JP5521332B2 - 観察装置、位置決め装置、レーザー加工装置および観察方法 - Google Patents

観察装置、位置決め装置、レーザー加工装置および観察方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数のデバイス素子が形成された透明性の基板を観察するための技術に関し、特にデバイス素子間に設けられるストリート部と、デバイス素子との境界である境界領域を観察するための技術に関する。
短波長LD(レーザーダイオード)やLED(発光ダイオード)等のデバイス素子が複数形成された、硬度が高くかつ脆性を有するサファイア等からなる透明性の基板に対して、パルスレーザーを照射することにより、デバイス素子ごとに分割するための分割起点を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
この分割起点が形成される位置は、通常、デバイス素子とデバイス素子との間の所定幅の帯状部分(ストリート部)に設定される。この分割起点の位置を決定するために、従来では、CCDカメラ等を含む観察装置により観察像を撮像し、得られた画像に基づいて、基板上の所定の位置基準物の座標情報を取得してから、所定の演算処理により分割起点を形成すべき位置が特定されていた(例えば、特許文献2)。
なお、上記の位置基準物としては、基板に予め形成されている位置決め用のマーカーや、デバイス素子の構造物自体(例えば不透明な電極部分等)等が該当する。
国際公開第2006/0612017号 特開2008−264869号公報
ところが、例えば電極を位置基準物として分割位置を決定する場合において、仮に当該電極が基板上の理想位置から大きくずれた位置に形成されていると、ストリート部の位置が実際とは異なる位置として特定されてしまう。そのため、分割起点がストリート部の位置から大きくずれて設定されるため、均一なサイズのデバイス素子を得ることが困難となる等のおそれがある。このような問題は、基板上に別途設けた位置決め用のマーカー等を位置基準物とした場合にも起こりえる。
また、ストリート部を位置基準物として直接的に観察することにより、分割起点の位置を決定することも考えられる。しかし、一般的に、基板に分割起点を形成する際には、基板のデバイス素子が形成されている側の主面に粘着シートが貼り付けられており、この粘着シートと基板との界面部分に気泡が混入していることが多い。したがって、ストリート部に多数の気泡が存在するため、従来の観察方法では、気泡により観察用の光が乱反射してしまい、ストリート部の位置を正確に特定することが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板に形成されている複数のデバイス素子間のストリート部の位置を高精度に特定するための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、一方側の主面に複数のデバイス素子が形成されている透明性の基板を観察するための観察装置であって、基板を支持する支持部と、前記支持部に支持された基板の第1主面の側を斜光照明する光源と、前記光源からの照明光が照射されている前記基板の前記第1主面とは反対側の第2主面の側から前記基板を観察するための観察部とを備え、前記光源は、前記基板に形成されたデバイス素子間に設けられているストリート部と、前記デバイス素子との境界である境界領域が、前記観察部により観察可能とされる所定範囲内の照度の前記照明光を、前記基板に対して照射することを特徴とする。
また、第2の態様は、第1の態様に係る観察装置において、前記光源は、前記照明光の主光線が、前記境界領域の延びる方向に対して略直角に交わるように、前記照明光を照射することを特徴とする。
また、第3の態様は、第1または第2の態様に係る観察装置において、前記支持部は、前記デバイス素子が形成されている主面の側に、透明性の粘着シートが貼り付けられている基板を支持することを特徴とする。
また、第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係る観察装置において、前記光源は、所定方向に延びるストリート部を基準として、一方の側から前記照明光を照射する第1光源と、前記所定方向に延びるストリート部を挟んだ他方の側から前記照明光を照射する第2光源とを含むことを特徴とする。
また、第5の態様は、第4の態様に係る観察装置において、前記観察部は、観察像を撮像する撮像部、を含み、前記撮像部は、前記第1光源と前記第2光源のいずれかから前記照明光が照射されている状態の前記基板の観察像を撮像することを特徴とする。
また、第6の態様は、第1〜第5のいずれか1つの態様に係る観察装置において、前記デバイス素子が、LED素子であることを特徴とする。
