JP5512199B2 - 工具ホルダ及び工具把持方法 - Google Patents

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本発明は、機械加工等に用いる工具を把持し、所定の加工作業に供するための工具ホルダの構築技術に関するものである。
従来、機械加工等に用いる工具を把持する工具ホルダの構造が種々提案されている。例えば、下記特許文献1には、流体の圧力を利用して工具を把持するように構成された工具ホルダが開示されている。この種の工具ホルダでは、流体の漏れ等による流体圧の低下によって、工具の把持力が低下するという問題を抱えている。
特開昭61−90843号公報
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、流体の圧力を利用して工具を把持する工具ホルダにおいて、工具の把持性能を維持するのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、工具を把持する工具ホルダを対象とするものであって、ここでいう「工具」には、穴あけ加工、研削加工、研磨加工、締付け加工等に用いられる工具が広く包含される。
本発明にかかる工具ホルダは、工具を把持(「挟持」ないし「保持」ともいう)し、所定の加工作業に供するためのホルダとして構成され、ホルダ本体及び工具把持機構を少なくとも含む。ここでいう「所定の加工作業」として典型的には、穴あけ加工、研削加工、研磨加工、締付け加工等の作業が挙げられる。なお、工具ホルダによって把持される工具は、当該工具ホルダの一構成要素であってもよいし、或いは当該工具ホルダとは別の要素として構成されてもよい。すなわち、工具が把持された状態の工具ホルダのみならず、工具が把持される前の状態の工具ホルダも、本発明の「工具ホルダ」の範疇に含まれる。
ホルダ本体は、工具ホルダのハウジングを形成する。このハウジングは、工具ホルダ自体の外郭をなすハウジングとして構成されてもよいし、或いは工具が工具ホルダごと加工機に取り付けられた状態では、工具ホルダ自体の外郭をなすハウジングと加工機のハウジングとによって構成されてもよい。
工具把持機構は、工具を把持する機能を有する機構であり、把持スリーブ、工具把持空間、スライド部材、弾性部材、流体圧室、流体圧調節機構、締め付け部及び変換部を少なくとも含む構成とされる。
把持スリーブは、ホルダ本体に取り付けられる長尺筒状の部材として構成される。この把持スリーブ内に把持スリーブの長軸方向に沿って工具把持空間が形成される。工具把持空間は、工具が把持される空間部分、すなわち工具の把持を実質的に行なう把持領域として構成される。
スライド部材は、把持スリーブの長軸方向にスライド動作可能に設けられた部材として構成される。このスライド部材は、把持スリーブの長軸方向に関しスライド動作が可能であればよく、把持スリーブに摺接しつつスライド動作する構成であってもよいし、或いは把持スリーブ以外の要素に摺接しつつスライド動作する構成であってもよい。
弾性部材は、ホルダ本体及びスライド部材の双方にわたって取り付けられ、スライド部材を把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ後端側へと弾性付勢する部材として構成される。これにより、スライド部材は、弾性部材によってホルダ後端側へと常時に弾性付勢力が付与される。
流体圧室は、スライド部材に隣接して設けられ、スライド部材を把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ先端側へと付勢する流体圧が生じる領域として構成される。典型的には、流体圧室に密封された含油液体等の流体を加圧して流体圧を高めることによって、スライド部材に対しホルダ先端側への押圧力を付与することが可能となる。ここでいう「ホルダ先端側」とは、典型的には工具ホルダの各部位のうち工具が把持される側、すなわち工具把持機構が取り付けられる側として規定される。
流体圧調節機構は、流体圧室の流体圧を調節可能な機能を有する。この流体圧調節機構によって流体圧室の流体圧を相対的に高めると、その流体圧が弾性部材の弾性付勢力(「弾発力」ともいう)に打ち勝って、スライド部材は把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ先端側へとスライド動作する。一方、流体圧室の流体圧を相対的に低下させると、弾性部材の弾性付勢力が流体圧に打ち勝って、スライド部材は把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ後端側へとスライド動作する。
