JP5515179B2 - 冷却用熱交換器の運転方法、及び、その運転方法を実施するのに使用する外気調整システム - Google Patents
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通風路に低温の外気が通風されている冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法、及び、その運転方法を実施するのに使用する外気調整システムに関する。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整するのに、
その通水量調整の調整範囲を、前記冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の流速が設定下限流速以上となる水量範囲内に制限する点にある。
その通水量調整の調整範囲を、前記冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の流速が設定下限流速以上となる水量範囲内に制限するから、次の作用効果も得ることができる。
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が低温になるほど、前記設定下限流速を増大側に変更する点にある。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記冷却用熱交換器は、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えていない無フィン式熱交換器部分と、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えている有フィン式熱交換器部分とを、それら熱交換器部分の通風路が直列となる状態に並置した構成にしておき、
前記凍結防止運転では、前記無フィン式熱交換器部分の通風路から前記有フィン式熱交換器部分の通風路の順に外気を通風する点にある。
一方、凍結防止運転では、冷却用熱交換器の通風通水方式を、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水が冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度未満に温度降下することのない並行流方式(前記図5参照)に切り換えるから、冷却用熱交換器における内部水の凍結(即ち、冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の凍結)も効果的に防止することができる。
また、凍結防止運転では、冷却用熱交換器の通風通水方式を並行流方式に切り換えることに加え、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度を設定凍結防止温度に調整するから、あるいはまた、凍結防止用水の温度が最も低くなる冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整するから、それら設定凍結防止温度として凍結防止用水の凍結に至らない適当な温度を設定しておくことで、冷却用熱交換器における内部水の凍結を一層確実に防止することができる。
そしてまた、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を上記の如く調整する方式を採ることで、凍結防止用水の通水量を安全を見込んだ固定の通水量にするのに比べ、凍結防止用水の平均通水量を効果的に少量化してポンプ消費動力を低減しながら、通風路入口における外気温度の変動にも対応した状態で冷却用熱交換器における内部水の凍結を効果的に防止することができ、この点からも、省エネルギ化の面や運転コストの節減面において一層有利にすることができる。
さらに、この第3特徴構成の運転方法によれば次の作用効果も得ることができる。
つまり、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えていない無フィン式の熱交換器は、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えている有フィン式の熱交換器に比べ、フィンがない分、伝熱壁の通風路側の壁面と通風外気との間の熱抵抗が大きく、このため、外気が低温である場合にも伝熱壁における通水路側壁面の温度降下が抑制される特性を有する。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が設定危険温度まで低下したときに、
供給先への前記冷却用熱交換器を通じた外気の供給を停止した状態で、前記供給先と前記冷却用熱交換器との間で空気を循環させる形態にして、その循環空気を前記冷却用熱交換器の通風路に通風するリサイクル運転を実施する点にある。
一方、凍結防止運転では、冷却用熱交換器の通風通水方式を、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水が冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度未満に温度降下することのない並行流方式(前記図5参照)に切り換えるから、冷却用熱交換器における内部水の凍結(即ち、冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の凍結)も効果的に防止することができる。
また、凍結防止運転では、冷却用熱交換器の通風通水方式を並行流方式に切り換えることに加え、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度を設定凍結防止温度に調整するから、あるいはまた、凍結防止用水の温度が最も低くなる冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整するから、それら設定凍結防止温度として凍結防止用水の凍結に至らない適当な温度を設定しておくことで、冷却用熱交換器における内部水の凍結を一層確実に防止することができる。
そしてまた、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を上記の如く調整する方式を採ることで、凍結防止用水の通水量を安全を見込んだ固定の通水量にするのに比べ、凍結防止用水の平均通水量を効果的に少量化してポンプ消費動力を低減しながら、通風路入口における外気温度の変動にも対応した状態で冷却用熱交換器における内部水の凍結を効果的に防止することができ、この点からも、省エネルギ化の面や運転コストの節減面において一層有利にすることができる。
さらに、この第4特徴構成の運転方法によれば、次の作用効果も得ることができる。
つまり、この運転方法によれば、凍結防止運転において、冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度、又は、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が設定危険温度まで低下したときに、供給先への冷却用熱交換器を通じた外気の供給を停止するから、設定危険温度として適当な温度を設定しておけば、冷却用熱交換器における内部水の凍結が生じる危険性が高くなることに対し、冷却用熱交換器の通風路に対する外気通風の停止により、その凍結を未然に防止することができて、内部水凍結による冷却用熱交換器の破損を確実に回避することができる。