また、第7の態様は、一方側の主面にデバイス素子が形成されている透明性の基板上の位置基準物の位置情報に基づいて、特定の対象の位置を決定する位置決め装置であって、第1〜第6のいずれか1つの態様に係る観察装置と、前記観察装置により取得される観察像に基づいて、前記境界領域の位置情報から前記ストリート部の位置を特定する位置特定部とを備えることを特徴とする。
また、第8の態様は、一方側の主面にデバイス素子が形成されている透明性の基板に分割のための分割起点を形成するレーザー加工装置であって、第7の態様に係る位置決め装置と、前記位置決め装置により特定される前記ストリート部の位置に、分割起点を形成するためのレーザーを出射するレーザー出射部とを備えることを特徴とする。
また、第9の態様は、一方側の主面にデバイス素子が形成されている透明性の基板を観察するための観察方法であって、(a)基板を支持する工程と、(b)前記(a)工程により支持されている基板の第1主面の側を斜光照明する工程と、(c)前記(b)工程にて斜光照明されている前記基板の第1主面とは反対側の第2主面の側から前記基板を観察する工程とを備え、前記(b)工程は、前記基板に形成されたデバイス素子間に設けられるストリート部と、前記デバイス素子との間の境界領域が、前記(c)工程にて観察可能とされる所定範囲内の照度の照明光を、前記基板に対して照射することを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る観察装置によると、ストリート部とデバイス素子との間の境界領域を明瞭に観察できる。したがって、ストリート部の位置をより高精度に特定することが可能となる。
また、第2の態様に係る観察装置によると、境界領域をより高コントラストで観察することが可能となる。
また、第3の態様に係る観察装置によると、デバイス素子が形成されている主面に粘着シートを貼り付けることで、粘着シートを設けない場合に比べて境界領域をより明瞭に観察できる。
また、第4の態様に係る観察装置によると、それぞれの光源から照明光を照射することで、所定方向に延びるストリート部の両サイドについてのデバイス素子との間の境界領域を明瞭に観察できる。
また、第5の態様に係る観察装置によると、一度に全光源から照射する場合よりも、境界領域を明瞭に観察できる。
第7の態様に係る位置決め装置によると、ストリート部とデバイス素子との間の境界領域が観察部により明瞭に観察できるため、ストリート部の位置を直接的に特定できる。したがって、ストリート部の位置を特定する際に、他の目標物に基づいて特定する場合よりも、高精度に位置決めできる。
第8の態様に係るレーザー加工装置によると、高精度に位置決めされたストリート部に対してレーザー加工を施すため、より正確な位置に分割起点を形成することができる。
本発明の第1実施形態に係る観察装置の構成を概略的に示す正面図である。 第1実施形態に係る観察装置の観察対象である積層体を示す部分断面図である。 第1実施形態に係る観察装置の概略を示す上面図である。 図1に示す観察装置により観察される観察像を模式的に示す図である。 本実施形態に係る積層体の各部分を透過する照明光がCCDカメラの受光面に到達する様子を示す図である。 本実施形態に係る観察装置を適用したレーザー加工装置の構成を概略的に示す正面図である。 図4に示す観察像を2値化した2値画像を示す図である。 図7に示す検出範囲を複数に等分した状態を示す図である。 図7に示す2値画像について、変化点を設定した様子を示す図である。 図9に示す変化点に基づいて、決定される近似直線を示す図である。 様々な態様で基板を観察したときの観察像を示す図である。
<1. 第1実施形態>
<1.1. 観察装置>
図1は、本発明の第1実施形態に係る観察装置10の構成を概略的に示す正面図である。また、図2は、第1実施形態に係る観察装置10の観察対象である積層体6の概略を示す部分断面図である。また、図3は、第1実施形態に係る観察装置10の概略を示す上面図である。
なお、図1およびその他の各図において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。
本実施形態に係る観察装置10は、主に、光源1と、観察部2と、ステージ3とを備える。観察装置10は、一方側(図中、−Z側)の主面に拡散層が下地層として設けられ(図示せず)、当該拡散層上にGaN層(金属配線や電極等からなるデバイス素子40を含む層)4が形成されたサファイア等の光を透過する透明性基板W(以下、単に「基板W」と称する。)を観察対象としている。なお、本実施形態では、デバイス素子40としてLED素子が形成されているものとするが、観察装置10は、LED素子以外のデバイス素子が形成されている基板Wを観察する場合にも適用できる。
