JP5510651B2 - 偏心測定方法、偏心測定装置、該偏心測定装置の制御プログラム、回転装置、該回転装置の製造方法 - Google Patents
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Description
また本発明の他の目的は、ロータリースケールの回転軸に対する識別符号群の偏心量又は偏心位相を容易に測定することを可能にすることにある。
本発明の第1の態様は、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、演算装置と、を備え、前記演算装置は、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手段と、前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手段と、前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手段と、を有する、ことを特徴とした偏心測定装置である。
本発明の第2の態様は、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、演算装置と、を備え、前記演算装置は、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手段と、前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手段と、を有する、ことを特徴とした偏心測定装置である。
本発明の第3の態様は、駆動力源と、前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手段と、前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手段と、前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手段と、前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手段と、前記偏心量及び前記偏心位相に基づいて前記回転体の回転誤差を補正する手段と、を有する、ことを特徴とした回転装置である。
本発明の第4の態様は、駆動力源と、前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、前記識別符号を検出可能な位置に配設される識別符号検出センサーと、前記回転体の回転位相制御の基準点となる前記ロータリースケールに付された基準目印を検出可能な位置に配設される基準目印検出センサーと、前記識別符号検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量に関する情報及び前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を前記基準目印から特定するための情報が予め記憶された不揮発性記憶媒体と、前記偏心量及び前記偏心位相に基づいて前記回転体の回転誤差を補正する手段と、を有する、ことを特徴とした回転装置である。
本発明の第5の態様は、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を測定する偏心測定方法であって、前記識別符号を検出可能な位置に第1検出センサーを配設する工程と、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に第2検出センサーを配設する工程と、前記回転軸を回転中心として前記ロータリースケールを回転させる工程と、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する工程と、前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する工程と、前記識別符号の幅の変動量から前記偏心量を演算する工程と、を含む、ことを特徴とした偏心測定方法である。
本発明の第5の態様によれば、前述した本発明の第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を測定する偏心測定方法であって、前記識別符号を検出可能な位置に第1検出センサーを配設する工程と、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に第2検出センサーを配設する工程と、前記回転軸を回転中心として前記ロータリースケールを回転させる工程と、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する工程と、前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記偏心位相を演算する工程と、を含む、ことを特徴とした偏心測定方法である。
本発明の第6の態様によれば、前述した本発明の第2の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第7の態様は、駆動力源と、前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記第1検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備えた回転装置の製造方法であって、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に第2検出センサーを配設する工程と、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する工程と、前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する工程と、前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する工程と、前記偏心量が所定範囲内にあるときは前記第2検出センサーを撤去する工程と、を含む、ことを特徴とした回転装置の製造方法である。
本発明の第8の態様は、駆動力源と、前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体と同一の回転軸で前記回転体と一体的に回転するロータリースケールと、前記識別符号を検出可能な位置に配設される検出センサーと、前記検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備えた回転装置の製造方法であって、前記回転軸に対する前記回転体の偏心位相を測定する工程と、前記回転軸に対する前記ロータリースケールの前記識別符号群の偏心位相を測定する工程と、前記回転軸に対する前記回転体の偏心位相と前記ロータリースケールの前記識別符号群の偏心位相とが180度ずれた関係となるように前記ロータリースケールを組み付ける工程と、を含む、ことを特徴とした回転装置の製造方法である。
本発明の第9の態様は、前述した第8の態様に記載の回転装置の製造方法において、前記回転軸に対する前記ロータリースケールの前記識別符号群の偏心位相を測定する工程は、前述した第6の態様に記載の偏心測定方法である、ことを特徴とした回転装置の製造方法である。
本発明の第9の態様によれば、前述した第8の態様に記載の回転装置の製造方法において、ロータリースケールの回転軸に対する識別符号群の偏心位相を容易に測定することができるという作用効果が得られる。
