する電力変換器30を1番目の電力変換器30とすると、2番目以降の電力変換器30の定格出力Pr,nは下記の式(1)により定められてもよい。ここで、nは電力変換器30を識別する序数であり、ρは限界出力比(%)である。
Figure 2019041527
電源システム1が3台の電力変換器30を備え、ρ=20(%)であるとする。この場合、2番目および3番目の電力変換器30の定格出力Pr,2、Pr,3を表す式(1)はそれぞれ、下記の式(2)、(3)で表される。
r,2=4×Pr,1 …(2)
r,3=4×(Pr,1+Pr,2)=20×Pr,1 …(3)
したがって、これら3台の電力変換器30の定格出力の比率は、Pr,1:Pr,2:Pr,3=1:4:20となる。Pr,1=10(kW)とすると、Pr,2=40(kW)であり、Pr,3=200(kW)である。
式(1)に基づく定格出力の設定方法は次のようにいうことができる。複数の電力変換器30は、少なくとも1台の第1電力変換器と、その第1電力変換器より定格出力が大きい第2電力変換器とを含む。この場合に、第2電力変換器の定格出力は、少なくとも1台の第1電力変換器の定格出力と、複数の電力変換器に共通の限界出力比とに基づいて設定される。例えば、第2電力変換器が2番目の電力変換器であれば、第1電力変換器は1台(1番目の電力変換器)である。この場合、定格出力Pr,2は定格出力Pr,1と限界出力比ρとに基づいて設定される。同様に、第2電力変換器が3番目の電力変換器であれば、第1電力変換器は2台(1番目および2番目の電力変換器)である。この場合、定格出力Pr,3は定格出力Pr,1、Pr,2と限界出力比ρとに基づいて設定される。
[蓄電装置]
個々の蓄電装置20の定格容量は任意の手法で決めてよく、例えば、負荷2の電力消費量と発電装置10の性能とを考慮して決められてもよい。定格容量とは、予め定められた条件下で蓄電装置20が蓄えることができる電気の量である。定格容量は、すべての蓄電装置20の間で同じでもよいし、すべての蓄電装置20の間で互いに異なってもよい。あるいは、電源システム1が3台以上の蓄電装置20を備える場合において、一部の蓄電装置20の間で定格容量が同じであってもよい。個々の定格容量は、対応する電力変換器30の定格出力に基づいて決められてもよく、例えば、電力変換器30の定格出力が小さいほど、その電力変換器30に接続される蓄電装置20の定格容量が大きくなるように、個々の定格容量が設定されてもよい。したがって、電源システム1において定格出力が最小の電力変換器30には、電源システム1において定格容量が最大の蓄電装置20が接続されてもよい。あるいは、電力変換器30の定格出力が小さいほど、その電力変換器30に接続される蓄電装置20の定格容量が小さくなるように、個々の定格容量が設定されてもよい。
[統括コントローラの構成]
電源システム1の特徴の一つは、負荷2への電力供給の方法にあり、この特徴は特に統括コントローラ100により実現される。本実施形態では、本発明に係る電源制御装置を統括コントローラ100に適用する。以下では、負荷2への電力供給に関する統括コントローラ100の機能および構成を説明する。
図3は、実施形態に係る統括コントローラ100の機能構成を示す図である。統括コントローラ100はハードウェア要素としてプロセッサ101、メモリ102、および通信インタフェース103を備える。
プロセッサ101は要求取得部111、選択部112、および指示部113として機能する。要求取得部111は、電源システム1から負荷2に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する機能要素である。選択部112は、その要求電力に基づいて、蓄電装置20と接続する複数の電力変換器30(図1の例では電力変換器30B、30C、30D)から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器30を選択する機能要素である。指示部113は、選択された電力変換器30のそれぞれに向けて放電指示を送信する機能要素である。放電指示は、電力変換器30を放電運転させるためのデータ信号である。
メモリ102はプロセッサ101の動作に必要な情報を記憶する。例えば、メモリ102は電力変換器情報121および選択規則122を記憶する。
電力変換器情報121は、個々の電力変換器30の仕様に関する情報である。本実施形態では、電力変換器情報121は少なくとも、個々の電力変換器30の定格出力を示す。電力変換器情報121の各レコードは電力変換器IDおよび定格出力を含む。電力変換器IDは、電力変換器30を一意に特定するための識別子である。図4は電力変換器情報121の一例を示す図である。この例では、電力変換器情報121は、IDがそれぞれA、B、Cである3台の電力変換器30についての定格出力を示す。
選択規則122は、要求電力に基づいて電力変換器30を選択するための規則を記述する情報である。選択規則122の記述方法は限定されない。例えば選択規則122は数式、アルゴリズム、および対応表のいずれかで表されてもよいし、数式、アルゴリズム、および対応表のうちの任意の2以上の組合せで表されてもよい。選択規則122は、プロセッサ101により実行されるプログラムの一部であってもよい。