基板Wには、デバイス素子40が形成されている主面側に対して、アクリル樹脂等からなる粘着シート5が貼り付けられており、基板WとGaN層4と粘着シート5とで積層体6が形成されている。そして、当該積層体6の粘着シート5側がステージ3に対して固定されている。
<光源1>
図1に示すように、光源1は、ステージ3の上方(図中、+Z側)に備えられ、ステージ3に保持された基板Wに向けて、斜め上方から照明光L1を照射する。照明光L1は、その主光線(光束の中心の光線)が積層体6の主面に対して斜めに入射するように、基板Wを含む積層体6を照明する。
本実施形態に係る観察装置10では、光源1として、4つの光源1a〜1dを備えている(図3参照)。光源1a〜1dのそれぞれは、観察部位OPに対して、順に(−Y)側、(+Y)側、(−X)側および(+X)側の4方向から斜光照明するように照明光L1を照射する。光源1a〜1dのいずれも、各々の主光線が積層体6の主面に対して斜めに入射する位置に設置されている。
なお、光源1としては、例えば、指向性の強い(例えば、照射角度が15°程度の)高輝度の白色LED等を用いることが好ましいが、一般的なランプや光ファイバーの出射端面等を適宜組み合わせて用いてもよい。
<観察部2>
観察部2は、主にCCDカメラ21およびモニタ22を備えている。CCDカメラ21は、照明光L1が照射されている積層体6の一部分(観察部位OP)を観察するために、ステージ3の下側(−Z側)に備えられている。光源1が積層体6を斜光照明すると、光源1からの照明光L1が積層体6を透過する。CCDカメラ21は、その透過光を対物レンズで集光して、観察像I1を撮像する。そして、モニタ22は、CCDカメラ21により撮像された積層体6の観察像I1を表示する。
本実施形態では、CCDカメラ21は、照明光L1の主光線に対して所定方向に傾いた方向から、積層体6の観察像I1を撮像する。すなわち、基板Wを観察するCCDカメラ21の光軸が照明光L1の主光線に対して所定方向に傾くように、光源1とCCDカメラ21とが配置されている。したがって、本実施形態では、積層体6を観察する際に、観察部位OPが暗視野で観察されるように、光源1およびCCDカメラ21の位置が設定されている。
なお、図1では、その光軸が積層体6に対して垂直となるように、CCDカメラ21が所定位置に配置されているが、必ずしもこのように配置される必要はない。照明光L1の主光線と、CCDカメラ21の光軸とが形成する角度は、後述のCCDカメラ21による観察像において、デバイス素子40の像とストリート部Sの像との境界が識別できるように撮像できる角度であればよく、最も顕著に識別できる角度が最適角度である。
<ステージ3>
ステージ3は、例えば光を透過する石英製の板状部材であり、基板W(すなわち、積層体6)を水平姿勢で固定して保持する。なお、図示を省略するが、ステージ3は、所定の駆動機構を備えており、水平面内でのXY方向への移動、および、水平面内での所定角度の範囲内での回転移動が可能とされている。これにより、ステージ3に固定されている基板Wを水平面内で水平移動および回転移動させることができる。なお、ステージ3に、鉛直方向への移動を可能とする移動機構を備えていてもよい。
また、積層体6のステージ3に対する固定方法は、公知の手法により実現可能である。例えば、ステージ3の上面に、同心円状に複数の吸引溝を設けるとともに、当該吸引溝の底部に吸引ポンプ等に接続された吸引孔を設ける。そして、ステージ3に積層体6が載置されている状態で上記吸引ポンプ等を動作させることで、積層体6が吸引力の作用によりステージ3の上面に固定できる。
図2に示すように、基板Wに形成されているデバイス素子40とデバイス素子40との間には、所定幅のストリート部Sが形成されている。一般的に、ストリート部Sは、ダイシングのための分割起点が形成される部分となっている。このストリート部Sとデバイス素子40との境界部分である境界領域R1には、高さ位置の異なる段差が形成されている。詳細には、基板Wの主面を基準としたときに、ストリート部Sの上端面がデバイス素子40の上端面に比べて低い位置となっている。また、本実施形態では、このようなストリート部Sが略X軸および略Y軸方向に沿って帯状に延びるように、複数のデバイス素子40が基板Wの主面上に形成されている。
このようにストリート部Sが基板W上に形成されていることにより、光源1a〜1dのそれぞれから照射される照明光L1の主光線のそれぞれは、略X軸又は略Y軸方向に沿って延びる境界領域R1に対して、平面視において略直交するように照射されることとなる。より詳細には、光源1a,1bからは、略X軸方向に沿って延びる境界領域R1に対して、平面視において略直交する主光線の照明光L1が照射される。また、光源1c,1dからは、略Y軸方向に沿って延びる境界領域R1に対して、平面視において略直交する主光線の照明光L1が照射されることとなる。
