JP5519878B2 - 操作指令発信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ開閉部材の受圧部に押圧力が作用することにより、スイッチ接点部が閉状態になり、操作指令を示す信号を発信する操作指令発信装置に関する。
特許文献1には、スイッチ接点部が閉状態となることにより、操作指令を示す信号を発信する発信ユニットを備える操作指令発信装置が開示されている。この、操作指令発信装置には、ハウジングの外部に押圧可能に設けられる受圧部と、受圧部から中心軸に沿ってスイッチ接点部に向かって延設される棒状部と、を備えるスイッチ開閉部材が設けられている。受圧部に押圧力が作用することにより、棒状部のスイッチ押圧部がスイッチ接点部を押圧し、スイッチ接点部を閉状態にする。スイッチ開閉部材は、中心軸が発信ユニットの基板に対して垂直な中立状態から、中心軸に垂直な傾動方向に傾動可能に、ハウジングの支持部によって支持されている。支持部では、傾動方向について両側から棒状部を挟持している。また、棒状部は支持部との間に隙間を有し、隙間を設けることにより、スイッチ開閉部材が傾動方向に中立状態から傾動可能となっている。スイッチ開閉部材には、棒状部から傾動方向に向かって突出する突起部が設けられている。また、ハウジングには、中心軸に平行な方向について突起部より受圧部側に位置し、中立状態で前記突起部が当接する当接部が設けられている。
受圧部において中心軸から傾動方向に離れた位置に押圧力を作用させた場合、スイッチ開閉部材は傾動方向に傾動する。この際、スイッチ開閉部材の突起部とハウジングの当接部との当接位置を支点(中心)として、スイッチ開閉部材が傾動する。スイッチ開閉部材が傾動することにより、棒状部のスイッチ押圧部がスイッチ接点部を押圧し、スイッチ接点部を閉状態にする。
特許第4763093号公報
前記特許文献1の操作指令発信装置では、スイッチ開閉部材の突起部とハウジングの当接部との当接位置が、スイッチ開閉部材の中心軸から傾動方向に離れている。すなわち、中心軸から傾動方向に離れた当接位置を支点(中心)として、スイッチ開閉部材が傾動する。傾動の支点が中心軸から傾動方向に離れて位置することにより、傾動によってスイッチ押圧部が中立状態から傾動方向に大きく移動してしまう。一般に、スイッチ接点部は、中立状態において中心軸が通る位置に配置されている。したがって、傾動によってスイッチ押圧部が傾動方向に大きく移動することにより、スイッチ押圧部がスイッチ接点部を押圧しない可能性がある。スイッチ接点部をスイッチ押圧部が押圧しない場合、スイッチ接点部は閉状態にならず、発信ユニットから操作指令を示す信号が発信されない。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、スイッチ開閉部材が中立状態から傾動した場合でも、確実にスイッチ接点部が閉状態になり、確実に操作指令を示す信号が発信される操作指令発信装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の操作指令発信装置は、把持可能なハウジングと、前記ハウジングの内部に前記ハウジングに対して固定された状態で設けられる固定電気接点を備えるスイッチ接点部と、前記ハウジングの外部に押圧可能に設けられる受圧部と、前記受圧部から中心軸に沿って前記スイッチ接点部に向かって延設される棒状部と、前記棒状部において前記受圧部とは反対側の部位に設けられ、前記受圧部に押圧力が作用することにより前記スイッチ接点部を押圧するスイッチ押圧部と前記棒状部が前記ハウジングに対して前記中心軸に沿って移動可能な状態に、かつ、前記棒状部を通過する支点軸を中心として前記棒状部が傾動可能な状態に、前記ハウジングに対して前記棒状部を連結する連結部と前記ハウジングと一体に、又は、前記ハウジングに対して固定された状態で設けられ、傾動していない中立状態から前記棒状部が傾動することにより、前記棒状部が当接する当接部と前記棒状部の傾動及び前記棒状部の前記中心軸に沿った移動に関係なく前記ハウジングに対する前記支点軸の位置が変化しない状態に、前記支点軸を規定する軸規定部と、を備える。
本発明によれば、スイッチ開閉部材が中立状態から傾動した場合でも、確実にスイッチ接点部が閉状態になり、確実に操作指令を示す信号が発信される操作指令発信装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る超音波処置装置を概略的に示す斜視図。 第1の実施形態に係るハンドルユニットの内部及び振動子ユニットの内部の構成を概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発信ユニットと電源ユニットとの間の電気接続状態を示す概略図。 第1の実施形態に係る発信ユニットと電源ユニットとの間の電気接続状態を示す回路図。 第1の実施形態に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の中立状態での構成を概略的に示す斜視図。 第1の実施形態に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の中立状態での構成を、支点軸に垂直な断面で概略的に示す断面図。 図6のVII−VII線断面図。 第1の実施形態に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の垂直押圧状態での構成を、支点軸に垂直な断面で概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の第1の傾斜押圧状態での構成を、支点軸に垂直な断面で概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の第2の傾斜押圧状態での構成を、支点軸に垂直な断面で概略的に示す断面図。 第1の実施形態に係るハンドルユニットが把持された状態を概略的に示す斜視図。 第1の変形例に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の中立状態での構成を、支点軸に垂直な断面で概略的に示す断面図。 第2の変形例に係るある1つの発信ユニット、及び、その発信ユニットに対応するスイッチ開閉部材の中立状態での構成を、支点軸に平行な断面で概略的に示す断面図。 第3の変形例に係るハンドルユニットの構成を示す概略図。 第4の変形例に係るハンドルユニットの構成を概略的に示す斜視図。 第5の変形例に係る保持ユニットの構成を示す概略図。 第1の参照例に係るハンドルユニットの構成を、可動ハンドルが最も開いた状態で示す概略図。 第1の参照例に係るハンドルユニットの構成を、可動ハンドルが最も閉じた状態で示す概略図。 第2の参照例に係るハンドルユニットの構成を、可動ハンドルが最も開いた状態で示す概略図。 第2の参照例に係るハンドルユニットの構成を、可動部材がストッパに当接した状態で示す概略図。 第2の参照例に係るハンドルユニットの構成を、可動ハンドルが最も閉じた状態で示す概略図。 第3の参照例に係るハンドルユニットの構成を示す概略図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。図1は、本実施形態の超音波処置装置1を示す図である。図1に示すように、超音波処置装置1は、長手軸Lを有する。ここで、長手軸Lに平行な2方向の一方を先端方向(図1の矢印L1の方向)とし、先端方向と反対方向を基端方向(図1の矢印L2の方向)とする。