電力変換器情報121および選択規則122は書き換え可能であってもよい。電源システム1において電力変換器30が追加、交換、または撤去された場合には、管理者がその電力変換器30の変更に応じてメモリ102内の電力変換器情報121および選択規則122を書き換える。例えば、管理者は所定の通信ネットワーク(図示せず)を介して管理用のコンピュータ(図示せず)で統括コントローラ100にアクセスし、電力変換器30の変更を反映した新たな電力変換器情報121および選択規則122を統括コントローラ100に転送する。この転送により、メモリ102内の電力変換器情報121および選択規則122が書き換えられる。
通信インタフェース103はプロセッサ101と連携してデータの送受信を実行する。例えば、通信インタフェース103は指示部113と連携して、少なくとも一つの電力変換器30に放電指示を出力する。
[統括コントローラの動作]
図5〜図7を参照しながら、統括コントローラ100の動作を説明するとともに本実施形態に係る電源制御方法について説明する。図5は統括コントローラ100の動作の例を示すフローチャートである。図6および図7は電力変換器30の選択の例を示す図である。
ステップS11では、要求取得部111が要求電力を取得する(要求取得ステップ)。要求取得部111はその要求電力を計算により得てもよい。例えば、要求取得部111は負荷2側の電力情報を負荷2側のセンサから受信し、負荷2に供給すべき電力をその電力情報に基づいて求めることで要求電力を得てもよい。あるいは、要求取得部111は要求電力を示すデータを他の機器またはシステム(図示せず)から受信してもよい。このように、要求電力の取得方法は限定されない。
ステップS12では、選択部112がその要求電力に基づいて、放電運転させる電力変換器30を定格出力の昇順に選択する(選択ステップ)。すなわち、選択部112は、定格出力が小さい電力変換器30から順に選択する。これは、選択部112が、定格出力が大きい電力変換器30よりも定格出力が小さい電力変換器30を優先して稼働させることを意味する。選択部112は電力変換器情報121を参照することで個々の電力変換器30の定格出力を得ることができ、したがって、電力変換器30を選択する順序を決めることもできる。
選択部112は要求電力に基づいて、稼働させる電力変換器30の個数(最小稼働台数)nを求め、定格出力の昇順にn個の電力変換器30を選択する。その個数nは、下記の式(4)を満たすnの最小値である。
Figure 2019041527

ここで、Preqは要求電力を表し、Pr,kは電力変換器30の定格出力を表す。この式(4)は選択規則122の一部であり得る。
ステップS13では、選択部112は選択したn個の電力変換器30のそれぞれの出力電力を決定する。この出力電力は、選択された電力変換器30に対応する蓄電装置20から提供されてACバス40へと出力される電力を意味する。出力電力の決定方法は限定されず、様々な手法が採用されてよい。
例えば、選択部112は、選択したn個の電力変換器30の定格出力の比率に基づいて、個々の電力変換器30の出力電力を決定してもよい。定格出力の昇順にn個の電力変換器30を並べたとして、m番目の電力変換器30の出力電力は下記の式(5)で得られる。式(5)は選択規則122の一部であり得る。選択部112はこの式(5)を用いて各電力変換器30の出力電力を求める。
Figure 2019041527
図6および図7を参照しながら電力変換器30の選択の具体例を説明する。図6は上記の式(1)に従って決められた定格出力を有する3台の電力変換器A〜Cを制御する例を示す図である。図7は式(1)の制約を受けない定格出力を有する3台の電力変換器A〜Cを制御する例を示す図である。これらの図の双方において、グラフの横軸は要求電力(kW)を示し、縦軸はその要求電力に応じた放電の配分(kW)を示す。
図6の例では、電力変換器A、B、Cの定格出力Pr,1、Pr,2、Pr,3がそれぞれ10kW、40kW、200kWであるとする。要求電力Preqが10kW以下であれば、選択部112は、定格出力が最小である電力変換器Aのみを選択し、電力変換器Aの出力電力Preq,1を要求電力Preqと等しい値に設定する。
要求電力Preqが10kWを超えかつ50kW未満であれば、選択部112は電力変換器A、Bを選択する。電力変換器Aの出力電力Preq,1と電力変換器Bの出力電力Preq,2とを求めるための式(5)は、下記式(6a)、(6b)のように表すことができる。
req,1=Preq×Pr,1/(Pr,1+Pr,2) …(6a)
req,2=Preq×Pr,2/(Pr,1+Pr,2) …(6b)
電力変換器A、Bの出力電力は、「1:4」という定格出力の比率に基づく。例えば、要求電力Preqが40kWであれば、出力電力Preq,1は8kWであり、出力電力Preq,2は32kWである。
要求出力が50kWを超えかつ250kW(最大出力電力)以下である場合には、選択部112は電力変換器A〜Cを選択する。電力変換器Aの出力電力Preq,1と電力変換器Bの出力電力Preq,2と電力変換器Cの出力電力Preq,3とを求めるための式(5)は、下記式(7a)〜(7c)のように表すことができる。
req,1=Preq×Pr,1/(Pr,1+Pr,2+Pr,3) …(7a)
req,2=Preq×Pr,2/(Pr,1+Pr,2+Pr,3) …(7b)
req,3=Preq×Pr,3/(Pr,1+Pr,2+Pr,3) …(7c)
