JP5513667B1 - ゲーム用フロア遊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボール組立体を滑走体として活用し、滑走体をフロアで打撃滑走させるためのプッシャー、及びターゲット、滑走体の3点セットを提供する。
【解決手段】ゴルフボール組立体は、フロアでのボール転がりを1/10以下に制動する等のゲーム用に好適な滑走体KTであって、更に滑走体KTを用いて実際にフロア競技やフロアゲームを実現するため、必要不可欠のプッシャーPS、ターゲットTAを備える。そして、滑走体KT、プッシャーPS、ターゲットTAの3点セットにより、家庭、体育館、老人ホーム、施設、避難所等のフロアで老若男女が体を動かし、心身をリフレッシュしつつ、手軽に楽しめるユニークな各種フロア遊技・フロアゲームを行う。
【選択図】図2

Description

本願は、本出願人によるボール組立体を滑走体KTとして活用し、フロアで実際にゲームを行うのに必要とされる滑走体KTを打撃するプッシャー、及びターゲット(標的)を加えた3点セットの構成を狙いとし、少なくとも2点セット、又は3点セットで併用実施した際に発明効果が遺憾無く発揮されるゲーム用フロア遊具である。
現在の高齢化社会にあって、家庭、老人ホーム、施設、避難所等の狭いフロアを利用して、老若男女が体を動かしつつ手軽にボールゲームを楽しむための特にフロア遊具が強く要望され乍、現在に至るまで、最適遊具は皆無な状況である。そこで、本願発明は特に高齢化社会における現状の環境に鑑みて、老若男女が気軽に楽しめる最適なフロアゲーム用の遊具を提供すると共に、実際に該遊具を用いた数種の具体的なフロア競技や、フロアゲームの提案を課題とする。
本出願人は、先にゴルフボールを用いた「ゲーム用ボール組立体」(本願では、該ゲーム用ボール組立体のことを単にボール組立体、又は「滑走体KT」と改称して説明することもある)の発明を行ない、特願2013−54844(出願:平成25年3月18日)として特許出願中(なお、8月27日現在:特許査定)である。
即ち、本願は前記先願におけるボール組立体の特性を活用して、該ボール組立体を滑走体KTとして用いると共に、先願が未解決であった残り2つのフロアゲーム時に必要とされる「プッシャーPS」、及び「ターゲット(標的)TA」の2課題の解消を更に課題とする。
ところで、ゴルフボールgb(本願では、ゴルフボールgbのことを単にボールgbと称して説明することもある)構成要素としたフロア遊具目的の特許公知文献中、本願に類似の文献は、少なくとも、本出願人の検索結果では検索されなかった。そこで、フロアでのパット練習用のターゲット(標的)を目的とした公知技術について、以下に参照記載する。
例えば、特許文献1における特許第3995160号公報「ゴルフ用パター練習ボール器具」に関しては、特に、同特許文献1からの引用図を図10に参照図示し該引用図10(なお、本願図面符合と区別するため0を付した)に基づいて、先ず説明する。前記特許文献1の(図03)、(図04)の各図には、専用練習カップの実施形態が示され該中央部には薄型強力磁石06を用いたパター練習カップと、内部にゴルフボール04を収納した筒状本体下部01に、ドーナツ状磁性体金属板05が配設され、練習用具ボール器具として併用実施する際の構成が開示されている。
一方、特許文献2にはパット練習用具マットとして夫々上り傾斜と、下り傾斜双方のパット練習ができる様に、マット側における一方の厚みを薄く、他方を厚くして傾斜を設けると共に、マット4の両端にホール穴3を設けたフロアでのパット練習用具マットが開示されている。
特許第3995160号公報 特開2006−346398号公報
『ぺタボード』と称するゲームがある。「楽レク楽トレ」通販総合カタログ レクリエーション用品/トレーニング用品(羽立工業株式会社2012−2013:保存版略番)、38頁には(専用の『キュー』と『ディスク』を使った室内ディスクゲーム)」及び、インターネット検索画面に「ぺタボード キュー」と入力検索すると、「ぺタボード基本セット」として本願の図9に図面掲載するような『キュー』、『ディスク』と称するゲーム内容や用具の紹介画面が掲載されている。
然るに、前記特許文献1にはゴルフボールに対して屋内でのゲームや、パター練習時の仮想ホールに見立てたターゲットとして、ボール側に設けたドーナツ状磁性体金属板05に対してターゲット側に薄型強力磁石06を用い、ホールの穴代りに双方を磁力吸着させる様にした公知技術が示されている。更に、類似構成に基づくものが特許文献第2726821号公報にも開示されている。
また、前記特許文献2にはゴルフボールを用いて所謂パット練習を下りと、上り傾斜で行える様にした傾斜付きマット4の両端部に、夫々ホール穴3を設けた帯状マットをフロアに敷設形成し、パット練習が行える様にしたものが開示されている。
さて、本願発明では前記先願のゲーム用ボール組立体を「滑走体KT」として活用すると共に、本願は、課題克服した3点セット(滑走体KT込)をフロア遊具FYとして用い、後述するような3点セット中の2点セットによるプッシャーPSと滑走体KTを用いて、例えば、図3(3の1)、(3の2)、(3の3)のフロアでの滑走リレー競技や、本願がフロアゴルフと称している図8のフロアゲーム等の実現を課題とする。そして、先願から引用した図1の滑走体KTは、図1a〜図1cの構造図の様に組立体内部にボールgbを転動自在に収納形成した滑走体KTである。
滑走体KTは、組立体内部でのボールの転がり摩擦、及び底部に敷設したスライダー外周縁摺動部が、フロア滑走時の摺動摩擦抵抗で適宜制動される様にした構造を特徴とする。該構造としたことでゴルフボール単体に比し、ボール転がり具合が1/10以下に制動抑制されると共に、滑走体KTをゲーム用とする際にフロア滑走時の段差課題等の諸課題を良好に解消克服したものである(本願図1の引用図及び説明内容を参照)。
しかし、滑走体KTを活用した図3の滑走リレー、滑走コンテスト、及び図8のフロアゴルフゲーム等を実現するには、前記残り2つの課題を解消克服することが不可欠的に重要課題となる。
以上に説明した様に、本願が最終目的とするものは先願と本願発明との併用実施により、前記各種のフロア遊技や、フロアゲームを実現することであり、該実現のためには残り2つの課題を解消克服する必要がある。即ち、本願における残り2つの課題は、第1課題「プッシャーPS」、及び第2課題「ターゲットTA」である。
前記残りの2大課題を解消克服した結果を踏まえ、所謂、プッシャーPS、ターゲットTA、及び滑走体KTの3点をセット、又は2セットとして併用実施した際に、それらの相乗効果の集大成として前記先願、及び、本願発明の併用実施効果が遺憾無く発揮され、本願が狙いとする各種フロア遊技や、フロアゲームの具現化が図れるのである。
本願発明に基づく、前記説明のプッシャーPS、ターゲットTA、及び滑走体KTの3点セットを用いたゲーム用フロア遊具のトータルシステムを纏めて図示したのが図2である。
◆本願発明フロア遊具が狙いとする代表的・フロア競技・フロアゲームは、下記の通りである(本願では、フロア競技、フロアゴルフ等を含めてフロアゲームと総称して説明することもある)。
(1)滑走リレー(図3a)…プッシャーPS/滑走体KTの2点セットを活用。
(2)Uターン滑走リレー(図3b)…プッシャー/滑走体KTの2点セットを活用。
(3)滑走コンテスト(図3c)…プッシャー/滑走体KTの2点セットを活用。
(4)フロアゴルフ(図8a、b)…プッシャー/ターゲットTA/滑走体KT込の3点セット。
(5)カーリング形式(図8c)…プッシャー/ターゲットTA/滑走体KT込の3点セット。
そして、家庭、体育館、老人ホーム、施設、避難所等でのフロアを利用して、老若男女が体を動かし、心身をリフレッシュしつつ、手軽に楽しめる新規性のあるユニークな各種フロア遊技及びフロアゲームを行うためのフロア遊具の提唱提案を課題とし意図する。
本願が狙いとする各種のフロアゲームを実現するための残り2つの課題は、下記の通りである
第1課題「プッシャーPS」…滑走体KTをプッシュ(押出し)するための課題。
(1の1)課題:回転体に一対のボールを軸支したボール式プッシャーPS及び谷間部の形成。
(1の2)課題:回転体に湾曲ローラーを軸支したロラー式プッシャーPS及び谷間部の形成。
(1の3)課題:シャフト長をプレーヤーの伸長に合せて自在に伸縮調整する伸縮シャフト式。
滑走体KTの連続プッシュ滑走と関連して、前記谷間部のカーブコントロール機能を課題とし解消を図る。
第2課題「ターゲットTA」…フロアゲームに際し、プッシャーPSプッシュ時の標的。
◆先ず、第1課題「プッシャーPS」について説明する。
老人ホームの高齢者、車椅子を利用する障害者、及び学童らを含む老若男女を問わず、本願発明に基づく前記各種フロア遊技やフロアゲームを楽しんで貰うには、例えゲームの初心者であっても、簡単容易に滑走体KTをフロアに打撃滑走させるための用具が先ず、最初に必要である。
そこで、図1に示した滑走体KTを滑走させる最も単純簡単な方法は、シャフト付き用具により先端フェースで滑走体KTをプッシュ(押出)滑走させる方法である。本願発明では、図1に示した滑走体KTの胴部7に当接させて図2、図3の様にシャフト先端部に回転体を軸支した斬新なプッシャー構成を課題とする。具体的には、一対のゴルフボール式、又は湾曲状ローラー式とした構成により、図4〜図6に詳細構成を示す様に一対のボールや、湾曲状ローラーで谷間部(フェース)を形成し、軸支した回転体をフロアに軽快なタッチで回転させ乍、滑走体KTの胴部7をプッシュする“機能性”“遊び心的面白さ”“ゲーム性”に優れた画期的プッシャーPSの提供を意図する。
本願発明では、滑走体KTをプッシュする専用用具を「プッシャーPS」と命名して説明する。プッシャーPSは、本願ゲーム用フロア遊具の成否を左右する重要なキーパーツである。特に、子どもから高齢者に至るまで、誰にでも使い勝手が良く、ゲームが楽しめ、遊具性が高く、且つ、安全性を第1に配慮した可愛い系のユニークなプッシャーPSの具現化を意図する。結論的に、本願がゲーム用フロア遊具のプッシャーPSとして提案するのが、図4〜図6に示すフェース部にゴルフボール、ローラーの回転体を回転軸支した遊び心から発想したユニークプッシャーPSである。
此処で、プッシャーPSを発明するに至った経緯について参照記載する。
本出願人は、ゲーム用フロア遊具の試作や検討段階で目的とするフロア遊具の製品形態や用具の使い方等に関して、多くの関係者と意見交換を行うため施設等に出向いた。そして、ゲーム対象の高齢者、障害者、子ども達を含む多くの人達を対象に、実際にフロアゴルフ等のゲームを一緒に行い、フィールドテストを重ねて来た。その結果から、特にプッシャーPS用具として反映させるべき課題や条件として、概略下記の様な結論を得た。経緯を含めて先ず、概要を列記説明する。