超音波処置装置1は、振動子ユニット2と、プローブ3と、操作指令発信装置であるハンドルユニット4と、シース5とを備える。振動子ユニット2は、振動子ケース11を備える。振動子ケース11の基端部には、ケーブル6の一端が接続されている。ケーブル6の他端は、電源ユニット7に接続されている。
図2は、ハンドルユニット4の内部及び振動子ユニット2の内部の構成を示す図である。図2に示すように、振動子ケース11の内部には、電流を超音波振動に変換する圧電素子を備える超音波振動子12が設けられている。超音波振動子12は、電源ユニット7からケーブル6の内部に設けられる電気信号線(図示しない)を介して電流が供給されることにより、超音波振動を発生する。超音波振動子12の先端方向側には、超音波振動の振幅を拡大する柱状のホーン13が連結されている。ホーン13は、振動子ケース11によって支持されている。
図1に示すように、操作指令発信装置であるハンドルユニット4は、術者によって把持可能なハウジング15を備える。ハウジング15は、長手軸Lに沿って延設される筒状ケース17と、筒状ケース17から長手軸Lに対して略垂直に延設される固定ハンドル18と、を備える。また、ハウジング15は、筒状ケース17に対して回動可能に取付けられる可動ハンドル16を備える。可動ハンドル16が筒状ケース17に対して回動することにより、可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して開閉動作を行う。すなわち、可動ハンドル16は固定ハンドル18に対して開閉可能に設けられている。可動ハンドル16は、固定ハンドル18より基端方向側に位置している。また、可動ハンドル16の開閉方向は、長手軸Lに対して略平行である。
図2に示すように、筒状ケース17には、振動子ユニット2が基端方向側から連結され、シース5が先端方向側から連結されている。また、筒状ケース17の内部にはプローブ3が先端方向側から挿入され、シース5にはプローブ3が挿通されている。筒状ケース17の内部では、プローブ3の基端がホーン13の先端に接続さている。また、筒状ケース17の内部では、シース5が振動子ケース11に連結されている。
図1に示すように、プローブ3の先端部には、プローブ処置部21が設けられている。また、シース5の先端部には、ジョー22が回動可能に取付けられている。ジョー22は、プローブ3のプローブ処置部21に対して開閉可能である。ジョー22のプローブ処置部21に対する開閉操作は、可動ハンドル16により行われる。図2に示すように、可動ハンドル16は、シース5のスライダー部23に取付けられている。また、スライダー部23は可動筒状部材25の外周部に設けられている。可動ハンドル16を固定ハンドル18に対して開閉動作させることにより、スライダー部23及び可動筒状部材25が長手軸Lに沿って移動する。可動筒状部材25が移動することにより、シース5の可動パイプ(図示しない)が長手軸Lに沿って移動し、ジョー22が開閉動作を行う。
図1に示すように、ハンドルユニット4は、筒状ケース17の先端方向側に連結される回転操作ノブ26を備える。回転操作ノブ26は、筒状ケース17に対して長手軸回り方向に回転可能に連結されている。図2に示すように、シース5の可動筒状部材25の内周方向側には、接続筒状部材27が設けられている。接続筒状部材27の基端部は、振動子ケース11に連結されている。また、回転操作ノブ26は、接続筒状部材27及びシース5の可動筒状部材25に連結されている。したがって、回転操作ノブ26からの回転駆動力を、接続筒状部材27及びシース5の可動筒状部材25に伝達可能となる。
また、プローブ3の外周部と接続筒状部材27との間には、弾性部材29が固定されている。弾性部材29は、接続筒状部材27の内周部により内周方向に押圧され、収縮している。弾性部材29が収縮することにより、プローブ3が接続筒状部材27に対して固定され、プローブ3とシース5との間が、接続筒状部材27及び弾性部材29により、連結される。したがって、回転操作ノブ26からの回転駆動力を、接続筒状部材27及び弾性部材29を介して、プローブ3に伝達可能となる。前述のような構成にすることにより、プローブ3、シース5、ジョー22及び振動子ユニット2が、回転操作ノブ26と一体に、筒状ケース17に対して回転可能となる。
ハウジング15の固定ハンドル18の内部には、発信ユニット31(31A,31B)が設けられている。それぞれの発信ユニット31A,31Bは、基板32(32A,32B)と、対応する基板32A,32B上に設けられるスイッチ接点部33(33A,33B)と、を備える。また、固定ハンドル18の内部には、基板固定部35(35A,35B)が設けられている。それぞれの基板固定部35A,35Bには、対応する基板32A,32Bが固定されている。基板32A,32Bの間は、フレキシブル基板36を介して接続されている。
また、ハウジング15の筒状ケース17の内部には、電気接続リング37がハウジング15に対して固定された状態で設けられている。振動子ケース11がシース5(可動筒状部材25)に連結された状態では、振動子ケース11の先端部の外周部は電気接続リング37と接触している。また、振動子ケース11及びシース5は、電気接続リング37に対して、長手軸回り方向に一体に回転可能である。電気接続リング37には、基板38が固定されている。基板32と基板38との間は、フレキシブル基板39を介して接続されている。
図3及び図4は、発信ユニット31A,31Bと電源ユニット7との間の電気接続状態を示す図である。図3及び図4に示すように、発信ユニット31Aのスイッチ接点部33Aは、第1の電気接点41A及び第2の電気接点42Aを備える。同様に、発信ユニット31Bのスイッチ接点部33Bは、第1の電気接点41B及び第2の電気接点42Bを備える。フレキシブル基板39上には、3つの電気信号線43A〜43Cが設けられている。電気信号線43Aは、基板32A上の電気回路を介して、スイッチ接点部33Aの第1の電気接点41Aに電気的に接続されている。電気信号線43Bは、基板32A上の電気回路、フレキシブル基板36上の電気回路、基板32B上の電気回路を介して、スイッチ接点部33Bの第1の電気接点41Bに電気的に接続されている。電気信号線43Cは、基板32A上の電気回路、フレキシブル基板36上の電気回路、基板32B上の電気回路を介して、スイッチ接点部33Aの第2の電気接点42A及びスイッチ接点部33Bの第2の電気接点42Bに電気的に接続されている。電気信号線43Cは、スイッチ接点部33A,33Bのグランド線として共用されるコモン線である。
図3に示すように、電気接続リング37は、電気接続部45A、電気接続部45B及び電気接続部45Cを備える。電気接続部45A〜45Cは、互いに対して電気的に絶縁されている。電気信号線43Aは、基板38上の電気回路を介して、電気接続部45Aに接続されている。電気信号線43Bは、基板38上の電気回路を介して、電気接続部45Bに接続されている。電気信号線43Cは、基板38上の電気回路を介して、電気接続部45Cに接続されている。
