JP5515239B2 - 傾斜検出装置、傾斜検出方法、及び撮像装置 - Google Patents

傾斜検出装置、傾斜検出方法、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、取り付けられた部材の傾きを検出する傾斜検出装置、傾斜検出方法、及び撮像装置に関する。
従来、例えばカメラなどの撮像装置に取り付けられて撮像時のカメラの傾きを検知し、撮像された画像の縦横位置を検出する傾斜検出装置が知られている。
特開2007−115648号公報
しかし、カメラはユーザが手で保持して撮影することが多いため、手からカメラに伝わる振動により、傾斜検出装置がカメラの傾きを正確に検出できないことがある。
本発明は、取り付けられた部材の傾きを正確に検出することが可能な傾斜検出装置、傾斜検出方法、及び撮像装置を得ることを目的とする。
本願第1の発明による傾斜検出装置は、固定部に対して移動可能な可動部と、固定部に取り付けられて固定部に生じた振動を検知する振動検知部と、振動検知部が検知した振動が可動部に伝達しないように固定部に対して可動部を駆動する駆動部と、可動部に取り付けられて固定部の傾きを検知する傾斜検知部とを備えることを特徴とする。
振動検知部は、第1の方向に対する固定部の振動を検知する第1方向振動検知部と、第1の方向と直交する第2の方向に対する固定部の振動を検知する第2方向振動検知部とを備えることが好ましい。振動を詳細に検知することが可能になる。
駆動部は、第3の方向に可動部を駆動する第1方向駆動部と、第3の方向と直交する第4の方向に可動部を駆動する第2方向駆動部とを備えることが好ましい。振動を正確に打ち消すことが可能になる。
本願第2の発明による撮像装置は、前記傾斜検出装置と、可動部に取り付けられる撮像素子とを備えることを特徴とする。
傾斜検知部は、可動部において撮像素子が取り付けられる面又は前記面の裏面に取り付けられることが望ましい。
本願第3の発明による傾斜検出方法は、固定部に取り付けられた振動検知部が固定部に生じた振動を検知するステップと、振動検知部が検知した振動が可動部に伝達しないように駆動部が固定部に対して可動部を駆動するステップと、可動部に取り付けられた傾斜検知部が固定部の傾きを検知するステップとを備えることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、取り付けられた部材の傾きを正確に検出することが可能な傾斜検出装置、傾斜検出方法、及び撮像装置を得る。
以下、本発明の第1の実施形態について図1から4を用いて説明する。
撮像装置1はデジタルカメラである。撮像光学系(撮影レンズ67など)の光軸LXと直交する水平方向を第1方向x、光軸LXと直交する鉛直方向を第2方向y、光軸LXと平行な水平方向を第3方向zとして、以下説明する。
撮像装置1は、主電源のオンオフを切り替える電源ボタン11、レリーズボタン13、像ブレ補正ボタン14、LCDモニタ17、ミラー絞りシャッタ部18、DSP19、CPU21、AE部23、AF部24、傾斜検出装置30の撮像素子39a、及び撮影レンズ67から主に構成される。
電源ボタン11の押下に対応して電源スイッチ11aのオンオフ状態が切り替えられ、これにより撮像装置1の主電源のオンオフ状態が切り替えられる。ユーザは、光学ファインダを介して被写体像を光学的に観察する。被写体像は撮影レンズ67を介し撮像素子39aに結像する。撮像素子39aは被写体像を撮像し、撮像された画像がLCDモニタ17に表示される。本実施形態では、撮像素子39aがCCDであるとして説明するが、CMOSなど他の撮像素子であってもよい。
電源ボタン11の押下に対応して、撮像装置1の主電源がオン状態にされると、第1時間、例えば220msの間、ゴミ取り動作処理が行われる。ごみ取り動作は、可動部30aを移動範囲端と衝突させることにより衝撃を生じさせ、撮像素子39a(撮像素子やローパスフィルタ)に付着した埃などのゴミを除去するものである。ゴミ取り動作処理が終了すると、撮影動作に応じて像ブレ補正処理が実行される。
レリーズボタン13は、半押しすることにより測光スイッチ12aがオン状態にされ測光や測距及び合焦動作が行われ、全押しすることによりレリーズスイッチ13aがオン状態にされ撮像素子39a(撮像手段)による撮像(撮像動作)が行われ、撮影画像がメモリされる。
