JP5521860B2 - カーソル選択型入力装置、カーソル選択方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
例えば、図12に示すようにAボタン102〜Eボタン106が不規則に配置され、現在、カーソル101によってAボタン102が選択されている状態で、ユーザがAボタン102の右方向に位置するEボタン106をカーソル101で選択することを希望する場合について説明する。Eボタン106はAボタン102に対して上下方向に略同一の位置に配置されているので、ユーザは方向キーによりカーソル101を右方向に移動させる指示のみを連続で入力することによって、Eボタン106が選択されることを直感的に認識しているのが一般である。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、Aボタン102→Bボタン103→Cボタン104の順にカーソル101で選択された後において、Cボタン104の中心からDボタン105の中心までの距離L1と、Cボタン104の中心からEボタン106の中心までの距離L2とを比較した場合に、L1の方が短いので、特許文献1に記載の技術ではCボタン104の次にDボタン105がカーソル101によって選択されることとなる。
即ち、Eボタン106はAボタン102の右方向にあるにもかかわらず、方向キーによりEボタン106のある右方向へのカーソル101の移動指示を連続で入力しても、ユーザの選択操作に直感的に合致するEボタン106をカーソル101で選択することができない結果となる。その場合にカーソル101でEボタン106を選択するためには、Dボタン105が選択された後に、更にユーザは方向キーによりカーソル101を下方向に移動させる指示を入力しなればならず、カーソル101による選択対象物の選択操作を複雑化することとなっていた。
また、請求項2に係るカーソル選択型入力装置(1)は、前記第2選択対象物推定手段及び前記推定表示態様変更手段に代えて、前記第2選択対象物特定手段によって特定された前記第2選択対象物を、前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する履歴表示態様変更手段を有することを特徴とする。
尚、「カーソル」とは、矢印、マークの他、選択対象物を囲う枠や選択対象物の色を変更する手段等も含み、選択された選択対象物を他の選択対象物と識別可能とするものであれば何でも良い。
また、「連続入力」とは、例えば、移動方向を入力する為のキー部分が所定時間以上(例えば1sec以上)継続して押下されることや、移動方向を入力する為のキー部分が所定間隔以内(例えば0.5sec以内)で連続して押下(入力)されること等が該当する。
また、請求項13に係るカーソル選択方法は、前記第2選択対象物推定ステップ及び前記推定表示態様変更ステップに代えて、前記第2選択対象物特定ステップによって特定された前記第2選択対象物を、前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する履歴表示態様変更ステップを有することを特徴とする。
移動機能と、前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定機能と、を実行させるコンピュータプログラムであって、前記第2選択対象物特定機能は、前記連続入力判定機能により前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力機能によって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、前記カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数継続して行われると仮定した場合に、各入力において前記第2選択対象物特定機能によって特定される前記第2選択対象物をそれぞれ推定する第2選択対象物推定機能と、前記第2選択対象物推定機能によって推定される複数の前記第2選択対象物を前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する推定表示態様変更機能と、を更に実行させることを特徴とする。
また、請求項15に係るコンピュータプログラムは、前記第2選択対象物推定機能及び前記推定表示態様変更機能に代えて、前記第2選択対象物特定機能によって特定された前記第2選択対象物を、前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する履歴表示態様変更機能を実行させることを特徴とする。
また、カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数以上継続して行ったと仮定した場合に、カーソルによって将来的に選択されると予測される選択対象物を、表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示するので、同一方向への連続入力を継続して行った場合に将来的に選択される選択対象物をユーザに容易に把握させることが可能となる。
一方、請求項2に記載のカーソル選択型入力装置によれば、特定された第2選択対象物を、表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示するので、カーソルの移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合に、連続入力中にカーソルにより選択された選択対象物の履歴を容易に識別することが可能となる。
また、カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数以上継続して行ったと仮定した場合に、カーソルによって将来的に選択されると予測される選択対象物を、表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示するので、同一方向への連続入力を継続して行った場合に将来的に選択される選択対象物をユーザに容易に把握させることが可能となる。
一方、請求項13に記載のカーソル選択方法によれば、特定された第2選択対象物を、表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示するので、カーソルの移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合に、連続入力中にカーソルにより選択された選択対象物の履歴を容易に識別することが可能となる。
