JP5512477B2 - 遊技情報表示装置 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機に対応して設けられる遊技情報表示装置に関する。
従来より、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるか否かの大当たり判定を実行するパチンコ遊技機が知られている。大当たり判定に当選したとき、まず、スリーセブンなどの大当たり当選を表す当選図柄が液晶ディスプレイ等の表示画面に表示される。その後、大当たり状態が開始され、大入賞口が開放されるラウンドが複数回に渡って実行される。
近年では、大当たりに対する遊技者の注目度を高めることを目的として、ラウンド数が異なる複数種類の大当たり状態を設定したパチンコ遊技機が提案されている。このパチンコ遊技機によれば、大当たり状態の種類に応じて、遊技媒体である玉の払出数に対する遊技者の期待度に変化を与えることができる。さらに、このようなパチンコ遊技機の中には、現在何ラウンド目かを特定し難くすることで、ラウンド数が異なる複数種類の大当たり状態のうち何れの大当たり状態が発生したかを遊技者が特定し難くする遊技機も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
多くの遊技場では、遊技情報を表示する遊技情報表示装置がパチンコ遊技機に対応して個別に設けられている(例えば、特許文献2参照。)。このような遊技情報表示装置によれば、大当たり状態が発生した回数や大当たり判定の当選確率等、遊技の参考になる各種の遊技情報を表示できる。
特開2008−125564号公報 特開2005−160926号公報
ここで、何れの大当たり状態が発生したかを遊技者が特定し難くなる報知として、1回の大当たり状態の発生中に複数回大当たり状態が発生しているかのように報知を実行するパチンコ遊技を想定できる。これにより、実際に発生した回数よりも多く大当たり状態が発生しているかのように報知を実行できる。
しかしながら、前記従来の遊技情報表示装置では、次のような問題がある。すなわち、上記のように大当たり状態の発生回数を実際よりも多く見せかけるパチンコ遊技機に対応して設けられる遊技情報表示装置の場合、実際の大当たり状態の発生回数を表示してしまうと、パチンコ遊技機が多く見せかけた大当たり状態の発生回数との間に差異が生じてしまうという問題がある。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、大当たり状態の発生回数を実際よりも多く見せかけるパチンコ遊技機の遊技情報を適切に表示可能な遊技情報表示装置を提供しようとするものである。
本発明は、遊技領域を流下する玉が入賞可能な入賞部と、
前記入賞部への玉の入賞に応じて、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるか否かの抽選に用いる乱数情報を取得する乱数情報取得手段と、
前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報を所定の上限数まで記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記乱数情報を順次読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された前記乱数情報が前記大当たり状態の発生に対応する大当たり当選の乱数情報であるか否かの大当たり判定を実行する大当たり判定手段と、
図柄を変動表示する表示手段と、
前記大当たり判定手段による大当たり判定に応じて図柄を変動表示させ、判定結果に対応する図柄を前記表示手段に表示させるものであり、前記大当たり判定の判定結果が前記大当たり当選であった場合に当選図柄を前記表示手段に表示させる図柄制御手段と
前記遊技領域を流下する玉が入賞可能な開放状態、及び前記開放状態よりも玉が入賞しにくい閉鎖状態のうちの何れか一方を設定可能であって、前記大当たり状態の発生中に前記開放状態が設定される特別入賞部と、
前記図柄制御手段により前記当選図柄が表示された場合に、予め定められた態様にて前記特別入賞部を前記開放状態に設定するラウンド遊技を、前記特別入賞部を前記閉鎖状態に保持するインターバル期間で区切って複数回繰り返す大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、
前記大当たり状態の発生中に図柄を変動表示させ、前記当選図柄を再び前記表示手段に表示させる擬似大当たり報知を実行する特別制御手段と、
前記大当たり状態が発生中である旨を表す大当たり状態信号と、前記大当たり状態において前記ラウンド遊技が発生中である旨を表す特定信号と、をそれぞれ出力する信号出力手段と、を備え、前記擬似大当たり報知を実行するに当たっては、少なくとも所定時間に渡って前記特別入賞部を前記閉鎖状態に保持する一方、前記擬似大当たり報知を実行しない限り、前記大当たり状態の発生中に前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持される時間が前記所定時間に満たないように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられ、
前記大当たり状態信号及び前記特定信号を前記パチンコ遊技機側から受信する信号受信手段と、
前記大当たり当選に応じた前記大当たり状態の発生を検知する大当たり検知手段と、
前記擬似大当たり報知の実行を検知する擬似大当たり検知手段と、
前記大当たり検知手段による検知回数と、前記擬似大当たり検知手段による検知回数と、の合計回数である大当たり回数を計数する大当たり回数計数手段と、
該大当たり回数計数手段が計数した大当たり回数を表示する遊技データ表示手段と、を備え
前記大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号を非受信の状態から受信状態に移行したときに前記大当たり状態の発生を検知し、
前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号に基づいて前記特別入賞部が閉鎖状態にあるか否かを区別し、前記大当たり状態下で前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持された時間が前記所定時間に達したと判断することで前記擬似大当たり報知の実行を検知することを特徴とする遊技情報表示装置にある(請求項1)。
本発明の遊技情報表示装置を適用するパチンコ遊技機は、前記大当たり状態の発生中にも前記表示手段が図柄の変動表示を開始し前記当選図柄を停止表示させる場合がある。このように前記当選図柄を停止表示させる前記擬似大当たり報知を実行すれば、実際には1回の大当たり状態であるにも関わらず、大当たり状態が連続的に発生したかのように遊技者に見せかけることが可能である。
このパチンコ遊技機に対応して設けられる本発明の遊技情報表示装置は、前記大当たり当選に応じた前記大当たり状態の発生を検知する前記大当たり検知手段に加えて、前記大当たり状態の発生中に実行された前記擬似大当たり報知を検知する前記擬似大当たり検知手段を備えている。そして、この遊技情報表示装置が備える前記遊技データ表示手段は、前記大当たり検知手段による検知回数と、前記擬似大当たり検知手段による検知回数と、の合計回数である前記大当たり回数を表示する。
前記遊技情報表示装置が表示するこの大当たり回数は、実際の大当たり状態の発生回数に、前記擬似大当たり報知の実行回数が上乗せされた回数である。この大当たり回数を表示すれば、パチンコ遊技機側で前記擬似大当たり報知を実行して前記大当たり当選の発生回数を多く見せかけたことによる作用効果を損なうことなく一層、高めることができる。
以上のように本発明の遊技情報表示装置は、大当たり状態の発生回数を多く見せかけるパチンコ遊技機の遊技情報を適切に表示可能な表示装置である。