ミラー絞りシャッタ部18は、CPU21のポートP7と接続され、レリーズスイッチ13aのオン状態に連動して、ミラーのUP/DOWN、絞りの調節、及びシャッタの開閉動作を行う。
DSP19は、CPU21のポートP9、及び撮像素子39aと接続され、CPU21の指示に基づいて、撮像素子39aにおける撮像により得られた画像信号について、画像処理などの演算処理を行う。
CPU21は、撮像に関する各部の制御、後述する像ブレ補正に関する各部の制御を行う制御手段である。
AE部23は、被写体の測光動作を実行して露光値を演算し、この露光値に基づき撮影に必要となる絞り値及び露光時間を演算する。AF部24は、測距を行い、この測距結果に基づき撮影レンズ67を光軸方向に変位させ焦点調節を行う。
可動部30aにおいて撮像素子39aが取り付けられる面であって、撮像素子の上方に第1の傾斜検知部33aが取り付けられる。第1の傾斜検知部は1軸傾斜センサであって、図4におけるΔθz方向に対する撮像素子の傾きを検知して、その傾きを電圧値としてCPU21のポートA/D4に出力する。
撮像装置1の像ブレ補正装置は、像ブレ補正ボタン14、LCDモニタ17、CPU21、角速度検出部25、駆動ドライバ回路29、傾斜検出装置30、磁界変化検出素子(ホール素子部44a)の信号処理回路としてのホール素子信号処理回路45、及び撮影レンズ67から構成される。
像ブレ補正ボタン14が押下されると、像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされる。像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされると撮像装置1が補正モードに移行し、像ブレ補正スイッチ14aがオフ状態にされると撮像装置1が補正モードを中止する。補正モードでは、測光など他の動作と独立して第2時間、例えば1msごとに角速度検出部25、及び傾斜検出装置30を駆動して像ブレ補正処理を行う。
これらのスイッチの入力信号に対応する各種の出力はCPU21によって制御される。測光スイッチ12a、レリーズスイッチ13a、像ブレ補正スイッチ14aのオン/オフ情報は、それぞれ1ビットのデジタル信号としてCPU21のP12、P13、P14に入力される。AE部23、AF部24及びLCDモニタ17は、各々ポートP4、P5及びP6を介してCPU21と信号を送受信する。
次に、角速度検出部25、駆動ドライバ回路29、傾斜検出装置30及びホール素子信号処理回路45について説明する。
角速度検出部25は、第1、第2角速度センサ26a、26b、第1、第2ハイパスフィルタ回路27a、27b、及び第1、第2アンプ28a、28bを有する。
第1角速度センサ26aは第1方向x(第2方向yに平行な軸周りのヨーイング)の角速度(ヨーイング角速度)を、第2角速度センサ26bは第2方向y(第1方向xに平行な軸周りのピッチング)の角速度(ピッチング角速度)を検出するジャイロセンサである。
第1、第2角速度センサ26a、26bの出力信号は、ヌル電圧やパンニング等に起因する低周波成分を有する。第1、第2ハイパスフィルタ回路27a、27bは、第1、第2角速度センサ26a、26bの信号出力から低周波成分をカットする(アナログハイパスフィルタ処理)。第1、第2アンプ28a、28bは、低周波成分がカットされた角速度に関する信号を増幅し、第1、第2角速度vx、vyとしてアナログ信号をCPU21のA/D0、A/D1に入力する。
CPU21は、A/D0、A/D1に入力された第1、第2角速度vx、vyをA/D変換して第1、第2デジタル角速度信号Vxn、Vynを生成する。次に、デジタルハイパスフィルタ処理、すなわちヌル電圧やパンニングにより生じる低周波成分をカットして第1、第2デジタル角速度VVxn、VVynを生成する処理を行う。そして積分演算を行い、像ブレ量(像ブレ角度)を求める。この像ブレ角度は、第1、第2デジタル角度Bxn、Bynを用いて表される。
CPU21は、演算により求められた像ブレ量(像ブレ角度:第1、第2デジタル角度Bxn、Byn)に応じた撮像素子39aの移動すべき位置Snを、焦点距離などを考慮した位置変換係数zzに基づいて、第1方向x、第2方向yごとに演算し設定する。位置Snの第1方向x成分をSxn、第2方向y成分をSynとする。撮像素子39aを含む可動部30aの移動は、後述する電磁力によって行われる。可動部30aをこの位置Snまで移動させるために駆動ドライバ回路29を介して第1駆動コイル31aを駆動する駆動力Dnの第1方向x成分を第1駆動力Dxn、第2駆動コイル32aを駆動する第2方向y成分を第2駆動力Dynとする。第1駆動力DxnをPWM信号に変換することにより、第1PWMデューティdxが得られ、第2駆動力DynをPWM信号に変換することにより第2PWMデューティdyが得られる。