電力変換器A、B、Cの出力電力は、「1:4:20」という定格出力の比率に基づく。例えば、要求電力Preqが180kWであれば、出力電力Preq,1は7.2kWであり、出力電力Preq,2は28.8kWであり、出力電力Preq,3は144.0kWである。
図7の例では、電力変換器A、B、Cの定格出力Pr,1、Pr,2、Pr,3がそれぞれ10kW、40kW、40kWであるとする。電力変換器B、Cの定格出力は等しいが、以下では、説明の便宜上、電力変換器Bが2番目であり電力変換器Cが3番目であるとする。要求電力Preqが10kW以下であれば、選択部112は、定格出力が最小である電力変換器Aのみを選択し、電力変換器Aの出力電力Preq,1を要求電力Preqと等しい値に設定する。これは図6の例と同じである。
要求電力Preqが10kWを超えかつ50kW未満であれば、選択部112は電力変換器A、Bを選択する。電力変換器Aの出力電力Preq,1、および電力変換器Bの出力電力Preq,2の求め方は図6の例と同じであり、したがって上記の式(6a)、(6b)で表すことができる。電力変換器A、Bの出力電力は、「1:4」という定格出力の比率に基づく。
要求出力が50kWを超えかつ90kW(最大出力電力)以下である場合には、選択部112は電力変換器A〜Cを選択する。電力変換器Aの出力電力Preq,1、電力変換器Bの出力電力Preq,2、および電力変換器Cの出力電力Preq,3の求め方は図6の例と同じであり、したがって上記の式(7a)〜(7c)で表すことができる。図7の例では、電力変換器A、B、Cの出力電力は、「1:4:4」という定格出力の比率に基づく。例えば、要求電力Preqが54kWであれば、出力電力Preq,1は6kWであり、出力電力Preq,2は24kWであり、出力電力Preq,3は24kWである。
図6および図7の例において限界出力比ρが20%であるとすると、要求電力が電力変換器Aの限界出力(2kW)未満である場合を除いて、選択される各電力変換器30からの出力電力が限界出力以上に設定される。したがって、選択されたすべての電力変換器30を望ましい変換効率で稼働させることができる。
電源システム1に含まれる複数の電力変換器30の定格出力の組合せによっては、定格出力の比率にしたがって出力電力を求めた場合に少なくとも一つの出力電力が限界出力未満になる可能性がある。このような場合には、選択部112は個々の出力電力が限界出力以上になるように、選択した電力変換器30の間で出力電力を補正してもよい。
出力電力の決定方法は上記の手法に限定されない。例えば、選択部112は、定格出力の比率を用いることなく、選択された少なくとも一つの電力変換器30のそれぞれの出力電力が限界出力以上になるように、各電力変換器30の出力電力を決定してもよい。
ステップS14では、指示部113が、選択された1台以上の電力変換器30のそれぞれに向けて放電指示を送信する(指示ステップ)。「電力変換器30に向けて放電指示を送信する」とは、電力変換器30に放電運転をさせるために、その電力変換器30に、またはその電力変換器30に対応する他の装置に、放電指示を送信することをいう。本実施形態では、指示部113は、選択された1台以上の電力変換器30に対応する1台以上のローカルコントローラ220に通信線140を介して放電指示を送信する。放電指示は、選択された電力変換器30に対応するローカルコントローラのIPアドレスと、その電力変換器30の出力電力とを含む。ローカルコントローラ220は受信した放電指示に従って、対応する電力変換器30を制御する。放電指示が電力変換器30に対して直接にまたは間接的に送信されることで、その電力変換器30は指定された量の電力を蓄電装置20からACバス40に出力する。
選択されなかった電力変換器30の出力電力は0であり、その電力変換器30は引き続き放電運転を行わないか、または放電運転を停止することになる。指示部113は、放電運転を停止させる電力変換器30に向けて停止指示を送信する。放電指示と同様に、停止指示は電力変換器30に送信されてもよいし、その電力変換器30に対応する他の装置に送信されてもよい。本実施形態では、指示部113は、放電運転を停止させる電力変換器30に対応するローカルコントローラ220に停止指示を送信する。停止指示は、停止させる電力変換器30に対応するローカルコントローラのIPアドレスを含む。ローカルコントローラ220は受信した停止指示にしたがって電力変換器30を停止させる。
ステップS11〜S14の処理は、要求電力の変化に応じて繰り返し実行され得る。
[プログラム]
図8は、コンピュータを統括コントローラ100として機能させるための電源制御プログラムP1の構成を示す図である。電源制御プログラムP1は、メインモジュールP10、要求取得モジュールP11、選択モジュールP12、および指示モジュールP13を備える。メインモジュールP10は、電源システムからの電力供給を統括的に制御する部分である。要求取得モジュールP11、選択モジュールP12、および指示モジュールP13を実行することにより、上記の要求取得部111、選択部112、および指示部113が実現する。電源制御プログラムP1は、電力変換器情報121および選択規則122の少なくとも一方をさらに含んでもよい。
電源制御プログラムP1は、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等の有形の記録媒体に固定的に記録された上で提供されてもよい。あるいは、電源制御プログラムP1は、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。提供された電源制御プログラムP1は、例えばメモリ102に格納される。