本発明の第10の態様は、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、を備えた偏心測定装置の制御をコンピューターに実行させる制御プログラムであって、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手順と、前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手順と、前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手順と、を実行させる、ことを特徴とした制御プログラムである。
本発明の第10の態様によれば、この制御プログラムを実行可能なコンピューターにより制御される上記構成の偏心測定装置において、前述した本発明の第1の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第11の態様は、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、を備えた偏心測定装置の制御をコンピューターに実行させる制御プログラムであって、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手順と、前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手順と、を実行させる、ことを特徴とした制御プログラムである。
本発明の第11の態様によれば、この制御プログラムを実行可能なコンピューターにより制御される上記構成の偏心測定装置において、前述した本発明の第2の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第12の態様は、駆動力源と、前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、を備えた回転装置の制御をコンピューターに実行させる制御プログラムであって、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手順と、前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手順と、前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手順と、前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手順と、前記偏心量及び前記偏心位相に基づいて前記回転体の回転誤差を補正する手順と、を実行させる、ことを特徴とした制御プログラムである。
本発明の第12の態様によれば、この制御プログラムを実行可能なコンピューターにより制御される上記構成の回転装置において、前述した本発明の第3の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明の第1実施例について、図1〜図3を参照しながら説明する。まずロータリースケール2及び偏心測定装置20の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、偏心測定装置20の第1実施例の構成図である。
尚、上記式(11)は、スリットSLの幅が充分に小さく、スリットSL間の角度差をθsとしたときに、sinθs=θsが成り立つことを前提とするが、この前提は、一般に実用されているロータリースケール2のほとんどにおいて成立すると考えられる。
本発明の第2実施例について、図4及び図5を参照しながら説明する。
当該実施例の偏心測定装置20は、第1検出センサー22に対して180度位相をずらした位置に第2検出センサー23が配設されている点で、第1実施例と装置構成が相違している。それ以外の構成は第1実施例と同じである。
ステップS11及びステップS12の手順は、第1実施例のフローチャート(図3)のステップS1及びステップS2と同じであるため、説明を省略する。
本発明の第3実施例について、図6〜図10を参照しながら説明する。まずインクジェットプリンター1の概略構成について、図6及び図7を参照しながら説明する。
制御装置100は、ROM101、RAM102、ASIC103、CPU104、不揮発性メモリー105、PFモータードライバー106、CRモータードライバー107及びヘッドドライバー108を備えている。
図8は、第3実施例の回転装置30の構成図である。
ステップS21〜ステップS24の手順は、第1実施例のフローチャート(図3)のステップS1〜ステップS4と同じであるため説明を省略する。またステップ25の手順は、第2実施例のフローチャート(図5)のステップS13と同じであるため説明を省略する。
尚、当該フローチャートの手順は、例えばインクジェットプリンター1の電源ON時や制御装置100のリセット直後等においてのみ実行すれば良い。
制御装置100は、搬送駆動ローラー11の回転軸部111に対するロータリースケール2のスリット群の偏心量e及び偏心位相に基づいて、その偏心に起因した搬送駆動ローラー11の回転誤差を補正する、ここで、ロータリースケール2のスリットSLの総数をNとし、ロータリースケール2をθ1→θ2だけ回転させるとする。
尚、ステップS31においては、回転誤差がロータリースケール2の単位回転角度の1/2に満たないか否かを判定するようにしても良い。この場合には、上記の式(15)の2π/Nの部分をπ/Nに変更すれば良い。
本発明の第4実施例について、図11を参照しながら説明する。
図11は、第4実施例の回転装置30の構成図である。
本発明の第5実施例について、図12を参照しながら説明する。第5実施例は、回転装置30の製造方法である。
図12は、回転装置30の製造方法の各工程を時系列で図示したフローチャートである。
本発明の第6実施例について、図13及び図14を参照しながら説明する。第6実施例は、回転装置30の製造方法である。
図13は、回転装置30の製造方法の各工程を時系列で図示したフローチャートである。図14は、第6実施例の製造方法で製造された回転装置30の要部構成図である。
Claims (10)
- 複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、
演算装置と、を備え、
前記演算装置は、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手段と、
前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手段と、
前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手段と、を有する、ことを特徴とした偏心測定装置。 - 複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、
演算装置と、を備え、
前記演算装置は、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手段と、
前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手段と、を有する、ことを特徴とした偏心測定装置。 - 駆動力源と、
前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、
複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、
前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手段と、