前記凍結防止運転の実施時に、前記冷却手段により冷却した冷水又は他の冷却手段により冷却した冷水を冷却負荷装置に循環させるのに併行して、その冷却負荷装置から送出される冷水、又は、その送出冷水と中継熱交換器で熱交換させた循環水を、凍結防止用水として前記冷却用熱交換器の通水路に通水する点にある。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記外気冷却運転では、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器の通水路に通水し、
前記凍結防止運転では、同じく前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と前記他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を凍結防止用水として前記冷却用熱交換器の通水路に通水する点にある。
一方、凍結防止運転では、冷却用熱交換器の通風通水方式を、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水が冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度未満に温度降下することのない並行流方式(前記図5参照)に切り換えるから、冷却用熱交換器における内部水の凍結(即ち、冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の凍結)も効果的に防止することができる。
また、凍結防止運転では、冷却用熱交換器の通風通水方式を並行流方式に切り換えることに加え、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度を設定凍結防止温度に調整するから、あるいはまた、凍結防止用水の温度が最も低くなる冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整するから、それら設定凍結防止温度として凍結防止用水の凍結に至らない適当な温度を設定しておくことで、冷却用熱交換器における内部水の凍結を一層確実に防止することができる。
そしてまた、冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を上記の如く調整する方式を採ることで、凍結防止用水の通水量を安全を見込んだ固定の通水量にするのに比べ、凍結防止用水の平均通水量を効果的に少量化してポンプ消費動力を低減しながら、通風路入口における外気温度の変動にも対応した状態で冷却用熱交換器における内部水の凍結を効果的に防止することができ、この点からも、省エネルギ化の面や運転コストの節減面において一層有利にすることができる。
さらに、この第6特徴構成の運転方法によれば、次の作用効果も得ることができる。
つまり、この運転方法では、冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水として通水した冷水を、他の冷却負荷装置に通水した冷水とともに冷却手段に戻して再度冷却し、その冷却冷水を再び冷却用熱交換器と他の冷却負荷装置とに対して並列的に供給する形態を採る。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、この運転制御手段は、前記凍結防止運転において前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整するのに、その通水量調整の調整範囲を、前記冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の流速が設定下限流速以上となる水量範囲内に制限する構成にしてある点にある。
前記運転制御手段は、前記凍結防止運転において前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が低温になるほど、前記設定下限流速を増大側に変更する構成にしてある点にある。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、前記冷却用熱交換器は、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えていない無フィン式熱交換器部分と、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えている有フィン式熱交換器部分とを、それら熱交換器部分の通風路が直列となる状態に並置した構成にするとともに、
前記外気冷却運転及び前記凍結防止運転の夫々で無フィン式熱交換器部分の通風路から有フィン式熱交換器部分の通風路の順に外気を通風する構成にしてある点にある。
また、凍結防止運転では、運転制御手段により冷却用熱交換器の通水路に対する凍結防止用水の通水量を調整して、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整することを運転制御手段に実行させることができる。
したがって、このシステムであれば、前述した第3特徴構成の運転方法における前半部分を円滑に実施することができる。
また、このシステムによれば、冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、冷却用熱交換器の通風通水方式を対向流方式と並行流方式とに切り換えるから、冷却用熱交換器の通風路に対する外気の通風向きを切り換えることにより対向流方式と並行流方式との切り換えを行なうのに比べ、対向流方式と並行流方式との切り換えのための構成を簡略にすることができ、その分、装置コスト面でも有利にすることができる。
なお、上記システムの実施において、外気冷却運転で冷却用熱交換器の通水路に通水する冷水と、凍結防止運転で冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水とを、互いに異なる給水源から冷却用熱交換器に供給する場合、前記通水切換手段は、冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えとともに、冷却用熱交換器の通水路に対する給水源の切り換えも併せて行なうものにする。
さらに、この第9特徴構成のシステムによれば、冷却用熱交換器を上記構成にしてある点で、前述した第3特徴構成の運転方法における後半部分も円滑に実施することができ、これにより、第3特徴構成の運転方法による前述の効果を得るのに好適なシステムとなる。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、前記運転制御手段は、前記凍結防止運転において前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が設定危険温度まで低下したときに、