締め付け部は、工具把持空間に挿入された工具の長軸方向と交差する方向に関して当該工具を締め付ける機能を果たす。この締め付け部は、把持スリーブの一部分によって構成されてもよいし、或いは把持スリーブとは別に設けられた別体状の部材として構成されてもよい。
変換部は、弾性部材の弾性付勢力が流体圧室の流体圧に打ち勝ったときに生じるスライド部材のホルダ後端側へのスライド動作を、締め付け部の工具の長軸方向と交差する方向への締め付け動作に変換する。このときの締め付け動作の動作方向は、スライド部材のスライド動作方向と交差する。また、この変換部は、流体圧室の流体圧が弾性部材の弾性付勢力に打ち勝ったときに生じるスライド部材のホルダ先端側へのスライド動作を、締め付け動作の解除動作に変換する。
上記構成によれば、流体圧調節機構による流体圧室での流体圧調節によって、スライド部材のスライド動作方向が切り換えられ、これにより工具の締め付け動作と、当該締め付け動作の解除動作(「工具締め付け解除動作」ともいう)との切り換えが可能とされる。工具締め付け解除動作が行なわれると、工具が把持スリーブの工具把持空間に着脱自在とされる。一方、工具の締め付け動作が行なわれると、工具が把持スリーブの工具把持空間にて把持される。このとき、流体圧室での流体圧を下げることで工具を締め付ける構成であるため、仮に流体漏れ等によって流体圧室の流体圧が不用意に低下したとしても、工具の把持力が低下することがなく、以って工具の把持性能を維持することが可能となる。
また本発明にかかる更なる形態の工具ホルダでは、前記の締め付け部は、把持スリーブを用いて構成され、また前記の変換部は、把持スリーブの板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に縮小して形成される傾斜面と、スライド部材がホルダ先端側から傾斜面に係合する係合部とを含む構成であるのが好ましい。本構成では、締め付け部は、スライド部材のホルダ後端側へのスライド動作の際、係合部が係合した傾斜面にしたがって工具の長軸方向と交差する方向へ撓み動作する一方、スライド部材のホルダ先端側へのスライド動作の際、撓み動作が解除される。なお、変換部の係合部は、把持スリーブの傾斜面に係合する傾斜面として構成されてもよいし、或いは把持スリーブの傾斜面に係合する曲面ないし凸面として構成されてもよい。
このような構成によれば、スライド部材のホルダ後端側へのスライド動作によって締め付け部を撓ませて工具を締め付けて把持するモードと、スライド部材のホルダ先端側へのスライド動作によって締め付け部の撓みを解除させて工具の締め付けを解除するモードとを有する工具把持機構が提供される。
また本発明にかかる更なる形態の工具ホルダでは、前記の変換部の係合部は、スライド部材の板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に拡張して形成された第2の傾斜面からなり、当該第2の傾斜面が傾斜面に面接触で係合する構成であるのが好ましい。このような構成によれば、傾斜面同士の面接触によってスライド部材が締め付け部を効率よく押圧することが可能となる。
本発明にかかる工具把持方法は、工具ホルダにおいて工具を把持する方法であって、第1〜第4のステップを少なくとも含む。
第1のステップは、前述の工具ホルダと実質的に同様の工具ホルダを準備するステップとされる。第2のステップは、第1のステップで準備した工具ホルダにおいて、流体圧室の流体圧が弾性部材の弾性付勢力に打ち勝つように当該流体圧を調節し、スライド部材をホルダ先端側へとスライド動作させて締め付け部による工具の締め付け動作を解除するステップとされる。第3のステップは、第2のステップの後、把持スリーブの工具把持空間に工具を挿入するステップとされる。第4のステップは、第3のステップで工具把持空間に工具が挿入された後、弾性部材の弾性付勢力が流体圧室の流体圧に打ち勝つように当該流体圧を調節し、スライド部材をホルダ後端側へとスライド動作させて工具把持空間に挿入された工具を締め付け部により締め付けるステップとされる。