なお、図2では、粘着シート5と基板Wとを貼り合わせた際に、その界面部分に発生する気泡51を図示している。本実施形態に係る観察装置10は、基板Wと粘着シート5との間に気泡51が混入しているような場合であっても、境界領域R1を明瞭に観察できるという優れた作用効果を奏する。
図4は、図1に示す観察装置10により観察される観察像I1を模式的に示す図である。なお、図4は、基板W上方の(−Y)側に偏った位置に設置された光源1aから照明光L1を照射しているときに、モニタ22上に表示される観察像I1を示している。観察像I1は、4つのデバイス素子40の間に設けられた縦横方向(XY方向)に延びる帯状のストリート部Sを観察したときの画像であり、デバイス素子40とストリート部Sとの間の境界を破線で示している。また、同図中、ストリート部Sに2点鎖線で示す分割線SLは、後述のレーザー加工装置により、デバイス素子40ごとに分割するための分割起点が形成されるべき位置である。
前述のように、本実施形態では、積層体6を斜め上の方向から斜光照明し、照明光L1の主光線に対して光軸が所定方向に傾けられているCCDカメラ21により暗視野で積層体6を撮像する。つまり、光源1からの照明光L1の主光線が、CCDカメラ21の光軸に対して所定方向に傾いているため、積層体6を透過した照明光L1のほとんどは、CCDカメラ21の受光面には到達しない。
したがって、図4に示すように、デバイス素子40やストリート部Sの大部分は、暗く観察されることとなる。また、デバイス素子40の電極部分は、照明光L1をほぼ全反射してしまうため、電極部分に相当する電極像IPが特に暗く観察されている。
一方、CCDカメラ21の受光面に到達する光は、照明光L1が積層体6を透過する際に、空気と基板Wとの界面や、基板WとGaN層4との界面、GaN層4と粘着シート5との界面、粘着シート5と空気との界面、および、積層体6に形成されている拡散層等において生ずる散乱光である。CCDカメラ21は、それら散乱光のうち、対物レンズに至った僅かな光を集光して、受光面にて結像させることにより、積層体6の像を撮像する。
そして、同図に示すように、ストリート部Sとデバイス素子40との境界部分について、ストリート部Sの両側の境界領域R1のうち光源1aが配置されている側(すなわち、−Y側)の境界領域R1が、境界像IBとして明るく観察される(図中、白色で示す)。
なお、光源1aから照射する照明光L1の照度が強すぎる場合には、観察像I1が全体的に明るくなってしまい、境界像IBがデバイス素子40の像とストリート部Sの像との境界として識別できなくなるおそれがある。したがって、光源1aから照射する照明光L1は、境界像IBがデバイス素子40の像やストリート部Sの像の境界として観察可能とされる程度の照度に調整される。
実際に光源1からの照明光L1の照度は、次のような事前準備プロセスにより決定できる。すなわち、サンプル用の基板Wをステージ3上に載置してCCDカメラ21に接続されたモニタ22により画像の観察を行いつつ、光源1a等からの照明光L1の照度をゼロから順次に増加させていく。そして、モニタ22において基板W上のデバイス素子40とストリート部Sとの間の境界部分(境界領域R1)が判定できると判断された照度を最小照度とし、そのときの光源1a等への電力供給値を記録しておく。
これに続いて、最小照度からさらに照明光L1の照度を増加させていき、モニタ22上において境界領域R1の判定が困難となる照度を最大照度として、そのときの光源1a等への電力供給値を記録しておく。
このようにして特定された最小照度と最大照度との間の照度範囲を利用可能範囲とし、また、その中でも特に境界領域R1の像が鮮明と判断されるときの照度を最適照度とする。最適照度のときの光源1a等への電力供給値を最適値として、実際の基板Wの観察の際には、その最適値の電力を光源1a等へ供給して観察を行う。
なお、境界領域R1の観察が可能かどうかの判定は、上述のようにモニタ22上の表示画像をオペレータが目視で確認することで実現されてもよいし、適当な画像処理ソフトを利用して境界領域R1部分の画像のコントラスト等から特定される画像の鮮鋭度が、所定の閾値を越えるときの照度範囲を利用可能範囲とするようにしてもよい。
また、本実施形態では、光源1a〜1dから照射する照明光L1の主光線は、所定方向に延びる境界領域R1に対して、上面視にて(図1中、+Z側から見て)垂直に交わるように入射することが最も好適であるが、必ずしも90°で交差する必要はなく、例えば、主光線が上面視にて90°±10°の範囲内で境界領域R1に対して入射するような場合であっても、境界領域R1を明瞭に観察できる。
次に、観察装置10において、図4に示すような観察像I1が観察される原理について、図5を参照しつつ説明する。
