本発明の請求項1並びに請求項6に対応する実施例1を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1における遊技島を示す正面図であり、本実施例1の遊技島には、図1に示すように、その側面に複数の本発明の遊技機であるパチンコ機2並びに該パチンコ機2においてプリペイドカードによる遊技を可能とするためのカードユニット3とが並設されており、これら並設された各パチンコ機2に1対1に対応して本発明の遊技情報表示装置となる呼び出しランプ装置200が、対応するパチンコ機2の上方位置に、該パチンコ機2と後述する中継端末を介して接続されて設けられている。
まず、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について以下に説明すると、呼び出しランプ装置200に接続されるパチンコ機2としては、前述した第2特定遊技状態である後述する小当りが発生するタイプAの遊技機と、該小当りが発生しない通常のパチンコ機とを接続可能とされているが、本実施例では、パチンコ機2としてタイプAのパチンコ機2を用いており、これらタイプAのパチンコ機2は、後述する小当りが発生して確率変動状態となる以外は、従来の大当り並びに該大当り後に確率変動状態(確変)ならびに時短状態が発生するパチンコ機とほぼ同様であるので、これら特徴となる第2特定遊技状態となる後述する小当りを中心として、以下に説明する。
本実施例に用いたパチンコ機2は、図1に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、該ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103がある。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部114が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
また、前記操作部114の上面には、前記カードユニット3においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される図示しない度数表示部と、遊技の開始または前記打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記度数表示部に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される図示しない貸出ボタンスイッチと、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための図示しない返却ボタンスイッチと、が設けられており、これら各部は操作部114内部に設けられている図示しない操作基板上に実装されている。
前記ガラス扉枠102の後方には、図1に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特別可変表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される普通可変表示部110とが設けられている。また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
前記打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて前記余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
また、前記遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通可変表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
普通可変表示部110の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、始動入賞口114にパチンコ玉が入賞すると、パチンコ機2の内部において抽選が実施され、特別可変表示部109において該抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)が開始されるとともに、パチンコ機2の前面に設けられた遊技効果ランプにおいて該抽選結果に応じた態様の点灯演出が開始される。つまり、本実施例のパチンコ機2においては、抽選結果に応じた演出制御となる抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)並びに遊技効果ランプの点灯演出が実施される。
そして、抽選の結果が大当りに当選している抽選結果の場合には、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777や444)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように可変表示が停止される。そして、これら特定の表示態様(たとえば777や444)となった場合、つまり、抽選結果が大当りに当選している場合に、該パチンコ機2において遊技を行うための多量の遊技媒体であるパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な第2の状態となる。その後、前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、本発明における予め定められた抽選条件の成立となる前記始動入賞口114への入賞に応じて実施される前記抽選においては、第1特定遊技状態(大当り状態)のみを発生させる抽選とともに、第1特定遊技状態(大当り状態)に続いて、該第1特定遊技状態(大当り状態)となる可能性が低い遊技状態である第1遊技状態としての通常遊技状態における抽選での当選確率よりも高くなることで、通常遊技状態(第1遊技状態)と比較して第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が高い第2遊技状態となる確率変動状態を発生させる抽選も実施され、前記抽選結果が確率変動状態を発生させる抽選に当選している抽選結果である場合には、その停止表示結果が予め定められた確率変動図柄に一致した大当り図柄の組合せ(たとえば777や333)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように可変表示が停止される演出制御が実施され、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態である大当りとするための遊技状態制御、具体的には、前記繰返し継続制御による「大当り状態」とされるとともに、該「大当り状態」の終了後に、
次の大当りが発生するまでの間において再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態となる。該確率変動状態中においては、大当りの当選確率を高める制御とともに、さらに、後述するように、次回の大当り発生時まで普通可変表示部110の1回の可変表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御するとともに、可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施される時短状態にもなり、本実施例では、確率変動状態と時短状態が同時発生している状態を確率変動状態とする。尚、これら確率変動図柄での大当りを、前記確率変動図柄以外(たとえば444や888)の「通常の大当り」と区別して「確変大当り」と呼称し、これら大当り状態や確率変動状態において、後述する大当り信号1や大当り信号2が外部に出力される。
確率変動状態においては、確率変動状態であることがパチンコ機2の前面に設けられている遊技効果ランプ等の点灯態様が確率変動状態に対応した態様に変更されることで報知されるとともに、次の大当りが発生するまでの間において、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記可変表示装置110の普通図柄の可変表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(例えば30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)される時短状態にもなることで、前記特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、確率変動状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
そして、確率変動状態中において発生した大当りが、再度、確率変動図柄による「確変大当り」である場合には、該大当り状態の終了後に再度確率変動状態となるため、「確変大当り」が連続して発生することで大当り状態の連荘が継続する。
また、確率変動状態中において発生した大当りが、前記確率変動図柄以外の「通常の大当り」であった場合には、確率変動状態が終了するとともに、該大当り状態の終了後に前記確率変動状態とならずに、前記可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは前記大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、前記始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が向上することにより通常遊技状態(第1の遊技状態)と比較して大当り(第1特定遊技状態)が発生する可能性が高い本発明における第2遊技状態となる時短状態が発生する。
これら時短状態における遊技者にとって有利な可動片115が開成状態となる頻度の向上は、前記確率変動中における可動片115の開成頻度の向上とほぼ同様に、前記可変表示装置110の普通図柄の可変表示から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(例えば30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで、前記特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、これら時短状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
更に、本実施例のパチンコ機2においては、前記「通常大当り」や「確変大当り」、すなわち第1特定遊技状態を発生させる抽選の他に、遊技機の遊技状態に係わらず、つまり、大当り状態以外の抽選が実施される各遊技状態である、通常遊技状態や確率変動状態や時短状態のいずれの状態においても、大当り(第1特定遊技状態)と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態である本発明における第2特定遊技状態となる小当りに続いて前述の確率変動状態(第2遊技状態)を発生させる抽選が実施され、抽選結果が該抽選に当選した抽選結果である場合には、停止表示結果が予め定められたチャンス目の表示態様(たとえば357等)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように可変表示が停止される。そして、これらチャンス目の表示態様となった場合、つまり、抽選結果が小当りに当選している場合に、第2特定遊技状態(小当り状態)が発生する。このように小当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施される。つまり、これら0.5秒間だけの開成が2回のみ実施される小当り状態では、可変入賞球装置116には殆ど入賞しないので、該小当り状態は、大当り(第1特定遊技状態)と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態となる。
そして、この0.5秒間だけの開成が2回のみ実施された後、特別可変表示部109に確率変動状態へ移行することを遊技者に報知する所定の演出表示を実施した後、確率変動状態に移行する制御が実施される。つまり、本実施例のパチンコ機2においては、図8に示すように、遊技状態が通常遊技状態であっても、時短状態であっても、確率変動状態であっても、小当り状態が発生し、全ての「小当り状態」の終了後において前記確率変動状態が付与されるようになっており、該「小当り状態」が通常遊技状態において発生した場合には、遊技者が、あたかも突然的に確率変動状態が発生したように思うような遊技性が付与されている。
このように、本実施例に用いたパチンコ機2は、換言すれば、パチンコ機2において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1の遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」)を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を(確率変動状態)発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機である。
また、本実施例のパチンコ機2は、該パチンコ機2における遊技情報を外部出力するための図示しない情報出力部を有しており、該情報出力部からは、図8に示すように大当り発生中並びに小当りが発生している間において継続して出力される大当り信号1や、前記確変大当りや小当りの終了後において発生する確率変動状態中、並びに各大当り(通常大当り、確変大当り、小当り)状態の発生中において継続して出力される大当り信号2や、前記時短状態中において継続して出力される時短信号に加えて、前記特別可変表示部109における特別図柄の停止表示時に所定時間幅のパルスとして出力される始動信号や、該パチンコ機2から所定数(本実施例では10玉)のパチンコ玉数の賞球が払い出される毎に所定時間幅のパルスとして出力される賞球信号が、図示しない信号ケーブルを介して、図4に示すように、中継端末に出力される。
尚、前記信号ケーブルの一部は、パチンコ機2の下方に、該パチンコ機2において遊技に使用されて、該パチンコ機2から排出されたパチンコ玉(アウト玉)を計数するために設けられているアウト玉検出スイッチに接続されており、該アウト玉検出スイッチにおいて所定球数のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力される打込信号が、前記中継端末に出力されるようになっている。
このようにしてパチンコ機2の情報出力基板からの各出力信号と、アウト玉検出スイッチからの出力信号とが、中継端末に出力されることで、これら大当り信号1と大当り信号2と時短信号の有無に基づく状態データや、始動信号に基づく始動回数、賞球信号、アウト玉計数信号に基づく賞球数やアウト玉数等のデータ、並びに対応するパチンコ機2に付与された台番号とを含む台遊技情報が、図4に示すように、該中継端末から当該遊技場に設置されたホールコンピュータに対して所定時間間隔毎および遊技状態に変化が生じる毎に送信されることで、該ホールコンピュータにおいて各パチンコ機2の遊技状態や収支となる差玉数等の情報が集中管理されるとともに、パチンコ機2から該中継端末に入力された大当り信号1、大当り信号2、時短信号、始動信号が呼び出しランプ装置200に対して中継出力される。
次に、これら大当り信号1、大当り信号2、時短信号、始動信号が入力される本実施例の呼び出しランプ装置200に関して説明すると、本実施例の呼び出しランプ装置200は、図1並びに図2に示すように、遊技島の側面上部位置に開閉可能に設けられているランプ板に取付けられる表示ユニット209と、該表示ユニット209と別体とされ、接続ケーブル271にて表示ユニット209と接続された制御基板270を内在する制御ユニット300とから構成されている。
この本実施例に用いた表示ユニット209の構成は図2に示すように、基体280と該基体280の上部を覆うカバー体250とから成る筐体内に、表示基板260が収容された構成とされており、前記カバー体250は、基体280の両側端部位置に立設された係合爪部281が、カバー体250の側面に形成された係合孔254と係合することにより一体化されるようになっていて、図中の282は、前記表示基板260の四隅をねじ固定するための柱状突起である。
前記カバー体250の前面には、前記表示基板260上に実装された液晶表示装置266の前面が外部より目視可能なように開口251が形成されている。また、該開口251の外周における下方近傍には、遊技者が操作可能とされた入力ボタン255a〜dと、対応するリモコン(図示せず)からの赤外線を透過する受信窓257と、が形成され、前記表示基板260の上面260aには、前記入力ボタン255a〜dに対応する入力スイッチ262a〜dと、前記リモコンよりの赤外線信号を受信する受信ユニット265と、が実装されている。
また、カバー体250の左右両側には、カバー体250の上方側より、赤色、黄色、青色の各透明樹脂材にて形成された報知ランプカバー部250aが形成され、前記表示基板260の上面260aには、前記報知ランプカバー部250aの各色に対応する位置に電球267が左右対称に装着されており、これら報知ランプカバー部250aと電球267により報知ランプが形成されている。