このような方法を用いれば、流体圧室での流体圧を下げることで工具を締め付けるため、仮に流体漏れ等によって流体圧室の流体圧が不用意に低下したとしても、工具の把持力が低下することがなく、以って工具の把持性能を維持することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、流体の圧力を利用して工具を把持する工具ホルダにおいて、工具の把持性能を維持することが可能となった。
以下に、本発明における一実施の形態の工具ホルダの具体的な構成及び作用効果を、図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の「工具ホルダ」にかかる一実施の形態の工具ホルダ100の縦断面構造が示され、また図2には、図1中の工具ホルダ100のA−A線に関する横断面構造が示されている。
図1に示すように、本実施の形態の工具ホルダ100は、被加工物(図示省略)の所定の加工作業を行なう工具200(図中の二点鎖線参照)を把持(「挟持」ないし「保持」ともいう)するホルダであって、概してホルダ本体110及び工具把持機構120を含む構成とされる。この工具ホルダ100は、工具200を把持して当該工具200ごと加工機(図示省略)に取り付けられる。ここでいう「所定の加工作業」として典型的には、穴あけ加工、研削加工、研磨加工、締付け加工等の作業が挙げられる。
ホルダ本体110は、工具ホルダ100のハウジングを形成する。このホルダ本体110は、ホルダ先端部110a内に工具把持機構120が設けられている。この工具ホルダ100は、全体として工具200の長軸状の工具端部(「被挿設部」ともいう)201の把持が可能とされた長尺状の金属製部材として構成される。ここでいう工具200が本発明における「工具」に相当し、この工具200として、典型的には穴あけ加工、研削加工、研磨加工、締付け加工等に用いられる工具が挙げられる。またここでいうホルダ本体110が、本発明における「ホルダ本体」に相当する。
なお、本明細書中では、工具ホルダ100の延在方向に関し工具200が把持される側、すなわち図1中に記号「FR」で示す図中右側を「ホルダ先端側」として規定し、その反対側、すなわち図中左側を「ホルダ後端側」として規定する。また工具ホルダ100の延在方向と交差する方向に関し工具200に向かう側を「ホルダ内方」として規定し、その反対側を「ホルダ外方」として規定する。
工具把持機構120は、ホルダ本体110のホルダ先端部110aに取り付けられ、工具200の長軸状の工具端部201を把持する機構であり、把持スリーブ130、工具把持空間131、スライドリング140、弾性部材143、流体圧室150及び流体圧調節機構160を含む構成とされる。ここでいう工具把持機構120が、本発明における「工具把持機構」に相当する。
把持スリーブ130は、ホルダ先端側に開口状の工具把持空間131を有する長尺筒状の金属製部材として構成され、ホルダ本体110に取り付けられる。この把持スリーブ130は、ホルダ本体110のホルダ先端側に一体状に設けられて、当該ホルダ本体110の一部を構成する。必要に応じては、この把持スリーブ130がホルダ本体110とは別体構造とされて、ホルダ本体110に取り付けられる構成であってもよい。工具把持空間131は、把持スリーブ130の長軸方向(工具端部201の延在方向)に沿って把持スリーブ130内に形成されるとともに、その内径が把持スリーブ130の長軸方向に関し一様となるように構成される。この工具把持空間131は、工具200の長軸状の工具端部201が挿設されて、工具200が把持される空間部分、すなわち工具200の把持を実質的に行なう把持領域として構成される。従って、この工具把持空間131の内径d1は、工具200の工具端部201の挿入が許容されるように、工具端部201の外径d2に微小のクリアランスを加えた大きさに設定されるのが好ましい。ここでいう把持スリーブ130が、本発明における「把持スリーブ」に相当し、またこの把持スリーブ130の工具把持空間131が、本発明における「工具把持空間」に相当する。