[効果]
以上説明したように、本発明の一側面に係る電源制御装置は、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得部と、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択部と、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示部とを備え、複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、選択部が、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。
本発明の一側面に係る電源制御方法は、電源制御装置により実行される電源制御方法であって、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得ステップと、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択ステップと、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示ステップとを含み、複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、選択ステップでは、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。
本発明の一側面に係る電源制御プログラムは、蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得ステップと、要求電力に基づいて、複数の電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択ステップと、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示ステップとをコンピュータに実行させ、複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、選択ステップでは、要求電力に基づいて、少なくとも一つの電力変換器を定格出力の昇順に選択する。
このような側面においては、定格出力が小さい電力変換器が、定格出力が大きい電力変換器よりも優先して稼働する。定格出力に対する出力電力の割合が大きいほど電力変換器の変換効率は大きい。したがって、放電運転させる電力変換器を、要求電力に応じて定格出力の昇順に選ぶことで、電力変換器の放電運転の効率を高め、ひいては電源システムの稼働効率を全体として上げることができる。一般に、電源システムの稼働時間の8割では、電源システムに対する要求出力が、電源システムの最大可能出力の50%以下である。したがって、要求電力が小さい場合には定格出力が小さい電力変換器を優先させて稼働させることで、その場合における電力変換器の無負荷時損失を小さくし、これにより電源システムの稼働効率を上げることができる。ここで、無負荷時損失とは、電力変換器が起動状態であり且つ無負荷(AC端電力が0kW)である場合の電力変換器の消費電力のことをいう。
他の側面に係る電源制御装置では、選択部が、選択された少なくとも一つの電力変換器の定格出力の比率に基づいて、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれの出力電力を決定してもよい。定格出力の比率を考慮することで、個々の電力変換器の仕様または性能に応じた放電運転が可能になるので、電源システムの稼働効率を全体として上げることができる。
他の側面に係る電源制御装置では、選択部が、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれの出力電力が限界出力以上になるように、選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれの出力電力を決定してもよい。個々の電力変換器の放電運転が基準効率を満たすので、電源システムの稼働効率を全体として上げることができる。
他の側面に係る電源制御装置では、複数の電力変換器が、少なくとも1台の第1電力変換器と、少なくとも1台の第1電力変換器より定格出力が大きい第2電力変換器とを含み、第2電力変換器の定格出力が、少なくとも1台の第1電力変換器の定格出力と、複数の電力変換器に共通の限界出力比とに基づいて設定されてもよい。このように電力変換器の定格出力を設定することで、個々の電力変換器からの出力電力が小さい場合も含めて、電源システムを全体として効率的に稼働させることができる。
他の側面に係る電源制御装置では、複数の電力変換器が、第1電力変換器と、第1電力変換器より定格出力が大きい第2電力変換器とを含み、第1電力変換器に接続する第1蓄電装置の定格容量が、第2電力変換器に接続する第2蓄電装置の定格容量より大きくてもよい。定格出力の小さい第1電力変換器の方が、選択される頻度が高いと予想され、したがって、第1電力変換器の方が第2電力変換器よりも放電運転の頻度が高いと予想される。その第1電力変換器の方に、定格容量がより大きい蓄電装置を接続することで、第1電力変換器が放電運転可能な時間を長くすることができる。