この表示基板260に実装された液晶表示装置266は、平面ディスプレイである後述の液晶(LCD)パネル263がカバー体250の開口251に臨むように配置されて表示画面261が形成され、該表示画面261には、該呼び出しランプ装置200が接続されているパチンコ機2の大当り回数や始動(スタート)回数や連荘回数等の遊技情報が表示されるとともに、該表示画面261の遊技者側となる下方表示領域には、図17等に示すように前記入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する入力メニューが、各入力ボタン255a〜dに臨むそれぞれの位置に表示されるようになっている。
この本実施例に用いたLCDパネル263は、フルカラー表示が可能なドットマトリックスLCDパネルを用いており、各種の文字や数字やグラフ等を、多種の表示色にて表示できるようになっている。
このように本実施例では、表示画面261を形成する表示パネルとしてドットマトリックスLCDパネルを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示画面261を、例えば、ELパネルや、LEDパネルや、蛍光管表示装置や、セグメント表示器としても良い。
また、該LCDパネル263の下部には、ELバックライト295が配置され、該ELバックライト295に所定の高周波電源を供給するドライバ回路294を接続することにより面発光し、前記LCDパネル263を下方より照光するようになっており、前記LCDパネル263およびELバックライト295とは、表示基板260に設置される基台298上に配置され、該LCDパネル263の前面を覆う透明保護部材としてのポリカーボネート板290に設けられた係合突起291が前記基台298の4角に設けられた係合溝と係合することにより、LCDパネル263及びELバックライト295が挟持された形にて一体化されており、このように係合突起291を外すことによりポリカーボネート板290が容易に着脱できるようになっている。尚、ドライバ回路294は接続ポート272(図3参照)を介して制御マイコン279に接続され、制御マイコン279によりELバックライト295の点灯が制御される。
このLCDパネル263は、表示基板260の下面260bに実装されたLCDドライバ264並びに接続ポート272(図3参照)を介して制御マイコン279に接続され、該制御マイコン279より出力される表示データに基づく表示がLCDパネル263に表示されるようになっている。また、該制御マイコン279には前記入力スイッチ262a〜dが接続ポート272を介して接続されており、入力ボタン255a〜dが操作され入力スイッチ262a〜dが入力されると、前記制御マイコン279において、各画面での各入力スイッチ262a〜dに該当する処理が実施される。
また、前記受信ユニット265は、遊技場係員等により操作されるリモコン(図示せず)より送信される赤外線信号、例えば「決定(OK)」や、「不可(NG)」等に対応する所定信号を受信し、該受信信号を所定のデータ列に変換して後述する制御マイコン279に出力することで、該制御マイコン279が前記リモコンにて選択操作された「決定(OK)」や、「不可(NG)」等の操作内容を把握できるようになっている。
また、表示基板264の下面260bには、電球267の点灯や消灯等の点灯制御を行う点灯制御回路268が実装されており、該点灯制御回路268も接続ポート272(図3参照)を介して制御マイコン279に接続されていて、該制御マイコン279の指示データに基づいて点灯制御回路268が各電球267を個別に点灯制御することで、制御マイコン279が左右各色の点灯や消灯を制御することができる。尚、本実施例では、制御マイコン279は、各電球267の点灯や消灯、並びに繰り返しタイミング等の状態を示す所定フォーマットの点灯制御データを点灯制御回路268に出力することで、点灯制御回路268が該点灯制御データに合致した点灯や消灯を実施する。
これら表示ユニット209に設けられている、LCDドライバ264、点灯制御回路268、ドライバ回路294、入力スイッチ262a〜dと、受信ユニット265とは、図2に示すように、表示基板260の下面260bより導出され、前記基体280の略中央部に形成された開口283を通じて外部に引き出された接続ケーブル271により前記制御基板270に接続されている。
そして、この制御基板270には、図3に示すように、前記表示ユニット209に設けられている各種のデバイスや回路との各種信号の授受を実施するための接続ポート272や、呼び出しランプ装置200の表示動作や後述する各種の制御を行うためのプログラムが記憶され、該プログラムにより各種の制御を行う制御マイコン(MPU)279と、大当り判定を行うために設定される本発明の閾値時間となる大当り判定閾値時間や、図9に示す後述する各遊技状態データに対応する表示態様の設定データが記憶される表示態様設定テーブル1や連荘回数に応じた表示態様の設定データが記憶される表示態様設定テーブル2並びに対応する前記パチンコ機2の前日、前々日の遊技情報や大当り履歴を記憶するための不揮発性のEEPROM276と、後述する遊技情報テーブルを記憶するとともに制御マイコン(MPU)279が実施する各種の制御処理における記憶に使用されるRAM275と、該呼び出しランプ装置200における初期設定の入力を行うディップスイッチ277と、その時点に時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)273とが設けられている。
尚、制御基板270には、電源から入力される交流電源を直流の動作電源に変換して当該制御基板270や表示ユニット209に供給する電源回路や、制御マイコン(MPU)279に動作クロックを供給する動作クロック発生回路や、制御マイコン(MPU)279をリセットするためのリセット回路等を含む。
更に制御基板270には、図3に示すように、4つの信号入力部278a〜278dと、2つの信号入出力部278e〜278fが設けられており、信号入力部278a、278b、278c、278dに、それぞれ、前記中継端末を介してパチンコ機2から出力される大当り信号1、大当り信号2、時短信号、始動信号が入力され、該信号入力部278a、278b、278c、278dにおいて各信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されるようになっている。
つまり、信号入力部278dには、対応するパチンコ機2において演出制御となる特別図柄の可変表示(変動表示)の制御が行われたことを特定可能な演出実行情報となる始動信号が入力され、信号入力部278aには、通常または確変大当り並びに小当りが発生している間において出力される、本発明における第1特定遊技状態である(通常または確変)大当りもしくは第2特定遊技状態である小当りが発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報となる大当り信号1が入力され、信号入力部278bには、通常または確変大当り並びに小当りが発生している間並びに確率変動状態が発生している間において出力される、本発明における第2遊技状態が発生している期間を特定可能な大当り信号2が入力され、信号入力部278cには、時短状態が発生している間において出力される、本発明における第2遊技状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報となる時短信号が入力されており、これら信号入力部278a〜278dによって本発明における情報入力部が形成されている。
尚、本実施例では、大当り信号2が通常または確変大当り並びに小当りが発生している間並びに確率変動状態または時短状態が発生している間において出力されるので、通常または確変大当り並びに小当りが発生している間のみに出力される大当り信号1と、該大当り信号2とで、本発明における第2遊技状態となる確率変動状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報が形成されている。
また、信号入力部278aにおいて、特定遊技状態情報となる大当り信号1が入力されると、制御マイコン279により、該大当り信号1が検知されるようになっており、該制御マイコン279によって本発明における特定遊技状態情報検出手段が形成されている。
また、信号入力部278a〜278cにおいて、本発明における第2遊技状態情報となる大当り信号1、大当り信号2、時短信号が入力され、制御マイコン279は、大当り信号1を未検知であり、大当り信号2を検知しているときを第2遊技状態情報の検知とするとともに、時短情報を検知しているときにも第2遊技状態情報の検知とするようになっており、該制御マイコン279によって本発明における第2遊技状態情報検出手段が形成されている。
また、信号入力部278dにおいて、演出実行情報となる始動信号が入力されると、制御マイコン279により、該演出実行情報が検知されるようになっており、該制御マイコン279によって本発明における演出実行情報検出手段が形成されている。
一方、信号入出力部278e、278fには、隣接する呼び出しランプ装置200の各信号入出力部278e、278fが接続されて、遊技島の一面に設置されている全呼び出しランプ装置200が接続されており、これら信号入出力部278e、278fからは、大当りの発生時、或いは設定によっては小当りの発生時において、互いに接続されている遊技島の一面の呼び出しランプ装置200が連携して順次点灯状態となるランニング点灯が実施されるように、後述するランニング信号出力処理においてランニング信号が、信号入出力部278e、278fの双方(つまり左右両方)から出力されるとともに、隣接する呼び出しランプ装置200からランニング信号の入力があったときには、該ランニング信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されることで、制御マイコン(MPU)279が実施する後述する割込処理のランニング点灯処理において、全電球267が1回点灯されるとともに、ランニング信号の入力側と反対側(終端設定が有るときは入力側)の信号入出力部278e、278fにランニング信号が出力される。
また、本実施例の制御基板270には、前述のようにディップスイッチ277が実装されており、該ディップスイッチ277においては、図10に示すように、No1〜No8までの8桁のスイッチが設けられていて、No1とNo2のスイッチの状態によって、接続されている機種のタイプ、具体的には、前述の小当りが発生するタイプAまたは小当りが発生しない従来からのタイプNのいずれかを設定できるとともに、入力される大当り信号1の長さから接続されているパチンコ機2の機種を、前記制御マイコン(MPU)279が図12に示す接続機種自動設定処理を実施することで自動設定するための設定が可能とされている。
また、No3とNo4のスイッチの状態によって、前述の小当りを従来の大当りとして判定しないことで、小当りに基づかない始動回数や大当り回数や連荘回数の表示並びに大当り報知やランニング信号の出力を実施させる設定となる大当りA表示設定や、前述の小当りを従来の大当りとして判定することで、これら小当りに基づく始動回数や大当り回数や連荘回数の表示並びに大当り報知やランニング信号の出力を実施させる設定となる大当りB表示設定や、該大当りB表示設定並びに前記大当りA表示設定における始動回数や大当り回数や連荘回数の双方を表示させる大当りA・B表示設定が可能とされている。尚、前記大当りB表示設定並びに大当りA・B表示設定は、前記接続機種の設定において、タイプAが設定されているときにおいてのみ設定が可能であり、タイプNが設定されている場合には、自動的に大当りA表示設定が設定される。
つまり、該ディップスイッチ277のNo3とNo4において、リセット処理の非実施設定となる大当りA表示設定を設定することにより、対応するパチンコ機2において小当りが発生しても、大当り間スタートのスタート回数Aがリセットされないように設定される一方、本発明におけるリセット処理の実施設定となる大当りB表示設定を設定することにより、対応するパチンコ機2において小当りが発生すると大当り間スタートのスタート回数Bがリセットされるようになるので、該ディップスイッチ277によって、本発明におけるリセット処理設定手段が形成されている。
また、No5〜No6のスイッチの状態によって、後述するランニング信号出力処理においてランニング信号を出力する回数、つまり、接続された各呼び出しランプ装置200にて連携してランニング点灯するランニング回数を0〜7回まで設定できるようになっており、「0」に設定すれば、ランニング信号の出力が禁止されることで、ランニング点灯は実施されない。
また、No8のスイッチは、当該呼び出しランプ装置200が、接続される呼び出しランプ装置200の終端の呼び出しランプ装置200である場合に、該終端を設定するためのスイッチであり、該終端を設定することで、前述のように、ランニング信号の入力側と同じ側の信号入出力部278e、278fにランニング信号が出力され、該終端を設定しないこと(デフォルト)で、ランニング信号の入力側と反対側の信号入出力部278e、278fにランニング信号が出力される。
また、本実施例のRAM275に記憶されている遊技情報テーブルには、図5に示すように、本日を含む3日間の遊技情報、つまり、本日データ、前日データ、前々日データが記憶されている。尚、前日データ、前々日データは、EEPROM276にも記憶されているが、これら前日データ、前々日データを表示する際に、EEPROM276より読み出すよりも高速に処理できるようにするために、本実施例では、予めEEPROM276より読み出した前日データ、前々日データをRAM275に記憶されている遊技情報テーブルに記憶しておくようにしている。
この遊技情報テーブルには、対応するパチンコ機2のその時点における遊技状態と、大当り信号1、大当り信号2、時短信号に基づく前回の遊技状態を特定可能な前回遊技状態データと、その当日の開店からの始動(スタート)回数である総スタート回数、前述の小当りを大当りとして含まない従来の大当り回数となる大当り回数Aと、小当りを大当りとして含む大当り回数となる大当り回数Bと、前述の小当りを大当りとして含まない従来の連荘回数となる連荘回数Aと、小当りを大当りとして含む連荘回数となる連荘回数Bと、前回においてリセットされた連荘回数Aである前回連荘回数Aと、前回においてリセットされた連荘回数Bである前回連荘回数Bと、総スタート回数と大当り回数Aとに基づく大当り確率Aと、総スタート回数と大当り回数Bとに基づく大当り確率Bと、小当りを含まない前回の大当りからのスタート回数である大当り間スタート回数1、並びに前回、前々回、…の大当りの発生にてリセットされた時点での該大当り間スタート1がシフト記憶される大当り間スタート2、3、4…とを含む大当り間スタート回数Aと、小当りを含む前回の大当り或いは小当りからのスタート回数である大当り間スタート回数1、並びに前回、前々回、…の大当り或いは小当りの発生にてリセットされた時点での該大当り間スタート1がシフト記憶される大当り間スタート2、3、4…とを含む大当り間スタート回数Bとが記憶されており、これら各データは、前記ディップスイッチ277の設定内容並びに対応するパチンコ機2から出力される大当り信号1、大当り信号2、時短信号、始動信号の検出に基づいて、制御マイコン279により更新され、これら遊技情報テーブルの各データに基づいて、図17に示すように、表示画面261に各種の遊技情報(台データ)が表示される。つまり、本実施例のRAM275に記憶されている遊技情報テーブルにおいて、本発明における大当り状態の終了時点から次の大当り状態が発生した時点までの間のスタート回数である第1演出実行回数となる大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1と、大当り状態または小当り状態の終了時点から次の大当り状態または小当り状態が発生した時点までの間のスタート回数である第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1が記憶されており、該RAM275によって本発明の演出実行回数記憶手段、第1演出実行回数記憶手段、第2演出実行回数記憶手段が形成されているとともに、該演出実行回数記憶手段となるRAM275に記憶されている遊技情報テーブルに記憶されている本発明における演出実行回数となる大当り間スタート1や、前回演出実行回数となる大当り間スタート2を含む台データが、制御マイコン279により前記表示画面261に、遊技者が視認可能に表示されるように制御されており、該制御マイコン279によって本発明における表示制御手段が形成されている。
また、本実施例の演出実行回数記憶手段、第1演出実行回数記憶手段、第2演出実行回数記憶手段となる遊技情報テーブルには、リセットされる演出実行回数となる大当り間スタート回数A並びにBの大当り間スタート1が記憶される大当り間スタート2を有しており、該遊技情報テーブルによって本発明における前回演出実行回数記憶手段が形成されている。
また、EEPROM276には、図6に示す前述の小当りを大当りとして含まない大当りA履歴テーブルと、図7に示す前述の小当りを大当りとして含む大当りB履歴テーブルとが記憶されており、これら大当りA履歴テーブルおよび/または大当りB履歴テーブルに基づいて、図18に示すように、大当りの発生状況を視覚的に把握可能な大当り履歴画面が表示画面261に表示される。