また、振動子ケース11は、導電部47A、導電部47B、及び、導電部47Cを備える。導電部47A〜47Cは、長手軸Lに沿って延設され、互いに対して電気的に絶縁されている。振動子ケース11が可動筒状部材25(シース5)に連結された状態では、電気接続リング37の電気接続部45Aには、導電部47Aの先端部のみが電気的に接触する。同様に、電気接続リング37の電気接続部45Bには、導電部47Bの先端部のみが電気的に接触する。そして、電気接続リング37の電気接続部45Cには、導電部47Cの先端部のみが電気的に接触する。
導電部47Aの基端部には、電気信号線49Aの一端が接続されている。導電部47Bの基端部には、電気信号線49Bの一端が接続されている。導電部47Cの基端部には、電気信号線49Cの一端が接続されている。電気信号線49A〜49Cは、ケーブル6の内部を通って、他端が電源ユニット7に接続されている。
以上のように、スイッチ接点部33Aの第1の電気接点41Aから、電気信号線43A、電気接続部45A、導電部47A、電気信号線49Aを通って、電源ユニット7まで第1の電気信号経路P1が形成されている。また、スイッチ接点部33Bの第1の電気接点41Bから、電気信号線43B、電気接続部45B、導電部47B、電気信号線49Bを通って、電源ユニット7まで第2の電気信号経路P2が形成されている。また、スイッチ接点部33Aの第2の電気接点42A及びスイッチ接点部33Bの第2の電気接点42Bから、電気信号線43C、電気接続部45C、導電部47C、電気信号線49Cを通って、電源ユニット7までグランド経路Gが形成されている。
図4に示すように、スイッチ接点部33Aにおいて第1の電気接点41Aと第2の電気接点42Aとが接触することにより、スイッチ接点部33Aが閉状態になる。これにより、スイッチ接点部33Aで第1の電気信号経路P1とグランド経路Gとの間が電気的に接続される。そして、発信ユニット31Aから操作指令を示す信号が電源ユニット7に発信される。発信ユニット31Aから電源ユニット7に信号が入力されることより、例えば、電源ユニット7から超音波振動子12に超音波発生電流が出力される。これにより、超音波振動子12で発生した超音波振動が、ホーン13及びプローブ3を介して、プローブ処置部21に伝達される。
また、スイッチ接点部33Bにおいて第1の電気接点41Bと第2の電気接点42Bとが接触することにより、スイッチ接点部33Bが閉状態になる。これにより、スイッチ接点部33Bで第2の電気信号経路P2とグランド経路Gとの間が電気的に接続される。そして、発信ユニット31Bから操作指令を示す信号が電源ユニット7に発信される。発信ユニット31Bから電源ユニット7に信号が入力されることより、例えば、電源ユニット7からケーブル6の内部の電気配線(図示しない)、超音波振動子12、ホーン13及びプローブ3を介して、高周波電流がプローブ処置部21に伝達される。また、電源ユニットからケーブル6の内部の電気配線(図示しない)、導電部47A〜47Cとは異なる振動子ケース11の導電部(図示しない)、シース5の導電部(図示しない)を介して、高周波電流がジョー22に伝達される。
図1に示すように、固定ハンドル18の先端方向側の面には、スイッチ接点部33Aの開閉状態を切替え可能なスイッチ開閉部材51Aと、スイッチ接点部33Bの開閉状態を切替え可能なスイッチ開閉部材51Bと、が取付けられている。また、ハウジング15は、第1のハウジング構成体52Aと、第1のハウジング構成体52Aに連結される第2のハウジング構成体52Bと、を備える。第2のハウジング構成体52Bは、第1のハウジング構成体52Aから分離面Sで分離可能である。分離面Sは、発信ユニット31Aの基板32A及び発信ユニット31Bの基板32Bを通り、ハウジング15の幅方向(図1の矢印Wの方向)に対して垂直である。第2のハウジング構成体52Bは、分離面Sで幅方向に対して平行に、第1のハウジング構成体52Aから分離可能である。
図5乃至図7は、発信ユニット31A及びスイッチ開閉部材51Aの構成を示す図である。なお、以下では、発信ユニット31A及びスイッチ開閉部材51Aの構成及び作用について説明するが、発信ユニット31B及びスイッチ開閉部材51Bの構成及び作用については、発信ユニット31A及びスイッチ開閉部材51Aと同様であるため、その説明は省略する。
図5乃至図7に示すように、発信ユニット31Aは、基板固定部35Aに取付けられている。基板固定部35Aは、ハウジング15の第1のハウジング構成体52Aと一体に、又は、第1のハウジング構成体52Aに対して固定された状態で設けられている。基板固定部35Aには、発信ユニット31Aの基板32Aが固定されている。したがって、基板32Aは、ハウジング15の第1のハウジング構成体52Aに対して固定された状態で設けられている。
基板32A上には、基板32Aに対して固定された状態で、スイッチ接点部33Aの第1の電気接点41Aが設けられている。また、基板32Aには、導電性を有する金属製のドーム部材55が取付けられている。ドーム部材55は、弾性を有し、第1の電気接点41Aと接触しない状態に付勢されている。ドーム部材55には、スイッチ接点部33Aの第2の電気接点42Aが設けられている。したがって、第2の電気接点42Aは、第1の電気接点41Aと接触しない状態に、付勢されている。
スイッチ開閉部材51Aは、中心軸Cを有する。中心軸Cは、発信ユニット31Aを通過する。スイッチ開閉部材51Aは、ハウジング15の外部に設けられる受圧部57と、受圧部57から中心軸Cに沿ってスイッチ接点部33Aに向かって延設される棒状部58と、を備える。受圧部57は、術者によって押圧可能である。中心軸Cに平行な方向について棒状部58のスイッチ接点部33A側の端部には、スイッチ押圧部59が設けられている。
術者によって受圧部57に押圧力が作用することにより、スイッチ押圧部59がドーム部材55(スイッチ接点部33A)を押圧する。これにより、ドーム部材55が付勢力に反して基板32A上の第1の電気接点41Aに向かって移動し、ドーム部材55の第2の電気接点42Aが第1の電気接点41Aと接触する。そして、スイッチ接点部33Aが閉状態となる。
ハウジング15の内部には、支持部61,62が設けられている。支持部61,62は、ハウジング15の第1のハウジング構成体52Aと一体に、又は、第1のハウジング構成体52Aに対して固定された状態で設けられている。支持部61,62は、受圧部57に押圧力が作用しない中立状態において、スイッチ押圧部59がスイッチ接点部33A(ドーム部材55)を押圧しない状態に、スイッチ開閉部材51Aを支持している。中立状態では、スイッチ開閉部材51Aの中心軸Cは、発信ユニット31Aの基板32Aに対して垂直である。
また、スイッチ開閉部材51Aは、中心軸Cに垂直な第1の傾動方向(図5及び図6の矢印I1の方向)及び第1の傾動方向とは反対方向である第2の傾動方向(図5及び図6の矢印I2の方向)に、中立状態から傾動可能に、支持部61,62によって支持されている。本実施形態では、第1の傾動方向及び第2の傾動方向は、ハウジング15の幅方向に一致している。したがって、第1の傾動方向及び第2の傾動方向は、可動ハンドル16の開閉方向に垂直である。また、第2のハウジング構成体52Bの第1のハウジング構成体52Aからの分離面Sは、第1の傾動方向及び第2の傾動方向に対して垂直である。そして、第2のハウジング構成体52Bは、分離面Sで第1の傾動方向及び第2の傾動方向に対して平行に第1のハウジング構成体52Aから分離可能である。なお、図5乃至図7は、スイッチ開閉部材51Aの中立状態を示している。