本発明において、前記大当たり当選に応じた前記大当たり状態の発生回数は、前記擬似大当たり報知に続いて大当たり状態が発生したように見せかけた回数を含まない。この発生回数は、実際の前記大当たり状態の発生回数を意味しており、大当たり当選の回数と一致する回数である。
本発明の遊技情報表示装置が備える大当たり検知手段が、前記大当たり状態の発生を検知する方法としては、前記大当たり状態の発生を直接的に検知する方法や、前記大当たり当選を検知することで上記大当たり状態の発生を間接的に検知する方法や、前記当選図柄の停止表示を検知することで上記大当たり状態の発生を間接的に検知する方法等、様々な方法が考えられる。さらに、遊技媒体の払出を表す払出信号に応じて、大当たり状態の発生を検知することも可能である。
また、前記擬似大当たり検知手段が、前記擬似大当たり報知の実行を検知する方法としては、前記当選図柄の停止表示を検知することにより前記擬似大当たり報知の実行を直接的に検知する方法のほか、前記当選図柄の停止表示が実行されるタイミングを特定することで前記擬似大当たり報知の実行を間接的に検知する方法がある。
また、前記大当たり状態が発生中である旨を表す大当たり状態信号と、前記特別入賞部への入賞期待度又は前記遊技領域への発射玉数のうち前記特別入賞部への入賞割合の度合いを表す特定信号と、をそれぞれ出力する信号出力手段を備えていると共に、前記擬似大当たり報知を実行するに当たっては、少なくとも所定時間に渡って前記特別入賞部を前記閉鎖状態に保持する一方、前記擬似大当たり報知を実行しない限り、前記大当たり状態の発生中に前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持される時間が前記所定時間に満たないように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられ、
前記大当たり状態信号及び前記特定信号を前記パチンコ遊技機側から受信する信号受信手段を備え、
前記大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号を非受信の状態から受信状態に移行したときに前記大当たり状態の発生を検知し、
前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号に基づいて前記特別入賞部が閉鎖状態にあるか否かを区別し、前記大当たり状態下で前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持された時間が前記所定時間に達したと判断されたときに前記擬似大当たり報知の実行を検知する
前記パチンコ遊技機は、前記擬似大当たり報知を実行する際、少なくとも前記所定時間に渡って前記特別入賞部を前記閉鎖状態に保持する。一方、前記大当たり状態の発生中では、前記擬似大当たり報知が実行されない限り、前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持される時間が前記所定時間に満たないようになっている。
前記遊技情報表示装置側では、前記大当たり状態信号に応じて前記大当たり状態を特定できる。また、前記特定信号に基づけば、前記特別入賞部への入賞期待度あるいは入賞割合の度合いを把握でき、これにより、前記特別入賞部が閉鎖状態にあるか否かを区別できる。前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態において、前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持された時間が前記所定時間に達したと判断されたときに前記擬似大当たり報知を検知する。ここで、前記所定時間に達したと判断する方法としては、前記閉鎖状態に保持された時間を計測して、その計測時間が前記所定時間に達したときに上記のような判断をしても良く、前記計測時間が予め設定したしきい値を超えたときに上記のような判断をしても良い。
なお、前記特定信号としては、前記特別入賞部が閉鎖状態にあるか否かを区別できれば良く、前記特別入賞部への入賞割合等が高いときに出力される信号であっても良いし、低いときに出力される信号であっても良い。前記特定信号としては、前記特別入賞部が開放状態にあることを表す信号や、前記特別入賞部への入賞を表す入賞信号等を採用することができる。
また、前記所定時間よりも短い第1のインターバル期間と、前記所定時間以上の第2のインターバル期間と、が前記インターバル期間として設定されており、該第2のインターバル期間において前記擬似大当たり報知を実行する一方、前記第1のインターバル期間では、前記擬似大当たり報知を実行しないように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられ、
前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号を受信していない状態が前記所定時間に渡って継続したと判断されたときに前記第2のインターバル期間を検出することで前記擬似大当たり報知の実行を検知することが好ましい(請求項)。
この場合には、前記第2のインターバル期間を検出することで、確実性高く前記擬似大当たり報知の実行を検知できるようになる。
また、前記大当たり状態として、前記ラウンド遊技の実行回数がN回である第1の大当たり状態と、前記ラウンド遊技の実行回数がN回の整数倍である第2の大当たり状態と、が設定されていると共に、該第2大当たり状態において前記ラウンド遊技がN回実行された後、前記第2のインターバル期間が設定されるように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられることが好ましい(請求項)。
この場合には、遊技者が前記擬似大当たり報知を看破することの難易度が高くなるので、前記遊技情報表示装置側で前記擬似大当たり報知の実行回数を含めて前記大当たり回数を表示することによる効果が一層高くなる。
また、前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号を受信していない状態が前記所定時間に渡って継続したと判断されたときに前記擬似大当たり報知の実行を検知することが好ましい(請求項)。
この場合には、前記ラウンド遊技が発生中である旨を表す前記特定信号に基づいて、前記パチンコ遊技機の遊技における前記インターバル期間を特定できるようになる。前記インターバル期間が前記所定時間に渡って継続したかどうかに応じて、確実性高く前記擬似大当たり報知の実行を検知できるようになる。
実施例1における、遊技場管理システムを示すシステム図。 実施例1における、パチンコ遊技機を示す正面図。 実施例1における、パチンコ遊技機の電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、パチンコ遊技機における大当たり状態を説明するタイムチャート図。 実施例1における、パチンコ遊技機における遊技状態の遷移図。 実施例1における、パチンコ遊技機による大入賞口開放処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、パチンコ遊技機による大入賞口閉鎖処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、パチンコ遊技機による大当たり演出開始処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、パチンコ遊技機による擬似大当たり報知演出処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、遊技情報表示装置を示す正面図。 実施例1における、遊技情報表示装置の電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、大当たり演出画面を示す正面図。 実施例1における、大当たり終了演出画面を示す正面図。 実施例1における、連荘演出画面を示す正面図。 実施例1における、遊技情報表示装置による大当たり処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、パチンコ遊技機5に対応して個別に設けられる遊技情報表示装置1に関する例である。この内容について、図1〜図15を用いて説明する。