図5は、本実施形態に係る積層体6の各部分を透過する照明光L1がCCDカメラ21の受光面に到達する様子を示す図である。図5に示すように、本実施形態に示す観察部位OPの断面は、上から基板W(屈折率n=1.77)、GaN層4(屈折率n=2.4)、粘着シート5(屈折率n=1.45)、ステージ3(屈折率n=1.46)といったように、それぞれ固有の屈折率を有する物質で構成されている。なお、図示を省略するが、粘着シート5とGaN層4との間には、これらを互いに接着させるための接着剤層(粘着シート5と同程度の屈折率を有する。)が存在する。照明光L1は、このような構造体を透過して、その一部が観察部2のCCDカメラ21の受光面に至る。
光源1aから積層体6の各部分を透過する照明光L1のうち、各ストリート部Sの(−Y)側の境界領域R1(ストリート部Sの、光源1a側に隣り合うデバイス素子40との境界部分)を透過する照明光線L1aについては、境界領域R1にて回折が起こり、回折光が観察部2の観察用対物レンズにより集光されて光検出のCCDカメラ21の受光面にて結像する。
一方、ストリート部Sの(+Y)側(すなわち、光源の反対側)の境界領域R1部分を透過する照明光線L1bについては、エッジ部分にて回折が起こるものの、CCDカメラ21の受光面へ至る方向へ回折することが少なく、CCDカメラ21の受光面ではほとんど検出されない。
また、ストリート部S上を透過する照明光線L1cについては、ストリート部Sの気泡51部分を透過する透過光、および、気泡51以外の部分を透過する透過光とのどちらについても、CCDカメラ21の受光面にほとんど到達しない。同様に、ストリート部Sの外側(すなわち、デバイス素子40)を透過する照明光線L1dについても、CCDカメラ21の受光面にほとんど到達しない。
以上のように積層体6の各部分を照明光L1が透過するため、図4に示す観察像I1において、各ストリート部Sの両サイドの境界領域R1のうちの照射側の境界領域R1が、他の部分とは明瞭に識別される高コントラストの観察像I1が観察されることとなる。
なお、本実施形態では、ステージ3上方に配置した光源1a〜1dのそれぞれから、基板Wに対して個別に照明光L1を照射する。したがって、光源1bから照明光L1を照射する場合には、略X軸方向に延びるストリート部Sの(+Y)側のエッジ部分が明るく観察される。また、光源1cから照明光L1を照射する場合には略Y軸方向に延びるストリート部Sの(−X)側の境界領域R1が、光源1dから照明光L1を照射した場合には略Y軸方向に延びるストリート部Sの(+X)側の境界領域R1が明るく観察される。
このように、4方向のそれぞれから個別に照明光L1を基板Wに照射して、境界領域R1を観察することにより、全方向から同時に照明した場合に比べて、ストリート部Sとデバイス素子40の境界部分に対応する境界像IBをより明瞭に観察できる。したがって、ストリート部Sのエッジ部分の検出を高精度に行うことができる。これにより、ストリート部Sの位置を高精度に特定することが可能となる。
また、本実施形態では、観察像I1を取得するために、例えばCCDカメラ21において、開口数が0.15や0.2である対物レンズを使用する場合には、照明光L1の主光線の入射角が30°〜40°の範囲とされる。また、対物レンズの開口数が0.5や0.7の場合には、照明光L1の主光線の入射角が40°以上となるように設定される。もちろん、これらの数値は単に例示するものであり、状況に応じて適宜に設定することができる。
<1.2. レーザー加工装置>
図6は、本実施形態に係る観察装置10を適用したレーザー加工装置100の構成を概略的に示す正面図である。レーザー加工装置100は、観察装置10の他に、ステージ3に載置された被加工物(ここでは、基板W)にレーザーを照射するレーザー照射部7と、各構成要素の動作を制御する制御部8とを主に備える。
レーザー照射部7は、レーザー光LB(パルス光)を発振するレーザー光源71と、レーザー光LBをステージ3に固定された被加工物に向けて反射するハーフミラー72aと、ハーフミラー72aで反射したレーザー光LBを被加工物の被加工部位にて合焦する集光レンズ73とを主に備える。レーザー照射部7は、集光レンズ73により合焦したレーザー光LBを基板Wに照射することで、ストリート部S上に分割のための分割起点を形成する。具体的には、特許文献1に記載のレーザー加工装置と同様の加工処理を実行する。
さらに、レーザー照射部7は、落射照明光L2を出射する落射照明光源74と、落射照明光L2を被加工物に向けて反射させるハーフミラー72bと、ハーフミラー72bの上方に設けられるCCDカメラ21aと、CCDカメラ21aに接続されたモニタ22aとを備える。レーザー照射部7では、落射照明光L2を照射している状態で、リアルタイムに被加工物の反射明視野像の観察を行うことができる。なお、モニタ22aの機能を、観察装置10が備えるモニタ22に兼用させることで、モニタ22aを省略することも可能である。
