JP5517132B2 - ガスを混合させることによってイオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化する技術 - Google Patents

ガスを混合させることによってイオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化する技術 Download PDF

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Description

本開示は概して、半導体製造設備に関する。特に、ガスを混合させることによってイオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化する技術に関する。
イオン注入は、エネルギーが与えられたイオンを基板に直接衝突させることによって、基板に化学種を堆積させる処理である。半導体製造では、イオン注入装置は主に、ターゲット材料の伝導性の種類およびレベルを変化させるドーピング処理に用いられる。集積回路(IC)の基板および該基板の薄膜構造においてドーピングプロファイルの精度を高めることは通常、ICの性能を適切なものとする上で重要である。所望のドーピングプロファイルを得るには、1種類以上のイオン種を、ドーズ量およびエネルギーレベルを互いに異ならせて、注入するとしてよい。
図1は、従来のイオン注入システム100を示す図である。イオン注入システム100は、イオン源102と、イオンビーム10が通過する一連の構成要素とを備えるとしてよい。この一連の構成要素には、例えば、引出操作部104と、フィルタマグネット106と、加速コラムまたは減速コラム108と、分析マグネット110と、回転式質量スリット112と、スキャナ114と、補正マグネット116とが含まれるとしてよい。イオン注入装置の構成要素は、光ビームを操作する一連の光学レンズと同様に、イオンビーム10をエンドステーション120に方向付ける前に、イオンビーム10をフィルタリングして集束させることができる。
エンドステーション120は、イオンビーム10の経路において処理対象物122等の1以上の処理対象物を支持しているので、所望の種のイオンが処理対象物122に注入される。処理対象物122は、例えば、半導体ウェハ、または、イオン注入を必要としているその他の同様のターゲット物体であってよい。エンドステーション120はまた、処理対象物122を支持するプラテン124を有するとしてよい。プラテン124は、静電力またはその他の同様の力を用いて処理対象物122を固定するとしてよい。エンドステーション120はさらに、所望の方向に処理対象物122を移動させる処理対象物用メカニカルスキャナ(不図示)を有するとしてよい。エンドステーション120はさらに、その他の構成要素を有するとしてよく、例えば、処理対象物122をイオン注入システム100に入れて、イオン注入終了後には処理対象物122を取り出す処理対象物自動操作部を有するとしてよい。イオン注入システム100はさらに、イオン注入システム100のさまざまな下位システムおよび構成要素を制御するコントローラ(不図示)を有するとしてよい。イオン注入システム100はさらに、複数の測定デバイスを有するとしてよい。例えば、ドーズ量制御用ファラデーカップ118、移動ファラデーカップ128、および設定用ファラデーカップ126を含むとしてよい。これらのデバイスに基づいて、イオンビーム条件を監視および制御するとしてよい。イオンビーム10が横断する経路は全て、イオン注入中には通常真空状態となることは、当業者であれば想到するであろう。
イオン源102は、イオン注入システム100の重要な構成要素である。イオン源102は、さまざまに異なるイオン種および引出電圧について、安定して且つ良好に画定されているイオンビーム10を生成する必要がある。このため、メインテナンスまたは修理の必要なしにイオン源102が動作可能な期間を長くすることが望ましい。したがって、イオン源102の寿命または平均故障間隔(MTBF)は、イオン源102の性能の基準の1つであり、イオン注入システム100の性能の測定基準として重要である。
図2は、イオン注入システム100が備えるイオン源102の典型的な実施形態を示す図である。イオン源102は、高電流イオン注入機器で利用されることが多い、誘導加熱陰極(IHC)イオン源であってよい。その他のさまざまな種類のイオン源もまた利用するとしてよい。イオン源102は、アークチャンバ(すなわちイオンソースチャンバ)206を画定しているアークチャンバ筐体202を有する。アークチャンバ筐体202はさらに、イオンビーム10用の引出開口部204を含む。陰極208およびリペラ電極210(または対陰極)は、アークチャンバ206内に配置されるとしてよい。リペラ電極210は、電気的に絶縁されているとしてよい。陰極絶縁部212は、アークチャンバ筐体202から陰極208を電気的および熱的に絶縁するように、陰極208に対して相対的に配置されるとしてよい。陰極208はさらに、熱伝導を制御するための真空ギャップによって、絶縁部212から離間させられるとしてよい。フィラメント214は、陰極208を加熱するべく、アークチャンバ206の外側に陰極208に非常に近接させて、配置されるとしてよい。支持ロッド216は、陰極208およびフィラメント214を支持するとしてよい。陰極208は、フィラメント214から放出された電子を陰極208に向けて加速させるべく、フィラメント214に対して正のバイアスがかけられているとしてよい。また、アークチャンバ206内で陰極208に向かう方向(図2の矢印222を参照のこと)に磁場Bを発生させるべく、1以上のソースマグネット220が設けられるとしてよい。