これら本実施例に用いた各大当り履歴テーブルにも、図6並びに図7に示すように、本日、前日、前々日の3日間において対応するパチンコ機2において発生した大当りが、その発生時刻と、該大当りが発生した際の遊技状態に基づく状態種別と、連荘回数とが、大当りの発生順に記憶されるようになっているととともに、対応するパチンコ機2において最高の連荘回数が発生した日の大当り履歴が、過去最高連荘データとして記憶されていて、該過去最高連荘データも図18に示す大当り履歴画面(大当りA・B表示設定時以外)に表示されるようになっている。
また、本実施例のEEPROM276には、図9に示す表示態様設定テーブル1並びに表示態様設定テーブル2が記憶されている。この本実施例の表示態様設定テーブル1には、図9(a)に示すように、各遊技状態に対応する大当り信号1、大当り信号2、時短信号の検出状態(Low/High)とともに、前記遊技情報テーブルの前回遊技状態データに記憶する各遊技状態に割り当てられた遊技状態データと、その遊技状態となったことが判定された場合において表示画面261に表示する表示態様、具体的には、表示の文字色と背景色の組合せと、電球267の点灯態様とが記憶されている。
また、本実施例の表示態様設定テーブル2には、図9(b)に示すように、各連荘回数範囲毎に、表示画面261に表示する表示態様、具体的には、表示枠の色が記憶されており、その時点における連荘回数がこれら設定されている連荘回数範囲に該当する場合において、該当する色の表示枠が表示画面261に表示されるように、制御マイコン279により表示制御される。
ここで、本実施例の呼び出しランプ装置200において、大当り信号1並びに大当り信号2の入力が検出された際に、対応する遊技機において発生した遊技状態が、大当りであるか或いは小当りであるかを判定するための、本発明における閾値時間となる後述する大当り判定タイマに用いられる大当り判定閾値時間を設定するための大当り判定閾値時間自動設定処理について、図11に基づき説明する。
これら大当り判定閾値時間自動設定処理を実施させて大当り判定閾値時間を設定したい場合には、図示しないリモコンを前述の受信窓257に向けた状態において、該リモコンに設けられている図示しない設定メニューボタンを入力することで、制御マイコン279により表示画面261に設定メニュー画面が表示される。
この設定メニュー画面には、種々の設定メニュー項目が選択可能に表示され、その中から「閾値時間設定」のメニューを選択して「決定(OK)」を入力する。
この「閾値時間設定」のメニューを選択に基づいて制御マイコン279は、図11に示す大当り判定閾値時間自動設定処理を実施し、まず、表示画面261に大当り信号1の入力待ちであることを示すメッセージを表示した後(St1)、大当り信号1の入力待機状態に移行する(St2)。
この段階において、当該呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2において、小当りを発生させて大当り信号1を呼び出しランプ装置200に出力する。
この小当りによる大当り信号1の出力は、St2において検知されてSt3に進み、計時を開始するとともに、大当り信号1の入力により計時を開始して計時中であることを表示画面261に表示した後、St4へ進んで、該大当り信号1の入力の終了待機状態へ移行する。
そして、対応するパチンコ機2において、小当りが終了して大当り信号1の呼び出しランプ装置200への入力が終了すると、該大当り信号1の入力終了がSt4にて検知されてSt5に進み、St3にて開始した計時を終了するとともに、該計時した計時時間に所定秒数である2秒を加えた秒数を表示画面261に表示した後、St6へ進んで、リモコンからの「決定(OK)」の受信待ちへ移行する。尚、本実施例では、計時時間に加算する秒数を2秒としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら加算する秒数は、確実な判定が実施されるように適宜に選択すれば良い。
この表示画面261への秒数表示において問題ない場合、つまり、間違いなく小当りが発生して該小当りの大当り信号1が検出されたことによる秒数である場合には、リモコンにて「決定(OK)」を入力する一方、誤って対応するパチンコ機2において、大当りが発生してしまい該大当りの大当り信号1が検出されたことによる秒数である場合には、「不可(NG)」を入力する。
このリモコンにおける「決定(OK)」の入力に基づき、St6において「Yes」と判定されてSt7へ進み、前記St5において表示した秒数を、EEPROM276に記憶(更新記憶)することで大当り判定閾値時間を設定する一方、リモコンにおいて「不可(NG)」が入力された場合には、再度St1に戻り、前述のSt1〜St6の処理が実施されることで、大当り判定閾値時間を再度、設定しなおすことができる。
つまり、制御マイコン279が実施する本実施例の大当り判定閾値時間自動設定処理において、対応するパチンコ機2における大当り状態(第1特定遊技状態)の実施時間よりも短く、且つ小当り状態(第2特定遊技状態)の実施時間よりも長い閾値時間となる大当り判定閾値時間が設定されており、該大当り判定閾値時間自動設定処理を実施する制御マイコン279によって本発明における閾値時間設定手段が形成されている。
また、本実施例の呼び出しランプ装置200においては、前述のように、ディップスイッチ277において、接続機種の自動設定が設定されている場合には、前記大当り判定閾値時間が設定されることにより、前述の設定メニュー画面において、「接続機種自動設定」が選択可能(アクティブ)となり、該「接続機種自動設定」をリモコンにより選択することで、図12に示す接続機種自動設定処理が制御マイコン279により実施される。
この接続機種自動設定処理においては、図12に示すように、まず制御マイコン279は、表示画面261に大当り信号1の入力待ちであることを示すメッセージを表示した後(Sk1)、大当り信号1の入力待機状態に移行する(Sk2)。
この段階において、当該呼び出しランプ装置200が対応するパチンコ機2において、接続されているパチンコ機2が、小当りが発生するタイプAあれば小当りを発生させて大当り信号1を呼び出しランプ装置200に出力し、小当りが発生しないタイプNであれば大当りを発生させて大当り信号1を呼び出しランプ装置200に出力する。
この小当り或いは大当りによる大当り信号1の出力は、Sk2において検知されてSk3に進み計時を開始するとともに、大当り信号1の入力により計時を開始して計時中であることを表示画面261に表示した後、Sk4へ進んで、該大当り信号1の入力の終了待機状態へ移行する。
そして、対応するパチンコ機2において、小当り或いは大当りが終了して大当り信号1の呼び出しランプ装置200への入力が終了すると、該大当り信号1の入力終了がSk4にて検知されてSk5に進み、Sk3にて開始した計時を終了してSk6に進み、該計時した計時時間が、本発明における閾値設定手段により設定されている大当り判定閾値時間よりも長いか否かを判定する。
そして、該判定において大当り判定閾値時間よりも長い場合には、Sk7に進んで、接続されているパチンコ機2の機種がタイプNと判断する一方、該判定において大当り判定閾値時間よりも長い場合には、Sk8に進んで、接続されているパチンコ機2の機種がタイプAと判断する。
そして、Sk9に進んで、Sk7またはSk8にて判定した機種のタイプを表示画面261に表示した後、Sk10へ進んで、リモコンからの「決定(OK)」の受信待ちへ移行する。
この表示画面261の表示された機種に間違いがない場合には、リモコンにて「決定(OK)」を入力する一方、表示された機種に間違いがある場合、例えば、誤って対応するタイプAのパチンコ機2において、小当りではなく大当りが発生してしまい該大当りの大当り信号1が検出されたことにより、機種としてタイプNが表示された場合には、「不可(NG)」を入力する。
このリモコンにおける「決定(OK)」の入力に基づき、Sk11において「Yes」と判定されてSk12へ進み、前記Sk7またはSk8にて判定して表示している機種のタイプを、EEPROM276に記憶することで接続機種を設定する一方、リモコンにおいて「不可(NG)」が入力された場合には、再度Sk1に戻り、前述のSk1〜Sk11の処理が実施されることで、接続機種を再度、設定しなおすことができる。
次に、制御マイコン279により実施される前記遊技情報テーブルや大当りA履歴テーブル並びに大当りB履歴テーブルが更新される遊技情報更新処理について、図13に示すフロー図に基づいて説明すると、まず、前記制御マイコン279は、前記大当り信号1、大当り信号2、時短信号に基づく遊技状態データ(図9参照)を生成し、該遊技状態データが前記遊技情報テーブルに登録されている前回の遊技状態データと比較して、遊技状態データに変更があるかを判定する(S1)。
該判定において、遊技状態データに変更がない場合には、S1に戻り、遊技状態データに変更がある場合においてS2へ進む。つまり、前記大当り信号1、大当り信号2、時短信号の検出状態に変化があった場合において、該変化がS1において検出されてS2に進む。
そしてS2においては、前述したように、EEPROM276に記憶されることで設定されている接続されているパチンコ機2の機種タイプとして、タイプNが設定されているか否かを判定する。
この段階において、タイプNが設定されている場合には、接続されているパチンコ機2においては、前述した小当りが発生しないので、該小当りの発生に伴なう大当り回数や連荘回数への加算、並びにスタート回数や連荘回数のリセット等の処理を有しない図13に示すS3以降の処理を実施する一方、タイプNが設定されていない場合、つまりタイプAが設定されている場合には、前述した小当りが発生するので、これら発生する小当りに伴う大当り回数や連荘回数への加算、並びにスタート回数や連荘回数のリセット等の処理を有する図14に示すSb1以降の処理を実施する。
まず、タイプNが設定されている場合に実施されるS3以降の処理に関して説明すると、前記S1にて生成した新たな遊技状態データが、通常遊技状態である「000」であるかの判定を実施する。
このS3の判定において、「000」に一致する場合においては、通常遊技状態以外の遊技状態、具体的には、大当り状態「110」または時短状態「001」から新たに通常遊技状態となったものと判断して、該通常遊技状態の点灯状態、つまり、全ての電球267も消灯状態とするとともに、表示画面261の遊技データの表示を、文字色が黒で背景色が白の表示態様にて表示する(S4)。
そしてS4+に進み、これら新たに通常遊技状態となった場合には連荘期間が終了したものと判定し、その時点において遊技情報テーブルの連荘回数Aに記憶されている連荘回数Aから連荘回数を特定した後、S5へ進んで、前記大当りA履歴テーブルに登録されている過去最高連荘回数よりも、該特定した連荘回数が大きいか否かを判定する。
該判定において、過去最高連荘回数を越えている場合においては、S6へ進んで、該特定した連荘回数の大当り履歴を含む本日の大当り履歴データを、過去最高連荘回数データとして更新登録した後、S6+に進み、前記特定した連荘回数が過去最高連荘回数以下である場合には、S6の処理を実施することなくS6+に移行して、遊技情報テーブルの連荘回数Aに記憶されている連荘回数Aをリセットするとともに、該リセットした連荘回数Aが2以上である場合において、前回連荘回数Aに該リセットした連荘回数Aを更新記憶する。
そしてS7に進み、該新たな遊技状態である「通常」と遊技状態データである「000」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。
また、前記S3の判定において、前記生成した新たな遊技状態データが、通常遊技状態である「000」に一致しない場合には、S10へ進んで、大当り状態に該当する「110」に一致するかを判定する。
該判定において、「110」に一致する場合には、新たに大当り状態になったものと判断するとともに、S11に進んで、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるかを特定するために、前記遊技情報テーブルに登録されている前回の遊技状態データが、「000」であるかを判定する。
該S11の判定において、前回の遊技状態データが「000」である場合には、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であると判定し、S12へ進んで、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「通常中」とともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録し、該登録の連荘回数に「1」を登録した後、S23へ進む。
該S23においては、前記遊技情報テーブルの大当り回数A並びに連荘回数Aに1を加算し、該加算後の大当り回数Aの値と総スタート回数とから大当り確率Aを更新するとともに、大当り間スタート回数Aのデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数Aのうち、大当り間スタート2のスタート回数を大当り間スタート3へ、大当り間スタート3のスタート回数を大当り間スタート4へというように、順次、各大当り間スタートのスタート回数を1つずつ移動(シフト)するとともに、大当り間スタート1をリセットし、該リセットした大当り間スタート1のスタート回数を大当り間スタート2に更新記憶する。
そして、S24へ進んで、S23にて加算更新された後の連荘回数Aに応じた表示態様を、前述の表示態様設定テーブル2のデータに基づいて特定し、表示画面261の表示態様を、該特定した表示態様の大当り表示に更新するとともに、電球267の点灯態様を、大当りの点灯状態とする。具体的には、初当りであれば、連荘回数Aは1なので、連荘回数に対応する表示枠色は「なし」であるので、表示枠の表示はなされず、大当りに対応する表示態様である、表示画面261の上部隅部に「大当り中」が表示され、更に、文字色が白で背景色が赤の表示が表示画面261に表示されるとともに、電球267の点灯態様が、高速サイクルの点滅点灯状態とされることで、遊技者に大当りが発生したことを報知する。
そして、S25に進み、ランニング信号出力処理を実施する。このランニング信号出力処理においては、信号入出力部278e、278fからランニング信号を隣接する呼び出しランプ装置200に対して出力する。これにより、隣接する呼び出しランプ装置200においては、後述する割込処理のランニング点灯処理が実施されて、全電球267が1回点灯されるとともに、ランニング信号の入力側と反対側の信号入出力部278e、278fにランニング信号が出力されることで、次の呼び出しランプ装置200に対してランニング信号が出力されていくことで、順次呼び出しランプ装置200が全電球267を1回点灯するとともに、終端の呼び出しランプ装置200ではランニング信号の入力側と同じ信号入出力部278e、278fにランニング信号が出力されることで、ランニング信号が出力元の呼び出しランプ装置200の信号入出力部278e、278に入力されるようになるので、これら出力したランニング信号に応じたランニング信号の入力回数が、前述のディップスイッチ277において設定されている回数、例えば、デフォルトにて設定されている3回に達するまで、ランニング信号を再出力し、該3回に達した時点においてランニング信号の再出力を停止する。
そして、該ランニング信号出力処理の実施後において、前述のS7に進み、該新たな遊技状態である「大当り中」と遊技状態データである「110」とを遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。
一方、前記S11の判定において、前回の遊技状態データが「000」でない場合には、S14へ進んで、該前回の遊技状態データが「010」に一致するか否かを判定する。
該判定において前回の遊技状態データが「010」に一致する場合には、S15へ進んで、該発生した大当りが確率変動状態中において発生した「確変中大当り」であると判定し、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「確変中」ともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録するとともに、該登録の連荘回数に、大当りA履歴テーブルに登録されている前回の大当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、前記S23へ進んで、前述のS23〜S25の処理を実施した後、前述のS7を経由してS1に戻る。
また、前記S14における判定において、前回の遊技状態データが「010」に一致しない場合には、S16へ進んで、該発生した大当りが、時短状態中において発生した「時短中大当り」であると判定し、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「時短中」ともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録するとともに、該登録の連荘回数に、大当りA履歴テーブルに登録されている前回の大当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、前記S23へ進んで、前述のS23〜S25の処理を実施した後、前述のS7を経由してS1に戻る。
次いで、前記S10において前記遊技状態データが「110」に一致しなかった場合にはS17へ進んで、前記にて新たに生成した前記遊技状態データが確率変動状態を示す「010」に一致するか否かを判定する。