また、カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数以上継続して行ったと仮定した場合に、カーソルによって将来的に選択されると予測される選択対象物を、表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示させるので、同一方向への連続入力を継続して行った場合に将来的に選択される選択対象物をユーザに容易に把握させることが可能となる。
一方、請求項15に記載のコンピュータプログラムによれば、特定された第2選択対象物を、表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示させるので、カーソルの移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合に、連続入力中にカーソルにより選択された選択対象物の履歴を容易に識別することが可能となる。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、方向キー19によりカーソル64の移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合には、後述のように連続入力が開始された選択対象物の表示位置を原点とし、入力されたカーソル64の移動方向へと延出する基準軸を設定し、設定された基準軸に基づいて次に選択される選択対象物を特定する。尚、連続入力とは、例えば、方向キー19において方向の指示を入力する為のキー部分が所定時間以上(例えば1sec以上)継続して押下されることや、方向キー19において方向の指示を入力する為のキー部分が所定間隔以内(例えば0.5sec以内)で連続して押下されること等が該当する。尚、詳細については後述する。
また、方向の指示を入力する為のキー部分が所定間隔以内で連続して押下された場合であっても、押下された方向が連続入力の開始された方向と異なる方向(例えば、右方向の連続入力が行われていた状態で所定間隔内に連続して下方向を押下)である場合には、基本的に同一方向の連続入力は中断したと判定され、受け付けた方向キー19の操作は、カーソル64の移動方向の入力を同一方向で連続入力するものでないと判定する。但し、該異なる方向が連続入力の開始された方向の逆方向(例えば、右方向の連続入力が行われていた状態で所定間隔内に連続して左方向を押下)である場合には、例外的に同一方向の連続入力は中断していないと判定され、受け付けた方向キー19の操作は、カーソル64の移動方向の入力を同一方向で連続入力するものであると判定する。その結果、ユーザが連続入力の回数を間違えて、カーソル64が希望する選択対象物を行き過ぎてしまった場合において、カーソル64を連続入力が開始された側へと戻す為の入力操作を行った場合でも、選択される第2選択対象物が基準軸から大きく外れることが無い。
そして、仮想選択対象物は、基準軸と、入力されたカーソルの移動方向(第1方向)と直交して第1選択対象物を通過する直交軸との交差点上に設定される。具体的には、第1方向に直交する方向を第2方向とすると、連続入力が開始された基準選択対象物の第2方向の両端部を第1方向へ延長した各線と、第1選択対象物の第1方向の両端部を第2方向へ延長した各線と、によって囲まれる領域に仮想選択対象物を設定する。また、仮想選択対象物の形状を第1選択対象物と同一形状とし、仮想選択対象物の中点が基準軸と直交軸との交差点上に位置するように設定しても良い。
例えば、図7に示すように右方向への連続入力が開始された基準選択対象物が「ゆ」の文字入力ボタン61であって、「ひ」の文字入力ボタン61が選択不可能な状態である場合には、「ゆ」→「み」→「は」の順に文字入力ボタン61が選択される。そして、「は」の文字入力ボタン61が選択された時点で連続入力が継続している場合には、基準軸71と、第1方向と直交して第1選択対象物を通過する直交軸72との交差点上に仮想選択対象物73が設定される。
具体的には、連続入力が開始された「ゆ」の文字入力ボタン61の第2方向の両端部を第1方向へ延長した各線と、「は」の文字入力ボタン61の第1方向の両端部を第2方向へ延長した各線と、によって囲まれる領域に仮想選択対象物73は設定される。尚、図7に示す例では、各文字入力ボタン61はいずれも同形状であるので、仮想選択対象物73は各文字入力ボタン61と同じ形状に設定される。
第1端部間距離=hdist
第2端部間距離=vdist
評価値=V
V=hdist×k1+vdist×k2・・・・(1)
尚、k1、k2は評価値における第1距離と第2距離に重み付けを行う為の係数であり、指示されたカーソル64の移動方向を優先する場合には、k1をk2より小さくすること(例えばk1=2、k2=3)が望ましい。
先ず、CPU51は、方向キー19によりカーソル64の移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合に、カーソル64の移動方向の同一方向への連続入力が所定回数継続して行われると仮定し、仮定された各入力において特定される第2選択対象物をそれぞれ推定する。その後、推定される複数の第2選択対象物を液晶ディスプレイ15において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する。例えば、推定される第2選択対象物を液晶ディスプレイ15上で発光させたり、他の選択対象物と異なる表示色に変更することなどが可能である。それによって、方向キー19により同一方向の連続入力が継続されたと仮定した場合に、将来的にカーソル64により選択される選択対象物を容易に識別することが可能となる。例えば、図11に示す例は、「ゆ」の文字入力ボタン61から右方向への連続入力が開始された場合を示した図である。図11では、カーソル64の移動方向の同一方向への連続入力が7回継続して行うと仮定し、「み」、「は」、「に」、「ち」、「し」、「き」、「い」が仮定する各入力において特定される第2選択対象物に推定される。その結果、「ゆ」、「み」、「は」、「に」、「ち」、「し」、「き」、「い」の各文字入力ボタン61が他の選択対象物と異なる表示態様で表示され、ユーザは連続入力を継続して行った場合に「ゆ」→「み」→「は」→「に」→「ち」→「し」→「き」→「い」の順に文字入力ボタン61が選択されることを容易に把握することが可能となる。