また、レーザー加工装置100は、一般的なコンピュータである制御部8の制御に基づいて、加工位置決定のための演算処理を行い、当該演算結果に基づいてレーザー光LBの照射を実行する。本実施形態では、ストリート部Sに、分割のための分割起点を形成する加工処理を行うために、ストリート部Sの位置が決定される。ここで、レーザー加工装置100による加工位置決定のための位置決め機構について説明する。
図7は、図4に示す観察像I1を2値化した2値画像I2を示す図である。制御部8は、図4に示す観察像I1を所定の閾値で2値化することで、ストリート部Sの境界領域R1(境界像IB)が抽出されている2値画像I2のデータを取得する。この取得された画像データは、制御部8に備えられる記憶部に適宜格納される。
制御部8は、この2値画像I2から、所定方向に延びる境界領域R1に近似させたライン(近似直線)を決定する。具体的には、制御部8は、元の観察像I1(図4)の電極像IPに基づいて、所定のパターンマッチング処理を行うことにより、ストリート部Sのエッジを検出するための検出範囲R2を2値画像I2上に設定する。これにより、同図に示すように、X軸方向に延びる境界像IBに対応する部分に検出範囲R2が設定される。
なお、上述したように、光源1aから照明光L1を照射する場合には、X軸方向に延びるストリート部Sの(−Y)側(照射側)の境界領域R1が明瞭に観察されるため、ここでは、X軸方向に延びるストリート部Sの(+Y)側および(−Y)側の両サイドの境界領域R1のうち、(−Y)側の境界像IBに対応する部分の付近に検出範囲R2が設定される。
図8は、図7に示す検出範囲R2を複数に等分した状態を示す図である。検出範囲R2を設定すると、制御部8は、図8示すように、当該検出範囲R2をX軸方向に沿って所定数(例えば100)に均等分割する。制御部8は、図8に示すように分割した各位置で、コントラストの変化の最も大きい変化点(画素)を検出して、各分割位置の変化点Pを決定する。
図9は、図7に示す2値画像I2について、変化点Pを設定した様子を示す図である。なお、図9に示す例では、(−Y)側から(+Y)側へ向かって、コントラストが変化する点(図中、「黒画素」から「白画素」へ変化する画素)を変化点Pとしているが、(+Y)側から(−Y)側へ向かってコントラストが変化する点を変化点Pとしてもよい。
図10は、図9に示す変化点Pに基づいて、決定される近似直線ALを示す図である。制御部8は、全変化点Pを決定すると、これら全変化点Pの座標位置情報に基づいて、近似直線ALを算出する。なお、この近似直線ALは、最小二乗法等を適用することで決定される。そして、制御部8は、近似直線ALの任意方向(例えば、X軸方向やY軸方向)に対する傾斜角度が所定の角度判定で許容範囲内(例えば、所定の傾斜角度以内)であると判定される場合に、当該近似直線ALを境界領域R1の近似線として採用する。このようにして、ストリート部Sとデバイス素子40の境界としての近似線が決定される。
なお、制御部8は、観察装置10により他の光源1b〜1dから照明光L1をそれぞれ照射したときに取得される観察像から、上記と同様に境界領域R1についての近似線を決定する。そして、制御部8は、決定した全ての近似線に基づいて、例えば、各ストリート部Sの中央の位置を算出する。レーザー加工装置100は、このようにして特定されたストリート部Sの中央位置に対して、分割起点を形成する加工を行うこととなる。
以上が、ストリート部Sの位置決め方法の説明である。なお、この位置決めは、上記制御部8が備えるCPUが、所定の記憶部にあらかじめ記憶されている所定のプログラムに従って動作することにより実現されるものとする。また、上述の位置決め方法は、一例として挙げるものであり、これに限定されるものではない。また、ストリート部Sの位置決めは、専用の演算回路を備える画像処理装置によりハードウェア的に実現されてもよい。
このように、本実施形態によれば、観察装置10により境界領域R1が高コントラストで観察される観察像I1を取得できる。したがって、基板W上の位置基準物(例えば、電極等)の座標位置に基づいて、間接的にストリート部Sの位置決めを行う場合よりも、高精度にストリート部Sの位置決めを行うことができる。また、このように観察装置10と制御部8とを組み合わせることで、観察装置10を位置決め装置として機能させることができる。
次に、様々な態様で基板Wを観察した場合について、本実施形態の場合と比較して説明する。
図11は、様々な態様で基板Wを観察したときの観察像I1a〜I1hを示す図である。同図に示す観察像I1a〜I1hは、いずれも、図1に示すように基板Wをステージ3上に固定している状態で観察したときに得られる観察像である。