該S17の判定において、遊技状態データが「010」に一致する場合には、S18に進んで確率変動状態であると判定するとともに、S19に進んで、前記遊技情報テーブルの確変回数に1を加算した後、S20に進んで、前記表示態様設定テーブル1に設定されている確率変動状態に対応する表示態様、具体的には、図17に例示するように、表示画面261の上部隅部に「確変中」が表示され、更に、確率変動状態に対応する文字色が赤で背景色が白の表示が表示画面261に表示され、電球267の点灯態様が、中速サイクルの点滅点灯状態とされることで、確率変動状態が発生したことを遊技者に報知する。
そして、前述したS7に進んで、該新たな遊技状態である「確変」と遊技状態データである「010」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。
また、前記S17の判定において、遊技状態データが「010」に一致しない場合には、S21に進んで時短状態の発生と判定し、S22に進んで、前記表示態様設定テーブル1に設定されている時短状態に対応する表示態様、具体的には、表示画面261の上部隅部に「時短中」が表示され、更に、時短状態に対応する文字色が青で背景色が白の表示が表示画面261に表示されるとともに、電球267の点灯態様が、低速サイクルの点滅点灯状態とされることで、時短状態が発生したことを遊技者に報知する。
そして、前述したS7に進んで、該新たな遊技状態である「時短」と遊技状態データである「001」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。
次に、前記S2の判定において、接続機種の設定がタイプAである場合に実施される図14に示すSb1以降の処理について説明すると、まずSb1においては、前記S1にて生成した新たな遊技状態データが、通常遊技状態である「000」であるかの判定を実施する。
このSb1の判定において、「000」に一致する場合においては、通常遊技状態以外の遊技状態、具体的には、大当り状態「110」または時短状態「001」から新たに通常遊技状態となったものと判断して、表示態様設定テーブル1において通常遊技状態である遊技状態データ「000」に対応する表示態様(第1表示態様)、具体的には、文字色が黒で背景色が白の表示態様を選択し、該選択した表示態様にて遊技データ(台データ)表示画面261に表示するとともに、該通常遊技状態の点灯状態、つまり、表示態様設定テーブル1において通常遊技状態である遊技状態データ「000」に対応する点灯状態である全ての電球267も消灯状態とする(Sb2)。
そしてSb2+に進み、これら新たに通常遊技状態となった場合には連荘期間が終了したものと判定し、その時点において遊技情報テーブルの連荘回数A並びに記憶がある場合には連荘回数Bに記憶されている連荘回数A並びに連荘回数Bを特定した後、Sb3へ進んで、前記大当りA履歴テーブルに登録されている過去最高連荘回数よりも該特定した連荘回数Aが大きいか否かを判定するとともに、前記大当りB履歴テーブルに登録されている過去最高連荘回数よりも該特定した連荘回数Bが大きいか否かを判定する。
該判定において、過去最高連荘回数を越えている場合においては、Sb4へ進んで、該特定した連荘回数Aまたは連荘回数Bの大当り履歴を含む本日の大当り履歴データを、過去最高連荘回数データとして更新登録した後、Sb4+に進み、前記特定した連荘回数Aまたは連荘回数Bが過去最高連荘回数以下である場合には、Sb4の処理を実施することなくSb4+に移行して、遊技情報テーブルの連荘回数A並びに連荘回数Bに記憶されている連荘回数A並びに連荘回数Bをリセットするとともに、該リセットした連荘回数Aが2以上である場合において前回連荘回数A並びに前回連荘回数Bに、リセットした連荘回数A並びに連荘回数Bをそれぞれ更新記憶する。
そしてSb5に進み、該新たな遊技状態である「通常」と遊技状態データである「000」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。
また、前記Sb1の判定において、前記生成した新たな遊技状態データが、通常遊技状態である「000」に一致しない場合には、Sb6へ進んで、大当り状態或いは小当り状態に該当する「110」に一致するかを判定する。
該判定において、「110」に一致する場合にはSb7に進んで、ディップスイッチ277のNo3とNo4のスイッチの状態によって大当りB表示設定が設定されているか否かを判定する。
該判定において大当りB表示設定が設定されている場合にはSb8に進んで、遊技情報テーブルの前回遊技状態データから、当該発生した大当り或いは小当りが、どの遊技状態において発生した大当り或いは小当りなのか、つまり、前回遊技状態データが「000」であれば通常遊技状態において発生したものであると判定し、前回遊技状態データが「010」であれば、確変遊技状態において発生したものであると判定し、前回遊技状態データが「001」であれば、時短状態において発生したものであると判定する。
そして、発生した遊技状態が大当りか小当りに係わらず、大当り信号1並びに大当り信号2の入力の検出による「110」の状態となったことに基づいて、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と、前記判定した遊技状態の種別(通常遊技状態であれば「通常中」、確変遊技状態であれば「確変中」、時短遊技状態であれば「時短中」)とともに、前記大当りB履歴テーブルの最下位の大当りとして登録し、該登録の連荘回数に大当りB履歴テーブルに登録されている前回の大当り或いは小当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、Sb9に進む。
そしてSb9において、前記遊技情報テーブルの大当り回数B並びに連荘回数Bに1を加算し、該加算後の大当り回数Bの値と総スタート回数とから大当り確率Bを更新するとともに、大当り間スタート回数Bのデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数Bのうち、大当り間スタート2のスタート回数を大当り間スタート3へ、大当り間スタート3のスタート回数を大当り間スタート4へというように、順次、各大当り間スタートのスタート回数を1つずつ移動(シフト)するとともに、大当り間スタート1をリセットし、該リセットした大当り間スタート1のスタート回数を大当り間スタート2に更新記憶する。
つまり、本実施例(後述する実施例2でも)では、本発明のリセット処理手段となる制御マイコン279により、本発明におけるリセット処理の実施設定となる大当りB表示設定が設定されているときには、大当り判定タイマがカウントアップした時点における大当り信号1の入力の有無や、後述する実施例2における大当り判定時間の長さに係わらず、大当り信号1並びに大当り信号2の入力の検出による「110」の状態となったことに基づいて、大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1がリセットされる。
そして、Sb10に進んで、Sb9にて加算更新された後の連荘回数Bに応じた表示態様を、前述の表示態様設定テーブル2のデータに基づいて特定し、表示画面261の表示態様を、該特定した表示態様の大当り表示に更新するとともに、電球267の点灯態様を、大当りの点灯状態とする。具体的には、例えば、連荘回数Bが3であれば、連荘回数に対応する表示枠色は「青」であるので、青色の枠表示を実施するとともに、大当りに対応する表示態様である、表示画面261の隅部への「大当り中」が表示され、更に、文字色が白で背景色が赤の表示が表示画面261に表示されるとともに、電球267の点灯態様が、高速サイクルの点滅点灯状態とされることで、遊技者に大当り或いは小当りが発生したことを報知する。
そして、Sb10+に進み、ランニング信号出力処理を実施した後、前述のSb5に進み、該新たな遊技状態である大当り並びに小当りを含む「大当り中」と遊技状態データである「110」とを遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。尚、Sb10+のランニング信号出力処理は、前述のS25と同様であるので詳細な説明は省略する。
一方、前記Sb7の判定において大当りB表示設定が設定されていない場合、つまり、大当りA表示設定が設定されているか、或いは大当りA・B表示設定が設定されている場合には、Sb11に進んで、前述の大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマをスタートさせた後、Sb12に進んで、これら発生した遊技状態が、大当り状態なのか或いは小当り状態なのかを、その時点では特定できないので、少なくとも小当り状態が発生しているものとして、電球267の点灯態様を、表示態様設定テーブル1における小当りの点灯態様、具体的には、2回の点滅点灯が、中速サイクルにて繰返し実施される2連の中速サイクル点滅点灯状態とするとともに、該表示態様設定テーブル1における小当りの表示態様、具体的には、小当りに対応する文字色が白で背景色が青の表示を表示画面261に表示することで、対応するパチンコ機2に小当りが発生していれば、該小当りが発生したことが遊技者に報知され、対応するパチンコ機2に大当りが発生していれば、後述するように、大当り判定タイマがタイマアップした時点において大当りと判定されることで、該大当りに対応した表示態様並びに点灯態様に変更されることで、大当りの途中から大当りの発生が遊技者に報知される。尚、前記Sb11にてスタートされた大当り判定タイマのタイマアップは、後述する図15に示す割込処理において検知される。前記Sb11を実施する制御マイコン279によって、本発明における特定遊技状態情報となる大当り信号1の入力の検出に基づき、遊技状態データが「110」となったことに応じて、大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマの計時がスタートされており、該Sb11を実施する制御マイコン279によって本発明における計時手段が形成されている。
そして、Sb13に進み、前述のディップスイッチ277のNo3とNo4のスイッチの状態によって大当りA表示設定が設定されているか否かを判定する。
該判定において大当りA表示設定が設定されている場合にはS1に戻る一方、大当りA表示設定が設定されていない場合、つまりは、大当りA・B表示設定が設定されている場合にはSb14に進み、遊技情報テーブルの前回遊技状態データから、当該発生した大当り或いは小当りが、どの遊技状態において発生した大当り或いは小当りなのか、つまり、前回遊技状態データが「000」であれば通常遊技状態において発生したものであると判定し、前回遊技状態データが「010」であれば、確変遊技状態において発生したものであると判定し、前回遊技状態データが「001」であれば、時短状態において発生したものであると判定する。
そして、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と、前記判定した遊技状態の種別(通常遊技状態であれば「通常中」、確変遊技状態であれば「確変中」、時短遊技状態であれば「時短中」)とともに、前記大当りB履歴テーブルの最下位の大当りとして登録し、該登録の連荘回数に大当りB履歴テーブルに登録されている前回の大当り或いは小当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、Sb15に進む。
そしてSb15において、前記遊技情報テーブルの大当り回数B並びに連荘回数Bに1を加算し、該加算後の大当り回数Bの値と総スタート回数とから大当り確率Bを更新するとともに、大当り間スタート回数Bのデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数Bのうち、大当り間スタート2のスタート回数を大当り間スタート3へ、大当り間スタート3のスタート回数を大当り間スタート4へというように、順次、各大当り間スタートのスタート回数を1つずつ移動(シフト)するとともに、大当り間スタート1をリセットし、該リセットした大当り間スタート1のスタート回数を大当り間スタート2に更新記憶した後、S1に戻る。
また、前記Sb6においてS1にて生成された遊技状態データが「110」に一致しなかった場合にはSb17へ進んで、前記にて新たに生成した前記遊技状態データが確率変動状態を示す「010」に一致するか否かを判定する。
該S17の判定において、遊技状態データが「010」に一致する場合には、Sb18に進んで確率変動状態であると判定した後、Sb19に進んで、前記遊技情報テーブルの確変回数に1を加算した後、Sb20に進んで、遊技情報テーブルの前回遊技状態データが、通常遊技状態を示す「000」であるか否かを判定する。
該判定において、前回遊技状態データが「000」である場合には、Sb21に進んで、通常遊技状態から小当りが発生した後において発生した確率変動状態であると判定して、該新たな遊技状態である「確変」と、小当り後の確率変動状態であることを示す遊技状態データである「111」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、Sb22に進んで、前記表示態様設定テーブル1において、小当り後の確率変動状態である遊技状態データ「111」に対応する表示態様(第2表示態様)、具体的には、文字色が緑で背景色が白の表示態様を選択し、該選択した表示態様にて遊技データ(台データ)並びに表示画面261の上部隅部に「確変中」を表示するとともに、電球267の点灯態様を該小当り後の確率変動状態の点灯状態、つまり、表示態様設定テーブル1において小当り後の確率変動状態である遊技状態データ「111」に対応する点灯状態である中速サイクルの点滅点灯状態とすることで、小当り後の確率変動状態が発生したことを遊技者に報知する。
すなわち、制御マイコン279は、前回遊技状態データが「000」であり、遊技状態データが「010」に一致する場合、つまり、対応するパチンコ機2において小当りが発生することで、遊技状態データが「000」とされたままとなるとともに、大当り間スタートのリセットが実施されないこと並びに「010」の遊技状態データとなる第2遊技状態情報である大当り信号2を検出していることを条件に、第2表示態様となる小当り後の確率変動状態である遊技状態データ「111」に対応する表示態様を、Sb22において選択しており、該Sb22の処理を実施する制御マイコン279により本発明における表示態様選択手段が形成されている。
一方、Sb20の判定において、前回遊技状態データが「000」ではない場合、具体的には、「110」である場合には、Sb23に進んで、確変大当り後において発生した確率変動状態であると判定して、該新たな遊技状態である「確変」と、確変大当り後の確率変動状態であることを示す遊技状態データである「010」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、Sb24に進んで、前記表示態様設定テーブル1において、確変大当り後の確率変動状態である遊技状態データ「010」に対応する表示態様(第3表示態様)、具体的には、文字色が赤で背景色が白の表示態様を選択し、該選択した表示態様にて遊技データ(台データ)並びに表示画面261の上部隅部に「確変中」を表示するとともに、電球267の点灯態様を該小当り後の確率変動状態の点灯状態、つまり、表示態様設定テーブル1において小当り後の確率変動状態である遊技状態データ「010」に対応する点灯状態である中速サイクルの点滅点灯状態とすることで、確変大当り後の確率変動状態が発生したことを遊技者に報知する。
すなわち、本発明における表示態様選択手段を形成する制御マイコン279は、前回遊技状態データが「110」であり、遊技状態データが「010」に一致する場合、つまり、対応するパチンコ機2において、「110」の遊技状態データに対応する大当りが発生することで、大当り間スタートのリセットが実施されること並びに「010」の遊技状態データとなる第2遊技状態情報である大当り信号2を検出していることを条件に、第3表示態様となる確変大当り後の確率変動状態である遊技状態データ「010」に対応する表示態様を、Sb24においてさらに選択している。
また、前記Sb17の判定において、遊技状態データが「010」に一致しない場合には、Sb25に進んで時短状態の発生と判定してSb26に進み、前記表示態様設定テーブル1において時短状態である「001」に対して設定されている表示態様、具体的には、文字色が青で背景色が白の表示態様を選択し、該選択した表示態様にて遊技データ(台データ)並びに表示画面261の上部隅部に「時短中」を表示するとともに、電球267の点灯態様を時短状態の点灯状態、つまり、表示態様設定テーブル1において時短状態である遊技状態データ「001」に対応する点灯状態である低速サイクルの点滅点灯状態とすることで、時短状態が発生したことを遊技者に報知した後、前述したSb5に進んで、該新たな遊技状態である「時短」と遊技状態データである「001」とを、遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、S1へ戻る。
次に、本実施例の制御マイコン279により、前述した遊技情報更新処理と並行して実施される割込処理に関して、図15に基づいて説明すると、まず、割込処理においては、SW1〜SW3の処理が繰返し実施されることで、制御マイコン279における始動信号の入力検出待ち、大当り判定タイマのタイマアップ待ち、制御マイコン279におけるランニング信号の入力検出待ち状態となる。