◆専用プッシャーPSとして、反映させるべき諸条件の概要を列記すると下記の通りである。
・プッシュ式のプッシャーPSを用いれば、初心者、車椅子の儘、子どもでも、滑走体KTをターゲットTAに向けた打撃滑走が図2、図3の様な要領により、誰にでも簡単に行えること。
・しかし、健常者や、ゴルファー達は、押出式よりも図2aの様なパット打撃を好む人が多い。
・プレーヤー対象者の運動量を増やし遊具効果をより高めるには、フロア競技を取り入れること。
・プレーヤーが駆け乍、滑走体KTを連続的にプッシュし、且つプッシャーPSでカーブコントロールできれば、図3(3の1)の滑走リレー、(3の2)のUターン滑走リレーの競技が実現可能となること。
・特に高齢者は、移動時に多くのプレーヤーがプッシャーPSを杖代わりにすること(図2h)。
・危険防止上、尖った部分は絶対形成せず、重量:200g前後と軽量化を図ること。
・シャフト長は、園児(年長組)や低学年用は最短:60cm〜、大人用は:95cm位が最適。
*即ち、固定式シャフト長とした際は、S型、M型、L型の少なくとも、3種類位のライナップ
が必要となる。しかし、本願発明のプレーヤーPSではシャフト部に伸縮式シャフトを図6(実施例3)の適用で該課題克服の目途が立ったこと。
*一方、一対ボールを軸支構成した態様から本発明のボール式プッシャーPSでは、一対のボールを図2c、図2dの様にボールを横並びにしてプッシュ(押出し)式、ボールを図2aの様に縦並びにして(打撃方向並び)打撃式、とする両用兼用式のショットを満足するプッシャーPS(図2、図3)としたこと。
◆前記表題「発明が解決しょうとする課題」と関連して本願発明が課題解消した内容を併記する。
特に、本願では図3(3の1)、(3の2)に掲げた滑走体KTとプッシャーPSを用いたフロア滑走リレー、取分け図3(3の2)Uターン滑走リレーを実現するために、プッシャーPSによるカーブコントロール機能を課題とした。
連続プッシュによるカーブコントロール機能の具体的に課題解消を図ったプッシャーPS構成について説明する。
プッシャーPSは先端部に、ボール、及び湾曲状のローラーの回転体を軸支した形成とし、更にシャフト部には2段式アルミパイプでジョイント接合した伸縮式シャフトを用い、次に列記する都合3つの改良点を具備した発明である。それらは、
(1)一対のボールを回転軸支し、該一対ボールの球面間に形成される谷間部で連続プッシュする構成により、滑走体KTのカーブコントロール課題をボール式(図4)で、先ず、課題解消したこと。
(2)ローラー中央部を湾曲状に加工した湾曲ローラーを回転軸支し、該湾曲状ローラー中央部における谷間部をプッシャーとする構成として、前記ボール式と同様ローラー式(図5)でもカーブコントロール課題を解消した発明(図5)である。
(3)プッシャーPSのシャフト部は、シャフトの中間部にジョイントを備えて、シャフト長を伸縮自在に調節できる様にすると共に、シャフトの他端には把持用のグリップを備えて構成した発明(図6)である。
更に、プッシャーPSの伸縮式シャフトは、例えば、2段パイプ式で形成した伸縮自在機能のシャフトを用いて構成により、本願発明におけるプッシャーPSは、子どもから大人に至るプレーヤーが1つのプッシャーPSにより、各プレーヤーの伸長に合せてシャフト長を調節できるので、経済的にも大いに機能効果が発揮され、且つ伸縮自在機能の該シャフトとしたことで、2段伸縮式で実施した場合にも60%以下に圧縮できる点、輸送コスト、移動携帯時、保管時に大いに前記発明の便利効果が発揮される。
詳しくは後述するが、該プッシャーPSに関して多くの試作実験や前記フィールドテストを重ねた結果から、結論的に前記諸条件を満足する専用プッシャーPSとして製品化提案するのが図4〜図6の実施例1〜実施例3に示すプッシャーPSである。
特に一対のゴルフボールを図4の様に回転軸支して用いる場合は、滑走体KTにおけるカラフルなカラーボールが滑走回転される共に、シャフト先端に軸支された一対のカラフルボールが同時に回転され、取分け、図3に例示した滑走体KTをバトン代わりにしたリレー式の競技においては、カラフルで綺麗な都合3個のカラーボールgbが同時連動的に回転されるので、“面白く”“見栄えよく”プレーヤーの老若男女に喜ばれ、娯楽性や競技性の効果が飛躍的に高められる。
そして、シャフトとして、ジョイント部を有する多段伸縮パイプ型のシャフトを用いて形成した結果、子どもから大人に至るまでプレーヤーの身長に合せたシャフト設定が可能となり、さらに滑走体KTのプッシュ式、及び、パッティング式兼用の機能に対応可能としたものである。
更に、高齢者プレーヤーがゲーム移動時に杖代わりに利用する場合は、シャフトの上下を逆さにして用いている使用例を図2hに示す。そして、カラフルなボールをシャフト先端に取付けて、外観的にも可愛く、専用プッシャーPSとしたのが、図4の実施例1、図5の実施例2、図6の実施例3である。次に、「ターゲットTA(標的)」について説明する。
◆第2課題「ターゲットTA」…プッシャーPSのターゲットTA(標的)について説明する。
次に、先願発明の滑走体KTを用いてゲーム用を具現化するための残りの1つの課題は、滑走体KTが標的に命中滑走した際に、滑走体KTの摺動部を滑止シートSSに吸着させて停止させる標的課題である。
一方、フロアゴルフ用等のターゲットTAとしては、図1に示したゲームボール組立体を滑走体KTとして本願で活用した最大の着眼点は、底部に備えて摺動部を形成するスライダーの構造である。即ち、前記本願の第2課題「ターゲット(標的)」である発明ヒントは、図2の様にフロアに敷設した滑止シートSS上に、摺動部を備えた滑走体KTを滑走通過させた際に、滑止シートSSの吸着効果で滑走体KTが“ピタッと”停止される効果に注目して、ヒントを得て滑走体KTのターゲットTAとするに至った発明である。
前記課題解決のため、本願発明のフロア用遊具は、プッシャー、ターゲット、滑走体KTの3つの構成要素を備えて、プッシャーは回転体を備え、滑走体KTを押出すためのゲーム用遊具であって、以下の第1発明〜第7発明の様に形成される。
第1発明のプッシャーは、
(1)少なくとも、シャフトの一端部には把持用のグリップ部を形成したこと、
(2)シャフト他端の先端部に、シャフトと直交する方向に前記回転体を自在に回転軸支する軸支部を設けて形成したこと、
(3)回転体の中央部に、滑走体KTにおける胴部と当接する谷間部を形成したこと、
以上(1)〜(3)の各項を具備したことを特徴とするプッシャーからなるゲーム用フロア遊具(図4の実施例1、図5の実施例2、図6の実施例3)である。
第2発明は、前記第1発明における前記プッシャーは、
シャフトが、ジョイント部で互いに連結された複数個のパイプで形成され、且つ、各パイプ間のジョイント部を左右方向に捩じる操作に基づいて、パイプ間がロック又はロック解除され、シャフトが所望長さに伸縮自在に設定できる様に形成したこと、
を特徴とするプッシャーからなるゲーム用フロア遊具(図4、図5、図6の各実施例)である。
第3発明は、前記第1発明又は第2発明における前記プッシャーは、
シャフトの先端部に設ける回転体が一対のゴルフボールであって、2個のゴルフボールをシャフトの両側に直交配置する態様で回転軸支し、該一対のゴルフボールで形成される球面間を谷間部としたこと、
を特徴とするプッシャーからなるゲーム用フロア遊具(図4、図6の各実施例)。
第4発明は、前記第1発明又は第2発明における前記プッシャーは、
シャフトの先端部に設ける回転体がローラーであって、ローラーの中央部を所定半径で湾曲状に形成すると共に、ローラーをシャフトに直交する配置態様で回転軸支し、中央部を谷間部としたこと、
を特徴とするプッシャーからなるゲーム用フロア遊具(図5の実施例2、)である。
第5発明は、前記第1発明〜第4発明の何れかに記載するターゲットであって、
少なくとも、樹脂素材により滑止機能を備えて滑止シートとして形成され、該滑止シートをターゲットとしてフロアの所望箇所に貼着形成したこと、
を特徴とするフロア遊具(図2、図8の実施例4)である。
第6発明は、前記第1発明〜第4発明の何れかに記載するターゲットであって、
少なくとも樹脂素材により四角形に形成したシートが下記の様に形成してなる。
(1)四角形シートのシート表面には、少なくとも1つのサークル円線を形成したこと、
(2)更に四角形シートには、樹脂素材により滑止機能を備えた滑止シートを用いて所定寸法の円形に形成すると共に、該円形の滑止シートを前記四角形シート表面の中央部に貼着形成したこと、
(3)前記円形の滑止シートを備えた四角形シート全体をターゲットとして、該四角形ターゲットの部の上から粘着テープを用いて、直接フロアの所望箇所に貼着形成したこと、を特徴とするゲーム用フロア遊具(図2、図8の実施例4)。
を特徴とするターゲットを、更に備える請求項1〜4の何れかに記載のゲーム用フロア遊具。
第7発明は、前記第1発明〜第6発明の何れかに記載する滑走体KTであって、
滑走体KTは、内部にゴルフボールを転動自在に収納したボール組立体であって、少なくとも、胴部、底部の各部が下記の様に形成されてなる。
(1)胴部は筒状に形成され、ボール組立体の底部と上部の中間部にあって、該胴部の内径をゴルフボールより大径で形成したこと、
(2)底部は胴部の下端に設けられ、該底部に備えた底面の中央部にゴルフボール直径より小径の底穴を設けてゴルフボールの1部分を突出させ、且つ、該底部は前記胴部の外径より大径として外周縁部が斜め上に向かって、円弧状に折り返す形状としたスライダーを該底部に敷設すると共に、該スライダーの該外周縁を摺動部として形成したこと、以上(1)〜(2)の各項を具備して形成した滑走体KTを用いて形成したこと、
を特徴とするプッシャー、及びターゲットを備えて形成したゲーム用フロア遊具(図2、図3、図8)。
◆本願が第1課題とした「プッシャーPS(押出し)」効果の説明。
本願では、明細書で各実施例や各種フロア遊技、及びフロアゲームに関して、具体的に詳細説明したように、本出願人による先願発明の「ゲーム用ボール組立体」を滑走体KTとして活用し、更に、本願発明で課題を解消克服した第1課題「プッシャーPS」、第2課題「ターゲットTA」を
加えた3点セット、又は、2点セットを用いることで、本願発明のフロア遊具が狙いとした多種多様のフロアゲームが楽しく行える画期的なフロア用遊具を提供する。
代表的なフロア競技、及びフロアゲームを列記する下記の通りである。
(1)滑走リレー(図3)…プッシャーPS/滑走体KTの2点セットの利用!