本例の遊技情報表示装置1(以下、表示装置1という。)は、遊技媒体である玉を貸し出す貸出装置3と共にパチンコ遊技機5に対して個別に設けられている。遊技場では、表示装置1、貸出装置3及びパチンコ遊技機5の組合せが、遊技場管理装置(管理装置)2により管理され、全体として遊技場管理システム(管理システム)100が形成されている。この管理システム100では、図1に示すごとく、管理装置2のほか、パチンコ遊技機5毎の貸出装置3及び表示装置1が通信ネットワーク40に接続されている。パチンコ遊技機5は、表示装置1を介して通信可能な状態で通信ネットワーク40に接続されている。
まず、本例の表示装置1を組み合わせるパチンコ遊技機5について説明する。パチンコ遊技機5は、図2に示すごとく外観的な構成を備えている。パチンコ遊技機5は、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉53と、開閉扉53の内側の遊技盤の盤面に形成された略円形状の遊技領域530と、遊技領域530の下部両側に配置された一対のスピーカ531と、遊技領域530の下側に設けられた上皿535及び下皿537と、上皿535の右下に配置された発射ハンドル534と、を備えている。
開閉扉53は、パチンコ遊技機5に対面して左側のヒンジ533を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉53には、遊技領域530に対応する略円形状の透明窓539と、透明窓539の上部両側に配置された装飾ランプ536と、が設けられている。
発射ハンドル534は、遊技領域530への玉の打ち出し強さを調整するための操作ハンドルである。発射ハンドル534は、図示しないスプリングにより左回転方向の初期位置に向けて付勢されている。初期位置に発射ハンドル534が位置する場合の打ち出し強さはゼロであり、この状態では玉は発射されない。発射ハンドル534が右回転方向に操作されたとき、内部の発射装置821により玉が発射される。発射ハンドル534の操作量が大きくなるほど、玉の打ち出し強さが強くなる。
上皿535は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れるための受け皿であり、遊技者側に張り出すように形成されている。上皿535の玉は、図示しない供給通路を経由して発射装置821へ供給されるようになっている。
下皿537は、上皿535の玉が一杯になったときに賞球を払い出したり、遊技者の操作に応じて上皿535の玉を回収するための受け皿である。
遊技領域530は、図2に示すごとく、遊技媒体であるパチンコ玉が流下する領域である。遊技領域530には、液晶表示部590を含む表示器59を中心として、左側に通過ゲート541等が配置され、下側に始動口52(始動入賞部)や大入賞装置56(特別入賞部)等が配置されている。遊技領域530の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するための玉排出口538が開口している。また、遊技領域530の左縁には、普図表示部581及び普図保留表示部582が配置されている。
通過ゲート541は、通過玉を検知するゲートである。通過ゲート541は、玉を通過させるのみで賞球の払い出しが設定されていない。通過ゲート541が通過玉を検知すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)が実行される。
始動口52は、図2に示すごとく、大当たりの当否を決定するための特図判定(大当たり判定)の契機となる入賞口である。始動口52は、一対の可動羽根521を開口部520に設けた電チュー(電動チューリップ)である。通常時の一対の可動羽根521は、隙間を空けて相互に対面するように起立する状態(図2中、点線で示す状態。)にある。この状態では、上方に向けて開口する玉1個分の隙間を介してのみ、玉が入賞可能である。一方、相互に離隔するように回動した一対の可動羽根521(図2中、実線で示す状態。)は、開口部520への玉の流入をガイドする受け皿のように作用する。この状態では、始動口52への入賞が容易に発生する。始動口52は、普図判定での当選に応じて可動羽根521を開放する。可動羽根521の開放時間は、通常状態において0.2秒×1回、確変状態及び時短状態において1.5秒×3回となっている。なお、始動口52への入賞に応じた払い出しは、1入賞当たり3個となっている。
大入賞装置56は、大入賞口560を開口する、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。この大入賞装置56は、始動口52の下側に配置されている。大入賞装置56は、横長矩形状を呈する大入賞口560と、該大入賞口560の下辺を中心として回動する蓋部材561と、を有している。大入賞装置56では、遊技領域530をなす盤面と略面一をなすように蓋部材561が位置したときに大入賞口560が閉鎖状態となる。一方、蓋部材561が下辺を中心として遊技者側に手前に回動したときに大入賞口560が開放状態となる。このように回動した蓋部材561は、玉を大入賞口560へ導くための受け皿となり、発射玉数のうちの大入賞口560への入賞割合を格段に高くする。なお、大入賞装置56への入賞に応じた払い出しは、1入賞当たり15個となっている。
普図表示部581は、普図判定の判定結果を表示する表示部である。本例の普図表示部581は、1つのLEDにより構成されている。普図表示部581は、LEDの点滅により変動動作を表示する。普図表示部581は、普図判定に当選したとき、最終的にLEDを点灯させ、ハズレのときLEDを消灯させる。なお、普図変動時間は、通常状態下で30秒、確変状態及び時短状態下で1秒となっている。
普図保留表示部582は、普図判定用に保留された抽選用乱数の表示部である。普図保留表示部582は、4つのLEDが縦に連設されてなる。普図保留表示部582は、LEDの点灯個数により保留数(上限数4個)を表示する。
表示器59は、図2に示すごとく、液晶表示部590のほか、その下側に配置された特図保留表示部591を備えている。液晶表示部590は、横並びの3箇所の領域でそれぞれ図柄を変動表示する表示手段610としての機能を備えている。本例の表示手段610は、前記3箇所の領域でそれぞれ1〜9の数字図柄を変動表示する。
特図保留表示部591は、大当たり判定用に保留された抽選用乱数である特図保留(保留乱数)の表示部である。特図保留表示部591は、水平方向に略等間隔で配置されたLEDよりなる保留ランプ595を4個備えている。特図保留表示部591は、保留ランプ595の点灯個数により保留数(上限数4個)を表示する。
次に、パチンコ遊技機5の電気的な構成について、図3を用いて説明する。パチンコ遊技機5は、主回路60を中心として構成されている。主回路60に対しては、玉の払出を制御する払出制御回路81、玉の打込を制御する発射制御回路82、遊技演出を制御する副制御回路83、液晶表示部590を制御する表示制御回路84、入賞玉あるいは通過玉の検出器71〜73、始動口(電チュー)52を開放する電チューソレノイド76、大入賞装置56を開放させる大入賞ソレノイド75、特図保留表示部591や普図表示部581等を構成する各種のLED85、及び電力供給のための電源回路86等が電気的に接続されている。