この段階において、始動信号が信号入力部278dに入力された場合には、該始動信号の入力がSW1において検知されてSW4に進み、通常の処理(遊技情報更新処理)を一次中断して割込を実施するとともに、SW5に進んで遊技情報テーブルにおける本日の総スタート回数と大当り間スタート1のスタート回数A・Bに1を加算した後、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る。つまり、制御マイコン279が実施するSW5において、本発明の演出実行情報検出手段となる制御マイコン279により始動信号(演出実行情報)を検出すると、本発明における演出実行回数記憶手段となるRAM275の遊技情報テーブルに記憶されている大当り間スタート回数A並びにBの大当り間スタート1を加算更新しており、該SW5の処理を実施する制御マイコン279によって本発明における演出実行回数更新手段が形成されている。
また、SW1〜SW3の待機状態において、大当り判定タイマがタイマアップした場合には、該大当り判定タイマのタイマアップがSW2において検知されてSW6に進み、通常の処理を一次中断して割込を実施するとともに、SW7に進んで、その時点において、対応しているパチンコ機2から大当り信号1(と大当り信号2)とが出力された状態、つまり、遊技状態データが「110」であるか否かを判定する。
この判定において、遊技状態データが「110」でない場合、つまり、対応するパチンコ機2から、大当り状態に伴なう大当り信号1(と大当り信号2)とが出力されていない場合には、該大当り判定タイマのタイマスタート時における遊技状態データが「110」となった遊技状態が、大当りではなく小当りであったと断定できるので、大当り状態の発生時において実施される、大当り間スタート1のスタート回数Aのリセットや、連荘回数Aへの加算を実施することなく、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る一方、前記SW7の判定において遊技状態データが「110」である場合、つまり、対応するパチンコ機2から、大当り状態に伴なう大当り信号1(と大当り信号2と)が出力されている場合には、図16に示すSc1以降の処理を実施する。
つまり、制御マイコン279が実施する本実施例の割込処理において、本発明における計時時間が閾値時間になった時点となる前記大当り判定タイマがタイマアップした時点において、特定遊技状態情報となる大当り信号1の入力を検出していることに基づき遊技状態データが「110」であるときには、SW7において「 Yes」と判定されて図16のSc8の処理が実施されることで、本発明の演出実行回数記憶手段となる遊技情報テーブルに記憶されている演出実行回数である大当り間スタート1がリセットされる一方、閾値時間になった時点となる前記大当り判定タイマがタイマアップした時点において、特定遊技状態情報となる大当り信号1の入力を検出していない、すなわち、遊技状態データが「110」でないときには、SW7において「No」と判定され、Sc8の処理を含む図16処理が実施されずに割込処理を終了するようになっており、該割込処理を実施する制御マイコン279によって、本発明のリセット処理手段が形成されている。
また、本発明におけるリセット処理手段となる制御マイコン279は、リセット処理となるこれらSc8の処理を、本発明におけるリセット処理の非実施設定となる大当りA表示設定が設定されていることに基づいて、Sb11においてスタートされた大当り判定タイマがタイマアップしたことにより、該タイマアップした時点において大当り信号1を検出していないこと、すなわち遊技状態データが「110」でないときには実施しない。
このSc1においては、まず、該大当り判定タイマのタイマスタート時における遊技状態データが「110」となった遊技状態が大当りであったと断定するとともに、タイマアップした当該時点において大当りの発生として判定した後、Sc2に進んで、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるかを特定するために、前記遊技情報テーブルに登録されている前回の遊技状態データが「000」であるかを判定する。
該Sc2の判定において、前回遊技状態データが「000」である場合には、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であると判定し、Sc4へ進んで、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「通常中」とともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録し、該登録の連荘回数に「1」を登録した後、Sc5へ進み、表示態様設定テーブル1に設定されている大当りの表示態様、具体的には、表示画面261の上部隅部に「大当り中」を表示し、更に、文字色が白で背景色が赤の表示に表示画面261の表示を変更するとともに、Sc6へ進み、表示態様設定テーブル1に設定されている大当りの点灯態様、具体的には、高速サイクルの点滅点灯状態に電球267の点灯態様を変更することで、遊技者に大当りが発生したことを報知する。
そしてSc7に進み、大当り回数A並びに連荘回数Aに1を加算し、該加算後の大当り回数Aの値と総スタート回数とから大当り確率Aを更新するとともに、Sc8へ進んで、大当り間スタート回数Aのデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数Aのうち、大当り間スタート2のスタート回数を大当り間スタート3へ、大当り間スタート3のスタート回数を大当り間スタート4へというように、順次、各大当り間スタートのスタート回数を1つずつ移動(シフト)するとともに、大当り間スタート1をリセットし、該リセットした大当り間スタート1のスタート回数を大当り間スタート2に更新記憶した後、Sc9に進んで、ランニング信号出力処理を実施した後、Sc10に進み、該新たな遊技状態である「大当り中」と遊技状態データである「110」とを遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る。尚、Sc9のランニング信号出力処理は、前述のS25と同様であるので詳細な説明は省略する。
このように、本発明の請求項1並びに請求項6のリセット処理手段となる制御マイコン279が実施する本実施例の遊技情報更新処理においては、大当り判定タイマがタイマアップした時点において、大当り信号1の入力を検出していることに基づき遊技状態データが「110」であるときには、該大当り判定タイマのタイマスタート時点において、Sb15において本発明における第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1をリセット状態としたのに続いて、Sc8において第1演出実行回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1をリセット状態とする一方、大当り判定タイマがタイマアップした時点において、大当り信号1の入力を検出していないことに基づき遊技状態データが「110」でないときには、Sc8の処理を実施しないことで、第1演出実行回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1をリセットしないことにより、第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1のみをリセット状態とすることとなる。尚、本実施例では、これら第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1のリセットを、大当り判定タイマのタイマスタート時点において実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1のリセットを、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1をリセットとともに、大当り判定タイマがタイマアップした際において実施するようにしても良い。
一方、前記Sc2の判定において、前回の遊技状態データが「000」でない場合には、Sc3へ進んで、該前回の遊技状態データが「010」または「111」に一致するか否かを判定する。
該判定において前回の遊技状態データが「010」または「111」に一致する場合には、Sc11へ進んで、該発生した大当りが確率変動状態中において発生した「確変中大当り」であると判定し、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「確変中」ともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録するとともに、該登録の連荘回数に、大当りA履歴テーブルに登録されている前回の大当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、Sc12へ進んで、大当りA履歴テーブルに登録した連荘回数(Sc7にて更新される連荘回数Aに同じ)に応じた表示態様を、前述の表示態様設定テーブル2のデータに基づいて特定し、表示画面261の表示態様を、該特定した表示態様の大当り表示に更新するとともに、電球267の点灯態様を、大当りの点灯状態とする。具体的には、例えば、連荘回数Aが3であれば、連荘回数に対応する表示枠色は「青」であるので、青色の枠表示を実施するとともに、表示画面261の上部隅部に「大当り中」が表示され、更に、大当りに対応する表示態様である文字色が白で背景色が赤の表示が表示画面261に表示され、電球267の点灯態様が、高速サイクルの点滅点灯状態とされることで、遊技者に大当りが発生したことを報知した後、前述のSc6〜Sc10の処理を実施した後、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る。
また、前記Sc3における判定において、前回の遊技状態データが「010」または「111」に一致しない場合には、Sc13へ進んで、該発生した大当りが、時短状態中において発生した「時短中大当り」であると判定し、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「時短中」ともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録するとともに、該登録の連荘回数に、大当りA履歴テーブルに登録されている前回の大当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、前述のSc12へ進んで、大当りA履歴テーブルに登録した連荘回数(Sc7にて更新される連荘回数Aに同じ)に応じた表示態様を、前述の表示態様設定テーブル2のデータに基づいて特定し、表示画面261の表示態様を、該特定した表示態様の大当り表示に更新するとともに、電球267の点灯態様を、大当りの点灯状態とすることで、遊技者に大当りが発生したことを報知した後、前述のSc6〜Sc10の処理を実施した後、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る。
また、SW1〜SW3の待機状態において、信号入出力部278e、278fにて隣接する呼び出しランプ装置200からのランニング信号の入力が検出された場合には、該ランニング信号の入力検出がSW3において検知されてSW8に進み、通常の処理を一次中断して割込を実施するとともに、SW9に進んで、全電球267が1回のみ短時間点灯するランニング点灯処理を実施した後、SW10に進んで、ディップスイッチ277のNo8のスイッチにおいて、終端設定がなされているか否かを判定する。
該判定において、終端設定が有る場合にはSW11に進み、ランニング信号の入力側となる信号入出力部に出力した後、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る。具体的には、例えば、ランニング信号が信号入出力部278eにて検出された場合には、該信号入出力部278eにランニング信号を出力する。
一方、SW10の判定において、終端設定が無い場合にはSW12に進み、ランニング信号の入力側となる信号入出力部と反対側の信号入出力部にランニング信号を出力した後、割込処理を終了して前記SW1〜SW3の待機状態に戻る。具体的には、例えば、ランニング信号が信号入出力部278eにて検出された場合には、反対側となる信号入出力部278fにランニング信号を出力し、ランニング信号が信号入出力部278fにて検出された場合には、反対側となる信号入出力部278eにランニング信号を出力する。
これら遊技情報更新処理並びに割り込み処理によって更新された遊技情報テーブルの各遊技情報は、図17に示すように、制御マイコン279により、前述のディップスイッチ277のNo3とNo4のスイッチにおいて設定されている表示設定に応じた遊技情報となる台データが表示される。
具体的には、制御マイコン279は、接続機種にタイプNが設定されているときには、前述の図13に示す遊技情報更新処理並びに前述の割込処理によって遊技情報テーブルの総スタート回数、大当り回数A、確変回数、連荘回数A、前回連荘回数A、大当り確率A、各大当り間スタート回数(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)を含む図17(a)の台データ画面(本日)を表示画面261に表示することで、接続機種が小当りを発生しないパチンコ機であっても、従来と同様の大当り回数、確変回数、連荘回数、前回連荘回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数が表示される。
また、制御マイコン279は、前述のようにディップスイッチ277のNo3とNo4のスイッチにおいて大当りA表示設定がなされている場合には、前述の遊技情報更新処理並びに割り込み処理によって、対応するパチンコ機2において発生する小当りを大当りとして含まないように更新された遊技情報テーブルの大当り回数A、連荘回数A、前回連荘回数A、大当り確率A、各大当り間スタート回数A(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)に基づく大当り回数、確変回数、連荘回数、前回連荘回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む図17(a)の台データ画面(本日)を表示画面261に表示することで、接続機種が小当りを発生するパチンコ機2であっても、小当りを大当りとして含まない従来と同様の大当り回数、確変回数、連荘回数、前回連荘回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数が表示される。
そして、本実施例の台データ画面には、図17に示すように、その下部位置に、入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する入力メニュー、具体的には、入力ボタン255aに対応して「前日」のメニューが、入力ボタン255bに対応して「前々日」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「大当り履歴」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「呼び出し」のメニューが表示されている。
遊技者が、前日の台データを確認したい場合には、「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作すれば良く、該入力ボタン255aの操作により、制御マイコン279は、前述の遊技情報テーブルにおいて前日に対応して記憶されている遊技情報、具体的には、総スタート回数、大当り回数A、確変回数、大当り確率A、各大当り間スタート回数A(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)を読み出し、これら読み出した前日の遊技情報に基づく大当り回数、確変回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む台データ画面(前日)を表示画面261に表示することで、遊技者は、前日の台データを確認できる。
また、遊技者が、前々日の台データを確認したい場合には、「前々日」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作すれば良く、該入力ボタン255bの操作により、制御マイコン279は、前述の遊技情報テーブルにおいて前々日に対応して記憶されている遊技情報、具体的には、総スタート回数、大当り回数A、確変回数、大当り確率A、各大当り間スタート回数A(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)を読み出し、これら読み出した前々日の遊技情報に基づく大当り回数、確変回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む台データ画面(前々日)を表示画面261に表示することで、遊技者は、前々日の台データを確認できる。