傾斜検出装置30は、露光時間内であって、像ブレ補正処理を行う場合(IS=1)に、CPU21が演算した移動すべき位置Snに撮像素子39aを移動させることによって、ブレによって生じた被写体像の結像面におけるずれを無くし、被写体像と結像面位置を一定に保ち、像ブレを補正する像ブレ補正処理を行う装置であり、撮像素子39aを含みxy平面上に移動可能領域をもつ可動部30aと、可動部30aの移動範囲端を形成する固定部30bとを備える。露光時間内に像ブレ補正処理を行わない場合(IS=0)、特定位置(本実施形態では移動範囲中心)に可動部30aを固定する。撮像装置1の電源がオン状態にされた直後から第1時間(220ms)までの間は、可動部30aを移動範囲中心に移動させ、そして第2方向yの移動範囲端に移動(衝突)させる。撮像装置1の電源がオン状態にされた直後から第1時間(220ms)までの間と露光時間以外は、可動部30aの駆動が行われない。
傾斜検出装置30の可動部30aの駆動(特定位置への固定を含む)は、駆動手段に含まれる駆動コイル部、駆動磁石部による電磁力によって行われる。電磁力は駆動ドライバ回路29が駆動コイル部へ通電することにより発生する。駆動ドライバ回路29は、CPU21のポートPWM0から第1PWMデューティdxの出力を受けて第1駆動コイル31aに、ポートPWM1から第2PWMデューティdyの出力を受けて第2駆動コイル32aに通電する。
傾斜検出装置30による可動部30aの駆動(特定位置への固定を含む)は、CPU21のポートPWM0から第1PWMデューティdx、ポートPWM1から第2PWMデューティdyの出力を受けた駆動ドライバ回路29を介して、駆動手段に含まれる駆動コイル部、駆動磁石部による電磁力によって行われる。可動部30aの移動前または移動後の位置Pnはホール素子部44a、ホール素子信号処理回路45によって検出される。検出された位置Pnの情報は、第1検出位置信号pxが第1方向x成分として、第2検出位置信号pyが第2方向y成分としてそれぞれCPU21のA/D2、A/D3に入力される。第1、第2検出位置信号px、pyはA/D2、A/D3を介してA/D変換される。第1、第2検出位置信号px、pyに対してA/D変換後の位置Pnの第1方向x成分、第2方向y成分をそれぞれpdxn、pdynとする。検出された位置Pn(pdxn、pdyn)のデータと移動すべき位置Sn(Sxn、Syn)のデータによりPID制御(第1、第2駆動力Dxn、Dynの算出)が行われる。
像ブレ補正処理すなわちPID制御による像ブレ補正に対応した移動すべき位置Sn(Sxn、Syn)への可動部30aの駆動は、像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされた補正モード(IS=1)の時に行われる。像ブレ補正パラメータISが0の時には、可動部30aは、像ブレ補正処理に対応しない特定位置へのPID制御が行われ、移動中心位置に移動せしめられる。
可動部30aは、駆動コイル部として2つの第1、第2駆動コイル31a、32a、撮像素子を有する撮像素子39a、及び磁界変化検出素子部としてのホール素子部44aを有する。
撮像素子の撮像面は、移動制御が行われない状態において、第1方向x、または第2方向yに平行な辺を有し、第1方向xの辺が第2方向yの辺よりも長い矩形形状を有する。
固定部30bは、第1方向x、第2方向yに対して移動自在となるように可動部30aを支持し、駆動磁石部として2つの第1、第2位置検出磁石411b、412b、第1、第2位置検出ヨーク431b、432bを有する。
可動部30aには、シート状でかつ渦巻き状のコイルパターンが形成された第1、第2駆動コイル31a、32a及び後述するホール素子部44aが取り付けられている。第1駆動コイル31aのコイルパターンは第2方向yと平行な有効長成分を有するため、第1駆動コイル31aに流れる電流と第1位置検出磁石411bの磁界とにより生じる電磁力が第1駆動コイル31aを第1方向xへ移動させる。第2駆動コイル32aも同様にして、第2位置検出磁石412bとの間に生じる電磁力により第2方向yに移動させられる。これにより、第1、第2駆動コイル31a、32aが取り付けられた可動部30aが駆動される。
