JP5511470B2 - 熱式流量計、熱式ガス種判別装置及びガス種自動判定方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態1に係る熱式流量計の構成を示す断面図、図2は、図1に示す熱式流量計の熱式センサを示す斜視図、図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図、図4は、図1に示す熱式流量計によりガス流量を算出するための機能的構成を示すブロック図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。
多項式:y=f(x)
の関係を満たすデータを有している。即ち、直管状流路11に対するガスの供給を停止した際に、ガスが直管状流路11内を下方から上方に流れた時、当該ガスが熱式センサ14のヒータ44に暖められることにより、熱分布がガスの流れ方向(下から上)へとシフトするため、上記多項式:y=f(x)を満たすことになる。
Q=CF × F(V)
(但し、CFは補正値、F(V)は熱式センサ14で検出された信号値を流量値に変換する関数)
により算出する。
多項式:y=−f(x)
但し、yは、直管状流路11に対するガスの供給を停止した際に熱式センサ14により出力された停止時検出信号(センサ信号)のシフト量(mV)、xは、この停止時検出信号のシフト量(mV)が出力された際に圧力センサ15により検出されたガス圧力(KPa)である、
の関係を満たすデータを有している。即ち、上述したガスが下から上へと流れる(移動する)場合とは対称な特性として、多項式:y=−f(x)を満たすことになる。
次に、本発明の実施形態2に係る熱式流量計について図面を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態2に係る熱式流量計の構成を示す断面図、図9は、図8に示す熱式流量計によりガス流量を算出するための機能的構成を示すブロック図である。なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、実施形態2では、実施形態1で説明した熱式流量計と同様の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
10…流量計測部
11…直管状流路
12、112…流路形成部
14…熱式センサ
15…圧力センサ
30…制御弁
44…ヒータ
45…上流側測温抵抗素子
46…下流側測温抵抗素子
50、150…制御手段
51…記憶部
52…ガス判定部
53…補正値決定部
54…ガス流量算出部
55…駆動回路
Claims (11)
- ガスを鉛直方向に流通させる流路が形成されてなる流路形成部材と、
前記流路内に配置され、ヒータ素子を挟んで前記ガスの流通方向に各々設けられた第1及び第2の温度検出素子により検出される温度の差を示す検出信号を出力する熱式流量センサと、
前記流路内の圧力を検出する圧力センサと、
前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された停止時検出信号と、前記停止時検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された停止時圧力との関係から前記ガスの種類を判定するガス種判定手段と、
前記ガス種判定手段により判定されたガス種に応じて、前記熱式流量センサのセンサ出力特性の変化を補正する補正値を決定する補正値決定手段と、
前記熱式流量センサにより出力された検出信号を、前記補正値決定手段により決定された補正値で補正して、前記流路を流通するガス流量を算出するガス流量算出手段と、
を備え、
前記ガス種判定手段は、ガス種毎に特定される前記停止時検出信号と前記停止時圧力との関係を示すテーブルと、前記停止時検出信号と、前記停止時圧力と、に基づいて前記ガスの種類を判定する、
熱式流量計。 - 前記ガスは、前記流路に対するガスの供給を停止した際に、下方から上方に移動し、
前記テーブルは、
多項式:y=f(x)
(但し、yは、前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された検出信号、xは、この検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された圧力)
の関係を満たすデータを有する、請求項1記載の熱式流量計。 - 前記ガスは、前記流路に対するガスの供給を停止した際に、上方から下方に移動し、
前記テーブルは、
多項式:y=−f(x)
(但し、yは、前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された検出信号、xは、この検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された圧力)
の関係を満たすデータを有する、請求項1記載の熱式流量計。 - 前記流路に対するガスの供給を停止した際に、前記ガスが移動する方向を検出する方向検出手段をさらに備え、
前記ガス種判定手段は、
前記方向検出手段が、前記ガスが下方から上方に移動したことを検出した際に、
多項式:y=f(x)
(但し、yは、前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された検出信号、xは、この検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された圧力)