またこの把持スリーブ130は、その筒壁部分に工具把持空間131側への撓み動作が許容された被係合部134を備えている。具体的には、把持スリーブ130の筒壁部分のうちホルダ先端側の開口縁部(「口元部」ともいう)135に被係合部134が設けられている。この被係合部134は、把持スリーブ130の板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に縮小させた傾斜面134aを有する部位(すなわちホルダ後側に向けて肉厚が徐々に減少するテーパー部)であり、把持スリーブ130の内径を変えることなく、把持スリーブ130の外径のみをホルダ先端側に向けて徐々に縮小することによって構成される。この被係合部134は、工具端部201の軸まわり全周を取り囲むように設けられている。ここでいう把持スリーブ130の被係合部134は、把持スリーブ130の工具把持空間131に挿入された工具200の長軸方向と交差する方向に関して当該工具200を締め付ける機能を果たすものであり、本発明における「締め付け部」に相当する。また、この被係合部134の傾斜面134aが、本発明における「傾斜面」に相当する。
また本実施の形態では、把持スリーブ130の筒壁部分のうちのスリーブ先端に、把持スリーブ130の長軸方向に延在する溝状のスリット136が設けられている。このスリット136は把持スリーブ130の筒壁まわりに複数設けられている。隣接するスリット136間に介在する(或いは複数のスリット136によって区画される)筒壁部分は、被係合部134としての機能を果たし、当該被係合部134の両側のスリット136のスリット底部136aの撓み支点を中心として、工具把持空間131側への撓み動作が許容される。
スライドリング140は、ホルダ本体110の開口縁部分、具体的にはホルダ本体110の内壁面と把持スリーブ130の外壁面との間において、把持スリーブ130の筒壁まわり全周を取り囲む筒状の金属製部材として構成されている。このスライドリング140は、把持スリーブ130の外壁面に摺接しつつ把持スリーブ130の長軸方向へのスライド動作が許容されたスライド部材として構成される。このスライドリング140の後端面141と、この後端面141に対向するホルダ本体110側の対向面113とによって区画される領域は、後述する流体圧室150として構成される。
また、このスライドリング140の筒壁部分のうちのリング先端に係合部142が設けられている。この係合部142は、スライドリング140の板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に拡張させた傾斜面142aを有する部位(テーパー部)であり、スライドリング140の内径がホルダ先端側に向けて徐々に縮小されるようにホルダ内方に向けて張り出し状に形成される。この係合部142の傾斜面142aは、把持スリーブ130側に設けられた被係合部134の傾斜面134aに対し面接触によって当接状に係合している。ここでいうスライドリング140が、本発明における「スライド部材」に相当する。またこのスライドリング140において把持スリーブ130の被係合部134に係合する係合部142が、本発明における「係合部」に相当し、この係合部142の傾斜面142aが、本発明における「第2の傾斜面」に相当する。
弾性部材143は、把持スリーブ130の長軸方向に沿って延在するとともに、スライドリング140まわり全周を取り囲む筒状部材とされる。この弾性部材143は、筒内に設けられたネジ部143aを介してホルダ本体110及びスライドリング140の双方にわたって取り付けられ、スライドリング140を把持スリーブ130の長軸方向に沿ってホルダ後端側へと弾性付勢する機能を有する。この弾性部材143を、把持スリーブ130の長軸方向に関し伸縮性を有する伸縮部材ともいうこともできる。ここでいう弾性部材143が、本発明における「弾性部材」に相当する。
なお、この弾性部材143の伸縮ストローク、すなわちホルダ本体110に対するスライドリング140のスライド動作のストロークは、スライドリング140の内壁面に取り付けられた係合ピン144と、把持スリーブ130の外壁面に設けられた係合溝138との係合状態によって定まる。詳細については後述するが、係合ピン144が係合溝138の溝前壁(後述する「溝前壁138a」)に当接したときが、スライドリング140のホルダ先端側へのそれ以上のスライド動作が阻止される第1の状態とされる一方、係合ピン144が係合溝138の溝後壁(後述する「溝後壁138b」)に当接したときが、スライドリング140のホルダ後端側へのそれ以上のスライド動作が阻止される第2の状態とされる。従って、ホルダ本体110に対するスライドリング140のスライド動作のストロークは、第1の状態での位置と、第2の状態での位置との間の離間距離によって規定される。
