JP3161956U - カーリング様遊技具 - Google Patents
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Abstract
【課題】幼児やお年寄りでも安全に扱える形態と重量で、積層収納が容易な室内カーリングにおける疑似ストーンと標的としての遊技具を提供する。【解決手段】上面に識別体を設けた平滑底面を有する扁平円盤状弾性体を複数設けて疑似ストーン1とし、同一形状の扁平円盤状弾性体の標的4からなる。疑似ストーン1及び標的4は、直径40〜100mm、高さ1〜10mmとする。【選択図】図14
Description
本考案は、カーリング様遊技具に係り、詳しくは、老若男女に関わらず、特に幼児やお年寄りでもカーリング様競技をすることができ、かつ、安全に取り扱うことが可能な遊技具に関するものである。
従来の遊技具を用いるゲーム及びスポーツは、その名称ごとにそれぞれ特徴とする遊技具をもっており、各種ゲーム及びスポーツの振興に役立ちそれぞれの産業製品となってきた歴史がある。
物体を標的に向けて滑らせる遊技には、ハンドルのついた円盤状の花崗岩製のストーンと呼ばれるものをハウスと呼ばれる多重円の標識で描かれた標的の中心に入れ合い、得点を競うカーリングと呼ばれる氷上ゲームがある。
従来のカーリング競技に使用される図11のストーンと呼ばれる滑走体は、花崗岩を扁平球体に加工して上部に横向きに握るためのハンドルをつけたものである。直径は約30cm、重量は約20kgもある。それを広大な氷上で複数個滑らせて約40m先の標的とする径の異なる同心円の中心部に集める競技である。通常1試合の競技回数を10回、競技人数も4人対4人計8人、毎回の使用ストーンは合計16個としている。競技者から投てき(握っていた遊技具を腕を振って進行方向へ滑り出す動作をいう)されたストーンは、約40mの距離の氷面をブラシでこする役の者により、巧みに制動距離や方向をコントロールされて滑らされるなどの特徴がある。カーリング競技は氷上で行われるため、ゲームそのものが季節ゲームとなり、必然的に期間の限定されたゲームとなる。自然の広大な氷面を利用する以外は、アイススケート場と同様の設備規模が必要となるので、併設されることが多い。カーリング競技は、このように設備そのものが大掛かりであり、場所代や用具代が高価となる。また重いストーンを氷上で扱えるようになるには、相当の体力と訓練とを必要とし、誰もが楽しめるゲームとはなっていないという問題点があった。
また前記ゲームを体育館などで行うことを可能にするため、樹脂製の疑似ストーンを製作し、カーペット上で目標に滑らせる図12のユニカールと呼ぶゲームや、樹脂製ストーンの下部に複数個のローラを設け直接床上を滑らす図13のカローリングと呼ぶゲームがある。
ユニカールという競技に使用されるストーンは、カーリング競技を陸上版にしようと、1972年に開発されたものである。樹脂製で上部に縦向きのハンドルがつけてある。
カローリングという競技に使用される疑似ストーンは、樹脂製で上部に横向きハンドルをとりつけ、下面内部に複数のベアリングを下面から少し突出するよう装着してある。ユニカールの疑似ストーンは、直径約23cm〜27cm、重量2kg〜4.2kgある。競技は長辺8m〜14m、短辺1.2m〜2.8mのカーペット上で行われる。ユニカールでの競技方法は、通常1試合の競技回数を6回、競技人数も3人対3人計6人、毎回の使用する疑似ストーンは合計6個としている。得点方法もカーリングと同様である。ユニカールの疑似ストーンやカーペットのサイズにはそれぞれ3段階程度の差があり、若年者、女性、高齢者に配慮したものとなっている。
カローリングは疑似ストーンの重量もユニカールとほぼ同様で、競技方法もよく似ており、競技面積も双方とも同程度を必要とする。従って、ユニカールやカローリングは、カーリングと比較すれば用具代が安価であるものの、一般に普及するには高価であることや、室内競技とはいえ相当程度の広い室内面積を必要とすることなどから、まだまだ一般に普及するには至っていないという問題点があった。その他に開発されたカーリング様の遊技具は、氷上で行うカーリングの雰囲気を真似るために、ハンドルを手で持つということにこだわることからどうしてもある程度の大きさにならざるを得なかった。また、テーブル上で行う競技やマット上で行う競技も、それなりに設備を必要としており低価格で製造するのには困難があった。
誰でも参加でき、生涯同一のゲームを楽しむことができることを目標とする生涯スポーツの考案は、身心ともに健康を保つ面からも、多いに望まれている。 生涯スポーツを健康に役立たせるためのものとして考えた場合100〜200キロカロリーのエネルギー消費のものが適しており、ウォーキングで20分〜40分ということになる。また、スポーツは第一に参加する人自身が楽しめるものでなくてはならず、第二に参加者と社会全体の健康増進に役立つもの、第三に見ている人までが楽しめるものが理想である。スポーツの競技能力の面からいって、一般的にはスポーツ能力は体力×技能×精神力だといわれている。この場合老若男女では相当に差がでてしまう。それを出来るだけ感じさせないで競って楽しめるものが生涯スポーツとしては望ましいと思われる。
