JP5520796B2 - つかみ装置 - Google Patents
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Description
該つかみ装置では、チューブ体をワークに内挿させた後、前記空間内に流体を供給し、前記チューブ体を膨張変形させワークの内周面に密接させることによりワークをつかむ。
また前記つかみ装置の他の用途として、ワークが有底筒状の場合に、前述のようにチューブ体をワークの内周面に密接させることで、ワークの内部を密閉するといったいわゆるシール用途が知られている。前記つかみ装置をこのシール用途に用いた場合には、その後、例えば、密閉されたワークの内部に検査流体を供給しワークのリーク検査などを行う。
該つかみ装置では、チューブ体をワークに内挿させた後、チューブ体を膨張変形させてワークの内周面に密接させるとともに、複数のねじ部材をそれぞれ締め付けて前記被係合部に係合させる。これにより、ワークに対するチューブ体の内挿が解除されるのが規制され、ワークがつかみ装置から不意に離脱するのを規制することができる。
またねじ部材は、締め付け作業および緩め作業により破損し易いことから早期に寿命に至るおそれがあり、前記従来のつかみ装置では、ねじ部材が破損するたびにねじ部材を交換したり、場合によってはつかみ装置全体の交換をしたりする必要があるという問題もある。
本発明に係るつかみ装置は、筒状のワークをつかむつかみ装置であって、弾性体からなる第1チューブ体および第2チューブ体と、これらの各チューブ体の両端がそれぞれ全周にわたって固定され、該チューブ体との間に流体が給排される空間が形成された固定部材と、該固定部材に連結された弾性変位可能な可動部材と、を備え、前記第1チューブ体は、膨張変形したときに前記可動部材を押圧して弾性変位させ、前記第2チューブ体は、当該つかみ装置と前記ワークとを軸線方向に沿って相対的に接近移動させることで前記ワークに内挿または外挿され、前記可動部材には、前記第2チューブ体が前記ワークに内挿または外挿されるときに、弾性変位した前記可動部材が復元変位することで前記ワークの被係合部に係合し、前記ワークに対する第2チューブ体の内挿または外挿が解除されるのを規制する係合部が設けられていることを特徴とする。
さらにこのように、可動部材に作用する弾性力を利用して係合部を被係合部に係合させたり、その係合を解除させたりするので、係合作業時に係合部が破損し難く、つかみ装置の長寿命化を図ることができる。
またこのように、つかみ装置を、ワークの内部を密閉するシール用途に用いる際に、例えばワークの検査のためにワークの内部に検査流体を供給する場合などには、ワークの内部の圧力が高まろうとするものの、可動部材の係合部をワークの被係合部に係合させることで、ワークに対する第2チューブ体の内挿が解除されるのを規制することが可能になり、ワークがつかみ装置から軸線方向に不意に離脱するのを規制することができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係るつかみ装置を説明する。
図1に示すように、つかみ装置1は、弾性体からなる第1チューブ体2および第2チューブ体3と、これらの各チューブ体2、3の両端がそれぞれ全周にわたって固定され、該チューブ体2、3との間に流体が給排される密閉空間Aが形成された固定部材5と、該固定部材5に連結された弾性変位可能な可動部材6と、を備えている。
各チューブ体2、3は、例えばナイロン糸等からなる補強層が内装された円筒状に形成されている。
これらのチューブ体2、3のうち、上側に位置するものが第1チューブ体2、下側に位置するものが第2チューブ体3となっており、第2チューブ体3は、当該つかみ装置1と有底筒状(筒状)のワークWとを軸線O方向に沿って相対的に接近移動させることでワークWに内挿される。
筒状部11は、加締リング8のうち、第2チューブ体3の上端を固定する加締リング8を、径方向の外側から全周にわたって覆っている。また、筒状部11における下端面と外周面とは、下方から上方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延在するガイド面12を介して連結されている。
各可動部材6は、軸線O方向に沿って延在する板状に形成されるとともに、可動部材6の表裏面は径方向を向いており、本実施形態では板ばねにより構成されている。
また、係合部16の下端と係合部16における径方向の内端縁とは、下方から上方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延在する傾斜部17を介して連結されている。
なお本実施形態では、ワークWの被係合部W1は、図2に示すように、ワークWの口部W2における開口端部に、径方向の外側に向けて突設されるとともに全周にわたって延設されたフランジ状に形成されているものとする。
この過程で、規制部材9の筒状部11が前記口部W2内に進入し始めると、筒状部11のガイド面12によりワークWがガイドされ、ワークWの前記開口端部が、筒状部11と可動部材6の係合部16との間に配置される。
ここで図2に示すように、可動部材6は、係合部16が被係合部W1に摺接することにより、上端部から下端部に向かうに従い漸次、径方向の外側に向かうように弾性変位させられる。また図4に示すように、可動部材6は、係合部16が被係合部W1を乗り越えることにより、径方向の内側に向けて復元変位させられる。
なお本実施形態では、係合部16が被係合部W1に係合した状態で、可動部材6が軸線O方向に沿って延在しているとともに、規制部材9の環状部10が、被係合部W1に対して係合部16が位置する方向の反対側である上側からワークWに近接または当接している。