供給先への前記冷却用熱交換器を通じた外気の供給を停止した状態で、前記供給先と前記冷却用熱交換器との間で空気を循環させる形態にして、その循環空気を前記冷却用熱交換器の通風路に通風するリサイクル運転を実施する構成にしてある点にある。
また、凍結防止運転では、運転制御手段により冷却用熱交換器の通水路に対する凍結防止用水の通水量を調整して、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整することを運転制御手段に実行させることができる。
したがって、このシステムであれば、前述した第4特徴構成の運転方法における前半部分を円滑に実施することができる。
また、このシステムによれば、冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、冷却用熱交換器の通風通水方式を対向流方式と並行流方式とに切り換えるから、冷却用熱交換器の通風路に対する外気の通風向きを切り換えることにより対向流方式と並行流方式との切り換えを行なうのに比べ、対向流方式と並行流方式との切り換えのための構成を簡略にすることができ、その分、装置コスト面でも有利にすることができる。
なお、上記システムの実施において、外気冷却運転で冷却用熱交換器の通水路に通水する冷水と、凍結防止運転で冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水とを、互いに異なる給水源から冷却用熱交換器に供給する場合、前記通水切換手段は、冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えとともに、冷却用熱交換器の通水路に対する給水源の切り換えも併せて行なうものにする。
さらに、この第10特徴構成のシステムによれば、凍結防止運転において冷却用熱交換器の内部水凍結が生じる危険性が高くなると運転制御手段が上記リサイクル運転を実施する点で、前述した第4特徴構成の運転方法における後半部分も円滑に実施することができ、これにより、第4特徴構成の運転方法による前述の効果を得るのに好適なシステムとなる。
前記運転制御手段は、切換指令又は設定タイムスケジュール又は前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度に基づき、前記通水切換手段を操作して前記外気冷却運転と前記凍結防止運転との切り換えを自動的に行なう構成にしてある点にある。
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、前記通水切換手段は、前記外気冷却運転では、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器の通水路に通水し、
前記凍結防止運転では、同じく前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と前記他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を凍結防止用水として外気冷却運転時の通水向きとは逆向きで前記冷却用熱交換器の通水路に通水する構成にしてある点にある。
また、凍結防止運転では、運転制御手段により冷却用熱交換器の通水路に対する凍結防止用水の通水量を調整して、冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整することを運転制御手段に実行させることができる。
したがって、このシステムであれば、前述した第6特徴構成の運転方法における前半部分を円滑に実施することができる。
また、このシステムによれば、冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、冷却用熱交換器の通風通水方式を対向流方式と並行流方式とに切り換えるから、冷却用熱交換器の通風路に対する外気の通風向きを切り換えることにより対向流方式と並行流方式との切り換えを行なうのに比べ、対向流方式と並行流方式との切り換えのための構成を簡略にすることができ、その分、装置コスト面でも有利にすることができる。
なお、上記システムの実施において、外気冷却運転で冷却用熱交換器の通水路に通水する冷水と、凍結防止運転で冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水とを、互いに異なる給水源から冷却用熱交換器に供給する場合、前記通水切換手段は、冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えとともに、冷却用熱交換器の通水路に対する給水源の切り換えも併せて行なうものにする。
さらに、この第12特徴構成のシステムによれば、外気冷却運転及び凍結防止運転の夫々において上記の如き通水形態を採るように通水切換手段を構成してある点で、前述した第6特徴構成の運転方法における後半部分も円滑に実施することができ、これにより、第6特徴構成の運転方法による前述の効果を得るのに好適なシステムとなる。
前記通水切換手段は、前記凍結防止運転の実施時に、前記冷却手段により冷却した冷水又は他の冷却手段により冷却した冷水を冷却負荷装置に循環させるのに併行して、その冷却負荷装置から送出される冷水、又は、その送出冷水と中継熱交換器で熱交換させた循環水を、凍結防止用水として前記冷却用熱交換器の通水路に通水する構成にしてある点にある。
次に本発明の別の実施形態を列記する。
rf 通風路
OA 外気
rw 通水路
1 冷却手段
W 冷水,凍結防止用水
to 通風路出口の外気温度
tox 設定凍結防止温度
v 流速
vmin 設定下限流速
ti 通風路入口の外気温度
18 伝熱壁
18b 通風路側壁面
6A 無フィン式熱交換器部分
6B 有フィン式熱交換器部分
5 供給先
PA 循環空気
11 冷却負荷装置
1′ 冷却手段
12 通水切換手段
13 運転制御手段
tw 通水路出口の水温度
twz 設定危険温度
H 中継熱交換器
Claims (13)
- 冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整するのに、
その通水量調整の調整範囲を、前記冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の流速が設定下限流速以上となる水量範囲内に制限する冷却用熱交換器の運転方法。 - 前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が低温になるほど、前記設定下限流速を増大側に変更する請求項1に記載した冷却用熱交換器の運転方法。
- 冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記冷却用熱交換器は、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えていない無フィン式熱交換器部分と、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えている有フィン式熱交換器部分とを、それら熱交換器部分の通風路が直列となる状態に並置した構成にしておき、