そこで、本考案は、遊技具が大きく重く、収納、価格、競技空間、床面状態に制約があったカーリング様遊技を、幼児やお年寄りでも安全に扱える大きさと重量にして、収納が容易な室内カーリングにおける疑似ストーンと標的として用い、高齢者、身障者、健常者や子供達が老若男女、体格の差などを感じることなく楽しむことができる生涯スポーツとしてのカーリング様ニュースポーツを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る考案は、上面に識別体を設けた平滑底面を有する扁平円盤状の弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、同一形状の扁平円盤状弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面などでの滑走移動を可能とするカーリング様遊技具である。
請求項2に係る考案は、上面に識別体を設けた平滑底面を有する扁平円盤状のゴム弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、同一形状の扁平円盤状ゴム弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面などでの滑走移動を可能とする請求項1記載のカーリング様遊技具である。
請求項3に係る考案は、上面に識別体を設けた平滑底面を有する直径40mm〜100mm、高さ1mm〜10mmの範囲内にある扁平円盤状のゴム弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、同一形状の扁平円盤状ゴム弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面などでの滑走移動を可能とする請求項1および2記載のカーリング様遊技具である。
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本考案の疑似ストーンは、手の平に収容できる程度の大きさにできるので手軽に扱える。
本考案の疑似ストーンは、従来例と比較して非常に小型であり、箱詰めすれは一冊の本程度に全セットを収納可能であり、運搬や保存が楽である。
本考案で構成した疑似カーリングゲームは、かがみこんだ姿勢でゲームをすることから、普段活用しがたい筋肉の運動が効果的にでき、中高年や幼稚園児や小学生などに適す。かがみこんで床面を擦って投てきする姿勢になるため、足腰の筋肉の維持発達に役立つ。また、かがみこんだ姿勢ができない老人や車椅子に乗った状態の方々のためには、その方々だけ特別にルールを一部変更して「放り投げてもよい」にすることなどでゲームに参加できるので、身体の不自由な老人の方や身障者の方にも適する。
本考案の疑似ストーンは、ゴム弾性体でできており、ローラーなどの駆動部がないので器具自体の損耗が少ないものになる。また滑走面に特殊なワックスを塗る必要もない。
本考案は、従来のカーリングやユニカールに比較して、ゲーム空間として広い場所を必要とせず、小さなスペースの室内で行える。室内競技であるから天候に左右されない。床面は絨毯、木製床、フローリングなどで行える。凹凸の少ない床面ならコンクリート床面でも使用できる。畳み面なども継ぎ目の凹凸を注意すれば使用できるので、殆どの床面を競技スペースとして利用できる。
本考案を使用してのカーリング様ゲームは、ゲームのどの進行状況においても、スポーツ傷害を発生させるような高負荷を筋肉に与えないし、適度な運動なので健康によい。
本考案の遊技具を用いたカーリング様ゲームは、老若男女が体格差を意識せずに手軽に楽しめるので「老若男女が体格差を意識せずに技術と思考と精神力を要する知的スポーツ」としてのゲームを提供できる。
本考案のカーリング様ゲームは、腕を振り出すときの負荷が軽い運動なので、機能障害の方などの機能回復用のリハビリテーション・スポーツとしての効果も期待できる。
本考案のカーリング様ゲームは、楽しみながら自然に運動ができる。例えば、1人対1人で8回戦ゲームを1ゲームした場合、1人当り64回投てきする機会がある。1回投てきする毎にかがみ込む姿勢を1回するので、合計64回かがみ込むことになる。単純に繰返し行うスクワット運動が64回楽しみながら自然にできる。
本考案のカーリング様ゲームは、ゲーム中において、随所に逆転が起こり最後まで勝敗のゆくえが判らない面白さがある。ゆえに、競技者だけでなく観戦者にも逆転が歓声を呼ぶゲームであり、精神的緊張と開放を楽しませることができる。心と身体の健康の最良のスポーツとして、長く愛好できる。