第1、第2駆動コイル31a、32aは、フレキシブル基板(不図示)を介して駆動ドライバ回路29に接続される。CPU21のポートPWM0及びPWM1から駆動ドライバ回路29に第1、第2PWMデューティdx、dyが各々入力される。駆動ドライバ回路29は、入力された第1、第2PWMデューティdx、dyの値に応じて第1、第2駆動コイル31a、32aに電力を供給し、可動部30aを駆動する。
第1、第2位置検出ヨーク431b、432bは、軟磁性体材料で構成され、固定部30b上に取り付けられる。第1位置検出ヨーク431bは、第1位置検出磁石411bの磁界が周囲に漏れないようにするとともに、第1位置検出磁石411bと第1駆動コイル31aとの間及び第1位置検出磁石411bと水平方向ホール素子hhとの間の磁束密度を高める。第2位置検出ヨーク432bは、第2位置検出磁石412bの磁界が周囲に漏れないようにするとともに、第2位置検出磁石412bと第2駆動コイル32a、及び第2位置検出磁石412bと鉛直方向ホール素子hvとの間の磁束密度を高める。
第1位置検出磁石411bは、第1駆動コイル31a及び水平方向ホール素子hhと各々対向するように、固定部30bにおける可動部30aと対向する面に取り付けられる。いいかえると、固定部30bの第3方向z正方向に向いた面であって、固定部30bの可動部30aと対向する面に取り付けられた第1位置検出ヨーク431bの上に各々取り付けられる。第1位置検出磁石411bのN極及びS極は第1方向xに並べられる。
第2位置検出磁石412bは、第2駆動コイル32a及び鉛直方向ホール素子hvと各々対向するように、固定部30bにおける可動部30aと対向する面に取り付けられる。いいかえると、固定部30bの第3方向z正方向に向いた面であって、固定部30bの可動部30aと対向する面に取り付けられた第2位置検出ヨーク432bの上に各々取り付けられる。第2位置検出磁石412bのN極及びS極は第2方向yに並べられる。
ホール素子部44aは、第1方向xにおける可動部30aの位置を検出する水平方向ホール素子hh、第2方向yにおける可動部30aの位置を検出する鉛直方向ホール素子hvから成る。各ホール素子は、ホール効果を利用した磁電変換素子からなる一軸ホール素子である。
水平方向ホール素子hhは、第3方向zから見て可動部30a上であって、第1位置検出磁石411bと対向する位置に取り付けられる。同様に、鉛直方向ホール素子hvは、第3方向zから見て可動部30a上であって、第2位置検出磁石412bと対向する位置に各々取り付けられる。水平方向ホール素子hhは、可動部30aの現在位置Pnを示す第1検出位置信号pxを出力し、同様にして鉛直方向ホール素子hvは第2検出位置信号pyを出力する。
ホール素子信号処理回路45は、第1ホール素子信号処理回路450及び第2ホール素子信号処理回路460から成る。第1ホール素子信号処理回路450は、水平方向ホール素子hhの出力信号から水平方向ホール素子hhにおける出力端子間の水平方向電位差x10を検出して信号処理を行い、第1方向xの位置を特定する第1検出位置信号pxを算出する。そして、第1検出位置信号pxをCPU21のA/D2に出力する。第2ホール素子信号処理回路460は、鉛直方向ホール素子hvの出力信号から、鉛直方向ホール素子hvにおける出力端子間の鉛直方向電位差y10を検出して信号処理を行い、第2方向yの位置を特定する第2検出位置信号pyを算出する。そして、第2検出位置信号pyをCPU21のA/D3に出力する。
次に、撮像装置1による撮像動作について説明する。
像ブレ補正ボタン14が押下されると、像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされる。像ブレ補正スイッチ14aがオン状態にされると撮像装置1が補正モードに移行し、像ブレ補正処理を行う。