引出電極部、例えば接地電極240およびサプレッション電極242は、引出開口部204の前方に配置されるとしてよい。接地電極240およびサプレッション電極242はそれぞれ、イオン注入システム100で利用される良好に確定されたイオンビーム10をアークチャンバ206から引出すべく、引出開口部204と位置合わせされた開口を持つ。
引出電源248は、アークチャンバ206からイオンビーム10を引出すべく、アークチャンバ206と接地電極240との間に引出電圧を印加するとしてよい。引出電圧は、イオンビーム10のエネルギーの所望のレベルに応じて調整されるとしてよい。サプレッション電源246は、イオンビーム10内での電子の損失を防ぐ(イオン源102に逆流させることによって)ことを目的として、接地電極240に対してサプレッション電極242を負にバイアスするとしてよい。イオン注入システム100には、フィラメント電源またはアーク電源等、1以上の電源をさらに追加するとしてよい。フィラメント電源(不図示)は、フィラメント214を加熱するための電流をフィラメント214に印加するとしてよく、加熱の結果電子が発生し、当該電子は陰極208を加熱するべく陰極208に向けて加速される。アーク電源(不図示)は、アークチャンバ筐体202に結合されるとしてよく、陰極208からアークチャンバ206内に形成されたプラズマ20に電子を容易に放出させるとしてよい。この電力によって、陰極208が、アークチャンバ206に対して相対的に負の電位にバイアスされるとしてよい。
イオン源コントローラ250は、イオン源102を制御する。例えば、イオン源コントローラ250は、イオン源に対するさまざまな電力供給を制御するとしてよく、および/または、ドーパントガス源260からアークチャンバ206へのドーパントガスの流量を制御するとしてよい。イオン源コントローラ250は、プログラミング済みコントローラであってもよいし、または、専用の特定用途向けコントローラであってもよい。一実施形態によると、イオン源コントローラ250は、イオン注入システム100のメイン制御コンピュータに組み込まれるとしてよい。
ドーパントガス源260は、ガス流量コントローラ266を介してアークチャンバ206に所定量のドーパントガスを注入するとしてよい。ドーパントガス源260は、所望のドーパント元素を含有する特定のドーパントガスを供給するとしてよい。例えば、ドーパント元素は、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、リン光体(P)、ヒ素(As)、またはケイ素(Si)を含むとしてよく、フッ素含有ガス、例えば、三フッ化ホウ素(BF)、四フッ化ゲルマニウム(GeF)、三フッ化リン光体(PF)、または四フッ化ケイ素(SiF4)として供給されるとしてよい。その他のさまざまなドーパントガスおよび/またはドーパント元素もまた、例えば、アルゴン(Ar)、キセノン(Xe)等の不活性ガスも利用されるとしてよい。
イオン源が故障する原因として一般的なものに、イオン注入システム100の利用期間が長くなると陰極表面に一部の材料が蓄積される点が挙げられる。このように蓄積された材料によって、陰極表面からのソースイオンの熱イオン放出率が下がってしまう。この結果、所望のビーム電流が得られなくなり、イオン注入システム100の適切な動作を維持するべくイオン源102を交換する必要が出てくる可能性がある。さらに、堆積物が伝導性を有する場合、陰極208とアークチャンバ206との間で短絡が発生する可能性があるので、イオン源102でプラズマが生成されず、イオン源102を交換または再形成する必要がある。さらに、陰極208、リペラ電極210、または接地電極240の条件がこのように変化すると、イオン源102からのイオン出力が不安定になってしまう場合があり、これは非常に望ましくないことである。結果としてビーム電流ドリフト、場合によっては、より高周波のグリッチが発生する可能性があり、これらはどちらもイオン源の性能に対して重要な測定基準である。結果として、イオン源102の性能が劣化して寿命が短くなると、イオン注入システム100の生産性が大幅に悪化する。
上述した問題は特に、しかしこれらに限定されるわけではないが、ゲルマニウムイオンの注入において重大な影響を及ぼす。ゲルマニウムイオン注入は、チャネリング効果を防止するべくシリコンウェハをプリアモルファス化する方法として、半導体産業において広く利用されている。プリアモルファス化のためのゲルマニウムイオン注入に対する需要は今後、半導体デバイス製造分野において大きく成長することが期待される。ゲルマニウムイオンビームに対するソースガスとして最も一般的なものの1つに、化学特性が安定しており、性能価格比が高い四フッ化ゲルマニウム(GeF)がある。しかし、GeFをドーパントガスとして動作すると、イオン源の寿命が非常に短くなってしまうことが分かっている。
ゲルマニウムイオン注入において用いられるイオン源の寿命が短い理由は、GeF分子が化学的に解離してしまう結果、アークチャンバ206内に自由なフッ素原子の量が過剰になってしまうためと考えられ得る。特に、アークチャンバ筐体202の材料は、これらの自由なフッ素原子との化学反応によって、エッチングによって除去されてしまう場合がある。アークチャンバ筐体202の材料はその結果、陰極208の表面に堆積され、陰極208の表面から電子の放出を劣化させてしまうことになる。
尚、ゲルマニウムイオン注入に関する問題を上述したが、その他のフッ素含有ドーパントガス、例えば、三フッ化ホウ素(BF)、三フッ化リン光体(PF)、および、四フッ化ケイ素(SiF)等もまた、上述したような材料が陰極208に堆積される結果イオン源102の性能および寿命に悪影響を及ぼす同様の問題を抱えているものと理解されたい。アルゴン、キセノン等の不活性ガスがドーパントガスとして利用され得るが、フッ素を含有していないにもかかわらず、不活性ガスを利用するとビーム電流が低減してしまう。この結果、イオン源の動作、例えば、性能および寿命はやはり大きく低減してしまう。