入賞玉あるいは通過玉の検出器としては、通過ゲート541の通過玉を検出するゲート通過検出器71、始動口52への入賞玉を検出する始動入賞検出器72、及び大入賞装置56への入賞玉を検出する大入賞検出器73がある。
電チューソレノイド76は、始動口52の可動羽根521を開閉するためのソレノイドである。
大入賞ソレノイド75は、大入賞装置56の蓋部材561を回動駆動して、大入賞装置56を入賞可能な開放状態を設定するソレノイドである。
払出制御回路81は、主回路60からの指示を受けて払出装置811を制御し、所定数の玉の払出を実行させる制御回路である。
発射制御回路82は、発射ハンドル534の操作量に応じて発射装置821を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする制御回路である。
副制御回路83には、駆動アンプを含むスピーカ装置831、装飾ランプ536などの装飾ランプ類832、及び液晶表示部590による演出等を制御する表示制御回路84が電気的に接続されている。
主回路60は、CPU(Central Processing Unit)61、記憶素子であるROM(Read Only Memory)62・RAM(Random Access Memory)64、乱数発生部661・乱数抽出部662を含む乱数情報取得手段66、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)65等を備えている。本例の主回路60は、ROM62から読み出したプログラムをCPU61に実行させることにより、特図判定用の抽選用乱数を読み出す読出手段611、特図判定(大当たり判定)を実行する大当たり判定手段612、表示手段610を制御する図柄制御手段613・特別制御手段614、大当たり状態を発生させる大当たり発生手段615、確変状態を発生させる確変状態発生手段616としての機能を実現する。
ROM62は、CPU61に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、特図判定用の抽選テーブル(図示略)、及び普図判定用の抽選テーブル(図示略)を記憶している。
特図判定用の抽選テーブルは、所定範囲の乱数のうち、通常状態における大当たりの当選乱数、及び確変状態における大当たりの当選乱数が規定されたデータテーブルである。当選乱数としては、(1)4R大当たりの当選乱数(全当選乱数に対する占有割合が50%)、(2)8R大当たりの当選乱数(同20%)、(3)8R複数大当たりAの当選乱数(同15%)、(4)8R複数大当たりBの当選乱数(同15%)が設定されている。なお、各大当たりを契機として発生する大当たり状態の内容については、後で説明する。
通常状態における大当たりの当選乱数の合計個数は、前記所定範囲の乱数の1/100であり、何れかの大当たりに当選する確率が1/100となっている。確変状態における大当たりの当選乱数の合計個数は、前記所定範囲の乱数の1/10であり、何れかの大当たりに当選する確率が1/10となっている。なお、本例では、大当たりの当選乱数が全て、確変大当たりに対応する確変当選乱数となっている。
普図判定用の抽選テーブルは、所定範囲の乱数のうち、通常状態における普図判定の当選乱数、及び時短状態における普図判定の当選乱数が規定されたデータテーブルである。この普図判定用の抽選テーブルでは、通常状態における普図判定の当選確率が1/30、時短状態における普図判定の当選確率が1/1となるように当選乱数が規定されている。
RAM64は、図3に示すごとく、CPU61のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM64の記憶エリアには、各4データ分の特図保留エリア641及び普図保留エリア642が割り当てられている。特図保留エリア641は、特図判定用の抽選用乱数である特図保留の記憶領域である。普図保留エリア642は、普図判定用の抽選用乱数である普図保留の記憶領域である。RAM64は、特図保留及び普図保留を記憶して保留する記憶手段640としての機能を備えている。
乱数情報取得手段66は、特図判定及び普図判定に適用する乱数情報である抽選用乱数を取得する手段である。乱数情報取得手段66では、乱数発生部661が所定範囲の乱数を発生させ、その中から乱数抽出部662が当否判定に適用する抽選用乱数を抽出する。乱数抽出部662は、ゲート通過検出器71による通過玉の検出に応じて普図判定用の抽選用乱数を抽出し、始動入賞検出器72による始動入賞の検出に応じて特図判定用の抽選用乱数を抽出する。
乱数抽出部662により抽出された特図判定用の抽選用乱数は、前記記憶手段640により、以下のように取り扱われる。特図保留エリア641内の保留数が1〜3個であれば、記憶手段640は、抽出された抽選用乱数を特図保留エリア641に格納する。一方、保留数が4個である場合には、抽選用乱数を特図保留エリア641に格納することなく消去する。図柄変動中で保留数がゼロの場合は、抽出された抽選用乱数を特図保留エリア641に格納する。一方、図柄変動が停止中で保留数がゼロの場合、記憶手段640は、抽出された抽選用乱数を保留せず、読出手段611に対して直接、引き渡す。なお、普図判定用の抽選用乱数についても同様に取り扱われる。
読出手段611は、特図判定用の抽選用乱数を読み出す手段である。読出手段611は、図柄変動が停止中であって、かつ、大当たり状態の発生状態でないとき、乱数抽出部662が新たに抽出した抽選用乱数、あるいは特図保留として記憶された抽選用乱数を、特図判定用の抽選用乱数として読み出す。特図保留がゼロである場合には、乱数抽出部662が新たに抽出した抽選用乱数を特図判定用に読み出す。一方、特図保留が1個以上存在していれば、特図保留エリア641に記憶されていた特図保留のうち抽出された時間的なタイミングが最も古いものを特図判定用に読み出す。
大当たり判定手段612は、図示しない特図判定用の抽選テーブルに対して抽選用乱数を照合することで、大当たり判定の当否を決定するための特図判定を実行する手段である。大当たり判定手段612は、読出手段611が読み出した特図判定用の抽選用乱数を利用して特図判定を実行する。この特図判定用の抽選用乱数が前記特図判定用の抽選テーブルに規定された当選乱数と照合できたとき、大当たり当選となる。なお、普図判定についても、上記の特図判定と同様に抽選用乱数が読み出され、同様に抽選処理が実行される。
図柄制御手段613は、図3に示すごとく、表示手段610を制御して図柄を変動表示させることで、特図判定の報知演出を実行する手段である。図柄制御手段613は、報知演出を実行するに当たって、まず、液晶表示部590の表示画面上で3つの数字図柄を変動表示させ、その後、停止表示した数字図柄の組合せによって判定結果を報知する。大当たり当選の場合には、「777」や「333」などのゾロ目の数字図柄の組合せよりなる大当たり図柄(当選図柄)を停止表示させる。本例の図柄制御手段613による図柄変動の継続時間は、大当たり状態終了後の確変状態では2秒となっている。図柄制御手段613の制御により大当たり図柄が停止表示されると、その後、大当たり状態が発生する。
特別制御手段614は、大当たり状態の発生中に図柄を変動表示するように表示手段610を制御することで、擬似大当たり報知を含む擬似的な報知演出を実行する手段である。特別制御手段614による報知演出は、実際には実行されていない架空の特図判定の報知演出である。前記図柄制御手段613による報知演出が専ら非大当たり状態下で実行される一方、特別制御手段614による擬似的な報知演出は専ら大当たり状態の発生中に実行される。この擬似的な報知演出は、大当たり状態の発生中に報知演出を実行することで、大当たり状態の終了に応じて新たな特図判定が実行されたかのごとく見せかけるための演出である。本例の特別制御手段614による図柄変動の継続時間は、確変状態における図柄変動の継続時間と同様、2秒となっている。