(2)Uターン滑走リレー(図3)…プッシャーPS/滑走体KTの2点セットの利用!
(3)滑走コンテスト(図3)…プッシャーPS/滑走体KTの2点セット、及び他遊具利用!
(4)フロアゴルフ(図8)…プッシャー/ターゲットTA/滑走体KT込の3点セットの利用!
(5)カーリング形式(図8c)…プッシャー/ターゲットTA/滑走体KT込の3点セットの利用!
そして、家庭(家族)、老人ホーム、障害者、施設、避難所等でのフロアを利用して、老若男女が体を動かし、心身をリフレッシュしつつ、正に、園児・学童・高齢者〜を含む老若男女が、・体育館・イベント会場・施設等のフロアに大勢の人が一堂に集まって、ミニ運動会形式で楽しめる新規性のある画期的なフロアゲーム用のフロア遊具を提唱提案する。
本願発明の効果・特徴については明細書中に適時、各実施例と共に記載した通りである。
特に、本願では前記滑走体KTを活用してフロア競技・フロアゲームを実現するため、滑走体KTを駆け乍・連続的に・カーブコントロールするためのプッシャーPS課題として、下記項を掲げ課題克服した。
(1)一対のボールを回転軸支し、該一対ボールの球面間に形成される谷間部で滑走体KTを連続プッシュする構成として、先ず、ボール式プッシャーPSでカーブコントロール課題を解消克服したこと(図4)。
(2)中央部を湾曲状にした湾曲ローラーを回転軸支し、該ローラー中央湾曲部を滑走体KTの胴部より大径に形成した谷間部で、滑走体KTを当接プッシャーする構成とし、前記ボール式と同様な機能をローラー式でも備え、カーブコントロール機能課題を解消克服したこと(図5)。
(3)更に、プッシャーPSシャフト部はシャフトの中間部にジョイントを備えて、シャフト長を伸縮自在に調節できる様にすると共に、シャフトの他端には把持用のグリップを備えて構成した発明(図6)により、子どもから大人に至るまで同一の伸縮シャフト式プッシャーPSにより、良好にプッシャーPS課題を克服したこと。
そして、該伸縮シャフトの適用により、輸送、移動、保管時のプッシャーPSの扱い不便課題を
含めて解消克服し、良好に改良した。
◆本願の第2課題「ターゲットTA(滑止シートSS)」効果の説明。
・滑走体KTにおけるターゲットTAは、滑走体KTの該底面摺動部の構造的特徴と、滑止シートSSの作用効果に着眼して行った発明である。即ち、滑走体KTにおけるスライダー摺動部がフロアに敷設貼着した滑止シート上を滑走通過した際に、該摺動部が滑止シートの滑止効果で制動されて“ピタッと”停止される効果にヒントを得た発明である。
・具体的な実施例を図2k、図7、図8に示したように、樹脂素材で形成した滑止機能を有する滑止シートSSを一部に備えた、四角形滑止付ターゲットTAを再剥離用粘着テープ1zでフロアの所要部に直接貼着する極めて、簡単、且つ、低コスト形成により、優れた機能効果が発揮されて初期の発明目的が発揮される(図2、図7、図8参照)発明である。
・即ち、最も単純な構成としては図2mに示したように、例えば、円形にした滑止シートをターゲットTAとして、再剥離粘着テープ1zを用いて所望フロアに貼着形成するのみでターゲットTA(標的)の機能目的が果せるのである。
それにより、前記特許文献1に開示されているような磁力、又は、ホール穴等を一切要することなく、特に滑走体KTには何らの仕掛けを付加する必要なく、良好にターゲットTA(標的)の目的が果せるのであり、滑走体KTがターゲットTAに命中滑走された際には、恰も、フロア面にホール穴を形成した如き効果が発揮され、滑走体KTがターゲットTAに“ピタッと”停止される特徴がある(図2、図7、図8、図9参照)。
◆滑走体KTをフロアで滑走させる最もシンプルで誰にでも手軽にできる方法は、プッシュであり、図2dに示したように、プレーヤー5が車椅子の儘であっても滑走体KTのプッシュ滑走ができる。体育館、家庭、老人ホーム、施設、避難所等の狭いフロアを利用して、老若男女が、体を動かし、心身をリフレッシュしつつ、和気藹々手軽に楽しめる新規性のあるユニークなフロアゴルフFGゲームを初め、図3の滑走リレー競技、滑走コンテスト等、新規性のあるユニークなフロアゲームを提唱提案を意図する。
・前記本願発明に基づくユニークなプッシャーPSを用いて滑走体KT押出式で図2、図3、図8の様に各種多彩なゲームが子ども、高齢者、車椅子に乗った儘でも快適に楽しくゲームが行える。そして、本願に基づくフロアゴルフFGやカーリングゲーム形式、リレー競技は、野外での運動活動が困難な避難所の人達、老人ホーム、車椅子、施設住いの人達を含む、老若男女を初めとして、オジー・オバーと孫達コミュニケーションを図りしつつ、和気藹々、手軽に屋内で体を動かし、併せて、ストレス発散、運動不足を補い、心身のリフレッシュが図れる。更に、ゲームに頭を使うことにより認知症予防効果への期待もでき、新規性を備えた画期的フロア遊具の提唱を目的意図する(図2、図3、図8のゲーム実施例)。
特願2013−054844から引用し、滑走体KTとして併用した実施例である。 本願遊具のプッシャーPS、ターゲットTA、及び滑走体KTの練習情況を示す。 フロア競技の滑走リレー、Uターン滑走リレー、滑走コンテストの実施例である。 プッシャー実施例1、一対のボール式による軸支構成、滑走体KTとの態様情況を示す。 プッシャー実施例2、ローラー式軸支構成、構成部品、滑走体KTとの態様情況を示す。 プッシャー実施例3、伸縮シャフトの構成、伸縮構造の説明図である。 ターゲット実施例4、樹脂素材で形成され滑止機能を有する滑止シートの実施例を示す。 滑走体KT、プッシャー、ターゲットの3点セットを用いたフロアゴルフ、及びカーリングゲームの実施例である。 従来、ぺタボードとして実施されているゲームに本願のターゲット、プッシャーを併用実施した実施例である。 特許文献1における開示技術を説明するための引用図面である。
本願が狙いとする目的は先願発明におけるボール組立体を滑走体KTとして用いると共に、本願発明における第1課題「プッシャーPS」、第2課題「ターゲットTA(標的)」を解消克服した所謂2点、又は3点セットの併用実施により、各種のフロア遊技やフロアゴルフFG等を実現することである。此処で、本願発明のゲーム用フロア遊具と併用実施するための主構成要素をなす(1)ゴルフボールgb、(2)滑走体KT:図1、(3)ターゲットTA・滑止シートSS:図2、及び再剥離粘着テープ1zの主構成要素について図1、図2を参照しつつ関連的に説明する。
◆最初に、本願主構成要素の(1)公認ゴルフボールgbの規格概要について説明する。
ボール直径:Φ42.67mm(1.62インチ)以上、重さ:45.93g(1.62オンス)以下、と規定されている。構造的にはワンピース、ツーピース、スリーピース型等の種類があり、図1b、図1c実施例のゴルフボールgbの断面図は、スリーピース型の例を示している。該ゴルフボールgbは、近年、美しく輝くカラフルなカラーボールが普及し、コスト的にも安価で入手できる様になった。
図1aの様に、滑走体KTに収納したボールgbをフロアに転動させた場合は、綺麗なカラフルな色彩ボールがコロコロ転動するので、ゲームが一層快適に楽しめて、本フロア遊具の付加価値が高められる結果になる。
◆次に、本願主構成要素の滑走体KTについて図1を参照しつつ説明する。
本出願人は、先に特願2013−054844としてゴルフボールを用いたゲーム用ボール組立体の発明を行い特許出願中である。
図1は、前記先願から引用掲載した「ゲーム用ボール組立体GBK」の代表図である。図1a〜図1cを同時参照しつつ本願に用いる滑走体KTについて概要説明する。図1aは、滑走体KTの外観斜視図、図1b、図1cは図1におけるA一A線上の断面図を夫々示し、両図の相違点はスライダー6aにおける底面摺動部6bが、図1bでは円環形状、図1cでは平坦面状に形成された違いの断面図であり、何れも機能目的を同様に果せる。因みに、実施例における滑走体KTの各部寸法は、図1aに記載通りであり、重量:略75gである。
滑走体KTは、図1bに示す様に、底部6、胴部7、上部8、及びボールgbのボール組立体から構成され、本実施例では底部6のスライダー6aと胴部7の内周胴7aとを一体として成形した実施例である。スライダー6a中央部にはボールより小径穴6cが形成され、内周胴7aの上部内周には嵌合凸7bが設けられている。組立時は、内周胴7aの内側にボールを挿入した状態から、図示のような押リング8aを内周胴7aの上部から、挿着することで押リング8a外周側に形成した凸部8bが、前記内周胴7aに設けた嵌合凸部7bに対して図示の様に、7b&8bで嵌合ロック組立されて収納ボールgbの飛出しが防止される。
一方、組立体に収納されたボールgbは、図1b、図1cにおける断面図の様に、上下及び横方向に対し±0.5位の遊びガタを備え、滑走体KTがフロアで打撃滑走させた際は図示の様にスライダー底穴6cから、1部突出されたボールがフロアに転動されて該転動ボールによって、滑走体KT本体が牽引滑走される様にした仕組み構成である。
そして、収納ボールは押リング8aの内周縁L1、R1での転動摩擦、及び、底面摺動部6bがフロアとの摺動摩擦抵抗で適宜制動される結果、ボール単体に対して1/10以下に減速される様にした構成した滑走体KTである。即ち、ボール単体ではフロアでの転がりが良過ぎる余り、フロアゲームに適さない重要課題があったが本滑走体KTでは、ゴルフボールgbにおける転動課題を良好に解消克服し、特に本願発明が目的とするゲーム用フロア遊具に併用実施するのに、正に適材適所的な滑走体KTである。
更に、図1における滑走体KTの胴部7(被覆筒)は、エラストマー(熱可塑性エラストマー:合成ゴム)素材で加工した弾力性を備えてカバーされ、該胴部にダンパーのクッション効果を備えた形成により、プッシャーPS等で強打した場合にも該衝撃が吸収され、胴部7の保護と共にパット打撃時の感触も良好なものとなる。一方、上部には押リング8aを設けてゴルフボールgbの飛出しが防止される。