イオン源の故障の原因として一般的な別の理由を挙げると、イオン源の動作中において陰極208から材料がストリッピング(またはスパッタリング)されてしまうことがある。例えば、陰極208から金属材料(例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等)が、プラズマ20からのイオンがアークチャンバ206内で陰極208に向けて加速されて衝突することによって、除去されてしまいがちである。スパッタリング率はプラズマ20内のイオンの質量によって決まるので、イオン質量が大きくなるほど、スパッタリング効果が悪化し得る。実際、材料に対するスパッタリングが継続すると、陰極208が「薄く」なってしまい、最終的には陰極208内に孔または開口が形成されてしまう可能性がある。このため、ホウ素(B)または炭素(C)のようなより軽い元素を用いる場合に比べて、例えばゲルマニウム(Ge)、ヒ素(As)、キセノン(Xe)、インジウム(In)、アンチモン(Sb)等の重い元素を含有するドーパントガスを利用する場合、イオン源102の性能および寿命が大幅に低減してしまう。このような悪影響は、水素化物(例えば、AsH、PH、CH等)、不活性ガス(Ar、Xe等)、またはこれらの混合物を、所望の種の注入の原材料として利用する場合に特に顕著である。
以上を鑑みると、上述した欠点および不備を克服するような、イオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化する技術を提供することが望まれている。
ガスを混合させることによってイオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化する技術を開示する。1つの具体的な実施形態例によると、当該技術は、イオン注入装置のイオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化する方法として実現されるとしてよい。当該方法は、イオン源チャンバに所定量の第1のドーパントガスを放出する段階を備えるとしてよい。ドーパントガスは、一のドーパント種と第1の種とを含むとしてよい。当該方法はさらに、イオン源チャンバに所定量の希釈ガスを放出する段階を備えるとしてよい。希釈ガスは、ドーパント種と、第1の種とは異なる第2の種とを含むとしてよい。さらに、第1のドーパントガスと第1の希釈ガスをイオン化し、イオンを生成する段階を備えてよい。
また、引出電極を用いて前記イオン源チャンバからイオンを引き出す段階を備えてよい。希釈ガスは、ドーパントガスを希釈して、イオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化するとしてよい。

本実施形態例の別の側面によると、ドーパントガスは、ハロゲン含有ガスを含むとしてよく、希釈ガスは、水素含有ガスおよび不活性ガスのうち少なくとも1つを含むとしてよい。
本実施形態例の異なる側面によると、ドーパントガスは、水素含有ガスを含むとしてよく、希釈ガスは、ハロゲン含有ガスおよび不活性ガスのうち少なくとも1つを含むとしてよい。
本実施形態例の更なる側面によると、当該方法はさらに、所定量の別の希釈ガスをイオン源チャンバに放出する段階を備えるとしてよい。別の希釈ガスは、ハロゲン含有ガス、水素含有ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む。
本実施形態例の別の側面によると、希釈ガスは、CO種を含むとしてよい。
本実施形態例の異なる側面によると、希釈ガスは、ドーパントガスと互いに補完的な関係にあるとしてよく、ドーパント種はCO種と同一であってよい。
本実施形態例の別の側面によると、ドーパント種は、CO種とは異なるとしてよい。
別の実施形態例によると、上述した技術は、イオン注入装置のイオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化する装置として実現されるとしてよい。当該装置は、ドーパントガス源からイオン源チャンバに所定量のドーパントガスを放出するドーパントガスコントローラを備えるとしよい。ドーパントガスは一のドーパント種と第1の種とを含むとしてよい。当該装置はさらに、第1の希釈ガス源からイオン源チャンバに所定量の第1の希釈ガスを放出する第1の希釈ガスコントローラを備えるとしてよい。第1の希釈ガスは、ドーパント種と、第1の種とは異なる第2の種とを含んでよい。さらに、イオン源チャンバの引出開口の前方に配置され、イオン源チャンバ内で生成されたイオンを引き出す引出電極を備えてよい。第1の希釈ガスは、ドーパントガスを希釈して、イオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化するとしてよい。

別の実施形態例によると、上述した技術は、イオン注入装置のイオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化する装置として実現されるとしてよい。当該システムは、ドーパントガス源からイオン源チャンバに所定量のドーパントガスを放出するドーパントガスコントローラを有するイオン源を備えるとしてよい。ドーパントガスは一のドーパント種と第1の種とを含むとしてよい。当該システムはさらに、1以上の希釈ガス源からイオン源チャンバに所定量の1以上の希釈ガスを放出する1以上の希釈ガスコントローラを備えるとしてよい。1以上の希釈ガスはドーパント種と、第1の種とは異なる第2の種とを含むとしてよい。当該システムは、さらに引出電極を含み、イオン源チャンバの引出開口の前方に配置され、前記イオン源チャンバ内で生成されたイオンを引き出すようにしてもよい。ドーパントガスおよび1以上の希釈ガスは、補完的なガス混合体を形成して、イオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化するとしてよい。