次に、レリーズボタン13が半押しされると、測光や測距及び合焦動作が行われる。その後に全押しされるとレリーズスイッチ13aがオン状態にされて撮像素子39a(撮像手段)による撮像(撮像動作)が行われる。このとき、撮像装置1が補正モードにあるため、可動部30aが手ブレにより生じた加速度に応じて駆動され、手ブレにより影響を受けない被写体像が撮像素子39aに結像する。そのため、撮像素子39aは手ブレによる影響がない撮影画像を得る。そして、撮影画像はDSP19により画像処理され、CPU21に送信される。
一方、第1の傾斜検知部33aは、撮像時に撮像装置1の傾きを検出し、その傾きを電圧としてCPU21に送信する。第1の傾斜検知部33aは可動部30aに取り付けられている。そのため、手ブレにより生じる加速度の影響を極力排除しながら撮像装置1の傾きを検出することができる。
CPU21は、受信した電圧値から、撮像時に撮像装置1が縦位置にあるか、横位置にあるかを判断する。撮像装置1が縦位置にあるとき、CPU21は、撮影画像のヘッダ領域に縦位置で撮像された旨の情報を書き込み、撮影画像を図示しない記録媒体に保存する。撮像装置1が横位置にあるとき、CPU21は横位置で撮像された旨の情報を書き込んで記録媒体に保存する。
本実施形態によれば、手ブレにより生じる加速度の影響を極力排除しながら撮像装置1の傾きを検出することができる。
次に本発明による第2の実施形態について、図5及び6を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第2の傾斜検知部は、可動部において撮像素子が取り付けられる面の裏面であって、裏面の略中央に取り付けられる。撮像素子39aに近い位置で傾きを検出することにより、手ぶれによる影響をより一層排除することが可能になる。
なお、第1及び第2の傾斜検知部33a、33bは可動部30aに取り付けられれば良い。
また、第1及び第2の傾斜検知部33a、33bは、1軸傾斜センサでなく、多軸検出式の傾斜センサであっても良い。
CPU21は、撮像装置1の縦横位置を判断するだけでなく、検出した傾斜角度を用いて撮影画像の傾きを補正したり、ストロボ発光時における露出を補正したりしても良い。
第1の実施形態による撮像装置を背面から示す斜視図である。 撮像装置の正面図である。 撮像装置の回路構成図である。 傾斜センサの斜視図である。 第2の実施形態による傾斜センサの側面図である。 傾斜センサの斜視図である。
符号の説明
1 撮像装置
11 電源ボタン
13 レリーズボタン
14 像ブレ補正ボタン
17 LCDモニタ
21 CPU
30 傾斜検出装置
30a 可動部
30b 固定部
31a 第1駆動コイル
32a 第2駆動コイル
33a 第1の傾斜検知部
33b 第2の傾斜検知部
39a 撮像素子
411b 第1位置検出磁石
412b 第2位置検出磁石
431b 第1位置検出ヨーク
432b 第2位置検出ヨーク
44a ホール素子部
45 ホール素子信号処理回路
67 撮影レンズ

Claims (6)

  1. 固定部に対して移動可能な可動部と、
    前記固定部に取り付けられて前記固定部に生じた振動を検知する振動検知部と、
    前記振動検知部が検知した振動が前記可動部に伝達しないように前記固定部に対して前記可動部を駆動する駆動部と、
    前記可動部に取り付けられて前記固定部の傾きを検知する傾斜検知部とを備える傾斜検出装置。
  2. 前記振動検知部は、第1の方向に対する前記固定部の振動を検知する第1方向振動検知部と、前記第1の方向と直交する第2の方向に対する前記固定部の振動を検知する第2方向振動検知部とを備える請求項1に記載の傾斜検出装置。
  3. 前記駆動部は、第3の方向に前記可動部を駆動する第1方向駆動部と、前記第3の方向と直交する第4の方向に前記可動部を駆動する第2方向駆動部とを備える請求項1に記載の傾斜検出装置。
  4. 請求項1に記載の傾斜検出装置と、前記可動部に取り付けられる撮像素子とを備える撮像装置。
  5. 前記傾斜検知部は、前記可動部において前記撮像素子が取り付けられる面又は前記面の裏面に取り付けられる請求項4に記載の撮像装置。
  6. 固定部に取り付けられた振動検知部が前記固定部に生じた振動を検知するステップと、
    前記振動検知部が検知した振動が可動部に伝達しないように駆動部が前記固定部に対して前記可動部を駆動するステップと、
    前記可動部に取り付けられた傾斜検知部が前記固定部の傾きを検知するステップとを備える傾斜検出方法。
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