大当たり発生手段615は、図3に示すごとく、大当たり状態を発生させる手段である。大当たり発生手段615は、大当たり当選が発生したとき、液晶表示部590に大当たり図柄が停止表示された後で、大当たり状態を発生させる。大当たり状態は、大入賞口560が閉鎖状態に保持されるインターバル(インターバル期間)を挟んで、大入賞装置56が開放状態となるラウンド(ラウンド遊技)が複数回実行される有利な遊技状態である。なお、1回のラウンドは、30秒に達するか、あるいは入賞玉が8個に到達したときに終了する。
本例では、図4に示すごとく、大当たり状態として以下の4種類が設定されている。
(1)4R大当たり状態:4R大当たりを契機として発生する4ラウンドの大当たり状態。
(2)8R大当たり状態:8R大当たりを契機として発生する8ラウンドの大当たり状態。
(3)8R複数大当たり状態A:8R複数大当たりAを契機として発生する8ラウンドの大当たり状態であり、擬似大当たり報知を伴う。
(4)8R複数大当たり状態B:8R複数大当たりBを契機として発生する8ラウンドの大当たり状態であり、擬似大当たり報知を伴う。
(1)4R大当たり状態及び(2)8R大当たり状態は、標準的な大当たり状態であり、大当たり状態の発生中に新たな大当たりが発生したように見せかけるようなこともない。4R(8R)大当たり状態では、大当たり図柄の停止表示を契機としたオープニング演出(1秒)の後、先頭のラウンドが開始される。その後、2秒間の通常インターバル(第1のインターバル期間)を挟んで合計4回(8回)のラウンドが実行され、エンディング演出(2秒)が実行される。
(3)8R複数大当たり状態A及び(4)8R複数大当たり状態Bは、大当たり状態の発生中に新たな大当たりが発生したように見せかける擬似的な報知演出である擬似大当たり報知の実行により、前記4R大当たり状態が連荘したように見せかける大当たり状態である。8R複数大当たり状態A・Bは、第4ラウンドと第5ラウンドとの間のインターバルとして、通常インターバルよりも長い長期インターバル(第2のインターバル期間)が設定されている点で、8R大当たり状態とは相違している。長期インターバルは、大当たり状態が終了したように見せかける擬似的なエンディング演出(2秒)と共にスタートし、大当たりが新たに発生したように見せかける擬似大当たり報知を契機とした擬似的なオープニング演出(1秒)と共に終了する。
以上のように、大当たり状態が発生する場合、大当たり状態が発生することを遊技者に報知するために、大当たり状態の発生を報知する開始演出としてオープニング演出を実行する。また、大当たり状態が発生している場合に大当たり状態が新たに発生したように見せかける擬似的な報知として、大当たり状態において大当たり図柄を表示すると共に、その大当たり図柄を表示した後にオープニング演出を実行する。大当たり状態において、大当たり図柄を表示するだけでなく、オープニング演出を実行することで、新たな大当たり状態が発生したものと遊技者に見せかける効果を高めることができる。
さらに、大当たり状態が終了する場合、大当たり状態が終了することを遊技者に報知するために、大当たり状態の終了を報知する終了演出としてエンディング演出を実行する。また、大当たり状態が発生している場合に大当たり状態が新たに発生したように見せかける擬似的な報知として、エンディング演出を実行した後に大当たり図柄を表示する。大当たり状態において、大当たり図柄を表示するだけでなく、エンディング演出を実行することで、大当たり状態が終了してから新たな大当たり状態が発生したものと遊技者に見せかける効果を高めることができる。
8R複数大当たり状態Aの長期インターバルAと、8R複数大当たり状態Bの長期インターバルBとは、図柄変動の実行回数の点で相違している。長期インターバルAは、図柄変動の実行回数が1回であり、その継続時間が5秒である。長期インターバルBは、図柄変動の実行回数が2回であり、その継続時間が7秒である。長期インターバルAでは、1回目の図柄変動で大当たり図柄が停止表示され、擬似大当たり報知が実行される。一方、長期インターバルBにおける1回目の図柄変動では、ハズレ図柄が停止表示され、2回目の図柄変動で大当たり図柄が停止表示される。
このように本例のパチンコ遊技機5では、4R大当たり状態と共に、ラウンド数が2倍(整数倍)の8R複数大当たり状態A・Bが設定されている。この8R複数大当たり状態の発生中に、新たに4R大当たり当選が発生したと見せかける擬似大当たり報知演出が実行される。
確変状態発生手段616は、図3に示すごとく、大当たり状態の終了に応じて確変状態を発生させる手段である。確変状態発生手段616は、図柄変動が5回実行されるか、あるいは新たな大当たり当選が発生するまで確変状態を継続させる。確変状態下の特図判定には、確変状態用の抽選テーブルが適用されるため、大当たりの当選確率が高くなり有利となる。
入出力インタフェースをなすI/O65は、遊技信号を外部に出力する信号出力手段650としての機能を備えている。信号出力手段650が外部に出力する遊技信号としては、次の遊技信号がある。
(1)スタート信号:図柄の変動表示の開始を表す信号。
(2)大当たり状態信号:大当たり状態が発生中である旨を表す遊技信号。
(3)ラウンド信号(特定信号):大当たり状態下のラウンド中である旨を表す遊技信号。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機5における遊技状態の遷移について、図5を参照して説明する。通常状態下で大当たり当選が発生すると、大当たり状態へ移行する。大当たり状態の終了後には、確変状態かつ時短状態となる。確変状態は、5回の図柄変動に渡って継続される。一方、確変状態下で大当たり当選が発生しなければ、時短状態のみの状態が、その後、45回の図柄変動に渡って継続する。確変状態を一部に含む時短状態下で大当たり当選が発生すれば、大当たり状態が再度発生し、いわゆる連荘となる。
なお、確変状態が終了した後の時短状態においては、図柄変動の継続時間が平均5秒となっている。
パチンコ遊技機5が実行する内部処理としては、例えば、図6〜図9に示す内部処理がある。図6は、主回路60による大入賞口開放処理の流れを示すフロー図である。図7は、主回路60による大入賞口閉鎖処理の流れを示すフロー図である。図8は、表示制御回路84による大当たり演出開始処理の流れを示すフロー図である。図9は、表示制御回路84による擬似大当たり報知演出処理の流れを示すフロー図である。
大入賞口開放処理では、図6に示すごとく、まず、大入賞口560を開放するタイミングであるか否かが判断される(S101)。オープニング演出の終了時点あるいはラウンド間のインターバルの終了時点であって、大入賞口560を開放するタイミングである場合には(S101:YES)、ラウンド信号が出力されると共に(S102)、大入賞口560が開放される(S103)。
大入賞口閉鎖処理では、図7に示すごとく、まず、ラウンドの終了タイミングであるか否かが判断される(S201)。ラウンドの終了タイミングである場合には(S201:YES)、ラウンド信号の出力が停止されると共に(S202)、大入賞口560が閉鎖される(S203)。第4ラウンドの終了タイミングである場合には(S204:YES)、4R大当たり状態であるか否かが判断される(S205)。4R大当たり状態ではない場合には(S205:NO)、8R複数大当たり状態であるか否かが判断される(S216、S227)。8R複数大当たり状態Aである場合には(S216:YES)、第4ラウンドの終了に応じてスタートさせるインターバルとして、5秒間に渡る前記長期インターバルAが設定される(S217)。8R複数大当たり状態Bである場合には(S227:YES)、第4ラウンドの終了に応じてスタートさせるインターバルとして、7秒間に渡る前記長期インターバルBが設定される(S228)。