本開示は以下で、添付図面に図示する本開示の実施形態例を参照しつつより詳細に説明する。以下では実施形態例を参照しつつ本開示を説明するが、本開示は記載する実施形態例に限定されるものではないと理解されたい。本明細書に記載する教示内容を参考にすることで、当業者は、その他の利用可能分野と共に更なる実装例、変更例および実施形態を認識することであろう。このような実装例、変更例および実施形態は、本明細書に記載する本開示の範囲内に含まれるものであり、本開示に大きな有用性を与え得る。
本開示に対する理解を深めていただくべく、以下では添付図面を説明する。添付図面では、同様の構成要素は同様の参照番号で指定される。これらの図面は、本開示を限定するものと解釈されるべきではなく、例示のみを目的としている。
従来のイオン注入システムを示す図である。
図1に示す従来のイオン注入システムが備える従来のイオン源を示す図である。
本開示の実施形態に係るイオン源構成の一例を示す図である。
本開示の実施形態に係るイオン源構成の別の例を示す図である。
本開示の実施形態に係るイオン源構成のさらに別の例を示す図である。
本開示の実施形態は、ガスを混合させることによって、イオン源の性能を向上させると共にイオン源を長寿命化する。
図3Aから図3Cは、本開示の実施形態に係るイオン源の構成例202aおよび202bを示す図である。当業者におかれては、図2に示した構成要素は全て図3Aから図3Cに組み込まれるものと理解されたい。このため、図3Aから図3Cに示す構成要素の大半は、図2に図示した構成要素に関連付けて理解されたい。
図3Aを参照しつつ説明すると、イオン源202aは、1以上の希釈ガス源を備えるとしてよく、該希釈ガス源は、ドーパントガス源260からのドーパントガスを希釈するべくアークチャンバ206に1以上の希釈ガスを放出する。例えば、希釈ガス源262および対応するガス流量コントローラ268は導管280を介してアークチャンバ206に所定量の希釈ガスを供給して、ドーパントガス源260からのドーパントガスを希釈するとしてよい。
一実施形態によると、図3Aに図示するように、ドーパントガスおよび1以上の希釈ガスは、アークチャンバ206に対して供給される場合に、同一の導管280を通過させられるとしてよい。このような構成とすることによって、1以上の希釈ガスは、アークチャンバ206に流入する前に、導管280において予めドーパントガスと混合させられるとしてよい。別の実施形態によると、図3Bに図示するように、イオン源202bにおいて、ドーパントガスおよび1以上の希釈ガスは、アークチャンバ206に対して供給される際に、異なる導管280aおよび280bを通過させられるとしてもよい。このような場合は、1以上の希釈ガスとドーパントガスとは、アークチャンバ206内で混合させられる。
ドーパントガスは、所望のイオン注入に応じてさまざまなドーパント種(例えば、ゲルマニウム(Ge)、ホウ素(B)、リン光体(P)、ケイ素(Si)、ヒ素(As)等)を含むとしてよい。一実施形態によると、ドーパントガスは、ハロゲン含有ガスとして、ドーパントガス源260から放出されるとしてよい。別の実施形態によると、ドーパントガスは、水素化物(または水素含有)ガスとして、ドーパントガス源260から放出されるとしてよい。例えば、表1は、各ドーパント種について、1以上の水素化物ガスおよび1以上のハロゲン化物ガスを示す。
Figure 0005517132
別の実施形態によると、ドーパントガスはさらに、不活性ガスを含むとしてよい。例えば、該不活性ガスは、アルゴン(Ar)またはアルゴン含有ガス、キセノン(Xe)またはキセノン含有ガス等であってよい。その他の組み合わせおよびさまざまなドーパントガスも考慮され得る。
これに代えて、別の実施形態によると、図3Cに図示するように、ガス素子390が設けられるとしてよい。ガス素子390は、ヒータ(不図示)を有するとしてよく、ドーパント先駆体を蒸発させて、該ドーパント先駆体を(気体状態で)導管280を介してアークチャンバ206に運ぶ。一実施形態によると、ガス素子390は、蒸発源であってよい。この場合、ヒータは、例えば、蒸発源内で固体ソースを加熱して、ドーパント先駆体を蒸発させるとしてよい。別の実施形態によると、ガス素子390は気泡生成器であってよい。この例によると、ヒータは、例えば、気泡生成器内で液体ソースを加熱して、ドーパントガスを蒸発させるとしてよい。さらに、気泡生成器は、導管280を介してアークチャンバ206に気体状のドーパントガスを搬送するべくキャリアガスを含むとしてよい。さらに別の実施形態によると、ガス素子は、ドーパント種の元素形態、例えば、リン光体、金属等そのものを利用するとしてよく、導管280を介してアークチャンバ206にこれらの蒸気を搬送するとしてよい。その他のさまざまな実施形態もまた提供され得る。
本開示の一実施形態によると、希釈ガスは、水素(H)または水素含有ガスを含むとしてよい。別の実施形態によると、希釈ガスは、ハロゲンまたはハロゲン含有ガス(例えば、F、Cl等)を含むとしてよい。その他の組み合わせおよびさまざまな希釈ガスも利用され得る。