中心軸Cに平行な方向について、支持部62は、支持部61よりスイッチ接点部33A側に位置している。また、基板固定部35A及び支持部61,62は、第1のハウジング構成体52Aと一体に、又は、第1のハウジング構成体52Aに対して固定された状態で、設けられている。そして、基板固定部35A及び支持部61,62は、第1のハウジング構成体52Aの内周部から第2の傾動方向に向かって延設されている。したがって、分離面Sで第1のハウジング構成体52Aと第2のハウジング構成体52Bとを分離した状態では、発信ユニット31A、基板固定部35A、スイッチ開閉部材51A及び支持部61,62は、第1のハウジング構成体52Aと一体に、第2のハウジング構成体52Bから分離される。
支持部62及びスイッチ開閉部材51Aの棒状部58には、ピン63が挿通されている。ピン63は、ピン止め65により、支持部62に固定されている。これにより、ピン63がハウジング15の第1のハウジング構成体52Aに対して固定された状態となる。また、ピン63のピン軸によって、支点軸Bが規定されている。すなわち、ピン63のピン軸は、支点軸Bと同軸である。支点軸Bは、基板32Aに対して平行である。また、支点軸Bは、棒状部58で中心軸Cと直交し、第1の傾動方向及び第2の傾動方向に対して垂直である。すなわち、第1の傾動方向及び第2の傾動方向は、中心軸Cに垂直、かつ、支点軸Bに垂直である。以上のように、ピン63が、支点軸Bを規定する軸規定部となっている。スイッチ開閉部材51Aは、支点軸Bを中心として、中立状態から傾動可能である。
また、支持部61には、支点軸Bに平行な方向について両側から棒状部58を挟持する挟持部67A,67Bが設けられている。同様に、支持部62には、支点軸Bに平行な方向について両側から棒状部58を挟持する挟持部68A,68Bが設けられている。支点軸Bに平行な方向について両側から棒状部58が挟持されるため、第1の傾動方向及び第2の傾動方向とは異なる方向へのスイッチ開閉部材51Aの中立状態からの傾動が、規制される。すなわち、支持部61,62は、第1の傾動方向及び第2の傾動方向のみに、スイッチ開閉部材51Aの中立状態からの傾動方向を規制する傾動方向規制部となっている。
また、ハウジング15の内部には、スイッチ開閉部材51Aの棒状部58から第1の傾動方向に向かって突出する第1の突起部71Aと、スイッチ開閉部材51Aの棒状部58から第2の傾動方向に向かって突出する第2の突起部71Bと、が設けられている。第1の突起部71A及び第2の突起部71Bは、スイッチ開閉部材51Aと一体に、又は、スイッチ開閉部材51Aに対して固定された状態で、設けられている。
中心軸Cに平行な方向について、第1の突起部71A及び第2の突起部71Bは、支持部61よりスイッチ接点部33A側に位置し、支持部62より受圧部57側に位置している。なお、支点軸Bに平行な方向についての第1の突起部71A及び第2の突起部71Bの寸法D1は、支点軸Bに平行な方向についての棒状部58の寸法D2より、大きいことが望ましい。そして、支持部61には、第1の突起部71Aが当接可能な第1の突起当接部72Aと、第2の突起部71Bが当接可能な第2の突起当接部72Bと、が設けられている。中心軸Cに平行な方向について、第1の突起当接部72A及び第2の突起当接部72Bは、第1の突起部71A及び第2の突起部71Bより、受圧部57側に位置している。
棒状部58には、支点軸Bに平行な方向について棒状部58を貫通する孔状部73が形成されている。孔状部73は、中心軸Cに沿って長孔状に、孔規定部75により規定されている。孔状部73にピン63が挿通されることにより、スイッチ開閉部材51Aの棒状部58がピン63に連結される。孔状部73が長孔状であるため、孔規定部75はピン63に対して中心軸Cに沿って移動可能であり、スイッチ開閉部材51Aはピン63に対して中心軸Cに沿って移動可能である。すなわち、孔規定部75が、軸規定部であるピン63に対してスイッチ開閉部材51Aが中心軸Cに沿って移動可能な状態で、ピン63にスイッチ開閉部材51Aの棒状部58を連結する連結部となっている。また、中心軸Cに平行な方向について、棒状部58は、第1の突起部71A及び第2の突起部71Bよりスイッチ接点部33A側の位置で、ピン63に連結されている。
次に、操作指令発信装置であるハンドルユニット4の作用について説明する。図8は、スイッチ開閉部材51Aの垂直押圧状態を示す図である。中立状態(図6参照)のスイッチ開閉部材51Aの受圧部57において、中心軸Cの近傍で押圧力を作用させた場合、図8に示すように、押圧力によって孔規定部75が、ピン63に対して中心軸Cに沿ってスイッチ接点部33Aに向かって、移動する。すなわち、スイッチ開閉部材51Aが、中心軸Cに沿ってスイッチ接点部33Aに向かって移動し、垂直押圧状態となる。垂直押圧状態では、中心軸Cが発信ユニット31Aの基板32Aに対して垂直である。また、スイッチ押圧部59により、スイッチ接点部33Aが押圧され、スイッチ接点部33Aが閉状態となる。
この際、スイッチ押圧部59は中立状態から基板32Aに対して垂直にスイッチ接点部33Aに向かって移動するため、スイッチ押圧部59は中立状態から第1の傾動方向(図8の矢印I1の方向)又は第2の傾動方向(図8の矢印I2の方向)に大きく移動しない。スイッチ接点部33Aは、中立状態において中心軸Cが通る位置に配置されている。したがって、スイッチ押圧部59が第1の傾動方向又は第2の傾動方向に中立状態から大きく移動しないため、垂直押圧状態ではスイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aが確実に押圧される。これにより、垂直押圧状態において、スイッチ接点部33Aが確実に閉状態となる。
図9はスイッチ開閉部材51Aの第1の傾斜押圧状態を示す図であり、図10はスイッチ開閉部材51Aの第2の傾斜押圧状態を示す図である。中立状態(図6参照)のスイッチ開閉部材51Aの受圧部57において、中心軸Cから第1の傾動方向(図9及び図10の矢印I1の方向)又は第2の傾動方向(図9及び図10の矢印I2の方向)に離れた位置に押圧力を作用させた場合、押圧力によってスイッチ開閉部材51Aが中立状態から傾動する。スイッチ開閉部材51Aは、棒状部58で中心軸Cに直交する支点軸Bを中心として、第1の傾動方向又は第2の傾動方向に傾動する。この際、第1の傾動方向及び第2の傾動方向とは異なる方向へのスイッチ開閉部材51Aの中立状態からの傾動は、支持部61の挟持部67A,67B及び支持部62の挟持部68A,68Bにより規制されている。このため、第1の傾動方向及び第2の傾動方向とは異なる方向へのスイッチ開閉部材51Aが傾動することなく、中立状態から適切に第1の傾動方向又は第2の傾動方向にスイッチ開閉部材51Aが傾動する。