そして、底部6には直径:Φ70mmの大径のスライダー6aが設けられ、滑走体KTのパター打撃時の転倒(横転)防止や安定滑走が図られると共に、図示の様に外周縁部6eが上部外周に向けて拡がる円弧状に形成されている。更に、スライダー6a周縁部を円弧形状6eに形成したことにより、滑走体KTの滑走時に障壁となるフロア、床面の接合部及び畳縁(たたみべり)における段差部の乗越え課題が解消され、本願が狙いとする各種フロア遊技や、フロアゲーム時の課題を克服した滑走体KTである。
◆次に、本願主構成要素である図2kの四角形滑止付ターゲットTA、及び図2mの円形滑止ターゲットTAについて説明する。
・初めに、図2mのTA円形滑止ターゲットから説明する。なお、2kの四角形滑止付ターゲットTA、及び図2mの円形滑止ターゲットTAは、詳細を図7と共に後述する滑止シートSSをフロアに敷設貼着した態様を夫々示す。
本願発明に用いるターゲットTAは、樹脂素材で滑止機能を備えて形成した滑止シート(PVC製)を用い、好ましい実施例としては所定寸法の例えば、Φ150で円形して該滑止シートの裏面側に両面粘着テープを用いて、所望位置に該円形滑止ターゲットTAを貼着する様にした実施例4である。
そして、円形に形成した滑止シートSSの表面には、例えば図示の様に1×打数(ルール・ホールインワン)、及びサークル円線1a(Φ150:赤線)を油性ペイントマーカー(例えば、株式会社:パイロットコーポレーション製)を用いて印字形成するこができる。なお、滑止シートSSがメッシュ状シートであっても大きい目の字体であれば、印字はできるのである。なお、1×打数と記載したルール印字の内容は、サークル円線内に滑走体KTが停止した状態を真上から見た際に、ボールの一部分がサークル円線1aの内側が、否かで判定され、その結果、一打で命中滑走した場合は、1点(ホールインワン)を意味し、一方、3打を要した際は、3点を意味するゲームルールである。
さて、図2mは前記の様に形成した円形滑止ターゲットTAをフロアに敷設貼着した使用状態の態様を示す。なお、着脱を繰り返し乍使用する場合は、円形滑止ターゲットTA(Φ150)の裏面側に再剥離粘着テープ1zを用いて敷設貼着するか、再剥離用の片面粘着テープを円環状(メンディングテープ等)用いて、円周縁部の上側から貼着するように実施すると望ましい。
なお、滑止シートSS単体を用いてターゲットTAとする場合は、図2mの様に円形滑止ターゲットTAとして用いることで、サークル円線1a全体がターゲットであって滑止シートがはみ出した
無駄な遊び部分で滑走体KTが制動される恐れがなく、単純構成にして良好に目的が果せる特徴効果が発揮される形態である。
◆更に、本願主構成要素である図2kの四角形滑止付ターゲットTA、及び関連的に再剥離粘着テープ1zについて説明する。
本願発明のターゲットTAの好ましい実施例の四角形滑止付ターゲットTAについて、フロアに敷設貼着した図2kに基づいて説明する。なお四角形滑止付ターゲットTAに関する2層構造等の構成の仕方等の詳細説明は図7と共に後述する。
さて、図2kにおける四角形滑止付ターゲットTAは、図示の様に四角形PVCシート4aの中央部分に、樹脂製素材(PVC)の滑止機能を備えてメッシュ状に形成された滑止シート(例:Φ150)を用いて、前記図2mと同様に形成した円形滑止ターゲットTAが貼着したもので、塗潰したメッシュ状部分が滑止シート領域(円内部:Φ150)を示している。
因みに、図2kの四角形滑止付ターゲットTAにおける外径寸法Lは、四角形PVCシート部分は、家庭用:320×320で、体育館、施設向け等広いフロア用は1000×1000mmとして実施(図7の実施例4)している。そして、四角形滑止付ターゲットTAのシート表面部には図示の様にサークル円線1a、外サークル円線1b、ゲームルール:1×打数、2×打数、フロアゴルフ等の文字等を3色でシルク印刷して実施している。
◆更に、本願主構成要素である再剥離粘着テープ1zで直接貼着する効果について説明する。
図2kに例示した四角形滑止付ターゲットTAは、フロアの所望位置に対して四角形シートの四辺縁を上側から、再剥離粘着テープ1zを用いてフロアに直接貼着した際の特徴効果を列記すると下記の通りである。
・フロアに対し、四角形滑止付ターゲットを直線的に直接貼着する方法は、小学高学年レベルの生徒達にも敷設貼着の作業が行え、且つ四角形PVCシートの一部に滑止シートSSを備えた実施例4の四角形滑止付ターゲットTAは、詳細を後述説明する様に構成が簡単で、且つフロアでの敷設貼着が容易であり、見栄え、機能性、コスト性に優れ、本願の滑走体KT用のターゲットとして、フロア遊具の初期発明目的が、良好、且つ効果的に果せる。

・該ターゲットTAの貼着用粘着テープとしては、事務用品等に広く市販されている再剥離用粘着テープ{例えば、CAT.NO.810−3−18 3M Scotch:商標登録・住友スリーエム(株)のメンディングテープ:18mm}を用いて貼着実施した際は、繰返しの脱着ができて、フロアを汚す心配が無く、踏んだり、掃除機を掛けたりしても剥離される恐れがなく、不使用時にも邪魔になる等の不便や支障課題がなく、フロアに敷設貼着した儘放置しても安心である。
・ターゲットTA用の滑止シートSSの厚さ:0.5mm前後の薄手滑止シートSSの縁部を前記極薄の粘片面テープで貼着した際に、フロア4と滑止シートSS間に若干の段差ができるが、前記片面テープで上側から直接貼着した場合は、貼り合せ面がテーパー状に橋渡し形成されて、滑走体KTが接合の段差部を円滑スムースに滑走される大きな特長がある。
◆図2は、以上で説明した本願発明の前記3点セットを用いたフロア用遊具の打撃・滑走の練習情況を示した本願が狙いとする集大成的イラスト図解図のトータルシステムである。
さて、本願発明の滑止シートSSの吸着効果を活用した「ターゲットTA(標的)」、「プッシャーPS」、前記“滑走体KT”を含めた所謂3点セットの概要や要点は以上の説明により明らかになったものと思われる。
次に、体育館や施設等の広いフロアで8名のプレーヤー5が各自各様のプレースタイルにより、前記3点セットに基づいて、フロアに敷設貼着した本願発明の図2kの四角形滑止付ターゲットTA、及び図2mの円形ターゲットTAを目掛けて滑走体KTに対し、本願発明のプッシャーPS、及びゴルフ用のパター、更には用具を用いることなく、ターゲットTA目掛けて、打撃、プッシュ(押出し)、手足でショットしている滑走の練習状況を示した図2a〜図2hについて説明する。
図2は、本願発明のトータルシステムを示す。8名のショット状況はイラスト図を一見するのみで明らかに理解できるとものと思われるが、各プレーヤー毎のショット状況を簡単に列記説明する。
(a)プレーヤー5は、プッシャーPSで軸支ボールを縦並び(軸支方向)にしての打撃態様!
(b)の5は、ローラー式プッシャーPSによる標準使用でのプッシュ態様!
(c)の5は、プッシャーPSで軸支ボールを横並びにして標準使用でのプッシュ態様!
(d)のオバー5は、車椅子の儘でプッシャーPSによる標準使用でのプッシュ態様!
(e)の5は、用具を用いず爪先ショットでの滑走体KTプッシュ態様!
(f)の5は、用具を用いずハンドショットでの滑走体KTプッシュ態様!
(g)の5は、ゴルフ用のマイパターでの滑走体KTの打撃ショット態様!
(h)の5のオジーは、移動時や休憩時にプッシャーPSを逆さにして(ボール転がり防止の為)杖代わりに用いている態様!
を夫々示す。
◆次に「発明を実施するための形態」として本願の目的に掲げた、フロア競技の実施例に関し、図3(3の1)滑走リレー、(3の2)Uターン滑走リレー、(3の3)滑走コンテスト競技に関し、「滑走体KT」及び「プッシャーPS」の2点セットを用いたフロア競技について説明する。
本フロア競技では、図3のイラスト図を一見して、分るようなフロアでのミニ運動会競技が楽しめるよう本願発明の3点セット遊具を計画的に、創意・工夫、試行錯誤を繰返しながら、本願は各種試作実験を積み重ねて来た発明の集大成として、出願に至ったもので経緯のものである。
即ち、学童は3個のボールを追っ掛けながら全力滑走し、高齢者は歩行、又は急ぎ足程度で無理すること無く、フル完歩リレーを目標に滑走リレーを含むフロアの3種〜7種競技は、老人ホーム等の高齢者向けには、“正に参加させることに意義あり!”とするフロア遊具である。
◆一方、年長園児や学童達には、5種競技前後のフロアの5種前後のフロア競技やゲームを設定して楽しむことができ、スペース的には体育館や施設等のようなフロア広場が、あれば申し分なく、10〜50mスペースがあれば下記3種のフロアゲームが楽しめ、スペースや人数に応じて滑走距離等を適宜に設定して、下記滑走リレーなどのミニ運動競技を楽しむことができる。
・図3の(3の1)は、プッシャーPSと滑走体KTを用いた直線滑走リレー!
・図3の(3の2)は、プッシャーPSと滑走体KTを用いたUターンリレー!
・図3の(3の3)は、プッシャーPSと滑走体KTを用いた滑走コンテスト!
・その他、図6a、図6bにおけるフロアゴルフ形式、図6cのカーリング形式など!
<図3における滑走リレーのルール概説>
*何れのリレー形式でも滑走体KTをバトン代わりとして、SL超えで次の走者にタッチする!
*腕は原則プッシュした儘とし(前後の打撃行為は失格)、腕を突出した儘の滑走を基本とする!
*次の滑走者は、プッシャーを把持して滑走用意し、滑走終了の走者はプッシャーを二人目の走者にプッシャーPSを渡す!
*例えば、ゴルフボールは4色を用いて滑走体KT、及びプッシャーPSを色揃えして製品化し、各組の走者は色分けした各用具を用いてゲームを行うことができる!