前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手段と、
前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手段と、
前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手段と、
前記偏心量及び前記偏心位相に基づいて前記回転体の回転誤差を補正する手段と、を有する、ことを特徴とした回転装置。 - 複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を測定する偏心測定方法であって、
前記識別符号を検出可能な位置に第1検出センサーを配設する工程と、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に第2検出センサーを配設する工程と、
前記回転軸を回転中心として前記ロータリースケールを回転させる工程と、
前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する工程と、
前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する工程と、
前記識別符号の幅の変動量から前記偏心量を演算する工程と、を含む、ことを特徴とした偏心測定方法。 - 複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を測定する偏心測定方法であって、
前記識別符号を検出可能な位置に第1検出センサーを配設する工程と、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に第2検出センサーを配設する工程と、
前記回転軸を回転中心として前記ロータリースケールを回転させる工程と、
前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する工程と、
前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記偏心位相を演算する工程と、を含む、ことを特徴とした偏心測定方法。 - 駆動力源と、
前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、
複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記第1検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備えた回転装置の製造方法であって、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に第2検出センサーを配設する工程と、
前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する工程と、
前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する工程と、
前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する工程と、
前記偏心量が所定範囲内にあるときは前記第2検出センサーを撤去する工程と、を含む、ことを特徴とした回転装置の製造方法。 - 駆動力源と、
前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、
複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体と同一の回転軸で前記回転体と一体的に回転するロータリースケールと、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される検出センサーと、
前記検出センサーの出力信号に基づいて前記駆動力源を制御する制御装置と、を備えた回転装置の製造方法であって、
前記回転軸に対する前記回転体の偏心位相を測定する工程と、
前記回転軸に対する前記ロータリースケールの前記識別符号群の偏心位相を測定する工程と、
前記回転軸に対する前記回転体の偏心位相と前記ロータリースケールの前記識別符号群の偏心位相とが180度ずれた関係となるように前記ロータリースケールを組み付ける工程と、を含み、
前記回転軸に対する前記ロータリースケールの前記識別符号群の偏心位相を測定する工程は、請求項5に記載の偏心測定方法である、ことを特徴とした回転装置の製造方法。 - 複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、を備えた偏心測定装置の制御をコンピューターに実行させる制御プログラムであって、
前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手順と、
前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手順と、
前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手順と、を実行させる、ことを特徴とした制御プログラム。 - 複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成されたロータリースケールを駆動力源の駆動力で回転させる回転機構と、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、を備えた偏心測定装置の制御をコンピューターに実行させる制御プログラムであって、
前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手順と、
前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手順と、を実行させる、ことを特徴とした制御プログラム。 - 駆動力源と、
前記駆動力源の駆動力が伝達されて回転する回転体と、
複数の識別符号が同一円周上に等間隔に配置されて識別符号群が形成され、前記回転体又は前記駆動力源の駆動軸とともに回転するロータリースケールと、
前記識別符号を検出可能な位置に配設される第1検出センサーと、
前記識別符号を検出可能な位置で前記第1検出センサーに対して180度位相をずらした位置に配設される第2検出センサーと、を備えた回転装置の制御をコンピューターに実行させる制御プログラムであって、
前記第1検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅と前記第2検出センサーによる前記識別符号の検出パルス幅との比の最大値又は最小値を演算する手順と、
前記検出パルス幅の比の最大値又は最小値から前記第1検出センサー又は前記第2検出センサーが検出する前記識別符号の幅の変動量を演算する手順と、
前記識別符号の幅の変動量から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心量を演算する手順と、
前記検出パルス幅の比が最大値又は最小値となるときの前記ロータリースケールの回転位相から前記ロータリースケールの回転軸に対する前記識別符号群の偏心位相を演算する手順と、
前記偏心量及び前記偏心位相に基づいて前記回転体の回転誤差を補正する手順と、を実行させる、ことを特徴とした制御プログラム。
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