中立状態から第1の傾動方向にスイッチ開閉部材51Aが傾動することにより、図9に示すように、スイッチ開閉部材51Aが第1の傾斜押圧状態となる。第1の傾斜押圧状態では、中心軸Cが、基板32Aに対して第1の傾動方向に向かって、傾斜している。また、スイッチ押圧部59により、スイッチ接点部33Aが押圧され、スイッチ接点部33Aが閉状態となる。この際、第2の突起部71Bが、支持部61の第2の突起当接部72Bに当接している。第2の突起部71Bが支持部61の第2の突起当接部72Bに当接することにより、スイッチ開閉部材51Aの第1の傾動方向への傾動が規制される。すなわち、第2の突起当接部72B(支持部61)は、第2の突起部71Bが当接することにより、スイッチ開閉部材51Aの中立状態からの第1の傾動方向への傾動量を規制する規制部(傾動量規制部)となっている。
また、第1の傾動方向への傾動では、棒状部58で中心軸Cと直交する支点軸Bが中心となる。このため、スイッチ押圧部59は中立状態から第2の傾動方向に大きく移動しない。したがって、スイッチ押圧部59が第2の傾動方向に中立状態から大きく移動しないため、第1の傾斜押圧状態ではスイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aが確実に押圧される。これにより、第1の傾斜押圧状態において、スイッチ接点部33Aが確実に閉状態となる。
また、第2の突起部71Bが第2の突起当接部72Bに当接することにより、第2の突起部71Bからの押圧力に対する反作用が、スイッチ開閉部材51Aに作用する。ここで、中心軸Cに平行な方向について、第2の突起当接部72Bは、第2の突起部71Bより受圧部57側に位置している。このため、中心軸Cに沿ってスイッチ接点部33Aに向かう反作用が、第2の突起当接部72Bからスイッチ開閉部材51Aに作用する。これにより、ピン63に対して孔規定部75がスイッチ接点部33Aに向かって移動する。つまり、スイッチ開閉部材51Aがスイッチ接点部33Aに向かって移動する。したがって、スイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aがさらに確実に押圧され、スイッチ接点部33Aがさらに確実に閉状態となる。
また、中心軸Cに平行な方向について、棒状部58は、第1の突起部71A及び第2の突起部71Bよりスイッチ接点部33A側の位置で、ピン63に連結されている。このため、中心軸Cに平行な方向について、中立状態からの傾動の中心となる支点軸Bの位置が、スイッチ接点部33Aに近くなる。支点軸Bの位置がスイッチ接点部33Aに近くなることにより、中立状態からのスイッチ開閉部材51Aの第1の傾動方向への傾動において、スイッチ押圧部59の第2の傾動方向への中立状態から移動量がさらに小さくなる。したがって、第1の傾斜押圧状態おいて、スイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aがさらに確実に押圧され、スイッチ接点部33Aがさらに確実に閉状態となる。
一方、中立状態から第2の傾動方向にスイッチ開閉部材51Aが傾動することにより、図10に示すように、スイッチ開閉部材51Aが第2の傾斜押圧状態となる。第2の傾斜押圧状態では、中心軸Cが、基板32Aに対して第2の傾動方向に向かって、傾斜している。また、スイッチ押圧部59により、スイッチ接点部33Aが押圧され、スイッチ接点部33Aが閉状態となる。この際、第1の突起部71Aが、支持部61の第1の突起当接部72Aに当接している。第1の突起部71Aが支持部61の第1の突起当接部72Aに当接することにより、スイッチ開閉部材51Aの第2の傾動方向への傾動が規制される。すなわち、第1の突起当接部72A(支持部61)は、第1の突起部71Aが当接することにより、スイッチ開閉部材51Aの中立状態からの第2の傾動方向への傾動量を規制する規制部(傾動量規制部)となっている。
また、第2の傾動方向への傾動では、棒状部58で中心軸Cと直交する支点軸Bが中心となる。このため、スイッチ押圧部59は中立状態から第1の傾動方向に大きく移動しない。したがって、スイッチ押圧部59が第1の傾動方向に中立状態から大きく移動しないため、第2の傾斜押圧状態ではスイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aが確実に押圧される。これにより、第2の傾斜押圧状態において、スイッチ接点部33Aが確実に閉状態となる。
また、第1の突起部71Aが第1の突起当接部72Aに当接することにより、第1の突起部71Aからの押圧力に対する反作用が、スイッチ開閉部材51Aに作用する。中心軸Cに平行な方向について、第1の突起当接部72Aは、第1の突起部71Aより受圧部57側に位置している。このため、中心軸Cに沿ってスイッチ接点部33Aに向かう反作用が、第1の突起当接部72Aからスイッチ開閉部材51Aに作用する。これにより、ピン63に対して孔規定部75がスイッチ接点部33Aに向かって移動し、スイッチ開閉部材51Aがピン63に対して孔規定部75がスイッチ接点部33Aに向かって移動する。したがって、スイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aがさらに確実に押圧され、スイッチ接点部33Aがさらに確実に閉状態となる。
また、中心軸Cに平行な方向について、棒状部58は、第1の突起部71A及び第2の突起部71Bよりスイッチ接点部33A側の位置で、ピン63に連結されている。このため、中心軸Cに平行な方向について、中立状態からの傾動の中心となる支点軸Bの位置が、スイッチ接点部33Aに近くなる。支点軸Bの位置がスイッチ接点部33Aに近くなることにより、中立状態からのスイッチ開閉部材51Aの第2の傾動方向への傾動において、スイッチ押圧部59の第1の傾動方向への中立状態から移動量がさらに小さくなる。したがって、第2の傾斜押圧状態において、スイッチ押圧部59によりスイッチ接点部33Aがさらに確実に押圧され、スイッチ接点部33Aがさらに確実に閉状態となる。
図11は、ハンドルユニット4が把持された状態を示す図である。図11に示すように、ハンドルユニット4を把持した状態では、術者の中指F3、薬指F4、小指F5が固定ハンドル18に掛けられ、親指F1が可動ハンドル16に掛けられる。そして、人差し指F2でスイッチ開閉部材51A又はスイッチ開閉部材51Bの受圧部97を押圧し、対応するスイッチ接点部33A,33Bが閉状態となる。この際、人差し指F2の可動方向は、可動ハンドル16の開閉方向に略垂直であり、ハウジング15の幅方向(図11の矢印Wの方向)と略平行となる。したがって、スイッチ開閉部材51A,51Bにおいて、中立状態からの第1の傾動方向及び第2の傾動方向をハウジング15の幅方向と一致させることにより、中立状態からの第1の傾動方向及び第2の傾動方向がハンドルユニット4を把持した状態での人差し指F2の可動方向と一致する。これにより、術者は、ハンドルユニット4を把持した状態において、スイッチ開閉部材51A,51Bの受圧部57を押圧し易くなる。