なお、図3に示した(3の1)、(3の2)滑走リレーは何れも、バトン代わりの滑走体KTの受け渡しは、スタートラインSL超で行い、滑走体KTのバトンは1走⇒2走⇒3走⇒…N走者のアンカーまで滑走体KTを引き継ぎ滑走させ、最後に各組のN走者のアンカーが、滑走体KTをスタートラインSL上に通過させた組が、優勝となる。
◆「発明を実施するための形態」に掲げたフロア競技の実施例図3(3の3)滑走コンテスト競技について説明する。
図3(3の3)は、プッシャーPS、パター、更には用具を用いることなく、滑走体KTをフロアに滑走させて滑走距離を競う、滑走コンテスト{ゴルフのドライビングコンテスト(ドラコン)に相当}について説明する。
例えば、図3(3の3)の(1)〜(6)に示す各プレーヤー5は、滑走体KTをより遠くへと、滑走させたるめ、各人各様の打撃スタイルでスタンスしている状況を示している。
図3(3の3)は、6名のプレーヤー5の各々が(1)ボール式プッシャーPSでのプッシュ!(2)ボール式プッシャーPSでの打撃!(3)ロール式プッシャーPSでのプッシュ!(4)爪先ショットでの滑走!(5)ハンドショットでの滑走!(6)マイパターを用いての打撃!による打撃滑走に夫々挑んでいる状況である。
・ところで、図3dに示す台座3b付の三角(順番)旗3aは、ゲーム担当係が、各プレーヤー5が打撃した滑走体KTの停止位置に、設置するための判定マーカ旗である。
・(3の2)における6種遊技は、全参加者が順次(1)〜(6)の遊技を行い、全六種遊技の滑走コンテストの順位を集計してTOP賞を決めたり、初心者には1〜3mのハンディを与える方法としては、予め所定前方から打撃させる等のローカルルールを適用して行うと、一層楽しく盛り上がったものとなる。
先ず「発明が解決しようとする課題」に掲げた(1の1)課題:回転体に一対のゴルフボールを軸支したボール式、及び谷間部の形成…について説明する。
プッシャーPSの実施例1について図4a〜図4hの各図を同時参照しつつ説明する。図4の各図は、シャフト用パイプ2の先端部に軸支する回転体として一対のボールgb1、gb2を用いて、軸支形成したボール式のプッシャーPS実施例1である。そして、図4a〜図4cはパイプ2先端部に回転体を直接軸支した実施例1であり、図4aは各構成部品、図4bは組立後の状態、図4cは滑走体KTを含めた使用時の態様を示した斜視図である。パイプ2は図6の実施例3と共に後述説明する伸縮式シャフトにおける2段目のパイプ2、の先端部を図示したもので、本実施例の2段目は、外径:Φ16のアルミパイプである。
パイプ2の先端部における回転軸支部の加工手順について説明する。パイプ2の先端部に軸支穴2aを加工する前に、先ず、空洞パイプ先端に補強用(真鍮製等)ブッシング2bを圧入固着し、その後に、回転軸2c:Φ6(真鍮製)用の回転穴2aをパイプ2に直交して、Φ6.1のドリルで貫通穴2aを加工形成する。
そして、一対のゴルフボールgb1、gb2に予め加工した圧入穴g3:Φ6(球心を通る穴)に対し、例えば、最初にgb1側に回転軸2cの一端側を圧入加工する。前記した様にボール直径は略Φ43であり、ボール内部は略合成ゴムで形成されているのでドリル切削による穴加工は容易である。本実施例では、圧入穴g3の深さを略40mmで加工し、圧入穴g3が貫通されない一杯の深さで加工実施している。回転軸2cの圧入端部には予め接着剤を塗って一対のゴルフボールを回転軸2cに対して、確実に固着される様に加工実施している。(合成ゴム製のため接着性もよい)
そして、前記ボールgb1側に回転軸2cを固着した態様から、他端からパイプ2の貫通穴2aに通し、他端部にも前記同様に接着剤を塗布後、ボールgb2の圧入穴g3に回転軸2cを圧入する。そして、接着剤が硬化する前にボールの文字位置(ロゴマーク)や、回転具合の確認、及びパイプ2とボールのギャップ間隔等を適宜調整しつつ、接着硬化させる。
図4bは、前記工程を経て組立されたプッシャーPSの外観を示し、更に、図4cは実際にフロアで滑走体KTをプッシュしている態様の外観斜視図である。
次に、一対のボールgb1、gb2の軸支部を図4dに図示する様にホルダー3を用いて、該一対のボールgb1、gb2に対し、両側から回転軸支する様に構成したプッシャーPS構造の他の実施例について、図4d〜図4fに基づいて説明する。
本実施例では、図4dに示すようなホルダー3を用い、一対のボールgb1、gb2に予め回転軸3c用の貫通穴3gを形成し、回転軸3cには一端に係止部3d、他端にタップ3eを加工する。直径:Φ6、軸支部の有効長L:93mmとして真鍮で加工し、前記ホルダー3の両端に備えた軸支穴3bの外側から、タップ3e側を挿入する。そして、回転軸3cの表面に接着剤を塗布し、一対のボールgb1、gb2の各貫通穴3gに回転軸3cを挿し込み、更にホルダー3他端の軸支穴3bに回転軸3cを挿入して、タップ穴3eにセットネジ3fをネジ止めする。次に、ホルダー3の連結部3aをパイプ2先端の内径嵌合部2dに圧入固着して、組み上がった状態が図3fのプッシャーPSの他の実施例構造である。
以上に説明した一対のボールgb1、gb2を回転体として用い、パイプ2(シャフト)先端部に回転自在、且つ、シャフトの両側に軸支形成して直交配置した一対のゴルフボールgb1、gb2と、滑走体KTの胴部7に対する、プッシュ時の当接状況の相互関係について図面と共に図解説明する。先ず、前記図1に示した胴部7の直径:Φ56mmである。図4b、図4fの各図に示した一点鎖線の円弧線は、図1cにおける胴部7の円周g5を表示したもので、本願発明では両図に実線で示した円弧矢印g4の球面間を谷間部g4と称して説明する。
一対のボールgb1、gb2の球面間と、滑走体KTにおける胴部7との当接(対峙)関係は平面図で示した図4g、図4hの図解図により一層明確に理解されるものと思われる。図4g、及び図4hに示す太矢印の先端は前記谷間部における胴部7との当接(対峙)位置を示すが、図4g、及び図4hでは、ボールgb1、gb2の球面間にパイプ2(Φ16)を挿むか、直接接触かの構造差異に起因して、各々の矢印間隔g4は当然図示の様に異なったものとなる。しかし、どちらでも発明の目的は果せるのである。
図4g、図4hのどちらが滑走体KTをより安定したプッシュ対応で滑走に適したボール軸支配置であるかは、前記カーブコントロールの操作性の有利性絡みの問いであるが、間隔(谷間部)の広い方が、幾何学的にも有利であることは明らかでる。
そして、滑走体KTをプッシャーPSで連続プッシュしつつ、図4gに示す様にパイプ2(シャフト)を矢印の様に左右方向に振る操作により、回転軸支した一対のボールを転動させ乍、滑走体KTを左右方向に自在にカーブコントロールさせ得ることは幾何学的にも自明な原理である。
図4に基づいた実施例1の以上の説明により、一対のゴルフボールの回転体を軸支構成したプッシャーPSの特徴、軸支構造、滑走体KTとのプッシュ対峙、及び球面間の谷間部g4、及びカーブコントロール操作等に関する理解ができたものと思われる。
なお、以上に示したボール式プッシャーPSの実施例の図4g、図4hでは何れも一対のボールg1、g2を回転軸2c、3cに圧入固着して回転軸が回転する構成の実施例を示したが、その逆に、回転軸を固定してボールg1、g2が別々に回転するように構成してもよく、その場合、前記カーブコントロールの操作が一層し易くなる。
さて、前記図4と共に説明したプッシャーPSの実施例1は、シャフト先端部に回転軸支した一対のゴルフボールで形成される球面間を谷間部として、該谷間部で滑走体KTの胴部をプッシュ(押出し)する様にした回転ボール式のプッシャーPSとした構成であった。構成要部や、組立方法、使い方、及び2段式アルミパイプを用いた伸縮シャフトの効果特徴等を含め、ゴルフボールを用いた実施例1の構成要点は、図4の説明により充分理解されたものと思われる。
次に、回転体にローラーを用いたローラー式のプッシャーPSの実施例2について説明する。
「発明が解決しようとする課題」に掲げた(1の2)課題:回転体に湾曲ローラーを軸支したローラー式、及び谷間部の形成…について説明する。
図5は、ボールgbに置換えて湾曲型として形成したローラーを回転体に用いて、ローラー式プッシャーPSに構成した実施例2である。シャフト、即ち、パイプ2の先端部に対して直交軸支する回転体として結論的には、図5f、図5gに示すように中央部を湾曲状に形成したローラーを用い、前記図4の実施例1における一対のボールと同様な機能目的が果せる様にしたローラー式のプッシャーPS実施例2である。
然るに、本願発明では回転軸支したローラーの中央部が滑走体KTの胴部に対して、安定良好に当接させるため、滑走体KTの胴部との当接部として所定寸法Rによる湾曲部を図5cの様に形成する。該湾曲部を本願ではローラー式の谷間部R4と称して説明し、ローラー式回転体におけるプッシャーPSの課題解消を図った実施例2である。
ローラー式プッシャーPSの実施例2は、基本的には、図5に示す様に前記図4と共に説明した実施例1における回転体要部のボール式を、ローラー式に置換えた回転体の違いのみであり、ローラー式プッシャーPSの基本構成は前記図4の実施例1の説明を参照し、更に図5の各図面を掲載順に一見するのみで構成内容は、十分明らかに理解されるものと思われる。
ローラー式プッシャーの実施例2の構成に関して概要を簡単に説明する。図5a〜図5dの各図は回転体をローラー式とした実施例2の各構成部品、及び軸支工程を示し、図5e、及び図5fはローラー回転体部を組立した態様、図5gはローラー式プッシャーPSで滑走体KTをプッシュしている使用態様を夫々示す。図5aのホルダー4は、ローラー回転体の軸支用であり、図示の形状で両側に支軸穴4bやパイプ2(シャフト)との連結部4aを備えて、樹脂製、又はスチール製で形成されている。
図5bはローラーR1を示し、本実施例のローラーR1、及びローラーR2と共に外径:Φ43(ゴルフボールと同一直径)、幅:90として中心部に貫通穴R3が回転軸4cに嵌合される穴径で加工されている、又、ローラーR1、R2は樹脂素材を用いて内部を空洞成形としてもよい。
さて、図5eは図5bのフラット型のローラーR1を用いて、先ず、貫通穴R3に回転軸4cを挿入してホルダー4に回転軸支し、更に連結部4aをパイプ2に圧入固着して図5gの様に使用態様とする。ここで、回転体に図5eを用いてローラー式プッシャーPSを構成した態様での使用上の課題について説明する。