また、遊技者が、大当りの発生状況を確認したい場合には、「大当り履歴」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作すれば良く、該入力ボタン255cの操作により、制御マイコン279は、大当りA履歴テーブルに記憶されている本日データ並びに過去最高連荘データに基づいて、図18(a)に示すように、本日と過去最高連荘回数の日の大当り状況を、横軸を営業時間軸として表示するとともに、該時間軸上の各大当りの発生時刻に対応する位置に、大当りを示す棒状の表示を行うことで大当り状況を表示し、それぞれの日の総大当り回数を右端部分に表示するようになっている。
また、前記大当りの発生時刻に対応する位置に表示される棒状表示としては、前記大当りA履歴テーブルの記憶データに基づいて、各大当りが発生した際の遊技状態種別である状態種別が、通常遊技状態での大当りである「通常中」である場合には白抜きの棒状表示として表示し、確率変動状態での大当りである「確変中」である場合には黒塗りの棒状表示として表示し、時短状態での大当りである「時短中」である場合にはゼブラ状の棒状表示として表示するともに、該大当り履歴画面の上部位置に、白抜きの棒状表示に対応して「通常中」を、黒塗りの棒状表示に対応して「確変中」を、ゼブラ状の棒状表示に対応して時短中を表示することで、それぞれの大当りが、通常中において発生した「初当り」であるか、確率変動状態において発生した「確変中大当り」であるか、或いは時短状態での大当りである「時短中大当り」であるかを、遊技者が容易に把握できるようになっている。
更に、制御マイコン279は、大当りA履歴テーブル中の連荘回数のデータに基づいて、連荘回数に1が登録されている履歴の直前の連荘回数のデータの内、2以上のデータを特定するとともに、該2以上の連荘回数の始まりとなった連荘回数に1が登録されている大当り履歴を特定して、該連荘回数が1の大当りまでの間を連続大当りと判定するとともに、図18に示すように、該連続大当りに含まれる大当りの表示上に連続大当りを示す帯状の表示を行うことで、遊技者が連続大当りの範囲を容易に識別できるようになっている。
更に、制御マイコン279は、各連続大当りの最後の大当りA履歴データに登録されている連荘回数を前記帯状の表示上に表示するようにしており、このようにすることで、遊技者は、各連続大当りに含まれる大当り回数が何回なのかを、棒状表示に含まれる棒状表示の数を数えることなく容易に把握できるようになっている。
尚、これら大当り履歴画面にも、台データ画面と同様に、その下部位置に、入力ボタン255aに対応して「前日」のメニューが、入力ボタン255bに対応して「前々日」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「台データ」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「呼び出し」のメニューが表示されている。
これら大当り履歴画面において、「前日」のメニューまたは「前々日」のメニューに対応する入力ボタン255aまたは入力ボタン255bを操作した場合には、大当りA履歴データに登録されている前日データ過去最高連荘データ或いは前々日データ並びに過去最高連荘データに基づいて、前日或いは前々日と過去最高連荘回数の日の大当り状況を示す図18(a)に示す本日の大当り履歴画面と同様の大当り履歴画面が表示される。
また、遊技者が「台データ」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作した場合には、前述の図17(a)に示す台データ(本日)の画面が表示される。
また、遊技者が「呼出」のメニューに対応する入力ボタン255dを操作した場合には、該操作により、制御マイコン279が、再度入力ボタン255dが操作されるか或いは、リモコンに設けられている図示しない消灯ボタンが操作されるまで、全ての電球267を連続点灯状態とする。尚、本実施例のその他の画面においても、「呼出」のメニューに対応する入力ボタン255dを操作した場合には、同様に全点灯制御が実施される。
また、制御マイコン279は、前述のようにディップスイッチ277のNo3とNo4のスイッチにおいて大当りB表示設定がなされている場合には、前述の遊技情報更新処理並びに割り込み処理によって、対応するパチンコ機2において発生する小当りを大当りとして含むように更新された遊技情報テーブルの大当り回数B、連荘回数B、前回連荘回数B、大当り確率B、各大当り間スタート回数B(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)に基づく大当り回数、確変回数、連荘回数、前回連荘回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む図17(b)の台データ画面(本日)を表示画面261に表示することで、接続機種が小当りを発生するパチンコ機2である場合に、小当りを大当りとして含む大当り回数、確変回数、連荘回数、前回連荘回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数が表示される。
そして、該図17(b)の台データ画面(本日)にも、前記図17(a)の台データ画面(本日)と同様に、その下部位置に、入力ボタン255aに対応して「前日」のメニューが、入力ボタン255bに対応して「前々日」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「大当り履歴」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「呼び出し」のメニューが表示されており、これら「前日」のメニューまたは「前々日」のメニューに対応する入力ボタン255aまたは入力ボタン255bを操作した場合には、前述の図17(a)の台データ画面(本日)の場合と同様に、制御マイコン279は、前述の遊技情報テーブルにおいて前日或いは前々日に対応して記憶されている総スタート回数、大当り回数B、確変回数、大当り確率B、各大当り間スタート回数B(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)を読み出し、これら読み出した前日或いは前々日の遊技情報に基づく大当り回数、確変回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む台データ画面(前日)或いは台データ画面(前々日)を表示画面261に表示することで、遊技者は、前日或いは前々日の台データを確認できる。
また、遊技者が、大当りの発生状況を確認したい場合には、「大当り履歴」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作すれば良く、該入力ボタン255cの操作により、制御マイコン279は、大当りB履歴テーブルに記憶されている本日データ並びに過去最高連荘データに基づく、前述の大当り履歴画面と同様の図18(b)に示す大当り履歴画面を表示画面261に表示する。
また、制御マイコン279は、前述のようにディップスイッチ277のNo3とNo4のスイッチにおいて大当りA・B表示設定がなされている場合には、前述の遊技情報更新処理並びに割り込み処理によって、対応するパチンコ機2において発生する小当りを大当りとして含まないように更新された遊技情報テーブルの大当り回数A、連荘回数A、前回連荘回数A、大当り確率A、各大当り間スタート回数A(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)のデータと、対応するパチンコ機2において発生する小当りを大当りとして含むように更新された遊技情報テーブルの大当り回数B、連荘回数B、前回連荘回数B、大当り確率B、各大当り間スタート回数B(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)のデータの双方のデータに基づく大当り回数、確変回数、連荘回数、前回連荘回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む図17(c)の台データ画面(本日)を表示画面261に表示することで、接続機種が小当りを発生するパチンコ機2である場合に、小当りを大当りとして含まない大当り回数A、連荘回数A、前回連荘回数A、大当り確率A、各大当り間スタート回数A(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)と、小当りを大当りとして含む大当り回数B、連荘回数B、前回連荘回数B、大当り確率B、各大当り間スタート回数B(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)とが、同じ画面上に表示される。つまり、制御マイコン279は、第1演出実行回数となる大当り間スタート回数A(今回)と、第2演出実行回数となる大当り間スタート回数B(今回)を遊技者に視認可能に表示している。
そして、該図17(c)の台データ画面(本日)にも、前記図17(a)の台データ画面(本日)と同様に、その下部位置に、入力ボタン255aに対応して「前日」のメニューが、入力ボタン255bに対応して「前々日」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「大当り履歴」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「呼び出し」のメニューが表示されており、これら「前日」のメニューまたは「前々日」のメニューに対応する入力ボタン255aまたは入力ボタン255bを操作した場合には、前述の図17(a)の台データ画面(本日)の場合と同様に、制御マイコン279は、前述の遊技情報テーブルにおいて前日或いは前々日に対応して記憶されている総スタート回数、大当り回数A並びにB、確変回数、大当り確率A並びにB、各大当り間スタート回数A並びにB(今回、1回前、2回前、3回前、4回前)を読み出し、これら読み出した前日或いは前々日の遊技情報(データ)に基づく大当り回数、確変回数、大当り確率、総スタート回数、スタート回数を含む台データ画面(前日)或いは台データ画面(前々日)を表示画面261に表示することで、遊技者は、前日或いは前々日の小当りを大当りとして含む台データと小当りを大当りとして含まない台データとを一度に確認できる。
また、遊技者が、大当りの発生状況を確認したい場合には、「大当り履歴」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作すれば良く、該入力ボタン255cの操作により、制御マイコン279は、大当りA履歴テーブルに記憶されている本日データ並びに大当りB履歴テーブルに記憶されている本日データに基づく、前述の大当り履歴画面と同様の図18(c)に示す大当り履歴画面を表示画面261に表示することで、遊技者は、小当りを大当りとして含む大当りの発生状況と、小当りを大当りとして含まない大当りの発生状況とを一度に確認できる。
以上、本実施例1によれば、対応するパチンコ機2において大当り状態(第1特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定タイマがタイマアップした時点においても大当り信号1の入力が検出されることに基づき、遊技状態データが「110」となるので、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1がリセットされる一方、対応するパチンコ機2において小当り状態(第2特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定タイマがタイマアップした時点において小当り状態が既に終了していることで、大当り信号1の入力が検出されないことで、「110」以外の遊技状態データとなることにより、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1がリセットされないことにより、対応して設けられるパチンコ機2が小当り状態(第2特定遊技状態)が発生するパチンコ機2であっても、従来と同様の大当り間スタート回数を表示することができる。
また、本実施例1によれば、対応するパチンコ機2において大当り状態(第1特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定タイマがタイマアップした時点においても大当り信号1の入力が検出されることに基づき、遊技状態データが「110」となるので、第1演出実行回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1並びに第2演出実行回数である大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1がリセットされる一方、対応するパチンコ機2において小当り状態(第2特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定タイマがタイマアップした時点において小当り状態が既に終了していることで、大当り信号1の入力が検出されないことで、「110」以外の遊技状態データとなることにより、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1がリセットされないことにより、対応して設けられるパチンコ機2が小当り状態(第2特定遊技状態)が発生するパチンコ機2であっても、従来と同様の大当り間スタート回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1を表示することができるとともに、遊技者は、大当り状態(第1特定遊技状態)または小当り状態(第2特定遊技状態)の終了時点から次の大当り状態(第1特定遊技状態)または小当り状態(第2特定遊技状態)が発生した時点までの間のスタート回数である第2演出実行回数である大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1も簡便に把握することができ、遊技者に対して遊技機選択のための新たな指標を提供できる。
本実施例2は請求項2並びに請求項7に対応しており、本実施例2の遊技用表示装置である呼び出しランプ装置200’の特徴としては、前記実施例1の呼び出しランプ装置200においては、大当り判定閾値時間がセットされた大当り判定タイマがタイマアップした時点において、大当り信号1並びに大当り信号2の入力が検出される大当り状態が継続していれば、大当りの発生として判定しているのに対し、本実施例2では、これら大当りの判定を、大当り信号1の入力が検出されてから、該大当り信号1の信号の入力が非検出となる、つまりは、大当り信号1の信号の入力されている間の時間を計時して、該計時時間が、小当り状態の実施時間よりも長く、且つ大当りの実施時間よりも短い大当り判定閾値時間よりも長い場合に大当りが発生したと判定する点であり、その他の構成等は、前記実施例1の呼び出しランプ装置200と同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分となる、遊技情報更新処理、並びに割り込み処理に関して、図19〜図21に基づいて以下に説明する。
まず、本実施例2における遊技情報更新処理は、前述の実施例1と同様に図13に示す処理を実施するとともに、タイプAが設定されている場合には、前述の図14に示す処理に代えて、図19に示す処理を実施する。
具体的に、図19に示す処理においては、前述のSb11に代えてSb11+の処理を実施する。つまり、対応するパチンコ機2において、大当り或いは小当りが発生して、大当り信号1並びに大当り信号2が出力されることで、前述のS1において、「110」の遊技状態データが生成されることにより、Sb6の判定において「Yes」と判定されてS7に進み、該Sb7の判定において大当りB表示設定が設定されていない場合、つまり、大当りA表示設定が設定されているか、或いは大当りA・B表示設定が設定されている場合には、Sb11+に進んで、該大当り信号1並びに大当り信号2の入力が検出されている時間を計時するための大当り判定時間の計時を開始した後、前述のSb12に進み、該Sb12以降の前記実施例1と同一の処理を実施する。
また、本実施例2では、図19に示すように、前記Sb11+において計時が開始された大当り判定時間の計時が有る(計時中)であるかを判定するためのSb0が設けられており、対応するパチンコ機2において大当りまたは小当りが発生して、遊技状態データが「110」となって、大当り判定時間の計時が開始された後、パチンコ機2において大当りまたは小当りが終了した場合には、遊技状態データの変更がS1にて検知されてS2を経由してSb0に進むことで、該Sb0において大当り判定時間の計時が有りと判定されて、図20に示す大当り判定処理が実施される。
この本実施例2の大当り判定処理においては、まず、図20に示すように、前述のSb11+において開始した大当り判定時間の計時を終了し(Sd1)、該計時を終了した大当り判定時間が、前述のEEPROM276に記憶されている大当り判定閾値時間よりも長いか否かを判定する(Sd2)。
つまり、本実施例2の制御マイコン279が遊技情報更新処理のSb11+において大当り判定時間の計時を開始し、遊技情報更新処理のSd1にて大当り判定時間の計時を終了することで、大当り信号1の入力が検出されることに基づく遊技状態データが「110」となった時点から、該大当り信号1の入力が非検出となって「110」以外の遊技状態データとなるまでの時間が計時されており、該遊技情報更新処理を行う制御マイコン279により本発明の請求項2並びに請求項7における計時手段が形成されている。