本考案のカーリング様ゲームは、従来の大型のゲーム器具と比較して非常に安価に製作できる。遊技具全体がゴム質であり、軽量に作れ、投げた場合などに怪我の心配の少ない遊技具として安心して使用できる。
本考案のカーリング様遊技具を使用したゲームの発展と普及は、今後のスポーツ器具産業の一分野と成り得るものであり、またその分野の産業の発展の利益だけにとどまらず、広く人類の文化発展と親睦交流に貢献できる。
上面に識別体を設けた平滑底面を有する扁平円盤状の弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、同一形状の扁平円盤状弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面などでの滑走移動を可能とするカーリング様遊技具とする。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図1は本考案の実施形態を示す平滑底面を有する扁平円盤状の疑似ストーンの斜視図である。疑似ストーン1には識別体2と平滑底面3が必要である。平滑底面は床面との摩擦を少なくする目的のものであり、底面は凹凸部がないよう平滑に成形する。疑似ストーン1は金型などを用いて製造することが通常手段であるが、以下もっとも簡易な疑似ストーン1の製作法を説明する。ゴム板などをトムソン型で打ち抜き、平滑面を有する扁平円盤状の疑似ストーン1を得、その上面に識別体2を貼り付けて製作する。識別体2は識別シールを貼り付ける。識別シールは粘着剤が裏面にある着色された薄いビニールシートを切り抜き加工をして得る。
図2は同疑似ストーン1の平面図である。図3は同疑似ストーン1をA−A切断線で切断した断面図である。同疑似ストーン1の底は平滑底面3になっている。識別シールの色は赤色や黄色など明確な色を用いる。なお識別体2は塗装してもよいし、着色した樹脂成型品を貼り付けてもよいし、疑似ストーン全体を最初から識別体2の色にしてもよい。色は2色あれば敵、見方の識別が可能となる。疑似ストーンは複数個を用意するのであるが、氷上で行う本式のカーリングは、敵8個、見方8個、合計16個のストーンを用いるので、本考案のカーリング様遊具も合計16個の疑似ストーンを用意するのが望ましい。標的4は表面に識別シールを貼り付けないものを用いる。疑似ストーンと標的の材質の色は同色でもよい。ただし、同じ材質の色であると判別し難いので、疑似ストーンの地の色を黒色にした場合には、白や緑などハッキリと地の色を区別できるものを用いるのが望ましい。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。疑似ストーンに識別体2である識別シールを貼り付けるのは実施例と同じであるが、図4の様に上面全面に識別シールを貼り付けてもよいし、図5の様に弾性体の上面の識別シールを小部分に留めてもよい。図6のように上面の一部を窪ませた部分に識別シールを貼り付けてもよいし、突出面を設けて貼り付けてもよい。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図7の様に、平滑底面3を有する扁平円盤状の弾性体の下面の周辺を、緩く上方にカールさせた構造としてもよい。ただし、カールが強いと疑似ストーンが標的や疑似ストーンを乗り越える可能性が高くなるので、反り返り部分の先端は、弾性体の周辺部の厚みを超えないようにする。このように弾性体の周辺を上方にカールさせた構造にすることで、少々の床面の凹凸が乗り越えやすくなるし、滑走もし易くなる。そりをもたせた物と比較した場合には静止摩擦係数が相当に違ってくる。
例えば、硬度60の合成ゴムを疑似ストーン1とし、トムソン型で切断形成したものは、ゴム板を在庫しているときに巻き込んで保存されているから平面に広げても反りがでる。この反りは滑走距離に相当影響を与える。反りが出た疑似ストーンの底面の摩擦を測定する方法として、30度に角度設定したパーティクルボードで製作した木質板の上を滑らせる実験を行った。疑似ストーン1の自然落下による助走距離は、斜面に沿って90cmに設定した。疑似ストーン1である弾性体の底面が上方に反ったものを用意した。中心を接触する場合の10回の試行で30度の板が水平面と接する場所からの水平距離は27cm〜34cmであり、平均水平距離は31.1cmであった。逆ソリにして端面が接触するように計測した場合には、同一条件の斜度と距離を滑走させた場合、水平距離は12cmから16cmであり、平均距離は13.8cmであった。フローリングの床などで実際に滑走させた場合においても、滑走距離に25%程度の差が出る。また、巻き込み保存されたものでも逆巻き保存し直すことでほぼ平面にできる。ゴム板が平面に形状を保っている場合は、同一傾斜角30度で60cmの助走距離でも水平距離は40cm程度滑走する。ただし、同一のトムソン切断成型材を裏返して仕様すると、トムソン型での微妙な切断バリのせいで僅か4cm程度しか滑走しない。