ここで、ローラーの円筒面が図5bの様なフラット型ローラーR1を軸支し、回転体とした図5eのローラー式プッシャーPSを構成した場合の実施結果について説明する。特に、図5eのローラー式プッシャーPSで、図5kに示す様に滑走体KTを連続的にプッシュしつつ、歩行、又は駆け乍、例えば、図3(3の1)の滑走リレーに充当した場合は、胴部7に当接する摺動部分が左右方向に常時移動されて不安定になり、高齢者や子ども達には滑走操作が困難となる。即ち、図3(3の2)Uターン滑走リレーにおけるカーブコントロール操作は殆ど無理な課題がある。
そこで、ローラーを回転体としたプッシャーPSの前記課題を解消克服したのが、図5c、図5f、図5gに示す湾曲型ローラーR2を用いたローラー式プッシャーPSである。
図5cは、実施例の湾曲型ローラーR2の単体を示し、図5f、図5gと共に説明する。ローラーR2は図示の様に中央部の半径>R30(30mmより大)の加工寸法で湾曲状に形成する。一方、図5fに示す一点鎖線R5は前記図1cに示した滑走体KTの胴部7の直径:Φ56mmの円周線を示し、前記図1の滑走体KTの胴部7の半径:28mmより大径のR30以上の半径寸法により湾曲部を加工形成することを示している。
即ち、図5fの一点鎖線の胴部円周R5に重ねて示した湾曲部の谷間部R4は、前記図4b、図4fにおけるボール式プッシャーの谷間部g4に相当する。そして、ローラー式プッシャーPSの使用態様を図5gに示す様に、滑走体KTの胴部7に対して当接してプッシュ対峙する部分が湾曲型ローラー式における谷間部R4となる。前記図4のボール式プッシャーPSの谷間部g4に相当する。本願では、本実施例2のローラーR2の様に湾曲状の形成部を谷間部R4と称して説明する。
そして、滑走体KTをローラー式プッシャーPSにより図5gの使用態様で連続プッシュしつつ、パイプ2(シャフト)を矢印の左右方向に首振りする操作に伴い、回転軸支した湾曲型ローラーR2が転動しつつ、滑走体KTを左右方向に対して、自在にカーブコントロールされる作動は自明な理である。而して、ローラー式プッシャーPSを用いた場合にも、例えば、図3kのような使用態様で、図3(3の2)におけるUターン滑走リレー時の目的が良好に果せることは明らかである。
ところで、図5h、図5kは以上に説明したローラー式プッシャーPSの全体を示し、全体を略1/10に縮小図示したもので、図5hは伸長時の態様、図5kは圧縮態様を夫々示す。更に、伸縮シャフト機構に関しては次の図6実施例3の伸縮シャフトと共に詳細を説明する。
「発明が解決しようとする課題」に掲げた(1の3)課題:シャフト長をプレーヤーの伸長に合せて自在に伸縮調整する伸縮シャフトについて説明する。
さて、本願発明では前記(1の3)の課題を解消する構成として、前記図4の実施例1、及び図5の実施例3におけるプッシャーPS用のシャフトとして、パイプ2の先端部のみを拡大図示し、該パイプ先端部に一対のボールgb1、gb2や、湾曲型ローラーR2を回転軸支したパイプ2は、実は、図6aの平面図に示す様に2本のアルミパイプ1、パイプ2に対し、ジョイントjoで接合形成した2段式パイプにおけるパイプ2の先端部のみを拡大図示したものであった。
図6a、図6bは前記図4のボール式プッシャーPSに2段式パイプのパイプ1、パイプ2を用いて構成した伸縮式シャフトの伸縮態様を示した実施例1の平面図である。因みに参考記載すると、本願に活用するシャフト部は、実は、100円ショップ店でフロアモップ用“伸縮式ステック”の商品名で販売されている製品を本願プッシャーPSの伸縮シャフトに適用したもので、正に、機能、構造、品質、コスト的に適材適所的に、ピタリの構成部品である。
プッシャーPSの伸縮式シャフト(ステック)の構成や各部寸法について図6a、図6bの平面図を参照しつつ、実施例1について更に説明する。図6aは一杯に伸長した態様を示し、全長L:952で、図6bは圧縮した態様L:565(59%に圧縮)を夫々示す。なお、前記図5中の図5h、図5kのローラー式プッシャーPSも同様な寸法諸元である。
前記図4の実施例1における伸縮式シャフトで構成したボール式プッシャーPSに関し、図6a、図6bを参照しつつ概要を説明する。プッシャーPSのシャフト部は2本のアルミパイプ1、2と、パイプ間には連結用の樹脂製ジョイントjp、及びパイプ1の端部には把持用の樹脂製グリップpgを備えて形成されている。因みに、各構成部品の外径寸法は、グリップの外径pg:Φ24、パイプ1の外径:Φ19、ジョイントjpの外径:Φ23、パイプ2の外径:Φ16である。
そして、ジョイントjp、及びグリップpgはパイプ1側に固着形成され、ジョイントjpはストッパーも兼ねている。
伸縮時の操作方法は、例えば、右手でジョイント部やパイプ1部を握り、左手でパイプ1部を握って右手を時計方向(右方向)に捩じると、パイプ1、2間がロック状態に固定される。一方、右手を反時計方向(左方向)に捩じると、パイプ1、2間のロックが解除されてフリーになり、パイプ1、2間が所定長さに亘って伸縮自在に操作ができる。そこで、シャフト部を所望長さに調整し、再度右手を時計方向に捩じってプッシャーPSのシャフト長を設定し、ジョイント連結部を確り固定後に使用態様とする。
ところで、シャフト部の伸縮構造自体は本願とは直接係わる発明ではないが、該シャフト部はプッシャーPS用における主要部品であり、パイプ2側の他端部に内蔵固着されたロック及び該解除の構造部に関し、本出願人は“一体どうなっているの”との好奇心と興味が喚起され、パイプ2端部に組み込まれたロック及び該解除の機構部品を解体し、パイプ2端部に内蔵された構成部品及び操作時の機能構造を分解調査した。
その分解結果から判明したのが、参照添付する図解説明の図6c〜図6mである。パイプ2の端部に内蔵埋設された興味ある伸縮構造体j1の仕組みに関し、構造要点を簡単に参照説明する。先ず、図6cは図面の左右に、図6aのパイプ1とパイプ2とを左右に配置(ジョイントjoを除く)して、中央部に塗潰して図示したのが伸縮構造体j1である。両パイプ1、2の内径、外径の寸法関係を記載図示した。樹脂製の伸縮構造体j1は組立状態では、図6g、図6kの様に樹脂製のコア部j5が勿論セットされた状態で、図示の圧入部j4がパイプ2端部の内径:Φ14に圧入固着されている。
そこで、伸縮構造体j1の構造的特徴としては、伸縮構造体j1に一体形成された偏心軸j2とストッパーj3、及び偏心軸j2に係合されるコア可動部j5の部品を示したのが、図6d、図6e、図6fの3図面である。そして、複雑な外観構造で形成されたコア可動部におけるパイプ1、2の捩じり操作に伴う係合絡みの作動情況を示したのが図6g、図6kである。即ち、前記パイプ1、2を握った右手を時計方向に捩じり操作した際は、図6gの様に偏心軸j2に係合されたコア部j5(可動部)が、伸縮構造体j1の外周部からΔt宛、突出される如く構成されている。
その操作に伴い、図6cのパイプ2:Φ17の外周壁からパイプ1、2の前記捩じり力に対応した圧接力により、外側に向かって図6gの様にコア可動部j5がパイプ1の内周壁を圧接し、パイプ1、2間がロック状態に係合される。
そして、前記パイプ握り態様から、逆に右手を反時計方向に捩じり操作した伸縮部の結合態様を示したのが図6kである。伸縮構造体j1の偏心軸j2、ストッパーj3、及びコア部j5の係合作動に伴って、図6kの様にコア可動部j5の突出部が図示の様に伸縮構造体j1の円筒表面から引っ込められ、パイプ1、2間のロックが解除されて伸縮操作がフリーとなる。
しかし、本願発明に基づくプッシャーPSシャフト部は、伸縮式に限定するものではなく、1本のストレート型シャフトを用いても勿論目的は果せる。然るに、前記した様にプッシャーPSのシャフト部を伸縮自在式の構成にすることで、園児から大人に至るまで一つのプッシャーPSで、身長に合せてシャフト長を調整したり、輸送、携帯移動、保管時等にも大きな便利効果が発揮される。
一方、伸縮式シャフトは2段パイプ式の実施例を示したが、3段式のものを用いてもよく、その場合、圧縮長を更に縮小することができ。
「発明が解決しようとする課題」に掲げた第2課題「ターゲットTA」…フロアゲームに際し、プッシャーPSプッシュ時の標的について、図7の具体的な実施例と共に説明する。
本願発明が狙いとする代表的フロアゲームは「フロアゴルフ」や「カーリング」等である。しかし、前記滑走体KT、及びプッシャーPSを用いて実際にゲームを行うには前記ターゲットTAが必要不可欠である。
本願は、前記した様に図1に示した滑走体KTの底部6のスライダー6a底面に備えた摺動部6bが、前記図2で説明したフロアに敷設貼着した滑止シートSS上に滑走した際に、吸着される作用効果を活用した発明である。
即ち、図2kの四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)、及び図2mの円形滑止ターゲットTAの実施例4(1)をフロアに敷設貼着した態様として、滑走体KTの摺動部6bを前記図2kや、図2mのターゲットTA上に滑走した際に、滑止シートの滑止効果で“ピタッと停止”又は“吸着制動”される作用効果にヒントを得て、発明に至ったのが四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)、及び円形滑止ターゲットTAの実施例(1)である。
上記作用効果を活用した構成により、滑走体KTのターゲットTAとしてフロアには特に前記特許文献2に記載されている様なホール穴を設けることなく、更に、前記特許文献1に記載されている様な、磁力作用を用いることなく、フロアに恰もホール穴を形成した如き効果が発揮されることを狙いとしたターゲットTAである。即ち、滑走体KTがターゲットTAに命中滑走された際には、ターゲットTA(滑止シートSS)上に“ピタッと”停止される特徴がある(図2、図8参照)。
◆フロアに敷設貼着するターゲットTAの好ましい実施例の説明。
・本願発明のフロア遊具におけるターゲットTAの好ましい実施例としては、既に、前記図2kと共に実施説明した四角形PVCシート上の中央部に、円形とした滑止シートSSを貼着した2層構造の四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)を用い、再剥離用粘着テープ1zで所望のフロアに直接敷設貼着して実施する方法が、目的機能、取扱いの便宜性、コスト等を、総合勘案した際に発明効果が遺憾なく発揮される実施例である(図2、図8の実施例参照)。
・即ち、滑止機能を有する滑止シートSSをフロアに直接敷設貼着してターゲットTA(標的)にした場合は、滑走体KTの打撃時に方向性に集中し、少し強気で、オーバー目にショットすることで、高い確率で“ピタッと”ターゲットTA上に停止されるのでゲーム効果が高められ、スポーツ的快感が実感でき、リクリエーション効果も高まる。