流体圧室150は、所定の含油液体を密封するとともに、スライドリング140をスライド動作させるべく流体圧調節機構160で加圧された含油液体の流体圧(液圧)をスライドリング140に作用させるための領域として構成される。本実施の形態では、この流体圧室150は、把持スリーブ130の長軸方向に関しスライドリング140よりもホルダ後端側に配設されている。この流体圧室150は、スライドリング140に隣接して設けられ、スライドリング140を把持スリーブ130の長軸方向に沿ってホルダ先端側へと付勢する流体圧が生じる部位とされる。従って、ここでいう流体圧室150によって、本発明における「流体圧室」が構成される。
流体圧室150における含油液体の密封性能は、その近傍にシール部材を設けることによって達成される。本実施の形態では、流体圧室150よりもホルダ後端側(図1中の左側)にシール部材114を設けるとともに、流体圧室150よりもホルダ先端側(図1中の右側)にシール部材115,116を設けている。シール部材114は、ホルダ本体110の外壁面と弾性部材143の内壁面との当接部分に介在して当該当接部分を液シールする環状のシール部材として構成される。シール部材115は、スライドリング140の内壁面と把持スリーブ130の外壁面との当接部分に介在して当該当接部分を液シールする環状のシール部材として構成される。シール部材116は、弾性部材143の内壁面とスライドリング140の外壁面との当接部分に介在して当該当接部分を液シールする環状のシール部材として構成される。
流体圧調節機構160は、この流体圧室150の含油液体を加圧して所定の流体圧を発生させる機能、すなわち流体圧室150における流体圧を調節する機構を果たす。ここでいう流体圧調節機構160が、本発明における「流体圧調節機構」に相当する。
図2に示すように、この流体圧調節機構160は、油路161、操作ネジ162、ピストン部材163、シリンダ部164、シール部材165、止めネジ166及びボール部材167を含む。油路161は、流体圧室150に連通して含油液体の流通を許容する油流通路として構成され、ピストン部材163とボール部材167との間に延在している。操作ネジ162は、ピストン部材163を押圧可能なネジ部材として構成され、ねじ込み操作によってピストン部材163を押圧する一方、ねじ戻し操作によってピストン部材163の押圧を解除する。ピストン部材163は、シール部材165によってシールされた状態で、油路161に連通するシリンダ部164内を移動可能な部材として構成される。操作ネジ162のねじ込み操作時にピストン部材163が流体圧室150側へと移動することによって、油路161で密封された含油液体が加圧され、また操作ネジ162のねじ戻し操作時にピストン部材163が流体圧室150とは反対側へと移動することによって、油路161で密封された含油液体の加圧が低減され、或いは解除される。ボール部材167は、油路161の端部に受けられる球状部材として構成され、止めネジ166によって固定される。
なお、上記構成ではこの流体圧調節機構160を工具把持機構120の一構成要素としたが、本発明では、流体圧調節機構160を工具把持機構120とは別の要素として構成することもできる。この場合、例えば流体圧調節機構160を工具ホルダ100の外部に設け、工具200の把持操作時においてのみ流体圧室150に流体圧調節機構160を接続する構成を採用することができる。
次に、上記構成の工具ホルダ100の作用効果を、図3及び図4を参照しつつ説明する。図3には、図1の部分拡大図であって工具200が工具ホルダ100に把持される前の様子が示され、図4には、図1の部分拡大図であって工具200が工具ホルダ100に把持された様子が示される。
工具200を工具ホルダ100に把持する場合には、上記構成の工具ホルダ100を準備する。このときの操作が、本発明における「第1のステップ」に相当する。その後、使用者によって把持スリーブ130の工具把持空間131に工具200の工具端部201が挿入される。なお、工具把持空間131に工具200の工具端部201を挿入する場合には、操作ネジ162の所定量のねじ込み操作を予め行なうことによって、図3に示すような準備状態に設定する必要がある。