また、操作指令発信装置であるハンドルユニット4は、第1のハウジング構成体52Aと第2のハウジング構成体52Bとを互いに対して分離可能に連結することにより、形成される。それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bに対応する基板固定部35A,35B、支持部61,62は、第1のハウジング構成体52Aと一体に、又は、第1のハウジング構成体52Aに対して固定された状態で、設けられている。また、それぞれの発信ユニット31A,31Bの基板32A,32Bは、第1のハウジング構成体52Aに固定された状態で、設けられている。したがって、第2のハウジング構成体52Bを形成する際には、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bに対応する基板固定部35A,35B、支持部61,62のいずれの部分についても、第2のハウジング構成体52Bと一体に形成する必要がなく、第2のハウジング構成体52Bに対して固定する必要もない。また、基板32A,32Bを、第2のハウジング構成体52Bに対して固定する必要もない。したがって、ハンドルユニット4が、容易に製造される。
また、第2のハウジング構成体52Bは、発信ユニット31A,31Bの基板32A,32Bを通り、かつ、スイッチ開閉部材51A,51Bの第1の傾動方向及び第2の傾動方向に垂直な分離面Sで、第1のハウジング構成体52Aから分離可能である。そして、第2のハウジング構成体52Bは、分離面Sで第1の傾動方向及び第2の傾動方向に対して平行に第1のハウジング構成体52Aから分離可能である。したがって、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bに対応する基板固定部35A,35B、支持部61,62の、第1のハウジング構成体52Aへの一体形成、及び、第1のハウジング構成体52Aに対する固定を行い易い。
そこで、前記構成の操作指令発信装置であるハンドルユニット4では、以下の効果を奏する。すなわち、ハンドルユニット4では、中立状態からのスイッチ開閉部材51A,51Bの第1の傾動方向及び第2の傾動方向への傾動において、棒状部58で中心軸Cと直交する支点軸Bが中心となる。また、棒状部58に設けられた第1の突起部71Aおよび第2の突起部71Bの一方が支持部61(第1の突起当接部72A、第2の突起当接部72B)と当接することで、棒状部58(スイッチ開閉部材51A,51B)の傾動量を規制する。このため、第1の傾動方向へのスイッチ開閉部材51A,51Bの傾動において、スイッチ押圧部59は中立状態から第2の傾動方向に大きく移動しない。同様に、第2の傾動方向へのスイッチ開閉部材51A,51Bの傾動において、スイッチ押圧部59は中立状態から第1の傾動方向に大きく移動しない。さらに、第1の突起部71A、又は第2の突起部71Bが支持部61に当接することにより、第1の突起部71A、又は第2の突起部71Bからの押圧力に対する反作用が、スイッチ開閉部材51Aに作用する。このため、ピン63に対して孔規定部75がスイッチ接点部33Aに向かって移動する。つまり、スイッチ開閉部材51Aがスイッチ接点部33Aに向かって移動する。したがって、第1の傾斜押圧状態及び第2の傾斜押圧状態において、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bのスイッチ押圧部59により、対応するスイッチ接点部33A,33Bを確実に押圧することができる。これにより、第1の傾斜押圧状態及び第2の傾斜押圧状態において、それぞれのスイッチ接点部33A,33Bを確実に閉状態にすることができる。
なお、本実施形態では、支持部61は、棒状部58を挟持することによりスイッチ開閉部材51の傾動方向を規制する傾動方向規制部の機能と、第1の突起部71A、又は第2の突起部71Bと当接することにより、スイッチ開閉部材51の傾動量を規制する傾動量規制部の機能との2つの機能を有している。しかし、これに限らず、支持部61は、第1の突起部71A、又は第2の突起部71Bと当接し、スイッチ開閉部材51の傾動量を規制する傾動量規制部の機能のみを果たしてもよい。
(変形例)
なお、第1の実施形態では、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bは、棒状部58の第1の突起部71A及び第2の突起部71Bよりスイッチ接点部33A側の位置で、軸規定部であるピン63に連結されているが、これに限るものではない。例えば、第1の変形例として図12に示すように、中心軸Cに平行な方向について、スイッチ開閉部材51Aは、棒状部58の第1の突起部71A及び第2の突起部71Bより受圧部57側の位置で、軸規定部であるピン63に連結されてもよい。本変形例では、支持部61及び棒状部58に、ピン63が挿通されている。すなわち、孔規定部75が、棒状部58の第1の突起部71A及び第2の突起部71Bより受圧部57側の位置で、スイッチ開閉部材51Aをピン63に連結している。このようにしても第1の傾斜押圧状態及び第2の傾斜押圧状態において、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bのスイッチ押圧部59により、対応するスイッチ接点部33A,33Bを確実に押圧することができる。
また、第1の実施形態では、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bにおいて、支持部62に固定されるピン63によって支点軸Bが規定されているが、これに限るものではない。そして、第1の実施形態では、それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bにおいて、棒状部58の孔状部73にピン63が挿通されることにより、中心軸Cに沿って移動可能な状態で、棒状部58が軸規定部であるピン63に連結されるが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として図13に示すように、スイッチ開閉部材51Aにおいて、ピン63の代わりに、係合突起81Aが挟持部68Aと一体に形成され、係合突起81Bが挟持部68Bと一体に形成されてもよい。本変形例では、係合突起81A,81Bにより、棒状部58で中心軸Cに直交する支点軸Bが規定されている。係合突起81A,81Bは、支点軸Bに平行な方向について、棒状部58に向かって突出している。すなわち、係合突起81A,81Bが支点軸Bを規定する軸規定部となっている。
また、棒状部58には、係合突起81Aが係合する係合溝82A及び係合突起81Bが係合する係合溝82Bが、設けられている。係合溝82A,82Bは、中心軸Cに沿って、長溝状に形成されている。係合溝82Aは係合突起81Aに対して中心軸Cに沿って移動可能であり、係合溝82Bは係合突起81Bに対して中心軸Cに沿って移動可能である。したがって、係合突起81A,81Bに対してスイッチ開閉部材51Aが中心軸Cに沿って移動可能な状態で、スイッチ開閉部材51Aの棒状部58が係合突起81A,81Bに連結されている。すなわち、係合溝82A,82Bが、係合突起81A,81Bに対してスイッチ開閉部材51Aが中心軸Cに沿って移動可能な状態で、スイッチ開閉部材51Aの棒状部58を軸規定部である係合突起81A,81Bに連結する連結部となっている。
また、第1の実施形態では、可動ハンドル16は、固定ハンドル18より基端方向側に位置しているが、これに限るものではない。例えば、第3の変形例として図14に示すように、可動ハンドル16が固定ハンドル18より先端方向側に位置するピストル型のハンドルユニット4が、操作指令発信装置となってもよい。本変形例では、筒状ケース17と固定ハンドル18との間に、発信ユニット31A ,31Bが内部に設けられるスイッチ収容部83が位置している。スイッチ収容部83は、ハウジング15の一部となっていて、筒状ケース17及び固定ハンドル18に対して固定されている。スイッチ開閉部材51A,51Bは、スイッチ収容部83の先端方向側の面に、取付けられている。それぞれのスイッチ開閉部材51A,51Bの受圧部57は、可動ハンドル16より先端方向側に位置している。