該判定において、計時した大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも長い場合には、Sd3に進み、当該大当り判定時間の計時の契機となった大当り信号1並びに大当り信号2の入力を検出した遊技状態が大当りであったと断定するとともに、当該計時を終了した時点において大当りの発生として判定した後、Sd4に進んで、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であるかを特定するために、前記遊技情報テーブルに登録されている前回の遊技状態データが「000」であるかを判定する。
該Sd4の判定において、前回遊技状態データが「000」である場合には、該大当りが通常遊技状態において発生した「初当り」であると判定し、Sd6へ進んで、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「通常中」とともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録し、該登録の連荘回数に「1」を登録した後、Sd7へ進み、表示態様設定テーブル1に設定されている大当りの表示態様、具体的には、表示画面261の上部隅部に「大当り中」を表示し、更に、文字色が白で背景色が赤の表示に表示画面261の表示を変更するとともに、Sd8へ進み、表示態様設定テーブル1に設定されている大当りの点灯態様、具体的には、高速サイクルの点滅点灯状態に電球267の点灯態様を変更することで、遊技者に大当りが発生したことを報知する。
そしてSd9に進み、大当り回数A並びに連荘回数Aに1を加算し、該加算後の大当り回数Aの値と総スタート回数とから大当り確率Aを更新するとともに、Sd10へ進んで、大当り間スタート回数Aのデータを更新する。具体的には、大当り間スタート回数Aのうち、大当り間スタート2のスタート回数を大当り間スタート3へ、大当り間スタート3のスタート回数を大当り間スタート4へというように、順次、各大当り間スタートのスタート回数を1つずつ移動(シフト)するとともに、大当り間スタート1をリセットし、該リセットした大当り間スタート1のスタート回数を大当り間スタート2に更新記憶した後、Sd11に進んで、前述したランニング信号出力処理を実施した後、Sd12に進み、該新たな遊技状態である「大当り中」と遊技状態データである「110」とを遊技情報テーブルの遊技状態と前回遊技状態データに更新記憶した後、該大当り判定処理を終了してSb1に戻る。
このように、本発明の請求項2並びに請求項7のリセット処理手段となる制御マイコン279が実施する本実施例の遊技情報更新処理においては、大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも長いときには、該大当り判定時間の計時開始時において、Sb15において本発明における第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1をリセット状態としたのに続いて、Sd10において第1演出実行回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1をリセット状態とする一方、大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも短いときには、Sd10の処理を実施しないことで、第1演出実行回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1をリセットしないことにより、第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1のみをリセット状態とすることとなる。尚、本実施例では、これら第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1のリセットを、大当り判定時間の計時開始時において実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら第2演出実行回数となる大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1のリセットを、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1をリセットとともに、大当り判定時間の計時を終了した際において実施するようにしても良い。
一方、前記Sd4の判定において、前回の遊技状態データが「000」でない場合には、Sd5へ進んで、該前回の遊技状態データが「010」または「111」に一致するか否かを判定する。
該判定において前回の遊技状態データが「010」または「111」に一致する場合には、Sd13へ進んで、該発生した大当りが確率変動状態中において発生した「確変中大当り」であると判定し、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「確変中」ともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録するとともに、該登録の連荘回数に、大当りA履歴テーブルに登録されている前回の大当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、Sd14へ進んで、大当りA履歴テーブルに登録した連荘回数(Sd9にて更新される連荘回数Aに同じ)に応じた表示態様を、前述の表示態様設定テーブル2のデータに基づいて特定し、表示画面261の表示態様を、該特定した表示態様の大当り表示に更新するとともに、電球267の点灯態様を、大当りの点灯状態とすることで、遊技者に大当りが発生したことを報知した後、前述のSd8〜Sd12の処理を実施した後、該大当り判定処理を終了してSb1に戻る。
また、前記Sc3における判定において、前回の遊技状態データが「010」または「111」に一致しない場合には、Sd15へ進んで、該発生した大当りが、時短状態中において発生した「時短中大当り」であると判定し、該大当りの発生を、前記リアルタイムクロック(RTC)273よりから出力されるその時点の時刻と該判定した大当りの状態種別である「時短中」ともに、前記大当りA履歴テーブルの最下位の大当りとして登録するとともに、該登録の連荘回数に、大当りA履歴テーブルに登録されている前回の大当りに対応する連荘回数に1を加算した値を登録した後、前述のSd14へ進んで、大当りA履歴テーブルに登録した連荘回数(Sd9にて更新される連荘回数Aに同じ)に応じた表示態様を、前述の表示態様設定テーブル2のデータに基づいて特定し、表示画面261の表示態様を、該特定した表示態様の大当り表示に更新するとともに、電球267の点灯態様を、大当りの点灯状態とすることで、遊技者に大当りが発生したことを報知した後、前述のSd8〜Sd12の処理を実施した後、該大当り判定処理を終了してSb1に戻る。
つまり、制御マイコン279が実施する本実施例2の大当り判定処理において、本発明の請求項2並びに請求項8における計時時間となる大当り判定時間が、閾値時間である大当り判定閾値時間よりも長いときには、Sd2において「 Yes」と判定されて前記Sd10の処理が実施されることで、本発明の演出実行回数記憶手段となる遊技情報テーブルに記憶されている演出実行回数である大当り間スタート1がリセットされる一方、大当り判定時間が閾値時間である大当り判定閾値時間よりも短いときには、Sd2において「No」と判定され、Sd10の処理を含むSd3以降に進むことなく大当り判定処理を終了するようになっており、該大当り判定処理を実施する制御マイコン279によって、本発明の請求項2並びに請求項7のリセット処理手段が形成されている。
つまり、本発明におけるリセット処理手段となる制御マイコン279は、リセット処理となるこれらSd10の処理を、本発明におけるリセット処理の非実施設定となる大当りA表示設定が設定されていることに基づいて、Sb11+において計時が開始された大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも短いときには実施しない。
尚、本実施例2における割込処理においては、図21に示すように、前述の実施例1では、大当り判定タイマのタイマアップを検知するためのSW2と、SW6並びにSW7の処理を実施しているのに対し、本実施例では、これら大当り判定タイマを使用しないので、これら大当り判定タイマのタイマアップを検知するためのSW2と、SW6並びにSW7の処理を有しない、始動信号の検出に伴なうスタート回数の更新処理と、ランニング信号の検出に伴う処理のみを実施する。
以上、本実施例2によれば、対応するパチンコ機2において大当り状態(第1特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも長くなるので、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1がリセットされる一方、対応するパチンコ機2において小当り状態(第2特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも短くなるので、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1がリセットされないことにより、対応して設けられるパチンコ機2が小当り状態(第2特定遊技状態)が発生するパチンコ機2であっても、従来と同様の大当り間スタート回数を表示することができる。
また、本実施例2によれば、対応するパチンコ機2において大当り状態(第1特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも長くなるので、第1演出実行回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1並びに第2演出実行回数である大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1がリセットされる一方、対応するパチンコ機2において小当り状態(第2特定遊技状態)が発生した場合には、大当り判定時間が大当り判定閾値時間よりも短くなるので、大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1がリセットされないことにより、対応して設けられるパチンコ機2が小当り状態(第2特定遊技状態)が発生するパチンコ機2であっても、従来と同様の大当り間スタート回数である大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1を表示することができるとともに、遊技者は、大当り状態(第1特定遊技状態)または小当り状態(第2特定遊技状態)の終了時点から次の大当り状態(第1特定遊技状態)または小当り状態(第2特定遊技状態)が発生した時点までの間のスタート回数である第2演出実行回数である大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1も簡便に把握することができ、遊技者に対して遊技機選択のための新たな指標を提供できる。
また、前記各実施例によれば、遊技者は、その時点の対応するパチンコ機2遊技状態が、通常遊技状態(第1遊技状態)であるか、小当り状態(第2特定遊技状態)の発生に続く確率変動状態中(第2遊技状態中)であるかを簡便に認識できるので、遊技者の利便性を向上できるとともに、遊技場にとっても、前記小当り状態(第2特定遊技状態)の発生に続く確率変動状態(第2遊技状態)の発生を他の遊技者に対してアピールできる。
また、前記各実施例によれば、遊技者は、その時点の対応するパチンコ機2遊技状態が、小当り状態(第2特定遊技状態)の発生に続く確率変動状態中(第2遊技状態中)であるか、或いは確変大当り状態(第1特定遊技状態)の発生に続く確率変動状態中(第2遊技状態中)であるかを簡便に認識できるので、遊技者の利便性を向上できるとともに、遊技場にとっても、確変大当り状態(第1特定遊技状態)の発生に続く確率変動状態(第2遊技状態)の発生を他の遊技者に対してアピールできる。
また、前記各実施例によれば、小当り状態(第2特定遊技状態)を重要視する遊技場もあれば、小当り状態(第2特定遊技状態)を重要視しない遊技場もあるので、これら各遊技場の小当り状態の重要視度合いに応じて、大当り間スタート1のリセット実施/非実施を適宜に設定することができる。
また、前記各実施例によれば、前回演出実行回数である大当り間スタート2が表示されることで、遊技者は、大当り間スタート2を簡便に把握することができ、これら大当り間スタート2を遊技機選択の指標に資することができる。
尚、本発明における「第1特定遊技状態が発生する可能性が高い」、或いは「第1特定遊技状態が発生する可能性が低い」との記述における可能性の高低の概念には、第1特定遊技状態に当選する抽選確率の違いによる第1特定遊技状態となる可能性の高低のみならず、第1特定遊技状態に当選する抽選確率は同じであっても、出玉率の違いにより発生する同一投資額当たりの第1特定遊技状態の発生期待度の違いによる第1特定遊技状態となる可能性の高低も含まれる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、パチンコ機として、小当り状態に続いて発生する第2遊技状態として、確率変動状態が発生するパチンコ機2を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機として、図22に示すように、小当り状態に続いて発生する第2遊技状態が時短状態であるパチンコ機にも、本発明を適用することができる。
また、前記実施例では、大当り判定閾値時間を、制御マイコン279が前述の大当り判定閾値時間自動設定処理を実施することで、対応するパチンコ機2からの大当り信号1の入力時間に基づいて、大当り判定閾値時間を制御マイコン279が自動設定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら大当り判定閾値時間を、例えば接続される機種のタイプを設定することで、当該機種に対応した大当り判定閾値時間が設定されるようにしたり、或いは、リモコンにより大当り判定閾値時間を設定したり、更には、これら大当り判定閾値時間が、変更不可に予め設定されているものであっても良い。
また、前記実施例では、前記ディップスイッチ277において各種の初期設定を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらディップスイッチ277における設定を、例えば、前記リモコンにおいて実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技情報表示装置として呼び出しランプ装置200、200’を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技情報表示装置としては、カードユニット3に遊技情報を表示するための表示パネルを設けて、該表示パネルに台データを表示するものとしても良いし、更には、これらプリペイドカードを受け付けてパチンコ玉の貸出を実施するものではなく、会員カードのみを受付けて貯玉による再プレイを可能とするための会員用再プレイ装置に表示パネルを設けたものであっても良いし、いずれのカードも受付けることなく、単純に遊技情報を表示するための表示パネルを備える情報提供装置であっても良い。
また、前記実施例では、大当り判定タイマのタイマカウントや、大当り判定時間の計時を、制御マイコン279の内部クロックのカウントに基づいて実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら大当り判定タイマのタイマカウントや、大当り判定時間の計時を、例えば、所定タイミング毎に実施される割込タイマやサンプリング割込等の回数に基づいて実施するようにしたり、所定時間、例えば100msに該当するクロック数のカウント毎に、大当り判定閾値時間に該当する数値が設定されたレジスタから1を減算していくことにより、タイマを形成したり、更には、RTC273から、所定時間毎に信号出力を受けることで、該信号出力の入力回数に基づいて計時やタイマカウントを実施するようにしても良い。
また、前記各実施例では、時短信号の出力のみにより、対応するパチンコ機2において時短状態が発生している期間を特定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記各実施例におけるパチンコ機2のように、時短状態においても大当り信号2が出力される機種であれば、時短信号と大当り信号2の信号の検知期間により時短状態が発生している期間を特定するようにしても良い。
また、前記各実施例においては、大当り信号2が通常または確変大当り並びに小当りが発生している間並びに確率変動状態または時短状態が発生している間において出力される例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、大当り信号1が通常または確変大当り並びに小当りが発生している間においてのみ出力され、大当り信号2が確率変動状態においてのみ出力され、時短信号が時短状態においてのみ出力されるようにすることで、これら大当り信号1、大当り信号2、時短信号の各信号単独の入力の有無により、各遊技状態の期間を特定できるようにしても良い。