[変形例]
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
電源システム1内で二つの数値の大小関係を比較する際には、「以上」および「よりも大きい」という二つの基準のどちらを用いてもよく、「以下」および「未満」の二つの基準のうちのどちらを用いてもよい。このような基準の選択は、二つの数値の大小関係を比較する処理についての技術的意義を変更するものではない。
1…電源システム、10…発電装置、20…蓄電装置、30…電力変換器、2…負荷、3…コンタクタ、80…ヒートポンプユニット、40…ACバス、51〜55…DCバス、100…統括コントローラ(電源制御装置)、101…プロセッサ、102…メモリ、103…通信インタフェース、111…要求取得部、112…選択部、113…指示部、121…電力変換器情報、122…選択規則、140…通信線、210…ヘッドローカルコントローラ、220…ローカルコントローラ、P1…電源制御プログラム、P10…メインモジュール、P11…要求取得モジュール、P12…選択モジュール、P13…指示モジュール。

Claims (7)

  1. 蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得部と、
    前記要求電力に基づいて、複数の前記電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択部と、
    選択された前記少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示部と
    を備え、
    前記複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、
    前記選択部が、前記要求電力に基づいて、前記少なくとも一つの電力変換器を前記定格出力の昇順に選択する、
    電源制御装置。
  2. 前記選択部が、前記選択された少なくとも一つの電力変換器の前記定格出力の比率に基づいて、前記選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれの出力電力を決定する、
    請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記選択部が、前記選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれの出力電力が限界出力以上になるように、前記選択された少なくとも一つの電力変換器のそれぞれの出力電力を決定する、
    請求項1または2に記載の電源制御装置。
  4. 前記複数の電力変換器が、少なくとも1台の第1電力変換器と、前記少なくとも1台の第1電力変換器より前記定格出力が大きい第2電力変換器とを含み、
    前記第2電力変換器の前記定格出力が、前記少なくとも1台の第1電力変換器の前記定格出力と、前記複数の電力変換器に共通の限界出力比とに基づいて設定される、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  5. 前記複数の電力変換器が、第1電力変換器と、前記第1電力変換器より前記定格出力が大きい第2電力変換器とを含み、
    前記第1電力変換器に接続する第1蓄電装置の定格容量が、前記第2電力変換器に接続する第2蓄電装置の定格容量より大きい、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  6. 電源制御装置により実行される電源制御方法であって、
    蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得ステップと、
    前記要求電力に基づいて、複数の前記電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択ステップと、
    選択された前記少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示ステップと
    を含み、
    前記複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、
    前記選択ステップでは、前記要求電力に基づいて、前記少なくとも一つの電力変換器を前記定格出力の昇順に選択する、
    電源制御方法。
  7. 蓄電装置および電力変換器の複数の組を備える電源システムから負荷に向けて供給すべき電力を示す要求電力を取得する要求取得ステップと、
    前記要求電力に基づいて、複数の前記電力変換器から、放電運転させる少なくとも一つの電力変換器を選択する選択ステップと、
    選択された前記少なくとも一つの電力変換器のそれぞれに向けて放電指示を送信する指示ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記複数の電力変換器のうち少なくとも二つの電力変換器の間で定格出力が互いに異なり、
    前記選択ステップでは、前記要求電力に基づいて、前記少なくとも一つの電力変換器を前記定格出力の昇順に選択する、
    電源制御プログラム。
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