・四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)は、フロア所望位置に前記再剥離用粘着テープ1zとして、例えば、前記18mm幅メンディングテープ1zを用いて図2k、又は図8aの様に、四角形縁部の四辺を上側から直接貼着するには、小学5、6年生2〜3名の生徒の共同作業として指導実施すれば、シート表面に皺を作ること無く貼着する工夫も教育の一環として行える。再剥離用粘着テープ1zを用いてフロアに貼着した場合は、繰返し脱着してもフロアを汚したり、テープの剥離跡が残る心配がなく実施ができる。
・ここで、四角形滑止付ターゲットTA実施例4(2)の四辺縁に対し上から合せ貼着する際に用いた再剥離粘着テープ1zについて参考記載する。事務用品等として広く市販されている再剥離用粘着テープ1zとしては{例えば、CAT.NO.810−3−18 3M Scotch:商標登録/住友スリーエム(株)のメンディングテープ/18mm}を用いて行った際は、繰返し脱着ができて、且つフロアを汚す心配が無く、踏んだり、掃除機を掛けたりしても剥離される恐れがなく、不使用時にも邪魔になる等の不便課題がなく、本願の使用目的に適った製品例である。
・そして、ターゲットTA用の滑止シートSSの厚さ:0.5mm前後の薄手シートの縁部を前記極薄の粘着片面テープで貼着した場合は、フロア4と四角形滑止付ターゲットTA間に若干の段差ができるが、前記再剥離粘着テープ1z(片面粘着)でテーパー状に橋渡し形成されるので、滑走体KTが該繋ぎの段差部を円滑スムースに滑走される大きな特長があり、そして、フロアに如何にもホール穴を形成した如き効果が発揮されるターゲットTAとなる。
次に、2層構造とした四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)、及び円形滑止シートTA実施例4の実施例4(1)について図7と共に説明する。
ターゲットTAの具体的な実施例として、既に前記図2kの四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)、及び図2mの円形滑止シートTAの実施例4(1)に関し、具体的な実施態様として再剥離粘着テープ1zを用いてフロアに敷設貼着した使用態様の実施例4に基づいて前記説明した通りである。
以下、図7を参照しつつ、円形滑止シートTA、及び具体的な四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)について以下に詳細を説明する。
先ず、図7a、及び図7bは、樹脂素材で加工された滑り止機能を有する滑止シートSSを四角形に裁断し、該四角形滑止シート1の表面に対して、例えば、図示の様に油性ペイントマーカー(例えば、株式会社:パイロットコーポレーション製)を用いて、サークル円線1a(Φ150:赤線)を形成し、該円内に「1×打数」等と記載し、更に必要により、外サークル円線1b(Φ300:緑線)を形成して該円内に「2×打数」とゲームルールを記載した滑止シートSSで形成したターゲットTAである。更に、図示の様にフロアゴルフ等の文字をカラーペイトマーカーで記載する(なお、メッシュ形状であっても大文字は十分表示記載ができる)。サイズ的には家庭用:320×320、体育館用:1000×1000として実施している。
さて、図7aの四角形滑止シート4Sは、PVC(ポリ塩化ビニール)素材によりメッシュ状に加工され、玄関マット等の下敷き用の滑止シートとしてロール蒔きにした各種製品が市販されている。更に図7bの四角形滑止シート4Sは、メッシュ状織布に多孔性ポリウレタン被覆を施した面に対し、間圧接着層を形成した滑止シート製品等が市販されており、図7bは該滑止シートSSを所定寸法の四角形に裁断して、サークル円線や、文字等を記載してターゲットTAにした四角形ターゲットTAの他の実施例4である。
図7a、図7bに示した四角形滑止シートTAの様に滑止シートSSの全面を図2kの様にフロアに敷設貼着してターゲットTAとした態様で、滑走体KTを強打して勢い良く打撃滑走させた際は、滑止シートSSの表面積の大き過ぎや、吸着力の強過ぎに起因(滑止の効き過ぎ)して、滑走体KTが慣性の原理で(滑走体KTの足が取られ、収納ボールが先に飛び出そうとする作用)、横転、又は転倒してしまう課題が発生することもある。
而して、前記滑止シートSSの吸着力を適宜加減し、例えば、図7bに記載する滑止シート4Sの加工成形により、本願の目的仕様に適った滑止シートSSの吸着効果を備えた滑止シートに加工することで、前記課題解消を図ることは勿論可能である。
しかし、本願では前記ターゲットTAにおける滑止シートSSを用いた実施課題に関し、ターゲットTAを次の様に形成して前記課題を良好に解消克服したものである。次に円形滑止シーTAの実施例4(1)、及び四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)について説明する。
先ず、図7cは円形(実施例:Φ150)に加工した円形滑止シートTAを示す。因みに、実施例の具体的製品は、薄型スベリ止メネットの商品名(例えば、PVC製、メッシュ状、グレー色、0.5mm厚、篠田ゴム株式会社製)で市販されている製品が好適である。図7dは再剥離型の両面粘着テープ1e(フロアに直接貼着する際は、再剥離用の両面粘着テープを用いる)をΦ150に形成した状態を示し、前記円形滑止シートESの片面側に再剥離両面粘着テープを貼着する。図7eは、前記図7c+図7dに合体した態様、表面には1×打数、サークル円線1aと、手書きで記載するか、又はシルク印刷した態様を示す。
そこで、本願では図7cの円形滑止シートESを図7eの様にした態様では、円形滑止ターゲットTAの実施例4(1)と改称して説明する。
そして、図7eの様に形成した円形滑止ターゲットTAを用い、フロアに敷設貼着している実施態様を示したのが前記図2mにおける円形滑止ターゲットTAの実施例4(1)である。本実施例のようにターゲットTAを円形形成すると共に、有効面積をΦ150程度と小径で実施することで、前記滑走体KTが滑止シートSS面で、横転、転倒のトラブル課題は、前記製品:薄型スベリ止メネットの滑止吸着性能と相まって良好に課題克服が図れるのである。
次に、四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)として、更に改良を加えた好ましいターゲットTAについて図7を参照しつつ説明する。
該四角形PVCシート中央の一部分にのみ滑止シートSSを貼着し、所謂、ラミネートにより2層構成としたのが、四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)である。
さて、図7fは一般にホームセンター等でテーブルクロス用シートとして市販されているピンク、グレー、グリーン色等、カラフルに加工されたPVC(塩ビ)製シートを用い、四角形の所定寸法320×320の正方形に裁断したシート厚さ:0.3〜0.5mmを用いて裁断したのが、四角形PVCシート4aである。そして、
そして、図7fの前記PVCシート表面に対し、図示する様に二つのサークル円線1a、外サークル円線1b、2×打数、ゲーム名、ルール等をシルク(スクリーン)印刷した状態として示したのが、図7fの四角形PVCシート4aである。
さて、前記図7eの円形滑止ターゲットTAの裏面剥離紙を剥離し、双方の円線1a(Φ150)を合致させて円形滑止ターゲットTAを四角形PVCシート4aに貼着し、図7gの様に(d)+(e)+(f)とラミネートした態様が、ラミネートした2層構造の四角形滑止付ターゲットTAの実施例4(2)である。
なお、以上の実施例4(2)では、前記2層構造における四角形滑止付ターゲットTAの図7gの実施例4(2)として、図7eの様に円形滑止ターゲットTAに印刷した状態のものを図7fに貼着する実施例を示したが、予め、図7cの円形滑止シートESを両面粘着テープ1eでPVCシートに無地の儘で貼着し、四角形PVCシート4aと円形滑止シートESとを貼り合せた態様、図7gのような状態にシルク印刷すると一層効率的である。
更に、双方の素材は前記した様にPVC製であり、塩ビ用の設着剤を用いてラミネートと実施すると一層好ましい。
◆次に、本願は勿論ゲーム内容の権利化を意図するものではないが、本願発明の目的や構成の理解の助けとする為、フロアゴルフ、及びカーリングゲームに関して図面と共に以下に参考記載する。
本願発明が目標としてきた代表的ゲームのフロアゴルフFGについて、図8a、図8bを同時参照しつつ、前記3点セットを活用したフロアゴルフFGゲームの実施例概要について説明する。
フロアゴルフFGは、前記した様に先願の滑走体KT、本願発明に係わるプッシャーPS、及びターゲットTAの3点セットを用い、従来のパターゴルフ形式によりフロアでゴルフゲームが楽しめる様にした新規性を有するフロアゴルフの提案である。
◆フロアゴルフFGの実施例要領の概要について、以下に列記説明する。
(1)本フロアゴルフFGでは、前記・「滑走体KT」を用いることを前提に、・ボール式プッシャーPS(実施例1)、・四角形滑止付ターゲットTA(実施例4)の3点セットを用いて実施することが望ましいが、ゲームを楽しむには前記図2で示した各種の打撃方法や滑走ショットで、フロアに敷設したターゲットTAを目掛けて滑走体KTを打撃滑走する。
(2)フロアゴルフFGの具体的実施例について、図8a、図8bを同時参照しつつ説明する。図8aは、例えば、家庭用のターゲットTAとしては、前記図2、及び図7で説明した、四角形滑止付ターゲットTA(32cm角)を用い、TA1〜TA4として2m前後の間隔でフロアの所望位置の四箇所に配置し、図8aの中央部には拡大見本的に示した四角形滑止付ターゲットTAを、再剥離粘着テープ1z(3M製メンディングテープ)を用いて、上から直接貼着して行う。
(3)スタートは、図8bの様に滑走体KTをTA1の端部にセットした態様で、次のTA2を目掛けて、プッシャーPSで滑走体KTを打撃滑走し、以下同様に4箇所のTAを巡回する。
(4)フロアゴルフFGは、所謂、パターゴルフ形式でゲームを実施する。スコア判定の基本は、図8bのターゲットTA2上に滑走停止した滑走体KTを真上から見て、ボール位置がサークル円線の内側にあるか、外側にあるかで判定する。例えば、今、TA2上に停止した4つの滑走体KTの夫々は、サークル円線内1aは1点、外サーク円線内1bは2点としてゲームルールでは、例えば、1番の滑走体KT:2点、2番の滑走体KT:1点、3番の滑走体KT:1点、4番の滑走体KT:5点(オンしてないのは全て5点)。周知の様にゴルフは点数が少ない方が勝ちとなる。