尚、仮定された各入力において特定される第2選択対象物をそれぞれ推定する際には、トーンダウンされて選択対象外となる選択対象物について考慮することが望ましい。
また、基準軸71上に設定した仮想選択対象物に基づいて次にカーソルで選択する第2選択対象物を特定するので、基準軸を用いつつも選択対象物間の比較によって第2選択対象物を特定することができる。従って、第2選択対象物の特定に係る処理を容易化することが可能となる。
また、基準軸71と、カーソル64の移動方向と直交して第1選択対象物を通過する直交軸72との交差点上に仮想選択対象物73を設定するので、仮想選択対象物73を適切な第2選択対象物を選択する為の位置に設定することが可能となる。従って、選択対象物が不規則に配置された場合であっても、選択される選択対象物が基準軸71に対して大きく外れることが無い。特に、基準選択対象物の第2方向の両端部を第1方向へ延長した各線と、第1選択対象物の第1方向の両端部を第2方向へ延長した各線と、によって囲まれる領域に仮想選択対象物73を設定するので、仮想選択対象物73をより適切な第2選択対象物を選択する為の位置及び形状に設定することが可能となる。
また、仮想選択対象物73は第1選択対象物と同一形状に設定することも可能である。その場合には、仮想選択対象物を適切な第2選択対象物を選択する為の形状に設定することが可能となる。従って、選択対象物が不規則に配置された場合であっても、選択される選択対象物が基準軸に対して大きく外れることが無い。
また、カーソル64の同一方向への連続入力が中断された場合に、設定された基準軸を解除する(S33)ので、連続入力が中断された後においては、新たに入力されたカーソル64の移動方向に基づいてユーザの選択操作に直感的に合致する選択対象物を適切に選択することが可能となる。
また、連続入力が開始された方向と異なる方向であって且つ該方向の逆方向以外の方向が入力された場合に、カーソル64の同一方向への連続入力が中断されたと判定するので、ユーザが連続入力の回数を間違えて、カーソル64が希望する選択対象物を行き過ぎてしまった場合において、カーソル64を連続入力が開始された側へと戻す為の入力操作を行った場合でも、選択される第2選択対象物が基準軸から大きく外れることが無い。
また、第1方向及び第2方向における現在カーソル64で選択されている第1選択対象物と次の選択候補となる候補選択対象物との距離に基づいて、次にカーソル64で選択する選択対象物を特定する(S31)ので、選択対象物が不規則に配置された場合であっても、カーソル64によってユーザの選択操作に直感的に合致する選択対象物を適切に選択することが可能となる。
また、特定された第2選択対象物を、液晶ディスプレイ15において他の選択対象物と異なる表示態様で表示するので、カーソル64の移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合に、連続入力中にカーソル64により選択された選択対象物の履歴を容易に識別することが可能となる。
また、第1方向及び第2方向は、液晶ディスプレイ15における上下方向又は左右方向であるので、カーソル64による選択対象物の選択操作を容易に行わせることが可能となる。また、指示されたカーソル64の移動方向を特定し易くなるので、入力されたカーソル64の移動方向に基づく適切な基準軸71を設定可能であり、カーソル64によってユーザの選択操作に直感的に合致する選択対象物以外の選択対象物が選択される虞を低減させることが可能となる。
また、選択対象物が液晶ディスプレイ15に表示された入力ボタンであるので、キーボードやテンキー等の直接に文字や数字を入力する為の装置を有さない装置において、文字や数字を入力する際に適用することが可能となる。
例えば、本実施形態では方向キー19によりカーソル64の移動方向の入力が同一方向で連続入力された場合に基準軸を設定する構成としているが、連続入力されたか否かに関わらず、カーソル64の移動方向が入力される毎に基準軸を設定する構成としても良い。その場合には、方向キー19によりカーソル64の移動方向の入力が同一方向で連続入力されたと判定された場合において、前回設定された基準軸と同一の基準軸を設定するように構成することが望ましい。
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
31 地図情報DB
51 CPU
52 RAM
53 ROM
60 文字入力画面
61 文字入力ボタン
62 修正ボタン
63 完了ボタン
64 カーソル
71 基準軸
72 直交軸
73 仮想選択対象物
Claims (15)
- カーソルにより選択される複数の選択対象物を表示装置に表示する表示手段と、
前記カーソルの移動方向を入力する方向入力手段と、
前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記カーソルにより選択されている前記選択対象物を第1選択対象物とし、前記方向入力手段によって前記カーソルの移動方向が入力された場合に、前記第1選択対象物と前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向とに基づいて、前記カーソルによって前記第1選択対象物の次に選択される前記選択対象物である第2選択対象物を特定する第2選択対象物特定手段と、
前記第2選択対象物特定手段によって特定された前記第2選択対象物を前記カーソルにより選択するカーソル移動手段と、
前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定手段と、を有し、
前記第2選択対象物特定手段は、
前記連続入力判定手段により前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、
前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、
前記カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数継続して行われると仮定した場合に、各入力において前記第2選択対象物特定手段によって特定される前記第2選択対象物をそれぞれ推定する第2選択対象物推定手段と、
前記第2選択対象物推定手段によって推定される複数の前記第2選択対象物を前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する推定表示態様変更手段と、を有することを特徴とするカーソル選択型入力装置。 - カーソルにより選択される複数の選択対象物を表示装置に表示する表示手段と、