工具ホルダ100を図3に示す準備状態に設定するには、油路161で密封された流体圧室150の含油液体がピストン部材163を介して加圧されるように、操作ネジ162をねじ込み操作する。このときの操作が、本発明における「第2のステップ」に相当する。このねじ込み操作に伴って、流体圧室150における含油液体の流体圧が徐々に高まり、この含油液体の流体圧がスライドリング140の後端面141(スライドリング140のホルダ後端側)に作用し、これによりスライドリング140全体がホルダ先端側へと押圧力を受ける。そして、流体圧室150の流体圧により押圧されたこのスライドリング140は、係合部142の傾斜面142aにおいて被係合部134の傾斜面134aに面接触で係合した状態のまま、弾性部材143の弾性付勢力に打ち勝ってホルダ先端側(図3中右側)へとスライド動作する。このとき、係合部142の傾斜面142aがホルダ先端側へと被係合部134の傾斜面134a上を摺動しつつホルダ先端側へとスライド動作するにつれて、係合部142による被係合部134の押圧が徐々に弱められ、被係合部134のホルダ内方への撓みが解除され、被係合部134がホルダ外方へと変位していく。
係合ピン144が係合溝138の溝前壁138aに当接するまで、スライドリング140がホルダ先端側へとスライド動作すると、把持スリーブ130の被係合部134のホルダ内方への撓みが完全に解除され、工具把持空間131の内径が把持スリーブ130の長軸方向に関し一様となる。これにより工具把持空間131への工具の挿入、或いは工具把持空間131に既に把持された状態の工具の取り外しが可能となる。この準備状態において、工具ホルダ100の工具把持空間131に、所望の工具200の工具端部201が挿入される。このときの操作が、本発明における「第3のステップ」に相当する。この挿入状態では、図3に示すように、工具200の工具端部201の外表面と把持スリーブ130の内壁面との間の対向部分全体にわたって微小のクリアランス137が形成される。
その後、工具把持空間131に挿入された工具200の工具端部201を把持するべく、操作ネジ162のねじ戻し操作を行なう。このときの操作が、本発明における「第4のステップ」に相当する。操作ネジ162のこのねじ戻し操作がなされると、流体圧室150における含油液体の流体圧が徐々に低下し、押圧されたピストン部材163が油路161で密封された含油液体の加圧を解除する。このとき、スライドリング140は、径方向の変位が規制され把持スリーブ130の長軸方向のスライド動作のみが許容されている。従って、スライドリング140は、弾性部材143の弾性付勢力が流体圧室150の流体圧に打ち勝つことによって、ホルダ後端側(図4中左側)にスライド動作する。
このスライド動作では、係合部142の傾斜面142aがホルダ先端側へと被係合部134の傾斜面134a上を摺動しつつホルダ後端側へと移動するにつれて、係合部142が被係合部134をホルダ内方へ強く押圧する。この押圧力を受けた被係合部134は、その傾斜面134aにしたがってホルダ内方に撓む(収縮する)。すなわち、この被係合部134はシール部材114,115,116よりもホルダ先端側で、撓み支点(図1中のスリット底部136a近傍)を中心として、工具把持空間131側へと撓み動作(「締め付け動作」ないし「収縮動作」ともいう)する。
係合ピン144が係合溝138の溝後壁138bに当接するまで、スライドリング140がホルダ後端側へとスライド動作したときの被係合部134の撓み状態が図4に示され、またこのときの被係合部134の撓み方向が図4中の白抜き矢印で示される。従って、把持スリーブ130の撓み状態とされた被係合部134によって、工具端部201を把持(「締め付ける」ともいう)する把持力が生じる。
上述のように、係合部142の傾斜面142a及び被係合部134の傾斜面134aは、弾性部材143の弾性付勢力が流体圧室150の流体圧に打ち勝ったときに生じるスライドリング140のホルダ後端側へのスライド動作を、被係合部134の工具200の長軸方向と交差する方向への締め付け動作に変換する。また、係合部142の傾斜面142a及び被係合部134の傾斜面134aは、流体圧室150の流体圧が弾性部材143の弾性付勢力に打ち勝ったときに生じるスライドリング140のホルダ先端側へのスライド動作を、締め付け動作の解除動作に変換する機能を果たしている。従って、ここでいう傾斜面142a及び傾斜面134aによって、本発明における「変換部」が構成される。
本実施の形態の工具ホルダ100では、流体圧調節機構160による流体圧室での流体圧調節によって、スライドリング140のスライド動作方向が切り換えられ、これにより工具200の締め付け動作と、当該締め付け動作の解除動作(「工具締め付け解除動作」ともいう)との切り換えが可能とされる。工具締め付け解除動作が行なわれると、工具200が把持スリーブ130の工具把持空間131に着脱自在とされる。