の関係を満たすデータを有する第1のテーブルを選択し、当該第1のテーブルに基づいてガス種の判定を行い、
前記方向検出手段が、前記ガスが上方から下方に移動したことを検出した際に、
多項式:y=−f(x)
(但し、yは、前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された検出信号、xは、この検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された圧力)
の関係を満たすデータを有する第2のテーブルを選択し、当該第2のテーブルに基づいてガス種の判定を行う、請求項1記載の熱式流量計。 - 前記流路に対するガスの供給及び供給停止を行うバルブと、
前記バルブの開閉状態を検出する開閉検出手段と、
をさらに備え、
前記ガス種判定手段は、前記開閉検出手段により前記バルブが閉状態であることを検出した際に、前記ガスの種類を判定する、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の熱式流量計。 - ガスを収容させる部材と、
前記部材内に配置され、ヒータ素子を挟んで上下方向に各々設けられた第1及び第2の温度検出素子により検出される温度の差を示す検出信号を出力する熱式流量センサと、
前記部材内の圧力を検出する圧力センサと、
前記部材に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された停止時検出信号と前記停止時検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された停止時圧力との関係から前記ガスの種類を判定するガス種判定手段と、
を備え、
前記ガス種判定手段は、ガス種毎に特定される前記停止時検出信号と前記停止時圧力との関係を示すテーブルと、前記停止時検出信号と、前記停止時圧力と、に基づいて前記ガスの種類を判定する、
ガス種判定装置。 - ガスを流通させる流路が形成されてなる流路形成部材と、
前記流路内に配置され、ヒータ素子を挟んで上下方向に各々設けられた第1及び第2の温度検出素子により検出される温度の差を示す検出信号を出力する熱式流量センサと、
前記流路内の圧力を検出する圧力センサと、
前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記熱式流量センサにより出力された停止時検出信号と、前記停止時検出信号が出力された際に前記圧力センサにより検出された停止時圧力との関係から前記ガスの種類を判定するガス種判定手段と、
を備え、
前記ガス種判定手段は、ガス種毎に特定される前記停止時検出信号と前記停止時圧力との関係を示すテーブルと、前記停止時検出信号と、前記停止時圧力と、に基づいて前記ガスの種類を判定する、
ガス種判定装置。 - 前記流路に対するガスの供給及び供給停止を行うバルブと、
前記バルブの開閉状態を検出する開閉検出手段と、
をさらに備え、
前記ガス種判定手段は、前記開閉検出手段により前記バルブが閉状態であることを検出した際に、前記ガスの種類を判定する請求項7に記載のガス種判定装置。 - ガスを収納させる部材に収納されたガスのガス種を自動的に判定する方法であって、
前記部材内に配置され、ヒータ素子を挟んで前記ガスの上下方向に各々設けられた第1及び第2の温度検出素子により、第1及び第2の温度を各々検出する温度検出工程と、
前記温度検出工程で検出された第1及び第2の温度の差を算出し、当該差を示す検出信号を出力する検出信号出力工程と、
前記部材内の圧力を検出する圧力検出工程と、
前記部材に対するガスの供給を停止した際に前記検出信号出力工程より出力された停止時検出信号と、前記停止時検出信号が出力された際に前記圧力検出工程により検出された停止時圧力との関係から前記ガスの種類を判定するガス種判定工程と、
を備え、
前記ガス種判定工程は、ガス種毎に特定される前記停止時検出信号と前記停止時圧力との関係を示すテーブルと、前記停止時検出信号と、前記停止時圧力と、に基づいて前記ガスの種類を判定する、
ガス種自動判定方法。 - ガスを流通させる流路を流通するガスのガス種を自動的に判定する方法であって、
前記流路に配置され、ヒータ素子を挟んで前記ガスの上下方向に各々設けられた第1及び第2の温度検出素子により、第1及び第2の温度を各々検出する温度検出工程と、
前記温度検出工程で検出された第1及び第2の温度の差を算出し、当該差を示す検出信号を出力する検出信号出力工程と、
前記流路内の圧力を検出する圧力検出工程と、
前記流路に対するガスの供給を停止した際に前記検出信号出力工程より出力された停止時検出信号と、前記停止時検出信号が出力された際に前記圧力検出工程により検出された停止時圧力との関係から前記ガスの種類を判定するガス種判定工程と、
を備え、
前記ガス種判定工程は、ガス種毎に特定される前記停止時検出信号と前記停止時圧力との関係を示すテーブルと、前記停止時検出信号と、前記停止時圧力と、に基づいて前記ガスの種類を判定する、
ガス種自動判定方法。 - 前記流路に対するガスの供給及び供給停止を行うバルブの開閉状態を検出する開閉検出工程をさらに備え、
前記ガス種判定工程は、前記開閉検出工程で、前記バルブが閉状態であることを検出した際に、前記ガスの種類を判定する請求項10記載のガス種自動判定方法。
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