前記凍結防止運転では、前記無フィン式熱交換器部分の通風路から前記有フィン式熱交換器部分の通風路の順に外気を通風する冷却用熱交換器の運転方法。 - 冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が設定危険温度まで低下したときに、
供給先への前記冷却用熱交換器を通じた外気の供給を停止した状態で、前記供給先と前記冷却用熱交換器との間で空気を循環させる形態にして、その循環空気を前記冷却用熱交換器の通風路に通風するリサイクル運転を実施する冷却用熱交換器の運転方法。 - 前記凍結防止運転の実施時に、前記冷却手段により冷却した冷水又は他の冷却手段により冷却した冷水を冷却負荷装置に循環させるのに併行して、その冷却負荷装置から送出される冷水、又は、その送出冷水と中継熱交換器で熱交換させた循環水を、凍結防止用水として前記冷却用熱交換器の通水路に通水する請求項1〜4のいずれか1項に記載した冷却用熱交換器の運転方法。
- 冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する冷却用熱交換器の運転方法であって、
前記外気冷却運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式に切り換えた状態にし、
前記凍結防止運転では、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式に切り換えた状態にするとともに、
前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整し、
さらに、前記外気冷却運転では、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器の通水路に通水し、
前記凍結防止運転では、同じく前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と前記他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を凍結防止用水として前記冷却用熱交換器の通水路に通水する冷却用熱交換器の運転方法。 - 請求項1に記載した冷却用熱交換器の運転方法を実施するのに使用する外気調整システムであって、
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、この運転制御手段は、前記凍結防止運転において前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整するのに、その通水量調整の調整範囲を、前記冷却用熱交換器の通水路における凍結防止用水の流速が設定下限流速以上となる水量範囲内に制限する構成にしてある外気調整システム。 - 前記運転制御手段は、前記凍結防止運転において前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が低温になるほど、前記設定下限流速を増大側に変更する構成にしてある請求項7に記載した外気調整システム。
- 請求項3に記載した冷却用熱交換器の運転方法を実施するのに使用する外気調整システムであって、
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、前記冷却用熱交換器は、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えていない無フィン式熱交換器部分と、伝熱壁の通風路側の壁面にフィンを備えている有フィン式熱交換器部分とを、それら熱交換器部分の通風路が直列となる状態に並置した構成にするとともに、
前記外気冷却運転及び前記凍結防止運転の夫々で無フィン式熱交換器部分の通風路から有フィン式熱交換器部分の通風路の順に外気を通風する構成にしてある外気調整システム。 - 請求項4に記載した冷却用熱交換器の運転方法を実施するのに使用する外気調整システムであって、
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、この運転制御手段は、前記凍結防止運転において前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度が設定危険温度まで低下したときに、
供給先への前記冷却用熱交換器を通じた外気の供給を停止した状態で、前記供給先と前記冷却用熱交換器との間で空気を循環させる形態にして、その循環空気を前記冷却用熱交換器の通風路に通風するリサイクル運転を実施する構成にしてある外気調整システム。 - 前記運転制御手段は、切換指令又は設定タイムスケジュール又は前記冷却用熱交換器の通風路入口における外気の温度に基づき、前記通水切換手段を操作して前記外気冷却運転と前記凍結防止運転との切り換えを自動的に行なう構成にしてある請求項7〜10のいずれか1項に記載した外気調整システム。
- 請求項6に記載した冷却用熱交換器の運転方法を実施するのに使用する外気調整システムであって、
冷却用熱交換器の通風路に高温の外気を通風するとともに、前記冷却用熱交換器の通水路に冷却手段により冷却した冷水を通水することで、その高温外気を冷水と熱交換させて冷却する外気冷却運転と、
通風路に低温の外気が通風されている前記冷却用熱交換器の通水路に凍結防止用水を通水することで、その通水路における水が低温外気により冷却されて凍結するのを防止する凍結防止運転とを、選択的に実施する構成として、
前記冷却用熱交換器の通水路に対する通水向きの切り換えにより、前記冷却用熱交換器の通風通水方式を、通風路上流側が通水路下流側となる対向流方式と通風路上流側が通水路上流側となる並行流方式とに選択的に切り換える通水切換手段を備えるとともに、
前記凍結防止運転において、前記冷却用熱交換器の通水路に通水する凍結防止用水の通水量を調整することで、前記冷却用熱交換器の通風路出口における外気の温度、又は、前記冷却用熱交換器の通水路出口における凍結防止用水の温度を設定凍結防止温度に調整する運転制御手段を備え、
さらに、前記通水切換手段は、前記外気冷却運転では、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器の通水路に通水し、
前記凍結防止運転では、同じく前記冷却手段により冷却した冷水を前記冷却用熱交換器と前記他の冷却負荷装置とに対して並列的に循環させる形態で、前記冷却手段により冷却した冷水を凍結防止用水として外気冷却運転時の通水向きとは逆向きで前記冷却用熱交換器の通水路に通水する構成にしてある外気調整システム。 - 前記通水切換手段は、前記凍結防止運転の実施時に、前記冷却手段により冷却した冷水又は他の冷却手段により冷却した冷水を冷却負荷装置に循環させるのに併行して、その冷却負荷装置から送出される冷水、又は、その送出冷水と中継熱交換器で熱交換させた循環水を、凍結防止用水として前記冷却用熱交換器の通水路に通水する構成にしてある請求項7〜11のいずれか1項に記載した外気調整システム。
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