一方、第4ラウンドの終了タイミングではない場合(S204:NO)、第4ラウンドの終了タイミングであるが大当たり状態が4R大当たり状態及び8R複数大当たり状態A、Bのいずれでもない場合(8R大当たり状態である場合、S227:NO)には、そのラウンドの終了に応じてスタートさせるインターバルとして、2秒間の通常インターバルが設定される(S215)。また、4R大当たり状態の第4ラウンドの終了タイミングである場合には(S204:YES、S205:YES)、インターバルが設定されることなく、そのまま、大当たり状態が終了される。
大当たり演出開始処理では、図8に示すごとく、まず、大当たり演出を開始するタイミングであるか否かが判断される(S301)。大当たり演出の開始タイミングである場合には(S301:YES)、当選した大当たりが8R大当たりであるか否かが判断される(S302)。8R大当たりではなく、4R大当たり、8R複数大当たりA・Bの何れかである場合には(S302:NO)、オープニング演出が設定されると共に(S303)、4R大当たり状態に対応する演出が設定される(S304)。一方、当選した大当たりが8R大当たりの場合には(S302:YES)、オープニング演出が設定されると共に(S313)、8R大当たり状態に対応する演出が設定される(S314)。
擬似大当たり報知演出処理では、図9に示すごとく、まず、第4ラウンドが終了するタイミングであるか否かが判断される(S401)。第4ラウンドの終了タイミングである場合には(S401:YES)、大当たり状態の種類が判断される(S402、S411、S421)。4R大当たり状態である場合には(S402:YES)、エンディング演出が設定される(S403)。
8R複数大当たり状態Aである場合には(S411:YES)、擬似エンディング演出が設定され(S412)、続いて、擬似大当たり報知のための擬似当選変動が設定される(S413)。その後、擬似大当たり報知の実行後には、擬似オープニング演出が設定されると共に(S414)、4R大当たり状態に対応する演出が設定される(S415)。
8R複数大当たり状態Bである場合には(S421:YES)、擬似エンディング演出が設定され(S422)、続いて、ハズレ図柄を停止表示させる擬似ハズレ変動(S423)、及び擬似大当たり報知のための擬似当選変動(S424)が順番に設定される。その後、擬似オープニング演出が設定されると共に(S425)、4R大当たり状態に対応する演出が設定される(S426)。
一方、第4ラウンドの終了タイミングではなく(S401:NO)、第8ラウンドの終了タイミングである場合には(S431:YES)、8R大当たり状態であるか、8R複数大当たり状態であるか、に関わらず、エンディング演出が設定される(S432)。
次に、表示装置1について説明する。表示装置1は、図10に示すごとく、パチンコ遊技機5の上側のスペースに配設される横長の装置である。表示装置1は、データ表示部15を中心として、左右両側に配置された装飾ランプ163と、左ランプの下側に配置された呼出ボタン161と、右ランプの下側に配置されたデータ切換ボタン162と、を備えている。呼出ボタン161は、遊技場のスタッフを呼び出すための操作ボタンであり、押し込み操作に応じて装飾ランプ163が点灯する。データ切換ボタン162は、データ表示部15に表示させる遊技データを切り換えるための操作ボタンである。
表示装置1の内部には、図11に示すごとく、演算処理を実行するCPU11を含む制御部10のほか、ROM12、RAM13、及び各種信号あるいは情報の入出力経路をなす通信ポート(図示略)を含む送受信部(I/O)14が収容されている。表示装置1は、送受信部14を介して通信ネットワーク40及びパチンコ遊技機5に接続されている。
送受信部14は、パチンコ遊技機5が外部出力する信号を受信する信号受信手段141としての機能を備えている。本例の信号受信手段141がパチンコ遊技機5側から取り込む信号としては、少なくとも、前記スタート信号、前記大当たり状態信号、前記ラウンド信号がある。
RAM13の記憶領域には、遊技データ記憶エリア131が形成されている。この遊技データ記憶エリア131に格納される遊技データとしては、以下の遊技データがある。なお、各遊技データを計数、あるいは生成する方法については、後述する。
(1)スタート:大当たり状態の終了(擬似終了を含む)後、図柄変動が実行された回数。
(2)累計スタート:当日、非大当たり状態下で図柄変動が実行された回数。
(3)大当たり回数:大当たり当選の回数と、擬似大当たり報知の実行回数との合計回数。
(4)連荘回数:擬似大当たり報知に応じて発生したように見せかけた擬似的な大当たり状態を含め、スタート50回以内の間隔で連続的に発生した大当たり状態の回数。
CPU11は、ソフトウェアの実行により、大当たり検知手段111、擬似大当たり検知手段112、大当たり回数計数手段114、遊技データ生成手段115、遊技データ表示手段116としての各機能を実現する。
大当たり検知手段111は、大当たり当選に応じた大当たり状態の発生を検知する手段である。大当たり検知手段111は、パチンコ遊技機5の大当たり状態信号を受信していない非受信状態から受信状態への切り替わりに応じて、大当たり状態の発生を検知する。
擬似大当たり検知手段112は、擬似的な報知演出による大当たり図柄の停止表示である擬似大当たり報知を検知する手段である。上述した通り、パチンコ遊技機5は、2秒の通常インターバルでは擬似大当たり報知を実行することがない一方、5秒あるいは7秒の長期インターバルでは必ず擬似大当たり報知を実行する。本例の擬似大当たり検知手段112は、パチンコ遊技機5における長期インターバルを検出することで、擬似大当たり報知を検知している。具体的には、大当たり状態信号の受信中において、ラウンド信号の受信が中断された時間が所定のしきい時間よりも長くなったとき、長期インターバルと判断している。本例では、所定のしきい時間として3秒を設定した。このしきい時間によれば、2秒の通常インターバルと、少なくとも5秒の長期インターバルと、を確実性高く区別できる。
大当たり回数計数手段114は、擬似大当たり報知の実行回数を含めた見かけの大当たり回数を計数する手段である。本例の大当たり回数計数手段114は、大当たり検知手段111が大当たり状態の発生を検知するか、あるいは擬似大当たり検知手段112が擬似大当たり報知を検知したとき、遊技データ記憶エリア131の大当たり回数を1回ずつ加算する。これにより、大当たり検知手段111による検知回数と、擬似大当たり検知手段112による検知回数と、の合計回数が前記大当たり回数として計数される。
遊技データ生成手段115は、パチンコ遊技機5の遊技データを生成する手段である。遊技データ生成手段115は、遊技データ記憶エリア131の遊技データを随時、更新することにより遊技データを生成する。
(1)スタート:大当たりの終了後(擬似終了を含む)、新たな大当たり状態が発生(擬似発生を含む)するまでの間、スタート信号を受信する毎に1回ずつ加算される。大当たり状態の擬似的な発生(擬似オープニング演出に対応)を含め、大当たり状態の発生に応じてゼロリセットされる。
(2)累計スタート:当日の営業開始に応じてゼロスタートで、非大当たり状態下でスタート信号を受信する毎に1回ずつ加算される。
(3)連荘回数:スタート50回以内で大当たり状態の発生が検知されるか、擬似大当たり報知の実行が検知される毎に1回ずつ加算される。大当たり当選が発生することなくスタートが50回を超えたときにゼロリセットされる。
遊技データ表示手段116は、大当たり回数等を表示する手段である。遊技データ表示手段116は、データ表示部15の表示画面に、大当たり画面150を表示することで大当たりに関する遊技データを表示する。大当たり画面150としては、連荘になる前の1回目の大当たり状態の発生中に表示される大当たり演出画面150A(図12)、大当たり状態の終了に表示される大当たり終了演出画面150B(図13)、及び連荘中に表示される連荘演出画面150C(図14)がある。いずれの大当たり画面も、スタート表示欄151、大当たり回数表示欄152、確率表示欄153のほか、ステータス表示欄154が配置された演出画面である。