前記カーソルの移動方向を入力する方向入力手段と、
前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記カーソルにより選択されている前記選択対象物を第1選択対象物とし、前記方向入力手段によって前記カーソルの移動方向が入力された場合に、前記第1選択対象物と前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向とに基づいて、前記カーソルによって前記第1選択対象物の次に選択される前記選択対象物である第2選択対象物を特定する第2選択対象物特定手段と、
前記第2選択対象物特定手段によって特定された前記第2選択対象物を前記カーソルにより選択するカーソル移動手段と、
前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定手段と、を有し、
前記第2選択対象物特定手段は、
前記連続入力判定手段により前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、
前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、
前記第2選択対象物特定手段によって特定された前記第2選択対象物を、前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する履歴表示態様変更手段を有することを特徴とするカーソル選択型入力装置。 - 前記第2選択対象物特定手段は、
前記基準軸上に仮想選択対象物を設定し、
前記仮想選択対象物に基づいて前記第2選択対象物を特定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカーソル選択型入力装置。 - 前記第2選択対象物特定手段は、前記基準軸と前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向と直交して前記第1選択対象物を通過する直交軸との交差点上に前記仮想選択対象物を設定することを特徴とする請求項3に記載のカーソル選択型入力装置。
- 前記仮想選択対象物は、
前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向を第1方向とし、前記第1方向と直交する方向を第2方向とした場合に、
前記基準選択対象物の前記第2方向の両端部から前記第1方向へ延長した各線と、
前記第1選択対象物の前記第1方向の両端部から前記第2方向へ延長した各線と、によって囲まれる領域に設定されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のカーソル選択型入力装置。 - 前記仮想選択対象物は、前記第1選択対象物と同一形状に設定されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のカーソル選択型入力装置。
- 前記第2選択対象物特定手段は、
前記方向入力手段によって入力された前記カーソルの移動方向を第1方向とし、前記第1方向と直交する方向を第2方向とした場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記第2選択対象物の候補となる複数の候補選択対象物について、前記第1方向における前記仮想選択対象物と前記候補選択対象物との間の距離である第1距離と前記第2方向における前記仮想選択対象物と前記候補選択対象物との間の距離である第2距離とをそれぞれ算出し、
前記第1距離と前記第2距離とに基づいて、複数の前記候補選択対象物から前記第2選択対象物を特定することを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載のカーソル選択型入力装置。 - 前記カーソルの同一方向への連続入力が中断されたか否か判定する中断判定手段を有し、
前記第2選択対象物特定手段は、前記中断判定手段により前記カーソルの同一方向への連続入力が中断されたと判定された場合に、設定された前記基準軸を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のカーソル選択型入力装置。 - 前記中断判定手段は、前記連続入力が開始された方向と異なる方向であって前記連続入力が開始された方向の逆方向以外の方向が、前記方向入力手段により入力された場合に、前記カーソルの同一方向への連続入力が中断されたと判定することを特徴とする請求項8に記載のカーソル選択型入力装置。
- 前記第1方向及び前記第2方向は、前記表示装置における上下方向又は左右方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のカーソル選択型入力装置。
- 前記選択対象物は、前記表示装置に表示された入力ボタン又はハイパーリンクであることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のカーソル選択型入力装置。
- カーソルにより選択される複数の選択対象物を表示装置に表示する表示ステップと、
前記カーソルの移動方向を入力する方向入力ステップと、
前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記カーソルにより選択されている前記選択対象物を第1選択対象物とし、前記方向入力ステップによって前記カーソルの移動方向が入力された場合に、前記第1選択対象物と前記方向入力ステップによって入力された前記カーソルの移動方向とに基づいて、前記カーソルによって前記第1選択対象物の次に選択される前記選択対象物である第2選択対象物を特定する第2選択対象物特定ステップと、
前記第2選択対象物特定ステップによって特定された前記第2選択対象物を前記カーソルにより選択するカーソル移動ステップと、
前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定ステップと、を有し、
前記第2選択対象物特定ステップは、
前記連続入力判定ステップにより前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力ステップによって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、