ただし、図11において、「表面カメラ」とは、ステージ3の(+Z)側に観察部2を設けて、基板Wを上方から観察していることを示している。これに対して、「裏面カメラ」とは、図1に示すように、観察部2をステージ3の(−Z)側に設けて基板Wを下方から観察していることを示している。
また、図11において、「反射暗視野」とは、光源1と観察部2とをステージ3に対して同じ側に配置していることを示している(すなわち、観察部2は、基板Wを反射した光を受光する)。また、「透過暗視野」とは、光源1と観察部2とをステージ3を挟んだ両側にそれぞれ配置していることを示す(すなわち、観察部2は、基板Wを透過した光を受光する)。
また、図11において、「粘着シート有り」とは、基板Wに粘着シート5を貼り付けた状態でステージ3に固定した場合(すなわち、図1に示す状態)を示しており、「粘着シート無し」とは、粘着シート5を貼り付けずに、基板Wをステージ3に固定した場合を示している。
さらに、図11に示す観察像I1a〜I1hについては、いずれも、同時に4方向から照明光L1を基板Wに対して照射している状態で観察している。また、基板Wに縦横方向に沿って帯状に延びるストリート部Sが形成されている部分を観察している。なお、上記で説明した本実施形態に係る観察装置10での観察条件は、「裏面カメラ」「透過暗視野」「粘着シート有り」であるため、同図中、観察像I1dの状態で観察されることとなる。
まず、「粘着シート有り」であって、「反射暗視野」の条件下では、観察像I1a,I1bに示すように、「表面カメラ」「裏面カメラ」のどちらの場合であっても、ストリート部S上の気泡51が観察され、ストリート部Sとデバイス素子40との間の境界領域R1を観察することが困難となっている。
これに対して、「透過暗視野」の条件下では、「表面カメラ」「裏面カメラ」のいずれの場合も、観察像I1c,I1dのように、気泡51が観察されなくなっている。そして、「裏面カメラ」の場合に、ストリート部Sのエッジ部分をより高コントラストの状態で観察することができている(観察像I1d)。
しかし、「粘着シート無し」の場合、ストリート部S上に気泡51が発生しないため、観察像I1e〜I1hに示すように、観察されないものの、境界領域R1を明瞭に観察することが困難となっている。特に、「透過暗視野」の場合であって、「裏面カメラ」の場合(観察像I1h)、「粘着シート有り」の場合に比べて(観察像I1d)境界領域R1を観察すること極めて困難となっている。したがって、ストリート部Sとデバイス素子40の境界領域R1を観察するためには、粘着シート5を貼り付けた状態で観察することがより好ましいといえる。
以上の観察結果からも明らかなように、基板Wのデバイス素子40が形成されている側に粘着シート5を貼り付けて、その粘着シート5側をステージ3に固定し(図2参照)、基板W側から照明光L1を照射してステージ3側から基板Wを観察することで(図1参照)、ストリート部Sとデバイス素子40との境界である境界領域R1をより明瞭に観察できる。したがって、ストリート部Sの位置を高精度に特定できるため、分割起点のための位置決めを正確に行うことができる。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、光源1a〜1dからそれぞれ個別的に照明光L1を照射して、それぞれの観察像I1から境界領域R1の位置を決定するとしているが、光源1a〜1dの全てから同時に照明光L1を基板Wに照射して、境界領域R1を抽出するようにしてもよい。
また、光源1a〜1dの中から、照明光L1を照射する光源1を組み合わせて、ストリート部Sのエッジ部分を観察するようにしてもよい。例えば、光源1aおよび光源1cから同時に照明光L1を照射して観察像を取得し、そして光源1bおよび光源1dから同時に照明光L1を照射して観察像を取得するようにしてもよい。なお、略X軸および略Y軸方向に延びるストリート部Sの位置決めを行うためには、各ストリート部Sの両サイドの境界領域R1を検出するために、少なくとも4方向の全てについて照明光L1を照射して得られる観察像から、近似線を決定することが望ましい。
さらに、上記実施形態では、4方向から照明光L1を照射するとしているが、より多くの方向から照明光L1を照射するようにしてもよい。照射する方向を増やすことにより、様々な方向に延びるストリート部Sの両サイドの境界領域R1を明瞭に観察できるようになる。
また、上記実施形態に係るレーザー加工装置100では、観察装置10の上方にレーザー照射部7を設けていたが、観察装置10から離れた位置にレーザー照射部7を設置してもよい。この場合には、観察装置10にて観察像を取得した後に、レーザー照射部7までステージ3を移動させればよい。