またこのように、第2チューブ体3を膨張変形させてワークWの内周面に密接させることで、ワークWの内部が密閉される。そこで本実施形態では、ワークWの内部を密閉した後、前記検査流体通路13を通してワークWの内部に検査流体を供給し、例えばワークWのリーク検査などを行う。
また、第1チューブ体2と固定部材5との間に形成された密閉空間Aに、給排通路14を通して流体を供給することにより、第1チューブ体2を膨張変形させ、可動部材6を径方向の外側に弾性変位させることで、可動部材6の係合部16とワークWの被係合部W1との係合を解除する。
そして、つかみ装置1とワークWとを軸線O方向に沿って相対的に移動させてワークWを離す。
次に、本発明の第2実施形態に係るつかみ装置を説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、前記張出部18および前記係合部16は、可動部材6と一体に形成された板状に形成されており、図7に示すように、張出部18および係合部16の各幅は、可動部材6の幅と同等となっている。
図6および図7に示すように、トーションスプリング38の一端38aは、前記他方の連結板33の上端縁から周方向の前記一方の連結板33側に向けて突設された支持突部39に下方から当接している。またトーションスプリング38の他端38bは、可動部材6に径方向の外側から当接している。以上により、トーションスプリング38は、可動部材6を径方向の内側に向けて付勢している。トーションスプリング38による可動部材6への付勢力は、前記ストッパー部37を介して前記一方の連結板33に受け止められている。
例えば、前記実施形態では、可動部材6の係合部16がワークWの被係合部W1に係合した状態で、軸線O方向に沿って延在しているものとしたが、軸線O方向に沿って延在していなくても良い。
さらに前記実施形態では、規制部材9が、固定部材5に設けられているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば可動部材6に設けられていても良い。
さらにまた前記実施形態では、前記規制部材9は、環状部10と筒状部11とを備えているものとしたが、筒状部11はなくても良く、さらに規制部材9自体がなくても良い。
さらに前記実施形態では、ワークWは有底筒状に形成されるものとしたが、これに限られるものではなく、上下両方向に開口する筒状であっても良い。また前記被係合部W1は、前記実施形態に示したものに限られない。
例えば、可動部材がワークの口部内に位置した状態で、係合部が被係合部に係合する構成であっても良い。この場合、例えば固定部材が、可動部材を径方向の外側から囲繞する囲繞筒部を備え、該囲繞筒部に第1チューブ体が内挿されて固定され、第1チューブ体が、径方向の内側に向けて膨出変形したときに、可動部材を径方向の内側に弾性変位させる構成とすることができる。なおこの場合、ワークの被係合部は、例えば径方向の内側に向けて突出するフランジ状に形成すれば良い。
2 第1チューブ体
3 第2チューブ体
5 固定部材
6 可動部材
9 規制部材(規制部)
16 係合部
O 軸線
W ワーク
W1 被係合部
Claims (4)
- 筒状のワークをつかむつかみ装置であって、
弾性体からなる第1チューブ体および第2チューブ体と、
これらの各チューブ体の両端がそれぞれ全周にわたって固定され、該チューブ体との間に流体が給排される空間が形成された固定部材と、
該固定部材に連結された弾性変位可能な可動部材と、を備え、
前記第1チューブ体は、膨張変形したときに前記可動部材を押圧して弾性変位させ、
前記第2チューブ体は、当該つかみ装置と前記ワークとを軸線方向に沿って相対的に接近移動させることで前記ワークに内挿または外挿され、
前記可動部材には、前記第2チューブ体が前記ワークに内挿または外挿されるときに、弾性変位した前記可動部材が復元変位することで前記ワークの被係合部に係合し、前記ワークに対する第2チューブ体の内挿または外挿が解除されるのを規制する係合部が設けられていることを特徴とするつかみ装置。 - 請求項1記載のつかみ装置であって、
前記可動部材は、前記第2チューブ体が前記ワークに内挿または外挿されるときに、前記係合部が前記被係合部に摺接することにより弾性変位し、かつ軸線方向に沿って当該つかみ装置が前記ワークに対して接近移動する方向に前記係合部が前記被係合部を乗り越えることにより復元変位することを特徴とするつかみ装置。 - 請求項1または2に記載のつかみ装置であって、
前記可動部材は、前記係合部が前記被係合部に係合した状態で、軸線方向に沿って延在していることを特徴とするつかみ装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のつかみ装置であって、
前記固定部材または前記可動部材には、前記係合部が前記被係合部に係合した状態で、軸線方向に沿った方向のうち、前記被係合部に対して前記係合部が位置する方向の反対側から前記ワークに近接または当接する規制部が設けられていることを特徴とするつかみ装置。
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JP2010274897A JP5520796B2 (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | つかみ装置 |
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