図3Aに戻って、フィラメント214が対応する電源によって熱イオン放出温度まで加熱されると、フィラメント214から放出された電子は、陰極にかけられたフィラメントと相対的に正のバイアスによって(不図示)陰極208に対して加速され、陰極208を熱イオン放出温度まで加熱する。陰極208から放出された電子は、アークチャンバと相対的に負のアーク電圧によって陰極から離れるように加速されて、アークチャンバ206内でドーパントガス源260によって供給されるドーパントガスのガス分子をイオン化して、プラズマ20を生成するとしてよい。アークチャンバ206内の電子は、磁場B222によってらせん状の軌道を描き、イオン化衝突の回数を多くする。リペラ電極210は、負の電荷を蓄積して、電子を反発させてアークチャンバ206に戻して、イオン化衝突をさらに発生させる。一実施形態によると、リペラ電極210は、独自の電源によって独立してバイアスされるとしてもよく、または、陰極208と共通の電源によってバイアスされるとしてよく、原子を効率よくイオン化できるように陰極208とリペラ電極210との間に電子を確実に閉じ込めるとしてよい。イオン源202aの寿命は、ハロゲン含有(例えば、フッ素含有)ドーパントガス、例えば、BF、GeF、PFおよびSiFを用いる場合、プラズマ20に対して露出されたアークチャンバ素子における金属成長(例えば、タングステン(W)の堆積)によって限定され得る。このような素子には、陰極208およびリペラ電極210が含まれるとしてよい。特に、アークチャンバの壁からのタングステンが例えばフッ素と結合してWFが発生すると、このWFは、アークチャンバ筐体の壁の温度よりも高い温度、引出開口部204、陰極208、およびリペラ電極210の温度よりも低い温度に露出されない限り、気体状態を維持する。このため、WF分子は最も温度が高い表面で分解され、その表面上でタングステンが蓄積されてしまう可能性がある。このように温度が高い表面上に蓄積されるタングステンは、プラズマ20内のフッ素(F)ラジカルとの反応によって、アークチャンバの壁から除去されるタングステンの量によって決まるとしてよい。このため、アークチャンバの壁から除去されるタングステンの割合は、プラズマ20内の自由なフッ素ラジカルの濃度の関数となるとしてよい。このため、プラズマ20内の自由なフッ素ラジカルの濃度を制御することによって、陰極208およびリペラ210に蓄積されるタングステンの割合を調整することができるとしてよい。このため、アークチャンバ206に所定量のドーパントガスを放出すると共に、水素含有希釈ガス(または不活性ガス)等の1以上の希釈ガスを所定量放出することによって、金属成長率またはタングステン蓄積率が低減され得る。
不活性ガスを希釈ガスとして追加すると、アークチャンバの壁のタングステン(またはその他の金属)を酸化(または除去)するプラズマ20内のフッ素ラジカルの濃度が低減され得る。水素含有希釈ガスによって生成される水素ラジカルはさらに、アークチャンバ206内の余分な自由フッ素分子を捕捉して、WF(または、チャンバの壁の構成材料によっては、その他の揮発性金属ハロゲン化物となる)の形成を低減するとしてよい。この結果、1以上の水素原子の放出、水素含有希釈ガスの放出とドーパントガスとを混合させることによって、イオン源の性能を向上させると共に、イオン源を長寿命化することができるとしてよい。
また、ドーパントガスがフッ素ではなくハロゲンを含有するドーパントガスである場合には、1以上の希釈ガスによってタングステンの蓄積が低減され得ることを理解されたい。したがって、このようなドーパントガスを希釈するべく1以上の希釈ガスを追加すると、イオン源の性能が改善されると共に長寿命が実現され得る。このような希釈ガスには、例えば、上述したように不活性ガスまたは水素含有ガスが含まれるとしてよい。
水素または水素含有ガス等の希釈ガスを1以上利用することの利点をいくつか挙げる。第一に、水素または水素含有ガスは、その他の希釈ガスに比べると比較的入手が容易であることが多い。このため、イオン源の性能を改善すると共にイオン源の長寿命化を図る上で、より高い費用対効果が得られるとしてよい。さらに、水素または水素含有ガス用の希釈ガス源は、多くのイオン源構成に比較的組み込みやすい場合が多い。このため、水素または水素含有希釈ガスを利用することによって、イオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化する上で簡単な方法を提供し得る。
しかし、特に希釈ガスが水素含有ガスである場合に、希釈ガスを利用すると生じ得る1つの問題には、イオンビーム電流の低減が含まれる。あるドーパント種を含むドーパントガスと、該ドーパント種とは異なるCO種(co−species)を持つ水素含有希釈ガスとが混合されると、イオンビーム電流が低減してしまう場合がある。例えば、水素含有希釈ガス、例えばAsHがGeFドーパントガスと混合されると、自由なフッ素分子と自由な水素が結合するという効果が得られ、イオン源を長寿命化するという利点は継続して得られる。しかし、所望のドーパント種(この場合はGe)のイオンビーム電流は、プラズマ20のCO種にドーパント(Ge)が存在しないために、低減されてしまう可能性がある。このため、Geを注入するためのイオンビーム電流は、ドーパントガスの種とは異なるCO種を持つ水素含有希釈ガスを利用する場合には、低減されてしまう可能性がある。