本変形例でも、第1の実施形態と同様に、可動ハンドル16の開閉方向は、長手軸Lに対して略平行である。また、ハンドルユニット4を把持した状態は、人差し指F2で、スイッチ開閉部材51A又はスイッチ開閉部材51Bの受圧部97が押圧される。例えば、スイッチ開閉部材51Aを押圧する際、人差し指F2の可動方向は、可動ハンドル16の開閉方向に略垂直であり、ハウジング15の幅方向(図14の紙面垂直方向)と略平行となる。したがって、スイッチ開閉部材51A,51Bにおいて、中立状態からの第1の傾動方向及び第2の傾動方向をハウジング15の幅方向と一致させることにより、中立状態からの第1の傾動方向及び第2の傾動方向が、ハウジング15を把持した状態での人差し指F2の可動方向と一致する。
また、第4の変形例として図15に示すように、可動ハンドル16の開閉方向が長手軸Lに対して略垂直であってもよい。本変形例では、長手軸Lを中心として、可動ハンドル16の反対側に、固定ハンドル18が位置している。また、可動ハンドル16の開閉方向は、ハウジング15の幅方向(図15の矢印Wの方向)に対しても、略垂直である。
また、第5の変形例として図16に示すように、固定ハンドル18及び可動ハンドル16が設けられていない筒状の保持ユニット85が、操作指令発信装置であってもよい。本変形例では、筒状ケース17のみから、ハウジング15が構成されている。筒状ケース17の基端部に、ケーブル6の一端が接続されている。スイッチ開閉部材51A,51Bは。筒状ケース17の外周部に取付けられている。
また、第1の実施形態では、発信ユニット31Aから操作指令が発信されることにより超音波振動が発生し、発信ユニット31Bから操作指令が発信されることにより高周波電流が出力されるが、これに限るものではない。例えば、ある変形例として、発信ユニット31Aから操作指令が発信されることにより送液が行われ、発信ユニット31Bから操作指令が発信されることにより吸引が行われてもよい。
また、第1の実施形態では、ハウジング15は、第1のハウジング構成体52Aと第2のハウジング構成体52Bとに分離可能であるが、これに限るものではない。例えば、ある変形例として、筒状ケース17及び固定ハンドル18が単一の部材から一体に形成されてもよい。
また、発信ユニット31A,31B及びスイッチ開閉部材51A,51Bの数は、2つに限るものではない。すなわち、1つ以上の発信ユニット(31A,31B)、及び、発信ユニット(31A,31B)と同一の数のスイッチ開閉部材(51A,51B)が、設けられていればよい。
したがって、前述の変形例より、操作指令発信装置(4,85)では、ハウジング15の内部に、ハウジング15と一体に、又は、ハウジング15に対して固定された状態で、軸規定部(63,81A,81B)が設けられていればよい。そして、軸規定部(63,81A,81B)により、発信ユニット(31A,31B)の基板(32A,32B)に平行で、かつ、棒状部58でスイッチ開閉部材(51A,51B)の中心軸Cに直交する支点軸Bが規定されればよい。
また、操作指令発信装置(4,85)では、ハウジング15の内部に、ハウジング15と一体に、又は、ハウジング15に対して固定された状態で、支持部62が設けられていればよい。そして、支持部62が、中心軸Cに垂直、かつ、支点軸Bに垂直な傾動方向(第1の傾動方向及び第2の傾動方向)に、中心軸Cが発信ユニット(31A,31B)の基板(32A,32B)に対して垂直な中立状態から、支点軸Bを中心として傾動可能に、スイッチ開閉部材(51A,51B)を支持すればよい。
また、操作指令発信装置(4,85)では、軸規定部(63,81A,81B)にスイッチ開閉部材(51A,51B)の棒状部58を連結する連結部(75,82A,82B)が設けられていればよい。そして、連結部(75,82A,82B)によって、軸規定部(63,81A,81B)に対してスイッチ開閉部材(51A,51B)が中心軸Cに沿って移動可能な状態で、棒状部58が軸規定部(63,81A,81B)に連結されればよい。
また、操作指令発信装置(4,85)では、スイッチ開閉部材(51A,51B)と一体に、又は、スイッチ開閉部材(51A,51B)に固定された状態で、突起部(第1の突起部71A,第2の突起部71B)が設けられていればよい。そして、突起部(71A,71B)は、棒状部58から傾動方向(第1の傾動方向及び第2の傾動方向)に向かって突出すればよい。また、突起部(71A,71B)に対応して、支持部61が、ハウジング15の内部に、ハウジング15と一体に、又は、ハウジング15に対して固定された状態で設けられていればよい。これにより、中立状態からスイッチ開閉部材(51A,51B)が傾動した場合に、突起部(71A,71B)が支持部61の規制部(72A,72B)に当接し、スイッチ開閉部材(51A,51B)の中立状態からの傾動量が規制される。
(参照例)
また、第1の参照例として図17及び図18に示すような、ピストル型のハンドルユニット4がある。本参照例では、固定ハンドル18より先端方向側に可動ハンドル16が位置し、可動ハンドル16の閉方向は基端方向と略一致する。可動ハンドル16より先端方向側には、可動ハンドル16に連結された状態で可動部材91が、設けられている。そして、可動部材91の先端方向側の面に、スイッチ開閉部材51Aが取付けられている。可動部材91の内部には、スイッチ接点部33Aを備える発信ユニット31Aが設けられている。本参照例では、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に作用する押圧力の作用方向が、可動ハンドル16の閉方向と略一致する。
可動部材91は、可動ハンドル16と一体に、固定ハンドル18に対して開閉動作を行う。このため、図18に示すように、可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して閉動作を行うことにより、スイッチ開閉部材51Aも可動ハンドル16に追従して移動する。このため、可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して最も閉じた状態において、長手軸Lに平行な方向について、可動ハンドル16とスイッチ開閉部材51Aとの間の寸法D3は大きくならない。したがって、可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して最も閉じた状態でハンドルユニット4を把持した場合でも、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に術者の指(F2)が届き易く、受圧部57を押圧しやすい。