スタート表示欄151には、遊技データ記憶エリア131に格納されたスタートの値が表示される。大当たり回数表示欄152には、遊技データ記憶エリア131に格納された大当たり回数の値が表示される。確率表示欄153には、この大当たり回数を、遊技データ記憶エリア131に格納された累計スタートにより除算した確率値が分数表示される。ステータス表示欄154には、そのときの遊技状況を表すコメントが表示される。特に、図14の連荘演出画面のステータス表示欄154には、遊技データ記憶エリア131の連荘回数の値が表示される。
以上のように構成された表示装置1は、パチンコ遊技機5の大当たり状態に呼応して、図15に示す大当たり処理を実行する。この大当たり処理では、まず、大当たり状態の開始タイミングであるか否かが判断される(S501)。大当たり状態の開始タイミングである場合には(S501:YES)、遊技データ記憶エリア131内の大当たり回数が1回加算され(S502)、図12に示す大当たり演出画面150Aの表示処理が開始される(S503)。
大当たり状態の開始タイミングではない場合には(S501:NO)、長期インターバルが検出されたか否かが判断される(S511)。長期インターバルが検出された場合には(S511:YES)、擬似大当たり報知が実行されたと判断されて大当たり回数が1回加算されると共に(S512)、図14に示す連荘演出画面150Cの表示処理が開始される(S513)。この連荘演出画面150Cでは、何回目の連荘であるかがステータス表示欄154に表示される。より詳細には、この連荘演出では、大当たり終了演出画面150Bを表示した後に、連荘演出画面150Cの表示処理が開始される。すなわち、連荘演出では、大当たり終了→大当たり開始(連荘)に対応した一連の演出が実行される。このように、パチンコ遊技機5にて擬似大当たり報知が実行される場合に、大当たり終了に対応した演出を実行した後に、再び大当たり発生に対応した演出を実行することで、大当たり状態が終了し新たな大当たり状態が発生したかのように遊技者に見せかける効果を表示装置1側からも高めることが可能となる。
その後、大当たり状態の終了タイミングに至ったとき(S521:YES)、図13に示す大当たり終了演出画面150Bの表示処理が開始される(S522)。
以上のように構成された本例の遊技情報表示装置1によれば、パチンコ遊技機5が前記擬似大当たり報知により大当たり当選が発生したように見せかけたとき、大当たり回数を適切に1回加算できると共に、連荘が発生した旨を適切に表示できる。この遊技情報表示装置1によれば、擬似大当たり報知の実行によりパチンコ遊技機5が実現しようとする作用効果を損なうことなく、その作用効果を一層高めることが可能である。
なお、本例では、大当たり状態として、4R大当たり状態及び8R大当たり状態のほかに、擬似大当たり報知が実行される8R複数大当たり状態A・Bが設定されている。8R複数大当たり状態A・Bに代えて、あるいは追加して、12R複数大当たり状態を設定することも良い。12R複数大当たり状態が発生したとき、4R大当たり状態と8R大当たり状態との連荘が発生したと見せかけるよう、擬似大当たり報知を実行しても良い。また、本例の大当たり状態の構成から8R大当たり状態を省略しても良い。
なお、本例では、擬似大当たり報知を実行する大当たり状態(8R複数大当たり状態)と、その大当たり状態の発生中に新たに発生したかのように見せかける大当たり状態(4R大当たり状態)との間で、ラウンドの実行回数の関係が整数倍となるように設定されている。これに代えて、擬似大当たり報知を実行する大当たり状態のラウンド数を10回に設定すると共に、この10R大当たり状態の発生中に4R大当たり状態が2回発生しているかのように擬似大当たり報知を実行しても良い。このとき、大当たり状態の発生中におけるラウンド表示を中止すると共に、複数ラウンドを1ラウンドのように見せかける演出を実行するのが良い。あるいは、10R大当たり状態の発生中に4R大当たり状態が3回発生しているかのように擬似大当たり報知を実行することもできる。このとき、1回のラウンドで大入賞口560が複数回開閉させることで、大入賞口560の開閉回数に基づくラウンド数の判断を難しく設定するのが良い。
なお、本例では、擬似大当たり報知を実行する大当たり状態として、8R複数大当たり状態A・Bを設定したが、4R大当たり状態のほかに8R大当たり状態のみを設定することも良い。8R大当たり当選が発生したとき、擬似大当たり報知を実行するか否かを抽選により決定し、当選に応じて擬似大当たり報知を実行すれば良い。
さらに、本例に代えて、大当たり状態を1種類のみとし、この大当たり状態の発生中に擬似大当たり報知が実行される場合と、実行されない場合と、を設定することも良い。擬似大当たり報知が実行される場合には、ラウンドの実行回数が少ない大当たり状態が連続的に発生したかのように遊技者に見せかけることができる。
本例では、全ての大当たり状態について、共通の大当たり状態信号が設定されており、大当たり状態信号のみによっては、表示装置1側から大当たり状態の種類を特定できないようになっている。大当たり状態の種類に応じた大当たり状態信号を出力できるようにパチンコ遊技機5を構成することも良い。この場合には、表示装置1側で大当たり状態の種類を特定できるようになる。例えば、8R複数大当たり状態を特定できた場合には、第4ラウンドのラウンド信号の受信を終了したときに、その後、長期インターバルが発生して擬似大当たり報知が実行される旨を事前に把握できる。また、第5ラウンドのラウンド信号の受信開始に応じて、大当たり状態の擬似発生を検知できる。さらに、大当たり状態信号に応じて大当たり状態の種類を特定できる場合であれば、ラウンド信号の受信は必須ではなくなる。大当たり状態が発生してからの経過時間に基づいて、大当たり状態の擬似発生のタイミングを特定することも可能である。
なお、本例では、特定信号としてラウンドの実行を表すラウンド信号を採用した例である。このラウンド信号は、大入賞口560への入賞期待度の高さを表す特定信号となる。これに代えて、大入賞口560への入賞を表す入賞信号等を特定信号としてパチンコ遊技機5から受信し、擬似大当たり報知が実行される長期インターバルを検出することもできる。さらには、何れかの入賞口への入賞を表す入賞信号や、玉の払出を表す払出信号を特定信号として採用することもできる。大入賞口560の開放状態では、全入賞玉数のうち大入賞口560への入賞玉数の占有割合が非常に高くなり、大入賞口560への入賞が支配的になる。それ故、前記入賞信号や前記払出信号等は、大入賞口560への入賞割合の度合いを表す特定信号として利用可能である。
なお、本例では、通常インターバルよりも長い長期インターバルを設定して擬似大当たり報知を実行している。これに代えて、通常インターバルの期間内に擬似大当たり報知を実行しても良い。
また、本例では、擬似大当たり報知前にオープニング演出を実行すると共に、擬似大当たり報知後にエンディング演出を実行しているが、オープニング演出、あるいはエンディング演出を省略することもできる。
なお、本例では、大当たり状態の発生中における擬似的な図柄の変動表示回数が、擬似大当たり報知を含めて最大2回となっているが、この回数を増やしても良い。擬似的な図柄の変動表示回数は、特図保留エリア641の最大保留数と同数まで増やすことができる。
なお、本例は、液晶表示部590に表示された動画を利用して特図判定の判定結果を報知した例である。これに代えて、音や、機械的に図柄を変動表示させるリールや、役物等を利用して判定結果を報知することもできる。さらに、7つのセグメントのLEDにより1〜9の数字を表示する表示器や、ランプ等を利用して特図判定の判定結果を報知しても良い。