また、上記実施形態では、ストリート部Sとデバイス素子40との境界である境界領域R1において、デバイス素子40のエッジ部分の断面が略直角となっている場合を具体例に挙げて説明しているが(図2参照)、観察装置10により観察される境界領域R1の形状は、このようなものに限られるものではない。例えば、デバイス素子40のエッジ部分の断面が鋭角となっている場合や、鈍角となっている場合であっても、本発明を適用できる。また、エッジ部分の形状が、断面視において角張っている場合のほか、曲線を含むように丸みを帯びた形状を有する場合にも本発明は有効である。
また、上記各実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10 観察装置
100 レーザー加工装置
1a〜1d 光源
2 観察部
3 ステージ
4 GaN層
40 デバイス素子
5 粘着シート
51 気泡
6 積層体
7 レーザー照射部
8 制御部
I1 観察像
IB 境界像
IP 電極像
L1 照明光
R1 境界領域
S ストリート部
W 基板

Claims (7)

  1. 一方側の主面に複数のデバイス素子が形成され、前記デバイス素子が形成されている主面の側に透明性の粘着シートが貼り付けられている透明性の基板を観察するための観察装置であって、
    基板を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された基板の第1主面の側を斜光照明する光源と、
    前記光源からの照明光が照射されている前記基板の前記第1主面とは反対側の第2主面の側から前記基板を観察するための観察部と、
    を備え、
    前記光源は、前記基板に形成されたデバイス素子間に設けられているストリート部と、前記デバイス素子との境界である高さ位置の異なる段差が形成されている境界領域が、境界像として前記観察部により観察可能とされる所定範囲内の照度の前記照明光を、前記基板に対して、前記照明光の主光線が前記境界領域の延びる方向に対して略直角に交わるように照射することを特徴とする観察装置。
  2. 請求項1に記載の観察装置において、
    前記光源は、
    所定方向に延びるストリート部を基準として、一方の側から前記照明光を照射する第1光源と、
    前記所定方向に延びるストリート部を挟んだ他方の側から前記照明光を照射する第2光源と、
    を含むことを特徴とする観察装置。
  3. 請求項に記載の観察装置において、
    前記観察部は、
    観察像を撮像する撮像部、
    を含み、
    前記撮像部は、
    前記第1光源と前記第2光源のいずれかから前記照明光が照射されている状態の前記基板の観察像を撮像することを特徴とする観察装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の観察装置において、
    前記デバイス素子が、LED素子であることを特徴とする観察装置。
  5. 一方側の主面にデバイス素子が形成されている透明性の基板上の位置基準物の位置情報に基づいて、特定の対象の位置を決定する位置決め装置であって、
    請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の観察装置と、
    前記観察装置により取得される観察像に基づいて、前記境界領域の位置情報から前記ストリート部の位置を特定する位置特定部と、
    を備えることを特徴とする位置決め装置。
  6. 一方側の主面にデバイス素子が形成されている透明性の基板に分割のための分割起点を形成するレーザー加工装置であって、
    請求項に記載の位置決め装置と、
    前記位置決め装置により特定される前記ストリート部の位置に、分割起点を形成するためのレーザーを出射するレーザー出射部と、
    を備えることを特徴とするレーザー加工装置。
  7. 一方側の主面にデバイス素子が形成され、前記デバイス素子が形成されている主面の側に透明性の粘着シートが貼り付けられている透明性の基板を観察するための観察方法であって、
    (a) 基板を支持する工程と、
    (b) 前記(a)工程により支持されている基板の第1主面の側を斜光照明する工程と、
    (c) 前記(b)工程にて斜光照明されている前記基板の第1主面とは反対側の第2主面の側から前記基板を観察する工程と、
    を備え、
    前記(b)工程は、前記基板に形成されたデバイス素子間に設けられるストリート部と、前記デバイス素子との間の高さ位置の異なる段差が形成されている境界領域が、境界像として前記(c)工程にて観察可能とされる所定範囲内の照度の照明光を、前記基板に対して、前記照明光の主光線が前記境界領域の延びる方向に対して略直角に交わるように照射することを特徴とする観察方法。
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