一方、工具の締め付け動作が行なわれると、把持スリーブ130の筒壁の各部位のうち、特に被係合部134がホルダ内方に撓むことによって、工具端部201を工具把持空間131にて確実に把持することが可能となる。この把持状態では、流体圧室150における含油液体の流体圧低下に伴って、工具把持空間131の工具端部201が把持されるため、含油液体の漏洩等によって流体圧室150の流体圧が低下しても、工具端部201の把持力が低下することなく、なお同様の把持状態を維持することが可能となる。
また、係合部142の傾斜面142aと被係合部134の傾斜面134aとの係合では、傾斜面同士の面接触によって係合部142が被係合部134を効率よく押圧することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、把持スリーブ130の一部が被係合部134を構成する場合について記載したが、本発明では、被係合部134の相当する部位を把持スリーブ130とは別体として構成することもできる。
また上記実施の形態では、把持スリーブ130のホルダ先端側の開口縁部135に被係合部134を設ける場合について記載したが、本発明では、被係合部134を設ける箇所や数等は必要に応じて適宜変更が可能である。例えば開口縁部135よりもホルダ後端側に離間した位置に被係合部134を設けてもよい。
また上記実施の形態では、被係合部134の傾斜面134aを、把持スリーブ130の板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に縮小させた構成とし、この傾斜面134aに対しホルダ後端側から係合部142の傾斜面142aが係合する場合について記載したが、本発明では、被係合部134や係合部142の構成については必要に応じて適宜変更が可能である。例えば、把持スリーブの板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に拡張させた傾斜面に対し、ホルダ後端側から係合部の傾斜面(板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に縮小させた傾斜面)が係合する構成を採用することもできる。
また上記実施の形態では、係合部142の傾斜面142aが被係合部134の傾斜面134aに係合する構成について記載したが、係合部142のうち被係合部134の傾斜面134aに係合する部位は傾斜面以外であってもよく、例えば凸面ないし曲面等を介して被係合部の傾斜面に係合する構成であってもよい。また、この係合部142は、把持スリーブ130の筒壁まわり全周を取り囲むように配置される構成以外に、把持スリーブ130の筒壁まわりに部分的に配置される構成であってもよい。
本発明の「工具ホルダ」にかかる一実施の形態の工具ホルダ100の縦断面構造を示す図である。 図1中の工具ホルダ100のA−A線に関する横断面構造を示す図である。 図1の部分拡大図であって工具200が工具ホルダ100に把持される前の様子を示す図である。 図1の部分拡大図であって工具200が工具ホルダ100に把持された様子を示す図である。
100…工具ホルダ
110…ホルダ本体
110a…ホルダ先端部
113…対向面
114,115,116…シール部材
120…工具把持機構
130…把持スリーブ
131…工具把持空間
134…被係合部
134a…傾斜面
135…開口縁部
136…スリット
136a…スリット底部
137…クリアランス
138…係合溝
138a…溝前壁
138b…溝後壁
140…スライドリング
141…後端面
142…係合部
142a…傾斜面
143…弾性部材
143a…ネジ部
144…係合ピン
150…流体圧室
160…流体圧調節機構
161…油路
162…操作ネジ
163…ピストン部材
164…シリンダ部
165…シール部材
166…止めネジ
167…ボール部材
200…工具
201…工具端部

Claims (4)

  1. 工具を把持し、所定の加工作業に供するための工具ホルダであって、
    前記工具ホルダのハウジングを形成するホルダ本体と、
    前記工具を把持する工具把持機構と、
    を備え、
    前記工具把持機構は、
    前記ホルダ本体に取り付けられる長尺筒状の把持スリーブと、
    前記把持スリーブの長軸方向に沿って前記把持スリーブ内に形成され、前記工具が把持される工具把持空間と、