周辺部をバリ取り加工するか面取り加工をするとよい。面取り加工はR加工してもよいし、図8の様に最初から平滑底面を中央が膨らんだ形態に成形加工をしてもよい。しかし、全体を球面の一部に形成するのでなく、中央部には水平面を残すように工夫するとよい。また、成形加工をする場合には、上面にも膨らみを設けてデザインを格好良くしてもよい。ただし、デザインに凝ることはコストアップの要因にもなるので採算を考えて設計する必要がある。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図9は標的4である。標的の材質は疑似ストーン1と同質のものが望ましいが、形状がほぼ同一なら必ずしも弾性体で作成する必要はない。ただし、園児や低学年のものが使用することを想定すると人に向かって投げて怪我をさせる場合の危険性を考えると、ゴムなど軟質材の弾性体の方が安全を考えたら安心して使用できる。弾性体は軟質材であればゴムにこだわる必要はないが、床面との低摩擦を実現できるものなら他の材質のものでもよい。標的4の上面には疑似ストーンに使用している色以外の識別シールを貼り付けてもよいが特に設けなくてもよい。ただし、図10に示すように、標的4の上面に販売会社や所属する協会などのマーク5を上面に設けてもよい。なお、図10はマーク5のデザインの一例である。標的4にマークする方法は、慣用手段により行う。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図14は本考案の遊技具である疑似ストーン1を厚み3mm、直径75mm、重量約20gの扁平円盤状の平滑底面3を有するゴム弾性体上面に識別体2を表示した16個の疑似ストーン1を積層収納したものと、疑似ストーン1と識別体2のない同径の標的4を2個との図である。
図15は本考案の図14の遊戯具を用いてカーリング様ゲームしている図である。本考案の遊技具を用いて行うカーリング様ゲームの競技人数を説明する。毎回使用できる疑似ストーン1は、各チーム8個づつ計16個あるので、それを状況に応じて各チームに同一個数を割り当てる。ただし、競技会などを開催する場合は、個人戦、2人戦、4人戦にするなど、規定人数を設けるのも好ましいと思われる。
以下、本考案の遊技具を用いて行うカーリング様ゲームの競技回数を説明する。競技人数は、1人対1人計2人〜8人対8人計16人まで自由に同一人数戦を選択できる。競技回数は自由に設定してよい。各回数をエンドと言う。カーリングの競技回数は8〜10エンド設定が多い。本考案のカーリング様ゲームのエンド数は、標準戦は8エンド、ハーフ戦は4エンドとする。
以下、本考案の遊技具を用いて行うカーリング様ゲームの競技空間を説明する。競技場所は、凹凸や不陸の少ない床面を利用する。標的4はプレーヤ10と適当な距離を設けて置く。プレーヤ10の足元にも標的4と同一の標的4を置く。標的4と足元に置く標的4を結んだ線をコースライン11と言う。リリースライン6は足元に置く標的4とコースライン11とが直行する仮想線です。標的4とリリースラインとの間は適当な距離で設置する。距離の目安は、初心者は約2m、中級者は約3m、上級者は約4mとする。標的4の後方には、標的4と適当な距離を設けたデッドライン7をリリースライン6と平行に設置する。デッドライン7は1〜2m程度の長さのロープ、テープ、棒などで作る。標的4とデッドライン7の距離は、初心者では50cm〜1m、中級者、上級者では1〜2mに距離を離して設置する。デッドライン7はガムテープなどで床面に一時固定しても良い。デッドライン7は壁面にしてもよい。投てき中にどちらかのプレーヤ10の疑似ストーン1が標的4に当り、標的4がデッドライン7に接触するまで移動した場合には、移動させたプレーヤ10の属するチームをその回の負けとし、得点1を相手チームに与える。標的4のうち1個はリリースライン6の目印として使用する。1回終了毎に交互に標的4の位置変更をして投てき位置を反転する。標的4の位置変更がしずらい場合はそのままの位置で行う。
以下、本考案の遊技具を用いて行うカーリング様ゲームの進行方法を説明する。まず先攻、後攻をじゃんけんやくじ引きなどで決める。勝った方が先攻後攻と識別体2の色選択ができる。識別体2の色は識別体A8の赤色と識別体B9の黄色とがあり、選択した識別体2の色は試合終了まで変更できないものとする。2エンド以後は前回得点を獲得したチームから競技を始める。前回が両チーム無得点の場合は、先攻、後攻の順序は前回と変わらない。
以下、本考案の遊技具を用いて行うカーリング様ゲームの投てき方法を説明する。プレーヤ10はリリースライン6の足元の標的4の横に左右どちらかの足を置いてかがみます。リリースライン6を足が越えてはならない。投てきは片手で行うものとし、リリースする反対側の手は、リリースライン6の前の床面に手をつけてはならない。プレーヤ10は自分の投てき用として1個または複数個の疑似ストーン1を手に持ち、そのうちの1個の疑似ストーン1を床に置き、前方に設定した標的4に向けて手で床面を滑らせる。この投てき動作をリリースと言う。