なお、確変状態における図柄変動の継続時間と、擬似大当たり報知における特別制御手段614による図柄変動の継続時間と、を同一時間に設定することは必須ではない。略同一としても良いし、図柄変動の継続時間が互いに異なっていても良い。但し、特別制御手段614による図柄変動を確変状態における図柄変動と見せかける上では、各継続時間を近づけておくことが望ましい。
なお、本例では、実際の大当たり状態の発生回数と、擬似大当たり報知の回数と、の合計を表示装置1に表示する構成としたが、実際の大当たり状態の発生回数と、擬似大当たり報知の回数と、が区別可能に表示されるようにしても良い。
例えば、実際の大当たり状態の発生回数と擬似大当たり報知の回数との合計回数の表示に加え、実際の大当たり状態の発生回数を表示するようにしても良い。この場合に、実際の大当たり状態の発生回数は、データ切換ボタン162が遊技者により操作されたときに所定時間に渡って表示すると良い。切換操作手段としてのデータ切換ボタン162が操作された場合に実際の大当たり状態の発生回数を表示することで、上記合計回数に加え実際の大当たり状態の発生回数の情報を遊技者に提供できる。さらに、データ切換ボタン162が操作された場合に所定時間に渡って実際の大当たり情報の発生回数を表示することで、上記合計回数の表示の方が、実際の大当たり状態の発生回数の表示よりも遊技者に注目されることになる。この結果、実際の大当たり状態の発生回数の情報を遊技者に提供しつつ、発生した大当たり状態の回数を多く見せかけるパチンコ遊技機5における優れた効果を担保することができる。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 遊技情報表示装置(表示装置)
10 制御部
100 遊技場管理システム(管理システム)
111 大当たり検知手段
112 擬似大当たり検知手段
114 大当たり回数計数手段
115 遊技データ生成手段
116 遊技データ表示手段
131 遊技データ記憶エリア
141 信号受信手段
15 データ表示部
2 遊技場管理装置(管理装置)
3 貸出装置
5 パチンコ遊技機
52 始動口(始動入賞部)
530 遊技領域
56 大入賞装置(特別入賞部)
560 大入賞口
59 表示器
591 特図保留表示部
60 主回路
610 表示手段
611 読出手段
612 大当たり判定手段
613 図柄制御手段
614 特別制御手段
615 大当たり発生手段
616 確変状態発生手段
641 特図保留エリア
642 普図保留エリア
662 乱数抽出部

Claims (4)

  1. 遊技領域を流下する玉が入賞可能な入賞部と、
    前記入賞部への玉の入賞に応じて、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるか否かの抽選に用いる乱数情報を取得する乱数情報取得手段と、
    前記乱数情報取得手段により取得された前記乱数情報を所定の上限数まで記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記乱数情報を順次読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記乱数情報が前記大当たり状態の発生に対応する大当たり当選の乱数情報であるか否かの大当たり判定を実行する大当たり判定手段と、
    図柄を変動表示する表示手段と、
    前記大当たり判定手段による大当たり判定に応じて図柄を変動表示させ、判定結果に対応する図柄を前記表示手段に表示させるものであり、前記大当たり判定の判定結果が前記大当たり当選であった場合に当選図柄を前記表示手段に表示させる図柄制御手段と
    前記遊技領域を流下する玉が入賞可能な開放状態、及び前記開放状態よりも玉が入賞しにくい閉鎖状態のうちの何れか一方を設定可能であって、前記大当たり状態の発生中に前記開放状態が設定される特別入賞部と、
    前記図柄制御手段により前記当選図柄が表示された場合に、予め定められた態様にて前記特別入賞部を前記開放状態に設定するラウンド遊技を、前記特別入賞部を前記閉鎖状態に保持するインターバル期間で区切って複数回繰り返す大当たり状態を発生させる大当たり発生手段と、
    前記大当たり状態の発生中に図柄を変動表示させ、前記当選図柄を再び前記表示手段に表示させる擬似大当たり報知を実行する特別制御手段と、
    前記大当たり状態が発生中である旨を表す大当たり状態信号と、前記大当たり状態において前記ラウンド遊技が発生中である旨を表す特定信号と、をそれぞれ出力する信号出力手段と、を備え、前記擬似大当たり報知を実行するに当たっては、少なくとも所定時間に渡って前記特別入賞部を前記閉鎖状態に保持する一方、前記擬似大当たり報知を実行しない限り、前記大当たり状態の発生中に前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持される時間が前記所定時間に満たないように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられ、
    前記大当たり状態信号及び前記特定信号を前記パチンコ遊技機側から受信する信号受信手段と、
    前記大当たり当選に応じた前記大当たり状態の発生を検知する大当たり検知手段と、
    前記擬似大当たり報知の実行を検知する擬似大当たり検知手段と、
    前記大当たり検知手段による検知回数と、前記擬似大当たり検知手段による検知回数と、の合計回数である大当たり回数を計数する大当たり回数計数手段と、
    該大当たり回数計数手段が計数した大当たり回数を表示する遊技データ表示手段と、を備え
    前記大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号を非受信の状態から受信状態に移行したときに前記大当たり状態の発生を検知し、
    前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号に基づいて前記特別入賞部が閉鎖状態にあるか否かを区別し、前記大当たり状態下で前記特別入賞部が連続して前記閉鎖状態に保持された時間が前記所定時間に達したと判断することで前記擬似大当たり報知の実行を検知することを特徴とする遊技情報表示装置。
  2. 前記所定時間よりも短い第1のインターバル期間と、前記所定時間以上の第2のインターバル期間と、が前記インターバル期間として設定されており、該第2のインターバル期間において前記擬似大当たり報知を実行する一方、前記第1のインターバル期間では、前記擬似大当たり報知を実行しないように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられ、
    前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号を受信していない状態が前記所定時間に渡って継続したと判断されたときに前記第2のインターバル期間を検出することで前記擬似大当たり報知の実行を検知することを特徴とする請求項に記載の遊技情報表示装置。
  3. 前記大当たり状態として、前記ラウンド遊技の実行回数がN回である第1の大当たり状態と、前記ラウンド遊技の実行回数がN回の整数倍である第2の大当たり状態と、が設定されていると共に、該第2大当たり状態において前記ラウンド遊技がN回実行された後、前記第2のインターバル期間が設定されるように構成されたパチンコ遊技機に対応して設けられることを特徴とする請求項に記載の遊技情報表示装置。
  4. 前記擬似大当たり検知手段は、前記大当たり状態信号の受信中、前記特定信号を受信していない状態が前記所定時間に渡って継続したと判断されたときに前記擬似大当たり報知の実行を検知することを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技情報表示装置。
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