(5)なお、フロアゴルフFGでは図8aに示すターゲットTAに記載する様に、サークル円線1aの円内は円形滑止シート1aであり1×打数と記載してある。滑走体KTが該円内を1打で命中滑走すると、滑止シートで吸着されてホールインワンゲットとなる。
(6)フロアゴルフFGには、2通りのゲーム方法がある。ルール1では、1×打数、2×打数は1打目にオンしない場合に、サークル円内に乗るまでの打数を掛け合わせてスコアを掛け算式にカウントすることを意味する。ルール2は、ホール毎に一打の打撃勝負とする形式である。なお、ルール1、又はルール2でゲームするかは、プレーヤーがローカルルールで決めればよい。
(7)因みに、図8bの滑走体KTは滑走体KTがターゲットTA2のサークル円線内に“ピタッと”ホールインワン停止された情況を示している。即ち、ショットした滑走体KTが適宜のスピードでオンライン上を滑走し、ターゲットTAに命中した際は、滑走体KTの底面摺動部が滑止シートSSに吸着されるのでホールインワンゲットとなる。
以上を予備知識として、前記した本願3点セットを用いたフロアゴルフFGの具体的実施例について、次に更に説明する。
そこで、前記3点セットを用いた(1)フロアゴルフFG、(2)カーリングゲーム例の基本ルールの概要について以下に簡単に列記説明する。
◆フロアゴルフFGのゲーム方法の概要について説明する。
プレーヤー:2〜4人が、各自色違いの収納カラーボール1個宛の滑走体KTを用い、前記図8bの様に各ターゲットTA枠内に滑走体KTをセットし、家庭用では図8aの様にフロアの四箇所に2m前後で離間配設して貼着形成したTA1〜TA4の各ターゲットTAに対し、ホールインワンを目指して、順次スタートショットする。
フロアゴルフFGでは、9H(ホール)ラウンドする順序は、例えば図8aに示す様に(往路・白矢印右回り)TA1⇒TA2⇒TA3⇒TA4⇒TA1(復路・黒矢印左回り)⇒TA4⇒TA3⇒TA2⇒TA1⇒(対角ホール)TA3:9Hのホールアウトである。
更に、後半の9Hを回り、計18Hをラウンドする場合は、TA3⇒TA2⇒TA1⇒TA4⇒TA3(折返し)⇒TA4⇒TA1⇒TA2⇒TA3⇒(対角ホール)TA1:計18Hのホールアウト終了である。
◆カーリングゲーム形式の概要について説明する。
図8aの様に配設した4個のターゲットTA配置の儘、図8cに示す様に滑走体KTをストーン、ターゲットTAをハウスに見立てて、例えば、2人のプレーヤーが夫々5個宛の滑走体KT(ストーン)を用い、カーリング形式で4箇所のハウスを移動し乍スコアを競うゲームである。なお、カーリング形式のゲーム時もターゲットTA(ハウス代用)を、その儘、スコアシートを標的として用い、TA上の記載点数を、例えば、「1×打数」エリアを→10点、「2×打数」エリアを→2点としてカウントするか、センターに近い方のストーンを勝ちとして、前記(1)のフロアゴルフFGに準じて、1H〜18Hを移動し乍カーリング形式でゲームをしたり、トータルスコアを競う等、色々なゲーム形式で楽しむことが考えられる。
因みに、インターネットの検索画面に「ぺタボード キュー」と入力検索すると、「ぺタボード基本セット」として、図9aに示したキュー20、ディスク23と称する用具の紹介や、ゲームの画面が掲載されている。
そして、ぺタボードゲームは静岡県浜松市で発祥したとされ、同県の広域スポーツセンターや、同県レクレーション協会等ではぺタボード用具のレンタル等も行われ、普及活動が活発に行われている模様である。学童や高齢者達が体育館等でぺタボードゲームを行っている様子や、夏休みには、小学生達の大会が開催されている様子等がインターネットで紹介されている。
本願発明の前記ターゲットTA(滑止シートSS)、及びプッシャーPSの遊具は、従来から実施されている図9a〜図9cに概要を示す様なぺタボードの如き、フロアゲーム遊具等と相互乗り入れして、併用実施した場合にも十分効果を発揮することが期待できる。例えば、図9aのゲットサークルと称するゲームは、湾曲状フェース22の木製キュー20で、ゲットサークル用の標的を目掛けてディスク23(木製)を押出し、スコアを競うフロアゲームであるが、例えば、ぺタボード遊具の図9aゲットサークルに対して、本発明で形成した滑止シートをラミネート貼着した態様が図9aのセンターサークルである。
即ち、摺動面が平坦面で形成されたディスク23(滑走体)に対し、充分に吸着効果が発揮され“ピタッと”と停止されるので本願が狙いとする発明効果が十分発揮されるのである。
なお、図9a〜図9dの各図は、前記ぺタボードにおけるカタログを参照して本願の滑止シートSSや、プッシャーPS構成部品を用いて併記した実施例5を夫々示す。
本願発明の前記主構成遊具を、ぺタボードと併用実施した際の、ゲーム性の付加価値、ゲーム効果を一層高めることが期待できのである。
因みに、ぺタボード遊具に対して本願発明の滑止シートSSを用いたターゲットTAを併用実施した構成例について簡単に説明すると、図9bのマッチスコア一A、図9cのマッチスコア一Aの各ターゲット用のシートに対して、前記図9aにおけると同様、本願の滑止シートSSを部分的に各図面中に、メッシュ状に図形表示した部分が滑止シートSSを貼り合せた領域部分を示す。
なお、現在実施されているぺタボードゲーム用のターゲットには、勿論、滑止シートSSは用いられてないが、図示のように一部分に滑止シートをラミネート貼着すると、一層、ゲーム効果を高めることが十分に期待できるのである。
更に、図9cは本願のプッシャーPSを用いてディスク23をプッシュしている態様を示すが、此方が実際に、ディスク23のモデルを試作して実験した結果では充分好適に、初期の機能目的が果せること確証したのである。
最後に、図9dに示すテーブルカーリング形式のゲーム内容のものが、インターネットで検索できる。インターネット上に紹介されているテーブルカーリングゲームに対し、滑止シートSSを備えターゲットTAをハウスに併用実施した適用例について、図9dに基づいて簡単に参考説明する。
ここでは、ストーン27を滑走体KT、ハウス29をターゲットTAと見做してテーブルカーリングを実施することが考えられる。
ハウス29に対して滑止シートSSを部分的に敷設貼着して用いると、ストーンに対しても滑止シートSSの吸着効果が十分発揮されるので、ゲーム効果が一層高められて楽しめものと期待する。
KT 滑走体KT
PS プッシャー
ES 円形滑止シート
TA ターゲット 四角形滑止付シート 円形滑止シート
SS 滑止シート
FG フロアゴルフ
g4 球面間の谷間部
R4 ローラーの谷間部
gb ゴルフボール
4a 四角形PVCシート
4s 四角形滑止シート
1a サークル円線
1z 再剥離粘着テープ
6a スライダー
6b 底面摺動部

Claims (6)

  1. 回転体を備えたプッシャーと、プッシャーで押出される滑走体KTを備えたゲーム用フロア遊具であって、
    プッシャーは、
    (1)少なくとも、前記プッシャーのシャフトにおける一端部には把持用のグリップ部を形成したこと、
    (2)シャフト他端の先端部には、シャフトと直交する方向に回転体を回転自在に回転軸支する軸支部を設けて形成したこと、
    (3)回転体の中央部に、滑走体KTにおける胴部と当接する谷間部を形成したこと、
    滑走体KTは、内部にゴルフボールを転動自在に収納したボール組立体であって、少なくとも、胴部、底部の各部が下記の様に形成されてなり、
    (4)胴部は筒状に形成され、ボール組立体の底部と上部の中間部にあって、該胴部の内径をゴルフボールより大径で形成したこと、
    (5)底部は胴部の下端に設けられ、該底部に備えた底面の中央部にゴルフボール直径より小径の底穴を設けてゴルフボールの1部分を突出させ、且つ、外周縁部が斜め上に向かって、円弧状に折り返す形状としたスライダーを該底部に敷設すると共に、該スライダーの該外周縁を摺動部として形成したこと、
    以上(1)〜(3)の構成を備えたプッシャーと、(4)及び(5)の構成を備えた滑走体KTからなるゲーム用フロア遊具。
  2. シャフトは、ジョイント部で互いに連結された複数個のパイプで構成され、且つ、前記各パイプの各々を互いに左右方向に捩じる操作に基づいて、パイプ間がロック又はロック解除され、シャフトを所望長さに伸縮自在に設定できる様に形成したこと、
    を特徴とする請求項1に記載のプッシャー及び滑走体KTからなるゲーム用フロア遊具。
  3. シャフトの先端部に設ける回転体が一対のボールであって、前記一対のボールをシャフトの両側に直交配置する態様で回転軸支し、該一対のボールで形成される球面間を谷間部としたこと、
    を特徴とする請求項1又は2記載のプッシャー及び滑走体KTからなるゲーム用フロア遊具。
  4. シャフトの先端部に設ける回転体がローラーであって、ローラーの中央部を所定半径で湾曲状に形成すると共に、ローラーをシャフトに直交する配置態様で回転軸支し、中央部を谷間部としたこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のプッシャー及び滑走体KTからなるゲーム用フロア遊具
  5. フロア遊具のターゲットであって、ターゲットは少なくとも樹脂素材により滑止機能を備えて滑止シートとして形成され、滑止シートをターゲットとしてフロアの所望箇所に貼着形成したことを特徴とするターゲットを、更に備えた請求項1〜4の何れかに記載のゲーム用フロア遊具。
  6. フロア遊具のターゲットであって、少なくとも樹脂素材により四角形に形成したシートが下記の様に形成してなる。
    (1)四角形シートのシート表面には、少なくとも1つのサークル円を形成したこと、
    (2)更に四角形シートには、樹脂素材により滑止機能を備えた滑止シートを用いて所定寸法の円形に形成すると共に、該円形の滑止シートを前記四角形シート表面の中央部に貼着形成したこと、
    (3)前記円形の滑止シートを備えた四角形シート全体をターゲットとして、該四角形ターゲットの上から粘着テープを用いて、直接フロアの所望箇所に貼着形成したこと、を特徴とするターゲットを、更に備えた請求項1〜4の何れかに記載のゲーム用フロア遊具。

























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