本開示の別の実施形態によると、イオンビーム電流が低減しないように、イオン注入において、ドーパントガスと希釈ガスを互いに補完し合うように組み合わせる(または混合する)としてよい。さらに、ドーパントガスを補完する希釈ガスを利用する場合も、イオン源の寿命に関して望まれる効果はすべて変わらず実現されるとしてよい。例えば、GeFドーパントガスは、特に所望されるGeドーパント種を含有するとしてよい。しかし、ドーパントガスの種とは異なるCO種を持つ1以上の水素含有ガスを導入すると、イオンビーム電流が大きく低減されてしまう可能性がある。このため、一実施形態によると、Ge種を持つGeFドーパントガスには、GeCO種を持つ補完的な希釈ガスを所定量混合させて、Geイオンビーム電流が低減しないようにするとしてよい。表1を参照すると、例えば、GeFドーパントガスについて補完的な希釈ガスは、GeH希釈ガスであってよい。本例によると、GeH希釈ガスおよびGeFドーパントガスは、この場合はGeであるが、対象となる種が同一である。このため、ガス同士が混合させられると、自由な水素と自由なフッ素とが結合されてイオン源の寿命が改善されるだけでなく、ドーパントガスおよび希釈ガスの両方にGe種が含まれているので、イオンビーム電流の損失を防ぎ得る。
互いに補完し合うドーパントガスおよび希釈ガスの組み合わせの1つとしてGeHおよびGeFの組み合わせを挙げたが、その他のさまざまな組み合わせを利用し得るものと理解されたい。一実施形態によると、表1に示すように、特定のドーパント種を持つハロゲン化物ドーパントガスはいずれも、該ドーパント種と同一のCO種を持つ水素化物希釈ガスであればどのようなものとも補完または混合させられるとしてよい。別の実施形態によると、ドーパントガスは水素化物の状態にあるとしてよく、1以上の希釈ガスはハロゲン化物の状態にあるとしてよい。例えば、GeHがドーパントガスであって、GeFが希釈ガスであってよい。この場合も、互いに補完的なドーパントガス−希釈ガスの混合物が生成され得る。さらに別の実施形態によると、水素ガス(H)を、イオンビーム電流を低減することなくイオン源を長寿命化することを目的として、任意のドーパントガス−希釈ガス混合体と共に、追加希釈ガスとして、放出するとしてよい。互いに補完的なドーパントガスおよび希釈ガスを混合させて形成する混合物はそれぞれ、ドーパントガスおよび1以上の希釈ガスの濃度および量が異なるとしてよい。上記以外にもさまざまな混合物および組み合わせが考えられ得る。
図3Aおよび図3Bを参照しつつ説明した希釈ガスは1種類のみであるが、複数の希釈ガス、希釈ガス源、および希釈ガス流量コントローラを実装するとしてよいと理解されたい。
イオン源の安定性および寿命を改善するようにガス混合体を選択するが、この選択は上述した方法に基づいて行われるとしてよい。互いに補完し合うドーパントガスと希釈ガスの組み合わせを最適化することで、化学的にプラズマ20内の反応種の濃度の均衡を取ること、および/または、濃度を制御することによって、イオン源の動作を改善させるとしてよい。希釈ガスと同一の種を持つドーパントガスを利用することの利点は上述した通りであるが、プラズマ20内でのエッチング効果および/または堆積効果の実質濃度の均衡を取るべく、電気陰性度が異なるCO種を利用し得ると理解されたい。上記以外に、ドーパントガスおよび希釈ガスについては、さまざまな組み合わせおよび混合物が利用され得る。
本開示の実施形態は、特定のイオン注入システムにおいてイオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化することを目的として、1以上の希釈ガスを導入することに関するが、その他の実装例も提供され得ると理解されたい。例えば、1以上の希釈ガスを導入する方法は、多岐にわたるその他の種類のイオン源、例えば、バーナス(Bernas)型、フリーマン(Freeman)型、誘導加熱陰極(IHC)型、または、これらの応用例、もしくは、プラズマベースイオン注入システム、例えば、グロー放電プラズマドーピング(GD−PLAD)システム、または、高周波プラズマドーピング(RF−PLAD)システムに応用され得る。上記以外に、さまざまな実装例が提供され得る。
イオン注入において1以上の希釈ガスを利用する本願で開示される技術は、イオン注入システムが備えるイオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化することに加えて、ほかの効果をも奏するとしてよい。例えば、従来のイオン注入方法では非効率的で、効果の得られない、冗長なステップのために時間およびコストが超過していたが、このような超過時間および超過コストは、本開示に係る希釈ガス利用技術によって、低減および/または解消され得るので、イオン源をより効率よく利用することが出来るようになるとしてよい。このため、本開示の実施形態は、ガスを混合させることによってイオン注入システムが備えるイオン源の動作を改善して、例えば、性能を向上させると共に長寿命化して、従来のイオン注入方法およびイオン注入システムがより広く利用されることを可能とするとしてよい。
本開示の範囲は、本明細書に記載した具体的な実施形態に限定されるものではない。実際のところ、上記の説明および添付図面を参照すれば、当業者には、本明細書に記載したものに加えて、本開示のその他のさまざまな実施形態および変更例が明らかになるであろう。このため、これらのその他の実施形態および変更例は、本開示の範囲内に含まれるものとされる。さらに、本開示は、本明細書において特定の目的を実現するべく特定の環境における特定の実装例に沿って説明されているが、当業者であれば、本開示の利用可能性は本明細書の記載内容に限定されるものではなく、任意の数の目的を実現するべく任意の数の環境において実装されて効果を奏し得ることを認めるであろう。従って、本願の請求項は、本明細書で説明する本開示の範囲および精神を最大限に広く鑑みて解釈されるべきである。
[項目1]
イオン注入装置のイオン源の性能を向上させると共に前記イオン源を長寿命化する方法であって、
イオン源チャンバにドーパント種を含む所定量の第1のドーパントガスを導入する段階と、
前記イオン源チャンバに前記第1のドーパントガスを希釈して前記イオン源の性能を向上させると共に前記イオン源を長寿命化する所定量の第1の希釈ガスを導入する段階と