以下、本考案の遊技具を用いて行うカーリング様ゲームの得点の条件を説明する。交互にリリースして、標的4に疑似ストーン1を近づけることを競うゲームである。両チームのプレーヤ全員が全ての疑似ストーン1を投げ終わった後、得点を計算する。競技中に標的4が移動したら、移動した標的4を新たな標的4として計算する。
以下、本考案を用いて行うカーリング様ゲームの得点の計算方法を説明する。まず1エンド毎に投げ終わったプレーヤ10全員の疑似ストーン1の配置を見る。標的4に一番近い位置に疑似ストーン1を投てきした側のチームが得点を獲得できる。無得点側の疑似ストーン1が標的4に一番近い範囲の円内にある得点獲得側の疑似ストーン1の個数が得点となる。標的4や疑似ストーン1に乗り上げた疑似ストーン1は得点の対象とする。どちらの疑似ストーン1が標的4に近いか判定できないときは、メジャーで測定する。測定不能の場合は両者無得点となる。両者無得点の場合の投てき順番は変更しない。競技を複数回繰返して各得点を合計し、得点の多いチームを勝利チームとする。規定の競技回数を終了した後、両チームの得点合計が同点の場合には、延長戦を行い勝敗を決定する。
1 疑似ストーン
2 識別体
3 平滑底面
4 標的
5 マーク
6 リリースライン
7 デッドライン
8 識別体A
9 識別体B
10 プレーヤ
11 コースライン
2 識別体
3 平滑底面
4 標的
5 マーク
6 リリースライン
7 デッドライン
8 識別体A
9 識別体B
10 プレーヤ
11 コースライン
Claims (3)
- 上面に識別体を設けた平滑底面を有する扁平円盤状の弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、同一形状の扁平円盤状弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面で滑走移動を可能とする遊技具。
- 上面に識別体を設けた平滑底面を有する扁平円盤状のゴム弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、同一形状の扁平円盤状ゴム弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面で滑走移動を可能とする請求項1記載の遊技具。
- 上面に識別体を設けた平滑底面を有する直径40mm〜100mm、高さ1mm〜10mmの範囲内にある扁平円盤状の弾性体を複数設けて疑似ストーンとし、直径40mm〜100mm、高さ1mm〜10mmの範囲内にある扁平円盤状弾性体からなる標的へ、疑似ストーンを床面で滑走移動を可能とする請求項1または2記載のカーリング様遊技具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000310U JP3161956U (ja) | 2010-01-20 | 2010-01-20 | カーリング様遊技具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000310U JP3161956U (ja) | 2010-01-20 | 2010-01-20 | カーリング様遊技具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3161956U true JP3161956U (ja) | 2010-08-19 |
Family
ID=54864819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010000310U Expired - Fee Related JP3161956U (ja) | 2010-01-20 | 2010-01-20 | カーリング様遊技具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3161956U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101875727B1 (ko) * | 2018-04-11 | 2018-07-06 | 오경근 | 컬링 게임세트 |
-
2010
- 2010-01-20 JP JP2010000310U patent/JP3161956U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101875727B1 (ko) * | 2018-04-11 | 2018-07-06 | 오경근 | 컬링 게임세트 |
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