前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、
前記カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数継続して行われると仮定した場合に、各入力において前記第2選択対象物特定ステップによって特定される前記第2選択対象物をそれぞれ推定する第2選択対象物推定ステップと、
前記第2選択対象物推定ステップによって推定される複数の前記第2選択対象物を前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する推定表示態様変更ステップと、を有することを特徴とするカーソル選択方法。 - カーソルにより選択される複数の選択対象物を表示装置に表示する表示ステップと、
前記カーソルの移動方向を入力する方向入力ステップと、
前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記カーソルにより選択されている前記選択対象物を第1選択対象物とし、前記方向入力ステップによって前記カーソルの移動方向が入力された場合に、前記第1選択対象物と前記方向入力ステップによって入力された前記カーソルの移動方向とに基づいて、前記カーソルによって前記第1選択対象物の次に選択される前記選択対象物である第2選択対象物を特定する第2選択対象物特定ステップと、
前記第2選択対象物特定ステップによって特定された前記第2選択対象物を前記カーソルにより選択するカーソル移動ステップと、
前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定ステップと、を有し、
前記第2選択対象物特定ステップは、
前記連続入力判定ステップにより前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力ステップによって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、
前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、
前記第2選択対象物特定ステップによって特定された前記第2選択対象物を、前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する履歴表示態様変更ステップを有することを特徴とするカーソル選択方法。 - コンピュータに、
カーソルにより選択される複数の選択対象物を表示装置に表示する表示機能と、
前記カーソルの移動方向を入力する方向入力機能と、
前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記カーソルにより選択されている前記選択対象物を第1選択対象物とし、前記方向入力機能によって前記カーソルの移動方向が入力された場合に、前記第1選択対象物と前記方向入力機能によって入力された前記カーソルの移動方向とに基づいて、前記カーソルによって前記第1選択対象物の次に選択される前記選択対象物である第2選択対象物を特定する第2選択対象物特定機能と、
前記第2選択対象物特定機能によって特定された前記第2選択対象物を前記カーソルにより選択するカーソル移動機能と、
前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定機能と、を実行させるコンピュータプログラムであって、
前記第2選択対象物特定機能は、
前記連続入力判定機能により前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力機能によって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、
前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、
前記カーソルの移動方向の同一方向への連続入力が所定回数継続して行われると仮定した場合に、各入力において前記第2選択対象物特定機能によって特定される前記第2選択対象物をそれぞれ推定する第2選択対象物推定機能と、
前記第2選択対象物推定機能によって推定される複数の前記第2選択対象物を前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する推定表示態様変更機能と、を更に実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、
カーソルにより選択される複数の選択対象物を表示装置に表示する表示機能と、
前記カーソルの移動方向を入力する方向入力機能と、
前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記カーソルにより選択されている前記選択対象物を第1選択対象物とし、前記方向入力機能によって前記カーソルの移動方向が入力された場合に、前記第1選択対象物と前記方向入力機能によって入力された前記カーソルの移動方向とに基づいて、前記カーソルによって前記第1選択対象物の次に選択される前記選択対象物である第2選択対象物を特定する第2選択対象物特定機能と、
前記第2選択対象物特定機能によって特定された前記第2選択対象物を前記カーソルにより選択するカーソル移動機能と、
前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であるか否かを判定する連続入力判定機能と、を実行させるコンピュータプログラムであって、
前記第2選択対象物特定機能は、
前記連続入力判定機能により前記カーソルの移動方向の入力が同一方向への連続入力であると判定された場合に、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内、前記連続入力が開始された前記選択対象物である基準選択対象物の表示位置を原点とし、前記方向入力機能によって入力された前記カーソルの移動方向へと延出する基準軸を設定し、
前記基準軸に基づいて、前記表示装置に表示される複数の前記選択対象物の内から前記第2選択対象物を特定し、
前記第2選択対象物特定機能によって特定された前記第2選択対象物を、前記表示装置において他の選択対象物と異なる表示態様で表示する履歴表示態様変更機能を更に実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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