を備える方法。
[項目2]
前記第1のドーパントガスは、ハロゲン含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、水素含有ガスまたは不活性ガスである項目1に記載の方法。
[項目3]
前記第1のドーパントガスは、水素含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、ハロゲン含有ガスまたは不活性ガスである項目1に記載の方法。
[項目4]
所定量の第2の希釈ガスを前記イオン源チャンバに放出する段階をさらに備える、項目1から3の何れか1項に記載の方法。
[項目5]
前記第2の希釈ガスは、ハロゲン含有ガス、水素含有ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む項目4に記載の方法。
[項目6]
前記第2の希釈ガスは、第2のドーパントガス、第3の希釈ガス、ハロゲンガス、水素ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む項目4に記載の方法。
[項目7]
前記第1の希釈ガスは、CO種を含む項目1から6の何れか1項に記載の方法。
[項目8]
前記ドーパント種は、前記CO種と同一である項目7に記載の方法。
[項目9]
前記ドーパント種は、前記CO種とは異なる
項目7に記載の方法。
[項目10]
前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種の水素化物を含み、前記第1の希釈ガスは同一の前記ドーパント種のハロゲン化物を含む項目1に記載の方法。
[項目11]
前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種のハロゲン化物を含み、前記第1の希釈ガスは、同一の前記ドーパント種の水素化物を含む項目1に記載の方法。
[項目12]
イオン注入装置のイオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化する装置であって、
ドーパントガス源からイオン源チャンバに所定量の第1のドーパントガスを放出するドーパントガスコントローラと、
第1の希釈ガス源から前記イオン源チャンバに所定量の第1の希釈ガスを放出する希釈ガスコントローラと
を備え、
前記第1のドーパントガスはドーパント種を含み、
前記第1の希釈ガスは前記第1のドーパントガスを希釈して、前記イオン源の性能を改善すると共に前記イオン源を長寿命化する装置。
[項目13]
前記第1のドーパントガスは、ハロゲン含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、水素含有ガスまたは不活性ガスである項目12に記載の装置。
[項目14]
前記第1のドーパントガスは、水素含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、ハロゲン含有ガスまたは不活性ガスである項目12に記載の装置。
[項目15]
前記希釈ガスコントローラはさらに、所定量の第2の希釈ガスを前記イオン源チャンバに放出する、項目12から14の何れか1項に記載の装置。
[項目16]
前記第2の希釈ガスは、ハロゲン含有ガス、水素含有ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む項目15に記載の装置。
[項目17]
前記第2の希釈ガスは、第2のドーパントガス、第3の希釈ガス、ハロゲンガス、水素ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む項目15に記載の装置。
[項目18]
前記第1の希釈ガスは、CO種を含む項目12から17の何れか1項に記載の装置。
[項目19]
前記ドーパント種は、前記CO種と同一である項目18に記載の装置。
[項目20]
前記ドーパント種は、前記CO種とは異なる項目18に記載の装置。
[項目21]
前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種の水素化物を含み、前記第1の希釈ガスは同一の前記ドーパント種のハロゲン化物を含む項目12に記載の装置。
[項目22]
前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種のハロゲン化物を含み、前記第1の希釈ガスは、同一の前記ドーパント種の水素化物を含む項目12に記載の装置。
[項目23]
イオン注入装置のイオン源の性能を改善すると共に前記イオン源を長寿命化するシステムであって、
ドーパントガスコントローラと、1以上の希釈ガスコントローラと、イオン源チャンバとを有するイオン源
を備え、
前記ドーパントガスコントローラは、ドーパントガス源から前記イオン源チャンバに所定量のドーパントガスを放出して、前記ドーパントガスはドーパント種を含み、
前記1以上の希釈ガスコントローラは、1以上の希釈ガス源から前記イオン源チャンバに所定量の1以上の希釈ガスを放出して、前記1以上の希釈ガスは1以上のCO種を含み、
前記ドーパントガスおよび前記1以上の希釈ガスは、補完的なガス混合体を形成して、前記イオン源の性能を改善すると共に前記イオン源を長寿命化するシステム。
[項目24]
前記ドーパント種は、前記1以上のCO種のうち少なくとも1つと同一である項目23に記載のシステム。
[項目25]
前記1以上の希釈ガスは、ハロゲン含有ガスおよび水素含有ガスのうち少なくとも1つを含む項目23に記載のシステム。

Claims (18)

  1. イオン注入装置のイオン源の性能を向上させると共に前記イオン源を長寿命化する方法であって、