    前記把持スリーブの長軸方向にスライド動作可能に設けられたスライド部材と、
    前記スライド部材を前記把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ後端側へと付勢する弾性付勢力を発生する弾性部材と、
    前記スライド部材を前記把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ先端側へと付勢する流体圧を発生する流体圧室と、
    前記流体圧室の流体圧を調節可能な流体圧調節機構と、
    前記工具把持空間に挿入された前記工具の長軸方向と交差する方向に関して前記工具を締め付ける締め付け部と、
    前記スライド部材のスライド動作を、前記締め付け部の前記工具把持空間に挿入された前記工具の長軸方向と交差する方向への工具締め付け動作あるいは工具締め付け動作を解除する工具締め付け解除動作に変換する変換部と、
    を含み
    前記変換部は、前記弾性部材の弾性付勢力が前記流体圧室の流体圧に打ち勝ったときに生じる前記スライド部材のホルダ後端側へのスライド動作を前記締め付け部の工具締め付け動作に変換し、前記流体圧室の流体圧が前記弾性部材の弾性付勢力に打ち勝ったときに生じる前記スライド部材のホルダ先端側へのスライド動作を前記締め付け部の工具締め付け解除動作に変換する構成であることを特徴とする工具ホルダ。
  2. 請求項1に記載の工具ホルダであって、
    前記締め付け部は、前記把持スリーブを用いて構成され、
    前記変換部は、前記把持スリーブの板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に縮小して形成される傾斜面と、前記スライド部材がホルダ先端側から前記傾斜面に係合する係合部と、を含み、
    前記締め付け部は、前記スライド部材のホルダ後端側へのスライド動作の際、前記係合部が係合した前記傾斜面にしたがって前記工具の長軸方向と交差する方向へ撓み動作する一方、前記スライド部材のホルダ先端側へのスライド動作の際、前記撓み動作が解除されることを特徴とする工具ホルダ。
  3. 請求項2に記載の工具ホルダであって、
    前記変換部の前記係合部は、前記スライド部材の板厚をホルダ先端側に向けて傾斜状に拡張して形成された第2の傾斜面からなり、前記第2の傾斜面が前記傾斜面に面接触で係合する構成であることを特徴とする工具ホルダ。
  4. 工具ホルダにおいて工具を把持する工具把持方法であって、
    ホルダ本体に取り付けられる長尺筒状の把持スリーブと、
    前記把持スリーブの長軸方向に沿って前記把持スリーブ内に形成され、前記工具が把持される工具把持空間と、
    前記把持スリーブの長軸方向にスライド動作可能に設けられたスライド部材と、
    前記スライド部材を前記把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ後端側へと付勢する弾性付勢力を発生する弾性部材と、
    前記スライド部材を前記把持スリーブの長軸方向に沿ってホルダ先端側へと付勢する流体圧を発生する流体圧室と、
    前記工具把持空間に挿入された前記工具の長軸方向と交差する方向に関して前記工具を締め付ける締め付け部と、
    を有する工具ホルダを準備する第1のステップと、
    前記第1のステップで準備した前記工具ホルダにおいて、前記流体圧室の流体圧が前記弾性部材の弾性付勢力に打ち勝つように前記流体圧を調節し、前記スライド部材をホルダ先端側へとスライド動作させるとともに、前記スライド部材のホルダ先端側へのスライド動作を前記締め付け部の工具締め付け解除動作に変換する第2のステップと、
    前記第2のステップの後、前記把持スリーブの前記工具把持空間に前記工具を挿入する第3のステップと、
    前記第3のステップで前記工具把持空間に前記工具が挿入された後、前記弾性部材の弾性付勢力が前記流体圧室の流体圧に打ち勝つように前記流体圧を調節し、前記スライド部材をホルダ後端側へとスライド動作させるとともに、前記スライド部材のホルダ後端側へのスライド動作を前記締め付け部の工具締め付け動作に変換する第4のステップと、
    を含むことを特徴とする工具把持方法。


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