また、第2の参照例として図19乃至図21に示すような、ピストル型のハンドルユニット4がある。本参照例では、第1の参照例と同様に、可動ハンドル16と一体に、固定ハンドル18に対して開閉動作を行う可動部材91が、設けられている。そして、可動部材91の先端方向側の面に、スイッチ開閉部材51Aが取付けられている。可動部材91の内部には、スイッチ接点部33Aを備える発信ユニット31Aが設けられている。また、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に作用する押圧力の作用方向が、可動ハンドル16の閉方向と略一致する。ただし、本参照例では第1の参照例とは異なり、可動部材91の閉方向への移動を規制するストッパ92が、設けられている。
可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して開いた状態から可動ハンドル16を閉動作させた場合には、図20に示すように、可動部材91がストッパ92に当接するまで、可動部材91は可動ハンドル16と一体に閉動作を行う。そして、ストッパ92に可動部材91が当接することにより、可動部材91の閉方向への移動が規制される。ストッパ92には、可動部材91のみが当接可能であり、可動ハンドル16は当接しない。したがって、可動部材91がストッパ92に当接した状態では、図21に示すように、可動ハンドル16を閉動作によって、可動ハンドル16のみが閉方向に移動する。
前述の構成にすることにより、本参照例では、可動部材91がストッパ92に当接した状態では、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に押圧力が作用しても、押圧力によって可動部材91は移動しない。したがって、受圧部97に作用する押圧力による可動ハンドル16の閉方向への移動が有効に防止され、可動ハンドル16の操作性が向上する。また、可動部材91がストッパ92に当接するまでは、可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して閉動作を行うことにより、スイッチ開閉部材51Aも可動ハンドル16に追従して移動する。可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して最も閉じた状態において、長手軸Lに平行な方向について、可動ハンドル16とスイッチ開閉部材51Aとの間の寸法D4は大きくならない。したがって、可動ハンドル16が固定ハンドル18に対して最も閉じた状態でハンドルユニット4を把持した場合でも、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に術者の指(F2)が届き易く、受圧部57を押圧しやすい。
また、第3の参照例として図22に示すような、ピストル型のハンドルユニット4がある。本参照例では、可動ハンドル16にスイッチ開閉部材51Aが取付けられている。そして、可動ハンドル16の内部には、スイッチ接点部33Aを備える発信ユニット31Aが設けられている。ただし、本参照例では、可動ハンドル16の側面に、スイッチ開閉部材51Aが取付けられている。このため、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に作用する押圧力の作用方向が、可動ハンドル16の閉方向に対して略垂直になり、可動ハンドル16の閉方向とは異なる。
本参照例では、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に作用する押圧力の作用方向が、可動ハンドル16の閉方向とは異なる。このため、スイッチ開閉部材51Aの受圧部57に押圧力が作用しても、押圧力によって可動ハンドル16は閉方向に移動しない。したがって、受圧部97に作用する押圧力による可動ハンドル16の閉方向への移動が有効に防止され、可動ハンドル16の操作性が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。

Claims (8)

  1. 把持可能なハウジングと、
    前記ハウジングの内部に前記ハウジングに対して固定された状態で設けられる固定電気接点を備えるスイッチ接点部と、
    前記ハウジングの外部に押圧可能に設けられる受圧部と、
    前記受圧部から中心軸に沿って前記スイッチ接点部に向かって延設される棒状部と、
    前記棒状部において前記受圧部とは反対側の部位に設けられ、前記受圧部に押圧力が作用することにより前記スイッチ接点部を押圧するスイッチ押圧部と
    前記棒状部が前記ハウジングに対して前記中心軸に沿って移動可能な状態に、かつ、前記棒状部を通過する支点軸を中心として前記棒状部が傾動可能な状態に、前記ハウジングに対して前記棒状部を連結する連結部と
    前記ハウジングと一体に、又は、前記ハウジングに対して固定された状態で設けられ、傾動していない中立状態から前記棒状部が傾動することにより、前記棒状部が当接する当接部と
    前記棒状部の傾動及び前記棒状部の前記中心軸に沿った移動に関係なく前記ハウジングに対する前記支点軸の位置が変化しない状態に、前記支点軸を規定する軸規定部と
    を具備する操作指令発信装置。
  2. 前記軸規定部は、前記棒状部で前記中心軸に直交する状態に前記支点軸を規定する、請求項1の操作指令発信装置
  3. 前記ハウジングと一体に、又は、前記ハウジングに対して固定された状態で設けられ、前記中心軸に垂直、かつ、前記支点軸に垂直な方向が傾動方向となる状態に前記棒状部を支持する支持部をさらに具備する、請求項2の操作指令発信装置
  4. 前記棒状部は、前記棒状部の傾動方向に向かって突出し、前記中立状態から前記棒状部が傾動することにより前記当接部に当接する突起部を備え
    前記当接部は、前記突起部が当接することにより、前記中立状態からの傾動量が所定の傾動量より大きくならない状態に、前記棒状部の前記傾動量を規制する
    請求項1の操作指令発信装置
  5. 前記当接部は、前記中心軸に平行な方向について前記突起部より受圧部側に位置し、前記突起部が当接することにより、前記突起部からの押圧力に対する反作用によって前記棒状部を前記中心軸に沿って前記スイッチ接点部に向かって移動させる、請求項4の操作指令発信装置
  6. 前記軸規定部は、ハウジングに対して固定された状態で設けられ、ピン軸が前記支点軸と同軸であるピンを備え、
    前記連結部は、前記支点軸に平行な方向について前記棒状部を貫通し、かつ、前記ピンが挿通される孔状部規定し、前記ピンに対して前記中心軸に沿って移動可能な孔規定部を備える、
    請求項1の操作指令発信装置。
  7. 前記ハウジングは、第1のハウジング構成体と、前記第1のハウジング構成体から分離可能に前記第1のハウジング構成体に連結される第2のハウジング構成体と、を備え、
    前記軸規定部及び前記当接部は、前記第1のハウジング構成体と一体に、又は、前記第1のハウジング構成体に対して固定された状態で設けられる
    前記スイッチ接点部の前記固定電気接点は、前記第1のハウジング構成体に対して固定された状態で設けられる、
    請求項1の操作指令発信装置。
  8. 前記ハウジングは、固定ハンドルと、前記固定ハンドルに対して開閉可能な可動ハンドルと、を備え、
    前記棒状部傾動方向は、前記可動ハンドルの開閉方向に垂直な前記ハウジングの幅方向と一致する、
    請求項1の操作指令発信装置。
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