    イオン源チャンバにドーパント種と第1の種とを含む所定量の第1のドーパントガスを導入する段階と、
    前記イオン源チャンバに前記第1のドーパントガスを希釈して前記イオン源の性能を向上させると共に前記イオン源を長寿命化する所定量の第1の希釈ガスであって、前記ドーパント種と、前記第1の種とは異なる第2の種とを含む前記第1の希釈ガスを導入する段階と、
    前記第1のドーパントガスと前記第1の希釈ガスをイオン化し、イオンを生成する段階と、
    引出電極を用いて前記イオン源チャンバからイオンを引き出す段階と、
    を備える方法。
  2. 前記第1のドーパントガスは、ハロゲン含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、水素含有ガスである請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のドーパントガスは、水素含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、ハロゲン含有ガスである請求項1に記載の方法。
  4. 所定量の第2の希釈ガスを前記イオン源チャンバに放出する段階をさらに備える、請求項1から3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記第2の希釈ガスは、ハロゲン含有ガス、水素含有ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2の希釈ガスは、ハロゲンガス、水素ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む請求項4に記載の方法。
  7. 前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種の水素化物を含み、前記第1の希釈ガスは同一の前記ドーパント種のハロゲン化物を含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種のハロゲン化物を含み、前記第1の希釈ガスは、同一の前記ドーパント種の水素化物を含む請求項1に記載の方法。
  9. イオン注入装置のイオン源の性能を改善すると共にイオン源を長寿命化する装置であって、
    ドーパントガス源からイオン源チャンバに所定量の第1のドーパントガスを放出するドーパントガスコントローラと、
    第1の希釈ガス源から前記イオン源チャンバに所定量の第1の希釈ガスを放出する希釈ガスコントローラと、
    前記イオン源チャンバの引出開口の前方に配置され、前記イオン源チャンバ内で生成されたイオンを引き出す引出電極と、
    を備え、
    前記第1のドーパントガスはドーパント種と第1の種とを含み、
    前記第1の希釈ガスは前記ドーパント種と、前記第1の種とは異なる第2の種とを含み、
    前記第1の希釈ガスは前記第1のドーパントガスを希釈して、前記イオン源の性能を改善すると共に前記イオン源を長寿命化する、
    装置。
  10. 前記第1のドーパントガスは、ハロゲン含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、水素含有ガスである請求項9に記載の装置。
  11. 前記第1のドーパントガスは、水素含有ガスであって、前記第1の希釈ガスは、ハロゲン含有ガスである請求項9に記載の装置。
  12. 前記希釈ガスコントローラはさらに、所定量の第2の希釈ガスを前記イオン源チャンバに放出する、請求項9から11の何れか1項に記載の装置。
  13. 前記第2の希釈ガスは、ハロゲン含有ガス、水素含有ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む請求項12に記載の装置。
  14. 前記第2の希釈ガスは、ハロゲンガス、水素ガス、および、不活性ガスのうち少なくとも1つを含む請求項12に記載の装置。
  15. 前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種の水素化物を含み、前記第1の希釈ガスは同一の前記ドーパント種のハロゲン化物を含む請求項9に記載の装置。
  16. 前記第1のドーパントガスは、前記ドーパント種のハロゲン化物を含み、前記第1の希釈ガスは、同一の前記ドーパント種の水素化物を含む請求項9に記載の装置。
  17. イオン注入装置のイオン源の性能を改善すると共に前記イオン源を長寿命化するシステムであって、
    ドーパントガスコントローラと、1以上の希釈ガスコントローラと、イオン源チャンバとを有するイオン源と、引出電極と
    を備え、
    前記ドーパントガスコントローラは、ドーパントガス源から前記イオン源チャンバに所定量のドーパントガスを放出して、前記ドーパントガスはドーパント種と第1の種とを含み、
    前記1以上の希釈ガスコントローラは、1以上の希釈ガス源から前記イオン源チャンバに所定量の1以上の希釈ガスを放出して、前記1以上の希釈ガスは前記ドーパント種と、前記第1の種とは異なる第2の種とを含み、
    前記引出電極は、前記イオン源チャンバの引出開口の前方に配置され、前記イオン源チャンバ内で生成されたイオンを引き出し、
    前記ドーパントガスおよび前記1以上の希釈ガスは、補完的なガス混合体を形成して、前記イオン源の性能を改善すると共に前記イオン源を長寿命化する
    システム。
  18. 前記1以上の希釈ガスは、ハロゲン含有ガスおよび水素含有ガスのうち少なくとも1つを含む請求項17に記載のシステム。
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