また、前記各実施例において用いたパチンコ機2においては、確率変動状態中は、時短状態にもなるように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、確率変動状態中は、時短状態とならないパチンコ機であっても良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1の遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機に対して設けられ、該遊技機における遊技情報を表示するための遊技情報表示装置(呼び出しランプ装置200)であって、前記演出制御(全特別図柄の可変表示)が行われたことを特定可能な演出実行情報(始動信号)と、前記第1特定遊技状態もしくは第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報(大当り信号1)とが入力される情報入力部(信号入力部278a、278d)と、前記演出制御が実施された回数である演出実行回数(大当り間スタート)を記憶するための演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)と、前記演出実行情報の入力を検出する演出実行情報検出手段(制御マイコン279)と、該演出実行情報検出手段による前記演出実行情報の検出に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段(制御マイコン279;割込処理(SW5))と、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を遊技者に視認可能に表示する表示制御手段(制御マイコン279)と、前記特定遊技状態情報の入力を検出する特定遊技状態情報検出手段(制御マイコン279)と、前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間(大当り判定閾値時間)を設定する閾値時間設定手段(制御マイコン279;大当り判定閾値時間自動設定処理)と、前記特定遊技状態情報の入力の検出に応じて計時を開始する計時手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理(Sb11)と、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点(大当り判定タイマがタイマアップした時点)において前記特定遊技状態情報検出手段が前記特定遊技状態情報の入力を検出しているとき(遊技状態データが「110」であるとき)には、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数をリセットするリセット処理(制御マイコン279;割込処理(Sc8))を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記特定遊技状態情報検出手段が前記特定遊技状態情報の入力を検出していないときには、前記リセット処理を行わないリセット処理手段(制御マイコン279;割込処理)と、を備える。
本発明の請求項2は、遊技機(パチンコ機2)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1の遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機に対して設けられ、該遊技機における遊技情報を表示するための遊技情報表示装置(呼び出しランプ装置200’)であって、前記演出制御(全特別図柄の可変表示)が行われたことを特定可能な演出実行情報(始動信号)と、前記第1特定遊技状態もしくは第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報(大当り信号1)とが入力される情報入力部(信号入力部278a、278d)と、前記演出制御が実施された回数である演出実行回数(大当り間スタート)を記憶するための演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)と、前記演出実行情報の入力を検出する演出実行情報検出手段(制御マイコン279)と、該演出実行情報検出手段による前記演出実行情報の検出に応じて前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段(制御マイコン279;割込処理(SW5))と、前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数を遊技者に視認可能に表示する表示制御手段(制御マイコン279)と、前記特定遊技状態情報の入力を検出する特定遊技状態情報検出手段(制御マイコン279)と、前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間(大当り判定閾値時間)を設定する閾値時間設定手段(制御マイコン279;大当り判定閾値時間自動設定処理)と、前記特定遊技状態情報の入力の検出時点から該特定遊技状態情報の入力の非検出時点までの時間を計時する計時手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)と、該計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときは前記演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数をリセットするリセット処理を行う一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときは前記リセット処理を行わないリセット処理手段(制御マイコン279;大当り判定処理)と、を備える。
本発明の請求項3は、前記情報入力部(信号入力部278a〜c)には、第2遊技状態が発生している期間を特定可能な第2遊技状態情報(大当り信号1、大当り信号2、時短信号)がさらに入力され、該第2遊技状態情報の入力を検出する第2遊技状態情報検出手段(制御マイコン279)と、前記表示制御手段における表示態様として、前記第2遊技状態情報検出手段により第2遊技状態情報を検出していないことを条件に第1表示態様(遊技状態データ「000」に対応する通常遊技状態の表示態様)を選択(Sb2)し、前記リセット処理手段による演出実行回数のリセットが実施されないこと並びに前記第2遊技状態情報検出手段により第2遊技状態情報を検出していることを条件に第2表示態様(遊技状態データ「111」に対応する小当り後の確率変動状態の表示態様)を選択(Sb22)する表示態様選択手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)と、をさらに備え、前記表示制御手段(制御マイコン279)は、前記表示態様選択手段にて選択された第1表示態様または第2表示態様にて前記演出実行回数を表示する。
本発明の請求項4は、前記遊技機(パチンコ機2)における抽選は、前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続いて前記第2遊技状態(確変)を発生させる抽選(確変大当りの抽選)を含み、前記表示態様選択手段は、前記リセット処理手段による演出実行回数のリセットが実施されたこと並びに前記第2遊技状態情報検出手段により第2遊技状態情報を検出していることを条件に第3表示態様(遊技状態データ「010」に対応する確変大当り後の確率変動状態の表示態様)をさらに選択(Sb24)し、前記表示制御手段(制御マイコン279)は、前記表示態様選択手段にて選択された第1表示態様または第2表示態様または第3表示態様にて前記演出実行回数を表示する。
本発明の請求項5は、前記リセット処理手段におけるリセット処理の実施/非実施を設定するリセット処理設定手段(ディップスイッチ277)を備え、前記リセット処理手段(制御マイコン279)は、前記リセット処理設定手段において非実施(大当りA表示設定)が設定されているときには、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間(大当り判定閾値時間)になった時点(大当り判定タイマがタイマアップした時点)において前記特定遊技状態情報検出手段が特定遊技状態情報(大当り信号1)の入力を検出していないとき、或いは前記計時手段による計時時間(大当り判定時間)が前記設定した閾値時間(大当り判定閾値時間)よりも短いときに、前記リセット処理(Sc8)を実施しない一方、前記リセット処理設定手段において実施(大当りB表示設定)が設定されているときには、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記特定遊技状態情報検出手段による特定遊技状態情報の入力の検出の有無や、前記計時手段による計時時間の長さに係わらず前記リセット処理(Sb9)を実施する。
本発明の請求項6は、遊技機(パチンコ機2)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1の遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機に対して設けられ、該遊技機における遊技情報を表示するための遊技情報表示装置(呼び出しランプ装置200)であって、前記演出制御(全特別図柄の可変表示)が行われたことを特定可能な演出実行情報(始動信号)と、前記第1特定遊技状態もしくは第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報(大当り信号1)とが入力される情報入力部(信号入力部278a、278d)と、前記第1特定遊技状態の終了時点から次の第1特定遊技状態が発生した時点までの間に前記演出制御が実施された回数である第1演出実行回数(大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1)を記憶するための第1演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)と、前記第1特定遊技状態または前記第2特定遊技状態の終了時点から次の第1特定遊技状態または第2特定遊技状態が発生した時点までの間に前記演出制御が実施された回数である第2演出実行回数(大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1)を記憶するための第2演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)と、前記演出実行情報の入力を検出する演出実行情報検出手段(制御マイコン279)と、前記演出実行情報の検出に応じて前記第1演出実行回数並びに前記第2演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段(制御マイコン279;割込処理(SW5))と、前記第1演出実行回数記憶手段に記憶されている第1演出実行回数並びに前記第2演出実行回数記憶手段に記憶されている第2演出実行回数を遊技者に視認可能に表示する表示制御手段(制御マイコン279)と、前記特定遊技状態情報の入力を検出する特定遊技状態情報検出手段(制御マイコン279)と、前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段(制御マイコン279;大当り判定閾値時間自動設定処理)と、前記特定遊技状態情報の入力の検出に応じて計時を開始する計時手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理(Sb11)と、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点(大当り判定タイマがタイマアップした時点)において前記特定遊技状態情報検出手段が特定遊技状態情報の入力を検出しているとき(遊技状態データが「110」であるとき)には、前記第1演出実行回数並びに第2演出実行回数をリセット状態とする一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記特定遊技状態情報検出手段が特定遊技状態情報の入力を検出していないときには、前記第2演出実行回数のみをリセット状態とするリセット処理手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)と、を備える。
本発明の請求項7は、遊技機(パチンコ機2)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1の遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口114への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、もしくは、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り)に続いて前記第2遊技状態を発生させる抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた演出制御(特別可変表示部109の全特別図柄の可変表示(変動表示)や遊技効果ランプの点灯演出)を行うとともに、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態(「通常大当り」、「確変大当り」、「小当り」、「確率変動状態」、「時短状態」、「通常遊技状態」)とするための遊技状態制御を行う遊技機に対して設けられ、該遊技機における遊技情報を表示するための遊技情報表示装置(呼び出しランプ装置200’)であって、前記演出制御(全特別図柄の可変表示)が行われたことを特定可能な演出実行情報(始動信号)と、前記第1特定遊技状態もしくは第2特定遊技状態が発生している期間を特定可能な特定遊技状態情報(大当り信号1)とが入力される情報入力部(信号入力部278a、278d)と、前記第1特定遊技状態の終了時点から次の第1特定遊技状態が発生した時点までの間に前記演出制御が実施された回数である第1演出実行回数(大当り間スタート回数Aの大当り間スタート1)を記憶するための第1演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)と、前記第1特定遊技状態または前記第2特定遊技状態の終了時点から次の第1特定遊技状態または第2特定遊技状態が発生した時点までの間に前記演出制御が実施された回数である第2演出実行回数(大当り間スタート回数Bの大当り間スタート1)を記憶するための第2演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)と、前記演出実行情報の入力を検出する演出実行情報検出手段(制御マイコン279)と、前記演出実行情報の検出に応じて前記第1演出実行回数並びに前記第2演出実行回数を加算更新する演出実行回数更新手段(制御マイコン279;割込処理(SW5))と、前記第1演出実行回数記憶手段に記憶されている第1演出実行回数並びに前記第2演出実行回数記憶手段に記憶されている第2演出実行回数を遊技者に視認可能に表示する表示制御手段(制御マイコン279)と、前記特定遊技状態情報の入力を検出する特定遊技状態情報検出手段(制御マイコン279)と、前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値時間設定手段(制御マイコン279;大当り判定閾値時間自動設定処理)と、前記特定遊技状態情報の入力の検出時点から該特定遊技状態情報の入力の非検出時点までの時間を計時する計時手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)と、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときは前記第1演出実行回数並びに前記第2演出実行回数をリセット状態とする一方、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときは前記第2演出実行回数をリセット状態とするリセット処理手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)と、を備える。
本発明の請求項8は、前記演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)、第1演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)並びに第2演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)は、前記リセット処理手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)によりリセットされる演出実行回数(大当り間スタート回数A並びにBの大当り間スタート1)を記憶するための前回演出実行回数記憶手段(RAM275;遊技情報テーブル)を含み、前記リセット処理手段(制御マイコン279;遊技情報更新処理)は、リセットする演出実行回数を当該リセットする演出実行回数に対応する前記前回演出実行回数記憶手段に更新記憶(Sb15、Sc8、Sd10)し、前記表示制御手段(制御マイコン279)は、さらに前記前回演出実行回数記憶手段に記憶されている演出実行回数に基づいて、前回リセットされた時点から直近のリセットされた時点までの期間に前記演出制御が実施された回数である前回演出実行回数(大当り間スタート2=大当り間スタート回数(1回前))を遊技者に視認可能に表示する。